JPH09244178A - 熱現像感光材料 - Google Patents

熱現像感光材料

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JPH09244178A
JPH09244178A JP8047204A JP4720496A JPH09244178A JP H09244178 A JPH09244178 A JP H09244178A JP 8047204 A JP8047204 A JP 8047204A JP 4720496 A JP4720496 A JP 4720496A JP H09244178 A JPH09244178 A JP H09244178A
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silver
photosensitive
acid
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久 岡田
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直樹 浅沼
Ichizo Totani
市三 戸谷
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    • G—PHYSICS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】色調の悪化、感度低下をすることなく、かぶり
を低減する。 【解決手段】(a)還元可能な銀源、(b)光触媒、
(c)還元剤、(d)バインダー及び(e)下記式で表
される化合物を含有することを特徴とする熱現像感光材
料。(QはN原子を2ないし4原子含む6員不飽和ヘテ
ロ環を形成するに必要な原子群を、Yは−CO−、−S
O−又は−SO2 −を、X1 、X2 は、ハロゲン原子
を、Aは水素原子又は電子吸引性基を表す。) 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱現像感光材料に関
し、特に感度低下や色調を悪化させることなく、カブリ
低減、感材保存性、画像保存性を向上させる技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】熱現像処理法を用いて写真画像を形成す
る熱現像感光材料は、例えば米国特許第3152904
号、3457075号、及びD.モーガン(Morgan)と
B.シェリー(Shely)による「熱によって処理される銀
システム(Thermally Processed Silver Systems) 」
(イメージング・プロセッシーズ・アンド・マテリアル
ズ(Imaging Processes and Materials) Neblette 第8
版、スタージ(Sturge) 、V.ウォールワース(Walwor
th) 、A.シェップ(Shepp)編集、第2頁、1969
年)に開示されている。
【0003】このような熱現像感光材料は、還元可能な
銀源(例えば有機銀塩)、触媒活性量の光触媒(例えば
ハロゲン化銀)、及び還元剤を通常(有機)バインダー
マトリックス中に分散した状態で含有している。熱現像
感光材料は常温で安定であるが、露光後高温(例えば、
80℃以上)に加熱した場合に還元可能な銀源(酸化剤
として機能する)と還元剤との間の酸化還元反応を通じ
て銀を生成する。この酸化還元反応は露光で発生した潜
像の触媒作用によって促進される。露光領域中の有機銀
塩の反応によって生成した銀は黒色画像を提供し、これ
は非露光領域と対象をなし、画像の形成がなされる。こ
の銀画像の銀の色調を制御する色調剤が感材中に必要に
より用いられている。
【0004】従来のかぶり防止技術として最も有効な方
法は、かぶり防止剤として水銀化合物を用いる方法であ
った。感光材料中にかぶり防止剤として水銀化合物を使
用することについては、例えば米国特許第358990
3号に開示されている。しかし、水銀化合物は環境的に
好ましくなく、非水銀系のかぶり防止剤の開発が望まれ
ていた。非水銀かぶり防止剤としては、これまで各種の
ポリハロゲン化合物(例えば米国特許第3874946
号、同4756999号、同5340712号、欧州特
許第605981A1号、同622666A1号、同6
31176A1号、特公昭54−165号、特開平7−
2781号)が開示されている。しかし、これら記載の
化合物は、かぶり防止の効果が低かったり、銀の色調を
悪化させるという問題があった。また、かぶり防止効果
が高いものは、感度低下を引き起こすなどの問題があ
り、改善が必要であった。更に該感光材料を積層した形
で加湿・加温の強制条件下に経時した後、露光・現像す
ると未露光部におけるかぶりが上昇するといった問題が
あり、これら問題のないかぶり防止剤の開発が望まれて
いた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、色調
