JPH09232906A - 弾性表面波フィルタ - Google Patents

弾性表面波フィルタ

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JPH09232906A
JPH09232906A JP3593596A JP3593596A JPH09232906A JP H09232906 A JPH09232906 A JP H09232906A JP 3593596 A JP3593596 A JP 3593596A JP 3593596 A JP3593596 A JP 3593596A JP H09232906 A JPH09232906 A JP H09232906A
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JP
Japan
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resonator
acoustic wave
surface acoustic
saw resonator
saw
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JP3593596A
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Inventor
Shigeyuki Morimoto
茂行 森本
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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  • Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルタの通過域にスプリアスを発生させず
に低域側の減衰特性を改善することができ、SAW共振
子のQ値を悪化させることなく減衰特性だけを改善する
ことができる弾性表面波フィルタを提供する。 【解決手段】 反射器型SAW共振子をn段梯型構成し
た共振器型SAWフィルタ100は、n段梯型回路構成
部101にさらに減衰特性改善用SAW共振子102と
してIDT型SAW共振子103を縦続に並列腕接続す
るように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弾性表面波フィル
タに関し、詳細には、弾性表面波共振子を用いた共振器
型弾性表面波フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】弾性表面波(SAW:Surface Acoustic
Wave、以下、適宜SAWと略記する)装置は圧電基板
上に配置されたすだれ状電極あるいは変換器(IDT:
Interdigital Transducer)と呼ばれるものにより電気
−弾性表面波変換を行う装置である。なかでもSAWフ
ィルタは小型、軽量、無調整という特長を持ち、その製
造プロセスには半導体デバイスの製造に用いられるフォ
トリソグラフィ技術を利用できるため量産性にも優れて
いる。SAWフィルタは振幅特性と位相特性が独立に任
意に制御できることからPIF(映像中間周波)フィル
タ、VSB(残留側波帯)フィルタ等の通信フィルタ、
各種ディジタル信号処理用のフィルタとしてますます用
途が拡大している。
【0003】一般に、共振器型SAWフィルタは、ID
Tとその両端に配置したグレーティング反射器で構成さ
れた反射器型SAW共振子を利用してフィルタ構成する
ものである。共振器型SAWフィルタの構成は、図7〜
図9で示され、図7は反射器型SAW共振子の構成を示
す図である。共振器型SAWフィルタは図8に示す梯型
回路構成タイプと、図9に示す二重モードタイプに分類
することができる。梯型回路構成タイプの共振器型SA
Wフィルタは、原理的に低損失、高減衰量、狭帯域、そ
して、整合回路不要という特長がある。
【0004】図7において、1は反射器型SAW共振子
のIDT、2は反射器型SAW共振子のグレーティング
反射器である。また、図8において、3は反射器型SA
W共振子であり、図7の反射器型SAW共振子3を簡略
化して表したものである。以下で説明する梯型回路構成
ではSAW共振子をこの図8のように略記して示すもの
とする。
【0005】図10は反射器型SAW共振子10の構造
を示す図、図11はその反射器型SAW共振子の等価回
路、図12はそのリアクタンス特性図である。
【0006】図10において、11は圧電基板、12は
IDT、13,14はグレーティング反射器、15は入
力端子、16は出力端子であり、17の矢印は励振され
たSAWの伝搬方向を示している。
【0007】反射器型SAW共振子10のIDT12及
びグレーティング反射器13,14の各電極指は、それ
ぞれλ/2 ピッチ(λ:波長)で配置されており、I
DT12とグレーティング反射器13,14との間隔も
同様にλ/2ピッチで配置されている。また、この図1
0に示すようにIDT12の各電極指の交差長が一定で
ある正規型の反射器型SAW共振子が一般的に用いられ
ている。
【0008】上記IDT12、グレーティング反射器1
3,14、入力端子15及び出力端子16のパターンニ
ングはフォトリソグラフィ技術により作製される。ID
T12、グレーティング反射器13,14の金属材料に
は、SAWの振動に対する負荷を軽くし伝搬損失を少な
くするために比重の小さい金属材料が用いられ、一般に
はアルミニウムあるいは銅、シリコンを数%含んだアル
ミニウム合金が使用される。また、入力端子15と出力
端子16の金属材料にはボンディングを容易にするため
に金を用いることが多い。
【0009】図10及び図11を参照しながら反射器型
SAW共振子の動作原理を説明する。
【0010】図10に示す入力端子15に高周波電気信
号が入力されると、IDT12でSAWが発生し、図1
0中の矢印17に示すように両方向に伝搬する。この励
起されたSAWはIDT12の両端に配置されたグレー
ティング反射器13,14上で弾性的及び電気的な摂動
効果により反射され、グレーティング反射器13及びグ
レーティング反射器14間を多重走行する。そして、I
