JPH09306473A - リチウム二次電池 - Google Patents
リチウム二次電池Info
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- JPH09306473A JPH09306473A JP8148164A JP14816496A JPH09306473A JP H09306473 A JPH09306473 A JP H09306473A JP 8148164 A JP8148164 A JP 8148164A JP 14816496 A JP14816496 A JP 14816496A JP H09306473 A JPH09306473 A JP H09306473A
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- adhesive resin
- film
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Secondary Cells (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 導電性基体上に活物質とバインダーを含有し
た合剤膜を有するシート状電極を備えたリチウム二次電
池において、導電性基体と合剤膜との接着強度を高め
て、充放電サイクル特性を向上させる。 【解決手段】 導電性基体上に、少なくとも活物質して
のリチウム含有複合金属酸化物またはリチウムイオンを
ドープ・アンドープし得る物質とバインダーを含有した
合剤膜を有するシート状電極を備えたリチウム二次電池
において、上記シート状電極の導電性基体と合剤膜との
間に接着樹脂を介在させる。上記接着樹脂としては、ベ
ースポリマーにカルボキシル基やヒドロキシル基のよう
な極性基を導入した、変性ポリオレフィン樹脂、変性フ
ッ素樹脂、変性ゴム、変性アセタール樹脂などが好まし
い。
た合剤膜を有するシート状電極を備えたリチウム二次電
池において、導電性基体と合剤膜との接着強度を高め
て、充放電サイクル特性を向上させる。 【解決手段】 導電性基体上に、少なくとも活物質して
のリチウム含有複合金属酸化物またはリチウムイオンを
ドープ・アンドープし得る物質とバインダーを含有した
合剤膜を有するシート状電極を備えたリチウム二次電池
において、上記シート状電極の導電性基体と合剤膜との
間に接着樹脂を介在させる。上記接着樹脂としては、ベ
ースポリマーにカルボキシル基やヒドロキシル基のよう
な極性基を導入した、変性ポリオレフィン樹脂、変性フ
ッ素樹脂、変性ゴム、変性アセタール樹脂などが好まし
い。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リチウム二次電池
に関し、さらに詳しくは、充放電サイクル特性が優れた
リチウム二次電池に関する。
に関し、さらに詳しくは、充放電サイクル特性が優れた
リチウム二次電池に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、活物質やバインダーなどを有機
溶剤に分散させた塗料を導電性基体としての金属箔に塗
布し、乾燥して、活物質を含有する合剤膜を形成したシ
ート状電極を、セパレータと共に渦巻状に巻回して作製
した渦巻状電極体を電池ケース内に挿入し、有機溶媒系
の電解液を注入し、封口して作製したリチウム二次電池
は、単位容量当たりのエネルギー密度や単位重量当たり
のエネルギー密度が高いという特徴を有している。
溶剤に分散させた塗料を導電性基体としての金属箔に塗
布し、乾燥して、活物質を含有する合剤膜を形成したシ
ート状電極を、セパレータと共に渦巻状に巻回して作製
した渦巻状電極体を電池ケース内に挿入し、有機溶媒系
の電解液を注入し、封口して作製したリチウム二次電池
は、単位容量当たりのエネルギー密度や単位重量当たり
のエネルギー密度が高いという特徴を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記塗
膜型電極を有するリチウム二次電池は、上記の活物質含
