JPH09293337A - 射出成形品の製造方法 - Google Patents

射出成形品の製造方法

Info

Publication number
JPH09293337A
JPH09293337A JP8127702A JP12770296A JPH09293337A JP H09293337 A JPH09293337 A JP H09293337A JP 8127702 A JP8127702 A JP 8127702A JP 12770296 A JP12770296 A JP 12770296A JP H09293337 A JPH09293337 A JP H09293337A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
injection
plate
molded product
arm
molding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8127702A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3646829B2 (ja
Inventor
Toshio Inoue
敏夫 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eneos Corp
Original Assignee
Nippon Petrochemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Petrochemicals Co Ltd filed Critical Nippon Petrochemicals Co Ltd
Priority to JP12770296A priority Critical patent/JP3646829B2/ja
Publication of JPH09293337A publication Critical patent/JPH09293337A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3646829B2 publication Critical patent/JP3646829B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moving Of Heads (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 射出成形品において、寸法精度を向上させ
る。 【解決手段】 同一方向にアーム状に延びかつ相互に板
面が平行に対向する複数の板状部4と、これらをそれぞ
れの一端において連結する共通部3とを備えた射出成形
品1を、一体かつ同時に射出成形により製造する方法に
おいて、板状部を成形するキャビティ部分に直結しない
ゲートから成形材料を注入して、各板状部の自由端に対
し狭部を介して板状部の長手方向にそれぞれ連結した所
定の除去部分と共に射出成形品部分を射出成形し、次
に、この射出成形により得られた成形物の各除去部分間
の相対位置を固定して成形物にアニールを施し、そし
て、このアニールの後、成形物から前記除去部分を除去
して射出成形品を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、同一方向にアー
ム状に延びかつ相互に板面が平行に対向する複数の板状
部と、これらをそれぞれの一端において連結する共通部
とを備えた射出成形品の製造方法に関する。この射出成
形品は、特に、板状部の高い寸法精度、すなわち他の部
材との嵌合や結合のために要求される、板状部間の平行
精度や並列精度、機能部材等を取り付けるための板状部
上の任意の箇所間の相対位置精度等において高い精度が
要求される部材、例えば、ハードディスク装置の揺動型
のヘッド位置決め装置に含まれるキャリッジ(共通部)
とヘッドアーム(板状部)とが一体に連結した部材とし
て好ましく用いることができるものである。
【0002】
【従来の技術】同一方向にアーム状に延びかつ相互に板
面が平行に対向する複数の板状部と、これらをそれぞれ
の一端において連結する共通部とを備えた部材であっ
て、その機能上、高い寸法精度が要求されるものは、従
来、金属材料で製造されている。しかしながら、近年、
省スペース化、軽量化、組立工程の省力化等の要求か
ら、高剛性で精密成形が可能なエンジニアリングプラス
チックの使用が提案されている。
【0003】例えば、ハードディスク装置に使用される
揺動型のヘッド位置決め装置への熱可塑性樹脂製部材の
適用に関し、特開昭61−104376号公報では繊維
強化熱可塑性樹脂の使用、特開昭63−99756号公
報では金属粉充填熱可塑性樹脂の使用、特開平4−22
9062号公報では引張弾性率300,000kg/c
2 以上の熱可塑性樹脂の使用、そして米国特許5,3
82,851では金属パッドを有する熱可塑性樹脂製ア
ームの使用を提案している。
【0004】また、ディスクドライブに使用されるキャ
リッジに関して、特開昭63−136364号公報では
無機充填材含有液晶ポリマの使用を、特開平6−176
427号公報はポリエーテルエーテルケトンの使用を提
案している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の公報では、高剛性で精密成形が可能なエンジニアリン
グプラスチックの特性が十分に発揮されたときに得られ
る効果を述べているのみである。熱可塑性樹脂は広く認
められているように、成形方法によってその材料特性は
大きく異なることがあるにもかかわらず、これらの公報
