JPH09246716A - 表層プリント配線板(slc)の製造方法 - Google Patents

表層プリント配線板(slc)の製造方法

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JPH09246716A
JPH09246716A JP5525696A JP5525696A JPH09246716A JP H09246716 A JPH09246716 A JP H09246716A JP 5525696 A JP5525696 A JP 5525696A JP 5525696 A JP5525696 A JP 5525696A JP H09246716 A JPH09246716 A JP H09246716A
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武之 三浦
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優 清田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】回路基板に設けられる絶縁層に対する密着力に
優れた導電性皮膜を有する表層プリント配線板(SL
C)を製造する方法を提供する。 【解決手段】例えば、パネルめっき法や、パターンめっ
き法、アディティブ法等を使用して表層プリント配線板
を製造するに際して、回路基板の回路面に導電性皮膜を
形成する方法として、(1)回路基板上に熱硬化性樹脂
を塗布し、予備硬化させ、(2)粗面化後、樹脂層を完
全に硬化させて、絶縁層とし、(3)絶縁層の表面に酸
性基を導入し、(4)酸性基に金属イオンを吸着させ、
次いで(5)還元によって、絶縁層の表面を導電性皮膜
に変える工程を採用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回路基板に設けら
れる絶縁層に対する密着力に優れた導電性皮膜を有する
表層プリント配線板(SLC)の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】プリント配線板は、エレクトロニクス機
器の小型化、薄型化、軽量化の進展につれて、高密度の
要求が厳しくなりつつある。高密度化するためには、フ
ァインパターン化、ファインピッチ化、高多層化の方法
がある。しかしながら、最近では低コスト化の要求が強
く、できるだけ層数を増加せずに面密度を上げることが
要求されるようになっている。そこで、表層プリント配
線板(SLC)の製造方法の検討が提案されてきた。今
まで日本アイ・ビー・エム社から発表されているSLC
の製造方法は、有機物からなるプリント配線板をベース
としてその上にビルドアップ用絶縁材料として感光性樹
脂を使用し、各層に光学的に微細なバイアホールを形成
したものである。通常、基板にはガラスエポキシ積層板
が使用されており、樹脂を塗布することによる絶縁層及
び銅めっきによる導体層が逐次積層される。樹脂層に開
けられた微小径のバイアホールにより、信号層間の電気
的接続がなされる。現在、樹脂への銅めっきは、従来か
ら行われているように、触媒を付与し、無電解銅めっき
及び電気銅めっきを行う方法、又はアディティブ法によ
り、無電解銅めっきする方法によって行われている。
【0003】しかしながら、これらの従来の方法では、
樹脂と銅めっきとの間に充分な密着性が得られていない
のが現状である。一方、ダイレクトプレーティング法
は、無電解銅めっきを用いずに、パラジウム−スズコロ
イド、有機パラジウム、電導性ポリマー、及びカーボン
等を設けることにより、樹脂表面に導電層を形成し、そ
の層に直接電気銅めっきを行う方法である。日本におい
ても1990年頃から実用化され初め、環境対策、廃棄
物処理費の低減、プロセス管理及び自動化の容易さなど
の観点から普及しつつある。しかしながら、現行のダイ
レクトプレーティング法は主にスルホール部の導電化処
理に使用されており、SLCの製造に適用すると、樹脂
層と銅回路との接合強度が劣り、必要な銅回路部以外に
形成された導電性皮膜を充分に除去することが困難であ
る。このため、現在検討されているダイレクトプレーテ
ィング法は、SLCの製造には適用されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、有機物からなるプリント配線板(回路板)をベース
として、その上にビルドアップ用絶縁材料としてエポキ
シ樹脂等の熱硬化性樹脂を使用し、各層に光学的或いは
物理的に微細なバイアホールを形成し、その樹脂上に密
着力の優れた電導性皮膜を有する表層プリント配線板を
製造する方法を提供することである。特に湿式法による
比較的簡単な処理工程によって、作業環境や地球環境を
汚染することなく、密着性に優れた電導性皮膜を樹脂上
に有する表層プリント配線板を製造する方法を提供する
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
達成するために、鋭意検討した結果、(1)回路基板上
に熱硬化性樹脂を塗布し、予備硬化させ、(2)予備硬
化樹脂層を粗面化した後、前記樹脂層を完全に硬化させ
て、絶縁層を形成し、(3)その絶縁層の表面に酸性基
を導入し、(4)その酸性基に、イオン交換反応によっ
て金属イオンを吸着させ、次いで(5)金属イオンを吸
着した酸性基を有する前記絶縁層の表面を、前記酸性基
の還元反応によって導電性皮膜に変えことによって、絶
縁層に対する密着力の優れた導電性皮膜を有する表層プ
リント配線板が得られることを見出し、本発明に到達し
たものである。即ち、本発明は、以下の発明に関するも
のである。 1.以下の工程: (1)回路基板上に熱硬化性樹脂を塗布し、予備硬化さ
