JPH09208123A - 偏向ヨークの巻線装置と巻線方法 - Google Patents

偏向ヨークの巻線装置と巻線方法

Info

Publication number
JPH09208123A
JPH09208123A JP8040651A JP4065196A JPH09208123A JP H09208123 A JPH09208123 A JP H09208123A JP 8040651 A JP8040651 A JP 8040651A JP 4065196 A JP4065196 A JP 4065196A JP H09208123 A JPH09208123 A JP H09208123A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire rod
bobbin
wire
deflection yoke
winding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8040651A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Hattori
裕一 服部
Akira Ono
彰 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP8040651A priority Critical patent/JPH09208123A/ja
Publication of JPH09208123A publication Critical patent/JPH09208123A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Winding Filamentary Materials (AREA)
  • Tension Adjustment In Filamentary Materials (AREA)
  • Coil Winding Methods And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 偏向ヨークの種類に特に限定されずに、線材
を偏向ヨークのボビンに対して巻く際に、線材端部を簡
単に保持することができる偏向ヨークの巻線装置と巻線
方法を提供すること。 【解決手段】 偏向ヨークのボビンBを回転させて、線
材供給手段から供給される線材Wを偏向ヨークのボビン
Bに巻くための巻線装置において、偏向ヨークのボビン
Bの端部側の付近に線材端部WTを保持するための線材
端部保持手段70と、線材端部WTが線材端部保持手段
70により保持された線材Wのテンションを維持するテ
ンション保持手段81と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、陰極線管(ブラウ
ン管)のような表示装置に用いられる偏向ヨークのボビ
ンに対して、線材を巻回して偏向ヨークを形成するため
の偏向ヨークの巻線装置と巻線方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ブラウン管またはテレビジョン受
像機の高画質化および高精細度化により、所謂一体型の
偏向ヨークが広く使用されるようになってきた。この偏
向ヨークの一例を図28に示している。図28におい
て、偏向ヨークYKは、ボビンBを有している。このボ
ビンBは、ロート状またはラッパ状に形成されており、
ファンネル部Fとネック部Nを有している。ファンネル
部Fとネック部Nは、開口部分であり、ファンネル部F
がネック部Nより大きな開口径を有している。この種の
ボビンBが、ブラウン管に装着された時には、ブラウン
管の蛍光面側にファンネル部Fが配置され、ブラウン管
の電子銃側にネック部N側が配置されるようになってい
る。
【0003】ファンネル部Fは、放射状に複数のセクシ
ョンSCが形成されている。これらのセクションSCの
間には線材Wを掛けて巻いていくための巻溝SVが形成
されている。同様にしてネック部Nには、複数のセクシ
ョンSDが放射状に形成されており、これらのセクショ
ンSDの間の巻溝SUには、線材Wがはめ込まれて巻か
れるようになっている。図28の偏向ヨークYKのボビ
ンBには、すでに所定のパターンで線材Wが巻線されて
いる。つまり線材Wはファンネル部Fの周囲およびネッ
ク部Nの周囲そして、ボビンBの内面に沿って軸方向に
所定のパターンで巻線されている。
【0004】ところで、コイルCAの巻始端部SE1
は、コイルCAをボビンBに対して巻き始めるために、
巻線作業開始時にネック部NのセクションSDの一つに
巻き付けて止める必要がある。同様にして別のコイルC
Bの巻始端部SE2も巻線開始時にセクションSDの一
