JPH09262083A - 酒類の熟成促進装置 - Google Patents
酒類の熟成促進装置Info
- Publication number
- JPH09262083A JPH09262083A JP8111829A JP11182996A JPH09262083A JP H09262083 A JPH09262083 A JP H09262083A JP 8111829 A JP8111829 A JP 8111829A JP 11182996 A JP11182996 A JP 11182996A JP H09262083 A JPH09262083 A JP H09262083A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquor
- container
- taste
- box
- accelerating device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Distillation Of Fermentation Liquor, Processing Of Alcohols, Vinegar And Beer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】酒類を美味なものにするために、従来、甚だ長
期にわたる熟成を要していたものを、家庭などで簡便か
つ短期間に熟成できるようにする装置を提供する。 【構成】酒類入り容器の収容スペースと超音波発生器を
内包する箱もしくは蓋状体であり、望ましくは酒類入り
容器を載置する空隙性支持体とその下方に位置する超音
波発生器を箱状体に内包させて、酒類の熟成促進装置と
する。
期にわたる熟成を要していたものを、家庭などで簡便か
つ短期間に熟成できるようにする装置を提供する。 【構成】酒類入り容器の収容スペースと超音波発生器を
内包する箱もしくは蓋状体であり、望ましくは酒類入り
容器を載置する空隙性支持体とその下方に位置する超音
波発生器を箱状体に内包させて、酒類の熟成促進装置と
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は個々の家庭等において
手軽に使用することができる既成の酒類の熟成促進装置
に関する。
手軽に使用することができる既成の酒類の熟成促進装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】酒類は一般に微生物の醗酵作用に基づく
醸造工業等により製造されている。原料となる澱粉や糖
類が微生物や酵素の働きによってアルコールに変化する
まで醗酵が進み、いったん落ち着いた後も、更にそれ等
の働きによって時間と共に非常に微妙な変化を遂げ、味
が良くなっていくが、この後の過程を熟成と称し、醸造
工業の主要な一工程となっている。 このような熟成作
用は酒類の味や品質を決める大きな要素であるため、一
般に醸造工場では様々な工夫により材料及び温度などの
環境条件をベストに保ち、できるだけ熟成の進んだもの
にするように努めており、特にワインなどではこれを例
えば温度14〜18℃、湿度60〜70%で紫外線や振
動の無い場所において年単位、最高70年間静かに「寝
かせる」ことが望ましい熟成方法であるとされている。
醸造工業等により製造されている。原料となる澱粉や糖
類が微生物や酵素の働きによってアルコールに変化する
まで醗酵が進み、いったん落ち着いた後も、更にそれ等
の働きによって時間と共に非常に微妙な変化を遂げ、味
が良くなっていくが、この後の過程を熟成と称し、醸造
工業の主要な一工程となっている。 このような熟成作
用は酒類の味や品質を決める大きな要素であるため、一
般に醸造工場では様々な工夫により材料及び温度などの
環境条件をベストに保ち、できるだけ熟成の進んだもの
にするように努めており、特にワインなどではこれを例
えば温度14〜18℃、湿度60〜70%で紫外線や振
動の無い場所において年単位、最高70年間静かに「寝
かせる」ことが望ましい熟成方法であるとされている。
【0003】ちなみに茅台酒(マオタイチュウ)はアル
コール濃度が50度もあるが、30年間熟成したものに
なると、それほど強い酒とは思えないほどまろやかな味
になってくる。
コール濃度が50度もあるが、30年間熟成したものに
なると、それほど強い酒とは思えないほどまろやかな味
になってくる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の熟成
方法は、工場内における管理された大規模な設備を要し
たり或いは甚だ長期にわたる時間を要するから、特に高
価なものを除き、生産性(コスト)との兼ね合いから
も、常に理想的なレベルまで熟成させる訳にはいかない
のが現状である。
方法は、工場内における管理された大規模な設備を要し
たり或いは甚だ長期にわたる時間を要するから、特に高
価なものを除き、生産性(コスト)との兼ね合いから
も、常に理想的なレベルまで熟成させる訳にはいかない
のが現状である。
【0005】従って既成の酒類を購入した後、家庭など
で短時間にグレードアップさせることのできる低コスト
で簡便な装置が要望される。本発明はかかる装置の実現
を課題とするものである。
で短時間にグレードアップさせることのできる低コスト
で簡便な装置が要望される。本発明はかかる装置の実現
を課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は市販されてい
る酒類に様々な振動ないし音波のエネルギーを継続的に
与えて味覚テストを試みたところ、超音波を用いた場合
には、あたかも何年間も寝かせたかのように味がまろや
かで美味となって、そのグレードが著しく向上すること