には、どのような成形方法を使用することによって、要
求される寸法精度を満たす成形品が得られ、また、要求
される特性が発揮されるかについての具体的開示はな
い。
【0006】例えば、ハードディスク装置に関しては、
使用される揺動型のヘッド位置決めアクチュエータで
は、キャリッジとヘッドアームとが一体化した形状の部
材が使用されている。しかし、通常の成形法でこのよう
な形状の部材を射出成形すると、ヘッドアームの変形
(そり、ねじれ等)が避けられず、ヘッド位置決め装置
の部材としての機能に障害を生じる。
【0007】従って、従来にも増して、寸法精度におけ
る技術的課題を克服した熱可塑性樹脂ヘッド位置決め装
置用の部材が求められており、本発明の目的は、かかる
部材を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明では、かかる部材を得るに際し、特定の形状
を有して成形される熱可塑性樹脂製の成形物を、特定の
方法でアニーリング処理することにより、寸法精度、寸
法精度の安定性、および寸法の柔軟性を優れたものと
し、熱可塑性樹脂の特性を十分に発揮させるようにして
いる。
【0009】具体的には、本発明の製造方法は、同一方
向にアーム状に延びかつ相互に板面が平行に対向する複
数の板状部と、これらをそれぞれの一端において連結す
る共通部とを備えた射出成形品を、一体かつ同時に射出
成形により製造する方法であって、前記板状部を成形す
るキャビティ部分に直結しないゲートから成形材料を注
入して、各板状部の自由端に対し狭部を介して板状部の
長手方向にそれぞれ連結した所定の除去部分と共に射出
成形品部分を射出成形し、次に、この射出成形により得
られた成形物(素成形体)の各除去部分間の相対位置を
固定して成形物にアニールを施し、そして、このアニー
ルの後、成形物から前記除去部分を除去して射出成形品
を得ることを特徴とする。
【0010】成形材料の注入は、例えば、いずれかの除
去部分を成形するキャビティ部分内において成形材料の
充填が終了するように設定されたゲートを経て行なう。
成形材料の充填は、少なくとも一つの除去部分を成形す
るキャビティ部分内において未充填部分を残した状態で
終了するのが好ましい。
【0011】各除去部分は、それが連結している板状部
の1/2以下1/4以上の体積を有し、かつ前記長手方
向に垂直な断面が、その板状部の横断面と同一、相似ま
たは類似の形状を有するのが好ましい。
【0012】成形材料は、繊維状充填材を含み、かつ固
化後の引張弾性率が100,000kg/cm2 以上の
熱可塑性樹脂が好ましい。このような熱可塑性樹脂とし
て、例えば液晶ポリマを用いることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態に係る
射出成形品を適用したハードディスクドライブ装置用の
ヘッド位置決め装置用部材1部分および削除部分2を含
む成形物(素成形体)の平面図であり、図2はその側面
図である。部材1は、本発明に係る射出成形品に対応す
る部分であり、同一方向にアーム状に延びかつ相互に板
面が平行に対向する複数のアーム部分(以下、単に「ア
ーム」という)4と、これらをそれぞれの一端において
連結するキャリッジ部分(以下、単に「キャリッジ」と
いう)3とを備え、一体かつ同時に射出成形したもので
ある。アーム4には成形材料の流頭部分、およびゲート
からの流入部分を有しない。除去部分2は、各アーム4
の先端に対し狭部5を介して連結し、アーム4の長手方
向の延長線上に位置している。図1中の6は、ヘッド取
付け用の穴である。なお、除去部分2および狭部5は、
ゲート、スプルー、ランナのいずれの部分とも異なる。
また、アーム4とキャリッジ3との接合部には、必要に
応じてRを設け、寸法精度が得られ易いようにしてい
る。
【0014】射出成形は、アーム4を成形するキャビテ
ィ部分に直結しないゲートから熱可塑性樹脂の成形材料
を金型内へ注入して行なう。ここでは、キャリッジ3
(を成形するキャビティの)部分のアーム4とは反対側
の端部から矢印A方向に注入し、あるいは各除去部分2
部分の狭部5とは反対側の端部から矢印B方向へ注入す
る。
【0015】キャリッジ3部分の端部から矢印A方向に
樹脂の注入を行なうとき、除去部分2部分は、アーム4
部分を長手方向に流動する熱可塑性樹脂の樹脂溜りとし
ての機能を有する。この場合、流動樹脂の先端(流頭)
がアーム4部分内において行き場を失って金型に衝突
し、そのままアーム4部分内で固化することはない。流
頭は除去部分2部分内で金型壁に衝突し固化する。した
がって、残留歪みの大きい流頭の固化部分がアーム4部
分内に生じるのを回避するとともに、アーム4部分内に
おける樹脂の流動の均一性を保つことができる。これに
よれば、アーム4の機械的特性を均一にするとともに、
アーム4の反りや捩れの発生を抑制して寸法精度を向上
させることができる。
【0016】各除去部分2部分の端部から矢印B方向へ
樹脂を注入するときは、ゲートから注入される樹脂は必
然的に各除去部分2部分を経てから、アーム4部分へ流
入する。したがって、ゲート近傍の残留歪みを有する部
分(ゲートからの流入部分)は除去部分2に存在し、ア
ーム4には存在しない。また、アーム4部分へ流入する
樹脂は、そこで留まることなくさらにキャリッジ3部分
へ流入するため、アーム4部分内で流頭が金型壁に衝突
して固化することはなく、流頭はキャリッジ3部分内で
衝突して固化する。したがって、この場合も、残留歪み
の多い流頭の衝突・固化部分がアーム4内に生ずるのを
回避できるとともに、アーム4部分内における樹脂の流
動の均一性を保持することができ、これにより、機械的
特性が均一でかつ寸法精度の優れたアーム4を得ること
ができる。