つに巻き付けて止める必要がある。偏向ヨークYKのボ
ビンBに対して線材Wを所定のパターンで巻く方式とし
ては、ボビンBを固定して、線材を巻くためのノズル側
がボビンBの周囲に対して回転移動したりあるいは上下
動、左右移動等をして巻いていく方式がある。つまりこ
の方式は、ボビンBは固定されているが、その周囲の線
材を供給する側の機構が、ボビンBの周囲を移動しなが
らボビンBに線材Wを巻いていく方式である。このよう
にボビンBを固定したままで、図28で示すように巻始
端部SE1やSE2をセクションSDに絡めようとする
場合には、絡めようとするアクチュエータは、多軸方向
(たとえばX,Y,Z方向)に移動できる大掛かりな装
置が必要であり、しかもその絡げ(巻回)の時間が長く
なり、タクトタイムの増加となる。
【0005】そこで、ボビンBを固定して周囲の機構を
移動するのではなく、別の方式として周囲の線材を供給
する側の機構に対してボビンBを回転することで、線材
Wを所定のパターンで巻線する方式が提案されている。
このようにボビンBを回転させる方式では、コイルCA
の巻始端部SE1,SE2は、偏向ヨークのセクション
(係止片)SDに対して、図示しないフックカイドの動
作により数ターン分線材を絡げる方式が採用されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
機械的に絡げる方式により、セクションSDに巻始端部
SE1,SE2等を絡げて固定すると、ボビンBに対し
て所定のパターンで線材Wを巻線した後に、再び巻始端
部SE1,SE2を、セクションSDからほどいてセク
ションSDから外さなくてはならず、しかも、巻始端部
SE1,SE2は、後工程での電気的接続のために巻か
れた状態から直線形状に作業者が矯正し直す必要があ
る。この作業者による矯正時間が非常にかかるために、
セクションSDに対して巻始端部SE1,SE2を絡げ
る回数を少なめにすることも考えられるが、絡げる回数
を少なくすると、巻始端部の長さがその分短くなってし
まい、偏向ヨークYKのコイルに対する後工程での電気
的接続に支障が出てくることもある。
【0007】さらに、偏向ヨークYKのボビンBは、ブ
ラウン管の形式やサイズによって、種々の形状があるの
で、必ずしもセクションSDの形状および大きさが一定
ではなく、図28のようにして巻始端部をセクションS
Dに対してフックガイドの動作により自動的に絡めるこ
とが難しいという問題もある。そこで本発明は上記課題
を解消するためになされたものであり、偏向ヨークの種
類に特に限定されずに、線材を偏向ヨークのボビンに対
して巻く際に、線材端部を簡単に保持することができる
偏向ヨークの巻線装置と巻線方法を提供することを目的
としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にあ
っては、偏向ヨークのボビンを回転させて、線材供給手
段から供給される線材を偏向ヨークのボビンに巻くため
の巻線装置において、偏向ヨークのボビンの端部側の付
近において、線材端部を保持するための線材端部保持手
段と、線材端部が線材端部保持手段により保持された線
材のテンションを維持するテンション保持手段と、を備
える巻線装置により、達成される。
【0009】本発明では、偏向ヨークのボビンが回転し
て、線材供給手段から供給される線材をこの偏向ヨーク
のボビンに巻こうとする際に、線材端部保持手段が、偏
向ヨークのボビンの端部側の付近において線材端部を保
持する。これにより、線材端部保持手段が、偏向ヨーク
のボビンの種類に特に限定されずに、ボビンの端部側の
付近に線材端部を保持することができる。そしてテンシ
ョン保持手段が、線材のテンションを維持しているの
で、線材端部の緩みを防ぐことができ、このテンション
の掛かった線材端部は、外部が簡単に捕まえて、線材端
部に対して別の動作(たとえば線材端部のとりはずし動
作)を加えることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。図1は、本発明の偏向ヨークの巻線装置の好ましい
実施の形態を示している。図1において、偏向ヨークの
巻線装置は、基台10、線材供給ユニット30、ノズル
ユニット40、ガイドユニット50、受け台60等を備
えている。線材供給ユニット30は、基台10の外部に
設けられており、ノズルユニット40、ガイドユニット
50、受け台60は、基台10の上に搭載されている。
受け台60には、後で述べる線材端部保持手段150と
テンション保持手段200が配置されている。
【0011】まず、線材供給ユニット30について、図
1と図2を参照して説明する。線材供給ユニット30
は、線材ストックボビンWSBからの供給される線材W
