JPH09170633A - ブレーキパッド - Google Patents
ブレーキパッドInfo
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- JPH09170633A JPH09170633A JP5075496A JP5075496A JPH09170633A JP H09170633 A JPH09170633 A JP H09170633A JP 5075496 A JP5075496 A JP 5075496A JP 5075496 A JP5075496 A JP 5075496A JP H09170633 A JPH09170633 A JP H09170633A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brake pad
- brake
- sensor
- disc
- lining
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D66/00—Arrangements for monitoring working conditions, e.g. wear, temperature
- F16D2066/001—Temperature
Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ブレーキパッドの加熱によるフェード現象
及びベーパーロックが起こる前にドライバーに知らせ、
さらに各ブレーキパッドの温度差を表示することにより
ブレーキの効きが不均一になることを知らせ、さらにブ
レーキパッドの摩耗による制動力の低下をドライバーに
事前に知らせることができるブレーキパッドを提供す
る。 【解決手段】 ブレーキパッドをディスクに押し当て制
動力を得るディスクブレーキにおいて、該ブレーキパッ
ドのライニングに熱電対からなるセンサーを取り付ける
とともに、ブレーキパッドが摩擦熱により設定温度を超
えると警告手段が作動し、さらに各ブレーキパッドの温
度差をセンサーにより感知することにより車輪間の制動
力の不均一を事前に知ることを可能とし、さらにブレー
キパッドが摩耗しセンサーが断線すると警告手段が作動
する
及びベーパーロックが起こる前にドライバーに知らせ、
さらに各ブレーキパッドの温度差を表示することにより
ブレーキの効きが不均一になることを知らせ、さらにブ
レーキパッドの摩耗による制動力の低下をドライバーに
事前に知らせることができるブレーキパッドを提供す
る。 【解決手段】 ブレーキパッドをディスクに押し当て制
動力を得るディスクブレーキにおいて、該ブレーキパッ
ドのライニングに熱電対からなるセンサーを取り付ける
とともに、ブレーキパッドが摩擦熱により設定温度を超
えると警告手段が作動し、さらに各ブレーキパッドの温
度差をセンサーにより感知することにより車輪間の制動
力の不均一を事前に知ることを可能とし、さらにブレー
キパッドが摩耗しセンサーが断線すると警告手段が作動
する
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車、二輪自動
車等のブレーキ装置に使用するブレーキパッドの改良に
関するものである。
車等のブレーキ装置に使用するブレーキパッドの改良に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等のブレーキ装置として広く用い
られているものとしてディスクブレーキをあげることが
できる。その一般的な構成を図5とともに示す。ディス
クブレーキAは、オイル系11、ブレーキキャリパー1
2、それに内蔵されたキャリパーピストン13、キャリ
ーパーピストン13によりデイスクロータ14に押しつ
けられるブレーキパッド15からなる。かかる構成より
なるディスクブレーキAは、ホイールとともに回転する
ディスクロータ14を、ブレーキパッド15、15で挟
み込み制動力を得るものである。ブレーキパッド15の
代表的なものを図4により説明する。ブレーキパッド1
5は、高速で回転するディスクロータ14を挟み込むも
のであることから、石綿、アスベスト、焼結合金等の摩
擦抵抗の大きな材質からなるライニング15aと鋼板製
