JPH0919984A - 金属薄膜転写用シート - Google Patents
金属薄膜転写用シートInfo
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- JPH0919984A JPH0919984A JP2451695A JP2451695A JPH0919984A JP H0919984 A JPH0919984 A JP H0919984A JP 2451695 A JP2451695 A JP 2451695A JP 2451695 A JP2451695 A JP 2451695A JP H0919984 A JPH0919984 A JP H0919984A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 金属薄膜に傷が付き難く、濡れ性に優れた金
属薄膜転写用シートの提供。 【構成】 プラスチックフィルムの片面に、酸化珪素蒸
着層を、次いで金属蒸着層を設ける。
属薄膜転写用シートの提供。 【構成】 プラスチックフィルムの片面に、酸化珪素蒸
着層を、次いで金属蒸着層を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紙、板紙等の基材表面
に、金属薄膜を設ける際に使用される金属薄膜転写用シ
ートと、これを用いた金属化紙の製造法に関する。
に、金属薄膜を設ける際に使用される金属薄膜転写用シ
ートと、これを用いた金属化紙の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】ビール瓶に貼付されたラベルに見られる
ような金属化紙は、紙又は板紙等の基材表面に金属薄膜
を設けることで製造することができる。しかし、紙等の
基材表面に金属薄膜を直接設けることは、技術的な困難
を伴うため、より簡便に金属化紙を製造する方法とし
て、転写法が開発されている。転写法は、要するに、真
空蒸着法によってプラスチックフィルムの表面に金属薄
膜を蒸着させ、この金属薄膜を紙等の基材に転写する方
法であって、具体的には次のような転写方法が知られて
いる。
ような金属化紙は、紙又は板紙等の基材表面に金属薄膜
を設けることで製造することができる。しかし、紙等の
基材表面に金属薄膜を直接設けることは、技術的な困難
を伴うため、より簡便に金属化紙を製造する方法とし
て、転写法が開発されている。転写法は、要するに、真
空蒸着法によってプラスチックフィルムの表面に金属薄
膜を蒸着させ、この金属薄膜を紙等の基材に転写する方
法であって、具体的には次のような転写方法が知られて
いる。
【0003】特公昭35−4775号公報に記載された
方法は、プラスッチクフィルムの表面にまず剥離剤層を
設け、その上に金属薄膜を蒸着させて金属薄膜転写シー
トを製造し、しかる後、接着剤を介してこの転写シート
と基材とを圧着し、次いで、両者を引き離すことにから
なり、この際、金属薄膜は転写シートの剥離剤層から剥
離して基材表面に転写される。この場合、プラスッチク
フィルムの表面に設ける剥離剤層には、シリコーン、金
属酸化膜が使用できることが教示されている。この転写
法は、プラスッチクフィルムに剥離剤層を設けている関
係で、金属薄膜が転写シートから基材に転写し易いもの
の、そのために金属薄膜の強度が脆弱化し、転写シート
の巻き取り、巻き戻しの際に発生する歪みやロールとの
摩擦等に起因して、金属薄膜に傷乃至は亀裂が生ずる欠
点がある。また、シリコーンを剥離剤に用いた場合は、
その一部が金属薄膜に共に基材表面に転写されてしまう
ため、金属薄膜表面の印刷適性乃至は塗工適性が損なわ
れる欠点もある。
方法は、プラスッチクフィルムの表面にまず剥離剤層を
設け、その上に金属薄膜を蒸着させて金属薄膜転写シー
トを製造し、しかる後、接着剤を介してこの転写シート
と基材とを圧着し、次いで、両者を引き離すことにから
なり、この際、金属薄膜は転写シートの剥離剤層から剥
離して基材表面に転写される。この場合、プラスッチク
フィルムの表面に設ける剥離剤層には、シリコーン、金
属酸化膜が使用できることが教示されている。この転写
法は、プラスッチクフィルムに剥離剤層を設けている関
係で、金属薄膜が転写シートから基材に転写し易いもの
の、そのために金属薄膜の強度が脆弱化し、転写シート
の巻き取り、巻き戻しの際に発生する歪みやロールとの
摩擦等に起因して、金属薄膜に傷乃至は亀裂が生ずる欠
点がある。また、シリコーンを剥離剤に用いた場合は、
その一部が金属薄膜に共に基材表面に転写されてしまう
ため、金属薄膜表面の印刷適性乃至は塗工適性が損なわ
れる欠点もある。
【0004】特公昭63−20703号公報には、二軸
延伸ポリプロピレンフィルム(以下、これをOPPとい
う)に金属蒸着膜を形成させて転写シートを調製し、接
着剤を用いて転写シート上の金属薄膜を、紙などの基材
表面に転写する方法が記載されている。この方法では、
金属薄膜を蒸着させるに当たって、OPPに格別な前処
理を施す必要がなく、また、転写後のOPPは再使用で
きることが謳われている。この転写法は、金属薄膜をO
PPに蒸着させているため、剥離剤層を設けなくても金
属薄膜がOPPから剥離し易い利点がある。しかし、金
属薄膜自体は、先の場合と同様、強度に乏しい欠点があ
る。
延伸ポリプロピレンフィルム(以下、これをOPPとい
う)に金属蒸着膜を形成させて転写シートを調製し、接
着剤を用いて転写シート上の金属薄膜を、紙などの基材
表面に転写する方法が記載されている。この方法では、
金属薄膜を蒸着させるに当たって、OPPに格別な前処
