JPH0928758A - 針と針管との固定方法及び針管付き針 - Google Patents

針と針管との固定方法及び針管付き針

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JPH0928758A
JPH0928758A JP18188195A JP18188195A JPH0928758A JP H0928758 A JPH0928758 A JP H0928758A JP 18188195 A JP18188195 A JP 18188195A JP 18188195 A JP18188195 A JP 18188195A JP H0928758 A JPH0928758 A JP H0928758A
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needle tube
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正敏 川口
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理 高橋
Shigeaki Ide
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 針1(針柄2)と針管3とを固定(仮止め)
する。 【解決手段】 針1の基端側に、溶着用凸部2aを有す
る樹脂製の針柄2を成形する。溶着用凸部2aは、針柄
2の外周面の円周方向に環状に形成されている。針1に
針柄2と同一の樹脂製の針管3を被せて、針柄2の外端
部を針管3より突出させ、針柄2の凸部2aを針管3内
に位置させて、針柄2の凸部2aとこれに接触する針管
3の内周面とを超音波溶着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は東洋医学における鍼
灸治療に使用される針と針管との固定方法及び針管付き
針に関する。
【0002】
【従来の技術】鍼治療の際に、針管を使って針を刺入す
る方法は、日本で江戸時代に発明されて以来、日本では
一般的な方法として利用されている。針を使い捨てにせ
ず再使用していた時代は、針管も当然に繰り返し使用す
るため、針管の内面は大変汚れていた。
【0003】従って、針を使い捨てにするようになるに
伴い、針管も使い捨てにしないと意味がないので、針の
使い捨ての時代には、針と針管とを一体のものとして、
滅菌、包装する必要がある。このため、針と針管とを固
定(仮止め)する必要が生じた。針と針管とを固定する
方法としては、連結用の小部品を用いて方法もあるが、
部品点数が増え、工程も複雑になることより、コストが
問題となる。
【0004】最も単純で、かつタンパープルーフの効果
もある方法として、図4に示すように、針1の針柄2
と、針管3とを同一の樹脂材料でつくり、針1に針管3
を被せた状態で、針柄2と針管3とを1点Pにて超音波
溶着して、一体化することが考えられた。この場合、針
柄2と針管3とを外す際は、針管3より突出している針
柄2の外端部をF方向に上から押して外すのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここにおいて、針と針
管とを固定するために、超音波溶着を用いる場合の必要
機能としては、 針柄と針管とを溶着した後、治療に使うまでの間、
組立、検査、包装、輸送中等の振動で外れないこと 治療に際しては、容易に外れること という、相反する条件を満たさなければならない。
【0006】しかし、樹脂の融点の微妙なバラツキまた
は溶着時の押圧のバラツキにより、溶着面積にバラツキ
を生じて溶着強度が一定にはならず、また、針柄と針管
とを外すために上から押す際、力がかかりにくく簡単に
外せないなど、溶着強度を上記の2つの条件を満たす範
囲で管理することは極めて難しいものであった。この点
につき、本出願人は特願平6−146754号にて、針
柄の外周面の一部に凸部を形成し、この凸部を針管内に
て位置決めし、溶着する方法を提案した。
【0007】具体的には、図5および図6に示すよう
に、針1の基端側に成形される樹脂製の針柄2の外周面
の一部に予め溶着用の軸方向に長い線状の凸部2aを形
成する。針1に針柄2と同一の樹脂製の針管3を被せ
て、針柄2の外端部を針管3より突出させ、針柄2の凸
部2aを針管3内に位置させて、針柄2の凸部2aとこ
れに接触する針管3の内周面とを超音波溶着する。
【0008】このようにして溶着すれば、樹脂の融点や
押圧力のバラツキにより、溶融樹脂量が多少増減して
も、溶着面積の変化が少なくなり、溶着強度が安定す
る。また、外すときには、針柄2の外端側の凹部2bの
部分をつまんで、M方向に回転して(トルクをかけて)
とるようにすれば、簡単に外すことができる。このよう
な方法では、針柄の凸部と針管内周面との相対位置を正
確に保持できる場合には溶着強度のバラツキによる不良
を改善できるが、針柄の凸部が軸方向に長い線状に形成
されているために、針柄が軸線方向を中心とした回転に
よる位置ズレを生じていた場合には、針柄の凸部と針管
内周面とが有効に溶着せず、強度不足等が発生すること
も考えられる。
【0009】また、針管内で針柄の位置決めを行う工程
は複雑であり、コスト増につながっていた。本発明は、
