JPH09268660A - 柱頭柱脚梁接合金物及び柱頭柱脚梁接合構造並びにユニット建物 - Google Patents

柱頭柱脚梁接合金物及び柱頭柱脚梁接合構造並びにユニット建物

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JPH09268660A
JPH09268660A JP7872896A JP7872896A JPH09268660A JP H09268660 A JPH09268660 A JP H09268660A JP 7872896 A JP7872896 A JP 7872896A JP 7872896 A JP7872896 A JP 7872896A JP H09268660 A JPH09268660 A JP H09268660A
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column
stigma
floor
pedestal
metal
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JP7872896A
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Makoto Hoshi
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 柱頭柱脚接合と柱梁接合との間の干渉を回避
できるようにする。 【解決手段】 開示される接合金物は、木質柱の上端部
である木質柱頭に取付固定された雄型柱頭金物と、木質
柱6の下端部である木質柱脚62に取付固定された雌型
柱脚金物8とからなる。雌型柱脚金物8は、木質柱脚6
2を木質柱頭の上に積載する際に加えられる垂直荷重の
作用により、雄型柱頭金物に嵌合係着される二股状の板
ばね係止部材(ばね鋼)を箱金物82に収納保持してな
ると共に、この箱金物82の一外側面には、木質柱脚6
2と床梁43とを接合するための柱梁接合部9が設けら
れている。この、柱梁接合部9は、円板状のシアプレー
ト91を箱金物82の一外側面(床梁43側の外側面)
に当接した状態で、溶接により固着してなり、シアプレ
ート91の中心には、床梁43接合用の両ねじボルト9
2の一端側と螺合可能な雌ねじ部93が螺刻されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、住宅等の建物の
上下階の柱同士を接合し、さらには、梁も接合できる柱
頭柱脚梁接合金物、及び該柱頭柱脚梁接合金物を用いる
柱頭柱脚梁接合構造並びにユニット建物に関し、特に、
木質柱同士の接合、木質系ユニット建物に用いて好適で
ある。
【0002】
【従来の技術】従来から、建物の工業生産化率を高める
一方式として、ユニット建物が普及している。このユニ
ット建物は、一棟の建物を予めいくつかの運搬可能な大
きさのユニットに分けて工場で生産した後、これらのユ
ニットを建築現場に輸送し、予め準備した基礎の上で施
工・組立する方式の建物である。組立は、まず、下階と
なる建物ユニットを基礎の上に据え付けてから相互に連
結し、次に、据え付けられた下階建物ユニットの上に上
階となる建物ユニットを据え付けてから相互に連結し、
さらに、上階建物ユニット(上階部分がない場合には、
下階建物ユニット)の上に対応する屋根ユニットを据え
付け、これら屋根ユニットを相互に連結することで行わ
れる。また、最近では、このようなユニット建物の組立
簡易性・施工迅速性・作業安全性の一層の向上を図るこ
とを目的として、上階建物ユニットと下階建物ユニット
とを、対応する柱同士を相互に突き合わせて重ねるだけ
で、自動的に締結できる係合固定式の柱頭柱脚接合構造
が、例えば、この出願人の出願に係る特願平7−154
597号等によって提供されている。上記出願に係る柱
頭柱脚接合構造では、図10に示すように、予め下階建
物ユニットの四隅に配される柱(図では、木質柱の例を
示す)100の上端部(柱頭)101に、上面開口の凹
部102を設け、この凹部102に収納固着された裏ナ
ット200に、輪帯状の凹段部301を有する円錐型の
ねじ付きピン300を螺着しておく。一方、上階建物ユ
ニットの四隅に配される柱400(図では、木質柱の例
を示す)の下端部(柱脚)401に下面開口の凹部40
2を設け、この凹部402に、可撓性を有する素材によ
って形成された二股状の係止部材500を吊り下げ状態
で収納固着しておく。このような構成において、下階建
物ユニットの上に上階建物ユニットを載置固定する際に
は、同図に示すように、上階建物ユニットの四隅に配さ
れた柱400を下階建物ユニットの四隅に配された柱1
00の上にゆっくり吊り下ろして行き、上階柱脚401
と下階柱頭101とを互いに突合せの状態にして行く。
このとき、上階柱脚401に設けられた係止部材500
の二股先端部501が、下階柱頭101に螺着された円
