JPH09224417A - 作業車の補助装置 - Google Patents

作業車の補助装置

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JPH09224417A
JPH09224417A JP8039218A JP3921896A JPH09224417A JP H09224417 A JPH09224417 A JP H09224417A JP 8039218 A JP8039218 A JP 8039218A JP 3921896 A JP3921896 A JP 3921896A JP H09224417 A JPH09224417 A JP H09224417A
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JP
Japan
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image
work area
planting
machine
coordinate axis
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JP8039218A
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English (en)
Inventor
Muneyuki Kawase
宗之 河瀬
Yuichi Yamazaki
祐一 山崎
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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  • Guiding Agricultural Machines (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮像方向が変動した場合にも、処理済作業領
域の列方向と機体移動方向の各検出を適正・迅速に行
い、その処理済作業領域の列方向に対する走行状態を画
面表示し、処理済作業領域の列方向に沿って自動走行さ
せ、対地速度と走行速度との偏差(つまりスリップ)の
情報により作物を適正間隔で植付ける。 【解決手段】 撮像手段S1の撮像画像が画面鉛直方向
に沿う軸芯周りに回転された各回転位置において、機体
横幅方向に沿う画面座標軸の各位置における機体前後方
向に沿う画面座標軸全幅に亘っての処理済作業領域Tの
各存在量のうちの極大値が最大となる回転位置に対応す
る方向を処理済作業領域Tの列方向とし、上記処理済作
業領域の列方向に対応する回転位置において、設定移動
時間又は移動距離毎に連続して撮像された両撮像画像間
において、処理済作業領域Tの存在量分布が機体横幅方
向及び機体前後方向に沿う各画面座標軸方向へ移動した
各移動量に基づいて機体移動方向を判別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、未処理作業地と、
処理済作業領域が未処理作業地との境界の長手方向に沿
って間隔を隔てる列状で、且つ、その処理済作業領域の
列が境界の長手方向と交差する方向に間隔を隔てて複数
列並ぶように形成されている処理済作業地との境界に沿
って走行する作業車に、機体横幅方向に並ぶ前記複数列
の処理済作業領域を機体前後方向の所定範囲に亘って捉
える画面にて撮像する撮像手段と、その撮像手段にて少
なくとも前記処理済作業領域を撮像した撮像画像情報に
基づいて前記処理済作業領域の列方向を検出する列方向
検出手段と、前記撮像手段にて少なくとも前記処理済作
業領域を撮像した撮像画像情報に基づいて機体移動方向
を検出する移動方向検出手段とが設けられた作業車の補
助装置に関し、さらに、上記検出された処理済作業領域
の列方向に対する機体移動方向の変位状態を表示する走
行状態表示と、処理済作業領域の列方向に沿って機体を
自動走行させるための走行制御と、処理済作業領域とし
ての作物を適正間隔で植付けるための植付け制御とを行
う作業車の補助装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記作業車の補助装置において、処理済
作業領域の列方向及び機体移動方向の検出では、例え
ば、植付け作業車(田植え機等)を既植作業地(処理済
作業地に相当)と未植作業地(未処理作業地に相当)と
の境界に沿って走行させながら、処理済作業領域として
の作物の苗を既植作業地に隣接させて設定間隔で植え付
ける際の制御情報として上記苗の列方向を検出するため
に、テレビカメラ等の撮像手段の撮像画面の所定方向
(例えば画面上下方向)を機体前後方向に一致するよう
に調整・固定した状態で、撮像画面内で各苗に対応して
抽出した画像領域をハフ変換等を利用した直線近似や曲
線近似処理にて結ぶようにして苗列の方向に対応する線
分を求めるとともに、この苗列方向と機体前後方向に対
応する画面方向との変位角によって、苗列方向に対する
機体移動方向の向きを検出するようにしていた(例え
ば、特開平6‐149362号公報参照)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術(例えばハフ変換等)では、処理済作業領域に対
応する画像領域を構成する各画素について、他の画像領
域の画素とを結ぶように多数の直線を引きながら、それ
らの直線のうちで最も頻度の高いものを苗列の方向とし
て求める処理に長い時間がかかるために、作物列の方向
検出が迅速にできないという不具合があり、さらに、上
記従来技術では、予め撮像画面の所定方向(画面上下方
