JPH0920793A - 核酸と核タンパク質の精製法 - Google Patents
核酸と核タンパク質の精製法Info
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Abstract
丸)又は胸腺中に存在するデオキシリボ核酸又はデオキ
シリボ核タンパク質の粗製物の新規な精製法の提供 【解決手段】従来、デオキシリボ核酸又はデオキシリボ
核タンパク質が存在する、魚類の精巣又は哺乳動物の精
巣又は胸腺の水洗と機械的処理(攪拌による破砕とろ過
等)により精子粗製物を得た後、低級アルコール溶媒例
えば含水又は非含水のメチルアルコール又はエチルアル
コールで処理していた。本発明では、これらの溶媒に着
香料を添加することを特徴とする。この着香料添加によ
り、魚臭又は悪臭の脱臭率の顕著な向上、ビタミンCと
の混合の結果生じた着色の顕著な低減そして経時変化の
顕著な低減の効果が認められた。
Description
化粧品、医療用品及び洗浄剤に使用されるデオキシリボ
核酸(DNA)及び/又はデオキシリボ核タンパク質の
精製法並びにそれらを含有する組成物に関する。
デオキシリボ核タンパク質の原料は、通常、魚類の白子
や哺乳動物の胸腺又は精巣(睾丸)である。これらの原
料は、鮮度低下に従って変質して品質が劣化し、いやみ
臭を増し、又変色が進行する。それ故、これら原料から
精製したDNA及び/又はデオキシリボ核タンパク質を
取得するためには、通常、原料の魚類白子や哺乳動物胸
腺又は睾丸を水洗、加熱次いで破砕とろ過による機械的
加工をした後、更に低級アルコール、例えばメチルアル
コール、エチルアルコール等で洗浄、精製する。これに
より原料中の血液、血管、表皮等が除去される。そして
脂質と脂肪酸含量が少なく、経時変化の少ない精製物が
得られる。
による洗浄では、得られる精製物に対し10〜40倍の
低級アルコールが使用されるが、このような低級アルコ
ールの精製によっても、魚臭又は悪臭を完全に除くこと
はできず、得られた精製物には魚臭又は悪臭が僅かなが
ら残る。そして得られた精製物にビタミンCを配合する
と、経時変化して褐変し、同時に異味・異臭が生じる
(なお、ビタミンCを、DNAと同時摂取すると、DN
Aだけの摂取により生じる血液中の尿酸値の上昇が抑制
されるので、ビタミンCとDNA摂取の混合剤は、DN
A摂取による+効果を発現する際に有用である。)。本
発明の目的は、上述の低級アルコールによる精製法を改
善して、得られた精製物の魚臭又は悪臭を完全に除去し
ようとすることと、得られた精製物をビタミンCと混合
しても経時変化により着色しないようにすることであ
る。
キシリボ核酸又はデオキシリボ核タンパク質を含有する
原料例えば白子を処理する際に芳香を持つ着香料を使用
すると、魚臭又は悪臭が除去された原料例えば白子の精
製品が得られることを見出した。そして、この精製品は
ビタミンCと混合しても経時変化して着色することもな
い。
キシリボ核酸(DNA)又はデオキシリボ核タンパク質
を含有する原料とは、魚類、例えば、特にサケ、タラ、
ニシン又はマスの白子(精巣)、又は哺乳動物、例えば
ウシ、ブタ、ウマ又はヤギの胸腺又は睾丸(精巣)、好
ましくはサケ又はサケの白子、更に好ましくはサケの白
子に由来するものであり、それら精巣(白子又は睾丸)
又は胸腺を水洗、機械的処理(例えば、機械的破砕と被
破砕物のろ過による分離)により前処理した粗製品(以
下、粗製精子等という。)であって、低級アルコールに
