JPH09263210A - 車室側部材のエアバッグドアの構造 - Google Patents
車室側部材のエアバッグドアの構造Info
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- JPH09263210A JPH09263210A JP8099379A JP9937996A JPH09263210A JP H09263210 A JPH09263210 A JP H09263210A JP 8099379 A JP8099379 A JP 8099379A JP 9937996 A JP9937996 A JP 9937996A JP H09263210 A JPH09263210 A JP H09263210A
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Landscapes
- Air Bags (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 車室側部材の表皮に薄肉の破断予定部を形成
した場合において、該破断予定部が表皮の劣化、収縮に
より亀裂等の外観不良を生じることなく、しかもエアバ
ッグ膨張時には確実に破断する、新規な車室側部材のエ
アバッグドアの構造を提供する。 【解決手段】 基材21に形成されたエアバッグ展開用
開口部22にエアバッグドアの裏面用補強板31が取り
付けられ、前記基材および補強板上に発泡体が積層され
て、その表面を覆う表皮に形成された薄肉の破断予定部
により区画されたエアバッグドアを一体に有する車室側
部材において、前記補強板にX字形のスリット32を設
けて該スリット間に屈曲可能な片33を形成するととも
に、前記スリット位置に合わせて表皮に薄肉の破断予定
部をX字形に設けた。
した場合において、該破断予定部が表皮の劣化、収縮に
より亀裂等の外観不良を生じることなく、しかもエアバ
ッグ膨張時には確実に破断する、新規な車室側部材のエ
アバッグドアの構造を提供する。 【解決手段】 基材21に形成されたエアバッグ展開用
開口部22にエアバッグドアの裏面用補強板31が取り
付けられ、前記基材および補強板上に発泡体が積層され
て、その表面を覆う表皮に形成された薄肉の破断予定部
により区画されたエアバッグドアを一体に有する車室側
部材において、前記補強板にX字形のスリット32を設
けて該スリット間に屈曲可能な片33を形成するととも
に、前記スリット位置に合わせて表皮に薄肉の破断予定
部をX字形に設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は車室側部材のエア
バッグドアの構造に関する。
バッグドアの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば図12に示すインストルメント
パネルのような車室側部材Pにあっては、エアバッグド
アDを一体に有するものがある。このものは、エアバッ
グドアDを別体として用意する必要がなく、また、エア
バッグドアDの寸法のばらつきや組み付け時のばらつき
などによるエアッバッグドアD周囲の隙間を生じず、外
観が良好である。
パネルのような車室側部材Pにあっては、エアバッグド
アDを一体に有するものがある。このものは、エアバッ
グドアDを別体として用意する必要がなく、また、エア
バッグドアDの寸法のばらつきや組み付け時のばらつき
などによるエアッバッグドアD周囲の隙間を生じず、外
観が良好である。
【0003】前記車室側部材の一例として、図13およ
び図14に示すように、硬質樹脂等からなる基材74に
形成されたエアバッグ展開用開口部Oに、エアバッグド
アの裏面用補強板75が取り付けられ、前記基材74お
よび補強板75上に発泡体71が積層されて、その発泡
体71表面を覆う合成樹脂製表皮72にエアバッグドア
Dを区画する薄肉の破断予定部73が形成されたものが
ある。
び図14に示すように、硬質樹脂等からなる基材74に
形成されたエアバッグ展開用開口部Oに、エアバッグド
アの裏面用補強板75が取り付けられ、前記基材74お
よび補強板75上に発泡体71が積層されて、その発泡
体71表面を覆う合成樹脂製表皮72にエアバッグドア
Dを区画する薄肉の破断予定部73が形成されたものが
ある。
【0004】前記補強板75は四角形をした鉄板等から
なり、前記基材74上面のエアバッグ展開用開口部Oの
縁に一辺が固定され、補強板75下方からのエアッバッ
グAの押圧により非固定辺側が上方へ屈曲できるように
されている。また、前記表皮72の薄肉の破断予定部7
3は、表皮72の成形後に高周波ウェルダーや熱刃また
はコールドプレスカッター等によって切込みやV溝を入
れることにより形成される。この破断予定部73は前記
