JPH09199510A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JPH09199510A
JPH09199510A JP8005378A JP537896A JPH09199510A JP H09199510 A JPH09199510 A JP H09199510A JP 8005378 A JP8005378 A JP 8005378A JP 537896 A JP537896 A JP 537896A JP H09199510 A JPH09199510 A JP H09199510A
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10DINORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
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    • H10D62/17Semiconductor regions connected to electrodes not carrying current to be rectified, amplified or switched, e.g. channel regions
    • H10D62/177Base regions of bipolar transistors, e.g. BJTs or IGBTs

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バイポーラトランジスタの微細化。工数の削
減。 【構成】 n+ 型シリコン基板1上には、ロコス酸化膜
3に囲まれてn- 型エピタキシャル層2が、その上には
ベース開口の開設された表面酸化膜4が形成されてい
る。エピ層2上には、ベース領域となるp型エピタキシ
ャル層5が、酸化膜4上にはp型エピ層5と同時に形成
されたp型ポリシリコン膜6が形成されている。エピ層
5とポリシリ6上にはシリコン酸化膜7とBSG膜8が
形成されており、これらの絶縁膜のエミッタ形成領域上
には開口が設けられている。この開口の側面には側壁絶
縁膜が設けられる。エミッタ開口内にはn+ 型ポリシリ
コン膜12が、その下にはn+ 型エミッタ領域14が形
成されている。各ポリシリコン膜6、12上には、バリ
アメタル膜16を介してエミッタ用またはベース用の電
極17が形成されてる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置および
その製造方法に関し、特にエピタキシャル成長法にて形
成されたベース領域を有するバイポーラトランジスタお
よびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体装置、特にバイポーラトラ
ンジスタにおいては、高周波特性の向上を目的として縦
および横方向の微細化を図ってきた。その具体的手法と
しては分子線結晶成長(MBE;Molecular beam Epita
xy)装置を用いて浅接合を形成する方法や自己整合によ
る素子の微細化法などが挙げられる。前者の方法を用い
たバイポーラトランジスタの構造およびその製造方法
を、その工程順断面図である図14および図15を参照
して説明する。
【0003】このトランジスタの断面構造を図15
(h)に示す。このトランジスタは以下のようにして作
製される。まず、n+ 型シリコン基板1上にn- 型エピ
タキシャル膜2を形成したウェハを用い、素子形成部以
外を通常のスポットロコス法にて酸化してロコス酸化膜
3を形成し、熱酸化により表面酸化膜4を形成した後、
ベースコンタクト形成予定部にp+ 型層18を通常のイ
オン注入法で形成し、さらにベース形成予定部の表面酸
化膜4を通常のフォトリソグラフィ法と異方性エッチン
グ法を適用して除去する〔図14(a)〕。
【0004】次に、例えばシリコン分子線結晶成長装置
(以下、Si−MBE装置と略す)等を用いて表面全面
にp型不純物を含むシリコンの結晶成長を行い、シリコ
ン基板上にp型エピタキシャル層5を、酸化膜上にp型
ポリシリコン膜6を形成する〔図14(b)〕。次い
で、フォトリソグラフィ法を適用してベース領域上のみ