有合剤膜が充電、放電によって膨張、収縮を繰り返すた
め、充放電を100回程度繰り返すと、合剤膜と導電性
基体としての金属箔との密着性が次第に低下し、それに
よって電池の容量が低下するという問題があった。
膜型電極を有するリチウム二次電池は、上記の活物質含
有合剤膜が充電、放電によって膨張、収縮を繰り返すた
め、充放電を100回程度繰り返すと、合剤膜と導電性
基体としての金属箔との密着性が次第に低下し、それに
よって電池の容量が低下するという問題があった。
【0004】そこで、この合剤膜と金属箔との密着性を
高めるため、特開平5−6766号公報には、金属箔の
表面粗さを中心線平均粗さRaで0.15μm以上に粗
面化することが提案されている。これは、金属箔の表面
を粗面化して合剤膜と金属箔との接触面積を増加させる
ことによって、合剤膜が金属箔から脱落したり、剥離す
るのを防止しようとするものである。
高めるため、特開平5−6766号公報には、金属箔の
表面粗さを中心線平均粗さRaで0.15μm以上に粗
面化することが提案されている。これは、金属箔の表面
を粗面化して合剤膜と金属箔との接触面積を増加させる
ことによって、合剤膜が金属箔から脱落したり、剥離す
るのを防止しようとするものである。
【0005】しかしながら、この方法では、粗面化した
金属箔表面の凹部の底まで塗料を充填することがむつか
しいなどの理由により、粗面化して金属箔の表面積を増
加させた割には成果があがっていない。
金属箔表面の凹部の底まで塗料を充填することがむつか
しいなどの理由により、粗面化して金属箔の表面積を増
加させた割には成果があがっていない。
【0006】また、全厚が約20μm以下の金属箔の表
面を中心線平均粗さRaで0.15μm以上に粗面化す
ると、表面の凹凸の深さが金属箔全厚のおおよそ10%
以上を占めてしまうため、電池を数百回以上充放電させ
ると、導電性基体としての金属箔に機械的疲労が蓄積し
て、亀裂や破断が発生し、それによって、電池の容量が
低下するという問題があった。
面を中心線平均粗さRaで0.15μm以上に粗面化す
ると、表面の凹凸の深さが金属箔全厚のおおよそ10%
以上を占めてしまうため、電池を数百回以上充放電させ
ると、導電性基体としての金属箔に機械的疲労が蓄積し
て、亀裂や破断が発生し、それによって、電池の容量が
低下するという問題があった。
【0007】従って、本発明は、上記のような従来のリ
チウム二次電池における問題点を解決し、充放電に伴う
合剤膜の導電性基体からの剥離や導電性基体の亀裂、破
断などの発生を抑制して、充放電サイクル特性が優れた
リチウム二次電池を提供することを目的とする。
チウム二次電池における問題点を解決し、充放電に伴う
合剤膜の導電性基体からの剥離や導電性基体の亀裂、破
断などの発生を抑制して、充放電サイクル特性が優れた
リチウム二次電池を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を達
成するために種々検討を行った結果なされたものであ
り、シート状電極の導電性基体と合剤膜との間に接着樹
脂を介在させることによって、充放電を数百回以上繰り
返した場合でも、合剤膜の導電性基体からの剥離や導電
性基体の機械的疲労による亀裂、破断などの発生を抑制
し、充放電サイクル特性が優れたリチウム二次電池が得
られるようにしたものである。
成するために種々検討を行った結果なされたものであ
り、シート状電極の導電性基体と合剤膜との間に接着樹
脂を介在させることによって、充放電を数百回以上繰り
返した場合でも、合剤膜の導電性基体からの剥離や導電
性基体の機械的疲労による亀裂、破断などの発生を抑制
し、充放電サイクル特性が優れたリチウム二次電池が得
られるようにしたものである。
【0009】本発明における接着樹脂の役割を図面を参
照しつつ説明すると、図1に示すように、導電性基体1
と合剤膜2との間に接着樹脂3を介在させているので、
導電性基体1と合剤膜2との界面において、接着樹脂3
が導電性基体1と強力に接着すると共に合剤膜2中のバ
インダーや活物質などとも強力に接着するので、導電性
