JPH09225554A - 煉瓦模様が施された金属サイディング材の製造方法 - Google Patents
煉瓦模様が施された金属サイディング材の製造方法Info
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- JPH09225554A JPH09225554A JP8052587A JP5258796A JPH09225554A JP H09225554 A JPH09225554 A JP H09225554A JP 8052587 A JP8052587 A JP 8052587A JP 5258796 A JP5258796 A JP 5258796A JP H09225554 A JPH09225554 A JP H09225554A
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- Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 大柄な煉瓦模様間に大きく凹んだ横目地及び
縦目地相当部を形成した煉瓦模様が施された金属サイデ
ィング材の製造方法を提供する。 【解決手段】 表面材となる金属薄板に連続的にエンボ
ス加工を行うエンボス成形機8のエンボスロール8a,8b
として、煉瓦模様部1aの周囲に目地相当部を形成するた
めに一方のエンボスロール8aの表面に形成された凹部が
コ字状断面形状で煉瓦模様部1aのコーナー部に対応する
平面形状の半径が2.0〜5.5mmで、目地相当部の底部を形
成するために該凹部内に入り込むように他方のエンボス
ロール8bの表面に形成された凸部が該凹部の幅から表面
材の板厚の2倍を差し引いた長さより短い幅のコ字状断
面形状で、該凹部の開口縁と該凸部の端縁とが十点平均
粗さ3.2μm以下で半径0.2〜0.5mmのものを使用して、1.
3mm以上の深さにエンボス加工する。
縦目地相当部を形成した煉瓦模様が施された金属サイデ
ィング材の製造方法を提供する。 【解決手段】 表面材となる金属薄板に連続的にエンボ
ス加工を行うエンボス成形機8のエンボスロール8a,8b
として、煉瓦模様部1aの周囲に目地相当部を形成するた
めに一方のエンボスロール8aの表面に形成された凹部が
コ字状断面形状で煉瓦模様部1aのコーナー部に対応する
平面形状の半径が2.0〜5.5mmで、目地相当部の底部を形
成するために該凹部内に入り込むように他方のエンボス
ロール8bの表面に形成された凸部が該凹部の幅から表面
材の板厚の2倍を差し引いた長さより短い幅のコ字状断
面形状で、該凹部の開口縁と該凸部の端縁とが十点平均
粗さ3.2μm以下で半径0.2〜0.5mmのものを使用して、1.
3mm以上の深さにエンボス加工する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家屋,構造物の外
装材等に用いられる煉瓦模様が施された意匠効果の優れ
た金属サイディング材の製造方法に関するものである。
装材等に用いられる煉瓦模様が施された意匠効果の優れ
た金属サイディング材の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、家屋,構造物等の外装材として、
軽量で断熱性を有する金属サイディング材が多く用いら
れている。この金属サイディング材は、断面略樋状に成
形され長手方向に沿った両側に係合部を設けられている
金属薄板から成る表面材と、この表面材の樋状部分に充
填された合成樹脂発泡体から成る芯材と、この芯材の裏
面を被覆したシート状物から成る裏面材とから構成され
て成るものである。
軽量で断熱性を有する金属サイディング材が多く用いら
れている。この金属サイディング材は、断面略樋状に成
形され長手方向に沿った両側に係合部を設けられている
金属薄板から成る表面材と、この表面材の樋状部分に充
填された合成樹脂発泡体から成る芯材と、この芯材の裏
面を被覆したシート状物から成る裏面材とから構成され
て成るものである。
【0003】しかしながら、金属サイディング材は、表
面材と芯材と裏面材という異なる3種の材料の積層体で
あり、各材料の伸縮度合が異なるため金属サイディング
材全体が変形する欠陥がある。このため、表面材として
用いられる薄物の塗装金属板には全体に小柄なエンボス
模様を施してその剛性を高める必要があるので、限定さ
れた表面意匠のものとなっている。
面材と芯材と裏面材という異なる3種の材料の積層体で
あり、各材料の伸縮度合が異なるため金属サイディング
材全体が変形する欠陥がある。このため、表面材として
用いられる薄物の塗装金属板には全体に小柄なエンボス
模様を施してその剛性を高める必要があるので、限定さ
れた表面意匠のものとなっている。
【0004】しかるに、近年高級意匠の要求が強くな
り、中でも大柄模様が好まれるようになってきている。
大柄模様の代表として、煉瓦模様の要求があるが、現行
の金属サイディング材の製造方法では表面材として用い
られる薄物の塗装金属板への意匠付与はスタッコ柄やパ
イン柄の如き比較的小柄な模様をエンボスロールによっ
て金属板全面へエンボス加工によって行っているため、
エンボス深さは表面材である金属板の表面から0.8mm程
度が限界で、更に縁取りは不定形で幅方向に割れ目を入
れた模様に限定されており、煉瓦模様のようにエンボス
模様が無い或る程度の幅を有する目地相当部を必要とす
る模様のものは製造されていなかった。尚、一部には不
定形な大柄模様(鉄平石模様)に目地相当部を本体と異
なる色彩にした金属サイディング材が上市されている
が、この金属サイディング材においては目地相当部にも
エンボス模様が施されているばかりか目地相当部のエン
ボス深さが浅いので目地相当部を明確に表わすために塗
装を2度行っているため高価なものとなっている。
り、中でも大柄模様が好まれるようになってきている。
大柄模様の代表として、煉瓦模様の要求があるが、現行
の金属サイディング材の製造方法では表面材として用い
られる薄物の塗装金属板への意匠付与はスタッコ柄やパ
イン柄の如き比較的小柄な模様をエンボスロールによっ
て金属板全面へエンボス加工によって行っているため、
エンボス深さは表面材である金属板の表面から0.8mm程
度が限界で、更に縁取りは不定形で幅方向に割れ目を入
れた模様に限定されており、煉瓦模様のようにエンボス
模様が無い或る程度の幅を有する目地相当部を必要とす
る模様のものは製造されていなかった。尚、一部には不
定形な大柄模様(鉄平石模様)に目地相当部を本体と異
なる色彩にした金属サイディング材が上市されている
が、この金属サイディング材においては目地相当部にも
エンボス模様が施されているばかりか目地相当部のエン
ボス深さが浅いので目地相当部を明確に表わすために塗
