JPH09281284A - 湿分分離加熱器を用いた原子力タービン発電プラントの制御方法及びその制御装置 - Google Patents
湿分分離加熱器を用いた原子力タービン発電プラントの制御方法及びその制御装置Info
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- JPH09281284A JPH09281284A JP8095569A JP9556996A JPH09281284A JP H09281284 A JPH09281284 A JP H09281284A JP 8095569 A JP8095569 A JP 8095569A JP 9556996 A JP9556996 A JP 9556996A JP H09281284 A JPH09281284 A JP H09281284A
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- Control Of Turbines (AREA)
- Control Of Non-Electrical Variables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】湿分分離加熱器の利点を活用しつつ、運用に応
じて加熱蒸気の圧力及びその再熱後のドレン水位を正確
に且つ安定に制御でき、例えば加熱蒸気導入時での熱影
響により湿分分離加熱器等が受けるダメージを軽減す
る。 【解決手段】湿分分離加熱器を用いた原子力タービン発
電プラントの制御方法として、加熱蒸気圧力を制御する
圧力制御装置13を用いる。この制御装置20は、湿分
分離加熱器の起動時に暖気運転用に定めた開度指令MV
1に切り換えて圧力調節弁の開度を全閉状態から一定変
化率(β%/min )で暖気開度(α%)まで上昇するよ
うに調整し、その後で圧力センサからの加熱蒸気圧力の
測定値PVとプラント運用下での負荷で定まる加熱蒸気
圧力の設定値SVとに基づく開度指令MV2に切り換え
て圧力調節弁の開度を調整する。
じて加熱蒸気の圧力及びその再熱後のドレン水位を正確
に且つ安定に制御でき、例えば加熱蒸気導入時での熱影
響により湿分分離加熱器等が受けるダメージを軽減す
る。 【解決手段】湿分分離加熱器を用いた原子力タービン発
電プラントの制御方法として、加熱蒸気圧力を制御する
圧力制御装置13を用いる。この制御装置20は、湿分
分離加熱器の起動時に暖気運転用に定めた開度指令MV
1に切り換えて圧力調節弁の開度を全閉状態から一定変
化率(β%/min )で暖気開度(α%)まで上昇するよ
うに調整し、その後で圧力センサからの加熱蒸気圧力の
測定値PVとプラント運用下での負荷で定まる加熱蒸気
圧力の設定値SVとに基づく開度指令MV2に切り換え
て圧力調節弁の開度を調整する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、湿分分離加熱器
を用いた原子力タービン発電プラントの制御方法及びそ
の制御装置に係り、とくに湿分分離加熱器内の加熱蒸気
圧力及びドレンタンク内のドレン水位の制御に関する。
を用いた原子力タービン発電プラントの制御方法及びそ
の制御装置に係り、とくに湿分分離加熱器内の加熱蒸気
圧力及びドレンタンク内のドレン水位の制御に関する。
【0002】
【従来の技術】原子力タービン発電プラントでは、原子
炉の性能上、蒸気の圧力及びその温度が火力発電プラン
トに比べて極めて低いために高圧タービンの入口での湿
り度が0.2〜0.4%程度あり、この湿分を含んだ蒸
気をそのまま高圧タービンの入口から低圧タービンの出
口まで膨脹させると最終段出口での湿り度が約25%に
も達する。従って、この蒸気を用いてタービンを運転す
れば、その蒸気の水分によりタービン羽根の浸食が著し
く進行するだけでなく、タービンの内部効率を大幅に低
下させてしまう原因となる。そこで、このようにタービ
ンの蒸気膨脹過程で発生する湿分を有効に取り除くた
め、通常、原子力タービン発電プラントでは湿分分離器
が用いられている。
炉の性能上、蒸気の圧力及びその温度が火力発電プラン
トに比べて極めて低いために高圧タービンの入口での湿
り度が0.2〜0.4%程度あり、この湿分を含んだ蒸
気をそのまま高圧タービンの入口から低圧タービンの出
口まで膨脹させると最終段出口での湿り度が約25%に
も達する。従って、この蒸気を用いてタービンを運転す
れば、その蒸気の水分によりタービン羽根の浸食が著し
く進行するだけでなく、タービンの内部効率を大幅に低
下させてしまう原因となる。そこで、このようにタービ
ンの蒸気膨脹過程で発生する湿分を有効に取り除くた
め、通常、原子力タービン発電プラントでは湿分分離器
が用いられている。
【0003】図6は、湿分分離器を用いた原子力タービ
ン発電プラントの制御方法及びその制御装置の一例を説
明する全体系統図である。
ン発電プラントの制御方法及びその制御装置の一例を説
明する全体系統図である。
【0004】同図に示す原子力タービン発電プラント
は、原子炉の主蒸気G10を高圧タービン100に導入
し、その排気蒸気G20の湿分を湿分分離器101で除
去した蒸気G30を低圧タービン102に導入すること
により、タービンを回して発電機103を駆動するよう
になっている。このとき、高圧タービン100の排気蒸
気G20から分離された水分(以下、「ドレン」)W1
0は、湿分分離器101の分離機能部(図示しない)を
超えて上昇しないように又はドレンラインに蒸気が流出
しないように一定レベルに水位制御され、熱効率向上を
目的とした加熱源として給水加熱器又は湿分分離器10
1のオーバーフロー防止を目的として復水器に回収され
る(復水器には低圧タービン102の排気蒸気G40も
回収される)。
は、原子炉の主蒸気G10を高圧タービン100に導入
し、その排気蒸気G20の湿分を湿分分離器101で除
去した蒸気G30を低圧タービン102に導入すること
により、タービンを回して発電機103を駆動するよう
になっている。このとき、高圧タービン100の排気蒸
気G20から分離された水分(以下、「ドレン」)W1
0は、湿分分離器101の分離機能部(図示しない)を
超えて上昇しないように又はドレンラインに蒸気が流出
しないように一定レベルに水位制御され、熱効率向上を
目的とした加熱源として給水加熱器又は湿分分離器10
1のオーバーフロー防止を目的として復水器に回収され
る(復水器には低圧タービン102の排気蒸気G40も
回収される)。
【0005】上記の水位制御方法については、一般に図
6に示す如く、湿分分離器101の外部に分離配置され
たドレンタンク104内のドレン水位を水位検出器10
5、105で検出し、この検出値を制御対象とした定値
制御を制御装置106、106で実施して水位調節弁1
07、107の開度を調整することにより、湿分分離器
101のドレンW1をドレンタンク104から水位調節
弁107、107を介して給水加熱器又は復水器に回収
する方法が知られている。
6に示す如く、湿分分離器101の外部に分離配置され
たドレンタンク104内のドレン水位を水位検出器10
5、105で検出し、この検出値を制御対象とした定値
制御を制御装置106、106で実施して水位調節弁1
07、107の開度を調整することにより、湿分分離器
101のドレンW1をドレンタンク104から水位調節
弁107、107を介して給水加熱器又は復水器に回収
する方法が知られている。
【0006】図7は、制御装置106の一例を説明する
ブロック図である。このブロック図において、制御装置
106は、水位検出器105で検出されたドレン水位の
測定値(水位信号)と予め設定された設定値との差を減
算器110で求め、この減算値に基づく水位調節弁10
7の開度を演算器(PI演算器)111で求め、この開
度指令(操作信号)を水位調節弁107に与えることに
より、ドレン水位を調整する。
ブロック図である。このブロック図において、制御装置
