JPH09195026A - 溶融亜鉛めっき鋼帯の製造方法及び装置 - Google Patents

溶融亜鉛めっき鋼帯の製造方法及び装置

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JPH09195026A
JPH09195026A JP8003113A JP311396A JPH09195026A JP H09195026 A JPH09195026 A JP H09195026A JP 8003113 A JP8003113 A JP 8003113A JP 311396 A JP311396 A JP 311396A JP H09195026 A JPH09195026 A JP H09195026A
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JP
Japan
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steel strip
dip galvanized
galvanized steel
spraying
hot
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JP8003113A
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English (en)
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Naotoshi Aoyama
直俊 青山
Kazuo Akaoka
和夫 赤岡
Teruhisa Hishiki
輝久 菱木
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、従来の溶射法に改良を加え、スパン
グルの大きさを調整する溶射金属の粉体が鋼帯の表面に
残存しない溶融亜鉛めっき鋼帯の製造方法及び装置を提
供することを目的としている。 【解決手段】連続溶融亜鉛めっきラインのめっき浴から
引き上げられた鋼帯の溶融状態にある被覆めっき層中
に、Pb、Sn、Bi、K、Cd及びSbのいずれかの
金属を単独又は複数組合せて溶射し、該鋼帯表面のスパ
ングルの大きさを調整して溶融亜鉛めっき鋼帯を製造す
るに際し、上記金属を溶射した位置より鋼帯進行方向の
後流側で該鋼帯表面に流体を吹付けることを特徴とする
連続溶融亜鉛めっき鋼帯の製造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶融亜鉛めっき鋼
板のスパングル調整方法に関し、特に、連続溶融亜鉛め
っきラインで亜鉛めっきされた鋼帯表面に現れるスパン
グルの大きさを、容易且つ任意に調整することが可能な
連続溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法及び装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】所謂薄鋼帯に連続溶融亜鉛めっきを施し
ためっき被膜表層(以下、めっき表層という)には、ス
パングルと呼ばれる針状の亜鉛結晶模様が現れる。この
スパングルの大きさは、亜鉛めっき浴(以下、めっき
浴)の成分によって変化することが知られており、特に
Pb、Sn、Bi、K、Cd、Sb等の金属元素が該ス
パングルの大きさに多大な影響を及ぼす。その影響程度
をPbの例で図2に示すが、それより、Pb含有量の低
下と共にスパングルは小さくなることが明らかである。
なお、スパングルの大きさは、通常その平均直径で表わ
すのが一般的である。
【0003】ところで、このスパングルが大きいと、鋼
帯のめっき表層に均一なスパングル分布を形成させるこ
とが難しく、該鋼帯の外観が悪くなるという問題があ
る。そこで、該スパングルの大きさをできるだけ小さく
したり、あるいは適当な大きさに調整して、均一模様と
することが望ましい。従来、該スパングルの大きさを最
小にしためっき表層を得る方法の1つとして、めっき浴
中の前記各元素含有量を低下させることが実施されてい
る。
【0004】しかしながら、該スパングルを種々異なる
大きさにしためっき表層を得るには、該めっき浴中のP
b含有量を、目的とするスパングルの大きさに応じて、
その都度調整しなければならないが、その調整は極めて
難しいことであった。すなわち、連続溶融亜鉛めっきラ
インでは、そのめっき浴の容量が通常約数百トンもある
ので、Pb含有量を高いレベルから低いレベルへ変更し
たり、また、その逆の変更を行うためには、Pb含有量
の異なる亜鉛地金を大量使用したり、亜鉛浴全体を入れ
換える必要があった。しかし、そのためには多大な時間