装を2度行っているため高価なものとなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前述したよう
な従来の金属サイディング材の欠点を解消し、近年の高
級意匠の要求に答える正方形又は長方形で且つ輪郭を浮
き上がらせた大柄模様である煉瓦模様が施された意匠効
果の優れた金属サイディング材を製造する方法を提供す
ることを課題とする。
な従来の金属サイディング材の欠点を解消し、近年の高
級意匠の要求に答える正方形又は長方形で且つ輪郭を浮
き上がらせた大柄模様である煉瓦模様が施された意匠効
果の優れた金属サイディング材を製造する方法を提供す
ることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らはかかる課題
を解決すべく鋭意研究の結果、エンボス成形機によって
煉瓦模様部と目地相当部とを凹凸感のある明瞭なものと
するためには、表面材である金属板の表面からの目地相
当部の底部までのエンボス深さを1.3mm以上にすること
が必要であることを究明した。しかしながら、エンボス
深さを深くして煉瓦模様部となる凸状面を大型にする
と、煉瓦模様部のコーナー部及び直線状の縁部の略中央
において割れが発生すると共に目地相当部底面の直線状
の縁部の略中央においても割れが発生するばかりか、煉
瓦模様部より目地相当部にかけてひずみ(シワ)が発生
したり更には煉瓦模様部にもひずみ(シワ)が発生する
現象が生じることが判った。これはエンボス加工が相対
する2本のエンボスロール間に金属板を供給して行われ
るため、金属板は2本のエンボスロール間に線状に押し
込まれることになるので、通常のプレス加工のようにブ
ランクの中央部が固定されて押し込まれる際にその周囲
の材料の流れ込みが生じることによって材料の供給に余
裕が生じるという現象がないことに起因していると考え
られる。
を解決すべく鋭意研究の結果、エンボス成形機によって
煉瓦模様部と目地相当部とを凹凸感のある明瞭なものと
するためには、表面材である金属板の表面からの目地相
当部の底部までのエンボス深さを1.3mm以上にすること
が必要であることを究明した。しかしながら、エンボス
深さを深くして煉瓦模様部となる凸状面を大型にする
と、煉瓦模様部のコーナー部及び直線状の縁部の略中央
において割れが発生すると共に目地相当部底面の直線状
の縁部の略中央においても割れが発生するばかりか、煉
瓦模様部より目地相当部にかけてひずみ(シワ)が発生
したり更には煉瓦模様部にもひずみ(シワ)が発生する
現象が生じることが判った。これはエンボス加工が相対
する2本のエンボスロール間に金属板を供給して行われ
るため、金属板は2本のエンボスロール間に線状に押し
込まれることになるので、通常のプレス加工のようにブ
ランクの中央部が固定されて押し込まれる際にその周囲
の材料の流れ込みが生じることによって材料の供給に余
裕が生じるという現象がないことに起因していると考え
られる。
【0007】しかしながら、相対する2本のエンボスロ
ール間に金属板を供給して連続的にエンボス加工を行う
のではなく、通常のプレス加工のようにブランクを固定
してエンボス加工を行う断続的な加工方法を採用しよう
としても、エンボス深さが深くなると表面材である金属
板の剛性が増してエンボス加工された金属板を湾曲させ
たりコイリングしたりすることができないばかりか、も
し強引にルーピングさせたりコイリングしたりするとエ
ンボス面に腰折れが生じて商品価値が消失してしまうの
でエンボス加工された状態では金属板を長尺の状態で貯
蔵することができないため、エンボス加工された金属板
を連続的に供給して金属サイディング材を製造すること
ができなくなるので、どうしても相対する2本のエンボ
スロール間に金属板を供給して連続的にエンボス加工を
行うエンボス成形機を使用せざるを得ないのである。
ール間に金属板を供給して連続的にエンボス加工を行う
のではなく、通常のプレス加工のようにブランクを固定
してエンボス加工を行う断続的な加工方法を採用しよう
としても、エンボス深さが深くなると表面材である金属
板の剛性が増してエンボス加工された金属板を湾曲させ
たりコイリングしたりすることができないばかりか、も
し強引にルーピングさせたりコイリングしたりするとエ
ンボス面に腰折れが生じて商品価値が消失してしまうの
でエンボス加工された状態では金属板を長尺の状態で貯
蔵することができないため、エンボス加工された金属板
を連続的に供給して金属サイディング材を製造すること
ができなくなるので、どうしても相対する2本のエンボ
スロール間に金属板を供給して連続的にエンボス加工を
行うエンボス成形機を使用せざるを得ないのである。
【0008】そこで本発明者らは、煉瓦模様の施された
金属サイディング材を製造するために表面材として通常
使用されている板厚が0.27mmの塗装溶融亜鉛めっき鋼板
や板厚が0.35mmの塗装アルミニウム板を使用して種々実
験検討を行った結果、相対して互いに同速で逆方向に回
転する2本のエンボスロール間に金属薄板を供給して連
続的にエンボス加工を行うエンボス成形機の一方のエン
ボスロールとして、煉瓦模様部の周囲に横目地相当部及
び縦目地相当部を形成するために表面に形成された凹部
がコ字状断面形状で煉瓦模様部のコーナー部に対応する
平面形状の半径が2.0〜5.5mmであり、煉瓦模様部から目
地相当部に至る該凹部の開口縁が基準長さ0.8mmにおけ
る十点平均粗さ3.2μm以下の仕上げで且つ半径0.2〜0.5
mmのものを、また他方のエンボスロールとして、目地相
当部の底部を形成するために前記凹部内に入り込むよう
に表面に形成された凸部が該凹部の幅から表面材の板厚
の2倍を差し引いた長さより短い幅のコ字状断面形状で
目地相当部から煉瓦模様部に至る該凸部の端縁が基準長
さ0.8mmにおける十点平均粗さ3.2μm以下の仕上げで且
つ半径0.2〜0.5mmのものを使用してエンボス加工すれ
ば、煉瓦模様部のコーナー部のみならず煉瓦模様部の縁
及び目地相当部の縁に割れやシワを発生せしめることな
くエンボス深さが1.3〜1.5mmで意匠的に実物の煉瓦に近
似した凹凸感のある煉瓦模様を有する状態に連続的にエ
ンボス加工して意匠効果の優れた煉瓦模様が施された金
属サイディング材を製造することができることを究明し
て本発明を完成したのである。
金属サイディング材を製造するために表面材として通常
使用されている板厚が0.27mmの塗装溶融亜鉛めっき鋼板
や板厚が0.35mmの塗装アルミニウム板を使用して種々実
験検討を行った結果、相対して互いに同速で逆方向に回
転する2本のエンボスロール間に金属薄板を供給して連
続的にエンボス加工を行うエンボス成形機の一方のエン