基体1と合剤膜2との接着強度を高めることができる。
また、接着樹脂3の厚みを薄くすることにより、合剤膜
2中の電子伝導助剤の粒子の一部を導電性基体1と接触
させることができるので、充分な電気伝導性を確保する
ことができる。
照しつつ説明すると、図1に示すように、導電性基体1
と合剤膜2との間に接着樹脂3を介在させているので、
導電性基体1と合剤膜2との界面において、接着樹脂3
が導電性基体1と強力に接着すると共に合剤膜2中のバ
インダーや活物質などとも強力に接着するので、導電性
基体1と合剤膜2との接着強度を高めることができる。
また、接着樹脂3の厚みを薄くすることにより、合剤膜
2中の電子伝導助剤の粒子の一部を導電性基体1と接触
させることができるので、充分な電気伝導性を確保する
ことができる。
【0010】上記接着樹脂3が導電性基体1上に均一な
厚い膜として形成されると、これが導電性基体1と合剤
膜2との間に電気抵抗の高い絶縁層として働き、電池特
性が低下してしまう。従って、導電性基体1と合剤膜2
との間に介在させるる接着樹脂3は、優れた充放電サイ
クル特性が得られる範囲内の最小限の厚さでよく、その
平均厚さは0.05〜10μm程度が好ましい。つま
り、接着樹脂3の平均厚さが0.05μmより薄い場合
は、導電性基体1と合剤膜2との接着強度を充分に高め
ることができず、接着樹脂3の平均厚さが10μmより
厚い場合は、導電性基体1と合剤膜2との間に充分な電
気伝導性を確保することができなくなって、電池性能が
低下するおそれがある。
厚い膜として形成されると、これが導電性基体1と合剤
膜2との間に電気抵抗の高い絶縁層として働き、電池特
性が低下してしまう。従って、導電性基体1と合剤膜2
との間に介在させるる接着樹脂3は、優れた充放電サイ
クル特性が得られる範囲内の最小限の厚さでよく、その
平均厚さは0.05〜10μm程度が好ましい。つま
り、接着樹脂3の平均厚さが0.05μmより薄い場合
は、導電性基体1と合剤膜2との接着強度を充分に高め
ることができず、接着樹脂3の平均厚さが10μmより
厚い場合は、導電性基体1と合剤膜2との間に充分な電
気伝導性を確保することができなくなって、電池性能が
低下するおそれがある。
【0011】なお、図1は、接着樹脂3を導電性基体1
と合剤膜2との間に介在させた場合でも、導電性基体1
と合剤膜2との間に充分な電気伝導性が得られることを
強調するために模式的に示しており、接着樹脂3が連続
せずに不連続に図示されているのは、シート状電極作製
時のロールプレスなどでの圧縮により、合剤中の電子伝
導助剤の粒子の一部が接着樹脂3を突き破って、導電性
基体1に接触する状態をわかりやすくするためである。
ただし、この図1は、上記状態を強調して示していて、
実際には、接着樹脂3も薄いとはいえ、形成時にはほぼ
均一な厚さの膜状に形成され、合剤膜2中の電気伝導助
剤の粒子の一部による接着樹脂3の突き破りも図示のよ
うには多くない。
と合剤膜2との間に介在させた場合でも、導電性基体1
と合剤膜2との間に充分な電気伝導性が得られることを
強調するために模式的に示しており、接着樹脂3が連続
せずに不連続に図示されているのは、シート状電極作製
時のロールプレスなどでの圧縮により、合剤中の電子伝
導助剤の粒子の一部が接着樹脂3を突き破って、導電性
基体1に接触する状態をわかりやすくするためである。
ただし、この図1は、上記状態を強調して示していて、
実際には、接着樹脂3も薄いとはいえ、形成時にはほぼ
均一な厚さの膜状に形成され、合剤膜2中の電気伝導助
剤の粒子の一部による接着樹脂3の突き破りも図示のよ
うには多くない。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明において、上記の接着樹脂
としては、例えば、主鎖あるいは側鎖に極性基を有する
ポリマーが用いられ、この極性基は化学的に活性である
ため、合剤膜や導電性基体と強固に接着する。その結
果、導電性基体と合剤膜との接着強度を高めることがで
きる。
としては、例えば、主鎖あるいは側鎖に極性基を有する
ポリマーが用いられ、この極性基は化学的に活性である
