JPH09236077A - 対向型ピストンポンプ - Google Patents
対向型ピストンポンプInfo
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- JPH09236077A JPH09236077A JP8043168A JP4316896A JPH09236077A JP H09236077 A JPH09236077 A JP H09236077A JP 8043168 A JP8043168 A JP 8043168A JP 4316896 A JP4316896 A JP 4316896A JP H09236077 A JPH09236077 A JP H09236077A
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- piston
- reservoir
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- brake
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- Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
- Regulating Braking Force (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ブレーキ装置において互いに独立した2つのブ
レーキ系統にそれぞれ設けられた2個のポンプ室の容積
を増減させる一対の対向ピストンが1個のモータで往復
運動させられる対向型ピストンポンプにおいて、一対の
対向ピストン全体の長さを短縮する。 【解決手段】2個のポンプ室312の容積をそれぞれ増
減させる2個のピストン304を合体させて1個の合体
ピストン314とするとともに、その合体ピストンをそ
れの中間部に形成された凹部316において、モータ1
52によって回転させられる偏心カム306に係合さ
せ、その偏心カムによって合体ピストンを強制的に往復
運動させる。合体ピストン1個のみについてハウジング
との両端支持点間距離を確保すれば足り、2個のピスト
ンを互いに独立してハウジングに嵌合させる場合に比較
し、一対のピストン全体としての長さが短くなる。
レーキ系統にそれぞれ設けられた2個のポンプ室の容積
を増減させる一対の対向ピストンが1個のモータで往復
運動させられる対向型ピストンポンプにおいて、一対の
対向ピストン全体の長さを短縮する。 【解決手段】2個のポンプ室312の容積をそれぞれ増
減させる2個のピストン304を合体させて1個の合体
ピストン314とするとともに、その合体ピストンをそ
れの中間部に形成された凹部316において、モータ1
52によって回転させられる偏心カム306に係合さ
せ、その偏心カムによって合体ピストンを強制的に往復
運動させる。合体ピストン1個のみについてハウジング
との両端支持点間距離を確保すれば足り、2個のピスト
ンを互いに独立してハウジングに嵌合させる場合に比較
し、一対のピストン全体としての長さが短くなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一対の対向ピスト
ンを備えた対向型ピストンポンプに関するものであり、
特に、そのポンプの小形化および構造簡単化を図る技術
に関するものである。
ンを備えた対向型ピストンポンプに関するものであり、
特に、そのポンプの小形化および構造簡単化を図る技術
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開平4−342648号公報には、2
個のポンプを1個のモータによってそれぞれ作動させる
ことが記載されており、その技術の一つとして対向型ピ
ストンポンプが既に知られている。この対向型ピストン
ポンプは一般に、(a) ハウジングと、(b) そのハウジン
グ内の空間において一軸線に対して偏心して回転する偏
心回転部材と、(c) 前記軸線に直角な一直線上において
前記偏心回転部材をそれの両側から挟んで対向する状態
で前記ハウジングに摺動可能に嵌合された一対のピスト
ンと、(d) それら一対のピストンと前記ハウジングとの
間に形成された互いに独立した一対のポンプ室とを含む
ように構成される。
個のポンプを1個のモータによってそれぞれ作動させる
ことが記載されており、その技術の一つとして対向型ピ
ストンポンプが既に知られている。この対向型ピストン
ポンプは一般に、(a) ハウジングと、(b) そのハウジン
グ内の空間において一軸線に対して偏心して回転する偏
心回転部材と、(c) 前記軸線に直角な一直線上において
前記偏心回転部材をそれの両側から挟んで対向する状態
で前記ハウジングに摺動可能に嵌合された一対のピスト
ンと、(d) それら一対のピストンと前記ハウジングとの
間に形成された互いに独立した一対のポンプ室とを含む
ように構成される。
【0003】この対向型ピストンポンプにおいては従
来、一対のピストンが互いに独立したものとされ、各ピ
ストンがハウジングに互いに独立して摺動可能に嵌合さ
れる。各ピストンは偏心回転部材に、その偏心回転部材
により、各ピストンが各ポンプ室の容積を減少させる往
運動は行われるがその容積を増加させる復運動は行われ
ない状態で係合させられる。各ピストンの復運動は、各
ポンプ室内に配設されたリターンスプリングにより行わ
れる。
来、一対のピストンが互いに独立したものとされ、各ピ
ストンがハウジングに互いに独立して摺動可能に嵌合さ
れる。各ピストンは偏心回転部材に、その偏心回転部材
により、各ピストンが各ポンプ室の容積を減少させる往
運動は行われるがその容積を増加させる復運動は行われ
ない状態で係合させられる。各ピストンの復運動は、各
ポンプ室内に配設されたリターンスプリングにより行わ
れる。
【0004】具体的には、従来の対向型ピストンポンプ
においては、図11にその一例を示すように、モータ5
00によって回転させられる偏心回転部材としての偏心
カム502によって各ピストン504は各ポンプ室50
6の容積を減少させるが、各ポンプ室506内にリター
ンスプリング508が配設され、そのリターンスプリン
グ508の弾性力によって各ピストン504が各ポンプ
室506の容積を増加させる。
においては、図11にその一例を示すように、モータ5
00によって回転させられる偏心回転部材としての偏心
カム502によって各ピストン504は各ポンプ室50
6の容積を減少させるが、各ポンプ室506内にリター
ンスプリング508が配設され、そのリターンスプリン
グ508の弾性力によって各ピストン504が各ポンプ
室506の容積を増加させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ピストンポンプを設計
する際には、ピストンの往復運動時にピストンがハウジ
ングのシリンダボア内においてこじられることがなく、
ピストンの摺動に対する信頼性が確保されるように留意
される。ピストンがシリンダボア内においてこじられる
ことがあると、ピストンがそれの端面の円周縁でシリン
ダボアに局部的に強く接触し、シリンダボアの早期摩耗
やピストンの焼付き等のおそれがあるからであり、その
おそれは例えば、ハウジングがアルミニウム等、比較的
柔らかい材料を主成分とする材料で製造される場合に強
いものとなる。そして、具体的には、偏心カムの回転
中、偏心カムがピストンの中心軸からずれて(オセット
して)ピストンの端面と接触することにより、ピストン
がシリンダボア内において局部的に2点で支持される時
期が存在することから、その2点間の距離である両端支
持点間距離が各ピストンの直径に応じて経験的に決まる
値以上とされるように設計される。
する際には、ピストンの往復運動時にピストンがハウジ
ングのシリンダボア内においてこじられることがなく、
ピストンの摺動に対する信頼性が確保されるように留意
される。ピストンがシリンダボア内においてこじられる
ことがあると、ピストンがそれの端面の円周縁でシリン
ダボアに局部的に強く接触し、シリンダボアの早期摩耗
やピストンの焼付き等のおそれがあるからであり、その
おそれは例えば、ハウジングがアルミニウム等、比較的
柔らかい材料を主成分とする材料で製造される場合に強
いものとなる。そして、具体的には、偏心カムの回転
中、偏心カムがピストンの中心軸からずれて(オセット
して)ピストンの端面と接触することにより、ピストン
がシリンダボア内において局部的に2点で支持される時
期が存在することから、その2点間の距離である両端支
持点間距離が各ピストンの直径に応じて経験的に決まる
値以上とされるように設計される。
【0006】これに対し、従来のポンプにおいては、前
述のように、一対のピストンが互いに独立してハウジン
グに嵌合されているため、図11に点Aと点Bとで示す
ように、各ピストンについて個々に両端支持点間距離を
確保する必要がある。そのため、従来のポンプには、一
対のピストン全体の長さが長くなり、ハウジングの小形
化が阻まれてしまうという問題があった。
述のように、一対のピストンが互いに独立してハウジン
グに嵌合されているため、図11に点Aと点Bとで示す
ように、各ピストンについて個々に両端支持点間距離を
確保する必要がある。そのため、従来のポンプには、一
対のピストン全体の長さが長くなり、ハウジングの小形
化が阻まれてしまうという問題があった。
【0007】従来のポンプにはさらに次のような問題も
あった。
あった。
【0008】従来のポンプにおいては、前述のように、
各ピストンに各ポンプ室の容積を増加させる復運動を行
わせるためにリターンスプリングが必要である。そのた
め、従来のポンプにおいては、ハウジング内においてリ
ターンスプリングを配設するための特別なスペースが必
要である。例えば、図11に示すように、ポンプ室の容
積が最小である状態でもそのポンプ室内にリターンスプ
リングが存在することができるスペースが必要である。
そのため、従来のポンプには、このリターンスプリング
の存在によってもハウジングの小形化が阻まれてしまう
という問題もあったのである。
各ピストンに各ポンプ室の容積を増加させる復運動を行
わせるためにリターンスプリングが必要である。そのた
め、従来のポンプにおいては、ハウジング内においてリ
ターンスプリングを配設するための特別なスペースが必
要である。例えば、図11に示すように、ポンプ室の容
積が最小である状態でもそのポンプ室内にリターンスプ
リングが存在することができるスペースが必要である。
そのため、従来のポンプには、このリターンスプリング
の存在によってもハウジングの小形化が阻まれてしまう
という問題もあったのである。
【0009】また、従来のポンプにおいては、リターン
スプリングの存在により、ポンプ室の最小容積をある程
度以上に小さく設計することができない。そのため、従
来のポンプには、ポンプの吐出効率を高めることが困難
であるという問題もあったのである。
スプリングの存在により、ポンプ室の最小容積をある程
度以上に小さく設計することができない。そのため、従
来のポンプには、ポンプの吐出効率を高めることが困難
であるという問題もあったのである。
【0010】そこで、それらの事情を背景として、請求
項1および2に係る第1発明および第2発明はいずれ
も、一対のピストンを合体させるとともに、その合体ピ
ストンの往運動のみならず復運動もを偏心回転部材によ
って行わさせることにより、それらの問題を解決するこ
とを課題としてなされたものである。
項1および2に係る第1発明および第2発明はいずれ
も、一対のピストンを合体させるとともに、その合体ピ
ストンの往運動のみならず復運動もを偏心回転部材によ
って行わさせることにより、それらの問題を解決するこ
とを課題としてなされたものである。
【0011】
【第1発明の課題解決手段,作用および効果】第1発明
は、その課題を解決するために、前記ハウジング,偏心
回転部材,一対のピストンおよび一対のポンプ室を含む
対向型ピストンポンプにおいて、前記一対のピストン
を、それら一対のピストンが少なくとも前記直線の方向
において相対移動不能に合体した合体ピストンとすると
ともに、その合体ピストンをそれの中間部において前記
偏心回転部材に、その偏心回転部材により、前記合体ピ
ストンのうち各ピストンとして機能する部分が前記各ポ
