JPH09173956A - 塗膜形成方法 - Google Patents
塗膜形成方法Info
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- JPH09173956A JPH09173956A JP34215895A JP34215895A JPH09173956A JP H09173956 A JPH09173956 A JP H09173956A JP 34215895 A JP34215895 A JP 34215895A JP 34215895 A JP34215895 A JP 34215895A JP H09173956 A JPH09173956 A JP H09173956A
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- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05D—PROCESSES FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05D7/00—Processes, other than flocking, specially adapted for applying liquids or other fluent materials to particular surfaces or for applying particular liquids or other fluent materials
- B05D7/50—Multilayers
- B05D7/56—Three layers or more
- B05D7/57—Three layers or more the last layer being a clear coat
- B05D7/572—Three layers or more the last layer being a clear coat all layers being cured or baked together
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- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 塗膜仕上げ外観及び耐酸性雨の向上したクリ
ヤーコート2回塗り塗膜形成方法を提供する。 【解決手段】 メタリック又はソリッドベース塗料を塗
布し、更に第1クリヤー塗料を塗装し、第2クリヤー塗
料を塗装し焼付する塗膜形成方法において、第1クリヤ
ー塗料は、2級水酸基を含有するモノマーを重合して得
られ該2級水酸基由来のOH価が少なくとも20である
アクリル樹脂と、メラミン樹脂中の10〜20重量%が
数平均分子量が2000以上であるメラミン樹脂とを含
む熱硬化性クリヤー塗料、第2クリヤー塗料は、ポリエ
ポキシとポリ酸の反応、好ましくは酸無水物変性基とエ
ポキシ基との反応、及び酸無水物基又は酸無水物変性基
とエポキシ基との反応及び酸無水物基又は酸無水物変性
基と水酸基との反応を硬化の主反応とする熱硬化性クリ
ヤー塗料である。
ヤーコート2回塗り塗膜形成方法を提供する。 【解決手段】 メタリック又はソリッドベース塗料を塗
布し、更に第1クリヤー塗料を塗装し、第2クリヤー塗
料を塗装し焼付する塗膜形成方法において、第1クリヤ
ー塗料は、2級水酸基を含有するモノマーを重合して得
られ該2級水酸基由来のOH価が少なくとも20である
アクリル樹脂と、メラミン樹脂中の10〜20重量%が
数平均分子量が2000以上であるメラミン樹脂とを含
む熱硬化性クリヤー塗料、第2クリヤー塗料は、ポリエ
ポキシとポリ酸の反応、好ましくは酸無水物変性基とエ
ポキシ基との反応、及び酸無水物基又は酸無水物変性基
とエポキシ基との反応及び酸無水物基又は酸無水物変性
基と水酸基との反応を硬化の主反応とする熱硬化性クリ
ヤー塗料である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は塗膜形成方法、特に
仕上げ外観と耐酸性の良好な塗膜形成方法に関する。
仕上げ外観と耐酸性の良好な塗膜形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用の上塗り塗装は、一般にメタリ
ックベース塗料又はソリッドベース塗料を塗装した後
に、上記メタリックベース塗膜等を保護するためにウェ
ット オン ウェット(wet on wet)でクリヤー塗料を
塗り重ね、上塗り塗膜を形成している。また、クリヤー
塗料を塗り重ねることによって、被塗物の高外観性が得
られるが、2回塗り重ねる場合には、第1のクリヤー塗
料の塗装の後に硬化焼付を行い、次いで第2のクリヤー
塗料を塗装し焼付をする。
ックベース塗料又はソリッドベース塗料を塗装した後
に、上記メタリックベース塗膜等を保護するためにウェ
ット オン ウェット(wet on wet)でクリヤー塗料を
塗り重ね、上塗り塗膜を形成している。また、クリヤー
塗料を塗り重ねることによって、被塗物の高外観性が得
られるが、2回塗り重ねる場合には、第1のクリヤー塗
料の塗装の後に硬化焼付を行い、次いで第2のクリヤー
塗料を塗装し焼付をする。
【0003】従来のクリヤー塗料としては、水酸基含有
ポリマーとメラミン樹脂硬化剤との組み合わせが一般的
である。このメラミン樹脂硬化剤を用いる塗料から得ら
れる最表面の上塗り塗膜は、一般的に耐酸性が劣り、近
年大きな問題となっている酸性雨により、最表面の上塗
り塗膜の欠落が生じるおそれがあった。この耐酸性の悪
さは、メラミン樹脂中のトリアジン核に起因するものと
考えられており、最表面の上塗り塗膜にメラミン樹脂を
用いる限りこの欠点は解消されない。
ポリマーとメラミン樹脂硬化剤との組み合わせが一般的
である。このメラミン樹脂硬化剤を用いる塗料から得ら
れる最表面の上塗り塗膜は、一般的に耐酸性が劣り、近
年大きな問題となっている酸性雨により、最表面の上塗
り塗膜の欠落が生じるおそれがあった。この耐酸性の悪
さは、メラミン樹脂中のトリアジン核に起因するものと
考えられており、最表面の上塗り塗膜にメラミン樹脂を
用いる限りこの欠点は解消されない。
【0004】そこで、特開平2−45577号公報の
「熱硬化性組成物」及び特開平3−287650号公報
の「熱硬化性樹脂組成物」には、メラミン樹脂を用いな
い耐酸性の良好なクリヤー塗料として、酸無水物基のハ
ーフエステルを含む重合体と、ヒドロキシ化合物及びエ
ポキシ化合物とを含む熱硬化性樹脂組成物が提案されて
いる。
「熱硬化性組成物」及び特開平3−287650号公報
の「熱硬化性樹脂組成物」には、メラミン樹脂を用いな
い耐酸性の良好なクリヤー塗料として、酸無水物基のハ
ーフエステルを含む重合体と、ヒドロキシ化合物及びエ
ポキシ化合物とを含む熱硬化性樹脂組成物が提案されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記熱
硬化性樹脂組成物からなるクリヤー塗料は、クリヤー塗
料の表面(界面)自由エネルギーが高いため、先に塗膜
形成された第1クリヤー塗膜と、この第1クリヤー塗膜
に塗り重ねられた第2クリヤー塗膜との付着性が、低下
してしまうという問題があった。
硬化性樹脂組成物からなるクリヤー塗料は、クリヤー塗
料の表面(界面)自由エネルギーが高いため、先に塗膜
形成された第1クリヤー塗膜と、この第1クリヤー塗膜
に塗り重ねられた第2クリヤー塗膜との付着性が、低下
してしまうという問題があった。
【0006】かかる場合は、上記第1クリヤー塗膜と第
2クリヤー塗膜との付着性を改善するために、第1クリ
ヤー塗膜を水研をした後、第2クリヤー塗料を塗装する
ことも考えられる。
2クリヤー塗膜との付着性を改善するために、第1クリ
ヤー塗膜を水研をした後、第2クリヤー塗料を塗装する
ことも考えられる。
【0007】しかしながら、この水研工程は、経済的、
工程的問題から採用されにくい。
工程的問題から採用されにくい。
【0008】従って、耐酸性の良好な塗膜を形成する酸
・エポキシ含有熱硬化性樹脂組成物からなる第2クリヤ
ー塗料を用いつつ、第1クリヤー塗膜の水研工程を必要
としなくても、第2クリヤーとの付着性を改善するいわ
ゆる「ノンサンドで塗り重ね可能な(「ノンサンド密
着」という)クリヤー塗料」の出現が望まれる。
・エポキシ含有熱硬化性樹脂組成物からなる第2クリヤ
ー塗料を用いつつ、第1クリヤー塗膜の水研工程を必要
としなくても、第2クリヤーとの付着性を改善するいわ
ゆる「ノンサンドで塗り重ね可能な(「ノンサンド密
着」という)クリヤー塗料」の出現が望まれる。
【0009】本発明は上記従来の課題に鑑みたものであ
り、その目的は、仕上げ外観と耐酸性の良好な塗膜形成
し、かつ第1クリヤー塗膜と第2クリヤー塗膜との付着
性を改良した塗膜形成方法を提供することである。
り、その目的は、仕上げ外観と耐酸性の良好な塗膜形成
し、かつ第1クリヤー塗膜と第2クリヤー塗膜との付着
性を改良した塗膜形成方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明の塗膜形成方法は、メタリックベース塗
料又はソリッドベース塗料を塗装した後前記メタリック
ベース塗料又はソリッドベース塗料の上に第1クリヤー
塗料を塗装し、第2クリヤー塗料を塗装し焼付する塗膜
形成方法において、(a)第1クリヤー塗料は、(A)
2級水酸基を含有するモノマーを重合して得られ前記2
級水酸基由来のOH価が少なくとも20のアクリル樹脂
と、(B)メラミン樹脂中の10〜20重量%が数平均
分子量が2,000以上であるメラミン樹脂と、を含有
する熱硬化性クリヤー塗料であり、(b)第2クリヤー
塗料は、ポリエポキシとポリ酸とを含有する熱硬化性ク
リヤー塗料、好ましくは(A)酸無水物基がハーフエス
テル化された酸無水物変性基とエポキシ基との反応、及
び(B)酸無水物基又は前記酸無水物変性基とエポキシ
基との反応及び酸無水物基又は前記酸無水物変性基と水
酸基との反応を硬化のための主反応とする熱硬化性クリ
ヤー塗料である。
ために、本発明の塗膜形成方法は、メタリックベース塗
料又はソリッドベース塗料を塗装した後前記メタリック
ベース塗料又はソリッドベース塗料の上に第1クリヤー
塗料を塗装し、第2クリヤー塗料を塗装し焼付する塗膜
形成方法において、(a)第1クリヤー塗料は、(A)
2級水酸基を含有するモノマーを重合して得られ前記2
級水酸基由来のOH価が少なくとも20のアクリル樹脂
と、(B)メラミン樹脂中の10〜20重量%が数平均
分子量が2,000以上であるメラミン樹脂と、を含有
する熱硬化性クリヤー塗料であり、(b)第2クリヤー
塗料は、ポリエポキシとポリ酸とを含有する熱硬化性ク
リヤー塗料、好ましくは(A)酸無水物基がハーフエス
テル化された酸無水物変性基とエポキシ基との反応、及
び(B)酸無水物基又は前記酸無水物変性基とエポキシ
基との反応及び酸無水物基又は前記酸無水物変性基と水
酸基との反応を硬化のための主反応とする熱硬化性クリ
ヤー塗料である。
【0011】従って、本発明に用いる第2クリヤー塗料
(b)によれば、メラミン樹脂を含まず、ポリエポキシ
とポリ酸硬化の塗膜より塗装、硬化焼付後に堅固な硬化
物となるので、耐酸性の良好でかつ高仕上がり外観の最
表面の上塗り塗膜が得られる。更に、第1クリヤー塗膜
の上に第2クリヤー塗料を塗装し、その後硬化焼付した
時に、本発明に用いる第1クリヤー塗料(a)の熱硬化
性樹脂由来の水酸基が、第2クリヤー塗料(b)の熱硬
化性樹脂由来の酸無水物変性基(例えばエステル基)と
結合すると共に、第1クリヤー塗料(a)の熱硬化性樹
脂由来の例えばカルボキシル基が、第2クリヤー塗料
(b)の熱硬化性樹脂由来のエポキシ基と結合するの
で、第1クリヤー塗膜(a)と第2クリヤー塗膜(b)
との付着性は強固なものとなる。
(b)によれば、メラミン樹脂を含まず、ポリエポキシ
とポリ酸硬化の塗膜より塗装、硬化焼付後に堅固な硬化
物となるので、耐酸性の良好でかつ高仕上がり外観の最
表面の上塗り塗膜が得られる。更に、第1クリヤー塗膜
の上に第2クリヤー塗料を塗装し、その後硬化焼付した
時に、本発明に用いる第1クリヤー塗料(a)の熱硬化
性樹脂由来の水酸基が、第2クリヤー塗料(b)の熱硬
化性樹脂由来の酸無水物変性基(例えばエステル基)と
結合すると共に、第1クリヤー塗料(a)の熱硬化性樹
脂由来の例えばカルボキシル基が、第2クリヤー塗料