を、図1のノズルユニット40側に所定のテンションで
供給するようになっている。線材供給ユニット30は、
スネールガイド31、ガイドプーリ32a,32b,3
2c,32d、プーリ33、テンションプーリ34a,
34bを備えている。これらのガイドプーリやテンショ
ンプーリは、プレート30h側に設けられている。
【0012】線材ストックボビンWSBから供給される
線材Wは、スネールガイド31を通した後に、ガイドプ
ーリ32aに導かれ、ガイドプーリ32aからヒステリ
シスブレーキ用のプーリ33に導かれる。線材Wはこの
プーリ33にほぼ一周分巻かれて、ガイドプーリ32
b、テンションプーリ34a、ガイドプーリ32c、テ
ンションプーリ34b、ガイドプーリ32dを介して、
穴30dを通してノズルユニット40側へ供給される。
【0013】テンションプーリ34aの取付台34fは
ガイドバー34gによりX方向に移動可能で、コイルス
プリング35によりX1方向に付勢されている。取付台
34fのスライダ34hはレール34jによりガイドで
きる。同様にして、テンションプーリ34bの取付台3
4kはガイドバー34mによりX方向に移動可能で、コ
イルスプリング35によりX1方向に付勢されている。
取付台34kのスライダ34nはレール34Pによりガ
イドできる。
【0014】次に、図3を参照して、図1のノズルユニ
ット40の構造を説明する。ノズルユニット40は、ス
トッパーハウジング41、ノズル42、第1駆動手段4
7、第2駆動手段48等を有している。ノズル42は、
ノズル本体42a、ヘッドソケット42bおよびノズル
ヘッド42cで構成されており、これらはそれぞれ分割
可能である。ストッパーハウジング41は、図1の線材
供給ユニット30からノズル42に供給されてくる線材
Wの供給を停止したり、その停止を解除する手段であ
る。第2駆動手段48は、ストッパーハウジング41と
ノズル42を、矢印Z方向(上下方向)に移動して位置
決め可能な装置である。第2駆動手段48は、ストッパ
ーハウジング41とノズル42を矢印Z方向に移動する
ためにステッピングモータ44kを備えている。このス
テッピングモータ44kの動作により、ノズル42が、
矢印Z方向に移動しおよび位置決めできる。
【0015】第1駆動手段47は、ステッピングモータ
44h、プーリ44、ベルト43、送りネジ46等を備
えている。ステッピングモータ44hが作動すると、ベ
ルト43を介してプーリ44に回転力が伝達されるの
で、送りネジ46が回転する。これにより、送りネジ4
6と噛み合っている第2駆動手段48のステージ48a
が、矢印X方向(前後方向)に移動して位置決め可能で
ある。つまりノズル42は、第2駆動手段48のステー
ジ48aの移動により、矢印X方向に移動して位置決め
可能である。このようなことから、ノズル42は、矢印
X方向およびZ方向に移動して位置決めできる。しかも
ノズル42は、ステッピングモータ45の駆動力がベル
ト45aの伝達により与えられるので、矢印R方向に沿
ってインデックス可能である。
【0016】次に、図4を参照して、図1のガイドユニ
ット50の構造を説明する。ガイドユニット50は、ノ
ズルユニット40から供給される線材Wを、図9の偏向
ヨークYKのボビンBに対して、図3のノズルユニット
40の作動と協働して線材Wを巻いていって、例えば図
9のコイルCAとコイルCBを巻いていくための手段で
ある。
【0017】図4のガイドユニット50は、第1ユニッ
ト50aと第2ユニット50bおよびベース50cを有
している。第1ユニット50aと第2ユニット50bは
ほぼ同様の構造である。図4と図5に示すように、第1
ユニット50aは、ガイドチップ51a、絡げチップ5
2a、シリンダ53a,54a、ロータリアクチュエー
タ55a等を備えている。同様にして第2ユニット50
bは、ガイドチップ51b、絡げチップ52b、シリン
ダ53b,54b、ロータリアクチュエータ55bを備
えている。
【0018】図4のベース50cは、第1駆動手段50
Hと第2駆動手段50Jを有している。第1駆動手段5
0Hは、サーボモータ56の作動によりプーリ57、ベ
ルト58およびプーリ57aを介して、図示しない送り
ネジにより、図5の第1ユニット50a、第2ユニット
50bの取付部50cを矢印X方向(前後方向)に移動
して位置決め可能である。図4の第2駆動手段50J
は、モータ50Kを有しており、このモータ50Kの作
動により、第1ユニット50a、第2ユニット50bの
取付部50cが、矢印Z方向に移動して位置決め可能で
ある。このようにして、第1ユニット50a、第2ユニ
ット50bは、矢印X方向に移動して位置決め可能であ
るとともに、矢印Z方向に移動して位置決め可能であ
る。
