JPH09247695A - ディジタル画像補正装置、及びその演算方法 - Google Patents

ディジタル画像補正装置、及びその演算方法

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JPH09247695A
JPH09247695A JP8080857A JP8085796A JPH09247695A JP H09247695 A JPH09247695 A JP H09247695A JP 8080857 A JP8080857 A JP 8080857A JP 8085796 A JP8085796 A JP 8085796A JP H09247695 A JPH09247695 A JP H09247695A
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signal
digital image
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JP8080857A
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English (en)
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Susumu Tsujihara
進 辻原
Ikutoku Inoue
育徳 井上
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 信号仕様やラスタサイズなどを変更した場合
でも、オペレータなどにより再調整することなく、コン
バーゼンス歪み、偏向歪みなどの幾何学歪み、輝度む
ら、フォーカスなどに対して高精度な補正を行うこと 【解決手段】 記憶手段に記憶した補正データのうち、
画面中心の軸上に位置する調整点での補正データを基準
データとして、他の調整点での補正データを演算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像を形成するカ
ラーテレビジョン受像機において、画像の幾何学歪み、
輝度むら、あるいはフォーカスなどを補正するディジタ
ル画像補正装置、及びその演算方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル画像補正装置は、赤、緑、及
び青の3色の画像を蛍光面、あるいは投写したスクリー
ンなどの画面上で合成して所望のカラー表示画像を形成
するカラーテレビジョン受像機に用いられ、ディジタル
方式の補正データにより画像の各種補正を行う。例え
ば、3色の陰極線管を用いてスクリーンに画像を拡大投
射する投写型ディスプレイでは、3色の画像のスクリー
ン上での集中角や、投写型ディスプレイのスクリーンに
対する投射角などの光学的条件により、必然的にミスコ
ンバーゼンスを生じる。これに対して、ディジタル画像
補正装置は、クロスハッチ信号等のテストパターン信号
により、例えば水平方向に15点、垂直方向に9点の調
整点を画面上に位置づけ、調整点毎にミスコンバーゼン
スを補正する補正データを算出する。そして、ディジタ
ル画像補正装置は、算出した補正データをアナログ信号
に変換し、補正信号として各種の補正回路に出力する。
例えば、上記ミスコンバーゼンスや偏向歪みなどの画像
の幾何学歪みを補正する場合、ディジタル画像補正装置
は、偏向ヨーク、コンバーゼンスヨークなどの偏向装置
に補正信号を出力する。また、映像信号そのものを補正
するにあたり、例えば輝度むら、フォーカスなどを補正
する場合、ディジタル画像補正装置は、電子銃の駆動回
路、フォーカス補正回路に補正信号を出力する。
【0003】また、同期信号の周波数などの信号仕様や
ラスタサイズなどが変わるマルチスキャン対応のカラー
テレビジョン受像機に用いる場合では、信号仕様やラス
タサイズなどの変更に対応して、補正データを算出する
必要がある。このような従来のディジタル画像補正装置
として、例えば、特開昭61−222392号公報に記
載されたディジタルコンバーゼンス装置がある。この従
来のディジタル画像補正装置では、帰線期間の中央に位
置する基準水平走査信号を検出し、その信号により画面
上の各調整点及びメモリの位置決めを行っている。この
ことにより、信号仕様を変更した場合でも、画面上の各
調整点及び補正量の位置が同じになり、当該補正装置
は、複数の信号仕様に対応して精度良くコンバーゼンス
調整を行う。また、信号仕様やラスタサイズの変更に対
応させた従来のディジタル画像補正装置として、特開平
5−7367号公報に示されたものがある。この従来の
ディジタル画像補正装置では、基準となる画像の表示モ
ードでのコンバーゼンス補正データとその時の水平、垂
直偏向電流を調整点毎にメモリに記憶する。そして、信
号仕様やラスタサイズ等の表示モードを変更した場合、
当該補正装置は、記憶している上記コンバーゼンス補正
データと水平、垂直偏向電流の相関に基づいて、各調整
点での偏向電流に適したコンバーゼンス補正データを修
正し、コンバーゼンス調整を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のデ
ィジタル画像補正装置では、信号仕様やラスタサイズな
どを変更した場合、基準の表示モードでのコンバーゼン
ス補正データとその時の水平、垂直偏向電流の相関に基
づいて、コンバーゼンス補正データを修正している。こ
のため、コンバーゼンス補正データを十分な精度で修正
することができず、コンバーゼンスの調整を高精度で行
うことができない恐れがあった。その結果、信号仕様や
ラスタサイズなどを変更した場合、オペレータによるコ
ンバーゼンスの調整を再度行う必要があるという問題点
を生じた。
【0005】この発明は、以上のような問題点を解決す
るためになされたものであり、信号仕様やラスタサイズ
などを変更した場合でも、再調整せずに、高精度な補正
を行うことができるディジタル画像補正装置、及びその
演算方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のディジタル画像
補正装置またはその演算方法は、記憶手段に記憶した補
正データのうち、画面中心の軸上に位置する調整点での
補正データを基準データとして、他の調整点での補正デ
ータを演算している。このように構成することにより、
信号仕様やラスタサイズを変更した場合でも、十分な精
度で補正データを算出することができ、オペレータによ
り画像の歪みを再調整することなく高精度に補正する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のディジタル画像補正装置
では、画面上での2次的空間位置を示す複数のアドレス
信号を発生するアドレス信号発生手段、前記複数のアド
レス信号と画面上で対応する複数の各調整点での補正デ
ータを記憶する記憶手段、前記記憶手段に記憶された補
正データのうち、水平方向及び垂直方向の少なくとも一
方の方向において、画面中心の軸上にある調整点での補
