JPH09214062A - ZnSe系II−VI 族化合物半導体レーザー - Google Patents
ZnSe系II−VI 族化合物半導体レーザーInfo
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- JPH09214062A JPH09214062A JP3535096A JP3535096A JPH09214062A JP H09214062 A JPH09214062 A JP H09214062A JP 3535096 A JP3535096 A JP 3535096A JP 3535096 A JP3535096 A JP 3535096A JP H09214062 A JPH09214062 A JP H09214062A
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Abstract
導体レーザの共振器ミラーを、通常の如く結晶のへき開
を利用して作るには、特定の方位をもった単結晶基板を
求め、この上に精密に制御された良質の単結晶薄膜を成
長させることが必要だが、これらの技術は未完成で界面
における格子欠陥も多く、たとえ作ってもレーザの寿命
は短い。 【解決手段】 そこで方位に関係なく、平坦な単結晶基
板上に積層した多層膜を共振器ミラーとして利用し、基
板表面に垂直に発光する面発光レーザダイオードを作る
ことにより上記の課題を解決した。即ち、n−ZnSe
基板2上にエピタクシーとエッチングの技術を駆使し
て、中央に小さな円盤状のZnCdSe活性層7を、そ
の上方と下方に多層膜のミラー23と22を、またその
周囲に光ガイド層9とブロック層10を、さらに上下の
端面に電極18と12を形成してレーザを作る。この例
では下方のミラー22を通して出力光を得ている。
Description
青緑色領域から青色領域まで発光可能なII-VI族化合物
半導体レーザーに関する。
を有する半導体レーザー(レーザーダイオード)として
はセレン化亜鉛系II-VI 族化合物半導体レーザーがIII-
V 族化合物では困難な波長範囲をカバーする意味から有
望視されている。既にZnCdSe/MgZnSSe系
では510nm付近において数時間の室温連続発振が報告
されている(特開平7−507423号、特開平7−2
40561号、特開平7−263347号、特開平7−
273054号、特開平7−263372号などの各公
報)。
As基板上に作製されており、その断面構造は例えば図
3に示す通りである。
1上にn型GaAsバッファ層3、n型ZnSeバッフ
ァ層4、n型MgZnSSeクラッド層5、n型ZnS
Se光ガイド層6を成長後、ZnCdSe活性層7を成
長し、その上にp型ZnSSe光ガイド層8、p型Mg
ZnSSeクラッド層11を成長し、さらにp型ZnS
/ZnSSe超格子層12、p型ZnSe層13を成長
した後、さらにp型ZnSe/ZnTe傾斜組成層1
4、p型ZnTeコンタクト層16を成長してから、ス
パッタ法で幅10μm、700μmピッチのSiO2 マ
スクを作り、SBWエッチング液を用いてメサストライ
プエッチングを行った後、分子線エピタキシャル(MB
E)法によりn型ZnSeブロック層15を再成長させ
た後、SiO2 をリフトオフして、p側にはPd/Pt
/Au電極18、n側にはIn電極19をそれぞれ作製
したZnSe系電流狭窄型半導体レーザー(レーザーダ
イオード)である。
成が行われる理由としては、結晶構造が閃亜鉛鉱型であ
り、(110) 方位にへき開することで共振器が容易に作製
できるためである。
な従来技術においては、GaAs基板とセレン化亜鉛系
化合物半導体とのエピタキシャル界面に多数の積層欠陥
が発生し、この欠陥は活性層の劣化を引き起こし、素子
の寿命を短くするという問題があった。
(1)GaAs基板上にGaAsバッファ層をエピタキ
シャル成長させ、このバッファ層上にセレン化亜鉛系化
合物半導体をエピタキシャル成長させる方法が提案され
ている。また(2)GaAs基板上にZnSe/ZnS
Se(膜厚3.2nm/2.6nm)の超格子をバッファ層
として約0.1μm成長させ、このバッファ層上にセレ
ン化亜鉛系化合物半導体を成長させる等が提案されてい
る。
セレン化亜鉛系化合物半導体においても105 〜107
cm-2程度の積層欠陥が存在するため、素子の寿命はせい
ぜい数時間程度であった。