補強板75の非固定辺上に略沿うように位置合わせして
設けられる。図中の符合Cはエアバッグの収容ケース、
Iはインフレータ(作動装置)、76はエアバッグ収容
ケースCと基材74および補強板75を固定する取付け
部材、Tは発泡体71の破断予定線で仮想の線である。
なり、前記基材74上面のエアバッグ展開用開口部Oの
縁に一辺が固定され、補強板75下方からのエアッバッ
グAの押圧により非固定辺側が上方へ屈曲できるように
されている。また、前記表皮72の薄肉の破断予定部7
3は、表皮72の成形後に高周波ウェルダーや熱刃また
はコールドプレスカッター等によって切込みやV溝を入
れることにより形成される。この破断予定部73は前記
補強板75の非固定辺上に略沿うように位置合わせして
設けられる。図中の符合Cはエアバッグの収容ケース、
Iはインフレータ(作動装置)、76はエアバッグ収容
ケースCと基材74および補強板75を固定する取付け
部材、Tは発泡体71の破断予定線で仮想の線である。
【0005】この構造にあっては、エアバッグAが作動
膨張すると、エアバッグ展開用開口部O上の補強板75
がエアバッグAにより押されて上方へ屈曲し、それによ
って発泡体71および表皮72の薄肉の破断予定部73
に応力が加わって破断し、図15のようにエアバッグド
アDが開く。符合73a,73bは分断された表皮72
の破断部、Ta,Tbは発泡体71の破断部を表す。そ
して、前記エアバッグドアDの開放に伴ってエアバッグ
Aが車室内に展開する。
膨張すると、エアバッグ展開用開口部O上の補強板75
がエアバッグAにより押されて上方へ屈曲し、それによ
って発泡体71および表皮72の薄肉の破断予定部73
に応力が加わって破断し、図15のようにエアバッグド
アDが開く。符合73a,73bは分断された表皮72
の破断部、Ta,Tbは発泡体71の破断部を表す。そ
して、前記エアバッグドアDの開放に伴ってエアバッグ
Aが車室内に展開する。
【0006】ところで、前記表皮72におけるエアバッ
グドアDを区画する薄肉の破断予定部73は、該破断予
定部73がエアバッグ膨張時に確実に破断できるよう概
ね0.3mm以下の厚みに設定される。しかし、一般に
自動車のインストルメントパネルのような車室側部材P
にあっては、車室内に入る太陽光線や車室内の高熱にさ
らされ、時間の経過ととともにその表皮72に劣化、収
縮を生じることが知られている。そして、この車室側部
材Pの表皮72に0.3mm以下の薄肉の破断予定部7
3を形成した場合には、前記した表皮72の劣化、収縮
の影響が、強度の低い当該薄肉の破断予定部73におい
て最も大きくなり、その結果として、該破断予定部73
に亀裂が生じたり、内側の発泡体71が露出するなどの
外観不良を生じ易いという問題が指摘されている。
グドアDを区画する薄肉の破断予定部73は、該破断予
定部73がエアバッグ膨張時に確実に破断できるよう概
ね0.3mm以下の厚みに設定される。しかし、一般に
自動車のインストルメントパネルのような車室側部材P
にあっては、車室内に入る太陽光線や車室内の高熱にさ
らされ、時間の経過ととともにその表皮72に劣化、収
縮を生じることが知られている。そして、この車室側部
材Pの表皮72に0.3mm以下の薄肉の破断予定部7
3を形成した場合には、前記した表皮72の劣化、収縮
の影響が、強度の低い当該薄肉の破断予定部73におい
て最も大きくなり、その結果として、該破断予定部73
に亀裂が生じたり、内側の発泡体71が露出するなどの
外観不良を生じ易いという問題が指摘されている。
【0007】この問題に対処するため、前記破断予定部
73における表皮72の厚みを、劣化による亀裂を生じ
難くなるまで大きくすると、今度はエアバッグAの膨張
時に該破断予定部73がスムーズに破断しなくなるおそ
れがある。
73における表皮72の厚みを、劣化による亀裂を生じ
難くなるまで大きくすると、今度はエアバッグAの膨張
時に該破断予定部73がスムーズに破断しなくなるおそ
れがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、このよう
な問題に鑑み提案されたものであって、車室側部材の合
成樹脂製表皮に薄肉の破断予定部を形成した場合におい
て、該破断予定部が表皮の劣化、収縮により亀裂等の外
観不良を生じるおそれがなく、しかもエアバッグの膨張
時には確実に破断する、新規な車室側部材のエアバッグ
ドアの構造を提供しようとするものである。
な問題に鑑み提案されたものであって、車室側部材の合
成樹脂製表皮に薄肉の破断予定部を形成した場合におい
て、該破断予定部が表皮の劣化、収縮により亀裂等の外
観不良を生じるおそれがなく、しかもエアバッグの膨張
時には確実に破断する、新規な車室側部材のエアバッグ