せることによって予備硬化樹脂層を形成する工程、
(2)前記予備硬化樹脂層を粗面化した後、前記樹脂層
を完全に硬化させて、絶縁層とする工程、(3)前記絶
縁層の表面に酸性基を導入する工程、(4)前記酸性基
に、イオン交換反応によって金属イオンを吸着させる工
程、(5)金属イオンを吸着した酸性基を有する前記絶
縁層の表面を、前記酸性基の還元反応によって導電性皮
膜に変える工程、(6)前記導電性皮膜を電気銅めっき
した後、マスクをパターン状に形成する工程、(7)エ
ッチングにより回路を形成する工程、次いで(8)前記
マスクを除去する工程、を特徴とする、表層プリント配
線板の製造方法、 2.以下の工程: (1)回路基板上に熱硬化性樹脂を塗布し、予備硬化さ
せることによって予備硬化樹脂層を形成する工程、
(2)予備硬化樹脂層を粗面化した後、前記樹脂層を完
全に硬化させて、絶縁層とする工程、(3)前記絶縁層
の表面に酸性基を導入する工程、(4)前記酸性基に、
イオン交換反応によって金属イオンを吸着させる工程、
(5)金属イオンを吸着した酸性基を有する前記絶縁層
の表面を、前記酸性基の金属イオンの還元反応によって
導電性皮膜に変える工程、(6)パターン状にマスクを
形成した後、電気銅めっき及び金属レジストめっき層を
施す工程、次いで(7)前記マスクを剥離した後、エッ
チングにより回路を形成する工程、次いで(8)前記金
属レジストめっき層を剥離する工程、を特徴とする表層
プリント配線板の製造方法、そして 3.以下の工程: (1)回路基板上に熱硬化性樹脂を塗布し、予備硬化さ
せることによって、予備硬化樹脂層を形成する工程、
(2)前記予備硬化樹脂層を粗面化した後、前記樹脂を
完全に硬化させて、絶縁層とする工程、(3)前記絶縁
層に、回路パターンでソルダーマスクを設ける工程、
(4)前記ソルダーマスクの存在しない部分において、
前記絶縁層の表面に酸性基を導入する工程、(5)前記
酸性基に、イオン交換反応によって金属イオンを吸着さ
せる工程、(6)金属イオンを吸着した酸性基を有する
前記絶縁層の表面を、前記酸性基の金属イオンの還元反
応によって導電性皮膜に変える工程、次いで(7)前記
導電性皮膜に無電解銅めっきにより回路を形成する工
程、を特徴とする表層プリント配線板の製造方法。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明について更に詳細に
説明する。本発明の方法は、既に、基板上に回路が構成
されている回路板に適用される。本発明においては、回
路基板に、まず、熱硬化性樹脂を塗布、被覆し、これを
予備的に硬化させ、部分的に熱硬化性樹脂を硬化させ
る。ここで使用される熱硬化性樹脂としては、後述する
酸性基の導入を行うことができ、かつ適度の物性、例え
ば、強度や、腐食耐性等を有する絶縁性を有するもので
あれば、特に制限なく各種の熱硬化性樹脂を使用するこ
とができる。このような熱硬化性樹脂としては、例え
ば、ベンゼン環等の芳香族環を内部に有する樹脂や、水
酸基を有する樹脂等を好適に使用することができる。具
体的には、このような熱硬化性樹脂には、例えば、エポ
キシ樹脂や、変性ポリイミド樹脂、ビニル樹脂や、フェ
ノール樹脂等が好ましいものとして挙げられる。この
内、特に、エポキシ樹脂及び変性ポリイミド樹脂が好適
に使用することができる。エポキシ樹脂は、一般に、エ
ピクロルヒドリンと、ビスフェノールA等の多価フェノ
ールとから製造される。このようなエポキシ樹脂の製造
方法は、既に公知であり、当業者には自明である。具体
的には、ANSI/NEMA規格のG−10グレード
や、FR−4グレードが好ましいものとして挙げられ
る。
【0007】なお、上記エポキシ樹脂を他の樹脂、例え
ば、ポリイミド樹脂や、ポリイミド樹脂と混合して使用
することもできる。また、樹脂には、ガラス繊維等の強
化繊維を配合してもよい。熱硬化性樹脂は、塗装の便宜
上、溶媒等に溶解した溶液状態で使用され、回路基板の
上に塗布され、予備硬化される。この予備硬化は、この
後に行われる粗面化処理を効率良く行うのに必要な工程
である。予備硬化を行うことなく、完全に硬化させてか
ら粗面化しようとしても、粗面化することが実質的にで
きず、密着力に優れた導電性皮膜を有する表層プリント
配線板を製造することができなくなる。予備硬化の程度
は、完全硬化に対して、約60〜95%程度、好ましく
は75〜90%程度硬化させることが好ましい。具体的
には、この硬化の程度は、鉛筆引っかき試験(JIS
C 5012)によって評価することができる。通常、
実際面では、熱処理温度及び時間を主に制御することに
よって、硬化の程度を調整することができる。例えば、
エポキシ樹脂の場合には、予備硬化は、通常、120〜
140℃、好ましくは125〜135℃において、5〜
120分、好ましくは30〜90分で行われる。換言す
れば、後述する完全硬化のための条件よりも緩やかな条
件で行うことが必要である。勿論、予備硬化温度とし
て、120℃以下を採用することはできるが、所望の硬
化までに要する処理時間が長期化するので好ましくな
い。
【0008】必要に応じて、上記予備硬化工程の後、下
層の回路基板の電子回路等との電気的接続を行うため、
従来のドリルによる穴明けや、炭酸ガスレーザー、エキ
シマレーザー等を使用した穴明けを行ってもよい。例え
ば、従来のドリルにより0.3mmφの穴明けは、例えば、
以下の条件の下で行うことができる。 回転数(rpm) 60,000 送り速度(μm/rev.) 40 周速(m/min.) 100 ヒット数(hit/min.) 150 予備硬化した熱硬化性樹脂表面の粗面化は、樹脂表面と
銅めっきとの密着力を向上させるために重要である。粗
面化は、一種のエッチング液に浸漬することによって行
うことができる。粗面化しようとする熱硬化性樹脂の種
