JPH09280274A - クラッチブースターのオーバーストローク防止構造 - Google Patents

クラッチブースターのオーバーストローク防止構造

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JPH09280274A
JPH09280274A JP8610196A JP8610196A JPH09280274A JP H09280274 A JPH09280274 A JP H09280274A JP 8610196 A JP8610196 A JP 8610196A JP 8610196 A JP8610196 A JP 8610196A JP H09280274 A JPH09280274 A JP H09280274A
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JP
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piston
relay
pressure chamber
power
clutch
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JP8610196A
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English (en)
Inventor
Jiyunshi Sakuta
順四 作田
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Jidosha Kiki Co Ltd
Original Assignee
Jidosha Kiki Co Ltd
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Publication date
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  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、経済性の向上を図ることができる
クラッチブースターのオーバーストローク防止構造を提
供することにある。 【解決手段】 本発明は、クラッチペダルの踏み込み動
作によって、マスタシリンダを作動し、該マスタシリン
ダから供給される作動液によって、リレーピストンを操
作し、このリレーピストンに並設されたリレーバルブを
開放させて、圧縮空気をパワーシリンダ部の圧力室に供
給してパワーピストンを作動するようにしたクラッチブ
ースターにおいて、上記パワーピストン47が所定のス
トローク以上に達すると上記パワーシリンダ48の大気
圧室11と圧力室12を連通するエアー通路51cを、
上記パワーシリンダ48を構成するシェル51内に設け
たことにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パワーピストンの
最大ストローク付近で出力を低下させてパワーピストン
のオーバーストロークを防止するクラッチブースターの
オーバーストローク防止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のクラッチ操作システムとしては、
図2に示すものがある。この操作システムでは、クラッ
チペダル1を踏むことによってマスタシリンダ2を作動
させ、該マスタシリンダ2から供給される液圧によって
クラッチブースター3のコントロールバルブ部4を作動
させる。そして、コントロールバルブ部4を介してエア
リザーバ5から供給された圧縮空気によりパワーシリン
ダ部6のピストン7を作動させ、このピストン7の作動
によって発生する倍増した操作力でクラッチ操作用の出
力ロッド8を作動させる。
【0003】図3および図4は、従来のクラッチブース
ター3を示したものである。このクラッチブースター3
は、マスタシリンダ2から供給される液圧によって作動
するコントロールバルブ部4と、このコントロールバル
ブ部4の作動によってエアリザーバ5から供給された圧
縮空気によりパワーピストン7を作動されるパワーシリ
ンダ部6と、パワーピストン7の作動によって、クラッ
チ操作用の出力ロッド8を作動させる中継手段9とで構
成されている。
【0004】上記パワーシリンダ部6は、ハウジング1
0のシェル10a内に構成されている。このシェル10
a内には、パワーピストン7が配設されており、このパ
ワーピストン7によって、シェル10a内を大気圧室1