の悪化、感度低下がなく、かぶりが低い熱現像感光材料
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題は、下記手段に
よって達成できた。 (1)(a)還元可能な銀源、(b)光触媒、(c)還
元剤、(d)バインダー及び(e)下記一般式(I)で
表される化合物を含有することを特徴とする熱現像感光
材料。
【0007】(2)(a)有機銀塩、(b)還元剤、
(c)感光性ハロゲン化銀及び/又は感光性ハロゲン化
銀形成成分、(d)バインダー及び(e)下記一般式
(I)で表される化合物を含有することを特徴とする熱
現像感光材料。 一般式(I)
【0008】
【化2】
【0009】(式中、Qは窒素原子を2ないし4原子含
む6員不飽和ヘテロ環を形成するに必要な原子群を表
す。Yは−CO−、−SO−又は−SO2 −を表す。X
1 及びX 2 は、それぞれハロゲン原子を表す。Aは水素
原子又は電子吸引性基を表す。)
【0010】(3)赤外レーザー露光用に赤外増感され
ていることを特徴とする(1)又は(2)に記載の熱現
像感光材料。
【0011】
【発明の実施の形態】まず、一般式(I)で表される化
合物について詳細に説明する。Qで形成される窒素原子
を2ないし4原子含む6員不飽和ヘテロ環は、単環又は
他の環と縮合して縮合環を形成してもよい。Qで形成さ
れる6員不飽和ヘテロ環の具体例としては、例えばピラ
ジン、ピリミジン、ピリダジン、トリアジン、テトラジ
ン、プリン、ピラゾロピラジン、トリアゾロピリダジ
ン、トリアゾロピラジン、フタラジン、ベンゾトリアジ
ン、キノキサリン、キナゾリン、シンノリン、プテリジ
ン、ペリミジン、テトラアザインデン、ピリドピリダジ
ンなどが挙げられ、好ましくはピラジン、ピリミジン、
ピリダジン、トリアジン、フタラジン、キノキサリン、
キナゾリン、シンノリン、プテリジンであり、より好ま
しくはピラジン、ピリミジン、ピリダジン、フタラジ
ン、キノキサリン、キナゾリンであり、更に好ましくは
ピラジン、ピリミジン、ピリダジンである。Qで形成さ
れる該6員不飽和ヘテロ環は−Yと炭素原子又は窒素原
子で結合するが、炭素原子で結合することが好ましい。
【0012】Qで形成される該6員不飽和ヘテロ環は置
換基を有してもよく、置換基としては例えばアルキル基
(好ましくは炭素数1〜20、より好ましくは炭素数1
〜12、特に好ましくは炭素数1〜8であり、例えばメ
チル、エチル、iso−プロピル、tert−ブチル、
n−オクチル、n−デシル、n−ヘキサデシル、シクロ
プロピル、シクロペンチル、シクロヘキシルなどが挙げ
られる。)、アルケニル基(好ましくは炭素数2〜2
0、より好ましくは炭素数2〜12、特に好ましくは炭
素数2〜8であり、例えばビニル、アリル、2−ブテニ
ル、3−ペンテニルなどが挙げられる。)、アルキニル
基(好ましくは炭素数2〜20、より好ましくは炭素数
2〜12、特に好ましくは炭素数2〜8であり、例えば
プロパルギル、3−ペンチニルなどが挙げられる。)、
アリール基(好ましくは炭素数6〜30、より好ましく
は炭素数6〜20、特に好ましくは炭素数6〜12であ
り、例えばフェニル、p−メチルフェニル、ナフチルな
どが挙げられる。)、アミノ基(好ましくは炭素数0〜
20、より好ましくは炭素数0〜10、特に好ましくは
炭素数0〜6であり、例えばアミノ、メチルアミノ、ジ
メチルアミノ、ジエチルアミノ、ジベンジルアミノなど
が挙げられる。)、アルコキシ基(好ましくは炭素数1
〜20、より好ましくは炭素数1〜12、特に好ましく
は炭素数1〜8であり、例えばメトキシ、エトキシ、ブ
トキシなどが挙げられる。)、アリールオキシ基(好ま
しくは炭素数6〜20、より好ましくは炭素数6〜1
6、特に好ましくは炭素数6〜12であり、例えばフェ
ニルオキシ、2−ナフチルオキシなどが挙げられ
る。)、アシル基(好ましくは炭素数1〜20、より好
ましくは炭素数1〜16、特に好ましくは炭素数1〜1
2であり、例えばアセチル、ベンゾイル、ホルミル、ピ
バロイルなどが挙げられる。)、アルコキシカルボニル
基(好ましくは炭素数2〜20、より好ましくは炭素数
2〜16、特に好ましくは炭素数2〜12であり、例え
ばメトキシカルボニル、エトキシカルボニルなどが挙げ
られる。)、アリールオキシカルボニル基(好ましくは
炭素数7〜20、より好ましくは炭素数7〜16、特に
好ましくは炭素数7〜10であり、例えばフェニルオキ
シカルボニルなどが挙げられる。)、アシルオキシ基
(好ましくは炭素数2〜20、より好ましくは炭素数2
〜16、特に好ましくは炭素数2〜10であり、例えば
アセトキシ、ベンゾイルオキシなどが挙げられる。)、
アシルアミノ基(好ましくは炭素数2〜20、より好ま
しくは炭素2〜16、特に好ましくは炭素数2〜10で
あり、例えばアセチルアミノ、ベンゾイルアミノなどが
挙げられる。)、アルコキシカルボニルアミノ基(好ま
しくは炭素数2〜20、より好ましくは炭素数2〜1
6、特に好ましくは炭素数2〜12であり、例えばメト