ンプ室の容積を減少させる往運動のみならずその容積を
増加させる復運動も行われる状態で係合させたことを特
徴とする。
は、その課題を解決するために、前記ハウジング,偏心
回転部材,一対のピストンおよび一対のポンプ室を含む
対向型ピストンポンプにおいて、前記一対のピストン
を、それら一対のピストンが少なくとも前記直線の方向
において相対移動不能に合体した合体ピストンとすると
ともに、その合体ピストンをそれの中間部において前記
偏心回転部材に、その偏心回転部材により、前記合体ピ
ストンのうち各ピストンとして機能する部分が前記各ポ
ンプ室の容積を減少させる往運動のみならずその容積を
増加させる復運動も行われる状態で係合させたことを特
徴とする。
【0012】このように、この第1発明に係る対向型ピ
ストンポンプにおいては、1個の合体ピストンによって
一対のピストンが構成されるとともに、その合体ピスト
ンの各ピストン機能部分が偏心回転部材により、各ポン
プ室の容積を減少させる往運動のみならずその容積を増
加させる復運動も行わせられる。
ストンポンプにおいては、1個の合体ピストンによって
一対のピストンが構成されるとともに、その合体ピスト
ンの各ピストン機能部分が偏心回転部材により、各ポン
プ室の容積を減少させる往運動のみならずその容積を増
加させる復運動も行わせられる。
【0013】したがって、この第1発明によれば、一対
のピストンが1個の合体ピストンによって構成されるか
ら、2個のピストンについて個々にピストン径に応じた
両端支持点間距離を確保する必要はなく、1個の合体ピ
ストンのみについてピストン径に応じた両端支持点間距
離を確保すれば足り、合体ピストンの長さが、一対のピ
ストンを互いに独立して構成した従来のポンプにおける
一対のピストン全体の長さより短くなり、ハウジングの
小形化を容易に図り得るという効果が得られる。
のピストンが1個の合体ピストンによって構成されるか
ら、2個のピストンについて個々にピストン径に応じた
両端支持点間距離を確保する必要はなく、1個の合体ピ
ストンのみについてピストン径に応じた両端支持点間距
離を確保すれば足り、合体ピストンの長さが、一対のピ
ストンを互いに独立して構成した従来のポンプにおける
一対のピストン全体の長さより短くなり、ハウジングの
小形化を容易に図り得るという効果が得られる。
【0014】さらに、この第1発明によれば、合体ピス
トンが偏心回転部材により、各ポンプ室の容積を減少さ
せる往運動のみならずその容積を増加させる復運動も行
わせられるから、従来のように、各ピストンに復運動を
行わせるために各ポンプ室内にリターンスプリングを配
設することが不可欠ではなくなり、ポンプの部品点数削
減を容易に図り得るとともに、リターンスプリングを配
設するために必要であったスペースが削減可能となり、
このことによってもハウジングの小形化が可能となると
いう効果が得られる。
トンが偏心回転部材により、各ポンプ室の容積を減少さ
せる往運動のみならずその容積を増加させる復運動も行
わせられるから、従来のように、各ピストンに復運動を
行わせるために各ポンプ室内にリターンスプリングを配
設することが不可欠ではなくなり、ポンプの部品点数削
減を容易に図り得るとともに、リターンスプリングを配
設するために必要であったスペースが削減可能となり、
このことによってもハウジングの小形化が可能となると
いう効果が得られる。
【0015】また、この第1発明によれば、各ピストン
に復運動を行わせるために各ポンプ室内にリターンスプ
リングを配設することが不可欠ではなくなるから、ホン
プ室の最小容積の低減化が容易となり、ひいては、ポン
プの吐出効率の向上も容易となるという効果も得られ
る。
に復運動を行わせるために各ポンプ室内にリターンスプ
リングを配設することが不可欠ではなくなるから、ホン
プ室の最小容積の低減化が容易となり、ひいては、ポン
プの吐出効率の向上も容易となるという効果も得られ
る。
【0016】以下、この第1発明を補足説明する。 〔1〕「偏心回転部材」は例えば、前記軸線に対して偏
心して円板が回転する偏心カム式としたり、前記軸線に
対して偏心してピンが回転するピン式とすることができ
る。 〔2〕「合体ピストン」は偏心回転部材との係合を例え
ば、偏心回転部材が偏心カム式である場合には、合体ピ
ストンの中間部に凹部を形成し、その凹部に偏心カムを
嵌入させる態様や、合体ピストンの中間部にリング状の
連続突起または複数の独立突起を形成し、それら連続突
起または独立突起で画定される内側空間内に偏心カムを
嵌入させる態様で実現可能である。また、偏心回転部材
がピン式である場合には、合体ピストンの中間部に、そ
れの中心線と直角な方向に延びる有底または無底の長穴
を形成し、その長穴にピンを嵌入させる態様で実現可能
である。
心して円板が回転する偏心カム式としたり、前記軸線に
対して偏心してピンが回転するピン式とすることができ
る。 〔2〕「合体ピストン」は偏心回転部材との係合を例え
ば、偏心回転部材が偏心カム式である場合には、合体ピ
ストンの中間部に凹部を形成し、その凹部に偏心カムを
嵌入させる態様や、合体ピストンの中間部にリング状の
連続突起または複数の独立突起を形成し、それら連続突
起または独立突起で画定される内側空間内に偏心カムを
嵌入させる態様で実現可能である。また、偏心回転部材
がピン式である場合には、合体ピストンの中間部に、そ
れの中心線と直角な方向に延びる有底または無底の長穴
を形成し、その長穴にピンを嵌入させる態様で実現可能
である。
【0017】
【第2発明の課題解決手段,作用および効果】第2発明
は、第1発明に係る対向型ピストンポンプであって、前
記偏心回転部材が、前記軸線に対して偏心して円板が回
転する偏心カムであり、前記合体ピストンの中間部に凹
部が形成され、かつ、その凹部が、(a) 前記直線にほぼ
平行に延びる底面部と、(b) その底面部の両縁部からそ
れぞれ前記直線にほぼ直角に延びる一対の側面部であっ
て前記偏心カムをそれの両側から挟んでその偏心カムの
カム面に実質的に接触するものとによって形成されてお
り、その凹部に前記偏心カムが嵌入させられることによ
り、その偏心カムによって前記合体ピストンが往復運動
させられることを特徴とする。
は、第1発明に係る対向型ピストンポンプであって、前
記偏心回転部材が、前記軸線に対して偏心して円板が回
転する偏心カムであり、前記合体ピストンの中間部に凹
部が形成され、かつ、その凹部が、(a) 前記直線にほぼ
平行に延びる底面部と、(b) その底面部の両縁部からそ
れぞれ前記直線にほぼ直角に延びる一対の側面部であっ
て前記偏心カムをそれの両側から挟んでその偏心カムの
カム面に実質的に接触するものとによって形成されてお
り、その凹部に前記偏心カムが嵌入させられることによ
り、その偏心カムによって前記合体ピストンが往復運動
させられることを特徴とする。
【0018】このように、この第2発明に係る対向型ピ
ストンポンプにおいては、偏心回転部材が偏心カムとさ
れるとともに、合体ピストンの中間部に凹部が形成さ
れ、その凹部に偏心カムが嵌入させられることにより、
偏心カムによって合体ピストンが往復運動させられる。
ストンポンプにおいては、偏心回転部材が偏心カムとさ
れるとともに、合体ピストンの中間部に凹部が形成さ
れ、その凹部に偏心カムが嵌入させられることにより、
偏心カムによって合体ピストンが往復運動させられる。
【0019】したがって、この第2発明によれば、第1
発明の効果に加えて、合体ピストンと偏心カムとの係合
を比較的簡易な構造で実現可能となり、対向型ピストン
ポンプの構造簡単化をも容易に図り得るという効果が得
られる。
発明の効果に加えて、合体ピストンと偏心カムとの係合
を比較的簡易な構造で実現可能となり、対向型ピストン
ポンプの構造簡単化をも容易に図り得るという効果が得
られる。
【0020】
【発明の望ましい実施態様】以下、本発明の望ましい実
施態様のいくつかを特許請求の範囲と同じ表現形式で列
挙する。 (1) 請求項1または2の対向型ピストンポンプを備えた
車両用のブレーキ装置であって、マスタシリンダの互い
に独立した2つの加圧室の各々から互いに独立して延び
て複数のブレーキシリンダの各々に至る2つのブレーキ
系統を有しており、それら各ブレーキ系統毎に、(a) リ
ザーバと、(b) 前記マスタシリンダまたはそれとは別の
圧力源と前記リザーバと前記ブレーキシリンダとの間に
設けられ、少なくとも、ブレーキシリンダをマスタシリ
ンダまたはそれとは別の圧力源に接続してリザーバから
遮断する増圧状態と、リザーバに接続してマスタシリン
ダまたはそれとは別の圧力源から遮断する減圧状態とに
切換え可能な電磁弁装置と、(c) 前記ブレーキシリンダ
から前記リザーバに排出されたブレーキ液を汲み上げる
ポンプとを備えており、さらに、それら2つのブレーキ
系統における2個のポンプを駆動するそれらに共通の1
個のモータを備えており、それら2個のポンプと1個の
モータが前記対向型ピストンポンプとして構成されてい
ることを特徴とするブレーキ装置。 (2) 実施態様(1) の車両用のブレーキ装置であって、前
記各ブレーキ系統毎に、さらに、前記リザーバとしての
第1リザーバから延びて、前記マスタシリンダにブレー
キ液を供給する第2リザーバに至る補助通路を備えてい
ることを特徴とするブレーキ装置。本実施態様によれ
ば、ポンプによって汲み上げるべきブレーキ液が第1リ
ザーバに存在しない場合には、ブレーキ液が第2リザー
バから補充されるため、第1リザーバが大きく負圧にな
ることが防止される。 (3) 実施態様(2) のブレーキ装置であって、さらに、前
記補助通路のうち前記2つのブレーキ系統に共通する部
分に絞りが設けられていることを特徴とするブレーキ装
置。本実施態様によれば、各ポンプは各第1リザーバの
方から優先的にブレーキ液を汲み上げ、第2リザーバか
らのブレーキ液は主に各第1リザーバにおいてブレーキ
液が不足した場合に各ポンプによって汲み上げられ、電
気液圧制御中、第2リザーバのブレーキ液が必要以上に
使用されずに済む。 (4) 請求項1または2,実施態様(1) ないし(3) のいず
れかの対向型ピストンポンプを備えた車両用のブレーキ
装置であって、4輪車両におけるマスタシリンダであっ
て互いに独立した2つの加圧室を有するもののそれら各
加圧室からそれぞれ互いに独立して延びる2つのブレー
キ系統が前輪ブレーキ系統および後輪ブレーキ系統とさ
れ、それらブレーキ系統における2個のポンプがそれら
に共通の1個のモータによって駆動され、それら2個の
ポンプと1個のモータとが前記対向型ピストンポンプと
して構成されていることを特徴とする車両用のブレーキ
装置。 (5) 請求項1または2,実施態様(1) ないし(3) の対向
型ピストンポンプを備えた車両用のブレーキ装置であっ
て、4輪車両におけるマスタシリンダであって互いに独
立した2つの加圧室を有するもののそれら各加圧室から
それぞれ互いに独立して延びる2つのブレーキ系統がダ
イヤゴナルに構成され、それらブレーキ系統における2
個のポンプがそれらに共通の1個のモータによって駆動
され、それら2個のポンプと1個のモータとが前記対向
型ピストンポンプとして構成されていることを特徴とす
る車両用のブレーキ装置。 (6) 実施態様(5) の車両用のブレーキ装置であって、左
右の前輪が駆動車輪、左右の後輪が非駆動車輪である4
輪車両に設けられ、マスタシリンダの互いに独立した2
つの加圧室の各々から互いに独立して延びる2つのブレ
ーキ系統がダイヤゴナルに構成され、左右の前輪につい
てはアンチロック制御とトラクション制御とを実行し、
左右の後輪についてはアンチロック制御を実行するとと
もに、各ブレーキ系統ごとに、(a) マスタシリンダの各
加圧室と前輪ブレーキシリンダとを接続する前輪ブレー
キ通路の途中から後輪ブレーキ通路が分岐して後輪ブレ
ーキシリンダに至り、(b) 前記前輪ブレーキ通路のうち
マスタシリンダと後輪ブレーキ通路への分岐点との間の
部分に、通常ブレーキ状態では少なくともマスタシリン
ダから両ブレーキシリンダに向かう向きのブレーキ液の
流れを許容し、アンチロック制御状態では少なくともマ
スタシリンダから両ブレーキシリンダに向かう向きのブ
レーキ液の流れを阻止し、トラクション制御状態では少
なくとも両ブレーキシリンダからマスタシリンダに向か
う向きのブレーキ液の流れを阻止する流通制御装置(そ
の一例が後述の「発明の実施の形態」におけるマスタシ