ドアの構造を提供しようとするものである。
【0009】請求項1の発明は、基材に形成されたエア
バッグ展開用開口部にエアバッグドアの裏面用補強板が
取り付けられ、前記基材および補強板上に発泡体が積層
されて、該発泡体表面を覆う合成樹脂製表皮に形成され
た薄肉の破断予定部により区画されたエアバッグドアを
一体に有する車室側部材において、前記補強板にX字形
または十字形のスリットを設けて該スリット間に屈曲可
能な片を形成し、前記スリットの略上方に前記表皮の薄
肉の破断予定部を設けたことを特徴とする車室側部材の
エアバッグドアの構造に係る。
バッグ展開用開口部にエアバッグドアの裏面用補強板が
取り付けられ、前記基材および補強板上に発泡体が積層
されて、該発泡体表面を覆う合成樹脂製表皮に形成され
た薄肉の破断予定部により区画されたエアバッグドアを
一体に有する車室側部材において、前記補強板にX字形
または十字形のスリットを設けて該スリット間に屈曲可
能な片を形成し、前記スリットの略上方に前記表皮の薄
肉の破断予定部を設けたことを特徴とする車室側部材の
エアバッグドアの構造に係る。
【0010】この請求項1に記載された発明では、車室
側部材の補強板の裏側部分に設けられるエアバッグが膨
張する際、前記補強板が上方へ押され、その補強板のX
字形または十字形のスリット間に形成された屈曲可能な
片が、上方へ屈曲して前記スリット中心の交差部から四
方へ開こうとする。
側部材の補強板の裏側部分に設けられるエアバッグが膨
張する際、前記補強板が上方へ押され、その補強板のX
字形または十字形のスリット間に形成された屈曲可能な
片が、上方へ屈曲して前記スリット中心の交差部から四
方へ開こうとする。
【0011】その際、前記補強板のスリット間に形成さ
れた各片は、スリットがX字形または十字形からなるた
め、三角形の頂点に相当する頂部を先端(スリットの交
差部側)に有する形状をしており、その先端の頂部が他
部よりも上方位置になりながら上方へ屈曲する。その結
果、この補強板の片による発泡体および表皮の押圧力が
補強板の片の先端に集中し、その片の先端上方に位置す
る発泡体および表皮の破断予定部における極小部分が集
中的に押圧されることになるため、その部分で速やかに
破断を開始し、表皮の薄肉の破断予定部がスムーズに破
断する。
れた各片は、スリットがX字形または十字形からなるた
め、三角形の頂点に相当する頂部を先端(スリットの交
差部側)に有する形状をしており、その先端の頂部が他
部よりも上方位置になりながら上方へ屈曲する。その結
果、この補強板の片による発泡体および表皮の押圧力が
補強板の片の先端に集中し、その片の先端上方に位置す
る発泡体および表皮の破断予定部における極小部分が集
中的に押圧されることになるため、その部分で速やかに
破断を開始し、表皮の薄肉の破断予定部がスムーズに破
断する。
【0012】このように表皮の薄肉の破断予定部は、エ
アバッグの膨張による押圧力が集中して加わり、容易か
つ速やかに破断するため、その厚みを従来よりも厚く設
定することができ、劣化や収縮等による亀裂が表皮に発
生するのを防止できる。
アバッグの膨張による押圧力が集中して加わり、容易か
つ速やかに破断するため、その厚みを従来よりも厚く設
定することができ、劣化や収縮等による亀裂が表皮に発
生するのを防止できる。
【0013】また請求項2の発明は、請求項1における
表皮の薄肉の破断予定部を、補強板のスリット形状に合
わせたX字形または十字形とし、前記補強板のスリット
上に略沿って設けたことを特徴とする。
表皮の薄肉の破断予定部を、補強板のスリット形状に合
わせたX字形または十字形とし、前記補強板のスリット
上に略沿って設けたことを特徴とする。
【0014】この請求項2の発明にあっては、前記補強
板のスリット間に形成された片の先端部(スリットの交
差部)上に、表皮の薄肉の破断部の中心交差部(X字形
または十字形の交差部)が位置することになる。また、
その表皮の薄肉の破断部の中心交差部は薄肉部が交差し
ているため強度が最も低くなる部分である。
板のスリット間に形成された片の先端部(スリットの交
差部)上に、表皮の薄肉の破断部の中心交差部(X字形
または十字形の交差部)が位置することになる。また、
その表皮の薄肉の破断部の中心交差部は薄肉部が交差し
ているため強度が最も低くなる部分である。
【0015】したがって、前記補強板の片が上方へ屈曲
する際、表皮の薄肉の破断予定部では、最も強度の低い
中心交差部が前記補強板の片の先端で発泡体を介して集
中的に押されることになり、きわめて容易かつ速やかに
破断を始める。また、表皮の薄肉の破断予定部が補強板
のスリット上に略沿って形成されているため、そのスリ
ット間に形成された補強板の片の周縁(辺)と表皮の薄