理を施す必要がなく、また、転写後のOPPは再使用で
きることが謳われている。この転写法は、金属薄膜をO
PPに蒸着させているため、剥離剤層を設けなくても金
属薄膜がOPPから剥離し易い利点がある。しかし、金
属薄膜自体は、先の場合と同様、強度に乏しい欠点があ
る。
【0005】真空蒸着法で得られる金属薄膜の強度を増
大させる技術として、特公昭63−39425号公報に
は、OPPの表面に予めコロナ放電処理を施しておくこ
とが教示されている。しかし、コロナ放電処理を適度
に、且つ均一に行うことは容易ではなく、この処理が過
度になると、転写に際してOPPから金属薄膜が剥離し
難くなるので、処理が不均一であると、金属薄膜をOP
Pから基材に転写できない部分が生ずる欠点がある。上
に紹介した3っの従来法は、それぞれ上述したような欠
点がある外に、転写後の金属薄膜は、露出したままの状
態にあるので、(イ)金属薄膜に傷が付き易い、(ロ)
OPPを使用した場合には、これに含まれている添加剤
がブリードして金属面に付着する結果、濡れ性が極端に
低下し、印刷適性が悪くなる、という問題点も抱えてい
る。
大させる技術として、特公昭63−39425号公報に
は、OPPの表面に予めコロナ放電処理を施しておくこ
とが教示されている。しかし、コロナ放電処理を適度
に、且つ均一に行うことは容易ではなく、この処理が過
度になると、転写に際してOPPから金属薄膜が剥離し
難くなるので、処理が不均一であると、金属薄膜をOP
Pから基材に転写できない部分が生ずる欠点がある。上
に紹介した3っの従来法は、それぞれ上述したような欠
点がある外に、転写後の金属薄膜は、露出したままの状
態にあるので、(イ)金属薄膜に傷が付き易い、(ロ)
OPPを使用した場合には、これに含まれている添加剤
がブリードして金属面に付着する結果、濡れ性が極端に
低下し、印刷適性が悪くなる、という問題点も抱えてい
る。
【0006】この問題点を改善する手段として、特開昭
55−71725号公報には、金属薄膜の蒸着に先立っ
て、プラスチックフィルムの表面に透明樹脂層を形成さ
せ、その透明樹脂層の上に金属薄膜を蒸着させて転写シ
ートを調製し、紙などの基材に金属薄膜を転写させるに
際しては、接着剤を介して転写シートと基材とを圧着
後、両者を引き剥がすことにより、金属薄膜を透明樹脂
層と共に転写させることが開示されている。つまり、こ
の方法では、転写の際の剥離がプラスチックフィルムと
透明樹脂層との間で起こり、転写後は透明樹脂層が金属
薄膜の上に、保護層として存在することになるので、上
記(イ)、(ロ)の問題がない。
55−71725号公報には、金属薄膜の蒸着に先立っ
て、プラスチックフィルムの表面に透明樹脂層を形成さ
せ、その透明樹脂層の上に金属薄膜を蒸着させて転写シ
ートを調製し、紙などの基材に金属薄膜を転写させるに
際しては、接着剤を介して転写シートと基材とを圧着
後、両者を引き剥がすことにより、金属薄膜を透明樹脂
層と共に転写させることが開示されている。つまり、こ
の方法では、転写の際の剥離がプラスチックフィルムと
透明樹脂層との間で起こり、転写後は透明樹脂層が金属
薄膜の上に、保護層として存在することになるので、上
記(イ)、(ロ)の問題がない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
55−71725号公報が教える方法では、プラスチッ
クフィルム表面に形成させる透明樹脂層が、(a)プラ
スチックフィルムとの剥離性が良い、(b)金属蒸着膜
の形成が容易である、(c)印刷適性に富む、といった
性質を備えている必要があるため、樹脂の選択が極めて
狭い範囲に限定される。例えば、プラスチックフィルム
として、耐熱性を備え、繰り返し再使用に最適なポリエ
チレンテレフタレートフィルムを選択した場合には、透
明樹脂層を形成する樹脂としては、事実上、一部のアク
リル系樹脂とセルロース系樹脂しか使用できない。さら
に、この方法では透明樹脂層をプラスチックフィルム上
に設けるために、透明樹脂をプラスチックフィルムに塗
布して乾燥する工程が、金属蒸着に先立って必ず必要で
ある。このことは金属薄膜転写シートの製造工程を煩雑
にする点で、極めて重大な欠点である。本発明の主たる
目的は、従来法の欠点であった上記(イ)、(ロ)を解
消すると共に、特開昭55−71725号公報に見られ
るような透明樹脂層を持たず、しかも転写後の金属面の
濡れ性が良好である金属薄膜転写シートを提供すること
にある。
55−71725号公報が教える方法では、プラスチッ
クフィルム表面に形成させる透明樹脂層が、(a)プラ
スチックフィルムとの剥離性が良い、(b)金属蒸着膜
の形成が容易である、(c)印刷適性に富む、といった
性質を備えている必要があるため、樹脂の選択が極めて
狭い範囲に限定される。例えば、プラスチックフィルム
として、耐熱性を備え、繰り返し再使用に最適なポリエ
チレンテレフタレートフィルムを選択した場合には、透
明樹脂層を形成する樹脂としては、事実上、一部のアク
リル系樹脂とセルロース系樹脂しか使用できない。さら
に、この方法では透明樹脂層をプラスチックフィルム上
に設けるために、透明樹脂をプラスチックフィルムに塗
布して乾燥する工程が、金属蒸着に先立って必ず必要で
ある。このことは金属薄膜転写シートの製造工程を煩雑
にする点で、極めて重大な欠点である。本発明の主たる
目的は、従来法の欠点であった上記(イ)、(ロ)を解
消すると共に、特開昭55−71725号公報に見られ
るような透明樹脂層を持たず、しかも転写後の金属面の