キシカルボニルアミノなどが挙げられる。)、アリール
オキシカルボニルアミノ基(好ましくは炭素数7〜2
0、より好ましくは炭素数7〜16、特に好ましくは炭
素数7〜12であり、例えばフェニルオキシカルボニル
アミノなどが挙げられる。)、スルホニルアミノ基(好
ましくは炭素数1〜20、より好ましくは炭素1〜1
6、特に好ましくは炭素数1〜12であり、例えばメタ
ンスルホニルアミノ、ベンゼンスルホニルアミノなどが
挙げられる。)、スルファモイル基(好ましくは炭素数
0〜20、より好ましくは炭素0〜16、特に好ましく
は炭素数0〜12であり、例えばスルファモイル、メチ
ルスルファモイル、ジメチルスルファモイル、フェニル
スルファモイルなどが挙げられる。)、カルバモイル基
(好ましくは炭素数1〜20、より好ましくは炭素1〜
16、特に好ましくは炭素数1〜12であり、例えばカ
ルバモイル、メチルカルバモイル、ジエチルカルバモイ
ル、フェニルカルバモイルなどが挙げられる。)、アル
キルチオ基(好ましくは炭素数1〜20、より好ましく
は炭素数1〜16、特に好ましくは炭素数1〜12であ
り、例えばメチルチオ、エチルチオなどが挙げられ
る。)、アリールチオ基(好ましくは炭素数6〜20、
より好ましくは炭素6〜16、特に好ましくは炭素数6
〜12であり、例えばフェニルチオなどが挙げられ
る。)、スルホニル基(好ましくは炭素数1〜20、よ
り好ましくは炭素数1〜16、特に好ましくは炭素数1
〜12であり、例えばメシル、トシルなどが挙げられ
る。)、スルフィニル基(好ましくは炭素数1〜20、
より好ましくは炭素数1〜16、特に好ましくは炭素数
1〜12であり、例えばメタンスルフィニル、ベンゼン
スルフィニルなどが挙げられる。)、ウレイド基(好ま
しくは炭素数1〜20、より好ましくは炭素数1〜1
6、特に好ましくは炭素数1〜12であり、例えばウレ
イド、メチルウレイド、フェニルウレイドなどが挙げら
れる。)、リン酸アミド基(好ましくは炭素数1〜2
0、より好ましくは炭素数1〜16、特に好ましくは炭
素数1〜12であり、例えばジエチルリン酸アミド、フ
ェニルリン酸アミドなどが挙げられる。)、ヒドロキシ
基、メルカプト基、ハロゲン原子(例えばフッ素原子、
塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子)、シアノ基、スルホ
基、カルボキシル基、ニトロ基、ヒドロキサム酸基、ス
ルフィノ基、ヒドラジノ基、ヘテロ環基(例えばイミダ
ゾリル、ピリジル、フリル、ピペリジル、モルホリノな
どが挙げられる。)などが挙げられる。これらの置換基
は更に置換されてもよい。また、置換基が二つ以上ある
場合は、同じでも異なってもよい。
【0013】置換基として好ましくは、アルキル基、ア
リール基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アシル
基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニ
ル基、アシルオキシ基、アシルアミノ基、アルコキシカ
ルボニルアミノ基、アリールオキシカルボニルアミノ
基、スルホニルアミノ基、スルファモイル基、カルバモ
イル基、ウレイド基、リン酸アミド基、ヒドロキシ基、
ハロゲン原子、シアノ基、スルホ基、カルボキシル基、
ニトロ基、ヒドロキサム酸基、スルフィノ基、ヒドラジ
ノ基、ヘテロ環基であり、より好ましくはアルキル基、
アリール基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アシル
基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニ
ル基、アシルオキシ基、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、
シアノ基、ヘテロ環基であり、更に好ましくはアルキル
基、アリール基、アルコキシ基、アリールオキシ基、ア
シル基、ハロゲン原子、シアノ基、ヘテロ環基であり、
特に好ましくはアルキル基、アリール基、ヘテロ環基で
ある。
【0014】Yは−CO−、−SO−又は−SO2 −を
表し、好ましくは−CO−、−SO 2 −であり、より好
ましくは−SO2 −である。
【0015】X1 、X2 で表されるハロゲン原子は、同
一又は互いに異なってもよくフッ素原子、塩素原子、臭
素原子、ヨウ素原子であり、好ましくは塩素原子、臭素
原子、ヨウ素原子であり、より好ましくは塩素原子、臭
素原子であり、特に好ましくは臭素原子である。
【0016】Aで表される電子吸引性基として好ましく
は、ハメットの置換基定数σp 値が0.01以上の置換
基であり、より好ましくは0.1以上の置換基である。
ハメットの置換基定数に関しては、Journal of Medicin
al Chemistry,1973,Vol.16,No.11,1207-1216等を参考に
することができる。電子吸引性基としては、例えばハロ
ゲン原子(フッ素原子(σp 値:0.06)、塩素原子