向等)が機体前後方向に一致するように撮像手段を機体
に取りつけた状態が保持されることを前提としている
が、例えば走行中の振動等によって撮像手段の機体への
取り付け機構が緩んで撮像方向が変動すると、苗列方向
の検出及び機体移動方向の検出が不正確になり、その結
果、機体を苗列方向に沿って適正な状態で走行させるこ
とができないという不具合があった。
【0004】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、上記従来技術の不具合を解消す
べく、処理済作業領域の列方向を迅速に検出できるよう
にするとともに、例えば撮像手段の機体への取り付け機
構が緩んで撮像方向が変動した場合であっても、処理済
作業領域の列方向と機体移動方向の各検出を適正に行
い、その検出情報に基づいて機体移動方向の処理済作業
領域の列方向に対する走行状態を手動操縦している作業
者が判断できるように画面表示したり、処理済作業領域
の列方向に沿って機体を自動走行させるように走行制御
したり、あるいは、対地速度を検出してその対地速度と
走行装置の走行速度との偏差(つまりスリップの程度)
の情報を使って処理済作業領域としての作物を機体進行
方向に適正な植付け間隔で植付けできるようにすること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の構成によれ
ば、複数列の処理済作業領域が、未処理作業地と処理済
作業地との境界の長手方向に沿って間隔を隔て且つその
境界の長手方向と交差する方向に間隔を隔てて並ぶよう
に形成され、上記境界に沿って走行する作業車側の撮像
手段によって、その機体横幅方向に並ぶ複数列の処理済
作業領域を機体前後方向の所定範囲に亘って捉える画面
にて少なくともその複数列の処理済作業領域を撮像した
撮像画像を、画面鉛直方向に沿う軸芯周りに設定角度間
隔で回転させ、その設定角度間隔で回転された各回転位
置の撮像画像において、機体横幅方向に沿う画面座標軸
の各位置における機体前後方向に沿う画面座標軸全幅に
亘っての処理済作業領域の各存在量のうちの極大値を求
めて、上記各回転位置のうちで前記存在量の極大値が最
大となる回転位置に対応する方向を前記処理済作業領域
の列方向とし、さらに、上記撮像画像をこの処理済作業
領域の列方向に対応する位置に回転させた状態で設定移
動時間又は移動距離毎に連続して撮像した両撮像画像間
において、機体横幅方向に沿う画面座標軸の各位置にお
ける機体前後方向に沿う画面座標軸全幅に亘っての処理
済作業領域の存在量分布が機体横幅方向に沿う画面座標
軸方向へ移動した移動量と、機体前後方向に沿う画面座
標軸の各位置における機体横幅方向に沿う画面座標軸全
幅に亘っての処理済作業領域の存在量分布が機体前後方
向に沿う画面座標軸方向へ移動した移動量とを求めて、
この両移動量に基づいて機体移動方向を判別する。
【0006】従って、機体横幅方向に沿う画面座標軸の
各位置毎に、画面内の処理済作業領域の情報を機体前後
方向の画面座標軸全幅に亘って加算して処理済作業領域
の存在量を求めて、その各存在量うちの極大値の判別及
びその各極大値のうちの最大値の判別という比較的簡単
な演算処理によって、処理済作業領域の列方向検出がで
きるので、従来のように(例えばハフ変換)、画面内の
処理済作業領域に対応する各画素同士を直線で結び、そ
の多数の直線のうちで最も確度の高いものを判別すると
いうような複雑な画像処理が不要となって、処理済作業
領域の方向検出が迅速にでき、同時に、機体の移動に伴
って上記処理済作業領域の存在量の機体横幅方向に沿う
画面座標軸方向での分布と機体前後方向に沿う画面座標
軸方向での分布とが各画面座標軸方向へ移動した移動量
から機体移動方向を判別するので、従来のように、機体
前後方向と一致させた撮像画面内での処理済作業領域の
並び方向を判別して機体移動方向を判別するものでは、
例えば撮像手段の機体への取り付け機構が緩んで撮像方
向が変動した場合には、機体移動方向を適正に検出でき
ないのに比べて、そのような場合でも機体移動方向の検
出が適正にできる作業車の補助装置が得られる。
【0007】請求項2の構成によれば、請求項1におい
て、間隔を隔てて列状に並ぶ処理済作業領域を含む作業
地を斜め下向きに撮像した撮像手段の撮像画像が、鉛直
下向きに撮像した状態の画像に変換され、その変換後の
撮像画像情報に基づいて処理済作業領域の列方向及び機
体移動方向が検出される。
【0008】従って、作業地を斜め下向きに撮像する場
合の画像歪みを補正して画像処理を適正に行いながら、
作業地を斜め下向きに撮像することで鉛直下向きの撮像
画像に比べてより広い範囲の処理済作業領域の画像情報
を得て、その多くの処理済作業領域の情報に基づいて処
理済作業領域の列方向及び機体移動方向の各検出の確度
を高めることができ、もって、請求項1の構成の好適な
手段が得られる。
【0009】請求項3の構成によれば、請求項1又は2
において、処理済作業領域の列方向に対する機体移動方
向の変位を示す画像と、撮像画像とが、画像表示手段の
同一画面上に表示される。
【0010】従って、例えば作業車を手動で操縦する作
業者が、実際の作業地の状態を肉眼で見て処理済作業領
域の列方向に対する機体移動方向の変位状態を判断する
のに比べて、表示画面上において作業地の撮像画像に重
ねて表示された上記変位の画像から容易且つ的確に走行
状態を判断できて、機体を上記境界に沿って適切な状態
で走行するように手動操向させる際に好適な作業車の走
行状態表示が可能となり、もって、請求項1又は2の構
成の好適な手段が得られる。
【0011】請求項4の構成によれば、請求項1、2又
は3において、処理済作業領域の列方向に対する機体移