DT12上で透過波と反射波が重なり合いSAWの定在
波が発生し共振現象が起こる。
【0011】図11はSAW共振子の電気的等価回路図
であり、この図11に示すようにSAW共振子は、水晶
振動子と同様にR、L、Cの直列回路とこれに並列接続
されたIDTの静電容量C0で表すことができる。この
電気的等価回路のリアクタンス特性は図12の曲線18
で示すようになり、共振周波数frと反共振周波数fa
を持つ二重共振特性を持っている。したがって、SAW
共振子を従来公知のLCフィルタと同様に梯型回路構成
とすることによりバンドパスフィルタを構成することが
できる。
【0012】上記梯型回路構成タイプの共振器型SAW
フィルタの原理を説明する。図13及び図14は梯型回
路構成タイプの共振器型SAWフィルタの原理図を示す
図であり、図13はSAW共振子を一段梯型回路に接続
した回路構成を示す図である。
【0013】図13において、21は直列腕SAW共振
子、22は並列腕SAW共振子、23は入力端子、24
は出力端子であり、図示のようにSAW共振子は梯型回
路で構成される。
【0014】図14はSAW共振子を上記図13に示す
ように一段梯型回路構成した場合のリアクタンス特性と
伝送特性を示す特性図である。図14中の曲線25は直
列腕SAW共振子21のリアクタンス特性、曲線26は
並列腕SAW共振子22のリアクタンス特性である。ま
た、f1とf2はそれぞれ並列腕SAW共振子22の共
振周波数と反共振周波数であり、f3とf4はそれぞれ
直列腕SAW共振子21の共振周波数と反共振周波数で
ある。並列腕SAW共振子の反共振周波数f2と直列腕
SAW共振子の共振周波数f3をほぼ一致させるように
直列腕SAW共振子と並列腕SAW共振子を構成する
と、図14中の曲線27に示すような伝送特性(S2
1)をもつバンドパスフィルタを構成できることは従来
の回路網理論から周知の事実である。
【0015】図13に示すような1個の直列腕SAW共
振子21と並列腕SAW共振子22からなる一段梯型回
路構成の共振器型フィルタでは減衰量が小さいため、通
常は減衰量を大きくするためにSAW共振子を多段梯型
回路構成にする。
【0016】従来、図10に示すような正規型の反射器
型SAW共振子10を用いて図13のように梯型回路構
成する場合、反射器型SAW共振子10のIDT12及
びグレーティング反射器13,14の電極指膜厚Hは比
較的厚くし、H/λ≧0.08〜0.1となるように設
定する。このH/λ≧0.08〜0.1は、通過帯域が
25MHzでその中心周波数が850MHz帯のSAW
フィルタに使用した場合の例である。また、この膜厚条
件はIDT及びグレーティング反射器の金属材料をアル
ミニウムあるいは銅、シリコンを数%含んだアルミニウ
ム合金を用いた場合の条件である。
【0017】以下、正規型の反射器型SAW共振子を用
いて梯型回路構成する場合を図15〜図22を用いて詳
細に説明する。
【0018】図15〜図18は図10に示した従来の正
規型の反射器型SAW共振子において、電極指膜厚Hが
薄い場合(例えば、H/λ≦0.08〜0.1)のSA
W共振子及びそのSAW共振子を梯型回路構成した共振
器型SAWフィルタの回路構成及び伝送特性である。
【0019】図15及び図16はSAW共振子を直列腕
接続した場合の回路構成及びその伝送特性であり、図1
6中の特性図の縦軸は挿入損失S21、横軸は周波数で
ある。図15中の31は反射器型SAW共振子、図16
中の32は反射器型SAW共振子31を直列腕接続した
場合の伝送曲線、33は反共振周波数、34はスプリア
ス(副共振)である。
【0020】図17及び図18はSAW共振子をn段
(n=1,2,3,…:整数)梯型回路構成した共振器
型SAWフィルタの回路構成及びその伝送特性であり、
図18中の特性図の縦軸は挿入損失S21、横軸は周波
数である。図17中の35はn段梯型回路構成用の直列
腕SAW共振子、36はn段梯型回路構成用の並列腕S
AW共振子、また図18中の37はn段梯型回路構成の
共振器型SAWフィルタの伝送曲線、38は並列腕SA
W共振子のスプリアス、39は直列腕SAW共振子のス
プリアス、40は通過域、41は低域側の減衰域、42
は高域側の減衰域である。
【0021】図16に示すように、従来の反射器型SA
W共振子31の電極指膜厚Hが薄い場合(例えば、H/
λ≦0.08〜0.1)には反共振周波数付近に大きな
スプリアス特性が発生する。この膜厚範囲でSAW共振
子を梯型回路接続してフィルタ構成すると図18に示す
ように並列腕SAW共振子のスプリアス38により通過
域40内にリップルが発生することになる。
【0022】一方、図19〜図22は図10に示した正
規型の反射器型SAW共振子において、電極指膜厚Hが
厚い場合(例えば、H/λ≧0.08〜0.1)のSA
W共振子及びそのSAW共振子を梯型回路構成した共振
器型SAWフィルタの伝送特性である。
【0023】図19及び図20はSAW共振子を直列腕
接続した場合の回路構成及びその伝送特性であり、図2
0中の特性図の縦軸は挿入損失S21、機軸は周波数で
ある。図19中の51はSAW共振子、図20の52は
SAW共振子51を直列腕接続した場合の伝送曲線、5
3は反共振周波数、54はスプリアスである。
【0024】図21及び図21はSAW共振子をn段
(n=1,2,3,…:整数)梯型構成した共振器型S
AWフィルタの回路構成及びその伝送特性であり、図2
1中の55はn段梯型回路構成用の直列腕SAW共振
子、56はn段梯型回路構成用の並列腕SAW共振子、
また図22中の57はn段梯型回路構成の共振器型SA
Wフィルタの伝送曲線、58は並列腕SAW共振子のス
プリアス、59は直列腕SAW共振子のスプリアス、6
0は通過域、61は低域側の減衰域、62は高域側の減
衰域である。
【0025】上記図16及び図20を比較すれば明らか
なように、図16に示すように電極指膜厚Hが薄い場合
(H/λ≦0.08〜0.1)には反共振周波数付近に
大きなスプリアス特性が発生するが、スプリアスの周波
数膜厚偏差は反共振周波数の膜厚偏差に比べて非常に小
さいことが実験的に知られている。
【0026】したがって、図19及び図20に示すよう
にIDTの電極膜厚Hを厚く(H/λ≧0.08〜0.