(σp 値:0.23)、臭素原子(σp 値:0.2
3)、ヨウ素原子(σp 値:0.18))、トリハロメ
チル基(トリブロモメチル(σp 値:0.29)、トリ
クロロメチル(σp値:0.33)、トリフルオロメチ
ル(σp 値:0.54))、シアノ基(σp値:0.6
6)、ニトロ基(σp 値:0.78)、脂肪族・アリー
ルもしくは複素環スルホニル基(例えば、メタンスルホ
ニル(σp 値:0.72))、脂肪族・アリールもしく
は複素環アシル基(例えば、アセチル(σp 値:0.5
0)、ベンゾイル(σp 値:0.43))、アルキニル
基(例えば、C3H3(σp 値:0.09))、脂肪族・ア
リールもしくは複素環オキシカルボニル基(例えば、メ
トキシカルボニル(σp 値:0.45)、フェノキシカ
ルボニル(σp 値:0.45))、カルバモイル基(σ
p 値:0.36)、スルファモイル基(σp 値:0.5
7)などが挙げられる。
【0017】Aは、好ましくは電子吸引性基であり、よ
り好ましくはハロゲン原子、脂肪族・アリールもしくは
複素環スルホニル基、脂肪族・アリールもしくは複素環
アシル基、脂肪族・アリールもしくは複素環オキシカル
ボニル基であり、特に好ましくはハロゲン原子である。
ハロゲン原子の中でも、好ましくは塩素原子、臭素原
子、ヨウ素原子であり、更に好ましくは塩素原子、臭素
原子であり、特に好ましくは、臭素原子である。
【0018】一般式(I)で表される化合物のうち、好
ましくは一般式(I−a)で表される化合物である。 一般式(I−a)
【0019】
【化3】
【0020】式中、Q及びYは、それぞれ一般式(I)
におけるそれらと同義であり、また好ましい範囲も同様
である。
【0021】一般式(I)で表される化合物のうち、よ
り好ましくは一般式(I−b)で表される化合物であ
る。 一般式(I−b)
【0022】
【化4】
【0023】式中、Q’は、ピラジン環、ピリミジン環
又はピリダジン環を形成するに必要な原子群を表す。一
般式(I)で表される化合物のうち、更に好ましくは一
般式(I−c)で表される化合物である。 一般式(I−c)
【0024】
【化5】
【0025】式中、R1 、R2 及びR3 は、それぞれ水
素原子又は置換基を表す。R1 、R2 、R3 で表される
置換基は、一般式(I)におけるQで形成されるヘテロ
環の置換基としてあげたものが適用できる。R1 、R3
として好ましくは、水素原子、アルキル基、アリール
基、ヘテロ環基であり、より好ましくは水素原子、アル
キル基である。R2 として好ましくは、水素原子、アル
キル基、アリール基、ヘテロ環基であり、より好ましく
は水素原子である。更に好ましくは、R2 が水素原子
で、かつR1 、R3 が水素原子又はアルキル基の場合で
ある。
【0026】以下に一般式(I)で表される化合物の具
体例を挙げるが本発明はこれらに限定されるものではな
い。
【0027】
【化6】
【0028】
【化7】
【0029】
【化8】
【0030】
【化9】
【0031】
【化10】
【0032】
【化11】
【0033】本発明の一般式(I)で表される化合物
は、例えば特開昭54−165号、特開平6−3406
11号、同7−2781号、同7−5621号、特公昭
7−119953号、米国特許第5369000号、同
5374514号、同5460938号、546473
7号、欧州特許第605981号、同631176号等
に記載の方法に準じて合成できる。
【0034】以下に一般式(I)で表される化合物の合
成について具体例を示す。 合成例1.化合物2の合成 4,6−ジメチル−2−カルボキシメチルチオピリミジ
ンの合成 4,6−ジメチル−2−メルカプトピリミジン28.0
g(0.20モル)、クロロ酢酸27.0g(0.22
モル)及びエタノール300mlを室温で攪拌している
ところへ、水酸化ナトリウム8.8g(0.22モル)
/水15mlの水溶液を滴下した。20分攪拌後、50
℃に加熱し、更に水酸化ナトリウム8.8g(0.22
モル)/水15mlの水溶液をゆっくり滴下した。50
℃で3時間攪拌した後、室温まで冷却し、反応液が均一
になるまで水を加え、更に塩酸を加え中和した。得られ
た結晶を濾取し、メタノールで再結晶することにより、
4,6−ジメチル−2−カルボキシメチルチオピリミジ
ンを28.3g(0.143モル)得た。 収率72%
【0035】4,6−ジメチル−2−トリブロモメチル
スルホニルピリミジンの合成 水酸化ナトリウム49.1g(1.23モル)/水1リ
ットルを0〜5℃で攪拌しているところへ、臭素31.
1ミリリットルをゆっくり滴下した。更に、上記反応で
得られた4,6−ジメチル−2−メルカプトピリミジン
14.0g(0.0706モル)、炭酸水素ナトリウム
7.2g(0.0857モル)及び水150ミリリット
ルの水溶液を内温が10℃を越えないようにゆっくり滴
下した。滴下終了後、室温に上げ一夜放置した。析出固
体を濾取し、水で洗浄した後、エタノールで再結晶する
ことにより白色固体の目的化合物2を14.3g(0.
