JPH0924173A - ミシンの糸切れ検出装置 - Google Patents

ミシンの糸切れ検出装置

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JPH0924173A
JPH0924173A JP20040095A JP20040095A JPH0924173A JP H0924173 A JPH0924173 A JP H0924173A JP 20040095 A JP20040095 A JP 20040095A JP 20040095 A JP20040095 A JP 20040095A JP H0924173 A JPH0924173 A JP H0924173A
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JP
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thread
breakage
needle
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needle thread
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JP20040095A
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English (en)
Inventor
Fumio Wada
文夫 和田
Haruo Iwabuchi
治男 岩渕
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Juki Corp
Original Assignee
Juki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 糸切れを簡易且つ高精度に判定することを可
能とする。 【手段】 一縫目形成毎に必要糸量を設定する糸繰出し
検出回路9の出力値に基づいて糸切れ判断基準値C'を
設定し、この糸切れ判断基準値C'により糸切れをエラ
ー判別回路101において判断することによって、必要
糸量の大小にかかわらず糸の繰出し量検出信号のみによ
って糸切れを検出するように構成したもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、針糸供給装置を備
えたミシンの糸切れ検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、電子サイクルミシン等におい
て針糸供給装置が採用されている。この針糸供給装置
は、一縫目形成毎に必要糸量を糸巻きから繰出して天秤
へ供給するように構成されており、縫目形成機構の動作
に同期して針糸を糸巻きから一定量ずつ繰り出すべく作
動する繰出し機構と、所定糸量の繰出しが検出されたと
き上記繰出し機構による針糸の繰出しを阻止する保持手
段とを備えている。
【0003】またこのような針糸供給装置において、繰
出し検出装置により針糸切れや針糸の消費を糸切れ検出
装置により検出可能にするとともに、糸切れ検出装置か
らの信号によって警報装置を作動したり、ミシンモータ
への電力供給を遮断するようにしたものが、例えば特公
昭61−54438号公報等に開示されている。この繰
出し検出装置では、針糸が掛けられたプーリーの回転角
度がエンコーダーにより検知され、そのエンコーダーか
ら発せられるパルス数に基づいて針糸の繰出し量が検出
されるようになっており、縫製中に繰出し検出装置から
の出力がなくなって発生パルス数が「0」となった場合
に、針糸が消費又は切断により「糸切れ」状態となって
いると判断される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、糸の切断の
ほとんどは針の近傍で発生するため、糸切れが生じても
エンコーダーには糸が掛かったままであり、機構部の動
きによる糸の伸縮等によってエンコーダーが僅かながら
正逆転してしまい、それに応じてエンコーダーパルスが
出力し続けてあたかも正常な縫製動作が継続しているよ
うに判断されてしまうことがある。一方実際の縫製動作
では、一縫目形成毎の必要糸量が少ない模様等があり、
