JPH09211472A - 液晶表示装置の製造方法、及びこれに用いる治具 - Google Patents

液晶表示装置の製造方法、及びこれに用いる治具

Info

Publication number
JPH09211472A
JPH09211472A JP1686696A JP1686696A JPH09211472A JP H09211472 A JPH09211472 A JP H09211472A JP 1686696 A JP1686696 A JP 1686696A JP 1686696 A JP1686696 A JP 1686696A JP H09211472 A JPH09211472 A JP H09211472A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
display device
sealant
substrates
crystal display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1686696A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirotaka Imayama
寛隆 今山
Hitoshi Azuma
人士 東
Ryoji Iwamura
亮二 岩村
Masao Uehara
正男 上原
Hideaki Nakamu
秀明 中務
Shigeyuki Okada
茂行 岡田
Masanori Kobayashi
昌則 小林
Masataka Okamoto
正高 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Japan Display Inc
Original Assignee
Hitachi Device Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Device Engineering Co Ltd, Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Device Engineering Co Ltd
Priority to JP1686696A priority Critical patent/JPH09211472A/ja
Publication of JPH09211472A publication Critical patent/JPH09211472A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶セルを構成する二枚の基板間のギャップ
を各所で均一にする。 【解決手段】 液晶セル19を構成する二枚の基板13
a,13b間に液晶封止空間を形成するためのシール剤
3、及び二枚の基板13a,13b間に配されているス
ペーサ5がセル押圧工程でいずれも押圧されてからの、
同一荷重に対するシール剤3の変形量とスペーサ5の変
形量とが同じになるよう、シール剤3に混入する充填剤
4aの濃度を予め定める。そして、シール剤塗布工程で
は、予め定めた濃度分充填剤4aを混入させたシール剤
3を用いる。この結果、セル押圧工程で、二枚の基板1
3a,13bは互い平行な状態を維持したまま、両者の
間隔が狭まり、基板間のギャップ11を各箇所において
均一にすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二枚の配向膜付き
基板が向い合い、両配向膜間に液晶が封止されている液
晶表示装置の製造方法、及びこの製造工程において用い
る治具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に液晶表示装置は、図13に示すよ
うに、互いに向い合っている二枚のガラス基板12a,
12bを備えている。一方のガラス基板12aの表面に
は、I.T.O.(インジウム チタン オキサイド)等の透明
電極7aが形成され、表示領域1内の透明電極7a上に
配向膜6aが形成されている。ここで、以上のガラス基
板12aと透明電極7aと配向膜6aとで形成される基
板をセグメント基板13aとする。また、他方のガラス
基板12bの表面には、表示領域1内に厚さ約2μmの
複数のカラーフィルタ9,9,…が形成されている。複
数のカラーフィルタ9,9,…間には、ブラックマトリ
ックス10が形成されている。このカラーフィルタ9上
及びガラス基板12b上の周辺領域2には、カラーフィ
ルタ9の段差を緩和するためのオーバーコート8bが形
成され、このオーバーコート8bの上に透明電極7bが
形成され、表示領域1内の透明電極7b上に配向膜6b
が形成されている。ここで、以上のガラス基板12bと
カラーフィルタ9とブラックマトリックス10とオーバ
ーコート8bと透明電極7bと配向膜6bとで形成さる
基板をカラーフィルタ基板13bとする。
【0003】セグメント基板13a及びカラーフィルタ
基板13bが準備できると、両基板13a,13b間に
液晶材料を封止するため、熱硬化樹脂であるエポキシ樹
脂等のシール剤3を、両基板13a,13bのうち一方
の基板に、表示領域1を囲むように塗布する。一般に、
シール剤3となるエポキシ樹脂にはカラーフィルタ9に
よる段差を考慮して直径8μmのガラスビーズ4を混合
している。ついで2枚の基板13a,13bの配向膜6
a,6bをラビング等の方法で配向処理する。そして2
枚の基板13a,13bの配向膜6a,6b両方または
どちらか一方に直径6.25μmの球状のポリマースペーサ
5を均一に散布する。次に2枚の基板13a,13bの
配向面6a,16bが向い合うよう、アライメントしつ
つ、2枚の基板13a,13bを重ね合わせて1枚の液
晶セルをつくる。この後、液晶セルを厚み方向に押圧し
て、配向膜6a,6b間のギャップ11を約20μmか
ら6±0.05μmにする。それと同時に、またはこの後に、
シール剤3を加熱して、シール剤3を硬化させる。
【0004】セルを押圧する工程では、図14に示すよ
うな治具を用いる。この治具は、矩形状を成し、中央に
同じく矩形状の開口22a,22bが形成されている二
つのフレーム21a,21bと、各フレーム21a,2
1bの開口22a,22bを塞ぐように取り付けられて
いるゴムシート23a,23bとを有している。セルの
押圧工程では、これら二つのフレーム21a,21bに
取り付けられているゴムシート23a,23b間に液晶
セルを置き、二つのフレーム21a,21b間の空間内