正データを基準データとして他の調整点での補正データ
を演算する演算手段、及び前記記憶手段と前記演算手段
とを制御する制御手段、を具備する。上記のように構成
されたディジタル画像補正装置では、画面中心の軸上に
ある調整点での補正データを基準データとして他の調整
点での補正データを演算しているので、ラスタサイズを
変更した場合でも、常に各調整点での最適な補正データ
を算出することができる。このため、ラスタサイズを変
更した場合でも、オペレータにより再調整することな
く、高精度の補正を行う。
【0008】さらに、他の発明のディジタル画像補正装
置は、前記制御手段が、ラスタサイズを設定するラスタ
サイズ設定信号と同期信号とからラスタサイズ検出信号
を検出し、前記ラスタサイズ検出信号に基づいて、前記
アドレス発生回路と前記演算手段とを制御する。上記の
ように構成されたディジタル画像補正装置では、ラスタ
サイズを変更した場合では、ラスタサイズを検出した検
出信号に基づいて画面中心の軸上の補正データを基準デ
ータとした演算処理を行って自動的に修正する。このこ
とにより、ラスタサイズの変更に追従し、常に各調整点
での最適な補正データを自動的に算出することができ
る。
【0009】さらに、他の発明のディジタル画像補正装
置は、前記演算手段から出力される補正データの位相調
整を行う位相調整手段を設けている。上記のように構成
されたディジタル画像補正装置では、各種の補正系に対
応した位相調整を位相調整手段で行っているので、各種
の補正系において、常に各調整点での最適な補正信号を
自動的に算出することができる。
【0010】さらに、他の発明のディジタル画像補正装
置は、前記演算手段から出力される補正データのデータ
平滑を行うデータ平滑手段を設けている。上記のように
構成されたディジタル画像補正装置では、データ平滑手
段により補正データの平滑を行っているので、走査周波
数などの信号仕様やラスタサイズの変更に追従し、常に
各調整点での最適な補正信号を自動的に算出することが
できる。
【0011】さらに、他の発明のディジタル画像補正装
置は、前記演算手段で演算により求める前記他の調整点
での前記補正データの数を変更する調整点制御手段を設
けている。上記のように構成されたディジタル画像補正
装置では、画像の歪みの調整を実際に行う調整点の数を
調整点制御手段により変更することができるので、初期
補正データのメモリへの入力作業を容易かつ短時間に行
うことができる。また、そのことにより、全画面での画
像の歪みの調整を短時間で行うことができる。
【0012】本発明のディジタル画像補正装置の演算方
法では、画面上での2次的空間位置を示す複数のアドレ
ス信号を発生するアドレス信号発生手段、前記複数のア
ドレス信号と画面上で対応する複数の各調整点での補正
データを記憶する記憶手段、前記記憶手段に記憶された
補正データを用いて演算する演算手段、及び前記記憶手
段と前記演算手段とを制御する制御手段、を有するディ
ジタル画像補正装置の演算方法であって、前記演算手段
での演算方法が、画面中心の軸上にある調整点での補正
データを基準データとして他の調整点での補正データを
演算する。上記のように構成されたディジタル画像補正
装置の演算方法では、記憶手段に記憶した補正データの
うち、画面中心の軸上に位置する調整点での補正データ
を基準データとして、他の調整点での補正データを演算
している。このため、信号仕様やラスタサイズを変更し
た場合でも、十分な精度で補正データを算出することが
でき、オペレータにより画像の歪みを再調整することな
く高精度に補正する。
【0013】
【実施例】以下、本発明のディジタル画像補正装置、及
びその演算方法を示す好ましい実施例について図面を参
照して説明する。
【0014】《実施例1》図1は、本発明の実施例1の
ディジタル画像補正装置の構成を示すブロック図であ
る。図1において、ディジタル画像補正装置は、同期信
号が入力される入力端子1、画面上での2次元的空間位
置を示す複数のアドレス信号を前記同期信号に基づいて
発生するアドレス発生回路2、前記各アドレス信号と画
面上で対応する各調整点での補正データを記憶するメモ
リ3、前記メモリ3に記憶している補正データを用いて
調整点の補正データを演算により求める演算回路4、及
び同期信号と入力端子5から入力されるラスタサイズ設
定信号に基づいて、アドレス発生回路2及び演算回路4
を制御する制御回路6を有する。また、信号仕様やラス
タサイズなどを変更した場合、演算回路4は、画面中心
を基準点とした演算により変更後の各調整点での修正補
正データを算出する(詳細は後述)。上述の各アドレス
信号は、テストパターン発生回路7に出力される。テス
トパターン発生回路7は、これらのアドレス信号に基づ
いて、例えば格子状のクロスハッチ信号をテストパター
ン信号として形成し、画面上にクロスハッチを表示す
る。尚、上述の各調整点は、画面上を水平方向にn点×
垂直方向にm点、例えば15点×9点に分けたものであ
り、画面上に形成されるクロスハッチの格子点に等しい
ものである。また、これらのアドレス信号は、水平走査
及び垂直走査の各1つの走査期間において、例えば画面
中心の軸に関して対象なものである。また、ディジタル
画像補正装置には、演算回路4からの補正データをアナ
ログ信号に変換するディジタル/アナログ変換器(D/
A変換器)8とD/A変換器8からの出力を補正信号と
して出力する出力端子9が設けられている。尚、補正デ
ータは、蛍光面、あるいはスクリーンなどの画面上に形
成される画像の歪みなどを補正するためのものであり、
例えば補正の度合いを256段階に分けた8ビットのディ
ジタル信号で構成されている。また、ディジタル画像補
正装置がミスコンバーセンス、あるいは偏向歪みなどの
幾何学歪みの補正(以下、コンバーゼンス系の補正とい
う)に用いられる場合では、前記補正信号は偏向ヨーク
やコンバーゼンスヨークなどの偏向装置(図示せず)に
出力される。また、ディジタル画像補正装置が映像信号
そのものの補正、例えば輝度むらやフォーカスなどの補
正(以下、映像信号系の補正という)に用いられる場合
では、前記補正信号は図示しない電子銃の駆動回路やフ
ォーカス補正回路などに出力される。
【0015】このディジタル画像補正装置の動作につい
て、図2を参照して説明する。尚、下記説明では、例え
ば水平走査の1走査期間における、ディジタル画像補正
装置の動作について説明する。アドレス発生回路2(図
1)には、図2の(a)に示す水平同期信号が入力端子
1(図1)から供給される。そして、図2の(b)に示
すように、水平方向の画面中心の軸に関して対称であっ
て、例えば15点の水平方向のアドレス信号がアドレス
発生回路2で発生される。続いて、アドレス信号はメモ
リ3(図1)に供給され、図2の(c)の○印で示す各
調整点での初期補正データがメモリ3に記憶される。
尚、これらの初期補正データは、例えばオペレータによ
りミスコンバーゼンスなどの画像の歪みを実際に調整し
て求められるものであるが、全ての調整点で実際に調整