0339モル)得た。収率48% 融点 184〜186℃
【0036】本発明の一般式(I)で表わされる化合物
は感光層でも非感光層でも添加することができる。好ま
しくは感光層である。本発明の一般式(I)で表される
化合物は所望の目的により異なるが10-4モル〜1モル
/Agモル、好ましくは10-3モル〜0.3モル/Ag
モル添加すると良い。また、本発明の一般式(I)で表
される化合物は、有機溶剤に溶かして添加することが好
ましい。
【0037】本発明の熱現像感光材料は、地球へのやさ
しさから、好ましくはモノシート型(画像形成するため
に供与した材料は全て観察される画像シートとして完成
される型)熱現像感光材料である。また、赤外レーザー
露光用熱現像感光材料であることが好ましい。さらに赤
外レーザー露光の波長が750nm以上、さらに好まし
くは800nm以上であるとよい。このような波長域の
レーザーに対応されるためには、これらの波長域、即
ち、赤外域に感度を有するように分光増感されている必
要がある。赤外増感色素としては公知のものを用いれば
よい。
【0038】本発明の熱現像感光材料は、熱現像処理法
を用いて写真画像を形成するものである。このような熱
現像感光材料としては前述のとおり例えば米国特許第3
152904号、3457075号、及びD.モーガン
(Morgan) とB.シェリー(Shely)による「熱によって
処理される銀システム(Thermally Processed SilverSy
stems) 」(イメージング・プロセッシーズ・アンド・
マテリアルズ(Imaging Processes and Materials )Neb
lette 第8版、スタージ(Sturge) 、V.ウォールワー
ス(Walworth) 、A.シェップ(Shepp)編集、第2頁、
1969年)等に開示されている。
【0039】本発明の熱現像感光材料は、熱現像処理を
用いて写真画像を形成するものであればよいが、還元可
能な銀源(例えば有機銀塩)、触媒活性量の光触媒(例
えば感光性ハロゲン化銀及び/又は感光性ハロゲン化銀
形成成分)及び還元剤を通常(有機)バインダーマトリ
ックス中に分散した状態で含有している熱現像感光材料
であることが好ましい。更に銀の色調を制御する色調剤
を含有することは好ましい。本発明の熱現像感光材料は
常温で安定であるが、露光後高温(例えば、80℃以
上)に加熱することで現像される。加熱することで還元
可能な銀源(酸化剤として機能する)と還元剤との間の
酸化還元反応を通じて銀を生成する。この酸化還元反応
は露光で発生した潜像の触媒作用によって促進される。
露光領域中の有機銀塩の反応によって生成した銀は黒色
画像を提供し、これは非露光領域と対照をなし、画像の
形成がなされる。
【0040】本発明の熱現像感光材料は支持体上に少な
くとも一層の感光層を有している。支持体の上に感光層
のみを形成しても良いが、感光層の上に少なくとも1層
の非感光層を形成することが好ましい。感光層に通過す
る光の量または波長分布を制御するために感光層と同じ
側または反対側にフィルター層を形成しても良いし、感
光層に染料または顔料を含ませても良い。感光層は複数
層にしても良く、また階調の調節のため感度を高感層/
低感層または低感層/高感層にしても良い。各種の添加
剤は感光層、非感光層、またはその他の形成層のいずれ
に添加しても良い。
【0041】本発明の熱現像感光材料に適用できる支持
体には、例えば紙、ポリエチレンを被覆した紙、ポリプ
ロピレンを被覆した紙、羊皮紙、布等の材料;例えば、
アルミニウム、銅、マグネシウム、亜鉛のような金属の
シート又は薄膜;ガラス又は、クロム合金、スチール、
銀、金、白金のような金属で被覆したガラス;ポリ(ア
ルキルメタクリレート類)(例えば、ポリ(メチルメタ
クリレート))、ポリ(エステル類)(例えば、ポリ
(エチレンテレフタレート))、ポリ(ビニルアセター
ル類)、ポリ(アミド類)(例えば、ナイロン)、セル
ロースエステル類(例えば、セルロースニトレート、セ
ルロースアセテート、セルロースアセテートプロピオネ
ート、セルロースアセテートブチレート)等の合成ポリ
マー状材料がある。本発明の熱現像感光材料には例え
ば、界面活性剤、酸化防止剤、安定化剤、可塑剤、紫外
線吸収剤、被覆助剤等を用いても良い。
【0042】本発明の熱現像感光材料中の化学薬品と共
にそれぞれのバインダー層(例えば、合成ポリマー)は
自己支持フィルムを形成してもよい。支持体を、公知の
補助材料、例えば、塩化ビニリデン、アクリル酸モノマ
ー(例えば、アクリロニトリルやメチルアクリレート)
及び不飽和ジカルボン酸(例えば、イタコン酸、アクリ
ル酸)、カルボキシメチルセルロース、ポリ(アクリル
アミド)のコポリマー及びターポリマー;及び類似のポ
リマー状材料で補助的に被覆してもよい。
【0043】好適なバインダーは透明又は半透明で、一
般に無色であり、天然ポリマー合成樹脂やポリマー及び
コポリマー、その他フィルムを形成する媒体、例えば:
ゼラチン、アラビアゴム、ポリ(ビニルアルコール)、
ヒドロキシエチルセルロース、セルロースアセテート、
セルロースアセテートブチレート、ポリ(ビニルピロリ
ドン)、カゼイン、デンプン、ポリ(アクリル酸)、ポ
リ(メチルメタクリル酸)、ポリ(塩化ビニル)、ポリ