を見出し、本発明に到達した。
る酒類に様々な振動ないし音波のエネルギーを継続的に
与えて味覚テストを試みたところ、超音波を用いた場合
には、あたかも何年間も寝かせたかのように味がまろや
かで美味となって、そのグレードが著しく向上すること
を見出し、本発明に到達した。
【0007】すなわち与えるべき振動は超音波に相当す
る周波数のものであって、例えは現在よく使われている
数万ヘルツ程度の簡易な超音波発生器(1)を用いるこ
とができ、これと酒類(2)を入れた容器(3)を収容
するスペース(4)とを内包するように形成した箱もし
くは蓋状体によって、この熟成促進装置(A)は構成さ
れる。
る周波数のものであって、例えは現在よく使われている
数万ヘルツ程度の簡易な超音波発生器(1)を用いるこ
とができ、これと酒類(2)を入れた容器(3)を収容
するスペース(4)とを内包するように形成した箱もし
くは蓋状体によって、この熟成促進装置(A)は構成さ
れる。
【0008】蓋状体のみの場合は主に底のないドーム状
体であって、その上部に超音波発生器(1)が取り付け
られることになるが、望ましいのは図1に示したような
箱状体(5)を用いた形態であって、この場合は酒類
(2)を入れた容器(3)は空隙性支持体(6)によっ
て支持・載置され、該支持体(6)の上方には充分なス
ペース(4)が確保される。
体であって、その上部に超音波発生器(1)が取り付け
られることになるが、望ましいのは図1に示したような
箱状体(5)を用いた形態であって、この場合は酒類
(2)を入れた容器(3)は空隙性支持体(6)によっ
て支持・載置され、該支持体(6)の上方には充分なス
ペース(4)が確保される。
【0009】ここで用いられる超音波発生器(1)は、
例えばゴキブリやネズミの撃退用として既に使われてい
るものを転用すればよく、空隙性支持体(6)とは充分
な空隙によって超音波が遮断されないようなものを意味
するから、例えば金網や孔あきボードのようなものでよ
い。
例えばゴキブリやネズミの撃退用として既に使われてい
るものを転用すればよく、空隙性支持体(6)とは充分
な空隙によって超音波が遮断されないようなものを意味
するから、例えば金網や孔あきボードのようなものでよ
い。
【0010】なお、箱状体(5)を用いる場合も、天井
部に着脱もしくは開閉自在な蓋(7)を設けることが望
ましい。
部に着脱もしくは開閉自在な蓋(7)を設けることが望
ましい。
【0011】更に本発明の装置は、便宜上、酒類の熟成
促進装置と銘うっているが、この装置に各種飲料をはじ
め味噌、醤油、ソースなどを適用して、同様に熟成しま
ろやかな味に変えるのに用いてよいことは勿論である。
促進装置と銘うっているが、この装置に各種飲料をはじ
め味噌、醤油、ソースなどを適用して、同様に熟成しま
ろやかな味に変えるのに用いてよいことは勿論である。
【0012】
【作用】本発明の装置に酒類などを1日ないし10日間
セットすると、モニターテストの結果からも明らかなよ
うに味がまろやかになり美味となったが、これは次のよ
うな作用によるものと推定される。すなわち酒類の主な
構成成分である水やエタノールはもともとクラスターと
呼ばれる分子集団の集まりのような形態をとっている
が、これに高エネルギーが加わると、そのクラスターが
分断・破壊されてより細かい集団に分かれていく。従っ
てエタノール分子と水分子は一層均一に分布した状態に
なると同時に、それぞれのエタノール分子の回りを水分
子が取り囲むような状態となり、更にクラスターが小さ
くなることが舌の味蕾に取り込まれ易くなることと相ま
って、味覚を向上させるに至ったものと考えられる。
セットすると、モニターテストの結果からも明らかなよ
うに味がまろやかになり美味となったが、これは次のよ
うな作用によるものと推定される。すなわち酒類の主な
構成成分である水やエタノールはもともとクラスターと
呼ばれる分子集団の集まりのような形態をとっている
が、これに高エネルギーが加わると、そのクラスターが
分断・破壊されてより細かい集団に分かれていく。従っ
てエタノール分子と水分子は一層均一に分布した状態に
なると同時に、それぞれのエタノール分子の回りを水分
子が取り囲むような状態となり、更にクラスターが小さ
くなることが舌の味蕾に取り込まれ易くなることと相ま
って、味覚を向上させるに至ったものと考えられる。
【0013】このような作用は、従来の熟成の定義によ
る微生物や酵素などの働きが徐々に及んでいく作用と共
通する面もあり、結果として味覚が向上する意味で、本
発明ではこれも同様に熟成と称するものとする。但し本
発明の場合は、エタノール分子を水分子が囲むような誘
電率の低い安定した分子構造に甚だ速く変化させうるよ
うな、微振動でも高エネルギーな超音波を用いる点に特
徴がある。
る微生物や酵素などの働きが徐々に及んでいく作用と共
通する面もあり、結果として味覚が向上する意味で、本
発明ではこれも同様に熟成と称するものとする。但し本
発明の場合は、エタノール分子を水分子が囲むような誘
電率の低い安定した分子構造に甚だ速く変化させうるよ
うな、微振動でも高エネルギーな超音波を用いる点に特
徴がある。
【0014】
【実施例】ゴキブリ撃退用に使用されている100V用
2.5Wの市販の超音波発生器具を超音波発生器(1)
として、図1のような縦・横30cm、高さ46cmの
木製箱状体(5)の底部にセットし、底より15cm上
方に孔あきポードよりなる空隙製支持体(6)を横設
し、その更に30cm上方に蓋(7)を設けて天井とす
る。
2.5Wの市販の超音波発生器具を超音波発生器(1)
として、図1のような縦・横30cm、高さ46cmの
木製箱状体(5)の底部にセットし、底より15cm上
方に孔あきポードよりなる空隙製支持体(6)を横設
し、その更に30cm上方に蓋(7)を設けて天井とす