を行う必要はない。例えば、画面中心、画面右端、及び
画面左端の3点での各初期補正データを求めてメモリ3
に記憶した後、画面中心と画面右端、及び画面左端との
間にある各6つの調整点での初期補正データを演算回路
4(図1)で補間演算することにより、算出しメモリ3
に記憶してもよい。続いて、各調整点での初期補正デー
タはメモリ3から演算回路4に供給され、D/A変換器
8(図1)に出力される。そして、D/A変換器8でア
ナログ信号に変換されるとともに、水平方向のデータ平
滑が行われ、図2の(c)の実線に示す連続した水平パ
ラボラ波状の補正信号が出力端子9(図1)から出力さ
れる。
【0016】次に、ラスタサイズの変更の場合、例えば
ラスタサイズを小さくした場合での演算回路4の演算方
法について説明する。ラスタサイズを小さくした場合で
は、図2の(c)の実線に示した補正信号を用いて画像
の補正を行うと、過補正となる。それ故、ラスタサイズ
が小さくなるアンダースキャン時では、演算回路4は、
図2の(c)の●印で示した画面中心での補正データD
H1を基準データとして、図2の(d)の□印で示す各
調整点での修正補正データを算出する。この画面中心で
の補正データDH1を基準データとして、各調整点での
修正補正データを算出することにより、ラスタサイズを
小さくした場合でも、演算回路4から出力される画面中
心での修正補正データは、修正前の補正データと同じと
なり、高精度の補正が実現できる。というのは、画像の
歪みの度合いは、信号仕様やラスタサイズを変更した場
合でも、画面中心では変化しない。また、画面中心を基
準点とすれば、補正信号の波形を上記パラボラ波状、ノ
コギリ波状、サイン波状、及びコサイン波状などに容易
に近似することができる利点があるからである。
【0017】ここで、水平パラボラ波状の補正信号を水
平ノコギリ波状に構成した例を図3に示す。図3の
(a)に示す水平同期信号は、図2の(a)に示すもの
と同じものであり、入力端子1からアドレス発生回路2
に供給される。また、図3の(b)に示す水平方向のア
ドレス信号は、図2の(b)に示すものと同じであり、
アドレス発生回路2からメモリ3に供給される。そし
て、図3の(c)の○印で示す各調整点での初期補正デ
ータがメモリ3に記憶される。各調整点での初期補正デ
ータはメモリ3から演算回路4に供給され、D/A変換
器8に出力される。そして、D/A変換器8でアナログ
信号に変換されるとともに、水平方向のデータ平滑が行
われ、図3の(c)の実線に示す連続した水平ノコギリ
波状の補正信号が出力端子9から出力される。また、ラ
スタサイズを小さくした場合では、演算回路4は、図3
の(c)の●印で示した画面中心での補正データDH2
を基準データとして、図3の(d)の□印で示す各調整
点での修正補正データを算出する。
【0018】次に、本実施例のディジタル画像補正装置
の具体的な構成について図4を参照して説明する。図4
は、図1に示したディジタル画像補正装置の具体的な構
成を示すブロック図である。図4において、アドレス発
生回路2は、垂直アドレス発生回路10と水平アドレス
発生回路11とを有する。垂直アドレス発生回路10に
は、入力端子12から垂直同期信号が供給される。ま
た、入力端子13からの水平同期信号は、微分回路1
4、第1、第2の比較器15、16、AND回路17、
及びPLL回路18を経て、水平アドレス発生回路11
に供給される。また、制御回路6は、入力端子5からの
ラスタサイズ設定信号を入力するA/D変換器19とC
PU20とで構成されている。演算回路4は、画面中心
の基準点と1つの調整点での初期補正データを用いて、
それら2つの調整点の間にある他の調整点での補正デー
タを、内挿補間演算を用いて演算する内挿補間回路21
で構成されている。また、LPF(低域通過フィルタ)
22が、D/A変換器8と出力端子9との間に設けら
れ、D/A変換器8から出力される補正信号のデータ平
滑を行う。
【0019】次に、このディジタル画像補正装置の演算
方法について、図5及び図6を参照して詳細に説明す
る。図5の(a)に示す水平偏向に同期した水平同期信
号が、入力端子12(図4)を経て微分回路14(図
4)に供給され、微分回路14で一次微分が行われる。
次に、図5の(b)に示す一次微分信号が、微分回路1
4から第2の比較器16(図4)に出力される。第2の
比較器12では、前記一次微分信号と基準電位0Vとを
比較し、図5の(c)に示す第2の比較信号をAND回
路17(図4)に出力する。また、入力端子13からの
水平同期信号は、第1の比較器15(図4)に入力さ
れ、第1の比較器15で基準電位0Vとを比較して図5
の(d)に示す第1の比較信号をAND回路17に出力
する。AND回路17は、第1の比較信号と第2の比較
信号との論理積をとり、図5の(e)に示す水平方向の
同期信号をPLL回路18(図4)に出力する。この水
平方向の同期信号は、図5の(a)に示す水平同期信号
の頂点の位置と一致するものであり、画面中心の軸に関
して対称なものである。また、PLL回路18は、前記
水平方向の同期信号に基づいて、逓倍の周波数を有する
クロック信号を形成する。このクロック信号と入力端子
12からの垂直同期信号は、それぞれ水平アドレス発生
回路11と垂直アドレス発生回路10(図4)に供給さ
れ、図5の(f)に示す水平方向と垂直方向のアドレス
信号を発生してメモリ3(図4)に出力される。このこ
とにより、図5の(g)に示すように、画面を格子状に
区分して、その交点である各調整点のアドレスがメモリ
3に設定される。また、メモリ3には、各調整点での初
期補正データ、例えば図5の(h)の○印で示す初期補
正データx1〜x15が記憶されている。これらの初期
補正データx1〜x15は、水平走査の1走査期間にお
ける水平方向の各調整点での初期補正データである。各
調整点の初期補正データは、メモリ3から内挿補間回路
21(図4)に供給され、そこで調整点間の補間処理が
行われる。補間処理された信号は、図5の(h)の実線
に示す連続した補正信号として、D/A変換器8(図
4)及びLPF22(図4)を経て、出力端子9(図
4)から出力される。
【0020】次に、ラスタサイズを小さくした場合、例
えば図6の(a)の破線で示すアスペクト比が16:9
の画面から同図の実線で示す水平方向のラスタサイズを
小さくしてアスペクト比4:3に変更した場合での演算
方法について詳細に説明する。入力端子5(図4)から
のラスタサイズ設定信号は、A/D変換器19(図4)
を通してCPU20(図4)に供給される。CPU20
では、内挿補間処理のため同期信号より走査周波数や走
査線数の検出を行うことにより、信号の判別を行う。ア
ドレス発生回路2は、この判別結果と前記ラスタサイズ
設定信号から画面中心の軸に関して対称なアドレス信号
を発生する。そして、内挿補間回路21で画面中心を基
準点とした内挿補間演算が行われる。その結果、例えば
図5の(h)に示すアスペクト比16:9の補正データ
が、図6の(b)に示すアスペクト比4:3の補正デー
タに自動的に修正され、ラスタサイズに自動追従して最