【0019】図5のロータリアクチュエータ55aは、
プレート55fを矢印RT方向にたとえば180度毎に
回転可能である。シリンダ53aは、ノズルチップ51
aを矢印X方向に移動可能である。シリンダ54aは、
絡げチップ52aをガイドチップ51a側に伸ばして、
線材Wを挟み込むようになっている。同様にしてロータ
リアクチュエータ55bは、プレート55gをRT方向
にたとえば180度毎に回転可能である。シリンダ53
bは、ガイドチップ51bを矢印X方向に移動可能であ
る。シリンダ54bは、絡げチップ52bを移動して、
ガイドチップ51bに対して線材Wを挟み込むようにな
っている。図6に示す第1ユニット50aのガイドチッ
プ51aは、図5のガイドチップ51aに対して180
度回転された状態である。同様にして図6のガイドチッ
プ51bは、図5のガイドチップ51bの状態から18
0度回転した状態である。このように、図4のガイドチ
ップ51a,51bは、矢印X方向、矢印Z方向に移動
可能であるとともに、線材Wを、絡げチップ52a,5
2bとともに、挟んで保持することができる。
【0020】次に、図7と図8を参照する。図7と図8
は、図1の受け台60のボビン保持体170を示してい
る。このボビン保持体170は、図1の歯付ベルトのよ
うなベルト92に噛み合わされるプーリ状のものであ
る。
【0021】ボビン保持体170は、本発明の特徴部分
である線材端部保持手段70と、テンション保持手段8
1等を備えている。ボビン保持体170は、ファンネル
保持部66,66と、ネック保持部69,69を有して
いる。ネック保持部69,69は、ボビン保持体170
の直径方向に沿って、対向するように設けられており、
図7のロータリ型のアクチュエータ66aの作動によ
り、図7に示す退出状態から図8に示すような伸張状態
に矢印Mの方向に伸びるようになっている。同様にネッ
ク保持部69,69は、ファンネル保持部66,66と
同期して、M方向に伸びるようになっている。ファンネ
ル保持部66は、図9に示すボビンBのファンネル部F
側を保持する部分であり、ネック保持部69は、図9の
ネック部N付近を保持する部分である。従ってファンネ
ル保持部66とネック保持部69は、図7の状態から図
8の状態に移動することで、ボビンBをボビン保持体1
70にしっかりと保持することができる。図8では保持
されたボビンBを示している。ボビン保持体170は、
カム板750を有している。カム板750はボビン保持
板170に対してRT1方向に回転する自由度があり、
このカム板750はラック757と一体になっている。
カム板750は2つのカム溝751を有しており、これ
らのカム溝751,751にはカムフォロア752,7
52がかみ合っている。ボビン保持体170がボビンB
を保持する時には、アクチュエータ66aが作動すると
ラック757とともにカム板750がボビン保持体17
0に対してRT1方向に少し回転するので、カムフォロ
ア752,752が図7から図8のように半径方向内側
に移動する。これらのカムフォロア752,752はそ
れぞれスライド板781,781と一体なので、スライ
ド板781,781はファンネル保持部66とネック保
持部69がM方向に出ることになる。また、ボビンBを
ボビン保持体170から開放するときには、アクチュエ
ータ66aが逆に作動すると、上述とは逆にファンネル
保持部66とネック保持部69はM方向とは反対方向に
退出する。
【0022】図8の線材端部保持手段70は、図8示す
ように、ネック保持部69,69の下側に一体に設けら
れている。つまり線材端部保持手段70,70は、ネッ
ク保持部69,69およびファンネル保持部66,66
と一体に、矢印M方向(半径方向)に移動することがで
きる。この線材端部保持手段70は、線材保持板71を
有している。線材保持板71は下側からみて図12に示
すような形状を有している。線材保持板71は、たとえ
ば金属板を打ち抜いて作られたものであり、係止プレー
ト71a,71b,71c等を有している。これらの係
止プレート71a,71b,71cの間には、線材Wを
はめ込むための溝71d,71e等が形成されている。
この線材保持板71は、中心線ELに関して対称形状と
なっており、その中央部には幅の広い係止プレート71
fが形成されている。従って、係止プレート71cと係
止プレート71eの間には凹部71gが形成されてい
る。
【0023】次に、図8のテンション保持手段81は、
2本のガイドピン80,80を有している。このガイド
ピン80,80は、ボビン保持体170の下側において
垂直下方に向けて固定されている。つまりガイドピン8
0,80はボビン保持体170と一体であり、線材保持
板71が移動しても、ガイドピン80,80の移動はし