のバッキングプレート15bとからなる。これらはモー
ルディング(熱加圧成形)またはリベット止めにより一
体に構成される。なお、アスベストは人体に悪影響を与
える公害上の問題からその使用が規制されているため、
最近では焼結合金の使用が一般となっている。
られているものとしてディスクブレーキをあげることが
できる。その一般的な構成を図5とともに示す。ディス
クブレーキAは、オイル系11、ブレーキキャリパー1
2、それに内蔵されたキャリパーピストン13、キャリ
ーパーピストン13によりデイスクロータ14に押しつ
けられるブレーキパッド15からなる。かかる構成より
なるディスクブレーキAは、ホイールとともに回転する
ディスクロータ14を、ブレーキパッド15、15で挟
み込み制動力を得るものである。ブレーキパッド15の
代表的なものを図4により説明する。ブレーキパッド1
5は、高速で回転するディスクロータ14を挟み込むも
のであることから、石綿、アスベスト、焼結合金等の摩
擦抵抗の大きな材質からなるライニング15aと鋼板製
のバッキングプレート15bとからなる。これらはモー
ルディング(熱加圧成形)またはリベット止めにより一
体に構成される。なお、アスベストは人体に悪影響を与
える公害上の問題からその使用が規制されているため、
最近では焼結合金の使用が一般となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる構成よりなるデ
ィスクブレーキは各部が変形しにくいことから、常に均
一な制動力を得ることができ、しかも高速時の制動や長
い下り坂を制動しつつ下る場合にブレーキパッドとディ
スクロータ間の摩擦係数の低下により生ずるブレーキの
効きが悪くなるフェード現象(fade)、さらにその
熱がオイル系11に伝わりオイルに気泡が生じるベーパ
ーロック(vapor lock)が起こりにくい等の
利点を有する。
ィスクブレーキは各部が変形しにくいことから、常に均
一な制動力を得ることができ、しかも高速時の制動や長
い下り坂を制動しつつ下る場合にブレーキパッドとディ
スクロータ間の摩擦係数の低下により生ずるブレーキの
効きが悪くなるフェード現象(fade)、さらにその
熱がオイル系11に伝わりオイルに気泡が生じるベーパ
ーロック(vapor lock)が起こりにくい等の
利点を有する。
【0004】しかしながら、このディスクブレーキはブ
レーキパッド15をディスクロータ14に押しつけるも
のであることから、長い時間使用すると焼結合金等の摩
擦材からなるライニング15aとディスクロータ14間
に摩擦熱が発生する。この摩擦熱は、ディスクロータ1
4がむき出しであることから、自然に放熱されるととも
に、放熱性に優れたアルミホイールの使用等により効果
的に放熱することができるが、長い下り坂等でのフット
ブレーキの使用が過度になると温度上昇に放熱が追いつ
かなくなり、前記のフェード現象及びベーパーロックを
起こすことになる。ブレーキパッドの温度の上昇によ
り、フェード現象及びベーパーロックが起きると当然ブ
レーキの効きが悪くなり、事故の原因となる。さらに、
このような効きの悪さが各車輪間において不均一に生じ
た場合には、ブレーキをかけられた車両は後輪側が流れ
スピンを起こし対向車線に飛び出したり、高速の場合に
は転回する等非常に危険である。
レーキパッド15をディスクロータ14に押しつけるも
のであることから、長い時間使用すると焼結合金等の摩
擦材からなるライニング15aとディスクロータ14間
に摩擦熱が発生する。この摩擦熱は、ディスクロータ1
4がむき出しであることから、自然に放熱されるととも
に、放熱性に優れたアルミホイールの使用等により効果
的に放熱することができるが、長い下り坂等でのフット
ブレーキの使用が過度になると温度上昇に放熱が追いつ
かなくなり、前記のフェード現象及びベーパーロックを
起こすことになる。ブレーキパッドの温度の上昇によ
り、フェード現象及びベーパーロックが起きると当然ブ
レーキの効きが悪くなり、事故の原因となる。さらに、
このような効きの悪さが各車輪間において不均一に生じ
た場合には、ブレーキをかけられた車両は後輪側が流れ
スピンを起こし対向車線に飛び出したり、高速の場合に
は転回する等非常に危険である。
【0005】このようなブレーキの過度の使用に起因す