適な修正補正データが演算により作成される。
【0021】このラスタサイズに自動追従して最適な修
正補正データを求める演算は、下記数1から数4を用い
て行われている。尚、これらの数1から数4の式は、ハ
ードウェアで構成された演算回路4で保持されている。
また、上述の演算は、演算回路4とCPU20とを併用
して行われる。
【0022】
【数1】
【0023】
【数2】
【0024】
【数3】
【0025】
【数4】
【0026】例えば、図5の(h)に示す初期補正デー
タx1〜x15から図6の(b)に示す修正補正データ
f1〜f7、x8、及びf9〜f15を算出する場合に
ついて説明する。内挿補間演算回路21では、メモリ3
に記憶されている初期補正データx1〜x15を用い
て、図6の(b)の□印に示すような修正後の調整点を
設け各調整点での補正量の算出を行っている。尚、この
演算においては、上述したように、画面中心である初期
補正データx8を基準点とし、その他の14点の補正デ
ータは、上記算出式により求めている。また、数1は反
復計算を行うための式であり、数2は修正後の各調整点
での補正量示している。数3は各調整点での測定された
コンバーゼンスのずれ量を示し、数4は反復計算を行う
ための偏微分係数行列を示している。そして、数1をF
(x)=0になるまで、反復計算することにより、補正量
Xkを求める。また、数4において、偏微分係行列J
(x)の各微分係数は、水平15点の各調整点で補正量を
変化させた場合の、各調整点でのコンバーゼンスのずれ
量を測定することにより求めている。また、垂直方向の
内挿補間演算も同様に行われる。これら水平方向と垂直
方向の内挿補間演算により、画面全面での補正データが
算出される。このコンバーゼンスのずれを補正する画面
全面での補正信号の波形は、図7に示すように、水平方
向と垂直方向の補正信号の各波形を混合したものとな
る。
【0027】以上のように、本実施例のディジタル画像
補正装置、及びその演算方法によれば、画面中心の軸に
関して対称な2次元的空間位置に対応した補正データを
ディジタル方式で作成する。ラスタサイズを変更した場
合は、この補正データを画面中心の軸上の補正データを
基準データとした演算処理を行って修正する。このこと
により、ラスタサイズの変更に追従して、常に各調整点
での最適な補正データを算出することができる。その結
果、ラスタサイズを変更した場合でも、オペレータなど
により再調整することなく、高精度の補正を実現でき
る。
【0028】《実施例2》図8は、本発明の実施例2の
ディジタル画像補正装置の構成を示すブロック図であ
る。この実施例では、ディジタル画像補正装置の構成に
おいて、制御回路6内に内挿補間制御回路23を設け
た。その点以外は、実施例1のものと同様であるので、
同様部分の説明は省略する。実施例1との主な違いは、
ラスタサイズ設定信号と入力端子1からの同期信号とか
らラスタサイズを検出し、ラスタサイズ検出信号に基づ
いてアドレス発生回路2と演算回路4とを自動的に制御
する、内挿補間制御回路23を制御回路6内に設けたこ
とである。すなわち、図8に示すように、同期信号及び
ラスタサイズ設定信号が、入力端子1及び9から内挿補
間制御回路23にそれぞれ入力される。内挿補間制御回
路23は、これらの同期信号及びラスタサイズ設定信号
に基づいて、ラスタサイズを検出し、ラスタサイズ検出
信号をアドレス発生回路2と演算回路4とに出力する。
また、ラスタサイズ設定信号は、入力端子9から偏向回
路24に出力される。偏向回路24は、このラスタサイ
ズ設定信号に基づいて、画面上のラスタ走査を行う指示
信号を偏向ヨークに出力する。
【0029】次に、ラスタサイズに応じて修正補正デー
タを自動的に作成する演算方法について、図9を参照し
て説明する。メモリ3(図8)には、図9の(a)の○
印で示す各調整点での初期補正データが記憶されてい
る。これらの15点の初期補正データは、水平振幅がH
size1の時のものであり、これらをつないだ実線は、出
力端子6(図8)から出力される補正信号の波形を示し
ている。また、図9の●印で示す修正補正データは、水
平振幅がHsize2の時のものであり、演算回路4(図
8)で上記初期補正データから算出されるものである。
これらをつないだ破線は、水平振幅がHsize2の時に出
力端子6から出力される補正信号の波形を示している。
尚、水平振幅Hsize1の時の水平同期信号及び水平方向
のアドレス信号を図9の(b)及び図9の(c)にそれ
ぞれ示す。また、水平振幅Hsize2の時の水平同期信号
及び水平方向のアドレス信号を図9の(d)及び図9の
(e)にそれぞれ示す。この演算方法では、例えば図9
の(f)実線に示すように、画面中心から右側の初期補
正データ(○印で図示)が、演算回路4で曲線近似さ
れ、各調整点における修正補正データ(■印で図示)を
算出する。
【0030】次に、図10及び図11を参照して、本実
施例のディジタル画像補正装置の具体的な構成及びその
演算方法をさらに詳細に説明する。図10は、図8に示
したディジタル画像補正装置の具体的な構成を示すブロ
ック図であり、図11は、図10に示したディジタル画
像補正装置の演算方法を示す説明図である。尚、図10
において、図8に示した制御回路6と内挿補間制御回路
23とは、CPU20で構成されている。図10におい
て、アドレス発生回路2は、実施例1のものと同様に、
水平方向と垂直方向のアドレス信号を発生してメモリ3
に出力する。このことにより、メモリ3には、画面を格
子状に区分して、その交点である各調整点のアドレスが
設定される。また、メモリ3には、各調整点での初期補
正データが記憶される。各調整点の初期補正データは、
メモリ3から内挿補間回路21に供給され、調整点間の
内挿補間演算及びラスタサイズに対応した演算が行われ
る。そして、内挿補間回路21からの信号は、D/A変
換器8に出力されて、アナログ信号に変換される。この
アナログ信号は、D/A変換器8からLPF22に出力
されて、水平方向のデータ平滑が行われ、補正信号とし
て出力端子9から出力される。
【0031】ここで、図11に調整点間の内挿補間演算
及びラスタサイズに対応した演算の具体的な例を示す。
尚、図11において、DH10は画面中心の初期補正デー
タであり、DH11及びDH11’は、例えば画面右端の調整
点での初期補正データ及びラスタサイズを小さくした場
合での当該調整点での修正補正データを示す。ラスタサ
イズを小さくした場合、演算回路(図10)は、上述し
たように、画面中心の初期補正データDH10を基準デー
タとして、画面右端の調整点での修正補正データDH1
1’を曲線近似により算出する。すなわち、基準点から
の距離L1とL2と、基準点の初期補正データDH10と画
面右端の調整点での初期補正データDH11との差分であ
るΔD10-11の差分データから曲線近似を行い、■印に
示した修正補正データDH11'を算出する。尚、内挿補間
制御回路23において、予め偏向回路24での偏向感度
が分かっているため、直流電位であるラスタサイズ設定