動方向の変位情報に基づいてその変位を零にするように
走行装置が自動的に操向操作されて、作業車が上記処理
済作業領域の列方向つまり未処理作業地と処理済作業地
との境界に沿って走行する。
【0012】従って、例えば、作業者が手動の操向操作
にて機体を境界に沿って走行させている場合に、例えば
他の作業(植付け作業車における苗補給等)を行うため
に操縦用のハンドル等から一時的に手を放しても、機体
は境界に沿って自動走行することになり、もって、作業
性に優れた請求項1、2又は3の構成の好適な手段が得
られる。
【0013】請求項5の構成によれば、請求項1、2、
3又は4において、機体進行方向に設定植付け間隔を隔
て且つ機体横幅方向に設定植付け幅を隔てる状態で、処
理済作業領域を形成するように、走行装置の走行速度に
比例する設定植付け速度で植付け装置を作動させて複数
個の作物が植え付けられた未処理作業地としての未植作
業地が、設定移動時間毎又は移動距離毎に撮像され、そ
の連続して撮像した両画像間において、上記作物の存在
量分布の機体横幅方向に沿う画面座標軸方向及び機体前
後方向に沿う画面座標軸方向での各移動量に基づいて対
地速度が求められ、走行装置の走行速度が上記対地速度
よりも速い場合には、上記設定植付け速度を減速側に補
正し、走行速度が対地速度よりも遅い場合には上記設定
植付け速度を増速側に補正する。
【0014】従って、上記移動方向検出における画像処
理の構成をそのまま利用しながら、機体の対地速度を検
出してその対地速度と走行装置の走行速度との偏差つま
りスリップ量を判断して、その偏差に応じて作物の植付
け速度を制御することで、作物を機体進行方向に適正な
植付け間隔で植付けることができ、もって、請求項1、
2、3又は4の構成の好適な手段が得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の作業車の補助装置
を、圃場内を走行しながら作物の植付け作業を行う植付
け作業車に適用した場合について、図面に基づいて説明
する。
【0016】図1及び図2に示すように、操向操作自在
な走行装置としての前輪1F及び後輪1Rを備えた作業
車Vの機体後部側に、作物としての苗Tを圃場に植え付
ける植付け装置2が昇降自在に設けられ、作業車Vは、
未植作業地(未処理作業地に相当)と既植作業地(処理
済作業地に相当)との境界Lに沿って走行しながら、そ
の未植作業地に対して、機体進行方向に設定植付け間隔
を隔て、且つ、機体横幅方向に設定植付け幅を隔てる状
態で複数個の苗Tを植え付けて、その複数個の苗Tを処
理済作業領域として形成する植付け作業車に構成されて
いる。つまり、複数個の苗Tが上記境界Lの長手方向に
沿って間隔を隔てる列状で、且つ、その苗Tの列が境界
Lの長手方向と交差する方向に間隔を隔てて複数列並ぶ
ように形成される。
【0017】作業車Vの機体前部側に、既植作業地と未
植作業地との境界箇所に撮像方向を向けて、機体横幅方
向に並ぶ前記複数列の苗Tを機体前後方向の所定範囲に
亘って捉える画面Aにて撮像する撮像手段としてのテレ
ビカメラS1が設けられ、このテレビカメラS1は、作
業地を斜め下向きに撮像する状態で、機体横外側方に向
かって突出された支持部材4の先端部に取り付けられて
いる。又、テレビカメラS1の撮像画像をその画面鉛直
方向に沿う軸芯周りに設定角度間隔で回転させる画像回
転手段として、テレビカメラS1の撮像面をその撮像方
向に沿う軸芯周りに回転させる画像回転用モータ18
(図4参照)及び図示しない回転機構が設けられてい
る。
【0018】そして、圃場の一端側から他端側に向かう
複数個の作業行程が、機体横幅方向に平行に並ぶ状態で
設定され、各作業行程では、作業者が、後述のテレビモ
ニター13の表示画面を見ながら作業車Vを手動操向さ
せたり、あるいは、上記苗列の方向に対する機体前後方
向の変位情報に基づいて作業車Vが自動的に操向制御さ
れる。尚、作業車Vは、一行程走行する毎に圃場に対す
る走行方向が反転して、作業車Vに対する苗Tの位置が
左右反転することから、前記テレビカメラS1は、作業
車Vの左右夫々に各一個が設けられ、使用する側のテレ
ビカメラS1を後述のように切り換え制御する。図1で
は、苗Tの位置が作業車Vの左側であり、左側のテレビ
カメラS1の撮像情報が使われる。
【0019】前記作業車Vの構成について説明すれば、
図3に示すように、エンジンEの出力が変速装置5を介
して前輪1F及び後輪1Rの夫々に伝達され、変速装置
5の変速操作状態を検出する変速状態検出用ポテンショ
メータR3と、変速装置5を変速操作するための変速用
電動モータ6及び手動変速用のアクセルペダル17とが
設けられている。変速装置5の出力回転数に基づいて走
行距離及び走行速度を検出するための速度センサS2が
設けられ、この速度センサS2によって、前後輪1F,
1Rの走行速度を検出する走行速度検出手段が構成され
る。
【0020】前輪1F及び後輪1Rが、夫々油圧シリン
ダ7F,7Rによって各別にステアリング操作されるよ
うに構成され、前後輪1F,1Rのステアリング角度を
検出するステアリング角検出用ポテンショメータR1,
R2と、手動操縦用のハンドル16と、そのハンドル1
6の操作角を検出するハンドル操作角検出用ポテンショ
メータR0と、検出ステアリング角が目標ステアリング
角になるように油圧シリンダ7F,7Rを作動させる電
磁操作式の制御弁8F,8Rとが設けられている。尚、
前後輪1F,1Rを同位相で且つ同角度に操向する平行
ステアリング形式、前後輪1F,1Rを逆位相で且つ同
角度に操向する4輪ステアリング形式、前輪1Fのみを
操向する2輪ステアリング形式の三種類のステアリング