106は、水位検出器105で検出されたドレン水位の
測定値(水位信号)と予め設定された設定値との差を減
算器110で求め、この減算値に基づく水位調節弁10
7の開度を演算器(PI演算器)111で求め、この開
度指令(操作信号)を水位調節弁107に与えることに
より、ドレン水位を調整する。
【0007】ところで一方、湿分分離器には、上述のド
レン分離機能のほか、高圧タービンの排気蒸気を加熱す
る機能を加え、より一層の熱効率向上を志向した「湿分
分離加熱器」も知られている。この湿分分離加熱器は、
通常、加熱源として原子炉の主蒸気(以下、必要に応じ
て「加熱蒸気」と呼ぶ)を用い、この加熱蒸気で高圧タ
ービンの排気蒸気を再熱し、これを低圧タービンに供給
する。
レン分離機能のほか、高圧タービンの排気蒸気を加熱す
る機能を加え、より一層の熱効率向上を志向した「湿分
分離加熱器」も知られている。この湿分分離加熱器は、
通常、加熱源として原子炉の主蒸気(以下、必要に応じ
て「加熱蒸気」と呼ぶ)を用い、この加熱蒸気で高圧タ
ービンの排気蒸気を再熱し、これを低圧タービンに供給
する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た湿分分離加熱器を用いた原子力タービン発電プラント
にあっては、上述の湿分分離器を用いた場合の制御に加
え、再熱サイクルを実施するための制御が新たに必要と
なるにもかかわらず、特に加熱蒸気の圧力及びその再熱
後のドレン水位に関する制御については必ずしも実際の
運用を意識したものではなかったため、運用によっては
加熱蒸気及びその再熱後のドレンに起因して機器や配管
等にダメージを与えたり、その運用効率が低下するとい
った不都合が生じることがあった。
た湿分分離加熱器を用いた原子力タービン発電プラント
にあっては、上述の湿分分離器を用いた場合の制御に加
え、再熱サイクルを実施するための制御が新たに必要と
なるにもかかわらず、特に加熱蒸気の圧力及びその再熱
後のドレン水位に関する制御については必ずしも実際の
運用を意識したものではなかったため、運用によっては
加熱蒸気及びその再熱後のドレンに起因して機器や配管
等にダメージを与えたり、その運用効率が低下するとい
った不都合が生じることがあった。
【0009】例えば、湿分分離加熱器への加熱蒸気導入
時には、機器や配管がダメージを受けやすいといった問
題があった。湿分分離加熱器は、加熱蒸気を用いて低圧
タービンの入口蒸気を全量加熱するといった制約のため
従来の湿分分離器よりもサイズが大きく、冷えた状態で
加熱蒸気を瞬時に受け入れると熱変形しやすい。配管
も、冷えた状態で加熱蒸気を瞬時に受け入れると蒸気が
凝縮したり、そのドレンが滞留してハンマー現象が生じ
やすい。その結果、最悪の場合には、機器や配管を破損
してしまう可能性があった。
時には、機器や配管がダメージを受けやすいといった問
題があった。湿分分離加熱器は、加熱蒸気を用いて低圧
タービンの入口蒸気を全量加熱するといった制約のため
従来の湿分分離器よりもサイズが大きく、冷えた状態で
加熱蒸気を瞬時に受け入れると熱変形しやすい。配管
も、冷えた状態で加熱蒸気を瞬時に受け入れると蒸気が
凝縮したり、そのドレンが滞留してハンマー現象が生じ
やすい。その結果、最悪の場合には、機器や配管を破損
してしまう可能性があった。
【0010】また、運転時には、低圧タービンの入口に
導入すべき再熱蒸気の温度を負荷要求に応じて安定制御
できないことがあった。湿分分離加熱器は、その最終的
な制御目的として、低圧タービンの入口温度を負荷要求
に応じて調整しなければならない。通常、このような温
度制御としては応答遅れが大きい検出器ではなく、加熱
蒸気圧力を制御対象とし、また負荷要求に相当する信号
としては高圧タービン排気圧力を用いて、低圧タービン
の入口温度の要求値とほぼ等しい変化率として設定値を
決定している。即ち、この設定値は、負荷要求そのもの
ではなく、負荷要求に相当するプラント状態量を用いた
算出値であるため変動しやすいほか、制御対象も揺らぎ
やすいことから、運用時の負荷要求に応じた制御が設定
値の変動と制御対象の揺らぎとの互いの相乗効果で不安
定になりやすく、運用効率が低下してしまう可能性があ
った。
導入すべき再熱蒸気の温度を負荷要求に応じて安定制御
できないことがあった。湿分分離加熱器は、その最終的
な制御目的として、低圧タービンの入口温度を負荷要求
に応じて調整しなければならない。通常、このような温
度制御としては応答遅れが大きい検出器ではなく、加熱
蒸気圧力を制御対象とし、また負荷要求に相当する信号
としては高圧タービン排気圧力を用いて、低圧タービン
の入口温度の要求値とほぼ等しい変化率として設定値を
決定している。即ち、この設定値は、負荷要求そのもの
ではなく、負荷要求に相当するプラント状態量を用いた
算出値であるため変動しやすいほか、制御対象も揺らぎ
やすいことから、運用時の負荷要求に応じた制御が設定
値の変動と制御対象の揺らぎとの互いの相乗効果で不安
定になりやすく、運用効率が低下してしまう可能性があ
った。
【0011】さらに、負荷遮断時には、主蒸気圧力(炉
圧)が低下する恐れもあった。負荷遮断時には、通常、
湿分分離加熱器に加熱蒸気が導入されなくなる程度まで
負荷が降下した時点で湿分分離加熱器の不用なドレンを
排出するため、加熱側のドレン弁を強制的に開ける。こ
のとき、ドレン弁が急開する一方、原子炉の主蒸気管及
び湿分分離加熱器間の加熱蒸気元弁の閉速度が電動弁で
あるために遅く、両弁の開閉動作ずれによりドレン弁を
介して不用なドレンだけでなく、蒸気自体も排出される
ことがあった。即ち、ドレンの全量排出後に加熱蒸気元
弁からの蒸気もドレン弁を介して排出されると、主蒸気
圧力が低下してしまう可能性があった。
圧)が低下する恐れもあった。負荷遮断時には、通常、
湿分分離加熱器に加熱蒸気が導入されなくなる程度まで
負荷が降下した時点で湿分分離加熱器の不用なドレンを
排出するため、加熱側のドレン弁を強制的に開ける。こ
のとき、ドレン弁が急開する一方、原子炉の主蒸気管及
び湿分分離加熱器間の加熱蒸気元弁の閉速度が電動弁で
あるために遅く、両弁の開閉動作ずれによりドレン弁を
介して不用なドレンだけでなく、蒸気自体も排出される
ことがあった。即ち、ドレンの全量排出後に加熱蒸気元
弁からの蒸気もドレン弁を介して排出されると、主蒸気
圧力が低下してしまう可能性があった。
【0012】一方、湿分分離加熱器にチューブリーク等
の不具合が生じた場合でも、運用上、プラントを停止す
ることなく、その系統から湿分分離加熱器のみを隔離し
たいといった要求もあるが、再熱サイクルを実施する上
で、この要求を満足すべき隔離方法は知られていない。
の不具合が生じた場合でも、運用上、プラントを停止す
ることなく、その系統から湿分分離加熱器のみを隔離し
たいといった要求もあるが、再熱サイクルを実施する上
で、この要求を満足すべき隔離方法は知られていない。
【0013】この発明は、上述した従来の問題を考慮し
てなされたもので、湿分分離加熱器を用いた原子力ター
ビン発電プラントでの再熱サイクルを実施する上で、湿
分分離加熱器の利点を活用しつつ、運用に応じて加熱蒸
気の圧力及びその再熱後のドレン水位を正確に且つ安定
に制御でき、プラント運用効率を高めることを、主要な
目的とする。
てなされたもので、湿分分離加熱器を用いた原子力ター
ビン発電プラントでの再熱サイクルを実施する上で、湿
分分離加熱器の利点を活用しつつ、運用に応じて加熱蒸
気の圧力及びその再熱後のドレン水位を正確に且つ安定
に制御でき、プラント運用効率を高めることを、主要な
目的とする。
【0014】特に、この発明は、加熱蒸気の圧力及びそ
の再熱後のドレン水位制御に関して、1):加熱蒸気導
入時での熱影響により湿分分離加熱器等が受けるダメー
ジを軽減すること、2):加熱蒸気導入時に冷えた配管
による蒸気の凝縮や配管内に滞留するドレンに起因した
ハンマー現象を軽減すること、3):微妙な負荷変化で