信号のレベルと上記偏向感度によるラスタサイズの関係
から基準点と調整点との距離が容易に算出できる。この
ため、内挿補間制御回路23は、ラスタサイズ設定信号
のレベルを検出するだけで自動的に基準点からの距離を
算出できる。このように、内挿補間制御回路23は、同
期信号の走査周波数を検出して、常に画面中心の軸に関
して対称なアドレス信号を発生するようにアドレス発生
回路2を制御する。同時に、内挿補間制御回路23は、
予めメモリ3に書き込まれている初期補正データからラ
スタサイズに対応して内挿補間の演算処理を行うよう
に、演算回路4を制御する。また、演算回路4で算出さ
れた修正補正データをメモリ3に記憶しておくことによ
り、ラスタサイズに自動的に追従して補正データの修正
を行うことができる。
【0032】以上のように、本実施例のディジタル画像
補正装置、及びその演算方法によれば、画面中心の軸に
関して対称な2次元的空間位置に対応した補正データを
ディジタル方式で作成する。ラスタサイズを変更した場
合は、ラスタサイズを検出した検出信号に基づいて、画
面中心の軸上の補正データを基準データとした演算処理
を行い補正データを自動的に修正する。このことによ
り、ラスタサイズの変更に追従して、常に各調整点での
最適な補正データを自動的に算出することができる。そ
の結果、ラスタサイズの変更した場合でも、オペレータ
などによる再調整を要せず、高精度の画像補正を実現で
きる。
【0033】《実施例3》図12は、本発明の実施例3
のディジタル画像補正装置の構成を示すブロック図であ
る。この実施例では、ディジタル画像補正装置の構成に
おいて、演算回路4とD/A変換器8との間に位相調整
回路25を設けた。その点以外は、実施例2のものと同
様であるので、同様の部分の説明は省略する。実施例2
との主な違いは、位相調整回路25で演算回路4からの
出力を位相調整して、コンバーゼンス系及び映像信号系
のいずれの補正系でも、最適な補正が行えるようにした
ことである。すなわち、図12において、位相調整回路
25が、演算回路4とD/A変換器8との間に設けらて
いる。演算回路4からの修正補正データが位相調整回路
25に出力されると、位相調整回路25は、メモリ3に
予め記憶した位相調整データに基づいて修正補正データ
の位相調整を行い、D/A変換器8に出力する。D/A
変換器8では、修正補正データをアナログ信号に変換し
て、補正信号としてCRT27の駆動回路を補正する補
正回路26に出力する。
【0034】次に、本実施例のディジタル画像補正装置
での補正信号の位相調整の動作について、図13、図1
4及び図15を参照して説明する。図13は、図12に
示したディジタル画像補正装置の具体的な構成を示すブ
ロック図である。図14は、図12に示したディジタル
画像補正装置での位相調整の動作を示す説明図であり、
図15は、図12のメモリ3の具体的な構成を示す構成
図である。図13に示すように、位相調整回路25は、
シリアル/パラレル回路(S/P回路)28とラッチ回
路29とで構成されている。また、D/A変換器8から
の出力は、LPF22回路でデータ平滑が行われて、出
力端子9から補正信号として補正回路26(図12)に
出力される。CRT27上に映出される調整用信号であ
るクロスハッチ信号を図14の(a)に示す。尚、この
クロスハッチの交点である水平方向に15点、垂直方向
に9点の各調整点での初期補正データと位相調整データ
が、図15に示すメモリ3に記憶されている。アドレス
発生回路2(図13)では、図14の(b)に示す水平
同期信号から図14の(c)に示す水平方向のアドレス
信号が形成される。そして、このアドレス信号がメモリ
3に供給される。図14の(d)及び図14の(e)
は、2つの各調整点間に時分割処理されたコンバーゼン
ス系及び映像信号系の補正系での具体的な補正項目を示
している。コンバーゼンス系の補正を行う場合では、図
14の(d)に示すように、コンバーゼンスと幾何学歪
み補正の6項目とユニフォミティー補正の3項目との計
9項目の初期補正データが、時分割処理されてメモリ3
に予め記憶される。また、映像信号系の補正を行う場合
では、図14の(e)に示すように、コンバーゼンス補
正の4項目、フォーカス補正の3項目、及び白色均一補
正の2項目の計9項目の初期補正データが、時分割処理
されてメモリ3に予め記憶される。尚、図14の(d)
及び図14の(e)のR−H、R−V、R−UNF、及
びR−FOCUSは、赤色の水平、同垂直、同ユニフォ
ミティー、及び同フォーカスの各補正項目を示す。ま
た、C−SHA及びUNFは、白色のシェーディング及
びユニフォミティーの各補正項目を示す。
【0035】図14の(a)に示す画面上で、図14の
(f)に示す水平パラボラ波状の補正を行う場合、補正
回路26の種類によってその駆動条件が異なる。このた
め、ディジタル画像補正装置から補正回路26への補正
信号の出力タイミングが異なる。例えば、コンバーゼン
ス系の補正では偏向ヨークやコンバーゼンスヨークなど
のインダクタンス負荷を駆動する必要があるため、総合
周波数特性は制限された帯域となる。このため、数μs
程度の位相誤差が必ず発生することになる。また、映像
信号系の補正では、広帯域処理であるため数ns程度の
非常に少ない位相誤差で済む。従って、補正信号の出力
タイミングを調整する必要がある。本実施例では、この
出力タイミングの調整をシリアル/パラレル回路(S/
P回路)28とラッチ回路29とで構成した位相調整回
路25で行う。例えば演算回路4からは、図14の
(h)に示すタイミングで、各調整点での修正補正デー
タが位相調整回路25に供給される。そして、S/P回
路28では、時分割された9項目のシリアルな修正補正
データを9項目のパラレルな修正補正データに変換しラ
ッチ回路29に出力する。ラッチ回路29では、図15
のHで図示した水平方向の位相調整データに基づいて、
上記パラレルな修正補正データの位相調整を行う。具体
的には、コンバーゼンス系の補正を行う場合では、ラッ
チ回路29は、図14の(i)のタイミングで修正補正
データをD/A変換器8などを経て補正回路26に供給
する。また、映像信号系の補正を行う場合では、ラッチ
回路29は、図14の(g)のタイミングで修正補正デ
ータをD/A変換器8などを経て補正回路26に供給す
る。そのことにより、図14の(a)に示した画面に対
し、図14の(f)に示すような水平パラボラ波状の補
正信号で補正される。尚、垂直方向の位相調整も必要に
応じて図15に示す垂直方向の位相調整データVに基づ
いて水平方向と同様の動作が行われる。尚、これらの位
相調整データH及びVは、予めメモリ3に記憶されるも
のであり、例えば図14の(g)及び図14の(i)に
それぞれt1及びt2で示される、修正補正データを位
相調整回路25に入力してから出力するまでの時間のデ
ータである。このように、コンバーゼンスのずれなどの
幾何学歪みの補正以外に、輝度むらやフォーカスなどの
各種の補正への対応が実現できる。
【0036】以上のように、本実施例のディジタル画像