錐型のピン300によって押圧され、ピン300が円錐
状に形成されているため、係止部材500の二股先端部
501が押し広げられながら摺動し、図11に示すよう
に、ピン300の円錐下端に来ると凹段部301に嵌ま
って係止固定される。このようにして、下階建物ユニッ
トと上階建物ユニットとが自動的に締結固定されるの
で、組立作業が簡易・迅速・安全となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、建物ユニッ
トを製作する場合、柱の上端又は下端に梁(天井大梁や
床大梁)を接合する構造も必要となる。従来、柱が木質
の場合には、図12に示すように、木質の柱600の上
端部又は下端部に梁700の長手方向に軸心を持つボル
ト挿通孔601を設けると共に、木質の梁700の端面
にも自身の長手方向に軸心を持つボルト挿通孔701を
開け、さらに、木質の梁700の端面近傍の側面にボル
ト挿通孔701の出口を内側面に持つ接合用の切欠部7
02を設け、柱600の上端又は下端に梁700の先端
面を突付けの状態にして、かつ、二つのボルト挿通孔6
01,701の軸心を揃え、柱600の梁当接面とは反
対側の立側面602の側から、長軸ボルト801をボル
ト挿通孔601,701に挿通し、梁700の切欠部7
02の中で長軸ボルト801とナット802とを座金8
03を介して螺合して締め付けることで、柱600と梁
700とをボルト接合することが一般に行われている。
しかしながら、上記従来の柱頭柱脚接合構造では、下階
柱頭101の上面や上階柱脚401の下面をそれぞれ切
り欠いて設けた凹部102,402に収納固着されるピ
ン300や係止部材500や裏ナット200等の柱頭柱
脚接合用の構成部材と、柱梁接合用の長軸ボルト801
とが、互いに干渉するため、柱100,400(図10
参照)に長軸ボルト801を貫通させることができな
い、という問題があった。
【0004】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、柱頭柱脚接合構造と柱梁接合構造との間の干渉
を回避できるようにした柱頭柱脚梁接合金物、及び柱頭
柱脚梁接合構造並びにユニット建物を提供することを目
的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明に係る柱頭柱脚梁接合金物は、
柱の上端部である柱頭に取付固定される柱頭金物と、柱
の下端部である柱脚に取付固定される柱脚金物とからな
り、上記柱頭の上に上記柱脚を突合せの状態で載置する
と、このときの垂直荷重の働きにより、上記柱頭金物と
柱脚金物とが自動的に係合状態になることで上記柱頭と
柱脚とを接合する自動係合式の接合金物であって、上記
柱頭金物及び柱脚金物のうち、少なくとも一方の金物に
は、柱梁接合用ボルトと螺合可能な雌ねじの切られた柱
梁接合部が設けられていることを特徴としている。
【0006】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の柱頭柱脚梁接合金物に係り、上記柱頭金物及び柱脚
金物の各取付補強部材が、上記柱脚又は柱頭の所定の二
つの相対向する立側面にそれぞれ当接固定される一対の
相対向する金属プレート部からなると共に、上記柱頭金
物及び柱脚金物のうち、少なくとも一方の金物には、上
記柱梁接合部が、少なくとも、上記一対の金属プレート
部の各面に直交する一の側面に、かつ、上記雌ねじの軸
心を上記一の側面の法線に略一致させた状態で配設され
ていることを特徴としている。
【0007】また、請求項3記載の発明は、請求項1又
は2記載の柱頭柱脚梁接合金物に係り、上記柱頭金物
は、雄型又は雌型の第1の係止金具と、該第1の係止金
具を支持固定するための第1の支持部材と、上記柱頭の
所定の立側面に固定具で当接固定され、上記第1の支持
部材を上記柱頭に取付固定すると共に、該柱頭を補強す
るための第1の取付補強部材とを備えてなり、かつ、上
記柱脚金物は、上記垂直荷重の作用により上記第1の係
止金具と押し合うと該第1の係止金具と係合状態になる
雌型又は雄型の第2の係止金具と、該第2の係止金具を
支持固定するための第2の支持部材と、上記柱脚の所定
の立側面に固定具で当接固定され、上記第2の支持部材
を上記柱脚に取付固定すると共に、該柱脚を補強するた
めの第2の取付補強部材とを備えてなり、上記雄型の第
1又は第2の係止金具は、先端部がテーパ状の係止段部
付きピン部材からなり、かつ、上記雌型の第2又は第1
の係止金具は、上記垂直荷重の作用により上記ピン部材
と押し合うと、該ピン部材の上記係止段部と係合状態に
なる一対の係止片を先端部に有する二股状の可撓性部材
からなると共に、上記ピン部材は、上記柱頭の上面又は
柱脚の下面を切り欠いて設けた凹部内に収納配設された
上記第1又は第2の支持部材に、上記柱頭の上面又は柱
脚の下面から上方又は下方に突隆する状態に固着され、
