JPH092335A - 車両のファーストクロスメンバ構造 - Google Patents

車両のファーストクロスメンバ構造

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JPH092335A
JPH092335A JP15649795A JP15649795A JPH092335A JP H092335 A JPH092335 A JP H092335A JP 15649795 A JP15649795 A JP 15649795A JP 15649795 A JP15649795 A JP 15649795A JP H092335 A JPH092335 A JP H092335A
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジンルームの通気性能を向上させるファ
ーストクロスメンバ構造を提供する。また,ファースト
クロスメンバとセンタメンバとの取り付け位置にかかる
負荷を軽減するファーストクロスメンバ構造を提供す
る。 【構成】 エンジンルームの前端部に設けられ,車幅方
向に延在して左右のフロントサイドメンバを接続するフ
ァーストクロスメンバ101の下部に,エンジンを支持
するセンタメンバ104の先端部を取り付けた車両のフ
ァーストクロスメンバ構造において,ファーストクロス
メンバ101の前部を前方に延在するとともに,少なく
とも延在部をセンタメンバ104の先端部より下方に突
出させた突起部101cを設けた構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は,車両のファーストク
ロスメンバ構造に関し,特に,ファーストクロスメンバ
にエアダムとしての効果および路面干渉検知の機能を付
与した車両のファーストクロスメンバ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車として,車体の前部にエン
ジンルームが設けられ,該エンジンルームの前端部に設
けられた車幅方向に延在するファーストクロスメンバ
に,エンジンをマウントしたセンタメンバの一端を取り
付けた構造のものがある。
【0003】図5は,このような従来の自動車の構造例
(実開平3−88922号公報参照)を示し,ファース
トクロスメンバ501の下部に,エンジン502をマウ
ントしたセンタメンバ503の一端が取り付けられてい
る。また,ファーストクロスメンバ501の上部には,
ラジエータ504およびコンデンサ505が配設されて
いる。
【0004】一方,自動車が走行している状態におい
て,車両表面の圧力分布は,走行風圧によって車両の前
方垂直面が正圧部,エンジンルーム下部が負圧部とな
る。この圧力分布によって,車両の前方開口部から導入
された空気は,上記ラジエータ504およびコンデンサ
505を通過した後,エンジルルーム下部に排気され
る。換言すれば,正圧部と負圧部の圧力差が大きい程,
エンジンルームの換気が速やかに行われ,通気性能が向
上することになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記従
来の車両のファーストクロスメンバ構造では,センタメ
ンバを取り付けたり,ラジエータを取り付けることに利
用されているものの,通気性能の向上に関しては,何ら
考慮されていなかった。
【0006】また,従来の車両のファーストクロスメン
バ構造では,ファーストクロスメンバの下方に位置する
ようにセンタメンバが取り付けられた構成であり,ファ
ーストクロスメンバとセンタメンバとの取り付け位置で
路面干渉検知を行っているため,取り付け位置にかかる
負荷が大きいという問題点があった。
【0007】この発明は上記に鑑みてなされたものであ
って,エンジンルームの通気性能を向上させるファース
トクロスメンバ構造を提供することを目的とする。
【0008】また,この発明は上記に鑑みてなされたも
のであって,ファーストクロスメンバとセンタメンバと
の取り付け位置にかかる負荷を軽減するファーストクロ
スメンバ構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに,請求項1に係る車両のファーストクロスメンバ構
造は,エンジンルームの前端部に設けられ,車幅方向に
延在して左右のフロントサイドメンバを接続するファー
ストクロスメンバの下部に,エンジンを支持するセンタ
メンバの先端部を取り付けた車両のファーストクロスメ
ンバ構造において,ファーストクロスメンバの前部を前
方に延在するとともに,少なくともこの延在部を前記セ
ンタメンバの先端部より下方に突出させて突起部を設け
たものである。
【0010】また,請求項2に係る車両のファーストク
ロスメンバ構造は,前記ファーストクロスメンバを,上
方に開放するロアパネルと,このロアパネルの開放側を
閉塞して閉断面とするアッパパネルと,ロアパネルの内
側に設けた補強パネルとで構成し,前記ロアパネルに設
けた突起部と補強パネルとの間に閉断面を形成したもの
である。
【0011】また,請求項3に係る車両のファーストク
ロスメンバ構造は,前記ファーストクロスメンバを,ロ
アパネルの全面を車幅方向に亘って上方に延在し,この
延在部の裏のアッパパネルの上面車幅方向にエンジンル
ームハーネスとラジエータとを並列配置したものであ
る。
【0012】
【作用】この発明の車両のファーストクロスメンバ構造
(請求項1)は,ファーストクロスメンバの前部を前方
に延在するとともに,少なくともこの延在部をセンタメ