【0017】各除去部分2は、相互に直接的に連結しあ
るいは各アーム4に共通のものとするのは好ましくな
い。これは、除去部分2の固化過程における成形収縮等
による寸法変化が、各アーム4間の寸法精度を劣化させ
たり、アーム4に反りや捩じれを生じさせるのを避ける
ためである。ただし、例えば、後述するように、アーム
4に対する体積の比率が大きい等、除去部分2が特定の
条件を満たす場合はこの限りではない。
【0018】各除去部分2部分の端部から矢印B方向へ
樹脂を注入するときは、各除去部分2には、必然的に共
通のランナが連結されるため、除去部分2の体積が小さ
い等の理由で、ランナの固化過程における成形収縮等に
よる寸法変化が影響してアーム4の寸法精度を悪化させ
たり、アーム4の反りや捩れを生じさせるおそれがある
場合は、金型から成形物を取り出した後、すみやかにゲ
ート部分を切断してランナと除去部分2とを分離するの
が好ましい。
【0019】狭部5は上述の効果、すなわちアーム4部
分における衝突・固化部分の発生の回避および樹脂の流
動の均一性を担保できる形状を有するものであれば良
い。狭部5の断面積は一般的には、アーム4先端の断面
積よりも小さいが、小さくとも1/10までであるのが
好ましい。また、この効果を十分に発揮させるために
は、狭部5の幅W1を、狭部5に隣接する除去部分2端
部の幅W2の100%以下30%以上、好ましくは50
%以上、さらに好ましくは70%以上とし、アーム4端
部の幅W3の100%以下30%以上、好ましくは50
%以上、さらに好ましくは70%以上とすればよい。
【0020】ヘッド取付け用の穴6は、必要に応じてイ
ンサート部材で補強される。穴6にヘッドを取り付ける
ためには、磁気ヘッドを保持するヘッドサスペンション
に固定された中空孔を有する金属製突起部を穴6に挿入
し、その中空孔を、その内壁を加圧して拡大することに
より、ヘッドサスペンションとアーム4とを一体的に結
合する。このとき、穴6の近傍に流頭が衝突し、固化し
てできたウェルドラインが存在すると、その部分が開裂
する場合があるが、上述のようにアーム4には、したが
って穴6近傍では、ウェルドラインが存在しないため、
穴6の近傍が開裂することはない。また、上述のよう
に、アーム4にはウェルドラインやゲートマーク等の大
きな残留応力を有する部分が存在しないため、ヘッドの
位置決め用の部材1に対して優れた特性を付与すること
ができる。
【0021】射出成形により得られた成形物に対して
は、各除去部分2間の相対位置を固定してアニールを施
し、そしてこのアニーリング処理の後、成形物から除去
部分2を除去してヘッド位置決め装置用部材1を得るこ
とができる。
【0022】図3は、このアニーリング処理に先立ち、
各除去部分2間の相対位置を治具8により固定する様子
を示す平面図であり、図5は治具8を矢印9方向から見
た図である。図5に示すように、治具8には3つの開口
部11が設けられており、開口部11は、除去部分2の
BB線断面(図6)の形状に一致している。各除去部分
2間の相対位置を治具8により固定するためには、図3
に示すように、治具8を、矢印10方向に移動させて、
各除去部分2に嵌合させればよい。図4は治具8で各除
去部分2間の相対位置が固定された様子を示す側面図で
ある。図7は図4のCC線断面図である。CC線は図3
のBB線に一致する。嵌合された治具8はBB線(CC
線)上に位置して、各除去部分2間を固定し、各除去部
分2間の寸法精度を極めて良好に維持する。また、嵌合
は強固であるため、治具8のゆるみによる寸法のずれの
発生は抑えられる。また、従来は金型の修正で行ってい
たアーム4間の相対距離の調整を、開口部11間の間隔
Dを変更することによって容易に行うことができる。
【0023】アニーリング処理は、残留応力の緩和およ
び結晶化を主に促進させ、長期使用における部材1の寸
法変化を防止する目的を有する。アニーリング処理の条
件(温度、時間、使用機器等)は、成形材料として使用
される熱可塑性樹脂により異なるが、前記目的を達成し
得る条件を公知技術に従って選択すればよい。なお、各
除去部分2間の固定は、上述のように、成形後に治具8
を除去部分2に嵌合させて行うのが、簡便であり、好ま
しいが、治具を、射出成形時にインサートして固定する
ようにしてもよい。
【0024】加熱処理における温度は、室温を越え樹脂
の熱変形温度までの任意の温度で行う。好ましくは、金
型温度の温度を越える温度であって、金型温度よりも1
00℃高い温度以下の温度範囲である。
【0025】加熱手段は、簡便であることもあり通常は
適宜のオーブンを利用する空気浴とすることができる。
また樹脂に不活性な溶媒を用いる液浴とすることも可能
である。加熱時間は寸法等の物性変化を勘案しながら適
宜に決定されるが、通常は10分〜5時間を要する。液
浴では空気浴よりも一般に加熱時間は短縮できる。
【0026】このようにして得られるアームは、上述の
ように分子が配向しているため、アームの線膨張率は金
属に近い値となる。すなわち、各アーム部の先端から射
出成形されるところから、樹脂の分子はアーム部の長手
方向に配向し、この方向の線膨張係数は、巾方向(直角
方向)の線膨張係数よりも小さくなる。この傾向は、前
記サーモトロピック液晶ポリマーにおいて著しく、この
液晶ポリマーではアーム部長手方向の線膨張係数は樹脂
としては特に小さく、金属のそれに近いものとなる。線
膨張係数が小さいことは寸法精度の良いことにつなが
り、アクチュエータのアーム寸法精度はその長手方向が
重要であるから、特に長手方向に寸法精度が良いことは
極めて有利なこととなる。したがってこのアームでアク
チュエータを構成した場合、金属部分に対する寸法精度
が高く、剛性も高いものとなる。