リンダカット弁である)が設けられ、(c) 前記後輪ブレ
ーキ通路に常開の電磁弁である中間弁が設けられ、(d)
前記後輪ブレーキ通路のうち中間弁と後輪ブレーキシリ
ンダとの間の部分から延びてリザーバに至るリザーバ通
路に常閉の電磁弁である減圧弁が設けられ、(e) 前記リ
ザーバから延びて後輪ブレーキ通路のうち前輪ブレーキ
通路からの分岐点と中間弁との間の部分または前輪ブレ
ーキ通路のうち前記流通制御装置と前輪ブレーキシリン
ダとの間の部分に至るポンプ通路に、リザーバからブレ
ーキ液を汲み上げるポンプが設けられ、(f) 前記マスタ
シリンダにブレーキ液を供給する第2リザーバが設けら
れ、(g) その第2リザーバから延びて前記リザーバとし
ての第1リザーバに至る補助通路が設けられ、(h) コン
トローラ(それの一例が後述の「発明の実施の形態」に
おけるECUである)が車両制動時にはポンプを作動さ
せて中間弁および減圧弁を制御することにより左右の前
輪および左右の後輪がロックすることを防止するアンチ
ロック制御を実行し、車両駆動時にはポンプを作動させ
て中間弁および減圧弁を制御することにより左右の前輪
が空転することを防止するトラクション制御を実行する
ことを特徴とするブレーキ装置。 (7) 実施態様(6) のブレーキ装置であって、さらに、前
記補助通路に、前記第1リザーバのリザーバ室が実質的
に負圧でない非負圧状態では前記第2リザーバから第1
リザーバへのブレーキ液の流入を阻止し、実質的に負圧
である負圧状態では許容する流入制御弁が設けられてい
ることを特徴とするブレーキ装置。本実施態様によれ
ば、第1リザーバにおいてブレーキ液が不足した場合に
限って第2リザーバからブレーキ液が補充されるから、
例えばトラクション制御中、第1リザーバにおいてブレ
ーキ液が過剰となってそれのリザーバピストンがボトミ
ングしてしまい、ブレーキシリンダの減圧時にブレーキ
シリンダから第1リザーバにブレーキ液がスムーズに排
出されることができないためにブレーキシリンダが素早
く減圧されないという事態の発生を回避することができ
る。 (8) 実施態様(7) のブレーキ装置であって、前記流入制
御弁が、前記非負圧状態では閉状態(流入阻止状態の一
例)、前記負圧状態では開状態(流入許容状態の一例)
となる電磁開閉弁であることを特徴とするブレーキ装
置。 (9) 実施態様(7) のブレーキ装置であって、前記第1リ
ザーバが、ハウジングにリザーバピストンが実質的に気
密かつ摺動可能に嵌合されることによってハウジング内
にリザーバ液を収容するリザーバ室が形成され、そのリ
ザーバ室の容積が通常値から増加するときにはリザーバ
ピストンが通常位置から容積増加位置に、容積が通常値
から減少するときには通常位置から容積減少位置にそれ
ぞれ変位する構成とされた上で、前記流入制御弁が、前
記リザーバピストンによって作動し、リザーバピストン
が容積増加位置にあるときには流入阻止状態、容積減少
位置にあるときには流入許容状態となるパイロット式流
入制御弁であることを特徴とするブレーキ装置。
施態様のいくつかを特許請求の範囲と同じ表現形式で列
挙する。 (1) 請求項1または2の対向型ピストンポンプを備えた
車両用のブレーキ装置であって、マスタシリンダの互い
に独立した2つの加圧室の各々から互いに独立して延び
て複数のブレーキシリンダの各々に至る2つのブレーキ
系統を有しており、それら各ブレーキ系統毎に、(a) リ
ザーバと、(b) 前記マスタシリンダまたはそれとは別の
圧力源と前記リザーバと前記ブレーキシリンダとの間に
設けられ、少なくとも、ブレーキシリンダをマスタシリ
ンダまたはそれとは別の圧力源に接続してリザーバから
遮断する増圧状態と、リザーバに接続してマスタシリン
ダまたはそれとは別の圧力源から遮断する減圧状態とに
切換え可能な電磁弁装置と、(c) 前記ブレーキシリンダ
から前記リザーバに排出されたブレーキ液を汲み上げる
ポンプとを備えており、さらに、それら2つのブレーキ
系統における2個のポンプを駆動するそれらに共通の1
個のモータを備えており、それら2個のポンプと1個の
モータが前記対向型ピストンポンプとして構成されてい
ることを特徴とするブレーキ装置。 (2) 実施態様(1) の車両用のブレーキ装置であって、前
記各ブレーキ系統毎に、さらに、前記リザーバとしての
第1リザーバから延びて、前記マスタシリンダにブレー
キ液を供給する第2リザーバに至る補助通路を備えてい
ることを特徴とするブレーキ装置。本実施態様によれ
ば、ポンプによって汲み上げるべきブレーキ液が第1リ
ザーバに存在しない場合には、ブレーキ液が第2リザー
バから補充されるため、第1リザーバが大きく負圧にな
ることが防止される。 (3) 実施態様(2) のブレーキ装置であって、さらに、前
記補助通路のうち前記2つのブレーキ系統に共通する部
分に絞りが設けられていることを特徴とするブレーキ装
置。本実施態様によれば、各ポンプは各第1リザーバの
方から優先的にブレーキ液を汲み上げ、第2リザーバか
らのブレーキ液は主に各第1リザーバにおいてブレーキ
液が不足した場合に各ポンプによって汲み上げられ、電
気液圧制御中、第2リザーバのブレーキ液が必要以上に
使用されずに済む。 (4) 請求項1または2,実施態様(1) ないし(3) のいず
れかの対向型ピストンポンプを備えた車両用のブレーキ
装置であって、4輪車両におけるマスタシリンダであっ
て互いに独立した2つの加圧室を有するもののそれら各
加圧室からそれぞれ互いに独立して延びる2つのブレー
キ系統が前輪ブレーキ系統および後輪ブレーキ系統とさ
れ、それらブレーキ系統における2個のポンプがそれら
に共通の1個のモータによって駆動され、それら2個の
ポンプと1個のモータとが前記対向型ピストンポンプと
して構成されていることを特徴とする車両用のブレーキ
装置。 (5) 請求項1または2,実施態様(1) ないし(3) の対向
型ピストンポンプを備えた車両用のブレーキ装置であっ
て、4輪車両におけるマスタシリンダであって互いに独
立した2つの加圧室を有するもののそれら各加圧室から
それぞれ互いに独立して延びる2つのブレーキ系統がダ
イヤゴナルに構成され、それらブレーキ系統における2
個のポンプがそれらに共通の1個のモータによって駆動
され、それら2個のポンプと1個のモータとが前記対向
型ピストンポンプとして構成されていることを特徴とす
る車両用のブレーキ装置。 (6) 実施態様(5) の車両用のブレーキ装置であって、左
右の前輪が駆動車輪、左右の後輪が非駆動車輪である4
輪車両に設けられ、マスタシリンダの互いに独立した2
つの加圧室の各々から互いに独立して延びる2つのブレ
ーキ系統がダイヤゴナルに構成され、左右の前輪につい
てはアンチロック制御とトラクション制御とを実行し、
左右の後輪についてはアンチロック制御を実行するとと
もに、各ブレーキ系統ごとに、(a) マスタシリンダの各
加圧室と前輪ブレーキシリンダとを接続する前輪ブレー
キ通路の途中から後輪ブレーキ通路が分岐して後輪ブレ
ーキシリンダに至り、(b) 前記前輪ブレーキ通路のうち
マスタシリンダと後輪ブレーキ通路への分岐点との間の
部分に、通常ブレーキ状態では少なくともマスタシリン
ダから両ブレーキシリンダに向かう向きのブレーキ液の
流れを許容し、アンチロック制御状態では少なくともマ
スタシリンダから両ブレーキシリンダに向かう向きのブ
レーキ液の流れを阻止し、トラクション制御状態では少
なくとも両ブレーキシリンダからマスタシリンダに向か
う向きのブレーキ液の流れを阻止する流通制御装置(そ
の一例が後述の「発明の実施の形態」におけるマスタシ
リンダカット弁である)が設けられ、(c) 前記後輪ブレ
ーキ通路に常開の電磁弁である中間弁が設けられ、(d)
前記後輪ブレーキ通路のうち中間弁と後輪ブレーキシリ
ンダとの間の部分から延びてリザーバに至るリザーバ通
路に常閉の電磁弁である減圧弁が設けられ、(e) 前記リ
ザーバから延びて後輪ブレーキ通路のうち前輪ブレーキ
通路からの分岐点と中間弁との間の部分または前輪ブレ
ーキ通路のうち前記流通制御装置と前輪ブレーキシリン
ダとの間の部分に至るポンプ通路に、リザーバからブレ
ーキ液を汲み上げるポンプが設けられ、(f) 前記マスタ
シリンダにブレーキ液を供給する第2リザーバが設けら
れ、(g) その第2リザーバから延びて前記リザーバとし
ての第1リザーバに至る補助通路が設けられ、(h) コン
トローラ(それの一例が後述の「発明の実施の形態」に
おけるECUである)が車両制動時にはポンプを作動さ
せて中間弁および減圧弁を制御することにより左右の前
輪および左右の後輪がロックすることを防止するアンチ
ロック制御を実行し、車両駆動時にはポンプを作動させ
て中間弁および減圧弁を制御することにより左右の前輪
が空転することを防止するトラクション制御を実行する
ことを特徴とするブレーキ装置。 (7) 実施態様(6) のブレーキ装置であって、さらに、前
記補助通路に、前記第1リザーバのリザーバ室が実質的
に負圧でない非負圧状態では前記第2リザーバから第1
リザーバへのブレーキ液の流入を阻止し、実質的に負圧
である負圧状態では許容する流入制御弁が設けられてい
ることを特徴とするブレーキ装置。本実施態様によれ
ば、第1リザーバにおいてブレーキ液が不足した場合に
限って第2リザーバからブレーキ液が補充されるから、
例えばトラクション制御中、第1リザーバにおいてブレ
ーキ液が過剰となってそれのリザーバピストンがボトミ
ングしてしまい、ブレーキシリンダの減圧時にブレーキ
シリンダから第1リザーバにブレーキ液がスムーズに排
出されることができないためにブレーキシリンダが素早
く減圧されないという事態の発生を回避することができ
る。 (8) 実施態様(7) のブレーキ装置であって、前記流入制
御弁が、前記非負圧状態では閉状態(流入阻止状態の一
例)、前記負圧状態では開状態(流入許容状態の一例)
となる電磁開閉弁であることを特徴とするブレーキ装
置。 (9) 実施態様(7) のブレーキ装置であって、前記第1リ
ザーバが、ハウジングにリザーバピストンが実質的に気
密かつ摺動可能に嵌合されることによってハウジング内
にリザーバ液を収容するリザーバ室が形成され、そのリ
ザーバ室の容積が通常値から増加するときにはリザーバ
ピストンが通常位置から容積増加位置に、容積が通常値
から減少するときには通常位置から容積減少位置にそれ
ぞれ変位する構成とされた上で、前記流入制御弁が、前
記リザーバピストンによって作動し、リザーバピストン
が容積増加位置にあるときには流入阻止状態、容積減少
位置にあるときには流入許容状態となるパイロット式流
入制御弁であることを特徴とするブレーキ装置。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明のさらに具体的な実
施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0022】図1において符号10はマスタシリンダを
示している。マスタシリンダ10は互いに独立した2つ
の加圧室が直列に並んだタンデム型である。このマスタ
シリンダ10は、図示しないブースタを介してブレーキ
操作部材としてのブレーキペダル12に連携させられて
おり、運転者によるブレーキペダル12の踏込みに応じ
て2つの加圧室に互いに等しい高さの液圧をそれぞれ機
械的に発生させる。このマスタシリンダ10はリザーバ
14を備えている。リザーバ14は、ブレーキ液を大気
圧下で蓄えるとともに、必要に応じてそのブレーキ液を
マスタシリンダ10に補充する。すなわち、本実施形態
においては、リザーバ14が第2リザーバの一例なので
ある。
示している。マスタシリンダ10は互いに独立した2つ
の加圧室が直列に並んだタンデム型である。このマスタ
シリンダ10は、図示しないブースタを介してブレーキ
操作部材としてのブレーキペダル12に連携させられて
おり、運転者によるブレーキペダル12の踏込みに応じ
て2つの加圧室に互いに等しい高さの液圧をそれぞれ機
械的に発生させる。このマスタシリンダ10はリザーバ
14を備えている。リザーバ14は、ブレーキ液を大気
圧下で蓄えるとともに、必要に応じてそのブレーキ液を
マスタシリンダ10に補充する。すなわち、本実施形態
においては、リザーバ14が第2リザーバの一例なので
ある。
【0023】マスタシリンダ10の一方の加圧室には、
駆動車輪である左前輪FLのブレーキシリンダ16と非