ン化亜鉛系化合物半導体を成長させ、レーザー素子を作
製する試みもなされているが、基板となるZnSe単結
晶は成長時に方位制御が困難なため、(100) 方位を有す
る良質なバルク結晶が入手できないのでZnSe基板上
でのレーザー素子の検討はあまり行われていない。
したレーザー共振器ミラー作製を必要としないで、基板
の方位に左右されることなく、ZnSe結晶基板上に形
成した青緑から青色領域まで発光可能なZnSe系化合
物半導体レーザーを提供することにある。
達成すべく研究の結果、(100) 面以外の方位を有するZ
nSe単結晶基板上に、ダブルヘテロ接合構造のZnS
e系化合物半導体からなる多層膜でレーザーダイオード
を作製し、活性層を含む多層膜を向かい合う多重反射鏡
で挟んだ構造にしてレーザー光を基板裏面に開けた穴か
ら取り出すか、もしくは基板上に活性層を含む多層膜を
成長させて電流狭窄型ダイオードを形成し、これを切断
してレーザーチップを作製し、切断された向い合う端面
に形成した多重反射鏡により共振器を構成して、レーザ
ー光を基板に平行方向に取り出すようにすれば、基板の
方位に左右されることなくZnSe系レーザーダイオー
ドを作製できることを見いだし本発明に到達した。
基板上に成長させたZnSe系II-VI族化合物半導体レ
ーザーであって、活性層となるZnCdSe層をその禁
制帯幅よりも大きな禁制帯幅を有する層で挟んでダブル
ヘテロ接合層を構成し、さらに該接合層を挟んで互いに
向い合う多重反射膜の間で共振器を構成し、該基板に対
して垂直な方向にレーザー光を出力するようにしたこと
を特徴とする面発光型ZnSe系II-VI 族化合物半導体
レーザー;第2に、ZnSe単結晶基板上に成長させた
ZnSe系II-VI 族化合物半導体レーザーであって、(1
11) 方位もしくは(111) 方位より20°以内の範囲で傾
斜させた方位または(211) ないし(311)方位を有するZ
nSe基板上に直接もしくはZnSeバッファ層を介在
させて、活性層をクラッド層で挟んだダブルヘテロ接合
層を形成した後、レーザーチップに切断し、その向い合
う端面に形成した多重反射膜により共振器を構成し、該
基板に対して水平方向にレーザー光を出力するようにし
たことを特徴とする電流狭窄型ZnSe系II-VI 族化合
物半導体レーザー;第3に、前記ZnSe結晶基板が回
転双晶を含んだZnSe結晶である上記第1または第2
記載のZnSe系II-VI 族化合物半導体レーザーを提供
するものである。
11) ないし(311) 面を有するZnSe単結晶基板上にZ
nSe系化合物半導体の多層膜をエピタキシャル成長さ
せレーザーダイオードを形成し、基板の裏面に開けた穴
の部分およびその向い合う部分に反射鏡を設けることに
より、基板に垂直な方向に共振器を構成するので、へき
開によるミラー共振器を必要とせず、したがって基板の
方位に左右されることなくレーザーダイオードを形成で
きる。
等の等価面を有するZnSe単結晶基板上にZnSe系
化合物半導体の多層膜をエピタキシャル成長させレーザ
ーダイオードを形成し、これを切断することによりレー
ザーチップを作製しこの切断された向い合う端面に多重
反射鏡を形成しこの対向する反射鏡により共振器を構成
するので、基板に対して平行方向にレーザー光を出力す
ることができる。
°以内の範囲で傾斜させた方位を有する面を含んでい
る。
基板を用いて形成した面発光レーザーダイオードの構造
を示す断面図であって、この図を参照して以下説明す
る。
ー(MBE)法によって行い、使用した基板は高圧溶融
法により成長したZnSe単結晶を(111) 方位に切り出
したものであり、基板は有機洗浄後、過マンガン酸によ
る鏡面エッチングを行った後、イソプロピルアルコール
内に保管した。
り取り出し、Mo板にIn半田で接合して10-10 Torr
に真空排気されたMBE装置の成長室に導入した。
e/H2 (混合比1:14)の混合ガスを用いてプラズ
マエッチングを行った。
度を300℃として、n型ZnSeバッファ層4を10
0nm形成したが、この時のZnとSeの分子線強度比
(Zn/Se)は約4とした。さらにn型MgZnSS
eクラッド層5を800nm成長した後、ZnCdSe活
性層7を7nm成長した。
e活性層7上部にフォトリソグラフにより直径500μ
mの穴を開けたマスクを作り、さらにスパッタ法により
マスク開口部に約100nmのSiO2 膜を形成した後、