形式を、図示しない切換スイッチによって選択使用でき
るようになっている。但し、各作業行程に沿って自動走
行する時は、2輪ステアリング形式が選択される。
【0021】又、前記変速装置5の出力は、植付け速度
調整用の植付け変速装置19を介して前記植付け装置2
に伝達され、図示しない植付け爪を回転させて植付け動
作を行うロータリー式の植付け機構に対して植付け用の
動力として供給されている。植付け変速装置19は、い
わゆるベルト変速式の無段変速装置にて構成され、植付
変速モータ19aを備えている。
【0022】マイクロコンピュータ利用の制御装置12
が設けられ、この制御装置12に、前記ステアリング角
検出用ポテンショメータR1,R2、ハンドル操作角検
出用ポテンショメータR0、変速状態検出用ポテンショ
メータR3、距離センサS2、及び、自動走行モードを
起動する自動走行スイッチ15からの各信号が入力さ
れ、制御装置12からは、前記変速用電動モータ6、植
付変速モータ19a、及び、制御弁8F,8Rに対する
駆動信号が出力されている。そして、制御装置12は、
自動走行スイッチ15がオンした自動走行モードでは、
変速装置5が予め設定された設定走行速度に対応する操
作状態となるように変速用電動モータ6を駆動し、且
つ、前後輪1F,1Rが設定操舵角になるように制御弁
8F,8Rを駆動し、また、自動走行スイッチ15がオ
フした手動走行モードでは、前後輪1F,1Rがハンド
ル16にて指示された操作角になるように制御弁8F,
8Rを駆動する。尚、手動走行モードでは、上記アクセ
ルペダル17を作業者が操作して変速させる。
【0023】図4に示すように、圃場面における苗T等
から反射光は、水面等からの直接反射光が入射しないよ
うにするための偏光フィルタ及び可視光の入射を阻止す
るための可視光カットフィルタからなる光フィルタ14
を透過した後、前記テレビカメラS1に入射している。
つまり、テレビカメラS1からは、圃場面における苗T
等についての赤外光による赤外画像がアナログ画像情報
として得られる(図14(イ)参照)。尚、この画像
は、テレビカメラS1が圃場の前方側を斜め下向きに撮
像しているために、遠方側の画像ほど距離が縮んで見え
ている。
【0024】次に、前記テレビカメラS1の撮像情報を
処理して苗Tの列方向、機体移動方向及び対地速度を検
出するための画像処理手段(図3、図4のG)について
説明する。テレビカメラS1からのアナログ画像信号を
処理して苗Tに対応する苗領域Taの2値化された情報
であるデジタル画像信号(図14(ロ)参照)を出力す
るビデオ信号処理部9と、そのデジタル画像信号を予め
設定された画素密度(例えば32×32画素/1画面)
に対応した画像データとして記憶する画像メモリ11
と、画像メモリ11内の画像データを処理して、遠方側
の画像ほど距離が縮んでいる画像の歪みを補正した画像
に変換しながら上記苗Tの列方向、機体移動方向及び対
地速度を求めるとともに、ビデオ信号処理部9に対して
左右のテレビカメラS1の切換や画像取り込み信号等の
制御信号を出力する画像処理部10とが設けられてい
る。又、この画像処理部10からは、前記画像回転用モ
ータ18に対する駆動信号が出力されるとともに、前記
テレビカメラS1の撮像面の撮像方向に沿う軸芯周りの
回転角を検出する画像回転角検出用ポテンショメータR
4の検出情報が入力されている。
【0025】以上より、ビデオ信号処理部9、画像処理
部10、及び画像メモリ11を利用して、前記テレビカ
メラS1にて少なくとも複数個の苗Tを撮像した撮像画
像情報に基づいて、苗Tの列方向を検出する列方向検出
手段103と、機体移動方向を検出する移動方向検出手
段101と、対地速度検出手段105の夫々が構成され
る。具体的には、撮像画面内において複数個の苗T夫々
の画像領域に対応する複数個の苗領域Taを抽出して、
この苗領域Taの情報を処理することになる。又、画像
処理部10及び画像メモリ11を利用して、前記テレビ
カメラS1の撮像画像を鉛直下向きに撮像した状態の画
像に変換する画像変換手段104が構成される。
【0026】具体的には、前記列方向検出手段103
は、画像回転用モータ18によって設定角度間隔で回転
された各回転位置の撮像画像において、機体横幅方向に
沿う画面座標軸の各位置における機体前後方向に沿う画
面座標軸全幅に亘っての前記苗T(苗領域Ta)の各存
在量のうちの極大値を求め、前記各回転位置のうちで前
記存在量の極大値が最大となる回転位置に対応する方向
を前記苗Tの列方向とするように構成されている。
【0027】又、前記移動方向検出手段101は、前記
列方向検出手段103にて検出された前記苗Tの列方向
に対応する回転位置に前記画像回転用モータ18を作動
させた状態で、設定移動距離毎に連続して撮像された両
撮像画像間において、機体横幅方向に沿う画面座標軸の
各位置における機体前後方向に沿う画面座標軸全幅に亘
っての苗T(苗領域Ta)の存在量分布が機体横幅方向
に沿う画面座標軸方向へ移動した移動量、及び、機体前
後方向に沿う画面座標軸の各位置における機体横幅方向
に沿う画面座標軸全幅に亘っての苗T(苗領域Ta)の
存在量分布が機体前後方向に沿う画面座標軸方向へ移動
した移動量に基づいて機体移動方向を判別するように構
成されている。ここで、上記設定移動距離は、後述の図
15に示すように、苗Tのxy各方向での存在量分布を
示す波形Gh,Gvが機体移動に伴って移動したとき
に、その移動量が隣接する苗Tの間隔(xy各方向での
間隔)よりも小さい状態になるように設定され、又、移
動距離は、前記速度センサS2による走行速度の情報と
時間情報とから判断される。
【0028】又、前記対地速度検出手段105は、前記