フォトレジスト膜9jを残し、通常の異方性エッチング
を行い、ベース領域外の不要なポリシリコン膜6を除去
する〔図14(c)〕。
【0005】次に、ウェハ表面全面に、例えばシリコン
酸化膜やシリコン窒化膜などからなる絶縁膜19を化学
気相成長法(以下、CVD法と略す)により形成する
〔図14(d)〕。その後、通常のフォトリソグラフィ
法と異方性エッチング法を適用して、エミッタコンタク
ト22およびベースコンタクト15部分の絶縁膜19を
数10nm残して除去し、さらにフォトリソグラフィ法
と異方性エッチング(または等方性エッチング)法を適
用して、エミッタコンタクト22の絶縁膜19のみ除去
する〔図15(e)〕。
【0006】次に、CVD法によりポリシリコン膜12
を堆積し、さらにエミッタ形成用に例えば砒素のような
n型不純物のイオン注入を行い、アニールを行うことに
よりn+ 型エミッタ層14を形成する。またこのアニー
ルにより図14(a)で形成したp+ 型層18の活性化
も行う〔図15(f)〕。次に、エミッタコンタクト2
2部以外の不要なポリシリコン膜12を通常のフォトリ
ソグラフィ法と異方性エッチング法を適用して除去し、
さらに異方性エッチング(または等方性エッチング)に
よりベースコンタクト15部の絶縁膜19を除去する
〔図15(g)〕。
【0007】最後に、蒸着によりウェハ全面にバリアメ
タル膜16を形成し、フォトリソグラフィ法およびメッ
キ法により電極17を形成し、フォトレジスト膜を除去
した後、この電極17をマスクに異方性エッチングを行
い電極間のバリアメタルを除去して電極を分離すること
で、エピタキシャル成長層をベース領域とする従来のバ
イポーラトランジスタの製造工程が完了する〔図15
(h)〕。
【0008】また、自己整合法を用いて微細化を行った
例としては、特開昭61−290761号公報にて提案
された図16に示すものや特開平5−315347号公
報にて提案された図17に示すものがが知られている。
図16に示すように、p型シリコン基板201上にはn
+ 型埋込層202とn - 型エピタキシャル層203が形
成されており、エピタキシャル層203内には、ベース
領域210が形成されている。エピタキシャル層203
内にはさらにベース領域210を囲んでp型半導体領域
211とp+ 型半導体領域212が形成され、ベース領
域210上にはエミッタ領域213が形成されている。
+ 型半導体領域212からはベース引き出しリードと
なるp+ 型ポリシリコン膜205が、またエミッタ領域
213からはエミッタ引き出しリードとなるn+ 型ポリ
シリコン膜208が引き出されている。p型半導体領域
211上にはBSG膜207が形成されており、ポリシ
リコン膜205とポリシリコン膜208とはシリコン窒
化膜206とBSG膜207によって絶縁されている。
【0009】図17に示すように、p型シリコン基板3
01には、n+ 型埋込層302とn型ウェル303が形
成されており、n型ウェル303上には、ベース領域3
10とエミッタ領域311が形成され、ベース領域の外
側にはp+ 型半導体領域312が形成されている。半導
体基板上には、活性領域を分離区画するフィールド酸化
膜304が形成されている。p+ 型半導体領域312か
らは、ベース引き出しリードであるp+ 型ポリシリコン
膜305が、エミッタ領域311およびn+ 型埋込層3
02から引き上げられたn+ 型半導体領域からは、エミ
ッタ引き出しリードまたはコレクタ引き出しリードであ
るn+ 型ポリシリコン膜308が形成されている。ポリ
シリコン膜305、308上には、シリコン酸化膜30
6とBPSG膜307が形成されており、これらの絶縁
膜に開口されたコンタクトホールを介して各ポリシリコ
ン膜からはAl配線309が引き出されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の半導体装置の製造方法では、製造工程上制御困難な工
程を経て製造するという問題点があった。例えば図14
および図15に示した半導体装置および製造方法では、
エミッタコンタクトとベースコンタクトとを微小な差の
エッチング深さで形成する必要があり、しかも、エミッ
タコンタクトを開口する工程〔図15(e)〕では、例
えば等方性エッチングを用いた場合には絶縁膜19にサ