ンバの先端部より下方に突出させて突起部を形成する。
したがって,この突起部がエアダムとしての効果を奏
し,車体の下方に流れ込む空気流(風)が遮られ,エン
ジンルーム下部の負圧が高まる。また,路面干渉があっ
た場合に,センタメンバより先にファーストクロスメン
バが路面と接触する。
【0013】また,この発明の車両のファーストクロス
メンバ構造(請求項2)は,上方に開放するロアパネル
と,このロアパネルの開放側を閉塞して閉断面とするア
ッパパネルと,ロアパネルの内側に設けた補強パネルと
でファーストクロスメンバを構成し,さらにロアパネル
に設けた突起部と補強パネルとの間に閉断面を形成す
る。したがって,センタメンバ,特に路面と干渉する部
位(突起部)を補強することができる。また,ファース
トクロスメンバ上面の平坦化による補機類取り付け部の
確保が容易になる。
【0014】また,この発明の車両のファーストクロス
メンバ構造(請求項3)は,ファーストクロスメンバの
ロアパネルの全面を車幅方向に亘って上方に延在し,こ
の延在部の裏のアッパパネルの上面車幅方向にエンジン
ルームハーネスとラジエータとを並列配置することによ
り,エンジンルームハーネスが保護される。
【0015】
【実施例】以下,この発明の車両のファーストクロスメ
ンバ構造の一実施例について,図面を参照して詳細に説
明する。
【0016】図1および図2は,この発明の一実施例を
示す。同図において,101は,車体の前端部に設けら
れた車幅方向に延在するファーストクロスメンバを示
し,ファーストクロスメンバ101の車幅方向中央部の
下端には,エンジン102およびトランスアクスル10
3がマウントされたセンタメンバ104がボルトによっ
て固定されている。
【0017】また,ファーストクロスメンバ101の上
方には,ラジエータ105とその前方にコンデンサ10
6が配置されており,さらに,ファーストクロスメンバ
101の車幅方向中央部の上方には,フードロックステ
ー107が配置されており,フードロックステー107
の下端がボルトによってファーストクロスメンバ101
に固定されている。
【0018】なお,ファーストクロスメンバ101の両
端部は,それぞれ車両の左右のサイドメンバ110,1
11にボルトで固定されるとともに,図外の左右のラジ
エータコアサイドパネルに接合されている。
【0019】一方,エンジン102およびトランスアク
スル103は,センタメンバ104上に設けられたエン
ジンマウント108,109によって車両前後方向から
支持され,車両の左右のサイドメンバ110,111上
に設けられたエンジンマウント112,113によって
車両左右方向から支持されている。
【0020】センタメンバ104は,その前端部がファ
ーストクロスメンバ101に支持されるとともに,その
後端部が左右のダッシュロアパネル114,115およ
びサイドメンバ110,111で支持されたサブフレー
ム116にボルトで固定されている。なお,図におい
て,117はエンジンルームハーネスを示し,118は
フロントバンパーを示す。また,エンジンルームの上部
はフード119で覆われている。
【0021】次に,図3および図4(a),(b)を参
照して,本実施例のファーストクロスメンバ101の構
造について説明する。図3は,図1におけるファースト
クロスメンバ101の部分を拡大した要部拡大側面図で
あり,図2のA−A線に沿ったファーストクロスメンバ
101の断面図に相当する。また,図4(a)は,図2
のB−B線に沿ったファーストクロスメンバ101の断
面図,図4(b)は,図2のC−C線に沿ったファース
トクロスメンバ101の断面図に相当する。
【0022】ファーストクロスメンバ101は,アッパ
パネル101aとロアパネル101bとにより閉断面構
造に形成されており,ロアパネル101bの前端部が車
両下方に突出して,エンジンルーム下部の負圧を高める
ための突起部101cを形成している。この突起部10
1cによって,車体の下方に流れ込む空気流(風)を遮
って,エンジンルーム下部の負圧を高かめることができ
る。
【0023】この突起部101cは,図示の如く,セン
タメンバ104の取付け位置におけるセンタメンバ10
4の最下端より車両下方に突出している。このような構
成によって,路面干渉があった場合に,センタメンバ1
04より先にファーストクロスメンバ101が路面と接
触し,路面干渉検知の機能を果たす。
【0024】さらに,図3のファーストクロスメンバ1
01の車幅方向中央部の断面(図2のA−A断面図)に
示すように,この位置の下端にはセンタメンバ104が
ボルト302によって固定されるため,車体強度の補強
パネルとしてレインフォース301が取り付けられてい
る。本実施例では,ファーストクロスメンバ101がア
ッパパネル101aとロアパネル101bを車両の上下
方向に合わせた閉断面構造からなるため,アッパパネル
101aとロアパネル101bを接合する前に,ロアパ
ネル101b内に容易にレインフォース301を取り付
けることができ,作業性の向上を図ることができる。
【0025】また,図示の如く,ファーストクロスメン
バ101のロアパネル101bの全面を車幅方向に亘っ
て上方に延在し,この延在部304の裏のアッパパネル
101aの上面車幅方向にエンジンルームハーネス11
7とラジエータ105とを並列配置したため,エンジン
ルームハーネスを保護することができる。
【0026】また,図4(a)(図2のB−B断面)に
示すように,フードロックステー107が取り付けられ
る位置にもレインフォース301が設けられており,フ