列方向検出手段103にて検出された前記苗Tの列方向
に対応する回転位置に前記画像回転用モータ18を作動
させた状態で、前記設定移動距離毎に連続して撮像され
た両撮像画像間における、前記苗T(苗領域Ta)の存
在量分布の機体横幅方向に沿う画面座標軸方向及び機体
前後方向に沿う画面座標軸方向での各移動量に基づいて
対地速度を検出するように構成されている。
【0029】又、画像処理部10は、前記求めた苗Tの
列方向に対する機体前後方向の変位(角度ずれθs)を
判別して、その判別情報を前記制御装置12に出力する
とともに、液晶パネル等にて構成されたテレビモニター
13を表示駆動している。つまり、このテレビモニター
13が、前記列方向検出手段103にて求めた苗Tの列
方向Lに対する移動方向検出手段101にて求めた機体
移動方向Liの変位を示す画像及びテレビカメラS1の
撮像画像を同一画面上に表示する画像表示手段に対応
し、画像処理部10を利用して、上記テレビモニター1
3を表示作動させる表示制御手段102が構成されてい
る(図16参照)。
【0030】又、前記制御装置12を利用して、前記列
方向検出手段103にて求めた苗Tの列方向に対する移
動方向検出手段101にて求めた機体移動方向の変位情
報に基づいて、作業車Vが苗Tの列方向に沿って走行す
るように、前後輪1F,1Rを操向制御する走行制御手
段100が構成されている。つまり、前記角度ずれθs
が零になるように制御される。
【0031】又、前記制御装置12を利用して、苗Tが
機体進行方向に前記設定植付け間隔を隔てるように、前
後輪1F,1Rの走行速度に比例する設定植付け速度で
前記植付け装置2を作動させる植付け制御手段106と
が構成されている。具体的には、植付け制御手段106
は、前記速度センサS2及び前記対地速度検出手段10
5の検出情報に基づいて、走行速度が対地速度よりも速
い場合には前記設定植付け速度を減速側に補正し、逆
に、走行速度が対地速度よりも遅い場合には前記設定植
付け速度を増速側に補正するように構成されている。
【0032】次に、図5〜図9及び図12〜図13に示
すフローチャートに基づいて、前記制御装置12及び画
像処理手段Gの制御作動を説明しながら、その具体構成
について詳述する。制御がスタートすると、メインフロ
ー(図5)では、テレビカメラS1の情報に基づく苗列
検出処理と、移動方向及び対地速度の検出処理を行い、
次に、走行モードを判断して、手動走行モードでは走行
状態表示処理を行い、自動走行モードでは前記変位(角
度ずれθs)情報に基づく自動走行のための方向制御処
理を行い、さらに、植付け変速制御処理を行う。
【0033】苗列検出処理(図6)では、先ず、テレビ
カメラS1の撮像方向軸芯周りの回転角angを、図1
1に示すように、機体前後方向を0基準としたときの最
大角度ang maxだけ一方側(マイナス側とする)
に回転させた初期角度(−ang max)に設定して
から、テレビカメラS1の撮像画像を取り込み(図14
(イ))、この画像に対して、ノイズ除去のためのフィ
ルタ処理と、設定閾値で2値化して苗Tに対応する苗領
域Taを抽出する処理と、図14(ロ)に示すような微
小な偽の苗領域Ta’を除去するための縮体・膨張処理
を行い、さらに、前記遠近補正処理を行って、図14
(ハ)に示す苗領域Ta画像(苗領域Taの画素は1、
それ以外は0の画素値である)を得る。尚、図では、3
列状態で15個の苗領域Ta1〜15が抽出されてい
る。
【0034】次に、画面内の全画素について、図10に
示すように、機体横幅方向に対応する画面左右(x軸)
及び機体前後方向に対応する画面上下(y軸)の両方向
で画素値を度数として積算して、苗領域Taのx方向各
位置での存在量(図14(ハ)の波形Ghで示す)及び
y方向各位置での存在量(図14(ハ)の波形Gvで示
す)を求めるためのXY投影処理(図7)と、それら各
存在量のうちのx軸方向での最大度数及びy軸方向の最
大度数を夫々求める最大度数検出処理(図8)とを行
い、そのx軸方向での最大度数を回転角angにおける
x軸方向の極大値Xmax〔ang〕とし、y軸方向で
の最大度数を回転角angにおけるy軸方向で極大値Y
max〔ang〕として求める。
【0035】次に、図11に示すように、テレビカメラ
S1の回転角angをプラス側の最大角度(+ang
max)に達するまで設定角度(ang step)づ
つ増加させながら、各回転角angにおいて、上記撮像
画像の取り込みから、xy各軸方向での極大値Xmax
〔ang〕,Ymax〔ang〕を求めるフローまでを
繰り返す。そして、最後に、各回転角angにおける極
大値Xmax〔ang〕のうちの最大値を判別して、そ
の最大値に対応する上記回転角angの方向を苗Tの植
付け方向(列方向)とする植え付け方向検出処理(図
9)を行う。つまり、この極大値Xmax〔ang〕が
最大になる回転角angの位置では、図14(ニ)に示
すように、画面内の複数個の苗領域Taがxy各方向に
沿って整列する状態になり、そのxy各方向での存在量
の波形Gh,Gvに、苗Tが存在するピーク位置(存在
量最大)と苗Tが存在しない位置(存在量最小)とが最
大のコントラストで表示されることになる。
【0036】XY投影処理(図7)では、積算用レジス
ターXdeg〔x〕及びYdeg〔y〕の値をクリアし
てから、図10に示すように、画面の左上端の座標軸の
原点(0,0)に位置する画素から出発して、先ず、y
=0のx軸に沿うライン上の画素(x=0〜31〔x
max〕)の値dataを画面左端から右端に向かって
順次調べて、画素値が1であれば、その画素のx座標値
に対応する積算用レジスターXdeg〔x〕及びそのy