(b)の熱硬化性樹脂由来のエポキシ基と結合するの
で、第1クリヤー塗膜(a)と第2クリヤー塗膜(b)
との付着性は強固なものとなる。
【0012】第1クリアー塗装後は、ウェット オン
ウェットで第2クリアー塗膜を形成できるが、第1クリ
アー塗膜をプレヒート(40〜120℃)後又は焼付硬
化後に第2クリアー塗膜を形成することが、本発明にお
いては好ましい。
ウェットで第2クリアー塗膜を形成できるが、第1クリ
アー塗膜をプレヒート(40〜120℃)後又は焼付硬
化後に第2クリアー塗膜を形成することが、本発明にお
いては好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について説明す
るに当たり、まず本発明の実施形態が一番多く適用され
る自動車の塗装系の工程について、説明する。
るに当たり、まず本発明の実施形態が一番多く適用され
る自動車の塗装系の工程について、説明する。
【0014】塗装前に、まず素材を化成処理する。次い
で、電着塗装を行い、更に中塗り塗装を施す。その後、
好ましくは焼付け硬化させてから、メタリック塗料又は
ソリッド塗料を塗装する。但し、ウェット オン ウェ
ット(wet on wet)で、中塗り塗装の後、メタリック塗
料又はソリッド塗料を塗装してもよい。次いで、メタリ
ック塗膜又はソリッド塗膜の上にウェット オン ウェ
ットで本実施形態で用いる第1クリヤー塗料を塗装し、
好ましくは硬化焼付けをする。その後、第1クリヤー塗
料の上に本実施形態で用いる第2クリヤー塗料を塗装
し、硬化焼付けを行い、積層塗膜を形成する。
で、電着塗装を行い、更に中塗り塗装を施す。その後、
好ましくは焼付け硬化させてから、メタリック塗料又は
ソリッド塗料を塗装する。但し、ウェット オン ウェ
ット(wet on wet)で、中塗り塗装の後、メタリック塗
料又はソリッド塗料を塗装してもよい。次いで、メタリ
ック塗膜又はソリッド塗膜の上にウェット オン ウェ
ットで本実施形態で用いる第1クリヤー塗料を塗装し、
好ましくは硬化焼付けをする。その後、第1クリヤー塗
料の上に本実施形態で用いる第2クリヤー塗料を塗装
し、硬化焼付けを行い、積層塗膜を形成する。
【0015】ここで、本実施形態の塗膜形成方法におい
て、クリヤー塗膜の下に形成される塗料の概要は次の通
りである。
て、クリヤー塗膜の下に形成される塗料の概要は次の通
りである。
【0016】電着塗料としては、通常のアニオン型、カ
チオン型の各種樹脂をビヒクルとする塗料である。ま
た、中塗り塗料は、多価アルコールと、多塩基酸からな
るポリエステル樹脂、及びこれを油等で変性したアルキ
ド樹脂、あるいはアクリル酸等からなるアクリル樹脂と
メラミン樹脂やブロックポリイソシアネート等の架橋剤
をビヒクルとし、これに防錆顔料、耐チッピング性顔
料、その他の材料を適宜配合した塗料である。更に、メ
タリック塗料又はソリッド塗料としては、多価アルコー
ルと多塩基酸からなるポリエステル樹脂、及びこれを油
等で変性したアルキド樹脂、あるいはアクリル酸、アク
リル酸エステル等からなるアクリル樹脂とメラミン樹脂
やブロックポリイソシアネート等の架橋剤をビヒクルと
し、これに着色顔料やアルミ箔、マイカ顔料等の光輝性
顔料を適宜配合した塗料である。
チオン型の各種樹脂をビヒクルとする塗料である。ま
た、中塗り塗料は、多価アルコールと、多塩基酸からな
るポリエステル樹脂、及びこれを油等で変性したアルキ
ド樹脂、あるいはアクリル酸等からなるアクリル樹脂と
メラミン樹脂やブロックポリイソシアネート等の架橋剤
をビヒクルとし、これに防錆顔料、耐チッピング性顔
料、その他の材料を適宜配合した塗料である。更に、メ
タリック塗料又はソリッド塗料としては、多価アルコー
ルと多塩基酸からなるポリエステル樹脂、及びこれを油
等で変性したアルキド樹脂、あるいはアクリル酸、アク
リル酸エステル等からなるアクリル樹脂とメラミン樹脂
やブロックポリイソシアネート等の架橋剤をビヒクルと
し、これに着色顔料やアルミ箔、マイカ顔料等の光輝性
顔料を適宜配合した塗料である。
【0017】次に、本発明に係る塗膜形成方法について
説明する。
説明する。
【0018】上述したように、本発明に係る塗膜形成方
法は、メタリックベース塗料又はソリッドベース塗料を
塗装し、その後前記メタリックベース塗料又はソリッド
ベース塗料の上に第1クリヤー塗料を塗装し、好ましく
は硬化焼付後、第2クリヤー塗料を塗装し焼付する塗膜
形成方法であって、以下に示す第1クリヤー塗料(a)
と第2クリヤー塗料(b)とを用いる塗膜形成方法であ
る。
法は、メタリックベース塗料又はソリッドベース塗料を
塗装し、その後前記メタリックベース塗料又はソリッド
ベース塗料の上に第1クリヤー塗料を塗装し、好ましく
は硬化焼付後、第2クリヤー塗料を塗装し焼付する塗膜
形成方法であって、以下に示す第1クリヤー塗料(a)
と第2クリヤー塗料(b)とを用いる塗膜形成方法であ
る。
【0019】以下、第1クリヤー塗料(a)と第2クリ
ヤー塗料(b)について詳説する。なお、第1クリヤー
塗料(a)と第2クリヤー塗料(b)を用いた上塗り塗
装方法については後述する。
ヤー塗料(b)について詳説する。なお、第1クリヤー
塗料(a)と第2クリヤー塗料(b)を用いた上塗り塗
装方法については後述する。
【0020】第1クリヤー塗料(a) 第1クリヤー塗料(a)は、(A)2級水酸基を含有す
るモノマーを重合して得られ前記2級水酸基由来のOH
価が少なくとも20のアクリル樹脂と、(B)メラミン
樹脂中の10〜20重量%が数平均分子量が2,000
以上であるメラミン樹脂と、を含有する熱硬化性クリヤ
ー塗料である。
るモノマーを重合して得られ前記2級水酸基由来のOH
価が少なくとも20のアクリル樹脂と、(B)メラミン
樹脂中の10〜20重量%が数平均分子量が2,000
以上であるメラミン樹脂と、を含有する熱硬化性クリヤ
ー塗料である。
【0021】アクリル樹脂(A) アクリル樹脂(A)のOH価(水酸基価)は、好ましく
は90〜150であって、このOH価のうち2級水酸基
由来のOH価が少なくとも20であることが好ましい。
アクリル樹脂(A)のOH価が90未満の場合及び当該
OH価のうち2級水酸基由来のOH価が20未満の場合
には、第1クリヤー塗膜と第2クリヤー塗膜とのノンサ
ンド密着性が劣化する。一方、OH価が150を越える
場合及び当該OH価のうち2級水酸基由来のOH価が9
0を越える場合には、第1クリヤー塗膜の耐水性、耐久
性が劣化することがある。
は90〜150であって、このOH価のうち2級水酸基
由来のOH価が少なくとも20であることが好ましい。
アクリル樹脂(A)のOH価が90未満の場合及び当該
OH価のうち2級水酸基由来のOH価が20未満の場合
には、第1クリヤー塗膜と第2クリヤー塗膜とのノンサ
ンド密着性が劣化する。一方、OH価が150を越える
場合及び当該OH価のうち2級水酸基由来のOH価が9
0を越える場合には、第1クリヤー塗膜の耐水性、耐久
性が劣化することがある。
【0022】アクリル樹脂(A)の酸価は、3〜10で
あることが好ましい。アクリル樹脂(A)の酸価が3未
満の場合には、アクリル樹脂とメラミン樹脂との熱硬化
反応が十分進まず、第1クリヤー塗膜の塗膜強度、仕上
がり外観が低下する。一方、酸価が10を越えると、ア
クリル樹脂とメラミン樹脂との熱硬化反応が進み過ぎて
第1クリヤー塗膜表層の官能基が減少し、第2クリヤー
との濡れ性の低下及び第2クリヤー塗膜の界面層の官能
基(例えば、エポキシ基や水酸基)と結合できず、ノン
サンド密着性が低下してしまう。
あることが好ましい。アクリル樹脂(A)の酸価が3未
満の場合には、アクリル樹脂とメラミン樹脂との熱硬化
反応が十分進まず、第1クリヤー塗膜の塗膜強度、仕上
がり外観が低下する。一方、酸価が10を越えると、ア
クリル樹脂とメラミン樹脂との熱硬化反応が進み過ぎて
第1クリヤー塗膜表層の官能基が減少し、第2クリヤー
との濡れ性の低下及び第2クリヤー塗膜の界面層の官能
基(例えば、エポキシ基や水酸基)と結合できず、ノン
サンド密着性が低下してしまう。
【0023】アクリル樹脂(A)は、好ましくは(i)
(メタ)アクリル酸エステルであって、(メタ)アクリ
ロイロキシ基から最も遠い炭素原子の位置が、前記(メ
タ)アクリロイロキシ基に直接結合した原子から数えて
原子の数で4以内である短鎖(メタ)アクリル酸エステ
ルを30〜84.9重量%、好ましくは40〜70重量
%と、(ii)α,β−エチレン性不飽和単量体であっ
て、α,β−エチレン性不飽和基から最も遠い炭素原子
の位置が、α,β−エチレン性不飽和基に直接結合した
原子から数えて原子の数で6以内である前記(i)以外
の短鎖α,β−エチレン性不飽和単量体を0〜40重量
%、好ましくは5〜30重量%と、(iii)少なくとも1
種の2級水酸基含有エチレン性不飽和単量体を含む水酸
基含有エチレン性不飽和単量体又はその混合物を15〜
40%、好ましくは20〜30重量%と、(iv)酸基含
有エチレン性不飽和単量体を0.1〜5重量%、好まし
くは0.3〜3重量%と、(v)前記(i)〜(iv)以
外のエチレン性不飽和単量体を0〜34.9重量%、好
ましくは5〜25重量%と、を重合して得られる重合体
である。なお、樹脂の重合%は、樹脂組成物の固形分総
量に基づく。
(メタ)アクリル酸エステルであって、(メタ)アクリ
ロイロキシ基から最も遠い炭素原子の位置が、前記(メ
タ)アクリロイロキシ基に直接結合した原子から数えて
原子の数で4以内である短鎖(メタ)アクリル酸エステ
ルを30〜84.9重量%、好ましくは40〜70重量
%と、(ii)α,β−エチレン性不飽和単量体であっ
て、α,β−エチレン性不飽和基から最も遠い炭素原子
の位置が、α,β−エチレン性不飽和基に直接結合した
原子から数えて原子の数で6以内である前記(i)以外
の短鎖α,β−エチレン性不飽和単量体を0〜40重量
%、好ましくは5〜30重量%と、(iii)少なくとも1
種の2級水酸基含有エチレン性不飽和単量体を含む水酸
基含有エチレン性不飽和単量体又はその混合物を15〜
40%、好ましくは20〜30重量%と、(iv)酸基含
有エチレン性不飽和単量体を0.1〜5重量%、好まし
くは0.3〜3重量%と、(v)前記(i)〜(iv)以
外のエチレン性不飽和単量体を0〜34.9重量%、好
ましくは5〜25重量%と、を重合して得られる重合体
である。なお、樹脂の重合%は、樹脂組成物の固形分総
量に基づく。
【0024】上記短鎖(メタ)アクリル酸エステル
(a)(A)(i)は、(メタ)アクリロイロキシ基か
ら最も遠い炭素原子の位置が、前記(メタ)アクリロイ
ロキシ基に直接結合した原子から数えて原子の数で4以
内である短鎖(メタ)アクリル酸エステルが好ましく、
好適な具体例としては、アクリル酸エステル(例えばア
クリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−ブ
チル、アクリル酸i−ブチル、アクリル酸t−ブチル、
アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸イソボニル)、
またメタクリル酸エステル(例えばメタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n−ブチル、メ
タクリル酸i−ブチル、メタクリル酸t−ブチル、メタ
クリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸イソボニル)等
が挙げられる。(メタ)アクリロイロキシ基から最も遠
い炭素原子の位置が、(メタ)アクリロイロキシ基に直
接結合した原子から数えて原子の数で4より大きくなる
と、塗膜強度が劣化するので好ましくない。
(a)(A)(i)は、(メタ)アクリロイロキシ基か
ら最も遠い炭素原子の位置が、前記(メタ)アクリロイ
ロキシ基に直接結合した原子から数えて原子の数で4以
内である短鎖(メタ)アクリル酸エステルが好ましく、
好適な具体例としては、アクリル酸エステル(例えばア
クリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−ブ
チル、アクリル酸i−ブチル、アクリル酸t−ブチル、
アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸イソボニル)、
またメタクリル酸エステル(例えばメタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n−ブチル、メ
タクリル酸i−ブチル、メタクリル酸t−ブチル、メタ
クリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸イソボニル)等
が挙げられる。(メタ)アクリロイロキシ基から最も遠
い炭素原子の位置が、(メタ)アクリロイロキシ基に直
接結合した原子から数えて原子の数で4より大きくなる
と、塗膜強度が劣化するので好ましくない。
【0025】上記短鎖(メタ)アクリル酸エステル
(a)(A)(i)の量が、アクリル樹脂(A)に対し
て30重量%未満の場合には、クリヤー塗膜の表面自由
エネルギーが低下し密着性が低下するので好ましくな
い。一方、短鎖(メタ)アクリル酸エステルの量が、ア
クリル樹脂(A)に対して84.9重量%を越える場合
には、塗膜の柔軟性が低下し、塗膜にワレが発生しやす
くなる。
(a)(A)(i)の量が、アクリル樹脂(A)に対し
て30重量%未満の場合には、クリヤー塗膜の表面自由
エネルギーが低下し密着性が低下するので好ましくな
い。一方、短鎖(メタ)アクリル酸エステルの量が、ア
クリル樹脂(A)に対して84.9重量%を越える場合
には、塗膜の柔軟性が低下し、塗膜にワレが発生しやす
くなる。
【0026】上記α,β−エチレン性不飽和単量体
(a)(A)(ii)は、α,β−エチレン性不飽和基か
ら最も遠い炭素原子の位置が、α,β−エチレン性不飽
和基に直接結合した原子から数えて原子の数で6以内で
あるα,β−エチレン性不飽和単量体が好ましく、好適
な具体例としては、スチレンや、α−メチルスチレン、
p−t−ブチルスチレン等のスチレン誘導体が挙げられ
る。α,β−エチレン性不飽和基から最も遠い炭素原子
の位置が、α,β−エチレン性不飽和基に直接結合した
原子から数えて原子の数で6より大きい場合には、表面
自由エネルギーの低下をもたらすので好ましくない。
(a)(A)(ii)は、α,β−エチレン性不飽和基か
ら最も遠い炭素原子の位置が、α,β−エチレン性不飽
和基に直接結合した原子から数えて原子の数で6以内で
あるα,β−エチレン性不飽和単量体が好ましく、好適
な具体例としては、スチレンや、α−メチルスチレン、
p−t−ブチルスチレン等のスチレン誘導体が挙げられ
る。α,β−エチレン性不飽和基から最も遠い炭素原子
の位置が、α,β−エチレン性不飽和基に直接結合した
原子から数えて原子の数で6より大きい場合には、表面
自由エネルギーの低下をもたらすので好ましくない。
【0027】上記α,β−エチレン性不飽和単量体
(a)(A)(ii)の量が、(A)アクリル樹脂に対し
て40重量%を越えると、塗膜の柔軟性の低下をもたら
すので、好ましくない。
(a)(A)(ii)の量が、(A)アクリル樹脂に対し
て40重量%を越えると、塗膜の柔軟性の低下をもたら
すので、好ましくない。
【0028】また、上記少なくとも1種の2級水酸基含
有エチレン性不飽和単量体を含む水酸基含有エチレン性
不飽和単量体(a)(A)(iii)としては、具体的に
は、アクリル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸2−
ヒドロキシプロピル、アクリル酸2−ヒドロキシブチ
ル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸
2−ヒドロキシプロピル、メタクリル酸2−ヒドロキシ
ブチル等が好適である。また、その混合物とは、上記具
体例の混合物をいう。
有エチレン性不飽和単量体を含む水酸基含有エチレン性
不飽和単量体(a)(A)(iii)としては、具体的に
は、アクリル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸2−
ヒドロキシプロピル、アクリル酸2−ヒドロキシブチ
ル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸
2−ヒドロキシプロピル、メタクリル酸2−ヒドロキシ
ブチル等が好適である。また、その混合物とは、上記具
体例の混合物をいう。
【0029】上記水酸基含有エチレン性不飽和単量体
(a)(A)(iii)の量が、(A)アクリル樹脂に対し
て15重量%未満の場合には、アクリル樹脂(A)中の
2級水酸基由来のOH価が低下し、第1クリヤー塗膜と
第2クリヤー塗膜とのノンサンド密着性が劣化する。一
方、上記水酸基含有エチレン性不飽和単量体(a)
(A)(iii)の量がアクリル樹脂(A)に対して40重
量%越えると、アクリル樹脂(A)中の2級水酸基由来
のOH価が過多になり、第1クリヤー塗膜の耐水性、耐
久性が劣化する。
(a)(A)(iii)の量が、(A)アクリル樹脂に対し
て15重量%未満の場合には、アクリル樹脂(A)中の
2級水酸基由来のOH価が低下し、第1クリヤー塗膜と
第2クリヤー塗膜とのノンサンド密着性が劣化する。一
方、上記水酸基含有エチレン性不飽和単量体(a)
(A)(iii)の量がアクリル樹脂(A)に対して40重
量%越えると、アクリル樹脂(A)中の2級水酸基由来
のOH価が過多になり、第1クリヤー塗膜の耐水性、耐
久性が劣化する。
【0030】また、上記酸基含有エチレン性不飽和単量
体(a)(A)(iv)の具体例としては、アクリル酸、
メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、マレイン酸、
フマール酸等が好適である。
体(a)(A)(iv)の具体例としては、アクリル酸、
メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、マレイン酸、
フマール酸等が好適である。
【0031】上記酸基含有エチレン性不飽和単量体
(a)(A)(iv)の量が、アクリル樹脂(A)に対し
て0.1重量%未満の場合には、熱硬化反応が十分進ま
ず塗膜強度及び仕上り外観が低下するので好ましくな
い。一方、上記酸基含有エチレン性不飽和単量体(a)
(A)(iv)の量が、アクリル樹脂(A)に対して5重
量%を越える場合には、熱硬化反応が進み過ぎて第1ク
リヤー塗膜の界面層の官能基と結合できず、ノンサンド
密着性が低下しやすくなる。
(a)(A)(iv)の量が、アクリル樹脂(A)に対し
て0.1重量%未満の場合には、熱硬化反応が十分進ま
ず塗膜強度及び仕上り外観が低下するので好ましくな
い。一方、上記酸基含有エチレン性不飽和単量体(a)
(A)(iv)の量が、アクリル樹脂(A)に対して5重
量%を越える場合には、熱硬化反応が進み過ぎて第1ク
リヤー塗膜の界面層の官能基と結合できず、ノンサンド
密着性が低下しやすくなる。
【0032】更に、上記(a)(A)(v)の前記
(i)〜(iv)以外のエチレン性不飽和単量体として
は、例えば、アクリル酸2−エチルヘキシル、メタアク
リル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ラウリル、メタ
アクリル酸ラウリル、アクリルアミド、メタクリルアミ
ド等である。
(i)〜(iv)以外のエチレン性不飽和単量体として
は、例えば、アクリル酸2−エチルヘキシル、メタアク
リル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ラウリル、メタ
アクリル酸ラウリル、アクリルアミド、メタクリルアミ
ド等である。
【0033】上記(a)(A)(v)の量が、アクリル
樹脂(A)に対して34.9重量%を越えると、第1ク
リヤー塗膜と第2クリヤー塗膜のノンサンド密着性は低
下する。
樹脂(A)に対して34.9重量%を越えると、第1ク
リヤー塗膜と第2クリヤー塗膜のノンサンド密着性は低
下する。
【0034】上記アクリル樹脂(A)は、通常の重合方
法によって得られる。例えばラジカル重合等の溶液重合
のような公知の方法によって行われ、重合温度は、10
0〜150℃、重合時間は、3〜8時間で行うことがで
きる。開始剤としては、アゾ系(例えばジメチル−2,
2′−アゾビスイソブチレート等)又はパーオキサイド
系(例えば、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサ
ノエント等)の開始剤が好適である。得られるポリマー
の数平均分子量は、500〜40,000、特に1,0
00〜20,000であることが好ましい。数平均分子
量が40,000を越えるとポリマー粘度が高くなるの
で、高固形分の塗料組成物が調整困難となる。一方、数
平均分子量が500未満の場合には、硬化性樹脂組成の
硬化性が不十分となる。なお、分子量は、GPC法によ
り求められる。
法によって得られる。例えばラジカル重合等の溶液重合
のような公知の方法によって行われ、重合温度は、10
0〜150℃、重合時間は、3〜8時間で行うことがで
きる。開始剤としては、アゾ系(例えばジメチル−2,
2′−アゾビスイソブチレート等)又はパーオキサイド
系(例えば、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサ
ノエント等)の開始剤が好適である。得られるポリマー
の数平均分子量は、500〜40,000、特に1,0
00〜20,000であることが好ましい。数平均分子
量が40,000を越えるとポリマー粘度が高くなるの
で、高固形分の塗料組成物が調整困難となる。一方、数
平均分子量が500未満の場合には、硬化性樹脂組成の
硬化性が不十分となる。なお、分子量は、GPC法によ
り求められる。
【0035】メラミン樹脂(B) メラミン樹脂(B)は、当該メラミン樹脂中の10〜2
0重量%が数平均分子量が2,000以上であることが
好ましく、例えば大日本インキ株式会社製「スーパーペ
ッカミン13−548」や、三井東圧株式会社製「ユー
バンXM−40」が好適である。
0重量%が数平均分子量が2,000以上であることが
好ましく、例えば大日本インキ株式会社製「スーパーペ
ッカミン13−548」や、三井東圧株式会社製「ユー
バンXM−40」が好適である。
【0036】当該メラミン樹脂(B)中の数平均分子量
が2,000以上の高分子が10重量%未満の場合に
は、第1クリヤー塗膜の表面の官能基量が減少し、第2
クリヤー塗膜との付着性が低下する。一方、当該メラミ
ン樹脂中の数平均分子量が2,000以上の高分子が2
0重量%越える場合には、第1クリヤー塗膜の硬化性が
低下し、第1クリヤー塗膜の塗膜強度が低下すると共
に、仕上がり外観が劣化する。
が2,000以上の高分子が10重量%未満の場合に
は、第1クリヤー塗膜の表面の官能基量が減少し、第2
クリヤー塗膜との付着性が低下する。一方、当該メラミ
ン樹脂中の数平均分子量が2,000以上の高分子が2
0重量%越える場合には、第1クリヤー塗膜の硬化性が
低下し、第1クリヤー塗膜の塗膜強度が低下すると共
に、仕上がり外観が劣化する。
【0037】アクリル樹脂(A)/メラミン樹脂の重量
比(B) アクリル樹脂(A)/メラミン樹脂(B)の重量比は、
80/20〜50/50であることが好ましく、75/
25〜60/40がより好ましい。(A)/(B)の重
量比が80/20を越えると、第1クリヤー塗膜の硬化
性が低下し、一方(A)/(B)の重量比が50/50
未満の場合には、第1クリヤー塗膜の硬化反応が進み過
ぎて、第1クリヤー塗膜との付着性が劣化する。
比(B) アクリル樹脂(A)/メラミン樹脂(B)の重量比は、
80/20〜50/50であることが好ましく、75/
25〜60/40がより好ましい。(A)/(B)の重
量比が80/20を越えると、第1クリヤー塗膜の硬化
性が低下し、一方(A)/(B)の重量比が50/50
未満の場合には、第1クリヤー塗膜の硬化反応が進み過
ぎて、第1クリヤー塗膜との付着性が劣化する。
【0038】添加剤 上述した第1クリヤー塗料(a)に用いる樹脂分には、
塗膜の耐候性を向上させるために、紫外線吸収剤及びヒ
ンダードアミン光安定剤、酸化防止剤等を加えてもよ
い。更に、レオロジーコントロール剤として架橋樹脂粒
子や、外観の調整のためにシリコーン系あるいはアクリ
ル系の表面調整剤を添加してもよい。更にまた、粘度調
整等のための希釈剤としてアルコール系溶剤(例えば、
メタノール、エタノール、プロパノール、及びブタノー
ル等)、ヒドロカーボン系、及ぶエステル系等の溶剤を
使用することができる。
塗膜の耐候性を向上させるために、紫外線吸収剤及びヒ