生じる設定値変動を抑制して安定制御を図ること、
4):負荷遮断時での主蒸気圧力低下を回避すること、
5):湿分分離加熱器の不具合時にプラントを停止する
ことなく隔離することを、目的とする。
の再熱後のドレン水位制御に関して、1):加熱蒸気導
入時での熱影響により湿分分離加熱器等が受けるダメー
ジを軽減すること、2):加熱蒸気導入時に冷えた配管
による蒸気の凝縮や配管内に滞留するドレンに起因した
ハンマー現象を軽減すること、3):微妙な負荷変化で
生じる設定値変動を抑制して安定制御を図ること、
4):負荷遮断時での主蒸気圧力低下を回避すること、
5):湿分分離加熱器の不具合時にプラントを停止する
ことなく隔離することを、目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明者は以下の点に着目した。
め、本発明者は以下の点に着目した。
【0016】1):加熱蒸気導入時での機器ダメージ対
策としては、蒸気導入開始時に設定値に基づく加熱蒸気
圧力の制御は実施せずに、蒸気導入時の設定値に対する
圧力調節弁の整定開度+α%を暖気開度(ウォーミング
アップ開度)として設定し、この暖気開度に向けて圧力
調節弁の開度を一定速度で上昇させながら湿分分離加熱
器の暖気運転を実施し、暖気開度に達し且つ設定値との
偏差が無くなった時点で設定値に基づく制御に切り換え
て圧力調節弁の開度を調整しながら通常運転を実施する
ことに着目した。
策としては、蒸気導入開始時に設定値に基づく加熱蒸気
圧力の制御は実施せずに、蒸気導入時の設定値に対する
圧力調節弁の整定開度+α%を暖気開度(ウォーミング
アップ開度)として設定し、この暖気開度に向けて圧力
調節弁の開度を一定速度で上昇させながら湿分分離加熱
器の暖気運転を実施し、暖気開度に達し且つ設定値との
偏差が無くなった時点で設定値に基づく制御に切り換え
て圧力調節弁の開度を調整しながら通常運転を実施する
ことに着目した。
【0017】2):加熱蒸気導入時のドレンハンマー対
策としては、加熱蒸気側の制御を開始した後でも、滞留
ドレンや暖管によるドレン排出が十分に実施されるまで
の間はドレン弁を強制的に開けておき、所定の負荷以上
で通常の水位制御に切り換えて実施することに着目し
た。
策としては、加熱蒸気側の制御を開始した後でも、滞留
ドレンや暖管によるドレン排出が十分に実施されるまで
の間はドレン弁を強制的に開けておき、所定の負荷以上
で通常の水位制御に切り換えて実施することに着目し
た。
【0018】3):設定値変動対策としては、圧力設定
値のもとになる高圧蒸気圧力の変動を抑制するため、圧
力を検出後に十分に大きいフィルタ(一次送れ演算器
等)を加えて実施することに着目した。
値のもとになる高圧蒸気圧力の変動を抑制するため、圧
力を検出後に十分に大きいフィルタ(一次送れ演算器
等)を加えて実施することに着目した。
【0019】4):負荷遮断時の主蒸気圧力低下対策と
しては、滞留ドレンを極力少なくするため、停止時に強
制開としているドレン弁の開タイミングを負荷信号では
なく、加熱蒸気元弁の全閉状態を確認した後に強制開と
することに着目した。
しては、滞留ドレンを極力少なくするため、停止時に強
制開としているドレン弁の開タイミングを負荷信号では
なく、加熱蒸気元弁の全閉状態を確認した後に強制開と
することに着目した。
【0020】5):湿分分離加熱器の隔離方法として
は、外部から指令を与えて隔離を実施することにより、
予め定めた隔離条件(例えば、運用上、ある程度負荷を
降下させてからでないと隔離できない制約に基づく条件
等)が成立したときに加熱蒸気圧力を負荷相当による設
定値から一定の降下率で下げる制御に切り換え、加熱蒸
気圧力が十分に低下した時点で加熱蒸気元弁を全閉して
隔離を完了させることに着目した。
は、外部から指令を与えて隔離を実施することにより、
予め定めた隔離条件(例えば、運用上、ある程度負荷を
降下させてからでないと隔離できない制約に基づく条件
等)が成立したときに加熱蒸気圧力を負荷相当による設
定値から一定の降下率で下げる制御に切り換え、加熱蒸
気圧力が十分に低下した時点で加熱蒸気元弁を全閉して
隔離を完了させることに着目した。
【0021】以上の着目点に基づいて、本発明者は以下
の知見を得た。
の知見を得た。
【0022】即ち、請求項1記載の発明は、加熱蒸気と
して原子炉の主蒸気を加熱蒸気元弁から圧力調節弁を介
して導入し、この加熱蒸気で高圧タービンの排気蒸気を
再熱し、この再熱後の蒸気を低圧タービンに供給すると
共に、上記再熱後の加熱蒸気のドレンをドレンタンクか
ら水位調節弁を介して排出する湿分分離加熱器を用いた
原子力タービン発電プラントの制御方法であって、上記
湿分分離加熱器内の加熱蒸気圧力に関する条件可変の設
定値に基づいて上記圧力調節弁の開度を調整する処理
と、上記ドレンタンク内のドレン水位に関する条件可変
の設定値に基づいて上記水位調節弁の開度を調整する処
理との内の少なくとも一方を実施することを特徴とす
る。
して原子炉の主蒸気を加熱蒸気元弁から圧力調節弁を介
して導入し、この加熱蒸気で高圧タービンの排気蒸気を
再熱し、この再熱後の蒸気を低圧タービンに供給すると
共に、上記再熱後の加熱蒸気のドレンをドレンタンクか
ら水位調節弁を介して排出する湿分分離加熱器を用いた
原子力タービン発電プラントの制御方法であって、上記
湿分分離加熱器内の加熱蒸気圧力に関する条件可変の設
定値に基づいて上記圧力調節弁の開度を調整する処理
と、上記ドレンタンク内のドレン水位に関する条件可変
の設定値に基づいて上記水位調節弁の開度を調整する処
理との内の少なくとも一方を実施することを特徴とす
る。
【0023】請求項2記載の発明では、前記圧力調節弁
の開度を調整する処理は、前記湿分分離加熱器の起動時
に暖気運転用に定めた設定値に基づいて上記開度を調整
し、その後にプラント運用下での負荷で定まる前記加熱
蒸気圧力の設定値に基づいて上記開度を調整する処理で
ある。
の開度を調整する処理は、前記湿分分離加熱器の起動時
に暖気運転用に定めた設定値に基づいて上記開度を調整
し、その後にプラント運用下での負荷で定まる前記加熱
蒸気圧力の設定値に基づいて上記開度を調整する処理で
ある。
【0024】請求項3記載の発明では、前記圧力調節弁
の開度を調整する処理は、前記設定値としてプラント運
用下での負荷変動状態を演算フィルタを用いて抑制した
ときの負荷で定まる前記加熱蒸気圧力の設定値を用いた
処理である。
の開度を調整する処理は、前記設定値としてプラント運
用下での負荷変動状態を演算フィルタを用いて抑制した
ときの負荷で定まる前記加熱蒸気圧力の設定値を用いた
処理である。
【0025】請求項4記載の発明では、前記圧力調節弁
の開度を調整する処理は、前記湿分分離加熱器を隔離す
るときに当該隔離用に定めた設定値に基づいて上記開度
を調整し、その後に当該開度を全閉状態に調整する処理
である。
の開度を調整する処理は、前記湿分分離加熱器を隔離す
るときに当該隔離用に定めた設定値に基づいて上記開度
を調整し、その後に当該開度を全閉状態に調整する処理
である。
【0026】請求項5記載の発明では、前記水位調節弁
の開度を調整する処理は、前記湿分分離加熱器の起動時
にドレン排出用に定めた条件が成立するまでは上記開度
を全開状態に調整し、上記条件が成立したときに前記設
定値に基づいて上記開度を調整する処理である。
の開度を調整する処理は、前記湿分分離加熱器の起動時
にドレン排出用に定めた条件が成立するまでは上記開度
を全開状態に調整し、上記条件が成立したときに前記設
定値に基づいて上記開度を調整する処理である。
【0027】請求項6記載の発明では、前記水位調節弁
の開度を調整する処理は、プラント運用下での負荷遮断
時に前記加熱蒸気元弁が全閉状態になるまでは上記開度
を全閉状態に調整し、上記加熱蒸気元弁が全閉状態にな
ったときに上記開度を全開状態に調整する処理である。
の開度を調整する処理は、プラント運用下での負荷遮断