1)するとスプリアス4は反共振周波数53から大きく
離れた周波数位置になる。この膜厚範囲でSAW共振子
を梯型回路構成しフィルタ構成すると図18にみられた
ような並列腕SAW共振子のスプリアスによる通過域の
リップル発生を抑えることができる。
【0027】以上の理由から図10に示すような従来の
正規型の反射器型SAW共振子を用いて梯型回路構成し
た共振器型SAWフィルタではSAW共振子のIDT及
びグレーティング反射器の電極指膜厚Hは比較的厚く
し、H/λ≧0.08〜0.1となるように設定する。
【0028】ところで、梯型回路構成タイプの共振器型
SAWフィルタで減衰特性を改善する方法として上述し
た多段梯型回路構成をとる以外に、フィルタの伝送特性
において減衰域外の周波数位置に新たに減衰極を設ける
方法がある。以下、図23〜図34を参照してその方法
を説明する。図23〜図28は高域側の減衰特性の改善
方法であり、図29〜図34は低域側の減衰特性の改善
方法である。
【0029】図23及び図24は従来の反射器型SAW
共振子をn段梯型回路構成した共振器型SAWフィルタ
の回路構成及びその伝送特性である。図23中の71は
梯型回路構成用の直列腕SAW共振子、72は梯型回路
構成用の並列腕SAW共振子である。また、図24中の
73はn段梯型回路構成した共振器型SAWフィルタの
伝送特性であり、同図中のf1は並列腕SAW共振子7
2の共振周波数であると同時にフィルタ特性の低域側の
減衰極であり、f3は直列腕SAW共振子71の反共振
周波数であると同時にフィルタ特性の高域側の減衰極で
ある。また、74は通過域、75は高域側の減衰域であ
る。
【0030】図25及び図26は高域側の減衰特性改善
用SAW共振子の回路構成及びその伝送特性である。図
25中の76は高域側の減衰特性改善用SAW共振子で
ある。また、図26中の77は高域側の減衰特性改善用
SAW共振子76を直列腕接続した場合の伝送特性であ
り、f3はそのSAW共振子76の反共振周波数であ
る。
【0031】ここで、高域側の減衰特性改善用SAW共
振子76の構造は図10に示した従来の正規型の反射器
型SAW共振子と同様のものが多く、そのIDT及びグ
レーティング反射器の電極指膜厚も上述したように比較
的厚くし、H/λ≧0.08〜0.1となるように設定
する。但し、梯型回路構成用SAW共振子71、72と
同様に、この膜厚条件は電極指の金属材料をアルミニウ
ムあるいは銅、シリコンを数%含んだアルミニウム合金
を用いた場合の条件である。また、高域側の減衰特性改
善用SAW共振子76の反共振周波数f3は前記図23
中の梯型回路構成用の直列腕SAW共振子71の反共振
周波数f2より高い周波数にする必要があるため、高域
側の減衰特性改善用SAW共振子76のIDT及びグレ
ーティング反射器の各電極指間のピッチは梯型回路構成
用の直列腕SAW共振子71のピッチより短くする。
【0032】図27及び図28は、上記図23と上記図
25の回路構成を縦続接続したときの回路構成及びその
伝送特性である。図28の伝送特性78に示すように、
高域側の減衰特性改善用SAW共振子76を図23に示
すようなn段梯型回路に縦続に直列腕接続すると、減衰
極f2より高周波数側に新たに減衰極f3が発生し、高
域側減衰域75の減衰量が図24に示す減衰量より増加
することになって特性改善を行うことができる。
【0033】図29及び図30は従来の反射器型SAW
共振子をn段梯型回路構成した共振器型SAWフィルタ
の回路構成及びその伝送特性である。図29中の81は
梯型回路構成用の直列腕SAW共振子、82は梯型回路
構成用の並列腕SAW共振子である。また、図30中の
83はn段梯型回路構成した共振器型SAWフィルタの
伝送特性であり、同図中のf1は並列腕SAW共振振子
82の共振周波数であると同時にフィルタ特性の低域側
の減衰極であり、f2は直列腕SAW共振子81の反共
振周波数であると同時にフィル夕特性の高域側の減衰極
である。また、84は通過域、85は低域側の減衰域で
ある。
【0034】図31及び図32は低域側の減衰特性改善
用SAW共振子の回路構成及びその伝送特性である。図
31中の86は低域側の減衰特性改善用SAW共振子で
ある。また、図32中の87は低域側の減衰特性改善用
SAW共振子86を並列腕接続した場合の伝送特性であ
り、f4はそのSAW共振子86の共振周波数である。
【0035】低域側の減衰特性改善用SAW共振子86
の構造は図10に示した従来の正規型の反射器型SAW
共振子と同様のものが多く、そのIDT及びグレーティ
ング反射器の電極指膜厚も上述したように比較的厚く
し、H/λ≧0.08〜0.1となるように設定する。
但し、上述同様、この膜厚条件は電極指の金属材料をア
ルミニウムあるいは銅、シリコンを数%含んだアルミニ
ウム合金を用いた場合の条件である。また、低域側の減
衰特性改善用SAW共振子86の共振周波数f4は図3