その場合には正常な縫製動作時のエンコーダーパルスも
少なくなるため、エンコーダーパルスが少ないからとい
って直ちに糸切れと判断することもできない。このよう
に従来の糸切れ検出装置では、糸切れを精度良く検出す
ることができないという問題がある。
【0005】そこで本発明は、糸切れ検出を簡易に精度
良く行うことができるようにしたミシンの糸切れ検出装
置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、一縫目形成毎に一縫目形成に要する針糸長さ
を演算して設定する設定装置からの出力に基づいて所定
の糸量を糸巻から繰出し天秤へ供給する針糸供給装置を
備えたものであって、上記針糸供給装置における針糸供
給量を検出する糸繰出し検出手段と、この糸繰出し検出
手段の出力に基づいて糸切れを検出する針糸検出手段
と、を有するミシンの糸切れ検出装置において、上記糸
切れ検出手段は、前記設定装置で演算・設定された針糸
設定量に基づいて所定の糸切れ判断基準値を設定し、こ
の糸切れ判断基準値と前記糸繰出し検出回路の出力値と
を比較して糸切れを判断する糸切れエラー判別回路を備
えた構成になされている。
【0007】このような構成を有する手段においては、
一縫目形成毎に必要糸量を設定する糸繰出し検出回路の
出力値に基づいて糸切れ判断基準値が設定され、その糸
切れ判断基準値を用いて糸切れエラー判別回路において
糸切れが判断されるため、糸切れ時においてエンコーダ
ーが僅かながら正逆転してエンコーダーパルスが出力し
ても、糸切れ判断基準値が模様に応じた値に設定されて
いることから、各模様の必要糸量に応じて糸切れが良好
に判定されるようになっている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。機械部の構成について、図
2、図3及び図4に示されている実施形態におけるミシ
ンは、駆動源に連動して回転する主軸2と、針糸Tをも
つ針3を下端に固定し主軸2に連動して上下動する針棒
4と、針糸供給源としての糸巻5及び上記針3間の針糸
Tを支持し且つ緊張・弛緩するように主軸2に連動して
二位置間を往復動する天秤6と、更には適宜に発生され
る糸切り信号に連動して作動し、布に連らなる針糸Tを
ベッド下方において切断する糸切り装置(図示せず)や
下糸ボビンへの糸巻装置93等を備え、かつ針棒4の振
り幅や送り歯の送り量及びそれらの方向が予め記憶装置
に記憶された情報に基いて制御される公知のものであ
る。また針糸Tは図2のように糸巻5より糸調子器7、
第一保持手段8、繰出し検出装置9、第二保持手段11
及び周知の糸取りばねを経由して上記天秤6に掛け渡さ
れている。
【0009】繰出し装置10は繰出し腕12を有し、第
一・第二保持手段8,11間の針糸経路の長さを、図7
の繰出し曲線のように針3がベッド面よりも下方に位置
している時期に増大するとともに、天秤6による針糸緊
張時までに最短とするためのものである。繰出し腕12
は上下に傾斜した透導面12aと、その下方に位置して
U字状の糸保持溝12bとを有し、その基部は固定軸1
5に支持したリンク16と固定軸17に支持したリンク
19との各自由端に軸支してある。リンク19は機枠と
の間に掛け渡したばね20を介してカム体18のカム面
に追従するようになっている。
【0010】繰出し検出装置9は、針糸Tが糸巻5から
繰出し腕12へ向って移動する長さを検出するためのも
ので、針糸Tを巻き掛けるV溝21aを有するプーリー
21と、プーリー21が一定角度回転する毎に一箇のパ
ルスを発生するエンコーダ22とからなる。
【0011】糸調子器7は糸押え23を予し、針糸Tが
上記プーリー21に密着して巻き付くように針糸Tを軽
く張らせるために、常に一定の弱い通過抵抗を与えるた
めのものである。糸押え23及びこれと協動する糸抜け
防止板24は機枠に対して垂直に固定の基板25から水
平に突出する支軸26,27に摺動自在に支持してあ
る。糸抜け防止板24は支軸26に対して取着したリン
グにより上記摺動が制限されており、また糸押え23
は、コイルばねの付勢力によって基板25に向けて押圧
されている。
【0012】第一保持手段8は、第一ソレノイド31の
オン・オフによりアンマチュアとしての保持板32を吸
引・開放し、保持板32と対向するヨーク33との間で