【0027】このように、アニーリング処理を、治具8
で除去部分2を固定して行うことには次の〜の利点
がある。
【0028】 アーム4やキャリッジ3等への治具の
直接的な取付けを回避することができるため、治具の取
付けや取外し時の応力によるアーム4やキャリッジ3等
への変形や傷の発生を避けることができる。なお、この
効果は、治具8で除去部分2を固定したまま除去部分2
を切除することにより、さらに大きなものとすることが
できる。
【0029】 また、アーム4は、両端が、キャリッ
ジ3との接続部、および除去部分2に連結した狭部5に
よって固定されるため、アーム4には全体に均一な応力
が加わる。なお、この効果を十分に発揮させるために
は、狭部5の幅W1を、狭部5に隣接する除去部分2端
部の幅W2の100%以下30%以上、好ましくは50
%以上、さらに好ましくは70%以上とし、アーム4端
部の幅W3の100%以下30%以上、好ましくは50
%以上、さらに好ましくは70%以上とすればよい。
【0030】 また、除去部分2は最終的に除去され
るため、治具8を除去部分2に強固に固定することがで
き、治具8のずれに起因するアーム4の寸法誤差が発生
しない。また、除去部分2の形状を任意に変更すること
により、治具選定の自由度を拡大することができる。
【0031】 さらに、治具8が除去部分2を固定す
るものであるため、治具8の熱膨張、熱伝導等の、アー
ム4の寸法精度に影響を与える因子を実質的に無視する
ことができる。したがって、治具8の材料には制限がな
く、固定に必要な形状とすることができるものであれ
ば、金属、合成樹脂、セラミックス等のいずれを用いて
もよい。これらの中では、耐熱性、形状の自由度、軽量
性、剛性、寸法精度等の観点から、エンジニアリングプ
ラスチック製のものが好ましい。
【0032】ところで、キャリッジ3端部から矢印A方
向に樹脂の注入を行なうとき、いずれかの除去部分2に
おいて樹脂の金型内への充填が終了する。その際、樹脂
はキャリッジ3、アーム4、そして除去部分2の順で充
填されてゆく。そのとき、部材1の構造上、キャリジ3
とアーム4との連結部分の断面積は狭部5の断面積より
大きいため、樹脂は乱れの少ない状態でキャリッジ3部
分からアーム4部分へ流入する。したがって、より均一
で優れた部材1を得ることができる。
【0033】また、キャリッジ3端部から矢印A方向に
樹脂の注入を行なうとき、除去部分2のうちの少なくと
も1つに未充填部分が残るようにすることにより、除去
部分2においても、残留歪みの発生を実質的に防止する
ことができる。したがってアーム4における残留応力の
発生をより有効に防止し、より優れた部材1を得ること
ができる。
【0034】また、各除去部分2の体積は、それが連結
しているアーム4の1/4以上の体積であり、かつ各除
去部分2のアーム4の長さ方向に垂直な断面形状は、連
結しているアーム4の横断面と同一、相似、または類似
の形状を有する。この場合、キャリッジ3部分の端部か
ら矢印A方向に樹脂を注入すると、キャリッジ3部分か
らアーム4部分へ流入する樹脂は、アーム4部分先端か
ら除去部分2部分へ、よりすみやかに流動するため、樹
脂は、より乱れの少ない状態でアーム4部分に充填され
る。また、狭部5近傍およびおよび樹脂充填の最終部
(流頭が行き場を失い金型壁に衝突して固化する部分)
の残留歪みがアーム4に与える影響を極めて小さくする
ことができる。これにより、さらに均一で優れた部材1
を得ることができる。
【0035】また、成形材料として用いられる熱可塑性
樹脂は、繊維状充填材を含み、かつ固化した場合の引張
弾性率が100,000kg/cm2 以上である。この
樹脂を金型内へ注入すると、アーム4部分における樹脂
の流れの方向がアーム4の長さ方向に一致するため、樹
脂内の繊維状物質の配向と、樹脂の引張弾性率との相乗
効果により、アーム4の長さ方向の弾性率を高め、より
優れた部材1を得ることができる。組み合わせ得る熱可
塑性樹脂と繊維状充填材としては、例えば、熱可塑性樹
脂として、ポリアミド樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリ
カーボネート樹脂、変性ポリオキシド樹脂、ポリブチレ
ンテレフタレート樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹
脂、ポリフェニレンスルファイド樹脂、ポリスルホン樹
脂、ポリアリレート樹脂、液晶ポリマ樹脂、ポリエーテ
ル樹脂、ポリイミド樹脂等のエンジニアリングプラスチ
ックを、繊維充填材としては、ガラス繊維、炭素繊維、
各種ウィスカー等を挙げることができる。
【0036】これらの熱可塑性樹脂のうちでも、液晶ポ
リマ樹脂を用いるのが、弾性率を向上させて、機械的強
度を向上させるのに、好ましい。その理由は明らかでは
ないが、液晶ポリマがアーム4部分から狭部5部分に流
入するときも見かけの粘度が大きくは変化しないという
特性が関係しているものと考えられる。成形材料として
は、耐熱性、寸法安定性に優れたサーモトロピック液晶
ポリマー、好ましくはサーモトロピック液晶ポリエステ
ル樹脂を用いる。サーモトロピック液晶ポリマーとは、
溶融時に光学的異方性を示し、熱可塑性である溶融可能
なポリマーである。このように溶融時に光学的異方性を
示すポリマーは、溶融状態でポリマー分子鎖が規則的な
平行配列をとる性質を示す。光学的異方性溶融相の性質
は、直交偏光子を利用した通常の偏光検査法により確認
することができる。
【0037】上記液晶ポリマーとしては、たとえば、液
晶性ポリエステル、液晶性ポリカーボネート、液晶性ポ
リエステルイミドなど、具体的には、(全)芳香族ポリ