を真空吸引して、二つのフレーム21a,21b間の中
と外との圧力差により、液晶セルを押圧するというもの
である。液晶セルのガラス基板12a,12bを直接押
圧する部材が、ゴムシート23a,23bであるのは、
例えば、ガラス基板12a,12bが微妙に歪んでいた
り、ガラス基板12a,12b上にゴミ等が付着してい
ても、ガラス基板12a,12bを均等に押圧できるよ
うにするためである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来技術では、ガラス基板12a,12bを均等に
押圧しているため、図13に示すように、表示領域1に
配されているポリマースペーサ5の変位量と、ガラスビ
ーズ4を含むシール剤3の変位量とが異なり、ガラス基
板等が変形し、配向膜6a,6b間のギャップ11が不
均一になって、表示品位の低下を招くという問題点があ
る。
【0006】また、液晶セルの押圧工程において、セル
は、剛性の小さいゴムシート23bでしか支えられてい
ないため、セルの重さでゴムシート23bが変形する結
果、セルも反り返ってしまい、セグメント基板13aの
透明電極7aとカラーフィルタ基板13bの透明電極7
bとの相対的位置関係がズレて、前述と同様に、表示品
位の低下を招くという問題点がある。
【0007】ところで、配向膜6a,6b間のギャップ
11を均一にする技術として、特開平2−139518
号公報に記載されているものがある。この技術は、表示
領域1よりも、その周辺領域2に大きな荷重を掛けるこ
とで、押圧工程時におけるポリマースペーサ5の変位量
と、ガラスビーズ4を含むシール剤3の変位量とを同じ
くすることで、配向膜6a,6b間のギャップ11を均
一にするというものである。しかし、この技術では、液
晶セルの各所に異なる荷重を掛けるために、特殊な治具
が必要になり、製造工程が複雑になると共に製造コスト
が増加してしまうという問題点がある。
【0008】本発明は、このような従来の問題点につい
て着目してなされたもので、製造工程が複雑にならず、
且つ製造コストを抑えることができて、しかも表示品位
を高めることができる液晶表示装置の製造方法、及びこ
れに用いる治具を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】二枚の配向膜付き基板が
向い合い、両配向膜間に液晶が封止されている液晶表示
装置の製造方法で、前記目的を達成する製造方法は、所
定の処理で硬化するシール剤を、二枚の前記配向膜付き
基板のうち一方の基板の他方の基板と向い合う面で且つ
外周側にリング状に塗布するシール剤塗布工程と、二枚
の前記基板の各配向膜間にスペーサを配するスペーサ散
布工程と、二枚の前記基板を互いに重ね合わせて液晶セ
ルを形成し、一方の基板を他方の基板に向かって、基板
全体に均一荷重を掛けて、二枚の基板の配向膜相互間の
ギャップが目標ギャップ量になるまで、該液晶セルを押
圧するセル押圧工程と、前記シール剤に対して前記所定
の処理を施して、該シール剤を硬化させるシール剤硬化
工程と、を有する液晶表示装置の製造方法において、試
験によって、前記シール剤に充填剤を混入した際の、該
充填剤の濃度に応じた所定荷重に対する該シール剤の変
形量を調べておき、前記セル押圧工程で、該シール剤及
び該スペーサがいずれも押圧されてからの、同一荷重に
対する該シール剤の変形量と該スペーサの変形量とが同
じになる該充填剤の濃度を定め、前記シール剤には、前
記充填剤を予め定めた前記濃度分混入し、前記シール剤
塗布工程では、該充填剤が混入した該シール剤を用いる
ことを特徴とするものである。
【0010】ここで、前記試験において、前記基板と平
行な方向における前記シール剤の幅及び前記充填剤の濃
度に応じた所定荷重に対する該シール剤の変形量を調べ
ておき、前記セル押圧工程で、該シール剤及び該スペー
サがいずれも押圧されてからの、同一荷重に対する該シ
ール剤の変形量と該スペーサの変形量とが同じになる該
シール剤の幅及び該充填剤の濃度を定め、前記シール剤
には、前記充填剤を予め定めた前記濃度分混入し、前記
シール剤塗布工程では、該充填剤が混入した該シール剤
を予め定めた前記幅で、前記一方の基板に塗布するよう
にしてもよい。
【0011】以上の液晶表示装置の製造方法において、
前記シール剤に混入させる前記充填剤の粒径は、二枚の
基板の配向膜相互間の目標ギャップ量より小さいことが
好ましい。
【0012】また、二枚の配向膜付き基板が向い合い、
両配向膜間に液晶が封止されている液晶表示装置の製造
方法で、前記目的を達成するための他の製造方法は、所
定の処理で硬化するシール剤を、二枚の前記配向膜付き
基板のうち一方の基板の他方の基板と向い合う面で且つ
外周側にリング状に塗布することシール剤塗布工程と、
二枚の前記基板の各配向膜間にスペーサを配するスペー
サ散布工程と、二枚の前記基板を互いに重ね合わせて液
晶セルを形成し、一方の基板を他方の基板に向かって、
基板全体に均一荷重を掛けて、二枚の基板の配向膜相互
間のギャップが目標ギャップ量になるまで、該液晶セル
を押圧するセル押圧工程と、前記シール剤に対して前記
所定の処理を施して、該シール剤を硬化させるシール剤
硬化工程と、を有する液晶表示装置の製造方法におい
て、試験によって、前記基板と平行な方向における前記
シール剤の幅に応じた所定荷重に対する該シール剤の変
形量を調べておき、前記セル押圧工程で、該シール剤及
び該スペーサがいずれも押圧されてからの、同一荷重に
対する該シール剤の変形量と該スペーサの変形量とが同
じになる該シール剤の幅を定め、前記シール剤塗布工程
では、該シール剤を予め定めた前記幅で塗布することを
を特徴とするものである。
【0013】ここで、以上の各液晶表示装置の製造方法
において、二枚の前記配向膜付き基板のうち、一方の基
板の一部を構成する基板本体の他方の基板と対向する面
全体にカラーフィルタを形成してもよい。
【0014】また、以上の各液晶表示装置の製造方法に
おいて、二枚の前記配向膜付き基板のうち、一方の基板
がカラーフィルタを備えている場合、該カラーフィルタ
の表面を平坦化する工程を有することが好ましい。
【0015】また、以上の各液晶表示装置の製造方法に
おいて、前記シール剤塗布工程では、二枚の配向膜付き
基板のうち一方の基板の外周側にリング状に塗布したシ
ール剤パターンが角を有する場合、該シール剤の幅を、
該角を含む角領域の該基板と平行な方向における該シー