がかかり、実操業でこれを行うと生産性を損なうばかり
でなく、コスト高になるといった問題があった。
【0005】この問題を解決する対策としては、まだ溶
融状態にあるめっき表層に、Pbを溶射法で吹付け、吹
付けた溶融Pbがめっき浴に滴下する前に、めっき表層
の溶融亜鉛に溶解及び拡散させるスパングル調整方法が
知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記溶
射法を実施したところ、鋼帯上に未溶着のPb粉が残存
することが多かった。その結果、該Pb粉が溶射位置よ
り後流側に位置するロールに付着して該ロール表面を傷
め、その傷が鋼帯のめっき表層に転写してしまうという
別の問題が生じた。
【0007】本発明は、かかる事情を鑑み、従来の溶射
法に改良を加え、スパングルの大きさを調整する溶射金
属の粉体が鋼帯の表面に残存しない溶融亜鉛めっき鋼帯
の製造方法及び装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】発明者は、前記目的を達
成するため鋭意研究し、鋼帯表面に残存する溶射金属を
溶射媒体とは別の流体で吹き飛ばして除去することに着
眼し、本発明を完成させた。すなわち、本発明は、連続
溶融亜鉛めっきラインのめっき浴から引き上げられた鋼
帯の溶融状態にある被覆めっき層中に、Pb、Sn、B
i、K、Cd及びSbのいずれかの金属を単独又は複数
組合せて溶射し、該鋼帯表面のスパングルの大きさを調
整して溶融亜鉛めっき鋼帯を製造するに際し、上記金属
を溶射した位置より鋼帯進行方向の後流側で該鋼帯表面
に流体を吹付けることを特徴とする連続溶融亜鉛めっき
鋼帯の製造方法である。また、本発明は、上記流体が水
であり、その流量を、鋼帯の単位平方メートル当たり6
0〜100Nリットル/minの範囲としたことを特徴
とする連続溶融めっき鋼帯の製造方法である。さらに、
本発明は、走行する鋼帯を浸漬し、その表面に溶融亜鉛
めっきを施すめっき浴を保持しためっき槽と、該めっき
槽から引上げられた鋼帯のめっき付着量を調整するガス
・ワイパと、該ガス・ワイパを通過した鋼帯の表面に金
属粉を溶射する溶射手段とを順次備えた溶融亜鉛めっき
鋼帯の製造装置において、上記金属粉を溶射した位置よ
り鋼帯進行方向の後流側に、該鋼帯表面に流体を吹付け
る流体吹付手段を設けたことを特徴とする溶融亜鉛めっ
き鋼帯の製造装置でもある。
【0009】連続溶融亜鉛めっき鋼帯の製造にかかる発
明を適用すると、該流体による吹き飛ばしと冷却効果に
よって、鋼帯表面にスパングルの大きさ調整用金属粉が
残存しないようになる。その結果、鋼帯の表面に傷等の
欠陥が残存しなくなり、めっき品質に優れた均一スパン
グルの連続溶融亜鉛めっき鋼帯の提供が可能となる。な
お、本発明では、流体として特に水を好ましいとしたの
は、ガスあるいは他の液体に比べて冷却能が高く、取り
扱いが容易であり、且つ安価なためである。また、流量
を鋼帯の単位平方メートル当たり60〜100Nリット
ル/minの範囲としたのは、60Nリットル/min
以下では上記効果が得られず、100Nリットル/mi
n以上では、冷却が速すぎてめっき層に好ましくないΓ
相が出現したり、めっき層の表面が乱れるからである。
【0010】
【発明の実施の形態】まず、図1で本発明に係る連続溶
融亜鉛めっき鋼帯の製造装置の1例を説明する。被めっ
き鋼帯(以下、鋼帯という)1は、めっき浴面の酸化を
抑制するスナウト3内をターンダウンロール2に案内さ
れて、めっき浴4内へ連続供給され、表面にめっき金属
を付着する。該めっき浴4内には、シンクロール5が設
置されており、めっきされた該鋼帯1は、このシンクロ
ール5によって走行方向を上向きにされて該めっき浴4
から上方へ引き上げられ、上方に設置されたデフレクタ
ーロール6により後続の工程に送られる。
【0011】ところで、前記めっき浴4内を通過する間
にめっきされた鋼帯1は、該めっき浴4の上方で、且つ
デフレクターロール6より下方の位置に設置された気体
絞り装置(通称、ワイピング装置という)7により、表
面に付着しためっき金属量が調整される。また、この気
体絞り装置7の直上位置で、未だ溶融状態にあるめっき
層中に、Pb、Sn、Bi、K、Cd及びSbのいずれ
かの金属を単独又は組み合わせて吹き付ける溶射手段8
が設けられている。ここで溶射された上記金属が、該め
っき層に溶解及び拡散し、スパングルの大きさを調整す
ることは前述べた通りである。
【0012】本発明の重要ポイントは、該溶射手段8の
上方に流体を吹付けるスプレ9からなる流体吹付手段を
設けたことである。つまり、このスプレ9から鋼帯1の
めっき層面に吹付けられた流体で、該鋼帯面上に残った