時に前記加熱蒸気元弁が全閉状態になるまでは上記開度
を全閉状態に調整し、上記加熱蒸気元弁が全閉状態にな
ったときに上記開度を全開状態に調整する処理である。
【0028】請求項7記載の発明は、加熱蒸気として原
子炉の主蒸気を加熱蒸気元弁から圧力調節弁を介して導
入し、この加熱蒸気で高圧タービンの排気蒸気を再熱
し、この再熱後の排気蒸気を低圧タービンに供給すると
共に、上記再熱後の加熱蒸気のドレンをドレンタンクか
ら水位調節弁を介して排出させる湿分分離加熱器を用い
た原子力タービン発電プラントの制御装置であって、上
記湿分分離加熱器内の加熱蒸気圧力に関する条件可変の
設定値を求める設定手段と、この設定手段が求めた設定
値に基づいて上記圧力調節弁の開度を調整する開度調整
手段とを備えたことを特徴とする。
子炉の主蒸気を加熱蒸気元弁から圧力調節弁を介して導
入し、この加熱蒸気で高圧タービンの排気蒸気を再熱
し、この再熱後の排気蒸気を低圧タービンに供給すると
共に、上記再熱後の加熱蒸気のドレンをドレンタンクか
ら水位調節弁を介して排出させる湿分分離加熱器を用い
た原子力タービン発電プラントの制御装置であって、上
記湿分分離加熱器内の加熱蒸気圧力に関する条件可変の
設定値を求める設定手段と、この設定手段が求めた設定
値に基づいて上記圧力調節弁の開度を調整する開度調整
手段とを備えたことを特徴とする。
【0029】請求項8記載の発明は、加熱蒸気として原
子炉の主蒸気を加熱蒸気元弁から圧力調節弁を介して導
入し、この加熱蒸気で高圧タービンの排気蒸気を再熱
し、この再熱後の排気蒸気を低圧タービンに供給すると
共に、上記再熱後の加熱蒸気のドレンをドレンタンクか
ら水位調節弁を介して排出させる湿分分離加熱器を用い
た原子力タービン発電プラントの制御装置であって、上
記ドレンタンク内のドレンに関する条件可変の設定値を
求める設定手段と、この設定手段が求めた設定値に基づ
いて上記水位調節弁の開度を調整する開度調整手段とを
備えたことを特徴とする。
子炉の主蒸気を加熱蒸気元弁から圧力調節弁を介して導
入し、この加熱蒸気で高圧タービンの排気蒸気を再熱
し、この再熱後の排気蒸気を低圧タービンに供給すると
共に、上記再熱後の加熱蒸気のドレンをドレンタンクか
ら水位調節弁を介して排出させる湿分分離加熱器を用い
た原子力タービン発電プラントの制御装置であって、上
記ドレンタンク内のドレンに関する条件可変の設定値を
求める設定手段と、この設定手段が求めた設定値に基づ
いて上記水位調節弁の開度を調整する開度調整手段とを
備えたことを特徴とする。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【0031】図1は、この実施形態の湿分分離加熱器を
用いた原子力タービン発電プラントの制御方法及び制御
装置を説明する全体系統図である。
用いた原子力タービン発電プラントの制御方法及び制御
装置を説明する全体系統図である。
【0032】同図に示す原子力タービン発電プラントに
あっては、原子炉(図示しない)からの主蒸気G1の流
れは、高圧タービン1を回し、その排気蒸気G2が湿分
分離加熱器2に導入される。この湿分分離加熱器2にて
ドレンW1が分離された排気蒸気G2は、加熱蒸気G3
で再熱される。この加熱蒸気G3は、原子炉出口の主蒸
気G1を高圧タービン1を介さずに加熱蒸気元弁3を介
して圧力調節弁4にて負荷に応じた圧力に制御され、湿
分分離加熱器2の加熱源として導入されるものである。
この加熱蒸気G3で再熱された排気蒸気G4は、低圧タ
ービン5に導入され、発電機5aを駆動させると共に、
その排気ガスG5が復水器(図示しない)に回収され
る。
あっては、原子炉(図示しない)からの主蒸気G1の流
れは、高圧タービン1を回し、その排気蒸気G2が湿分
分離加熱器2に導入される。この湿分分離加熱器2にて
ドレンW1が分離された排気蒸気G2は、加熱蒸気G3
で再熱される。この加熱蒸気G3は、原子炉出口の主蒸
気G1を高圧タービン1を介さずに加熱蒸気元弁3を介
して圧力調節弁4にて負荷に応じた圧力に制御され、湿
分分離加熱器2の加熱源として導入されるものである。
この加熱蒸気G3で再熱された排気蒸気G4は、低圧タ
ービン5に導入され、発電機5aを駆動させると共に、
その排気ガスG5が復水器(図示しない)に回収され
る。
【0033】ここで、湿分分離加熱器2にて高圧タービ
ン1の排気蒸気G2から分離されたドレンW1は、湿分
分離用のドレンタンク6に導かれ、水位調節弁7、7の
開度調整で所定のドレン水位に制御され、図示しない給
水加熱器及び復水器に熱回収又は回収される。また、湿
分分離加熱器2にて排気蒸気G2と熱交換された加熱蒸
気G3は、ドレン化され、そのドレンW2が湿分分離加
熱用のドレンタンク8に導かれ、水位調節弁9、9の開
度調整で所定のドレン水位に制御され、上記と同様に熱
回収又は回収される。
ン1の排気蒸気G2から分離されたドレンW1は、湿分
分離用のドレンタンク6に導かれ、水位調節弁7、7の
開度調整で所定のドレン水位に制御され、図示しない給
水加熱器及び復水器に熱回収又は回収される。また、湿
分分離加熱器2にて排気蒸気G2と熱交換された加熱蒸
気G3は、ドレン化され、そのドレンW2が湿分分離加
熱用のドレンタンク8に導かれ、水位調節弁9、9の開
度調整で所定のドレン水位に制御され、上記と同様に熱
回収又は回収される。
【0034】上記の原子力発電プラントには、湿分分離
加熱器2を制御するシステムとして、加熱蒸気G3の圧
力制御系10及びドレンW1、W2の水位制御系11、
11とが装備されている。
加熱器2を制御するシステムとして、加熱蒸気G3の圧
力制御系10及びドレンW1、W2の水位制御系11、
11とが装備されている。
【0035】圧力制御系10は、湿分分離加熱器2に導
入される加熱蒸気G3の圧力を検出する圧力センサ(圧
力発信器)12と、この圧力センサ12からの加熱蒸気
G3の圧力測定値PVを受けて圧力調節弁4の開閉状態
を制御する圧力制御装置13とを備えた構成で、再熱サ
イクルでの運用形態に応じて加熱蒸気G3の圧力を適宜
に調整するようになっている(後述参照)。
入される加熱蒸気G3の圧力を検出する圧力センサ(圧
力発信器)12と、この圧力センサ12からの加熱蒸気
G3の圧力測定値PVを受けて圧力調節弁4の開閉状態
を制御する圧力制御装置13とを備えた構成で、再熱サ
イクルでの運用形態に応じて加熱蒸気G3の圧力を適宜
に調整するようになっている(後述参照)。
【0036】水位制御系11は、上述の2系統のドレン
タンク6、8内のドレン水位を個別に検出する水位セン
サ(水位発信器)14a(排気蒸気G2のドレンW1
側)、14b(加熱蒸気G3のドレンW2側)と、この
水位センサ14a、14bからのドレンW1、W2の水
位測定値PVを受けて水位調節弁7、9の開閉状態を個
別に制御する水位制御装置15a、15bとを備えた構
成で、再熱サイクルでの運用形態に応じてドレン水位を
適宜に調整するようになっている(後述)。ここで、2
系統の水位センサ14a、14b及び水位制御装置15
a、15bの夫々は、更に給水加熱器側及び復水器側に
分かれて配置されている。
タンク6、8内のドレン水位を個別に検出する水位セン
サ(水位発信器)14a(排気蒸気G2のドレンW1
側)、14b(加熱蒸気G3のドレンW2側)と、この
水位センサ14a、14bからのドレンW1、W2の水
位測定値PVを受けて水位調節弁7、9の開閉状態を個
別に制御する水位制御装置15a、15bとを備えた構
成で、再熱サイクルでの運用形態に応じてドレン水位を
適宜に調整するようになっている(後述)。ここで、2
系統の水位センサ14a、14b及び水位制御装置15
a、15bの夫々は、更に給水加熱器側及び復水器側に
分かれて配置されている。
【0037】以下、再熱サイクルでの運用形態毎に分け
て、加熱蒸気G3の圧力制御及びそのドレンW1の水位
制御に関する要部構成及びその動作を図2〜図5に基づ