ル剤の幅を該角領域以外の該シール剤の幅より狭くする
ことが好ましい。
【0016】また、二枚の配向膜付き基板が向い合い、
両配向膜間に液晶が封止されている液晶表示装置の製造
工程で用いる治具であって、所定の処理で硬化するシー
ル剤を、二枚の前記配向膜付き基板のうち一方の基板の
他方の基板と向い合う面で且つ外周側にリング状に塗布
し、二枚の該基板を互いに重ね合わせて液晶セルを形成
した後、一方の基板を他方の基板に向かって、基板全体
に均一荷重を掛けて、二枚の該基板の配向膜相互間のギ
ャップが目標ギャップ量になるまで、該液晶セルを押圧
する工程で用いる液晶表示装置のギャップ形成用治具
は、前記液晶セルが載置される平坦なセル支持面を有
し、該液晶セルの重さ及び該セルに対する押圧力で実質
的に変形しない高剛性材で形成されている第1フレーム
と、前記第1フレームと向い合い且つ該第1フレームの
前記セル支持面と対向する位置が開口している第2フレ
ームと、前記第2フレームの前記開口を塞ぐ弾性シート
と、前記第1フレームと前記第2フレームとの間で、該
第1フレームの前記セル支持面の回りに配され、囲った
空間内の気密性を確保するための密封部材と、を備え、
前記第1フレームと前記第2フレームとのうち、一方に
は、該第1フレームと該第2フレームとの間で前記密封
部材で囲まれた空間内の空気を排気するための排気口が
形成されていることを特徴とするものである。
【0017】ここで、前記前記第1フレームの前記セル
支持面上には、弾性シートが配されていることが好まし
い。また、前記弾性シートの表面には、微細な凹凸が形
成されていることが好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る各種実施形態
として液晶表示装置及びその製造方法について説明す
る。
【0019】まず、図1〜図8を用いて、第1の実施形
態としての液晶表示装置及びその製造方法について説明
する。図1に示すように、本実施形態の液晶表示装置
も、図13を用いて説明した従来の液晶表示装置と同様
に、互いに向い合っている二枚の300mm×270mm×0.7mm
のガラス基板12a,12bを備えている。図3(a)
に示すように、一方のガラス基板12aの表面には、そ
の表示領域1内にI.T.O.(インジウム チタン オキサイ
ド)等の透明電極7aが形成され、この透明電極7a上
に配向膜6aが形成される。ここで、以上のガラス基板
12aと透明電極7aと配向膜6aとで形成される基板
をセグメント基板13aとする。透明電極7aの形成過
程では、表示領域1の周囲領域2の最外周部に、後述す
るアライメントのための小さな複数のドーナツ型マーク
(図示されていない。)が形成される。また、他方のガ
ラス基板12bの表面には、表示領域1内に厚さ約2μ
mの複数のカラーフィルタ9,9,…が形成されてい
る。複数のカラーフィルタ9,9,…間には、ブラック
マトリックス10が形成される。このカラーフィルタ9
上及びガラス基板12b上の周辺領域2には、カラーフ
ィルタ9の段差を緩和するためのオーバーコート8bが
形成され、このオーバーコート8bの上に透明電極7b
が形成され、表示領域1内の透明電極7b上に配向膜6
bが形成されている。ここで、以上のガラス基板12b
とカラーフィルタ9とブラックマトリックス10とオー
バーコート8bと透明電極7bと配向膜6bとで形成さ
る基板をカラーフィルタ基板13bとする。ブラックマ
トリックス10の形成過程では、ガラス基板12b上
で、セグメント基板13aのドーナツ型マークと対応す
る位置に、ドーナツ型マークの内径よりも僅かに小さい
径の丸型マーク(図示されていない。)が形成される。
なお、ここでは、カラーフィルタ9上に、カラーフィル
タ9の段差を緩和するためのオーバーコート8bを形成
したが、カラーフィルタ9の上面を研磨等により、平面
度0.1μmまで平坦化した場合には、オーバーコード8b
はなくてもよい。
【0020】セグメント基板13a及びカラーフィルタ
基板13bが準備できると、両基板13a,13b間に
液晶材料を封止するため、図3(b)に示すように、熱
硬化樹脂であるエポキシ樹脂等のシール剤3を、両基板
13a,13bのうち一方のセグメント基板13aに、
表示領域1を囲むようにディスペンサを用いて塗布す
る。このシール剤3には、平均粒径0.01μmのコロイダ
ルシリカが充填剤4aとして2.5wt%混入している。シ
ール剤3は、図4に示すように、セグメント基板13a
を構成するガラス基板12a上において、矩形状の表示
領域1を囲むように、矩形状に塗布されている。矩形状
のシールパターンは、その角から2mm以内の角領域3a
においては、幅が0.2mm、これ以外の領域は幅が0.4mmに
している。ディスペンサによる塗布条件は以下の通りで
ある。塗布圧力;4kg/cm2、ディスペンサ径;0.3mm(シ
ールパターンの角領域のみ0.15mm)、ディスペンサと塗
布表面との隙間;0.15mm、塗布時のシール剤の高さ;30
μm、ディスペンサの操作速度;1mm/sec。
【0021】なお、ここでは、シール剤3として、熱硬
化性樹脂を用いたが、この換わりに、紫外線感光硬化樹
脂を用いてもよい。また、ここでは、ディスペンサを用
いてシールパターンを形成したが、スクリーン印刷によ
りシールパターンを形成してもよい。
【0022】以上のシール剤3の塗布工程と同時に、又
はその前後で、2枚の基板13a,13bの配向膜6
a,6bをラビング等の方法で配向処理し、その後、図
3(b)に示すように、配向膜6a,6b間の目標ギャ
ップ6±0.05μmより僅かに大きい、平均粒径6.25μmの
ポリマービーズスペーサ5を各基板13a,13bの配
向膜6a,6b上に均一散布する。このポリマービーズ
スペーサ5の分散密度は、250個/mm2である。
【0023】次に、図3(c)に示すように、2枚の基
板13a,13bの配向面6a,16bが向い合うよ
う、粗アライメントしつつ、2枚の基板13a,13b
を重ね合わせて、軽く0.07kgf/cm2程度で基板を押圧し
て、配向面6a,16b間のギャップ11を約20μm
にしてから、精密アライメントして、基板13a,13
bと平行な方向における基板13a,13b相互のズレ
量を±1μm以内にし、1枚の液晶セル19を作る。粗
アライメントでは、透明電極7aの形成過程で形成した
セグメント基板13aのドーナツ型マーク(図示されて
いない。)の内円内に、ブラックマトリックス10の形
成過程で形成したカラーフィルタ基板13bの丸型マー