エステル、ポリエステルアミド、ポリアミドイミド、ポ
リエステルカーボネート、ポリアゾメチン等が挙げられ
る。
【0038】サーモトロピック液晶ポリマーは、一般に
細長く、偏平な分子構造からなり、分子の長鎖に沿って
剛性が高く、同軸または平行のいずれかの関係にある複
数の連鎖伸長結合を有している。
【0039】本形態で用いるサーモトロピック液晶ポリ
マーには、一つの高分子鎖の一部が異方性溶融相を形成
するポリマーのセグメントで構成され、残りの部分が異
方性溶融相を形成しないポリマーのセグメントから構成
されるポリマーも含まれる。また、複数のサーモトロピ
ック液晶ポリマーを複合したものも含まれる。
【0040】サーモトロピック液晶ポリマーを構成する
モノマーの代表例としては (a)芳香族ジカルボン酸の少なくとも1種、 (b)芳香族ヒドロキシカルボン酸系化合物の少なくと
も1種、 (c)芳香族ジオール系化合物の少なくとも1種、 (d)(d )芳香族ジチオール、(d )芳香族
チオフェノ−ル、(d )芳香族チオ−ルカルボン酸
化合物の少なくとも1種、 (e)芳香族ヒドロキシアミン、芳香族ジアミン系化合
物の少なくとも1種、 等があげられる。これらは単独で構成される場合もある
が、多くは(a)と(c)、(a)と(d)、(a)
(b)と(c)、(a)(b)と(e)、あるいは
(a)(b)(c)と(e)等の様に組合せて構成され
る。
【0041】上記(a)芳香族ジカルボン酸系化合物と
しては、テレフタル酸、4,4’−ジフェニルジカルボ
ン酸、4,4’−トリフェニルジカルボン酸、2,6−
ナフタレンジカルボン酸、1,4−ナフタレンジカルボ
ン酸、2,7−ナフタレンジカルボン酸、ジフェニルエ
ーテル−4,4’−ジカルボン酸、ジフェノキシエタン
−4,4’−ジカルボン酸、ジフェノキシブタン−4,
4’−ジカルボン酸、ジフェニルエタン−4,4’−ジ
カルボン酸、イソフタル酸、ジフェニルエ−テル−3,
3’−ジカルボン酸、ジフェノキシエタン−3,3’−
ジカルボン酸、ジフェニルエタン−3,3’−ジカルボ
ン酸、1,6−ナフタレンジカルボン酸のごとき芳香族
ジカルボン酸またはクロロテレフタル酸、ジクロロテレ
フタル酸、ブロモテレフタル酸、メチルテレフタル酸、
ジメチルテレフタル酸、エチルテレフタル酸、メトキシ
テレフタル酸、エトキシテレフタル酸等、上記芳香族ジ
カルボン酸のアルキル、アルコキシまたはハロゲン置換
体が挙げられる。
【0042】(b)芳香族ヒドロキシカルボン酸系化合
物としては、4−ヒドロキシ安息香酸、3−ヒドロキシ
安息香酸、6−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸、6−ヒド
ロキシ−1−ナフトエ酸等の芳香族ヒドロキシカルボン
酸または3−メチル−4−ヒドロキシ安息香酸、3,5
−ジメチル−4−ヒドロキシ安息香酸、2,6−ジメチ
ル−4−ヒドロキシ安息香酸、3−メトキシ−4−ヒド
ロキシ安息香酸、3,5−ジメトキシ−4−ヒドロキシ
安息香酸、6−ヒドロキシ−5−メチル−2−ナフトエ
酸、6−ヒドロキシ−5−メトキシ−2−ナフトエ酸、
2−クロロ−4−ヒドロキシ安息香酸、3−クロロ−4
−ヒドロキシ安息香酸、2,3−ジクロロ−4−ヒドロ
キシ安息香酸、3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシ安息
香酸、2,5−ジクロロ−4−ヒドロキシ安息香酸、3
−ブロモ−4−ヒドロキシ安息香酸、6−ヒドキシ−5
−クロロ−2−ナフトエ酸、6−ヒドロキシ−7−クロ
ロ−2−ナフトエ酸、6−ヒドロキシ−5,7−ジクロ
ロ−2−ナフトエ酸等の芳香族ヒドロキシカルボン酸の
アルキル、アルコキシまたはハロゲン置換体が挙げられ
る。
【0043】(c)芳香族ジオールとしては、4,4’
−ジヒドロキシジフェニル、3,3’−ジヒドロキシジ
フェニル、4,4’−ジヒドロキシトリフェニル、ハイ
ドロキノン、レゾルシン、2,6−ナフタレンジオー
ル、4,4’−ジヒドロキシジフェニルエーテル、ビス
(4−ヒドロキシフェノキシ)エタン、3,3’−ジヒ
ドロキシジフェニルエ−テル、1,6−ナフタレンジオ
−ル、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン等の芳香族
ジオ−ルまたはクロロハイドロキノン、メチルハイドロ
キノン、t−ブチルハイドロキノン、フェニルハイドロ
キノン、メトキシハイドロキノン、フェノキシハイドロ
キノン、4−クロロレゾルシン、4−メチルレゾルシン
等の芳香族ジオ−ルのアルキル、アルコキシまたはハロ
ゲン置換体が挙げられる。
【0044】(d )芳香族ジチオールとしては、ベ
ンゼン−1,4−ジチオ−ル、ベンゼン−1,3−ジチ
オ−ル、2,6−ナフタレン−ジチオ−ル、2,7−ナ
フタレン−ジチオ−ル等が挙げられる。(d )芳香
族チオフェノールとしては、4−メルカプトフエノ−
ル、3−メルカプトフェノ−ル、6−メルカプトフェノ
−ル等が挙げられる。(d )芳香族チオールカルボ
ン酸としては、4−メルカプト安息香酸、3−メルカプ
ト安息香酸、6−メルカプト−2−ナフトエ酸、7−メ
ルカプト−2−ナフトエ酸等が挙げられる。
【0045】(e)芳香族ヒドロキシアミン、芳香族ジ
アミン系化合物としては、4−アミノフェノ−ル、N−
メチル−4−アミノフェノール、1,4−フェニレンジ
アミン、N−メチル−1,4−フェニレンジアミン、
N,N’−ジメチル−1,4−フェニレンジアミン、3
−アミノフェノ−ル、3−メチル−4−アミノフェノ−
ル、2−クロロ−4−アミノフェノ−ル、4−アミノ−
1−ナフト−ル、4−アミノ−4’−ヒドロキシジフェ
ニル、4−アミノ−4’−ヒドロキシジフェニルエ−テ