いて説明する。
て、加熱蒸気G3の圧力制御及びそのドレンW1の水位
制御に関する要部構成及びその動作を図2〜図5に基づ
いて説明する。
【0038】図2は、加熱蒸気導入時での運用に用いる
圧力制御装置13の要部構成を説明するものである。
圧力制御装置13の要部構成を説明するものである。
【0039】同図に示す圧力制御装置13は、圧力調節
弁4の開度を制御する複数の開度指令を生成し、その中
の1つの開度指令を所定の切換指令に基づいて選択し、
これをMV値(圧力調節弁開度指令)として圧力調節弁
4に供給する開度指令部20と、加熱蒸気導入時での運
用プロセスで定めた複数の条件に基づいて複数の切換指
令を生成し、これを開度指令部20に供給する切換指令
部21とを備える。
弁4の開度を制御する複数の開度指令を生成し、その中
の1つの開度指令を所定の切換指令に基づいて選択し、
これをMV値(圧力調節弁開度指令)として圧力調節弁
4に供給する開度指令部20と、加熱蒸気導入時での運
用プロセスで定めた複数の条件に基づいて複数の切換指
令を生成し、これを開度指令部20に供給する切換指令
部21とを備える。
【0040】開度指令部20は、変化率制限器22にて
第1開度設定器23で定めた開度(α%)を変化率設定
器24で定めた変化率(β%/min )で制限し、この制
限開度を第1開度指令MV1とすると共に、圧力センサ
12からの加熱蒸気G3の圧力測定値PVと設定値関数
発生器25で定めた負荷要求に応じた圧力設定値SVと
の偏差Δ(=PV−SV)を減算器26にて演算し、そ
の演算値ΔをPI演算器(PID演算器でもよい)27
にて比例積分し、ここで求まる開度を第2開度指令MV
2とし、これら2つの開度指令MV1、MV2のいずれ
か一方を第1切換器28を介して第2切換器29に供給
する。
第1開度設定器23で定めた開度(α%)を変化率設定
器24で定めた変化率(β%/min )で制限し、この制
限開度を第1開度指令MV1とすると共に、圧力センサ
12からの加熱蒸気G3の圧力測定値PVと設定値関数
発生器25で定めた負荷要求に応じた圧力設定値SVと
の偏差Δ(=PV−SV)を減算器26にて演算し、そ
の演算値ΔをPI演算器(PID演算器でもよい)27
にて比例積分し、ここで求まる開度を第2開度指令MV
2とし、これら2つの開度指令MV1、MV2のいずれ
か一方を第1切換器28を介して第2切換器29に供給
する。
【0041】第1切換器28は、第1切換指令S1(後
述)を受けたときに第1開度指令MV1を優先して第2
切換器29に供給すると共に、第2切換指令S2(後
述)を受けたときに第2開度指令MV2に切り換え、こ
れを第2切換部29に供給する。
述)を受けたときに第1開度指令MV1を優先して第2
切換器29に供給すると共に、第2切換指令S2(後
述)を受けたときに第2開度指令MV2に切り換え、こ
れを第2切換部29に供給する。
【0042】第2切換器29は、第2開度設定器30で
定めた全閉開度を第3開度指令MV3として圧力調節弁
4に供給すると共に、第3切換指令S3(後述)を受け
たときに第1切換器28からの第1又は第2開度指令M
V1、MV2に切り換え、これを圧力調節弁4に供給す
る。
定めた全閉開度を第3開度指令MV3として圧力調節弁
4に供給すると共に、第3切換指令S3(後述)を受け
たときに第1切換器28からの第1又は第2開度指令M
V1、MV2に切り換え、これを圧力調節弁4に供給す
る。
【0043】切換指令部21は、例えばロジック回路を
搭載してなり、運用で定めた加熱蒸気導入条件が成立し
たときにパルス発生器(ワンショット回路)31にて制
御パルスを発生し、これを第1切換指令S1としてオア
回路32を介して第1切換器28に供給すると共に、同
じく加熱蒸気導入条件が成立したときに第3切換指令S
3をノット回路33を介して第2切換器29に供給す
る。
搭載してなり、運用で定めた加熱蒸気導入条件が成立し
たときにパルス発生器(ワンショット回路)31にて制
御パルスを発生し、これを第1切換指令S1としてオア
回路32を介して第1切換器28に供給すると共に、同
じく加熱蒸気導入条件が成立したときに第3切換指令S
3をノット回路33を介して第2切換器29に供給す
る。
【0044】また、この切換指令部21は、加熱蒸気G
3の圧力測定値PVと圧力設定値SVとの互いの偏差Δ
が0以上の条件(Δ=PV−SV≧0)と、第2開度指
令MV2がα%以上の条件(MV2≧α)との両方が成
立したときにアンド回路34にて制御パルスを生成し、
これを第2切換指令S2としてワイプアウト(wipeou
t)回路35に出力し、オア回路32を介して第1切換
器28に供給する。
3の圧力測定値PVと圧力設定値SVとの互いの偏差Δ
が0以上の条件(Δ=PV−SV≧0)と、第2開度指
令MV2がα%以上の条件(MV2≧α)との両方が成
立したときにアンド回路34にて制御パルスを生成し、
これを第2切換指令S2としてワイプアウト(wipeou
t)回路35に出力し、オア回路32を介して第1切換
器28に供給する。
【0045】ここで、上記運用での圧力制御装置13の
動作を説明する。
動作を説明する。
【0046】まず、湿分分離加熱器2の起動前は、加熱
蒸気導入条件が未成立であるため、第3開度指令MV3
が第2切換器29を介して出力され、圧力調節弁4の開
度が全閉となるように制御される。従って、加熱蒸気G
3は湿分分離加熱器2に導入されない。
蒸気導入条件が未成立であるため、第3開度指令MV3
が第2切換器29を介して出力され、圧力調節弁4の開
度が全閉となるように制御される。従って、加熱蒸気G
3は湿分分離加熱器2に導入されない。
【0047】この状態から湿分分離加熱器2を起動さ
せ、加熱蒸気導入条件が成立したとする。このとき、第
1切換指令S1が第1切換器28に、第3切換指令S3
が第2切換器29に供給されるため、第3開度指令MV
3に代わりに、第1開度指令MV1が第1切換器28か
ら第2切換器29を介して出力され、圧力調節弁4の開
度が全閉から[α%]の開度となるように[β%/mi
n]の一定レートで制御される。これにより、加熱蒸気
G3が湿分分離加熱器2に徐々に導入され、この湿分分
離加熱器2の暖気運転が開始される。
せ、加熱蒸気導入条件が成立したとする。このとき、第
1切換指令S1が第1切換器28に、第3切換指令S3
が第2切換器29に供給されるため、第3開度指令MV
3に代わりに、第1開度指令MV1が第1切換器28か
ら第2切換器29を介して出力され、圧力調節弁4の開
度が全閉から[α%]の開度となるように[β%/mi
n]の一定レートで制御される。これにより、加熱蒸気
G3が湿分分離加熱器2に徐々に導入され、この湿分分
離加熱器2の暖気運転が開始される。
【0048】次いで、圧力調節弁4の開度がα%に達
し、上記の偏差Δが0になると、第2切換指令S2が第
1切換器28に供給され、第1開度指令MV1の代わり
に、第2開度指令MV2が第2切換器29を介して出力
され、圧力調節弁4の開度が負荷要求に応じた設定値で
制御される。これにより、負荷要求に応じた圧力での加
熱蒸気G3が湿分分離加熱器2に導入され、この湿分分
離加熱器2の暖気運転から通常運転への切り換えを実施
する。
し、上記の偏差Δが0になると、第2切換指令S2が第
1切換器28に供給され、第1開度指令MV1の代わり
に、第2開度指令MV2が第2切換器29を介して出力
され、圧力調節弁4の開度が負荷要求に応じた設定値で
制御される。これにより、負荷要求に応じた圧力での加
熱蒸気G3が湿分分離加熱器2に導入され、この湿分分
離加熱器2の暖気運転から通常運転への切り換えを実施
する。
【0049】従って、原子力タービン発電プラントにお
ける再熱サイクル実現のため湿分分離加熱器の制御を実
施するに際し、圧力調節弁の開度指令値を暖気開度まで
ランプで上昇させた後、PID演算による開度指令値に
切り換えるようにしたため、加熱蒸気導入時に暖気運転
を行って、湿分分離加熱器に与えるダメージを少なく