類にもより、エッチング液の種類も異なり得る。このよ
うなエッチング液としては、例えば、アルカリ性過マン
ガン酸溶液や、酸性過マンガン酸、硫酸溶液、クロム酸
溶液等の各種溶液を使用することができる。粗面化の程
度又は表面粗さは、エッチング液の濃度や、処理温度、
時間等を調整することによって所望の程度とすることが
できる。例えば、アルカリ性過マンガン酸溶液を例とす
ると、水酸化ナトリウムの濃度を変えたり、処理温度
を、通常50〜110℃、好ましくは100〜105℃
の範囲内で変更したり、処理時間として、通常5分〜1
時間、好ましくは15分〜20分間の範囲内で変更する
ことによって、所望の程度の表面粗さを得ることができ
る。
【0009】表面粗さの程度は、例えば三次元表面形態
測定装置又は表面粗さ計によって評価することができ
る。表面粗さは、三次元表面形態測定装置で測定して、
通常、5〜15μm 、好ましくは8〜13μm 、特に好
ましくは9〜12μm である。粗面化処理を行った、予
備硬化された熱硬化性樹脂は、次いで、完全に硬化す
る。硬化条件は、使用する樹脂の種類により異なるが、
例えば、エポキシ樹脂の場合は、150℃以上の温度、
好ましくは150〜180℃、特に好ましくは150〜
160℃において、1時間以上、好ましくは1〜3時
間、特に好ましくは1〜1.5時間、熱処理することによ
って完全に硬化させることができる。熱硬化性樹脂の物
性を低下させないためには、より低温でかつより短時間
で熱処理することが好ましい。なお、完全硬化の条件
は、使用する樹脂の種類によって異なるので、予備試験
等で予め確認しておけば充分である。完全に硬化した熱
硬化性樹脂の層からなる絶縁層には、次いで、その表面
に酸性基を導入する。本発明の方法で有効に使用しえる
酸性基の例としては、スルホン酸基、カルボキシル基、
フェノール性水酸基等を挙げることができ、好ましい酸
性基としてはスルホン酸基、カルボキシル基等であり、
特に好ましい酸性基としてはスルホン酸基である。
【0010】酸性基を導入する方法は特に限定的でな
く、各種の方法が可能であり、使用する樹脂と酸性基の
種類とに応じて、適宜、公知の導入方法を採用すること
ができる。例えば、スルホン酸基の導入に当たっては、
公知のスルホン化反応を採用することができる。スルホ
ン化剤としては、公知の各種スルホン化剤を用いること
ができ、例えば、硫酸、発煙硫酸、三酸化イオウ、クロ
ロ硫酸塩化スルフリル等を挙げることができる。これら
のスルホン化剤のうちで、硫酸を用いる場合の製造方法
について説明すると、絶縁層を硫酸水溶液に浸漬するこ
とによって行うことができる。スルホン化反応に用いる
硫酸濃度は、一般に70〜90重量%程度、好ましくは
75〜85重量%程度が好ましい。硫酸濃度が70重量
%未満では、スルホン化に時間がかかるので好ましくな
く、一方、90重量%を上回ると、樹脂の溶解、劣化が
生じやすいので好ましくない。スルホン化の処理温度
は、スルホン化しようとする樹脂の種類にもよるが、一
般に50〜100℃程度、好ましくは60〜80℃程度
とすればよい。処理時間は、スルホン化の程度によって
変わりうるが、一般に1〜60分程度とすればよい。
【0011】スルホン酸基の導入量については、スルホ
ン化剤の濃度、処理温度、処理時間等を変えることによ
って調整することができる。後述する金属の吸着量、ひ
いては、最終的に得られる導電性皮膜の厚みは、このス
ルホン酸基の導入量に大きく依存すると言える。一方、
酸性基としてカルボキシル基、フェノール性水酸基等の
導入は、使用する樹脂の種類に応じて、適当な公知の反
応を使用することによって行うことができる。例えば、
カルボキシル基を導入する場合には、カルボキシル化剤
として、例えば、70〜100重量%程度、好ましくは
80〜90重量%程度の酢酸を使用してカルボキシル化
反応を行えばよい。反応温度については、スルホン化の
場合と同程度の温度とすればよい。酸性基導入工程が終
了した場合には、後の工程を効率良く行うために、得ら
れた酸性基を有する絶縁層を水洗することが好ましい。
絶縁層表面に導入された酸性基には、イオン交換反応に
よって、金属を吸着させることができる。このイオン交
換反応は、酸性基を有する絶縁層を金属イオン含有液中
に浸漬することによって行うことができる。
【0012】金属イオン含有液に含まれる金属イオンと
しては、その後の還元剤工程によって金属層を形成した
場合に、それらの金属層が電導性となるものであれば、
特に制限なく使用することができる。具体的には、この
ような金属イオンとしては、銅、ニッケル、パラジウ
ム、コバルト、金、銀等、又はその混合物が好ましいも
のとして挙げられる。金属イオンは、一般に金属塩とし
て金属イオン含有液に配合される。例えば、銅イオンの
場合には、硫酸銅や、塩化銅、硝酸銅、酢酸銅、塩基性
炭酸銅等の形で配合される。その他の金属イオンについ
ても、その塩の形態は、当業者には自明である。金属イ
オン含有液における金属イオンの濃度は、通常、0.01〜
1モル/リットルであり、好ましくは0.03〜0.1モル
/リットルである。金属イオン含有液は、一般的には、
水溶液として使用される。但し、使用する金属イオンに
よって、媒体がメタノール等の有機媒体である有機溶液
であってもよい。なお、必要に応じて、金属イオン含有
液には、pHを維持するための安定剤や、更には金属イオ
ンの沈殿防止のための錯化剤等を配合することができ
る。なお、酸性基と金属イオンとの反応により、金属イ
オン含有液のpHは徐々に低下するので、金属イオンを
水酸化物の形態で補充する場合には、金属イオン含有液
のpHを、弱酸性〜中性、具体的にはpH2〜6程度、
好ましくは3〜4程度に調整することが適当である。
【0013】導電性皮膜が合金や金属酸化物の混合物等
の複数の金属成分を含有する形態である場合には、最終