ル、4−アミノ−4’−ヒドロキシジフェニルメタン、
4−アミノ−4’−ヒドロキシジフェニルスルフィド、
4、4’−ジアミノフェニルスルフィド(チオジアニリ
ン)、4,4’ジアミノジフェニルスルホン、2,5−
ジアミノトルエン、4,4’−エチレンジアニリン、
4,4’−ジアミノジフェノキシエタン、4,4’−ジ
アミノジフェニルメタン(メチレンジアニリン)、4,
4’−ジアミノジフェニルエ−テル(オキシジアニリ
ン)等が挙げられる。
【0046】本形態で用いるサーモトロピック液晶ポリ
マーは、上記モノマーから溶融アシドリシス法やスラリ
ー重合法等の多様なエステル形成法等により製造するこ
とができる。
【0047】本形態で使用できて好適なサーモトロピッ
ク液晶ポリエステルの分子量は、約2000〜2000
00、好ましくは約4000〜100000である。か
かる分子量の測定は、例えば圧縮フィルムについて赤外
分光法により末端基を測定して求めることができる。ま
た溶液形成を伴う一般的な測定法であるガス透過型クロ
マトグラフィー(GPC)によることもできる。
【0048】これらのモノマーから得られるサーモトロ
ピック液晶ポリマーのうち下記一般式(1)で表わされ
るモノマー単位を必須成分として含む(共)重合体であ
る芳香族ポリエステルが好ましい。特に好ましいもの
は、該モノマー単位を5モル%以上含む芳香族ポリエス
テルである。
【0049】
【化1】 本形態で使用できる特に好ましい芳香族ポリエステル
は、p−ヒドロキシ安息香酸、フタル酸およびビフェノ
ールの3種の化合物からそれぞれ誘導される構造の繰返
し単位を有する下記一般式(2)で表わされるポリエス
テルである。この一般式(2)で表されるポリエステル
のビフェノールから誘導される構造の繰り返し単位は、
その一部または全部をジヒドロキシベンゼンから誘導さ
れる繰り返し単位で置換されたポリエステルであること
もできる。p−ヒドロキシ安息香酸およびヒドロキシナ
フタリンカルボン酸の2種の化合物からそれぞれ誘導さ
れる構造の繰返し単位を有する。下記一般式(3)で表
わされるポリエステルである。
【0050】
【化2】
【0051】
【化3】 本形態においては、上述のサーモトロピック液晶エステ
ル等の内、いずれかを単独で用いたサーモトロピック液
晶ポリマーを使用してもよいが、2種以上の混合物とし
て使用することもできる。さらにサーモトロピック液晶
ポリマーは単独で用いてもよいが、他の非液晶性の熱可
塑性合成樹脂を併用してもよい。
【0052】ここでは、これらのサーモトロピック液晶
ポリマーに、必要に応じて各種の添加物が配合される。
特に無機充填剤は液晶ポリマーの機械的強度や耐熱性、
寸法安定性等を更に向上させることに有効であり、たと
えば液晶ポリマー中に5〜90重量%程度配合すること
が出来る。その他の添加物としては、酸化防止剤、熱安
定剤、紫外線吸収剤、光安定剤、顔料、染料、可塑剤、
滑剤、造核剤、帯電防止剤、難燃剤等が挙げられる。
【0053】繊維状充填材としては、炭素繊維(PAN
系、ピッチ系)、金属繊維(軟鋼、ステンレス、銅およ
びその合金、アルミニウムおよびその合金、鉛)、メタ
ライズドガラス繊維(ガラス繊維にニッケル、銅、アル
ミニウム、銀等をコーティングしたもの)、またはニッ
ケルコートした炭素繊維等が挙げられる。
【0054】図8は本発明の他の実施形態に係る射出成
形品を適用したハードディスクドライブ装置用のヘッド
位置決め装置用部材1および除去部分2を含む成形物の
平面図であり、図9はそのAA線断面図である。この部
材1においては、キャリッジ3は、図10に示すような
筒状のインサート部材7を有する。他の構成は、図1の
ものと同様である。インサート部材7は部材1の射出成
形時にインサートする。
【0055】これによれば、射出成形後のキャリッジ3
の収縮の影響により、これに連結するアーム4の先端部
分に空間的位置ずれを生じるのを防止することができ
る。すなわち、キャリッジ3を揺動可能に取り付けるた
めの取付け穴を筒状の、したがって曲げ剛性、捩れ剛性
に優れた閉断面構造を有するインサート部材7で構成す
ることにより、キャリッジ3の収縮の影響によりキャリ
ッジ3とアーム4との接合角度が変動してアーム4先端
の空間的位置がずれるのを、防止することができる。
【0056】射出成形時における、成形材料の注入は、
キャリッジ3の上端部から矢印C方向へ行なうことによ
り、上述と同様に、残留応力や強度の不均一な部分がア
ーム4内に発生するのを防止することができる。
【0057】またこの場合も、除去部分2を固定してア
ニーリング処理を施すことにより、上述の〜の利点
を得ることができる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、板
状部を成形するキャビティ部分に直結しないゲートから
成形材料を注入し、かつ除去部分と共に射出成形し、そ
してこの成形物が固化した後に除去部分を除去するよう
にしたため、板状部に残留応力や強度の不均一な部分が
発生するのを抑制し、寸法精度を高めることができる。
【0059】また、除去部分を除去する前に、成形物の
各除去部分間の相対位置を固定して成形物にアニールを
施すようにしたため、板状部の寸法精度の安定性および
柔軟性を向上させることができる。また、板状部や共通
部の変形や傷の発生を避けることができる。また、固定
のための治具の選定の自由度も向上させることができ
る。また、強固に固定できるため、板状部の寸法精度を
さらに向上させることができる。
【0060】また、成形材料の注入を、除去部分を成形
するキャビティ部分内において成形材料の充填が終了す
るように設定されたゲートを経て行なうことにより、共
通部においても残留応力や強度の不均一な部分が発生す