マスクを溶解除去した。
SBWエッチング液(飽和ブロム水:水:リン酸が2c
c:15cc:1cc)により約30秒エッチングを行い活
性層7およびn型MgZnSSeブロック層10の約半
分の厚さまで除去した。
残渣を取り除いた後、MBE法によりp型MgZnSS
eブロック層9、n型MgZnSSeブロック層10を
各々5nm再成長した。
り出し、フッ酸によりSiO2 マスクを除去し洗浄を行
った後、MBE法によりp型MgZnSSeクラッド層
11、p型ZnSe/ZnTe傾斜組成層14を成長さ
せた。
円形活性層上部に直径1.5mmのレジストマスクを形成
し、スパッタ法により100nmのSiO2 絶縁膜17を
形成した。
波を加えることにより、レジストとSiO2 膜を壊解、
除去し試料上のSiO2 膜に直径1.5mmの穴を開け、
p型ZnSe/ZnTe傾斜組成層14を露出させ、さ
らにこのp型ZnSe/ZnTe層にレジストをマスク
としてSBWエッチング液により直径700μmの穴を
開けp型MgnSSeクラッド層11を露出させた。こ
の露出部に反射率99.5%のp側SiO2 /TiO2
多層ミラー23をスパッター法により形成し、その上部
を電子線蒸着法でPd/Pt/Auの3層膜を蒸着して
p側Pd/Pt/Au電極18とした。
直径3mmの円形マスクを形成し、これに電子線蒸着法に
よりTi/Pt/Auの3層膜を蒸着してn側Ti/P
t/Au電極20とした。
i/Pt/Au電極をマスクとしてSBWエッチング液
で基板2をエッチング除去した。この際、基板表面をガ
ラス板にレジストで固定することにより、表面、側面が
エッチングされることを防いだ。
型MgZnSSeクラッド層5を過マンガン酸により鏡
面エッチングを行った後、n側SiO2 /TiO2 多層
ミラー22をスパッタ法により形成した。
され、面発光型レーザーダイオードを得た。なお、本レ
ーザーダイオードの作製において、各層の伝導性制御
は、n型伝導層においてはZnCl2 を原料として塩素
をドーピングした。また、p型伝導層においてはチッ素
ガスをプラズマ放電させて、チッ素をドーピングした。
e基板を用いたストライプレーザーダイオードの構造を
示す断面図であって、この図を参照して以下説明する。
BE法により行い、基板洗浄、基板の超高真空チャンバ
ーへの導入および酸化膜除去は実施例1に示した手順に
従った。
たn型ZnSe基板2は基板温度を280℃に保持し、
その上にn型ZnSeバッファ層4を100nm形成した
後、n型MgZnSSeクラッド層5を800nm、n型
ZnSSe光ガイド層6を100nm成長し、約7nm厚の
ZnCdSe活性層7を成長した。
を100nm、p型MgZnSSeクラッド層11を60
0nm成長させ、さらにp型ZnSe/ZnSSe超格子
層12、p型ZnSe層13を成長した後さらにp型Z
nSe/ZnTe傾斜組成層14、p型ZnTeコンタ
クト層16を成長させた。各層の伝導性制御は実施例1
の場合と同様にn型伝導層には塩素を、p型伝導層には
チッ素をドーパントとした。
0μm、700μmのピッチのマスクを用いスパッタ法
でSiO2 マスクを作り、SBWエッチング液でメサス
トライプエッチングを行い、次いでMBF法により、n
型ZnSeブロック層15再成長後、SiO2 をリスト
オフして、電流狭窄型ダイオードを形成した。
により約700μm角に切断してレーザーチップとし
た。
め、ウェハの上下面をレジストにてコーティングし、過
マンガン酸にて約1分エッチングを行った。その後、実
施例1に示した多層反射鏡(SiO2 /TiO2 多層ミ
ラー21)をストライプ端に作製し共振器とした。
Pd/Pt/Au電極18、n層側にはTi/Pt/A
u電極20を作製した。
ダイオードについて、結晶欠陥密度(EPD)を測定し
たところ103〜5cm-2であった。また室温パルス電流注
入下での発振波長は470nmであった。
んだセレン化亜鉛結晶から切り出した(711) 面基板上
に、実施例2に示した手順によりレーザーダイオードを
試作したところ、実施例2で得られたのと同一の結果を
得た。
実施例2と同様の方法によりレーザーダイオードを作製
した。次にウェハを(110) 方向にへき開してレーザーチ
ップに加工した。得られたレーザーダイオードの結晶欠
陥密度(EPD)は105〜7cm-2であった。また室温パ
ルス注入下での発振波長は530nmであった。
