JPH09194566A - 変性エポキシ樹脂の製造方法、その製造方法により得られる変性エポキシ樹脂を用いた接着剤及び接着剤フィルム - Google Patents

変性エポキシ樹脂の製造方法、その製造方法により得られる変性エポキシ樹脂を用いた接着剤及び接着剤フィルム

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JPH09194566A
JPH09194566A JP471396A JP471396A JPH09194566A JP H09194566 A JPH09194566 A JP H09194566A JP 471396 A JP471396 A JP 471396A JP 471396 A JP471396 A JP 471396A JP H09194566 A JPH09194566 A JP H09194566A
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epoxy resin
modified epoxy
adhesive
acid
resin
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JP471396A
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English (en)
Inventor
Takao Hirayama
隆雄 平山
Yoshiyuki Mukoyama
吉之 向山
Toshihiko Ito
敏彦 伊藤
Hiroaki Hirakura
裕昭 平倉
Ken Nanaumi
憲 七海
Kiyoshi Hirozawa
清 広沢
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Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 200℃以下の低温圧着でも十分な接着強度
が得られ、耐薬品性、はんだ耐熱性、加工性にも優れた
接着剤、接着フィルムを得ることができる変性エポキシ
樹脂を製造する。 【解決手段】 ポリシロキサンユニット又はポリアルキ
レンオキサイドユニットの一方又は両方を分子構造中に
有する酸末端ポリアミドイミド樹脂及び/又はポリイミ
ド樹脂とエポキシ樹脂とを、エポキシ基/カルボン酸基
の比が1より大きいところで反応させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変性エキポシ樹脂
の製造方法、その製造方法により得られる変性エポキシ
樹脂を用いた、接着性と耐熱性に優れた接着剤及び接着
フィルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、プリント配線基板においては、配
線占有面積が小さくなり、多層配線板化、フレキシブル
配線板(FPC)化等の要求が益々高まっている。これ
らの製造工程においては、種々の接着剤あるいは接着フ
ィルムが用いられている。このような電気電子分野に用
いられる接着剤には、接着性が良好であることは当然の
ことながら、さらに、耐熱性、耐薬品性、加工性に優れ
ることが要求される。このような要求に応えるために、
ポリアミド系接着剤、ポリイミド系接着剤が使用される
ようになっている。そして、これら接着剤の性質を改善
するため、変性したポリアミド系接着剤やポリイミド系
接着剤も提案されている。例えば、エポキシ基を末端に
有するポリアミド(特開平5−51447号公報参
照)、骨格中にポリシロキサンユニットを有するポリイ
ミドとエポキシ樹脂からなる接着剤(特開平6−200
216号公報参照)などである。前記エポキシ基を末端
に有するポリアミドとしては、ダイマー酸とイソフォロ
ンジイソシアネートと反応させて得られた酸末端ポリア
ミドに概ね当量のエポキシ樹脂を反応させたポリアミド
が好ましいとされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
エポキシ基を末端に有するポリアミドは、エポキシ樹脂
硬化剤と組み合わせてもガラス転移点(Tg)が低く、
耐熱性が不十分であり、また銅はくの特に光沢面に対す
る接着性が十分とはいえない。また、骨格中にポリシロ
キサンユニットを有するポリイミドとエポキシ樹脂から
なる接着剤は銅光沢面、ポリイミド等との接着性、はん
だ耐熱性などが充分とはいえない。本発明は、200℃