ため、合剤膜や導電性基体と強固に接着する。その結
果、導電性基体と合剤膜との接着強度を高めることがで
きる。
【0013】このような接着樹脂の具体例としては、例
えば、ベースポリマーとしてのポリエチレン、ポリプロ
ピレンのようなポリオレフィン樹脂、ポリフッ化ビニリ
デンのようなフッ素樹脂、スチレン−ブタジエンゴムや
ニトリル−ブタジエンゴムのようなゴム、ブチラールの
ようなポリアセタール樹脂などのそれぞれに、カルボキ
シル基やヒドロキシル基のような極性基を導入した、変
性ポリオレフィン樹脂、変性フッ素樹脂、変性ゴム、変
性アセタール樹脂などが挙げられる。
えば、ベースポリマーとしてのポリエチレン、ポリプロ
ピレンのようなポリオレフィン樹脂、ポリフッ化ビニリ
デンのようなフッ素樹脂、スチレン−ブタジエンゴムや
ニトリル−ブタジエンゴムのようなゴム、ブチラールの
ようなポリアセタール樹脂などのそれぞれに、カルボキ
シル基やヒドロキシル基のような極性基を導入した、変
性ポリオレフィン樹脂、変性フッ素樹脂、変性ゴム、変
性アセタール樹脂などが挙げられる。
【0014】本発明において、の導電性基体と合剤膜と
の間に接着樹脂を介在させたシート状電極を作製する方
法としては、例えば、上述したような接着樹脂にトルエ
ン、キシレン、N−メチルピロリドン、メチルエチルケ
トン、シクロヘキサノンなどの溶剤を加え、混合するこ
とによって樹脂液を調製し、その樹脂液を導電性基体に
塗布し、乾燥して接着樹脂膜を形成し、この接着樹脂膜
上に、活物質にバインダーなどと溶剤を加えて混合、調
製した合剤膜形成用塗料を塗布し、乾燥して合剤膜を形
成し、さらに、ロールプレスなどで圧縮する方法が採用
される。上記のように、本発明において導電性基体と合
剤膜との間に介在させる接着樹脂は、形成時は、膜状に
形成されるものの、合剤膜の形成後のロールプレスなど
での圧縮より合剤膜中の電子伝導助剤などの固体粒子が
上記の接着樹脂膜の一部を突き破るので、膜としての形
状を一部喪失する。しかし、形成時は膜状であるので、
本発明では、上記導電性基体と合剤膜との間に介在させ
る接着樹脂に関して、形成時には接着樹脂膜として説明
する。
の間に接着樹脂を介在させたシート状電極を作製する方
法としては、例えば、上述したような接着樹脂にトルエ
ン、キシレン、N−メチルピロリドン、メチルエチルケ
トン、シクロヘキサノンなどの溶剤を加え、混合するこ
とによって樹脂液を調製し、その樹脂液を導電性基体に
塗布し、乾燥して接着樹脂膜を形成し、この接着樹脂膜
上に、活物質にバインダーなどと溶剤を加えて混合、調
製した合剤膜形成用塗料を塗布し、乾燥して合剤膜を形
成し、さらに、ロールプレスなどで圧縮する方法が採用
される。上記のように、本発明において導電性基体と合
剤膜との間に介在させる接着樹脂は、形成時は、膜状に
形成されるものの、合剤膜の形成後のロールプレスなど
での圧縮より合剤膜中の電子伝導助剤などの固体粒子が
上記の接着樹脂膜の一部を突き破るので、膜としての形
状を一部喪失する。しかし、形成時は膜状であるので、
本発明では、上記導電性基体と合剤膜との間に介在させ
る接着樹脂に関して、形成時には接着樹脂膜として説明
する。
【0015】そして、シート状電極の合剤膜の厚みが1
0μmを超える場合は、上述の接着樹脂膜上にまず一旦
乾燥厚みが10μm程度の第1の合剤膜を形成し、ロー
ルプレスした後、この第1の合剤膜上に全体として所定
の合剤膜厚みとなるように第2の合剤膜を形成すると、
導電性基体と合剤膜との電気伝導性の向上が達成しやす
くなる。これは、第1の合剤膜形成後のロールプレスで
合剤膜中の電子伝導助剤粒子の一部が接着樹脂膜を突き
破って導電性基体と接触しやすくなるからである。な
お、上記例示の10μmという厚みは、単に説明上の例
示にすぎず、その厚みのみに限定されるものではない。
0μmを超える場合は、上述の接着樹脂膜上にまず一旦
乾燥厚みが10μm程度の第1の合剤膜を形成し、ロー
ルプレスした後、この第1の合剤膜上に全体として所定
の合剤膜厚みとなるように第2の合剤膜を形成すると、
導電性基体と合剤膜との電気伝導性の向上が達成しやす