濡れ性が良好である金属薄膜転写シートを提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る金属薄膜転
写シートは、基本的には、プラスチックフィルムの片面
に酸化珪素蒸着層を、次いで金属蒸着層を設けた構成に
ある。本発明で使用するプラスチックフィルムは、ポリ
オレフィン系フィルム、ポリエステル系フィルム又はポ
リアミド系フィルムであって、ポリオレフィン系フィル
ムとしては、ポリエチレンフィルム、エチレンを主体と
する共重合体フィルム、ポリプロピレンフィルム、プロ
ピレンを主体とする共重合体フィルム、ポリ−4−メチ
ルペンタンフィルムなどが使用可能である。なかでも、
二軸延伸ポリプロピレンフィルム(OPP)は、平滑性
及び腰の強さに優れているので、本発明で使用するプラ
スチックフィルムとして、最も好ましいものの一つであ
る。ポリエステル系フィルムとしては、ポリエチレンテ
レフタレートフィルムとポリブチレンテレフタレートフ
ィルムが代表例である。特に、二軸延伸ポリエチレンテ
レフタレートフィルムが好ましい。
写シートは、基本的には、プラスチックフィルムの片面
に酸化珪素蒸着層を、次いで金属蒸着層を設けた構成に
ある。本発明で使用するプラスチックフィルムは、ポリ
オレフィン系フィルム、ポリエステル系フィルム又はポ
リアミド系フィルムであって、ポリオレフィン系フィル
ムとしては、ポリエチレンフィルム、エチレンを主体と
する共重合体フィルム、ポリプロピレンフィルム、プロ
ピレンを主体とする共重合体フィルム、ポリ−4−メチ
ルペンタンフィルムなどが使用可能である。なかでも、
二軸延伸ポリプロピレンフィルム(OPP)は、平滑性
及び腰の強さに優れているので、本発明で使用するプラ
スチックフィルムとして、最も好ましいものの一つであ
る。ポリエステル系フィルムとしては、ポリエチレンテ
レフタレートフィルムとポリブチレンテレフタレートフ
ィルムが代表例である。特に、二軸延伸ポリエチレンテ
レフタレートフィルムが好ましい。
【0009】転写シートの製造にポリエステル系フィル
ムを使用する場合、そのフィルムに酸化珪素蒸着層を設
けるのに先立って、予め離型剤層を設けておくことが好
ましく、離型剤層の形成にはシリコーン樹脂又はフッ素
樹脂が使用される。シリコーン樹脂やフッ素樹脂は、そ
の溶液又は分散液をポリエステル系フィルムに塗布して
乾燥することで、シリコーン樹脂又はフッ素樹脂からな
る離型剤層を形成することができる。
ムを使用する場合、そのフィルムに酸化珪素蒸着層を設
けるのに先立って、予め離型剤層を設けておくことが好
ましく、離型剤層の形成にはシリコーン樹脂又はフッ素
樹脂が使用される。シリコーン樹脂やフッ素樹脂は、そ
の溶液又は分散液をポリエステル系フィルムに塗布して
乾燥することで、シリコーン樹脂又はフッ素樹脂からな
る離型剤層を形成することができる。
【0010】転写シートの製造に二軸延伸ポリプロピレ
ンフィルムを使用する場合、これにはコロナ放電処理を
施しておく必要はないが、フィルム自体が帯電防止剤を
0.2〜1.0重量%、好ましくは0.3〜1.0重量
%程度含有していることが好ましい。帯電防止剤を含有
していない二軸延伸ポリプロピレンフィルムは、転写シ
ート製造時にロールなどと接触することで静電気が発生
し、部分放電によりフィルムの濡れ性が局部的に変動す
る結果、酸化珪素層との剥離性にバラツキが生じる。二
軸延伸ポリプロピレンフィルムに含まれる帯電防止剤
は、アニオン型、カチオン型、両性型、ノニオン型の何
れであっても差し支えない。ちなみに、二軸延伸ポリプ
ロピレンフィルムに配合可能な帯電防止剤の典型例を示
すと、アニオン型帯電防止剤としては、アルキルスルホ
ン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル硫酸
エステル、アルキル燐酸エステル等が例示できる。カチ
オン型帯電防止剤としては、アルキルトリメチルアンモ
ニウム塩、アリロイルアミドプロピルトリメチルアンモ
ニウムメトサルフェート等があり、両性型帯電防止剤と
しては、アルキルベタイン型、イミダソリン型、アラニ
ン型が使用可能である。また、ノニオン型帯電防止剤と
しては、脂肪酸グリセリンエステル、ポリオキシエチレ
ングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアル
キルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ジ
−(2−ヒドロキシエチル)アルキルアミン、脂肪酸ア
ルキロールアミド等が挙げられる。
ンフィルムを使用する場合、これにはコロナ放電処理を
施しておく必要はないが、フィルム自体が帯電防止剤を
0.2〜1.0重量%、好ましくは0.3〜1.0重量
%程度含有していることが好ましい。帯電防止剤を含有
していない二軸延伸ポリプロピレンフィルムは、転写シ
ート製造時にロールなどと接触することで静電気が発生
し、部分放電によりフィルムの濡れ性が局部的に変動す
る結果、酸化珪素層との剥離性にバラツキが生じる。二
軸延伸ポリプロピレンフィルムに含まれる帯電防止剤
は、アニオン型、カチオン型、両性型、ノニオン型の何
れであっても差し支えない。ちなみに、二軸延伸ポリプ
ロピレンフィルムに配合可能な帯電防止剤の典型例を示
すと、アニオン型帯電防止剤としては、アルキルスルホ
ン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル硫酸
エステル、アルキル燐酸エステル等が例示できる。カチ
オン型帯電防止剤としては、アルキルトリメチルアンモ
ニウム塩、アリロイルアミドプロピルトリメチルアンモ