し、その後で通常の設定値に基づく制御にスムーズに切
り換えることができる。
ける再熱サイクル実現のため湿分分離加熱器の制御を実
施するに際し、圧力調節弁の開度指令値を暖気開度まで
ランプで上昇させた後、PID演算による開度指令値に
切り換えるようにしたため、加熱蒸気導入時に暖気運転
を行って、湿分分離加熱器に与えるダメージを少なく
し、その後で通常の設定値に基づく制御にスムーズに切
り換えることができる。
【0050】図3は、ドレン水位制御の起動及び停止時
での運用に用いる水位制御装置15aの要部構成を説明
するものである。
での運用に用いる水位制御装置15aの要部構成を説明
するものである。
【0051】同図に示す水位制御装置15aは、水位調
節弁9の開度を制御する複数の開度指令を生成し、その
中の1つの開度指令を所定の切換指令に基づいて選択
し、これをMV値(水位調節弁開度指令)として水位調
節弁9に供給する開度指令部40と、ドレン水位制御の
起動及び停止時での運用プロセスで定めた複数の条件に
基づいて複数の切換指令を生成し、これを開度指令部4
0に供給する切換指令部41とを備えている。
節弁9の開度を制御する複数の開度指令を生成し、その
中の1つの開度指令を所定の切換指令に基づいて選択
し、これをMV値(水位調節弁開度指令)として水位調
節弁9に供給する開度指令部40と、ドレン水位制御の
起動及び停止時での運用プロセスで定めた複数の条件に
基づいて複数の切換指令を生成し、これを開度指令部4
0に供給する切換指令部41とを備えている。
【0052】開度指令部40は、第3開度設定器42で
定めた全開開度を第4開度指令MV4として切換器43
に供給すると共に、水位センサ14bからのドレンW2
の水位測定値PVと水位設定値SVとの偏差Δ(=PV
−SV)を減算器44にて演算し、その演算値ΔをPI
演算器45にて比例積分し、これで求まる開度を第5開
度指令MV5として切換器43に供給する。切換器43
は、第4切換指令(後述)S4を受けたときに第4開度
指令MV4を水位調節弁9に供給すると共に、第5切換
指令(後述)S5を受けたときに第5開度指令MV5を
水位調節弁9に供給する。
定めた全開開度を第4開度指令MV4として切換器43
に供給すると共に、水位センサ14bからのドレンW2
の水位測定値PVと水位設定値SVとの偏差Δ(=PV
−SV)を減算器44にて演算し、その演算値ΔをPI
演算器45にて比例積分し、これで求まる開度を第5開
度指令MV5として切換器43に供給する。切換器43
は、第4切換指令(後述)S4を受けたときに第4開度
指令MV4を水位調節弁9に供給すると共に、第5切換
指令(後述)S5を受けたときに第5開度指令MV5を
水位調節弁9に供給する。
【0053】切換指令部41は、例えばロジック回路を
搭載してなり、加熱蒸気元弁3の開度が閉状態のときに
第4切換指令S4をオア回路46を介して切換器44に
供給すると共に、負荷がα%以上の条件を満たすときに
第5切換指令S5をワイプアウト回路47に出力し、オ
ア回路46を介して切換器44に供給する。
搭載してなり、加熱蒸気元弁3の開度が閉状態のときに
第4切換指令S4をオア回路46を介して切換器44に
供給すると共に、負荷がα%以上の条件を満たすときに
第5切換指令S5をワイプアウト回路47に出力し、オ
ア回路46を介して切換器44に供給する。
【0054】ここで、上記運用での水位制御装置15a
の動作を説明する。
の動作を説明する。
【0055】まず、プラント停止時には、加熱蒸気元弁
3が閉状態となっているため、第4開度指令S4により
第4開度指令MV4が切換器44を介して水位調節弁9
に供給され、その開度が全開となるように制御される。
3が閉状態となっているため、第4開度指令S4により
第4開度指令MV4が切換器44を介して水位調節弁9
に供給され、その開度が全開となるように制御される。
【0056】この状態からプラントを起動させ、加熱蒸
気元弁3を開けたとする。このとき、制御装置15a内
の自己保持回路(図示しない)により第4開度指令MV
4の出力が維持され、水位調節弁9の開度が全開に保た
れる。従って、湿分分離加熱器2に導入された加熱蒸気
G3のドレンW2は、ドレンタンク8から水位調節弁9
を介して排出されていく。
気元弁3を開けたとする。このとき、制御装置15a内
の自己保持回路(図示しない)により第4開度指令MV
4の出力が維持され、水位調節弁9の開度が全開に保た
れる。従って、湿分分離加熱器2に導入された加熱蒸気
G3のドレンW2は、ドレンタンク8から水位調節弁9
を介して排出されていく。
【0057】次いで、負荷がα%に達すると、第5切換
指令S5により第5開度指令MV5が切換器44を介し
て出力され、水位調節弁9の開度がPI演算器45での
設定値で求まる開度となるように制御される。従って、
負荷がα%になるまで、即ち配管内にドレンが滞留しな
くなるまで、水位調節弁9を開いておくようにしたた
め、起動時の冷えた配管や滞留するドレンによるハンマ
ー現象を殆ど回避でき、配管や湿分分離加熱器に与える
ダメージを軽減できる。
指令S5により第5開度指令MV5が切換器44を介し
て出力され、水位調節弁9の開度がPI演算器45での
設定値で求まる開度となるように制御される。従って、
負荷がα%になるまで、即ち配管内にドレンが滞留しな
くなるまで、水位調節弁9を開いておくようにしたた
め、起動時の冷えた配管や滞留するドレンによるハンマ
ー現象を殆ど回避でき、配管や湿分分離加熱器に与える
ダメージを軽減できる。
【0058】次いで、プラント停止に際し、所定の負荷
以下では切り換えを実施せずに、加熱蒸気元弁3を閉
じ、開度指令を全開とする。従って、加熱蒸気元弁3を
全閉した後、水位調節弁9に強制開指令を与えるように
したため、従来のように負荷遮断時の急激な負荷変化に
よる加熱蒸気元弁3の動作送れに起因し、水位調節弁の
強制開動作で生じる主蒸気圧力の低下を殆ど回避でき
る。
以下では切り換えを実施せずに、加熱蒸気元弁3を閉
じ、開度指令を全開とする。従って、加熱蒸気元弁3を
全閉した後、水位調節弁9に強制開指令を与えるように
したため、従来のように負荷遮断時の急激な負荷変化に
よる加熱蒸気元弁3の動作送れに起因し、水位調節弁の
強制開動作で生じる主蒸気圧力の低下を殆ど回避でき
る。
【0059】図4は、通常運転時での運用に用いる圧力
制御装置13の要部構成を説明するものである。
制御装置13の要部構成を説明するものである。
【0060】同図に示す圧力制御装置13は、上記と同
様の切換指令部(図中では省略)及び開度指令部(図中
では一部省略)のほか、開度指令部20の負荷相当値と
して高圧タービン1の排気圧力を用い、これを時定数T
sの大きな一次送れ演算器50を介して開度設定器に供
給し、ここで定まる加熱蒸気G3の圧力設定値SVをP
I制御に使用するものである。従って、微妙な負荷変化
で生じる設定値変動に伴う不安定な制御を殆ど回避で
き、加熱蒸気の圧力変動を大幅に軽減できる。
様の切換指令部(図中では省略)及び開度指令部(図中
では一部省略)のほか、開度指令部20の負荷相当値と
して高圧タービン1の排気圧力を用い、これを時定数T
sの大きな一次送れ演算器50を介して開度設定器に供
給し、ここで定まる加熱蒸気G3の圧力設定値SVをP
I制御に使用するものである。従って、微妙な負荷変化
で生じる設定値変動に伴う不安定な制御を殆ど回避で
き、加熱蒸気の圧力変動を大幅に軽減できる。
【0061】図5は、湿分分離加熱器の不具合時での運
用に用いる圧力制御装置13の要部構成を説明するもの
である。
用に用いる圧力制御装置13の要部構成を説明するもの
である。
【0062】同図に示す圧力制御装置13は、上記と同
様の開度指令部20(図中では一部省略)及び切換指令
部21(図中では省略)のほか、湿分分離加熱器2の不
具合時での隔離用プロセスで定めた条件に基づく切換指
令及び開度指令に関する構成が付加されている。
