JPH09287583A - 冷媒圧縮機 - Google Patents
冷媒圧縮機Info
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- JPH09287583A JPH09287583A JP11979996A JP11979996A JPH09287583A JP H09287583 A JPH09287583 A JP H09287583A JP 11979996 A JP11979996 A JP 11979996A JP 11979996 A JP11979996 A JP 11979996A JP H09287583 A JPH09287583 A JP H09287583A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 吸入弁のガイド筒を不要にしてコスト低減を
図るとともに、煩雑な加工作業を行わずに吸入弁の閉弁
時のシール性を向上させる。 【解決手段】 吸入口6aと吸入室11との途中に弁収
容室34を形成し、その弁収容室34にコイルばね33
をガイド筒を介さずに、直に収容するようにした。ガイ
ド筒を用いないため、吸入弁30の組立時、ブシュ32
とガイド筒との溶接によりブシュ31の下端面31aが
変形せず、後で平面度を得るためにブシュ31の下端面
31aを加工する必要がない。
図るとともに、煩雑な加工作業を行わずに吸入弁の閉弁
時のシール性を向上させる。 【解決手段】 吸入口6aと吸入室11との途中に弁収
容室34を形成し、その弁収容室34にコイルばね33
をガイド筒を介さずに、直に収容するようにした。ガイ
ド筒を用いないため、吸入弁30の組立時、ブシュ32
とガイド筒との溶接によりブシュ31の下端面31aが
変形せず、後で平面度を得るためにブシュ31の下端面
31aを加工する必要がない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は冷媒圧縮機に関
し、特に吸入弁として逆止弁を備えている車両用の冷媒
圧縮機に関する。
し、特に吸入弁として逆止弁を備えている車両用の冷媒
圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来のベーン型圧縮機の縦断面
図、図8は図7ベーン型圧縮機の吸入弁の拡大断面図で
ある。
図、図8は図7ベーン型圧縮機の吸入弁の拡大断面図で
ある。
【0003】カムリング101のリヤ側端面にはリヤヘ
ッド106が固定されている。リヤヘッド106内には
吸入室111が形成され、この吸入室111には吸入口
106aから低圧の冷媒が流入する。吸入口106aに
は吸入弁130として逆止弁が装着されている。吸入弁
130は、圧縮機停止時、圧縮機内部の高圧の冷媒が吸
入口106aからエバポレータ側へ逆流するのを防ぐ。
ッド106が固定されている。リヤヘッド106内には
吸入室111が形成され、この吸入室111には吸入口
106aから低圧の冷媒が流入する。吸入口106aに
は吸入弁130として逆止弁が装着されている。吸入弁
130は、圧縮機停止時、圧縮機内部の高圧の冷媒が吸
入口106aからエバポレータ側へ逆流するのを防ぐ。
【0004】吸入弁130は、図8に示すように、吸入
口106aに挿入されるガイド筒135と、吸入口10
6aに圧入されてガイド筒135を保持するブシュ13
1と、ガイド筒135内に摺動可能に収容される弁体1
32と、ガイド筒135内に伸縮可能に収容され、弁体
132をブシュ131の下端面131cに押し付けるコ
イルばね133とで構成されている。
口106aに挿入されるガイド筒135と、吸入口10
6aに圧入されてガイド筒135を保持するブシュ13
1と、ガイド筒135内に摺動可能に収容される弁体1
32と、ガイド筒135内に伸縮可能に収容され、弁体
132をブシュ131の下端面131cに押し付けるコ
イルばね133とで構成されている。
【0005】ガイド筒135は、上端が開口しており、
下端が閉塞している有底円筒である。ガイド筒135の
周壁には周方向に一定間隔おきに孔135aが設けられ
ている。ガイド筒135の底面部には上方へ突き出た突