かつ、上記二股状の可撓性部材は、上記柱脚の下面又は
柱頭の上面を切り欠いて設けた凹部内に収納配設され、
該凹部内に同じく収納配設された上記第2又は第1の支
持部材に、二股先端部を下向き又は上向きにした状態で
固着されて使用されることを特徴としている。
【0008】また、請求項4記載の発明に係る柱頭柱脚
梁接合構造は、上階側の柱の下端部である上階柱脚と、
下階側の柱の上端部である下階柱頭とが、互いに突合せ
の状態で、かつ、請求項1,2又は3記載の柱頭柱脚梁
接合金物を用いて接合されてなると共に、上記上階柱脚
及び下階柱頭のうち、少なくとも一方には、上記柱脚金
物又は柱頭金物の上記柱梁接合部にて、該柱梁接合部の
上記雌ねじに上記柱梁接合用ボルトが螺合されること
で、柱と梁とがボルト接合されていることを特徴として
いる。
【0009】また、請求項5記載の発明は、建物の上階
部分を構成する上階建物ユニットを、同建物の下階部分
を構成する下階建物ユニットの上部に載置組立してなる
ユニット建物に係り、任意の上階建物ユニットに組み込
まれた柱の下端部である上階柱脚と、対応する下階建物
ユニットに組み込まれた柱の上端部である下階柱頭と
が、互いに突合せの状態で、かつ、請求項1,2又は3
記載の柱頭柱脚梁接合金物を用いて接合されてなると共
に、上記上階柱脚及び下階柱頭のうち、少なくとも一方
には、上記柱脚金物又は柱頭金物の上記柱梁接合部に
て、該柱梁接合部の上記雌ねじに上記柱梁接合用ボルト
が螺合されることで、柱と梁とがボルト接合されている
ことを特徴としている。
【0010】
【作用】この発明の構成の接合金物では、上階柱脚を下
階柱頭の上に載置する際に加えられる垂直荷重により、
下階柱頭に取り付けられた柱頭金物と、上階柱脚に取り
付けられた柱脚金物とが係合状態になることで、上下階
の柱同士が自動的に接合する。しかも、この接合金物に
は、柱梁接合用ボルトと螺合可能な柱梁接合部(雌ねじ
部)が設けられているので、この柱梁接合部(雌ねじ
部)を利用して梁を柱にボルト接合することができる。
したがって、柱頭柱脚接合構造と柱梁接合構造との間で
干渉が起こらない。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用い
て具体的に行う。図1は、この発明の一実施例である自
動係合式の柱頭柱脚梁接合構造を採り入れたユニット建
物の一部構成を分解して示す分解斜視図、図2は、同実
施例に用いられる雄型柱頭金物の構成及び取付状態を示
す図で、同図(a)は、分解正面図、同図(b)は、正
面図、図3は、同じく雄型柱頭金物の構成及び取付状態
を示す図で、同図(a)は、図2(a)のA−A線に沿
う分解垂直断面図、同図(b)は、図2(b)のB−B
線に沿う垂直断面図、図4は、同実施例に用いられる雌
型柱脚金物の構成及び取付状態を示すと共に、同雌型柱
脚金物を利用した柱梁接合構造を示す正面図、図5は、
同じく雌型柱脚金物の構成及び取付状態を示す図で、同
図(a)は、図4のC−C線に沿う垂直断面図、同図
(b)は、図4のD−D線に沿う垂直断面図、図6は、
同雄型柱頭金物を構成するジョイントピンの正面図、図
7は、同雌型柱脚金物を構成する二股状の板ばね係止部
材を示す図であり、同図(a)は正面図、同図(b)
は、同図(a)のE−E線に沿う水平断面図、図8は、
同雌型柱脚金物が取付固定される木質柱脚の切欠形状を
示す斜視図、また、図9は、同ユニット建物の組立施工
時に、同雄型柱頭金物(ジョイントピン)と同雌型柱脚
金物(二股状の板ばね係止部材)とが自動的に嵌合係着
されて、柱頭柱脚接合構造が作られてゆく様子を示す図
である。この例のユニット建物は、図1に示すように、
予め準備したコンクリート基礎1の上に、建物各階の部
屋部分を構成する建物ユニット2A,2B,2Cと屋根
部分を構成する屋根ユニット3とを水平方向及び垂直方
向(同図には垂直方向のみを示す)に組立連結してなる
木質三階建住宅に係り、各建物ユニット2A,2B,2
Cは、床パネル4の三つの側縁に沿って、壁パネル5,
5,…が壁勝ちに立設され、四隅には、構造耐力を高め
るために角形の木質柱6,6,…が配されている。床パ
ネル4は、根太(短根太)41,41,…に直交してこ
れらの木口と突き付けの状態で、端根太(長根太)4
2,42が釘打ちされて方形の床枠組が構成され、この
床枠組の上面に構造用合板やパーティクルボード等の図
示せぬ床面材が取り付けられて床構面として構成されて
いる。各壁パネル5,5,…は、縦枠51,51,…の
上端と下端とのそれぞれにおいてこれらの木口と突き付
けの状態で上枠52と下枠53がそれぞれ釘打ちされて
壁枠組とされ、この壁枠組の内面及び外面の両側に石膏
ボードや硬質木片セメント板等の壁面材が取り付けられ
て耐力壁とされている。これらの壁面材の外面は、それ
ぞれ内装、外装の仕上げも施され、さらに、必要に応じ
て断熱材が充填されている。木質柱6は、壁パネル5,