イドエッチが入り結果としてエミッタ領域が大きくなり
最終的なベース領域内のp+ 型層18との距離が保てな
くなってDC特性が劣化する。また、ベースコンタクト
上に残った数10nmの絶縁膜19がn型ポリシリコン
膜12の異方性エッチング時のベース界面の保護膜とな
るが、前工程でのバラツキにより残存絶縁膜厚が薄くな
った場合にはポリシリコン膜12のエッチング時に絶縁
膜19並びにp+ 型層18の一部をもオーバーエッチン
グしてしまう可能性がある。このような構造となった半
導体装置においてはp+ 型層18の高キャリア濃度部消
失によってベース抵抗が高くなりDC、RF特性が劣化
する。このように従来の製造方法においては、ベースコ
ンタクトおよびエミッタコンタクト形成時のエッチング
工程は極めて高精度に設備の制御を行わなければならな
い工程であり、従来の半導体装置の特性バラツキがこの
工程に起因することが多かった。また、従来例では、ベ
ース領域内にベース引き出しのためのp+ 型層を設けな
ければならないが、ベースコンタクトとの目合わせずれ
を考慮すると、p+ 型層18をある程度大きくする必要
があり、しかしながらDC特性、特にエミッタ−ベース
間絶縁耐圧を確保するために目合わせずれのマージンと
+ 型層の拡散広がりを考慮してベースコンタクトとエ
ミッタコンタクトとの距離を一定以上にしなければなら
ないため、ベース領域の微細化が困難であった。また、
かなり大きなp+ 型層18がコレクタ領域の深くにまで
形成されることによるベース−コレクタ間接合容量の増
大、および上述した理由によるベース領域の大型化に伴
う寄生容量の増大により、浅接合による特性向上の効果
を相殺してしまうという問題点があった。
【0011】また、自己整合法を用いた従来例では、小
型化は実現できるものの、一般に構造が複雑になり、ま
た製造工程が複雑になって工程数が増加する。さらに、
制御困難な工程を必要とする場合が多く、やはり歩留り
の高い製造が困難となる。例えば、液体薬品を用いた等
方性エッチングによるオーバーハング形状を必要とした
り(図16の場合)、反応性ガス中の酸素濃度の違いに
よるモリブデンのエッチングの反応性の違いを利用する
ペリフェラルエッチングを必要とする(図17の場合)
などのエッチング速度制御が困難な工程を経るために、
横方向微細化による高周波特性の向上は望めるもののエ
ッチングに用いられる薬品濃度や反応ガス濃度のバラツ
キにより、特性に影響を及ぼすパラメータ、例えばベー
ス抵抗やエミッタ−ベース間距離が安定せず、これらが
特性のバラツキの原因となり、製品歩留りの低下を招い
ていた。従って、この発明の解決すべき課題は、複雑な
製造工程や制御困難な工程を用いることなしに、半導体
装置の微細化を実現することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、ベース領
域をエピタキシャル成長によって形成する際に同時に絶
縁層上に形成されるポリシリコン膜をベース引き出しリ
ードとして用いることによって解決される。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明による半導体装置は、コレ
クタ領域となる第1導電型シリコン領域と、前記第1導
電型シリコン領域を囲んで形成された素子分離絶縁膜
と、前記第1導電型シリコン領域上ではベース領域を構
成する単結晶シリコンとなり前記素子分離絶縁膜上では
ベース引き出しリードを構成する多結晶シリコンとなる
第2導電型シリコン膜と、前記第2導電型シリコン膜の
ベース領域となる領域の表面領域に選択的に形成された
エミッタ領域と、前記第2導電型シリコン膜上を覆う、
前記エミッタ領域上にエミッタ開口が形成された層間絶
縁膜と、前記エミッタ開口内に埋め込まれた第1導電型
多結晶シリコン膜と、を有することを特徴としている。
【0014】また、本発明による半導体装置の製造方法
は、 半導体基板上に形成された第1導電型シリコン層を
素子分離絶縁膜にて区画してコレクタ領域となる第1導
電型シリコン領域を形成する工程と、 前記素子分離絶縁膜および前記第1導電型シリコン
領域上に、シリコン上では単結晶となり絶縁物上では多
結晶となる第2導電型のシリコン膜を成長させる工程
と、 前記シリコン膜上にそのエミッタ形成領域上にエミ
ッタ開口の開設された層間絶縁膜を形成する工程と、 前記エミッタ開口内を埋め込む第1導電型の多結晶
シリコン膜を形成し、該多結晶シリコン膜の不純物を前
記シリコン膜中に拡散してエミッタ領域を形成する工程
と、 を有することを特徴としている。
【0015】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。 [第1の実施例]図1は、本発明の第1の実施例の半導
体装置の部分断面図である。同図に示すように、n+
シリコン基板1上には、ロコス酸化膜3に囲まれてn-
型エピタキシャル層2が形成されており、その上にはベ
ース開口の開設された表面酸化膜4が形成されている。
そして、エピタキシャル層2上には、ベース領域となる
p型エピタキシャル層5が形成され、また酸化膜4上に
はp型エピタキシャル層5と同時に形成されたp型ポリ
シリコン膜6が形成されている。
【0016】エピタキシャル層5とポリシリコン膜6上
にはシリコン酸化膜7とBSG膜8が形成されており、
これらの絶縁膜のエミッタ形成領域上には開口が設けら
れている。この開口の側面には、シリコン酸化膜10と
シリコン窒化膜11からなるサイドウォールが形成され
ている。このサイドウォールによって形成されたエミッ
タ開口内にはn+ 型ポリシリコン膜12が形成されてお
り、このn+ 型ポリシリコン膜12のエピタキシャル層
5と接する部分にはn+ 型エミッタ領域14が形成され
ている。また、p型ポリシリコン膜6とp型エピタキシ
ャル層5との接する部分には外部ベース領域となるp+
型層13が形成されている。各ポリシリコン膜6、12
上には、バリアメタル膜16を介してエミッタ用または
ベース用の電極17が形成されてる。
【0017】本実施例の半導体装置においては、ベース
領域がp型エピタキシャル層5として、MBE法により
形成されているため、不純物濃度および膜厚の正確な制
御が可能であり、バラツキなく浅接合を形成することが
できる。また、ベース引き出しリードとなるp型ポリシ
リコン膜6がp型エピタキシャル層5と一体的に形成さ
れているため、ベース領域にベースコンタクトのための
領域を確保する必要がなくなり、その分ベース領域を狭
く形成することができ、寄生容量を低減することができ
る。
【0018】[第1の実施例の製造方法]次に、本実施
例の製造方法をその工程順断面図である図2〜図5を参
照して説明する。まず、n+ 型シリコン基板1上にn-
型エピタキシャル層2を形成したウェハを用い、素子形
成部以外に通常のスポットロコス法にてロコス酸化膜3
を形成し、さらに熱酸化により表面酸化膜4を形成する
〔図2(a)〕。次に、ベース形成領域の表面酸化膜4
を通常のフォトリソグラフィ法と異方性エッチング(ま
たは等方性エッチング)法を適用して除去し、その後例
えばSi−MBE装置でp型エピタキシャル層5を成長
させる。この際にベース領域外の表面酸化膜4上にはp
型エピタキシャル層5と同時に同キャリア濃度のp型ポ
リシリコン膜6が形成される〔図2(b)〕。
【0019】次に、CVD法によりシリコン酸化膜7を
堆積し、その後通常のフォトリソグラフィ法と異方性エ
ッチングを用いベース領域内側の酸化膜7を残し、全て
除去する〔図3(c)〕。次に、ウェハ表面全面にBS
G( Boro-Silicate Glass)膜8を堆積する〔図3
(d)〕。
【0020】次に、フォトリソグラフィ法を用いてフォ
トレジスト膜9aを形成し異方性エッチングを用いてエ
ミッタ領域となる部分のBSG膜8とシリコン酸化膜7
を除去する〔図3(e)〕。図3(e)で用いたフォト
レジスト膜9aを除去した後、ウェハ全面にCVD法を
用いてシリコン酸化膜10を堆積し〔図3(f)〕、さ
らに異方性エッチングにより該シリコン酸化膜10のエ
ッチバックを行い、エミッタコンタクト部にシリコン酸
化膜10のサイドウォールを形成する〔図4(g)〕。
引き続き、同様の手順でシリコン窒化膜11をウェハ全
面に堆積し、異方性エッチングによるエッチバックを行
って、シリコン窒化膜11のサイドウォールを形成する
〔図4(h)〕。
【0021】その後、CVD法を用いてポリシリコンを
堆積し、エミッタ形成のために例えば燐のようなn型不
純物をイオン注入法により高濃度にドーピングしてn+
型ポリシリコン膜12を形成する〔図4(i)〕。次
に、アニールを行ってポリシリコン膜12中の燐を活性
化するとともにエミッタ領域14を形成する。このアニ
ールにより、BSG膜8はシリコン酸化膜と同質の酸化
膜となり、さらに膜中よりSi−MBE装置で形成され
たp型ポリシリコン膜6へp型不純物であるボロンの拡
散が起こり、該p型ポリシリコン膜6のシート抵抗を低
くできる。また、これと同時にp型ポリシリコン膜6中
からもボロンの拡散が起こり、ベース領域内にp+ 型層
13が形成される。続いて、通常のフォトリソグラフィ
法と異方性エッチング法を適用してエミッタポリシリコ
ンとなる部分以外のポリシリコン膜12を除去し、さら
にフォトリソグラフィ法によりフォトレジスト膜9bを
形成した後異方性エッチング法を適用してベースリード
コンタクトとなる部分のBSG膜8を除去する〔図5
(j)〕。
【0022】なお、ここではアニールを行ってからポリ
シリコン膜12のエッチングを行っているが、これらの
工程を逆にして先にポリシリコン膜12のエッチングを
行ってからアニールを行ってもよい。次に、図5(j)
の工程で用いたフォトレジスト膜9bを除去してから、
ウェハ表面全面にバリアメタル16膜を蒸着し、通常の
フォトリソグラフィ法により電極形成部以外をフォトレ
ジスト9cで覆い、メッキ法により電極17を形成する
〔図5(k)〕。最後に、フォトレジスト膜9cを除去
し、電極17をマスクとした異方性エッチングにより電
極間のバリアメタル膜16を除去して電極間の分離を行
って本発明の第1の実施例のバイポーラトランジスタの
製造工程は完了する〔図5(l)〕。
【0023】以上説明したように、本発明の第1の実施
例によれば、厳しい工程管理を必要とする工程は使われ
ておらず、通常用いられる容易な工程のみを用いて製造
を行うことができるため、製造バラツキを低く抑えるこ
とができ高い製造歩留りを実現することができる。ま
た、ベース領域と同時に形成されるこの領域に直結した
ポリシリコン膜をベース引き出しリードとして用いるこ
とにより、ベース領域にベースコンタクトを設ける必要
がなくなりベース領域の縮小が可能であるために高周波
特性の向上が望める。そして、このポリシリコン膜はB
SG膜からの不純物拡散により低抵抗化されるためベー
ス抵抗を低く抑えることができる。このベース引き出し
リード(ポリシリコン膜6)がベース領域(エピタキシ
ャル層5)と同時に形成することができるために、そし
てBSG膜を不純物源として使用するとともに絶縁膜と
しても使用するために、さらにPR工程(フォトリソグ
ラフィ工程)数を従来例に比較して少なくすることがで
きるために、製造工程数を低くおさえることができ、製
造コストならびに製造日数の低減を図ることができる。
【0024】[第2の実施例]図6は、本発明の第2の
実施例を示す断面図である。同図において、図1に示し
た第1の実施例の部分と同等の部分には同一の参照番号
が付せられているので重複する説明は省略するが、本実
施例の第1の実施例と相違する点は、本実施例において
はロコス酸化膜3の内側をそのままベース領域として使
用している点である。製造方法としては、第1の実施例
と同様の方法でロコス酸化膜3を形成しその上に熱酸化
により表面酸化膜4を形成した後、弗酸等による等方性
エッチングにより素子形成部の表面酸化膜4を除去す
る。なお、この表面酸化膜形成工程は省略し、ロコス酸
化膜形成後、等方性エッチングにより素子形成部の酸化
膜を除去してもよい。これ以降の工程は第1の実施例の
場合と同様である。
【0025】この第2の実施例によれば、ベース領域開
口のためのフォトリソグラフィ工程を必要としないた
め、さらに製造工程数を削減することができるのみなら
ず、コレクタ−ベース界面面積が小さくなるので、この
面積に依存する特性パラメータ、例えばコレクタ−ベー
ス間接合容量を低減できる。さらに、コレクタ−ベース
引き出しリード間の容量も削減することができるため、
特性の向上がさらに望める。
【0026】[第3の実施例]図7は、本発明の第3の
実施例の半導体装置の部分断面図である。同図におい
て、図1に示した第1の実施例と同等の部分には同一の
参照番号が付せられているので、重複する説明は適宜省
略する。図7に示されるように、p型シリコン基板10
1上には、n+ 型埋込層20が形成されており、その上
にコレクタ領域となるn- 型エピタキシャル層2が形成
されている。n+ 型埋込層20は、n+ 型コレクタ引き
上げ領域21によって基板表面に引き出されており、そ
の上にn+型ポリシリコン膜12、バリアメタル膜16
およびコレクタ用の電極17が形成されている。
【0027】[第3の実施例の製造方法]次に、本発明
の第3の実施例の製造方法についてその工程順断面図で
ある図8〜図13を参照して説明する。まず、p型シリ
コン基板101上の半導体素子形成部をフォトレジスト
膜9dで被覆しこれをマスクにして例えば砒素のような
n型不純物をイオン注入し、n+ 型埋込層20を形成す
る。あるいは、半導体素子形成部以外に絶縁膜を形成
し、熱拡散法によりn+ 型埋込層20を形成し、その後
使用した絶縁膜を除去してもよい〔図8(a)〕。
【0028】次に、MBE法にてn- 型エピタキシャル
層2を成長させ〔図9(b)〕、スポットロコス法にて
ロコス酸化膜3を形成し〔図9(c)〕、さらに熱酸化
により表面酸化膜4を形成する〔図9(d)〕。次に、
フォトレジスト膜9eをマスクにしてコレクタ引き出し
領域形成予定部のみに燐をイオン注入法により導入し、
+ 型コレクタ引き出し領域21を形成する〔図9
(e)〕。次に、ベース形成領域の表面酸化膜4を通常
のフォトリソグラフィ法と異方性エッチング(または等
方性エッチング)法を適用して除去してベース形成領域
を開口し、その後Si−MBE装置によりp型エピタキ
シャル層5を成長させる。この際にベース領域外の表面
酸化膜4上にはp型エピタキシャル層5と同時に同キャ
リア濃度のp型ポリシリコン膜6が形成される〔図10
(f)〕。
【0029】次に、フォトレジスト膜9fをマスクにし
て異方性エッチングによりコレクタ電極形成部周囲のp
型ポリシリコン膜6を除去する〔図10(g)〕。次
に、CVD法によりシリコン酸化膜7を堆積し、その後
通常のフォトリソグラフィ法と異方性エッチングを用い
ベース領域内側の酸化膜7を残し、全て除去する〔図1
0(h)〕。
【0030】次に、ウェハ表面全面にBSG膜8を堆積
する〔図11(i)〕。次いで、通常のフォトリソグラ
フィ法と異方性エッチングを用いてエミッタ領域となる
部分のBSG膜8とシリコン酸化膜7およびコレクタコ
ンタクト形成予定部のBSG膜8と表面酸化膜4を除去
する〔図11(j)〕。次に、ウェハ全面にCVD法を
用いてシリコン酸化膜10を堆積し〔図11(k)〕、
さらに異方性エッチングにより該シリコン酸化膜10の
エッチバックを行い、エミッタコンタクト外周部ならび
にコレクタコンタクト外周部にシリコン酸化膜のサイド
ウォールを形成する〔図12(l)〕。
【0031】引き続き、同様に手順でシリコン窒化膜1
1をウェハ全面に堆積し、異方性エッチングによるエッ
チバックを行って、シリコン窒化膜11のサイドウォー
ルをエミッタコンタクトの外周部およびコレクタコンタ
クトの外周部に形成する〔図12(m)〕。その後、C
VD法を用いてポリシリコン膜12を堆積し、エミッタ
およびコレクタ形成形成のために例えば砒素のようなn
型不純物をイオン注入法によりドーピングする〔図12
(n)〕。
【0032】次に、アニールを行ってポリシリコン膜1
2中の砒素の活性化するとともに拡散させてエミッタ領
域14を形成する。このアニールにより、BSG膜8は
シリコン酸化膜と同質の酸化膜となり、さらに膜中より
p型ポリシリコン膜6へp型不純物であるボロンの拡散
が起こり、該p型ポリシリコン膜6のシート抵抗を低く
できる。また、これと同時にp型ポリシリコン膜6中か
らもボロンの拡散が起こり、ベース領域内にp+ 型層1
3が形成される。さらにコレクタ引き上げ領域内の燐の
活性化もこのアニールで同時に行う。続いて、通常のフ
ォトリソグラフィ法と異方性エッチング法を適用してエ
ミッタ用ポリシリコンならびにコレクタ用ポリシリコン
となる部分以外のポリシリコン膜12を除去し、さらに
フォトリソグラフィ法によりフォトフォトレジスト膜9
hを形成しこれをマスクとして異方性エッチングを行い
ベースリードコンタクトとなる領域のBSG膜8を除去
する〔図13(o)〕。なお、ここではアニールを行っ
てからポリシリコン膜12のエッチングを行っている
が、これらの工程を逆にして先にポリシリコン膜12の
エッチングを行ってからアニールを行ってもよい。
【0033】次に、図13(o)で用いたフォトレジス
ト膜9hを除去してから、ウェハ表面全面にバリアメタ
ル膜16を蒸着し、通常のフォトリソグラフィ法により
電極形成部以外の領域をフォトレジスト膜9iで覆い、
メッキ法によりエミッタ、コレクタおよびベース用の電
極17を形成する〔図13(p)〕。最後に、フォトレ
ジスト膜9iを除去し、電極17をマスクにして異方性
エッチングを行うことで電極間バリアメタル膜16を除
去し、電極間の分離を行って本発明の第3の実施例の製
造工程が完了する〔図13(q)〕。
【0034】以上好ましい実施例について説明したが、
本発明はこれら実施例に限定されるものではなく、特許
請求の範囲に記載された範囲内において適宜の変更が可
能なものである。例えば、ドーピング不純物種や絶縁膜
は実施例以外のものを採用することができる。また、p
型エピタキシャル層5を成長する際にその膜をSiに代
えSiGe膜とすることができ、そのようにした場合に
は本発明の構造を採るへテロ接合トランジスタが製造可
能となり、さらに高周波特性を高めることができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、エピタ
キシャル成長によりベース領域を形成する際に絶縁膜上
に形成されるポリシリコン膜をベース引き出しリードと
して用いるものであるので、ベース領域内にベースコン
タクトおよびそのためのp+ 型層を設ける必要がなくな
り、素子の微細化が可能になりトランジスタの高周波特
性を改善することができる。また、本発明によれば、ベ
ース領域を形成するためのエピタキシャル成長時に形成
されるポリシリコン膜をベースリードとして用いている
ため、さらにポリシリコン膜上のBSG膜を拡散源とし
て用いると共に絶縁膜として用いているため、工数の削
減が可能であり、製造日数および製造コストを低減する
ことができる。また、本発明によれば、自己整合型トラ
ンジスタのように制御困難なエッチング行程を経ること
なく製造できるため、製造バラツキや特性バラツキが少
ない製品を高歩留りで製造することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例の断面図。
【図2】 本発明の第1の実施例の製造方法を説明する
ための工程順断面図の一部。
【図3】 本発明の第1の実施例の製造方法を説明する
ための、図2の工程に続く工程での工程順断面図の一
部。
【図4】 本発明の第1の実施例の製造方法を説明する
ための、図3の工程に続く工程での工程順断面図の一
部。
【図5】 本発明の第1の実施例の製造方法を説明する
ための、図4の工程に続く工程での工程順断面図。
【図6】 本発明の第2の実施例の断面図。
【図7】 本発明の第3の実施例の断面図。
【図8】 本発明の第3の実施例の製造方法を説明する
ための工程順断面図の一部。
【図9】 本発明の第3の実施例の製造方法を説明する
ための、図8の工程に続く工程での工程順断面図の一
部。
【図10】 本発明の第3の実施例の製造方法を説明す
るための、図9の工程に続く工程での工程順断面図の一
部。
【図11】 本発明の第3の実施例の製造方法を説明す
るための、図10の工程に続く工程での工程順断面図の
一部。
【図12】 本発明の第3の実施例の製造方法を説明す
るための、図11の工程に続く工程での工程順断面図の
一部。
【図13】 本発明の第3の実施例の製造方法を説明す
るための、図12の工程に続く工程での工程順断面図。
【図14】 従来例の製造方法を説明するための工程順
断面図の一部。
【図15】 従来例の製造方法を説明するための、図1
4の工程に続く工程での工程順断面図。
【図16】 自己整合法を用いて製作した従来例の断面
図。
【図17】 自己整合法を用いて製作した他の従来例の
断面図。
【符号の説明】
1 n+ 型シリコン基板 2、203 n- 型エピタキシャル層 3、204、304 ロコス酸化膜 4 表面酸化膜 5 p型エピタキシャル層 6 p型ポリシリコン膜 7、10、306 シリコン酸化膜 8、207 BSG膜 9a〜9j フォトレジスト膜 11、206 シリコン窒化膜 12 n+ 型ポリシリコン膜 13、18 p+ 型層 14 n+ 型エミッタ領域 15 ベースコンタクト 17、209、309 電極 19 絶縁膜 20、202、302 n+ 型埋込層 21 n+ 型コレクタ引き上げ領域 22 エミッタコンタクト 101、201、301 p型シリコン基板 205、305 p+ 型ポリシリコン膜 206 シリコン窒化膜 208、308 n+ 型ポリシリコン膜 210、310 ベース領域 211 p型半導体領域 212、312 p+ 型半導体領域 213、311 エミッタ領域 303 n型ウェル 307 BPSG膜

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コレクタ領域となる第1導電型半導体領
    域と、前記第1導電型半導体領域を囲んで形成された素
    子分離絶縁膜と、前記第1導電型半導体領域上ではベー
    ス領域を構成する単結晶半導体膜となり前記素子分離絶
    縁膜上ではベース引き出しリードを構成する多結晶半導
    体膜となる第2導電型半導体膜と、前記第2導電型半導
    体膜のベース領域となる領域の表面領域に選択的に形成
    されたエミッタ領域と、前記第2導電型半導体膜上を覆
    う、前記エミッタ領域上にエミッタ開口が形成された層
    間絶縁膜と、前記エミッタ開口内に埋め込まれた第1導
    電型多結晶半導体膜と、を有する半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記第1導電型半導体領域および前記素
    子分離絶縁膜と、前記第2導電型半導体膜との間には、
    ベース領域部分にベース開口の開設された絶縁層が形成
    されていることを特徴とする請求項1記載の半導体装
    置。
  3. 【請求項3】 (1)半導体基板上に形成された第1導
    電型半導体層を素子分離絶縁膜にて区画してコレクタ領
    域となる第1導電型半導体領域を形成する工程と、 (2)前記素子分離絶縁膜および前記第1導電型半導体
    領域上に、半導体上では単結晶となり絶縁物上では多結
    晶となる第2導電型の半導体膜を成長させる工程と、 (3)前記半導体膜上にそのエミッタ形成領域上にエミ
    ッタ開口の開設された層間絶縁膜を形成する工程と、 (4)前記エミッタ開口内を埋め込む第1導電型の多結
    晶半導体膜を形成し、該多結晶半導体膜の不純物を前記
    半導体膜中に拡散してエミッタ領域を形成する工程と、 (5)前記エミッタ開口内を埋め込む前記第1導電型の
    多結晶半導体膜上にエミッタ電極を、前記第2導電型の
    半導体膜の多結晶部分にベース電極を形成する工程と、 を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記エミッタ開口の付近を除いて前記層
    間絶縁膜は第2導電型不純物を含んでいることを特徴と
    する請求項3記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第(3)の工程が、前記半導体膜
    のベース領域となる領域上を不純物を含まないシリコン
    酸化膜で選択的に覆うサブ工程、全体を第2導電型の
    不純物を含む酸化膜で覆うサブ工程、前記シリコン酸
    化膜および前記不純物を含む酸化膜を選択的にエッチン
    グして前記エミッタ開口より口径の大きい大口径エミッ
    タ開口を開孔するサブ工程、絶縁膜の堆積とそのエッ
    チバックにより前記大口径エミッタ開口の側面に側壁絶
    縁膜を形成するサブ工程、を含んでいることを特徴とす
    る請求項3記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記第(1)の工程と前記第(2)の工
    程との間に、前記素子分離絶縁膜および前記第1導電型
    半導体領域上にベース形成領域にベース開口の開設され
    た絶縁層を形成する工程が付加されていることを特徴と
    する請求項3記載の半導体装置の製造方法。
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