起部135bが設けられている。
下端が閉塞している有底円筒である。ガイド筒135の
周壁には周方向に一定間隔おきに孔135aが設けられ
ている。ガイド筒135の底面部には上方へ突き出た突
起部135bが設けられている。
【0006】ブシュ131は、上端、下端がそれぞれ開
口した円筒である。ブシュ131の外径は中間部から上
端側が下端側よりも大きく、ブシュ131は大きな外径
の大径部131aと小さな外径の小径部131bとで構
成されている。
口した円筒である。ブシュ131の外径は中間部から上
端側が下端側よりも大きく、ブシュ131は大きな外径
の大径部131aと小さな外径の小径部131bとで構
成されている。
【0007】弁体132は、上端が閉塞された円筒であ
る。弁体132の上面部の中心部はなだらかに隆起する
曲面132aである。弁体132の上面部の外周部は平
坦面132bであり、弁座であるブシュ131の下端面
131cに面接触する。
る。弁体132の上面部の中心部はなだらかに隆起する
曲面132aである。弁体132の上面部の外周部は平
坦面132bであり、弁座であるブシュ131の下端面
131cに面接触する。
【0008】コイルばね133の上端は弁体132内に
挿入され、その後端はガイド筒135の底面の突起部1
35bと嵌合している。
挿入され、その後端はガイド筒135の底面の突起部1
35bと嵌合している。
【0009】冷媒流量が増え、冷媒の圧力がコイルばね
133の弾性力を上回ると、弁体132が開弁方向(図
8の下方)へ押され、コイルばね133が収縮して弁体
132の平坦面132bがブシュ131の下端面131
cから離れ、開弁する。弁体132が所定距離だけ下方
へリフトすると、吸入口106aと吸入室111とがガ
イド筒135の孔135aを介して連通する。その結
果、冷媒が吸入口106aから吸入室111に流入す
る。
133の弾性力を上回ると、弁体132が開弁方向(図
8の下方)へ押され、コイルばね133が収縮して弁体
132の平坦面132bがブシュ131の下端面131
cから離れ、開弁する。弁体132が所定距離だけ下方
へリフトすると、吸入口106aと吸入室111とがガ
イド筒135の孔135aを介して連通する。その結
果、冷媒が吸入口106aから吸入室111に流入す
る。
【0010】コンプレッサが停止し、冷媒の流れが停止
すると冷媒流量が減り、コイルばね133の弾性力によ
り、弁体132の平坦面132bが再びブシュ131の
下端面131cに押し付けられ、閉弁し、エバポレータ
に高圧ガスが流れるのを防止する。
すると冷媒流量が減り、コイルばね133の弾性力によ
り、弁体132の平坦面132bが再びブシュ131の
下端面131cに押し付けられ、閉弁し、エバポレータ
に高圧ガスが流れるのを防止する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、吸入弁13
0を組み立てるには、まず、ガイド筒135にコイルば
ね133を挿入し、次に、弁体132をガイド筒135
に挿入してコイルばね133の上端部に被せる。その
後、ブシュ131をガイド筒135の開口部に挿入し、
ブシュ131の段部131dをガイド筒135の開口端
面135cに当接させる。そして、ブシュ131の小径
部131bの外周面とガイド筒135の内周面とをスポ
ット溶接する。
0を組み立てるには、まず、ガイド筒135にコイルば
ね133を挿入し、次に、弁体132をガイド筒135
に挿入してコイルばね133の上端部に被せる。その
後、ブシュ131をガイド筒135の開口部に挿入し、
ブシュ131の段部131dをガイド筒135の開口端
面135cに当接させる。そして、ブシュ131の小径
部131bの外周面とガイド筒135の内周面とをスポ
ット溶接する。
【0012】ところが、この溶接作業は煩雑であり、し
かもスポット溶接時の熱によりブシュ131の下端面1
31cが波形に変形することがあり、そのまま使用する
と、弁体132とブシュ131とのシール性が悪くなる
という問題があった。
かもスポット溶接時の熱によりブシュ131の下端面1
31cが波形に変形することがあり、そのまま使用する
と、弁体132とブシュ131とのシール性が悪くなる