未溶着の金属粒子を吹き飛ばし、後のデフレクタロール
6や後続工程での傷発生を防止し、清浄な鋼帯表面を得
るようにしたのである。
【0013】次に、本発明に係る連続溶融亜鉛めっき鋼
帯の製造方法を上記装置で実施し、従来法による結果と
比較した例を説明する。具体的には、板厚0.5mm、
板幅914mmの薄鋼帯を、ラインの走行速度150m
/minで,前記装置のめっき浴4に浸漬して溶融亜鉛
めっきを施した。その際、平均粒子径が40μm以下の
電解粉末で、且つPb含有量がほぼ100%に近いもの
を、前記溶射手段8を用いてをめっき層の表面(温度4
40℃)に吹き付けた。該溶射手段としては、Pb粉を
貯蔵ホッパ(図示せず)からキャリア・ガスで搬送する
部分と、該粉末を溶解して、吹き出す溶射用バーナ・ノ
ズルとから構成される公知のものを用いた。なお、溶射
量は、0.129g/minであり、溶射物の飛散は、
集塵装置を設けて防止できるようになっている。
【0014】引続いて、水の吹付けは、水圧は1MP
a、流量70Nリットル/minで行われ、使用したス
プレ・ノズルは、フラット・スプレができるよう、水平
方向で30度の広がり角度を有するものとした。その結
果、表1に示すように、本発明法の適用で0.1g/m
2 しか未溶着のPbが残存していないのに対し、適用し
ない場合は、1.6g/m2 も残存していた。また、本
発明を適用した溶融亜鉛めっき鋼帯は、製品段階におい
て傷も見られず、スパングルの大きさも均一で外観の良
いものであった。一方、本発明を適用しなかった場合の
鋼帯は、傷が多く外観の良くない製品となった。
【0015】
【表1】
【0016】
【発明の効果】以上述べたように、本発明により、溶融
亜鉛めっき浴中にスパングルの大きさ調整のための成分
を入れることなく、正常な表面の溶融亜鉛めっき鋼帯を
得ることができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る連続溶融亜鉛めっき鋼帯の製造装
置を例示する図である。
【図2】溶射Pbのスパングル大きさに及ぼす効果を示
す図である。
【符号の説明】
1 鋼帯(被めっき鋼帯) 2 デフレクターロール 3 スナウト 4 溶融亜鉛めっき浴(めっき浴) 5 シンクロール 6 デフレクターロール 7 気体絞り装置(ワイピング装置) 8 スパングル調整用の溶射手段 9 スプレ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続溶融亜鉛めっきラインのめっき浴か
    ら引き上げられた鋼帯の溶融状態にある被覆めっき層中
    に、Pb、Sn、Bi、K、Cd及びSbのいずれかの
    金属を単独又は複数組合せて溶射し、該鋼帯表面のスパ
    ングルの大きさを調整して溶融亜鉛めっき鋼帯を製造す
    るに際し、 上記金属を溶射した位置より鋼帯進行方向の後流側で該
    鋼帯表面に流体を吹付けることを特徴とする連続溶融亜
    鉛めっき鋼帯の製造方法。
  2. 【請求項2】 上記流体が水であることを特徴とする請
    求項1記載の連続溶融めっき鋼帯の製造方法。
  3. 【請求項3】上記流体の流量を、鋼帯の単位平方メート
    ル当たり60〜100Nリットル/minの範囲とした
    ことを特徴とする請求項2記載の連続溶融めっき鋼帯の
    製造方法。
  4. 【請求項4】走行する鋼帯を浸漬し、その表面に溶融亜
    鉛めっきを施すめっき浴を保持しためっき槽と、該めっ
    き槽から引上げられた鋼帯のめっき付着量を調整するガ
    ス・ワイパと、該ガス・ワイパを通過した鋼帯の表面に
    金属粉を溶射する溶射手段とを順次備えた溶融亜鉛めっ
    き鋼帯の製造装置において、 上記金属粉を溶射した位置より鋼帯進行方向の後流側
    に、該鋼帯表面に流体を吹付ける流体吹付手段を設けた
    ことを特徴とする溶融亜鉛めっき鋼帯の製造装置。
JP8003113A 1996-01-11 1996-01-11 溶融亜鉛めっき鋼帯の製造方法及び装置 Withdrawn JPH09195026A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020020113A (ko) * 2000-09-08 2002-03-14 이구택 레귤라 스팽클 용융아연도금 강판 제조방법 및 그 장치
CN117026129A (zh) * 2023-07-05 2023-11-10 包头钢铁(集团)有限责任公司 一种通过控制冷却和锌液成分生产大锌花镀锌产品的方法

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Effective date: 20030401