JPH09303940A - 冷蔵庫 - Google Patents
冷蔵庫Info
- Publication number
- JPH09303940A JPH09303940A JP8117221A JP11722196A JPH09303940A JP H09303940 A JPH09303940 A JP H09303940A JP 8117221 A JP8117221 A JP 8117221A JP 11722196 A JP11722196 A JP 11722196A JP H09303940 A JPH09303940 A JP H09303940A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heating element
- honeycomb
- coating layer
- heat exchanger
- catalyst coating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Defrosting Systems (AREA)
- Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 熱交換器の除霜と庫内に存在する臭気成分の
除去。 【解決手段】 通常は、ファン1により空気吸入口9か
ら冷蔵室7内の臭気を吸引し、ゼオライトを含む触媒層
3または/および4により臭気を吸着するとともに、熱
交換器6により冷却を行う。熱交換器6に霜が付き、冷
却能力が落ちた時点で、発熱体2の通電を行うことによ
り触媒を活性化させ、触媒被覆層3または/および4に
吸着した臭気を分解して無臭化する。また同時に、熱せ
られた空気の上昇により、熱交換器6に付着した霜を除
去する。なお、水滴保護板5により、ハニカム状セラミ
ック発熱体2には水滴が当たらない。熱交換器6に付着
した霜が除かれ、また触媒層3または/および4の吸着
能力が再び回復された後、通電を停止して再び臭気成分
の吸着を行う。このように、臭気の吸着と、臭気の分解
を交互に繰り返す。
除去。 【解決手段】 通常は、ファン1により空気吸入口9か
ら冷蔵室7内の臭気を吸引し、ゼオライトを含む触媒層
3または/および4により臭気を吸着するとともに、熱
交換器6により冷却を行う。熱交換器6に霜が付き、冷
却能力が落ちた時点で、発熱体2の通電を行うことによ
り触媒を活性化させ、触媒被覆層3または/および4に
吸着した臭気を分解して無臭化する。また同時に、熱せ
られた空気の上昇により、熱交換器6に付着した霜を除
去する。なお、水滴保護板5により、ハニカム状セラミ
ック発熱体2には水滴が当たらない。熱交換器6に付着
した霜が除かれ、また触媒層3または/および4の吸着
能力が再び回復された後、通電を停止して再び臭気成分
の吸着を行う。このように、臭気の吸着と、臭気の分解
を交互に繰り返す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱交換器の霜取り
と庫内に存在する臭気成分の除去を長期間に渡り行うこ
とができる脱臭機能付きの冷蔵庫に関する。
と庫内に存在する臭気成分の除去を長期間に渡り行うこ
とができる脱臭機能付きの冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に冷蔵庫内には、様々な悪臭が存在
する。これらの悪臭成分は、おもにメルカプタン、アミ
ンなどであり、食品に起因するものである。
する。これらの悪臭成分は、おもにメルカプタン、アミ
ンなどであり、食品に起因するものである。
【0003】従来このような庫内の臭気の脱臭手段とし
ては、活性炭を庫内に配置して臭気成分ガスを吸着して
脱臭するという手段が主に用いられてきた。また、最
近、オゾン発生機能を持たせた機器を室内に配置して悪
臭成分をオゾンガスによって酸化分解するという手段も
用いられている。
ては、活性炭を庫内に配置して臭気成分ガスを吸着して
脱臭するという手段が主に用いられてきた。また、最
近、オゾン発生機能を持たせた機器を室内に配置して悪
臭成分をオゾンガスによって酸化分解するという手段も
用いられている。
【0004】また特開平4-281177には霜取り用の石英管
ヒータおよび/あるいは水滴保護板への触媒被覆層形成
による脱臭構成が記述されている。
ヒータおよび/あるいは水滴保護板への触媒被覆層形成
による脱臭構成が記述されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の活性
炭による吸着手段ではその吸着能力に限界があるため、
定期的に活性炭を交換する必要があった。また、雰囲気
中の水分がガス吸着の妨げになるなどの問題があった。
一方オゾンによって臭気を分解する手段では、分解脱臭
に最適の濃度のオゾン発生を制御するために特別な装置
が必要なことや、分解が困難な成分があること、また、
オゾン発生器に寿命があることなどの問題があった。ま
た、霜取り用の石英管ヒータおよび/あるいは水滴保護
板への触媒被覆層形成による脱臭構成では、冷蔵室と熱
交換器との循環空気に含まれる臭気成分の一部が触媒被
覆層に接触せずに通過するため目的とする臭気低減量を
達成するために空気循環量を多量に必要とした。
炭による吸着手段ではその吸着能力に限界があるため、
定期的に活性炭を交換する必要があった。また、雰囲気
中の水分がガス吸着の妨げになるなどの問題があった。
一方オゾンによって臭気を分解する手段では、分解脱臭
に最適の濃度のオゾン発生を制御するために特別な装置
が必要なことや、分解が困難な成分があること、また、
オゾン発生器に寿命があることなどの問題があった。ま
た、霜取り用の石英管ヒータおよび/あるいは水滴保護
板への触媒被覆層形成による脱臭構成では、冷蔵室と熱
交換器との循環空気に含まれる臭気成分の一部が触媒被
覆層に接触せずに通過するため目的とする臭気低減量を
達成するために空気循環量を多量に必要とした。
【0006】本発明は上記課題を解決するもので、簡単
な構成で熱交換器に付着した霜を除くとともに庫内の臭
気や有害ガスを高効率かつ長寿命で除去することができ
る冷蔵庫を提供することを目的としている。
な構成で熱交換器に付着した霜を除くとともに庫内の臭
気や有害ガスを高効率かつ長寿命で除去することができ
る冷蔵庫を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために少なくとも冷蔵室と、ファンと、熱交換器
と、前記熱交換器の実質上下方に設けたハニカム状セラ
ミック発熱体と、前記発熱体の上方に近接して設けた水
滴保護部材を備え、前記ファンにより発生する前記冷蔵
室と前記熱交換器とを循環する空気流のほぼ全量が前記
ハニカム状セラミック発熱体を通過するよう構成され、
かつ前記発熱体が触媒被覆層を有して構成したものであ
る。
成するために少なくとも冷蔵室と、ファンと、熱交換器
と、前記熱交換器の実質上下方に設けたハニカム状セラ
ミック発熱体と、前記発熱体の上方に近接して設けた水
滴保護部材を備え、前記ファンにより発生する前記冷蔵
室と前記熱交換器とを循環する空気流のほぼ全量が前記
ハニカム状セラミック発熱体を通過するよう構成され、
かつ前記発熱体が触媒被覆層を有して構成したものであ
る。
【0008】上記ハニカム状セラミック発熱体は、ハニ
カム状セラミック抵抗体とハニカム状セラミック抵抗体
表面に設けてある触媒被覆層からなる。
カム状セラミック抵抗体とハニカム状セラミック抵抗体
表面に設けてある触媒被覆層からなる。
【0009】ハニカム状セラミック発熱体に用いるセラ
ミック抵抗体はSiC、PTCセラミックを用いることが
できる。このうちPTCセラミックはその素材が固有す
るキュリー温度で制御されるため、送風などのヒータの
冷却手段を用いなければヒータにほとんど電流が流れ
ず、ヒータから出力できる熱量が非常に少なくなるのに
対し、NTC特性を有するSiC製ハニカム状抵抗体は印加す
る電力を変化させることにより、冷却手段の有無に関わ
らず発熱体からの熱量出力を変化させることができるこ
とから望ましい。
ミック抵抗体はSiC、PTCセラミックを用いることが
できる。このうちPTCセラミックはその素材が固有す
るキュリー温度で制御されるため、送風などのヒータの
冷却手段を用いなければヒータにほとんど電流が流れ
ず、ヒータから出力できる熱量が非常に少なくなるのに
対し、NTC特性を有するSiC製ハニカム状抵抗体は印加す
る電力を変化させることにより、冷却手段の有無に関わ
らず発熱体からの熱量出力を変化させることができるこ
とから望ましい。
【0010】本発明の電極材料としてはアルミニウム、
ニッケル、銅、真鍮、銀−Pt、銀−Pd、Ptを用い
ることができ、目的に応じてこれらのうち複数の電極材