以下の低温圧着でも十分な接着強度が得られ、耐薬品
性、はんだ耐熱性、加工性にも優れた接着剤、接着フィ
ルムを得ることができる変性エポキシ樹脂の製造方法及
びその製造方法により得られる変性エポキシ樹脂を用い
た接着剤又は接着フィルムを提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、ポリ
シロキサンユニット又はポリアルキレンオキサイドユニ
ットの一方又は両方を分子構造中に有する酸末端ポリア
ミドイミド樹脂及び/又はポリイミド樹脂とエポキシ樹
脂とを、エポキシ基/カルボン酸基の比が1より大きい
ところで反応させることを特徴とする変性エポキシ樹脂
の製造方法である。ポリアルキレンオキサイドユニット
は、ポリアルキレンオキサイド、例えば、ポリテトラメ
チレンエーテルグリコール、ポリプロピレングリコー
ル、ポリエチレングリコールなどとジカルボン酸との反
応物とし、この反応物よりポリアミドイミド又はポリイ
ミドとし、さらに、エポキシ樹脂と反応させることによ
り変性エポキシ樹脂中に導入される。なかでも、接着
性、耐吸水性の点からポリテトラメチレンエーテルグリ
コールが好ましく、使用できるポリテトラメチレンエー
テルグリコールの分子量は200〜3000が好まし
い。また、ポリシロキサンユニットは、ポリアミドイミ
ド又はポリイミドを合成するときに、両末端アミノ基含
有ポリシロキサン又は両末端カルボン酸基含有ポリシロ
キサンを用いることにより変性エポキシ樹脂中に導入さ
れる。得られた変性エポキシ樹脂は、ポリシロキサンユ
ニット又はポリアルキレンオキサイドユニットの何れも
含んでいないエポキシ樹脂又はエポキシ樹脂硬化剤の一
方又は両方を構成成分として配合して接着剤とし、さら
に必要によりフィルム状に形成して使用に供される。
【0005】
【発明の実施の形態】変性エポキシ樹脂は、耐熱性、塗
工性、可とう性、合成の容易性から、エポキシ当量が1
000〜40000の範囲とするのが好ましい。使用す
る各材料の種類、使用割合(モル比)を選択することに
より目的とする変性エポキシ樹脂のエポキシ当量を10
00〜40000の範囲とすることができる。変性エポ
キシ樹脂中に占めるポリシロキサンユニット又はポリア
ルキレンオキサイドユニットの一方又は両方の量は、接
着性、溶解性、耐熱性、ガラス転移点等の点から、合計
で変性エポキシ樹脂中10重量%〜70重量%とするの
が好ましい。ポリシロキサンユニットは、分子量400
0以下の両末端アミノ基含有ポリジメチルシロキサン又
は分子量4、000以下の両末端カルボン酸基含有ポリ
ジメチルシロキサンが好ましい。市販の両末端アミノ基
含有ポリジメチルシロキサンとしては、東芝シリコーン
株式会社の、TSL9306(商品名、以下この段落で
会社名に続く記号は商品名)、TSL9346、TSL
9386など、また、信越シリコーン株式会社の、X−
22−161AS、X−22−161A、X−22−1
61Bなどが挙げられる。また、両末端カルボン酸基含
有ポリジメチルシロキサンとしては、東レ・ダウコーニ
ング・シリコーン株式会社の、BY16−750、BY
16−750Cなどが挙げられる。
【0006】ポリアミドイミドは、ジカルボン酸、トリ
カルボン酸又はテトラカルボン酸二無水物とジアミン又
はジイソシアネートから、縮合反応により合成できる。
また、ポリイミドは、テトラカルボン酸二無水物とジア
ミン又はジイソシアネートから、縮合反応により合成で
きる。
【0007】使用する多価カルボン酸としては、コハク
酸、グルタル酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン
酸、デカン二酸、ドデカン二酸、ダイマー酸等の脂肪族
ジカルボン酸、イソフタル酸、テレフタル酸、フタル
酸、ナフタレンジカルボン酸、オキシジ安息香酸等の芳
香族ジカルボン酸、無水トリメリット酸、無水ピロメリ
ット酸、ジフェニルスルホンテトラカルボン酸二無水
物、ジフェニルエーテルテトラカルボン酸二無水物、ベ
ンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、ビフェニルテ
トラカルボン酸二無水物、ナフタレンテトラカルボン酸
二無水物等の芳香族カルボン酸無水物などが挙げられ
る。これらは、単独または2種類以上を組み合わせてポ
リアミドイミド樹脂あるいはポリイミド樹脂中の5〜4
0重量%使用される。
【0008】使用するジアミンとしては、フェニレンジ
アミン、ジアミノジフェニルプロパン、ジアミノジフェ