ンダードアミン光安定剤、酸化防止剤等を加えてもよ
い。更に、レオロジーコントロール剤として架橋樹脂粒
子や、外観の調整のためにシリコーン系あるいはアクリ
ル系の表面調整剤を添加してもよい。更にまた、粘度調
整等のための希釈剤としてアルコール系溶剤(例えば、
メタノール、エタノール、プロパノール、及びブタノー
ル等)、ヒドロカーボン系、及ぶエステル系等の溶剤を
使用することができる。
【0039】第2クリヤー塗料(b) 第2クリヤー塗料(b)は、ポリエポキシとポリ酸とを
含有する熱硬化性クリヤー塗料であり、好ましくは
(A)酸無水物基がハーフエステル化された酸無水物変
性基とエポキシ基との反応、及び(B)酸無水物基又は
前記酸無水物変性基とエポキシ基との反応及び酸無水物
基又は前記酸無水物変性基と水酸基との反応を硬化のた
めの主反応とする熱硬化性クリヤー塗料である。
含有する熱硬化性クリヤー塗料であり、好ましくは
(A)酸無水物基がハーフエステル化された酸無水物変
性基とエポキシ基との反応、及び(B)酸無水物基又は
前記酸無水物変性基とエポキシ基との反応及び酸無水物
基又は前記酸無水物変性基と水酸基との反応を硬化のた
めの主反応とする熱硬化性クリヤー塗料である。
【0040】第2クリヤー塗料(b)は、具体的には、
上述の特開平2−45577号公報又は特開平3−28
7650号公報等に記載された熱硬化性樹脂組成物から
なる熱硬化性クリヤー塗料である。
上述の特開平2−45577号公報又は特開平3−28
7650号公報等に記載された熱硬化性樹脂組成物から
なる熱硬化性クリヤー塗料である。
【0041】例えば、(I)酸無水物を有するラジカル
重合性モノマーと他の共重合性モノマーとの共重合体中
の酸無水物基がハーフエステル化された、酸無水物基を
有しない共重合体と、(II)分子中にエポキシ基及び水
酸基の両者を有する化合物と、を含有する熱硬化性樹脂
組成物(C)(特開平3−287650号公報)、
(I)酸無水物を有するラジカル重合性モノマーと他の
共重合性モノマーとの共重合体中の酸無水物基がハーフ
エステル化された、酸無水物基を有しない共重合体と、
(II)ヒドロキシ化合物と、(III)エポキシ化合物と、
を含む熱硬化性樹脂組成物(D)(特開平2−4557
7号公報)が好適である。また、上記熱硬化性樹脂組成
物(C)のより好ましい態様として(E)(i)(1)酸無水
物基含有エチレン性不飽和モノマー15〜40重量%
と、(2) 他の共重合可能なエチレン性不飽和モノマー6
0〜85重量%と、を共重合させることにより得られる
酸無水物基含有ポリマーと、(ii)1〜12個の炭素原子
を含有するモノアルコールと、を酸無水物基/水酸基の
モル比が1/10〜1/1となる割合の量で反応させる
ことによって得られる、カルボキシル基及びカルボン酸
エステル基を有するポリマー並びに、(F)(i)式
(I)
重合性モノマーと他の共重合性モノマーとの共重合体中
の酸無水物基がハーフエステル化された、酸無水物基を
有しない共重合体と、(II)分子中にエポキシ基及び水
酸基の両者を有する化合物と、を含有する熱硬化性樹脂
組成物(C)(特開平3−287650号公報)、
(I)酸無水物を有するラジカル重合性モノマーと他の
共重合性モノマーとの共重合体中の酸無水物基がハーフ
エステル化された、酸無水物基を有しない共重合体と、
(II)ヒドロキシ化合物と、(III)エポキシ化合物と、
を含む熱硬化性樹脂組成物(D)(特開平2−4557
7号公報)が好適である。また、上記熱硬化性樹脂組成
物(C)のより好ましい態様として(E)(i)(1)酸無水
物基含有エチレン性不飽和モノマー15〜40重量%
と、(2) 他の共重合可能なエチレン性不飽和モノマー6
0〜85重量%と、を共重合させることにより得られる
酸無水物基含有ポリマーと、(ii)1〜12個の炭素原子
を含有するモノアルコールと、を酸無水物基/水酸基の
モル比が1/10〜1/1となる割合の量で反応させる
ことによって得られる、カルボキシル基及びカルボン酸
エステル基を有するポリマー並びに、(F)(i)式
(I)
【化1】 [式中、Rは水素原子又はメチル基であり、Xは直鎖又
は分岐のアルキル又はヒドロキシアルキル、mは2〜8
の整数であり、nは3〜7の整数であり、qは0〜4の
整数である]で示される構造を有する水酸基含有エチレ
ン性不飽和モノマー5〜60重量%、(ii)エポキシ基
含有エチレン性不飽和モノマー10〜605重量%、並
びに必要に応じて(iii)他の共重合可能なエチレン性不
飽和モノマー0〜85重量%、を共重合することによっ
て得られる、水酸基及びエポキシ基を含有するポリマー
とを含む塗料組成物であって、成分(E)100固形重
量部に対して成分(F)50〜250重量部の割合であ
る塗料組成物(G)は、更に好適である。
は分岐のアルキル又はヒドロキシアルキル、mは2〜8
の整数であり、nは3〜7の整数であり、qは0〜4の
整数である]で示される構造を有する水酸基含有エチレ
ン性不飽和モノマー5〜60重量%、(ii)エポキシ基
含有エチレン性不飽和モノマー10〜605重量%、並
びに必要に応じて(iii)他の共重合可能なエチレン性不
飽和モノマー0〜85重量%、を共重合することによっ
て得られる、水酸基及びエポキシ基を含有するポリマー
とを含む塗料組成物であって、成分(E)100固形重
量部に対して成分(F)50〜250重量部の割合であ
る塗料組成物(G)は、更に好適である。
【0042】次に、上述の熱硬化性樹脂組成物(C)、
熱硬化性樹脂組成物(D)及び塗料組成物(G)につい
て、説明する。
熱硬化性樹脂組成物(D)及び塗料組成物(G)につい
て、説明する。
【0043】熱硬化性組成物(C) 共重合体(I) 上記共重合体(I)を形成するための酸無水物基を含む
ラジカル重合可能なモノマーとしては、無水イタコン
酸、無水マレイン酸、無水シトラコン酸等が挙げられ
る。一方、他の共重合可能なモノマーとしては、スチレ
ン、α−メチルスチレン、アクリル酸エステル類(例え
ば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸
プロピル、アクリル酸−n、i、及びt−ブチル、アク
リル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ラウリル等)、
メタクリル酸エステル類(例えば、メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタ
クリル酸−n、i、及びt−ブチル、メタクリル酸2−
エチルヘキシル、メタクリル酸ラウリル等)、アクリル
アミド、メタクリルアミド等が挙げられる。共重合反応
における反応物組成では、上記酸無水物を含むラジカル
重合性モノマーは、全モノマーに対して10〜40wt
%が好ましい。
ラジカル重合可能なモノマーとしては、無水イタコン
酸、無水マレイン酸、無水シトラコン酸等が挙げられ
る。一方、他の共重合可能なモノマーとしては、スチレ
ン、α−メチルスチレン、アクリル酸エステル類(例え
ば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸
プロピル、アクリル酸−n、i、及びt−ブチル、アク
リル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ラウリル等)、
メタクリル酸エステル類(例えば、メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタ
クリル酸−n、i、及びt−ブチル、メタクリル酸2−
エチルヘキシル、メタクリル酸ラウリル等)、アクリル
アミド、メタクリルアミド等が挙げられる。共重合反応
における反応物組成では、上記酸無水物を含むラジカル
重合性モノマーは、全モノマーに対して10〜40wt
%が好ましい。
【0044】共重合は公知の方法、例えばラジカル重合
等の溶液重合により行われる。共重合体の数平均分子量
は500〜40,000が好ましい。40,000より
大きいと共重合体の粘度が高くなり、高固形分熱硬化性
組成物になりにくい欠点を有する。一方、500より小
さいと硬化性が十分でない、なお、分子量は、GPC法
により求められる。酸無水物基は1分子中に少なくとも
2個、好ましくは2〜15個有する。2個より少ない
と、硬化性が十分でないという欠点を有する。
等の溶液重合により行われる。共重合体の数平均分子量
は500〜40,000が好ましい。40,000より
大きいと共重合体の粘度が高くなり、高固形分熱硬化性
組成物になりにくい欠点を有する。一方、500より小
さいと硬化性が十分でない、なお、分子量は、GPC法
により求められる。酸無水物基は1分子中に少なくとも
2個、好ましくは2〜15個有する。2個より少ない
と、硬化性が十分でないという欠点を有する。
【0045】ハーフエステル化は、ポリマー化した後に
行う。ハーフエステル化するために用いるハーフエステ
ル化剤は、低分子のアルコール類、具体的にはメタノー
ル、エタノール、n−ブタノール、i−ブタノール、t
−ブタノール、メチルセルソルブ、エチルセルソルブ、
ジメチルアミノエタノール、ジエチルアミノエタノー
ル、アセトール、アリルアルコール、プロパルギルアル
コール等がある。特に好ましい化合物としては、アセト
ール、アリルアルコール、プロパルギルアルコール、メ
タノールである。加熱時にアルコールが揮発し酸無水物
基を再生するのに良好だからである。
行う。ハーフエステル化するために用いるハーフエステ
ル化剤は、低分子のアルコール類、具体的にはメタノー
ル、エタノール、n−ブタノール、i−ブタノール、t
−ブタノール、メチルセルソルブ、エチルセルソルブ、
ジメチルアミノエタノール、ジエチルアミノエタノー
ル、アセトール、アリルアルコール、プロパルギルアル
コール等がある。特に好ましい化合物としては、アセト
ール、アリルアルコール、プロパルギルアルコール、メ
タノールである。加熱時にアルコールが揮発し酸無水物
基を再生するのに良好だからである。
【0046】ハーフエステル化の反応は通常の方法に従
い、室温から120℃の温度で触媒の存在化で行われ
る。上記触媒としては第3級アミン類(例えば、トリア
リルアミン、トリブチルアミン等)、第4級アンモニウ
ム塩(例えば、ベンジルトリメチルアンモニウムクロリ
ド、ベンジルトリメチルアンモニウムブロミド、ベンジ
ルトリブチルアンモニウムクロリド、ベンジルトリブチ
ルアンモニウムブロミド等)が挙げられる。
い、室温から120℃の温度で触媒の存在化で行われ
る。上記触媒としては第3級アミン類(例えば、トリア
リルアミン、トリブチルアミン等)、第4級アンモニウ
ム塩(例えば、ベンジルトリメチルアンモニウムクロリ
ド、ベンジルトリメチルアンモニウムブロミド、ベンジ
ルトリブチルアンモニウムクロリド、ベンジルトリブチ
ルアンモニウムブロミド等)が挙げられる。
【0047】分子中にエポキシ基及び水酸基の両者を有
する化合物(II) 上記化合物(II)は、分子中にエポキシ基を2〜10個
及び水酸基を2〜12個有する。また、エポキシ当量は
100〜800、ヒドロキシ当量は200〜1,200
である。エポキシ当量が上記下限より小さいと硬化性が
十分でなく、一方上限より大きいと硬化し過ぎて、耐候
性が悪くなり好ましくない。またヒドロキシ当量が20
0未満の場合には硬化塗膜の耐水性が十分でなく、逆に
1,200を越えると高固形分となりにくいので好まし
くない。
する化合物(II) 上記化合物(II)は、分子中にエポキシ基を2〜10個
及び水酸基を2〜12個有する。また、エポキシ当量は
100〜800、ヒドロキシ当量は200〜1,200
である。エポキシ当量が上記下限より小さいと硬化性が
十分でなく、一方上限より大きいと硬化し過ぎて、耐候
性が悪くなり好ましくない。またヒドロキシ当量が20
0未満の場合には硬化塗膜の耐水性が十分でなく、逆に
1,200を越えると高固形分となりにくいので好まし
くない。
【0048】このような化合物(II)は、低分子量のも
のでも高分子量のものでもよい。低分子量化合物として
は、例えばトリメチロールプロパンジグリシジルエーテ
ル等が挙げられる。高分子化合物としては、(i)エポ
キシ基を有するラジカル重合性モノマー30〜70重量
%、(ii)水酸基を有するラジカル重合性モノマー10
〜50重量%、及び(iii)その他のラジカル重合モノマ
ーを残量含む(但し、%は全モノマー量に基づく)モノ