料を合わせて用いてもよい。また、電極形成方法も種々
の方法を用いることができる。例えば、電極材料のペー
ストを塗布後焼き付けたり、直接金属のスパッタ、蒸着
や溶射により塗布してもよい。このうち溶射によって電
極を形成することが最も電極とセラミック抵抗体との接
触抵抗を少なくできることから望ましい。
ニッケル、銅、真鍮、銀−Pt、銀−Pd、Ptを用い
ることができ、目的に応じてこれらのうち複数の電極材
料を合わせて用いてもよい。また、電極形成方法も種々
の方法を用いることができる。例えば、電極材料のペー
ストを塗布後焼き付けたり、直接金属のスパッタ、蒸着
や溶射により塗布してもよい。このうち溶射によって電
極を形成することが最も電極とセラミック抵抗体との接
触抵抗を少なくできることから望ましい。
【0011】さらに、本発明では、導電極が電極形成壁
面の両側面にはみ出して構成されることが望ましい。こ
れは、ハニカム状発熱体側面の温度低下を防止でき、均
一な発熱温度分布を実現できるからである。電極形成壁
面の両側面にはみ出して形成された導電極部は端面より
1mm以上5mm以下であることが望ましい。これは前
記はみ出し電極の範囲においてハニカム状発熱体の非常
に均一な温度分布が得られるためである。
面の両側面にはみ出して構成されることが望ましい。こ
れは、ハニカム状発熱体側面の温度低下を防止でき、均
一な発熱温度分布を実現できるからである。電極形成壁
面の両側面にはみ出して形成された導電極部は端面より
1mm以上5mm以下であることが望ましい。これは前
記はみ出し電極の範囲においてハニカム状発熱体の非常
に均一な温度分布が得られるためである。
【0012】本発明のセラミック抵抗体表面に形成する
触媒被覆層は、少なくとも活性アルミナとゼオライトと
白金族金属を含み、これらを無機バインダーで結合させ
て用いるのが望ましい。活性アルミナとゼオライトと白
金族金属を同時に用いることにより、活性アルミナやゼ
オライトを単独で用いるよりも酸性の臭気成分に対する
吸着特性を向上させる相乗効果を得ることができる。
触媒被覆層は、少なくとも活性アルミナとゼオライトと
白金族金属を含み、これらを無機バインダーで結合させ
て用いるのが望ましい。活性アルミナとゼオライトと白
金族金属を同時に用いることにより、活性アルミナやゼ
オライトを単独で用いるよりも酸性の臭気成分に対する
吸着特性を向上させる相乗効果を得ることができる。
【0013】金属抵抗体を用いた場合被覆した触媒被覆
層の触媒酸化作用により金属腐食が進行するのに対し、
本発明のセラミック抵抗体では通常起こらない。しかし
高温では触媒被覆層によるセラミック抵抗体の酸化反応
が進行し始め、抵抗値が変化するため、触媒被覆層とハ
ニカム状発熱体との間に触媒被覆層とハニカム状発熱体
との反応を防止する酸化反応防止層を設けることが望ま
しい。また、導電極は金属であるため触媒被覆層と直接
接触するのは前記腐食の問題から好ましくない。本発明
では、触媒被覆層を導電極とを隔絶して形成するか、触
媒被覆層が導電極のの上にまで設ける場合は、触媒被覆
層と導電極の間に酸化反応防止層を設けることが望まし
い。
層の触媒酸化作用により金属腐食が進行するのに対し、
本発明のセラミック抵抗体では通常起こらない。しかし
高温では触媒被覆層によるセラミック抵抗体の酸化反応
が進行し始め、抵抗値が変化するため、触媒被覆層とハ
ニカム状発熱体との間に触媒被覆層とハニカム状発熱体
との反応を防止する酸化反応防止層を設けることが望ま
しい。また、導電極は金属であるため触媒被覆層と直接
接触するのは前記腐食の問題から好ましくない。本発明
では、触媒被覆層を導電極とを隔絶して形成するか、触
媒被覆層が導電極のの上にまで設ける場合は、触媒被覆
層と導電極の間に酸化反応防止層を設けることが望まし
い。
【0014】酸化反応防止層に用いる材料としては、ガ
ラス、シリカ、アルミナ、チタニア、チタノカーボシラ
ン、ペルヒドロポリシラザンがあり、これらの1種以上
を単層であるいは複層で用いる。これらの材料のうち酸
化反応防止層とセラミック抵抗体および触媒被覆層との
密着性の観点から、シリカおよび、チタノカーボシラン
が優れており望ましい。
ラス、シリカ、アルミナ、チタニア、チタノカーボシラ
ン、ペルヒドロポリシラザンがあり、これらの1種以上
を単層であるいは複層で用いる。これらの材料のうち酸
化反応防止層とセラミック抵抗体および触媒被覆層との
密着性の観点から、シリカおよび、チタノカーボシラン
が優れており望ましい。
【0015】本発明の触媒被覆層に用いるアルミナは、
β−,γ−,δ−,θ−,η−,ρ−,χ−アルミナな
どの準安定アルミナである。なお、アルミナ表面に希土
類酸化物などの助触媒を担持させることにより、さらに
活性の上昇が期待できる。
β−,γ−,δ−,θ−,η−,ρ−,χ−アルミナな
どの準安定アルミナである。なお、アルミナ表面に希土
類酸化物などの助触媒を担持させることにより、さらに
活性の上昇が期待できる。
【0016】さらに、無機バインダーとして、シリカが
最も結合剤として優れており、触媒特性を低下させるこ
となく、セラミック抵抗体表面に触媒被覆層を形成した
ときに抵抗体から剥離しにくい被膜を形成することがで
きる。
最も結合剤として優れており、触媒特性を低下させるこ
となく、セラミック抵抗体表面に触媒被覆層を形成した
ときに抵抗体から剥離しにくい被膜を形成することがで
きる。
【0017】本発明のシリカの含有量は触媒被覆層中に
10〜40wt%であることが望ましい。シリカの含有
量が40wt%を超えると触媒被覆層中に亀裂が入りや
すくなり密着性低下を招き易い。また10wt%未満で
はシリカの十分な密着性向上効果が得られない。
10〜40wt%であることが望ましい。シリカの含有
量が40wt%を超えると触媒被覆層中に亀裂が入りや
すくなり密着性低下を招き易い。また10wt%未満で
はシリカの十分な密着性向上効果が得られない。
【0018】本発明に用いる貴金属としては、Pt,P
d,Rh,Ruがある。これらのうち他の貴金属に比べ
Ptは臭気吸着能力が優れることから望ましく、また臭
気の酸化分解能力からはPtとPdの両方を用いること
がさらに望ましい。これは、PtやPdの酸化分解力が
RhやIrに比べて高く、PtとPdの両方を用いるこ
とによりさらに高活性となるためである。さらに、Ru
を用いた場合、高温での使用により、Ruが揮散し有害
物質となる。
d,Rh,Ruがある。これらのうち他の貴金属に比べ
Ptは臭気吸着能力が優れることから望ましく、また臭
気の酸化分解能力からはPtとPdの両方を用いること
がさらに望ましい。これは、PtやPdの酸化分解力が
RhやIrに比べて高く、PtとPdの両方を用いるこ
とによりさらに高活性となるためである。さらに、Ru
を用いた場合、高温での使用により、Ruが揮散し有害
物質となる。
【0019】本発明の触媒被覆層に酸化銅を含むことが
望ましい。これは酸化銅を触媒被覆層中で白金族金属と
共存させることにより白金族金属の臭気吸着性能が高温
で低下するのを防止できるからである。特に酸化銅を、
貴金属と酸化銅を担持した活性アルミナの状態で用いる
のが最も効果的である。
望ましい。これは酸化銅を触媒被覆層中で白金族金属と
共存させることにより白金族金属の臭気吸着性能が高温
で低下するのを防止できるからである。特に酸化銅を、
貴金属と酸化銅を担持した活性アルミナの状態で用いる
のが最も効果的である。
【0020】ゼオライトが少なくともペンタシル型ゼオ
ライトを含むことが望ましい。これはアルデヒドやジメ
チルジスルフィドなどの難吸着臭気の吸着性能の向上が
はかれるからである。 ペンタシル型ゼオライトのうち
特にH−ZSM5,およびNa−ZSM5は前記難吸着
臭気の吸着性能が特に高く望ましい。
ライトを含むことが望ましい。これはアルデヒドやジメ
チルジスルフィドなどの難吸着臭気の吸着性能の向上が
はかれるからである。 ペンタシル型ゼオライトのうち
特にH−ZSM5,およびNa−ZSM5は前記難吸着
臭気の吸着性能が特に高く望ましい。
【0021】また本発明のゼオライトが少なくともモル
デナイトあるいはY型ゼオライトを含むことが望まし
い。これはモルデナイトあるいはY型ゼオライトを含む
ことにより、触媒被覆層のアミン類の臭気に対する吸着
容量を向上することができるからである。
デナイトあるいはY型ゼオライトを含むことが望まし
い。これはモルデナイトあるいはY型ゼオライトを含む
ことにより、触媒被覆層のアミン類の臭気に対する吸着
容量を向上することができるからである。
【0022】ゼオライトが少なくとも銅イオン交換ゼオ
ライトあるいは鉄イオン交換ゼオライトを含むことが望
ましい。これは吸着したアミン類の臭気を触媒酸化分解
するときに触媒被覆層中に銅イオン交換ゼオライトある
いは鉄イオン交換ゼオライトを含むことにより窒素酸化