0中の梯型回路構成用の並列腕SAW共振子82の共振
周波数f1より低い周波数にする必要があるため、低域
側の減衰特性改善用SAW共振子86のIDT及びグレ
ーティング反射器の各電極指間のピッチは梯型回路構成
用の並列腕SAW共振子82のピッチより長くする。
【0036】図33及び図34は、上記図29と上記図
31の回路構成図を縦続接続したときの回路構成及びそ
の伝送特性である。図34に示す伝送特性88のよう
に、低域側の減衰特性改善用SAW共振子86を図29
のn段梯型回路に縦続に並列腕接続すると減衰極f1よ
り低周波数側に新たに減衰極f4が発生し、低域側減衰
域85の減衰量が図30に示す減衰量より増加すること
になって特性改善を行うことができる。
【0037】
【発明が解決しようとする課題】したがって、上述のよ
うにSAW共振子をn段梯型回路構成した共振器型SA
Wフィルタにおいて、その通過域に対して低域側の減衰
特性を改善するために図29〜図34に示したように、
低域側の減衰特性改善用SAW共振子として従来の反射
器型SAW共振子を図29に示すn段梯型回路に縦続に
並列腕接続し、n段梯型回路による低域側減衰極f1よ
りさらに低周波数側に新たに減衰極f4を発生させ低域
側の減衰特性を改善するようにする。この場合、低域側
の減衰特性改善用SAW共振子のIDT及びグレーティ
ング反射器の電極指膜厚を図29に示すn段梯型構成用
のSAW共振子の電極指膜厚と同様にH/λ≧0.08
〜0.1となるように設定するが、電極指膜厚H/λを
0.08〜0.1付近に設定したとき、その共振器型S
AWフィルタの伝送特性は図35及び図36のようにな
る。但し、この膜厚条件は電極指の金属材料をアルミニ
ウムあるいは銅、シリコンを数%含んだアルミニウム合
金を用いた場合の条件である。
【0038】図35中の81はn段梯型回路構成用の直
列腕SAW共振子、82はn段梯型回路構成用の並列腕
SAW共振子、93は低域側の減衰特性改善用SAW共
振子、また、図36中の94はSAW共振子の電極指膜
厚H/λを0.08〜0.1付近に設定したときの共振
器型SAWフィルタの伝送特性、95は低域側の減衰特
性改善用SAW共振子93によるスプリアス、96は梯
型回路構成用の並列腕SAW共振子によるスプリアス、
97は梯型回路構成用の直列腕SAW共振子によるスプ
リアス、98は通過域、99は低域側の減衰域である。
また、図36中のf4は低域側の減衰特性改善用反射器
型SAW共振子86による減衰極、f1は梯型回路構成
用の並列腕共振子82による減衰極そして、f2は梯型
回路構成用の直列腕共振子81による減衰極である。
【0039】図36から明らかなように低域側の減衰特
性改善用SAW共振子93及び梯型回路構成用SAW共
振子81、82の電極指膜厚H/λを0.08〜0.1
付近に設定した場合、低域側の減衰特性改善用SAW共
振子93のスプリアス95がフィルタの通過域98内に
発生するという問題が生じる。
【0040】これを改善するためにSAW共振子の電極
指膜厚H/λを0.1よりさらに厚くしていくと、電極
指の質量負荷及び電極指の存在する領域と存在しない領
域の音響インピーダンスの不連続量が増加するため、弾
性表面波の散乱やバルク波へのモード変換が生じSAW
共振子のQ値は低くなり、フィルタの特性劣化の原因に
なるという問題が生じる。
【0041】本発明は、SAW共振子の電極指膜厚H/
λを0.08〜0.1付近に設定してもフィルタの通過
域にスプリアスを発生させずに低域側の減衰特性を改善
することができ、SAW共振子のQ値を悪化させること
なく減衰特性だけを改善することができる弾性表面波フ
ィルタを提供することを目的とする。
【0042】
【課題を解決するための手段】本発明に係る弾性表面波
フィルタは、電気信号を弾性表面波に、あるいは弾性表
面波を電気信号に変換するすだれ状電極を用いた弾性表
面波共振子を梯型接続してフィルタ構成し、該梯型回路
構成用の並列腕弾性表面波共振子より低い共振周波数を
持つ弾性表面波共振子を、低域側の減衰特性改善用弾性
表面波共振子としてさらに並列腕縦続接続し、フィルタ
の通過域に対して低域側の減衰特性を改善した弾性表面
波フィルタにおいて、減衰特性改善用弾性表面波共振子
が、IDT型弾性表面波共振子により構成している。
【0043】また、本発明に係る弾性表面波フィルタ
は、電気信号を弾性表面波に、あるいは弾性表面波を電
気信号に変換するすだれ状電極を用いた弾性表面波共振
子を梯型接続してフィルタ構成し、該梯型回路構成用の
並列腕弾性表面波共振子より低い共振周波数を持つ弾性
表面波共振子を、低域側の減衰特性改善用弾性表面波共
振子としてさらに並列腕縦続接続し、フィルタの通過域
に対して低域側の減衰特性を改善した弾性表面波フィル
タにおいて、減衰特性改善用弾性表面波共振子が、すだ
れ状電極とグレーティング反射器との間隔が0.56λ