ニウムメトサルフェート等があり、両性型帯電防止剤と
しては、アルキルベタイン型、イミダソリン型、アラニ
ン型が使用可能である。また、ノニオン型帯電防止剤と
しては、脂肪酸グリセリンエステル、ポリオキシエチレ
ングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアル
キルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ジ
−(2−ヒドロキシエチル)アルキルアミン、脂肪酸ア
ルキロールアミド等が挙げられる。
【0011】本発明によれば、プラスチックフィルムの
片面(離型剤層を設けた場合は、その面)には、まず酸
化珪素層が蒸着される。酸化珪素層の蒸着は、10-4To
rrのオーダー以下の圧力、例えば、2×10-4Torr程度
の圧力に保持された真空蒸着装置内で、珪素、一酸化珪
素、二酸化珪素及びこれらの混合物から選ばれる1種
を、抵抗加熱方式及び/又は電子線ビーム方式で加熱し
て気化させ、これをフィルム上に(離型剤層を設けたフ
ィルムを使用した場合は、離型剤層上に)析出させるこ
とで行うことができる。酸化珪素層の膜厚は、5〜30
0オングストロームの範囲とすることが適当である。5
オングストローム未満の膜厚では、酸化珪素層を設けた
効果の発現が不充分であり、300オングストロームを
越える膜厚では、酸化珪素層が着色する恐れがあるばか
りが、酸化珪素層との密着性が強くなり剥離性が低下す
るからである。
片面(離型剤層を設けた場合は、その面)には、まず酸
化珪素層が蒸着される。酸化珪素層の蒸着は、10-4To
rrのオーダー以下の圧力、例えば、2×10-4Torr程度
の圧力に保持された真空蒸着装置内で、珪素、一酸化珪
素、二酸化珪素及びこれらの混合物から選ばれる1種
を、抵抗加熱方式及び/又は電子線ビーム方式で加熱し
て気化させ、これをフィルム上に(離型剤層を設けたフ
ィルムを使用した場合は、離型剤層上に)析出させるこ
とで行うことができる。酸化珪素層の膜厚は、5〜30
0オングストロームの範囲とすることが適当である。5
オングストローム未満の膜厚では、酸化珪素層を設けた
効果の発現が不充分であり、300オングストロームを
越える膜厚では、酸化珪素層が着色する恐れがあるばか
りが、酸化珪素層との密着性が強くなり剥離性が低下す
るからである。
【0012】プラスチックフィルムの片面に形成された
酸化珪素蒸着層の上には、真空蒸着法にて金属薄膜が積
層される。この金属蒸着層を形成する金属としては、ア
ルミニウム、亜鉛、金、銀、銅、ニッケル、クロム等が
使用可能である。金属の蒸着には通常の真空蒸着法を採
用することができ、10-2〜10-6Torrの圧力に保持さ
れた真空蒸着装置内で、所望の金属を融点以上に加熱し
て気化させ、発生した金属蒸気を酸化珪素層上に凝縮析
出させることにより、金属蒸着層を形成させることがで
きる。金属蒸着膜の膜厚は、100〜700オングスト
ロームの範囲に調整することが好ましい。なお、真空蒸
着による金属薄膜形成工程は、前記酸化珪素層の形成と
同一の蒸着装置内で連続して行うことができる。このよ
うにして、プラスチックフィルムの片面に形成された酸
化珪素蒸着層上に、金属蒸着層を形成することで、本発
明の金属薄膜転写用シートの製造は完了する。
酸化珪素蒸着層の上には、真空蒸着法にて金属薄膜が積
層される。この金属蒸着層を形成する金属としては、ア
ルミニウム、亜鉛、金、銀、銅、ニッケル、クロム等が
使用可能である。金属の蒸着には通常の真空蒸着法を採
用することができ、10-2〜10-6Torrの圧力に保持さ
れた真空蒸着装置内で、所望の金属を融点以上に加熱し
て気化させ、発生した金属蒸気を酸化珪素層上に凝縮析
出させることにより、金属蒸着層を形成させることがで
きる。金属蒸着膜の膜厚は、100〜700オングスト
ロームの範囲に調整することが好ましい。なお、真空蒸
着による金属薄膜形成工程は、前記酸化珪素層の形成と
同一の蒸着装置内で連続して行うことができる。このよ
うにして、プラスチックフィルムの片面に形成された酸
化珪素蒸着層上に、金属蒸着層を形成することで、本発
明の金属薄膜転写用シートの製造は完了する。
【0013】進んで、上記の金属薄膜転写用シートを使
用して金属化紙を製造する方法を説明する。転写用シー
トの金属蒸着層側と、紙との間に接着剤層を介在させ
て、転写用シートと紙とを圧着し、しかる後、この両者
を引き剥がすと、転写用シートのフィルムと酸化珪素蒸
着層との間で(フィルムに離型剤層を設けている場合
は、離型剤層と酸化珪素蒸着層との間で)剥離が起こ
り、金属蒸着層は酸化珪素層と共に、転写用シートから
紙に転写される。つまり、本発明の金属薄膜転写用シー
トを使用すれば、金属蒸着層が酸化珪素層で保護された
金属化紙を得ることができる。金属化紙を製造する際し
て、転写用シートの金属蒸着層と紙との結合には、熱可
塑性樹脂が使用できる外、熱硬化型接着剤や放射線硬化
型接着剤を使用しても差し支えない。熱可塑性樹脂とし
ては、ポリ酢酸ビニル系、アクリル酸エステル系、ニト
ロセルロース系、ポリアミド系等の各熱可塑性樹脂が接
着剤として使用することができ、熱硬化型接着剤として
は、エポキシ系、ポリウレタン系、メラミン系、メラミ
ンアルキド系、フェノール系の各接着剤が使用可能であ
る。また、放射線硬化型接着剤としては、紫外線硬化
型、電子線硬化型が使用可能であって、エポキシ系、ア
クリル系の放射線硬化型接着剤が使用できる。
用して金属化紙を製造する方法を説明する。転写用シー