物生成を抑え、安全な窒素への高い変換性能が得られる
からである。
ライトあるいは鉄イオン交換ゼオライトを含むことが望
ましい。これは吸着したアミン類の臭気を触媒酸化分解
するときに触媒被覆層中に銅イオン交換ゼオライトある
いは鉄イオン交換ゼオライトを含むことにより窒素酸化
物生成を抑え、安全な窒素への高い変換性能が得られる
からである。
【0023】本発明の触媒被覆層中に酸化セリウムを含
むことが望ましい。酸化セリウムを触媒被覆層中に含む
ことにより、炭化水素化合物に対する触媒酸化分解活性
を向上することができる。
むことが望ましい。酸化セリウムを触媒被覆層中に含む
ことにより、炭化水素化合物に対する触媒酸化分解活性
を向上することができる。
【0024】本発明の酸化セリウム含有量は触媒被覆層
中に2〜15wt%であることが望ましい。酸化セリウ
ムの含有量が15wt%を超えると触媒の前記酸化分解
特性が低下し始め、また2wt%未満では酸化セリウム
の十分な添加効果が得られない。
中に2〜15wt%であることが望ましい。酸化セリウ
ムの含有量が15wt%を超えると触媒の前記酸化分解
特性が低下し始め、また2wt%未満では酸化セリウム
の十分な添加効果が得られない。
【0025】本発明の触媒被覆層中に酸化バリウムを含
むことが望ましい。酸化バリウムを触媒被覆層中に含む
ことにより、触媒の酸化分解特性を向上することができ
る。
むことが望ましい。酸化バリウムを触媒被覆層中に含む
ことにより、触媒の酸化分解特性を向上することができ
る。
【0026】本発明の酸化バリウムの含有量は触媒被覆
層中に0.5〜5wt%であることが望ましい。酸化バ
リウムの含有量が5wt%を超えると触媒被覆層の密着
性が低下し、また0.5wt%未満では酸化バリウムの
十分な添加効果が得られない。
層中に0.5〜5wt%であることが望ましい。酸化バ
リウムの含有量が5wt%を超えると触媒被覆層の密着
性が低下し、また0.5wt%未満では酸化バリウムの
十分な添加効果が得られない。
【0027】また本発明の酸化バリウムの替わりに炭酸
バリウムを用いても同様の添加効果が得られる。望まし
い炭酸バリウムの添加量は、酸化バリウム量に換算して
0.5〜5wt%である。
バリウムを用いても同様の添加効果が得られる。望まし
い炭酸バリウムの添加量は、酸化バリウム量に換算して
0.5〜5wt%である。
【0028】本発明の触媒被覆層形成方法は種々の方法
を用いることができる。例えば、スプレー塗装、ディッ
プ塗装、静電塗装法などがある。
を用いることができる。例えば、スプレー塗装、ディッ
プ塗装、静電塗装法などがある。
【0029】次に、本発明の動作を説明する。
【0030】本発明は上記構成により、通常は、ファン
により庫内の空気をハニカム状セラミック発熱体の下か
ら上へ循環させ、庫内の臭気成分を、ハニカム状セラミ
ック発熱体に被覆されたゼオライトを吸着剤として含む
触媒層により吸着脱臭するとともに、熱交換器により庫
内の冷却を行う。熱交換器に霜が付き、ある一定能力ま
で冷却能力が落ちた時点で、ファンを停止しハニカム状
セラミック発熱体に通電することによりハニカム状セラ
ミック発熱体に被覆された触媒被覆層中の触媒物質を活
性化させ、触媒被覆層中に吸着した臭気成分を化学作用
により酸化分解して無臭化する。また同時にハニカム状
セラミック発熱体により熱せられた空気は上昇して熱交
換器に付着した霜を除去する。熱せられた霜は水滴とな
って落下するが、水滴保護板によりハニカム状セラミッ
ク発熱体への落下は防止される。
により庫内の空気をハニカム状セラミック発熱体の下か
ら上へ循環させ、庫内の臭気成分を、ハニカム状セラミ
ック発熱体に被覆されたゼオライトを吸着剤として含む
触媒層により吸着脱臭するとともに、熱交換器により庫
内の冷却を行う。熱交換器に霜が付き、ある一定能力ま
で冷却能力が落ちた時点で、ファンを停止しハニカム状
セラミック発熱体に通電することによりハニカム状セラ
ミック発熱体に被覆された触媒被覆層中の触媒物質を活
性化させ、触媒被覆層中に吸着した臭気成分を化学作用
により酸化分解して無臭化する。また同時にハニカム状
セラミック発熱体により熱せられた空気は上昇して熱交
換器に付着した霜を除去する。熱せられた霜は水滴とな
って落下するが、水滴保護板によりハニカム状セラミッ
ク発熱体への落下は防止される。
【0031】ハニカム状セラミック発熱体からの加熱に
より熱交換器に付着した霜が除かれ、また触媒被覆層の
吸着能力が再び回復された後にハニカム状セラミック発
熱体への通電を停止し、再び触媒被覆層による臭気成分
の吸着を行う。
より熱交換器に付着した霜が除かれ、また触媒被覆層の
吸着能力が再び回復された後にハニカム状セラミック発
熱体への通電を停止し、再び触媒被覆層による臭気成分
の吸着を行う。
【0032】このように、触媒被覆層による臭気の吸着
とハニカム状セラミック発熱体通電による臭気成分の酸
化分解を交互に繰り返すことにより、長期間に渡って庫
内の悪臭を除去することができる。
とハニカム状セラミック発熱体通電による臭気成分の酸
化分解を交互に繰り返すことにより、長期間に渡って庫
内の悪臭を除去することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図1を参照しながら説明する。図1で1はファン、
2はハニカム状セラミック発熱体、3はハニカム状セラ
ミック発熱体2に被覆した触媒層、4は水滴保護板、5
は熱交換器、6は冷凍室、7は冷蔵室、8は開閉扉、9
は空気吸入口、10は空気排出口である。
いて図1を参照しながら説明する。図1で1はファン、
2はハニカム状セラミック発熱体、3はハニカム状セラ
ミック発熱体2に被覆した触媒層、4は水滴保護板、5
は熱交換器、6は冷凍室、7は冷蔵室、8は開閉扉、9
は空気吸入口、10は空気排出口である。
【0034】冷蔵庫のスイッチ(図示せず)を入れる
と、庫内の冷却が始まり、起動したファン1により空気
吸入口9より吸入された冷蔵室7内の空気は、矢印で示
すようにハニカム状セラミック発熱体2と水滴保護板4
に送られる。
と、庫内の冷却が始まり、起動したファン1により空気
吸入口9より吸入された冷蔵室7内の空気は、矢印で示
すようにハニカム状セラミック発熱体2と水滴保護板4
に送られる。
【0035】ここで、ハニカム状セラミック発熱体2は
未通電であるため低温で高い吸着能力を有するCuイオ
ン交換A型ゼオライトを含むハニカム状セラミック発熱
体2と水滴保護板4の触媒被覆層3により空気中の臭気
成分は吸着され、除去される。浄化された空気は熱交換
器5によって冷風となり冷蔵室7内に再び送られ、この空
気循環が繰り返される。
未通電であるため低温で高い吸着能力を有するCuイオ
ン交換A型ゼオライトを含むハニカム状セラミック発熱
体2と水滴保護板4の触媒被覆層3により空気中の臭気
成分は吸着され、除去される。浄化された空気は熱交換
器5によって冷風となり冷蔵室7内に再び送られ、この空
気循環が繰り返される。
【0036】熱交換器5に霜が付き、ある一定能力まで
冷却能力が落ちた時点で、タイマーあるいは温度センサ
ー(図示せず)からの信号によりファン1が止められ、
ハニカム状セラミック発熱体2に通電されて熱交換器5
についた霜が除去される。同時に、ハニカム状セラミッ
ク発熱体2は表面に被覆された触媒被覆層3を加熱し、
触媒金属を活性化させ、触媒被覆層3に吸着された臭気
成分を酸化分解して触媒被覆層3の再生を行う。
冷却能力が落ちた時点で、タイマーあるいは温度センサ
ー(図示せず)からの信号によりファン1が止められ、
ハニカム状セラミック発熱体2に通電されて熱交換器5
についた霜が除去される。同時に、ハニカム状セラミッ
ク発熱体2は表面に被覆された触媒被覆層3を加熱し、
触媒金属を活性化させ、触媒被覆層3に吸着された臭気
成分を酸化分解して触媒被覆層3の再生を行う。
【0037】なお、水滴保護板4は熱交換器5の除霜時
に霜の融解により生成する水滴がハニカム状セラミック
発熱体2の表面に直接落下するのを防止するために設け
られている。熱交換器5に付着した霜が除かれ、また触
媒被覆層3の吸着能力が再び回復された後、ハニカム状
セラミック発熱体2の通電を停止し、再び触媒層3によ
る臭気成分の吸着を行う。
に霜の融解により生成する水滴がハニカム状セラミック
発熱体2の表面に直接落下するのを防止するために設け
られている。熱交換器5に付着した霜が除かれ、また触
媒被覆層3の吸着能力が再び回復された後、ハニカム状
セラミック発熱体2の通電を停止し、再び触媒層3によ
る臭気成分の吸着を行う。
【0038】このように、本発明の実施の形態の冷蔵庫
によれば、冷蔵庫の運転中に触媒被覆層3による臭気の
吸着と吸着した臭気成分の酸化分解を交互に繰り返すこ
とにより、長期間に渡って庫内の悪臭除去と除霜をする