駆動車輪である右後輪RRのブレーキシリンダ17とが
それぞれ接続され、他方の加圧室には、駆動車輪である
右前輪FRのブレーキシリンダ18と非駆動車輪である
左後輪RLのブレーキシリンダ19とがそれぞれ接続さ
れている。すなわち、前輪駆動式の4輪車両において、
マスタシリンダ10の各加圧室から延びる2つのブレー
キ系統が互いに独立してダイヤゴナルに構成されている
のである。以下、一方のブレーキ系統のみを図2に基づ
いて詳細に説明し、他のブレーキ系統については、構成
が共通するため、説明を省略する。なお、図2において
一点鎖線の2つの枠のうち大きい方で囲まれた部分は図
1において実線の枠で囲まれた部分に対応する。
駆動車輪である左前輪FLのブレーキシリンダ16と非
駆動車輪である右後輪RRのブレーキシリンダ17とが
それぞれ接続され、他方の加圧室には、駆動車輪である
右前輪FRのブレーキシリンダ18と非駆動車輪である
左後輪RLのブレーキシリンダ19とがそれぞれ接続さ
れている。すなわち、前輪駆動式の4輪車両において、
マスタシリンダ10の各加圧室から延びる2つのブレー
キ系統が互いに独立してダイヤゴナルに構成されている
のである。以下、一方のブレーキ系統のみを図2に基づ
いて詳細に説明し、他のブレーキ系統については、構成
が共通するため、説明を省略する。なお、図2において
一点鎖線の2つの枠のうち大きい方で囲まれた部分は図
1において実線の枠で囲まれた部分に対応する。
【0024】マスタシリンダ10の一方の加圧室は前輪
ブレーキ通路22により前輪ブレーキシリンダ16に接
続されている。前輪ブレーキ通路22の途中から後輪ブ
レーキ通路24が分岐させられており、その先端に後輪
ブレーキシリンダ17が接続されている。
ブレーキ通路22により前輪ブレーキシリンダ16に接
続されている。前輪ブレーキ通路22の途中から後輪ブ
レーキ通路24が分岐させられており、その先端に後輪
ブレーキシリンダ17が接続されている。
【0025】前輪ブレーキ通路22のうち後輪ブレーキ
通路24との接続位置よりマスタシリンダ10の側の部
分には、流通制御装置としての電磁弁であるマスタシリ
ンダカット弁100が設けられている。マスタシリンダ
カット弁100は通常ブレーキ状態においては開状態に
あり、前輪ブレーキシリンダ16および後輪ブレーキシ
リンダ17をマスタシリンダ10に連通させてマスタシ
リンダ10によるブレーキシリンダ16,17の増圧を
許容する。一方、アンチロック制御状態およびトラクシ
ョン制御状態においては閉状態となり、ブレーキシリン
ダ16,17をマスタシリンダ10から遮断し、後述の
ポンプによるブレーキシリンダ16,17の増圧を許容
する。
通路24との接続位置よりマスタシリンダ10の側の部
分には、流通制御装置としての電磁弁であるマスタシリ
ンダカット弁100が設けられている。マスタシリンダ
カット弁100は通常ブレーキ状態においては開状態に
あり、前輪ブレーキシリンダ16および後輪ブレーキシ
リンダ17をマスタシリンダ10に連通させてマスタシ
リンダ10によるブレーキシリンダ16,17の増圧を
許容する。一方、アンチロック制御状態およびトラクシ
ョン制御状態においては閉状態となり、ブレーキシリン
ダ16,17をマスタシリンダ10から遮断し、後述の
ポンプによるブレーキシリンダ16,17の増圧を許容
する。
【0026】マスタシリンダカット弁100には、それ
に並列に戻り通路102が設けられている。この戻り通
路102には、マスタシリンダ10からブレーキシリン
ダ16,17に向かう向きのブレーキ液の流れは阻止す
るがその逆向きの流れは許容する逆止弁104が設けら
れている。ブレーキシリンダ16,17からマスタシリ
ンダ10へのブレーキ液の戻りを素早く行わせるためで
ある。
に並列に戻り通路102が設けられている。この戻り通
路102には、マスタシリンダ10からブレーキシリン
ダ16,17に向かう向きのブレーキ液の流れは阻止す
るがその逆向きの流れは許容する逆止弁104が設けら
れている。ブレーキシリンダ16,17からマスタシリ
ンダ10へのブレーキ液の戻りを素早く行わせるためで
ある。
【0027】前記後輪ブレーキ通路24には常開の電磁
弁である中間弁140が設けられている。さらに、後輪
ブレーキ通路24のうちその中間弁140と後輪ブレー
キシリンダ17との間の部分にはリザーバ通路142が
接続されている。リザーバ通路142はリザーバ144
から延びており、その途中に常閉の電磁弁である減圧弁
146が設けられている。すなわち、本実施形態におい
ては、リザーバ144が第1リザーバの一例なのであ
る。
弁である中間弁140が設けられている。さらに、後輪
ブレーキ通路24のうちその中間弁140と後輪ブレー
キシリンダ17との間の部分にはリザーバ通路142が
接続されている。リザーバ通路142はリザーバ144
から延びており、その途中に常閉の電磁弁である減圧弁
146が設けられている。すなわち、本実施形態におい
ては、リザーバ144が第1リザーバの一例なのであ
る。
【0028】リザーバ144からはまた、ポンプ通路1
48も延びている。ポンプ通路148の途中にはリザー
バ144からブレーキ液を汲み上げるポンプ150が設
けられている。ポンプ150はピストン式であり、モー
タ152によって駆動される。ポンプ150の構成の詳
細については後述する。ポンプ通路148のブレーキ液
の吐出口は、後輪ブレーキ通路24のうち中間弁140
よりマスタシリンダ10の側の部分に接続されている。
ポンプ通路148においては、ポンプ150の吸入側
(低圧側)には逆止弁である吸入弁153a、吐出側
(高圧側)には逆止弁である吐出弁153bがそれぞれ
設けられている。
48も延びている。ポンプ通路148の途中にはリザー
バ144からブレーキ液を汲み上げるポンプ150が設
けられている。ポンプ150はピストン式であり、モー
タ152によって駆動される。ポンプ150の構成の詳
細については後述する。ポンプ通路148のブレーキ液
の吐出口は、後輪ブレーキ通路24のうち中間弁140
よりマスタシリンダ10の側の部分に接続されている。
ポンプ通路148においては、ポンプ150の吸入側
(低圧側)には逆止弁である吸入弁153a、吐出側
(高圧側)には逆止弁である吐出弁153bがそれぞれ
設けられている。
【0029】リザーバ通路142のうち後輪ブレーキ通
路24との接続位置と減圧弁146との間の部分は戻り
通路154によって、前輪ブレーキ通路22のうちマス
タシリンダ10とマスタシリンダカット弁100との間
の部分に接続されている。この戻り通路154には、マ
スタシリンダ10からリザーバ通路142に向かう向き
のブレーキ液の流れは阻止するがその逆向きの流れは許
容する逆止弁156が設けられている。後述の第1逆止
弁162の開弁圧によって後輪ブレーキシリンダ17に
残圧が発生しないようにするためである。
路24との接続位置と減圧弁146との間の部分は戻り
通路154によって、前輪ブレーキ通路22のうちマス
タシリンダ10とマスタシリンダカット弁100との間
の部分に接続されている。この戻り通路154には、マ
スタシリンダ10からリザーバ通路142に向かう向き
のブレーキ液の流れは阻止するがその逆向きの流れは許
容する逆止弁156が設けられている。後述の第1逆止
弁162の開弁圧によって後輪ブレーキシリンダ17に
残圧が発生しないようにするためである。
【0030】後輪ブレーキ通路24のうちリザーバ通路
142との接続位置と後輪ブレーキシリンダ17との間
の部分には、絞り157aと逆止弁157bとの並列回
路が接続されている。絞り157aは、後輪ブレーキシ
リンダ17を減圧弁146を開くことによって減圧する
際、その減圧速度が過大となることを防止するために設
けられている。また、逆止弁157bは、絞り157a
の作用をマスタシリンダ10またはポンプ150による
後輪ブレーキシリンダ17の増圧時には無効とし、増圧
速度が制限されることを防止するために設けられてい
る。なお、絞り157aは例えば、逆止弁157aの一
構成要素である弁座のうち弁子が着座すべき部分にブレ
ーキ液の流れに沿って細い溝を設けることによって構成
することができる。
142との接続位置と後輪ブレーキシリンダ17との間
の部分には、絞り157aと逆止弁157bとの並列回
路が接続されている。絞り157aは、後輪ブレーキシ
リンダ17を減圧弁146を開くことによって減圧する
際、その減圧速度が過大となることを防止するために設
けられている。また、逆止弁157bは、絞り157a
の作用をマスタシリンダ10またはポンプ150による
後輪ブレーキシリンダ17の増圧時には無効とし、増圧
速度が制限されることを防止するために設けられてい
る。なお、絞り157aは例えば、逆止弁157aの一
構成要素である弁座のうち弁子が着座すべき部分にブレ
ーキ液の流れに沿って細い溝を設けることによって構成
することができる。
【0031】後輪ブレーキ通路24のうちリザーバ通路
142との接続位置と後輪ブレーキシリンダ17との間
の部分にはプロポーショニングバルブ(以下、単に「P
バルブ」と略称する)158が設けられている。Pバル
ブ158は、よく知られているように、入力圧(マスタ
シリンダ圧またはポンプ吐出圧)が折れ点圧に達する前
には、入力圧をそのまま出力圧として後輪ブレーキシリ
ンダ17に伝達するが、入力圧が折れ点圧に達した後に
は、車両前方への荷重移動に起因する後輪ロックを回避
するため、入力圧を一定比率で減圧した液圧を出力圧と
して後輪ブレーキシリンダ17に伝達する。
142との接続位置と後輪ブレーキシリンダ17との間
の部分にはプロポーショニングバルブ(以下、単に「P
バルブ」と略称する)158が設けられている。Pバル
ブ158は、よく知られているように、入力圧(マスタ
シリンダ圧またはポンプ吐出圧)が折れ点圧に達する前
には、入力圧をそのまま出力圧として後輪ブレーキシリ
ンダ17に伝達するが、入力圧が折れ点圧に達した後に
は、車両前方への荷重移動に起因する後輪ロックを回避
するため、入力圧を一定比率で減圧した液圧を出力圧と
して後輪ブレーキシリンダ17に伝達する。
【0032】後輪ブレーキ通路24のうちポンプ通路1
48との接続位置よりマスタシリンダ10の側には減圧
装置160が設けられている。
48との接続位置よりマスタシリンダ10の側には減圧
装置160が設けられている。
【0033】減圧装置160を設けた理由は以下のよう
である。すなわち、従来のブレーキ装置においては、た
とえ荷重感知型のPバルブを使用しても、特に積車時か
つ前輪制動力および後輪制動力が十分に0に近い軽制動
領域(例えば、ブレーキ操作当初,摩擦係数が低い路面
上での制動時等であって、荷重感知型のPバルブの折れ
点前の領域等が該当する)において、制動力の実配分線
が理想配分線に対して後輪制動力が減少する側にやや大
きく外れ、後輪ロックに至らない領域での後輪制動力の
十分な増加が不可能となる。このような事態は、少なく
とも軽制動領域では実配分線が空車時であると積車時で
あるとを問わず一定とされ、かつ、その軽制動領域での
実配分線の勾配が空車時に後輪先行ロックが生じないも
のに設定されていることから生じるものである。したが
って、このような事態を解決するためには、少なくとも
軽制動領域において特性が異なる複数の制動力配分を用
意し、それらを選択的に実現することが必要となる。そ
こで、本出願人は、アンチロック制御状態ではポンプ1
50の吐出圧が減圧されて前輪ブレーキシリンダ16に
伝達され、後輪ブレーキシリンダ17の液圧が通常ブレ
ーキ状態におけるより相対的に増加し、軽制動領域で後
輪制動力が十分に迅速に増加して制動距離が短縮するよ
うにするために減圧装置160を設けたのである。
である。すなわち、従来のブレーキ装置においては、た
とえ荷重感知型のPバルブを使用しても、特に積車時か
つ前輪制動力および後輪制動力が十分に0に近い軽制動
領域(例えば、ブレーキ操作当初,摩擦係数が低い路面
上での制動時等であって、荷重感知型のPバルブの折れ
点前の領域等が該当する)において、制動力の実配分線
が理想配分線に対して後輪制動力が減少する側にやや大
きく外れ、後輪ロックに至らない領域での後輪制動力の
十分な増加が不可能となる。このような事態は、少なく
とも軽制動領域では実配分線が空車時であると積車時で
あるとを問わず一定とされ、かつ、その軽制動領域での