るフェード現象及びベーパーロックを事前に知ることは
一般に難しいことから、従来はフットブレーキの過度の
使用を避け、エンジンブレーキとの併用を促す等の消極
的な方法がとられていた。
るフェード現象及びベーパーロックを事前に知ることは
一般に難しいことから、従来はフットブレーキの過度の
使用を避け、エンジンブレーキとの併用を促す等の消極
的な方法がとられていた。
【0006】また、ブレーキパッド15をディスクロー
タ14に押しつけることから、ライニング15aは当然
摩耗し、その摩耗の度合いが進むと制動力は低下し、制
動距離が伸び、事故の原因となる。 そのため、ライニ
ング15aの摩耗により制動力が低下する前に、その交
換が必要となる。従来、そのような交換は、ブレーキの
効きの悪さに気付いたドライバー自身が整備工場、ガソ
リンスタンド等へ車を持ち込むか、法定点検の際に行わ
れていた。しかしながら、近年運転免許の急速な普及に
より車両の構造に無関心なドライバーが増加し、そのた
めフレーキの効きの悪さに気付かない場合や、次回の法
定点検までの期間が長い場合には、交換のタイミングが
遅れることとなる。
タ14に押しつけることから、ライニング15aは当然
摩耗し、その摩耗の度合いが進むと制動力は低下し、制
動距離が伸び、事故の原因となる。 そのため、ライニ
ング15aの摩耗により制動力が低下する前に、その交
換が必要となる。従来、そのような交換は、ブレーキの
効きの悪さに気付いたドライバー自身が整備工場、ガソ
リンスタンド等へ車を持ち込むか、法定点検の際に行わ
れていた。しかしながら、近年運転免許の急速な普及に
より車両の構造に無関心なドライバーが増加し、そのた
めフレーキの効きの悪さに気付かない場合や、次回の法
定点検までの期間が長い場合には、交換のタイミングが
遅れることとなる。
【0007】本発明は、上記のようなブレーキパッドの
加熱によるフェード現象及びベーパーロックが起こる前
にドライバーに知らせ、さらに各ブレーキパッドの温度
差を表示することによりブレーキの効きが不均一になる
ことを知らせるとともに、ブレーキパッドの摩耗による
制動力の低下をドライバーに事前に知らせることによ
り、ブレーキの効きの悪さに起因する交通事故の発生を
未然に防止することができるブレーキパッドを提供する
ことを目的とする。
加熱によるフェード現象及びベーパーロックが起こる前
にドライバーに知らせ、さらに各ブレーキパッドの温度
差を表示することによりブレーキの効きが不均一になる
ことを知らせるとともに、ブレーキパッドの摩耗による
制動力の低下をドライバーに事前に知らせることによ
り、ブレーキの効きの悪さに起因する交通事故の発生を
未然に防止することができるブレーキパッドを提供する
ことを目的とする。
【0008】さらに、近年モータースポーツの普及によ
り、各地にそのスピードを競うサーキット場が設けられ
るとともに、国内外を問わず開催されるスピードレース
は若者を中心に多くの関心を集めている。このサーキッ
トにおける周回レースは、その周回の方向が定められて
いることから、左右の車輪間のブレーキの効きに微妙な
差をつけることが要求される場合がある。たとえば、左
回りの周回コースの場合には、常に左側の車輪のブレー
キの効きを右側のものより強くすることにより、安全
で、かつ素早いコーナリングが可能となる。従来、この
種の調整はレース開始前のテスト走行の後、ドライバー
の意見をもとにメカニックが経験により行なっていた。
しかしながら、その調整は主に勘に頼ることから、ドラ
イバーとメカニック間で認識のずれが生じ易く、その結
果効果的な調整ができないという問題があった。本発明
は、このようなスピードを競う自動車レースにおいて使
用される車両について、左右のブレーキパッド及びディ
スクロータの温度を知ることにより、各ブレーキの効き
の微妙な調整を容易に行なうことができるブレーキパッ
ドを提供することをも目的とするものである。
り、各地にそのスピードを競うサーキット場が設けられ
るとともに、国内外を問わず開催されるスピードレース
は若者を中心に多くの関心を集めている。このサーキッ
トにおける周回レースは、その周回の方向が定められて
いることから、左右の車輪間のブレーキの効きに微妙な