5の最外縁の縦枠51とボルトで接合されているが、床
パネル4の壁パネル5が立設されていない側縁側で相対
向する木質柱6,6間には、例えば89×152mmの
木製の床梁43が架設されている。ここで、床パネル4
の構成材である各根太41,42には、例えば、JAS
寸法形式206材(38×140mmの製材又は集積
材)が用いられる、また、壁パネル5の構成材である縦
枠51、上枠52、下枠53には、例えば、204材
(38×140mmの製材又は集積材)や206材が用
いられる。また、木質柱6には、例えば、404材(8
9×89mmの製材又は集積材)が好適に用いられる。
【0012】上記構成のユニット建物は、自動係合式の
接合金物を用いて、下階の建物ユニット2A(2B)と
上階の建物ユニット2B(2C)とが、四隅において、
柱頭柱脚接合がなされることにより構成され、必要に応
じて、上階の壁パネル5の下枠53が下階の壁パネル5
の上枠52に釘打ち又はボルト締めされて固定されてい
る。また、この例で使用される上記接合金物は、柱頭柱
脚接合具としての機能だけではなく、柱梁接合具として
の機能も有し、上階の建物ユニット2B(2C)では、
この機能を利用して、木質柱6と床梁43とを接合する
ことも行われている。すなわち、この接合金物は、図2
及び図3に示すように、各木質柱6の上端部である木質
柱頭61に取付固定された雄型柱頭金物7と、図4及び
図5に示すように、各木質柱6の下端部である木質柱脚
62に取付固定された柱梁接合機能付きの雌型柱脚金物
8とから構成されている。
【0013】上記雄型柱頭金物7は、図6に示すよう
に、先端部にテーパ状の頭部71a、中間部に凹段部
(嵌合係着段部)71b、後端部に雄ねじ部71cをそ
れぞれ有するジョイントピン71と、図2及び図3に示
すように、このジョイントピン71を螺着して固定する
ためのM20の裏ナット72と、この裏ナット72を収
納保持するための6面体構成の箱金物73と、この箱金
物73を木質柱頭61に取付固定すると共に、木質柱頭
61を補強するための一対の取付補強プレート74,7
4と、必要に応じて、木質柱頭61の上端面と壁パネル
5の上枠52の上面との間の厚さ調整を行うための方形
鋼板製(例えば、厚さ4mm)のスペーサ75とから構
成されている。これに対応して、木質柱頭61の上端面
には、雄型柱頭金物7を装着するための凹部63が、木
質柱頭61の四つの立側面のうち、屋外側の立側面に直
交して相対向する二つの立側面間を切り通す状態に設け
られている(図2(a))。さらに、これら二つの立側
面間を貫いて、上下二つの取付用のボルト挿通孔が設け
られている。
【0014】箱金物73は、上蓋73aと下蓋73bと
断面長方形の角筒部73cとから6面体箱形に構成さ
れ、木質柱頭61の上端面の凹部63と嵌合可能な大き
さ形状に形成されている。箱金物73の上蓋73aには
ジョイントピン71の雄ねじ部71cを挿通させる貫通
孔が穿孔されていて、裏面には裏ナット72が貫通孔と
軸芯を共通にして溶接により固定されている。この裏ナ
ット72にジョイントピン71の雄ねじ部71cが螺合
されることで、ジョイントピン71が箱金物73の上蓋
73aに突隆状態に取付固定される。なお、スペーサ7
5にもジョイントピン71の雄ねじ部71cを挿通させ
る貫通孔が穿設されていて、厚さ調整が必要なときは
(図2(a)及び図3(a))、まず、箱金物73の上
蓋73aにスペーサ75を載せてから、ジョイントピン
71の雄ねじ部71cが、スペーサ75及び上蓋73a
の貫通孔を挿通して裏ナット72に螺着されて固定され
る。また、取付補強プレート74,74は、横幅(38
mm)が、404材(89×89mm)の木質柱6の横
幅よりも狭幅で、かつ、比較的長尺の鋼板(例えば、
4.5×38×229mm)からなり、長手方向を垂下
する状態で、それぞれの上端部が箱金物73(角筒部7
3c)の相対向する短辺側の両外側面に当接されて、溶
接により固着されている。これらの取付補強プレート7
4,74には、木質柱頭61に予め設けられた上下二つ
のボルト挿通孔に対応する位置に、二つの取付用のボル
ト挿通孔が開けられている。
【0015】上記構成の雄型柱頭金物7を、木質柱頭6
1の上端面に取付固定するには、木質柱頭61の上端面
の上方から、取付補強プレート74,74を、木質柱頭
61の四つの立側面のうち、相対向する所定の二つの立
側面を挟み込む状態で、箱金物73を木質柱頭61上端
面の凹部63に嵌め込む。そして、箱金物73が木質柱
頭61の凹部63に完全に嵌め込まれたとき、図2及び
図3に示すように、2枚の取付補強プレート74,74
に設けられた上下二つのボルト挿通孔と、木質柱頭61
に予め設けておいた上下二つのボルト挿通孔とがそれぞ
れ重なる状態となるので、これらのボルト挿通孔に例え
ばM12の長ボルト76,76を挿通し、挿通した長ボ
ルト76,76をナット77,77で締結固定する。こ