ニルメタン、ベンジジン、4,4’−ジアミノジフェニ
ルスルホン、4,4’−ジアミノジフェニルスルファイ
ド、ジアミノジフェニルエーテル等が挙げられる。有機
溶剤に対する可溶性を向上させるために、2,2−ビス
(3−アミノフェノキシフェニル)プロパン、2,2−
ビス(4−アミノフェノキシフェニル)プロパン、3,
3−ビス(3−アミノフェノキシフェニル)スルホン、
4,4−ビス(3−アミノフェノキシフェニル)スルホ
ン、3,3−ビス(4−アミノフェノキシフェニル)ス
ルホン、4,4−ビス(4−アミノフェノキシフェニ
ル)スルホン、2,2−ビス(3−アミノフェノキシフ
ェニル)ヘキサフルオロプロパン、2,2−ビス(4−
アミノフェノキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン、
1,4−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,
3−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、4,4−
(p−フェニレンジイソプロピリデン)ビスアニリン、
4,4−(m−フェニレンジイソプロピリデン)ビスア
ニリン等のジアミンを用いることが有用である。
【0009】上記ジアミンの代わりに有機ジイソシアネ
ートも使用できる。有機ジイソシアネートとしては、
4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4
−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソ
シアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネート、
3,3’−ジメチル−4,4’−ジフェニルメタンジイ
ソシアネート、p−フェニレンジイソシアネート、m−
キシレンジイソシアネート、m−テトラメチルキシレン
ジイソシアネート、等の芳香族イソシアネート、ヘキサ
メチレンジイソシアネート、2,2,4−トリメチルヘ
キサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシア
ネート、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシア
ネート、トランスシクロヘキサン−1,4−ジイソシア
ネート、水添m−キシレンジイソシアネート、リジンジ
イソシアネート等の脂肪族イソシアネートなどが挙げら
れる。これらのうちでは耐熱性の点から芳香族イソシア
ネートが好ましく、4,4’−ジフェニルメタンジイソ
シアネート、トリレンジイソシアネートが特に好まし
い。これらジアミン及びイソシアネートは単独で使用し
てもよいが、2種類以上を組み合わせて使用してもよ
い。ただしジアミンとジイソシアネートは同時に用いる
と反応し耐熱性の劣る尿素結合ができるので好ましくな
い。これらジアミン及びイソシアネートは(カルボン酸
基+酸無水物基)/(アミノ基+イソシアネート基)>
1となるようにポリアミドイミドあるいはポリイミド中
に20〜60重量%が使用される。
【0010】前記ポリアミドイミド又はポリイミドは、
γ−ブチロラクトン等のラクトン類、N−メチルピロリ
ドン(NMP)、ジメチルホルムアミド(DMF)等の
アミド系溶媒、テトラメチレンスルホン等のスルホン
類、ジエチレングリコールジメチルエーテル等エーテル
類などの溶媒を使用し50℃〜250℃で反応させるお
ことにより合成される。
【0011】ポリシロキサンユニット又はポリアルキレ
ンオキサイドユニットを構造中に有するポリアミドイミ
ド又はポリイミドと反応させるエポキシ樹脂としては、
ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型
エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、
クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、ナフタレン型エ
ポキシ樹脂等の芳香族系エポキシ樹脂、ネオペンチルグ
リコールジグリシジルエーテル、ポリプロピレングリコ
ールジグリシジルエーテル、テトラヒドロフタル酸ジグ
リシジルエステル等の脂肪族系エポキシ樹脂、トリグリ
シジルイソシアネート等の複素環式エポキシ化合物など
が挙げられる。これらのうちでは、反応制御の点から2