差をつけることが要求される場合がある。たとえば、左
回りの周回コースの場合には、常に左側の車輪のブレー
キの効きを右側のものより強くすることにより、安全
で、かつ素早いコーナリングが可能となる。従来、この
種の調整はレース開始前のテスト走行の後、ドライバー
の意見をもとにメカニックが経験により行なっていた。
しかしながら、その調整は主に勘に頼ることから、ドラ
イバーとメカニック間で認識のずれが生じ易く、その結
果効果的な調整ができないという問題があった。本発明
は、このようなスピードを競う自動車レースにおいて使
用される車両について、左右のブレーキパッド及びディ
スクロータの温度を知ることにより、各ブレーキの効き
の微妙な調整を容易に行なうことができるブレーキパッ
ドを提供することをも目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明はこれらの目的を
達成するために、ブレーキパッドをディスクに押し当て
制動力を得るディスクブレーキにおいて、該ブレーキパ
ッドのライニングにセンサーを取り付けたことを特徴と
する。該センサーのブレーキパッドへの固定は、ライニ
ングに穿孔した細孔への埋め込み、もしくはブレーキパ
ッドのライニング及びライニングが貼り付けられている
バッキングプレートに設けた貫通孔にその先端がライニ
ングより僅かに突出するようにしてなされる。センサー
は、その先端を屈曲し、もしくは斜めにした状態でブレ
ーキパッドのライニングに取り付けられる。さらに、各
ブレーキパッド及びディスクロータ毎の温度は各ブレー
キパッドに取り付けたセンサーにより測定されることを
特徴とする。そして、これらにおいて使用されるセンサ
ーは熱電対であることを特徴とする。ブレーキパッドが
摩擦熱により設定温度を超えると警告手段が作動し、さ
らに各ブレーキパッドの温度差をセンサーにより感知す
ることにより、車輪間の制動力の不均一を事前に知るこ
とを可能としたことを特徴とする。
達成するために、ブレーキパッドをディスクに押し当て
制動力を得るディスクブレーキにおいて、該ブレーキパ
ッドのライニングにセンサーを取り付けたことを特徴と
する。該センサーのブレーキパッドへの固定は、ライニ
ングに穿孔した細孔への埋め込み、もしくはブレーキパ
ッドのライニング及びライニングが貼り付けられている
バッキングプレートに設けた貫通孔にその先端がライニ
ングより僅かに突出するようにしてなされる。センサー
は、その先端を屈曲し、もしくは斜めにした状態でブレ
ーキパッドのライニングに取り付けられる。さらに、各
ブレーキパッド及びディスクロータ毎の温度は各ブレー
キパッドに取り付けたセンサーにより測定されることを
特徴とする。そして、これらにおいて使用されるセンサ
ーは熱電対であることを特徴とする。ブレーキパッドが
摩擦熱により設定温度を超えると警告手段が作動し、さ
らに各ブレーキパッドの温度差をセンサーにより感知す
ることにより、車輪間の制動力の不均一を事前に知るこ
とを可能としたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に係るブレーキパッドの実
施の形態を図1、図2及び図3とともに説明する。図1
及び図2は本発明に係るブレーキパッドの側面図であ
り、図3はブレーキパッドと計器との接続の一例を示す
概略図である。1は、バッキングプレート2及びこれに
一体成形された石綿、焼結合金等の摩擦材で形成された
ライニング3からなるブレーキパッドである。図1にお
いてセンサー4aは、ライニング3の側面に細孔を穿設
し、該孔内に埋め込み固定される。センサー4aの取り
付けは、ブレーキパッド1の成形時に熱圧縮により封入
しモールド加工するほかに、成形後にライニング3にド
リル等により開けた細孔にその先端を挿入し、溶接等に
より固定してもよい。センサー4aの取り付け位置とし
ては、ライニング3が摩耗することにより十分な制動力
が得られるなくなる個所よりも若干のゆとりをもつ個所
とする。さらに、センサー4aの先端は、ライニング3
内に図1に示すように屈曲して挿入し、固定する。 な
お、ライニング3に斜めの細孔を開け、これにセンサー
3aの先端を挿入し固定してもよい。
施の形態を図1、図2及び図3とともに説明する。図1
及び図2は本発明に係るブレーキパッドの側面図であ
