JPH0927216A - 潤滑性絶縁電線 - Google Patents
潤滑性絶縁電線Info
- Publication number
- JPH0927216A JPH0927216A JP17373495A JP17373495A JPH0927216A JP H0927216 A JPH0927216 A JP H0927216A JP 17373495 A JP17373495 A JP 17373495A JP 17373495 A JP17373495 A JP 17373495A JP H0927216 A JPH0927216 A JP H0927216A
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- Japan
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- weight
- parts
- lubricant
- insulated wire
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 耐熱性に優れ、高度の表面潤滑効果を有する
潤滑性絶縁電線を提供する。 【解決手段】 導体1上に絶縁層2を設け、その絶縁層
2上に、樹脂分100重量部に対し、金属せっけんを
0.5〜20重量部配合した絶縁塗料を、塗布し、焼付
けて、潤滑層3とする。
潤滑性絶縁電線を提供する。 【解決手段】 導体1上に絶縁層2を設け、その絶縁層
2上に、樹脂分100重量部に対し、金属せっけんを
0.5〜20重量部配合した絶縁塗料を、塗布し、焼付
けて、潤滑層3とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気、通信機器等
の機器コイル用電線等として広範囲の用途に用いられる
絶縁電線に、特に、その最外層の被覆層に優れた潤滑性
を付与した潤滑性絶縁電線に関するものである。
の機器コイル用電線等として広範囲の用途に用いられる
絶縁電線に、特に、その最外層の被覆層に優れた潤滑性
を付与した潤滑性絶縁電線に関するものである。
【0002】
【従来の技術】絶縁電線は、機器コイル等の巻線工程に
おいて、ノズルやプーリ等に接触することによって傷つ
けられることがある。近年、高速自動巻機の普及による
巻線速度の上昇に伴い、前記現象が頻発する傾向にあ
り、この問題解決が望まれていた。そこで、絶縁電線の
損傷を防止する共に、高速巻線処理をより確実に行うこ
とを目的として、絶縁電線の表面の摩擦係数を低下させ
るために、潤滑油を塗布した絶縁電線が用いられてい
た。しかし、単に潤滑油を塗布するだけでは、十分に摩
擦係数を低下させることが出来ず、その効果は満足のい
くものではなかった。そこで、最外層として、摩擦係数
の小さいポリエチレンやポリアミド等の樹脂からなる潤
滑層を設けた絶縁電線が考案されている。また、より潤
滑性を向上させるために、フッ素樹脂微粉末や脂肪酸ア
ミド等の種々の潤滑剤等を配合した樹脂からなる潤滑層
を、最外層として設けた絶縁電線も用いられている。
おいて、ノズルやプーリ等に接触することによって傷つ
けられることがある。近年、高速自動巻機の普及による
巻線速度の上昇に伴い、前記現象が頻発する傾向にあ
り、この問題解決が望まれていた。そこで、絶縁電線の
損傷を防止する共に、高速巻線処理をより確実に行うこ
とを目的として、絶縁電線の表面の摩擦係数を低下させ
るために、潤滑油を塗布した絶縁電線が用いられてい
た。しかし、単に潤滑油を塗布するだけでは、十分に摩
擦係数を低下させることが出来ず、その効果は満足のい
くものではなかった。そこで、最外層として、摩擦係数
の小さいポリエチレンやポリアミド等の樹脂からなる潤
滑層を設けた絶縁電線が考案されている。また、より潤
滑性を向上させるために、フッ素樹脂微粉末や脂肪酸ア
ミド等の種々の潤滑剤等を配合した樹脂からなる潤滑層
を、最外層として設けた絶縁電線も用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来の潤滑層を設けた絶縁電線は、それ以前の絶縁電線
と比較すれば潤滑性に優れるが、さらに、より優れた潤
滑性を有する絶縁電線が求められている。また、潤滑層
は、潤滑剤を添加した塗料を塗布し、焼き付けることに
より形成されるが、その際の熱によって潤滑剤が熱分解
を起こし、潤滑性阻害の一因となっている。
従来の潤滑層を設けた絶縁電線は、それ以前の絶縁電線
と比較すれば潤滑性に優れるが、さらに、より優れた潤