ードロックステー107の下端部が,ファーストクロス
メンバ101およびレインフォース301とともに,ボ
ルト303によって固定されている。
【0027】また,図4(b)(図2のC−C断面)に
示すように,ファーストクロスメンバ101は,センタ
メンバ104が取り付けられる部分および左右のサイド
メンバ110,111にボルトで固定する両端部分を除
いて,車幅方向の断面形状を矩形断面形状とする。ただ
し,この矩形断面形状においても,突起部101cを有
するのは勿論である。また,あるいは車幅方向の断面形
状を,図3とほぼ同一形状の断面形状としても良い。
【0028】また,ファーストクロスメンバ101内の
レインフォース301の位置は,特に限定するものでな
く,必要な位置の必要な箇所に適宜取り付ければ良い。
【0029】前述したように本実施例では,ファースト
クロスメンバ101の前端部または下部を車両下方に突
出させた突起部101cを設けることにより,エアダム
としての効果を奏することができ,車体の下方に流れ込
む空気流(風)が遮られ,エンジンルーム下部の負圧が
高かまる。換言すれば,エンジンルームの通気性能,特
にラジエータの通気性能が向上する。
【0030】また,突起部101cの形状により,路面
干渉検知の機能を合わせ持つことが可能となる。このよ
うに路面干渉検知をファーストクロスメンバ101にて
行うことにより,例えば,エンジンマウントの構造見直
しによっては,センタメンバ104の廃止も可能とな
る。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように,この発明の車両の
ファーストクロスメンバ構造(請求項1)は,ファース
トクロスメンバの前部を前方に延在するとともに,少な
くともこの延在部をセンタメンバの先端部より下方に突
出させて突起部を形成したため,この突起部がエアダム
としての効果を奏し,車体の下方に流れ込む空気流
(風)が遮られ,エンジンルーム下部の負圧を高めて,
エンジンルームの通気性能を向上させることができる。
また,路面干渉があった場合に,センタメンバより先に
ファーストクロスメンバが路面と接触するため,ファー
ストクロスメンバとセンタメンバとの取り付け位置にか
かる負荷を軽減することができる。
【0032】また,この発明の車両のファーストクロス
メンバ構造(請求項2)は,上方に開放するロアパネル
と,このロアパネルの開放側を閉塞して閉断面とするア
ッパパネルと,ロアパネルの内側に設けた補強パネルと
でファーストクロスメンバを構成し,さらにロアパネル
に設けた突起部と補強パネルとの間に閉断面を形成した
ため,センタメンバ,特に路面と干渉する部位(突起
部)を補強することができる。また,ファーストクロス
メンバ上面の平坦化による補機類取り付け部を容易にの
確保することができる。
【0033】また,この発明の車両のファーストクロス
メンバ構造(請求項3)は,ファーストクロスメンバの
ロアパネルの全面を車幅方向に亘って上方に延在し,こ
の延在部の裏のアッパパネルの上面車幅方向にエンジン
ルームハーネスとラジエータとを並列配置したため,エ
ンジンルームハーネスを保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る車両のファーストクロスメンバ
構造を示す車体前部の縦断面図である。
【図2】図1におけるX−X断面図である。
【図3】本実施例のファーストクロスメンバ構造を示す
説明図である。
【図4】本実施例のファーストクロスメンバ構造を示す
説明図である。
【図5】従来の自動車の構造例を示す説明図である。
【符号の説明】
101 ファーストクロスメンバ 101a アッパパネル 101b ロ
アパネル 101c 突起部 102 エンジン 103 トラ
ンスアクスル 104 センタメンバ 105 ラジ
エータ 106 コンデンサ 107 フー
ドロックステー 117 エンジンルームハーネス 304 延在部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンルームの前端部に設けられ,車
    幅方向に延在して左右のフロントサイドメンバを接続す
    るファーストクロスメンバの下部に,エンジンを支持す
    るセンタメンバの先端部を取り付けた車両のファースト
    クロスメンバ構造において,ファーストクロスメンバの
    前部を前方に延在するとともに,少なくともこの延在部
    を前記センタメンバの先端部より下方に突出させて突起
    部を設けたことを特徴とする車両のファーストクロスメ
    ンバ構造。
  2. 【請求項2】 前記ファーストクロスメンバは,上方に
    開放するロアパネルと,このロアパネルの開放側を閉塞
    して閉断面とするアッパパネルと,ロアパネルの内側に
    設けた補強パネルとで構成し,前記ロアパネルに設けた
    突起部と補強パネルとの間に閉断面を形成したことを特
    徴とする請求項1記載の車両のファーストクロスメンバ
    構造。
  3. 【請求項3】 前記ファーストクロスメンバは,ロアパ
    ネルの全面を車幅方向に亘って上方に延在し,この延在
    部の裏のアッパパネルの上面車幅方向にエンジンルーム
    ハーネスとラジエータとを並列配置したことを特徴とす
    る請求項1または2記載の車両のファーストクロスメン
    バ構造。
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