JPH09239592A - 柱への梁の接合方法 - Google Patents

柱への梁の接合方法

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JPH09239592A
JPH09239592A JP5490696A JP5490696A JPH09239592A JP H09239592 A JPH09239592 A JP H09239592A JP 5490696 A JP5490696 A JP 5490696A JP 5490696 A JP5490696 A JP 5490696A JP H09239592 A JPH09239592 A JP H09239592A
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JP
Japan
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lower flange
welding
column
web
intersection
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Application number
JP5490696A
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English (en)
Inventor
Arata Furuta
新 古田
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Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属梁端面の下フランジとウエブの交差部近
辺を柱に対して充分に溶接し、金属梁の下フランジにの
応力集中による亀裂の発生を防止する。 【解決手段】 鉄骨梁2のウエブ24端面における下フ
ランジ22側に、ウエブ端面に沿う縦長状の切欠部25
を予め設け、鉄骨梁2の下フランジ22及びウエブ24
の交差部26と柱との間に形成される交差部空間4を型
枠ブロック5により囲み、前記切欠部25を経て前記交
差部空間4に溶接棒を挿入することにより前記交差部2
6と柱との間をエンクローズ溶接し、前記型枠ブロック
5を脱型した後に、下フランジ22と前記柱との間に形
成されるフランジ部空間6において前記下フランジ22
と前記柱との間をグルーブ溶接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、柱への梁の接合
方法に関し、特に鉄骨梁の下フランジを柱に溶接する方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】金属梁の下フランジを柱に溶接するため
の従来の方法としては第9図に示す方法がある。同図に
おいてAはH形鋼からなる柱であって、この柱Aはフラ
ンジA1(他方のフランジは図示を省略)と、ウエブA
2と、両フランジとウエブとに囲まれた凹部に介在され
て柱Aを補強する補強板A3とからなる。この柱Aには
裏当金Bが突設され、その上にH形鋼からなる梁Cが配
置される。この梁Cは、柱Aに溶接された図示しない継
手金物に対してボルトナットを用いて仮止めされてお
り、下フランジC1と、ウエブC2と、図示を省略した
上フランジとからなり、梁端部でウエブC2における下
フランジC1の上側にはスカラップDが形成されて、ま
た下フランジC1の端部には開先Eが形成されている。
【0003】かかる梁Cは、柱Aに対して図示の位置に
仮止めされた状態で、梁Cの下フランジC1の開先Eと
柱1との間が溶接される。この溶接はウエブC2の幅方
向に溶接棒先端を移動しながら行われるが、下フランジ
C1及びウエブC2の交差部近辺の溶接は、スカラップ
Dを経て溶接棒を差し入れることより行う。図中符号F
は溶接金属を示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の方法によれば、下フランジC1及びウエブC2の交
差部近辺の溶接は、スカラップDを経て溶接棒を差し入
れることより行うため、溶接棒の操作をスカラップDに
より著しく制限されることになり、その結果、下フラン
ジC1及びウエブC2の交差部近辺の溶接は不完全にな
りやすいという欠点があった。
【0005】また、図9はその溶接が終了した状態を示
しているが、スカラップDはそのまま空隙として残留す
るために、スカラップDの下側の下フランジC1に応力
が集中しやすく、地震時等の繰り返し荷重によって、こ
こに亀裂Gが発生しやいすという欠点もある。
【0006】そこで、この発明の目的は、金属梁端面に
おける下フランジとウエブの交差部近辺を、柱に対して
充分に溶接することにあり、またこの発明の目的は、金
属梁の下フランジに、応力集中による亀裂の発生を防止
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の柱への梁の接
合方法は、鉄骨梁のウエブ端面における下フランジ側
に、ウエブ端面に沿う縦長状の切欠部を予め設けてお
く。この鉄骨梁を柱間に仮止めして、当該鉄骨梁の下フ
ランジ及びウエブの交差部と柱との間に形成される交差
部空間を型枠ブロックにより囲む。次に前記切欠部を経
て前記交差部空間に溶接棒を挿入することにより前記交
差部と柱との間を溶接する。前記型枠ブロックを脱型し
た後、前記下フランジと前記柱との間に形成されるフラ
ンジ部空間において前記下フランジと前記柱との間を溶
接する。