よる処理をする前の粗製品を表す。使用される粗製精子
等は、通常の攪拌により精製用溶媒中に容易に懸濁され
得るような、粉末状になっている。
一般の着香料であって、好ましくは食品に添加されるこ
とを目的とするものであり、本発明の精製法に従って使
用される場合、本発明の目的とする精製効果を達成でき
るものをいう。
る溶媒、例えば低級アルコール又は低級アルコール水溶
液に低濃度、例えば0.1〜12%(これも含めて以
下、%は特別の記載のない限り重量%を意味する。)以
下の濃度で溶解でき、精製される粗製精子等中の魚臭又
は悪臭を除去できるものをいう。
的には、上述の性能を発揮できるものであって、その着
香料中の成分として、エステル基、ラクトン基、ケトン
基、アルデヒド基を1個又は2個以上含有する化合物を
含有し、かつそれら化合物が精製物に微少量残存してい
ても人体に無害でありかつ精製品の商品価値に悪影響を
与える悪臭又は異臭を残さないような化合物を含有する
ものをいう。
を持つ着香料は、下記の着香料から選択される1種又は
2種以上を含有する:エステル、例えば脂肪酸エステ
ル、特に酢酸エステル、アセト酢酸エステルと酪酸エス
テル;ラクトン、例えばγ−ラクトン;アルデヒド、例
えば脂肪族アルデヒドと芳香族アルデヒド;ケトン;及
びテルペン系炭化水素である。
例示する:酢酸エステルとして、酢酸イソアミル、酢酸
イソブチル、酢酸ベンジル、酢酸リナリル、酢酸ブチ
ル、酢酸ヘキシル、酢酸フェニルエチル、酢酸ゲラニ
ル、酢酸シトロネリル及びアセト酢酸エステル例えばア
セト酢酸エチル;酪酸エステルとして、酪酸エチル、酪
酸ブチル、酪酸イソブチル、酪酸イソアミル、酪酸ベン
ジル、酪酸フェニルエチル、酪酸リナリル及び酪酸ゲラ
ニル;ラクトンとして、γ−ヘキサラクトン、γ−ヘプ
タラクトン、γ−オクタラクトン、γ−ノナラクトン、
γ−デカラクトン、γ−ウンデカラクトン、γ−ドデカ
ラクトン、δ−オクタラクトン、δ−ノナラクトン、δ
−デカラクトン、δ−ウンデカラクトン及びδ−ドデカ
ラクトン;脂肪族アルデヒドとして、ヘキサナール、ヘ
プタナール、オクタナール、ノナナール、デカナール、
ウンデカナール、ドデカナール、ペリラアルデヒド、ゲ
ラニアール及びネラール;芳香族アルデヒドとして、ベ
ンズアルデヒド、バニリン及びエチルバニリン;ケトン
化合物として、アセトフェノン、2−ヘプタノン、マル
トール、メントン及びl−カルボン;そしてテルペン系
炭化水素として、d−リモネン、α−ピネン、β−ピネ
ン、γ−タピネン、ミルセン、カリオレフィン。
酸イソアミル、酢酸リナリル、γ−ウンデカラクトン、
アセト酢酸エチル、酪酸エチル、オレンジオイル、トラ
ンス−2−ヘキセナール、バニリン、ライムオイル及び
ワインリースオイルからなる群から選ばれる1種、又は
2種以上の混合物からなる。更に好ましくは、アセト酢
酸エチル、オレンジオイル、バニリン及びワインリース
オイルからなる群から選ばれる1種、又は2種以上の混
合物からなる。そして更に好ましくはアセト酢酸エチル
からなる。上述の具体的な着香料は、食品添加用に使用
される普通の市販品である。
ム油とも呼ばれ、ミカン科のライムCitrus au
rantifolia Swingleに属する 1)
Citrus medica L.var.acida
Brandis.及び 2)Citrus lime
tta Rissoの果皮又は果実から圧搾油方式又は
水蒸気蒸留方式で得られる。1)はacid lime