実配分線の勾配が空車時に後輪先行ロックが生じないも
のに設定されていることから生じるものである。したが
って、このような事態を解決するためには、少なくとも
軽制動領域において特性が異なる複数の制動力配分を用
意し、それらを選択的に実現することが必要となる。そ
こで、本出願人は、アンチロック制御状態ではポンプ1
50の吐出圧が減圧されて前輪ブレーキシリンダ16に
伝達され、後輪ブレーキシリンダ17の液圧が通常ブレ
ーキ状態におけるより相対的に増加し、軽制動領域で後
輪制動力が十分に迅速に増加して制動距離が短縮するよ
うにするために減圧装置160を設けたのである。
【0034】減圧装置160の構成は、開弁圧が実質的
に0でない第1逆止弁162と開弁圧が実質的に0であ
る第2逆止弁164とが互いに逆向きかつ並列に接続さ
れたものである。本実施形態においては、アンチロック
制御状態ではポンプ150が圧力源とされるため、第1
逆止弁162がポンプ150から前輪ブレーキシリンダ
16に向かう向きのブレーキ液の流れを設定開弁圧以上
で許容する逆止弁として機能する。
に0でない第1逆止弁162と開弁圧が実質的に0であ
る第2逆止弁164とが互いに逆向きかつ並列に接続さ
れたものである。本実施形態においては、アンチロック
制御状態ではポンプ150が圧力源とされるため、第1
逆止弁162がポンプ150から前輪ブレーキシリンダ
16に向かう向きのブレーキ液の流れを設定開弁圧以上
で許容する逆止弁として機能する。
【0035】ここで、マスタシリンダ10,ポンプ15
0,前輪ブレーキシリンダ16および後輪ブレーキシリ
ンダ17の間でのブレーキ液の流れを具体的に説明す
る。
0,前輪ブレーキシリンダ16および後輪ブレーキシリ
ンダ17の間でのブレーキ液の流れを具体的に説明す
る。
【0036】通常ブレーキ状態では、マスタシリンダカ
ット弁100が開状態にあるから、マスタシリンダ10
からのブレーキ液がマスタシリンダカット弁100を経
て前輪ブレーキシリンダ16に供給されるとともに、マ
スタシリンダカット弁100および第2逆止弁164を
経て後輪ブレーキシリンダ17にも供給される。第2逆
止弁164の開弁圧は実質的に0であるから、結局、前
輪ブレーキシリンダ16と後輪ブレーキシリンダ17と
に互いに等しい高さの液圧が発生することになる。
ット弁100が開状態にあるから、マスタシリンダ10
からのブレーキ液がマスタシリンダカット弁100を経
て前輪ブレーキシリンダ16に供給されるとともに、マ
スタシリンダカット弁100および第2逆止弁164を
経て後輪ブレーキシリンダ17にも供給される。第2逆
止弁164の開弁圧は実質的に0であるから、結局、前
輪ブレーキシリンダ16と後輪ブレーキシリンダ17と
に互いに等しい高さの液圧が発生することになる。
【0037】これに対し、ポンプ150が作動している
状態では、マスタシリンダカット弁100がポンプ15
0からマスタシリンダ10に向かう向きのブレーキ液の
流れを阻止する状態にあり、ポンプ150から吐き出さ
れたブレーキ液は前輪ブレーキシリンダ16には第1逆
止弁162を経て供給される一方、後輪ブレーキシリン
ダ17にはそのまま供給される。第1逆止弁162の開
弁圧は実質的に0ではないから、結局、前輪ブレーキシ
リンダ16に後輪ブレーキシリンダ17の液圧より第1
逆止弁162の開弁圧だけ低い液圧が発生することとな
る。
状態では、マスタシリンダカット弁100がポンプ15
0からマスタシリンダ10に向かう向きのブレーキ液の
流れを阻止する状態にあり、ポンプ150から吐き出さ
れたブレーキ液は前輪ブレーキシリンダ16には第1逆
止弁162を経て供給される一方、後輪ブレーキシリン
ダ17にはそのまま供給される。第1逆止弁162の開
弁圧は実質的に0ではないから、結局、前輪ブレーキシ
リンダ16に後輪ブレーキシリンダ17の液圧より第1
逆止弁162の開弁圧だけ低い液圧が発生することとな
る。
【0038】すなわち、通常ブレーキ状態ではマスタシ
リンダ10が圧力源として機能し、前輪ブレーキシリン
ダ16と後輪ブレーキシリンダ17とに等しい液圧をそ
れぞれ発生させ、これに対し、ポンプ作動状態ではポン
プ150が圧力源として機能し、前輪ブレーキシリンダ
16に後輪ブレーキシリンダ17の液圧より低い液圧を
発生させることになるのである。これにより、車両の前
後制動力配分が適正化され、積車状態において、Pバル
ブ158の折れ点以下の領域である軽制動領域から後輪
ブレーキシリンダ17の液圧すなわち後輪制動力の迅速
な(有効な)増加が可能となり、制動距離が短縮され
る。
リンダ10が圧力源として機能し、前輪ブレーキシリン
ダ16と後輪ブレーキシリンダ17とに等しい液圧をそ
れぞれ発生させ、これに対し、ポンプ作動状態ではポン
プ150が圧力源として機能し、前輪ブレーキシリンダ
16に後輪ブレーキシリンダ17の液圧より低い液圧を
発生させることになるのである。これにより、車両の前
後制動力配分が適正化され、積車状態において、Pバル
ブ158の折れ点以下の領域である軽制動領域から後輪
ブレーキシリンダ17の液圧すなわち後輪制動力の迅速
な(有効な)増加が可能となり、制動距離が短縮され
る。
【0039】図2に示すように、前記リザーバ144と
リザーバ14(マスタシリンダ10用)とは補助通路1
70によって互いに接続されている。その補助通路17
0には流入制御弁172が設けられている。流入制御弁
172はリザーバ144におけるリザーバピストンをパ
イロットピストンとして作動するパイロット式である。
リザーバ14(マスタシリンダ10用)とは補助通路1
70によって互いに接続されている。その補助通路17
0には流入制御弁172が設けられている。流入制御弁
172はリザーバ144におけるリザーバピストンをパ
イロットピストンとして作動するパイロット式である。
【0040】リザーバ144には、図3に示すように、
ハウジング200にリザーバピストン210が実質的に
気密かつ摺動可能に嵌合されることにより、ブレーキ液
を収容するリザーバ室212が形成されている。リザー
バピストン210は、リザーバ室212の容積が通常値
から増加するときには図示の通常位置から容積増加位置
に、容積が通常値から減少するときには通常位置から容
積減少位置にそれぞれ変位する。リザーバピストン21
0の背後に付勢手段としてのスプリング216がリテー
ナ218を介して係合させられ、スプリング216の弾
性力がリザーバピストン210に付与される。しかし、
リテーナ218はそれのフランジ部がハウジング200
の段付部に当接することによってリザーバ室212への
接近限度が規制されており、しかも、リテーナ218は
リザーバピストン210に緩く嵌合されている。したが
って、リザーバピストン210は、リザーバ室212の
容積が減少すればリテーナ218を原位置に残したまま
単独で前進し、一方、リザーバ室212の容積が増加す
ればリテーナ218と共にスプリング216を圧縮しつ
つ後退する。
ハウジング200にリザーバピストン210が実質的に
気密かつ摺動可能に嵌合されることにより、ブレーキ液
を収容するリザーバ室212が形成されている。リザー
バピストン210は、リザーバ室212の容積が通常値
から増加するときには図示の通常位置から容積増加位置
に、容積が通常値から減少するときには通常位置から容
積減少位置にそれぞれ変位する。リザーバピストン21
0の背後に付勢手段としてのスプリング216がリテー
ナ218を介して係合させられ、スプリング216の弾
性力がリザーバピストン210に付与される。しかし、
リテーナ218はそれのフランジ部がハウジング200
の段付部に当接することによってリザーバ室212への
接近限度が規制されており、しかも、リテーナ218は
リザーバピストン210に緩く嵌合されている。したが
って、リザーバピストン210は、リザーバ室212の
容積が減少すればリテーナ218を原位置に残したまま
単独で前進し、一方、リザーバ室212の容積が増加す
ればリテーナ218と共にスプリング216を圧縮しつ
つ後退する。
【0041】一方、流入制御弁172は、同図に示すよ
うに、互いに共同してリザーバ14からリザーバ室21
2に向かう向きのブレーキ液の流れは阻止するがその逆
向きの流れは許容する弁座222と弁子224とを有
し、かつ、弁子224は常時付勢手段としてのスプリン
グ226,228によって弁座222に着座する向きに
付勢されている。したがって、流入制御弁172は常に
はリザーバ14内のブレーキ液がリザーバ室212内に
流入することを阻止する流入阻止状態にある。しかし、
弁子224とリザーバピストン210との間に連携部材
としてのピン230が配設されていて、リザーバピスト
ン210が図示の通常位置にあるときにはピン230は
弁子224とリザーバピストン210とに同時には係合
しないが、リザーバ室212の容積が減少してリザーバ
ピストン210が通常位置から容積減少位置に移動した
ときにはリザーバピストン210がピン230を介して
弁子224を弁座222から離間する向きに移動させ、
その結果、弁子224が弁座222から離間し、リザー
バ14内のブレーキ液がリザーバ室212内に流入する
ことを許容する流入許容状態となる。
うに、互いに共同してリザーバ14からリザーバ室21
2に向かう向きのブレーキ液の流れは阻止するがその逆
向きの流れは許容する弁座222と弁子224とを有
し、かつ、弁子224は常時付勢手段としてのスプリン
グ226,228によって弁座222に着座する向きに
付勢されている。したがって、流入制御弁172は常に
はリザーバ14内のブレーキ液がリザーバ室212内に
流入することを阻止する流入阻止状態にある。しかし、
弁子224とリザーバピストン210との間に連携部材
としてのピン230が配設されていて、リザーバピスト
ン210が図示の通常位置にあるときにはピン230は
弁子224とリザーバピストン210とに同時には係合
しないが、リザーバ室212の容積が減少してリザーバ
ピストン210が通常位置から容積減少位置に移動した
ときにはリザーバピストン210がピン230を介して
弁子224を弁座222から離間する向きに移動させ、
その結果、弁子224が弁座222から離間し、リザー
バ14内のブレーキ液がリザーバ室212内に流入する
ことを許容する流入許容状態となる。
【0042】図4には、以上説明したブレーキ装置の具
体的構成が示されており、ポンプ150の具体的構成も
示されている。図から明らかなように、ポンプ150
は、アルミニウムを主成分とする材料から成るハウジン
グ300を有し、そのハウジング300にシリンダボア
302が形成されている。このシリンダボア302にピ
ストン304が摺動可能に嵌合され、このピストン30
4の後端部に偏心カム306が係合させられている。
体的構成が示されており、ポンプ150の具体的構成も
示されている。図から明らかなように、ポンプ150
は、アルミニウムを主成分とする材料から成るハウジン
グ300を有し、そのハウジング300にシリンダボア
302が形成されている。このシリンダボア302にピ
ストン304が摺動可能に嵌合され、このピストン30
4の後端部に偏心カム306が係合させられている。
【0043】ハウジング300に前記モータ152が取
り付けられており、このモータ152の回転軸の軸線は
ピストン304の軸線と直角に交差するようにされてい
る。偏心カム306はそのようなモータ152の回転軸
に相対回転不能に取り付けられている。
り付けられており、このモータ152の回転軸の軸線は
ピストン304の軸線と直角に交差するようにされてい
る。偏心カム306はそのようなモータ152の回転軸
に相対回転不能に取り付けられている。
【0044】偏心カム306は、モータ152の回転軸
線に対して円板としてのベアリングが偏心して取り付け
られることによって構成されている。ベアリングはよく
知られているように、内側リング状部材に外側リング状
部材が複数の転動体(ボール,ローラ等)を介して相対
回転可能に嵌合された構造を有している。ベアリング
は、内側リング状部材においてモータ152の回転軸に
相対回転不能に取り付けられ、一方、外側リング状部材
においてピストン304の後端部に接触する。円板とし
てベアリングを使用したのは、ピストン304の後端部
に接触する外側リング状部材にモータ152の回転がそ