ことができるという効果がある。
によれば、冷蔵庫の運転中に触媒被覆層3による臭気の
吸着と吸着した臭気成分の酸化分解を交互に繰り返すこ
とにより、長期間に渡って庫内の悪臭除去と除霜をする
ことができるという効果がある。
【0039】また、本発明の他の実施の形態を図2に示
した。 図2において、11はファンA、12はハニカ
ム状セラミック発熱体、13はハニカム状セラミック発
熱体12に被覆した触媒層、14は水滴保護板、15は
熱交換器、16は冷凍室、17は冷蔵室、18は開閉
扉、19は空気吸入口、20は空気排出口、21はファ
ンB、22は流量制御弁A、23は流量制御弁Bであ
る。
した。 図2において、11はファンA、12はハニカ
ム状セラミック発熱体、13はハニカム状セラミック発
熱体12に被覆した触媒層、14は水滴保護板、15は
熱交換器、16は冷凍室、17は冷蔵室、18は開閉
扉、19は空気吸入口、20は空気排出口、21はファ
ンB、22は流量制御弁A、23は流量制御弁Bであ
る。
【0040】冷蔵庫のスイッチ(図示せず)を入れる
と、庫内の冷却が始まり、起動したファン11により空
気吸入口19より吸入された冷蔵室17内の空気は、矢
印で示すようにハニカム状セラミック発熱体12と水滴
保護板14に送られる。
と、庫内の冷却が始まり、起動したファン11により空
気吸入口19より吸入された冷蔵室17内の空気は、矢
印で示すようにハニカム状セラミック発熱体12と水滴
保護板14に送られる。
【0041】ここで、ハニカム状セラミック発熱体12
は未通電であるため低温で高い吸着能力を有するハニカ
ム状セラミック発熱体12の触媒被覆層13により空気
中の臭気成分は吸着され、除去される。浄化された空気
は熱交換器15によって冷風となり冷凍室16から冷蔵
室17内に再び送られ、この空気循環が繰り返される。
は未通電であるため低温で高い吸着能力を有するハニカ
ム状セラミック発熱体12の触媒被覆層13により空気
中の臭気成分は吸着され、除去される。浄化された空気
は熱交換器15によって冷風となり冷凍室16から冷蔵
室17内に再び送られ、この空気循環が繰り返される。
【0042】熱交換器15に霜が付き、ある一定能力ま
で冷却能力が落ちた時点で、タイマーあるいは温度セン
サー(図示せず)からの信号によりファンA11が止め
られ、ハニカム状セラミック発熱体12に通電されて熱
交換器15についた霜が除去される。同時に、ハニカム
状セラミック発熱体12は表面に被覆された触媒被覆層
13を加熱し、触媒金属を活性化させ、触媒被覆層13
に吸着された臭気成分を酸化分解して触媒被覆層13の
再生を行う。熱交換器15に付着した霜が除かれ、また
触媒被覆層13の吸着能力が再び回復された後、ハニカ
ム状セラミック発熱体12の通電を停止し、再び触媒層
13による臭気成分の吸着を行う。
で冷却能力が落ちた時点で、タイマーあるいは温度セン
サー(図示せず)からの信号によりファンA11が止め
られ、ハニカム状セラミック発熱体12に通電されて熱
交換器15についた霜が除去される。同時に、ハニカム
状セラミック発熱体12は表面に被覆された触媒被覆層
13を加熱し、触媒金属を活性化させ、触媒被覆層13
に吸着された臭気成分を酸化分解して触媒被覆層13の
再生を行う。熱交換器15に付着した霜が除かれ、また
触媒被覆層13の吸着能力が再び回復された後、ハニカ
ム状セラミック発熱体12の通電を停止し、再び触媒層
13による臭気成分の吸着を行う。
【0043】上記通常の冷蔵運転状態に於いて、流量制
御弁A22を用いて冷凍室16より冷蔵室17への冷気
の流れを適当な温度センサーやタイマーなどの信号によ
り制御することにより冷蔵室の冷え過ぎや省エネルギー
化を図ることが出来る。またファンB21を用いて、熱
交換器15の冷気を直接冷蔵室17に供給することによ
り、夏期に開閉扉18の開閉が頻繁に冷蔵室17の冷蔵
性能低下を防止できる。また22、23の流量制御弁
A,Bを連動して用いれば最適な冷蔵性能が得られるだ
けでなく、脱臭性能の向上も図ることが出来る。例えば
冷凍室16から冷蔵室17への流量制御弁Aを閉じ、流
量制御弁Bを開いて、熱交換器15の温度を冷蔵室17
の温度があまり低温化しない程度にあげ、冷気を冷凍室
16を経由しないで循環することにより、省エネルギー
と脱臭性能の向上を行うことが出来る。このような冷気
循環は霜取り時にも行うことが出来る。
御弁A22を用いて冷凍室16より冷蔵室17への冷気
の流れを適当な温度センサーやタイマーなどの信号によ
り制御することにより冷蔵室の冷え過ぎや省エネルギー
化を図ることが出来る。またファンB21を用いて、熱
交換器15の冷気を直接冷蔵室17に供給することによ
り、夏期に開閉扉18の開閉が頻繁に冷蔵室17の冷蔵
性能低下を防止できる。また22、23の流量制御弁
A,Bを連動して用いれば最適な冷蔵性能が得られるだ
けでなく、脱臭性能の向上も図ることが出来る。例えば
冷凍室16から冷蔵室17への流量制御弁Aを閉じ、流
量制御弁Bを開いて、熱交換器15の温度を冷蔵室17
の温度があまり低温化しない程度にあげ、冷気を冷凍室
16を経由しないで循環することにより、省エネルギー
と脱臭性能の向上を行うことが出来る。このような冷気
循環は霜取り時にも行うことが出来る。
【0044】通常、冷蔵庫内の臭気は主に冷蔵室内に貯
蔵される食品より発生する。これは冷凍室内は低温であ
るため食品中の臭気成分の蒸気圧が非常に低いためであ
る。この冷蔵室17内の臭気発生は常時行われているた
め、冷蔵室17からハニカム状セラミック発熱体12、
熱交換器15、流量制御弁Bを経由した冷気の循環を効
率よく行うことにより、冷蔵室17内に臭気が滞留し食
品どうしで起こる臭い移りや庫内壁への付着を防止で
き、脱臭性能が向上される。
蔵される食品より発生する。これは冷凍室内は低温であ
るため食品中の臭気成分の蒸気圧が非常に低いためであ
る。この冷蔵室17内の臭気発生は常時行われているた
め、冷蔵室17からハニカム状セラミック発熱体12、
熱交換器15、流量制御弁Bを経由した冷気の循環を効
率よく行うことにより、冷蔵室17内に臭気が滞留し食
品どうしで起こる臭い移りや庫内壁への付着を防止で
き、脱臭性能が向上される。
【0045】なお、水滴保護板14は熱交換器15の除
霜時に霜の融解により生成する水滴がハニカム状セラミ
ック発熱体12の表面に直接落下するのを防止するため
に設けられている。
霜時に霜の融解により生成する水滴がハニカム状セラミ
ック発熱体12の表面に直接落下するのを防止するため
に設けられている。
【0046】このように、本発明の実施の形態の冷蔵庫
によれば、冷蔵庫の運転中に触媒被覆層13による臭気
の吸着と吸着した臭気成分の酸化分解を交互に繰り返す
ことにより、長期間に渡って庫内の悪臭除去と除霜をす
ることができるという効果がある。
によれば、冷蔵庫の運転中に触媒被覆層13による臭気
の吸着と吸着した臭気成分の酸化分解を交互に繰り返す
ことにより、長期間に渡って庫内の悪臭除去と除霜をす
ることができるという効果がある。
【0047】本発明のハニカム状セラミック発熱体につ
いてさらに具体的な実施の形態を示す。本発明のハニカ
ム状セラミック発熱体の一実施の形態を図に示した。図
3で24はセラミックハニカム状抵抗体としてのSiCハ
ニカム、25は導電極、26は触媒被覆層、27は酸化
反応防止層、28は空気流を示している。
いてさらに具体的な実施の形態を示す。本発明のハニカ
ム状セラミック発熱体の一実施の形態を図に示した。図
3で24はセラミックハニカム状抵抗体としてのSiCハ
ニカム、25は導電極、26は触媒被覆層、27は酸化
反応防止層、28は空気流を示している。
【0048】導電極25に通電すると、SiCハニカム2
4が発熱し印加電力に相当する温度で安定化する。印加
電力量を上げてSiCハニカム24を高温化させてもSiCハ
ニカム24の表面には酸化反応防止層27が設けてある
ため抵抗値変化が抑制される。 SiCハニカム24に未
通電時には、室内の臭気成分を、通常は触媒被覆層26
中のゼオライトおよび貴金属により吸着脱臭する。そし
て、触媒被覆層26の臭気吸着能力の限界まで臭気成分
を吸着する前に、SiCハニカム24に通電すると、SiCハ
ニカム24から外周を覆うように設置してある触媒被覆
層26に熱が伝達され、加熱が効率よく行われ、触媒
は、その活性化温度まで短時間で加熱することができ
る。触媒被覆層26に吸着した臭気成分は、この活性化
した触媒により酸化浄化される。
4が発熱し印加電力に相当する温度で安定化する。印加
電力量を上げてSiCハニカム24を高温化させてもSiCハ
ニカム24の表面には酸化反応防止層27が設けてある
ため抵抗値変化が抑制される。 SiCハニカム24に未
通電時には、室内の臭気成分を、通常は触媒被覆層26