針糸Tを通過不可能に挟持し又は通過可能に開放するた
めのものである。保持板32はヨーク33に立設した軸
34,35により上下動可能に支持し、常に下方へコイ
ルばね36の弱い弾性力が与えられており、第一ソレノ
イド31による吸引力の立上がりを速めている。
【0013】なお上記した保持手段のヨーク33上面
は、繰出し検出装置9におけるプーリー21Vの溝21
aと、糸調子器7における糸抜け防止板24と糸押え2
3との交点及び機枠に軸支したローラー96のV溝96
aを結ぶ直線と同一かそれよりも上方に位置するように
配置し、針糸Tの張力により糸押え32がコイルばね3
6に抗して上方に浮き上がらないように、即ち糸押え3
2がばね36の弱い弾性力で常にはヨーク33上面に圧
接するようにしてある。
【0014】第二保持手段11は第一保持手段8を基本
的には同様の構成であり、第二ソレノイド37のオン・
オフによりマンマチュアとしての保持板38を吸引・開
放し、ヨーク39との間で針糸Tを通過不可能又は可能
に挟持・開放するためのものである。保持板38は第二
ソレノイド37の支持枠40の二又突起40aを支点に
揺動可能に支持され、且つ常にはヨーク39から離れる
方向にコイルばね41の弾性力を受けている。またこの
弾性力による保持板38の揺動位置を規制する規制部4
2が合成樹脂によりヨーク39と一体に形成され、保持
板38と鉄心43との対向面間の距離S1 を常に一定に
保つようにしている。また鉄心43とヨーク39に吸着
された時の保持板38との対向面間に一定の隙間 を設
けるようにし、第二ソレノイド37をオフした時に保持
板38の鉄心43からの離れが残留磁気により遅れるの
を防止している。
【0015】操作レバー44は押上げ、ニュートラル、
糸切りの各態様に対応するイ.ロ.ハの三位置に回動可
能に支持されている。その操作レバー44には、下端に
布押え足(図示せず)をもつ押え棒45を押えばね46
に抗して上昇させるための押え上げカム47と、糸調子
器7及び第一保持手段8における針糸Tの挟圧力を開放
するための糸緩めカム48が一体に支持されている。押
え上げカム47には操作レバー44を「イ」の位置に回
動した時に、抑え棒45を上昇させるように抑え棒45
と一体の押え棒抱き49の下面が対向配置してある。ま
た糸緩めカム48は操作レバー44を「イ」又は「ハ」
の位置に回動した時に糸押え23をばね29に抗して移
動させるとともに、保持板32をばね36に抗して上方
に押し上げるように作用するリンク機構と連結した追従
子50に対向配置してある。追従子50は軸51を中心
に揺動自在であり、この揺動運動は糸押え23に対して
は軸52,53に支持したリンク54,55を介して伝
達されるようになっている。またリンク54の二又部5
4aには、上端に保持板32の係止部32aが遊嵌され
た二又部をその連桿56の下方部が垂直に遊嵌配置され
ると共に、その連桿56の水平突出部57との間にはば
ね36よりもばね定数の大きなコイルばね58が配置さ
れている。
【0016】次に、図5に示された電気回路について説
明する。位置検出装置61は、図2のように主軸2に固
定した回転板6a及びそれを検出する検出器61bとか
らなり、針3がベッド平面に突刺った直後から針3がベ
ッド平面より抜け上がった直後までの主軸2の回転角を
検出して低レベル(以下Lとする)の位置信号を発生
し、これ以外の時期には高レベル(以下Hとする)の位
置信号を発生する。
【0017】布厚検出装置62は、図3,図4のように
押え棒45の上下動に連動して正逆回転する可動部62
a及びその回転位置に対応する電圧(布厚信号)を発生
するボリューム62bとからなっている。
【0018】押え上昇スイッチ63は、図3のようにリ
ンク54の揺動経路内に配置され、操作レバー44を
「イ」又は「ハ」の位置に移動操作することに関連して
Hの信号を発生する。
【0019】速度検出装置64は、主軸2の回転速度を
検出しそれに対応する数のパルス(速度信号)を発生す
る。誤差演算装置65は、第一・第二保持手段8,11
における各保持板32,38の応答動作の遅れによる繰
出し糸量の誤差を修正するためのものであり、速度検出
装置64の出力パルス数Nに対し実験的に求めた定数k
を乗じた数Bのパルス(補正信号)を発生する。
【0020】記憶回路66は、各縫目毎の針3の振り幅