〜0.63λ(λは表面波波長)とした反射器型弾性表
面波共振子により構成している。
【0044】
【発明の実施の形態】本発明に係る弾性表面波フィルタ
は、PIFフィルタ、VSBフィルタ等の通信フィル
タ、ディジタル信号処理用の弾性表面波フィルタに適用
することができる。
【0045】図1は本発明の第1の実施形態に係る共振
器型SAWフィルタの回路構成図であり、フィルタの通
過域に対して低域側の減衰特性改善用回路構成に適用し
た例である。また、図2は上記共振器型SAWフィルタ
の伝送特性を示す図である。なお、この図1及び図2で
は図35及び図36と同一又は対応する要素は同一の符
号を付している。
【0046】図1に示す共振器型SAWフィルタ100
において、符号101の部分は従来例の同様の構成のn
段梯型回路構成部であり、81は梯型回路構成用の直列
腕SAW共振子、82は梯型回路構成用の並列腕SAW
共振子である。また、符号102の部分は低域側の減衰
特性改善用の回路構成部であり、103は減衰特性改善
用SAW共振子として設置されたIDT型SAW共振子
(減衰特性改善用弾性表面波共振子)である。
【0047】また、図2において、104は第1実施形
態の回路構成法における共振器型SAWフィルタの伝送
特性、105は梯型回路構成用の並列腕SAW共振子に
よるスプリアス、106は梯型回路構成用の直列腕SA
W共振子によるスプリアス、107は通過域、108は
低域側の減衰域である。そして、図2中のf4は低域側
の減衰特性改善用反射器型SAW共振子82による減衰
極、f1は梯型回路構成用の並列腕共振子81による減
衰極、そして、f2は梯型回路構成用の直列腕共振子
(n段梯型回路構成部101)による減衰極である。
【0048】回路の構成方法は図33及び図35に示し
た従来の回路構成と同じであるが、第1実施形態に係る
共振器型SAWフィルタ100では、低域側の減衰特性
改善用SAW共振子としてIDT型SAW共振子103
を縦続に並列腕接続している。
【0049】図3はIDT型SAW共振子103の概略
示す構成図である。図3において、111はIDT、1
12は入力端子、113は出力端子、114は圧電基板
である。IDTの各電極指はそれぞれλ/2 ピッチで
配置されている。IDT型SAW共振子103は、ID
Tの対数を200対以上の多対構造にすることにより、
IDT内での内部反射を利用しIDT上に定在波を発生
させ共振現象を起こす共振子である。
【0050】以下、上述のように構成された弾性表面波
フィルタ100の動作を説明する。まず、IDT型SA
W共振子103について説明する。図3に示すように、
IDT型SAW共振子103は、IDT111、入力端
子112、出力端子113、圧電基板114からなり、
IDT111の各電極指はそれぞれλ/2 ピッチで配
置されている。
【0051】IDT型SAW共振子103は、前記図1
3に示した反射器型SAW共振子のようにIDTの両端
に反射器を持たないが、IDT111の対数を200対
以上の多対構造にすることにより、IDT内での内部反
射を利用しIDT上に定在波を発生させ共振現象を起こ
す共振子である。このIDT型SAW共振子103の伝
送特性では、IDTの電極指膜厚の大小に関係なくスプ
リアス特性が発生しないことが実験的に知られている。
【0052】したがって、図2に示すようにn段梯型回
路構成部101に減衰特性改善用SAW共振子としてI
DT型SAW共振子103を縦続に並列腕接続すること
により、IDTの電極膜厚H/λを0.08〜0.1付
近に設定してもフィルタの伝送特性104の通過域10
7にスプリアスを発生させずに低域側の減衰特性を改善
することができる。
【0053】以上説明したように、反射器型SAW共振
子をn段梯型構成した共振器型SAWフィルタ100
は、n段梯型回路構成部101にさらに減衰特性改善用
SAW共振子102としてIDT型SAW共振子103
を縦続に並列腕接続することにより、SAW共振子の電
極指膜厚H/λを0.08〜0.1付近に設定してもフ
ィルタの通過域にスプリアスを発生させずに低域側の減
衰特性を改善することができ、また、SAW共振子のQ
値を悪化させることなく減衰特性だけを改善することが
できる。
【0054】ここで、上記第1の実施形態では、フィル
タの通過域に対して低域側の減衰特性改善用回路構成に
適用した例であるが、高域側の減衰特性を改善する場合
にも同様に適用することができる。例えば、前記図27
に示した高域側の減衰特性改善用SAW共振子76に代
えて、上記IDT型SAW共振子103を前記図23に
示すようなn段梯型回路に縦続に直列腕接続すると、減
衰極f2より高周波数側に新たに減衰極f3が発生し、
高域側減衰域75の減衰量が図24に示す減衰量より増
加することになって特性改善を行うことができ、この場
合、SAW共振子の電極指膜厚H/λを0.08〜0.