ボスロールとして、煉瓦模様部の周囲に横目地相当部及
び縦目地相当部を形成するために表面に形成された凹部
がコ字状断面形状で煉瓦模様部のコーナー部に対応する
平面形状の半径が2.0〜5.5mmであり、煉瓦模様部から目
地相当部に至る該凹部の開口縁が基準長さ0.8mmにおけ
る十点平均粗さ3.2μm以下の仕上げで且つ半径0.2〜0.5
mmのものを、また他方のエンボスロールとして、目地相
当部の底部を形成するために前記凹部内に入り込むよう
に表面に形成された凸部が該凹部の幅から表面材の板厚
の2倍を差し引いた長さより短い幅のコ字状断面形状で
目地相当部から煉瓦模様部に至る該凸部の端縁が基準長
さ0.8mmにおける十点平均粗さ3.2μm以下の仕上げで且
つ半径0.2〜0.5mmのものを使用してエンボス加工すれ
ば、煉瓦模様部のコーナー部のみならず煉瓦模様部の縁
及び目地相当部の縁に割れやシワを発生せしめることな
くエンボス深さが1.3〜1.5mmで意匠的に実物の煉瓦に近
似した凹凸感のある煉瓦模様を有する状態に連続的にエ
ンボス加工して意匠効果の優れた煉瓦模様が施された金
属サイディング材を製造することができることを究明し
て本発明を完成したのである。
【0009】そして、このような本発明方法において、
加工性が良好な(伸びの大きい)鋼板を用いれば煉瓦模
様部のコーナー部等に割れやシワを発生せしめることな
く更にエンボス深さを大きくすることが可能で、アルミ
ニウム板の場合には通常の加工用H材ではなくO材を使
用すればエンボス深さを2.2mmまで深くしても煉瓦模様
部のコーナー部に割れやシワを発生せしめることがない
ことも究明したのである。
加工性が良好な(伸びの大きい)鋼板を用いれば煉瓦模
様部のコーナー部等に割れやシワを発生せしめることな
く更にエンボス深さを大きくすることが可能で、アルミ
ニウム板の場合には通常の加工用H材ではなくO材を使
用すればエンボス深さを2.2mmまで深くしても煉瓦模様
部のコーナー部に割れやシワを発生せしめることがない
ことも究明したのである。
【0010】即ち本発明は、相対して互いに同速で逆方
向に回転する2本のエンボスロール間に金属薄板を供給
して連続的にエンボス加工を行うエンボス成形機によっ
て煉瓦模様のエンボス柄を形成し、係合部成形機によっ
て該金属薄板の両側に係合部を形成して断面略樋状の表
面材を成形し、次いで該表面材の樋状部分に合成樹脂発
泡体から成る芯材を注入して発泡充填させ、充填した該
芯材の裏面をシート状物から成る裏面材で被覆してダブ
ルコンベア間で挟持しながら移動させる過程で該芯材を
硬化させて煉瓦模様が施された金属サイディング材を製
造するに際し、エンボス成形機の一方のエンボスロール
として、煉瓦模様部の周囲に横目地相当部及び縦目地相
当部を形成するために表面に形成された凹部がコ字状断
面形状で煉瓦模様部のコーナー部に対応する平面形状の
半径が2.0〜5.5mmで、該凹部の開口縁が基準長さ0.8mm
における十点平均粗さ3.2μm以下の仕上げで且つ半径0.
2〜0.5mmのものを、また他方のエンボスロールとして、
目地相当部の底部を形成するために前記凹部内に入り込
むように表面に形成された凸部が該凹部の幅から表面材
の板厚の2倍を差し引いた長さより短い幅のコ字状断面
形状で該凸部の端縁が基準長さ0.8mmにおける十点平均
粗さ3.2μm以下の仕上げで且つ半径 0.2〜0.5mmのもの
を使用して、エンボス深さを1.3mm以上にエンボス加工
することを特徴とする煉瓦模様が施された金属サイディ
ング材の製造方法である。
向に回転する2本のエンボスロール間に金属薄板を供給
して連続的にエンボス加工を行うエンボス成形機によっ
て煉瓦模様のエンボス柄を形成し、係合部成形機によっ
て該金属薄板の両側に係合部を形成して断面略樋状の表
面材を成形し、次いで該表面材の樋状部分に合成樹脂発
泡体から成る芯材を注入して発泡充填させ、充填した該
芯材の裏面をシート状物から成る裏面材で被覆してダブ
ルコンベア間で挟持しながら移動させる過程で該芯材を
硬化させて煉瓦模様が施された金属サイディング材を製
造するに際し、エンボス成形機の一方のエンボスロール
として、煉瓦模様部の周囲に横目地相当部及び縦目地相
当部を形成するために表面に形成された凹部がコ字状断
面形状で煉瓦模様部のコーナー部に対応する平面形状の
半径が2.0〜5.5mmで、該凹部の開口縁が基準長さ0.8mm
における十点平均粗さ3.2μm以下の仕上げで且つ半径0.
2〜0.5mmのものを、また他方のエンボスロールとして、
目地相当部の底部を形成するために前記凹部内に入り込
むように表面に形成された凸部が該凹部の幅から表面材
の板厚の2倍を差し引いた長さより短い幅のコ字状断面
形状で該凸部の端縁が基準長さ0.8mmにおける十点平均
粗さ3.2μm以下の仕上げで且つ半径 0.2〜0.5mmのもの
を使用して、エンボス深さを1.3mm以上にエンボス加工
することを特徴とする煉瓦模様が施された金属サイディ
ング材の製造方法である。
【0011】そして、このような煉瓦模様が施された金
属サイディング材の製造方法において、断面略樋状に成
形された表面材の両側に煉瓦模様部の完結しない部分が
残存することが無いようにエンボス成形機によってエン
ボス加工すれば、金属サイディング材を壁面に施工した
際に係合部を介して接合される隣接する金属サイディン
グ材の煉瓦模様間に正確に目地部が配置されて施工が良
好に行われることを、また製造する金属サイディング材
が横張り金属サイディング材である場合には、煉瓦模様
部から横目地相当部に至る傾斜角度を、上面側で110°
〜125°に、また下面側で130°〜140°にエンボス加工
すれば外観がより一層向上することも究明したのであ
る。
属サイディング材の製造方法において、断面略樋状に成
形された表面材の両側に煉瓦模様部の完結しない部分が
残存することが無いようにエンボス成形機によってエン
ボス加工すれば、金属サイディング材を壁面に施工した
際に係合部を介して接合される隣接する金属サイディン
グ材の煉瓦模様間に正確に目地部が配置されて施工が良
好に行われることを、また製造する金属サイディング材
が横張り金属サイディング材である場合には、煉瓦模様
部から横目地相当部に至る傾斜角度を、上面側で110°
〜125°に、また下面側で130°〜140°にエンボス加工
すれば外観がより一層向上することも究明したのであ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明に係る
煉瓦模様が施された金属サイディング材の製造方法につ
いて詳細に説明する。図1は本発明方法で製造する煉瓦
模様が施された金属サイディング材の1実施例の斜視
図、図2は図1におけるX−X線拡大断面説明図、図3