中のゼオライトおよび貴金属により吸着脱臭する。そし
て、触媒被覆層26の臭気吸着能力の限界まで臭気成分
を吸着する前に、SiCハニカム24に通電すると、SiCハ
ニカム24から外周を覆うように設置してある触媒被覆
層26に熱が伝達され、加熱が効率よく行われ、触媒
は、その活性化温度まで短時間で加熱することができ
る。触媒被覆層26に吸着した臭気成分は、この活性化
した触媒により酸化浄化される。
【0049】さらに、発熱体は近傍の空気も加熱するた
めに発熱体近傍に対流として空気流28が生じる。そし
て、この空気流28が加熱により活性化温度まで加熱さ
れた触媒被覆層26に接触、あるいは被覆層内に拡散す
る際に、空気流28に含まれる臭気や有害成分、例え
ば、一酸化炭素(以下COと記す)やアンモニアが、触
媒作用により浄化される。
めに発熱体近傍に対流として空気流28が生じる。そし
て、この空気流28が加熱により活性化温度まで加熱さ
れた触媒被覆層26に接触、あるいは被覆層内に拡散す
る際に、空気流28に含まれる臭気や有害成分、例え
ば、一酸化炭素(以下COと記す)やアンモニアが、触
媒作用により浄化される。
【0050】
【実施例】次に、本発明の詳しい実施例を説明する。 <実施例1>縦60mm、横150mm、厚さ10mmのSiCハニカ
ム状抵抗体を用い、これに図3に示すような構成で、導
電極として銅電極を溶射により形成した。次にシリカゾ
ルを用いて抵抗体に銅電極部分を除いて厚さ約60μm
のシリカ質の酸化反応防止層を形成した本発明の抵抗体
Aと、酸化反応防止層を形成してない抵抗体Bを調製し
た。
ム状抵抗体を用い、これに図3に示すような構成で、導
電極として銅電極を溶射により形成した。次にシリカゾ
ルを用いて抵抗体に銅電極部分を除いて厚さ約60μm
のシリカ質の酸化反応防止層を形成した本発明の抵抗体
Aと、酸化反応防止層を形成してない抵抗体Bを調製し
た。
【0051】γ−アルミナ400gと、無機バインダ−
としてアルミナ含有率10wt%のコロイダルアルミナ1000
g、銅イオン交換A型ゼオライト 500g、水 15
00g、塩化白金酸をPtとして30g,塩化パラジウ
ムをPdとして15gおよび適量の塩酸を加え、ボール
ミルを用いて充分に混合して、スラリーAを調製した。
このスラリーAを抵抗体A,抵抗体Bにそれぞれ塗布
し触媒被覆層を形成した発熱体Aと発熱体Bを調製し
た。触媒被覆量はどちらも5.0gであった。
としてアルミナ含有率10wt%のコロイダルアルミナ1000
g、銅イオン交換A型ゼオライト 500g、水 15
00g、塩化白金酸をPtとして30g,塩化パラジウ
ムをPdとして15gおよび適量の塩酸を加え、ボール
ミルを用いて充分に混合して、スラリーAを調製した。
このスラリーAを抵抗体A,抵抗体Bにそれぞれ塗布
し触媒被覆層を形成した発熱体Aと発熱体Bを調製し
た。触媒被覆量はどちらも5.0gであった。
【0052】さらに電気抵抗体としてニクロム線、およ
び碍子を有する外径10mm、内径9mm、長さ15c
mの石英管5本1組と、縦100mm、横100mm,
厚さ10mmでセル密度100セル/in2のハニカム状SU
S430抵抗体に、スラリーAを用いそれぞれ5.0gの触
媒被覆層を形成した比較発熱体A,Bを作成した。
び碍子を有する外径10mm、内径9mm、長さ15c
mの石英管5本1組と、縦100mm、横100mm,
厚さ10mmでセル密度100セル/in2のハニカム状SU
S430抵抗体に、スラリーAを用いそれぞれ5.0gの触
媒被覆層を形成した比較発熱体A,Bを作成した。
【0053】これらの発熱体についてメルカプタン酸化
浄化試験および耐久試験を行った。メチルメルカプタン
酸化浄化試験は、0.5m3の立方体のフッソ樹脂製の
容器の中に発熱体を置き、ファンで50l/minの流
量の容器内空気を発熱体に送風しながら、発熱体の中心
の外表面の温度が450℃となるよう通電したところ
へ、濃度が10ppmになるようにメチルメルカプタン
を容器に注入し、通電20分後の容器内メチルメルカプ
タン濃度の変化を調べることにより行った。メチルメル
カプタン濃度の経時変化はガスクロマトグラフにより調
べた。耐久試験は、の40℃空気中で、発熱体の中心の
外表面の温度が450℃となるよう通電し、その温度を
10分保った後、通電をやめ20分冷却した後、再び通
電するという通電サイクルを1000回繰り返した後の
触媒被覆層の異常の有無を調べた。結果を(表1)に示
した。
浄化試験および耐久試験を行った。メチルメルカプタン
酸化浄化試験は、0.5m3の立方体のフッソ樹脂製の
容器の中に発熱体を置き、ファンで50l/minの流
量の容器内空気を発熱体に送風しながら、発熱体の中心
の外表面の温度が450℃となるよう通電したところ
へ、濃度が10ppmになるようにメチルメルカプタン
を容器に注入し、通電20分後の容器内メチルメルカプ
タン濃度の変化を調べることにより行った。メチルメル
カプタン濃度の経時変化はガスクロマトグラフにより調
べた。耐久試験は、の40℃空気中で、発熱体の中心の
外表面の温度が450℃となるよう通電し、その温度を
10分保った後、通電をやめ20分冷却した後、再び通
電するという通電サイクルを1000回繰り返した後の
触媒被覆層の異常の有無を調べた。結果を(表1)に示
した。
【0054】
【表1】
【0055】(表1)より明らかなように、 石英管発
熱体である比較発熱体Aや金属発熱体である比較発熱体
Bに対し、本発明の発熱体A、Bはメルカプタン酸化浄
化性および耐久性に優れていた。さらに相対湿度90%
の空気中での前記耐久試験と同様の試験では、発熱体
あ、B,比較発熱体Aが異常が見られなかったのに対
し、金属発熱体である比較発熱体Bには触媒被覆層剥離
だけでなく、著しい発錆が見られた。
熱体である比較発熱体Aや金属発熱体である比較発熱体
Bに対し、本発明の発熱体A、Bはメルカプタン酸化浄
化性および耐久性に優れていた。さらに相対湿度90%
の空気中での前記耐久試験と同様の試験では、発熱体
あ、B,比較発熱体Aが異常が見られなかったのに対
し、金属発熱体である比較発熱体Bには触媒被覆層剥離
だけでなく、著しい発錆が見られた。
【0056】次に発熱体A,Bを、ファンで50l/m
inの流量の容器内空気を発熱体に送風しながら、フッ
ソ樹脂で内壁面を被覆した容積0.5m3の密閉ボック
スに入れ、ボックス内の空気希釈した10ppmの濃度
のメチルメルカプタンを未通電状態で吸着させ、発熱体
を入れた直後から30分後の残存メチルメルカプタン量
を測定した。残存メチルメルカプタン量はどちらも7%
となり、脱臭が速やかに行われた。 <実施例2>実施例1で調製した発熱体Aと発熱体Bに
通電し発熱体温度が500℃となる電力負荷をかけ、連
続通電1000h後の抵抗値変化を測定した。結果を
(表2)にしめす。
inの流量の容器内空気を発熱体に送風しながら、フッ
ソ樹脂で内壁面を被覆した容積0.5m3の密閉ボック
スに入れ、ボックス内の空気希釈した10ppmの濃度
のメチルメルカプタンを未通電状態で吸着させ、発熱体
を入れた直後から30分後の残存メチルメルカプタン量
を測定した。残存メチルメルカプタン量はどちらも7%
となり、脱臭が速やかに行われた。 <実施例2>実施例1で調製した発熱体Aと発熱体Bに
通電し発熱体温度が500℃となる電力負荷をかけ、連
続通電1000h後の抵抗値変化を測定した。結果を
(表2)にしめす。
【0057】
【表2】
【0058】(表2)より明らかなように、酸化防止層
のある発熱体Aは抵抗値は変化しないが、酸化防止層の
ない発熱体Bでは抵抗値変化が見られた。この結果か
ら、触媒被覆層を形成する場合、触媒被覆層とハニカム
状発熱体との間に触媒被覆層とハニカム状発熱体との反
応を防止する酸化反応防止層を設けることが望ましい。
のある発熱体Aは抵抗値は変化しないが、酸化防止層の
ない発熱体Bでは抵抗値変化が見られた。この結果か
ら、触媒被覆層を形成する場合、触媒被覆層とハニカム
状発熱体との間に触媒被覆層とハニカム状発熱体との反
応を防止する酸化反応防止層を設けることが望ましい。
【0059】また発熱体Bに通電し発熱体温度が300
℃となる電力負荷をかけ、連続通電1000h後の抵抗
値変化は全く見られず、比較的低い温度では酸化反応防
止層は不要となる。 <実施例3>発熱体Aと同様の構成で、導電極の材質を
(表3)のように種々変化させて発熱体を調製した。各
発熱体の初期抵抗値はすべて5.0Ωであった。つぎに
各発熱体に通電し発熱体温度が700℃となる電力負荷
をかけ、連続通電1000h後の抵抗値を測定した。結
果を(表3)に示した。
℃となる電力負荷をかけ、連続通電1000h後の抵抗
値変化は全く見られず、比較的低い温度では酸化反応防
止層は不要となる。 <実施例3>発熱体Aと同様の構成で、導電極の材質を