座標値(y=0)に対応する積算用レジスターYdeg
〔0〕の各値を1つ加算し、画素値が0であれば、上記
積算は行わない。以下、同様にして、y=1〜31〔y
max〕の各x軸に沿うライン上の画素の値data
を画面左端から右端に向かって順次調べて、画素値が1
である場合だけ、その画素のx座標値に対応する積算用
レジスターXdeg〔x〕及びそのy座標値に対応する
積算用レジスターYdeg〔y〕の各値を1つ加算する
処理を繰り返す。
【0037】最大度数検出処理(図8)では、最大度数
用レジスターXmax及びYmaxの値をクリアしてか
ら、先ず、x方向での前記積算用レジスターXdeg
〔x〕の各値をx=0から31〔x max〕まで、x
方向での最大度数用レジスターXmaxの値と順次比較
して、Xdeg〔x〕の値がXmaxの値よりも大きい
場合だけ、その積算用レジスターXdeg〔x〕の値で
最大度数用レジスターXmaxの値を置き換える。次
に、上記と同様にして、y方向での前記積算用レジスタ
ーYdeg〔y〕の各値をy=0から31〔y ma
x〕まで、y方向での最大度数用レジスターYmaxの
値と順次比較して、Ydeg〔y〕の値がYmaxの値
よりも大きい場合だけ、その積算用レジスターYdeg
〔y〕の値で最大度数用レジスターYmaxの値を置き
換える。尚、上記各最大度数用レジスターXmax及び
Ymaxの最終の値が、夫々その回転角angにおける
前記極大値Xmax〔ang〕及びYmax〔ang〕
に相当する。
【0038】植え付け方向検出処理(図9)では、最大
値レジスターMAX、及び、最大値のときの回転角記憶
用の回転角レジスターmax angの各値をクリア
し、回転角angをマイナス側の最大角度(−ang
max)に設定してから、各設定回転角度位置での前記
x軸方向での極大値Xmax〔ang〕を上記最大値レ
ジスターMAXの値と順次比較して、極大値Xmax
〔ang〕の値が最大値レジスターMAXの値よりも大
きい場合だけ、その極大値Xmax〔ang〕の値で最
大値レジスターMAXの値を置き換えるとともに、その
ときの回転角angの値を回転角レジスターmax a
ngに記憶する処理を、回転角angがプラス側の最大
角度(+ang max)になるまで繰り返す。そし
て、最後に回転角レジスターmax angに記憶され
ている回転角angの方向を、苗Tの植付け方向(列方
向)とする。
【0039】移動方向検出及び対地速度検出処理(図1
2)では、図15に示すように、テレビカメラS1の撮
像方向軸芯周りの回転角angを画面上下方向(y方
向)が上記苗Tの植付け方向(列方向)に一致するよう
に固定した状態で、設定距離を走行する毎にテレビカメ
ラS1の撮像画像を取り込み、この連続する画像(以
下、先に取り込んだ画像g1に1、後で取り込んだ画像
g2に2を付記して区別する)に対して、前記苗列検出
処理と同様に、フィルタ処理、2値化処理、微小領域除
去処理、遠近補正処理、及びXY投影処理を行う。そし
て、上記XY投影処理にて得られたxy各座標軸方向の
積算用レジスターXdeg1〔x〕,Xdeg2〔x〕
(x=0〜31)、及びYdeg1〔y〕,Ydeg2
〔y〕(y=0〜31)の値を使ってxy各座標軸方向
に離間距離を変えながら相関度を計算して、その相関度
が最大となる離間距離によって、連続する両画像間にお
けるxy各座標軸方向での存在量分布(波形Gh,G
v)の移動量つまりずれ量を求めるずれ検出処理を行
い、そのずれ量に基づいて、機体の移動方向と対地速度
とを判別する。
【0040】上記ずれ検出処理(図13)では、先ず、
上記xy各方向での離間距離dx,dyと、xy各方向
での相関度の最大値を記憶するための最大値レジスター
XMAX,YMAXと、相関度が最大のときの上記離間
距離dx,dyを記憶する離間距離レジスターΔXde
g,ΔYdegの各値をクリアしてから、x方向におい
て離間距離dxの条件で積算用レジスターXdeg1
〔x〕とXdeg2〔x+dx〕(x=0〜31)との
間の相関度Xintを計算して、その相関度Xintが
最大値レジスターXMAXの値よりも大きい場合だけ、
その相関度Xintの値で最大値レジスターXMAXの
値を置き換えるとともに、そのときの離間距離dxの値
を離間距離レジスターΔXdegに記憶し、離間距離d
xの値を1増加させる。同様に、y方向において離間距
離dyの条件で積算用レジスターYdeg1〔y〕とY
deg2〔y+dy〕(y=0〜31)との間の相関度
Yintを計算して、その相関度Yintが最大値レジ
スターYMAXの値よりも大きい場合だけ、その相関度
Yintの値で最大値レジスターYMAXの値を置き換
えるとともに、そのときの離間距離dyの値を離間距離
レジスターΔYdegに記憶し、離間距離dyの値を1
増加させる。そして、上記のxy両方向での処理を、各
離間距離dx,dyが設定最大離間距離maxdx,m
axdyに達するまで繰り返す。そして、最後に各離間
距離レジスターΔXdeg,ΔYdegに記憶されてい
る距離dx,dyの値が、画面横方向及び縦方向での機
体の移動に伴う苗Tの移動量を示す。
【0041】そして、上記xy各方向での移動量を示す
距離dx,dyを二次元の各ベクトル成分としてベクト
ル合成して機体移動方向を判別し、さらに、テレビカメ
ラS1の画面と実際の地表面との倍率が判っているの
で、画面内でベクトル合成して求めた移動距離に上記倍
率を掛けて地表面での走行距離が求まり、その走行距離
を撮像時間間隔で割って対地速度が判別されることにな
る。
【0042】次に、植付け変速制御(図17)では、走
行速度から対地速度を引き、その速度差Δvが不感帯内