肉の破断予定部とは略一致した状態となる。よって、当
該片の上方屈曲により生じるその片の周縁部分の押圧力
が、表皮の薄肉の破断予定部に効率よく加わり、前記表
皮の薄肉の破断予定部の中心交差部から始まった破断
を、直ちに薄肉の破断予定部に沿って連続して生じさせ
ることができるので、発泡体および表皮をよりスムーズ
に破断させてエアバッグドアを車室内に瞬時に開放でき
る。
する際、表皮の薄肉の破断予定部では、最も強度の低い
中心交差部が前記補強板の片の先端で発泡体を介して集
中的に押されることになり、きわめて容易かつ速やかに
破断を始める。また、表皮の薄肉の破断予定部が補強板
のスリット上に略沿って形成されているため、そのスリ
ット間に形成された補強板の片の周縁(辺)と表皮の薄
肉の破断予定部とは略一致した状態となる。よって、当
該片の上方屈曲により生じるその片の周縁部分の押圧力
が、表皮の薄肉の破断予定部に効率よく加わり、前記表
皮の薄肉の破断予定部の中心交差部から始まった破断
を、直ちに薄肉の破断予定部に沿って連続して生じさせ
ることができるので、発泡体および表皮をよりスムーズ
に破断させてエアバッグドアを車室内に瞬時に開放でき
る。
【0016】また、請求項3の発明は、前記補強板のス
リットにより形成された屈曲可能な片の先端または該先
端とスリットを挟む各片の端縁を、補強板の表面または
裏面側へ折り返したことを特徴とする。なお、この請求
項3の発明は、補強板が金属製の場合に好適なものであ
る。この請求項3の発明において、スリット間に形成さ
れた片の先端が折り返されたものは、前記片の先端に尖
った部分がなくエアバッグドアの構造として好ましいも
のである。また前記片の先端とスリットを挟む各片の端
縁が折り返されたものにあっては、前記スリットの打抜
き形成時に各片の周縁に生じる鋭い部分がないため、エ
アバッグドアの構造として特に好適である。
リットにより形成された屈曲可能な片の先端または該先
端とスリットを挟む各片の端縁を、補強板の表面または
裏面側へ折り返したことを特徴とする。なお、この請求
項3の発明は、補強板が金属製の場合に好適なものであ
る。この請求項3の発明において、スリット間に形成さ
れた片の先端が折り返されたものは、前記片の先端に尖
った部分がなくエアバッグドアの構造として好ましいも
のである。また前記片の先端とスリットを挟む各片の端
縁が折り返されたものにあっては、前記スリットの打抜
き形成時に各片の周縁に生じる鋭い部分がないため、エ
アバッグドアの構造として特に好適である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に従ってこの発明
を詳細に説明する。図1はこの発明の構造を有する車室
側部材の一実施例の斜視図、図2はそのエアバッグドア
付近を示す部分斜視図、図3は図1の3−3断面図、図
4は同実施例における補強板取付け時の基材を示す斜視
図、図5は同実施例における補強板取り付け後の基材を
示す斜視図、図6は同実施例におけるエアバッグ膨張開
始時を示す断面図、図7はエアバッグ膨張時を示す断面
図、図8は同エアバッグ膨張時のエアバッグドア付近を
示す部分斜視図、図9はこの発明の他の実施例における
補強板の裏面図、図10はその10−10断面図、図1
1はこの発明のさらに他の実施例における補強板の裏面
図である。
を詳細に説明する。図1はこの発明の構造を有する車室
側部材の一実施例の斜視図、図2はそのエアバッグドア
付近を示す部分斜視図、図3は図1の3−3断面図、図
4は同実施例における補強板取付け時の基材を示す斜視
図、図5は同実施例における補強板取り付け後の基材を
示す斜視図、図6は同実施例におけるエアバッグ膨張開
始時を示す断面図、図7はエアバッグ膨張時を示す断面
図、図8は同エアバッグ膨張時のエアバッグドア付近を
示す部分斜視図、図9はこの発明の他の実施例における
補強板の裏面図、図10はその10−10断面図、図1
1はこの発明のさらに他の実施例における補強板の裏面
図である。
【0018】図1ないし図3に示す車室側部材10は、
自動車のインストルメントパネルとして使用されるもの
で、エアバッグドア11を一体に有する。この車室側部
材10は、基材21と、補強板31と、発泡体41およ
び表皮45とからなる。
自動車のインストルメントパネルとして使用されるもの
で、エアバッグドア11を一体に有する。この車室側部
材10は、基材21と、補強板31と、発泡体41およ
び表皮45とからなる。
【0019】基材21は、この車室側部材10の芯材と
なるもので、ポリプロピレン樹脂や硬質塩化ビニル樹脂
等の硬質樹脂から、射出成形等によって車室側部材形状
とされたものである。この基材21は、図4からよりよ
く理解されるように、エアバッグ展開用開口部22が、