(表3)のように種々変化させて発熱体を調製した。各
発熱体の初期抵抗値はすべて5.0Ωであった。つぎに
各発熱体に通電し発熱体温度が700℃となる電力負荷
をかけ、連続通電1000h後の抵抗値を測定した。結
果を(表3)に示した。
【0060】
【表3】
【0061】(表3)より明らかなようにニッケル、
銅、真鍮、銀-Pt、銀-Pd、Ptが抵抗値変化が少な
く望ましい。特に銀-Pd/真鍮、銀-Pt/真鍮は抵抗値
変化がなく導電極を2層構成とすることが望ましい。 <実施例4>発熱体Aと同様の構成で、酸化防止層の材
質を(表4)のように種々変化させて発熱体を調製し
た。これらの発熱体について熱衝撃試験を行い、触媒被
覆層の密着性を調べた。熱衝撃試験は、発熱体に通電
し、触媒被覆層の温度を25℃毎に設定し、その温度で
10分間保持した後、室温水中に投下して触媒被覆層の
剥離の有無を調べ、剥離を起こさない最大温度を耐熱衝
撃温度とした。結果を(表4)に示した。
銅、真鍮、銀-Pt、銀-Pd、Ptが抵抗値変化が少な
く望ましい。特に銀-Pd/真鍮、銀-Pt/真鍮は抵抗値
変化がなく導電極を2層構成とすることが望ましい。 <実施例4>発熱体Aと同様の構成で、酸化防止層の材
質を(表4)のように種々変化させて発熱体を調製し
た。これらの発熱体について熱衝撃試験を行い、触媒被
覆層の密着性を調べた。熱衝撃試験は、発熱体に通電
し、触媒被覆層の温度を25℃毎に設定し、その温度で
10分間保持した後、室温水中に投下して触媒被覆層の
剥離の有無を調べ、剥離を起こさない最大温度を耐熱衝
撃温度とした。結果を(表4)に示した。
【0062】
【表4】
【0063】(表4)より明らかなようにシリカ、チタ
ノカーボシランが耐熱衝撃温度高く望ましい。また上層
にシリカ、下層にチタノカーボシランを形成した2層構
造の酸化防止層をもうけた場合、耐熱衝撃温度が750
℃となり良好な結果を得た。チタノカーボシランは(表
4)に示す酸化防止層材料のうち耐湿性が最も優れてお
り、このような2層化により耐湿性と、触媒被覆層の密
着性の両方に優れた酸化防止層が得られ望ましい。 <実施例5>発熱体Aと同様の構成で、導電極の形成方
法を(表5)のように種々変化させて発熱体を調製し
た。各発熱体の初期抵抗値を(表5)に示した。
ノカーボシランが耐熱衝撃温度高く望ましい。また上層
にシリカ、下層にチタノカーボシランを形成した2層構
造の酸化防止層をもうけた場合、耐熱衝撃温度が750
℃となり良好な結果を得た。チタノカーボシランは(表
4)に示す酸化防止層材料のうち耐湿性が最も優れてお
り、このような2層化により耐湿性と、触媒被覆層の密
着性の両方に優れた酸化防止層が得られ望ましい。 <実施例5>発熱体Aと同様の構成で、導電極の形成方
法を(表5)のように種々変化させて発熱体を調製し
た。各発熱体の初期抵抗値を(表5)に示した。
【0064】
【表5】
【0065】(表5)より明らかなように導電極形成方
法として溶射法が最も抵抗値の低い値が得られ望まし
い。 <実施例6>実施例1のスラリ−Aにおいて、白金族塩
を含有しないスラリー1、白金族塩を含有せず、かつγ
−アルミナをすべて銅イオン交換A型ゼオライトとした
スラリー2、および白金族塩を含有せず、かつ銅イオン
交換A型ゼオライトをすべてγ−アルミナとしたスラリ
ー3を用いて、前記発熱体Aと同様のそれぞれの触媒被
覆層を5.0g有する発熱体C,D,Eを作成した。
法として溶射法が最も抵抗値の低い値が得られ望まし
い。 <実施例6>実施例1のスラリ−Aにおいて、白金族塩
を含有しないスラリー1、白金族塩を含有せず、かつγ
−アルミナをすべて銅イオン交換A型ゼオライトとした
スラリー2、および白金族塩を含有せず、かつ銅イオン
交換A型ゼオライトをすべてγ−アルミナとしたスラリ
ー3を用いて、前記発熱体Aと同様のそれぞれの触媒被
覆層を5.0g有する発熱体C,D,Eを作成した。
【0066】発熱体C,D,Eについて酢酸吸着試験を
行い測定開始後60分の酢酸残存率を発熱体Aと比較し
た。酢酸吸着試験は、0.5m3の立方体のフッソ樹脂
製の容器の中に発熱体を置き、発熱体を加熱せず、ファ
ンで50l/minの流量の容器内空気を発熱体に送風
しながら、濃度が40ppmになるように酢酸を容器に
注入し濃度の経時変化を調べることにより行った。酢酸
濃度の経時変化はガスクロマトグラフにより調べた。
行い測定開始後60分の酢酸残存率を発熱体Aと比較し
た。酢酸吸着試験は、0.5m3の立方体のフッソ樹脂
製の容器の中に発熱体を置き、発熱体を加熱せず、ファ
ンで50l/minの流量の容器内空気を発熱体に送風
しながら、濃度が40ppmになるように酢酸を容器に
注入し濃度の経時変化を調べることにより行った。酢酸
濃度の経時変化はガスクロマトグラフにより調べた。
【0067】結果を(表6)に示した。(表6)より明
らかなように、酸性臭気成分である酢酸の吸着特性にお
いて本発明の発熱体Aは、発熱体C,D,Eよりも優れ
ていた。従って活性アルミナとゼオライトと白金族金属
を同時に用いることにより、活性アルミナやゼオライト
を単独で用いるよりも酸性の臭気成分に対する吸着特性
を向上させる相乗効果を得ることができる。
らかなように、酸性臭気成分である酢酸の吸着特性にお
いて本発明の発熱体Aは、発熱体C,D,Eよりも優れ
ていた。従って活性アルミナとゼオライトと白金族金属
を同時に用いることにより、活性アルミナやゼオライト
を単独で用いるよりも酸性の臭気成分に対する吸着特性
を向上させる相乗効果を得ることができる。
【0068】
【表6】
【0069】<実施例7>γ−アルミナ400gと、無
機バインダ−としてアルミナ含有率10wt%のコロイダル
アルミナ1000g、銅イオン交換A型ゼオライト 450
g、酸化銅50g、水 1500g、塩化白金酸をPt
として30g,塩化パラジウムをPdとして15gおよ
び適量の塩酸を加え、ボールミルを用いて充分に混合し
て、スラリー4を調製した。
機バインダ−としてアルミナ含有率10wt%のコロイダル
アルミナ1000g、銅イオン交換A型ゼオライト 450
g、酸化銅50g、水 1500g、塩化白金酸をPt
として30g,塩化パラジウムをPdとして15gおよ
び適量の塩酸を加え、ボールミルを用いて充分に混合し
て、スラリー4を調製した。
【0070】またスラリー4と同組成成分で、 塩化白
金酸水溶液と塩化パラジウムと、硝酸銅とアルミナを用
いて予めPt,Pd,CuOが担持したアルミナを用い
て、スラリー4と同様のスラリー5を調製したさらにス
ラリー4で貴金属分をすべて酸化銅としたスラリー6を
調製した。
金酸水溶液と塩化パラジウムと、硝酸銅とアルミナを用
いて予めPt,Pd,CuOが担持したアルミナを用い
て、スラリー4と同様のスラリー5を調製したさらにス
ラリー4で貴金属分をすべて酸化銅としたスラリー6を
調製した。
【0071】このスラリー4,5,6を用いて実施例1
と同様の方法および同様のセラミック抵抗体から発熱体
F,G,Hを調製した。
と同様の方法および同様のセラミック抵抗体から発熱体
F,G,Hを調製した。
【0072】この発熱体F,G,Hを発熱体Aと比較す
るためにメチルメルカプタン浄化試験を行なった。メチ
ルメルカプタン浄化試験は、0.5m3の立方体のフッ
ソ樹脂製の容器の中に発熱体を置き、ファンで50l/
minの流量の容器内空気を発熱体に送風しながら、濃
度が8ppmになるようにメチルメルカプタンを容器に
注入し90分後のメチルメルカプタン濃度を調べること
により行った。なお、発熱体は加熱せず、測定はガスク
ロマトグラフにより調べた。また、吸着試験後、発熱体
を700℃20時間空気中で加熱し、室温まで冷却後再
度メチルメルカプタン浄化試験を行い、脱臭体の耐熱性
を調べた。結果を(表7)に示した。
るためにメチルメルカプタン浄化試験を行なった。メチ
ルメルカプタン浄化試験は、0.5m3の立方体のフッ
ソ樹脂製の容器の中に発熱体を置き、ファンで50l/
minの流量の容器内空気を発熱体に送風しながら、濃
度が8ppmになるようにメチルメルカプタンを容器に
注入し90分後のメチルメルカプタン濃度を調べること
により行った。なお、発熱体は加熱せず、測定はガスク
ロマトグラフにより調べた。また、吸着試験後、発熱体
を700℃20時間空気中で加熱し、室温まで冷却後再
度メチルメルカプタン浄化試験を行い、脱臭体の耐熱性
を調べた。結果を(表7)に示した。
【0073】
【表7】
【0074】(表7)に明らかなように、貴金属のみも
しくは酸化銅のみが添加されている発熱体は、700℃
の加熱により脱臭特性が低下するが、酸化銅と貴金属の
両方を添加することにより、脱臭体の耐熱性を向上させ
ることができる。さらに酸化銅と貴金属の両方を予めア
ルミナに担持して用いるとさらに耐熱性が向上し望まし