くなる。これは、第1の合剤膜形成後のロールプレスで
合剤膜中の電子伝導助剤粒子の一部が接着樹脂膜を突き
破って導電性基体と接触しやすくなるからである。な
お、上記例示の10μmという厚みは、単に説明上の例
示にすぎず、その厚みのみに限定されるものではない。
【0016】本発明のシート状電極は、正極、負極のい
ずれの電極にも適用することができるが、これらの電極
において接着樹脂は、正極、負極共に同一種類のものを
用いてもよく、また、正極、負極のそれぞれの組成など
に合わせて両者異なった種類のものを用いてもよい。
ずれの電極にも適用することができるが、これらの電極
において接着樹脂は、正極、負極共に同一種類のものを
用いてもよく、また、正極、負極のそれぞれの組成など
に合わせて両者異なった種類のものを用いてもよい。
【0017】本発明において、正極活物質としては、例
えば、リチウムニッケル酸化物、リチウムコバルト酸化
物、リチウムマンガン酸化物などのリチウム含有複合金
属酸化物を単独でまたは2種以上の混合物として、ある
いはそれらの固溶体として用いることができる。
えば、リチウムニッケル酸化物、リチウムコバルト酸化
物、リチウムマンガン酸化物などのリチウム含有複合金
属酸化物を単独でまたは2種以上の混合物として、ある
いはそれらの固溶体として用いることができる。
【0018】そして、正極の作製にあたって、必要に応
じ、上記正極活物質に、鱗片状黒鉛、カーボンブラック
などの電子伝導助剤を添加することができる。
じ、上記正極活物質に、鱗片状黒鉛、カーボンブラック
などの電子伝導助剤を添加することができる。
【0019】本発明のシート状電極の合剤膜を形成する
にあたり、バインダーとしては、できるだけ電気化学的
に安定であり、かつ有機溶媒系の電解液に対して溶解せ
ず膨潤が少ない樹脂が好ましく、例えば、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリフッ化ビニリデン、エチレン
−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)、スチレン−ブ
タジエンゴム、ポリビニルブチラール、メチルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルセルロースなどを単独でまたは
2種以上の混合物として使用することができる。
にあたり、バインダーとしては、できるだけ電気化学的
に安定であり、かつ有機溶媒系の電解液に対して溶解せ
ず膨潤が少ない樹脂が好ましく、例えば、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリフッ化ビニリデン、エチレン
−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)、スチレン−ブ
タジエンゴム、ポリビニルブチラール、メチルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルセルロースなどを単独でまたは
2種以上の混合物として使用することができる。
【0020】そして、正極は、上記正極活物質に、バイ
ンダーと、必要に応じて、鱗片状黒鉛、カーボンブラッ
クなどの電子伝導助剤を加え、さらにN−メチルピロリ
ドン、トルエン、キシレン、シクロヘキサノンなどの溶
剤を加え、混合して塗料を調製し、その塗料を前記のよ
うに導電性基体上に形成した接着樹脂の膜上に塗布し、
乾燥して、合剤膜を形成し、さらに必要に応じて、所望
の厚みになるようにロールプレスなどで圧縮することに
よって作製される。また、上記合剤膜の形成を前記した
ような2段階以上に分けて行ってもよい。
ンダーと、必要に応じて、鱗片状黒鉛、カーボンブラッ
クなどの電子伝導助剤を加え、さらにN−メチルピロリ
ドン、トルエン、キシレン、シクロヘキサノンなどの溶
剤を加え、混合して塗料を調製し、その塗料を前記のよ
うに導電性基体上に形成した接着樹脂の膜上に塗布し、
乾燥して、合剤膜を形成し、さらに必要に応じて、所望
の厚みになるようにロールプレスなどで圧縮することに
よって作製される。また、上記合剤膜の形成を前記した
ような2段階以上に分けて行ってもよい。
【0021】本発明において、負極活物質としてはリチ
ウムをドープ・アンドープし得る物質が用いられ、その
ような負極活物質の代表的なものとしては、リチウム金
属またはリチウム含有化合物が挙げられる。上記のリチ
ウム含有化合物としてはリチウム合金とそれ以外のもの
とがあり、そのリチウム合金としては、例えばリチウム
−アルミニウム、リチウム−鉛、リチウム−ビスマス、
リチウム−インジウム、リチウム−ガリウム、リチウム
−インジウム−ガリウムなどのリチウムと他の金属との
合金が挙げられる。また、リチウム合金以外のリチウム
含有化合物としては、例えば乱層構造を有する炭素材
料、黒鉛などが挙げられる。これらは製造時にはリチウ
ムを含んでいないものもあるが、負極活物質として作用
するときには、化学的手段、電気化学的手段などにより
リチウムを含有した状態になる。
ウムをドープ・アンドープし得る物質が用いられ、その
ような負極活物質の代表的なものとしては、リチウム金
属またはリチウム含有化合物が挙げられる。上記のリチ
ウム含有化合物としてはリチウム合金とそれ以外のもの
とがあり、そのリチウム合金としては、例えばリチウム
−アルミニウム、リチウム−鉛、リチウム−ビスマス、
リチウム−インジウム、リチウム−ガリウム、リチウム
−インジウム−ガリウムなどのリチウムと他の金属との
合金が挙げられる。また、リチウム合金以外のリチウム
含有化合物としては、例えば乱層構造を有する炭素材
料、黒鉛などが挙げられる。これらは製造時にはリチウ
ムを含んでいないものもあるが、負極活物質として作用
するときには、化学的手段、電気化学的手段などにより
リチウムを含有した状態になる。
【0022】そして、負極は、上記負極活物質に、正極
の場合と同様にバインダーを加え、さらにN−メチルピ
ロリドン、トルエン、キシレン、シクロヘキサンなどの
溶剤を加えて混合して塗料を調製し、その塗料を前記の
ようにして導電性基体上に形成した接着樹脂膜上に塗布
し、乾燥して合剤膜を形成し、さらに必要に応じて、所
望の厚みになるようにロールプレスなどで圧縮すること
によって作製される。また、この負極側の合剤膜の形成
にあたっても、前記したように合剤膜を2段階に分けて
形成してもよい。さらに、負極の作製にあたって、その
合剤中に鱗片状黒鉛、カーボンブラックなどの電子伝導
助剤を添加してもよい。
の場合と同様にバインダーを加え、さらにN−メチルピ
ロリドン、トルエン、キシレン、シクロヘキサンなどの
溶剤を加えて混合して塗料を調製し、その塗料を前記の
ようにして導電性基体上に形成した接着樹脂膜上に塗布
し、乾燥して合剤膜を形成し、さらに必要に応じて、所
望の厚みになるようにロールプレスなどで圧縮すること
によって作製される。また、この負極側の合剤膜の形成
にあたっても、前記したように合剤膜を2段階に分けて
形成してもよい。さらに、負極の作製にあたって、その
合剤中に鱗片状黒鉛、カーボンブラックなどの電子伝導
助剤を添加してもよい。
【0023】本発明のシート状電極の作製にあたって、
接着樹脂膜、合剤膜などの形成のための塗布方法として
は、押出しコーター、リバースローラー、ドクターブレ
ードなどをはじめ、各種の塗布方法を採用することがで
きる。また、接着樹脂膜上に合剤膜を形成する方法とし
ては、通常、導電性基体上に接着樹脂膜形成用塗料を塗
布し、乾燥して接着樹脂膜を形成した後、その接着樹脂
膜上に合剤膜形成用塗料を塗布し、乾燥して合剤膜を形
成する逐次重層塗布方式(ウェット・オン・ドライ)が
採用されるが、導電性基体上に塗布した接着樹脂膜形成
用塗料が未乾燥の状態で、その上に合剤膜形成用塗料を
塗布し、乾燥して合剤膜を形成する重層塗布方式(ウェ
ット・オン・ドライ)を採用することもできる。
接着樹脂膜、合剤膜などの形成のための塗布方法として
は、押出しコーター、リバースローラー、ドクターブレ
ードなどをはじめ、各種の塗布方法を採用することがで
きる。また、接着樹脂膜上に合剤膜を形成する方法とし
ては、通常、導電性基体上に接着樹脂膜形成用塗料を塗