1と圧力室12とに画成している。このパワーピストン
7は、大気圧室11に設けられたスプリング13によっ
て、コントロールバルブ部4の非作動状態では、図示左
方に附成されている。このパワーピストン7には、出力
ロッド8を作動させるピストンロッド14が設けられて
いる。
【0005】コントロールバルブ部4は、ハウジング1
0に設けられたシリンダ孔10b内に構成されている。
シリンダ孔10bには、リレーピストン15が摺動自在
に内装されており、このリレーピストン15は、シリン
ダ孔10bを液圧室16と変圧室17とに画成してい
る。このリレーピストン15には、軸線上に通路15a
が形成されており、この通路15aの一端は、リレーピ
ストン15の先端面に開口し、他端は側壁に設けられた
通路15bからハウジング10に設けられた排気ポート
18を介して大気に開放されている。
【0006】上記シリンダ孔10bには、リレーピスト
ン15の先端面の延長線上にリレーバルブ19が配設さ
れており、このリレーバルブ19はリレーピストン15
の先端面に対向して配置されている。このリレーバルブ
19は、コントロールバルブ部4の非作動状態で、コイ
ルスプリング20の附勢力によって弁座21に当接し、
変圧室17と圧縮空気供給ポート22との間を遮断して
いる。リレーピストン15は、コントロールバルブ部4
の非作動状態では、コイルスプリング23の附勢力によ
って、リレーバルブ19から離れる方向に附勢されて、
リレーバルブ19との間に間隙を形成し、変圧室17と
通路15a内を連通するものである。変圧室17はハウ
ジング10に設けられた図示しない通路から管路24を
介して圧力室12に連通しており、リレーバルブ19の
開放動作に伴ってエアリザーバ5から圧縮空気供給ポー
ト22を通して供給される圧縮空気を圧力室12に供給
するものである。一方、排気ポート18に連通された通
路15bは、ハウジング10に設けられた通路25を介
して大気圧室11に連通されている。
【0007】中継手段9は、ハウジング10に設けられ
たシリンダ孔10c内に構成されている。シリンダ孔1
0cには、フリーピストン26と中継ピストン27が配
設されており、これらフリーピストン26と中継ピスト
ン27相互間には、液室28が設けられている。上記液
室28は、ハウジング10に形成した通路29によって
コントロールバルブ部4の液圧室16に連通され、ハウ
ジング10に設けられた通路30によって入力ポート3
1に連通されている。
【0008】上記パワーピストン7のピストンロッド1
4は、シリンダ孔10cに内装されたガイドブロック3
2およびフリーピストン26を貫通して、中継ピストン
27の片側端面まで達している。中継ピストン27の他
方側端面には、クラッチ操作用の出力ロッド8が設けら
れており、この出力ロッド8は、シリンダ孔10cの開
放端に設けられたブーツ33の外側に引き出されて図示
しないクラッチ操作レバーを作動させるものである。
【0009】このクラッチブースター3の作用を説明す
る。クラッチペダル1を踏みこむことによってマスタシ
リンダ2を作動させ、該マスタシリンダ2から供給され
る作動液が、入力ポート31、通路30を介して中継手
段9の液室28に圧送され、さらに、通路29を通して
コントロールバルブ部4の液圧室16に圧送される。液
圧室16に導入された作動液の液圧によってリレーピス
トン15がコイルスプリング23の附勢力に抗して図示
右方に移動して、リレーバルブ19に当接し、通路15
aを閉じるとともにリレーバルブ19を押圧して開放さ
せる。このリレーバルブ19が開放すると、エアリザー
バ5から供給される圧縮空気が、圧縮空気供給ポート2
2から変圧室17に供給される。変圧室17に供給され
た圧縮空気は、管路24を介して圧力室12に導入さ
れ、パワーシリンダ部6のパワーピストン7を作動す
る。そして、パワーピストン7は、スプリング13の附
勢力に抗して図示右方に作動し、ピストンロッド14を
操作する。このピストンロッド14の作動は、中継ピス
トン27を介して出力ロッド8を右方に操作し、クラッ
チ操作レバーを作動して、クラッチを切る。
【0010】一方、クラッチペダル1の踏み込みを止め
更に戻すと、コントロールバルブ部4の液圧室16の液
圧が減り、リレーピストン15がコイルスプリング23
の附勢力及び変圧室17の空気圧によって、図示左方に
移動し、リレーバルブ19から離れる。このリレーピス
トン15が離れることにより、リレーバルブ19には、
コイルスプリング20の附勢力が働き、リレーバルブ1
9は弁座21に当接してエアリザーバ5から供給する圧