形成物における金属成分のモル比に対応するモル比で金
属イオンを含有する溶液とすればよく、その場合には、
それらの複数の金属イオンの合計濃度が上記した範囲と
なるようにすればよい。金属イオンを含有する溶液で樹
脂表面を処理する方法は、特に限定的でないが、通常は
酸性基を導入した樹脂を金属イオン含有液に浸漬すれば
よく、この処理によって樹脂表面の酸性基に金属イオン
が化学的に吸着される。浸漬処理は、例えば、20〜8
0℃程度、好ましくは25〜60℃程度の温度におい
て、例えば、1〜10分程度、好ましくは3〜5分程度
行えばよい。金属イオン含有液への浸漬は、例えば、2
0〜80℃、好ましくは40〜60℃において、例え
ば、1〜10分、好ましくは3〜5分行えばよい。ま
た、後の工程を効率良く行うために、上記工程の後に水
洗処理することが好ましい。金属イオンの吸着処理を行
った後、酸性基を有する絶縁層の表面層を導電性皮膜に
変えるために、還元処理を行う。この還元処理は、上記
吸着処理により酸性基に化学的に吸着された金属イオン
を還元して金属化する処理である。従って、この処理の
目的に反しない限り、各種の還元方法を使用することが
できる。
【0014】酸性基の金属塩を還元するのに使用される
還元剤としては、このような金属塩を還元して、金属を
析出させることができるものであれば、特に制限なく使
用することができる。このような還元剤としては、例え
ば、水素化ホウ素ナトリウムや、ジメチルアミンボラン
(DMAB)、トリメチルアミンボラン(TMAB)、ヒドラジン、
ホルムアルデヒド、及びその誘導体、亜硫酸ナトリウム
等の亜硫酸塩、次亜燐酸ナトリウム等の次亜燐酸塩等を
挙げることができる。還元剤は、通常溶液の形で使用さ
れる。還元剤の量は、通常、0.1〜10g/リットル、好
ましくは0.3〜3g/リットルである。還元温度は、一般
に、20〜50℃、好ましくは25〜30℃であり、時
間は、1〜10分、好ましくは3〜5分で十分である。
また、還元剤として、セレン尿素、亜砒酸等を用いるこ
とも可能であり、これらの還元剤を用いる場合には、酸
性基に化学的に吸着された金属イオンが還元されると同
時に、還元剤中の金属成分、例えば、セレン尿素を用い
た場合にはSe、亜砒酸を用いた場合には、Asが還元
された金属成分と合金を形成することができる。また、
セレン尿素、亜砒酸等の還元剤を併用することもでき
る。特に、セレン尿素を用いる場合には、他の還元剤を
共存させることによって、還元剤溶液中でのセレン尿素
の安定性を向上させることができる。
【0015】更に、上記した還元剤を含有する水溶液を
用いる還元処理では、充分な金属化が困難な場合には、
より還元性の強い還元剤を含む有機溶剤溶液を用いて還
元処理を行うこともできる。このような有機溶剤溶液と
して使用することのできる還元剤の例としては、金属L
i、Na、K(溶剤:液体アンモニア、アミン類等)、
トリアルキルアルミニウム(溶剤:ヘキサン、トルエ
ン、テトラヒドロフラン等)、トリ−n−ブチルスズ等
の水素化スズ化合物(溶剤:ヘキサン、トルエン、テト
ラヒドロフラン等)、LiAlH4 (溶剤:エーテル系
溶媒、ベンゼン、トルエン等)、ヒドロシラン(溶剤:
エーテル系溶媒、ベンゼン、トルエン等)等を挙げるこ
とができる。これらの還元剤の有機溶剤溶液を用いて還
元処理を行う場合には、還元すべき金属塩の種類に応じ
て、充分な金属化が行われるように、適宜、還元剤濃
度、還元条件等を決めればよい。なお、後の工程を効率
良く行うために、水洗処理を行ってもよい。また、後の
電気銅めっき処理の予備処理として、公知の酸浸漬処理
及び水洗処理を行ってもよい。このようにして形成した
導電性皮膜には、電気銅めっきする。電気銅めっきは、
公知の電気銅めっき処理を採用することができる。例え
ば、ピロリン酸銅めっき浴や、硫酸銅めっき浴等による
電気銅めっきが使用できる。電気銅めっきにおける条件
には、特別な変更は特に必要ではなく、従来の使用条件
をほぼそのまま適用できる。例えば、硫酸銅めっきの使
用条件を示せば、以下の条件を挙げることができる。
【0016】 浴組成 硫酸銅五水和物 75g/L 硫酸(98%) 190g/L 塩素イオン 50mg/L 添加剤 5mL/L (日本リーロナール社製 カパーグリーム125) めっき条件 温度 25℃ 陰極電流密度 1〜3A/dm2 撹拌 エアー撹拌 アノード 含リン銅アノード(P:0.04%) 電気銅めっきによって形成される電気銅めっき層の厚み
は、通常、2〜100μm 、好ましくは5〜30μm で
ある。電気銅めっきを行った後、更には、必要に応じ
て、水洗、防錆処理、水洗処理等を行った後、通常、乾
燥し、電気回路を形成するための予備処理として、マス
クをパターン状に設ける。マスクとしては、例えばエッ
チングレジスト又はインクが使用できる。エッチングレ
ジストとしては、用途に応じて、ポジ型でも、ネガ型で
も随時採用することができる。
【0017】エッチングレジスト又はインキの塗布、イ
メージング処理(露光、現像等)は、従来使用されてい
る技術をそのまま用いることができる。なお、エッチン
グレジストとしては、通常ドライフィルムが汎用されて
いる。エッチングに使用されるエッチング液としては、
従来からこのような用途に使用されるエッチング液であ
れば、特に制限されず、各種のエッチング液を使用する
ことができる。このようなエッチング液としては、例え
ば、塩化第二銅、塩化第二鉄、過硫酸塩類、過酸化水素
水/硫酸、銅塩類/アンモニア等からなるアルカリエッ
チャントなどが挙げられる。所望のファインパターンを
得ることができる限り、各種のエッチング液が使用でき
る。なお、エッチング処理の後、次の工程の効率を高め
るために、水洗処理することが好ましい。エッチングレ