官能エキポシ樹脂が好ましく、耐熱性の点から芳香族系
エポキシ樹脂がよい。また難燃性を付与するためにはブ
ロム化エポキシ樹脂が有用である。これらは単独又は2
種類以上組み合わせて使用される。またこれらのエポキ
シ樹脂は酸末端のポリアミドイミドあるいはポリイミド
100重量%に対してエポキシ基/カルボン酸基≧1の
条件で5〜100重量%反応させる。エポキシ基/カル
ボン酸基が1より小さくては末端エポキシの樹脂が得ら
れない。また5%より少ないと末端エポキシの樹脂が得
られず、100重量%を超えると接着性が劣る。このよ
うにして得られる変性エポキシ樹脂のエポキシ当量は1
000〜40000であることが好ましい。1000よ
り小さくては分子量が低く接着性が劣り、40000を
超えると分子量が高すぎ作業性に劣る。
【0012】得られた変性エポキシ樹脂と併用されるポ
リシロキサンユニット又はポリアルキレンオキサイドユ
ニットの何れも含んでいないエポキシ樹脂としては、変
性エポキシ樹脂との混合が可能であれば特に限定されな
い。上記に掲げたエポキシ樹脂等を、官能基数に関係な
く1種類以上組み合わせて使用できる。配合割合として
は、変性エポキシ樹脂:95〜40重量%に対して、エ
ポキシ樹脂:5〜60重量%が好適である。
【0013】得られた変性エポキシ樹脂と併用されるエ
ポキシ樹脂硬化剤としては、特に限定されるものではな
く、例えば、脂肪族ポリアミン、芳香族ポリアミン、2
級又は3級アミン、有機酸、イミダゾール類、ジシアン
ジアミド、ポリメルカプタン、フェノール樹脂等が挙げ
られる。これらは接着性、耐熱性その他の特性の観点か
ら、硬化剤の種類により適量使用する。
【0014】本発明においては、上記各成分の他に必要
に応じて、従来より公知の硬化促進剤、カップリング
剤、充填剤、顔料等を適宜配合してもよい。
【0015】上記各成分より成る本発明の樹脂は溶媒に
溶解し接着剤として使用する。またこの樹脂溶液を、表
面が剥離処理された金属はく、ポリエステルフィルム、
ポリイミドフィルム、ペーパー等の基材上に従来公知の
方法によりコーティングした後、乾燥させ、基材から剥
離することにより接着フィルムとすることができる。溶
媒としては、前記ポリアミドイミドあるいはポリイミド
製造時に用いた溶媒をそのまま使用してよい。他に用い
られる溶媒としては、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、シクロヘキサノン、メチルエチルケトン、メチルイ
ソブチルケトン、トルエン、キシレン、エチルアセテー
ト、ブチルセロソルブ、クロロフェノール等の各種溶媒
が挙げられる。
【0016】得られた変性エポキシ樹脂は、ガラス繊維
−エポキシ配線板、紙−フェノール配線板、フレキシブ
ル配線板、フレックスリジッド配線板、メタルコア配線
板、TAB(テープ オートメイテド ボンディング)
等の電気、電子部品実装用の基板用途に使用される接着
剤、接着フィルム、カバーレイ、封止剤、コーティング
材、導電ペースト、導電フィルムとして使用できる。ま
たBGA(ボール グリッド アレイ)、MCM(マル
チ チップ モジュール)等の高密度実装部品用コーテ
ィング材、接着剤、封止剤や、液晶シール材等の液晶関
連のコーティング材、接着剤にも使用できる。さらに
鉄、ステンレス、ブリキ、銅等の金属用あるいはプラス
チック用の塗料用樹脂や耐熱塗料用樹脂として使用でき
る。またガラス繊維、炭素繊維等の無機質繊維を補強材
とする繊維強化プラスチックのマトリックス樹脂として
も使用できる。
【0017】
【実施例】次に本発明を実施例及び比較例によりさらに
説明する。なお以下に説明する反応は、すべて、攪拌
機、還流冷却器、不活性ガス導入口および温度計を備え
たフラスコ中にて不活性ガス雰囲気中で行った。
【0018】実施例1 平均分子量1000のポリテトラメチレンエーテルグリ
コール(以下ポリテトラメチレンエーテルグリコールを
PTGと記す)1000g、セバシン酸405gを仕込
み、2時間かけて200℃に昇温し、さらに3時間反応
させた後冷却し、酸価81.9、分子量1370のPT
Gの両末端カルボン酸物を得た。次に、N−メチルピロ
リドン(以下NMPと記す)50g、2,2−ビス(4
−アミノフェノキシフェニル)プロパン(以下BAP
P)12.4g(0.030モル)、無水トリメリット
酸11.6g(0.060モル)を仕込み200℃で
2.5時間保温した。これに上記PTGの両末端カルボ
ン酸物45.5g(0.033モル)、アジピン酸4.