であればそのままフローを終え、速度差Δvが不感帯外
であってプラスの場合には、植付け速度を減速側に補正
し、速度差Δvが不感帯外であってマイナスの場合に
は、植付け速度を増速側に補正する。
【0043】そして、図16に示すように、前記テレビ
モニター13の画面に、上記求めた苗Tの列方向に対応
する直線Lnと、機体の移動方向に対応する直線Liを
表示し、さらに、その両線がなす角度を、苗Tの列方向
に対する機体移動方向の変位(角度ずれθs)として示
す。
【0044】一方、作業車Vを苗列の方向に沿うように
方向制御して自動走行させる場合には、前記傾き角θs
を零に近づけるように、2輪ステアリング形式で操向操
作することになる。尚、作業車Vが作業行程の終端部に
達したか否かは、撮像画面内での苗領域Taの画素の積
算値が設定値以下になったときに、苗Tが存在しない行
程終端部に達したと判断し、自動停止する。
【0045】〔別実施形態〕上記実施形態では、処理済
作業領域(苗T)の列方向を求めるのに、機体横幅方向
に沿う画面座標軸の各位置における苗Tの存在量のみを
使ったが、機体横幅方向及び機体前後方向の各方向に沿
う画面座標軸の各位置における苗Tの存在量を使うよう
にしてもよい。つまり、この場合は、前記列方向検出手
段103は、画像回転手段(つまり画像回転用モータ1
8)によって設定角度間隔で回転された各回転位置の撮
像画像において、機体横幅方向に沿う画面座標軸の各位
置における機体前後方向に沿う画面座標軸全幅に亘って
の苗Tの各存在量のうちの極大値、及び、機体前後方向
に沿う画面座標軸の各位置における機体横幅方向に沿う
画面座標軸全幅に亘っての苗Tの各存在量のうちの極大
値を夫々求め、前記各回転位置のうちで前記両極大値が
最大となる回転位置に対応する方向(例えば、その平均
の方向)を前記苗Tの列方向として求める。
【0046】上記実施形態では、撮像手段としてテレビ
カメラS1を用いて可視光をカットした赤外線による撮
像画像を得て、その赤外線画像を2値化して作物(苗
T)に対応する画像領域Taを抽出するようにしたが、
例えば、三原色R,G,Bのカラー画像情報を出力する
カラー式のテレビカメラを用い、そのカラー画像におい
て作物と背景(泥田)との色の違いによって作物に対応
する画像領域Taを抽出し、それに基づいて、方向検出
等の各処理を行うようにしてもよい。
【0047】上記実施形態では、撮像手段(テレビカメ
ラS1)が、境界付近の処理済作業領域(苗T)と未処
理作業地とを含む範囲を撮像しているが、境界よりも処
理済作業地内において処理済作業領域(苗T)のみを撮
像してもよい。
【0048】上記実施形態では、撮像手段(テレビカメ
ラS1)を設定移動距離毎に撮像作動させたが、例えば
速度センサS2の検出情報から得られる走行速度の情報
を使って上記設定移動距離に相当する設定移動時間を判
別して、その設定移動時間毎に撮像作動させるようにし
てもよい。
【0049】上記実施形態では、撮像手段(テレビカメ
ラS1)が、作業地を斜め下向きに撮像するようにした
が、鉛直下向きに撮像するようにしてもよい。この場合
には、遠近歪みを補正する処理が不要になる。
【0050】上記実施形態では、作業車が植付け作業車
であって、未処理作業地としての未植作業地に対して複
数個の作物Tを列状に植え付けて処理済作業領域を形成
する場合を例示したが、これ以外に、例えば、上記作物
Tに対して肥料である薬剤等を散布する薬剤散布車等の
他の農作業車であってもよい。
【0051】上記実施形態では、手動操向用の情報とし
て画像表示手段13に表示され、又、自動走行用の操向
制御情報として使用される変位情報を、処理済作業領域
(苗T)の方向に対する機体移動方向の角度ずれθsと
して求めたが、角度ずれとともに、例えば境界Lに位置
する処理済作業領域(苗Tn)に対する機体横幅方向で
の位置ずれを求めるようにしてもよい。尚、上記変位情
報(角度ずれθs)等を車体側で表示させずに、例えば
遠隔操縦するためのリモコン装置に表示させて、地上側
の作業者がその画面を見て手動操向操作するようにして
もよい。
【0052】走行装置は、上記実施形態のような車輪式
の走行装置以外に、例えばクローラ走行装置等であって
もよい。
【0053】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】植付け作業車の概略平面図
【図2】同概略側面図
【図3】制御構成のブロック図
【図4】制御構成のブロック図
【図5】制御全体のフローチャート
【図6】列方向検出処理のフローチャート
【図7】列方向検出処理のフローチャート
【図8】列方向検出処理のフローチャート
【図9】列方向検出処理のフローチャート
【図10】列方向検出の画像処理の説明図
【図11】列方向検出の画像処理の説明図
【図12】移動方向検出処理のフローチャート
【図13】移動方向検出処理のフローチャート
【図14】移動方向検出の画像処理の説明図
【図15】移動方向検出の画像処理の説明図
【図16】画面表示の説明図
【図17】植付け変速制御のフローチャート
【符号の説明】
T 処理済作業領域 T 作物 S1 撮像手段 103 列方向検出手段 101 移動方向検出手段 18 画像回転手段 104 画像変換手段 13 画像表示手段 102 表示制御手段 1F,1R 走行装置 100 走行制御手段 S2 走行速度検出手段 2 植付け装置 106 植付け制御手段 105 対地速度検出手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 未処理作業地と、処理済作業領域(T)
    が未処理作業地との境界の長手方向に沿って間隔を隔て