ない。図12においてガイドピン80,80は、凹部7
1g,71gの付近に配置されている。図12のボビン
Bは、図8のネック保持部69とファンネル保持部66
により保持されている状態であるので、ガイドピン8
0,80は、凹部71g,71gの空間のほぼ中央部に
位置している。
【0024】図10は、ガイドピン80,80と、線材
保持板71の位置関係を示している。図10の左側半分
は、ファンネル保持部66とネック保持部69が閉じ
て、ボビン保持体170がボビンBを保持している状態
を示しており、図10の右半分は、ファンネル保持部6
6とネック保持部69が、ボビンBから離れた状態を示
している。
【0025】また、図10では図5のガイドユニット5
0の第1ユニット50aと第2ユニット50bが線材保
持板71の付近に位置されている。第1ユニット50a
は、線材保持板71の上側、すなわちボビンBのファン
ネル部F側に位置されており、第2ユニット50bは、
線材保持板71の下側、つまりネック部N側に位置され
ている。
【0026】次に、上述した巻線装置の動作を説明す
る。線材端部WTの供給動作 まず、図1の線材供給ユニット30が、線材ストックボ
ビンWSBから線材Wを所定のテンションで、ノズルユ
ニット40側に送る。図11(A)に示すように、ボビ
ンBが、図7のボビン保持体170にセットされて、ノ
ズル42が下降して、ノズル42の先端部から線材Wの
線材端部WTがカットアンドクランプユニット300に
導かれる。この線材端部WTがカットアンドクランプユ
ニット300でクランプされる。図11(B)で示すよ
うに、たとえば第2ユニット50bのガイドチップ51
bがV方向に前進して、線材端部WTをクランプする。
このクランプの時には、図5のようにガイドチップ51
bと絡げチップ52bが線材端部WTを挟み込む。この
場合に、ガイドチップ51bは、ノズル42の先端とカ
ットアンドクランプユニット300の間の線材端部WT
を引っ掛けるようにして保持する。
【0027】次に、図11(C)に示すように、第2ユ
ニット50bが矢印V1方向に後退しかつZ1方向に上
昇して、ノズル42から線材Wを引き出す。尚この時に
は、ノズル42側の図3のストッパーハウジング41の
線材の停止状態を解除している。図11(D)に示すよ
うに、第2ユニット50bが上昇して、かつノズル42
が上昇する。これと同時に、ボビンBが必要に応じて回
転する。ボビンBの回転は、図1の駆動モータ91の作
動により行われる。
【0028】線材端部WTの線材保持板71への絡げ動
作 このボビンBの回転とたとえば第2ユニット50bの動
作の協働により、図12以降に示す線材保持板71に対
する線材端部WTの絡げ動作を行う。まず、図12、図
13および図14に示すように、第2ユニット50b
は、ポジションPTに位置されている。図12は、線材
保持板71の下面とボビンBのネック部N側を示す底面
図である。図11(D)で示すように第2ユニット50
bは、線材保持板71よりやや上方に位置(ポジション
PT位置)されているので、ボビンBをDT方向にわず
かに回転することで、線材Wは係止プレート71aの上
側を通り、テーパー部71pを経て溝71d側に移ろう
としている。図13あるいは図14に示すように、第2
ユニット50bは、線材保持板71よりもES分上側に
位置しているので、ボビンBがRT方向に回転すると図
15のように線材端部WPは、係止プレート71a,7
1b,71cの順番にその上を通過していく。そして線
材Wは、ガイドピン80に掛けられた後に、係止プレー
ト71fの上を通る(図16および図17参照)。この
場合においても第2ユニット50bはポジションPTに
位置されている。
【0029】そして図18〜図20に示すように、さら
にボビンBが回転方向DTに回転していくと、線材W
は、もう一つのガイドピン80に掛けられるとともに、
たとえば係止プレート71cの上側を通りそしてその隣
の溝71e側に位置する。この時、第2ユニット50b
はX2の方向にやや後退することで、線材Wが溝71e
に嵌まり込む。そしてボビンBを回転方向RTと反対方
向にわずかに回転して下降(図18では紙面手前方向)
することで、線材Wは、係止プレート71cに掛かるこ
とになる。このようにして図18のような状態に線材W
が線材保持板71に対して単純な経路を経て保持される
とともに、2本のガイドピン80,80により、テンシ
ョンが掛けられた状態になっている。従って、この状態
では、線材保持板71の凹部71gとガイドピン80の
間には空間があるので、線材Wは凹部71gから離れた
位置(図18の領域RRを参照)にテンションが掛かっ
た状態で位置していることになる。
【0030】このようにして線材端部WTが線材保持板