は本発明に係る煉瓦模様が施された金属サイディング材
の製造方法を実施する装置の1実施例を示す概略説明
図、図4は本発明に係る煉瓦模様が施された金属サイデ
ィング材の製造方法を実施するのに使用するエンボス成
形機のエンボスロールの部分拡大断面説明図である。
煉瓦模様が施された金属サイディング材の製造方法につ
いて詳細に説明する。図1は本発明方法で製造する煉瓦
模様が施された金属サイディング材の1実施例の斜視
図、図2は図1におけるX−X線拡大断面説明図、図3
は本発明に係る煉瓦模様が施された金属サイディング材
の製造方法を実施する装置の1実施例を示す概略説明
図、図4は本発明に係る煉瓦模様が施された金属サイデ
ィング材の製造方法を実施するのに使用するエンボス成
形機のエンボスロールの部分拡大断面説明図である。
【0013】先ず、本発明方法で製造する煉瓦模様が施
された金属サイディング材について図1及び図2により
説明する。1は断面略樋状に成形され両側(図示した実
施例は横張り金属サイディング材であるので上側と下
側)にその全長に亘って係合部A,Bを設けられている
金属薄板から成る表面材であり、この表面材1は塗装溶
融亜鉛めっき鋼板,アルミニウム合金塗装板,塗装亜鉛
合金めっき鋼板等の塗装金属板から成り、エンボス加工
により、必要に応じて例えば砂岩調,割り煉瓦調などの
一部に微小な凹凸模様を形成した煉瓦模様部1aとこの煉
瓦模様部1a間に煉瓦模様部1aより1.3mm以上に大きく凹
んだ状態のそれぞれ凹凸模様の無い横目地相当部1b及び
縦目地相当部1cとが形成されて煉瓦模様を構成されてい
る。このように煉瓦模様を構成するに際し、金属サイデ
ィング材が横張り金属サイディング材である場合には隣
接する横目地相当部1b間を一定間隔にまた隣接する縦目
地相当部1c間を不規則な間隔に形成し、金属サイディン
グ材が縦張り金属サイディング材である場合には隣接す
る縦目地相当部1c間を一定間隔にまた隣接する横目地相
当部1b間を不規則な間隔に形成すれば、壁面に施工する
際に表面材の両側に設けられている係合部の位置が一直
線状に位置するように配置するだけで不規則な間隔に形
成されている縦目地相当部1c又は横目地相当部1bについ
ては目地合わせをしなくても違和感のない仕上がりとす
ることができるので、施工が容易で且つ材料ロスをなく
すことができる。
された金属サイディング材について図1及び図2により
説明する。1は断面略樋状に成形され両側(図示した実
施例は横張り金属サイディング材であるので上側と下
側)にその全長に亘って係合部A,Bを設けられている
金属薄板から成る表面材であり、この表面材1は塗装溶
融亜鉛めっき鋼板,アルミニウム合金塗装板,塗装亜鉛
合金めっき鋼板等の塗装金属板から成り、エンボス加工
により、必要に応じて例えば砂岩調,割り煉瓦調などの
一部に微小な凹凸模様を形成した煉瓦模様部1aとこの煉
瓦模様部1a間に煉瓦模様部1aより1.3mm以上に大きく凹
んだ状態のそれぞれ凹凸模様の無い横目地相当部1b及び
縦目地相当部1cとが形成されて煉瓦模様を構成されてい
る。このように煉瓦模様を構成するに際し、金属サイデ
ィング材が横張り金属サイディング材である場合には隣
接する横目地相当部1b間を一定間隔にまた隣接する縦目
地相当部1c間を不規則な間隔に形成し、金属サイディン
グ材が縦張り金属サイディング材である場合には隣接す
る縦目地相当部1c間を一定間隔にまた隣接する横目地相
当部1b間を不規則な間隔に形成すれば、壁面に施工する
際に表面材の両側に設けられている係合部の位置が一直
線状に位置するように配置するだけで不規則な間隔に形
成されている縦目地相当部1c又は横目地相当部1bについ
ては目地合わせをしなくても違和感のない仕上がりとす
ることができるので、施工が容易で且つ材料ロスをなく
すことができる。
【0014】この表面材1の煉瓦模様の形状について更
に詳細に説明すると、図1に示す如く凸状部となる煉瓦
模様部1aを浮き上がらせるように1.3mm以上に深くエン
ボス加工するには、煉瓦模様部1aのコーナー部の半径
と、煉瓦模様部1aから目地相当部1b,1cに至る煉瓦模様
部1aの縁の半径と、目地相当部1b,1cから煉瓦模様部1a
に至る目地相当部1b,1c底部の縁の半径と、更に好まし
くは煉瓦模様部1aから横目地相当部1bに至る傾斜角度と
を吟味する必要がある。そこで本発明者らは、例えばJ
IS A 6711‐1979「せっこう複合金属サイディ
ング」に準じて、使用される鋼板の中で最低厚さである
0.27mmでしかも伸び率も比較的大きい塗装溶融亜鉛めっ
き鋼板を使用して種々検討した結果、エンボス成形機に
よるエンボスロールとして後記する条件のエンボスロー
ルを使用すれば良いことを究明したのである。
に詳細に説明すると、図1に示す如く凸状部となる煉瓦
模様部1aを浮き上がらせるように1.3mm以上に深くエン
ボス加工するには、煉瓦模様部1aのコーナー部の半径
と、煉瓦模様部1aから目地相当部1b,1cに至る煉瓦模様
部1aの縁の半径と、目地相当部1b,1cから煉瓦模様部1a
に至る目地相当部1b,1c底部の縁の半径と、更に好まし
くは煉瓦模様部1aから横目地相当部1bに至る傾斜角度と
を吟味する必要がある。そこで本発明者らは、例えばJ
IS A 6711‐1979「せっこう複合金属サイディ
ング」に準じて、使用される鋼板の中で最低厚さである
0.27mmでしかも伸び率も比較的大きい塗装溶融亜鉛めっ
き鋼板を使用して種々検討した結果、エンボス成形機に
よるエンボスロールとして後記する条件のエンボスロー
ルを使用すれば良いことを究明したのである。
【0015】2は主に断熱性,防音性等の機能を付与す
るために表面材1の樋状部分に充填された合成樹脂発泡
体から成る芯材であり、その素材としてはポリウレタン
フォーム,ポリイソシアヌレートフォーム,フェノール
フォーム等を主材料とし、必要に応じてこれに難燃剤,
難燃助剤を添加したものから成るものである。
るために表面材1の樋状部分に充填された合成樹脂発泡
体から成る芯材であり、その素材としてはポリウレタン
フォーム,ポリイソシアヌレートフォーム,フェノール
フォーム等を主材料とし、必要に応じてこれに難燃剤,
難燃助剤を添加したものから成るものである。
【0016】3は芯材2の耐候性を保持させると共に芯
材2が結露により崩壊したりカビを発生させたりする現
象を防止するために、芯材2の裏面を被覆するシート状
物から成る裏面材であり、その素材としてはクラフト
紙,アルミ蒸着クラフト紙,アルミ箔ラミネート紙,金
属板等から成るものが使用される。
材2が結露により崩壊したりカビを発生させたりする現
象を防止するために、芯材2の裏面を被覆するシート状
物から成る裏面材であり、その素材としてはクラフト