    る列状で、且つ、その処理済作業領域(T)の列が境界
    の長手方向と交差する方向に間隔を隔てて複数列並ぶよ
    うに形成されている処理済作業地との境界に沿って走行
    する作業車に、機体横幅方向に並ぶ前記複数列の処理済
    作業領域(T)を機体前後方向の所定範囲に亘って捉え
    る画面にて撮像する撮像手段(S1)と、その撮像手段
    (S1)にて少なくとも前記処理済作業領域(T)を撮
    像した撮像画像情報に基づいて前記処理済作業領域
    (T)の列方向を検出する列方向検出手段(103)
    と、前記撮像手段(S1)にて少なくとも前記処理済作
    業領域(T)を撮像した撮像画像情報に基づいて機体移
    動方向を検出する移動方向検出手段(101)とが設け
    られた作業車の補助装置であって、 前記撮像手段(S1)の撮像画像をその画面鉛直方向に
    沿う軸芯周りに設定角度間隔で回転させる画像回転手段
    (18)が設けられ、 前記列方向検出手段(103)は、前記画像回転手段
    (18)によって設定角度間隔で回転された各回転位置
    の撮像画像において、機体横幅方向に沿う画面座標軸の
    各位置における機体前後方向に沿う画面座標軸全幅に亘
    っての前記処理済作業領域(T)の各存在量のうちの極
    大値を求め、前記各回転位置のうちで前記存在量の極大
    値が最大となる回転位置に対応する方向を前記処理済作
    業領域(T)の列方向とするように構成され、 前記移動方向検出手段(101)は、前記列方向検出手
    段(103)にて検出された前記処理済作業領域(T)
    の列方向に対応する回転位置に前記画像回転手段(1
    8)を作動させた状態で、設定移動時間又は移動距離毎
    に連続して撮像された両撮像画像間において、機体横幅
    方向に沿う画面座標軸の各位置における機体前後方向に
    沿う画面座標軸全幅に亘っての前記処理済作業領域
    (T)の存在量分布が機体横幅方向に沿う画面座標軸方
    向へ移動した移動量、及び、機体前後方向に沿う画面座
    標軸の各位置における機体横幅方向に沿う画面座標軸全
    幅に亘っての前記処理済作業領域(T)の存在量分布が
    機体前後方向に沿う画面座標軸方向へ移動した移動量に
    基づいて機体移動方向を判別するように構成されている
    作業車の補助装置。
  2. 【請求項2】 前記撮像手段(S1)が、作業地を斜め
    下向きに撮像するように構成され、 前記撮像手段(S1)の撮像画像を鉛直下向きに撮像し
    た状態の画像に変換する画像変換手段(104)が設け
    られている請求項1記載の作業車の補助装置。
  3. 【請求項3】 前記列方向検出手段(103)にて求め
    た前記処理済作業領域(T)の列方向に対する前記移動
    方向検出手段(101)にて求めた機体移動方向の変位
    を示す画像及び前記撮像手段(S1)の撮像画像を同一
    画面上に表示する画像表示手段(13)と、その画像表
    示手段(13)を表示作動させる表示制御手段(10
    2)とが設けられている請求項1又は2記載の作業車の
    補助装置。
  4. 【請求項4】 操向操作自在な走行装置(1F,1R)
    と、 前記列方向検出手段(103)にて求めた前記処理済作
    業領域(T)の列方向に対する前記移動方向検出手段
    (101)にて求めた機体移動方向の変位情報に基づい
    て、前記作業車が前記処理済作業領域(T)の列方向に
    沿って走行するように、前記走行装置(1F,1R)を
    操向制御する走行制御手段(100)とが設けられてい
    る請求項1、2又は3記載の作業車の補助装置。
  5. 【請求項5】 前記作業車が、未処理作業地としての未
    植作業地に対して、機体進行方向に設定植付け間隔を隔
    て、且つ、機体横幅方向に設定植付け幅を隔てる状態で
    複数個の作物(T)を植え付けて、その複数個の作物
    (T)を前記処理済作業領域(T)として形成する植付
    け作業車であり、 走行装置(1F,1R)と、 その走行装置(1F,1R)の走行速度を検出する走行
    速度検出手段(S2)と、 前記作物(T)を植え付ける植付け装置(2)と、 前記作物(T)が機体進行方向に前記設定植付け間隔を
    隔てるように、前記走行装置(1F,1R)の走行速度
    に比例する設定植付け速度で前記植付け装置(2)を植
    付け作動させる植付け制御手段(106)と、 前記列方向検出手段(103)にて検出された前記処理
    済作業領域(T)の列方向に対応する回転位置に前記画
    像回転手段(18)を作動させた状態で、設定移動時間
    又は移動距離毎に連続して撮像された両撮像画像間にお
    ける、前記処理済作業領域(T)の存在量分布の機体横
    幅方向に沿う画面座標軸方向及び機体前後方向に沿う画
    面座標軸方向での各移動量に基づいて対地速度を検出す
    る対地速度検出手段(105)とが設けられ、 前記植付け制御手段(106)は、前記走行速度検出手
    段(S2)及び前記対地速度検出手段(105)の検出
    情報に基づいて、走行速度が対地速度よりも速い場合に
    は前記設定植付け速度を減速側に補正し、走行速度が対
    地速度よりも遅い場合には前記設定植付け速度を増速側
    に補正するように構成されている請求項1、2、3又は
    4記載の作業車の補助装置。
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