1付近に設定してもフィルタの通過域にスプリアスを発
生させずに高域側の減衰特性を改善することができ、ま
た、SAW共振子のQ値を悪化させることなく減衰特性
だけを改善することができる。
【0055】図4は本発明の第2の実施形態に係る共振
器型SAWフィルタの回路構成図であり、図5は上記共
振器型SAWフィルタの伝送特性を示す図である。第2
の実施形態に係る共振器型SAWフィルタも、第1の実
施形態同様、フィルタの通過域に対して低域側の減衰特
性改善用回路構成に適用した例である。なお、この図4
及び図5では図1及び図2と同一又は対応する要素は同
一の符号を付している。
【0056】図4に示す共振器型SAWフィルタ120
において、符号101の部分は従来例の同様の構成のn
段梯型回路構成部であり、81は梯型回路構成用の直列
腕SAW共振子、82は梯型回路構成用の並列腕SAW
共振子である。また、符号102の部分は低域側の減衰
特性改善用の回路構成部であり、121は減衰特性改善
用SAW共振子として設置されたIDTとグレーティン
グ反射器間のピッチが0.625λ(λ:共振周波数に
対応する波長)である反射器型SAW共振子(減衰特性
改善用弾性表面波共振子)である。
【0057】また、図5において、122は第2実施形
態の回路構成法における共振器型SAWフィルタの伝送
特性、123は梯型回路構成用の並列腕SAW共振子に
よるスプリアス、124は梯型回路構成用の直列腕SA
W共振子によるスプリアス、125は通過域、126は
低域側の減衰域である。そして、図2中のf4は低域側
の減衰特性改善用反射器型SAW共振子82による減衰
極、f1は梯型回路構成用の並列腕共振子81による減
衰極、そして、f2は梯型回路構成用の直列腕共振子
(n段梯型回路構成部101)による減衰極である。
【0058】回路の構成方法は図33及び図35に示し
た従来の回路構成と同じであるが、第2実施形態に係る
共振器型SAWフィルタ120では、低域側の減衰特性
改善用SAW共振子としてIDTとグレーティング反射
器間のピッチが0.625λである反射器型SAW共振
子121(減衰特性改善用弾性表面波共振子)を縦続に
並列腕接続している。
【0059】図6はIDTとグレーティング反射器間の
ピッチが0.625λである反射器型SAW共振子12
1の概略示す構成図である。図6において、131はI
DT、132,133はグレーティング反射器、134
は入力端子、135は出力端子、136は圧電基板であ
る。IDT131の各電極指はそれぞれλ/2 ピッチ
で配置されている。そして、図6の拡大図に示すように
IDT131とグレーティング反射器132,133間
のピッチは0.625λになるように構成されている。
【0060】以下、上述のように構成された弾性表面波
フィルタ120の動作を説明する。まず、IDTとグレ
ーティング反射器間のピッチが0.625λである反射
器型SAW共振子121について説明する。図6に示す
ように、上記反射器型SAW共振子121は、IDT1
31、グレーティング反射器132,133、入力端子
134、出力端子135、圧電基板136からなり、I
DT131の各電極指はそれぞれλ/2 ピッチで配置
されるとともに、IDT131とグレーティング反射器
間132,133のピッチは0.625λになるように
構成されている。
【0061】IDTとグレーティング反射器間のピッチ
が0.56λ〜0.63λである反射器型SAW共振子
121の伝送特性は、第1実施形態のIDT型SAW共
振子103と同様に、IDT131の電極膜厚の大小に
関係なくスプリアス特性が発生しないことが実験的に知
られている。
【0062】したがって、図4に示すようにn段梯型回
路構成部101に減衰特性改善用SAW共振子102と
して、IDTとグレーティング反射器間のピッチが0.
625λである反射器型SAW共振子121を縦続に並
列腕接続することにより、IDTの電極膜厚H/λを
0.08〜0.1付近に設定してもフィルタの伝送特性
122の通過域125にスプリアスを発生させずに低域
側の減衰特性を改善することができる。
【0063】このように、反射器型SAW共振子をn段
梯型構成した共振器型SAWフィルタ120は、n段梯
型回路構成部101にさらに減衰特性改善用SAW共振
子102としてIDTとグレーティング反射器間のピッ
チが0.625λである反射器型SAW共振子121を
縦続に並列腕接続することにより、SAW共振子の電極
指膜厚H/λを0.08〜0.1付近に設定してもフィ
ルタの通過域にスプリアスを発生させずに低域側の減衰
特性を改善することができ、また、SAW共振子のQ値
を悪化させることなく減衰特性だけを改善することがで
きる。
【0064】ここで、上記第2の実施形態では、低域側
の減衰特性改善用SAW共振子としてIDTとグレーテ
ィング反射器間のピッチが0.625λである反射器型
SAW共振子に適用した例であるが、IDTとグレーテ
ィング反射器間のピッチが0.56λ〜0.63λであ
る反射器型SAW共振子であれば同様の効果を得ること
ができ、例えば0.5625λの反射器型SAW共振子
を用いてもよい。
【0065】また、上記第2の実施形態では、フィルタ
の通過域に対して低域側の減衰特性改善用回路構成に適
用した例であるが、高域側の減衰特性を改善する場合に
も同様に適用することができる。例えば、前記図27に
示した高域側の減衰特性改善用SAW共振子76に代え
て、上記IDTとグレーティング反射器間のピッチが
0.625λである反射器型SAW共振子121を前記
図23に示すようなn段梯型回路に縦続に直列腕接続す
ると、減衰極f2より高周波数側に新たに減衰極f3が
発生し、高域側減衰域75の減衰量が図24に示す減衰
量より増加することになって特性改善を行うことがで
き、この場合、SAW共振子の電極指膜厚H/λを0.