のようにして、雄型柱頭金物7が、木質柱頭61の上端
面に取付固定される。なお、これらの取付補強プレート
74,74は、上端面に凹部63が刻設されたことによ
り、強度が低下した木質柱頭61を補強する機能も有し
ている。
【0016】次に、上記雌型柱脚金物8は、図7に示す
ように、上階積載時に加えられる垂直荷重の作用により
ジョイントピン71の凹段部71bに嵌合係着される一
対の係止片81a,81aを先端部に有し、後端部に取
付孔81bを有する二股状の板ばね係止部材(ばね鋼)
81と、図4及び図5に示すように、この板ばね係止部
材81を収納するための6面体構成の箱金物82と、板
ばね係止部材81を箱金物82に収納状態で支持固定す
るための取付ボルト83と、接合解除用の雄ねじ部材8
4と、箱金物82を木質柱脚62に取付固定すると共
に、木質柱脚62を補強するための一対の取付補強プレ
ート85,85とから柱頭柱脚接合部が構成され、さら
に、木質柱脚62と床梁43とを接合するための柱梁接
合部9が設けられている。
【0017】箱金物82は、比較的厚肉の上蓋82aと
下蓋82bと断面長方形の角筒部82cとから6面体箱
形に構成され、下蓋82bには、接合作業時、雄型柱頭
金物7のジョイントピン71を箱金物82の内部に挿入
させるための貫通孔が設けられている。上蓋82aには
取付ボルト83と螺合可能な雌ねじ部が設けられてい
る。二股状の板ばね係止部材81は、図5(b)に示す
ように、係止片81a,81a(以下、二股先端部とも
いう)を下向きにして、箱金物82内に収納され、取付
孔81bを経由して、取付ボルト83が上蓋82aの雌
ねじ部に螺着することで、箱金物82の上蓋82aに固
着されている。取付補強プレート85,85は、横幅
(38mm)が、404材(89×89mm)の木質柱
6の横幅よりも狭幅で、かつ、比較的長尺の鋼板(例え
ば、4.5×38×248mm)からなり、長手方向が
起立する状態で、それぞれの下端部が箱金物82(角筒
部82c)の相対向する短辺側の両外側面に当接され
て、溶接により固着されている。これらの取付補強プレ
ート85,85には、上下に二つの取付用のボルト挿通
孔が開けられている。また、柱梁接合部9は、厚さ略4
mm、直径略50mmの円板状のシアプレート91を箱
金物82(角筒部82c)の長辺側の一つの外側面(床
梁43側の外側面)に当接した状態で、溶接により固着
してなり、シアプレート91の中心には、床梁43接合
用の両ねじボルト92の一端側の雄ねじ部と螺合可能な
雌ねじ部93が螺刻されている。
【0018】上記構成の雌型柱脚金物8に対応して、木
質柱脚62の梁側立側面62aには、図8に示すよう
に、梁43を突付けの状態で取り付けるための仕口用切
欠64が、梁側立側面62aに直交状態に隣接する左右
両側の立側面間を切り通す状態に設けられている。さら
に、この仕口用切欠64の梁側立側面(仕口用切欠面)
64aには、雌型柱脚金物8の箱金物82を装着するた
めの装着用切欠65が、梁側立側面64aに直交状態に
隣接する左右両側の立側面間を切り通す状態に設けられ
ている。また、木質柱脚62の梁側立側面62aに直交
状態に隣接する左右両側の立側面間には、上下二つの取
付用のボルト挿通孔66,66が穿孔されている。一
方、床大梁43の端面には、シアプレート91と嵌合可
能な大きさの円形の嵌合凹部(切欠)94が設けられ、
この嵌合凹部94の底面から両ねじボルト92の全長よ
りも短い距離に位置する床梁43の側面には長方形の切
欠(側面切欠部)95が設けられている。さらに、嵌合
凹部94の中心には、床大梁43の長手方向に軸芯を持
つ両ねじボルト92挿通用のボルト挿通孔96が穿孔さ
れ、このボルト挿通孔96は側面切欠部95にまで達し
ている。そして、床大梁43を取り付ける際には、この
側面切欠部95の部位で、床大梁43の端面側からボル
ト挿通孔96を挿通してきた両ねじボルト92の他端側
の雄ねじ部にナット97を締め付けて柱梁間をボルトナ
ット接合することが行われる。
【0019】上記構成の雌型柱脚金物8を、木質柱脚6
2の下端面に取付固定するには、木質柱脚62の下端面
の下方から、取付補強プレート85,85を、木質柱脚
62の四つの立側面のうち、梁側立側面62aに直交状
態に隣接して相対向する二つの立側面を挟み込む状態
で、箱金物82を木質柱脚62下端面の凹部64に嵌め
込む。そして、箱金物82が木質柱脚62の凹部64に
完全に嵌め込まれたとき、図4及び図5に示すように、
2枚の取付補強プレート85,85に設けられた上下二
つのボルト挿通孔と、木質柱脚62に予め設けておいた
上下二つのボルト挿通孔とがそれぞれ重なる状態となる
ので、これらのボルト挿通孔に例えばM12の長ボルト
76,76を挿通し、挿通した長ボルト76,76をナ
ット77,77で締結固定する。このようにして、雌型
柱脚金物8が、木質柱脚62の下端面に取付固定され