るのを抑制することができる。
【0061】また、成形材料の充填を、除去部分を成形
するキャビティ部分内において未充填部分を残した状態
で終了させることにより、板状部における残留応力や強
度の不均一な部分が発生するのをさらに抑制することが
できる。
【0062】また除去部分が、それが連結している板状
部の1/2以下1/4以上の体積を有し、かつ板状部の
長手方向に垂直な断面が、その板状部の横断面と同一、
相似または類似の形状を有することにより、板状部にお
ける残留応力や強度の不均一な部分が発生するのをさら
に抑制することができる。
【0063】また、成形材料である熱可塑性樹脂とし
て、繊維状充填材を含み、かつ固化後の引張弾性率が1
00,000kg/cm2 以上のものを用いることによ
り、板状部の長手方向の弾性率を、相乗効果的に向上さ
せることができる。
【0064】また、熱可塑性樹脂としてサーモトロピッ
ク液晶ポリマを用いることにより、この相乗的効果をさ
らに高めることができる。
【0065】また、共通部および板状部を一体かつ同時
に射出成形したものであるにもかかわらず、板状部は、
成形材料の流頭部分およびゲートからの流入部分を有し
ないため、板状部の寸法精度や強度の均一性が高いヘッ
ド位置決め装置用部材を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る射出成形品を適用
したハードディスクドライブ装置用のヘッド位置決め装
置用部材1および削除部分2を含む成形物の平面図であ
る。
【図2】 図1の側面図である。
【図3】 各除去部分間の相対位置を治具により固定す
る様子を示す平面図である。
【図4】 治具で各除去部分間の相対位置が固定された
様子を示す側面図である。
【図5】 治具を矢印9方向から見た図である。
【図6】 図3のBB線断面図である。
【図7】 図4のCC線断面図である。
【図8】 本発明の他の実施形態に係るハードディスク
ドライブ装置用のヘッド位置決め装置用部材1および削
除部分2を含む成形物の平面図である。
【図9】 図8のAA線断面図である。
【図10】 図8および9の成形物のインサート部材の
斜視図である。
【符号の説明】
1:ヘッド位置決め装置用部材、2:削除部分、3:キ
ャリッジ、4:アーム、5:狭部、6:ヘッド取付け用
穴、7:インサート部材、8:治具、11:開口部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一方向にアーム状に延びかつ相互に板
    面が平行に対向する複数の板状部と、これらをそれぞれ
    の一端において連結する共通部とを備えた射出成形品
    を、一体かつ同時に射出成形により製造する方法であっ
    て、 前記板状部を成形するキャビティ部分に直結しないゲー
    トから成形材料を注入して、各板状部の自由端に対し狭
    部を介して板状部の長手方向にそれぞれ連結した所定の
    除去部分と共に射出成形品部分を射出成形し、 この射出成形により得られた成形物の各除去部分間の相
    対位置を固定して成形物にアニールを施し、 そしてこのアニールの後、成形物から前記除去部分を除
    去して射出成形品を得ることを特徴とするヘッド位置決
    め装置用部材の製造方法。
  2. 【請求項2】 成形材料の注入は、いずれかの前記除去
    部分を成形するキャビティ部分内において成形材料の充
    填が終了するように設定されたゲートを経て行なうこと
    を特徴とする請求項1記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 成形材料の充填は、少なくとも一つの前
    記除去部分を成形するキャビティ部分内において未充填
    部分を残した状態で終了することを特徴とする請求項2
    記載の製造方法。
  4. 【請求項4】 各除去部分は、それが連結している板状
    部の1/2以下1/4以上の体積を有し、かつ前記長手
    方向に垂直な断面が、その板状部の横断面と同一、相似
    または類似の形状を有することを特徴とする請求項1〜
    3のいずれかに記載の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記熱可塑性樹脂は、繊維状充填材を含
    み、かつ固化後の引張弾性率が100,000kg/c
    2 以上であることを特徴とする請求項1〜4いずれか
    に記載の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記熱可塑性樹脂が液晶ポリマであるこ
    とを特徴とする請求項1〜5いずれかに記載の製造方
    法。
JP12770296A 1996-04-25 1996-04-25 射出成形品の製造方法 Expired - Fee Related JP3646829B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12770296A JP3646829B2 (ja) 1996-04-25 1996-04-25 射出成形品の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12770296A JP3646829B2 (ja) 1996-04-25 1996-04-25 射出成形品の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09293337A true JPH09293337A (ja) 1997-11-11
JP3646829B2 JP3646829B2 (ja) 2005-05-11