と呼ばれ、西インド諸島を主産地とし、メキシコ、合衆
国のフロリダ等に産する。2)はsweetlimeと
いわれ、イタリア、ブラジル等に産する。本発明に使用
されるライムオイルは、例えば、1)西インド諸島産:
シトラール(ゲラニアールとネラール)2.2〜9%、
ノナナール、ドデカナール、オクタナール、ゲラニオー
ル、リナロール、α−テルピネオール、ボルネオール、
α及び/又はβ−ピネン、d−リモネン、ジペンテン、
ピサボレン、アントラニル酸メチルからなるもの;2)
イタリア産:d−リモネン、酢酸リナリル26.3%、
l−リナロールからなるものがある。
る。ミカン科のスイートオレンジCitrus sin
esis Osbeck又はダイダイ Citrus
aurantium Linneの果実及び/又は果皮
から圧搾油方式又は水蒸気方式により得られる。オレン
ジオイルは、例えば、d−リモネン(90〜94%)、
デカナール、シトロネラール、シトラール(ゲラニアー
ルとネラール)、リナロール、ノナナール、テルピネオ
ール、オーラブテン等からなる。
れるものであって、ブランデから回収フレーバー方式に
より、ブランデーの揮発性成分として得られる。その主
成分は、例えば、エタノール、ブタノール、イソアミル
アルコール、フェニルエチルアルコール、酢酸、ヘキサ
ン酸、ヘキサン酸エチル、オクタン酸エチル、デカン酸
エチル、ドデカン酸エチルである。
製に使用される精製用溶媒は、通常は低級アルコール又
はその含水低級アルコールである。低級アルコールとし
ては、特にエタノール、メタノール又はそれらの混合溶
媒が挙げられる。好ましくは、処理される粗製精子等の
組織内への浸達性を高めるために、上記低級アルコール
は水分を含有していることが好ましく、50%以下、好
ましくは25〜10%、更に好ましくは20〜15%の
水を含有していることが好ましい。水の含有量が50%
以上であると、精製処理中に処理液が粗製精子等の組織
中に浸透しにくくなって精製物の品質に重大な影響を与
える一般細菌数の低下率が減少し、また得られた精製物
が塊状になる傾向がある。水の含有量が 5%以下にな
ると、精製処理中の処理液の粗製精子等の組織内への浸
達性が低下して、精製物の品質に重大な影響を与える一
般細菌数の低下率が減少し、又、脱臭の浸透効果も減少
する傾向がある。しかし、95%以下の濃度の低級アル
コール水溶液に所望濃度の着香料が完全に溶解しない場
合は、95%以上の濃度のアルコールを使用する方が好
ましい場合がある。
製用溶媒の量は、粗製精子等の含水率により、含水率が
高いと所定のアルコール濃度を維持するためにアルコー
ルの濃度を高めるか、使用量を増す必要がある。粗製精
子等の含水率量が5%程度の場合は、85%エチルアル
コール又はメタノールを粗製精子等の2ないし10重量
倍、好ましくは5〜8重量倍使用するのが好ましい。
用されるアルコール水溶液の粗製精子等、例えば白子に
対する倍量数、単位重量当たりの着香料の脱臭力、着香
料の香りの強度、粗製精子等、例えば白子中の魚臭又は
悪臭の含有量そして処理条件(温度と時間)により変動
するが、概ね0.05〜12%の範囲内にある。例えば
着香料がアセト酢酸エチル、精製される粗製精子等が含
水量5%の通常に市販されているサケ白子、精製用溶媒
が85%エチルアルコール水溶液、精製用溶媒の使用量
が白子の7倍量、加熱条件が還流温度で1時間の場合
は、着香料のエチルアルコール水溶液中の濃度は、0.