り、図3はブレーキパッドと計器との接続の一例を示す
概略図である。1は、バッキングプレート2及びこれに
一体成形された石綿、焼結合金等の摩擦材で形成された
ライニング3からなるブレーキパッドである。図1にお
いてセンサー4aは、ライニング3の側面に細孔を穿設
し、該孔内に埋め込み固定される。センサー4aの取り
付けは、ブレーキパッド1の成形時に熱圧縮により封入
しモールド加工するほかに、成形後にライニング3にド
リル等により開けた細孔にその先端を挿入し、溶接等に
より固定してもよい。センサー4aの取り付け位置とし
ては、ライニング3が摩耗することにより十分な制動力
が得られるなくなる個所よりも若干のゆとりをもつ個所
とする。さらに、センサー4aの先端は、ライニング3
内に図1に示すように屈曲して挿入し、固定する。 な
お、ライニング3に斜めの細孔を開け、これにセンサー
3aの先端を挿入し固定してもよい。
【0011】図2においてセンサー4bは、ブレーキパ
ッド1のほぼ中央にバッキングプレート2及びライニン
グ3を貫通して設けた細孔内に挿入され、その先端をラ
イニング3の表面より僅かに突出して溶接等により固定
される。センサー4bの取り付け位置としては特に限定
されないが、デイスクロータ14及びライニング3の全
体の温度を効果的に知るには、接触面の中心となるブレ
ーキパッドのほぼ中央が好ましい。
ッド1のほぼ中央にバッキングプレート2及びライニン
グ3を貫通して設けた細孔内に挿入され、その先端をラ
イニング3の表面より僅かに突出して溶接等により固定
される。センサー4bの取り付け位置としては特に限定
されないが、デイスクロータ14及びライニング3の全
体の温度を効果的に知るには、接触面の中心となるブレ
ーキパッドのほぼ中央が好ましい。
【0012】センサー4a、4bとしては、異なる二種
の金属を組合せ、左右の接点の温度に差が生じた場合に
電流が発生する、熱電対を使用する。このセンサー4
a、4bとして使用される熱電対には、ライニング3の
温度が摩擦熱により上昇し、フェード現象が発生する温
度よりも低い温度で反応するものを使用する。センサー
4a、4bの他端は運転席内の警告灯もしくは警告ブザ
ーを内蔵する計器に接続する。その接続の一例を図3に
示す。左右の車輪に取り付けたブレーキパッド1a、1
bの各センサーから導出したリード線5a、5bを、ダ
ッシュボード上の計器6に接続する。 計器6は、熱電
対により測定した温度差を表示し得る目盛りを有し、さ
らにブレーキパッドの設定温度以上の上昇及び過度の摩
耗を知らせるための警告灯6aもしくはブザーを備えた
ものを使用する。
の金属を組合せ、左右の接点の温度に差が生じた場合に
電流が発生する、熱電対を使用する。このセンサー4
a、4bとして使用される熱電対には、ライニング3の
温度が摩擦熱により上昇し、フェード現象が発生する温
度よりも低い温度で反応するものを使用する。センサー
4a、4bの他端は運転席内の警告灯もしくは警告ブザ
ーを内蔵する計器に接続する。その接続の一例を図3に
示す。左右の車輪に取り付けたブレーキパッド1a、1
bの各センサーから導出したリード線5a、5bを、ダ
ッシュボード上の計器6に接続する。 計器6は、熱電
対により測定した温度差を表示し得る目盛りを有し、さ
らにブレーキパッドの設定温度以上の上昇及び過度の摩
耗を知らせるための警告灯6aもしくはブザーを備えた
ものを使用する。
【0013】図3においては、左右の車輪に取り付けた
ブレーキパッド間の温度差を表示するものを示したが、
各ブレーキパッドに固定したセンサーから導出したリー
ド線を個別の計器に接続したものを使用することもでき
る。
ブレーキパッド間の温度差を表示するものを示したが、
各ブレーキパッドに固定したセンサーから導出したリー
ド線を個別の計器に接続したものを使用することもでき
る。
【0014】次にかかる構成よりなる本発明のブレーキ
パッドの使用の実際について説明する。フットブレーキ
を踏むことにより、ディスクロータ14に押しつけられ
たブレーキパッド1は、ディスクロータ14の回転を停
止させる反面、その摩擦によりライニング3の温度が上
昇する。その温度が、あらかじめ設定した温度を超える
と計器6内の警告灯6aが点灯し、このままフットブレ