い。 <実施例8>実施例1のスラリ−Aにおいて、銅イオン
交換型ゼオライトを(表7)に示す種々のゼオライトに
全て置換したスラリーを調製し、発熱体Aと同様の構成
の発熱体を作成した。
しくは酸化銅のみが添加されている発熱体は、700℃
の加熱により脱臭特性が低下するが、酸化銅と貴金属の
両方を添加することにより、脱臭体の耐熱性を向上させ
ることができる。さらに酸化銅と貴金属の両方を予めア
ルミナに担持して用いるとさらに耐熱性が向上し望まし
い。 <実施例8>実施例1のスラリ−Aにおいて、銅イオン
交換型ゼオライトを(表7)に示す種々のゼオライトに
全て置換したスラリーを調製し、発熱体Aと同様の構成
の発熱体を作成した。
【0075】また、実施例1のスラリ−Aにおいて、貴
金属成分を総量は同じでPtのみ、Pdのみ、Rhの
み、Ruのみとしたスラリーもそれぞれ調製し、発熱体
Aと同様の構成の発熱体を作成した。
金属成分を総量は同じでPtのみ、Pdのみ、Rhの
み、Ruのみとしたスラリーもそれぞれ調製し、発熱体
Aと同様の構成の発熱体を作成した。
【0076】これらの発熱体についてトリメチルアミン
と難吸着臭気のアセトアルデヒドの吸着特性を試験し
た。臭気吸着試験は、0.5m3の立方体のフッソ樹脂
製の容器の中に発熱体を置き、発熱体を加熱せず、ファ
ンで50l/minの流量の容器内空気を発熱体に送風
しながら、トリメチルアミン,アセトアルデヒドとも濃
度が10ppmになるように容器に注入し吸着60分後
の容器内臭気残存率で評価した。容器内臭気濃度はガス
クロマトグラフにより調べた。結果を(表8),(表
9)に示す。
と難吸着臭気のアセトアルデヒドの吸着特性を試験し
た。臭気吸着試験は、0.5m3の立方体のフッソ樹脂
製の容器の中に発熱体を置き、発熱体を加熱せず、ファ
ンで50l/minの流量の容器内空気を発熱体に送風
しながら、トリメチルアミン,アセトアルデヒドとも濃
度が10ppmになるように容器に注入し吸着60分後
の容器内臭気残存率で評価した。容器内臭気濃度はガス
クロマトグラフにより調べた。結果を(表8),(表
9)に示す。
【0077】
【表8】
【0078】(表8)より明らかなように、ペンタシル
型ゼオライト、Y型ゼオライト、モルデナイト、Cu−
A型ゼオライトがアセトアルデヒドとトリメチルアミン
の両方の吸着特性に優れていた。さらにゼオライトの内
ペンタシル型ゼオライトのZSM5、シリカライトがア
セトアルデヒドの吸着特性により優れ望ましく、特にH
−ZSM5、Na−ZSM5が最も優れ望ましい。また
トリメチルアミンの吸着特性はY型ゼオライト、モルデ
ナイトが優れ望ましい。脱臭目的とする対象臭気により
ゼオライトは選択される。さらにペンタシル型ゼオライ
トとY型ゼオライトあるいはモルデナイトを混合して用
いることによりアセトアルデヒドとトリメチルアミンの
両方の吸着特性の優れたものが得られ望ましい。
型ゼオライト、Y型ゼオライト、モルデナイト、Cu−
A型ゼオライトがアセトアルデヒドとトリメチルアミン
の両方の吸着特性に優れていた。さらにゼオライトの内
ペンタシル型ゼオライトのZSM5、シリカライトがア
セトアルデヒドの吸着特性により優れ望ましく、特にH
−ZSM5、Na−ZSM5が最も優れ望ましい。また
トリメチルアミンの吸着特性はY型ゼオライト、モルデ
ナイトが優れ望ましい。脱臭目的とする対象臭気により
ゼオライトは選択される。さらにペンタシル型ゼオライ
トとY型ゼオライトあるいはモルデナイトを混合して用
いることによりアセトアルデヒドとトリメチルアミンの
両方の吸着特性の優れたものが得られ望ましい。
【0079】
【表9】
【0080】(表9)より明らかなように、貴金属の内
Pt-Pd,Ptがアセトアルデヒドの吸着特性に優
れ、貴金属成分としてPtを含むことが望ましい。 <実施例9>(表8)に示したゼオライト種が種々異な
る発熱体を用い、トリメチルアミンの酸化分解性能を測
定した。測定は、トリメチルアミン1000ppm、酸
素21%を含むヘリウム希釈ガスを300℃に通電加熱
した各発熱体にSV5000h-1で流通させ、発熱体に
よるトリメチルアミンの酸化分解時の窒素化率で評価し
た。結果を(表10)に示した。
Pt-Pd,Ptがアセトアルデヒドの吸着特性に優
れ、貴金属成分としてPtを含むことが望ましい。 <実施例9>(表8)に示したゼオライト種が種々異な
る発熱体を用い、トリメチルアミンの酸化分解性能を測
定した。測定は、トリメチルアミン1000ppm、酸
素21%を含むヘリウム希釈ガスを300℃に通電加熱
した各発熱体にSV5000h-1で流通させ、発熱体に
よるトリメチルアミンの酸化分解時の窒素化率で評価し
た。結果を(表10)に示した。
【0081】
【表10】
【0082】(表10)より明らかなように、銅イオン
交換ゼオライトおよび鉄イオン交換ゼオライトが窒素化
率が高く望ましい。臭気として空気中に含まれるトリメ
チルアミン濃度は通常低く、窒素酸化物が生成しても問
題にならないが、窒素酸化物の生成量が多くなる環境で
は銅イオン交換ゼオライトあるいは鉄イオン交換ゼオラ
イト使用が好ましい。また銅イオン交換ゼオライトや鉄
イオン交換ゼオライトは(表8)にも示したようにアセ
トアルデヒドやトリメチルアミンの吸着特性にも優れて
いる。
交換ゼオライトおよび鉄イオン交換ゼオライトが窒素化
率が高く望ましい。臭気として空気中に含まれるトリメ
チルアミン濃度は通常低く、窒素酸化物が生成しても問
題にならないが、窒素酸化物の生成量が多くなる環境で
は銅イオン交換ゼオライトあるいは鉄イオン交換ゼオラ
イト使用が好ましい。また銅イオン交換ゼオライトや鉄
イオン交換ゼオライトは(表8)にも示したようにアセ
トアルデヒドやトリメチルアミンの吸着特性にも優れて
いる。
【0083】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように、
本発明によれば、冷蔵庫の運転中に触媒被覆層による臭
気成分の吸着と吸着した臭気成分の酸化分解を交互に繰
り返して行うので、長期間に渡って脱臭能力を発揮する
ことのできる冷蔵庫を提供することができる。
本発明によれば、冷蔵庫の運転中に触媒被覆層による臭
気成分の吸着と吸着した臭気成分の酸化分解を交互に繰
り返して行うので、長期間に渡って脱臭能力を発揮する
ことのできる冷蔵庫を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な一実施の形態を示す図であ
る。
る。
【図2】本発明の他の実施の形態を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態のハニカム状セラミック発
熱体を説明する図である。
熱体を説明する図である。
1 ファン 2 ハニカム状セラミック発熱体 3 ハニカム状セラミック発熱体2に被覆した触媒層 4 水滴保護板 5 熱交換器 6 冷凍室 7 冷蔵室 8 開閉扉 9 空気吸入口 10 空気排出口 11 ファンA 12 ハニカム状セラミック発熱体 13 ハニカム状セラミック発熱体2に被覆した触媒層 14 水滴保護板 15 熱交換器 16 冷凍室 17 冷蔵室 18 開閉扉 19 空気吸入口 20 空気排出口 21 ファンB 22 流量制御弁A 23 流量制御弁B 24 SiCハニカム 25 導電極 26 触媒被覆層 27 酸化反応防止層 28 空気流
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本田 公康 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 木村 邦夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (17)
- 【請求項1】 少なくとも冷蔵室と、ファンと、熱交換
器と、前記熱交換器の実質上下方に設けられたハニカム
状発熱体と、前記発熱体の実質上上方に近接して設けら
れた水滴保護部材とを備え、前記ファンにより発生する
前記冷蔵室と前記熱交換器とを循環する空気流の実質上
全量が前記ハニカム状セラミック発熱体を通過するよう
構成され、かつ前記発熱体が触媒被覆層を有しているこ
とを特徴とする冷蔵庫。 - 【請求項2】 少なくとも冷凍室と、冷蔵室と、ファン
Aと、ファンBと、熱交換器と、前記熱交換器の実質上
下方に設けたハニカム状セラミック発熱体と、前記発熱
体の実質上上方に近接して設けた水滴保護部材と、前記
ファンAにより発生する、前記冷凍室から前記冷蔵室を
経由して前記熱交換器とを循環する空気流の実質上全量
が前記ハニカム状セラミック発熱体を通過するよう構成
された空気流路Aと、前記ファンBにより発生する前記
冷凍室を経由せず前記冷蔵室から前記発熱体、前記熱交
換器とを循環する空気流の通過する空気流路Bとを備
え、前記ハニカム状セラミック発熱体が触媒被覆層を有
していることを特徴とする冷蔵庫。 - 【請求項3】 ファンBへの空気流入量を制御する制御
弁を有する請求項2記載の冷蔵庫。 - 【請求項4】ハニカム状セラミック発熱体が、少なくと
も、実質上四角柱状あるいは実質上四角板状であるハニ
カム状セラミック抵抗体と、前記ハニカム体の対向する
一対の外周面に形成したアルミニウム、ニッケル、銅、
真鍮、銀-Pd、銀-Pt、Ptより選択される少なくと
も1種よりなる導電極からなり、前記ハニカム状セラミ
ック抵抗体表面を被覆した触媒被覆層を有する請求項1
又は2記載の冷蔵庫。 - 【請求項5】ハニカム状セラミック発熱体の触媒被覆層
とハニカム状セラミック抵抗体および/あるいは導電極
との間に酸化反応防止層が設けられている請求項4記載
の冷蔵庫。 - 【請求項6】導電極が溶射により形成される請求項4又
は5記載の発熱体。 - 【請求項7】酸化反応防止層がガラス、シリカ、アルミ
ナ、チタニア、チタノカーボシラン、ペルヒドロポリシ
ラザン、より選択される少なくとも1種よりなる請求項
5記載の冷蔵庫。 - 【請求項8】ハニカム状セラミック抵抗体がSiCである
請求項4記載の冷蔵庫。 - 【請求項9】触媒被覆層が、少なくとも活性アルミナと
白金族金属とゼオライトと無機バインダーからなる請求
項1、2、4又は5記載の冷蔵庫。 - 【請求項10】触媒被覆層が、酸化銅を含んでなる請求
項1、2、4、5又は9記載の冷蔵庫。 - 【請求項11】触媒被覆層が、貴金属と酸化銅を担持し
た活性アルミナを含んでなる請求項1、2、4、5又は
9記載の冷蔵庫。 - 【請求項12】ゼオライトが少なくともペンタシル型ゼ
オライトを含む請求項9記載の冷蔵庫。 - 【請求項13】ゼオライトが少なくともモルデナイトあ
るいはY型ゼオライトを含む請求項9記載の冷蔵庫。 - 【請求項14】ゼオライトが少なくとも銅ゼオライトを
含む請求項9記載の冷蔵庫。 - 【請求項15】ペンタシル型ゼオライトがH−ZSM
5,Na−ZSM5からなる群より選択される少なくと
も1種からなる請求項12記載の冷蔵庫。 - 【請求項16】無機バインダーがシリカである請求項9
記載の冷蔵庫。 - 【請求項17】白金族金属が少なくともPtを含む請求
項9記載の冷蔵庫。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8117221A JPH09303940A (ja) | 1996-05-13 | 1996-05-13 | 冷蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8117221A JPH09303940A (ja) | 1996-05-13 | 1996-05-13 | 冷蔵庫 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09303940A true JPH09303940A (ja) | 1997-11-28 |
Family
ID=14706401
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8117221A Pending JPH09303940A (ja) | 1996-05-13 | 1996-05-13 | 冷蔵庫 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09303940A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6448539B2 (en) * | 2000-02-01 | 2002-09-10 | E.G.O. Elektro-Geraetebau Gmbh | Electric heating element and method for its production |
| JP2003042646A (ja) * | 2001-07-31 | 2003-02-13 | Mitsubishi Electric Corp | 冷蔵庫 |
| DE102022113956A1 (de) | 2022-05-02 | 2023-11-02 | Liebherr-Hausgeräte Lienz Gmbh | Verfahren zum Anordnen eines elektrischen oder elektronischen Bauelementes an einem Kühl- und/oder Gefriergerät |
| EP4273480A1 (de) * | 2022-05-02 | 2023-11-08 | Liebherr-Hausgeräte Lienz GmbH | Verfahren zum anordnen eines elektrischen oder elektronischen bauelementes an einem kühl- und/oder gefriergerät |
-
1996
- 1996-05-13 JP JP8117221A patent/JPH09303940A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6448539B2 (en) * | 2000-02-01 | 2002-09-10 | E.G.O. Elektro-Geraetebau Gmbh | Electric heating element and method for its production |
| JP2003042646A (ja) * | 2001-07-31 | 2003-02-13 | Mitsubishi Electric Corp | 冷蔵庫 |
| DE102022113956A1 (de) | 2022-05-02 | 2023-11-02 | Liebherr-Hausgeräte Lienz Gmbh | Verfahren zum Anordnen eines elektrischen oder elektronischen Bauelementes an einem Kühl- und/oder Gefriergerät |
| EP4273480A1 (de) * | 2022-05-02 | 2023-11-08 | Liebherr-Hausgeräte Lienz GmbH | Verfahren zum anordnen eines elektrischen oder elektronischen bauelementes an einem kühl- und/oder gefriergerät |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0503500B2 (en) | Catalytic body and process for producing the same | |
| US5388177A (en) | Heating element for deodorization | |
| JPH09303940A (ja) | 冷蔵庫 | |
| JPH09306644A (ja) | 発熱体 | |
| JP4095699B2 (ja) | 吸着分解脱臭エレメント | |
| JPH04281177A (ja) | 冷蔵庫 | |
| JPH0598185A (ja) | 塗 料 | |
| JPH09159198A (ja) | 脱臭機能付空気調和機 | |
| JP2001227031A (ja) | トイレ脱臭機 | |
| JPH11141906A (ja) | 脱臭ユニットおよびその脱臭ユニットを用いた空気調和機 | |
| JP2658536B2 (ja) | 脱臭装置 | |
| JPH05146683A (ja) | 触媒体およびその製造方法 | |
| JP3521091B2 (ja) | 脱臭体 | |
| JPH0593580A (ja) | 冷蔵庫 | |
| JPH0598184A (ja) | 塗 料 | |
| JPH11267457A (ja) | 空気清浄装置 | |
| JPH05101873A (ja) | 冷蔵庫用ヒータならびにその構成法 | |
| JPH10246512A (ja) | 脱臭機能付温風暖房機 | |
| JP2000121162A (ja) | 空気清浄機能付ファンヒータと脱臭方法 | |
| JPH07313842A (ja) | 脱臭装置 | |
| JP2001227030A (ja) | トイレ用脱臭機 | |
| JPH08150323A (ja) | 脱臭装置 | |
| JPH04320733A (ja) | 空調機 | |
| JPH0596156A (ja) | 冷蔵庫用脱臭装置 | |
| JPH0596178A (ja) | 発熱体 |