【0008】鉄骨梁の下フランジとウエブの交差部と、
柱との間の交差部空間を予め型枠ブロックにより囲んで
おいて、その空間の溶接を行うため、前記交差部空間で
の溶接はエンクローズ溶接となる。また前記下フランジ
の端面には開先を施しておくとよく、この場合の前記下
フランジと前記柱との間に形成されるフランジ部空間で
の溶接は「レ」形グルーブ溶接となる。
【0009】前記の交差部空間での溶接は、梁のウエブ
端面の縦長状の切欠部に溶接棒を通して行うことがで
き、この切欠部は縦長であるために溶接棒を垂直に近づ
けることができるから、交差部空間の隅々にまで溶接棒
の先端を移動させることができ効率よく溶接作業をする
ことができる。また、この溶接はエンクローズ溶接であ
るために不完全溶接を発生しにくく、したがって欠陥が
極めて少ない溶接とすることができる。
【0010】前記型枠ブロックとして、セラミックス,
フラックス,セメントのいずれかにより構成されたもの
を使用することができるが、セラミックス製の場合に
は、型枠ブロックを転用して反復使用することが可能で
あり、またフラックス製の場合には、粉状のフラックス
を固化剤を用いて固化することにより形成するため、溶
接時における溶接金属の養生及び保護に好適であり且つ
溶接金属の硬化後における型枠ブロックの除去が容易と
なり、さらにフランジ部空間の溶接金属との固着性に優
れる。さらに、型枠ブロックをセメント製とした場合に
は低コストで得ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明は、図1に示すように鉄
骨柱1に鉄骨梁2を接合するものであり、鉄骨柱1は、
この実施形態ではH形鋼からなり、その両フランジ11
とウエブ12とに囲まれた凹状部分には補強板13が溶
接されている。なお、鉄骨柱1としては周知の鋼管柱を
使用することもできる。鉄骨梁2もH形鋼からなり、上
フランジ21及び下フランジ22には開先23が形成さ
れ、またウエブ24の端面に沿って、その端面下部には
下フランジ22に至るまで縦長状の切欠部25が形成さ
れる。切欠部25のウエブ24端面は下フランジ22の
開先23上端に連続しており、したがって、ウエブ24
端部における下フランジ22側にはスカラップは形成さ
れていない。よって鉄骨柱1への鉄骨梁2への、この発
明の接合方法はノンスカラップ工法の一種である。
【0012】ノンスカラップ工法は、通常は工場溶接に
おいて用いられるものであり、一部において現場溶接で
もノンスカラップ工法が用いられるが、その場合でも、
鉄骨梁2の上フランジ21を柱1に溶接する工法として
用いられる。
【0013】しかし、この発明はノンスカラップ工法を
鉄骨梁2の下フランジ22の溶接に用いた点に特徴があ
り、その下フランジ22へのノンスカラップ工法の適用
のために、ウエブ24端面への前記切欠部25の形成と
いう独自の手法が採用されている。
【0014】ところで、鉄骨梁2は、鉄骨柱1の外面に
突設された裏当金31,32に上下のフランジ21,2
2先端を載せた状態で鉄骨柱1に仮止めされる。裏当金
31は鉄骨梁2のウエブ24と干渉しないように、上フ
ランジ21の下側でウエブ24の両側位置に、ウエブ2
4の厚み寸法だけ間をおいて個別に配置されているが、
逆にウエブ24に切欠を設けて前記干渉を避けてもよ
い。前記仮止めは、鉄骨柱1に溶接された継手プレート
33に鉄骨梁2のウエブ24をボルト止めし、また、裏
当金32と下フランジ22の下面との間を溶接して行
う。
【0015】図2は図1の要部拡大図であり、下フラン
ジ22の開先の最下端と鉄骨柱1との間に形成されるル
ート間隙32aが明瞭に表され、また図3は図1の−
線断面拡大図であり、図3では特に鉄骨梁2の端面に
おける下フランジ22及びウエブ24の交差部26が表
れている。この交差部26と鉄骨柱1との間に形成され
る交差部空間4を、図4〜6に示すように型枠ブロック
5により囲んで、下フランジ22の開先23と鉄骨柱1
との間に形成されるフランジ部空間6と前記交差部空間
4とを前記型枠ブロック5により区画する。
【0016】型枠ブロック5は特に図4に示されるよう
に、その上面が下フランジ22上面より高く、且つ下面
が下フランジ22上面と開先23と裏当金32上面に面
接触し、平面L字形に屈折していて一方の端面がウエブ
24に接し、他方の端面が鉄骨柱1の側面に接する構造
をして、交差空間部4から溶接金属の漏れがないように
なっており、これがウエブ24を挟んで対称に一対用い
られている。この型枠ブロック5はセラミックス,フラ
ックス,セメント或いは他の材料により構成されたもの
を用いる。
【0017】次に、前記型枠ブロック5に囲まれた交差
部空間4において、下フランジ22の交差部26と鉄骨
柱1との間を溶接する。この溶接は、交差部空間4内に
上から溶接棒を挿入して行うが、この溶接棒はウエブ2
4の端面に沿う縦長の切欠部25を経て挿入することが
できるから、垂直に近い角度にすることも容易であっ
て、交差部空間4内の各部に溶接棒の先端を自在に挿入
することができる。したがって、交差部空間4の下の部
分から順次上方に溶接金属を施してエンクローズ溶接す
ることができる。図6にはその溶接金属41の高さ(梁
せいの1/5ないし1/7程度の高さ,望ましくは1/
6程度の高さがよい)が表れているが、下フランジ22
の上面より上位まで溶接金属41が施されて、ウエブ2
4の切欠部25の下部端面まで溶接されている。
【0018】次に、交差部空間4の溶接金属41の周り
の両型枠ブロック5を撤去する。この段階では交差部空