という問題があった。
【0013】また、リヤヘッド106の材質はアルミニ
ュウムであり、互いに溶接されるガイド筒135とブシ
ュ131とはそれぞれ鉄であるため、温度膨脹係数の相
違によるブシュ131の脱落を防ぐには、ブシュ131
の圧入代を大きくする必要があるが、この圧入代を極端
に大きくすると、ブシュ131の圧入時に切り粉が発生
し、この切り粉が弁体132の平坦面132bとブシュ
131の下端面131cとの間に入り込み、シール性を
低下させるという問題があった。
ュウムであり、互いに溶接されるガイド筒135とブシ
ュ131とはそれぞれ鉄であるため、温度膨脹係数の相
違によるブシュ131の脱落を防ぐには、ブシュ131
の圧入代を大きくする必要があるが、この圧入代を極端
に大きくすると、ブシュ131の圧入時に切り粉が発生
し、この切り粉が弁体132の平坦面132bとブシュ
131の下端面131cとの間に入り込み、シール性を
低下させるという問題があった。
【0014】この発明はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、その課題は吸入弁のガイド筒を不要にしてコ
スト低減を図るとともに、煩雑な加工作業を行わずに吸
入弁の閉弁時のシール性を向上させることができる圧縮
機を提供することである。
たもので、その課題は吸入弁のガイド筒を不要にしてコ
スト低減を図るとともに、煩雑な加工作業を行わずに吸
入弁の閉弁時のシール性を向上させることができる圧縮
機を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め請求項1記載の発明の冷媒圧縮機は、吸入口から作動
流体が流入する吸入室と、前記吸入室と前記吸入口との
途中に形成される弁収容室と、前記弁収容室に収容され
る吸入弁とを備え、前記吸入弁が、前記弁収容室に挿入
される付勢部材と、前記吸入口又は前記弁収容室に固定
される環状のブシュと、前記付勢部材の付勢力によって
前記ブシュに押し付けられ、前記ブシュの孔を塞ぐ弁体
とで構成されていることを特徴とする。
め請求項1記載の発明の冷媒圧縮機は、吸入口から作動
流体が流入する吸入室と、前記吸入室と前記吸入口との
途中に形成される弁収容室と、前記弁収容室に収容され
る吸入弁とを備え、前記吸入弁が、前記弁収容室に挿入
される付勢部材と、前記吸入口又は前記弁収容室に固定
される環状のブシュと、前記付勢部材の付勢力によって
前記ブシュに押し付けられ、前記ブシュの孔を塞ぐ弁体
とで構成されていることを特徴とする。
【0016】前述のように吸入口と吸入室との途中に弁
収容室を形成し、その弁収容室に付勢部材をガイド筒を
介さずに、直に収容するようにしたので、ブシュとガイ
ド筒との溶接によりブシュの下端面が変形して波打つこ
ともなくなり、後で平面度を得るためにブシュの下端面
を加工する必要がない。
収容室を形成し、その弁収容室に付勢部材をガイド筒を
介さずに、直に収容するようにしたので、ブシュとガイ
ド筒との溶接によりブシュの下端面が変形して波打つこ
ともなくなり、後で平面度を得るためにブシュの下端面
を加工する必要がない。
【0017】請求項2記載の発明の冷媒圧縮機は、請求
項1記載の発明の冷媒圧縮機において、前記吸入口、前
記弁収容室及び前記吸入室が圧縮機ハウジングに形成さ
れ、前記ブシュが圧入により固定され、前記ブシュが圧
縮機ハウジングと同じ材質であることを特徴とする。
項1記載の発明の冷媒圧縮機において、前記吸入口、前
記弁収容室及び前記吸入室が圧縮機ハウジングに形成さ
れ、前記ブシュが圧入により固定され、前記ブシュが圧
縮機ハウジングと同じ材質であることを特徴とする。
【0018】前述のように圧入されるブシュを圧縮機ハ
ウジングと同じ材質したので、ブシュの離脱を防ぐため
にブシュの圧入代を極端に大きくする必要がなく、ブシ
ュの圧入時に、シール性低下の原因となる切り粉がほと
んど発生しない。
ウジングと同じ材質したので、ブシュの離脱を防ぐため
にブシュの圧入代を極端に大きくする必要がなく、ブシ
ュの圧入時に、シール性低下の原因となる切り粉がほと
んど発生しない。