マー組成物を、共重合して得られるエポキシ当量200
〜1,200、分子量500〜40,000の共重合体
を含有する樹脂組成物(以下、この共重合体を「共重合
体(II′)」という)が挙げられる。
のでも高分子量のものでもよい。低分子量化合物として
は、例えばトリメチロールプロパンジグリシジルエーテ
ル等が挙げられる。高分子化合物としては、(i)エポ
キシ基を有するラジカル重合性モノマー30〜70重量
%、(ii)水酸基を有するラジカル重合性モノマー10
〜50重量%、及び(iii)その他のラジカル重合モノマ
ーを残量含む(但し、%は全モノマー量に基づく)モノ
マー組成物を、共重合して得られるエポキシ当量200
〜1,200、分子量500〜40,000の共重合体
を含有する樹脂組成物(以下、この共重合体を「共重合
体(II′)」という)が挙げられる。
【0049】上記モノマー(i)としては、例えば(メ
タ)アクリル酸グリシジル、3,4−エポキシシクロヘ
キサニルメタクリレート等が挙げられる。
タ)アクリル酸グリシジル、3,4−エポキシシクロヘ
キサニルメタクリレート等が挙げられる。
【0050】上記モノマー(ii)としては、例えば(メ
タ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル等、アクリル酸4
−ヒドロキシエチル、「プラクセルFM−1」(ダイセ
ル化学工業(株)社製)等が挙げられる。
タ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル等、アクリル酸4
−ヒドロキシエチル、「プラクセルFM−1」(ダイセ
ル化学工業(株)社製)等が挙げられる。
【0051】上記モノマー(iii)としては、上記共重合
体(I)において「他の共重合可能なモノマー」として
例示したもの等が挙げられる。
体(I)において「他の共重合可能なモノマー」として
例示したもの等が挙げられる。
【0052】共重合体(II′)は、上記各モノマー
(i)〜(iii)及びラジカル重合開始剤を含むモノマー
組成物をラジカル重合して得られる。
(i)〜(iii)及びラジカル重合開始剤を含むモノマー
組成物をラジカル重合して得られる。
【0053】上記のようにして得られた共重合体(I
I′)は、エポキシ当量100〜800、ヒドロキシ当
量200〜1,200、及び分子量500〜40,00
0を有する。 化合物(II)のエポキシ基総数/共重合
体(I)のハーフエステル化された酸無水物基総数=
0.5〜1.5が好ましく、また化合物(II)の水酸基
総数/共重合体(I)のハーフエステル化された酸無水
物基総数=0.1〜1.5が好ましい。具体的には、こ
のような比を与える化合物(II)の配合量は、例えば共
重合体(I)100重量部に対して50〜250重量部
が好ましい。化合物(II)の使用量が50重量部未満の
場合には十分な硬化が行われず硬化塗膜の耐水性・耐候
性等が低下し、好ましくない。また、250重量部を超
過すると、未反応のカルボシキル基が残存し、耐薬品性
が低下して好ましくない。
I′)は、エポキシ当量100〜800、ヒドロキシ当
量200〜1,200、及び分子量500〜40,00
0を有する。 化合物(II)のエポキシ基総数/共重合
体(I)のハーフエステル化された酸無水物基総数=
0.5〜1.5が好ましく、また化合物(II)の水酸基
総数/共重合体(I)のハーフエステル化された酸無水
物基総数=0.1〜1.5が好ましい。具体的には、こ
のような比を与える化合物(II)の配合量は、例えば共
重合体(I)100重量部に対して50〜250重量部
が好ましい。化合物(II)の使用量が50重量部未満の
場合には十分な硬化が行われず硬化塗膜の耐水性・耐候
性等が低下し、好ましくない。また、250重量部を超
過すると、未反応のカルボシキル基が残存し、耐薬品性
が低下して好ましくない。
【0054】熱硬化性組成組成物(D) 共重合体(I) 共重合体(I)としては、上記「熱硬化性樹脂組成物
(C)」に示したものと同一なのでその説明を省略す
る。
(C)」に示したものと同一なのでその説明を省略す
る。
【0055】ヒドロキシ化合物(II) ヒドロキシ化合物(II)としては、種々のものが挙げら
れるが、ヒドロキシ基は分子内に2つ以上有するものが
好ましい。そのようなものの例としては、例えば、1,
5−ペンタジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオ
ペンチルグリコール、トリメチロールプロパン、トリメ
チロールエタン、ペンタエリトリトール、ジペンタエリ
トリトール、ジペンタエリトリット、トリエチレングリ
コール、トリエタノールアミン、トリプロパノールアミ
ン等や、次に述べる高分子量化合物が挙げられる。高分
子量化合物としては、例えばアクリルポリオール、ポリ
エステルポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリウ
レタンポリオール等が挙げられる。これらはもちろん混
合して用いることも可能である。
れるが、ヒドロキシ基は分子内に2つ以上有するものが
好ましい。そのようなものの例としては、例えば、1,
5−ペンタジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオ
ペンチルグリコール、トリメチロールプロパン、トリメ
チロールエタン、ペンタエリトリトール、ジペンタエリ
トリトール、ジペンタエリトリット、トリエチレングリ
コール、トリエタノールアミン、トリプロパノールアミ
ン等や、次に述べる高分子量化合物が挙げられる。高分
子量化合物としては、例えばアクリルポリオール、ポリ
エステルポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリウ
レタンポリオール等が挙げられる。これらはもちろん混
合して用いることも可能である。
【0056】ヒドロキシ化合物(II)は、ヒドロキシ当
量30〜1,000を有する。30より少ない場合には
硬化塗膜の耐水性が充分でなく、一方、1,000を越
えると高固形分となりにくい。
量30〜1,000を有する。30より少ない場合には
硬化塗膜の耐水性が充分でなく、一方、1,000を越
えると高固形分となりにくい。
【0057】共重合体(I)中の変性(ハーフエステル
化)された酸無水物基/ヒドロキシ化合物(II)中のヒ
ドロキシ基の当量比は、0.3/1〜10/1である。
当量比が0.3/1より低い場合には、硬化性が低下
し、一方当量比が10/1より高い場合には、耐水性が
低下する。
化)された酸無水物基/ヒドロキシ化合物(II)中のヒ
ドロキシ基の当量比は、0.3/1〜10/1である。
当量比が0.3/1より低い場合には、硬化性が低下
し、一方当量比が10/1より高い場合には、耐水性が
低下する。
【0058】エポキシ化合物(III) エポキシ化合物(III)の例としては、環脂肪族エポキシ
樹脂、例えば米国U.C.C社から市販のERL423
4、ERL4299、ERL4221、ERL4206
等のグリシジルエステル系エポキシ樹脂(例えば、ジグ
リシジルフタレート、ジグリシジルテトラヒドロフタレ
ート、ジグリシジルヘキサヒドロフタレート、ジメチル
グリシジルフタレート、ジメチルグリシジルヘキサヒド
ロフタレート、ダイマー酸グリシジルエステル、アロコ
ティックジグリシジルエステル等)、グリシジルエーテ
ル系エポキシ樹脂(例えば、グリセロールトリグリシジ
ルエーテル、トリメチロールプロパントリグリシジルエ
ーテル、ジグリセロールトリグリシジルエーテル、ソル
ビトールポリグリシジルエーテル等)、グリシジル基含
有アクリルポリマー類(例えばラジカル共重合可能な不
飽和結合とグリシジル基を有するモノマーを共重合可能
なモノマーとラジカル重合したもの等)が挙げられる。
樹脂、例えば米国U.C.C社から市販のERL423
4、ERL4299、ERL4221、ERL4206
等のグリシジルエステル系エポキシ樹脂(例えば、ジグ
リシジルフタレート、ジグリシジルテトラヒドロフタレ
ート、ジグリシジルヘキサヒドロフタレート、ジメチル
グリシジルフタレート、ジメチルグリシジルヘキサヒド
ロフタレート、ダイマー酸グリシジルエステル、アロコ
ティックジグリシジルエステル等)、グリシジルエーテ
ル系エポキシ樹脂(例えば、グリセロールトリグリシジ
ルエーテル、トリメチロールプロパントリグリシジルエ
ーテル、ジグリセロールトリグリシジルエーテル、ソル
ビトールポリグリシジルエーテル等)、グリシジル基含
有アクリルポリマー類(例えばラジカル共重合可能な不
飽和結合とグリシジル基を有するモノマーを共重合可能
なモノマーとラジカル重合したもの等)が挙げられる。
【0059】ここで、グリシジル基を有するモノマーと
しては、例えばメタクリル酸グリシジル、アクリル酸グ
リシジル、アリルグリシジルエーテル等が挙げられる。
共重合可能なモノマーとしては、上記「共重合体(I)
の他の共重合可能なモノマー」として上述したモノマー
が挙げられる。
しては、例えばメタクリル酸グリシジル、アクリル酸グ
リシジル、アリルグリシジルエーテル等が挙げられる。
共重合可能なモノマーとしては、上記「共重合体(I)
の他の共重合可能なモノマー」として上述したモノマー
が挙げられる。
【0060】上記エポキシ化合物(III)のうち好ましい
ものは、グリシジルエステル系エポキシ樹脂、グリシジ
ルエーテル系エポキシ樹脂、グリシジル基含有アクリル
ポリマー類である。
ものは、グリシジルエステル系エポキシ樹脂、グリシジ
ルエーテル系エポキシ樹脂、グリシジル基含有アクリル
ポリマー類である。
【0061】エポキシ化合物(III)中のオキシラン基/
共重合体(I)中の変性(ハーフエステル化)された酸
無水物基/ヒドロキシ化合物(II)中のヒドロキシ基の
当量比は、0.3/1〜5/1である。当量比が0.3
/1より低い場合には、耐水性が低下し、一方当量比が
5/1より高い場合には、未反応のオキシラン基が残
り、耐薬品性が悪くなる。
共重合体(I)中の変性(ハーフエステル化)された酸
無水物基/ヒドロキシ化合物(II)中のヒドロキシ基の
当量比は、0.3/1〜5/1である。当量比が0.3
/1より低い場合には、耐水性が低下し、一方当量比が
5/1より高い場合には、未反応のオキシラン基が残
り、耐薬品性が悪くなる。
【0062】塗料組成物(G) カルボキシル基及びカルボン酸エステル基を有するポリ
マー(E) カルボキシル基及びカルボン酸エステル基を有するポリ
マー(E)は、酸無水物基含有ポリマー(e)(i)とモノア
ルコール(e)(ii)とを反応させることにより得られるハ
ーフエステル基含有ポリマーである。
マー(E) カルボキシル基及びカルボン酸エステル基を有するポリ
マー(E)は、酸無水物基含有ポリマー(e)(i)とモノア
ルコール(e)(ii)とを反応させることにより得られるハ
ーフエステル基含有ポリマーである。
【0063】酸無水物基含有ポリマー(e)(i)は、酸無水
物基含有エチレン性不飽和モノマー(e)(i)(1) 15〜4
0重量%と、他の共重合可能なエチレン性不飽和モノマ
ー(e)(i)(2) 60〜85重量%と、を共重合させること
により得られる。酸無水物基含有エチレン性不飽和モノ
マー(e)(i)(1) の量が15重量%未満では硬化性が不足
し、40重量%を越えると得られる塗膜が硬くもろくな
り過ぎて耐候性が不足するので好ましくない。
物基含有エチレン性不飽和モノマー(e)(i)(1) 15〜4
0重量%と、他の共重合可能なエチレン性不飽和モノマ
ー(e)(i)(2) 60〜85重量%と、を共重合させること
により得られる。酸無水物基含有エチレン性不飽和モノ
マー(e)(i)(1) の量が15重量%未満では硬化性が不足
し、40重量%を越えると得られる塗膜が硬くもろくな
り過ぎて耐候性が不足するので好ましくない。
【0064】酸無水物基含有エチレン性不飽和モノマー
(e)(i)(1) の具体例は、上述の「共重合体(I)の酸無
水物基を含むラジカル重合可能なモノマー」に挙げたモ
ノマーと同一であるため、ここでの説明は省略する。ま
た、他の共重合可能なエチレン性不飽和モノマー(e)(i)
(2) の具体例も、上述の共重合体(I)を調整するため
に「他の共重合可能なモノマー」として挙げたモノマー
と同一であるため、ここでの説明は省略する。
(e)(i)(1) の具体例は、上述の「共重合体(I)の酸無