ク(図示されていない。)が収まるように、調節する。
【0024】その後、図3(d)に示すように、液晶セ
ル19を厚み方向に押圧して、配向面6a,16b間の
ギャップ11を約20μmから6±0.05μmにする。
【0025】この押圧工程では、図2に示すようなギャ
ップ形成用治具30を用いる。この治具30は、矩形板
状の第1フレーム31と、同じく矩形板状で中央に矩形
状の開口36が形成されている第2フレーム35と、第
1フレーム31の中央部表面に貼付られているシリコン
スポンジゴムシート(弾性シート)34と、第2フレー
ム35の開口36を塞ぐフッ素ゴムシート(弾性シー
ト)37と、第1フレーム31に対する液晶セル19の
位置決めを行うための位置決め部材38と、両フレーム
31,35間の空間の気密性を確保するためのOリング
(密封部材)39とを備えている。
【0026】矩形板状の第1フレーム31は、アルミニ
ウム製で幅330mm×長さ360mm×厚さ10mmである。この第
1フレーム31の中央部表面は、フライスで平面度100
μmに仕上げられ、液晶セル19を支持するための矩形
状のセル支持面32を形成している。矩形状のセル支持
面32の外周4辺のうち、1の辺には、複数の位置決め
部材38が一定の間隔を開けて設けられている。矩形状
のセル支持面32の外周側には、矩形状のOリング装着
溝33が形成されている。このOリング装着溝33に、
耐熱性シリコンゴムで形成され径が約10mmのOリング3
9が装着される。このセル支持面32上には、幅270mm
×長さ300mm×厚さ1mmの耐熱性シリコンスポンジゴムシ
ート34が配されている。このシリコンスポンジゴムシ
ート34は、ショアー硬さが30である。
【0027】矩形板状の第2フレーム35は、第1フレ
ーム31と同様に、アルミニウム製で幅330mm×長さ360
mm×厚さ10mmで、その中央部に、280mm×310mmの矩形状
開口36が形成されている。この第2フレーム35の開
口36の僅かに外側には、排気口38aが形成され、そ
こに、弁38bが取り付けられている。第2フレーム3
5の矩形状開口36に、耐熱性のある厚さ1mmのフッ素
ゴムシート37が設けられている。このフッ素ゴムシー
ト37と第2フレーム35との接着には、気密性、耐熱
性、及びゴム破損時における交換容易性を考慮して、一
体型シリコンRTVゴムを用いている。なお、一体型シ
リコンRTVゴムは、剥離性が良く、二つの部材を接着
した後、簡単に一方の部材から他方の部材を離すことが
できる。また、ここでは、、一体型シリコンRTVゴム
を接着剤として、第2フレーム35にフッ素ゴムシート
37を取り付けたが、例えば、図9に示すように、フッ
素ゴムシート37を第2フレーム35に取り付けてもよ
い。具体的には、第2フレーム35の開口36の外周側
で且つ上面を覆うゴムシート押え枠41を準備し、この
ゴムシート押え枠41の一部に凸部42を形成し、第2
フレーム35の上面でゴムシート押え枠41の凸部42
に対応する位置に、この凸部42が嵌まり込める凹部3
6aを形成する。そして、第2フレーム35の上面とゴ
ムシート押え枠41との間でフッ素ゴムシート37を挾
み込み、第2フレーム35とゴムシート押え枠41とを
ネジ43で連結して、フッ素ゴムシート37を第2フレ
ーム35に取り付ける。また、ここでは、フッ素ゴムシ
ート37を用いたが、シール剤として紫外線感光硬化樹
脂を用いる場合には、ゴムシートとして紫外線に対して
透過性のあるものを用いる必要がある。
【0028】第1フレーム31に取り付けたシリコンス
ポンジゴムシート34及び第2フレーム35に取り付け
たフッ素ゴムシート37は、いずれも、表面が梨地状、
つまり表面に微細な凹凸が形成され、液晶セル19を押
圧した後、ゴムシート34,37から液晶セル19のガ
ラス基板12a,12bが剥離し易いようになってい
る。また、このようにゴムシート34,37の表面を梨
地状にしたために、ゴムシート34,37とガラス基板
12a,12bとの間に、僅かであるが真空吸引経路が
形成されるので、両者間に気泡が形成されてしまうこと
を防ぐことができる。
【0029】以上で説明した治具30は、二枚の液晶セ
ル19を加えても、その重量が約3kgで、作業者が手
軽に扱える重さになっている。
【0030】押圧工程では、治具30の第1フレーム3
1と第2フレーム35との間に、液晶セル19を挾み込
み、治具30の排気口38aに真空ポンプを接続して、
治具30内を減圧する。液晶セル19のセット過程にお
いて、液晶セル19の一辺を治具30の第1フレーム3
1に設けた位置決め部材38に接触させて、治具30に
対して液晶セル19を正確に位置決めする。第1フレー
ム31に設けた位置決め部材38は、図2に示すよう
に、その上端部が治具30内真空吸引過程で、第2フレ
ーム35のシリコンスポンジゴムシート34と接触す
る。このため、このシリコンスポンジゴムシート34が
第1フレーム31に密着することで起こりうる、Oリン
グ39で囲まれた空間内の不完全な真空吸引を防ぐこと
ができる。治具30内の真空吸引後、エポキシ樹脂のシ
ール剤3が最も軟化する温度である70℃に治具30及
び液晶セル19を加熱する。
【0031】ここでは、シール剤3の最軟化時点におけ
る液晶セル押圧力を0.2kgf/cm2、言い換えると、治具3
0内の絶対圧力を0.8kgf/cm2としたい。そこで、常温(2
5℃)室内で液晶セル19を治具30に取り付けた際に
は、液晶セル押圧力が0.3kgf/cm(治具30
内の絶対圧力:0.7kgf/cm2)なるように、治具30内を真
空吸引する。
【0032】ここで、70℃で液晶セル押圧力を0.2kgf/c
m2にするための、常温(25℃)室内で液晶セル押圧力の求
め方について簡単に説明する。常温(25℃)室内で、液晶
セル19を治具30に取り付けた際の治具30内の圧力
をP0とすると、この常温治具内絶対圧力P0は、ボイルシ
ャルルの法則により、次式で表すことができる。
【0033】P0=P1×T0/T1 P1:加熱炉内での治具内絶対圧力 T0:室温 T1:加熱炉内での治具及び液晶セルの温度 上式において、加熱炉内での治具30内絶対圧力P1は0.
8kgf/cm2、室温T0は298(=273+25)(K)、加熱炉内での治
具30及び液晶セル19の温度はT1は343(=273+70)(K)
であるから、これらの値を以下のように上式に代入する
と、常温治具内絶対圧力P0として、前述したように、0.