助手席側に形成されている。このエアバッグ展開用開口
部22は、図7に示すように、この車室側部材10の裏
側に設けられるエアバッグ装置のエアバッグAが車室内
に展開できるようにするためのもので、エアバッグ収容
ケースCの開口部に合わせた大きさで形成されている。
このエアバッグ展開用開口部22の周縁には、補強板3
1およびエアバッグ収容ケースCのための固定孔23が
複数形成されている。
なるもので、ポリプロピレン樹脂や硬質塩化ビニル樹脂
等の硬質樹脂から、射出成形等によって車室側部材形状
とされたものである。この基材21は、図4からよりよ
く理解されるように、エアバッグ展開用開口部22が、
助手席側に形成されている。このエアバッグ展開用開口
部22は、図7に示すように、この車室側部材10の裏
側に設けられるエアバッグ装置のエアバッグAが車室内
に展開できるようにするためのもので、エアバッグ収容
ケースCの開口部に合わせた大きさで形成されている。
このエアバッグ展開用開口部22の周縁には、補強板3
1およびエアバッグ収容ケースCのための固定孔23が
複数形成されている。
【0020】補強板31は、エアバッグドア11の裏面
を構成して、エアバッグ膨張時にエアバッグドア11を
速やかに開くようにするためのもので、図4および図5
からよりよく理解されるように、鉄板等の金属板あるい
は樹脂製からなり、前記基板21上にそのエアバッグ展
開用開口部22を塞ぐように取り付けられる。この実施
例の補強板31は、前記エアバッグ展開用開口部22よ
り所定量大きい四角形からなる。この補強板31にはそ
の対角線に沿ってX字形のスリット32が形成され、そ
のスリット32によって形成される折り曲げ可能な片3
3をスリット32間に4片有する。前記スリット32の
形状は、X字形を所定角度回転させた十字形にされるこ
ともある。またスリット32の長さは、補強板31の大
きさや、エアバッグの展開容易性等を考慮して決定され
る。符合35は、補強板31裏側の縁に立設されたボル
トで、前記基材21のエアバッグ展開用開口部22周縁
に形成された固定孔23に挿入され、図3のようにナッ
ト36と螺合される。
を構成して、エアバッグ膨張時にエアバッグドア11を
速やかに開くようにするためのもので、図4および図5
からよりよく理解されるように、鉄板等の金属板あるい
は樹脂製からなり、前記基板21上にそのエアバッグ展
開用開口部22を塞ぐように取り付けられる。この実施
例の補強板31は、前記エアバッグ展開用開口部22よ
り所定量大きい四角形からなる。この補強板31にはそ
の対角線に沿ってX字形のスリット32が形成され、そ
のスリット32によって形成される折り曲げ可能な片3
3をスリット32間に4片有する。前記スリット32の
形状は、X字形を所定角度回転させた十字形にされるこ
ともある。またスリット32の長さは、補強板31の大
きさや、エアバッグの展開容易性等を考慮して決定され
る。符合35は、補強板31裏側の縁に立設されたボル
トで、前記基材21のエアバッグ展開用開口部22周縁
に形成された固定孔23に挿入され、図3のようにナッ
ト36と螺合される。
【0021】発泡体41は、この車室側部材10の表面
側に緩衝性を付与するもので、ウレタン発泡体等の合成
樹脂製発泡体からなる。表皮45は、この車室側部材1
0の表面を構成するもので、合成樹脂製からなり、軟質
塩化ビニル樹脂等の合成樹脂シートで構成される。この
表皮45は、パウダースラッシュ成形や真空成形等によ
って車室側部材10の外形状に形成されていて、その裏
面にエアバッグドア11を区画する薄肉の破断予定部4
6が、熱刃等によってV形の溝として形成されている。
なお、前記表皮45がパウダースラッシュ成形品の場合
には、そのパウダースラッシュ成形時に前記薄肉の破断
予定部46を形成してもよい。
側に緩衝性を付与するもので、ウレタン発泡体等の合成
樹脂製発泡体からなる。表皮45は、この車室側部材1
0の表面を構成するもので、合成樹脂製からなり、軟質
塩化ビニル樹脂等の合成樹脂シートで構成される。この
表皮45は、パウダースラッシュ成形や真空成形等によ
って車室側部材10の外形状に形成されていて、その裏
面にエアバッグドア11を区画する薄肉の破断予定部4
6が、熱刃等によってV形の溝として形成されている。
なお、前記表皮45がパウダースラッシュ成形品の場合
には、そのパウダースラッシュ成形時に前記薄肉の破断
予定部46を形成してもよい。
【0022】この実施例における表皮の薄肉の破断予定
部46は、前記補強板31のスリット32形状に合わせ
たX字形からなり、しかも前記スリット32と位置が合
うようにそのスリット32上に略沿って形成されてい
る。したがって、表皮の薄肉の破断予定部46は前記補
強板31のスリット32間に形成された片33の周縁3