(メタクリル酸)、コポリ(スチレン−無水マレイン
酸)、コポリ(スチレン−アクリロニトリル)、コポリ
(スチレン−ブタジエン)、ポリ(ビニルアセタール)
類(例えば、ポリ(ビニルホルマール)及びポリ(ビニ
ルブチラール))、ポリ(エステル)類、ポリ(ウレタ
ン)類、フェノキシ樹脂、ポリ(塩化ビニリデン)、ポ
リ(エポキシド)類、ポリ(カーボネート)類、ポリ
(ビニルアセテート)、セルロースエステル類、ポリ
(アミド)類がある。バインダーは水又は有機溶媒また
はエマルションから被覆形成してもよい。
【0044】色調剤の添加は非常に望ましい。好適な色
調剤の例は調査報告第17029号に開示されており、
次のものがある:イミド類(例えば、フタルイミド);
環状イミド類、ピラゾリン−5−オン類、及びキナゾリ
ノン(例えば、スクシンイミド、3−フェニル−2−ピ
ラゾリン−5−オン、1−フェニルウラゾール、キナゾ
リン及び2,4−チアゾリジンジオン);ナフタールイ
ミド類(例えば、N−ヒドロキシ−1,8−ナフタール
イミド);コバルト錯体(例えば、コバルトのヘキサミ
ントリフルオロアセテート)、メルカプタン類(例え
ば、3−メルカプト−1,2,4−トリアゾール);N
−(アミノメチル)アリールジカルボキシイミド類(例
えば、N−(ジメチルアミノメチル)フタルイミド);
ブロックされたピラゾール類、イソチウロニウム(isot
hiuronium)誘導体及びある種の光漂白剤の組み合わせ
(例えば、N,N’ヘキサメチレン(1−カルバモイル
−3,5−ジメチルピラゾール)、1,8−(3,6−
ジオキサオクタン)ビス(イソチウロニウムトリフルオ
ロアセテート)、及び2−(トリブロモメチルスルホニ
ル)ベンゾチアゾールの組み合わせ);メロシアニン染
料(例えば、3−エチル−5−((3−エチル−2−ベ
ンゾチアゾリニリデン(benzothiazolinylidene)) −1
−メチルエチリデン)−2−チオ−2,4−オキサゾリ
ジンジオン(oxazolidinedione));フタラジノン、フタ
ラジノン誘導体又はこれらの誘導体の金属塩(例えば、
4−(1−ナフチル)フタラジノン、6−クロロフタラ
ジノン、5,7−ジメチルオキシフタラジノン、及び
2,3−ジヒドロ−1,4−フタラジンジオン);フタ
ラゾン;フタラジノンとスルフィン酸誘導体の組み合わ
せ(例えば、6−クロロフタラジノン+ベンゼンスルフ
ィン酸ナトリウム又は8−メチルフタラジノン+p−ト
ルエンスルフィン酸ナトリウム);フタラジン+フタル
酸の組み合わせ;フタラジン(フタラジンの付加物を含
む)とマレイン酸無水物、及びフタル酸、2,3−ナフ
タレンジカルボン酸又はo−フェニレン酸誘導体及びそ
の無水物(例えば、フタル酸、4−メチルフタル酸、4
−ニトロフタル酸及びテトラクロロフタル酸無水物)か
ら選択される少なくとも1つの化合物との組み合わせ;
キナゾリンジオン類、ベンズオキサジン、ナルトキサジ
ン誘導体;ベンズオキサジン−2,4−ジオン類(例え
ば、1,3−ベンズオキサジン−2,4−ジオン);ピ
リミジン類及び不斉−トリアジン類(例えば、2,4−
ジヒドロキシピリミジン)、及びテトラアザペンタレン
誘導体(例えば、3,6−ジメロカプト−1,4−ジフ
ェニル−1H、4H−2,3a,5,6a−テトラアザ
ペンタレン。好ましい色調剤としては、
【0045】
【化12】
【0046】であり、より好ましくは、フタラジンであ
る。還元剤としては、いわゆる写真現像剤、例えばフェ
ニドン、ヒドロキノン類、カテコール等を含有してもよ
いが、ヒンダードフェノールが好ましい。米国特許第4
460681号に開示されているようなカラー感光材料
も、本発明の実現では考えられる。
【0047】好適な還元剤の例は、米国特許第3770
448号、3773512号、3593863号、及び
調査報告(Research Disclosure)第17029及び29
963に記載されており、次のものがある:アミノヒド
ロキシシクロアルケノン化合物(例えば、2−ヒドロキ
シ−ピペリジノ−2−シクロヘキセノン);現像剤の前
駆体としてアミノリダクトン類(reductones) エステル
(例えば、ピペリジノヘキソースリダクトンモノアセテ
ート);N−ヒドロキシ尿素誘導体(例えば、N−p−
メチルフェニル−N−ヒドロキシ尿素);アルデヒド又
はケトンのヒドラゾン類(例えば、アントラセンアルデ
ヒドフェニルヒドラゾン);ホスファーアミドフェノー
ル類;ホスファーアミドアニリン類;ポリヒドロキシベ
ンゼン類(例えば、ヒドロキノン、t−ブチル−ヒドロ
キノン、イソプロピルヒドロキノン及び(2,5−ジヒ
ドロキシ−フェニル)メチルスルホン);スルフヒドロ
キサム酸類(例えば、ベンゼンスルフヒドロキサム
酸);スルホンアミドアニリン類(例えば、4−(N−
メタンスルホンアミド)アニリン);2−テトラゾリル
チオヒドロキノン類(例えば、2−メチル−5−(1−
フェニル−5−テトラゾリルチオ)ヒドロキノン);テ
トラヒドロキノキサリン類(例えば、1,2,3,4−
テトラヒドロキノキサリン);アミドオキシン類;アジ
ン類(例えば、脂肪族カルボン酸アリールヒドラザイド
類とアスコルビン酸の組み合わせ);ポリヒドロキシベ
ンゼンとヒドロキシルアミンの組み合わせ、リダクトン
及び/又はヒドラジン;ヒドロキサン酸類;アジン類と