に関する情報(振り幅信号Y)及び布送り歯(図示せ
ず)の水平移動量に関する情報(送り量信号X)を記憶
しているものであり、その記憶情報は位置検出装置61
の出力の立上がり時に次の縫目に対応するものが模様制
御回路67を介して読み出され、これら情報は振り幅信
号Y、送り量信号Xとしてラッチ回路リ68に送られる
と同時に、振り幅信号Yはラッチ回路69、送り量信号
Xはラッチ回路70にも送られる。なお、ラッチ回路6
9は位置検出装置61の出力の立上がりに関連してモノ
マルチバイブレータ(ワンショット)MS1 及びインバ
ータI1を介して作動されラッチ回路68,70は上記位
置信号の立ち下がりに関連して動作し、且つ各ラッチ回
路は動作によりその入力をそのまま出力する。
【0021】針振りステッピングモータ(STM)71
は針棒揺動機構を作動するためのものであり、ラッチ回
路69の出力を受け駆動回路72を介して駆動される。
送りステッピングモータ(STM)73は送り機構を作
動するためのものであり、ラッチ回路70の出力を受け
駆動回路74を介して駆動される。
【0022】設定装置75は、ラッチ回路68及びこれ
と同様に動作されるラッチ回路76を介して入力される
各信号X,Y,Dに基いて一縫目形成毎に必要な針糸繰
出し量を設定するためのものであり、図6に示したよう
に、送り量信号Xの2乗値と振り幅信号Yの2乗値を加
算した値P2 の平方根に定数k1 を乗した値k1 Pと布
厚信号Dに定数k2 を乗した値を加え「k1 P2 +k2
D」とし、更にこれに定数k3 を加算して求められた値
(設定信号)Aを出力するようになっている。
【0023】減算装置77は、上記設定装置75の出力
値Aから誤差演算装置56の出力Bを減じた値Cを繰出
し信号として比較回路78に出力する。この比較回路7
8は、減算装置77とカウンタ76との出力の値が一致
したときにHの信号を発生する。カウンタ79は、繰出
し検出装置9の出力パルスを計数した値を出力ととも
に、位置信号の立ち上がりによりリセットされる。
【0024】フリップフロップ回路FF1は、比較回路
78のH信号を受けて動作状態となるとともに、位置信
号の立ち下がりに関連して非動作状態にリセットされ、
これらの出力は、アンドゲートG1及びインバータI2を
介してアンドゲートG2に送られる。各ソレノイド3
1,37は、それぞれ対応する動作回路80,81を介
してアンドゲートG1,G2の出力によりオンし、L出力
によりオフする。
【0025】フリップフロップ回路FF2は、電源投入
後の縫い初めの針数と縫い終わった被縫物をミシン縫合
部から取り去った後の次の縫い初め針数の縫目形成期間
中に、上記両保持手段8,11間への針糸Tの繰込みを
阻止するためのものであり、繰出し検出装置9からの信
号又は電源投入に関連して初期設定回路82から瞬時に
発生させる信号を受けてその立ち上がりにより動作状態
とされ、かつミシン停止操作に関連して発生させる。ミ
シン停止信号を受けて動作するワンショットMS2の立
ち上がり非動作状態にリセットされるとともに、反転Q
端子出力は、オアゲートG3を介してオアゲートG1,G
2に入力されている。
【0026】またカウンタ83は、位置検出装置61の
出力の立下がりを計数し、その値が予め設定した値(実
施形態では「5」とする)に達することに関連して出力
がLからHに反転するとともに、ミシン始動操作に関連
して発生するミシンスタート信号を受けて動作するワン
ショットMS3の出力の立上がりに関連してリセットさ
れ、その出力はアンドゲートG1,G2に入力されてい
る。
【0027】押え上昇スイッチ63は、布押え足を上昇
させることに関連してそのとき針3がベッド面から抜け
上がっている上停止区間であれば、両保持手段8,11
から針糸Tを開放させるためのものであり、その出力は
アンドゲートG4、インバータI3を介してアンドゲート
G1,G2の入としてある。
【0028】フリップフロップ回路FF3は、縫い始め
から繰出し検出装置9の出力がない場合に針糸Tの消費
又は切断と判断するためのもので、繰出し検出装置9か
らの出力パルスを受けて動作状態とされ、かつスタート
信号を受けて動作する前記ワンショットMS3の出力の
立上がりに関連して非動作状態にリセットされるように
なっているとともに、Q端子出力はアンドゲートG5に