3a上に位置し、しかも、薄肉の破断予定部46の中央
交差部47が前記補強板31の片33の先端34上に位
置することになる。この実施例の表皮45は厚み2mm
の軟質塩化ビニル樹脂シートからなって、薄肉の破断予
定部46の厚みが0.5mmとなっている。なお、前記
表皮の薄肉の破断予定部46は、補強板31のスリット
32が十字形の場合にはそれに合わせて十字形とされ
る。
部46は、前記補強板31のスリット32形状に合わせ
たX字形からなり、しかも前記スリット32と位置が合
うようにそのスリット32上に略沿って形成されてい
る。したがって、表皮の薄肉の破断予定部46は前記補
強板31のスリット32間に形成された片33の周縁3
3a上に位置し、しかも、薄肉の破断予定部46の中央
交差部47が前記補強板31の片33の先端34上に位
置することになる。この実施例の表皮45は厚み2mm
の軟質塩化ビニル樹脂シートからなって、薄肉の破断予
定部46の厚みが0.5mmとなっている。なお、前記
表皮の薄肉の破断予定部46は、補強板31のスリット
32が十字形の場合にはそれに合わせて十字形とされ
る。
【0023】また、この実施例の車室側部材10の成形
は、前記補強板31をエアバッグ展開用開口部22に配
置した状態の基材21を、表皮45とともに発泡成形型
に配置し、前記基材21と表皮45間に発泡原料を注入
し、基材21、補強板31および表皮45と一体に前記
発泡体41を形成することにより、容易に行なうことが
できる。
は、前記補強板31をエアバッグ展開用開口部22に配
置した状態の基材21を、表皮45とともに発泡成形型
に配置し、前記基材21と表皮45間に発泡原料を注入
し、基材21、補強板31および表皮45と一体に前記
発泡体41を形成することにより、容易に行なうことが
できる。
【0024】このようにしてなる車室側部材10は、図
3に示すように、前記補強板31の縁のボルト35およ
びそれと螺合するナット36を用いて、エアバッグドア
11の裏側がエアバッグ収容ケースCに固定される。そ
して、衝突によって自動車に衝撃が加わると、エアバッ
グ収容ケースC内のインフレータIが作動してエアバッ
グAが膨張し、エアバッグドア11裏面の補強板31が
上方へ押される。その押圧力によって、補強板31のス
リット32間に形成された片33が先端34から上方へ
屈曲し、発泡体41および表皮45を上方へ押す。その
際、前記補強板のスリット32と表皮45の薄肉の破断
予定部46が共にX字形からなってその位置が上下に合
わさっているため、補強板31の片33の先端34によ
り、発泡体41および表皮の薄肉の破断予定部46の交
差部47が集中的に押され、図6に示すように速やかに
破断を開始する。しかも、表皮の薄肉の破断予定部46
の交差部47は、薄肉部が交差しているため最も強度の
低い部分であり、きわめて容易かつ速やかに破断する。
符合47aは、表皮の薄肉の破断予定部46の交差部4
7における破断部を表す。
3に示すように、前記補強板31の縁のボルト35およ
びそれと螺合するナット36を用いて、エアバッグドア
11の裏側がエアバッグ収容ケースCに固定される。そ
して、衝突によって自動車に衝撃が加わると、エアバッ
グ収容ケースC内のインフレータIが作動してエアバッ
グAが膨張し、エアバッグドア11裏面の補強板31が
上方へ押される。その押圧力によって、補強板31のス
リット32間に形成された片33が先端34から上方へ
屈曲し、発泡体41および表皮45を上方へ押す。その
際、前記補強板のスリット32と表皮45の薄肉の破断
予定部46が共にX字形からなってその位置が上下に合
わさっているため、補強板31の片33の先端34によ
り、発泡体41および表皮の薄肉の破断予定部46の交
差部47が集中的に押され、図6に示すように速やかに
破断を開始する。しかも、表皮の薄肉の破断予定部46
の交差部47は、薄肉部が交差しているため最も強度の
低い部分であり、きわめて容易かつ速やかに破断する。
符合47aは、表皮の薄肉の破断予定部46の交差部4
7における破断部を表す。
【0025】前記破断を開始した発泡体41および表皮
45は、補強板31のスリット32間の片33が上方へ
屈曲するのに合わせて、図7および図8に示すように薄
肉の破断予定部46に沿って引き裂かれるように破断
し、エアバッグドア11が車室内に開放される。その際
前記のように、補強板の片33の周縁33aと表皮45
の薄肉の破断予定部46との位置が合っているため、表
皮45の薄肉の破断予定部46に効率よく破断力が働
き、エアバッグドア11の開きが速やかになされる。
45は、補強板31のスリット32間の片33が上方へ
屈曲するのに合わせて、図7および図8に示すように薄
肉の破断予定部46に沿って引き裂かれるように破断