【0019】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【0020】図2はこの発明の実施形態に係るベーン型
圧縮機を示す縦断面図、図1はリヤヘッドの拡大縦断面
図、図3はリヤヘッドのフロント側端面を示す図、図4
は図2のIV−IV線に沿う断面図である。
圧縮機を示す縦断面図、図1はリヤヘッドの拡大縦断面
図、図3はリヤヘッドのフロント側端面を示す図、図4
は図2のIV−IV線に沿う断面図である。
【0021】このベーン型圧縮機は、カムリング1と、
カムリング1の両端面にそれぞれ配置されるフロントサ
イド部材25及びリヤサイド部材20と、カムリング1
内に回転可能に収容されたロータ2と、ロータ2の駆動
軸7とを備えている。駆動軸7は軸受8,9によって回
転可能に支持されている。
カムリング1の両端面にそれぞれ配置されるフロントサ
イド部材25及びリヤサイド部材20と、カムリング1
内に回転可能に収容されたロータ2と、ロータ2の駆動
軸7とを備えている。駆動軸7は軸受8,9によって回
転可能に支持されている。
【0022】前記フロントサイド部材25は、カムリン
グ1のフロント側端面にOリング21を介して固定され
るフロントサイドブロック3と、フロントサイドブロッ
ク3のフロント側端面に固定されるフロントヘッド5と
で構成されている。
グ1のフロント側端面にOリング21を介して固定され
るフロントサイドブロック3と、フロントサイドブロッ
ク3のフロント側端面に固定されるフロントヘッド5と
で構成されている。
【0023】フロントヘッド5には冷媒ガス(作動流
体)の吐出口(図示せず)が形成され、吐出口はフロン
トヘッド5とフロントサイドブロック3とにより形成さ
れる吐出室10に連通している。
体)の吐出口(図示せず)が形成され、吐出口はフロン
トヘッド5とフロントサイドブロック3とにより形成さ
れる吐出室10に連通している。
【0024】前記リヤサイド部材20は、カムリング1
のリヤ側端面にOリング22を介して固定されるリヤヘ
ッド6だけで構成されている。リヤヘッド6には冷媒ガ
スの吸入口6aが設けられ、吸入口6aは後述する吸入
室(低圧室)11に連通している。
のリヤ側端面にOリング22を介して固定されるリヤヘ
ッド6だけで構成されている。リヤヘッド6には冷媒ガ
スの吸入口6aが設けられ、吸入口6aは後述する吸入
室(低圧室)11に連通している。
【0025】図3に示すように、リヤヘッド6のフロン
ト側端面には、駆動軸7を中心にしてほぼ環状の吸入室
11が設けられている。図1に示すように、吸入口6a
と吸入室11との途中には弁収容室34が形成され、弁
収容室34には吸入弁30が収容されている。弁収容室
34は大きな内径の大径部34aと小さな内径の小径部
34bとで構成されている。
ト側端面には、駆動軸7を中心にしてほぼ環状の吸入室
11が設けられている。図1に示すように、吸入口6a
と吸入室11との途中には弁収容室34が形成され、弁
収容室34には吸入弁30が収容されている。弁収容室
34は大きな内径の大径部34aと小さな内径の小径部
34bとで構成されている。
【0026】図5は図1のV−V線に沿う断面図、図6
は吸入弁の分解斜視図である。
は吸入弁の分解斜視図である。
【0027】吸入弁30は、環状のブシュ31、弁体3
2及びコイルばね(付勢部材)33で構成される。弁体
32は、上端が閉塞された円筒である。弁体32の上面
部の中心部はなだらかに隆起する曲面32aである。弁
体32の上面部の外周部は平坦面32bであり、弁座で
あるブシュ22の下端面に面接触する。
2及びコイルばね(付勢部材)33で構成される。弁体
32は、上端が閉塞された円筒である。弁体32の上面
部の中心部はなだらかに隆起する曲面32aである。弁
体32の上面部の外周部は平坦面32bであり、弁座で
あるブシュ22の下端面に面接触する。
【0028】ブシュ22の材質はリヤヘッド6と同じア
ルミニュウムである。
ルミニュウムである。
【0029】吸入弁30を組み付けるには、まず、弁収
容室34の小径部34bにコイルばね33を挿入し、次
に、弁体32をコイルばね33の上端部に被せる。弁体
32の外径は弁収容室34の小径部34bの内径よりわ