縮空気を止める。こうして、圧力室12に供給された圧
縮空気は、管路24から変圧室17を介して通路15
a、および通路15bを経て、ハウジング10に設けら
れた排気ポート18を通して大気に解放される。
【0011】上記従来のクラッチブースター3では、ク
ラッチブースター3のオーバーストローク時に、シリン
ダ孔10cが設けられたハウジング10の円筒部の先端
34に、パワーピストン7が、当接して係止されるた
め、パワーピストン7が損傷する虞があった。
【0012】そこで、クラッチブースターの各機構部分
の配置を変更して、パワーピストン7の損傷を防ぐよう
にした技術がある。この先行技術を図4と同一部分には
同符号を付して、その説明を省略して示す図5に基づい
て説明する。クラッチブースター35は、パワーシリン
ダ部36の位置とハウジング37の位置を入れ替えて圧
縮空気供給ポート22および入力ポート31を図示左方
に配置し、出力取り出し位置をパワーシリンダ部36か
ら直接取り出せるように図示右方に配置したものであ
る。
【0013】パワーシリンダ部36は、シェル38内
を、パワーピストン39を挟んで、左側を圧力室12、
右側を大気圧室11に構成し、パワーピストン39の大
気圧室11側に出力ロッド8を直結したものである。シ
ェル38の大気圧室11側開口端には、パワーピストン
39の作動を係止する鋼板製のエンドプレート40がス
トッパーとして設けられており、このエンドプレート4
0は、外周側フランジ部40aをボルト41およびナッ
ト42を介してシェル38のフランジ部38aに締結さ
れている。このエンドプレート40には大気圧室11を
大気に開放する管路43の一端が装着されており、か
つ、エンドプレート40の内側筒部40bには、ブーツ
33の一端が装着されている。
【0014】また、シェル38の圧力室12には、ハウ
ジング37内に形成された通路44の一端が開口してお
り、この通路44の他端は、リレーピストン15および
リレーバルブ19を内装したハウジング37のシリンダ
孔37aに形成された変圧室17に開口している。ハウ
ジング37のシリンダ孔37aに形成された液圧室16
には、ハウジング37のシリンダ孔37bに設けられた
入力ポート31から通路29を通してマスタシリンダ2
から供給される作動液が、導入される。
【0015】この先行技術によると、マスタシリンダ2
から供給される作動液が液圧室16に作用することによ
って、コイルスプリング23の附勢力に抗してリレーピ
ストン15が作動する。リレーピストン15は、リレー
バルブ19に開口端が当接して通路15aが塞がれると
ともにリレーバルブ19をコイルスプリング20の附勢
力に抗して弁座21から離して開放させる。こうして、
エアリザーバ5から供給される圧縮空気が、圧縮空気供
給ポート22から変圧室17に供給される。変圧室17
に供給された圧縮空気は、管路44を介して圧力室12
に導入され、パワーシリンダ部36のパワーピストン3
9を作動する。パワーピストン39は出力ロッド8を作
動してクラッチ操作レバーを作動して、クラッチを切
る。このとき、パワーピストン39はエンドプレート4
0に係止されて、オーバーストロークが防止される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のクラッチブ
ースターでは、パワーピストン39をエンドプレート4
0に係止させて、オーバーストロークを防止しているた
め、シェル38およびエンドプレート40を肉厚にして
剛性を上げる必要があるため、コスト高となる課題があ
る。また、オーバーストロークによって、クラッチを損
傷させる虞がある。
【0017】本発明は、上記従来の課題を解決するため
になされたものであって、その目的は、経済性の向上を
図ることができるクラッチブースターのオーバーストロ
ーク防止構造を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、クラッチペダルの踏み込み動作によって、マ
スタシリンダを作動し、該マスタシリンダから供給され
る作動液によって、リレーピストンを操作し、このリレ
ーピストンに並設されたリレーバルブを開放させて、圧
縮空気をパワーシリンダ部の圧力室に供給してパワーピ
ストンを作動し、このパワーピストンの作動によって、
クラッチの切動作を行わせ、クラッチペダルの解放動作
によって、マスタシリンダを停止させて、リレーピスト
ンを元の位置に復帰させ、リレーピストンとの離間動作
によってリレーバルブを閉成させるとともにリレーピス
トンのリレーバルブとの対向面に形成された内部通路を