し、エアバッグドア11が車室内に開放される。その際
前記のように、補強板の片33の周縁33aと表皮45
の薄肉の破断予定部46との位置が合っているため、表
皮45の薄肉の破断予定部46に効率よく破断力が働
き、エアバッグドア11の開きが速やかになされる。
【0026】図9はこの発明の構造における補強板の他
の例の裏面を示し、図10はその10−10断面図であ
る。この実施例における補強板51は、鉄板からなって
X字形のスリット52が形成されているとともに、その
スリット52により形成された各片53の先端54が裏
側に折り返されている。この実施例によれば、補強板5
1の片53の先端54が折り返されることにより、片5
3先端に尖った部分がなくなるため、エアバッグドアを
構成する部材として好ましいものである。なお、この補
強板51は、前記図1ないし図8の実施例で示した補強
板31に代えて使用される。
の例の裏面を示し、図10はその10−10断面図であ
る。この実施例における補強板51は、鉄板からなって
X字形のスリット52が形成されているとともに、その
スリット52により形成された各片53の先端54が裏
側に折り返されている。この実施例によれば、補強板5
1の片53の先端54が折り返されることにより、片5
3先端に尖った部分がなくなるため、エアバッグドアを
構成する部材として好ましいものである。なお、この補
強板51は、前記図1ないし図8の実施例で示した補強
板31に代えて使用される。
【0027】さらに、この発明の構造における補強板
は、金属製からなる場合、図11に示す補強板61のご
とく、スリット62により形成された各片63が、その
先端64のみならず、スリット62を挟む各片63の端
縁65についても各片63の裏側あるいは表側に折り返
されていてもよい。その場合、前記スリット62の打抜
き時に各片63の周縁に生じる鋭い部分が、前記各片6
3の先端64と各片63の端縁65の折り返しにより角
の丸いものとなるため、エアバッグドアを構成する部材
として特に好適である
は、金属製からなる場合、図11に示す補強板61のご
とく、スリット62により形成された各片63が、その
先端64のみならず、スリット62を挟む各片63の端
縁65についても各片63の裏側あるいは表側に折り返
されていてもよい。その場合、前記スリット62の打抜
き時に各片63の周縁に生じる鋭い部分が、前記各片6
3の先端64と各片63の端縁65の折り返しにより角
の丸いものとなるため、エアバッグドアを構成する部材
として特に好適である
【0028】なお、前記説明においては、最も高い効果
が得られる例として表皮の薄肉の破断予定部を補強板の
スリット形状に合わせたX字形または十字形とした場合
について示したが、表皮の薄肉の破断予定部はそれに限
るものではない。例えば、表皮の薄肉の破断予定部を前
記補強板のスリットの一辺に合わせた一直線状としても
よい。その場合、前記X字形または十字形によって得ら
れる効果には到らないまでも、補強板の片の先端による
破断効果が得られので、表皮の薄肉の破断予定部の厚み
を従来より厚く設定できる。
が得られる例として表皮の薄肉の破断予定部を補強板の
スリット形状に合わせたX字形または十字形とした場合
について示したが、表皮の薄肉の破断予定部はそれに限
るものではない。例えば、表皮の薄肉の破断予定部を前
記補強板のスリットの一辺に合わせた一直線状としても
よい。その場合、前記X字形または十字形によって得ら
れる効果には到らないまでも、補強板の片の先端による
破断効果が得られので、表皮の薄肉の破断予定部の厚み
を従来より厚く設定できる。
【0029】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明の
構造によれば、エアバッグ膨張時に表皮の薄肉の破断予
定部に効率よく押圧力を加えることができるため、その
表皮の薄肉の破断予定部を従来より厚く設定しても、ス
ムーズにかつ確実に破断させることができる。したがっ
て、表皮の薄肉の破断予定部を、劣化や収縮等によって
亀裂を生じ難い程度まで厚肉にでき、それによってエア
バッグドア部分の外観を良好にすることができる。
構造によれば、エアバッグ膨張時に表皮の薄肉の破断予
定部に効率よく押圧力を加えることができるため、その
表皮の薄肉の破断予定部を従来より厚く設定しても、ス
ムーズにかつ確実に破断させることができる。したがっ
て、表皮の薄肉の破断予定部を、劣化や収縮等によって
亀裂を生じ難い程度まで厚肉にでき、それによってエア
バッグドア部分の外観を良好にすることができる。
【図1】この発明の構造を有する車室側部材の一実施例
の斜視図である。
の斜視図である。
【図2】そのエアバッグドア付近を示す部分斜視図であ
る。
る。
【図3】図1の3−3断面図である。