ずかに小さいので、コイルばね33の伸縮につれ、弁体
32は弁収容室34の小径部34b内を摺動可能であ
る。最後に、ブシュ31を弁収容室34の大径部34a
に圧入する。ブシュ31を圧入したとき、コイルばね3
3は少し収縮し、このときのコイルばね33の弾性力の
働きにより弁体32はブシュ31の下端面31cに押し
付けられ、閉弁状態が保たれる。
容室34の小径部34bにコイルばね33を挿入し、次
に、弁体32をコイルばね33の上端部に被せる。弁体
32の外径は弁収容室34の小径部34bの内径よりわ
ずかに小さいので、コイルばね33の伸縮につれ、弁体
32は弁収容室34の小径部34b内を摺動可能であ
る。最後に、ブシュ31を弁収容室34の大径部34a
に圧入する。ブシュ31を圧入したとき、コイルばね3
3は少し収縮し、このときのコイルばね33の弾性力の
働きにより弁体32はブシュ31の下端面31cに押し
付けられ、閉弁状態が保たれる。
【0030】前記カムリング1の内周面とロータ2の外
周面との間には、図4に示すように、上下2つの圧縮空
間12が形成されている(図1中には一方の圧縮空間1
2だけが見えている)。ロータ2には複数のベーン溝1
3が設けられ、これらのベーン溝13内にはベーン14
が摺動可能に挿入されている。圧縮空間12はベーン1
4によって仕切られて複数の圧縮室が形成され、各圧縮
室の容積はロ−タ2の回転によって変化する。
周面との間には、図4に示すように、上下2つの圧縮空
間12が形成されている(図1中には一方の圧縮空間1
2だけが見えている)。ロータ2には複数のベーン溝1
3が設けられ、これらのベーン溝13内にはベーン14
が摺動可能に挿入されている。圧縮空間12はベーン1
4によって仕切られて複数の圧縮室が形成され、各圧縮
室の容積はロ−タ2の回転によって変化する。
【0031】また、カムリング1の外周壁には、2つの
圧縮空間12に対応する2つの吐出ポート16が設けら
れている(図1には片方の吐出ポート16だけが見えて
いる)。更に、カムリング1の外周壁には、弁止め部1
7aを有する吐出弁カバー17がボルト18により固定
されている。カムリング1の外周壁と弁止め部17aと
の間には、吐出ポート16を開閉する吐出弁19が介装
されている。吐出ポート16が開いたとき、圧縮室内の
高圧の冷媒ガスは吐出ポート16、通路2a,3a、吐
出室10を経て吐出口から吐出される。
圧縮空間12に対応する2つの吐出ポート16が設けら
れている(図1には片方の吐出ポート16だけが見えて
いる)。更に、カムリング1の外周壁には、弁止め部1
7aを有する吐出弁カバー17がボルト18により固定
されている。カムリング1の外周壁と弁止め部17aと
の間には、吐出ポート16を開閉する吐出弁19が介装
されている。吐出ポート16が開いたとき、圧縮室内の
高圧の冷媒ガスは吐出ポート16、通路2a,3a、吐
出室10を経て吐出口から吐出される。
【0032】カムリング1のリヤ側端面には、吸入行程
で吸入室11から圧縮室へ低圧の冷媒ガスを送り込ませ
る吸入ポート12aが設けられている(図1には片方の
吸入ポート12aだけが見えている)。
で吸入室11から圧縮室へ低圧の冷媒ガスを送り込ませ
る吸入ポート12aが設けられている(図1には片方の
吸入ポート12aだけが見えている)。
【0033】次に、このベーン型圧縮機の動作を説明す
る。
る。
【0034】図示しないエンジンの回転動力が駆動軸7
に伝わるとロータ2が回転する。図示しないエバポレー
タの出口から冷媒ガスが流出し、冷媒ガスの圧力が所定
値を越えると(冷媒ガスの圧力がコイルばね33の弾性
力を越えたとき)、弁体32が開弁方向(図1の下方)
へ押されて、コイルばね33が収縮して弁体32の平坦
面32bがブシュ31の下端面31cから離れ、開弁す
る。弁体32が所定距離だけ下方へリフトすると、吸入
口6aと吸入室11とが弁収容室34を介して連通す
る。その結果、冷媒が吸入口6aから吸入室11に流入
する。吸入室11の冷媒ガスは吸入ポート12aを通じ
て圧縮空間12に吸入される。圧縮空間12内はベーン
14によって仕切られて5つの圧縮室が形成され、各圧
縮室の容積はロータ2の回転にともなって変化するの
で、ベーン14間に閉じ込められた冷媒ガスは圧縮さ