紙,アルミ蒸着クラフト紙,アルミ箔ラミネート紙,金
属板等から成るものが使用される。
【0017】次に、上記した構成の煉瓦模様が施された
金属サイディング材を製造する本発明方法について図3
及び図4により説明する。4は表面材1を形成する金属
薄板のコイルが装着され、金属薄板を連続的に送り出す
アンコイラであり、このアンコイラ4は2台が並設され
ていて一方のアンコイラ4に装着されている金属薄板が
消費されると他方のアンコイラ4に装着されている金属
薄板が送り出されるようになっている。5は一方のアン
コイラ4に装着されている金属薄板が消費されたときに
その金属薄板の後端と他方のアンコイラ4に装着されて
いる金属薄板の先端とを“かしめ”によって接続する接
続機、6はアンコイラ4から金属薄板を連続的に送り出
すピンチロール、7はピンチロール6から送り出された
金属薄板をループ状にした後に金属薄板の塗装皮膜を軟
らかくして次のエンボス加工時に塗装皮膜に割れや疵や
クラックが生じないようにするための予熱機であり、こ
の加熱方式としては熱風方式,直火方式,遠赤外線方
式,ラジアントチューブ方式等種々の方式が採用でき
る。
金属サイディング材を製造する本発明方法について図3
及び図4により説明する。4は表面材1を形成する金属
薄板のコイルが装着され、金属薄板を連続的に送り出す
アンコイラであり、このアンコイラ4は2台が並設され
ていて一方のアンコイラ4に装着されている金属薄板が
消費されると他方のアンコイラ4に装着されている金属
薄板が送り出されるようになっている。5は一方のアン
コイラ4に装着されている金属薄板が消費されたときに
その金属薄板の後端と他方のアンコイラ4に装着されて
いる金属薄板の先端とを“かしめ”によって接続する接
続機、6はアンコイラ4から金属薄板を連続的に送り出
すピンチロール、7はピンチロール6から送り出された
金属薄板をループ状にした後に金属薄板の塗装皮膜を軟
らかくして次のエンボス加工時に塗装皮膜に割れや疵や
クラックが生じないようにするための予熱機であり、こ
の加熱方式としては熱風方式,直火方式,遠赤外線方
式,ラジアントチューブ方式等種々の方式が採用でき
る。
【0018】8は予熱機7で所定の温度に加熱された金
属薄板に連続的にエンボス加工して煉瓦模様部1aと横目
地相当部1b及び縦目地相当部1cとを形成するために相対
して互いに同速で逆方向に回転する2本のエンボスロー
ル8a,8bから成るエンボス成形機であり、一方のエンボ
スロール8aとして、金属薄板に付与する煉瓦模様部1aの
周囲に目地相当部1b,1cを形成するために表面に形成さ
れた凹部がコ字状断面形状で煉瓦模様部1aのコーナー部
に対応する平面形状の半径が2.0〜5.5mmで、煉瓦模様部
1aから目地相当部1b,1cに至る凹部の開口縁が基準長さ
0.8mmにおける十点平均粗さ3.2μm以下の仕上げで且つ
半径0.2〜0.5mmのものを、また他方のエンボスロール8b
として、目地相当部1b,1cの底部を形成するために前記
凹部内に入り込むように表面に形成された凸部がその凹
部の幅から表面材1の板厚の2倍を差し引いた長さより
短い幅のコ字状断面形状で目地相当部1b,1cから煉瓦模
様部1aに至る凸部の端縁が基準長さ0.8mmにおける十点
平均粗さ3.2μm以下の仕上げで且つ半径0.2〜0.5mmのも
のを使用してエンボス加工すれば、意匠効果が優れた状
態でエンボス深さを1.3mm以上にすることができるので
ある。この際、製造する金属サイディング材が横張り金
属サイディング材である場合に、エンボスロール8bの凸
部をエンボスロール8aの凹部に挿入した状態で煉瓦模様
部1aから横目地相当部1bに至る傾斜角度を、上面側で11
0°〜125°に、また下面側で130°〜140°になるように
凸部の中心が凹部の中心に合致しないようにしてエンボ
ス加工すれば、意匠効果はより一層優れたものとなるの
である。このエンボス成形機8は、次に説明する係合部
成形機10で断面略樋状に成形された表面材1の両側に煉
瓦模様部1aの完結しない部分が残存することが無いよう
にエンボス加工するものであることが好ましい。
属薄板に連続的にエンボス加工して煉瓦模様部1aと横目
地相当部1b及び縦目地相当部1cとを形成するために相対
して互いに同速で逆方向に回転する2本のエンボスロー
ル8a,8bから成るエンボス成形機であり、一方のエンボ
スロール8aとして、金属薄板に付与する煉瓦模様部1aの
周囲に目地相当部1b,1cを形成するために表面に形成さ
れた凹部がコ字状断面形状で煉瓦模様部1aのコーナー部
に対応する平面形状の半径が2.0〜5.5mmで、煉瓦模様部
1aから目地相当部1b,1cに至る凹部の開口縁が基準長さ
0.8mmにおける十点平均粗さ3.2μm以下の仕上げで且つ
半径0.2〜0.5mmのものを、また他方のエンボスロール8b
として、目地相当部1b,1cの底部を形成するために前記
凹部内に入り込むように表面に形成された凸部がその凹
部の幅から表面材1の板厚の2倍を差し引いた長さより
短い幅のコ字状断面形状で目地相当部1b,1cから煉瓦模
様部1aに至る凸部の端縁が基準長さ0.8mmにおける十点
平均粗さ3.2μm以下の仕上げで且つ半径0.2〜0.5mmのも
のを使用してエンボス加工すれば、意匠効果が優れた状
態でエンボス深さを1.3mm以上にすることができるので
ある。この際、製造する金属サイディング材が横張り金
属サイディング材である場合に、エンボスロール8bの凸
部をエンボスロール8aの凹部に挿入した状態で煉瓦模様
部1aから横目地相当部1bに至る傾斜角度を、上面側で11
0°〜125°に、また下面側で130°〜140°になるように
凸部の中心が凹部の中心に合致しないようにしてエンボ
ス加工すれば、意匠効果はより一層優れたものとなるの
である。このエンボス成形機8は、次に説明する係合部
成形機10で断面略樋状に成形された表面材1の両側に煉
瓦模様部1aの完結しない部分が残存することが無いよう
にエンボス加工するものであることが好ましい。
【0019】9はエンボス成形機8で煉瓦模様部1aと目
地相当部1b,1cとがエンボス加工された金属薄板のひず
みを矯正するレベラーであり、このレベラー9は必要に
応じて設置すれば良い。10はエンボス成形機8で煉瓦模
様部1aと目地相当部1b,1cとがエンボス加工され必要に
応じてレベラー9でひずみを矯正された金属薄板の両側
に係合部A,Bを形成して断面略樋状に成形するための
係合部成形機、11は次に設置される樹脂注入機から注入
される合成樹脂発泡体から成る芯材2の発泡を促進させ
るために両側に係合部A,Bを有する断面略樋状に成形
された表面材1を加熱する予熱機であり、この予熱機11
は必要に応じて設置すれば良い。
地相当部1b,1cとがエンボス加工された金属薄板のひず