71に保持された後に、図9に示すような巻線パターン
に従って、線材Wはファンネル部Fとネック部Nおよび
ボビンBの内面に対して線材が巻かれて、偏向ヨーク用
のコイルをボビンBに形成することができる。
【0031】線材Wを巻線した後の線材端部WTの処理 次に、図21を参照して、たとえば図9のコイルCAの
線材端部WT(巻終端部WTE)の処理について説明す
る。図21(A)の状態は、たとえば図9のコイルCA
の巻回が終了した状態である。第2ユニット50bが、
ノズル42とボビンBの間に位置する線材端部WT(巻
終端部BWTE)を引っ掛けて保持する。図21(B)
のように、第2ユニット50bが矢印V1方向に後退し
て線材Wをノズル42より引き出す。そして図21
(C)で示すようにカットアンドクランプユニット30
0のカッター300aが図面手前側に前進してクランプ
し、そしてカター300aでカットする。その後、図2
1(C)から図21(D)に示すように、第2ユニット
50bは、切断された線材Wを保持したまま矢印Z1方
向に円弧CI状に上昇し、もう1つの線材保持板71の
所定の溝に同様の要領で線材Wの巻終端部WTEの絡げ
動作を行って巻終端部WTEを絡げて固定する。
【0032】このようにして、図9のコイルCAの巻き
付けが終了する。図9のもう一つのコイルCBの巻線に
ついても、上述したコイルCAの巻線と同様に行うこと
ができる。
【0033】次に図22〜図25を参照する。線材Wの
巻線が終了した状態を図22に示している。図22の状
態は、図8の状態と対応しており、ファンネル保持部6
6とネック保持部69が、半径方向に後退して、ボビン
Bの保持を解除すると、図23〜図25に示すように、
線材保持板71は、矢印M1の方向に後退することにな
る。つまり線材保持板71とガイドピン80,80の相
対位置が変わる。従って、ガイドピン80が図25に示
すように線材保持板71の上方位置に位置されるので、
線材端部WTが緩み、線材端部WTを線材保持板71か
ら簡単に外すことができる。
【0034】また図22において、第2ユニット50b
が線材保持板71の凹部71gに接近して、ガイドピン
80に掛けられている線材Wをクランプすることができ
る。なぜならば、ガイドピン80と線材保持板71の凹
部71gの間には空間があるので、第2ユニット50b
の先端部分が簡単に入り込んで線材Wを掴むことができ
るからである。また、図26と図27は、線材保持板7
1から線材Wを外す別の方式を示している。つまり線材
取外し用のフック330が、線材保持板71の凹部71
gの所に入り込んで、線材Wに引っ掛けて、強制的に線
材保持板71とガイドピン80から外すことも可能であ
る。
【0035】このように、図8のボビン保持体170に
対して線材端部保持手段70とテンション保持手段81
を配置することで、線材Wの線材端部WTを絡ませて保
持することができる。従来では図28のようにのボビン
Bのネック部NのセクションSDに対して、線材端部
(巻始端部SEI)を絡ませる必要があったが、ボビン
Bの形状はブラウン管の大きさや形状によって多種多様
であるために、そのような形状の異なるボビンBのセク
ションSDに対して線材端部を自動的に絡ませることが
必要に難しい。
【0036】しかし本発明の実施の形態では、ボビンB
とは別体の線材端部保持手段70とボビン保持体170
が別途設けられているので、どんな種類のボビンBがボ
ビン保持体170に保持されたとしても、線材端部WT
は一定形状の線材端部保持手段70に掛けるだけで済
む。しかも、線材テンション保持手段81のガイドピン
80,80が線材Wの線材端部に対してテンションを与
えることができる(図18の領域RRを参照)。そのよ
うなボビンBに線材Wを所定パターンで巻線中におい
て、テンションの掛かった線材Wに緩みが生じることも
なく、従って線材端部がほどけにくい。線材Wの巻線
後、しかもそのテンションを掛けた線材端部WTに対し
て、取外し用のフックや第1ユニットあるいは第2ユニ
ットのガイドチップを引っ掛けることも簡単に行え、線
材端部を線材保持手段70から取りはずすことが容易に
行える。このようなことから偏向ヨークのボビンに対す
る線材の巻線効率を向上することができる。尚、図9の
ように巻始端部WTと巻終端部WTE,EE2は、後工
程での電気接続のために直線状に伸ばしておく。そし
て、図22〜図25に示すように、ガイドピン80,8
0と線材保持板71の相対位置を変えることにより、線
材Wの線材端部のテンションを解除して線材Wを線材保
持板71から簡単に外すことも可能である。線材端部W
は線材保持板71に対してほぼ直線状にかけて取付ける
ので、線材端部Wを線材保持板71よりはずした後で
も、線材端部WTを後工程での電気的接続のために直線