又反転転Q端子出力はアンドゲートG6の入力としてあ
る。
【0029】フリップフロップ回路FF4は、縫製中に
繰出し検出装置9からの出力が所定値より小さくなった
場合に針糸Tの消費又は切断と判断するためのもので、
繰出し検出装置9からの出力パルスを受けた糸切れエラ
ー判別回路101からの出力信号で動作状態となり、位
置検出装置61の出力の立下がりに関連してリセットさ
れるとともに、Q端子出力はインバータI4を介してゲ
ートG5の入力としてある。
【0030】上記糸切れエラー判別回路101は、前記
減算装置77からの繰出し信号Cを受けるとともに、こ
の減算装置77からの繰出し信号Cに対応した糸切れ判
断基準値を格納したテーブルを有している。このテーブ
ルには、繰出し信号設定装置75における設定パルス数
に対応して糸切れ判断基準パルス数が設定されている。
例えば設定パルス数5,6,・・・に対して糸切れ判断
基準パルス数が4,4,・・・のように設定されてい
る。
【0031】そしてこの糸切れ判断基準パルス数と、繰
出し検出回路9からの出力パルス数すなわちカウンター
79における計数値とが、エラー判別回路101により
比較されるように構成されており、前回の縫製サイクル
における繰出し信号設定装置75の設定パルス数が糸切
れ判断基準パルス数より大きい場合には正常な縫製動作
と判定され、前回の縫製サイクルにおける繰出し信号設
定装置75の設定パルス数が糸切れ判断基準パルス数以
下である場合には「糸切れ」が発生していると判定され
る。
【0032】カウンター84,85は、位置検出装置6
1からの信号の立上がりを計数し、その値が予め設定し
た値(実施形態では前者「7」針、後者を「3」とす
る。)に達することに関連してその出力をLからHに反
転するとともに、カウンタ84は、ワンショットMS3
の立上がりでまたカウンタ85はフリップフロップ回路
FF4の出力の立上がりによりそれぞれリセットされる
ようになっている。
【0033】カウンター86,87は、ともに繰出し検
出装置9の出力パルスを計数しその値を出力するととも
に、カウンタ86公知の下糸巻装置93を作用状態にセ
ットするようにした糸巻モード・オン信号を受けて動作
するワンショットMS4の出力の立上がりによりリセッ
トされ、またカウンタ87は下糸巻装置93を不作用状
態に解除することに関連して発生する糸巻モード・オフ
信号を受けて動作するワンショットMS5の出力の立上
がりによりリセットされる。
【0034】比較回路88は、上記糸巻装置93によっ
て下糸ボビン94に所望糸量を自動的に巻き取るための
ものであり、適宜に設定される糸巻量設定装置89の出
力値と、カウンタ86の出力値とが一致することに関連
してその出力を反転し、このときの出力によりモータ停
止回路95を介してミシンモータを停止するようになっ
ているが、これに代えてソレノイドをオンし、その作用
力により糸巻装置93を不作用位置に移動させるように
してもよい。
【0035】記憶回路90は、糸巻装置93によって下
糸ボビン94に巻き取った糸量を記憶しておくものであ
り、カウンタ86の計数値を記憶し、かつ常にはその記
憶値を出力するとともに、ワンショットMS4の出力の
立上がりにより記憶内容がクリアーされるように構成さ
れている。
【0036】比較回路91は、下糸ボビン94に巻かれ
た糸量と同等の上糸量が消費されるのを検出するための
ものであり、記憶回路90の出力とカウンタ87の出力
とを比較し双方が一致することに関連して一定時間Hの
信号を出力するものである。なおブザー、ランプ等の警
報装置92はノアゲートG7出力がLになったときに一
定時間動作するようになっている。
【0037】なお一縫目形成に必要な糸量は後述するよ
うに繰出し腕12の繰出し運動と、両保持手段8,11
の作動タイミングを制御することによって得られるもの
であるが、特に保持手段8の保持板32の動作の遅れは
繰出し誤差の原因となる。ひこで、実際の繰出し量が図
11のように許容できる上限以上にはならないように、
すなわち図10に示すごとく、繰出し腕12の繰出し運
動が始めはゆっくりとしてその後半から次第に速くなる
ように前記カム体18のカム面は形成されている。
【0038】このような実施形態にかかる装置の作用を
次に説明する。両保持手段8,11の各ソレノイド3