間4に施した溶接金属41の両側にフランジ部空間6が
表れる。そこで、このフランジ部空間6には下向き溶接
により慣用のグルーブ溶接を施す。フランジ部空間6の
上側には溶接のための障害はないから、フランジ部空間
6の溶接は通常のグルーブ溶接によっても確実な溶接を
行うことができる。なおこのグルーブ溶接は一方の面が
鉄骨柱1のフランジ11の面であり、且つ他方の面が下
フランジ22の開先23であるから、所謂「レ」形グル
ーブ溶接となる。図8にはエンクローズ溶接による交差
部空間4の溶接金属41の両側に連続して、フランジ部
空間6の溶接金属61が示されており、この溶接金属6
1は、鉄骨柱1のフランジ11に対して、鉄骨梁2の下
フランジ22を確実に固着するとともに、交差部空間4
の溶接金属41とも一体に固着されている。
【0019】なお、図1に示す上フランジ21と鉄骨柱
1との間は、前記の下フランジ22の溶接と並行して又
は前後して慣用の下向き溶接によるグルーブ溶接が行わ
れるし、これら上下のフランジ21,22の鉄骨柱1に
対する溶接の終了後には、継手プレート33とウエブ2
4との間を仮止めしていたボルトナットを本締めするこ
とによって作業は終了する。
【0020】この実施形態では、特に、鉄骨梁2のウエ
ブ24に形成した縦長の切欠部25の垂直な端面が、下
フランジ22の開先23の上端位置に連続しているた
め、従来技術のようなスカラップが残ることがなく、し
たがって応力集中による下フランジ22の亀裂の発生は
防止される。
【0021】なお、前記した型枠ブロック5は、交差部
空間4とフランジ部空間5とを仕切る形状のものであれ
ば、他の形状のものでも使用できることは勿論である。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、鉄骨梁における下フランジとウエブの交差部と、柱
の側面との間の交差部空間を予め型枠ブロックにより囲
んでおいてその空間の溶接を行うため、この溶接はエン
クローズ溶接となり、しかも、この溶接は、梁のウエブ
端面の縦長状の切欠部に溶接棒を通して行うから、溶接
棒を垂直に近づけることができ、よって交差部空間の隅
々にまで溶接棒の先端を移動させて溶接作業をすること
ができるから、欠陥が極めて少ない溶接をしかも効率よ
く行うことができる。また下フランジにスカラップを形
成する必要がないため、鉄骨梁の下側端部の強度低下を
防止することができるから、前記欠陥溶接の顕著な低減
とあいまって、強度の高い鉄骨構造を得ることができ
る。
【0023】また、型枠ブロックがセラミックス製の場
合には、型枠を転用して反復の使用が可能であり、また
フラックス製の場合には、粉状のフラックスを固化剤を
用いて固化することにより形成するため、溶接時におけ
る溶接金属の養生及び保護に好適であり且つ溶接金属の
硬化後における型枠ブロックの除去が容易となり、さら
にフランジ部空間の溶接金属との固着性に優れる。さら
に、型枠ブロックをセメント製とした場合には低コスト
で得ることができるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】鉄骨梁を柱に仮止めした状態の正面図。
【図2】図1の要部拡大図。
【図3】図1の−線断面拡大図。
【図4】型枠ブロックを設置した状態の斜視図。
【図5】図4の平面図。
【図6】交差部空間に溶接した状態の正面図。
【図7】交差部空間に溶接し型枠ブロックを撤去した状
態の平面図。
【図8】交差部空間の溶接後にフランジ部空間の溶接を
した状態の平面図。
【図9】従来の技術を示す正面図。
【符号の説明】
1 鉄骨柱 11 フランジ 12 ウエブ 2 鉄骨梁 21 上フランジ 22 下フランジ 23 開先 24 ウエブ 25 切欠部 26 交差部 4 交差部空間 5 型枠ブロック 6 フランジ部空間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄骨梁のウエブ端面における下フランジ
    側に、ウエブ端面に沿う縦長状の切欠部を予め設け、こ
    の鉄骨梁を柱間に仮止めして、当該鉄骨梁の下フランジ
    及びウエブの交差部と柱との間に形成される交差部空間
    を型枠ブロックにより囲み、前記切欠部を経て前記交差
    部空間に溶接棒を挿入することにより前記交差部と柱と
    の間を溶接し、前記型枠ブロックを脱型した後、前記下
    フランジと前記柱との間に形成されるフランジ部空間に
    おいて前記下フランジと前記柱との間を溶接することを
    特徴とする柱への梁の接合方法。
  2. 【請求項2】 前記型枠ブロックとして、セラミック
    ス,フラックス,セメントのいずれかにより構成された
    ものを使用する柱への梁の接合方法。
JP5490696A 1996-03-12 1996-03-12 柱への梁の接合方法 Pending JPH09239592A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017155511A (ja) * 2016-03-03 2017-09-07 新日鐵住金株式会社 柱梁仕口部及び柱梁接合方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017155511A (ja) * 2016-03-03 2017-09-07 新日鐵住金株式会社 柱梁仕口部及び柱梁接合方法

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