このような実情に鑑み、針と針管とを安定的に一体化で
き、取外しは容易な針と針管との固定方法、および、針
管付き針を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため、本発明に係る
針と針管との固定方法、および針管付き針は、針の基端
側に成形される樹脂製の針柄の外周面の一部に少なくと
も1つの凸部を予め形成し、この針に針柄と同一の樹脂
製の針管を被せて、針柄の外端部を針管より突出させ、
前記針柄の凸部を針管内に位置させて、前記針柄の凸部
とこれに接触する針管の内周面とを超音波溶着するもの
で、前記凸部は針柄外周面の円周方向に環状に設けたも
のであることを特徴とする。
【0011】これにより、針柄と針管内周面との溶着が
有効に行われるように相互の位置を保持することが容易
になり、樹脂の融点や押圧力のバラツキに影響されるこ
となく、溶着面積や強度が均一となる。このため、溶着
不良がなく、使用時には容易に取り外すことのできる針
管付き針が得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態の一例
を図面に基づいて説明する。図1は全体図、図2は要部
の拡大図、図3は図2のA矢視図である。針1は、金属
製の針体の基端側に、樹脂製の針柄2が一体成形(イン
サート成形)される。ここで、針柄2の外周面には、針
1寄りの部分に、溶着用の凸部2aを形成してある。こ
の凸部2aは針柄2の外周面の円周方向に環状をなして
いる。
【0013】針管3は針柄2の外経より大きい内径を有
する樹脂製の円筒体である。尚、針柄2と針管3とは、
同一の樹脂材料により成形し、樹脂材料としては、例え
ば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン等が
用いられる。ここにおいて、針1に針管3を被せて、針
1を針管3内に完全に納め、針柄2についてはその外端
部を針管3より突出させ、針柄2の凸部2aを針管3内
に位置させ、この針柄2の凸部2aとこれに接触する針
管3の内周面とを超音波溶着する。
【0014】このようにして溶着すれば、針柄2に予め
溶着用の凸部2aを形成してあるので、樹脂の融点のバ
ラツキにより、あるいは押圧力のバラツキにより、溶融
樹脂量が多少増減しても、溶着面積の変化が少なくな
り、常に安定した溶着面を確保できるので、溶着強度が
安定する。また、溶着用の凸部2aを針柄2の外周面の
全周に環状に形成したことにより、針柄2の凸部2aと
針管3の内周面との溶着位置は軸線方向の位置関係のみ
で決定され、簡単な位置決め工程のみで、常に安定した
溶着面積及び溶着深さが得られる。
【0015】一方、過度の溶着も起きえないため、外す
ときにも、針柄2の外端側をつまんで、円周方向に回転
して(トルクをかけて)とるようにすれば、簡単に外す
ことができる。尚、針柄2の溶着用凸部2aを複数個設
けた構成としてもよい。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
針柄と針管内周面とを溶着する際に、針管に対して、針
柄の軸線方向の位置さえ決定すれば常に均一の溶着がで
き、針柄に設けた溶着用凸部によって安定した溶着面積
および溶着深さが得られるという効果がある。
【0017】これにより、製造工程が単純になり、歩留
りやサイクルタイムの向上によって低コスト化を図るこ
とができるという効果も得られる。さらに、高品質の製
品を安価に、安定して供給できるという効果も得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の一例を示す針管付き針
の全体図
【図2】 同上要部の拡大図
【図3】 図2のA矢視図
【図4】 針管付き針の先行技術1を示す図
【図5】 針管付き針の先行技術2を示す図
【図6】 図5のA矢視図
【符号の説明】
1 針 2 針柄 2a 溶着用凸部 3 針管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】針の基端側に成形される樹脂製の針柄の外
    周面の一部に少なくとも1つの凸部を予め形成し、この
    針に針柄と同一の樹脂製の針管を被せて、針柄の外端部
    を針管より突出させ、前記針柄の凸部を針管内に位置さ
    せて、前記針柄の凸部とこれに接触する針管の内周面と
    を超音波溶着する針と針管との固定方法において、 前記凸部は、針柄外周面の円周方向に環状に設けたもの
    であることを特徴とする針と針管との固定方法。
  2. 【請求項2】針の基端側に成形される樹脂製の針柄の外
    周面の一部に少なくとも1つの凸部を予め形成し、この
    針に針柄と同一の樹脂製の針管を被せて、針柄の外端部
    を針管より突出させ、前記針柄の凸部を針管内に位置さ
    せて、前記針柄の凸部とこれに接触する針管の内周面と
    を超音波溶着してなる針管付き針において、 前記凸部は、針柄外周面の円周方向に環状に設けたもの
    であることを特徴とする針管付き針。
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Cited By (3)

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