3g(0.029モル)、セバシン酸5.9g(0.0
29モル)、イソフタル酸4.9g(0.029モ
ル)、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート
(MDI)18.9g(0.075モル)、トリレンジ
イソシアネート(TDI、日本ポリウレタン工業株式会
社のコロネートT80(商品名)を用いた)8.8g
(0.050モル)及びγ−ブチロラクトン100gを
仕込み、200℃に昇温し、4時間保温後冷却した。得
られたポリアミドイミドは、加熱残分が40%(重量
%、以下同じ)、酸価(固形分)が33.2であった。
このポリアミドイミドに加えて、カルボン酸基の1.2
倍量になるように、臭素化ビスフェノール型エポキシ樹
脂(大日本インキ化学工業株式会社製商品名プラサーム
EP16を用いた)56.8gを仕込み150℃で3時
間保温後、ジメチルフォルムアミド(DMF)を加え加
熱残分35%にし、エポキシ当量(固形分換算)950
0の変性エポキシ樹脂を得た。
【0019】実施例2 平均分子量1000のPTG1000gを、平均分子量
2000のPTG2000gに、セバシン酸405gを
アジピン酸292gにそれぞれ変更し、他は実施例1と
同様にして、酸価49.6、分子量2260のPTGの
両末端カルボン酸物を得た。次に、NMP50g、両末
端アミノ基含有ポリジメチルシロキサン(東芝シリコー
ン株式会社製の商品名TSL9386を用いた)20.
6g(0.024モル)、無水トリメリット酸9.3g
(0.048モル)を仕込み200℃で2.5時間保温
した。これに上記分子量2260のPTGの両末端カル
ボン酸物20.9g(0.0092モル)、アジピン酸
4.4g(0.030モル)、セバシン酸6.1g
(0.030モル)、イソフタル酸12.6g(0.0
76モル)、ダイマー酸7.0g(0.012モル)、
MDI22.7g(0.091モル)、TDI10.6
g(0.061モル)、γ−ブチロラクトン100gを
仕込み、200℃で4時間保温後冷却した。得られたポ
リアミドイミドは、加熱残分が40%、酸価(固形分)
が48.5であった。このポリアミドイミドに加えて、
カルボン酸基の1.2倍量になるようにエポキシ樹脂
(三井石油化学工業株式会社製の商品名EPOMIK
R140を用いた)19.5gを仕込み、150℃で3
時間保温後DMFを加え、加熱残分35%にし、エポキ
シ当量(固形分換算)9、300の変性エポキシ樹脂を
得た。
【0020】実施例3 平均分子量1000のPTG1000gを、平均分子量
950ポリプロピレングリコール(PPG)950g
に、セバシン酸405gをイソフタル酸332gにそれ
ぞれ変更し、他は実施例1と同様にして、酸価90.