水物基を含むラジカル重合可能なモノマー」に挙げたモ
ノマーと同一であるため、ここでの説明は省略する。ま
た、他の共重合可能なエチレン性不飽和モノマー(e)(i)
(2) の具体例も、上述の共重合体(I)を調整するため
に「他の共重合可能なモノマー」として挙げたモノマー
と同一であるため、ここでの説明は省略する。
【0065】前記共重合は、例えばラジカル重合等の溶
液重合のような公知の方法により行われる。得られるポ
リマーの数平均分子量が1,500〜8,000である
ことが好ましい。数平均分子量が8,000を越えると
ポリマー粘度が高くなるので、高固形分の塗料組成物を
調整しにくくなる。一方数平均分子量1,500未満に
なると、硬化性樹脂組成物の硬化性が不十分となる。得
られるポリマーは1分子中に平均少なくとも2個、好ま
しくは2〜15個の酸無水物基を有する。1分子中に含
有される酸無水物基が2個未満の場合には、硬化性樹脂
組成物の硬化性が不十分となる。15個を越えると硬く
もろくなり過ぎ、耐候性が不足する。
液重合のような公知の方法により行われる。得られるポ
リマーの数平均分子量が1,500〜8,000である
ことが好ましい。数平均分子量が8,000を越えると
ポリマー粘度が高くなるので、高固形分の塗料組成物を
調整しにくくなる。一方数平均分子量1,500未満に
なると、硬化性樹脂組成物の硬化性が不十分となる。得
られるポリマーは1分子中に平均少なくとも2個、好ま
しくは2〜15個の酸無水物基を有する。1分子中に含
有される酸無水物基が2個未満の場合には、硬化性樹脂
組成物の硬化性が不十分となる。15個を越えると硬く
もろくなり過ぎ、耐候性が不足する。
【0066】次いで、得られたポリマーを、酸無水物基
/水酸基のモル比が1/10〜1/1となる割合の量で
モノアルコール(e)(ii)と反応させることにより、カル
ボキシル基及びカルボン酸エステル基を有するポリマー
(E)を調製する。この割合が1/10を越えると過剰
のアルコールが多すぎて硬化時にワキの原因となり、一
方1/1未満の場合には、未反応の無水物基が残り、貯
蔵安定性が悪くなる。また、モノアルコール(e)(ii)
は、上記「共重合体(I)のハーフエステル化剤」に挙
げた低分子のアルコール類を用いることができる。
/水酸基のモル比が1/10〜1/1となる割合の量で
モノアルコール(e)(ii)と反応させることにより、カル
ボキシル基及びカルボン酸エステル基を有するポリマー
(E)を調製する。この割合が1/10を越えると過剰
のアルコールが多すぎて硬化時にワキの原因となり、一
方1/1未満の場合には、未反応の無水物基が残り、貯
蔵安定性が悪くなる。また、モノアルコール(e)(ii)
は、上記「共重合体(I)のハーフエステル化剤」に挙
げた低分子のアルコール類を用いることができる。
【0067】水酸基及びエポキシ基を含有するポリマー
(F) 水酸基及びエポキシ基を含有するポリマー(F)は、1
分子中にエポキシ基を平均で好ましくは2〜10個、及
び水酸基を平均で少なくとも2〜12個有する。また、
エポキシ当量は好ましくは100〜800である。エポ
キシ当量が上記上限より大きいと、硬化性樹脂組成物の
硬化性が不十分となる。また、上記下限より小さいと、
硬くなり過ぎて塗膜がもろくなるので好ましくない。ヒ
ドロキシ当量が200未満の場合には硬化塗膜の耐水性
が十分でなく、1,200を越えると硬化性が十分でな
いので好ましくない。
(F) 水酸基及びエポキシ基を含有するポリマー(F)は、1
分子中にエポキシ基を平均で好ましくは2〜10個、及
び水酸基を平均で少なくとも2〜12個有する。また、
エポキシ当量は好ましくは100〜800である。エポ
キシ当量が上記上限より大きいと、硬化性樹脂組成物の
硬化性が不十分となる。また、上記下限より小さいと、
硬くなり過ぎて塗膜がもろくなるので好ましくない。ヒ
ドロキシ当量が200未満の場合には硬化塗膜の耐水性
が十分でなく、1,200を越えると硬化性が十分でな
いので好ましくない。
【0068】このようなポリマー(F)は、例えば式
(I)
(I)
【化2】 [式中、Rは水素原子又はメチル基であり、Xは直鎖又
は分岐のアルキル又はヒドロキシアルキル、mは2〜8
の整数であり、nは3〜7の整数であり、qは0〜4の
整数である]で示される構造を有する水酸基含有エチレ
ン性不飽和モノマー(f)(i)5〜60重量%、エポキシ基
含有エチレン性不飽和モノマー(f)(ii)10〜60重量
%、及び必要に応じて他の共重合可能なエチレン性不飽
和モノマー(f)(iii)0〜85重量%、を共重合すること
によって得ることができる。水酸基含有エチレン性不飽
和モノマー(f)(i)が5重量%未満では硬化性が不足し、
60重量%を越えると相溶性が不足するので反応が充分
に進行しないので好ましくない。エポキシ基含有エチレ
ン性不飽和モノマー(f)(ii)が10重量%未満では硬化
性が不足し、60重量%を越えると硬くなり過ぎて耐候
性不足となるので好ましくない。
は分岐のアルキル又はヒドロキシアルキル、mは2〜8
の整数であり、nは3〜7の整数であり、qは0〜4の
整数である]で示される構造を有する水酸基含有エチレ
ン性不飽和モノマー(f)(i)5〜60重量%、エポキシ基
含有エチレン性不飽和モノマー(f)(ii)10〜60重量
%、及び必要に応じて他の共重合可能なエチレン性不飽
和モノマー(f)(iii)0〜85重量%、を共重合すること
によって得ることができる。水酸基含有エチレン性不飽
和モノマー(f)(i)が5重量%未満では硬化性が不足し、
60重量%を越えると相溶性が不足するので反応が充分
に進行しないので好ましくない。エポキシ基含有エチレ
ン性不飽和モノマー(f)(ii)が10重量%未満では硬化
性が不足し、60重量%を越えると硬くなり過ぎて耐候
性不足となるので好ましくない。
【0069】水酸基及びエポキシ基を含有するポリマー
(F)を調整するために用いることができる水酸基含有
エチレン性不飽和モノマー(f)(i)の水酸基含有アルキル
鎖は、その鎖長が短すぎると架橋点近傍のフレキシビリ
ティーがなくなるため硬くなり過ぎ、長すぎると架橋点
間分子量が大きくなり過ぎる傾向にある。従って、前記
水酸基含有アルキル鎖は炭素数4〜20であることが好
ましい。具体的には、(メタ)アクリル酸4−ヒドロキ
シブチル、(メタ)アクリル酸6−ヒドロキシヘキシル
及びこれらのε−カプロラクトンとの反応物のような化
合物が挙げられる。このような化合物は市販されてお
り、例えばダイセル化学工業(株)社製「ブラクセルF
M−1」、「ブラクセルFA−1」等が挙げられる。ま
たは、このような化合物は、(メタ)アクリル酸と大過
剰(例えば1.5倍(モル)以上)のジオール(例え
ば、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオー
ル)をエステル化することにより調製される。
(F)を調整するために用いることができる水酸基含有
エチレン性不飽和モノマー(f)(i)の水酸基含有アルキル
鎖は、その鎖長が短すぎると架橋点近傍のフレキシビリ
ティーがなくなるため硬くなり過ぎ、長すぎると架橋点
間分子量が大きくなり過ぎる傾向にある。従って、前記
水酸基含有アルキル鎖は炭素数4〜20であることが好
ましい。具体的には、(メタ)アクリル酸4−ヒドロキ
シブチル、(メタ)アクリル酸6−ヒドロキシヘキシル
及びこれらのε−カプロラクトンとの反応物のような化
合物が挙げられる。このような化合物は市販されてお
り、例えばダイセル化学工業(株)社製「ブラクセルF
M−1」、「ブラクセルFA−1」等が挙げられる。ま
たは、このような化合物は、(メタ)アクリル酸と大過
剰(例えば1.5倍(モル)以上)のジオール(例え
ば、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオー
ル)をエステル化することにより調製される。
【0070】エポキシ基含有エチレン性不飽和モノマー
(f)(ii)としては、例えば(メタ)アクリル酸グリシジ
ル及び3,4−エポキシシクロヘキサニルメリル(メ
タ)アクリレート等が挙げられる。
(f)(ii)としては、例えば(メタ)アクリル酸グリシジ
ル及び3,4−エポキシシクロヘキサニルメリル(メ
タ)アクリレート等が挙げられる。
【0071】その他の共重合可能なエチレン性不飽和モ
ノマー(f)(iii)としては、酸無水物基含有ポリマー(e)
(i)を調整するために「他の共重合可能なエチレン性不
飽和モノマー(e)(i)(2) 」として上述したモノマーが挙
げられる。
ノマー(f)(iii)としては、酸無水物基含有ポリマー(e)
(i)を調整するために「他の共重合可能なエチレン性不
飽和モノマー(e)(i)(2) 」として上述したモノマーが挙
げられる。
【0072】前記共重合体は、例えばラジカル重合等の
溶液重合のような公知の方法により行われる。得られる
ポリマーは、数平均分子量500〜8,000とするこ
とが好ましい。
溶液重合のような公知の方法により行われる。得られる
ポリマーは、数平均分子量500〜8,000とするこ
とが好ましい。
【0073】添加剤 上述した第2クリヤー塗料(b)に用いる熱硬化性樹脂
組成物(C)、熱硬化性樹脂組成物(D)及びカルボキ
シル基及びカルボン酸エステル基を有するポリマー
(E)と水酸基及びエポキシ基を含有するポリマー
(F)を含有する塗料組成物(G)のそれぞれ樹脂分に
は、上述した第1クリヤー塗料(a)に任意に配合でき
る「添加剤」及び4級アンモニウム塩等の硬化触媒を配
合することができる。
組成物(C)、熱硬化性樹脂組成物(D)及びカルボキ
シル基及びカルボン酸エステル基を有するポリマー
(E)と水酸基及びエポキシ基を含有するポリマー
(F)を含有する塗料組成物(G)のそれぞれ樹脂分に
は、上述した第1クリヤー塗料(a)に任意に配合でき
る「添加剤」及び4級アンモニウム塩等の硬化触媒を配
合することができる。
【0074】製造法 本実施形態の第1クリヤー塗料(a)及び第2クリヤー
塗料(b)の製造方法は、特に限定されず、当業者の周
知の任意の方法を用いることができる。本実施形態の両
クリヤー塗料の固形分含有量は、製造時30〜80重量
%、塗装時20〜70重量%の範囲にあることが好まし
い。
塗料(b)の製造方法は、特に限定されず、当業者の周
知の任意の方法を用いることができる。本実施形態の両
クリヤー塗料の固形分含有量は、製造時30〜80重量
%、塗装時20〜70重量%の範囲にあることが好まし
い。
【0075】塗装法 本発明の塗装法は、自動車の塗装として前述した工程で
塗装される。
塗装される。
【0076】本実施形態に用いる第1クリヤー塗料
(a)及び第2クリヤー塗料(b)は、任意の基板、例
えば木、金属、ガラス、布、プラスチック、発泡体等、
特にプラスチック及び金属表面、例えばスチール、アル
ミニウム及びこれらの合金に塗装することができる。
(a)及び第2クリヤー塗料(b)は、任意の基板、例
えば木、金属、ガラス、布、プラスチック、発泡体等、
特にプラスチック及び金属表面、例えばスチール、アル
ミニウム及びこれらの合金に塗装することができる。
【0077】第1クリヤー塗料(a)及び第2クリヤー
塗料(b)の各々と膜の乾燥膜厚は、所望の用途により
広範囲に変化させることができるが、膜厚は、多くの場
合20〜80μmが有用である。
塗料(b)の各々と膜の乾燥膜厚は、所望の用途により
広範囲に変化させることができるが、膜厚は、多くの場
合20〜80μmが有用である。
【0078】本実施形態の塗装方法によれば、基板への
塗装後、塗膜を硬化させる。硬化は100〜180℃、
好ましくは120〜160℃の温度で高い架橋度の硬化
塗膜を得ることができる。この硬化時間は硬化温度等に
より変化するが、一般には、120〜160℃の温度で
10〜30分間硬化させるのが適当である。
塗装後、塗膜を硬化させる。硬化は100〜180℃、
好ましくは120〜160℃の温度で高い架橋度の硬化
塗膜を得ることができる。この硬化時間は硬化温度等に
より変化するが、一般には、120〜160℃の温度で
10〜30分間硬化させるのが適当である。
【0079】更に、請求項に記載以外の本発明の好まし
い他の実施態様を以下に示す。
い他の実施態様を以下に示す。
【0080】1.塗膜形成方法において、第1クリヤー
塗料(a)中のアクリル樹脂(A)のOH価(水酸基
価)は、90〜150であって、OH価のうち2級水酸