ジスト又はインキ等のマスクの剥離には、一般に3〜4
%NaOH溶液が用いられている。使用温度は、40〜
50℃、スプレー装置によると1〜2分で剥離可能であ
る。また、最近では、アミン系ドライフィルム剥離剤等
が市販されており、これも使用可能である。
【0018】なお、マスクの除去処理の後、清浄化のた
めに、水洗処理することが好ましく、最後に、乾燥処理
され、表層プリント配線板が得られる。本発明の別の表
層プリント配線板の方法(パターンめっき法)として
は、上記のように、(1)回路基板上に熱硬化性樹脂を
塗布し、予備硬化させて予備硬化樹脂層を形成し、
(2)その予備硬化樹脂層を粗面化した後、その樹脂層
を完全に硬化させて、絶縁層を形成し、(3)その絶縁
層の表面に酸性基を導入し、(4)その酸性基を、イオ
ン交換反応によって金属イオンを吸着させ、(5)金属
イオンを吸着させた酸性基を還元して、絶縁層の表面に
導電性皮膜を形成させた後、(6)パターン状でエッチ
ングレジストや、インキ等のマスクを形成し、電気銅め
っき及び金属レジストめっき層を形成させ、(7)その
レジストや、インキ等のマスクを剥離した後、エッチン
グにより回路を形成し、次いで、(8)形成した金属め
っき層を剥離する方法がある。マスクの厚みは、通常、
20〜100μm 、好ましくは25〜30μm である。
上記工程(1)〜(5)までの工程は、上記の通りであ
る。上記工程(6)においては、絶縁層の表面に設けら
れた導電性皮膜には、ドライフィルムや、インキ等をパ
ターン状で塗工し、イメージング処理(露光、現像等)
することによって、マスクをパターン状で設ける。この
ようなマスクの形成方法は、公知であり、各種の材料及
び条件が適宜採用することができる。
【0019】なお、後の工程の効率を改善するために、
酸性脱脂剤による処理及び水洗処理することが好まし
い。ここで使用される酸性脱脂剤は、公知であり、例え
ば、日本リーロナール社製ロナクリーンPC−590等
を使用することができる。マスクを設けていない導電性
皮膜の部分には、電気銅めっき層及び金属レジストめっ
き層が設けられる。電気銅めっき層の形成方法は、上記
の通りである。電気銅めっき層の厚みは、通常、2〜1
00μm 、好ましくは5〜30μm である。なお、上記
のように、電気銅めっき処理の後、水洗処理してもよ
い。また、次の金属レジストめっき処理の前処理とし
て、酸浸漬処理してもよい。酸浸漬処理に使用される酸
としては、例えば、硫酸や、ほうフッ化水素酸、有機酸
等が挙げられる。この酸浸漬処理の後、更に、水洗処理
することが好ましい。金属レジストめっき層に使用され
る金属としては、錫や、錫−鉛合金及びその他の錫合
金、ニッケル合金等が挙げられる。金属レジストめっき
層を形成した後、後の工程の効率を改善するために、水
洗処理することが好ましく、更に、乾燥してもよい。こ
れらの処理の後、エッチングすることによって、マスク
及び導電性皮膜を除去する。ここで使用されるエッチン
グ液は、従来より公知のものを使用することができる。
例えば、エッチング液としては、銅塩類/アンモニアの
アルカリエッチャント等が好ましい。
【0020】最後に、銅表面を露出するために、金属レ
ジストめっき層を剥離する。この剥離処理は、例えば、
硝酸系又はほうフッ化水素酸系、フッ化アンモン等の水
溶液に浸漬することによって行うことができる。更に別
の態様の表層プリント配線板の製造方法(アディティブ
法)としては、(1)回路基板上に熱硬化性樹脂を塗布
し、予備硬化させることによって、予備硬化樹脂層を形
成する工程、(2)前記予備硬化樹脂層を粗面化した
後、前記樹脂を完全に硬化させて、絶縁層を形成する工
程、(3)前記絶縁層に、回路パターンでソルダーマス
クを設ける工程、(4)前記ソルダーマスクの存在しな
い部分において、前記絶縁層の表面に酸性基を導入する
工程、(5)前記酸性基に、イオン交換反応によって金
属イオンを吸着させる工程、(6)金属イオンを吸着し
た酸性基を有する前記絶縁層の表面を、前記酸性基の金
属イオンの還元反応によって導電性皮膜に変える工程、
次いで、(7)前記導電性皮膜に無電解銅めっきにより
回路を形成する工程からなる方法が挙げられる。この方
法における工程(1)及び(2)は、初めに説明したパ
ネルめっき法の場合と同様である。
【0021】工程(3)においては、ソルダーマスク
は、はんだ付の際のファインライン間のはんだブリッジ
によるショート防止、部品の足との接続信頼性の向上等
の各種役割を有する。このソルダーマスクは、通常、メ
ラミン樹脂系、エポキシ樹脂系、イミド樹脂系、アクリ
ル樹脂系等から構成される。このソルダーマスクの厚み
は、通常、20〜100μm 、好ましくは25〜30μ
m である。続いて、ソルダーマスクの存在しない絶縁層
には、既に述べたような導電性皮膜形成工程が適用さ
れ、導電性皮膜が形成される。最後に、形成した導電性
皮膜に、無電気銅めっきを施すことにより、表層プリン
ト配線板が製造される。無電気銅めっき方法は、既に公
知であり、従来の無電気銅めっき方法をそのまま適用す
ることができる。例えば、無電気銅めっき条件として、
以下の条件を例示することができる。 処理組成 成分 硫酸銅 10g/リットル ロッシェル塩 40g/リットル ホルマリン 10g/リットル 水酸化ナトリウム 10g/リットル α,α′−ジピリジル 10ppm 硫化ソーダ 10ppmめっき処理条件 浴温度 30℃ 浴負荷 2dm2/L 処理時間 15min エアーによる攪拌 (pHは12.5) 無電気銅めっき処理の後、必要に応じて、水洗処理して
もよく、更に、通常、乾燥処理される。
【0022】
【実施例】以下、参考例、実施例及び比較例を参照する
ことにより、本発明について更に詳細に説明する。実施例1 表面に電子回路を形成した50mm×100mm(板厚:1.