スルホンアミドフェノール類の組み合わせ;α−シアノ
フェニル酢酸誘導体;ビス−β−ナフトールと1,3−
ジヒドロキシベンゼン誘導体の組み合わせ;5−ピラゾ
ロン類;スルホンアミドフェノール還元剤;2−フェニ
リンダン(phenylindane) −1,3−ジオン等;クロマ
ン;1,4−ジヒドロピリジン類(例えば、2,6−ジ
メトキシ−3,5−ジカルボエトキシ−1,4−ジヒド
ロピリジン);ビスフェノール類(例えば、ビス(2−
ヒドロキシ−3−t−ブチル−5−メチルフェニル)メ
タン、ビス(6−ヒドロキシ−m−トリ)メシトール
(mesitol)、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチ
ルフェニル)プロパン、4,4−エチリデン−ビス(2
−t−ブチル−6−メチル)フェノール)、紫外線感応
性アスコルビン酸誘導体及び3−ピラゾリドン類。好ま
しい還元剤は一般式(A)のヒンダードフェノールであ
る:
【0048】
【化13】
【0049】ここで;Rは水素原子、又は炭素原子数1
〜10のアルキル基(例えば、−C 4 H9 、2,4,4
−トリメチルペンチル)を表し、R5 及びR6 は炭素原
子数1〜5のアルキル基(例えば、メチル、エチル、t
−ブチル)を表す。
【0050】触媒活性量の光触媒として有用なハロゲン
化銀は感光性のいかなるハロゲン化銀(例えば、臭化
銀、ヨウ化銀、塩化銀、塩臭化銀、ヨウ臭化銀、塩ヨウ
臭化銀等)であってもよいがヨウ素イオンを含むことが
好ましい。このハロゲン化銀はいかなる方法で画像形成
層に添加されてもよく、このときハロゲン化銀は還元可
能な銀源に近接するように配置する。一般にハロゲン化
銀は還元可能銀源に対して0.75〜30重量%の量を
含有することが好ましい。ハロゲン化銀は、ハロゲンイ
オンとの反応による銀石鹸部の変換によって調製しても
よく、予備形成して石鹸の発生時にこれを添加してもよ
く、またはこれらの方法の組み合わせも可能である。後
者が好ましい。
【0051】還元可能な銀源は還元可能な銀イオン源を
含有するいかなる材料でもよい。有機及びヘテロ有機酸
の銀塩、特に長鎖(10〜30、好ましくは15〜25
の炭素原子数)の脂肪族カルボン酸が好ましい。配位子
が、4.0〜10.0の銀イオンに対する総安定定数を
有する有機又は無機の銀塩錯体も有用である。好適な銀
塩の例は、調査報告(Research Disclosure)第1702
9及び29963に記載されており、次のものがある:
有機酸の塩(例えば、没食子酸、シュウ酸、ベヘン酸、
ステアリン酸、パルミチン酸、ラウリン酸等);銀のカ
ルボキシアルキルチオ尿素塩(例えば、1−(3−カル
ボキシプロピル)チオ尿素、1−(3−カルボキシプロ
ピル)−3,3−ジメチルチオ尿素等);アルデヒドと
ヒドロキシ置換芳香族カルボン酸とのポリマー反応生成
物の銀錯体(例えば、アルデヒド類(ホルムアルデヒ
ド、アセトアルデヒド、ブチルアルデヒド)、ヒドロキ
シ置換酸類(例えば、サリチル酸、安息香酸、3,5−
ジヒドロキシ安息香酸、5,5−チオジサリチル酸)、
チオエン類の銀塩又は錯体(例えば、3−(2−カルボ
キシエチル)−4−ヒドロキシメチル−4−チアゾリン
−2−チオエン、及び3−カルボキシメチル−4−チア
ゾリン−2−チオエン)、イミダゾール、ピラゾール、
ウラゾール、1,2,4−チアゾール及び1H−テトラ
ゾール、3−アミノ−5−ベンジルチオ−1,2,4−
トリアゾール及びベンゾトリアゾールから選択される窒
素酸と銀との錯体また塩;サッカリン、5−クロロサリ
チルアルドキシム等の銀塩;及びメルカプチド類の銀
塩。好ましい銀源はステアリン酸及びベヘン酸銀であ
り、ベヘン酸が特に好ましい。還元可能な銀源は好まし
くは銀量として3g/m2以下である。さらに好ましくは
2g/m2以下である。
【0052】本発明の熱現像感光材料には、例えば特開
昭63−159841号、同60−140335号、同
63−231437号、同63−259651号、同6
3−304242号、同63−15245号、米国特許
4639414号、同4740455号、同47419
66号、同4751175号、同4835096号に記
載された増感色素が使用できる。本発明の一般式(I)
で表わされる化合物は、階調の硬いハロゲン化銀感光材
料にも用いることができる。ハロゲン化銀感光材料につ
いては、支持体上に感光性ハロゲン化銀乳剤層を有する
ものであればよい。
【0053】
【実施例】
実施例1 感光性乳剤Aの調製 溶液 ステアリン酸 135g ベヘン酸 635g 蒸留水 13リットル 85℃ 15分で混合 溶液 NaOH 89g 蒸留水 1500ml 溶液 濃 HNO3 21ml 蒸留水 50ml 溶液 AgNO3 365g 蒸留水 2500ml 溶液 ポリビニルブチラール 86g 酢酸エチル 4300ml 溶液 ポリビニルブチラール 290g イソプロパノール 3580ml 溶液 N−ブロモサクシンイミド 9.7g アセトン 700ml
【0054】溶液を85℃に保温した状態で激しく攪
拌しながら溶液を5分かけて添加しその後溶液を2
5分かけて添加する。そのまま20分攪拌した後、35
℃に降温する。35℃でより激しく攪拌しながら溶液
を5分かけて添加し、そのまま90分間攪拌し続ける。