1〜10%の範囲内にある。この含有量は、試験的に使
用される着香料の最適濃度を検討して決定するのが好ま
しい。なお、後述の乾燥品精製物中に、脱臭精製に使用
された着香料の1部分が残存していてもよい。この残存
は、乾燥精製物の品質の安定性を高めるためのものであ
って、残存する着香料の香りが感知されない程度の量、
乃至、強過ぎて使用時に不快にならない程度の量で残存
するのがよい。通常は、0.01〜1.0%の範囲内で
ある。
る精製用溶媒に懸濁、攪拌下、処理して脱臭処理をす
る。処理時間は温度が高い程短くてよい傾向にある。得
られる精製品中の一般細菌数低下率を高め、処理時間を
短縮するためには、処理溶媒として含水低級アルコール
を使用する場合は、95〜60℃、好ましくは、処理溶
媒の還流温度で実施するのが好ましい。加熱処理時間
は、加熱時間の延長効果が殆ど無くなるまでの時間、例
えば30分〜2時間、好ましくは50〜70分間でよ
い。
明したが、更に具体的に各項目の組み合わせを列記す
る: 粗製精子等は、サケ又はマス白子由来のものであり、
着香料はアセト酢酸エチル、オレンジオイル、バニリン
又はワインリースオイルであり、精製用溶媒は75〜1
00%エチルエルコール又はメチルアルコールである。 粗製精子等は、サケ白子由来のものであり、着香料は
アセト酢酸エチルであり、精製用溶媒は75〜100%
エチルエルコール又はメチルアルコールである。 粗製精子等は、サケ白子由来のものであり、着香料は
アセト酢酸エチルであり、精製用溶媒は75〜90%エ
チルエルコール又はメチルアルコールであり、着香料の
精製用溶媒中の濃度は3.0〜10.0%である。 粗製精子等は、サケ白子又はタラ白子由来のものであ
り、着香料はアセト酢酸エチルであり、精製用溶媒は7
5〜90%エチルアルコール又はメチルアルコール水溶
液であり、処理用溶媒の使用量は、粗製精子等の5〜8
倍量であり、着香料の精製用溶媒中の濃度は3.0〜1
0.0%であり、加熱温度は処理液の還流温度でありそ
して処理時間は、30〜90分間である。 粗製精子等は、ニシン白子又はマス白子由来のもので
あり、着香料はバニリンであり、精製用溶媒は75〜9
5%エチルアルコール又はメチルアルコール水溶液であ
り、着香料の精製用溶媒中の濃度は2.0〜12%であ
り、加熱温度は処理液の還流温度でありそして処理時間
は、30〜100分間である。
子等の精製処理が終了した後、遠心分離又はろ過、更に
所望による洗浄処理に続いて、乾燥処理をして溶媒を蒸
発する。乾燥処理は当該技術分野で通常使用されている
乾燥処理を使用する。それは例えば、スプレードライヤ
ー、減圧下乾燥、風乾又はこれらの二つ以上の組み合わ
せである。乾燥は、室温ないし90℃以下、好ましくは
15〜70℃の範囲内の温度で実施される。
する。これら実施例は本発明の範囲の限定を意図するも
のではない。実施例中及び本明細書においては特に記載
のない限り、%は重量%を表す。 実施例1 粗製精子等である白子粉は、洗浄、機械破砕、必要なら
ば洗浄、ろ過そして乾燥を経る常法により取得される。
例えば、冷凍鮭の白子1,000gを解凍し、水洗、次
いで水切りした後、水400gを添加し、ステンレス製
攪拌羽根付の攪拌槽内で、80℃で1時間熱処理し、そ
の後生成物の懸濁液を10メッシュの金網でろ過した。
得られた懸濁ろ液を小型のガラス製スプレードライヤー
で乾燥、粉末化し、含水率5%の白子粉192gを得
た。この白子粉は魚臭(アミン臭)のするものであっ
た。次にこの白子粉5gに対し第1表に記載の各着香料
又は対照用の薬剤を1%溶解した95%エチルアルコー
ル水溶液35gを添加し、75℃で1時間攪拌後、室温
に冷却後、固形分を分離、減圧下乾燥(入口温度60〜
80℃)して、乾燥精製物の残留魚臭を臭覚検査した。
その結果を第1表に示す。
皮から水蒸気方式により取得したものである。その主成
分は、d−リモネン(約90%)、リナロール、オクタ
ナール、デカナール、シトロネラール、シトラール(ゲ
ラニアールとネラール)である。4* ライムオイルは、ミカン科のライムの果皮から水蒸気
蒸留方式により取得されたものである。その主成分は、
γ−テルピネン、d−リモネン、テルピネオール、シト
ラール(ゲラニアールとネラール)である。5* ワインリースオイルは、エタノール、ブタノール、イ
ソアミルアルコール、フェニルエチルアルコール、酢
酸、ヘキサン酸、ヘキサン酸エチル、オクタン酸エチ
ル、デカン酸エチル、ドデカン酸エチルである。
に、着香料を添加した場合は脱臭に顕著な改善効果が見
られ、着香料がアセト酢酸エチル、オレンジオイル、バ
ニリン、ワインリースオイルである場合は、改善効果は
極めて顕著であった。又、精製物には、悪臭に相当する
異臭がなかった。
アルコール水溶液の濃度の、白子中の細菌数の低減化に
対する影響を検討した。磁気攪拌子を付けた容器中、白
子粉5gに対して、60〜95%のエチルアルコール水
溶液を35g添加し、常圧下で、常温(室温:約10〜
20℃)、60℃と処理液の還流温度(80℃〜95
℃)に於いて1時間攪拌し、室温に冷却後、その固形分
をろ過分離、減圧下乾燥(入口温度60〜80℃)して
得られた精製物中の細菌数と精製物の性状を検査した。
試験結果を第2表に示す。なお、エチルアルコールによ
る処理前の白子粉中の一般細菌数は412×10個/g
であった。
減化には、エチルアルコール水溶液中のエチルアルコー
ルの濃度80〜85%が好ましく、特に処理液の還流温
度ではその効果が著しいこと;70%以下では精製物が
塊状となって殺菌効果が悪いことそして濃度が95%で
は細菌数の低減化の効果は下がることが明瞭である。換
言すれば、白子のアルコールによる細菌数低減化には、
処理される白子と使用される着香料の種類によって変動
があるが、75〜90%の範囲内のアルコール濃度が好
ましいことが判明した。
ルの使用量の白子精製物の品質に与える影響を検討し
た。使用したアルコール水溶液は、一般細菌数低減化に
適している85%エチルアルコール水溶液である(実施
例2を参照)。実施例1に記載の方法に従って得られた
精製前の白子粉5gに、第3表に記載の濃度のアセト酢
酸エチル(着香料に相当する)を含有する、85%エチ
ルアルコール水溶液35gを添加して、攪拌下加熱して
1時間還流した。次いで、室温に冷却して固形分をろ過
により分離、そして減圧下乾燥(入口温度60〜80
℃)して精製物を得た。得られた乾燥品精製物の残留魚
臭を検査し、そして魚臭又は悪臭そして着色の原因にな
る魚油脂質と着香料の残存量を分析した〔分析は下記の
ようにした:(1) 乾燥品精製物中の脂質含量の全量W1
をソックスレー抽出法(食品衛生検査指針を参照)によ
り測定する。(2) 乾燥品精製物中のアセト酢酸エチルの
量W2 を水蒸気蒸留法(試料10gを採り、水50ml
と共に加熱して留出水をガスクロ分析で定量する方法)
により定量する。(3) W1 −W2 を魚油脂質量とす
る。〕。試験結果を判定と共に第3表に記載した。
10.0%の85%エチルアルコール水溶液を、白子粉
に対して7倍重量使用した場合が、好ましい結果を与え
ている。12.0%以上の濃度では、着香料(アセト酢
酸エチル)の臭いが精製品に顕著に残留するので好まし
くない。このアセト酢酸エチルのエチルアルコール中の
好適濃度は、使用されるアルコール水溶液の白子に対す
る倍量数、単位重量当たりの着香料の脱臭力、精製前の
白子中の魚臭又は悪臭の含有量そして処理条件(温度と
時間)により変動するものの、着香料を上述の諸条件に
合わせて適量添加することにより、魚臭又は悪臭の完全
に除去された精製品が得られることは明瞭である。
品精製物を用いて、ビタミンCとの混和後の経時安定性
を検討した。実施例3で得られた各乾燥品精製物30重
量部にビタミンC粉末を各30重量部とブドウ糖粉末を
各40重量部配合し、打錠機を用いて、直径12mmで
300mgの円板状錠剤を作製した。次に各錠剤を温度
20〜25℃、湿度50%に維持した室内で2週間暴露
し、錠剤の色調の変化を観察した。観察結果を判定と共
に、第4表に記載した。
は、ビタミンCと混合しても色調の変化が殆ど認められ
なかった。
ンパク質を含有する、精巣又は胸腺を水洗、機械処理し
た後の粗製品、例えばサケ白子粉を、従来の低級アルコ
ール、例えばメチルアルコール又はエチルアルコール、
又はその含水溶媒の処理溶媒で処理して精製する場合の
処理溶媒を変えて、着香料を添加したそれら処理溶媒で
処理した。その結果、得られた精製物を従来法により得
られた精製物と比較すると、魚臭又は悪臭は著しく低下
して皆無に等しくなり、品質の劣化速度が著しく低下
し、そしてビタミンCとの混合による顕著な着色が低下
して着色がなくなった。又、得られた製品には、着香料
添加に起因する不快臭が全くなかった。
Claims (8)
- 【請求項1】芳香を持つ着香料を使用することを特徴と
するデオキシリボ核酸又はデオキシリボ核タンパク質の
精製法。 - 【請求項2】芳香を持つ着香料が、エステル、ラクト
ン、アルデヒド、ケトン及びテルペン系化合物からなる
群から選ばれる1種、又は2種以上の混合物である請求
項1記載の精製法。 - 【請求項3】芳香を持つ着香料が、酢酸エステル、酪酸
エステル、アセト酢酸エステル、芳香族アルデヒド及び
テルペン系化合物からなる群から選ばれる1種、又は2
種以上の混合物である請求項2記載の精製法。 - 【請求項4】芳香を持つ着香料が酢酸イソアミル、γ−
ウンデカラクトン、アセト酢酸エチル、酪酸エチル、オ
レンジオイル、トランス−2−ヘキセナール、バニリ
ン、ライムオイル及びワインリースオイルからなる群か
ら選ばれる1種、又は2種以上の混合物である請求項3
記載の精製法。 - 【請求項5】芳香を持つ着香料がアセト酢酸エチル、オ
レンジオイル、バニリン及びワインリースオイルからな
る群から選ばれる1種、又は2種以上の混合物である請
求項4記載の精製法。 - 【請求項6】芳香を持つ着香料が、メチルアルコール、
エチルアルコール又は50%以上のメチルアルコール又
はエチルアルコール水溶液に溶解された状態で使用され
る請求項1ないし5のいずれかに記載の精製法。 - 【請求項7】芳香を持つ着香料のメチルアルコール、エ
チルアルコール又は50%以上のメチルアルコール又は
エチルアルコール水溶液中における濃度が0.05〜1
2%の範囲内にある請求項6に記載の精製法。 - 【請求項8】請求項1ないし7のいずれかに記載の精製
法により製造された組成物が、精製された該当するデオ
キシリボ核酸又はデオキシリボ核タンパク質の重量を基
準にして、芳香を持つ着香料を0.01ないし1.0%
含有する組成物。
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|---|---|---|---|
| JP18807695A JP3674640B2 (ja) | 1995-07-01 | 1995-07-01 | 核酸と核タンパク質の精製法 |
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| JPH0920793A true JPH0920793A (ja) | 1997-01-21 |
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| JP (1) | JP3674640B2 (ja) |
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| US6905825B2 (en) | 2001-06-05 | 2005-06-14 | Hitachi, Ltd. | Method for isolating and purifying nucleic acids |
| US20180027843A1 (en) * | 2015-01-28 | 2018-02-01 | Korea Research Institute Of Bioscience And Biotechnology | Composition for drinking water agent and feed having pet urine odor removal function, comprising mixture of herbal extracts as active ingredient |
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1995
- 1995-07-01 JP JP18807695A patent/JP3674640B2/ja not_active Expired - Fee Related
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