された良質なZnSe単結晶基板が得られないため、へ
き開を利用した共振器ミラーの作製が困難であったのに
対し、本発明によるZnSe系II-VI 族化合物半導体レ
ーザーによれば、共振器ミラーの作製にへき開を利用せ
ず、面発光方式レーザーもしくは多層反射膜(多層ミラ
ー)を利用した電流狭窄型(ストライプ型)レーザーで
あるので、従来の(100)方位を有するGaAs基板上に
成長したレーザーダイオードに比べ、短波長な発振特性
を有するレーザーが提供できる。
るZnSe基板を用いて形成した面発光レーザーダイオ
ードの構造を示す断面図である。
るZnSe基板を用いて形成したストライプレーザーダ
イオードの構造を示す断面図である。
従来のレーザーダイオードの構造を示す断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 ZnSe単結晶基板上に成長させたZn
Se系II-VI 族化合物半導体レーザーであって、活性層
となるZnCdSe層をその禁制帯幅よりも大きな禁制
帯幅を有する層で挟んでダブルヘテロ接合層を構成し、
さらに該接合層を挟んで互いに向い合う多重反射膜の間
で共振器を構成し、該基板に対して垂直な方向にレーザ
ー光を出力するようにしたことを特徴とする面発光型Z
nSe系II-VI 族化合物半導体レーザー。 - 【請求項2】 ZnSe単結晶基板上に成長させたZn
Se系II-VI 族化合物半導体レーザーであって、(111)
方位もしくは(111) 方位より20°以内の範囲で傾斜さ
せた方位または(211) ないし(311) 方位を有するZnS
e基板上に直接もしくはZnSeバッファ層を介在させ
て、活性層をクラッド層で挟んだダブルヘテロ接合層を
形成した後、レーザーチップに切断し、その向い合う端
面に形成した多重反射膜により共振器を構成し、該基板
に対して水平方向にレーザー光を出力するようにしたこ
とを特徴とする電流狭窄型ZnSe系II-VI 族化合物半
導体レーザー。 - 【請求項3】 前記ZnSe結晶基板が回転双晶を含ん
だZnSe結晶である請求項1または2記載のZnSe
系II-VI 族化合物半導体レーザー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3535096A JPH09214062A (ja) | 1996-01-30 | 1996-01-30 | ZnSe系II−VI 族化合物半導体レーザー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3535096A JPH09214062A (ja) | 1996-01-30 | 1996-01-30 | ZnSe系II−VI 族化合物半導体レーザー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09214062A true JPH09214062A (ja) | 1997-08-15 |
Family
ID=12439423
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3535096A Pending JPH09214062A (ja) | 1996-01-30 | 1996-01-30 | ZnSe系II−VI 族化合物半導体レーザー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09214062A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014192419A (ja) * | 2013-03-28 | 2014-10-06 | Toyohashi Univ Of Technology | 窒化物半導体発光素子およびその製造方法 |
-
1996
- 1996-01-30 JP JP3535096A patent/JPH09214062A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014192419A (ja) * | 2013-03-28 | 2014-10-06 | Toyohashi Univ Of Technology | 窒化物半導体発光素子およびその製造方法 |
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