Family

ID=14966600

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12770296A Expired - Fee Related JP3646829B2 (ja) 1996-04-25 1996-04-25 射出成形品の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3646829B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018008482A (ja) * 2016-07-15 2018-01-18 日本ケミカルスクリュー株式会社 ボルトの成形方法及びボルト、並びにボルト成形用金型

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5036581B1 (ja) * 1970-05-04 1975-11-26
JPS57185130A (en) * 1981-05-11 1982-11-15 Hashimoto Forming Co Ltd Method of injection molding resin product
JPS5994428A (ja) * 1982-11-19 1984-05-31 Toshiba Corp 半導体用樹脂封止金型
JPH04310715A (ja) * 1991-04-09 1992-11-02 Polyplastics Co 射出成形方法および射出成形用金型並びに射出成形品
JPH07135762A (ja) * 1993-11-10 1995-05-23 Nippon Petrochem Co Ltd ディスク装置のアクチュエーター
JPH07288965A (ja) * 1994-04-14 1995-10-31 Hitachi Metals Ltd 揺動型アクチュエータ

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5036581B1 (ja) * 1970-05-04 1975-11-26
JPS57185130A (en) * 1981-05-11 1982-11-15 Hashimoto Forming Co Ltd Method of injection molding resin product
JPS5994428A (ja) * 1982-11-19 1984-05-31 Toshiba Corp 半導体用樹脂封止金型
JPH04310715A (ja) * 1991-04-09 1992-11-02 Polyplastics Co 射出成形方法および射出成形用金型並びに射出成形品
JPH07135762A (ja) * 1993-11-10 1995-05-23 Nippon Petrochem Co Ltd ディスク装置のアクチュエーター
JPH07288965A (ja) * 1994-04-14 1995-10-31 Hitachi Metals Ltd 揺動型アクチュエータ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018008482A (ja) * 2016-07-15 2018-01-18 日本ケミカルスクリュー株式会社 ボルトの成形方法及びボルト、並びにボルト成形用金型

Also Published As

Publication number Publication date
JP3646829B2 (ja) 2005-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6229675B1 (en) Swing arm actuator for magnetic disk unit
JPH09293337A (ja) 射出成形品の製造方法
JP3422424B2 (ja) 射出成形方法、射出成形体および射出成形用金型
JP3637992B2 (ja) ヘッド位置決め装置用部材の製造方法
EP0771001A1 (en) Actuator of disk apparatus, intermediate product of its arm, and their production method
JPH09297972A (ja) 磁気ヘッド位置決め装置用熱可塑性樹脂製アーム及びその製造方法
JPH09293339A (ja) ヘッド位置決め装置用部材およびその製造方法
JPH08336854A (ja) ディスク装置のアクチュエータ、そのアームおよびその製造方法
JP2945146B2 (ja) 射出成形方法
JPH07241878A (ja) 筒状体の射出成形方法およびそのための金型
JPH1092635A (ja) ディスク装置のアクチュエータに使用される一体アームの中間製品、およびその一体アームの製造方法
JP2945145B2 (ja) 液晶ポリマー射出成形体
JPH06197669A (ja) 釣竿用ソリッド穂先
JPH08339918A (ja) ディスク装置のアクチュエータおよびその製造方法
JP2945147B2 (ja) 射出成形方法
JP3468388B2 (ja) 補強された筒状積層体およびその製法
JP3405416B2 (ja) 筒状物および筒状物の精密射出成形法
JPH0952248A (ja) インサート成形体およびその製法
JPH09297975A (ja) ヘッド位置決め装置およびそのインサート部材
JP2002018907A (ja) 樹脂の射出成形法
JPH08306141A (ja) ディスク装置のアーム及びその製造方法並びにアームに使用し得る構造体
JPH09237475A (ja) ディスク装置のアクチュエータ、そのアームの中間製品、ならびにアームおよびアクチュエータの製造方法
EP0637039B1 (en) Actuator for disk unit
JP3334756B2 (ja) 射出成形方法
JPH09295349A (ja) 金属製中空突起部を有する部品と樹脂成形品との組立体およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040727

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040804

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040921

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050202

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050202

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees