JPH09302312A - 装飾用粘着シート - Google Patents

装飾用粘着シート

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JPH09302312A
JPH09302312A JP8120265A JP12026596A JPH09302312A JP H09302312 A JPH09302312 A JP H09302312A JP 8120265 A JP8120265 A JP 8120265A JP 12026596 A JP12026596 A JP 12026596A JP H09302312 A JPH09302312 A JP H09302312A
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JP
Japan
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weight
sensitive adhesive
pressure
parts
chloride resin
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JP8120265A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Murayama
浩 村山
Masaru Nakayama
勝 中山
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基材にコロナ放電処理等の余計な工程を付加
することなく、被着体に対する適度な粘着力と、糊残り
のない再剥離性を付与した装飾用粘着シートを提供す
る。 【解決手段】 塩化ビニル樹脂100重量部に、分子量
1700〜2500のアジピン酸系ポリエステル可塑剤
20〜40重量部を混合してなる可塑化塩化ビニル樹脂
フィルムの一面に、(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ルモノマー100重量部と、窒素含有ビニルモノマー1
〜10重量部との共重合体を主体とするアクリル系粘着
剤層が設けられてなることを特徴とする装飾用粘着シー
ト。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は装飾用粘着シートに
関し、更に詳しくは、屋内及び屋外の広告ステッカー類
や表示用ステッカー類等のディスプレー分野、車両の装
飾等のフリートマーキング分野等での使用に適した装飾
用粘着シートに関する。
【0002】
【従来の技術】着色された透明から不透明に至る種々の
段階の、ポリ塩化ビニル系樹脂フィルム、アクリル系樹
脂フィルム、フッ素系樹脂フィルム等の耐候性に優れた
プラスチックフィルムの一面に、粘着剤層が設けられて
なる装飾用粘着シートが、従来の金属や木材等の各種装
飾用材料に替わって屋内及び屋外の広告ステッカー類や
表示用ステッカー類等のディスプレー分野、車両の装飾
等のフリートマーキング分野で使用されだして久しい。
【0003】上記装飾用粘着シートに用いられる粘着剤
は、屋外における使用が多いこと等から基材フィルムと
同様に、耐候性に優れたアクリル系粘着剤が汎用されて
いるが、基材として用いられるポリ塩化ビニル系樹脂フ
ィルムに対する投錨力が充分得られないため、このよう
な基材と粘着剤の組合わされた構成の装飾用粘着シート
は、被着体から剥離する際に、該被着体面に上記アクリ
ル系粘着剤が部分的に毟り取られて残る所謂糊残りの問
題がある。
【0004】上記アクリル系粘着剤の基材に対する投錨
力を改善する手段として、例えば、特開平2−1783
77号公報には、基材及び/又は粘着剤層表面をコロナ
放電処理することが提案されている。しかし、装飾用粘
着シートに供される基材及び粘着剤層は、商品の性格
上、相当広幅であり、かかる広幅のシートを均一にコロ
ナ放電処理することは設備技術の面からも難しく、且
つ、コロナ放電処理のため余計な工程をその製造ライン
に組み込まねばならず、単に、工程管理が煩わしいもの
であるだけでなく、生産性を著しく低減するものであ
る。
【0005】又、アクリル系粘着剤の基材に対する投錨
力を改善する手段として、例えば、特開平5−7075
3号公報には、アクリル系粘着剤を構成するアクリル系
共重合体に、基材との相溶性を高める目的で、塩素含有
ビニル単量体を0.1〜20重量%共重合させることが
提案されている。しかし、上記特開平5−70753号
公報に開示されている粘着シートは、なるほど、再剥離
時の糊残りはないが、絶対的な粘着力は小さく、装飾用
粘着シートに求められる粘着力からはほど遠く、特に屋
外の強風、雨露に曝される装飾用粘着シートには到底使
用することのできないものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の事実
に鑑みなされたものであって、その目的とするところ
は、基材にコロナ放電処理等の余計な工程を付加するこ
となく、被着体に対する適度な粘着力と、糊残りのない
再剥離性を付与した装飾用粘着シートを提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、塩化ビニル樹
脂100重量部に、分子量1700〜2500のアジピ
ン酸系ポリエステル可塑剤20〜40重量部を混合して
なる可塑化塩化ビニル樹脂フィルムの一面に、(メタ)
アクリル酸アルキルエステルモノマー100重量部と、
窒素含有ビニルモノマー1〜10重量部との共重合体を
主体とする架橋型アクリル系粘着剤層が設けられてなる
ことを特徴とする装飾用粘着シートをその要旨とするも
のである。
【0008】上記アジピン酸系ポリエステル可塑剤は、
分子量1700〜2500の範囲のものが使用される。
上記分子量が1700未満であると、上記アジピン酸系
ポリエステル可塑剤は、これを含有する可塑化塩化ビニ
ル樹脂フィルムからこれと接する粘着剤層に移行し、粘
着剤層を軟化して粘着特性を悪化し、且つ、可塑化塩化
ビニル樹脂フィルム自体も当初有していた柔軟性を失う
等フィルム物性を悪化させる。又、上記分子量が250
0を超えると、上記アジピン酸系ポリエステル可塑剤
は、粘度が高くなり可塑化塩化ビニル樹脂フィルム製造
工程における可塑化塩化ビニル樹脂ゾルを均一に混練す
ることが難しくなる。
【0009】上記アジピン酸系ポリエステル可塑剤は、
その分子量が1700〜2500の範囲にあるものであ
れば、特に限定されるものではないが、例えば、アジピ
ン酸−プロピレングリコール系ポリマー、アジピン酸−
1,3−ブチレングリコール系ポリマー等が挙げられ
る。上記アジピン酸系ポリエステル可塑剤の市販品とし
て、例えば、旭電化社製、商品名「アデカサイザーPN
−250」(重量平均分子量:約2000)、「アデカ
サイザーPN−260」(重量平均分子量:約180
0)、「アデカサイザーPN−280」(重量平均分子
量:約2000)、「アデカサイザーPN−310」
(重量平均分子量:約2000)、「アデカサイザーP
N−350」(重量平均分子量:約2500)、「アデ
カサイザーPN−400」(重量平均分子量:約180
0)、「アデカサイザーPN−606」(重量平均分子
量:約1800)、「アデカサイザーPN−650」
(重量平均分子量:約1800)、「アデカサイザーP
N−1030」(重量平均分子量:約1800)、「ア
デカサイザーPN−1430」(重量平均分子量:約1
800)、「アデカサイザーPN−3030」(重量平
均分子量:約1800)、「アデカサイザーPN−31
30」(重量平均分子量:約1800)も同様に使用で
きる。これらは単独で用いられてもよく、2種以上が用
いられてもよい。
【0010】又、アジピン酸系ポリエステル可塑剤の
他、アゼライン酸、セバチン酸、フタル酸等の二塩基性
酸とグリコール類及び一塩基性酸等のポリマーからなる
ポリエステル可塑剤も市販されているが、就中、アジピ
ン酸系ポリエステル可塑剤は、比較的粘着剤層への移行
が少なく、装飾用粘着シートにした場合、被着体に対す
る適度な粘着力と、糊残りのない再剥離性を付与すると
いう観点からこれらのポリエステル可塑剤と一線を画す
る優れた性能を実現するものである。
【0011】又、塩化ビニル樹脂の安定剤兼用の可塑剤
として、農業用ビニルフィルムやレザー等の分野で汎用
されているエポキシ系可塑剤も、粘着剤層に移行し、該
粘着剤層中のアクリル酸と反応して粘着力を低下させ、
且つ、可塑化塩化ビニル樹脂フィルム自体も当初有して
いた柔軟性を失う等フィルム物性を悪化させるので本発
明の装飾用粘着シートには使用できない。
【0012】上記アジピン酸系ポリエステル可塑剤の塩
化ビニル樹脂に対する配合量は、塩化ビニル樹脂100
重量部に対し20〜40重量部である。上記配合量が2
0重量部未満であると、得られる可塑化塩化ビニル樹脂
フィルムが硬くなり、就中、冬場のような低温条件下で
の表示ないしは装飾工事の施工性(特に、曲面等の被着
体に対する追従性)が悪くなり、上記配合量が40重量
部を超えると、得られる可塑化塩化ビニル樹脂フィルム
が柔らかくなり、就中、夏場のような高温条件下での表
示ないしは装飾工事の施工性(特に、フィルムが延びる
ため、被着体に対する位置決めが困難)が悪くなるばか
りか、表示文字や画像の精密な切り出しが難しくなる。
【0013】上記可塑化塩化ビニル樹脂フィルムには、
上記アジピン酸系ポリエステル可塑剤の他、必要に応
じ、本発明の精神を逸脱せざる範囲において、紫外線吸
収剤、熱安定剤、充填剤、滑剤、可塑剤、着色剤等を添
加することができる。上記可塑化塩化ビニル樹脂フィル
ムの成形法は、特に限定されるものではないが、溶液キ
ャスティング法、カレンダー成形法等が挙げられる。上
記可塑化塩化ビニル樹脂フィルムの厚さは、用途毎に適
宜設定されるが、使い易さ等から50〜100μm程度
のものが多く使用される。
【0014】本発明で用いられるアクリル系粘着剤は、
(メタ)アクリル酸アルキルエステルモノマー100重
量部と、窒素含有ビニルモノマー1〜10重量部からな
るアクリル系共重合体を主体とするものに限定される。
上記(メタ)アクリル酸アルキルエステルモノマーとし
ては、炭素数4〜12のアルキルアルコールの(メタ)
アクリル酸エステルが好適に用いられ、具体的には、n
−ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル
(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレ
ート、n−オクチル(メタ)アクリレート、イソノニル
(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート
等が挙げられる。これらの(メタ)アクリル酸アルキル
エステルモノマーは、単独で用いられてもよいが、2種
以上を組合わせて用いることもできる。又、粘着性と凝
集性のバランス等から、ホモポリマーの示すガラス転移
温度(Tg )が−50℃以下である(メタ)アクリル酸
アルキルエステルモノマーを主成分とすることで、メチ
ル(メタ)アクリレートやエチル(メタ)アクリレート
等の低級アルコールの(メタ)アクリル酸エステルを併
用することができる。
【0015】又、上記窒素含有ビニルモノマーとして
は、窒素原子を含有ビニルモノマーであれば特に限定さ
れるものではないが、例えば、N−ビニルピロリドン、
アクリル系の1級アミン、2級アミン、3級アミン、4
級アンモニウム塩及び(メタ)アクリルアミド等があ
り、具体的には、N,N−(ジメチルアミノ)エチルア
クリレート、N,N−(ジメチルアミノ)プロピルアク
リレート、N,N−(ジメチルアミノ)エチルアクリレ
ート、N,N−(ジメチルアミノ)メタクリレート、3
−(3−ピリニジル)プロピルアクリレート、N,N−
ジメチルメタクリルアミド、N,N−ジエチルメタクリ
ルアミド、N,N−ジエチルアクリルアミド、N−ヘキ
シルアクリルアミド、N−メチルアクリルアミド、N−
エチルアクリルアミド等が挙げられる。
【0016】上記アクリル系共重合体において窒素含有
ビニルモノマーの共重合比率は、(メタ)アクリル酸ア
ルキルエステルモノマー100重量部に対し1〜10重
量部の範囲に限定される。上記窒素含有ビニルモノマー
の共重合比率が1重量部未満であると、可塑化塩化ビニ
ル樹脂フィルムとの界面接着力が低下し、再剥離時に被
着体に糊残りを生ずる。又、上記共重合比率が10重量
部を超えると、上記アクリル系共重合体のTgが高くな
り過ぎて粘着力が低下する。
【0017】上記アクリル系共重合体は、上記(メタ)
アクリル酸アルキルエステルモノマー及び窒素含有ビニ
ルモノマー以外に、これらのモノマーと共重合可能なモ
ノマーが共重合されてもよい。上記モノマーとして、例
えば、(メタ)アクリル酸、マレイン酸、フマル酸、イ
タコン酸等のカルボキシル基含有モノマー及びこれらの
酸無水物、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、ポリ
オキシエチレン(メタ)アクリレート、ポリオキシプロ
ピレン(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性(メ
タ)アクリレート等の水酸基含有モノマーが挙げられ
る。これらのカルボキシル基(酸無水物)、水酸基等の
極性基を有するモノマーは、得られるアクリル系共重合
体に架橋点を与える。
【0018】上記アクリル系共重合体は、上記各モノマ
ーを共重合して得られるが、共重合法は、特に限定され
るものではなく、例えば、トルエン、酢酸エチル、酢酸
メチル、アセトン等の有機溶媒中で行う溶液重合法であ
ってもよく、ラウリル硫酸ナトリウム、ドデシルベンゼ
ンスルホン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンノニルフ
ェニルエーテル等の乳化剤から適宜選択された乳化液中
で行う乳化重合法であってもよく、又、塊状重合法、懸
濁重合法であってもよい。
【0019】又、上記アクリル系共重合体は、イソシア
ネート系架橋剤、エポキシ系架橋剤、アジリジン系架橋
剤、カルボジイミド系架橋剤等の架橋剤によって架橋さ
れる。特に、上記アクリル系共重合体中の架橋基点が水
酸基による場合はイソシアネート系架橋剤が好適に用い
られ、又、上記架橋基点がカルボキシル基による場合は
エポキシ系架橋剤、アジリジン系架橋剤、カルボジイミ
ド系架橋剤が好適に用いられる。上記アクリル系粘着剤
には、粘着付与樹脂、増量剤、顔料等が必要に応じて添
加されてもよい。
【0020】本発明の装飾用粘着シートの製造方法は、
特に限定されるものではなく、塗工機としては、例え
ば、コンマコーター、リップコーター、ドクターブレー
ドコーター、バーコーター、ロールコーター等が用いら
れ、上記アクリル系共重合体、有機溶剤及び架橋剤等の
所定配合物を、基材の可塑化塩化ビニル樹脂フィルム上
に塗布し、乾燥することによりアクリル系粘着剤層が形
成される。又、上記基材の可塑化塩化ビニル樹脂フィル
ム上にアクリル系粘着剤層を形成するその他の手段とし
て、離型性を有する工程紙上に上記塗工機を用いて、上
記粘着剤組成物を塗工して粘着剤層を形成した後、基材
の可塑化塩化ビニル樹脂フィルム上に転写積層されても
よい。
【0021】上記の如く製造された装飾用粘着シート
は、通常、粘着剤層表面に離型性を有する剥離シートを
仮着して保管され、使用する際に上記剥離シートを剥が
して使用される。上記剥離シートは、仮着している装飾
用粘着シートを支持し得る剛性を有し、粘着剤層に対す
る適度の付着力と剥離時に該粘着剤層に影響を及ぼすこ
となく容易に剥離し得る離型性を有するものであれば特
に限定されるものではなく、例えば、不織布、織布、ネ
ット、紙、プラスチックフィルム及びこれらのシート状
物を積層した複合シートが挙げられ、必要に応じて離型
剤を塗工してその離型性が高められる。
【0022】本発明の装飾用粘着シートは、特定分子量
のアジピン酸系ポリエステル可塑剤を含有する軟質塩化
ビニル樹脂シートを基材として用いているため、粘着剤
と積層した後でも可塑剤の粘着剤中への移行がすくな
く、また移行しても粘着物性への影響の少ないものとな
っている。更に、アクリル系粘着剤として、特定量の窒
素含有モノマーを共重合したアクリル系共重合体を主成
分としているため、上記軟質塩化ビニル樹脂シートとの
接着性が良好であり、糊残りなく再剥離性が可能となっ
ている。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に実施例を掲げて、本発明を
更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみに限
定されるものではない。
【0024】〔アクリル系粘着剤A〜Iの調製〕冷却
管、温度計、攪拌機を備えたセパラブルフラスコに、表
1に示す配合量(重量部)に従って、アクリル系モノマ
ー、n−ドデカンチオール及び酢酸エチルを仕込み、窒
素ガス雰囲気下で還流するまで昇温し、20分間この状
態に保持した後、重合開始剤ベンジルペルオキシド0.