補正装置、及びその演算方法によれば、画面中心の軸に
関して対称な2次元的空間位置に対応した補正データを
ディジタル方式で作成する。ラスタサイズを変更した場
合は、この補正データをラスタサイズを検出した検出信
号に基づいて、画面中心の軸上の補正データを基準デー
タとした演算処理を行う。続いて、各種の補正系に対応
した位相調整を行い、ラスターサイズに応じて自動的に
補正データを修正する。このことにより、ラスタサイズ
の変更に追従し、各種の補正系において、常に各調整点
での最適な補正データを自動的に算出することができ
る。その結果、ラスタサイズの変更した場合でも、オペ
レータなどによる再調整せずに、各種の補正系におい
て、高精度の画像補正を実現できる。
【0037】《実施例4》図16は、本発明の実施例4
のディジタル画像補正装置の構成を示すブロック図であ
る。この実施例では、ディジタル画像補正装置の構成に
おいて、補正データのデータ平滑を行うデータ平滑部3
0を設けた。その点以外は、実施例2のものと同様であ
るので、同様部分の説明は省略する。実施例2との主な
違いは、データ平滑部30を平滑用補正波形発生回路3
1と乗算型D/A変換部32とで構成し、水平方向の調
整点間のデータ平滑を行うための補正波形を平滑用補正
波形発生回路31で発生し、この補正波形と修正補正デ
ータのアナログ信号とを乗算型D/A変換部32で乗算
して、補正信号として出力端子9から出力したことであ
る。すなわち、図16において、平滑用補正波形発生回
路31には、アドレス発生回路2から水平方向と垂直方
向のアドレス信号を入力される。平滑用補正波形発生回
路31は、水平方向のアドレス信号に基づいて、水平方
向の調整点間のデータ平滑を行うための補正波形を乗算
型D/A変換部32に出力する。また、乗算型D/A変
換部32には、演算回路4からの補正データが入力され
る。そして、乗算型D/A変換部32は、前記補正デー
タをアナログ信号に変換した後で、当該アナログ信号を
前記平滑用補正波形発生回路31からの補正波形と乗算
し手水平方向のデータ平滑を行う。このデータ平滑を行
うことにより、走査周波数を変更した場合でも、各調整
点での最適な補正データを算出することができる(詳細
は後述)。
【0038】次に、本実施例のディジタル画像補正装置
での水平方向のデータ平滑の動作について、図17の動
作波形図、図18のブロック図、図19の波形図、及び
図20の動作波形図を参照して説明する。図18に示す
ように、平滑用補正波形発生回路31は、アドレス発生
回路2からのアドレス信号に基づいて、所定のノコギリ
波を発生するノコギリ波発生ROM38で構成されてい
る。また、乗算型D/A変換部32は、内挿補間回路2
1からの補正データを交互に記憶する2つのラッチ回路
33、34、前記ラッチ回路33、34からの補正デー
タとノコギリ波発生ROM38からのノコギリ波とを乗
算し、かつアナログ信号にそれぞれ変換する2つの乗算
型D/A変換器35、36、及び前記乗算型D/A変換
器35、36からの出力を加算する加算器37で構成さ
れている。図17の(a)に示す水平同期信号は、入力
端子1(図18)からアドレス発生回路2(図18)に
供給され、図17の(b)に示す水平方向のアドレス信
号がアドレス発生回路2で作成される。このアドレス信
号に基づいて、メモリ3(図18)に記憶されている補
正データが、内挿補間回路21(図18)に読み出さ
れ、図17の(c)の実線に示す階段波状の補正データ
が、内挿補間回路21からラッチ回路33、34(図1
8)に出力される。これらのラッチ回路33、34で
は、前記階段波状の補正データを交互にラッチして、乗
算型D/A変換器35、36にそれぞれ交互に出力す
る。乗算型D/A変換器35、36からの出力は、加算
器37で加算されて、図17の(c)の破線に示す連続
したアナログの補正信号が作成される。また、図17の
(d)に示すように、走査周波数が約2倍になった場合
においても、図17の(e)に示す水平方向15点のア
ドレス信号に基づいて、同様に、図17の(f)の破線
で示す連続したアナログの補正信号が作成される。尚、
図17の(c)及び図17の(f)の破線にそれぞれ示
す連続したアナログ補正信号をLPF(低域通過フィル
タ)を用いて作成する場合では、LPFのカットオフ周
波数fCを下記にように設定する必要がある。 fC=(fH×15点)/2 fHは水平走査周波数 すなわち、各種の走査周波数に対応するには、各走査周
波数毎にLPFのカットオフ周波数fCを変更しなけれ
ば、高精度の補正が実現できないことになる。これに対
して、本実施例のものでは、図18に示すように、水平
方向のアドレス信号は、アドレス発生回路2から平滑用
補正波形発生回路31を構成するノコギリ波発生ROM
38に供給される。このノコギリ波発生ROM38は、
前記アドレス信号に基づいて、図19の(a)及び図1
9の(b)に示す、調整点間隔でレベルが直線的に変化
する両極性のノコギリ波状信号を発生している。また、
内挿補間回路21からの水平方向で隣り合う2つの調整
点での補正データは、図20の(a)及び図20の
(b)の各実線に示すように、ラッチ回路33、34で
ラッチされ、1つの調整点分だけそれぞれシフトされた
後、乗算型D/A変換器35、36にそれぞれ供給され
る。乗算型D/A変換器35、36では、前記ノコギリ
波状信号と前記補正データとを乗算して、図20(a)
及び(b)の破線に示す補正データを加算器37に出力
する。加算器37からは、図20の(c)の実線に示す
水平方向の調整点間の補正データを線形近似した補正波
形が出力される。このように、本実施例のものでは、ノ
コギリ波を用いたアナログ方式のフィルタを使用してい
るので、簡単な構成でデータ平滑を理想的に行うことが
できる。また、走査周波数に応じて常に安定な水平方向
のデータ平滑を行えるため、走査周波数を変更する、特
にマルチスキャンに対応するラーテレビジョン受像機で
の補正が容易に実現できる。
【0039】以上のように、本実施例のディジタル画像
補正装置、及びその演算方法によれば、画面中心の軸に
関して対称な2次元的空間位置に対応した補正データを
ディジタル方式で作成する。走査周波数などの信号仕様
やラスタサイズを変更した場合では、この補正データを
ラスタサイズを検出した検出信号に基づいて、画面中心
の軸上の補正データを基準データとした演算処理を行
う。続いて、乗算型ディジタル/アナログ変換部で前記
補正データをアナログ信号に変換するとともに、その補
正データの平滑を行って、ラスターサイズに応じて自動
的に各種の補正信号を修正する。このことにより、信号
仕様やラスタサイズの変更に追従して、常に各調整点で
の最適な補正データを自動的に算出することができる。
その結果、信号仕様やラスタサイズの変更した場合で
も、オペレータなどによる再調整せずに、高精度の画像
補正を実現できる。
【0040】《実施例5》図21は、本発明の実施例5
のディジタル画像補正装置の構成を示すブロック図であ
る。この実施例では、ディジタル画像補正装置の構成に