布し、乾燥して接着樹脂膜を形成した後、その接着樹脂
膜上に合剤膜形成用塗料を塗布し、乾燥して合剤膜を形
成する逐次重層塗布方式(ウェット・オン・ドライ)が
採用されるが、導電性基体上に塗布した接着樹脂膜形成
用塗料が未乾燥の状態で、その上に合剤膜形成用塗料を
塗布し、乾燥して合剤膜を形成する重層塗布方式(ウェ
ット・オン・ドライ)を採用することもできる。
【0024】本発明において、導電性基体と合剤膜との
間に接着樹脂を介在させたシート状電極は、前記したよ
うに、正極、負極のいずれにも適用することができ、正
極、負極の両者に適用するのが好ましい態様であるが、
正極、負極のうち、いずれか一方のみに適用してもよ
い。また、上記シート状電極は、電池組み立てにあたっ
て、通常、セパレータと共に渦巻状に巻回して作製した
渦巻状電極体として、電池ケース内に挿入される。
間に接着樹脂を介在させたシート状電極は、前記したよ
うに、正極、負極のいずれにも適用することができ、正
極、負極の両者に適用するのが好ましい態様であるが、
正極、負極のうち、いずれか一方のみに適用してもよ
い。また、上記シート状電極は、電池組み立てにあたっ
て、通常、セパレータと共に渦巻状に巻回して作製した
渦巻状電極体として、電池ケース内に挿入される。
【0025】本発明において、シート状電極の導電性基
体としては、例えば、アルミニウム、ステンレス鋼、チ
タン、銅などの金属製導電材料を網、パンチドメタル、
フォームメタルや、板状に加工成形した箔などが用いら
れる。
体としては、例えば、アルミニウム、ステンレス鋼、チ
タン、銅などの金属製導電材料を網、パンチドメタル、
フォームメタルや、板状に加工成形した箔などが用いら
れる。
【0026】電解液としては、例えば、1,2−ジメト
キシエタン、1,2−ジエトキシエタン、プロピレンカ
ーボネート、エチレンカーボネート、γ−ブチロラクト
ン、テトラヒドロフラン、1,3−ジオキソラン、ジエ
チレンカーボネート、ジメチルカーボネート、エチルメ
チルカーボネートなどの単独または2種以上の混合溶媒
に、例えば、LiCF3 SO3 、LiC4 F9 SO3 、
LiClO4 、LiPF6 、LiBF4 などの電解質を
単独でまたは2種以上溶解させて調製した有機溶媒系の
電解液が用いられる。
キシエタン、1,2−ジエトキシエタン、プロピレンカ
ーボネート、エチレンカーボネート、γ−ブチロラクト
ン、テトラヒドロフラン、1,3−ジオキソラン、ジエ
チレンカーボネート、ジメチルカーボネート、エチルメ
チルカーボネートなどの単独または2種以上の混合溶媒
に、例えば、LiCF3 SO3 、LiC4 F9 SO3 、
LiClO4 、LiPF6 、LiBF4 などの電解質を
単独でまたは2種以上溶解させて調製した有機溶媒系の
電解液が用いられる。
【0027】セパレータとしては、例えば、厚みが10
〜50μmで、開孔率が30〜70%の微多孔性ポリプ
ロピレンフィルムまたは微多孔性ポリエチレンフィルム
などが好適なものとして用いられる。
〜50μmで、開孔率が30〜70%の微多孔性ポリプ
ロピレンフィルムまたは微多孔性ポリエチレンフィルム
などが好適なものとして用いられる。
【0028】電池は、例えば、上記のようにして作製さ
れたシート状正極とシート状負極との間にセパレータを
介在させて渦巻状に巻回して作製した渦巻状電極体を、
ニッケルメッキを施した鉄やステンレス鋼製の電池ケー
ス内に挿入し、電解液を注入し、封口する工程を経て作
製される。また、上記電池には、通常、電池内部に発生
したガスをある一定圧力まで上昇した段階で電池外部に
排出して、電池の高圧下での破裂を防止するための防爆
機構が取り入れられる。
れたシート状正極とシート状負極との間にセパレータを
介在させて渦巻状に巻回して作製した渦巻状電極体を、
ニッケルメッキを施した鉄やステンレス鋼製の電池ケー
ス内に挿入し、電解液を注入し、封口する工程を経て作
製される。また、上記電池には、通常、電池内部に発生
したガスをある一定圧力まで上昇した段階で電池外部に
排出して、電池の高圧下での破裂を防止するための防爆
機構が取り入れられる。