みを矯正するレベラーであり、このレベラー9は必要に
応じて設置すれば良い。10はエンボス成形機8で煉瓦模
様部1aと目地相当部1b,1cとがエンボス加工され必要に
応じてレベラー9でひずみを矯正された金属薄板の両側
に係合部A,Bを形成して断面略樋状に成形するための
係合部成形機、11は次に設置される樹脂注入機から注入
される合成樹脂発泡体から成る芯材2の発泡を促進させ
るために両側に係合部A,Bを有する断面略樋状に成形
された表面材1を加熱する予熱機であり、この予熱機11
は必要に応じて設置すれば良い。
【0020】12は両側に係合部A,Bを有する断面略樋
状に成形され必要に応じて予熱機11で加熱された表面材
1の樋状部分に合成樹脂発泡体から成る芯材2を注入す
る樹脂注入機、13は表面材1の樋状部分に注入された合
成樹脂発泡体から成る芯材2が発泡して樋状部分に充填
された状態となる過程で芯材2の裏面をシート状物から
成る裏面材3で被覆するために裏面材3を供給するペイ
オフリール、14は表面材1の樋状部分に充填した芯材2
の裏面を裏面材3で被覆した状態で表面と裏面とを挟持
しながら移動させて芯材2を硬化させるダブルコンベア
である。
状に成形され必要に応じて予熱機11で加熱された表面材
1の樋状部分に合成樹脂発泡体から成る芯材2を注入す
る樹脂注入機、13は表面材1の樋状部分に注入された合
成樹脂発泡体から成る芯材2が発泡して樋状部分に充填
された状態となる過程で芯材2の裏面をシート状物から
成る裏面材3で被覆するために裏面材3を供給するペイ
オフリール、14は表面材1の樋状部分に充填した芯材2
の裏面を裏面材3で被覆した状態で表面と裏面とを挟持
しながら移動させて芯材2を硬化させるダブルコンベア
である。
【0021】このような構造の装置によって煉瓦模様を
施された金属サイディング材を製造するには、先ず表面
材1となる金属薄板をアンコイラ4からピンチロール6
によって連続的に送り出し、一方のアンコイラ4に装着
されされている金属薄板が消費されるとその金属薄板の
後端と他方のアンコイラ4に装着されている金属薄板の
先端とを接続機5によってかしめによって接続するの
で、金属薄板を連続的に送り出すことが可能となるので
あり、このように接続機5によって先行する金属薄板の
後端と次の金属薄板の先端とを接続する際にはピンチロ
ール6の先のループ状にした金属薄板が消費される。
施された金属サイディング材を製造するには、先ず表面
材1となる金属薄板をアンコイラ4からピンチロール6
によって連続的に送り出し、一方のアンコイラ4に装着
されされている金属薄板が消費されるとその金属薄板の
後端と他方のアンコイラ4に装着されている金属薄板の
先端とを接続機5によってかしめによって接続するの
で、金属薄板を連続的に送り出すことが可能となるので
あり、このように接続機5によって先行する金属薄板の
後端と次の金属薄板の先端とを接続する際にはピンチロ
ール6の先のループ状にした金属薄板が消費される。
【0022】しかる後、金属薄板は予熱機7で加熱され
てその塗装皮膜を軟らかくされて相対して互いに同速で
逆方向に回転する2本のエンボスロール8a,8bから成る
エンボス成形機8で煉瓦模様部1aと目地相当部1b,1cと
をエンボス加工されるのであり、このエンボス加工は目
地相当部1b,1cを形成するために一方のエンボスロール
8aの表面に形成された凹部内に他方のエンボスロール8b
の表面に形成された凸部が入り込んで金属薄板に連続的
にエンボス加工を行うのである。この際、製造する金属
サイディング材が横張り金属サイディング材である場合
には、横目地相当部1bを形成する際に一方のエンボスロ
ール8aの表面に形成された凹部内にその中央と他方のエ
ンボスロール8bの表面に形成された凸部の中央とがズレ
た状態に凸部が入り込んで、煉瓦模様部1aから横目地相
当部1bに至る傾斜角度を、上面側で110°〜125°に、ま
た下面側で130°〜140°になるようにエンボス加工する
ことが好ましいが、縦目地相当部1cを形成する際には一
方のエンボスロール8aの表面に形成された凹部内にその
中央と他方のエンボスロール8bの表面に形成された凸部
の中央とが一致した状態に凸部が入り込むようにするの
である。
てその塗装皮膜を軟らかくされて相対して互いに同速で
逆方向に回転する2本のエンボスロール8a,8bから成る
エンボス成形機8で煉瓦模様部1aと目地相当部1b,1cと
をエンボス加工されるのであり、このエンボス加工は目
地相当部1b,1cを形成するために一方のエンボスロール
8aの表面に形成された凹部内に他方のエンボスロール8b
の表面に形成された凸部が入り込んで金属薄板に連続的
にエンボス加工を行うのである。この際、製造する金属
サイディング材が横張り金属サイディング材である場合
には、横目地相当部1bを形成する際に一方のエンボスロ
ール8aの表面に形成された凹部内にその中央と他方のエ
ンボスロール8bの表面に形成された凸部の中央とがズレ
た状態に凸部が入り込んで、煉瓦模様部1aから横目地相
当部1bに至る傾斜角度を、上面側で110°〜125°に、ま
た下面側で130°〜140°になるようにエンボス加工する
ことが好ましいが、縦目地相当部1cを形成する際には一
方のエンボスロール8aの表面に形成された凹部内にその
中央と他方のエンボスロール8bの表面に形成された凸部
の中央とが一致した状態に凸部が入り込むようにするの
である。
【0023】この際、金属薄板に付与する煉瓦模様部1a
の周縁を画定して横目地相当部1b及び縦目地相当部1cを
形成するためにエンボスロール8aの表面に形成されたコ
字状断面形状の凹部が、金属薄板に付与する煉瓦模様部
1aのコーナー部に対応する平面形状の半径が2.0〜5.5mm
で、煉瓦模様部1aから目地相当部1b,1cに至る凹部の開
口縁が基準長さ0.8mmにおける十点平均粗さ3.2μm以下
の仕上げで且つその半径が0.2〜0.5mmに形成されてお
り、金属薄板に付与する目地相当部1b,1cの底部の周縁
を画定するために前記エンボスロール8aの凹部内に入り
込むように他方のエンボスロール8bの表面に形成され前
記凹部の幅から表面材1の板厚の2倍を差し引いた長さ
より短い幅のコ字状断面形状で金属薄板に付与する目地
相当部1b,1cの底部から煉瓦模様部1aに至る凸部の端縁
が、基準長さ0.8mmにおける十点平均粗さ3.2μm以下の
仕上げで且つその半径0.2〜0.5mmに形成されているの
で、煉瓦模様部1aのコーナー部を含む周縁や目地相当部
1b,1cの底部で割れやシワ等が発生することが無いので
ある。
の周縁を画定して横目地相当部1b及び縦目地相当部1cを
形成するためにエンボスロール8aの表面に形成されたコ