開放させて上記パワーシリンダの圧力室に導入した圧縮
空気を排出するようにしたクラッチブースターにおい
て、上記パワーピストンが所定のストローク以上に達す
ると上記パワーシリンダの大気圧室と圧力室を連通する
エアー通路を、上記パワーシリンダを構成するシェル内
に設けたことにある。
【0019】また、本発明は、クラッチペダルの踏み込
み動作によって、マスタシリンダを作動し、該マスタシ
リンダから供給される作動液によって、リレーピストン
を操作し、このリレーピストンに並設されたリレーバル
ブを開放させて、圧縮空気をパワーシリンダ部の圧力室
に供給してパワーピストンを作動し、このパワーピスト
ンの作動によって、クラッチの切動作を行わせ、クラッ
チペダルの解放動作によって、マスタシリンダを停止さ
せて、リレーピストンを元の位置に復帰させ、リレーピ
ストンとの離間動作によってリレーバルブを閉成させる
とともにリレーピストンのリレーバルブとの対向面に形
成された内部通路を開放させて上記パワーシリンダの圧
力室に導入した圧縮空気を排出するようにしたクラッチ
ブースターにおいて、上記パワーピストンの最大ストロ
ーク付近で上記パワーシリンダの内径を広げるように、
パワーシリンダを構成するシェル内径を途中から大きく
したことにある。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
5と同一部分は同符号を付して、同一部分の説明を省略
して示す図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本
発明に係るクラッチブースターのオーバーストローク防
止構造を示した縦断面図である。
【0021】図1において、45はクラッチブースター
で、このクラッチブースター45は、図示しないマスタ
シリンダから供給される液圧によって作動するコントロ
ールバルブ部46と、このコントロールバルブ部46の
作動によってエアリザーバから供給される圧縮空気によ
りパワーピストン47を作動操作されるパワーシリンダ
部48と、パワーピストン47の作動によって、図示し
ないクラッチの切操作を行うクラッチ操作用の出力ロッ
ド49とで構成されている。上記クラッチブースター4
5は、ハウジング50の右側側面に設けられたシェル5
1内に上記パワーシリンダ部48のパワーピストン47
を設け、コントロールバルブ部46のシリンダ孔52を
ハウジング50の上方に設け、上記パワーシリンダ部4
3のシェル51と同一軸線上のハウジング50中央部に
パワーピストン47のピストンロッド53が配置された
シリンダ孔54が設けられている。
【0022】上記パワーシリンダ部48は、パワーピス
トン47によってシェル51内を大気圧室11と圧力室
12に仕切られており、このパワーピストン47を、コ
ントロールバルブ部46の非作動時は、スプリング55
を介して図示左方向に附勢されている。圧力室12に
は、コントロールバルブ部46から通路44を通して圧
縮空気が供給され、大気圧室11は管路43を通して大
気中に開放されている。上記シェル51は、シェル内径
を途中から変えて、パワーピストン47の径とほぼ等し
い小径部51aと、パワーピストン47の径よりも大き
い大径部51bを形成しており、パワーピストン47が
所定のストローク以上に達すると上記パワーシリンダ部
43の大気圧室11と圧力室12を連通する間隙(エア
ー通路)51cを形成するようにしている。
【0023】56は、シェル51の大気圧室11側開口
端に設けられた薄鋼板製のエンドプレートで、このエン
ドプレート56は、外周側フランジ部56aをボルト4
1およびナット42を介してシェル51のフランジ部5
1dに締結されている。このエンドプレート56には大
気圧室11を大気に開放する管路43の一端が装着され
ており、かつ、エンドプレート56の内側筒部56bに
は、ブーツ33の一端が装着されている。
【0024】コントロールバルブ部46は、シリンダ孔
52に内装されたリレーピストン57とリレーバルブ5
8で構成されており、リレーピストン57は、シリンダ
孔52内をリレーバルブ58側の変圧室17とフランジ
部59後部側の液圧室16とに画成している。リレーピ
ストン57には、その外周面に、シリンダ孔52内の段
部60に後面を係止されるフランジ部61と、マスタシ
リンダから供給される液圧が作用するフランジ部(作用
部)62が設けられている。
【0025】上記リレーピストン57の軸線上に並設さ
れたリレーバルブ58は、リレーピストン57の軸線上
に穿設された通路57aに対向して配置されており、こ