4、分子量1240のPPGの両末端カルボン酸物を得
た。NMP50g、BAPP12.4g(0.030モ
ル)、無水トリメリット酸11.6g(0.060モ
ル)を仕込み、200℃で2.5時間保温した。これに
上記分子量1240のPPGの両末端カルボン酸物4
1.0g(0.033モル)、アジピン酸4.3g
(0.029モル)、セバシン酸5.9g(0.029
モル)、イソフタル酸4.9g(0.029モル)、M
DI18.9g(0.075モル)、TDI8.8g
(0.050モル)、γ−ブチロラクトン100gを仕
込み200℃に昇温し、4時間保温後冷却した。得られ
たポリアミドイミドは、加熱残分が40%、酸価(固形
分)が33.2であった。以下実施例1と同様にしてエ
ポキシ当量(固形分換算)9、100の変性エポキシ樹
脂を得た。
【0021】実施例4 NMP50g、両末端アミノ基含有ポリジメチルシロキ
サン(前記東芝シリコーン株式会社製の商品名TSL9
386)32.7g(0.0385モル)、3,3’,
4,4’−ジフェニルスルホンテトラカルボン酸二無水
物(DSDA)27.6g(0.77モル)を仕込み、
200℃で2.5時間保温した。これに4,4’オキシ
ジ安息香酸19.9g(0.077モル)、セバシン酸
5.2g(0.026モル)、MDI16.1g(0.
064モル)、TDI11.2g(0.064モル)、
γ−ブチロラクトン100gを仕込み200℃で4時間
保温後冷却した。得られたポリアミドイミドは、加熱残
分が40%、酸価(固形分)が20.8であった。この
ポリアミドイミドに加えて、カルボン酸基の1.2倍量
になるようにエポキシ樹脂(三井石油化学工業株式会社
製の商品名EPOMIK R140を用いた)8.4g
を仕込み、150℃で3時間保温後DMFを加え、加熱
残分35%にし、エポキシ当量(固形分換算)1010
0の変性エポキシ樹脂を得た。
【0022】実施例5 NMP50g、両末端アミノ基含有ポリジメチルシロキ
サン32.1g(0.0378モル)、DSDA36.
1g(0.101モル)を仕込み、80℃で30分保温
後、BAPP31.0g(0.0756モル)、γ−ブ
チロラクトン100gを仕込み、200℃で1時間保温
後、さらに無水トリメリット酸4.8g(0.025モ
ル)を加え200℃で2.5時間保温後冷却した。得ら
れたポリイミドは、加熱残分が40%、酸価(固形分)
が19.9であった。このポリイミドに加えて、カルボ
ン酸基の1.2倍量になるようにエポキシ樹脂(三井石
油化学工業株式会社製の商品名EPOMIK R140
を用いた)8.0gを仕込み、150℃で3時間保温後
DMFを加え、加熱残分35%にし、エポキシ当量(固
形分換算)9000の変性エポキシ樹脂を得た。
【0023】比較例1 NMP50g、BAPP18.5g(0.0451モ
ル)、無水トリメリット酸17.3g(0.0903モ
ル)を仕込み、200℃で2.5時間保温した。これに
アジピン酸10.2g(0.0699モル)、セバシン
酸14.2g(0.0699モル)、イソフタル酸1
1.6g(0.0699モル)、MDI33.9g
(0.0755モル)、TDI15.7g(0.090
2モル)及びγ−ブチロラクトン100gを仕込み20
0℃に昇温し、4時間保温後冷却した。得られたポリア
ミドイミドは、加熱残分が40%、酸価(固形分)が3
9.1であった。このポリアミドイミドに加えて、カル
ボン酸基の1.2倍量になるように、臭素化ビスフェノ
ール型エポキシ樹脂(前記プラサームEP16)66.
9gを仕込み150℃で3時間保温後、ジメチルフォル
ムアミド(DMF)を加え加熱残分35%にし、エポキ
シ当量(固形分換算)9800の変性エポキシ樹脂を得
た。
【0024】比較例2 NMP50g、両末端アミノ基含有ポリジメチルシロキ
サン32.1g(0.0378モル)、DSDA40.
6g(0.1134モル)を仕込み、80℃で30分保
温後、BAPP31.0g(0.0756モル)、γー
ブチロラクトン100gを仕込み、200℃で4時間昇
温後冷却した。DMFを加え加熱残分35%にし、酸価
(固形分換算)5のポリイミドを得た。
【0025】以上実施例1〜5並びに比較例1で得られ
た変性エポキシ樹脂、比較例2で得られたポリイミドを
各々217g、臭素化エポキシ樹脂(日本化薬株式会社
製の商品名BREN−S)20g、テトラブロモビスフ
ェノールA4g、2−エチル4−メチルイミダゾール1
g、合計242gより接着剤溶液を調製した。この接着
剤溶液を厚さ35μmの電解銅はく光沢面に、また、ポ
リイミドフィルム(デュポン社商品名カプトンを用い
た)に、乾燥膜厚30μmになるように均一に塗布し1
00℃で5分間乾燥させた。銅はく光沢面には光沢面、
フィルム面にはフィルム面がくるように張り合わせ熱プ
レスで170℃、30分間、3.92MPaで硬化させ
た。
【0026】以下、T字ピール強度を測定し、また、2
60℃のはんだ浴に30秒間浸漬させ、その接着状態の
変化を観察した。さらに、接着剤溶液をブリキ板に乾燥
膜厚50μmになるように塗布し、170℃、30分間
硬化させ、水銀アマルガム法によりフィルムとして単離
した後、TMA引っ張りモードにより、ガラス転移温度
(Tg)を測定した。また、10%NaOH、10%H
Cl水溶液中に上記で作製したフィルムを1時間浸漬後
外観を観察し、耐薬品性を調べた。これらの結果を表1
に示す。
【0027】
【表1】
【0028】実施例1、2及び比較例1で得られた変性
エポキシ樹脂を用いた接着剤溶液各々をポリエステルフ
ィルムの上に乾燥膜厚50μmとなるように塗布し、1
10℃、10分間乾燥後、剥離しフィルムを得た。これ
らのフィルムは優れた可とう性を有していた。これらの
フィルムを電解銅はく光沢面の間、カプトンフィルムの
間にそれぞれ挿入し、熱プレスにより170℃、30分
間、3.92MPaで硬化させた。T字ピール強度及び
260℃、30秒間はんだ浴に浸漬させ、ふくれ、はが
れ等の外観を観察した。結果は表1と同じであった。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、接着剤、接着フィルム
に好適に利用できる変性エポキシ樹脂が製造でき、得ら
れる接着剤、接着フィルムは接着性、耐熱性、加工性、
耐薬品性に優れている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平倉 裕昭 茨城県鹿島郡波崎町大字砂山5−1 日立 化成工業株式会社鹿島工場内 (72)発明者 七海 憲 茨城県下館市大字小川1500番地 日立化成 工業株式会社下館研究所内 (72)発明者 広沢 清 茨城県下館市大字小川1500番地 日立化成 工業株式会社下館研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリシロキサンユニット又はポリアルキ
    レンオキサイドユニットの一方又は両方を分子構造中に
    有する酸末端ポリアミドイミド樹脂及び/又はポリイミ
    ド樹脂とエポキシ樹脂とを、エポキシ基/カルボン酸基
    の比が1より大きいところで反応させることを特徴とす
    る変性エポキシ樹脂の製造方法。
  2. 【請求項2】 ポリシロキサンユニット又はポリアルキ
    レンオキサイドユニットの一方又は両方の量が変性エポ
    キシ樹脂中10重量%〜70重量%である請求項1記載
    の変性エポキシ樹脂の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の製造方法によって
    得られた変性エポキシ樹脂、ポリシロキサンユニット又
    はポリアルキレンオキサイドユニットの何れも含んでい
    ないエポキシ樹脂又はエポキシ樹脂硬化剤の一方又は両
    方を構成成分として配合してなる変性エポキシ樹脂接着
    剤。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の接着剤をフィルム状に形
    成してなる変性エポキシ樹脂接着剤フィルム。
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