おいて、入力端子39から制御信号を内挿補間制御回路
23に入力し、調整点制御回路40を内挿補間制御回路
23と演算回路4との間に設けた。その点以外は、実施
例4のものと同様であるので、同様部分の説明は省略す
る。実施例4との主な違いは、調整点制御回路40によ
り、初期補正データを求める際に調整を実際に行う調整
点の数を変更できるようにしたことである。すなわち、
図21において、調整点制御回路40が、内挿補間制御
回路23と演算回路4との間に設けられている。調整点
制御回路40は、入力端子39から内挿補間制御回路2
3に入力される制御信号に基づいて、演算回路4での補
間演算により算出する初期補正データの数を制御する。
つまり、調整点制御回路40は、オペレータによる画像
の歪みを実際に調整する調整点の数を変更することがで
きる(詳細は後述)。
【0041】次に、調整点制御回路40の具体的の動作
について、図22のブロック図、図23の動作波形図、
及び図24の動作説明図を参照して説明する。調整用信
号であるクロスハッチ信号を図23の(a)に示す。
尚、メモリ3(図22)には、このクロスハッチの交点
である水平方向に15点、垂直方向に9点の各調整点の
最大計135点の補正データを記憶することができる。
他の実施例と同様に、図23の(b)に示す水平同期信
号は、入力端子1(図22)からアドレス発生回路2
(図22)に供給され、図23の(c)に示す水平方向
のアドレス信号がアドレス発生回路2で作成される。ま
た、CPU20には、入力端子1及び9からの同期信号
及びラスタサイズ設定信号以外に、入力端子39からの
制御信号が供給される。この制御信号は、CPU20か
ら調整点制御回路40に供給され、上述したように、演
算回路4での補間演算により算出する初期補正データの
数を演算回路4に指示する。そのことにより、演算回路
4で調整点の数を可変させた内挿補間制御が行われる。
【0042】次に、実際の各調整点での初期補正データ
の書き込みとその内挿補間方法について具体的に説明す
る。まず、オペレータは、図23の(a)に示すよう
に、画面上で画面中心の調整点に四角状のカーソルを
指定し、この画面中心での初期補正データDH21を求め
てメモリ3に書き込む。その後、オペレータは、同様
に、調整点を指定して初期補正データDH22をメモリ
3に書き込む。そして、オペレータは、図23の(d)
の■印に示す調整点ととの間の5点と調整点の外
側の外挿点1点の初期補正データを内挿補間回路21で
自動的に算出するように、制御信号を入力端子39から
制御回路6を介して調整点制御回路40に入力する。そ
の結果、メモリ3には、調整点とその左側の7点の調
整点での初期補正データが書き込まれる。同様に、オペ
レータは、右側の調整点を指定して初期補正データD
H23をメモリ3に書き込む。その後、オペレータは、図
23の(d)の□印に示す調整点ととの間の5点と
調整点の外側の外挿点1点の初期補正データを内挿補
間回路21で自動的に算出するように、制御信号を入力
端子39から制御回路6を介して調整点制御回路40に
入力する。その結果、メモリ3には、調整点とその右
側の7点の調整点での初期補正データが書き込まれる。
この複数の調整点に初期補正データを補間演算により求
める手法は、予め直視型や投写型などの表示システムの
タイプが分かっているため、おおまかな補正信号の波形
をCPU20で予測することができ、その近似演算に基
づいた演算で算することができる。
【0043】以上のように、図23の(a)に示す画面
中心の横軸上の調整点〜(●印にて図示)の初期補
正データをメモリ3に入力するだけでその他12点(×
印に図示)の初期補正データを近似演算により算出でき
る。同様に、図23の(a)において、調整点〜の
補正データをメモリ3に入力して、全画面の初期補正デ
ータを近似演算により算出することができる。例えば、
図24の(a)に示すように、上記9点の調整点での初
期補正データをメモリ3に入力する。その後は、図24
の(b)及び図24の(c)に示すように、中間の調整
点を指定して初期補正データの修正を行う。それによ
り、水平方向に5点、垂直方向に5点の計25点の高精
度の補正をすることができる。このように、画面中心を
基準点として少なくとも調整点〜の水平方向に3
点、垂直方向に3点の計9点の初期補正データを入力す
るだけで、全画面での補正データを算出しその波形を作
成できる。このため、画像の歪みを短時間で調整できる
とともに、必要に応じて最大で135点の初期補正デー
タを入力することにより高精度の補正を実現できる。
【0044】以上のように、本実施例のディジタル画像
補正装置、及びその演算方法によれば、画面中心の軸に
関して対称な2次元的空間位置に対応した補正データを
ディジタル方式で作成する。走査周波数などの信号仕様
やラスタサイズを変更した場合は、この補正データをラ
スタサイズを検出した検出信号に基づいて、画面中心の
軸上の補正データを基準データとした演算処理を行う。
続いて、乗算型ディジタル/アナログ変換部で前記補正
データをアナログ信号に変換するとともに、その補正デ
ータの平滑を行って、ラスターサイズに応じて自動的に
各種の補正データを修正する。このことにより、信号仕
様やラスタサイズの変更に追従して、常に各調整点での
最適な補正データを自動的に算出することができる。そ
の結果、信号仕様やラスタサイズの変更した場合でも、
オペレータなどにより再調整することなく、高精度の画
像補正を実現できる。また、画像の歪みの調整を実際に
行う調整点の数を制御信号により変更することができる
ので、初期補正データのメモリへの入力作業を容易かつ
短時間に行うことができる。また、そのことにより、全
画面での画像の歪みの調整を短時間で行うことができ
る。
【0045】尚、各実施例において、CRTを用いた画
像表示装置について説明したが、それ以外の表示装置に
も本発明のディジタル画像補正装置を用いることができ
る。また、アドレス信号を同期信号より作成する構成に
ついて説明したが、それ以外の偏向電流波形でアドレス
信号を作成する構成としてもよい。また、調整点間の演
算を曲線近似で行う構成について述べたが、それ以外の
近似演算で調整点間の演算を行ってもよい。
【0046】
【発明の効果】本発明のディジタル画像補正装置によれ
ば、画面中心の軸上にある調整点での補正データを基準
データとして、他の調整点での補正データを演算してい
る。従って、ラスタサイズを変更した場合でも、常に各
調整点での最適な補正データを算出することができる。
このため、ラスタサイズを変更した場合でも、オペレー
タにより再調整することなく、高精度の補正を行える。
【0047】さらに、他の発明のディジタル画像補正装
置によれば、ラスタサイズを検出した検出信号に基づい
て、画面中心の軸上の補正データを基準データとした演
算処理を行って自動的に修正する。このことにより、ラ
スタサイズの変更に追従して、常に各調整点での最適な
補正データを自動的に算出することができる。
【0048】さらに、他の発明のディジタル画像補正装