のまま伝達されないようにし、ピストン304と外側リ
ング状部材との接触を軽減するためである。
線に対して円板としてのベアリングが偏心して取り付け
られることによって構成されている。ベアリングはよく
知られているように、内側リング状部材に外側リング状
部材が複数の転動体(ボール,ローラ等)を介して相対
回転可能に嵌合された構造を有している。ベアリング
は、内側リング状部材においてモータ152の回転軸に
相対回転不能に取り付けられ、一方、外側リング状部材
においてピストン304の後端部に接触する。円板とし
てベアリングを使用したのは、ピストン304の後端部
に接触する外側リング状部材にモータ152の回転がそ
のまま伝達されないようにし、ピストン304と外側リ
ング状部材との接触を軽減するためである。
【0045】シリンダボア302はその一端部はピスト
ン304により閉塞され、他端部はプラグ310により
閉塞されており、これにより、ポンプ室312が形成さ
れている。このポンプ室312は、偏心カム306によ
るピストン304の直線往復運動に応じて容積が増減さ
せられ、容積増加行程においては吸入弁153aが開い
てリザーバ144からブレーキ液がポンプ室312内に
流入し、一方、容積減少行程においては吐出弁153b
が開いてポンプ室312内のブレーキ液が高圧側に吐出
される。
ン304により閉塞され、他端部はプラグ310により
閉塞されており、これにより、ポンプ室312が形成さ
れている。このポンプ室312は、偏心カム306によ
るピストン304の直線往復運動に応じて容積が増減さ
せられ、容積増加行程においては吸入弁153aが開い
てリザーバ144からブレーキ液がポンプ室312内に
流入し、一方、容積減少行程においては吐出弁153b
が開いてポンプ室312内のブレーキ液が高圧側に吐出
される。
【0046】ポンプ150は、図1に示すように、2つ
のブレーキ系統についてそれぞれ設けられ、ブレーキ装
置全体として2個設けられている。それら2個のポンプ
150は共通の1個のモータ152によって駆動され
る。すなわち、本実施形態においては、それら2個のポ
ンプ150と1個のモータ152とによって対向型ピス
トンポンプが構成されているのである。そして、図5に
は、ブレーキ装置のうちその対向型ピストンポンプに係
る部分のみが取り出されて示されている。
のブレーキ系統についてそれぞれ設けられ、ブレーキ装
置全体として2個設けられている。それら2個のポンプ
150は共通の1個のモータ152によって駆動され
る。すなわち、本実施形態においては、それら2個のポ
ンプ150と1個のモータ152とによって対向型ピス
トンポンプが構成されているのである。そして、図5に
は、ブレーキ装置のうちその対向型ピストンポンプに係
る部分のみが取り出されて示されている。
【0047】この対向型ピストンポンプにおいて2個の
ポンプ150は1個の合体ピストン314を共有してい
る。この合体ピストン314は、斜視図である図6と平
面図および側面図である図7に示すように、ほぼ円形断
面で真っ直ぐに延びる軸状を成しており、それの両端部
にそれぞれ各ブレーキ系統に属する各ポンプ室312の
容積を増減させる各ピストン304として機能する部分
(以下、単に「ピストン304」という)が形成されて
いる。すなわち、合体ピストン314は2つのブレーキ
系統に対応する一対のピストン304を合体させたもの
なのである。2つのブレーキ系統に対応する一対のシリ
ンダボア302は、図5に示すように、ハウジング30
0に、偏心カム306を隔てて対向し、かつ、2つのブ
レーキ系統間で同一の直径となるように形成されてお
り、それら2個のシリンダボア302に跨がって1個の
合体ピストン314が摺動可能に嵌合されている。
ポンプ150は1個の合体ピストン314を共有してい
る。この合体ピストン314は、斜視図である図6と平
面図および側面図である図7に示すように、ほぼ円形断
面で真っ直ぐに延びる軸状を成しており、それの両端部
にそれぞれ各ブレーキ系統に属する各ポンプ室312の
容積を増減させる各ピストン304として機能する部分
(以下、単に「ピストン304」という)が形成されて
いる。すなわち、合体ピストン314は2つのブレーキ
系統に対応する一対のピストン304を合体させたもの
なのである。2つのブレーキ系統に対応する一対のシリ
ンダボア302は、図5に示すように、ハウジング30
0に、偏心カム306を隔てて対向し、かつ、2つのブ
レーキ系統間で同一の直径となるように形成されてお
り、それら2個のシリンダボア302に跨がって1個の
合体ピストン314が摺動可能に嵌合されている。
【0048】したがって、本実施形態においては、合体
ピストン314のハウジング302による両端支持点間
距離が、合体ピストン314の一方の端面の円周縁上に
想定される複数の点と他方の端面の円周縁上に想定され
る複数の点との組合せのうち最も離れた2点A,B間の
距離となる。よって、合体ピストン314のうちの各ピ
ストン304については、軸方向運動円滑化および気密
性保持を考慮して長さを決定すれば足り、こじり防止ま
で考慮して長さを決定することは不可欠ではなくなり、
合体ピストン314の長さが、従来のように一対のピス
トン304を互いに独立してハウジング302に嵌合さ
せる場合に比較して短くなる。
ピストン314のハウジング302による両端支持点間
距離が、合体ピストン314の一方の端面の円周縁上に
想定される複数の点と他方の端面の円周縁上に想定され
る複数の点との組合せのうち最も離れた2点A,B間の
距離となる。よって、合体ピストン314のうちの各ピ
ストン304については、軸方向運動円滑化および気密
性保持を考慮して長さを決定すれば足り、こじり防止ま
で考慮して長さを決定することは不可欠ではなくなり、
合体ピストン314の長さが、従来のように一対のピス
トン304を互いに独立してハウジング302に嵌合さ
せる場合に比較して短くなる。
【0049】この合体ピストン314の中間部には、偏
心カム306との係合部である凹部316が形成されて
いる(図6および図7参照)。凹部316は、合体ピス
トン314の軸線に平行に延びる底面部318と、その
底面部318の両縁部からそれぞれその軸線に直角な方
向に延びる一対の側面部320とによって形成されてい
る。その一対の側面部320は、偏心カム306の直径
部をそれの両側からわずかな隙間を残して挟む寸法とさ
れている。すなわち、一対の側面部320は偏心カム3
06をそれの両側から挟んでそれのカム面に実質的に接
触するものとされているのである。その結果、偏心カム
306が一方向に回転し、この偏心カム306を真上か
ら見た場合のその偏心カム306の位置が合体ピストン
314の軸線方向に往復させられれば、それに伴って合
体ピストン314が往復運動させられることになる。合
体ピストン314は、偏心カム306と凹部316との
係合により、各ピストン304が各ポンプ室312の容
積を減少させる往運動のみならず各ポンプ室312の容
積を増加させる復運動をも行わせられるのであり、よっ
て、従来のように各ピストン304の復運動を実現する
ために各ポンプ室312内にリターンスプリングを配設
することが不可欠ではなくなる。
心カム306との係合部である凹部316が形成されて
いる(図6および図7参照)。凹部316は、合体ピス
トン314の軸線に平行に延びる底面部318と、その
底面部318の両縁部からそれぞれその軸線に直角な方
向に延びる一対の側面部320とによって形成されてい
る。その一対の側面部320は、偏心カム306の直径
部をそれの両側からわずかな隙間を残して挟む寸法とさ
れている。すなわち、一対の側面部320は偏心カム3
06をそれの両側から挟んでそれのカム面に実質的に接
触するものとされているのである。その結果、偏心カム
306が一方向に回転し、この偏心カム306を真上か
ら見た場合のその偏心カム306の位置が合体ピストン
314の軸線方向に往復させられれば、それに伴って合
体ピストン314が往復運動させられることになる。合
体ピストン314は、偏心カム306と凹部316との
係合により、各ピストン304が各ポンプ室312の容
積を減少させる往運動のみならず各ポンプ室312の容
積を増加させる復運動をも行わせられるのであり、よっ
て、従来のように各ピストン304の復運動を実現する
ために各ポンプ室312内にリターンスプリングを配設
することが不可欠ではなくなる。
【0050】すなわち、偏心カム306により一対のピ
ストン304は両者間の距離を一定に保ちつつ往復運動
させられて各ポンプ室312の容積が増減させられるの
であり、この際、各ポンプ室312の容積の変化の向き
は互いに逆となり、一方のポンプ室312が容積増加行
程にあるときには他方のポンプ室312は容積減少行程
にあることになる。
ストン304は両者間の距離を一定に保ちつつ往復運動
させられて各ポンプ室312の容積が増減させられるの
であり、この際、各ポンプ室312の容積の変化の向き
は互いに逆となり、一方のポンプ室312が容積増加行
程にあるときには他方のポンプ室312は容積減少行程
にあることになる。
【0051】以上の説明から明らかなように、本実施形
態においては、各ポンプ室312内にリターンスプリン
グの配設のためのスペースを確保することが不可欠では
なくなり、前述の、一対のピストン304の合体化と共
同し、ハウジング300のそれら一対のピストン304
の軸線方向における寸法L(図5参照)の短縮化を容易
に図り得るという効果が得られる。
態においては、各ポンプ室312内にリターンスプリン
グの配設のためのスペースを確保することが不可欠では
なくなり、前述の、一対のピストン304の合体化と共
同し、ハウジング300のそれら一対のピストン304
の軸線方向における寸法L(図5参照)の短縮化を容易
に図り得るという効果が得られる。
【0052】ところで、合体ピストン314をそれの凹
部316において偏心カム306に係合させ、その偏心
カム306によって合体ピストン314を往復運動させ
る場合には、合体ピストン314が往運動行程から復運
動行程に、復運動行程から往運動行程にそれぞれ転ずる
毎に凹部316と偏心カム306との間で打音が発生す
る。一対の側面部320のうち偏心カム306の外周面
であるカム面が往運動行程と復運動行程とでそれぞれ接
触する相手が交互に変化し、その変化の際に偏心カム3
06と側面部320とが当接するからである。しかし、
発生すると予想される打音のレベルは、ブレーキ装置の
イニシャルチェック時等、車両のエンジン音や走行音が
比較的小さい状況でポンプ150が擬似的に作動させら
れる際にあっても、乗員に耳障りな程度には至らないと
推定される。打音発生は合体ピストン314がストロー
クエンド近傍にあってそれの移動速度が0近傍で行われ
るからである。
部316において偏心カム306に係合させ、その偏心
カム306によって合体ピストン314を往復運動させ
る場合には、合体ピストン314が往運動行程から復運
動行程に、復運動行程から往運動行程にそれぞれ転ずる
毎に凹部316と偏心カム306との間で打音が発生す
る。一対の側面部320のうち偏心カム306の外周面
であるカム面が往運動行程と復運動行程とでそれぞれ接
触する相手が交互に変化し、その変化の際に偏心カム3
06と側面部320とが当接するからである。しかし、
発生すると予想される打音のレベルは、ブレーキ装置の
イニシャルチェック時等、車両のエンジン音や走行音が
比較的小さい状況でポンプ150が擬似的に作動させら
れる際にあっても、乗員に耳障りな程度には至らないと
推定される。打音発生は合体ピストン314がストロー
クエンド近傍にあってそれの移動速度が0近傍で行われ
るからである。
【0053】この合体ピストン314にはさらに、凹部
316と各ピストン304との間において各環状溝32
2がそれぞれ形成されている。各環状溝322にはシー
ル部材324が装着される。シール部材324は、本実
施形態においては、Dリング326およびそれの背後
(ポンプ室312から見て背後)に配置されたバックア
ップリング328から構成される。これにより、各ポン
プ室312が気密に保持されることとなる。
316と各ピストン304との間において各環状溝32
2がそれぞれ形成されている。各環状溝322にはシー
ル部材324が装着される。シール部材324は、本実
施形態においては、Dリング326およびそれの背後