のリレーバルブ58は、コントロールバルブ部46の非
作動状態で、コイルスプリング63の附勢力によって弁
座65に当接し、変圧室17と圧縮空気供給ポート22
との間を遮断している。リレーピストン57は、コント
ロールバルブ部46の非作動状態では、コイルスプリン
グ64の附勢力によって、リレーバルブ58から離れる
方向に附勢されて、リレーバルブ58との間に間隙を形
成し、変圧室17内の空気を通路57aから側面通路6
6を通して図示しない排気ポートから排気するようにし
ている。上記液圧室16は、ハウジング50に設けられ
た通路67を通してシリンダ孔54内に連通されてお
り、入力ポート31を通してマスタシリンダからの液圧
が導入されるものである。
【0026】上記構成による本発明の作用を説明する。
クラッチペダルを踏みこむと、該マスタシリンダから供
給される作動液は、入力ポート31、通路67を通して
コントロールバルブ部46の液圧室16に圧送される。
液圧室16に導入された作動液の液圧は、フランジ部6
2に作用し、リレーピストン57をコイルスプリング6
4の附勢力に抗して図示左方に移動する。リレーピスト
ン57はリレーバルブ58の壁面に当接し、内部通路5
7aを閉じるとともにリレーバルブ58を押圧して弁座
65から離間させて、リレーバルブ58を開放させる。
リレーバルブ58が開放すると、エアリザーバから供給
される圧縮空気は、圧縮空気供給ポート22から変圧室
17に供給される。変圧室17に供給された圧縮空気
は、通路44を通してパワーシリンダ部48の圧力室1
2に導入され、パワーシリンダ部48のパワーピストン
47を作動する。パワーピストン47は、スプリング5
5の附勢力に抗して図示右方に作動し、出力ロッド49
を右方に操作し、これに連動するクラッチ操作レバーを
作動して、クラッチを切る。
【0027】このとき、パワーピストン47は、シェル
51内を移動して、小径部51aから、パワーピストン
47の径よりも大きい大径部51bに達すると、大気圧
室11と圧力室12が連通して、圧縮空気を間隙(エア
ー通路)51cを通して大気圧室11側に逃がす。こう
して、パワーピストン47は、移動速度が低下し、最終
的にエンドプレート56に当接して、係止される。
【0028】次に、クラッチペダルの踏み込みを止め更
に戻すと、コントロールバルブ部41の液圧室16の液
圧が減る。そして、リレーピストン57がコイルスプリ
ング64の附勢力及び変圧室17の空気圧によって、図
示右方に移動し、リレーバルブ58から離れる。リレー
バルブ58はリレーピストン57が離れることにより、
コイルスプリング63の附勢力が働き、弁座65に当接
してエアリザーバから供給される圧縮空気を止める。リ
レーピストン57がリレーバルブ58から離れることに
よって、通路57aが開放される。こうして、圧力室1
2に供給された圧縮空気は、変圧室17から通路57a
および通路66を通して、パワーシリンダ部48の側面
に設けられた排気ポート等を通して大気に開放される。
【0029】
【発明の効果】本発明のクラッチブースターのオーバー
ストローク防止構造によれば、以下のような効果を奏す
ることができる。
【0030】請求項1において、クラッチペダルの踏み
込み動作によって、マスタシリンダを作動し、該マスタ
シリンダから供給される作動液によって、リレーピスト
ンを操作し、このリレーピストンに並設されたリレーバ
ルブを開放させて、圧縮空気をパワーシリンダ部の圧力
室に供給してパワーピストンを作動し、このパワーピス
トンの作動によって、クラッチの切動作を行わせ、クラ
ッチペダルの解放動作によって、マスタシリンダを停止
させて、リレーピストンを元の位置に復帰させ、リレー
ピストンとの離間動作によってリレーバルブを閉成させ
るとともにリレーピストンのリレーバルブとの対向面に
形成された内部通路を開放させて上記パワーシリンダの
圧力室に導入した圧縮空気を排出するようにしたクラッ
チブースターにおいて、上記パワーピストンが所定のス
トローク以上に達すると上記パワーシリンダの大気圧室
と圧力室を連通するエアー通路を、上記パワーシリンダ
を構成するシェル内に設けたので、パワーピストンが所
定のストローク以上に達すると減速して移動することか
ら、パワーピストンを係止するストッパーを薄肉の鋼板
で構成することができ、経済性の向上を図ることができ
る。
【0031】請求項2において、クラッチペダルの踏み
込み動作によって、マスタシリンダを作動し、該マスタ
シリンダから供給される作動液によって、リレーピスト
ンを操作し、このリレーピストンに並設されたリレーバ