置によれば、各種の補正系に対応した位相調整を位相調
整手段で行っているので、各種の補正系において、常に
各調整点での最適な補正信号を自動的に算出することが
できる。
【0049】さらに、他の発明のディジタル画像補正装
置によれば、データ平滑手段により補正データの平滑を
行っている。従って、走査周波数などの信号仕様やラス
タサイズの変更に追従して、常に各調整点での最適な補
正信号を自動的に算出することができる。
【0050】さらに、他の発明のディジタル画像補正装
置によれば、画像の歪みの調整を実際に行う調整点の数
を調整点制御手段により変更することができるので、初
期補正データのメモリへの入力作業を容易かつ短時間に
行うことができる。また、そのことにより、全画面での
画像の歪みの調整を短時間で行うことができる。
【0051】本発明のディジタル画像補正装置の演算方
法によれば、メモリに記憶した補正データのうち、画面
中心の軸上に位置する調整点での補正データを基準デー
タとして、他の調整点での補正データを演算している。
このため、信号仕様やラスタサイズを変更した場合で
も、十分な精度で補正データを算出することができ、オ
ペレータにより画像の歪みを再調整することなく高精度
に補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のディジタル画像補正装置の
構成を示すブロック図。
【図2】図1に示すディジタル画像補正装置の演算方法
を示す波形図。
【図3】図1に示すディジタル画像補正装置の他の演算
方法を示す波形図。
【図4】図1に示したディジタル画像補正装置の具体的
な構成を示すブロック図。
【図5】図1に示したディジタル画像補正装置の動作を
示す動作波形図。
【図6】図1に示したディジタル画像補正装置の動作を
示す動作波形図。
【図7】図1に示したディジタル画像補正装置から出力
される補正信号の波形を示す説明図。
【図8】本発明の実施例2のディジタル画像補正装置の
構成を示すブロック図。
【図9】図8に示したディジタル画像補正装置での動作
を示す動作波形図。
【図10】図8に示したディジタル画像補正装置の具体
的な構成を示すブロック図。
【図11】図10に示したディジタル画像補正装置の演
算方法を示す説明図。
【図12】本発明の実施例3のディジタル画像補正装置
の構成を示すブロック図。
【図13】図12に示したディジタル画像補正装置の具
体的な構成を示すブロック図。
【図14】図12に示したディジタル画像補正装置での
位相調整の動作を示す説明図。
【図15】図12に示したメモリ3の具体的な構成を示
す構成図。
【図16】本発明の実施例4のディジタル画像補正装置
の構成を示すブロック図。
【図17】図16に示したディジタル画像補正装置の動
作を示す動作波形図。
【図18】図16に示したディジタル画像補正装置の具
体的な構成を示すブロック図。
【図19】図16に示した平滑用補正波形発生回路から
出力される信号の波形を示す波形図。
【図20】図16に示した乗算型D/A変換部の動作を
示す動作波形図。
【図21】本発明の実施例5のディジタル画像補正装置
の構成を示すブロック図。
【図22】図21に示したディジタル画像補正装置の具
体的な構成を示すブロック図。
【図23】図21に示したディジタル画像補正装置の動
作を示す動作波形図。
【図24】図21に示したディジタル画像補正装置の動
作を示す動作波形図。
【符号の説明】
2 アドレス発生回路 3 メモリ 4 演算回路 6 制御回路 25 位相調整回路 30 データ平滑部 40 調整点制御回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画面上での2次的空間位置を示す複数の
    アドレス信号を発生するアドレス信号発生手段、 前記複数のアドレス信号と画面上で対応する複数の各調
    整点での補正データを記憶する記憶手段、 前記記憶手段に記憶された補正データのうち、水平方向
    及び垂直方向の少なくとも一方の方向において、画面中
    心の軸上にある調整点での補正データを基準データとし
    て他の調整点での補正データを演算する演算手段、及び
    前記記憶手段と前記演算手段とを制御する制御手段、 を具備することを特徴とするディジタル画像補正装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段が、ラスタサイズを設定す
    るラスタサイズ設定信号と同期信号とからラスタサイズ
    検出信号を検出し、前記ラスタサイズ検出信号に基づい
    て、前記アドレス発生回路と前記演算手段とを制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載のディジタル画像補正
    装置。
  3. 【請求項3】 前記演算手段から出力される補正データ
    の位相調整を行う位相調整手段を設けたことを特徴とす
    る請求項1又は請求項2に記載のディジタル画像補正装
    置。
  4. 【請求項4】 前記演算手段から出力される補正データ
    のデータ平滑を行うデータ平滑手段を設けたことを特徴
    とする請求項1又は請求項2に記載のディジタル画像補
    正装置。
  5. 【請求項5】 前記演算手段で演算により求める前記他
    の調整点での前記補正データの数を変更する調整点制御
    手段を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に
    記載のディジタル画像補正装置。
  6. 【請求項6】 画面上での2次的空間位置を示す複数の
    アドレス信号を発生するアドレス信号発生手段、 前記複数のアドレス信号と画面上で対応する複数の各調
    整点での補正データを記憶する記憶手段、 前記記憶手段に記憶された補正データを用いて演算する
    演算手段、及び前記記憶手段と前記演算手段とを制御す
    る制御手段、 を有するディジタル画像補正装置の演算方法であって、 前記演算手段での演算方法が、画面中心の軸上にある調
    整点での補正データを基準データとして他の調整点での
    補正データを演算することを特徴とするディジタル画像
    補正装置の演算方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014194565A (ja) * 2008-11-05 2014-10-09 Johnson Controls Gmbh 車両表示装置又は自動車の投射ディスプレイ及び較正方法

Cited By (2)

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JP2016172554A (ja) * 2008-11-05 2016-09-29 ジョンソン・コントロールズ・ゲー・エム・ベー・ハー 車両表示装置又は自動車の投射ディスプレイ及び較正方法

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