7kgf/cm2を得ることができる。
【0034】 P0=0.8×293/343 =0.7(kgf/cm2) なお、治具30内絶対圧力P0が0.7kgf/cm2のときには、
液晶セル押圧力は、前述したように、0.3(1.0-0.7)kgf/
cm2になる。常温(25℃)室内で液晶セル19を治具30
に取り付け、治具30内を真空吸引して、治具30内の
絶対圧力を0.7kgf/cm2すると、弁38bを閉じてから、
治具30の排気口38aから真空ポンプを外す。
【0035】次に、内部の絶対圧力が0.7kgf/cm2の治具
30を加熱炉内に入れて、治具30及び液晶セル19を
70℃にして、この状態を10分間ほど保持する。治具
30及び液晶セル19が70℃になると、治具30内の
絶対圧力が0.8kgf/cm2になり、液晶セル19には押圧力
として目標の0.2kgf/cm2が掛かり、図2及び図3(d)
に示すように、液晶セル19を構成する二枚のガラス基
板12a,12b間隔が狭まり、配向膜6a,6b間の
ギャップ11が6±0.05μmになる。なお、治具30及び
液晶セル19の加熱には、このように加熱炉を用いてい
もよいが、ホットプレートを用いても、または、治具3
0のフレーム内に予めヒータを埋め込んでおいてもよ
い。
【0036】70℃加熱状態を10分間維持した後、配
向膜6a,6b間のギャップ11が目標許容寸法範囲内
に収まっているか否かをチェックし、その後、シール剤
3であるエポキシ樹脂の硬化温度以上の150℃迄、治
具30及び液晶セル19を加熱し、シール剤3を硬化さ
せる。なお、治具30に用いている各種ゴム34,3
7,39は、いずれも250℃以上の耐熱性があるの
で、治具30を150℃まで加熱しても何ら問題はな
い。
【0037】液晶セル19のシール剤3が硬化すると、
液晶セル19を冷却する。液晶セル19の冷却には、治
具30のフレームに予め冷却水炉を形成しておき、ここ
に冷却水を流すようにするとよい。液晶セル19の冷却
後におけるシール剤3の各部の幅は、シールパターンの
角領域の幅が0.5mmになり、それ以外の領域の幅が1.0mm
になった。
【0038】液晶セル19の冷却が終了すると、この液
晶セル19を治具30から取外す。治具30の各ゴムシ
ート34,37から液晶セル19の各ガラス基板12
a,12bを離す過程では、前述したように、治具30
の各ゴムシート12a,12bの表面が梨地状に形成さ
れているため、無理な力を加えることなく、容易に、治
具30の各ゴムシート34,37から液晶セル19の各
ガラス基板12a,12bを剥離することができる。液
晶セル19を治具30から外すと、液晶セル19の外周
側の不要部分(アライメント用のドーナツ型マーク及び
丸形マークが形成されている部分を含む。)を切断し、
真空中において、液晶セル19の液晶封入口から液晶を
封入し、この封入口を封止すると、液晶パネルが完成す
る。
【0039】その後、液晶パネルの透明電極7a,7b
と液晶ドライバとを結線すると、液晶表示装置が完成す
る。
【0040】次に、以上で説明した液晶表示装置の製造
方法の効果について説明する。図5に示すように、ポリ
マービーズスペーサ5の配向膜上の分散密度を大きくす
ると、一定の押圧力に対するポリマービーズスペーサ5
の変形量は、直線的に小さくなる。これは、ポリマービ
ーズスペーサ5の分散密度が大きくなると、ポリマービ
ーズ5の1個当たりに掛かる荷重が小さくなるためであ
る。また、図6に示すように、シール剤3中の充填剤4
aの濃度を高めると、この充填剤4aを含めたシール剤
3の粘度が高まる結果、図7に示すように、一定の押圧
力に対するシール剤3の変形量は、小さくなる。
【0041】そこで、この実施形態では、液晶セル押圧
工程において、シール剤3及びポリマービーズスペーサ
5がいずれも押圧されてからの、同一荷重に対するシー
ル剤3の変形量とポリマービーズスペーサ5の変形量と
が同じになるよう、前述したように、平均粒径0.01μm
の充填剤4aのシール剤中濃度を2.5wt%にし、平均粒
径6.25μmのポリマービーズスペーサ5の分散密度を250
個/mm2にしている。
【0042】この結果、液晶セル押圧工程において、シ
ール剤3及びポリマービーズスペーサ5がいずれも押圧
されてから、シール剤3が変形する量と、ポリマービー
ズスペーサ5が変形する量とが同じになり、カラーフィ
ルタ基板13bのガラス基板12bに対してセグメント
基板13aのガラス基板12aが平行な状態を維持した
まま、両ガラス基板12a,12bの間隔が狭まる。
【0043】さらに、この実施形態では、表示領域1の
周囲を囲ったシール剤3は、押圧工程で各部のシール剤
3に均等に力が掛かるよう、矩形状のシールパターンの
角領域3aでは、他の部分よりもその幅が狭くなってい
るので、各部のシール剤3に均等に力が掛かり、各部の
シール剤3は、同量変形する。
【0044】このように、この実施形態では、液晶セル
押圧工程において、各部のシール剤3は、同量変形し、
しかも、シール剤3及びポリマービーズスペーサ5がい
ずれも押圧されてからの、シール剤3の変形量とポリマ
ービーズスペーサ5の変形量とが同じなので、両基板1
3a,13bの配向膜6a,6b間の間隔を均一にする
ことができる。このため、表示ムラの劣化を防ぐことが
でき、表示品位を向上させることができる。
【0045】また、図14を用いて説明した従来の治具
は、いずれのフレーム21a,21bにも開口22a,
22bが形成され、剛性が低く、僅かな外力で治具が変
形し、治具内の真空が破壊してしまう恐れが大きいた
め、治具内の絶対圧力を0.1kgf/cm2(液晶セル押圧力0.9
kgf/cm2)に、真空度を高めて、両フレーム21a,21
b間の吸着力を大きくしている。このように、従来技術
では、液晶セル押圧力0.9kgf/cm2と大きいため、シール
部材3の変形量もポリマービーズスペーサ5の変形量も
大きくなり、結果として、両変形量の差が大きくなって
いる。これに対して、本実施形態の治具30は、一方の
フレーム35には開口36が形成されているものの、他
方のフレーム31には開口が形成されていないので、治
具30の剛性が高く、僅かな外力では変形しないので、
治具30内の絶対圧力を前述したように、0.7kgf/cm
2(液晶セル押圧力0.3kgf/cm2)と、治具30内の真空度
を低めに設定できる。この結果、シール部材3の変形量
もポリマービーズスペーサ5の変形量も小さく、たと
え、両変形量に差があったとしても、両変形量の差が小
さくなる。
【0046】さらに、本実施形態の治具30の第1フレ
ーム31には、開口36が形成されておらず、シリコン
スポンジゴムシート34を介して、剛性の高い第1フレ
ーム31で、液晶セル19を支えているので、液晶セル
押圧工程で、液晶セル19を第1フレーム31上に置い
ても、液晶セル19は実質的に反り返ることがない。
【0047】ここで、液晶セル19の反り返り、及びそ
の反り返りによるセグメント基板13aの透明電極7a
とカラーフィルタ基板13bの透明電極7bとの相対的
位置関係のズレ(ピッチズレ)に関して、検証を行った
ので、この検証結果について図8を用いて説明する。な
お、同図において、横軸は液晶セル19の反り返り量h