状にのばすことは容易である。
【0037】ところで本発明は上記実施の形態に限定さ
れるものではない。図示の実施の形態では、線材保持板
71が、偏向ヨークYKのネック部N側に対応するよう
に、図8のボビン保持体170に設けられている。しか
しこれに限らず、たとえば偏向ヨークYKのファンネル
部F(図9参照)側に、線材保持板71やガイドピン8
0を配置することも勿論可能である。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
偏向ヨークの種類に特に限定されずに、線材を偏向ヨー
クのボビンに対して巻く際に、線材端部を簡単に保持す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の巻線装置の好ましい実施の形態を示す
斜視図。
【図2】図1の巻線装置の線材供給ユニットの一例を示
す斜視図。
【図3】ノズルユニットの一例を示す斜視図。
【図4】ガイドユニットの一例を示す斜視図。
【図5】ガイドユニットの構造の一部を示す斜視図。
【図6】ガイドユニットの構造の一部を示す斜視図。
【図7】図1の受け台と、本発明の特徴部分である線材
端部保持手段とテンション保持手段等を示す斜視図。
【図8】図7のボビン保持体のファンネル保持部とネッ
ク保持部が伸張して、ボビン保持体にボビンを固定した
状態を示す図。
【図9】偏向ヨークのボビンの一例を示す斜視図。
【図10】ボビンと、線材保持板およびガイドピンの位
置関係を示す断面図。
【図11】ノズルからの線材を線材保持板側に絡めよう
とするまでの工程を示す図。
【図12】線材の線材端部を線材保持板に絡め始めた状
態を示す図。
【図13】図12の状態を示す側面から見た断面図。
【図14】図13の状態を別の側面から見た図。
【図15】図12の状態からボビンを所定角度回転した
状態を示す図。
【図16】図15を側面から見た断面図。
【図17】図16をまた別の側面から見た図。
【図18】図15の状態からボビンをさらに回転させた
状態を示す図。
【図19】図18の状態を側面から示す断面図。
【図20】図19をさらに別の側面から見た図。
【図21】コイルを巻き終わった後に、巻終端部を線材
保持板に絡めようとするまでの工程を示す図。
【図22】線材保持板に保持されている線材端部をユニ
ットにより引っ掛けた状態を示す図。
【図23】ボビンの固定を解除し始めた状態を示す図。
【図24】ボビンの固定がさらに解除された状態を示す
図。
【図25】ボビンの固定が完全に解除された状態を示す
図。
【図26】巻き終わった状態において、フックで線材端
部を強制的に外そうとしている状態を示す図。
【図27】図26を底面側から見た図。
【図28】通常用いられている偏向ヨークのボビンに対
して従来行われている線材端部の絡げ状態を示す図。
【符号の説明】
30・・・線材供給ユニット、40・・・ノズルユニッ
ト、42・・・ノズル、50・・・ガイドユニット、6
0・・・受け台、66・・・ファンネル保持部、69・
・・ネック保持部、70・・・線材端部保持手段、71
・・・線材保持板、71a,71b,71c,71f・
・・係止プレート、81・・・テンション保持手段、B
・・・ボビン、F・・・ファンネル部、N・・・ネック
部、W・・・線材、WT・・・コイルの線材端部(巻始
端部)、WTE・・・コイルの巻終端部(線材端部)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏向ヨークのボビンを回転させて、線材
    供給手段から供給される線材を偏向ヨークのボビンに巻
    くための巻線装置において、 偏向ヨークのボビンの端部側の付近において、線材端部
    を保持するための線材端部保持手段と、 線材端部が線材端部保持手段により保持された線材のテ
    ンションを維持するテンション保持手段と、を備えるこ
    とを特徴とする巻線装置。
  2. 【請求項2】 線材端部保持手段とテンション保持手段
    は、偏向ヨークのボビンを回転可能に保持する受け台に
    配置されている請求項1に記載の巻線装置。
  3. 【請求項3】 テンション保持手段は、線材を掛けて線
    材のテンションを保持するためのピンを有する請求項1
    に記載の巻線装置。
  4. 【請求項4】 線材端部保持手段は、板状の部材に溝を
    形成してこの溝に線材をはめ込んで保持するようになっ
    ている請求項1に記載の巻線装置。
  5. 【請求項5】 受け台が偏向ヨークのボビンを固定して
    いる際には、テンション保持手段は線材のテンションを
    維持し、受け台が偏向ヨークのボビンの固定を解除した
    時には、テンション保持手段は線材のテンションを解除