字状断面形状の凹部が、金属薄板に付与する煉瓦模様部
1aのコーナー部に対応する平面形状の半径が2.0〜5.5mm
で、煉瓦模様部1aから目地相当部1b,1cに至る凹部の開
口縁が基準長さ0.8mmにおける十点平均粗さ3.2μm以下
の仕上げで且つその半径が0.2〜0.5mmに形成されてお
り、金属薄板に付与する目地相当部1b,1cの底部の周縁
を画定するために前記エンボスロール8aの凹部内に入り
込むように他方のエンボスロール8bの表面に形成され前
記凹部の幅から表面材1の板厚の2倍を差し引いた長さ
より短い幅のコ字状断面形状で金属薄板に付与する目地
相当部1b,1cの底部から煉瓦模様部1aに至る凸部の端縁
が、基準長さ0.8mmにおける十点平均粗さ3.2μm以下の
仕上げで且つその半径0.2〜0.5mmに形成されているの
で、煉瓦模様部1aのコーナー部を含む周縁や目地相当部
1b,1cの底部で割れやシワ等が発生することが無いので
ある。
【0024】そして、前述したように一方のエンボスロ
ール8aの表面に形成された凹部内に凸部が入り込んで、
煉瓦模様部1aから目地相当部1b,1cに至る傾斜面を構成
する部分では金属薄板はエンボスロール8a,8bのいずれ
にも当接しない状態、即ち素材が拘束されない状態でエ
ンボス加工されることになるから、1.3mm以上のエンボ
ス深さでエンボス加工できるのである。この際、横目地
相当部1bを形成するには、一方のエンボスロール8aの表
面に形成された凹部内にその中央と他方のエンボスロー
ル8bの表面に形成された凸部の中央とがズレた状態に凸
部が入り込んで、煉瓦模様部1aから横目地相当部1bに至
る傾斜角度を上面側で110°〜125°に、また下面側で13
0°〜140°になるようにエンボス加工することが意匠効
果の面で好ましい。
ール8aの表面に形成された凹部内に凸部が入り込んで、
煉瓦模様部1aから目地相当部1b,1cに至る傾斜面を構成
する部分では金属薄板はエンボスロール8a,8bのいずれ
にも当接しない状態、即ち素材が拘束されない状態でエ
ンボス加工されることになるから、1.3mm以上のエンボ
ス深さでエンボス加工できるのである。この際、横目地
相当部1bを形成するには、一方のエンボスロール8aの表
面に形成された凹部内にその中央と他方のエンボスロー
ル8bの表面に形成された凸部の中央とがズレた状態に凸
部が入り込んで、煉瓦模様部1aから横目地相当部1bに至
る傾斜角度を上面側で110°〜125°に、また下面側で13
0°〜140°になるようにエンボス加工することが意匠効
果の面で好ましい。
【0025】かくしてエンボス成形機8で煉瓦模様部1a
と目地相当部1b,1cとがエンボス成形された金属薄板
は、必要に応じて設置されるレベラー9でそのひずみを
矯正された後、その両側に係合部成形機10で係合部A,
Bを形成されて断面略樋状に成形された表面材1とな
り、必要に応じて設置される予熱機11で加熱され、樹脂
注入機12で樋状部分に合成樹脂発泡体から成る芯材2を
注入され、芯材2が発泡して樋状部分に充填された状態
となる過程でペイオフリール13から芯材2の裏面をシー
ト状物から成る裏面材3で被覆するように裏面材3を供
給され、表面材1の樋状部分に充填した芯材2の裏面を
裏面材3で被覆した状態でダブルコンベア14,14により
表面と裏面とを挟持されて移動させる過程で芯材2が硬
化され、ダブルコンベア14,14間を出た後に所定長さに
裁断されて煉瓦模様が施された金属サイディング材の製
造が完了するのである。
と目地相当部1b,1cとがエンボス成形された金属薄板
は、必要に応じて設置されるレベラー9でそのひずみを
矯正された後、その両側に係合部成形機10で係合部A,
Bを形成されて断面略樋状に成形された表面材1とな
り、必要に応じて設置される予熱機11で加熱され、樹脂
注入機12で樋状部分に合成樹脂発泡体から成る芯材2を
注入され、芯材2が発泡して樋状部分に充填された状態
となる過程でペイオフリール13から芯材2の裏面をシー
ト状物から成る裏面材3で被覆するように裏面材3を供
給され、表面材1の樋状部分に充填した芯材2の裏面を
裏面材3で被覆した状態でダブルコンベア14,14により
表面と裏面とを挟持されて移動させる過程で芯材2が硬
化され、ダブルコンベア14,14間を出た後に所定長さに
裁断されて煉瓦模様が施された金属サイディング材の製
造が完了するのである。
【0026】
【発明の効果】このような本発明に係る煉瓦模様が施さ
れた金属サイディング材の製造方法によれば、近年の高
級意匠の要求に合致した大柄模様である煉瓦模様部分間
にそれぞれ凹凸模様の無い横目地相当部及び縦目地相当
部が煉瓦部分より1.3mm以上の深さに形成された意匠効
果が優れた煉瓦模様が施された金属サイディング材を製
造することができるのである。
れた金属サイディング材の製造方法によれば、近年の高
級意匠の要求に合致した大柄模様である煉瓦模様部分間
にそれぞれ凹凸模様の無い横目地相当部及び縦目地相当
部が煉瓦部分より1.3mm以上の深さに形成された意匠効
果が優れた煉瓦模様が施された金属サイディング材を製
造することができるのである。
【0027】そして、この製造された煉瓦模様が施され
た金属サイディング材は、横目地相当部及び縦目地相当
部は煉瓦模様部分より大きく凹んだ状態で且つ凹凸模様
の無い状態に形成されているので、煉瓦模様部分と明瞭
に区別できるため、煉瓦模様部分と横目地相当部及び縦
目地相当部との色彩分けをする必要がなくモノカラーで
良いため表面材の素材を安価とすることができるから、
高級意匠であるにも拘らず安価な金属サイディング材を
提供することができるのである。
た金属サイディング材は、横目地相当部及び縦目地相当
部は煉瓦模様部分より大きく凹んだ状態で且つ凹凸模様
の無い状態に形成されているので、煉瓦模様部分と明瞭
に区別できるため、煉瓦模様部分と横目地相当部及び縦
目地相当部との色彩分けをする必要がなくモノカラーで
良いため表面材の素材を安価とすることができるから、
高級意匠であるにも拘らず安価な金属サイディング材を
提供することができるのである。
【0028】そして、断面略樋状に成形された表面材の
両側に煉瓦模様部の完結しない部分が残存することが無
いようにエンボス成形機によってエンボス加工すれば製
造される煉瓦模様が施された金属サイディング材は施工
された状態で外観が低下することがなく、また製造され
る煉瓦模様が施された金属サイディング材が横張り金属
サイディング材である場合に、横目地相当部が煉瓦模様
部から横目地相当部に至る傾斜角度を上面側で110°〜1
25°に、また下面側で130°〜140°になるようにエンボ
ス加工されていれば、見たときによく目に付く下面側の
傾斜角度がきつくて外観が非常に優れたものとなるので