基由来のOH価が20〜90であることを特徴とする塗
膜形成方法である。
塗料(a)中のアクリル樹脂(A)のOH価(水酸基
価)は、90〜150であって、OH価のうち2級水酸
基由来のOH価が20〜90であることを特徴とする塗
膜形成方法である。
【0081】2.塗膜形成方法において、第1クリヤー
塗料(a)に含まれるアクリル樹脂(A)は、(i)
(メタ)アクリル酸エステルであって、(メタ)アクリ
ロイロキシ基から最も遠い炭素原子の位置が、前記(メ
タ)アクリロイロキシ基に直接結合した原子から数えて
原子の数で4以内である短鎖(メタ)アクリル酸エステ
ルを40〜70重量%と、(ii)α,β−エチレン性不
飽和単量体であって、α,β−エチレン性不飽和基から
最も遠い炭素原子の位置が、α,β−エチレン性不飽和
基に直接結合した原子から数えて原子の数で6以内であ
る前記(i)以外の短鎖α,β−エチレン性不飽和単量
体を5〜30重量%と、(iii)少なくとも1種の2級水
酸基含有エチレン性不飽和単量体を含む水酸基含有エチ
レン性不飽和単量体又はその混合物を20〜30%と、
(iv)酸基含有エチレン性不飽和単量体を0.3〜3重
量%と、(v)前記(i)〜(iv)以外のエチレン性不
飽和単量体を5〜25重量%と、 を重合して得られる
重合体であることを特徴とする塗膜形成方法である。
塗料(a)に含まれるアクリル樹脂(A)は、(i)
(メタ)アクリル酸エステルであって、(メタ)アクリ
ロイロキシ基から最も遠い炭素原子の位置が、前記(メ
タ)アクリロイロキシ基に直接結合した原子から数えて
原子の数で4以内である短鎖(メタ)アクリル酸エステ
ルを40〜70重量%と、(ii)α,β−エチレン性不
飽和単量体であって、α,β−エチレン性不飽和基から
最も遠い炭素原子の位置が、α,β−エチレン性不飽和
基に直接結合した原子から数えて原子の数で6以内であ
る前記(i)以外の短鎖α,β−エチレン性不飽和単量
体を5〜30重量%と、(iii)少なくとも1種の2級水
酸基含有エチレン性不飽和単量体を含む水酸基含有エチ
レン性不飽和単量体又はその混合物を20〜30%と、
(iv)酸基含有エチレン性不飽和単量体を0.3〜3重
量%と、(v)前記(i)〜(iv)以外のエチレン性不
飽和単量体を5〜25重量%と、 を重合して得られる
重合体であることを特徴とする塗膜形成方法である。
【0082】3.塗膜形成方法において、第1クリヤー
塗料(a)中のアクリル樹脂(A)/メラミン樹脂
(B)の重量比は、75/25〜60/40であること
を特徴とする塗膜形成方法である。
塗料(a)中のアクリル樹脂(A)/メラミン樹脂
(B)の重量比は、75/25〜60/40であること
を特徴とする塗膜形成方法である。
【0083】4.塗膜形成方法において、第2クリヤー
塗料(b)は、(I)酸無水物を有するラジカル重合性
モノマーと他の共重合性モノマーとの共重合体中の酸無
水物基がハーフエステル化された、酸無水物基を有しな
い共重合体と、(II)分子中にエポキシ基及び水酸基の
両者を有する化合物と、を含有する熱硬化性樹脂組成物
(C)を有することを特徴とする塗膜形成方法である。
塗料(b)は、(I)酸無水物を有するラジカル重合性
モノマーと他の共重合性モノマーとの共重合体中の酸無
水物基がハーフエステル化された、酸無水物基を有しな
い共重合体と、(II)分子中にエポキシ基及び水酸基の
両者を有する化合物と、を含有する熱硬化性樹脂組成物
(C)を有することを特徴とする塗膜形成方法である。
【0084】5.塗膜形成方法において、第2クリヤー
塗料(b)は、(I)酸無水物を有するラジカル重合性
モノマーと他の共重合性モノマーとの共重合体中の酸無
水物基がハーフエステル化された、酸無水物基を有しな
い共重合体と、(II)ヒドロキシ化合物と、(III)エポ
キシ化合物と、を含む熱硬化性樹脂組成物(D)を有す
ることを特徴とする塗膜形成方法である。
塗料(b)は、(I)酸無水物を有するラジカル重合性
モノマーと他の共重合性モノマーとの共重合体中の酸無
水物基がハーフエステル化された、酸無水物基を有しな
い共重合体と、(II)ヒドロキシ化合物と、(III)エポ
キシ化合物と、を含む熱硬化性樹脂組成物(D)を有す
ることを特徴とする塗膜形成方法である。
【0085】6.塗膜形成方法において、第2クリヤー
塗料(b)は、(E)(i)(1)酸無水物基含有エチレン性
不飽和モノマー15〜40重量%と、(2) 他の共重合可
能なエチレン性不飽和モノマー60〜85重量%と、を
共重合させることにより得られる酸無水物基含有ポリマ
ーと、(ii)1〜12個の炭素原子を含有するモノアルコ
ールと、を酸無水物基/水酸基のモル比が1/10〜1
/1となる割合の量で反応させることによって得られ
る、カルボキシル基及びカルボン酸エステル基を有する
ポリマー並びに、(F)(i)式(I)
塗料(b)は、(E)(i)(1)酸無水物基含有エチレン性
不飽和モノマー15〜40重量%と、(2) 他の共重合可
能なエチレン性不飽和モノマー60〜85重量%と、を
共重合させることにより得られる酸無水物基含有ポリマ
ーと、(ii)1〜12個の炭素原子を含有するモノアルコ
ールと、を酸無水物基/水酸基のモル比が1/10〜1
/1となる割合の量で反応させることによって得られ
る、カルボキシル基及びカルボン酸エステル基を有する
ポリマー並びに、(F)(i)式(I)
【化3】 [式中、Rは水素原子又はメチル基であり、Xは直鎖又
は分岐のアルキル又はヒドロキシアルキル、mは2〜8
の整数であり、nは3〜7の整数であり、qは0〜4の
整数である]で示される構造を有する水酸基含有エチレ
ン性不飽和モノマー5〜60重量%、(ii)エポキシ基
含有エチレン性不飽和モノマー10〜605重量%、並
びに必要に応じて(iii)他の共重合可能なエチレン性不
飽和モノマー0〜85重量%、を共重合することによっ
て得られる、水酸基及びエポキシ基を含有するポリマー
とを含む塗料組成物であって、成分(E)100固形重
量部に対して成分(F)50〜250重量部の割合であ
る塗料組成物(G)を有することを特徴とする塗膜形成
方法である。
は分岐のアルキル又はヒドロキシアルキル、mは2〜8
の整数であり、nは3〜7の整数であり、qは0〜4の
整数である]で示される構造を有する水酸基含有エチレ
ン性不飽和モノマー5〜60重量%、(ii)エポキシ基
含有エチレン性不飽和モノマー10〜605重量%、並
びに必要に応じて(iii)他の共重合可能なエチレン性不
飽和モノマー0〜85重量%、を共重合することによっ
て得られる、水酸基及びエポキシ基を含有するポリマー
とを含む塗料組成物であって、成分(E)100固形重
量部に対して成分(F)50〜250重量部の割合であ
る塗料組成物(G)を有することを特徴とする塗膜形成
方法である。
【0086】
【実施例】次に、実施例及び比較例を挙げて、本発明を
具体的に説明する。
具体的に説明する。
【0087】実施例1〜13及び比較例1〜13 (1)塗板作成:リン酸化成処理鋼板に、日本ペイント
(株)社製カチオン電着塗料の「パワートップU−8
0」を塗装し、その上に日本ペイント(株)社製中塗り
塗料の「オルガP−2」を塗装した工程試験板に、日本
ペイント(株)社製メタリックベース塗料の「スーパー
ラックM311」を塗布し、その後ウェット オン ウ
ェットで第1クリヤー塗料を塗布し、焼付乾燥された。
次いで、第1クリヤー塗膜の上に第2クリヤー塗料を塗
布し、焼付乾燥を行った。以上のように塗膜が形成され
た板を、評価板とした。
(株)社製カチオン電着塗料の「パワートップU−8
0」を塗装し、その上に日本ペイント(株)社製中塗り
塗料の「オルガP−2」を塗装した工程試験板に、日本
ペイント(株)社製メタリックベース塗料の「スーパー
ラックM311」を塗布し、その後ウェット オン ウ
ェットで第1クリヤー塗料を塗布し、焼付乾燥された。
次いで、第1クリヤー塗膜の上に第2クリヤー塗料を塗
布し、焼付乾燥を行った。以上のように塗膜が形成され
た板を、評価板とした。
【0088】(2)第1クリヤー塗料(a)の作成: a)アクリル樹脂(A)の合成:製造例1. 還流冷却器、滴下ローと、温度計、攪拌翼を
備えた2リットル セパラブルコルベンに、キシロール
440g及びn−ブタノール 160gを仕込み、1
20℃に昇温した後、スチレン 160g、アクリル酸
エチル 221.1g、メタクリル酸エチル 200
g、アクリル酸2−ヒドロキシプロピル 222.7
g、メタクリル酸 6.2g、及びアゾビスイソブチロ
ニトリル 16gからなる混合溶液を滴下ロートを通し
て、3時間で等速で滴下し、30分の熟成時間をおい
た。その後、キシロール 50g及びベンゾイルパーオ
キサイド 1gからなる混合溶液を滴下し、その後2時
間熟成され、次いでキシロール 150gで希釈し、反
応を終了した。
備えた2リットル セパラブルコルベンに、キシロール
440g及びn−ブタノール 160gを仕込み、1
20℃に昇温した後、スチレン 160g、アクリル酸
エチル 221.1g、メタクリル酸エチル 200
g、アクリル酸2−ヒドロキシプロピル 222.7
g、メタクリル酸 6.2g、及びアゾビスイソブチロ
ニトリル 16gからなる混合溶液を滴下ロートを通し
て、3時間で等速で滴下し、30分の熟成時間をおい
た。その後、キシロール 50g及びベンゾイルパーオ
キサイド 1gからなる混合溶液を滴下し、その後2時
間熟成され、次いでキシロール 150gで希釈し、反
応を終了した。
【0089】上記合成方法に準じて、表1に示す製造例
2〜9のモノマー配合割合によってアクリル樹脂(A)
を合成した。このアクリル合成樹脂(A)は、後述する
実施例1〜13及び比較例1〜5に供した。また、上記
合成方法に準じて、表1の製造例10〜16のモノマー
配合割合によって合成されたアクリル樹脂(A′)は、
後述する比較例6〜13に供した。
2〜9のモノマー配合割合によってアクリル樹脂(A)
を合成した。このアクリル合成樹脂(A)は、後述する
実施例1〜13及び比較例1〜5に供した。また、上記
合成方法に準じて、表1の製造例10〜16のモノマー
配合割合によって合成されたアクリル樹脂(A′)は、
後述する比較例6〜13に供した。
【0090】
【表1】 註)*1:スチレン(α,β−エチレン性不飽和単量体
(a)(A)(ii)に属する) *2:メタクリル酸メチル(短鎖(メタ)アクリル酸エス
テル(a)(A)(i)に属する) *3:アクリル酸エチル(上記(a)(A)(i)に属する) *4:メタクリル酸エチル(上記(a)(A)(i)に属する) *5:アクリル酸n−ブチル(上記(a)(A)(i)に属する) *6:メタクリル酸n−ブチル(上記(a)(A)(i)に属す
る) *7:メタクリル酸シクロヘキシル(上記(a)(A)(i)に属
する) *8:メタクリル酸ラウリル(上記(a)(A)(v)に属する) *9:メタクリル酸2−エチルヘキシル(上記(a)(A)(v)
に属する) *10:アクリル酸2−ヒドロキシプロピル(上記(a)(A)
(iii)に属する) *11:アクリル酸2−ヒドロキシブチル(上記(a)(A)(ii
i)に属する) *12:メタクリル酸2−ヒドロキシエチル(上記(a)(A)
(iii)に属する) *13:メタクリル酸(上記(a)(A)(iv)に属する) *14:アゾビスイソブチロニトリル b)第1クリヤー塗料(a)の作成:硬化剤として、n
−ブトキシメチロールメラミン、「ユニバン20SE−
60」(三井東圧化学社製、数平均分子量(Mn)=
1,200)及び「ユニバンXM−40」(三井東圧化
学社製、Mn=2,500)を使用し、これら硬化剤と
合成したアクリル樹脂(A)とを混合して第1クリヤー
塗料を作成した。
(a)(A)(ii)に属する) *2:メタクリル酸メチル(短鎖(メタ)アクリル酸エス
テル(a)(A)(i)に属する) *3:アクリル酸エチル(上記(a)(A)(i)に属する) *4:メタクリル酸エチル(上記(a)(A)(i)に属する) *5:アクリル酸n−ブチル(上記(a)(A)(i)に属する) *6:メタクリル酸n−ブチル(上記(a)(A)(i)に属す
る) *7:メタクリル酸シクロヘキシル(上記(a)(A)(i)に属
する) *8:メタクリル酸ラウリル(上記(a)(A)(v)に属する) *9:メタクリル酸2−エチルヘキシル(上記(a)(A)(v)
に属する) *10:アクリル酸2−ヒドロキシプロピル(上記(a)(A)