(mm)、縦軸はピッチズレ量P(μm)である。また、
ピッチズレ量Pは、ここでは、セグメント基板13aに
設けたアライメント用のドーナツ型マーク相互間の距離
P1と、カラーフィルタ基板13bに設けたアライメン
ト用の丸型マーク相互間の距離P2との差(P1−P
2)にしている。
【0048】図8に示すように、本実施形態の治具30
を用いた場合の液晶セル19の反り返り量は、図14に
示す従来の治具を用いた場合の液晶セル19の反り返り
量の約1/2である。このため、本実施形態の治具30
を用いた場合のピッチズレは、従来の治具を用いた場合
のピッチズレ量の約1/2に抑えることができる。
【0049】このように、本実施形態の治具30を用い
ることにより、液晶セル19の反り返りを抑え、それに
よるセグメント基板13aの透明電極7aとカラーフィ
ルタ基板13bの透明電極7bとの相対的位置関係のズ
レを抑えることができるので、表示コントラストの低下
を抑制することができる結果、表示品位を向上させるこ
とができる。
【0050】次に、本発明に係る第2の実施形態として
の液晶表示装置について、図10を用いて説明する。こ
の実施形態の液晶表示装置は、シール剤3内への充填剤
4bが第1の実施形態の充填剤4aと異なっている以
外、セグメント基板13a及びカラーフィルタ基板13
bの構成、さらに液晶表示装置の製造方法に関して第1
の実施形態と基本的に同じである。
【0051】この実施形態では、シール剤3内への充填
剤4bとして平均粒径4.0μmのガラスビーズを用いてい
る。この実施形態でも、充填剤4bの濃度に応じたシー
ル剤3の変形量に関して予め試験を行い、液晶セル押圧
工程において、シール剤3及びポリマービーズスペーサ
5がいずれも押圧されてからの、同一荷重に対するシー
ル剤3の変形量とポリマービーズスペーサ5の変形量と
が同じになる、充填剤4bの濃度を求めている。この充
填剤4bの濃度は、この実施形態では、100000個/mm3
ある。
【0052】なお、シール剤3の充填剤の径は、本実施
形態及び第1の実施形態のように、配向膜6a,6b間
の目標ギャップ(6μm)より小さいことがことが好まし
い。これは、充填剤の径が小さい方が単位体積当たりの
表面積が大きくなり、シール剤3に対する充填剤の摩擦
力を大きくすることができ、この充填剤が混入されたシ
ール剤3の変形量調節を行い易いからである。また、こ
の実施形態では、シール剤3への充填剤として、ガラス
ビーズを用いたが、この換わりにポリマービーズを用い
てもよい。さらに、スペーサ5に関しても、ポリマービ
ーズの換わりにガラスビーズを用いてもよい次に、本発
明に係る第3の実施形態としての液晶表示装置につい
て、図11を用いて説明する。この実施形態の液晶表示
装置は、基本的に、セグメント基板13a及びカラーフ
ィルタ基板13bの構成、さらに液晶表示装置の製造方
法に関して第1及び第2の実施形態と同じである。
【0053】この実施形態では、第2の実施形態のシー
ル剤3中の充填剤4bの濃度を低くする一方で、基板1
3a,13bに対して平行な方向のシール剤3の幅dを
大きくしている。このように、シール剤3の幅dを調整
しても、各部のシール剤3に係る力を調整することがで
きるので、シール剤3の変形量を目的の変形量にするこ
とができる。
【0054】次に、本発明に係る第4の実施形態として
の液晶表示装置について、図12を用いて説明する。こ
の実施形態の液晶表示装置は、カラーフィルタ基板13
cの一部を構成するガラス基板12bの上面全体にカラ
ーフィルタ9を形成したものである。
【0055】この実施形態では、カラーフィルタ9の上
面を研磨等により、平面度0.1μmまで平坦化し、第1の
実施形態で用いたオーバーコード8bを使用していな
い。カラーフィルタ9の上面には、透明電極7c、配向
膜6cの順で積層されている。セグメント基板12aに
関しては、第1の実施形態と同様のものである。
【0056】カラーフィル基板13cの配向膜6cとセ
グメント基板12aの配向膜6aとの間には、以上の実
施形態と同様に、平均粒径6.25μmのポリマービーズス
ペーサ5を分散密度250個/mm2で均一散布している。ま
た、シール剤3の中には、同じく平均粒径6.25μmのポ
リマービーズを充填剤4cとして42000個/mm3の割合で
混入している。
【0057】このようにしても、以上の実施形態と同様
に、液晶セル押圧工程において、シール剤3及びポリマ
ービーズスペーサ5がいずれも押圧されてからの、同一
荷重に対するシール剤3の変形量とポリマービーズスペ
ーサ5の変形量とを同じにすることができ、表示ムラの
劣化を抑えることができる結果、表示品位を向上させる
ことができる。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、液晶セルを構成する二
枚の基板間に液晶封止空間を形成するためのシール剤、
及び二枚の基板間に配されているスペーサが、セル押圧
工程でいずれも押圧されてからの、同一荷重に対するシ
ール剤の変形量とスペーサの変形量とが同じになるよ
う、シール剤に混入する充填剤の濃度を定め、シール剤
塗布工程では、予め定めた濃度分充填剤を混入させたシ
ール剤を用いているので、セル押圧工程で、二枚の基板
は互い平行な状態を維持したまま、両者の間隔が狭ま
り、基板間のギャップを各箇所において均一にすること
ができる。従って、液晶表示装置の表示品位を向上させ
ることができる。さらに、本発明では、以上のように、
シール剤に混入する充填剤の濃度を調整して、基板間の
ギャップを均一にしているので、複雑で特殊な治具を使
用する必要がないので、製造工程が複雑にならず、かつ
製造コストを抑えることができる。
【0059】また、セル押圧工程で、本発明の治具を用
いることにより、液晶セルを高剛性のフレームで確りと
支持できるので、液晶セルの反り返りを防ぎ、液晶表示
装置の表示コントラストの低下を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施形態としての液晶セル
の断面図である。
【図2】本発明に係る一実施形態としてのギャップ形成
用治具の断面図である。
【図3】本発明に係る第1の実施形態としての液晶セル
の製造工程を示す説明図である。
【図4】本発明に係る第1の実施形態としての液晶セル
のガラス基板上のシールパターンを示す説明図である。
【図5】スペーサ分散密度と一定押圧力に対するスペー
サの変形量との関係を示すグラフである。
【図6】シール剤中の充填剤濃度とシール剤の粘度との
関係を示すグラフである。
【図7】シール剤中の充填剤濃度と一定押圧力に対する
シール剤の変形量との関係を示すグラフである。
【図8】セルの反り返り量とセルのピッチズレ量との関
係を示すグラフである。
【図9】本発明に係る他の実施形態としての治具のゴム
シート取り付け部分の断面図である。
【図10】本発明に係る第2の実施形態としての液晶セ
ルの断面図である。
【図11】本発明に係る第3の実施形態としての液晶セ
ルの断面図である。
【図12】本発明に係る第4の実施形態としての液晶セ
ルの断面図である。
【図13】従来の液晶セルの断面図である。
【図14】従来のギャップ形成用治具の断面図である。
【符号の説明】
1…表示領域、2…周辺領域、3…シール剤、4,4