れ、圧縮された冷媒ガスは吐出ポート16から吐出弁1
9を通り、吐出室10へ流出し、更に吐出口から吐出さ
れる。
に伝わるとロータ2が回転する。図示しないエバポレー
タの出口から冷媒ガスが流出し、冷媒ガスの圧力が所定
値を越えると(冷媒ガスの圧力がコイルばね33の弾性
力を越えたとき)、弁体32が開弁方向(図1の下方)
へ押されて、コイルばね33が収縮して弁体32の平坦
面32bがブシュ31の下端面31cから離れ、開弁す
る。弁体32が所定距離だけ下方へリフトすると、吸入
口6aと吸入室11とが弁収容室34を介して連通す
る。その結果、冷媒が吸入口6aから吸入室11に流入
する。吸入室11の冷媒ガスは吸入ポート12aを通じ
て圧縮空間12に吸入される。圧縮空間12内はベーン
14によって仕切られて5つの圧縮室が形成され、各圧
縮室の容積はロータ2の回転にともなって変化するの
で、ベーン14間に閉じ込められた冷媒ガスは圧縮さ
れ、圧縮された冷媒ガスは吐出ポート16から吐出弁1
9を通り、吐出室10へ流出し、更に吐出口から吐出さ
れる。
【0035】コンプレッサが停止し、冷媒の流れが停止
するとコイルばね33の弾性力により、弁体32の平坦
面32bが再びブシュ31の下端面31cに押し付けら
れ、閉弁し、エバポレータに高圧ガスが流れるのを防止
する。
するとコイルばね33の弾性力により、弁体32の平坦
面32bが再びブシュ31の下端面31cに押し付けら
れ、閉弁し、エバポレータに高圧ガスが流れるのを防止
する。
【0036】この実施形態のベーン型圧縮機によれば、
吸入口6aと吸入室11との途中に弁収容室34を形成
し、その弁収容室34にコイルばね33をガイド筒35
を介さずに、直に収容するようにしたので、ブシュ31
とガイド筒21とのスポット溶接によりブシュ31の下
端面31cが変形することもなく、後で平面度を得るた
めにブシュ31の下端面31cを加工しなくとも弁体3
2との高いシール性が確保され、冷媒の逆流を確実に防
ぐことができる。
吸入口6aと吸入室11との途中に弁収容室34を形成
し、その弁収容室34にコイルばね33をガイド筒35
を介さずに、直に収容するようにしたので、ブシュ31
とガイド筒21とのスポット溶接によりブシュ31の下
端面31cが変形することもなく、後で平面度を得るた
めにブシュ31の下端面31cを加工しなくとも弁体3
2との高いシール性が確保され、冷媒の逆流を確実に防
ぐことができる。
【0037】また、ガイド筒21が不要になる結果、溶
接作業を省略でき、部品点数も減るので、吸入弁30の
製作の組立が容易になるとともに、吸入弁30のコスト
を低減することができる。
接作業を省略でき、部品点数も減るので、吸入弁30の
製作の組立が容易になるとともに、吸入弁30のコスト
を低減することができる。
【0038】更に、鉄のガイド筒21を使用しないの
で、ブシュ31を圧縮機ハウジングと同じ材質(例えば
アルミニュウム)にすることができるので、ブシュ31
の離脱を防ぐためにブシュ31の圧入代を極端に大きく
する必要がない。したがって、ブシュ31の圧入時に切
り粉が発生せず、切り粉によるシール性の低下を招かな
い。
で、ブシュ31を圧縮機ハウジングと同じ材質(例えば
アルミニュウム)にすることができるので、ブシュ31
の離脱を防ぐためにブシュ31の圧入代を極端に大きく
する必要がない。したがって、ブシュ31の圧入時に切
り粉が発生せず、切り粉によるシール性の低下を招かな
い。
【0039】なお、この実施形態では本願発明をベーン
型圧縮機に適用した場合について述べたが、本願発明の
適用範囲はこれに限定されるものではなく、斜板式、揺
動板式等の各種の圧縮機に適用することができる。
型圧縮機に適用した場合について述べたが、本願発明の
適用範囲はこれに限定されるものではなく、斜板式、揺
動板式等の各種の圧縮機に適用することができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
の冷媒圧縮機によれば、吸入弁の組立の際ブシュの下端
面が変形しないので、ブシュと弁体との高いシール性が
確保され、冷媒の逆流を確実に防ぐことができる。