08〜0.1付近に設定してもフィルタの通過域にスプ
リアスを発生させずに高域側の減衰特性を改善すること
ができ、また、SAW共振子のQ値を悪化させることな
く減衰特性だけを改善することができる。
【0066】なお、上記各実施形態では、フィルタの通
過域に対して低域側の減衰特性改善用回路構成に適用し
た例であるが、高域側の減衰特性を改善する場合にも同
様に適用できることは上述した通りであり、また、同様
な方法によって低域側、高域側の両減衰特性を同時に改
善する場合にも同様に適用できることは言うまでもな
い。
【0067】また、上記各実施形態では、n段梯型構成
した共振器型SAWフィルタにおいて、その構成要素の
SAW共振子の構造を正規型の反射器型SAW共振子と
して説明しているが、正規型の反射器型SAW共振子に
限定されず、正規型のIDT型SAW共振子、重み付け
を施したIDT型SAW共振子あるいは重み付けを施し
た反射器型SAW共振子などを単独又は、組み合わせて
n段梯型構成した共振器型SAWフィルタを適用しても
同様の効果を得ることができる。
【0068】また、上記各実施形態では、梯型回路構成
用のSAW共振子としてIDTの両端にグレーティング
反射器を設けた反射器型SAW共振子について適用した
例であるが、IDTを多対構造にしIDT内の内部反射
を利用して共振現象を起こすIDT型SAW共振子を用
いた梯型回路構成タイプの共振器型SAWフィルタにつ
いても同様に適用可能であり、同様の効果を得ることが
できる。
【0069】また、上記各実施形態では、SAW共振子
のIDT及びグレーティング反射器の金属材料としてア
ルミニウムあるいは銅、シリコンを数%含んだアルミニ
ウム合金を用いた場合について説明したが、これ以外の
金属材料で構成されたSAW共振子を用いた共振器型S
AWフィルタにおいても、フィルタのIDTの電極膜厚
H/λとスプリアスとの条件は若干変化するものの同様
に適用することができ、上記各実施形態で説明した構成
方法はそのまま適用可能であり、同様の効果を得ること
ができる。
【0070】さらに、上記各実施形態に係る弾性表面波
フィルタにおいて、低域側の減衰特性改善用弾性表面波
共振子に、IDT型SAW共振子又は、IDTとグレー
ティング反射器間のピッチが0.56λ〜0.63λで
ある反射器型SAW共振子を用いる構成であれば、どの
ような構成でもよく、梯型回路のパターン構造やその梯
型回路の段数、入出力アース端子の配線パターン形状
等、更にはすだれ状電極等の種類や個数、接続状態等は
上記各実施形態に限定されない。
【0071】
【発明の効果】本発明に係る弾性表面波フィルタは、梯
型回路構成用の並列腕弾性表面波共振子より低い共振周
波数を持つ弾性表面波共振子を、低域側の減衰特性改善
用弾性表面波共振子としてさらに並列腕縦続接続し、フ
ィルタの通過域に対して低域側の減衰特性を改善した弾
性表面波フィルタにおいて、減衰特性改善用弾性表面波
共振子が、IDT型弾性表面波共振子により構成してい
るので、弾性表面波共振子の電極指膜厚H/λを0.0
8〜0.1付近に設定してもフィルタの通過域にスプリ
アスを発生させずに低域側の減衰特性を改善することが
でき、また、弾性表面波共振子のQ値を悪化させること
なく減衰特性だけを改善することができる。
【0072】また、本発明に係る弾性表面波フィルタ
は、梯型回路構成用の並列腕弾性表面波共振子より低い
共振周波数を持つ弾性表面波共振子を、低域側の減衰特
性改善用弾性表面波共振子としてさらに並列腕縦続接続
し、フィルタの通過域に対して低域側の減衰特性を改善
した弾性表面波フィルタにおいて、減衰特性改善用弾性
表面波共振子が、すだれ状電極とグレーティング反射器
との間隔が0.56λ〜0.63λとした反射器型弾性
表面波共振子により構成しているので、弾性表面波共振
子の電極指膜厚H/λを0.08〜0.1付近に設定し
てもフィルタの通過域にスプリアスを発生させずに低域
側の減衰特性を改善することができ、また、弾性表面波
共振子のQ値を悪化させることなく減衰特性だけを改善
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1の実施形態に係る弾性表
面波フィルタの回路構成図である。
【図2】上記弾性表面波フィルタの伝送特性図である。
【図3】上記弾性表面波フィルタのIDT型SAW共振
子の構成図である。
【図4】本発明を適用した第2の実施形態に係る弾性表
面波フィルタの回路構成図である。
【図5】上記弾性表面波フィルタの伝送特性図である。
【図6】上記弾性表面波フィルタのIDTとグレーティ
ング反射器間のピッチが0.625λである反射器型S
AW共振子の構成図である。
【図7】従来の弾性表面波フィルタの構成を示す図であ
る。
【図8】従来の弾性表面波フィルタの回路構成図であ
る。
【図9】従来の弾性表面波フィルタの構成を示す図であ
る。
【図10】従来の弾性表面波フィルタの反射器型SAW
共振子の構造を示す図である。
【図11】従来の弾性表面波フィルタの反射器型SAW