1,37は、対応するゲートG1,G2の4つの入力が全
部Hになったときオンし、そのうち一つがLになったと
きにはオフするが、正常の場合には後述するようにゲー
トG3,G4,G7からの3つの入力がいずれもHになっ
ているから、フリップフロップ回路FF1の出力状態に
よってオン・オフが決まる。
【0039】そこで通常の縫製時において、針棒4、天
秤6、繰出し腕12は、図7のタイミング曲線に沿って
往復移動する。繰出し腕12の図2右方向への往動は、
両保持手段8,11間の針糸経路を増大するものである
が、繰出し腕12が往動する直前までにフリップフロッ
プ回路FF1が位置検出装置61のL出力によりリセッ
トされており、ゲートG1の出力はL、ゲートG2の出力
はHとなり、第一ソレノイド31がオフすると同時に第
二ソレノイド37がオンし、一方の保持手段8では針糸
Tを解放し他の保持手段11では針糸Tを保持している
から、繰出し腕12の上記往動によって増大する針糸経
路に相当する針糸Tが糸巻5から両保持手段8,11間
に繰り込まれる。
【0040】このときプーリー21が針糸Tの移動に伴
って回動し、その回転角度に比例した数のクロックパル
スが繰出し検出装置9から発生する。このクロックパル
スはカウンタ79によって計数されて比較回路78の一
方の入力部に入力される。また比較回路78の他方のに
は、記憶回路6から読み出された送り量信号X、振り幅
信号Y及び布厚検出装置62からの布厚信号Dに基づい
て設定装置75で演算した値から誤差演算装置65から
の出力値を減じて補正した減算装置77からの出力(理
論値)Cが入力されており、比較回路78はカウンタ7
9の計数値が理論値と一致するとH信号を出力する。こ
れによりフリップフロップFF1の出力がLからHに反
転するので、第一ソレノイド31はオンし第二ソレノイ
ド37はオフする。
【0041】したがって予定の長さの針糸Tが両保持手
段8,11間に繰込まれた後には、第一保持手段8が針
糸Tを通過不可能に挟持して糸巻5から繰り出されるの
を阻止するとともに、第二保持手段11が針糸Tを通過
可能に解放する。なお繰出し腕12の往動の途中で予定
の長さの針糸Tが繰り出されれば、その後の繰出し腕1
2の往動中は第二保持手段11及び針3間に弛んでいる
針糸Tが両保持手段8,11間に一時的に引き戻され
る。
【0042】また繰出し腕12は次に針糸Tが天秤6に
よって緊張されるまでの間に複動するので、その後の天
秤6の上昇に伴って第一保持手段8及び縫目間の針糸T
が次第に張られ、これにより縫目が適切な強さで締め付
けられて結節する。以下、同様の作用が一目形成毎に繰
り返される。
【0043】以上のように、送り量信号X、振り信号
Y、布厚信号Dに基づいて演算された必要糸量が一目形
成毎に繰り出されるが、縫い始めの数針間は正規の糸量
を必要としない。そこで電源を入れた後に縫目を始める
と、フリップフロップFF2がプリセットされるととも
に、スタート信号によりカウンタ83がリセットされる
ので、位置検出装置61の信号の立ち下がりが5回形す
る計数されるまでは、すなわち縫目が5針形成するまで
の間はゲートG2の出力がLとなり、これによりゲート
G1,G2が閉じるので第一ソレノイド31,37はオフ
したまま作動しない。
【0044】またフリップフロップFF2はミシン停止
によりリセットするが、布を縫合部から取り出したり位
置をずらしたりすると、それに伴って針糸Tが糸巻5か
ら繰り出され、繰出し検出装置9からのパルス信号によ
り再びセットされるから、その後に縫製を始めると、上
述と同様に縫目が5針形成されるまでの期間は各ソレノ
イド31,37がオフしたままとなり、糸の繰出しは行
なわれない。
【0045】布針3を中心に旋回すべくミシンを針棒最
下点付近で停止した場合には、布押え足を上昇させても
ゲートG4の出力がLのまま変化しないので、両保持手
段8,11の状態はミシン停止前とは変らず、再びミシ
ンを始動すれば引続き予定の縫目が形成されるが、布を
縫合部から取り出すべく針棒最上点付近でミシンを停止
した場合には、布押え足を上昇させるとゲートG4の出
力がHになり、これによりゲートG1,G2が閉じるの
で、各ソレノイド31,37はオフし両保持手段8,1
1とも針糸Tを解放する。
【0046】なお保持手段8について、前者の場合に
は、保持板3がソレノイドにより吸引されているから、