様の開度指令部20(図中では一部省略)及び切換指令
部21(図中では省略)のほか、湿分分離加熱器2の不
具合時での隔離用プロセスで定めた条件に基づく切換指
令及び開度指令に関する構成が付加されている。
【0063】開度指令部20は、負荷要求に応じた圧力
設定値SV1を第4切換器51に供給すると共に、圧力
変化率制限器52にて圧力設定器53で定めた圧力(α
kg/cm2 )を圧力変化率設定器54で定めた変化率(β
(kg/cm2 )/min )で制限し、この制限圧力、即ち負
荷に依存しない圧力設定値SV2を第4切換器51に供
給する。
設定値SV1を第4切換器51に供給すると共に、圧力
変化率制限器52にて圧力設定器53で定めた圧力(α
kg/cm2 )を圧力変化率設定器54で定めた変化率(β
(kg/cm2 )/min )で制限し、この制限圧力、即ち負
荷に依存しない圧力設定値SV2を第4切換器51に供
給する。
【0064】第4切換器51は、予め設定された隔離条
件が成立するまでは負荷要求に応じた圧力設定値SV1
を、隔離条件が成立したときに負荷に依存しない圧力設
定値SV2を互いに切り換えて設定値SVとして減算器
26に供給し、ここで演算した偏差ΔからPI演算器2
7で求まる第2開度指令MV2を第2切換器29に供給
する。
件が成立するまでは負荷要求に応じた圧力設定値SV1
を、隔離条件が成立したときに負荷に依存しない圧力設
定値SV2を互いに切り換えて設定値SVとして減算器
26に供給し、ここで演算した偏差ΔからPI演算器2
7で求まる第2開度指令MV2を第2切換器29に供給
する。
【0065】第2切換器29は、第6切換指令S6を受
けるまではPI演算器27からの第2開度指令MV2
を、第6切換指令S6を受けたときに第2開度設定器3
0で定めた全閉、即ち第3開度指令MV3に切り換えて
圧力調節弁4に供給する。
けるまではPI演算器27からの第2開度指令MV2
を、第6切換指令S6を受けたときに第2開度設定器3
0で定めた全閉、即ち第3開度指令MV3に切り換えて
圧力調節弁4に供給する。
【0066】切換指令部21は、隔離条件と圧力設定値
がαkg/cm2 以下の条件との両方が成立したときにアン
ド回路52にて制御パルスを生成し、これを第6切換指
令S6として第2切換器29に供給する。
がαkg/cm2 以下の条件との両方が成立したときにアン
ド回路52にて制御パルスを生成し、これを第6切換指
令S6として第2切換器29に供給する。
【0067】ここで、上記運用における圧力制御装置1
3の動作を説明する。
3の動作を説明する。
【0068】まず、隔離条件が成立すると、第4切換器
51にて負荷相当に基づく加熱蒸気の圧力設定値PVか
ら負荷に依存しない圧力設定値SV2、即ちβ(kg/cm
2 )/min の一定レートでαkg/cm2 まで降下させる設
定ロジックへの切り換えが実行され、この設定値SV2
で定まる第2開度指令MV2が圧力調節弁4に供給さ
れ、その開度が制御される。
51にて負荷相当に基づく加熱蒸気の圧力設定値PVか
ら負荷に依存しない圧力設定値SV2、即ちβ(kg/cm
2 )/min の一定レートでαkg/cm2 まで降下させる設
定ロジックへの切り換えが実行され、この設定値SV2
で定まる第2開度指令MV2が圧力調節弁4に供給さ
れ、その開度が制御される。
【0069】次いで、圧力設定値SV2がαkg/cm2 ま
で降下すると、第6切換指令S6により第3開度指令M
V3への切り換えが実施され、圧力調節弁4の開度が強
制的に全閉となるように制御され、隔離が完了する。
で降下すると、第6切換指令S6により第3開度指令M
V3への切り換えが実施され、圧力調節弁4の開度が強
制的に全閉となるように制御され、隔離が完了する。
【0070】従って、湿分分離加熱器の不具合時に隔離
指令により加熱蒸気圧力の制御設定値を負荷に基づく関
数から一定降下設定値に切り換えて湿分分離加熱器を隔
離するようにしたため、従来のようにプラントを停止す
ることなく、湿分分離加熱器をスムーズに系統から隔離
できる。
指令により加熱蒸気圧力の制御設定値を負荷に基づく関
数から一定降下設定値に切り換えて湿分分離加熱器を隔
離するようにしたため、従来のようにプラントを停止す
ることなく、湿分分離加熱器をスムーズに系統から隔離
できる。
【0071】上記の隔離方法については、変形例とし
て、隔離条件が成立したときに隔離用の設定値に移行す
ると共に、この設定値を自動だけではなく、手動でも切
換可能なロジック回路を用いたものでもよい。
て、隔離条件が成立したときに隔離用の設定値に移行す
ると共に、この設定値を自動だけではなく、手動でも切
換可能なロジック回路を用いたものでもよい。
【0072】なお、この実施形態では圧力制御装置及び
水位制御装置を別体としてあるが、この発明はこれに限
定されるものではなく、両者を一体に搭載した構成であ
ってもよい。また、制御装置はロジック回路を要部とし
た構成としてあるが、この発明はこれに限定されるもの
ではなく、例えばCPUを要部とするマイクロコンピュ
ータを用いて上記と同様の処理を実行する構成でもよ
い。
水位制御装置を別体としてあるが、この発明はこれに限
定されるものではなく、両者を一体に搭載した構成であ
ってもよい。また、制御装置はロジック回路を要部とし
た構成としてあるが、この発明はこれに限定されるもの
ではなく、例えばCPUを要部とするマイクロコンピュ
ータを用いて上記と同様の処理を実行する構成でもよ
い。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、湿分分離加熱器内の加熱蒸気圧力に関する条件可変
の設定値に基づいて圧力調節弁の開度を調整する処理
と、ドレンタンク内のドレン水位に関する条件可変の設
定値に基づいて水位調節弁の開度を調整する処理との内
の少なくとも一方を実施することを要部としたため、湿
分分離加熱器を用いた原子力タービン発電プラントでの
再熱サイクルを実施する際に、運用に応じて加熱蒸気の
圧力及びその再熱後のドレン水位を正確に且つ安定に制
御でき、プラント運用効率を大幅に高めることができ
る。
ば、湿分分離加熱器内の加熱蒸気圧力に関する条件可変
の設定値に基づいて圧力調節弁の開度を調整する処理
と、ドレンタンク内のドレン水位に関する条件可変の設
定値に基づいて水位調節弁の開度を調整する処理との内
の少なくとも一方を実施することを要部としたため、湿
分分離加熱器を用いた原子力タービン発電プラントでの
再熱サイクルを実施する際に、運用に応じて加熱蒸気の
圧力及びその再熱後のドレン水位を正確に且つ安定に制
御でき、プラント運用効率を大幅に高めることができ
る。
【0074】特に、従来の再熱タービンを用いた原子力
発電プラントと比べると、湿分分離加熱器の起動時の熱
影響による機器等の変形やウォータハンマー現象による
配管等の変形や損傷、及び負荷遮断時の主蒸気圧力低下
を抑制できると共に、設定値変動を抑制して制御安定性
を高めることができ、湿分分離加熱器の不具合時での隔
離をスムーズに実施できるといった有利な利点がある。
発電プラントと比べると、湿分分離加熱器の起動時の熱
影響による機器等の変形やウォータハンマー現象による
配管等の変形や損傷、及び負荷遮断時の主蒸気圧力低下
を抑制できると共に、設定値変動を抑制して制御安定性
を高めることができ、湿分分離加熱器の不具合時での隔
離をスムーズに実施できるといった有利な利点がある。
【図1】この発明の湿分分離加熱器を用いた原子力ター
ビン発電プラントの概要を示す概略系統図。
ビン発電プラントの概要を示す概略系統図。
【図2】加熱蒸気導入時の運用に用いる圧力制御装置の
要部構成を示す概略ブロック図。
要部構成を示す概略ブロック図。
【図3】ドレン水位制御の起動停止時の運用に用いる水
位制御装置の要部構成を示す概略ブロック図。
位制御装置の要部構成を示す概略ブロック図。
【図4】通常運転時の運用に用いる圧力制御装置の要部