【図4】同実施例における補強板取付け時の基材を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図5】同実施例における補強板取り付け後の基材を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図6】同実施例におけるエアバッグ膨張開始時を示す
断面図である。
断面図である。
【図7】エアバッグ膨張時を示す断面図である。
【図8】同エアバッグ膨張時のエアバッグドア付近を示
す部分斜視図である。
す部分斜視図である。
【図9】この発明の他の実施例における補強板の裏面図
である。
である。
【図10】図9の10−10断面図である。
【図11】この発明のさらに他の実施例における補強板
の裏面図である。
の裏面図である。
【図12】従来の一般的なエアバッグドアを一体に有す
る車室側部材の斜視図である。
る車室側部材の斜視図である。
【図13】図12の13−13断面図である。
【図14】図13の一部を拡大して示す断面図である。
【図15】図12のエアバッグ膨張時を示す断面図であ
る。
る。
10 車室側部材 11 エアバッグドア 21 基材 22 エアバッグ展開用開口部 31 補強板 32 スリット 33 補強板の片 41 発泡体 45 表皮 46 薄肉の破断予定部 51 補強板 53 補強板の片 54 補強板の片の先端
Claims (3)
- 【請求項1】 基材に形成されたエアバッグ展開用開口
部にエアバッグドアの裏面用補強板が取り付けられ、前
記基材および補強板上に発泡体が積層されて、該発泡体
表面を覆う合成樹脂製表皮に形成された薄肉の破断予定
部により区画されたエアバッグドアを一体に有する車室
側部材において、 前記補強板にX字形または十字形のスリットを設けて該
スリット間に屈曲可能な片を形成し、前記スリットの略
上方位置に前記表皮の薄肉の破断予定部を設けたことを
特徴とする車室側部材のエアバッグドアの構造。 - 【請求項2】 請求項1において、表皮の薄肉の破断予
定部を、補強板のスリット形状に合わせたX字形または
十字形とし、前記補強板のスリット上に略沿って設けた
ことを特徴とする車室側部材のエアバッグドアの構造。 - 【請求項3】 請求項1または2において、補強板のス
リット間に形成された屈曲可能な片の先端または該先端
とスリットを挟む各片の端縁を、該補強板の表面または
裏面側へ折り返したことを特徴とする車室側部材のエア
バッグドアの構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8099379A JPH09263210A (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | 車室側部材のエアバッグドアの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8099379A JPH09263210A (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | 車室側部材のエアバッグドアの構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09263210A true JPH09263210A (ja) | 1997-10-07 |
Family
ID=14245898
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8099379A Pending JPH09263210A (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | 車室側部材のエアバッグドアの構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09263210A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004066955A (ja) * | 2002-08-06 | 2004-03-04 | Sanko Gosei Ltd | 自動車用エアーバッグ装置 |
-
1996
- 1996-03-27 JP JP8099379A patent/JPH09263210A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004066955A (ja) * | 2002-08-06 | 2004-03-04 | Sanko Gosei Ltd | 自動車用エアーバッグ装置 |
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