(iii)に属する) *11:アクリル酸2−ヒドロキシブチル(上記(a)(A)(ii
i)に属する) *12:メタクリル酸2−ヒドロキシエチル(上記(a)(A)
(iii)に属する) *13:メタクリル酸(上記(a)(A)(iv)に属する) *14:アゾビスイソブチロニトリル b)第1クリヤー塗料(a)の作成:硬化剤として、n
−ブトキシメチロールメラミン、「ユニバン20SE−
60」(三井東圧化学社製、数平均分子量(Mn)=
1,200)及び「ユニバンXM−40」(三井東圧化
学社製、Mn=2,500)を使用し、これら硬化剤と
合成したアクリル樹脂(A)とを混合して第1クリヤー
塗料を作成した。
【0091】(3)評価:以下、表2及び表3に示す実
施例と比較例は、第1クリヤー塗料を塗布し焼付後に第
2クリヤー塗料を塗装焼付した試験板の評価結果であ
る。
施例と比較例は、第1クリヤー塗料を塗布し焼付後に第
2クリヤー塗料を塗装焼付した試験板の評価結果であ
る。
【0092】尚、表2及び表3に示す第2クリヤー塗料
は次の通りである。
は次の通りである。
【0093】第2クリヤー塗料A:「マックフローO−
570クリヤー」(日本ペイント(株)社製、(I)酸
無水物を有するラジカル重合性モノマーと他の共重合性
モノマーとの共重合体中の酸無水物基がハーフエステル
化された共重合体と、(II)ヒドロキシ基とエポキシ基
を含む共重合体と、を含むクリヤー塗料) 第2クリヤー塗料B:「スパーラックO−150クリヤ
ー」(日本ペイント(株)社製、アクリル/メラミン硬
化系塗料) 評価方法: 耐酸性 : 10%H2 SO4 水溶液で70℃×15
分で行った。
570クリヤー」(日本ペイント(株)社製、(I)酸
無水物を有するラジカル重合性モノマーと他の共重合性
モノマーとの共重合体中の酸無水物基がハーフエステル
化された共重合体と、(II)ヒドロキシ基とエポキシ基
を含む共重合体と、を含むクリヤー塗料) 第2クリヤー塗料B:「スパーラックO−150クリヤ
ー」(日本ペイント(株)社製、アクリル/メラミン硬
化系塗料) 評価方法: 耐酸性 : 10%H2 SO4 水溶液で70℃×15
分で行った。
【0094】(評価 ; ○:良い、△:並、×:悪
い) 付着性 : JIS K−5400 6.15 残存
個数 外 観 : JIS K−5400 6.7 光沢 耐水性 : JIS K−5400 7.2 (評価 ; ○:良い、△:並、×:悪い) 耐衝撃性: JIS K−5400 6.13 荷重
500g
い) 付着性 : JIS K−5400 6.15 残存
個数 外 観 : JIS K−5400 6.7 光沢 耐水性 : JIS K−5400 7.2 (評価 ; ○:良い、△:並、×:悪い) 耐衝撃性: JIS K−5400 6.13 荷重
500g
【表2】
【表3】 これらの結果から、本発明の塗膜形成方法によれば、仕
上げ外観と耐酸性の良好な塗膜形成ができ、かつ第1ク
リヤー塗膜と第2クリヤー塗膜との付着性も従来のもの
に比べ向上していることが判明した。
上げ外観と耐酸性の良好な塗膜形成ができ、かつ第1ク
リヤー塗膜と第2クリヤー塗膜との付着性も従来のもの
に比べ向上していることが判明した。
【0095】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る塗膜形成方
法によれば、第2クリヤー塗料(b)がメラミン樹脂を
含まないので、耐酸性が向上する。
法によれば、第2クリヤー塗料(b)がメラミン樹脂を
含まないので、耐酸性が向上する。
【0096】第1クリヤー塗料(a)の表面自由エネル
ギーの調整により、第2クリヤー塗料(b)との濡れ性
を確保し、又更に、第1クリヤー塗料(a)の上に、第
2クリヤー塗料(b)を塗布し、その後硬化焼付した時
に、第1クリヤー塗料(a)の熱硬化性樹脂由来の水酸
基が、第2クリヤー塗料(b)の熱硬化性樹脂由来の酸
無水物基と結合すると共に、第1クリヤー塗料(a)の
熱硬化性樹脂由来の例えばカルボキシル基が、第2クリ
ヤー塗料(b)の熱硬化性樹脂由来のエポキシ基と結合
するので、第1クリヤー塗膜(a)と第2クリヤー塗膜
(b)との付着性は強固なものとなる。
ギーの調整により、第2クリヤー塗料(b)との濡れ性
を確保し、又更に、第1クリヤー塗料(a)の上に、第
2クリヤー塗料(b)を塗布し、その後硬化焼付した時
に、第1クリヤー塗料(a)の熱硬化性樹脂由来の水酸
基が、第2クリヤー塗料(b)の熱硬化性樹脂由来の酸
無水物基と結合すると共に、第1クリヤー塗料(a)の
熱硬化性樹脂由来の例えばカルボキシル基が、第2クリ
ヤー塗料(b)の熱硬化性樹脂由来のエポキシ基と結合
するので、第1クリヤー塗膜(a)と第2クリヤー塗膜
(b)との付着性は強固なものとなる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B05D 7/24 301 B05D 7/24 301R 302 302P 302S 302U
Claims (5)
- 【請求項1】 メタリックベース塗料又はソリッドベー
ス塗料を塗装した後前記メタリックベース塗料又はソリ
ッドベース塗料の上に第1クリヤー塗料を塗装し、第2
クリヤー塗料を塗装し焼付する塗膜形成方法において、 (a)第1クリヤー塗料は、(A)2級水酸基を含有す
るモノマーを重合して得られ前記2級水酸基由来のOH
価が少なくとも20のアクリル樹脂と、(B)メラミン
樹脂中の10〜20重量%が数平均分子量が2,000
以上であるメラミン樹脂と、を含有する熱硬化性クリヤ
ー塗料であり、 (b)第2クリヤー塗料は、ポリエポキシとポリ酸とを
含有する熱硬化性クリヤー塗料であることを特徴とする
塗膜形成方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の塗膜形成方法におい
て、 前記第2クリヤー塗料(b)は、(A)酸無水物基がハ
ーフエステル化された酸無水物変性基とエポキシ基との
反応、及び(B)酸無水物基又は前記酸無水物変性基と
エポキシ基との反応及び酸無水物基又は前記酸無水物変
性基と水酸基との反応を硬化のための主反応とする熱硬
化性クリヤー塗料であることを特徴とする塗膜形成方
法。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の第1クリ
ヤー塗料(a)を塗装し、プレヒートすることを特徴と
する塗膜形成方法。 - 【請求項4】 請求項1又は請求項2に記載の第1クリ
ヤー塗料(a)を塗装し、硬化焼付することを特徴とす
る塗膜形成方法。 - 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれか1項に
記載の塗膜形成方法において、 前記第1クリヤー塗料(a)に含まれるアクリル樹脂
(A)は、OH価が90〜150、酸価が3〜10であ
って、 (i)(メタ)アクリル酸エステルであって、(メタ)
アクリロイロキシ基から最も遠い炭素原子の位置が、前
記(メタ)アクリロイロキシ基に直接結合した原子から
数えて原子の数で4以内である短鎖(メタ)アクリル酸
エステルを30〜84.9重量%と、 (ii)α,β−エチレン性不飽和単量体であって、α,
β−エチレン性不飽和基から最も遠い炭素原子の位置
が、α,β−エチレン性不飽和基に直接結合した原子か
ら数えて原子の数で6以内である前記(i)以外の短鎖
α,β−エチレン性不飽和単量体を0〜40重量%と、 (iii)少なくとも1種の2級水酸基含有エチレン性不飽
和単量体を含む水酸基含有エチレン性不飽和単量体又は
その混合物を15〜40%と、 (iv)酸基含有エチレン性不飽和単量体を0.1〜5重
量%と、 (v)前記(i)〜(iv)以外のエチレン性不飽和単量
体を0〜34.9重量%と、 を重合して得られる重合体であり、アクリル樹脂(A)
/メラミン樹脂(B)の重量比が80/20〜50/5
0であることを特徴とする塗膜形成方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34215895A JPH09173956A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 塗膜形成方法 |
| GB9626777A GB2308554A (en) | 1995-12-28 | 1996-12-23 | Film forming method |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34215895A JPH09173956A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 塗膜形成方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09173956A true JPH09173956A (ja) | 1997-07-08 |
Family
ID=18351576
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34215895A Pending JPH09173956A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 塗膜形成方法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09173956A (ja) |
| GB (1) | GB2308554A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005325247A (ja) * | 2004-05-14 | 2005-11-24 | Nippon Paint Co Ltd | 二液型熱硬化性樹脂組成物、塗膜形成方法および被塗物 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102013005100A1 (de) * | 2013-03-23 | 2014-09-25 | Volkswagen Aktiengesellschaft | Verfahren |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3841895A (en) * | 1972-12-29 | 1974-10-15 | Du Pont | Flexible hydrocarbon rubber substrate finished with a thermosetting acrylic enamel |
| JPH0245577A (ja) * | 1988-08-04 | 1990-02-15 | Nippon Paint Co Ltd | 熱硬化性組成物 |
| JPH0312269A (ja) * | 1989-06-12 | 1991-01-21 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 塗膜の形成方法 |
| JPH0819315B2 (ja) * | 1990-04-05 | 1996-02-28 | 日本ペイント株式会社 | 熱硬化性樹脂組成物 |
| JP2852129B2 (ja) * | 1990-12-28 | 1999-01-27 | 日本ペイント株式会社 | 熱硬化性塗料組成物 |
-
1995
- 1995-12-28 JP JP34215895A patent/JPH09173956A/ja active Pending
-
1996
- 1996-12-23 GB GB9626777A patent/GB2308554A/en not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005325247A (ja) * | 2004-05-14 | 2005-11-24 | Nippon Paint Co Ltd | 二液型熱硬化性樹脂組成物、塗膜形成方法および被塗物 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| GB9626777D0 (en) | 1997-02-12 |
| GB2308554A (en) | 1997-07-02 |
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