トの金属蒸着層側と、紙との間に接着剤層を介在させ
て、転写用シートと紙とを圧着し、しかる後、この両者
を引き剥がすと、転写用シートのフィルムと酸化珪素蒸
着層との間で(フィルムに離型剤層を設けている場合
は、離型剤層と酸化珪素蒸着層との間で)剥離が起こ
り、金属蒸着層は酸化珪素層と共に、転写用シートから
紙に転写される。つまり、本発明の金属薄膜転写用シー
トを使用すれば、金属蒸着層が酸化珪素層で保護された
金属化紙を得ることができる。金属化紙を製造する際し
て、転写用シートの金属蒸着層と紙との結合には、熱可
塑性樹脂が使用できる外、熱硬化型接着剤や放射線硬化
型接着剤を使用しても差し支えない。熱可塑性樹脂とし
ては、ポリ酢酸ビニル系、アクリル酸エステル系、ニト
ロセルロース系、ポリアミド系等の各熱可塑性樹脂が接
着剤として使用することができ、熱硬化型接着剤として
は、エポキシ系、ポリウレタン系、メラミン系、メラミ
ンアルキド系、フェノール系の各接着剤が使用可能であ
る。また、放射線硬化型接着剤としては、紫外線硬化
型、電子線硬化型が使用可能であって、エポキシ系、ア
クリル系の放射線硬化型接着剤が使用できる。
【0014】転写用シートと紙との接着方式には、ドラ
イラミネーション法とウェットラミネーション法の両方
式が採用可能であり、上記した接着剤と接着方式の組み
合わせも、任意に選択することができる。図1は、熱可
塑性樹脂の水分散液を接着剤に使用したウェットラミネ
ーション法の概念図を例示したものである。ロール
(1)から巻き戻されて引き出される転写用シートを、
接着剤塗布部(2)を通過させて転写用シートの金属蒸
着層側に接着剤を塗布し、その塗布面にロール(3)か
ら引き出される紙を圧着、接合する。次いで、この積層
体をドライヤー(4)に通して接着剤を硬化させた後、
両者を引き剥がして、転写用シートのフィルムはロール
(5)に、酸化珪素蒸着層で保護された金属化紙はロー
ル(6)にそれぞれ巻き取られる。尚、図示の例では転
写用シートと紙の圧着接合と、得られた積層体の引き剥
がしが一連の工程で行われているが、これを分断し、圧
着接合した積層体をそのまま一旦巻き取り、接着剤の硬
化が充分進んでから積層体の引き剥がしを行うこともで
きる。図2は、溶剤型熱硬化性樹脂を接着剤に使用した
ドライラミネーション法の概念図を例示したものであ
り、この例ではロール(1)から巻き戻されて引き出さ
れる転写用シートを、接着剤塗布部(2)を通過させて
転写用シートの金属蒸着層側に接着剤を塗布する。次い
で、このシートをドライヤー(4)に通して接着剤に含
まれる溶剤を揮散させ、しかる後、ロール(3)から引
き出される紙を圧着、接合する。その後、この積層体は
引き剥がされ、転写用シートのフィルムはロール(5)
に、酸化珪素蒸着層で保護された金属化紙はロール
(6)にそれぞれ巻き取られる。図2に示す事例でも、
転写用シートと紙との圧着積層体をそのまま一旦巻き取
り、接直剤による結合が充分に進んでから引き剥がしを
行うことが可能である。
イラミネーション法とウェットラミネーション法の両方
式が採用可能であり、上記した接着剤と接着方式の組み
合わせも、任意に選択することができる。図1は、熱可
塑性樹脂の水分散液を接着剤に使用したウェットラミネ
ーション法の概念図を例示したものである。ロール
(1)から巻き戻されて引き出される転写用シートを、
接着剤塗布部(2)を通過させて転写用シートの金属蒸
着層側に接着剤を塗布し、その塗布面にロール(3)か
ら引き出される紙を圧着、接合する。次いで、この積層
体をドライヤー(4)に通して接着剤を硬化させた後、
両者を引き剥がして、転写用シートのフィルムはロール
(5)に、酸化珪素蒸着層で保護された金属化紙はロー
ル(6)にそれぞれ巻き取られる。尚、図示の例では転
写用シートと紙の圧着接合と、得られた積層体の引き剥
がしが一連の工程で行われているが、これを分断し、圧
着接合した積層体をそのまま一旦巻き取り、接着剤の硬
化が充分進んでから積層体の引き剥がしを行うこともで
きる。図2は、溶剤型熱硬化性樹脂を接着剤に使用した
ドライラミネーション法の概念図を例示したものであ
り、この例ではロール(1)から巻き戻されて引き出さ
れる転写用シートを、接着剤塗布部(2)を通過させて
転写用シートの金属蒸着層側に接着剤を塗布する。次い
で、このシートをドライヤー(4)に通して接着剤に含
まれる溶剤を揮散させ、しかる後、ロール(3)から引
き出される紙を圧着、接合する。その後、この積層体は
引き剥がされ、転写用シートのフィルムはロール(5)
に、酸化珪素蒸着層で保護された金属化紙はロール
(6)にそれぞれ巻き取られる。図2に示す事例でも、
転写用シートと紙との圧着積層体をそのまま一旦巻き取
り、接直剤による結合が充分に進んでから引き剥がしを
行うことが可能である。
【0015】
【発明の効果】本発明の金属薄膜転写用シートでは、プ
ラスチックフィルムの表面(離型剤層を設けた場合はそ
の離型剤層の表面)に形成される酸化珪素蒸着層と、プ
ラスチックフィルムとの剥離性(フィルムに離型剤層を
設けてある場合は、酸化珪素蒸着層と離型剤層との剥離
性)が適切な範囲にあり、酸化珪素蒸着層と金属蒸着層
との接着強度は高い。従って、蒸着された金属薄膜は比
較的強固にフィルム表面に付着しており、爾後の工程で
金属薄膜に傷やシワ等が生ずることが少ない。また、転
写用シートから紙に金属蒸着層を転写するに際しては、
円滑に金属蒸着層を転写することができる。しかも、紙
に転写した金属蒸着層は酸化珪素層で保護されるので、
金属化紙の巻き取り操作乃至は巻き戻し操作中に、亀裂