る。
【0015】この装置内に焼酎5合入りボトルを収め、
10日間超音波を与えた後のモニターテストの結果は下
記の通りであった(かっこ内は2日後)。 味が良くなった ………………… 3名(1名) 味かまろやかになった ………… 6名(5名) よく分からない ………………… 1名(4名) まずくなった …………………… 0名(0名)
10日間超音波を与えた後のモニターテストの結果は下
記の通りであった(かっこ内は2日後)。 味が良くなった ………………… 3名(1名) 味かまろやかになった ………… 6名(5名) よく分からない ………………… 1名(4名) まずくなった …………………… 0名(0名)
【0016】
【発明の効果】このように本発明によれば、家庭などで
簡便に使用できる装置であって、市販の酒類を甚だ短期
間で長期熟成物のようにグレードアップできる効果があ
る。
簡便に使用できる装置であって、市販の酒類を甚だ短期
間で長期熟成物のようにグレードアップできる効果があ
る。
【図1】本発明の一例を示す側断面図
1……超音波発生器 2……酒類 3……
容器 4……スペース 5……箱状体 6……空
隙性支持体 7……蓋 A……熟成促進装置
容器 4……スペース 5……箱状体 6……空
隙性支持体 7……蓋 A……熟成促進装置
Claims (2)
- 【請求項1】酒類入り容器の収容スペースと超音波発生
器を内包する箱もしくは蓋状体であることを特徴とする
酒類の熟成促進装置。 - 【請求項2】酒類入り容器を載置する空隙性支持体とそ
の下方に位置する超音波発生器を箱状体に内包させたこ
とを特徴とする酒類の熟成促進装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8111829A JPH09262083A (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | 酒類の熟成促進装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8111829A JPH09262083A (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | 酒類の熟成促進装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09262083A true JPH09262083A (ja) | 1997-10-07 |
Family
ID=14571219
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8111829A Pending JPH09262083A (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | 酒類の熟成促進装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09262083A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1832650A1 (en) * | 2006-03-10 | 2007-09-12 | Taiwan Supercritical Technology Co., Ltd. | Aging device for liquor or wine |
| KR100793841B1 (ko) * | 2007-06-04 | 2008-01-10 | 주식회사 동영엔지니어링 | 초음파 주류 숙성장치 |
| GB2491352A (en) * | 2011-05-31 | 2012-12-05 | zeng-qi Liu | Process To Speed Up The Optimal Miscibility Point Of An Alcoholic Based Drink |
| WO2017028819A1 (zh) * | 2015-08-19 | 2017-02-23 | 欧永强 | 变频超声波陈酒器 |
| WO2021042766A1 (zh) * | 2019-09-03 | 2021-03-11 | 深圳市康得森电器有限公司 | 一种分体酒陈化系统 |
-
1996
- 1996-03-28 JP JP8111829A patent/JPH09262083A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1832650A1 (en) * | 2006-03-10 | 2007-09-12 | Taiwan Supercritical Technology Co., Ltd. | Aging device for liquor or wine |
| KR100793841B1 (ko) * | 2007-06-04 | 2008-01-10 | 주식회사 동영엔지니어링 | 초음파 주류 숙성장치 |
| GB2491352A (en) * | 2011-05-31 | 2012-12-05 | zeng-qi Liu | Process To Speed Up The Optimal Miscibility Point Of An Alcoholic Based Drink |
| WO2017028819A1 (zh) * | 2015-08-19 | 2017-02-23 | 欧永强 | 变频超声波陈酒器 |
| WO2021042766A1 (zh) * | 2019-09-03 | 2021-03-11 | 深圳市康得森电器有限公司 | 一种分体酒陈化系统 |
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