6mm)の回路基板(補強材としてのガラスクロスを8層
介在させ、圧縮したエポキシ樹脂(FR-4型)からなる)
の回路面に、エポキシ樹脂(FR-4型)溶液を、完全硬化
後の厚みが100μm となるように、塗工し、乾燥した
後、硬化温度を130℃、140℃、150℃と変化さ
せてそれぞれ1時間予備硬化させた。次いで、以下の工
程によって、導電性皮膜を形成した。 (1)予備硬化したエポキシ樹脂層を、NaOH濃度の
異なる0.2M KMnO 4 /NaOH水溶液(100
℃)に所定時間浸漬することにより粗面化した。この時
の粗面化の程度は、三次元表面形態測定装置で測定し
て、9.5μm であった。 (2)150℃で1時間加熱することにより、樹脂層を
完全に硬化して絶縁層を形成した。 (3)85重量%の硫酸溶液により70℃で5分間スル
ホン化することによって絶縁層の表面にスルホン酸基を
導入した。 (4)室温で1分間水洗して表面を清浄化した。 (5)絶縁層表面を0.05モル/リットルの硫酸銅溶液
(pH4に維持)に50℃で3分間浸漬することにより、
銅イオンをスルホン酸基に吸着させた。 (6)室温で1分間水洗した。 (7)3g/リットルの水素化ホウ素ナトリウム溶液に室
温で1分間基板を浸漬して、銅皮膜を形成させ、次いで
室温で1分間水洗した。 (8)この銅皮膜を室温で1分間10%硫酸溶液により
活性化し、次いで、酸性硫酸銅めっき浴において陰極電
流密度2A/dm2 により、厚さ30μmの電気銅めっ
きを銅被膜上に形成した。 (9)得られた銅皮膜に、幅1cmの素地に達するスリ
ットを入れ、90°剥離(peel) 強度を測定した。
【0023】その結果を図1及び図2に示した。0.2M
KMnO4 /4M NaOH水溶液(100℃)によ
り粗面化した場合、130℃及び140℃で予備硬化し
た試料では、処理時間の増大にともなって剥離強度が増
大したことが認められ、また、処理時間20分において
極大値を示した。特に130℃で予備硬化した試料で
は、20分の粗面化において剥離強度1kgf/cmに達し
た。しかしながら、150℃で完全硬化した試料では、
KMnO4 処理に伴う粗面化がほとんど認められず、剥
離強度は極めて低い値を示した。また、NaOH濃度の
剥離強度に及ぼす影響についても、NaOH濃度4Mに
おいて極大値を示した。実施例2(パネルめっき/テンティング法) 実施例1で使用した回路基板から、以下の工程により、
表層プリント配線板を調製した。基板の回路面に、実施
例1と同様に、液状エポキシ樹脂の塗布(乾燥後の膜厚
100μm)し、130℃、1時間で予備硬化し、ドリ
ルにより、直径0.3mmの穴を開けた。次いで、予備硬化
したエポキシ樹脂層を0.2M KMnO4 /4MNaO
H溶液により、100℃、20分間粗面化し、次いで水
洗し、90℃で10分間乾燥した。この時の粗面化の程
度は三次元表面形態測定装置により評価して、9.5μm
であった。次に、エポキシ樹脂層を150℃、1時間で
完全に硬化した後、14M硫酸溶液により、60℃で1
5分間、絶縁層表面をスルホン化して、スルホン酸基を
表面に導入した。次いで、基板を、0.05MCuSO4
・5H2 O溶液に、室温で3分間浸漬することにより、
スルホン酸基をスルホン酸銅塩に変換した後、水洗し、
0.03MNaBH4 で、25℃で30分間還元すること
により、銅被膜を形成した。この銅被膜の厚みは、0.0
9μm であった。次いで、水洗し、更に10%硫酸によ
り室温で1分間、酸浸漬した後、更に水洗し、硫酸銅め
っき処理を行った。硫酸銅めっき処理条件は以下の通り
であった。
【0024】 銅めっき浴組成 成分 硫酸銅 75g/リットル 硫酸 190g/リットル 塩素イオン 50ppm 添加剤 若干 (pHは、1以下) 電気銅めっき処理後、室温で1分間水洗し、得られた銅
皮膜表面の酸化(変色)防止のために、メルテックス社
製エンテックCu−56により、室温で20秒間処理し
た。次いで、室温で1分間水洗し、乾燥した。得られた
基板に対して、JIS C 6481に従って銅皮膜に
幅1cmの素地に達するスリットを入れ、90°剥離強
度を測定した結果、1.0kgf/cmであった。次いで、スロ
ットコーターを使用して、ポジ型ドライフィルムを塗工
し、次にイメージング処理を行った後、アルカリ(メル
テックス社製エープロセス)でエッチングし、水洗、次
いでドライフィルムを剥離した後、水洗し、最後に乾燥
することによって表層プリント配線板(SLC)を得
た。
【0025】得られた表層プリント配線板に対して、J
IS C 6481に従って銅皮膜に幅1cmの素地に
達するスリットを入れ、90°剥離強度を測定した結
果、その値は、1.0kgf/cmであった。更に、得られた表
層プリント配線板に対して、MIL−P−55110D
の耐熱試験を行った結果、密着不良(フクレ等)の発生
は認められなかった。実施例3(パターンめっき法) 実施例1で使用した回路基板を使用して、以下の工程に
より、SLCを作製した。基板の回路面に、実施例1と
同様に、液状エポキシ樹脂の塗布(乾燥後の膜厚100
μm)し、130℃、1時間で予備硬化し、ドリルによ
り、直径0.3mmの穴を開けた。次いで、予備硬化したエ
ポキシ樹脂層を0.2M KMnO4 /4MNaOH溶液
により、100℃、20分間粗面化し、次いで水洗し、
90℃で10分間乾燥した。この時の粗面化の程度は9.