a,4b,4c…充填剤、5…ポリマービーズスペー
サ、6a,6b,6c…配向膜、7a,7b,7c…透
明電極、8b…オーバーコート、9…カラーフィルタ、
10…ブラックマトリックス、11…ギャップ、12
a,12b,12c…ガラス基板、13a…セグメント
基板、13b,13c…カラーフィルタ基板、19…液
晶セル、30…ギャップ形成用治具、31…第1フレー
ム、32…セル支持面、34…シリコンスポンジゴムシ
ート(弾性シート)、35…第2フレーム、36…開
口、37…フッ素ゴムシート(弾性シート)、38a…
排気口、38b…弁、39…Oリング(密封部材)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩村 亮二 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 上原 正男 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所電子デバイス事業部内 (72)発明者 中務 秀明 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所電子デバイス事業部内 (72)発明者 岡田 茂行 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所電子デバイス事業部内 (72)発明者 小林 昌則 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所電子デバイス事業部内 (72)発明者 岡本 正高 千葉県茂原市早野3681番地 日立デバイス エンジニアリング株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】二枚の配向膜付き基板が向い合い、両配向
    膜間に液晶が封止されている液晶表示装置で、 所定の処理で硬化するシール剤を、二枚の前記配向膜付
    き基板のうち一方の基板の他方の基板と向い合う面で且
    つ外周側にリング状に塗布するシール剤塗布工程と、 二枚の前記基板の各配向膜間にスペーサを配するスペー
    サ散布工程と、 二枚の前記基板を互いに重ね合わせて液晶セルを形成
    し、一方の基板を他方の基板に向かって、基板全体に均
    一荷重を掛けて、二枚の基板の配向膜相互間のギャップ
    が目標ギャップ量になるまで、該液晶セルを押圧するセ
    ル押圧工程と、 前記シール剤に対して前記所定の処理を施して、該シー
    ル剤を硬化させるシール剤硬化工程と、 を有する液晶表示装置の製造方法において、 試験によって、前記シール剤に充填剤を混入した際の、
    該充填剤の濃度に応じた所定荷重に対する該シール剤の
    変形量を調べておき、前記セル押圧工程で、該シール剤
    及び該スペーサがいずれも押圧されてからの、同一荷重
    に対する該シール剤の変形量と該スペーサの変形量とが
    同じになる該充填剤の濃度を定め、 前記シール剤には、前記充填剤を予め定めた前記濃度分
    混入し、前記シール剤塗布工程では、該充填剤が混入し
    た該シール剤を用いることを特徴とする液晶表示装置の
    製造方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の液晶表示装置の製造方法に
    おいて、 前記試験において、前記基板と平行な方向における前記
    シール剤の幅及び前記充填剤の濃度に応じた所定荷重に
    対する該シール剤の変形量を調べておき、前記セル押圧
    工程で、該シール剤及び該スペーサがいずれも押圧され
    てからの、同一荷重に対する該シール剤の変形量と該ス
    ペーサの変形量とが同じになる該シール剤の幅及び該充
    填剤の濃度を定め、 前記シール剤には、前記充填剤を予め定めた前記濃度分
    混入し、前記シール剤塗布工程では、該充填剤が混入し
    た該シール剤を予め定めた前記幅で、前記一方の基板に
    塗布することを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の液晶表示装置の製造
    方法において、 前記シール剤に混入させる前記充填剤の粒径は、二枚の
    基板の配向膜相互間の目標ギャップ量より小さいことを
    特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  4. 【請求項4】二枚の配向膜付き基板が向い合い、両配向
    膜間に液晶が封止されている液晶表示装置で、 所定の処理で硬化するシール剤を、二枚の前記配向膜付
    き基板のうち一方の基板の他方の基板と向い合う面で且
    つ外周側にリング状に塗布することシール剤塗布工程
    と、 二枚の前記基板の各配向膜間にスペーサを配するスペー
    サ散布工程と、 二枚の前記基板を互いに重ね合わせて液晶セルを形成
    し、一方の基板を他方の基板に向かって、基板全体に均
    一荷重を掛けて、二枚の基板の配向膜相互間のギャップ
    が目標ギャップ量になるまで、該液晶セルを押圧するセ
    ル押圧工程と、 前記シール剤に対して前記所定の処理を施して、該シー
    ル剤を硬化させるシール剤硬化工程と、 を有する液晶表示装置の製造方法において、 試験によって、前記基板と平行な方向における前記シー
    ル剤の幅に応じた所定荷重に対する該シール剤の変形量
    を調べておき、前記セル押圧工程で、該シール剤及び該
    スペーサがいずれも押圧されてからの、同一荷重に対す
    る該シール剤の変形量と該スペーサの変形量とが同じに
    なる該シール剤の幅を定め、 前記シール剤塗布工程では、該シール剤を予め定めた前
    記幅で塗布することをを特徴とする液晶表示装置の製造
    方法。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3又は4記載の液晶表示装
    置の製造方法において、 二枚の前記配向膜付き基板のうち、一方の基板の一部を
    構成する基板本体の他方の基板と対向する面全体にカラ
    ーフィルタを形成することを特徴とする液晶表示装置の
    製造方法。
  6. 【請求項6】請求項1、2、3、4又は5記載の液晶表
    示装置の製造方法において、 二枚の前記配向膜付き基板のうち、一方の基板がカラー
    フィルタを備えている場合、該カラーフィルタの表面を
    平坦化する工程を有することを特徴とする液晶表示装置
    の製造方法。
  7. 【請求項7】請求項1、2、3、4、5又は6記載の液
    晶表示装置の製造方法において、 前記シール剤塗布工程では、二枚の配向膜付き基板のう
    ち一方の基板の外周側にリング状に塗布したシール剤パ
    ターンが角を有する場合、該シール剤の幅を、該角を含
    む角領域の該基板と平行な方向における該シール剤の幅
    を該角領域以外の該シール剤の幅より狭くすることを特
    徴とする液晶表示装置。
  8. 【請求項8】二枚の配向膜付き基板が向い合い、両配向
    膜間に液晶が封止されている液晶表示装置の製造工程で