カム体48に連動してリンク54が図2時計方向に回動
し連悍56が押し上げられても、ばね58が圧縮される
だけであるが、後者の場合には上記ソレノイドは発生し
ないから、保持板32がばね58を介して連悍59に連
動し軸34を支点に上動する。
【0047】糸巻装置93を作用状態にセットすると、
カウンタ86及び記憶回路90がリセットされる。そこ
で糸巻量設定装置89を適宜に設定操作してからミシン
を始動すると、針糸Tが糸巻5から下糸ボビン94に巻
き取られ、その糸量は繰出し検出装置9及びカウンタ8
6を介して記憶回路90に記憶されるとともに、上記巻
き取り量が設定量に達すると比較回路88の出力により
モータ停止回路95を介してミシンモータは停止する。
また縫製により消費される糸量は繰出し検出装置9及び
カウンタ86により検出され、その糸量が先に下糸ボビ
ン94に巻き取られた糸量に達すると、比較回路91の
出力に関連して警報装置92は一定時間動作するととも
に、モータ停止回路95を介してミシンモータは停止す
る。
【0048】縫製の途中で針糸Tが全部消費されたり切
れたりして、繰出し検出装置9の出力すなわちカウンタ
ー79の計数値が糸切れ判別回路101の糸切れ判断基
準値以下となった場合には「糸切れ」と判断される。例
えば図1に示されているように、模様縫いがスタートす
ると前述したようにまずステップ1において、設定装置
75及び減算装置77で一縫目形成に必要な糸量Nが演
算されるとともに、ステップ2において両保持手段8,
11による針糸の挟持・解放が行われ、次のステップ
4,5,6のようにして繰出し検出装置9の出力パルス
数すなわちカウンター79における計数値Cが必要な糸
量Nとなるように糸供給が実行される。
【0049】ついでステップ7において、減算装置77
からの繰出し信号に対応した糸切れ判断基準パルス数
C'が糸切れ判別回路101に設定され、ステップ8に
おいて、前回の縫製サイクルにおける繰出し検出装置9
の出力パルス数すなわちカウンター79における計数値
Cが、糸切れ判別回路101により糸切れ判断基準パル
ス数C'と比較される。そして繰出し信号設定装置75
の設定パルス数Cが糸切れ判断基準パルス数C'より大
きい場合には、正常な縫製動作と判定されて縫製動作が
継続される。
【0050】一方、前回の縫製サイクルにおける繰出し
信号設定装置75の設定パルス数Cが糸切れ判断基準パ
ルス数C'以下である場合には、糸切れエラーが発生し
ていると判定され、このような糸切れエラーがステップ
9において3回連続して得られた場合に、前述したよう
なエラー処理が行われる。すなわちこの場合にはフリッ
プフロップFF4がセットされないので、位置検出装置
61の立上がり出力がカウンタ85により計数されるこ
ととなり、その設定値に対応する間すなわち主軸2が3
回転する間にいずれも糸切れエラー検知となった場合に
は、そのときゲートG5の出力がHとなるから、モータ
停止回路95を介してミシンが停止するとともに、警報
装置92が一定時間作動し、またゲートG1,G2が閉じ
て各ソレノイド31,37もオフする。
【0051】上述したように、電源が入っていない時、
又は電源投入後であっても針棒上死点付近にミシンを止
めて布押え足を上昇したときや、縫製の途中で針糸Tが
切断したり消費された場合には、各ソレノイド31,3
7がオフして両保持手段8,11による針糸の保持力が
解放されるので、針糸Tをセットする場合には、これら
の状態においてまず糸巻5から針糸Tを端部を摘んで引
き出し、次にその中間部をカバーに巻き掛けてから軽く
引っ張ると針糸Tに下方への分力が発生するから、中間
部はカバーの側面を滑り下り、更に針糸Tの端部を引張
れば第一保持手段8の保持板32とヨーク33との間に
引込まれると共に、繰出し検出装置9のプーリー21に
巻き掛けられる。
【0052】また針糸Tをセットしないでミシンを駆動
した場合には、ミシンスタート信号によりリセットされ
た後に繰出し検出装置9から出力がフリップフロップF
F3に入力されず、反転Q出力がHとなるから、カウン
タ84の設定数だけ主軸2が回転するとゲーG4の出力
がHとなる。従ってこの場合には主軸2が7回転してか
ら警報装置が作動すると共に、各ソレノイド31,37
がオフする。