(ポンプ室312から見て背後)に配置されたバックア
ップリング328から構成される。これにより、各ポン
プ室312が気密に保持されることとなる。
【0054】前記マスタシリンダカット弁100,中間
弁140,減圧弁146およびモータ152は図8に示
すように、電子制御ユニット(以下、単に「ECU」と
いう。Electronic Control Unit )400に接続されて
いる。このECU400には、それの入力側において、
各輪の回転速度である車輪速度を検出する4個の車輪速
度センサ402が接続されている。さらに、ブレーキペ
ダル12の踏込みを検出するブレーキスイッチ404,
加速操作部材としての図示しないアクセルペダルの踏込
みを検出するアクセルスイッチ406等も接続されてい
る。
弁140,減圧弁146およびモータ152は図8に示
すように、電子制御ユニット(以下、単に「ECU」と
いう。Electronic Control Unit )400に接続されて
いる。このECU400には、それの入力側において、
各輪の回転速度である車輪速度を検出する4個の車輪速
度センサ402が接続されている。さらに、ブレーキペ
ダル12の踏込みを検出するブレーキスイッチ404,
加速操作部材としての図示しないアクセルペダルの踏込
みを検出するアクセルスイッチ406等も接続されてい
る。
【0055】ECU400はコンピュータ410を主体
として構成されている。コンピュータ410は、CPU
412,ROM414およびRAM416を含むように
構成されている。ROM414にアンチロック制御およ
びトラクション制御を実行するための各種プログラムが
記憶されており、CPU412がRAM416を利用し
つつ各種プログラムを実行することによりアンチロック
制御およびトラクション制御を実行する。
として構成されている。コンピュータ410は、CPU
412,ROM414およびRAM416を含むように
構成されている。ROM414にアンチロック制御およ
びトラクション制御を実行するための各種プログラムが
記憶されており、CPU412がRAM416を利用し
つつ各種プログラムを実行することによりアンチロック
制御およびトラクション制御を実行する。
【0056】アンチロック制御は、モータ152を作動
させるとともに、各車輪速度センサ402を介して各輪
の回転速度および車体の走行速度を監視しつつ、少なく
とも増圧モードと減圧モードとを含む複数のモードを択
一的に実行することにより、車両制動時に各輪がロック
することを防止するものである。
させるとともに、各車輪速度センサ402を介して各輪
の回転速度および車体の走行速度を監視しつつ、少なく
とも増圧モードと減圧モードとを含む複数のモードを択
一的に実行することにより、車両制動時に各輪がロック
することを防止するものである。
【0057】増圧モードには、各ブレーキ系統において
各前輪ブレーキシリンダ16,18のみを増圧する前輪
単独増圧モードと、各前輪ブレーキシリンダ16,18
と各後輪ブレーキシリンダ17,19との双方を同時に
増圧する前後輪同時増圧モードとがある。前輪単独増圧
モードは、マスタシリンダカット弁100を励磁状態
(閉状態)、中間弁140を励磁状態(閉状態)、減圧
弁146を消磁状態(閉状態)とすることによって実現
される。一方、前後輪同時増圧モードは、マスタシリン
ダカット弁100を励磁状態(閉状態)、中間弁140
を消磁状態(開状態)、減圧弁146を消磁状態(閉状
態)とすることによって実現される。
各前輪ブレーキシリンダ16,18のみを増圧する前輪
単独増圧モードと、各前輪ブレーキシリンダ16,18
と各後輪ブレーキシリンダ17,19との双方を同時に
増圧する前後輪同時増圧モードとがある。前輪単独増圧
モードは、マスタシリンダカット弁100を励磁状態
(閉状態)、中間弁140を励磁状態(閉状態)、減圧
弁146を消磁状態(閉状態)とすることによって実現
される。一方、前後輪同時増圧モードは、マスタシリン
ダカット弁100を励磁状態(閉状態)、中間弁140
を消磁状態(開状態)、減圧弁146を消磁状態(閉状
態)とすることによって実現される。
【0058】これに対し、減圧モードには、各ブレーキ
系統において各前輪ブレーキシリンダ16,18と各後
輪ブレーキシリンダ17,19とを同時に減圧する前後
輪同時減圧モードがある。前後輪同時減圧モードは、マ
スタシリンダカット弁100を励磁状態(閉状態)、中
間弁140を消磁状態(開状態)、減圧弁146を励磁
状態(開状態)とすることによって実現される。
系統において各前輪ブレーキシリンダ16,18と各後
輪ブレーキシリンダ17,19とを同時に減圧する前後
輪同時減圧モードがある。前後輪同時減圧モードは、マ
スタシリンダカット弁100を励磁状態(閉状態)、中
間弁140を消磁状態(開状態)、減圧弁146を励磁
状態(開状態)とすることによって実現される。
【0059】アンチロック制御中、モータ152が作動
させられれば、偏心カム306が一方向に回転し、この
偏心カム306によって合体ピストン314が往復運動
させられ、2個のポンプ150が同時に作動させられ
る。その結果、各ポンプ室312の容積が増減させられ
て各リザーバ144からブレーキ液が汲み上げられて高
圧側に吐出される。したがって、増圧モードにおいて
は、前輪ブレーキシリンダ16,18のみまたは前輪ブ
レーキシリンダ16,18と後輪ブレーキシリンダ1
7,19との双方に高圧のブレーキ液が供給され、これ
により、各ブレーキシリンダ16,17,18,19が
適宜増圧されることになる。
させられれば、偏心カム306が一方向に回転し、この
偏心カム306によって合体ピストン314が往復運動
させられ、2個のポンプ150が同時に作動させられ
る。その結果、各ポンプ室312の容積が増減させられ
て各リザーバ144からブレーキ液が汲み上げられて高
圧側に吐出される。したがって、増圧モードにおいて
は、前輪ブレーキシリンダ16,18のみまたは前輪ブ
レーキシリンダ16,18と後輪ブレーキシリンダ1
7,19との双方に高圧のブレーキ液が供給され、これ
により、各ブレーキシリンダ16,17,18,19が
適宜増圧されることになる。
【0060】各ポンプ150によって汲み上げるべきブ
レーキ液が常に各リザーバ144に存在するとは限らな
い。存在しない場合には、リザーバ室212に負圧傾向
が生じるが、少し負圧になった段階で、後述のトラクシ
ョン制御におけると同様にして前記流入制御弁172が
開き、前記リザーバ14からブレーキ液が各リザーバ1
44に補充される。これにより、偏心カム306により
合体ピストン314の往運動のみならず復運動も強制的
に行われる構造であるにもかかわらず、各ポンプ室31
2が大きく負圧になることが防止される。
レーキ液が常に各リザーバ144に存在するとは限らな
い。存在しない場合には、リザーバ室212に負圧傾向
が生じるが、少し負圧になった段階で、後述のトラクシ
ョン制御におけると同様にして前記流入制御弁172が
開き、前記リザーバ14からブレーキ液が各リザーバ1
44に補充される。これにより、偏心カム306により
合体ピストン314の往運動のみならず復運動も強制的
に行われる構造であるにもかかわらず、各ポンプ室31
2が大きく負圧になることが防止される。
【0061】一方、トラクション制御は、モータ152
を作動させるとともに、各車輪速度センサ402を介し
て駆動車輪である左右の前輪の回転速度および車体の走
行速度を監視しつつ、少なくとも増圧モードおよび減圧
モードを含む複数のモードを択一的に実行することによ
り、車両駆動時に左右の前輪が空転することを抑制する
制御である。また、このトラクション制御は、ブレーキ
スイッチ404が運転者によるブレーキペダル12の踏
込みを検出するか、アクセルスイッチ406が運転者に
よるアクセルペダルの踏込み解除を検出する等の所定の
条件が成立したときに終了する。
を作動させるとともに、各車輪速度センサ402を介し
て駆動車輪である左右の前輪の回転速度および車体の走
行速度を監視しつつ、少なくとも増圧モードおよび減圧
モードを含む複数のモードを択一的に実行することによ
り、車両駆動時に左右の前輪が空転することを抑制する
制御である。また、このトラクション制御は、ブレーキ
スイッチ404が運転者によるブレーキペダル12の踏
込みを検出するか、アクセルスイッチ406が運転者に
よるアクセルペダルの踏込み解除を検出する等の所定の
条件が成立したときに終了する。
【0062】増圧モードは、各ブレーキ系統において各
前輪ブレーキシリンダ16,18のみを増圧するモード
を意味し、マスタシリンダカット弁100を励磁状態
(閉状態)、中間弁140を励磁状態(閉状態)、減圧
弁146を消磁状態(閉状態)とすることによって実現
される。
前輪ブレーキシリンダ16,18のみを増圧するモード
を意味し、マスタシリンダカット弁100を励磁状態
(閉状態)、中間弁140を励磁状態(閉状態)、減圧
弁146を消磁状態(閉状態)とすることによって実現
される。
【0063】トラクション制御開始直前には流入制御弁
172が流入阻止状態にあるが、トラクション制御が開
始されてポンプ150が作動させられれば、ポンプ15
0によってリザーバ室212内のブレーキ液が汲み上げ
られて各前輪ブレーキシリンダ16,18に供給され
る。これにより、各前輪ブレーキシリンダ16,18が
増圧され、各前輪の回転速度が抑制されて各前輪の空転
が抑制される。
172が流入阻止状態にあるが、トラクション制御が開
始されてポンプ150が作動させられれば、ポンプ15
0によってリザーバ室212内のブレーキ液が汲み上げ
られて各前輪ブレーキシリンダ16,18に供給され
る。これにより、各前輪ブレーキシリンダ16,18が
増圧され、各前輪の回転速度が抑制されて各前輪の空転
が抑制される。
【0064】ポンプ150によりリザーバ室212内の
ブレーキ液が汲み上げられたためにリザーバ室212が
負圧となれば、リザーバピストン210が図3に示す通
常位置から前進し(図において上方に移動し)、ピン2
30が弁子224を弁座222から離間させる。これに
より流入制御弁172は流入許容状態に移行する。した
がって、リザーバ室212内のブレーキ液が不足すれば
リザーバ室212にリザーバ14からのブレーキ液が補
充される。
ブレーキ液が汲み上げられたためにリザーバ室212が
負圧となれば、リザーバピストン210が図3に示す通
常位置から前進し(図において上方に移動し)、ピン2
30が弁子224を弁座222から離間させる。これに
より流入制御弁172は流入許容状態に移行する。した
がって、リザーバ室212内のブレーキ液が不足すれば
リザーバ室212にリザーバ14からのブレーキ液が補
充される。
【0065】したがって、本実施形態によれば、リザー
バ室212が大きく負圧になることが防止されるととも
に、リザーバ144においてブレーキ液が不足した場合
に限ってリザーバ14からブレーキ液が補充されるか
ら、トラクション制御中、リザーバ144においてブレ
ーキ液が過剰となってそれのリザーバピストン210が
ボトミングしてしまい、各前輪ブレーキシリンダ16,
18の減圧時に各前輪ブレーキシリンダ16,18から
リザーバ144にブレーキ液がスムーズに排出されるこ
とができないために各前輪ブレーキシリンダ16,18
が素早く減圧されないという事態の発生を回避すること
ができるという特有の効果が得られる。
バ室212が大きく負圧になることが防止されるととも
に、リザーバ144においてブレーキ液が不足した場合
に限ってリザーバ14からブレーキ液が補充されるか
ら、トラクション制御中、リザーバ144においてブレ
ーキ液が過剰となってそれのリザーバピストン210が
ボトミングしてしまい、各前輪ブレーキシリンダ16,
18の減圧時に各前輪ブレーキシリンダ16,18から
リザーバ144にブレーキ液がスムーズに排出されるこ
とができないために各前輪ブレーキシリンダ16,18
が素早く減圧されないという事態の発生を回避すること
ができるという特有の効果が得られる。
【0066】これに対し、減圧モードは、各ブレーキ系
統において各前輪ブレーキシリンダ16,18のみを減
圧するモードを意味し、マスタシリンダカット弁100
を励磁状態(開状態)、中間弁140を消磁状態(開状
態)、減圧弁146を消磁状態(閉状態)とすることに