5μm であった。次に、エポキシ樹脂層を150℃、1
時間で完全に硬化した後、14M硫酸溶液により、60
℃で15分間、絶縁層表面をスルホン化して、スルホン
酸基を表面に導入した。次いで、基板を、0.05MCu
SO4 ・5H2 O溶液に、室温で3分間浸漬することに
より、スルホン酸基をスルホン酸銅塩に変換した後、水
洗し、0.03MNaBH4 で、25℃で30分間還元す
ることにより、銅被膜を形成した。この銅被膜の厚み
は、0.09μm であった。
【0026】水洗及び乾燥後、銅被膜の上に、ネガ型ド
ライフィルムを塗工し、イメージング(露光、現像)処
理することによって、マスクを形成した。次いで、基板
を酸性脱脂剤(日本リーロナール社製ロナクリーンPC
−590)で処理し、水洗し、10%硫酸により室温で
1分間酸浸漬し、水洗した後、実施例1の場合と同様の
硫酸銅めっき処理を行った。得られた銅被膜を有する基
板に対して、JIS C 6481に従って銅皮膜に幅
1cmの素地に達するスリットを入れ、90°剥離強度
を測定した結果、1.0kgf/cmであった。次に、基板を水
洗し、10%硫酸により室温で1分間酸浸漬した後、再
び水洗し、日本リーロナール社製ロナスタンECによ
り、すずのレジストめっき層を形成した。この時のレジ
ストめっき層の厚みは、10μm であった。次いで、基
板は水洗し、乾燥した後、ドライフィルムを剥離し、水
洗し、次いでアルカリエッチングし、更に、水洗及び乾
燥して、表層プリント配線板を製造した。得られた表層
プリント配線板は、MIL−P−55110Dの耐熱試
験を行った結果、密着不良(フクレ等)の発生は認めら
れなかった。実施例4(アディティブ法) 実施例1で使用した回路基板を使用して、以下の工程に
より、SLCを作製した。基板の回路面に、実施例1と
同様に、液状エポキシ樹脂の塗布(乾燥後の膜厚100
μm)し、130℃、1時間で予備硬化し、ドリルによ
り、直径0.3mmの穴を開けた。次いで、予備硬化したエ
ポキシ樹脂層を0.2M KMnO4 /4MNaOH溶液
により、100℃、20分間粗面化し、次いで水洗し、
90℃で10分間乾燥した。この時の粗面化の程度は9.
5μm であった。次に、エポキシ樹脂層を150℃、1
時間で完全に硬化した。パターン状にソルダーマスクを
塗工し、ソルダーマスクの設けられていない部分の絶縁
層の表面に、実施例1と同様にして、スルホン化、銅イ
オンの吸着、還元処理を行い、絶縁層表面に銅被膜を形
成した。この時の銅被膜の厚みは、0.09μm であっ
た。
【0027】次いで、得られた銅被膜の上には、無電気
銅めっきを行った。その条件は、上記の通りである。 処理組成 成分 硫酸銅 10g/リットル ロッシェル塩 40g/リットル ホルマリン 10g/リットル 水酸化ナトリウム 10g/リットル α,α′−ジピリジル 10ppm 硫化ソーダ 10ppmめっき処理条件 次いで、水洗及び乾燥することによって、表層プリント
配線板を製造した。得られた表層プリント配線板に対し
て、JIS C 6481に従って銅皮膜に幅1cmの
素地に達するスリットを入れ、90°剥離強度を測定し
た結果、1.0kgf/cmであった。また、MIL−P−55
110Dの耐熱試験を行った結果、密着不良(フクレ
等)の発生は認められなかった。比較例1(パネルめっき方法) 実施例1で使用した回路基板を使用して、以下の工程に
より、SLCを作製した。
【0028】基板の回路面に、実施例1と同様に、液状
エポキシ樹脂の塗布(乾燥後の膜厚100μm)し、1
30℃、30時間で予備硬化し、ドリルにより、直径0.
3mmの穴を開けた。次いで、硬化樹脂に対して、ベルト
研磨した後、0.2M KMnO4 /4M NaOH溶液
により、85℃、5分間粗面化し、次いで水洗した。こ
の時の粗面化の程度は6.0μm であった。次に、150
℃で1時間熱処理することにより、樹脂を完全に硬化さ
せ、絶縁層を形成した。次に、絶縁層をクリーナーコン
ディショナー(組成:トリエタノールアミン15g/
l、モノエタノールアミン20g/l)により、洗浄/
調整し、水洗した後、Pd−Snコロイド溶液に基板を
浸漬することにより、触媒を付与し、次いで、水洗し、
更に、銅と置換することにより、Snを除去して、密着
の増進を図った。得られた基板を、次いで、10%硫酸
により、室温で1分間、酸浸漬し、水洗した後、実施例
2と同様にして、硫酸銅めっき、水洗、防錆処理、水
洗、乾燥、ドライフィルムイメージング(露光、現像)
処理、アルカリエッチング、水洗、ドライフィルム剥
離、水洗、そして乾燥することにより表層プリント配線
板を製造した。
【0029】なお、硫酸銅めっき後に乾燥し、JIS
C 6481に従って銅皮膜に幅1cmの素地に達する
スリットを入れ、90°剥離強度を測定した結果、0.5
kgf/cmであった。また、ドライフィルムイメージング
後、エッチングして回路を形成した基板に対して、MI
L−P−55110Dの耐熱試験を行った結果、密着不
良(フクレ等)が発生した。比較例2(パターンめっき法) 実施例1で使用した回路基板を使用して、以下の工程に
より、SLCを作製した。基板の回路面に、実施例1と
同様に、液状エポキシ樹脂の塗布(乾燥後の膜厚100
μm)し、135℃で1時間で予備硬化し、ドリルによ
り、直径0.3mmの穴を開けた。次いで、予備硬化したエ
ポキシ樹脂層を0.2M KMnO4 /4MNaOH溶液
により、85℃で10分間粗面化し、水洗及び乾燥し
た。この時の粗面化の程度は7μm であった。次に、1
50℃で1時間熱処理することにより樹脂を完全に硬化
させた。次に、絶縁層をクリーナーコンディショナー
(組成:トリエタノールアミン15g/l、モノエタノ
ールアミン20g/l)により、洗浄/調整し、水洗し
た後、Pd−Snコロイド溶液に基板を浸漬することに
より、触媒を付与し、次いで、水洗し、更に、銅と置換
することにより、Snを除去して、密着の増進を図っ
た。
【0030】次に、実施例4と同様の条件で無電気銅め
っき処理を行い、水洗及び乾燥し、無電解銅被膜の上