ルブを開放させて、圧縮空気をパワーシリンダ部の圧力
室に供給してパワーピストンを作動し、このパワーピス
トンの作動によって、クラッチの切動作を行わせ、クラ
ッチペダルの解放動作によって、マスタシリンダを停止
させて、リレーピストンを元の位置に復帰させ、リレー
ピストンとの離間動作によってリレーバルブを閉成させ
るとともにリレーピストンのリレーバルブとの対向面に
形成された内部通路を開放させて上記パワーシリンダの
圧力室に導入した圧縮空気を排出するようにしたクラッ
チブースターにおいて、上記パワーピストンの最大スト
ローク付近で上記パワーシリンダの内径を広げるよう
に、パワーシリンダを構成するシェル内径を途中から大
きくしたので、パワーピストンが所定のストローク以上
に達するとシェル内面の間隙から圧縮空気が大気圧室に
抜けることから、パワーピストンを係止するストッパー
を薄肉の鋼板で構成することができ、経済性の向上を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るクラッチブースターのオ
ーバーストローク防止構造を示す縦断面図である。
【図2】従来から実施されているクラッチ操作システム
を示す概略構成図である。
【図3】従来のクラッチブースターを示した平面図であ
る。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】従来のクラッチブースターを示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
11 大気圧室 12 圧力室 16 液圧室 17 変圧室 44 通路 45 クラッチブースター 46 コントロールバルブ部 47 パワーピストン 48 パワーシリンダ部 49 クラッチ操作用の出力ロッド 50 ハウジング 51 シェル 51a 小径部 51b 大径部 51c 間隙(エアー通路) 56 エンドプレート 57 リレーピストン 58 リレーバルブ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クラッチペダルの踏み込み動作によっ
    て、マスタシリンダを作動し、該マスタシリンダから供
    給される作動液によって、リレーピストンを操作し、こ
    のリレーピストンに並設されたリレーバルブを開放させ
    て、圧縮空気をパワーシリンダ部の圧力室に供給してパ
    ワーピストンを作動し、このパワーピストンの作動によ
    って、クラッチの切動作を行わせ、クラッチペダルの解
    放動作によって、マスタシリンダを停止させて、リレー
    ピストンを元の位置に復帰させ、リレーピストンとの離
    間動作によってリレーバルブを閉成させるとともにリレ
    ーピストンのリレーバルブとの対向面に形成された内部
    通路を開放させて上記パワーシリンダの圧力室に導入し
    た圧縮空気を排出するようにしたクラッチブースターに
    おいて、上記パワーピストンが所定のストローク以上に
    達すると上記パワーシリンダの大気圧室と圧力室を連通
    するエアー通路を、上記パワーシリンダを構成するシェ
    ル内に設けたことを特徴とするクラッチブースターのオ
    ーバーストローク防止構造。
  2. 【請求項2】 クラッチペダルの踏み込み動作によっ
    て、マスタシリンダを作動し、該マスタシリンダから供
    給される作動液によって、リレーピストンを操作し、こ
    のリレーピストンに並設されたリレーバルブを開放させ
    て、圧縮空気をパワーシリンダ部の圧力室に供給してパ
    ワーピストンを作動し、このパワーピストンの作動によ
    って、クラッチの切動作を行わせ、クラッチペダルの解
    放動作によって、マスタシリンダを停止させて、リレー
    ピストンを元の位置に復帰させ、リレーピストンとの離
    間動作によってリレーバルブを閉成させるとともにリレ
    ーピストンのリレーバルブとの対向面に形成された内部
    通路を開放させて上記パワーシリンダの圧力室に導入し
    た圧縮空気を排出するようにしたクラッチブースターに
    おいて、上記パワーピストンの最大ストローク付近で上
    記パワーシリンダの内径を広げるように、パワーシリン
    ダを構成するシェル内径を途中から大きくしたことを特
    徴とするクラッチブースターのオーバーストローク防止
    構造。
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