その後、溶液を加え、攪拌をとめて放置し、水相を含
まれる塩とともに抜き、油相を得、脱溶媒して痕跡の水
を抜いた後、溶液を添加して50℃で激しく攪拌した
後、溶液を20分かけて添加し、105分攪拌して感
光性乳剤Aを得た。
【0055】染料−Aによって青色に着色された二軸延
伸された175μの厚みのポリエチレンテレフタレート
の支持体(下塗り層なし)の上に以下の各層を順次形成
していった。乾燥は各々75℃5分間で行った。
【0056】 <バック面側塗布> ○アンチハレーション層(湿潤厚さ 80ミクロン) ポリビニルブチラール(10%イソプロパノール溶液) 150ml 染料−C(溶媒はDMF) 70mg
【0057】 <感光層面側塗布> ○感光層(湿潤厚さ 140ミクロン) 感光性乳剤A 73g 増感色素−1(0.1%DMF溶液) 2ml カブリ防止剤−1(0.01% メタノール溶液) 3ml フタラゾン(4.5% DMF溶液) 8ml 還元剤−1(10% アセトン溶液) 13ml 化合物 表1に記載
【0058】 ○表面保護層(湿潤厚さ 100ミクロン) アセトン 175ml 2−プロパノール 40ml メタノール 15ml セルロースアセテート 8.0g フタラジン 1.0g 4−メチルフタル酸 0.72g テトラクロロフタル酸 0.22g テトラクロロフタル酸無水物 0.5g
【0059】
【化14】
【0060】
【化15】
【0061】セシトメトリー 上記で作成した熱現像感光材料を半切サイズに加工し、
830nmのレーザーダイオードを垂直面より13°傾
いたビームで露光した。その後ヒートドラムを用いて1
20℃×15秒と125℃×15秒熱現像処理した。そ
してその時のカブリ値の測定を行なった。また、表1に
おける試料No.1の最高濃度を100 としたとき、各試料の
最高濃度を相対値で評価した。結果を表1に示す。
【0062】保存性の評価 内部が25℃で55%に保たれた密閉容器中に3枚塗布
試料を入れた後50℃で7日間経時した(強制経時)。
この中の2枚めの試料と比較用経時(室温にて遮光容器
中に保存)の試料とを写真性の評価に用いたものと同じ
処理を行い、カブリ部分の濃度を測定した。 (カブリの増加)=強制経時のカブリ−比較用経時のカ
ブリ
【0063】結果を表1に示す。
【0064】
【表1】
【0065】
【化16】
【0066】表1より本発明の試料は十分な感度があ
り、かつ、カブリが低いことがわかる。また、感材の保
存安定性も良好であることがわかる。
【0067】実施例2 感光性乳剤Bの調製 溶液 ステアリン酸 135g ベヘン酸 635g 蒸留水 13リットル 85℃ 15分で混合 溶液A 前もって作られた立方体AgBrI(I=4モル%) 0.06μ(Agとして0.22モル) 蒸留水 1250ml 溶液 NaOH 89g 蒸留水 1500ml 溶液 濃 HNO3 19ml 蒸留水 50ml 溶液 AgNO3 365g 蒸留水 2500ml 溶液 ポリビニルブチラール 86g 酢酸エチル 4300ml 溶液 ポリビニルブチラール 290g イソプロパノール 3580ml
【0068】溶液を85℃に保温した状態で激しく攪
拌しながら溶液Aを10分かけて添加し、続いて溶液
を5分かけて添加し、その後、溶液を25分かけて添
加する。そのまま20分攪拌した後、35℃に降温す
る。35℃でより激しく攪拌しながら溶液を5分かけ
て添加し、そのまま90分間攪拌し続ける。その後、溶
液を加え、攪拌をとめて放置し、水相を含まれる塩と
ともに抜き、油相を得、脱溶媒して痕跡の水を抜いた
後、溶液を添加して50℃で激しく攪拌した後、10
5分攪拌して乳剤Bを得た。
【0069】実施例1と同様に(但しアンチハレーショ
ン層を感光層面側の感光層の下に設けた。)テストを行
なった。本発明の化合物を用いた試料は実施例1と同様
にカブリが低かった。
【0070】
【発明の効果】本発明の感光材料は感度が高く、かつカ
ブリが低い。また感材の保存安定性が良好である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)還元可能な銀源、(b)光触媒、
    (c)還元剤、(d)バインダー及び(e)下記一般式
    (I)で表される化合物を含有することを特徴とする熱
    現像感光材料。 一般式(I) 【化1】 (式中、Qは窒素原子を2ないし4原子含む6員不飽和
    ヘテロ環を形成するに必要な原子群を表す。Yは−CO
    −、−SO−又は−SO2 −を表す。X1 及びX 2 は、
    それぞれハロゲン原子を表す。Aは水素原子又は電子吸
    引性基を表す。)
  2. 【請求項2】 (a)有機銀塩、(b)還元剤、(c)
    感光性ハロゲン化銀及び/又は感光性ハロゲン化銀形成
    成分、(d)バインダー及び(e)請求項1に記載の一
    般式(I)で表される化合物を含有することを特徴とす
    る熱現像感光材料。
  3. 【請求項3】 赤外レーザー露光用に赤外増感されてい
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の熱現像感光
    材料。
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