に、ネガ型ドライフィルムを塗工し、イメージング(露
光、現像)処理することによって、マスクを形成した。
次いで、基板を酸性脱脂剤(日本リーロナール社製ロナ
クリーンPC−590)で処理し、水洗し、10%硫酸
により室温で1分間酸浸漬し、水洗した後、実施例3の
場合と同様の硫酸銅めっき処理を行った。得られた銅被
膜を有する基板に対して、JIS C 6481に従っ
て銅皮膜に幅1cmの素地に達するスリットを入れ、9
0°剥離強度を測定した結果、0.4kgf/cmであった。次
に、基板を水洗し、10%硫酸により室温で1分間酸浸
漬した後、再び水洗し、日本リーロナール社製ロナスタ
ンECにより、すずのレジストめっき層を形成した。こ
の時のレジストめっき層の厚みは、10μm であった。
次いで、基板は水洗し、乾燥した後、ドライフィルムを
剥離し、水洗し、次いでアルカリエッチングし、更に、
水洗及び乾燥して、表層プリント配線板を製造した。
【0031】得られた表層プリント配線板は、MIL−
P−55110Dの耐熱試験を行った結果、密着不良
(フクレ等)が発生した。
【0032】
【発明の効果】本発明では、回路基板に熱硬化性樹脂を
塗工し、予備硬化、粗面化、完全硬化、酸性基導入、イ
オン交換、還元処理を行うことにより、回路基板の上
に、熱硬化性樹脂の絶縁層を介して、導電性皮膜を形成
することができる。この導電性皮膜は、絶縁層に対する
密着力が非常に大きく、優れた表層プリント配線板が製
造できる。樹脂上への銅めっきは、従来、触媒付与、無
電解銅めっき、そして電気銅めっきプロセス、又はアデ
ィティブ法による無電解銅めっき方法が採用されていた
が、これらの方法では、密着力の優れた導電性皮膜を絶
縁層との間で形成することは困難であった。通常、従来
法では、90°剥離強度は0.3〜0.5kgf/cm程度であっ
た。これに対して、本発明の方法によって得られた導電
性皮膜を有する表層プリント配線板では、導電性皮膜の
絶縁層に対する密着力は、剥離強度として、1.0kgf/cm
以上であり、実用上大変に優れている。また、本発明で
はパラジウムのような高価な金属を使用せず、高い電導
性を有する電導性皮膜を樹脂表面に形成することができ
る。例えば、パラジウム−スズコロイド系のダイレクト
プレーティング又はそれを触媒とする無電解銅めっきを
使用するような場合は、後のエッチング工程において必
要な回路部以外に吸着したパラジウム残渣を完全に除去
することが比較的困難である。そのため、パラジウム残
渣の影響により、回路間の絶縁性が劣化すると言った問
題があった。これに対して、本発明の方法では、このよ
うな回路間の絶縁性を劣化させる残存物がなく、大変に
優れた方法である。
【図面の簡単な説明】
【図1】粗面化と、剥離強度との関係を示す図である。
【図2】NaOH濃度と、剥離強度との関係を示す図で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今成 眞明 埼玉県三郷市早稲田4−24−1 エイブル ガーデンB−205 (72)発明者 縄舟 秀美 大阪府高槻市真上町5丁目38−34

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の工程: (1)回路基板上に熱硬化性樹脂を塗布し、予備硬化さ
    せることによって予備硬化樹脂層を形成する工程、
    (2)前記予備硬化樹脂層を粗面化した後、前記樹脂層
    を完全に硬化させて、絶縁層とする工程、(3)前記絶
    縁層の表面に酸性基を導入する工程、(4)前記酸性基
    に、イオン交換反応によって金属イオンを吸着させる工
    程、(5)金属イオンを吸着した酸性基を有する前記絶
    縁層の表面を、前記酸性基の還元反応によって導電性皮
    膜に変える工程、(6)前記導電性皮膜を電気銅めっき
    した後、パターン状にマスクを形成する工程、(7)エ
    ッチングにより回路を形成する工程、次いで(8)前記
    マスクを除去する工程、を特徴とする、表層プリント配
    線板の製造方法。
  2. 【請求項2】 以下の工程: (1)回路基板上に熱硬化性樹脂を塗布し、予備硬化さ
    せることによって予備硬化樹脂層を形成する工程、
    (2)前記予備硬化樹脂層を粗面化した後、前記樹脂層
    を完全に硬化させて、絶縁層とする工程、(3)前記絶
    縁層の表面に酸性基を導入する工程、(4)前記酸性基
    に、イオン交換反応によって金属イオンを吸着させる工
    程、(5)金属イオンを吸着した酸性基を有する前記絶
    縁層の表面を、前記酸性基の金属イオンの還元反応によ
    って導電性皮膜に変える工程、(6)パターン状にマス
    クを形成した後、電気銅めっき及び金属レジストめっき
    層を設ける工程、次いで(7)前記マスクを剥離した
    後、エッチングにより回路を形成する工程、次いで
    (8)前記金属レジストめっき層を剥離する工程、を特
    徴とする表層プリント配線板の製造方法。
  3. 【請求項3】 以下の工程: (1)回路基板上に熱硬化性樹脂を塗布し、予備硬化さ
    せることによって、予備硬化樹脂層を形成する工程、
    (2)前記予備硬化樹脂層を粗面化した後、前記樹脂を
    完全に硬化させて、絶縁層を形成する工程、(3)前記
    絶縁層に、回路パターンでソルダーマスクを設ける工
    程、(4)前記ソルダーマスクの存在しない部分におい
    て、前記絶縁層の表面に酸性基を導入する工程、(5)
    前記酸性基に、イオン交換反応によって金属イオンを吸
    着させる工程、(6)金属イオンを吸着した酸性基を有
    する前記絶縁層の表面を、前記酸性基の金属イオンの還
    元反応によって導電性皮膜に変える工程、次いで(7)
    前記導電性皮膜に無電解銅めっきにより回路を形成する
    工程、を特徴とする表層プリント配線板の製造方法。
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