構成を示す概略ブロック図。
構成を示す概略ブロック図。
【図5】湿分分離加熱器の隔離時の運用に用いる圧力制
御装置の要部構成を示す概略ブロック図。
御装置の要部構成を示す概略ブロック図。
【図6】従来の湿分分離器を用いた原子力タービン発電
プラントの概要を示す概略系統図。
プラントの概要を示す概略系統図。
【図7】従来の湿分分離器を用いた原子力タービン発電
プラントの制御装置を示す概略ブロック図。
プラントの制御装置を示す概略ブロック図。
1 高圧タービン 2 湿分分離加熱器 3 加熱蒸気元弁 4 圧力調節弁 5 低圧タービン 5a 発電機 6 湿分分離用のドレンタンク 7、9 水位調節弁 8 湿分分離加熱用のドレンタンク 10 圧力制御系 11 水位制御系 12 圧力センサ 13 圧力制御装置 14a、14b 水位センサ 15a、15b 水位制御装置 20 開度指令部 21 切換指令部 22 変化率制限器 23 第1開度設定器 24 変化率設定器 25 設定値関数発生器 26 減算器 27 PI演算器 28 第1切換器 29 第2切換器 30 第2開度設定器 31 パルス発生器 32 オア回路 33 ノット回路 34 アンド回路 35 ワイプアウト回路 40 開度指令部(水位制御装置) 41 切換指令部(水位制御装置) 42 第3開度設定器 43 切換器 44 減算器 45 PI演算器 46 オア回路 47 ワイプアウト回路 50 一次送れ演算器(フィルタ) 51 第4切換器 52 圧力変化率制限器 53 圧力設定器 54 圧力変化率設定器
Claims (8)
- 【請求項1】 加熱蒸気として原子炉の主蒸気を加熱蒸
気元弁から圧力調節弁を介して導入し、この加熱蒸気で
高圧タービンの排気蒸気を再熱し、この再熱後の蒸気を
低圧タービンに供給すると共に、上記再熱後の加熱蒸気
のドレンをドレンタンクから水位調節弁を介して排出す
る湿分分離加熱器を用いた原子力タービン発電プラント
の制御方法であって、 上記湿分分離加熱器内の加熱蒸気圧力に関する条件可変
の設定値に基づいて上記圧力調節弁の開度を調整する処
理と、上記ドレンタンク内のドレン水位に関する条件可
変の設定値に基づいて上記水位調節弁の開度を調整する
処理との内の少なくとも一方を実施することを特徴とす
る湿分分離加熱器を用いた原子力タービン発電プラント
の制御方法。 - 【請求項2】 前記圧力調節弁の開度を調整する処理
は、前記湿分分離加熱器の起動時に暖気運転用に定めた
設定値に基づいて上記開度を調整し、その後にプラント
運用下での負荷で定まる前記加熱蒸気圧力の設定値に基
づいて上記開度を調整する処理である請求項1記載の湿
分分離加熱器を用いた原子力タービン発電プラントの制
御方法。 - 【請求項3】 前記圧力調節弁の開度を調整する処理
は、前記設定値としてプラント運用下での負荷変動状態
を演算フィルタを用いて抑制したときの負荷で定まる前
記加熱蒸気圧力の設定値を用いた処理である請求項1記
載の湿分分離加熱器を用いた原子力タービン発電プラン
トの制御方法。 - 【請求項4】 前記圧力調節弁の開度を調整する処理
は、前記湿分分離加熱器を隔離するときに当該隔離用に
定めた設定値に基づいて上記開度を調整し、その後に当
該開度を全閉状態に調整する処理である請求項1記載の
湿分分離加熱器を用いた原子力タービン発電プラントの
制御方法。 - 【請求項5】 前記水位調節弁の開度を調整する処理
は、前記湿分分離加熱器の起動時にドレン排出用に定め
た条件が成立するまでは上記開度を全開状態に調整し、
上記条件が成立したときに前記設定値に基づいて上記開
度を調整する処理である請求項1記載の湿分分離加熱器
を用いた原子力タービン発電プラントの制御方法。 - 【請求項6】 前記水位調節弁の開度を調整する処理
は、プラント運用下での負荷遮断時に前記加熱蒸気元弁
が全閉状態になるまでは上記開度を全閉状態に調整し、
上記加熱蒸気元弁が全閉状態になったときに上記開度を
全開状態に調整する処理である請求項1記載の湿分分離
加熱器を用いた原子力タービン発電プラントの制御方
法。 - 【請求項7】 加熱蒸気として原子炉の主蒸気を加熱蒸
気元弁から圧力調節弁を介して導入し、この加熱蒸気で
高圧タービンの排気蒸気を再熱し、この再熱後の排気蒸
気を低圧タービンに供給すると共に、上記再熱後の加熱
蒸気のドレンをドレンタンクから水位調節弁を介して排
出させる湿分分離加熱器を用いた原子力タービン発電プ
ラントの制御装置であって、 上記湿分分離加熱器内の加熱蒸気圧力に関する条件可変
の設定値を求める設定手段と、この設定手段が求めた設
定値に基づいて上記圧力調節弁の開度を調整する開度調
整手段とを備えたことを特徴とする湿分分離加熱器を用
いた原子力タービン発電プラントの制御装置。 - 【請求項8】 加熱蒸気として原子炉の主蒸気を加熱蒸
気元弁から圧力調節弁を介して導入し、この加熱蒸気で
高圧タービンの排気蒸気を再熱し、この再熱後の排気蒸
気を低圧タービンに供給すると共に、上記再熱後の加熱
蒸気のドレンをドレンタンクから水位調節弁を介して排
出させる湿分分離加熱器を用いた原子力タービン発電プ
ラントの制御装置であって、 上記ドレンタンク内のドレンに関する条件可変の設定値
を求める設定手段と、この設定手段が求めた設定値に基
づいて上記水位調節弁の開度を調整する開度調整手段と
を備えたことを特徴とする湿分分離加熱器を用いた原子
力タービン発電プラントの制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8095569A JPH09281284A (ja) | 1996-04-17 | 1996-04-17 | 湿分分離加熱器を用いた原子力タービン発電プラントの制御方法及びその制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8095569A JPH09281284A (ja) | 1996-04-17 | 1996-04-17 | 湿分分離加熱器を用いた原子力タービン発電プラントの制御方法及びその制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09281284A true JPH09281284A (ja) | 1997-10-31 |
Family
ID=14141232
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8095569A Pending JPH09281284A (ja) | 1996-04-17 | 1996-04-17 | 湿分分離加熱器を用いた原子力タービン発電プラントの制御方法及びその制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09281284A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2024236914A1 (ja) * | 2023-05-16 | 2024-11-21 | 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 | 原子力発電プラント、原子力発電プラントの制御装置、並びに原子力発電プラントの制御方法 |
-
1996
- 1996-04-17 JP JP8095569A patent/JPH09281284A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2024236914A1 (ja) * | 2023-05-16 | 2024-11-21 | 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 | 原子力発電プラント、原子力発電プラントの制御装置、並びに原子力発電プラントの制御方法 |
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