共振子の等価回路図である。
【図12】従来の弾性表面波フィルタの反射器型SAW
共振子のリアクタンス特性を示す図である。
【図13】従来の弾性表面波フィルタの回路構成図であ
る。
【図14】従来の弾性表面波フィルタのリアクタンス特
性及び伝送特性を示す図である。
【図15】従来の弾性表面波フィルタのSAW共振子の
直列腕接続時の回路構成図である。
【図16】従来の弾性表面波フィルタのSAW共振子の
直列腕接続時の伝送特性図である。
【図17】従来の弾性表面波フィルタのSAW共振子の
n段梯型回路の回路構成図である。
【図18】従来の弾性表面波フィルタのSAW共振子の
n段梯型回路の伝送特性図である。
【図19】従来の弾性表面波フィルタのSAW共振子の
直列腕接続時の回路構成図である。
【図20】従来の弾性表面波フィルタのSAW共振子の
直列腕接続時の伝送特性図である。
【図21】従来の弾性表面波フィルタのSAW共振子の
n段梯型回路の回路構成図である。
【図22】従来の弾性表面波フィルタのSAW共振子の
n段梯型回路の伝送特性図である。
【図23】従来の弾性表面波フィルタのSAW共振子の
n段梯型回路の回路構成図である。
【図24】従来の弾性表面波フィルタのSAW共振子の
n段梯型回路の伝送特性図である。
【図25】従来の弾性表面波フィルタの高域側の減衰特
性改善用SAW共振子の回路構成図である。
【図26】従来の弾性表面波フィルタの高域側の減衰特
性改善用SAW共振子の伝送特性図である。
【図27】従来の弾性表面波フィルタの高域側の減衰特
性改善用SAW共振子を接続したn段梯型回路の回路構
成図である。
【図28】従来の弾性表面波フィルタの高域側の減衰特
性改善用SAW共振子を接続したn段梯型回路の伝送特
性図である。
【図29】従来の弾性表面波フィルタのSAW共振子の
n段梯型回路の回路構成図である。
【図30】従来の弾性表面波フィルタのSAW共振子の
n段梯型回路の伝送特性図である。
【図31】従来の弾性表面波フィルタの低域側の減衰特
性改善用SAW共振子の回路構成図である。
【図32】従来の弾性表面波フィルタの低域側の減衰特
性改善用SAW共振子の伝送特性図である。
【図33】従来の弾性表面波フィルタの低域側の減衰特
性改善用SAW共振子を接続したn段梯型回路の回路構
成図である。
【図34】従来の弾性表面波フィルタの低域側の減衰特
性改善用SAW共振子を接続したn段梯型回路の伝送特
性図である。
【図35】従来の弾性表面波フィルタの低域側の減衰特
性改善用SAW共振子を接続したn段梯型回路の回路構
成図である。
【図36】従来の弾性表面波フィルタの低域側の減衰特
性改善用SAW共振子を接続したn段梯型回路の伝送特
性図である。
【符号の説明】
81 梯型回路構成用の直列腕SAW共振子、82 梯
型回路構成用の並列腕SAW共振子、100,120
共振器型SAWフィルタ、101 n段梯型回路構成
部、102 低域側の減衰特性改善用の回路構成部、1
03 IDT型SAW共振子(減衰特性改善用弾性表面
波共振子)、111,131 IDT、112,134
入力端子、113,135 出力端子、114,13
6 圧電基板、121 IDTとグレーティング反射器
間のピッチが0.625λである反射器型SAW共振子
(減衰特性改善用弾性表面波共振子)、132,133
グレーティング反射器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気信号を弾性表面波に、あるいは弾性
    表面波を電気信号に変換するすだれ状電極を用いた弾性
    表面波共振子を梯型接続してフィルタ構成し、 該梯型回路構成用の並列腕弾性表面波共振子より低い共
    振周波数を持つ弾性表面波共振子を、低域側の減衰特性
    改善用弾性表面波共振子としてさらに並列腕縦続接続
    し、フィルタの通過域に対して低域側の減衰特性を改善
    した弾性表面波フィルタにおいて、 前記減衰特性改善用弾性表面波共振子が、IDT型弾性
    表面波共振子により構成したことを特徴とする弾性表面
    波フィルタ。
  2. 【請求項2】 電気信号を弾性表面波に、あるいは弾性
    表面波を電気信号に変換するすだれ状電極を用いた弾性
    表面波共振子を梯型接続してフィルタ構成し、 該梯型回路構成用の並列腕弾性表面波共振子より低い共
    振周波数を持つ弾性表面波共振子を、低域側の減衰特性
    改善用弾性表面波共振子としてさらに並列腕縦続接続
    し、フィルタの通過域に対して低域側の減衰特性を改善
    した弾性表面波フィルタにおいて、 前記減衰特性改善用弾性表面波共振子が、すだれ状電極
    とグレーティング反射器との間隔が0.56λ〜0.6
    3λ(λは表面波波長)とした反射器型弾性表面波共振
    子により構成したことを特徴とする弾性表面波フィル
    タ。
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