    する請求項2に記載の巻線装置。
  6. 【請求項6】 偏向ヨークのボビンを回転させて、線材
    供給手段のノズルから供給される線材を偏向ヨークのボ
    ビンに巻くための巻線方法において、 線材端部保持手段が、偏向ヨークのボビンの端部側の付
    近において、線材端部を保持し、 テンション保持手段が、線材端部保持手段により保持さ
    れた線材のテンションを保持した状態で、偏向ヨークの
    ボビンとノズルの相対移動により、線材を偏向ヨークの
    ボビンに巻くことを特徴とする巻線方法。
JP8040651A 1996-02-02 1996-02-02 偏向ヨークの巻線装置と巻線方法 Pending JPH09208123A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8040651A JPH09208123A (ja) 1996-02-02 1996-02-02 偏向ヨークの巻線装置と巻線方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8040651A JPH09208123A (ja) 1996-02-02 1996-02-02 偏向ヨークの巻線装置と巻線方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09208123A true JPH09208123A (ja) 1997-08-12

Family

ID=12586463

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8040651A Pending JPH09208123A (ja) 1996-02-02 1996-02-02 偏向ヨークの巻線装置と巻線方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09208123A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN119401759A (zh) * 2025-01-06 2025-02-07 杭州赛微电机有限公司 电机定子高效多头自动绕线装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN119401759A (zh) * 2025-01-06 2025-02-07 杭州赛微电机有限公司 电机定子高效多头自动绕线装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0570007B1 (en) Automatic coil winder
JP2002043157A (ja) 線材の巻線方法及び装置
US4635865A (en) Apparatus and process for winding electrical coils
JP4208530B2 (ja) ノズル保持具、ノズル回動ユニット、巻線機及び巻線方法
CN1071922C (zh) 自动绕线机
EP0596628B1 (en) Winding wire around deflection yokes
EP0772212B1 (en) Winding apparatus
US5622331A (en) Method and apparatus for winding a wire on a work piece
JPH0834167B2 (ja) コイルの巻線方法および巻線装置
US3967658A (en) Apparatus and method for use in winding coils
JPH01222421A (ja) 巻線装置とその装置による巻線方法
US4199115A (en) Wire control device for high speed stator winding machine
JPH06295817A (ja) プランジャ
JP3580570B2 (ja) 巻線装置及び巻線方法
JPS5837904A (ja) 捲線装置
JPH071786Y2 (ja) 巻線機のノズル装置
JPH0890059A (ja) 溶接用ワイヤの整列巻取装置
JP2590841B2 (ja) 偏向コイルの巻線方法および巻線装置
JPH08138964A (ja) 巻線装置
JPH02269439A (ja) ノズル巻線機によるコイルの巻線方法
JP2802933B2 (ja) かせ処理装置
JPH038088B2 (ja)
JPH09153427A (ja) 巻線装置と巻線方法
JPH08190865A (ja) 一体型スリットボビン偏向ヨークコイル巻線装置
JPH061744B2 (ja) 巻線方法