の冷媒圧縮機によれば、吸入弁の組立の際ブシュの下端
面が変形しないので、ブシュと弁体との高いシール性が
確保され、冷媒の逆流を確実に防ぐことができる。
【0041】また、ガイド筒が不要になる結果、溶接作
業を省略でき、部品点数も減るので、吸入弁の組立が容
易になるとともに、吸入弁のコストを低減することがで
きる。
業を省略でき、部品点数も減るので、吸入弁の組立が容
易になるとともに、吸入弁のコストを低減することがで
きる。
【0042】請求項2記載の発明の冷媒圧縮機によれ
ば、圧入されるブシュを圧縮機ハウジングと同じ材質し
たので、ブシュの離脱を防ぐためにブシュの圧入代を極
端に大きくする必要がなく、ブシュの圧入時に、シール
性低下の原因となる切り粉がほとんど発生せず、シール
性が一層向上する。
ば、圧入されるブシュを圧縮機ハウジングと同じ材質し
たので、ブシュの離脱を防ぐためにブシュの圧入代を極
端に大きくする必要がなく、ブシュの圧入時に、シール
性低下の原因となる切り粉がほとんど発生せず、シール
性が一層向上する。
【図1】図1はリヤヘッドの拡大縦断面図である。
【図2】図2はこの発明の実施形態に係るベーン型圧縮
機を示す縦断面図である。
機を示す縦断面図である。
【図3】図3はリヤヘッドのフロント側端面を示す図で
ある。
ある。
【図4】図4は図2のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】図5は図1のV−V線に沿う断面図である。
【図6】図6は吸入弁の分解斜視図である。
【図7】図7は従来のベーン型圧縮機の縦断面図であ
る。
る。
【図8】図8は図7ベーン型圧縮機の吸入弁の拡大断面
図である。
図である。
6 リヤヘッド 6a 吸入口 11 吸入室 30 吸入弁 31 ブシュ 31c ブシュの下端面 32 弁体 32a 弁体の曲面 32b 弁体の平坦面 33 コイルばね 34 弁収容室 34a 弁収容室の大径部34a 34b 弁収容室の小径部34b
Claims (2)
- 【請求項1】 吸入口から作動流体が流入する吸入室
と、 前記吸入室と前記吸入口との途中に形成される弁収容室
と、 前記弁収容室に収容される吸入弁とを備え、 前記吸入弁が、 前記弁収容室に挿入される付勢部材と、 前記吸入口又は前記弁収容室に固定される環状のブシュ
と、 前記付勢部材の付勢力によって前記ブシュに押し付けら
れ、前記ブシュの孔を塞ぐ弁体とで構成されていること
を特徴とする冷媒圧縮機。 - 【請求項2】 前記吸入口、前記弁収容室及び前記吸入
室が圧縮機ハウジングに形成され、 前記ブシュが圧入により固定され、 前記ブシュが前記圧縮機ハウジングと同じ材質であるこ
とを特徴とする請求項1記載の冷媒圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11979996A JPH09287583A (ja) | 1996-04-17 | 1996-04-17 | 冷媒圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11979996A JPH09287583A (ja) | 1996-04-17 | 1996-04-17 | 冷媒圧縮機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09287583A true JPH09287583A (ja) | 1997-11-04 |
Family
ID=14770521
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11979996A Pending JPH09287583A (ja) | 1996-04-17 | 1996-04-17 | 冷媒圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09287583A (ja) |
-
1996
- 1996-04-17 JP JP11979996A patent/JPH09287583A/ja active Pending
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