滑性を有する絶縁電線が求められている。また、潤滑層
は、潤滑剤を添加した塗料を塗布し、焼き付けることに
より形成されるが、その際の熱によって潤滑剤が熱分解
を起こし、潤滑性阻害の一因となっている。
【0004】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、焼付け時に潤滑剤が熱分解を起こさず、優れた潤滑
性を持つ絶縁電線を提供することを目的とする。
で、焼付け時に潤滑剤が熱分解を起こさず、優れた潤滑
性を持つ絶縁電線を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は導体直上、また
は絶縁体を介して、金属せっけんを配合した樹脂組成物
からなる潤滑層を最外層として設けることを前記課題の
解決手段とした。
は絶縁体を介して、金属せっけんを配合した樹脂組成物
からなる潤滑層を最外層として設けることを前記課題の
解決手段とした。
【0006】請求項1記載の潤滑性絶縁電線は、樹脂分
100重量部に対し、金属せっけんを0.5〜20重量
部配合した絶縁塗料が、最外層に塗布、焼付けされてな
ることを特徴とする。
100重量部に対し、金属せっけんを0.5〜20重量
部配合した絶縁塗料が、最外層に塗布、焼付けされてな
ることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下詳細に説明する。図1は、本
発明の潤滑性絶縁電線の一例を示すもので、図中符号1
に示されるものは導体である。この導体1の外周面には
絶縁層2が設けられている。絶縁層2の外周面には潤滑
層3が設けられている。絶縁層2は、導体1の外周面に
塗料を塗布し、焼き付けて形成されたものである。潤滑
層3は、絶縁層2の外周面に、金属せっけんを配合した
潤滑性塗料を塗布し、焼き付けて形成されたものであ
る。
発明の潤滑性絶縁電線の一例を示すもので、図中符号1
に示されるものは導体である。この導体1の外周面には
絶縁層2が設けられている。絶縁層2の外周面には潤滑
層3が設けられている。絶縁層2は、導体1の外周面に
塗料を塗布し、焼き付けて形成されたものである。潤滑
層3は、絶縁層2の外周面に、金属せっけんを配合した
潤滑性塗料を塗布し、焼き付けて形成されたものであ
る。
【0008】導体1は、その材質、線径等を限定される
ことはない。絶縁層2に用いられる塗料の主成分となる
樹脂としては、一般にポリイミド、変性ポリイミド、ポ
リアミドイミド、ポリウレタン、ポリエステル、変性ポ
リエステル、ポリエステルイミド、変性ポリエステルイ
ミド、ポリビニルホルマール、変性ポリビニルホルマー
ル、ポリヒダントイン、エポキシ、ポリイミダゾピロロ
ン、変性エポキシ、アクリル、ポリアミド等が使用され
るが、これらに限定されることはない。潤滑層3に用い
られる潤滑性塗料の主成分となる樹脂としては、絶縁層
2と同様ものが用いられる。また、潤滑剤として配合さ
れる金属せっけんとは、一般に、炭素数C15〜C24の脂
肪酸と、ナトリウムあるいはカリウム以外の金属の塩で
ある。この金属せっけんの例としては、ステアリン酸リ
チウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸バリウ
ム、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸亜鉛、ス
テアリン酸マグネシウム、12−ヒドロキシステアリン
酸マグネシウム、12−ヒドロキシステアリン酸カルシ
ウム、12−ヒドロキシステアリン酸バリウム、12−
ヒドロキシステアリン酸亜鉛等があり、これらの1種ま
たは、2種以上を混合して用いることが出来る。
ことはない。絶縁層2に用いられる塗料の主成分となる
樹脂としては、一般にポリイミド、変性ポリイミド、ポ
リアミドイミド、ポリウレタン、ポリエステル、変性ポ
リエステル、ポリエステルイミド、変性ポリエステルイ
ミド、ポリビニルホルマール、変性ポリビニルホルマー
ル、ポリヒダントイン、エポキシ、ポリイミダゾピロロ
ン、変性エポキシ、アクリル、ポリアミド等が使用され
るが、これらに限定されることはない。潤滑層3に用い
られる潤滑性塗料の主成分となる樹脂としては、絶縁層
2と同様ものが用いられる。また、潤滑剤として配合さ
れる金属せっけんとは、一般に、炭素数C15〜C24の脂
肪酸と、ナトリウムあるいはカリウム以外の金属の塩で
ある。この金属せっけんの例としては、ステアリン酸リ
チウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸バリウ
ム、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸亜鉛、ス
テアリン酸マグネシウム、12−ヒドロキシステアリン
酸マグネシウム、12−ヒドロキシステアリン酸カルシ
ウム、12−ヒドロキシステアリン酸バリウム、12−
ヒドロキシステアリン酸亜鉛等があり、これらの1種ま
たは、2種以上を混合して用いることが出来る。
【0009】潤滑性塗料に配合する金属せっけんの配合
量は、樹脂分100重量部に対して0.5〜20重量部
の範囲であることが望ましい。0.5重量部未満なら
ば、十分な摩擦係数の低下が得られず、20重量部を越
えるならば、絶縁電線の表面が波肌となり、良好な外観
が得られない場合がある。
量は、樹脂分100重量部に対して0.5〜20重量部
の範囲であることが望ましい。0.5重量部未満なら
ば、十分な摩擦係数の低下が得られず、20重量部を越
えるならば、絶縁電線の表面が波肌となり、良好な外観
が得られない場合がある。
【0010】上記の潤滑性絶縁電線は、例えば以下のよ
うな方法で製造される。すなわち、導体直上あるいは導
体上に設けられた絶縁層上に、金属せっけんを配合した
潤滑性塗料を塗布し、温度360〜440℃、線速10
〜30m/minの条件で焼き付けて、潤滑層を最外層と
して設ける。
うな方法で製造される。すなわち、導体直上あるいは導
体上に設けられた絶縁層上に、金属せっけんを配合した
潤滑性塗料を塗布し、温度360〜440℃、線速10
〜30m/minの条件で焼き付けて、潤滑層を最外層と
して設ける。
【0011】
【実施例】以下、実施例を示して本発明の効果を明確に
する。直径1.0mmの導体に、ポリエステルイミド塗料
を塗布し、焼き付けて皮膜厚28μmの絶縁層を設け
た。さらに、潤滑性塗料を塗布し、400℃、線速20
m/minの条件で焼付け、潤滑層を形成した。潤滑層の
厚さは14μmであった。潤滑性塗料は、ポリアミドイ
ミド塗料(日立化成(株)製;HI−406D)の樹脂
分100重量部に対して、潤滑剤としてステアリン酸カ
ルシウム(和光純薬工業(株)製)を種々の割合で配合
し、これらを用いて製造した潤滑性絶縁電線の静摩擦係
数を測定し、外観を観察した(No.1〜7)。また、
金属せっけんとして、ステアリン酸亜鉛(和光純薬工業
(株)製)を配合したもの(No.8)、12−ヒドロ
キシステアリン酸カルシウム(耕正(株);CS−6)
を配合したもの(No.9)を用いて、それぞれ同様に
潤滑性絶縁電線を製造し、試験を行った。
する。直径1.0mmの導体に、ポリエステルイミド塗料
を塗布し、焼き付けて皮膜厚28μmの絶縁層を設け
た。さらに、潤滑性塗料を塗布し、400℃、線速20
m/minの条件で焼付け、潤滑層を形成した。潤滑層の
厚さは14μmであった。潤滑性塗料は、ポリアミドイ
ミド塗料(日立化成(株)製;HI−406D)の樹脂
分100重量部に対して、潤滑剤としてステアリン酸カ
ルシウム(和光純薬工業(株)製)を種々の割合で配合
し、これらを用いて製造した潤滑性絶縁電線の静摩擦係
数を測定し、外観を観察した(No.1〜7)。また、
金属せっけんとして、ステアリン酸亜鉛(和光純薬工業
(株)製)を配合したもの(No.8)、12−ヒドロ
キシステアリン酸カルシウム(耕正(株);CS−6)
を配合したもの(No.9)を用いて、それぞれ同様に
潤滑性絶縁電線を製造し、試験を行った。
【0012】さらに、比較のために、従来用いられてい
る潤滑剤として、ポリエチレン粉末を配合したもの(N
o.10)、ステアリン酸アミド(和光純薬工業(株)
製)を配合したもの(No.11)、及び、潤滑剤を配
合しないもの(No.12)を用いて、それぞれ同様に
絶縁電線を製造し、試験を行った。結果を表1に示す。
尚、静摩擦係数の測定は、電線滑り試験器(東洋精機
(株))を用い、荷重200gで測定した。
る潤滑剤として、ポリエチレン粉末を配合したもの(N
o.10)、ステアリン酸アミド(和光純薬工業(株)
製)を配合したもの(No.11)、及び、潤滑剤を配
合しないもの(No.12)を用いて、それぞれ同様に
絶縁電線を製造し、試験を行った。結果を表1に示す。
尚、静摩擦係数の測定は、電線滑り試験器(東洋精機
(株))を用い、荷重200gで測定した。
【0013】
【表1】
【0014】表1より、潤滑剤を配合しないもの(N
o.12)及び従来の潤滑性塗料を用いたもの(No.