ーキの使用を続けるとフェード現象及びベーパーロック
が生じブレーキの効きが悪くなることをドライバーに知
らせる。警告灯6aによりブレーキパッドの異常な温度
上昇を知ったドライバーは、車両を直ちに安全な場所に
止め、警告灯が消え、プレーキパッドの温度が正常にな
るのを待つ。また、通常の運転中においても、熱電対に
より測定されたブレーキパッドの温度差は、計器6の目
盛りに表示される。 すなわち、その温度差は、各ブレ
ーキパッドに生ずる摩擦熱に差があることを示すもので
あり、それにより左右のブレーキの効きの不均一なこと
がわかる。その事実を知ったドライバーは、整備工場も
しくはガソリンスタンド等でブレーキパッドの交換を含
め必要な整備を受ければよい。さらに、ブレーキの長期
の使用により摩耗が進み、ライニング3が図1の点線ま
で摩耗し、センサー4aが裸出すると、その先端はディ
スクロータ14との摩擦により擦り切れることにより断
線するので、計器6内の警告灯6aは点灯し続け、ブレ
ーキパッドの摩耗をドライバーに知らせる。なお、警告
灯6aはブレーキパッドの温度上昇及び摩耗の双方の場
合に点灯するが、温度上昇による場合にはその温度が下
がれば当然消えるのに対し、摩耗の場合には点灯し続け
ることから容易に区別することができる。
パッドの使用の実際について説明する。フットブレーキ
を踏むことにより、ディスクロータ14に押しつけられ
たブレーキパッド1は、ディスクロータ14の回転を停
止させる反面、その摩擦によりライニング3の温度が上
昇する。その温度が、あらかじめ設定した温度を超える
と計器6内の警告灯6aが点灯し、このままフットブレ
ーキの使用を続けるとフェード現象及びベーパーロック
が生じブレーキの効きが悪くなることをドライバーに知
らせる。警告灯6aによりブレーキパッドの異常な温度
上昇を知ったドライバーは、車両を直ちに安全な場所に
止め、警告灯が消え、プレーキパッドの温度が正常にな
るのを待つ。また、通常の運転中においても、熱電対に
より測定されたブレーキパッドの温度差は、計器6の目
盛りに表示される。 すなわち、その温度差は、各ブレ
ーキパッドに生ずる摩擦熱に差があることを示すもので
あり、それにより左右のブレーキの効きの不均一なこと
がわかる。その事実を知ったドライバーは、整備工場も
しくはガソリンスタンド等でブレーキパッドの交換を含
め必要な整備を受ければよい。さらに、ブレーキの長期
の使用により摩耗が進み、ライニング3が図1の点線ま
で摩耗し、センサー4aが裸出すると、その先端はディ
スクロータ14との摩擦により擦り切れることにより断
線するので、計器6内の警告灯6aは点灯し続け、ブレ
ーキパッドの摩耗をドライバーに知らせる。なお、警告
灯6aはブレーキパッドの温度上昇及び摩耗の双方の場
合に点灯するが、温度上昇による場合にはその温度が下
がれば当然消えるのに対し、摩耗の場合には点灯し続け
ることから容易に区別することができる。
【0015】図2に示すセンサー4bがブレーキパッド
1のライニング3の表面より僅かに突出しているものに
あっては、フットブレーキを踏むとその先端がディスク
ロータ14に接触し温度を測定し、計器6に表示する。
1のライニング3の表面より僅かに突出しているものに
あっては、フットブレーキを踏むとその先端がディスク
ロータ14に接触し温度を測定し、計器6に表示する。
【0016】
【発明の効果】以上の構成よりなる本発明に係るブレー
キパッドは、ブレーキパッドの表面温度及び残量を測定
するものであるから、過度のブレーキ操作に起因するブ
レーキパッドの温度上昇によるフェード現象及びベーパ
ーロックによるブレーキの効きが悪くなるのを未然に防
ぎ、さらにブレーキパッドの摩耗による制動力の低下を
事前に知ることができるので、ブレーキ事故を防止する
ことができる。また、センサーがブレーキパッドのライ
ニングの表面より僅かに突出している図2に示すブレー
キパッドを個別の計器に接続して使用した場合、各ブレ
ーキパッドとディスクロータ間の温度を測定することが
できるので、左右のブレーキの効きの微調整を特別な経
験がなくても、容易に行なうことができる。さらに、本
発明におけるブレーキパッドの構成は従来のブレーキパ
ッドの製造時にセンサーの先端を同時にモールド加工に