る。なお、これらの取付補強プレート85,85は、下
端面に凹部64が刻設されたことによる木質柱脚62の
強度低下分を補強する機能も有している。
【0020】次に、この例の建物ユニット2A,2B,
2Cの製作時、床パネル4の壁パネル5が立設されてい
ない側縁側で相対向する木質柱脚62,62間に、木製
の床梁43を架け渡すには、図4に示すように、まず、
木質柱脚62の梁側立側面62aの装着用切欠65の最
外側に配置された雌型柱脚金物8の柱梁接合部9(シア
プレート91の雌ねじ部93)に両ねじボルト92の一
端側の雄ねじ部を螺着して水平に取り付ける。次に、取
り付けられた両ねじボルト92に、床大梁43の端面側
からボルト挿通孔96を嵌め入れてゆき、かつ、床梁4
3の端面の嵌合凹部94と雌型柱脚金物8(柱梁接合部
9)のシアプレート91とを嵌着させて、床梁43の端
面を木質柱脚62の仕口用切欠面64aに当接させる。
床梁43の端面が木質柱脚62の仕口用切欠面64aに
達して、当接状態になると、両ねじボルト92の他端側
の雄ねじ部が、ボルト挿通孔96を通り抜けて床梁43
の側面切欠部95の中に現れる。そこで、側面切欠部9
5にて、両ねじボルト92の他端側の雄ねじ部にナット
97を締め付けて木質柱脚62と床梁43とを接合す
る。次に、ユニット建物の組立施工時、この例の柱頭柱
脚接合構造により、上階の建物ユニット2B(2C)
と、下階の建物ユニット2A(2B)とを連結するに
は、まず、上階の建物ユニット2B(2C)を、既設の
下階の建物ユニット2A(2B)の上部にまでクレーン
で運び、図9(a)に示すように、互いの四隅(上階側
の柱脚62と対応する下階側の柱頭61と)が重なる位
置で、上階の建物ユニット2B(2C)を、既設の下階
の建物ユニット2A(2B)の上部にゆっくりと下ろし
てゆく。このとき、下階木質柱頭61(雄型柱頭金物
7)のジョイントピン71が、所望の挿入荷重(例え
ば、上階の建物ユニット2B(2C)の重量の1/4の
垂直荷重)で上階木質柱脚62(雌型柱脚金物8)の箱
金物82内に挿入され、箱金物82内の二股状の板ばね
係止部材81がジョイントピン71によって押圧され、
ジョイントピン71の頭部71aがテーパ状に形成され
ているため、同図(b)に示すように、板ばね係止部材
81の二股先端部81a,81aが押し広げられながら
摺動し、同図(c)に示すように、ジョイントピン71
の頭部71aを過ぎると、凹段部71bに嵌まって係止
固定される。そして、このような自動係合式の柱頭柱脚
接合が、ユニット四隅で行われることにより、上階の建
物ユニット2B(2C)が下階の建物ユニット2A(2
B)に確実に固定される。なお、コンクリート基礎1と
一階建物ユニット2Aとの接合も、コンクリート基礎1
の上部に、予め、雌型柱脚金物8と係合可能な(ジョイ
ントピン71を有する)雄型基礎金物を埋設しておくこ
とにより、柱頭柱脚接合(図9)において述べたと略同
様の施工手順により自動式に行われる。同様に、、最上
階の建物ユニット2Cと屋根ユニット3との接合も、屋
根ユニット3の下部に予め、雄型柱頭金物8と係合可能
な(二股状の板ばね部材81を有する)雌型屋根金物を
埋設しておくことにより、柱頭柱脚接合(図9)におい
て述べたと略同様の施工手順により自動的に行われる。
【0021】この実施例の構成によれば、上階木質柱脚
62を下階木質柱頭61の上に載置する際に加えられる
垂直荷重により、下階木質柱頭61に取り付けられた雄
型柱頭金物7と、上階木質柱脚62に取り付けられた雌
型柱脚金物8とが嵌合係着状態になることで、上下階の
木質柱6,6同士が自動的に接合する。しかも、この接
合金物には、柱梁接合用の両ねじボルト92と螺合可能
な柱梁接合部(雌ねじ部93)9が設けられているの
で、この柱梁接合部(雌ねじ部93)9を利用して床梁
43を木質柱脚62にボルト接合することができる。し
たがって、柱頭柱脚接合構造と柱梁接合構造との間で干
渉が起こらない。なお、木質柱頭7や木質柱脚8は、切
欠が設けられる分、強度が低下するが、木質柱の相対向
する二つの立側面に、取付補強プレート74,85が当
接固定され補強されるので、柱の必要強度は損なわれな
い。
【0022】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。例えば、木質柱脚
62の切欠の形状は、図示例に限らない。また、雄型ジ
ョイント部材(ジョイントピン)や雌型ジョイント部材
(二股状の板ばね係止部材)も図示例のものに限定され
ない。また、取付補強プレート74,85は、相対向す
る2枚に限らず、適宜増減できる。また、この発明の柱
頭柱脚接合構造の適用対象となる建物は、ユニット建物
に限らない。また、上述の実施例では、雌型柱脚金物に
柱梁接合部を一つ設けたが、木質柱に桁梁と妻梁とが接
合される場合には、これに応じて、柱梁接合部を複数設
けることも可能である。また、柱梁接合部は、天井梁を