よって実現される。減圧モードの実行時には、各前輪ブ
レーキシリンダ16,18内のブレーキ液は、前輪ブレ
ーキ通路22,後輪ブレーキ通路24,第2逆止弁16
4,中間弁140,戻り通路154および逆止弁156
を経てマスタシリンダ10に戻る。
統において各前輪ブレーキシリンダ16,18のみを減
圧するモードを意味し、マスタシリンダカット弁100
を励磁状態(開状態)、中間弁140を消磁状態(開状
態)、減圧弁146を消磁状態(閉状態)とすることに
よって実現される。減圧モードの実行時には、各前輪ブ
レーキシリンダ16,18内のブレーキ液は、前輪ブレ
ーキ通路22,後輪ブレーキ通路24,第2逆止弁16
4,中間弁140,戻り通路154および逆止弁156
を経てマスタシリンダ10に戻る。
【0067】別の実施形態を説明する。
【0068】上記実施形態においては、図5に示すよう
に、各ポンプ室312が各プラグ310によって閉塞さ
れており、ブレーキ装置全体として2個のプラグ310
が使用されているが、1個のプラグ310で足りるよう
にして本発明を実施することができる。
に、各ポンプ室312が各プラグ310によって閉塞さ
れており、ブレーキ装置全体として2個のプラグ310
が使用されているが、1個のプラグ310で足りるよう
にして本発明を実施することができる。
【0069】例えば、図9に示すように、2個のシリン
ダボア302の一方をハウジング300に有底の状態で
形成する一方、他方のシリンダボア302を上記実施形
態におけると同様に無底の状態で形成し、それら2個の
シリンダボア302に合体ピストン314を挿入して嵌
合させた後に、その他方のシリンダボア302のみをプ
ラグ310で閉塞することができる。このようにすれ
ば、ブレーキ装置全体としてプラグ310は1個で足り
ることとなり、部品点数が削減されるとともに、ポンプ
の組付け性が向上する。
ダボア302の一方をハウジング300に有底の状態で
形成する一方、他方のシリンダボア302を上記実施形
態におけると同様に無底の状態で形成し、それら2個の
シリンダボア302に合体ピストン314を挿入して嵌
合させた後に、その他方のシリンダボア302のみをプ
ラグ310で閉塞することができる。このようにすれ
ば、ブレーキ装置全体としてプラグ310は1個で足り
ることとなり、部品点数が削減されるとともに、ポンプ
の組付け性が向上する。
【0070】さらに別の実施形態を説明する。
【0071】以上説明した二実施形態においてはいずれ
も、リザーバ144とリザーバ14とをつなぐ補助通路
170に流入制御弁172が設けられるとともに、リザ
ーバ144のリザーバピストン210がその流入制御弁
172のパイロットピストンとして機能するようにされ
ているが、本発明は例えば次のような形態で実施するこ
ともできる。
も、リザーバ144とリザーバ14とをつなぐ補助通路
170に流入制御弁172が設けられるとともに、リザ
ーバ144のリザーバピストン210がその流入制御弁
172のパイロットピストンとして機能するようにされ
ているが、本発明は例えば次のような形態で実施するこ
ともできる。
【0072】すなわち、図10に示すように、補助通路
170において流入制御弁172の使用が省略されると
ともに、リザーバ144に代えて通常のリザーバ430
が使用される形態で実施することもできるのである。通
常のリザーバ430は中立位置を有せず、リザーバピス
トン432は常にはスプリング434によって図示の前
進端位置にある。
170において流入制御弁172の使用が省略されると
ともに、リザーバ144に代えて通常のリザーバ430
が使用される形態で実施することもできるのである。通
常のリザーバ430は中立位置を有せず、リザーバピス
トン432は常にはスプリング434によって図示の前
進端位置にある。
【0073】また、本実施形態においては、補助通路1
70のうち2つのブレーキ系統に共通する部分に絞り4
40が設けられている。これにより、各ポンプ150は
各リザーバ430の方から優先的にブレーキ液を汲み上
げ、リザーバ14からのブレーキ液は主に各リザーバ4
30においてブレーキ液が不足した場合に各ポンプ15
0によって汲み上げられることになる。
70のうち2つのブレーキ系統に共通する部分に絞り4
40が設けられている。これにより、各ポンプ150は
各リザーバ430の方から優先的にブレーキ液を汲み上
げ、リザーバ14からのブレーキ液は主に各リザーバ4
30においてブレーキ液が不足した場合に各ポンプ15
0によって汲み上げられることになる。
【0074】したがって、本実施形態によれば、リザー
バ430のリザーバ室が大きく負圧になることも、マス
タシリンダ10用のリザーバ14内のブレーキ液が必要
以上に使用されることもなく、ブレーキ装置の部品点数
の削減が容易となり、ブレーキ装置の構成簡単化も容易
となるという特有の効果が得られる。
バ430のリザーバ室が大きく負圧になることも、マス
タシリンダ10用のリザーバ14内のブレーキ液が必要
以上に使用されることもなく、ブレーキ装置の部品点数
の削減が容易となり、ブレーキ装置の構成簡単化も容易
となるという特有の効果が得られる。
【0075】以上、本発明のいくつかの実施形態を図面
に基づいて詳細に説明したが、これらの他にも、特許請
求の範囲を逸脱することなく、当業者の知識に基づいて
種々の変形,改良を施した形態で本発明を実施すること
ができるのはもちろんである。
に基づいて詳細に説明したが、これらの他にも、特許請
求の範囲を逸脱することなく、当業者の知識に基づいて
種々の変形,改良を施した形態で本発明を実施すること
ができるのはもちろんである。
【図1】本発明の一実施形態である対向型ピストンポン
プを含むダイヤゴナル2系統式のアンチロック/トラク
ション型ブレーキ装置を示す系統図である。
プを含むダイヤゴナル2系統式のアンチロック/トラク
ション型ブレーキ装置を示す系統図である。
【図2】図1のブレーキ装置における2つのブレーキ系
統のうちの一方を示す液圧回路図である。
統のうちの一方を示す液圧回路図である。
【図3】図1におけるリザーバおよび流入制御弁を拡大
して示す正面断面図である。
して示す正面断面図である。
【図4】図1のブレーキ装置における2つのブレーキ系
統のうちの一方の具体的構成を示す部分断面図である。
統のうちの一方の具体的構成を示す部分断面図である。
【図5】図1における2個のポンプと1個のモータとの
関係を示す平面断面図である。
関係を示す平面断面図である。
【図6】図5における合体ピストンを示す斜視図であ
る。
る。
【図7】その合体ピストンの平面図および側面図であ
る。
る。
【図8】前記ブレーキ装置の電気的な構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図9】本発明の別の実施形態である対向型ピストンポ
ンプを示す平面断面図である。
ンプを示す平面断面図である。
【図10】本発明のさらに別の実施形態である対向型ピ
ストンポンプを含むダイヤゴナル2系統式のアンチロッ
ク/トラクション型ブレーキ装置を示す系統図である。
ストンポンプを含むダイヤゴナル2系統式のアンチロッ
ク/トラクション型ブレーキ装置を示す系統図である。
【図11】対向型ピストンポンプの一従来例を示す平面
断面図である。
断面図である。
10 マスタシリンダ 16,18 前輪ブレーキシリンダ 17,19 後輪ブレーキシリンダ 100 マスタシリンダカット弁 140 中間弁 144 リザーバ 146 減圧弁 150 ポンプ 152 モータ 172 流入制御弁 300 ハウジング 306 偏心カム 312 ポンプ室 314 合体ピストン 316 凹部 318 底面部 320 側面部
Claims (2)
- 【請求項1】ハウジングと、 そのハウジング内の空間において一軸線に対して偏心し
て回転する偏心回転部材と、 前記軸線に直角な一直線上において前記偏心回転部材を
それの両側から挟んで対向する状態で前記ハウジングに
摺動可能に嵌合された一対のピストンと、 それら一対のピストンと前記ハウジングとの間に形成さ
れた互いに独立した一対のポンプ室とを含む対向型ピス
トンポンプにおいて、 前記一対のピストンを、それら一対のピストンが少なく
とも前記直線の方向において相対移動不能に合体した合
体ピストンとするとともに、その合体ピストンをそれの
中間部において前記偏心回転部材に、その偏心回転部材
により、前記合体ピストンのうち各ピストンとして機能
する部分が前記各ポンプ室の容積を減少させる往運動の
みならずその容積を増加させる復運動も行われる状態で
係合させたことを特徴とする対向型ピストンポンプ。 - 【請求項2】請求項1の対向型ピストンポンプであっ
て、前記偏心回転部材が、前記軸線に対して偏心した円
板が回転する偏心カムであり、前記合体ピストンの中間
部に凹部が形成され、かつ、その凹部が、(a) 前記直線
にほぼ平行に延びる底面部と、(b) その底面部の両縁部
からそれぞれ前記直線にほぼ直角に延びる一対の側面部
であって前記偏心カムをそれの両側から挟んでその偏心
カムのカム面に実質的に接触するものとによって形成さ
れており、その凹部に前記偏心カムが嵌入させられるこ
とにより、その偏心カムによって前記合体ピストンが往
復運動させられることを特徴とする対向型ピストンポン
プ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8043168A JPH09236077A (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | 対向型ピストンポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8043168A JPH09236077A (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | 対向型ピストンポンプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09236077A true JPH09236077A (ja) | 1997-09-09 |
Family
ID=12656360
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8043168A Pending JPH09236077A (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | 対向型ピストンポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09236077A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004189218A (ja) * | 2002-12-06 | 2004-07-08 | Mando Corp | アンチロックブレーキシステム用ポンプ |
| JP2008030551A (ja) * | 2006-07-27 | 2008-02-14 | Advics:Kk | ブレーキ液圧制御装置 |
| JP2010064675A (ja) * | 2008-09-12 | 2010-03-25 | Hitachi Automotive Systems Ltd | 液圧ユニット及びバーハンドル車用液圧ユニット |
-
1996
- 1996-02-29 JP JP8043168A patent/JPH09236077A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004189218A (ja) * | 2002-12-06 | 2004-07-08 | Mando Corp | アンチロックブレーキシステム用ポンプ |
| JP2008030551A (ja) * | 2006-07-27 | 2008-02-14 | Advics:Kk | ブレーキ液圧制御装置 |
| JP2010064675A (ja) * | 2008-09-12 | 2010-03-25 | Hitachi Automotive Systems Ltd | 液圧ユニット及びバーハンドル車用液圧ユニット |
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