より一体に成形するほかに、ドリル等により孔を開け溶
接等により固定することができるので、その加工に特別
な設備、技術等を要することがなく、したがって安価に
供給することができる。特に、センサーの先端をライニ
ング内で屈曲して取り付け、又は斜めに取り付けた場合
には、センサーの感知能力をより高めることができる。
さらに、その使用の実際においても、従来のブレーキパ
ッドと同様に使用することができ、しかもダッシュボー
ドへの配線のみでよいことから、既存の車両にも容易に
適用することができる等多くの優れた効果を有する。
キパッドは、ブレーキパッドの表面温度及び残量を測定
するものであるから、過度のブレーキ操作に起因するブ
レーキパッドの温度上昇によるフェード現象及びベーパ
ーロックによるブレーキの効きが悪くなるのを未然に防
ぎ、さらにブレーキパッドの摩耗による制動力の低下を
事前に知ることができるので、ブレーキ事故を防止する
ことができる。また、センサーがブレーキパッドのライ
ニングの表面より僅かに突出している図2に示すブレー
キパッドを個別の計器に接続して使用した場合、各ブレ
ーキパッドとディスクロータ間の温度を測定することが
できるので、左右のブレーキの効きの微調整を特別な経
験がなくても、容易に行なうことができる。さらに、本
発明におけるブレーキパッドの構成は従来のブレーキパ
ッドの製造時にセンサーの先端を同時にモールド加工に
より一体に成形するほかに、ドリル等により孔を開け溶
接等により固定することができるので、その加工に特別
な設備、技術等を要することがなく、したがって安価に
供給することができる。特に、センサーの先端をライニ
ング内で屈曲して取り付け、又は斜めに取り付けた場合
には、センサーの感知能力をより高めることができる。
さらに、その使用の実際においても、従来のブレーキパ
ッドと同様に使用することができ、しかもダッシュボー
ドへの配線のみでよいことから、既存の車両にも容易に
適用することができる等多くの優れた効果を有する。
【図1】本発明に係るブレーキパッドの側面図である。
【図2】本発明に係るブレーキパッドの側面図である。
【図3】本発明に係るブレーキパッドと計器との接続の
一例を示す概略図である。
一例を示す概略図である。
【図4】ブレーキパッドの全体を示す斜視図である。
【図5】ディスクブレーキの全体を示す概略図である。
1 ブレーキパッド 2 バッキングプレート 3 ライニング 4a センサー 4b センサー 6 計器 6a 警告灯
Claims (9)
- 【請求項1】 ブレーキパッドをディスクに押し当て制
動力を得るディスクブレーキにおいて、該ブレーキパッ
ドのライニングにセンサーを取り付けたことを特徴とす
るブレーキパッド。 - 【請求項2】 ブレーキパッドをディスクに押し当て制
動力を得るディスクブレーキにおいて、該ブレーキパッ
ドのライニングに細孔を穿設し、該孔内にセンサーを埋
め込み固定したことを特徴とする請求項1記載のブレー
キパッド。 - 【請求項3】 ブレーキパッドをディスクに押し当て制
動力を得るディスクブレーキにおいて、センサーの先端
が屈曲してブレーキパッドのライニングに取り付けられ
ていることを特徴とする請求項1又は2記載のブレーキ
パッド。 - 【請求項4】 ブレーキパッドをディスクに押し当て制
動力を得るディスクブレーキにおいて、センサーの先端
がブレーキパッドのライニングに斜めに取り付けられて
いることを特徴とする請求項1又は2記載のブレーキパ
ッド。 - 【請求項5】ブレーキパッドをディスクに押し当て制動
力を得るディスクブレーキにおいて、該ブレーキパッド
のライニング及びライニングが貼り付けられているバッ
キングプレートに貫通孔を設け、該貫通孔内にセンサー
をその先端がライニングより僅かに突出するように固定
したことを特徴とする請求項1記載のブレーキパッド。 - 【請求項6】 各ブレーキパッドに取り付けたセンサー
により各ブレーキパッド及びディスクロータ毎の温度を
測定することを特徴とする請求項1乃至5いずれか記載
のブレーキパッド。 - 【請求項7】 センサーが熱電対であることを特徴とす
る請求項1乃至6いずれかに記載のブレーキパッド。 - 【請求項8】 ブレーキパッドが摩擦熱により設定温度
を超えると、警告手段が作動することを特徴とする請求