接合する場合には、雌型柱脚金物に代えて、雄型柱頭金
物側に設ければ良く、床梁のみならず天井梁も接合する
場合には、雌型柱脚金物と雄型柱頭金物との両方に設け
れば良い。逆に、梁を接合しない場合には、この発明の
柱頭柱脚梁接合金物を、柱頭柱脚接合金物として用いれ
ば良い。また、上述の実施例では、木質柱頭側に雄型金
物を、木質柱脚側に雌型金物を用いたが、これを逆にし
て用いることも可能である。また、この発明は、柱が木
質柱である場合に特に効果的であるが、木質柱に限定さ
れるものではなく、コンクリート柱、鋼柱、合成木材
柱、強化プラスチック(FRP)柱、又はこれらの複合
材からなる柱にも適用できる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の構成に
よれば、上階柱脚を下階柱頭の上に載置する際に加えら
れる垂直荷重により、下階柱頭に取り付けられた柱頭金
物と、上階柱脚に取り付けられた柱脚金物とが係合状態
になることで、上下階の柱同士が自動的に接合する。し
かも、この接合金物には、柱梁接合用ボルトと螺合可能
な柱梁接合部(雌ねじ部)が設けられているので、この
柱梁接合部(雌ねじ部)を利用して梁を柱にボルト接合
することができる。したがって、柱頭柱脚接合構造と柱
梁接合構造との間で干渉が起こらない。なお、柱頭や柱
脚は、切欠が設けられることにより、強度が低下して
も、柱の立側面に、取付補強部材が当接固定され補強さ
れるので、構造耐力は損なわれない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である自動係合式の柱頭柱
脚梁接合構造を採り入れたユニット建物の一部構成を分
解して示す分解斜視図である。
【図2】同実施例に用いられる雄型柱頭金物の構成及び
取付状態を示す図で、同図(a)は、分解正面図、同図
(b)は、正面図である。
【図3】同じく雄型柱頭金物の構成及び取付状態を示す
図で、同図(a)は、図2(a)のA−A線に沿う分解
垂直断面図、同図(b)は、図2(b)のB−B線に沿
う垂直断面図である。
【図4】同実施例に用いられる雌型柱脚金物の構成及び
取付状態を示すと共に、同雌型柱脚金物を利用した柱梁
接合構造を示す正面図である。
【図5】同雌型柱脚金物の構成及び取付状態を示す図
で、同図(a)は図4のC−C線に沿う垂直断面図、同
図(b)は図4のD−D線に沿う垂直断面図である。
【図6】同雄型柱頭金物を構成するジョイントピンの正
面図である。
【図7】同雌型柱脚金物を構成する二股状の板ばね係止
部材を示す図であり、同図(a)は正面図、同図(b)
は、同図(a)のE−E線に沿う水平断面図である。
【図8】同雌型柱脚金物が取付固定される木質柱脚の切
欠形状を示す斜視図である。
【図9】同ユニット建物の組立施工時に、同雄型柱頭金
物(ジョイントピン)と同雌型柱脚金物(二股状の板ば
ね係止部材)とが自動的に嵌合係着されて、柱頭柱脚接
合構造が作られてゆく様子を示す図である。
【図10】従来における柱頭柱脚接合金物の構成を示す
部分断面図である。
【図11】同柱頭柱脚接合金物を用いた柱頭柱脚接合構
造を示す部分断面図である。
【図12】従来技術の問題点を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
2A,2B 建物ユニット(下階建物ユニット) 2C,2B 建物ユニット(上階建物ユニット) 43 床梁(梁) 6 木質柱 61 木質柱頭(下階柱頭) 62 木質柱脚(上階柱脚) 63 木質柱頭の上端面の凹部 7 雄型柱頭金物(柱頭金物) 71 ジョイントピン(雄型の第1又は第2の係止
金具、係止段部付きピン部材) 71b 凹段部(嵌合係着段部、係止段部) 72 裏ナット(第1の支持部材) 73 箱金物(第1の支持部材) 74 取付補強プレート(第1の取付補強部材、金
属プレート部) 76 長ボルト(固定具) 77 ナット(固定具) 8 雌型柱脚金物(柱脚金物) 81 板ばね係止部材(雌型の第1又は第2の係止
金具、二股状の可撓性部材) 81a 係止片 82 箱金物(第2の支持部材) 83 取付ボルト(第2の支持部材) 85 取付補強プレート(第2の取付補強部材、金
属プレート部) 9 柱梁接合部 91 シアプレート(柱梁接合部) 92 両ねじボルト(柱梁接合用ボルト) 93 雌ねじ部(柱梁接合部の一部) 97 ナット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱の上端部である柱頭に取付固定される
    柱頭金物と、柱の下端部である柱脚に取付固定される柱
    脚金物とからなり、前記柱頭の上に前記柱脚を突合せの
    状態で載置すると、このときの垂直荷重の働きにより、
    前記柱頭金物と柱脚金物とが自動的に係合状態になるこ
    とで前記柱頭と柱脚とを接合する自動係合式の接合金物
    であって、 前記柱頭金物及び柱脚金物のうち、少なくとも一方の金
    物には、柱梁接合用ボルトと螺合可能な雌ねじの切られ
    た柱梁接合部が設けられていることを特徴とする柱頭柱
    脚梁接合金物。
  2. 【請求項2】 前記柱頭金物及び柱脚金物の各取付補強
    部材は、前記柱脚又は柱頭の所定の二つの相対向する立
    側面にそれぞれ当接固定される一対の相対向する金属プ
    レート部からなると共に、 前記柱頭金物及び柱脚金物のうち、少なくとも一方の金
    物には、前記柱梁接合部が、少なくとも、前記一対の金
    属プレート部の各面に直交する一の側面に、かつ、前記
    雌ねじの軸心を前記一の側面の法線に略一致させた状態
    で配設されていることを特徴とする請求項1記載の柱頭
    柱脚梁接合金物。
  3. 【請求項3】 前記柱頭金物は、雄型又は雌型の第1の
    係止金具と、該第1の係止金具を支持固定するための第
    1の支持部材と、前記柱頭の所定の立側面に固定具で当
    接固定され、前記第1の支持部材を前記柱頭に取付固定
    すると共に、該柱頭を補強するための第1の取付補強部
    材とを備えてなり、 かつ、前記柱脚金物は、前記垂直荷重の作用により前記
    第1の係止金具と押し合うと該第1の係止金具と係合状
    態になる雌型又は雄型の第2の係止金具と、該第2の係
    止金具を支持固定するための第2の支持部材と、前記柱
    脚の所定の立側面に固定具で当接固定され、前記第2の
    支持部材を前記柱脚に取付固定すると共に、該柱脚を補
    強するための第2の取付補強部材とを備えてなり、 前記雄型の第1又は第2の係止金具は、先端部がテーパ
    状の係止段部付きピン部材からなり、かつ、前記雌型の
    第2又は第1の係止金具は、前記垂直荷重の作用により
    前記ピン部材と押し合うと、該ピン部材の前記係止段部
    と係合状態になる一対の係止片を先端部に有する二股状
    の可撓性部材からなると共に、 前記ピン部材は、前記柱頭の上面又は柱脚の下面を切り
    欠いて設けた凹部内に収納配設された前記第1又は第2
    の支持部材に、前記柱頭の上面又は柱脚の下面から上方
    又は下方に突隆する状態に固着され、 かつ、前記二股状の可撓性部材は、前記柱脚の下面又は
    柱頭の上面を切り欠いて設けた凹部内に収納配設され、
    該凹部内に同じく収納配設された前記第2又は第1の支
    持部材に、二股先端部を下向き又は上向きにした状態で
    固着されて使用されることを特徴とする請求項1又は2
    記載の柱頭柱脚梁接合金物。
  4. 【請求項4】 上階側の柱の下端部である上階柱脚と、
    下階側の柱の上端部である下階柱頭とが、互いに突合せ
    の状態で、かつ、請求項1,2又は3記載の柱頭柱脚梁
    接合金物を用いて接合されてなると共に、 前記上階柱脚及び下階柱頭のうち、少なくとも一方に
    は、前記柱脚金物又は柱頭金物の前記柱梁接合部にて、
    該柱梁接合部の前記雌ねじに前記柱梁接合用ボルトが螺
    合されることで、柱と梁とがボルト接合されていること
    を特徴とする柱頭柱脚梁接合構造。
  5. 【請求項5】 建物の上階部分を構成する上階建物ユニ
    ットを、同建物の下階部分を構成する下階建物ユニット
    の上部に載置組立してなるユニット建物であって、任意
    の上階建物ユニットに組み込まれた柱の下端部である上
    階柱脚と、対応する下階建物ユニットに組み込まれた柱
    の上端部である下階柱頭とが、互いに突合せの状態で、
    かつ、請求項1,2又は3記載の柱頭柱脚梁接合金物を
    用いて接合されてなると共に、 前記上階柱脚及び下階柱頭のうち、少なくとも一方に
    は、前記柱脚金物又は柱頭金物の前記柱梁接合部にて、
    該柱梁接合部の前記雌ねじに前記柱梁接合用ボルトが螺
    合されることで、柱と梁とがボルト接合されていること
    を特徴とするユニット建物。
JP7872896A 1996-04-01 1996-04-01 柱頭柱脚梁接合金物及び柱頭柱脚梁接合構造並びにユニット建物 Pending JPH09268660A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN117868309A (zh) * 2024-02-22 2024-04-12 一鸣建设集团有限公司 一种装配式建筑结构及其施工方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN117868309A (zh) * 2024-02-22 2024-04-12 一鸣建设集团有限公司 一种装配式建筑结构及其施工方法

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