10,11)と比較すると、本発明に該当するNo.2
〜6及び、No.8,9の絶縁電線は、静摩擦係数が小
さく、潤滑性に優れており、外観も良好であることがわ
かる。また、潤滑剤の配合重量部が0.5未満のNo.
1の絶縁電線は静摩擦係数が大きく、潤滑剤の配合重量
部が20を越えるNo.7の場合は、絶縁電線の表面が
波肌となり、良好な外観が得られていない。
o.12)及び従来の潤滑性塗料を用いたもの(No.
10,11)と比較すると、本発明に該当するNo.2
〜6及び、No.8,9の絶縁電線は、静摩擦係数が小
さく、潤滑性に優れており、外観も良好であることがわ
かる。また、潤滑剤の配合重量部が0.5未満のNo.
1の絶縁電線は静摩擦係数が大きく、潤滑剤の配合重量
部が20を越えるNo.7の場合は、絶縁電線の表面が
波肌となり、良好な外観が得られていない。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明の潤滑性絶縁
電線は、樹脂分100重量部に対し、金属せっけんを
0.5〜20重量部配合した絶縁塗料が最外層に塗布、
焼付けされてなることを特徴としたもので、潤滑性に優
れ、しかも耐熱性に優れていることから、焼付け時に加
熱されても潤滑性が損なわれることがない。このため、
高速自動巻機に供する等の苛酷な条件下で使用しても、
機械的損傷を受けにくい。
電線は、樹脂分100重量部に対し、金属せっけんを
0.5〜20重量部配合した絶縁塗料が最外層に塗布、
焼付けされてなることを特徴としたもので、潤滑性に優
れ、しかも耐熱性に優れていることから、焼付け時に加
熱されても潤滑性が損なわれることがない。このため、
高速自動巻機に供する等の苛酷な条件下で使用しても、
機械的損傷を受けにくい。
【図1】 本発明に係る潤滑性絶縁電線の一例を示す断
面図である。
面図である。
1・・・導体、2・・・絶縁層、3・・・潤滑層
Claims (1)
- 【請求項1】 樹脂分100重量部に対し、金属せっけ
んを0.5〜20重量部配合した絶縁塗料が、最外層に
塗布、焼付けされてなることを特徴とする潤滑性絶縁電
線
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17373495A JPH0927216A (ja) | 1995-07-10 | 1995-07-10 | 潤滑性絶縁電線 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17373495A JPH0927216A (ja) | 1995-07-10 | 1995-07-10 | 潤滑性絶縁電線 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0927216A true JPH0927216A (ja) | 1997-01-28 |
Family
ID=15966151
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17373495A Pending JPH0927216A (ja) | 1995-07-10 | 1995-07-10 | 潤滑性絶縁電線 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0927216A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104112542A (zh) * | 2013-08-17 | 2014-10-22 | 赣州三进特种漆包线有限公司 | 一种自粘型散热性漆包铝线的制造方法 |
-
1995
- 1995-07-10 JP JP17373495A patent/JPH0927216A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104112542A (zh) * | 2013-08-17 | 2014-10-22 | 赣州三进特种漆包线有限公司 | 一种自粘型散热性漆包铝线的制造方法 |
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