項1乃至6いずれかに記載のブレーキパッド。 - 【請求項9】 各ブレーキパッドの温度差をセンサーに
より感知することにより、車輪間の制動力の不均一を事
前に知ることを可能としたことを特徴とする請求項1乃
至7いずれか記載のブレーキパッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8050754A JP2799851B2 (ja) | 1995-10-16 | 1996-02-15 | ブレーキパッド |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7-291656 | 1995-10-16 | ||
| JP29165695 | 1995-10-16 | ||
| JP8050754A JP2799851B2 (ja) | 1995-10-16 | 1996-02-15 | ブレーキパッド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09170633A true JPH09170633A (ja) | 1997-06-30 |
| JP2799851B2 JP2799851B2 (ja) | 1998-09-21 |
Family
ID=26391220
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8050754A Expired - Lifetime JP2799851B2 (ja) | 1995-10-16 | 1996-02-15 | ブレーキパッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2799851B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2025143293A1 (ko) * | 2023-12-27 | 2025-07-03 | 상신브레이크 주식회사 | 차량용 브레이크 패드 온도 감지시스템 및 그 방법 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS51121672A (en) * | 1975-04-16 | 1976-10-25 | Don Intern Ltd | Brake pad or brake shoe |
| JPS5754743A (en) * | 1980-09-17 | 1982-04-01 | Akebono Brake Ind Co Ltd | Device for warning of fading wear of lining of disc brake |
| JPS6177434U (ja) * | 1984-10-26 | 1986-05-24 | ||
| JPS6337834U (ja) * | 1986-08-29 | 1988-03-11 |
-
1996
- 1996-02-15 JP JP8050754A patent/JP2799851B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JPS51121672A (en) * | 1975-04-16 | 1976-10-25 | Don Intern Ltd | Brake pad or brake shoe |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| WO2025143293A1 (ko) * | 2023-12-27 | 2025-07-03 | 상신브레이크 주식회사 | 차량용 브레이크 패드 온도 감지시스템 및 그 방법 |
| KR20250101154A (ko) * | 2023-12-27 | 2025-07-04 | 상신브레이크주식회사 | 차량용 브레이크 패드 온도 감지시스템 및 그 방법 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2799851B2 (ja) | 1998-09-21 |
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