【0053】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形
態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲で種々変形可能であるというのはいうまでもない。例
えば糸切れ検出回路は、上記実施形態のようなテーブル
を用いることなく、設定装置において演算・設定された
針糸設定量から糸切れ判断基準値を所定の演算回路によ
り算出するように構成することもできる。この演算の場
合の最も簡単なものは、設定パルス数から適宜なパルス
数を減算するものである。
【0054】また上記実施形態では、繰出し装置10が
針糸経路を常に一定量を増大させると共に、保持手段
8,11は一方が針糸を解放し且つ他方が針糸を保持し
ているときには他方が針糸を解放するように作動するも
のを示したが特願昭57−151128号に記載された
もののように、保持手段が、繰出し体による針糸経路の
増大時には天秤側の針糸を保持すると共に供給源側の針
糸を解放し、必要量繰出されることに関連して供給源側
の針糸を保持し、その後天秤による針糸緊張時期に天秤
側の針糸を解放するように作用し、また両保持手段が針
糸を保持した後は、即ち必要量が繰出された後は両保持
手段間の針糸張力により繰出し体の針糸との係合部の運
動が規制され、針糸経路の増大が行なわれないように方
式のものに適用して同様の効果がある。
【0055】
【発明の効果】以上のように本発明は、一縫目形成毎に
必要糸量を設定する糸繰出し検出回路の出力値に基づい
て糸切れ判断基準値を設定し、この糸切れ判断基準値に
より糸切れをエラー判別回路において判断するように構
成したものであるから、必要糸量の大小にかかわらず糸
の繰出し量検出信号のみによって糸切れを簡易且つ高精
度に判定することができ、ミシンの信頼性を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置による糸切れ判別手順を表したフロ
ー図である。
【図2】本発明を適用した針糸供給装置の斜視説明図で
ある。
【図3】針糸供給装置の部分正面図である。
【図4】針糸供給装置の左側面図である。
【図5】本発明の一実施形態における電気回路のブロッ
ク図である。
【図6】第二保持手段の縦断面図である。
【図7】縫製動作を表したタイムチャートである。
【符号の説明】
2 主軸 8,11 保持手段 9 繰出し検出装置 31,37 ソレノイド 75 設定装置 77 減算装置 79,85 カウンター 92 警報装置 95 モータ停止回路 101 糸切れ判別回路 T 針糸 FF4 フリップフロップ回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一縫目形成毎に一縫目形成に要する針糸
    長さを演算して設定する設定装置からの出力に基づいて
    所定の糸量を糸巻から繰出し天秤へ供給する針糸供給装
    置を備えたものであって、 上記針糸供給装置における針糸供給量を検出する糸繰出
    し検出手段と、この糸繰出し検出手段の出力に基づいて
    糸切れを検出する針糸検出手段と、を有するミシンの糸
    切れ検出装置において、 上記糸切れ検出手段は、前記設定装置で演算・設定され
    た針糸設定量に基づいて所定の糸切れ判断基準値を設定
    し、この糸切れ判断基準値と前記糸繰出し検出回路の出
    力値とを比較して糸切れを判断する糸切れエラー判別回
    路を備えていることを特徴とするミシンの糸切れ検出装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の糸切れエラー判別回路
    は、設定装置において演算・設定された針糸設定量に対
    応する糸切れ判断基準値を格納したテーブルを有してい
    ることを特徴とするミシンの糸切れ検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の糸切れエラー判別回路
    は、設定装置において演算・設定された針糸設定量から
    糸切れ判断基準値を算出する演算回路を有していること
    を特徴とするミシンの糸切れ検出装置。
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