5重量部を滴下し、反応を開始した。重合反応開始1時
間後、上記重合開始剤を0.5重量部、重合反応開始2
時間後、上記重合開始剤を1.0重量部を各々滴下し、
重合反応開始後5時間で反応を終了した。上記重合反応
液に表1に示す如く、酢酸エチル57重量部を投入し攪
拌混合してアクリル系粘着剤A〜Iを調製した。尚、表
中、DMAEAと表示したアクリル系モノマーは、アク
リル酸N,N−ジメチルアミノエチルである。得られた
アクリル系粘着剤A〜Iのアクリル系共重合体の重量平
均分子量、固形分及び粘度は表1に示す通りであった。
【0025】
【表1】
【0026】〔可塑化塩化ビニル樹脂フィルム1の調
製〕塩化ビニル樹脂(日本ゼオン社製、商品名:ゼオン
121)100重量部、Ba/Zn系金属系安定剤(ア
デカアーガス社製、商品名:MARK AP551)7
重量部、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤(チバガイ
ギー社製、商品名:チアピン326)0.5重量部、ア
ジピン酸系ポリエステル可塑剤(アデカアーガス社製、
商品名:PN−310)30重量部及び炭化水素系溶剤
(シェル化学社製、商品名:ソルベッソ#150)60
重量部からなる塩化ビニル樹脂組成物をディゾルバー攪
拌機にて均一に混合して塩化ビニル樹脂オルガノゾルと
し、該塩化ビニル樹脂オルガノゾルを上質紙にアルキッ
ド樹脂を被覆した厚さ170μmの工程紙(大日本印刷
社製、商品名:DNTP−NML)上に塗工し、120
℃で1分間加熱乾燥した後、200℃で1分間加熱して
ゲル化させ、厚さ50μmの可塑化塩化ビニル樹脂フィ
ルム1を調製した。
【0027】〔可塑化塩化ビニル樹脂フィルム2〜3の
調製〕可塑化塩化ビニル樹脂フィルム1のアジピン酸系
ポリエステル可塑剤の配合量30重量部を表2に示す如
く18重量部及び42重量部に変更したこと以外、可塑
化塩化ビニル樹脂フィルム1と同様にして可塑化塩化ビ
ニル樹脂フィルム2〜3を調製した。上記可塑化塩化ビ
ニル樹脂フィルム1〜3の配合組成を表2に取り纏めて
表示した。
【0028】
【表2】
【0029】(実施例1)アクリル系粘着剤A100重
量部にイソシアネート系架橋剤(日本ポリウレタン工業
社製、商品名:コロネートL−55E)1重量部を混合
して、可塑化塩化ビニル樹脂フィルム1に塗工し、厚さ
30μmの粘着剤層を設けて装飾用粘着テープを作製し
た。
【0030】(実施例2〜6)、(比較例1〜21) 表3及び表4に示すアクリル系粘着剤にイソシアネート
系架橋剤1重量部を各々混合し、表3及び表4に示す可
塑化塩化ビニル樹脂フィルムに塗工して装飾用粘着テー
プを作製した。
【0031】上記実施例及び比較例で得られた装飾用粘
着テープの粘着力、再剥離性及び施工性について、以下
に示す方法で試験し、その性能を評価した。試験結果は
表3及び表4に示す。
【0032】1.粘着力:被着体としてステンレス鋼板
を用い、幅25mmに切り出した試験片を貼付け、重量
2kgのローラーを往復させて圧着し、23℃×65%
RHで20分間コンディショニングした後、引張試験機
によって引張速度300mm/minで180度剥離力
を測定して粘着力を評価した。
【0033】2.再剥離性:被着体としてステンレス鋼
板(SP)及び塗装鋼板を用い、幅25mmに切り出し
た試験片を貼付け、重量2kgのローラーを往復させて
圧着し、23℃×65%RHで24時間放置した後、引
張試験機によって引張速度2000mm/minで18
0度剥離し、剥離後のステンレス鋼板及び塗装鋼板表面
の糊残りの状態を目視により、○:糊残りがないもの、
△:僅かに糊残りが認められるもの、×:糊残りが多く
認められるもの、の3段階で評価した。
【0034】3.施工性:被着体としてステンレス鋼板
を用い、5℃の低温条件と、30℃の高温条件におい
て、幅50mmの長尺の試験片を被着体に貼付し、貼り
易さ等を、○:被着体への追従性がよく、且つ、空気の
巻込みもないもの、△:若干貼りにくく、施工時、注意
深く作業する必要があるもの、×:被着体への追従性が
悪く、且つ、空気の巻込みが多いため施工が困難となる
おそれのあるもの、の3段階で施工性を評価した。
【0035】
【表3】
【0036】
【表4】
【0037】
【発明の効果】本発明の装飾用粘着シートは、叙上の如
く構成されているので、装飾用シートに粘着剤層を積層
する際に、コロナ放電処理等がなくてもアンカー性が充
分であり、また、被着体に対する粘着力が良好である上
に、再剥離性も糊残りがなく良好であり、施工性も良好
なものとなっている。また更に、和文、欧文の区別なく
細字まで精密にカットできるので、読み易いディスプレ
ー、美麗なマーキングが可能となっている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09J 133/04 JDB C09J 133/04 JDB

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩化ビニル樹脂100重量部に、分子量
    1700〜2500のアジピン酸系ポリエステル可塑剤
    20〜40重量部を混合してなる可塑化塩化ビニル樹脂
    フィルムの一面に、(メタ)アクリル酸アルキルエステ
    ルモノマー100重量部と、窒素含有ビニルモノマー1
    〜10重量部との共重合体を主体とする架橋型アクリル
    系粘着剤層が設けられてなることを特徴とする装飾用粘
    着シート。
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