や傷が金属蒸着層に付くことがない。また、アルミニウ
ムの薄膜を有する金属化紙を製造する場合、プラスチッ
クフィルムに直接アルミニウムを蒸着し、その蒸着膜を
紙に転写すると、金属化紙の表面に露出するアルミニウ
ム薄膜は、濡れ性が悪いためにその表面に印刷を施す際
にトラブルが出るのが通例である。このトラブルはプラ
スチックフィルムに配合されている添加剤等が、転写の
際にアルミニウム表面に付着することが原因であると考
えられる。然るに、本発明の転写用シートを使用して得
られる金属化紙は、その最表層が酸化珪素蒸着層である
ため、濡れ性が低下することがない。さらに付け加える
と、特開昭55−71725号公報に記載された金属化
紙の製造法では、図3に示す通り、プラスチックフィル
ムへの透明樹脂層形成工程、金属薄膜の蒸着工程、紙と
の接合工程及び剥離工程を経て金属化紙が製造される
が、剥離工程では透明樹脂層が金属蒸着層と共に紙に転
移してしまうため、剥離工程後のプラスチックフィルム
を転写用シートの製造に再使用する場合には、その都度
透明樹脂をプラスチックフィルムに塗布乾燥する操作が
必要である。これに対して、本発明の転写用シートを使
用する金属化紙の製造法は、図4に示すように、プラス
チックフィルムに離型剤層を形成した場合でも、剥離工
程では、剥離剤層がプラスチックフィルム上に残り、酸
化珪素蒸着層及び金属蒸着層と共に紙に転移してしまう
ことがない。従って、剥離工程後のプラスチックフィル
ムを転写用シートの製造に再使用する場合にも、改めて
離型剤層をプラスチックフィルムに形成する必要がな
い。
ラスチックフィルムの表面(離型剤層を設けた場合はそ
の離型剤層の表面)に形成される酸化珪素蒸着層と、プ
ラスチックフィルムとの剥離性(フィルムに離型剤層を
設けてある場合は、酸化珪素蒸着層と離型剤層との剥離
性)が適切な範囲にあり、酸化珪素蒸着層と金属蒸着層
との接着強度は高い。従って、蒸着された金属薄膜は比
較的強固にフィルム表面に付着しており、爾後の工程で
金属薄膜に傷やシワ等が生ずることが少ない。また、転
写用シートから紙に金属蒸着層を転写するに際しては、
円滑に金属蒸着層を転写することができる。しかも、紙
に転写した金属蒸着層は酸化珪素層で保護されるので、
金属化紙の巻き取り操作乃至は巻き戻し操作中に、亀裂
や傷が金属蒸着層に付くことがない。また、アルミニウ
ムの薄膜を有する金属化紙を製造する場合、プラスチッ
クフィルムに直接アルミニウムを蒸着し、その蒸着膜を
紙に転写すると、金属化紙の表面に露出するアルミニウ
ム薄膜は、濡れ性が悪いためにその表面に印刷を施す際
にトラブルが出るのが通例である。このトラブルはプラ
スチックフィルムに配合されている添加剤等が、転写の
際にアルミニウム表面に付着することが原因であると考
えられる。然るに、本発明の転写用シートを使用して得
られる金属化紙は、その最表層が酸化珪素蒸着層である
ため、濡れ性が低下することがない。さらに付け加える
と、特開昭55−71725号公報に記載された金属化
紙の製造法では、図3に示す通り、プラスチックフィル
ムへの透明樹脂層形成工程、金属薄膜の蒸着工程、紙と
の接合工程及び剥離工程を経て金属化紙が製造される
が、剥離工程では透明樹脂層が金属蒸着層と共に紙に転
移してしまうため、剥離工程後のプラスチックフィルム
を転写用シートの製造に再使用する場合には、その都度
透明樹脂をプラスチックフィルムに塗布乾燥する操作が
必要である。これに対して、本発明の転写用シートを使
用する金属化紙の製造法は、図4に示すように、プラス
チックフィルムに離型剤層を形成した場合でも、剥離工
程では、剥離剤層がプラスチックフィルム上に残り、酸
化珪素蒸着層及び金属蒸着層と共に紙に転移してしまう
ことがない。従って、剥離工程後のプラスチックフィル
ムを転写用シートの製造に再使用する場合にも、改めて
離型剤層をプラスチックフィルムに形成する必要がな
い。
【0016】
実施例1 真空度2×10-4Torrにおいて一酸化珪素を蒸発材料と
して真空蒸着法により、厚さ200ミクロンの二軸延伸
ポリプロピレンフィルム(帯電防止剤含有量;0.6重
量%)に、30オングストロームの蒸着膜を形成し、続
いて同一真空内において酸化珪素蒸着層の上に、厚さ3
00オングストロームのアルミニウム蒸着層を形成させ
て金属薄膜転写用シートを得た。この転写用シートの金
属蒸着面に、ウレタン系ドライラミネート用接着剤を、
乾燥時の塗布量4g/m2 になるよう塗工して乾燥した
後、坪量250g/m2の板紙を重ね、80℃、線圧1
00kg/cmにて圧着し、一昼夜放置して接着剤を硬
化させ、しかる後、ポリプロピレンフィルムを剥がして
金属化紙を得た。そして、金属化紙を得る際の金属蒸着
層の転写性を、金属蒸着層の亀裂の有無、未転写部
分の有無、剥離のしやすさで評価し、また、得られた
金属化紙の表面濡れ性をJIS K−6768により測
定した。結果を表1に示す。
して真空蒸着法により、厚さ200ミクロンの二軸延伸
ポリプロピレンフィルム(帯電防止剤含有量;0.6重
量%)に、30オングストロームの蒸着膜を形成し、続
いて同一真空内において酸化珪素蒸着層の上に、厚さ3
00オングストロームのアルミニウム蒸着層を形成させ
て金属薄膜転写用シートを得た。この転写用シートの金
属蒸着面に、ウレタン系ドライラミネート用接着剤を、
乾燥時の塗布量4g/m2 になるよう塗工して乾燥した
後、坪量250g/m2の板紙を重ね、80℃、線圧1
00kg/cmにて圧着し、一昼夜放置して接着剤を硬
化させ、しかる後、ポリプロピレンフィルムを剥がして
金属化紙を得た。そして、金属化紙を得る際の金属蒸着
層の転写性を、金属蒸着層の亀裂の有無、未転写部
分の有無、剥離のしやすさで評価し、また、得られた
金属化紙の表面濡れ性をJIS K−6768により測
定した。結果を表1に示す。
【0017】実施例2 酸化珪素層を形成する際の蒸発材料として、珪素25重
量部と二酸化珪素75重量部の混合物を使用した以外は
実施例1と同様にして金属化紙を製造し、金属蒸着層の
転写性と、金属化紙の表面濡れ性を実施例1と同様にし
て測定した。結果を表1に示す。
量部と二酸化珪素75重量部の混合物を使用した以外は
実施例1と同様にして金属化紙を製造し、金属蒸着層の
転写性と、金属化紙の表面濡れ性を実施例1と同様にし
て測定した。結果を表1に示す。
【0018】実施例3 厚さ16ミクロンの二軸延伸ポリエチレンテレフタレー
トフィルムに、シリコーン樹脂を乾燥時の塗布量1.0
g/m2 になるよう塗工して乾燥し、離型剤層を形成さ
せた。次に、この離型剤層の上に、酸化珪素蒸着層と金
属蒸着層を実施例1と同様な方法で形成させて金属薄膜
転写用シートを調製し、これを用いて実施例1と同様に
して金属化紙を得た。そして、金属化紙を得る際の金属
蒸着層の転写性と、得られた金属化紙の表面濡れ性を実
施例1と同様にして測定した。結果を表1に示す。
トフィルムに、シリコーン樹脂を乾燥時の塗布量1.0
g/m2 になるよう塗工して乾燥し、離型剤層を形成さ
せた。次に、この離型剤層の上に、酸化珪素蒸着層と金
属蒸着層を実施例1と同様な方法で形成させて金属薄膜
転写用シートを調製し、これを用いて実施例1と同様に
して金属化紙を得た。そして、金属化紙を得る際の金属
蒸着層の転写性と、得られた金属化紙の表面濡れ性を実
施例1と同様にして測定した。結果を表1に示す。
【0019】実施例4 帯電防止剤を含有している二軸延伸ポリプロピレンフィ
ルムに代えて、帯電防止剤を含有していない二軸延伸ポ
リプロピレンフィルムを使用した以外は実施例1と全く
同様にして金属化紙を製造し、金属蒸着層の転写性と、
金属化紙の表面濡れ性を実施例1と同様にして測定し
た。結果を表1に示す。
ルムに代えて、帯電防止剤を含有していない二軸延伸ポ
リプロピレンフィルムを使用した以外は実施例1と全く
同様にして金属化紙を製造し、金属蒸着層の転写性と、
金属化紙の表面濡れ性を実施例1と同様にして測定し
た。結果を表1に示す。
【0020】実施例5 帯電防止剤を0.6重量%含有する二軸延伸ポリプロピ
レンフィルムの代わりに、帯電防止剤を0.3重量%含
有する二軸延伸ポリプロピレンフィルムを使用した以外
は実施例1と全く同様にして金属化紙を製造し、金属蒸
着層の転写性と、金属化紙の表面濡れ性を実施例1と同
様にして測定した。結果を表1に示す。
レンフィルムの代わりに、帯電防止剤を0.3重量%含
有する二軸延伸ポリプロピレンフィルムを使用した以外
は実施例1と全く同様にして金属化紙を製造し、金属蒸
着層の転写性と、金属化紙の表面濡れ性を実施例1と同
様にして測定した。結果を表1に示す。
【0021】比較例1 酸化珪素蒸着層の形成を省略した以外は実施例1と全く
同様にして金属化紙を製造し、金属蒸着層の転写性と、
金属化紙の表面濡れ性を実施例1と同様にして測定し
た。結果を表1に示す。
同様にして金属化紙を製造し、金属蒸着層の転写性と、
金属化紙の表面濡れ性を実施例1と同様にして測定し
た。結果を表1に示す。
【0022】比較例2 酸化珪素蒸着層の形成を省略した以外は実施例3と全く
同様にして金属化紙を製造し、金属蒸着層の転写性と、
金属化紙の表面濡れ性を実施例3と同様にして測定し
た。結果を表1に示す。
同様にして金属化紙を製造し、金属蒸着層の転写性と、
金属化紙の表面濡れ性を実施例3と同様にして測定し
た。結果を表1に示す。
【0023】
【表1】 亀裂の有無 未転写部分の有無 剥離性 表面濡れ性(dyne/cm2) 実施例1 ○ ○ ○ 50 2 ○ ○ ○ 50 3 ○ ○ ○ 52 4 ○ ○ △ 50 5 ○ ○ ○ 50 比較例1 × ○ ○ 31 2 × ○ ○ 31 ──────────────────────────────────── 備考 亀裂の有無 ○:亀裂全くなし ×:一部に亀裂発生 未転写部分の有無 ○:未転写部分なし ×:未転写部分あり 剥離性 ○:剥離が比較的軽く、転写に問題なし △:剥離が重いが、転写用シートとの剥離可能 ×:剥離が非常に重く、転写用シートとの剥離不能
【図1】本発明の金属薄膜転写用シートを使用してウェ
ットラミネーション法で金属化紙を製造する場合の概念
図。
ットラミネーション法で金属化紙を製造する場合の概念
図。
【図2】本発明の金属薄膜転写用シートを使用してドラ
イラミネーション法で金属化紙を製造する場合の概念
図。
イラミネーション法で金属化紙を製造する場合の概念
図。
【図3】特開昭55−71725号公報に記載された方
法による金属化紙の製造工程説明図。
法による金属化紙の製造工程説明図。
【図4】本発明による金属化紙の製造工程説明図。
1 転写用シートロール 2 接着剤塗布部 3 紙ロール 4 ドライヤー 5 フィルム巻き取りロール 6 金属化紙巻き取
りロール
りロール
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年2月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】
【実施例】 実施例1 真空度2×10−4Torrにおいて一酸化珪素を蒸発
材料として真空蒸着法により、厚さ20ミクロンの二軸
延伸ポリプロピレンフィルム(帯電防止剤含有量;0.
6重量%)に、30オングストロームの蒸着膜を形成
し、続いて同一真空内において酸化珪素蒸着層の上に、
厚さ300オングストロームのアルミニウム蒸着層を形
成させて金属薄膜転写用シートを得た。この転写用シー
トの金属蒸着面に、ウレタン系ドライラミネート用接着
剤を、乾燥時の塗布量4g/m2になるよう塗工して乾
燥した後、坪量250g/m2の板紙を重ね、80℃、
線圧100kg/cmにて圧着し、一昼夜放置して接着
剤を硬化させ、しかる後、ポリプロピレンフィルムを剥
がして金属化紙を得た。そして、金属化紙を得る際の金
属蒸着層の転写性を、金属蒸着層の亀裂の有無、未
転写部分の有無、剥離のしやすさで評価し、また、得
られた金属化紙の表面濡れ性をJIS K−6768に
より測定した。結果を表1に示す。
材料として真空蒸着法により、厚さ20ミクロンの二軸
延伸ポリプロピレンフィルム(帯電防止剤含有量;0.
6重量%)に、30オングストロームの蒸着膜を形成
し、続いて同一真空内において酸化珪素蒸着層の上に、
厚さ300オングストロームのアルミニウム蒸着層を形
成させて金属薄膜転写用シートを得た。この転写用シー
トの金属蒸着面に、ウレタン系ドライラミネート用接着
剤を、乾燥時の塗布量4g/m2になるよう塗工して乾
燥した後、坪量250g/m2の板紙を重ね、80℃、
線圧100kg/cmにて圧着し、一昼夜放置して接着
剤を硬化させ、しかる後、ポリプロピレンフィルムを剥
がして金属化紙を得た。そして、金属化紙を得る際の金
属蒸着層の転写性を、金属蒸着層の亀裂の有無、未
転写部分の有無、剥離のしやすさで評価し、また、得
られた金属化紙の表面濡れ性をJIS K−6768に
より測定した。結果を表1に示す。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹山 三郎 東京都江戸川区東篠崎2−3−2 本州製 紙株式会社開発研究所内
Claims (6)
- 【請求項1】 プラスチックフィルムの片面に、酸化珪
素蒸着層を、次いで金属蒸着層を設けた金属薄膜転写用
シート。 - 【請求項2】 プラスチックフィルムがポリオレフィン
系フィルムである請求項1記載の金属薄膜転写用シー
ト。 - 【請求項3】 ポリオレフィン系フィルムが帯電防止剤
を含有する未処理の二軸延伸ポリプロピレンフィルムで
ある請求項2記載の金属薄膜転写用シート。 - 【請求項4】 プラスチックフィルムがポリエステルフ
ィルムであって、その片面に、離型剤層、酸化珪素蒸着
層、金属蒸着層の順にそれぞれの層を設けた金属薄膜転
写用シート。 - 【請求項5】 離型剤層がシリコーン樹脂又はフッ素樹
脂で構成される請求項4記載の金属薄膜転写用シート。 - 【請求項6】 接着剤層を介して、上記請求項1〜5の
何れかに記載された金属薄膜転写用シートの金属蒸着層
側と紙とを圧着し、しかる後、両者を引き剥がすことに
より、接着剤層、金属蒸着層、酸化珪素蒸着層がこの順
序で紙面上に積層された金属化紙を製造する方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2451695A JPH0919984A (ja) | 1995-01-20 | 1995-01-20 | 金属薄膜転写用シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2451695A JPH0919984A (ja) | 1995-01-20 | 1995-01-20 | 金属薄膜転写用シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0919984A true JPH0919984A (ja) | 1997-01-21 |
Family
ID=12140345
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2451695A Pending JPH0919984A (ja) | 1995-01-20 | 1995-01-20 | 金属薄膜転写用シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0919984A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008007692A1 (fr) * | 2006-07-14 | 2008-01-17 | Panasonic Corporation | Procédé de prétraitement d'une électrode négative de condensateur électrochimique, procédé de fabrication de l'électrode négative de condensateur électrochimique, et procédé de fabrication d'un condensateur électrochimique util |
| JP2018144955A (ja) * | 2017-03-06 | 2018-09-20 | 月岡株式会社 | 剥がし装置、剥がし方法及び金属片の製造方法 |
-
1995
- 1995-01-20 JP JP2451695A patent/JPH0919984A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008007692A1 (fr) * | 2006-07-14 | 2008-01-17 | Panasonic Corporation | Procédé de prétraitement d'une électrode négative de condensateur électrochimique, procédé de fabrication de l'électrode négative de condensateur électrochimique, et procédé de fabrication d'un condensateur électrochimique util |
| JP2008021901A (ja) * | 2006-07-14 | 2008-01-31 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電気化学キャパシタの製造方法及びこれを用いた電気化学キャパシタ |
| US8034642B2 (en) | 2006-07-14 | 2011-10-11 | Panasonic Corporation | Method for pretreating electrochemical capacitor negative electrode, method for manufacturing the electrochemical capacitor negative electrode, and method for manufacturing electrochemical capacitor using the method for manufacturing the electrochemical capacitor negative electrode |
| JP2018144955A (ja) * | 2017-03-06 | 2018-09-20 | 月岡株式会社 | 剥がし装置、剥がし方法及び金属片の製造方法 |
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