    用いる治具であって、 所定の処理で硬化するシール剤を、二枚の前記配向膜付
    き基板のうち一方の基板の他方の基板と向い合う面で且
    つ外周側にリング状に塗布し、二枚の該基板を互いに重
    ね合わせて液晶セルを形成した後、一方の基板を他方の
    基板に向かって、基板全体に均一荷重を掛けて、二枚の
    該基板の配向膜相互間のギャップが目標ギャップ量にな
    るまで、該液晶セルを押圧する工程で用いる液晶表示装
    置のギャップ形成用治具において、 前記液晶セルが載置される平坦なセル支持面を有し、該
    液晶セルの重さ及び該セルに対する押圧力で実質的に変
    形しない高剛性材で形成されている第1フレームと、 前記第1フレームと向い合い且つ該第1フレームの前記
    セル支持面と対向する位置が開口している第2フレーム
    と、 前記第2フレームの前記開口を塞ぐ弾性シートと、 前記第1フレームと前記第2フレームとの間で、該第1
    フレームの前記セル支持面の回りに配され、囲った空間
    内の気密性を確保するための密封部材と、 を備え、 前記第1フレームと前記第2フレームとのうち、一方に
    は、該第1フレームと該第2フレームとの間で前記密封
    部材で囲まれた空間内の空気を排気するための排気口が
    形成されていることを特徴とする液晶表示装置のギャッ
    プ形成用治具。
  9. 【請求項9】請求項8記載の液晶表示装置のギャップ形
    成用治具において、 前記第1フレームの前記セル支持面上には、弾性シート
    が配されていることを特徴とする液晶表示装置のギャッ
    プ形成用治具
  10. 【請求項10】請求項8又は9記載の液晶表示装置のギ
    ャップ形成用治具において、 前記弾性シートの表面には、微細な凹凸が形成されてい
    ることを特徴とする液晶表示装置のギャップ形成用治具
JP1686696A 1996-02-01 1996-02-01 液晶表示装置の製造方法、及びこれに用いる治具 Pending JPH09211472A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1686696A JPH09211472A (ja) 1996-02-01 1996-02-01 液晶表示装置の製造方法、及びこれに用いる治具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1686696A JPH09211472A (ja) 1996-02-01 1996-02-01 液晶表示装置の製造方法、及びこれに用いる治具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09211472A true JPH09211472A (ja) 1997-08-15

Family

ID=11928146

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1686696A Pending JPH09211472A (ja) 1996-02-01 1996-02-01 液晶表示装置の製造方法、及びこれに用いる治具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09211472A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001318384A (ja) * 2000-03-03 2001-11-16 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 液晶表示装置
JP2010085712A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Sekisui Chem Co Ltd 液晶表示素子用シール剤及び液晶表示素子
JP2021001926A (ja) * 2019-06-20 2021-01-07 株式会社ジャパンディスプレイ 表示装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001318384A (ja) * 2000-03-03 2001-11-16 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 液晶表示装置
JP2010085712A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Sekisui Chem Co Ltd 液晶表示素子用シール剤及び液晶表示素子
JP2021001926A (ja) * 2019-06-20 2021-01-07 株式会社ジャパンディスプレイ 表示装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6222603B1 (en) Method of manufacturing liquid crystal display device with a double seal
TW520458B (en) Substrate bonding method, bonding device, and method for manufacturing LCD monitor using same
JP3024609B2 (ja) 液晶表示素子セルの封孔装置
JP2002341359A (ja) 液晶表示素子の製造方法及び製造装置
CN108778695A (zh) 室温结合基材的方法和设备
JPH09211472A (ja) 液晶表示装置の製造方法、及びこれに用いる治具
JPH11281988A (ja) 液晶表示素子の製造方法
CN102152598A (zh) 基板的贴合方法和装置
JPH08313917A (ja) 液晶表示素子及びその製造方法
JP2504111B2 (ja) 液晶パネルの製造方法
JPWO1997048008A1 (ja) 液晶表示装置の製造方法及び製造装置
JP2823424B2 (ja) 液晶表示素子の製造方法
US7303643B2 (en) Touchless TFT panel lamination fixture and process
JPH09160056A5 (ja)
JPH06337429A (ja) 液晶セル用のプレスおよびアラインメント装置
JP4014908B2 (ja) 液晶表示装置の製造装置及び製造方法
JP3947273B2 (ja) 液晶表示素子の製法
JPH0990378A (ja) 基板接合方法およびその装置
JP2000199911A (ja) 液晶表示装置の製造方法および製造装置
JP4355174B2 (ja) 液晶表示装置の製造方法
JPH07281141A (ja) 液晶表示装置の製造方法
KR100847809B1 (ko) 액정표시소자의 제조방법
JP2000275656A (ja) 液晶表示素子の製造方法および製造装置
JP2008147508A (ja) 基板処理装置、電子機器の製造方法、及び前記基板処理装置を用いて製造された電子機器
JP3383556B2 (ja) 液晶表示装置の製造方法