ある。
両側に煉瓦模様部の完結しない部分が残存することが無
いようにエンボス成形機によってエンボス加工すれば製
造される煉瓦模様が施された金属サイディング材は施工
された状態で外観が低下することがなく、また製造され
る煉瓦模様が施された金属サイディング材が横張り金属
サイディング材である場合に、横目地相当部が煉瓦模様
部から横目地相当部に至る傾斜角度を上面側で110°〜1
25°に、また下面側で130°〜140°になるようにエンボ
ス加工されていれば、見たときによく目に付く下面側の
傾斜角度がきつくて外観が非常に優れたものとなるので
ある。
【0029】このような種々の効果を有する本発明に係
る煉瓦模様が施された金属サイディング材の製造方法の
工業的価値は非常に大きなものである。
る煉瓦模様が施された金属サイディング材の製造方法の
工業的価値は非常に大きなものである。
【図1】本発明方法で製造する煉瓦模様が施された金属
サイディング材の1実施例の斜視図である。
サイディング材の1実施例の斜視図である。
【図2】図1におけるX−X線拡大断面説明図である。
【図3】本発明に係る煉瓦模様が施された金属サイディ
ング材の製造方法を実施する装置の1実施例を示す概略
説明図である。
ング材の製造方法を実施する装置の1実施例を示す概略
説明図である。
【図4】本発明に係る煉瓦模様が施された金属サイディ
ング材の製造方法を実施するのに使用するエンボス成形
機のエンボスロールの部分拡大断面説明図である。
ング材の製造方法を実施するのに使用するエンボス成形
機のエンボスロールの部分拡大断面説明図である。
1 表面材 1a 煉瓦模様部 1b 横目地相当部 1c 縦目地相当部 2 芯材 3 裏面材 4 アンコイラ 5 接続機 6 ピンチロール 7 予熱機 8 エンボス成形機 8a,8b エンボスロール 9 レベラー 10 係合部成形機 11 予熱機 12 樹脂注入機 13 ペイオフリール 14 ダブルコンベア A,B 係合部
Claims (3)
- 【請求項1】 相対して互いに同速で逆方向に回転する
2本のエンボスロール(8a,8b)間に金属薄板を供給して
連続的にエンボス加工を行うエンボス成形機(8)によっ
て煉瓦模様のエンボス柄を形成し、係合部成形機(10)に
よって該金属薄板の両側に係合部(A,B)を形成して断
面略樋状の表面材(1)を成形し、次いで該表面材(1)の
樋状部分に合成樹脂発泡体から成る芯材(2)を注入して
発泡充填させ、充填した該芯材(2)の裏面をシート状物
から成る裏面材(3)で被覆してダブルコンベア(14,14)
間で挟持しながら移動させる過程で該芯材(2)を硬化さ
せて煉瓦模様が施された金属サイディング材を製造する
に際し、エンボス成形機(8)の一方のエンボスロール(8
a)として、煉瓦模様部(1a)の周囲に横目地相当部(1b)及
び縦目地相当部(1c)を形成するために表面に形成された
凹部がコ字状断面形状で煉瓦模様部(1a)のコーナー部に
対応する平面形状の半径が2.0〜5.5mmで、該凹部の開口
縁が基準長さ0.8mmにおける十点平均粗さ3.2μm以下の
仕上げで且つ半径0.2〜0.5mmのものを、また他方のエン
ボスロール(8b)として、目地相当部(1b,1c)の底部を形
成するために前記凹部内に入り込むように表面に形成さ
れた凸部が該凹部の幅から表面材(1)の板厚の2倍を差
し引いた長さより短い幅のコ字状断面形状で該凸部の端
縁が基準長さ0.8mmにおける十点平均粗さ3.2μm以下の
仕上げで且つ半径0.2〜0.5mmのものを使用して、エンボ
ス深さを1.3mm以上にエンボス加工することを特徴とす
る煉瓦模様が施された金属サイディング材の製造方法。 - 【請求項2】 断面略樋状に成形された表面材(1)の両
側に煉瓦模様部(1a)の完結しない部分が残存することが
無いようにエンボス成形機(8)によってエンボス加工す
る請求項1に記載の煉瓦模様が施された金属サイディン
グ材の製造方法。 - 【請求項3】 製造する金属サイディング材が横張り金
属サイディング材である場合に、煉瓦模様部(1a)から横
目地相当部(1b)に至る傾斜角度を、上面側で110°〜125
°に、また下面側で130°〜140°にエンボス加工する請
求項1又は2に記載の煉瓦模様が施された金属サイディ
ング材の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8052587A JPH09225554A (ja) | 1996-02-16 | 1996-02-16 | 煉瓦模様が施された金属サイディング材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8052587A JPH09225554A (ja) | 1996-02-16 | 1996-02-16 | 煉瓦模様が施された金属サイディング材の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09225554A true JPH09225554A (ja) | 1997-09-02 |
Family
ID=12918934
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8052587A Withdrawn JPH09225554A (ja) | 1996-02-16 | 1996-02-16 | 煉瓦模様が施された金属サイディング材の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09225554A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111185523A (zh) * | 2019-12-31 | 2020-05-22 | 南京图信新材料科技有限公司 | 一种u型钢板桩的辊式连续冷弯成型方法 |
-
1996
- 1996-02-16 JP JP8052587A patent/JPH09225554A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111185523A (zh) * | 2019-12-31 | 2020-05-22 | 南京图信新材料科技有限公司 | 一种u型钢板桩的辊式连续冷弯成型方法 |
| CN111185523B (zh) * | 2019-12-31 | 2021-07-16 | 南京图信新材料科技有限公司 | 一种u型钢板桩的辊式连续冷弯成型方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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