【0029】
【実施例】つぎに、本発明の実施例について説明する。
ただし、本発明はそれらの実施例のみに限定されるもの
ではない。なお、以下の実施例などにおいて、濃度など
を示す%は重量%である。
ただし、本発明はそれらの実施例のみに限定されるもの
ではない。なお、以下の実施例などにおいて、濃度など
を示す%は重量%である。
【0030】実施例1 (1)正極の作製 正極の作製を、接着樹脂膜の形成、正極活物質とし
て用いるリチウムニッケル酸化物の合成、合剤膜の形
成の順に説明する。
て用いるリチウムニッケル酸化物の合成、合剤膜の形
成の順に説明する。
【0031】接着樹脂膜の形成 導電性基体としての厚さ20μmのアルミニウム箔上
に、アプリケータにより、変性ポリオレフィン樹脂のト
ルエン溶液〔三井石油化学工業社製のユニストールP−
401A(商品名)〕を乾燥後の厚みが0.5μmとな
るように塗布し、乾燥して、接着樹脂膜を形成した。こ
の接着樹脂膜の形成はアルミニウム箔の両面に対して行
った。
に、アプリケータにより、変性ポリオレフィン樹脂のト
ルエン溶液〔三井石油化学工業社製のユニストールP−
401A(商品名)〕を乾燥後の厚みが0.5μmとな
るように塗布し、乾燥して、接着樹脂膜を形成した。こ
の接着樹脂膜の形成はアルミニウム箔の両面に対して行
った。
【0032】リチウムニッケル酸化物の合成 水酸化リチウム(LiOH・H2 O)と酸化ニッケル
(III )(Ni2 O3 )とを熱処理して、リチウムニッ
ケル酸化物(通常、LiNiO2 で示すが、LiとNi
の比は化学量論組成から若干ずれている)を合成した。
この合成は以下のように行った。
(III )(Ni2 O3 )とを熱処理して、リチウムニッ
ケル酸化物(通常、LiNiO2 で示すが、LiとNi
の比は化学量論組成から若干ずれている)を合成した。
この合成は以下のように行った。
【0033】水酸化リチウムと酸化ニッケルとをLi/
Ni=1/1.05(モル比)の割合になるように秤量
した後、メノウ製の乳鉢で粉砕しつつ混合した。これを
酸素(O2 )気流中において500℃で2時間予備加熱
した後、昇温速度50℃/h以下で700℃まで昇温
し、以後、その700℃で20時間加熱して焼成した。
なお、合成したリチウムニッケル酸化物は水分に対して
弱いため、粉砕などの取扱いは、アルゴンガスの雰囲気
中で行った。
Ni=1/1.05(モル比)の割合になるように秤量
した後、メノウ製の乳鉢で粉砕しつつ混合した。これを
酸素(O2 )気流中において500℃で2時間予備加熱
した後、昇温速度50℃/h以下で700℃まで昇温
し、以後、その700℃で20時間加熱して焼成した。
なお、合成したリチウムニッケル酸化物は水分に対して
弱いため、粉砕などの取扱いは、アルゴンガスの雰囲気
中で行った。
【0034】合剤膜の形成 上記で合成したリチウムニッケル酸化物と電子伝導助
剤としての鱗片状黒鉛とバインダーとしてのポリフッ化
ビニリデンとを下記の割合で含む塗料を調製した。
剤としての鱗片状黒鉛とバインダーとしてのポリフッ化
ビニリデンとを下記の割合で含む塗料を調製した。
【0035】 リチウムニッケル酸化物 91重量部 鱗片状黒鉛 6重量部 ポリフッ化ビニリデン 3重量部
【0036】この塗料の調製にあたっては、まず、ポリ
フッ化ビニリデンをあらかじめN−メチルピロリドンに
溶解して濃度12%の溶液にしておき、リチウムニッケ
ル酸化物、鱗片状黒鉛および上記ポリフッ化ビニリデン
の12%N−メチルピロリドン溶液を、塗料粘度が60
00mPa・sとなるようにN−メチルピロリドンを加
えながら温度60℃で混合攪拌して、塗料を調製した。
そして、この塗料を前記で形成した接着樹脂膜上に塗
布し、乾燥して合剤膜を形成し、同様にアルミニウム箔
の裏面側の接着樹脂膜上にも上記塗料を塗布し、乾燥し
て合剤膜を形成し、その後、ロールプレスで圧縮して、
全厚220μmのシート状正極を作製した。
フッ化ビニリデンをあらかじめN−メチルピロリドンに
溶解して濃度12%の溶液にしておき、リチウムニッケ
ル酸化物、鱗片状黒鉛および上記ポリフッ化ビニリデン
の12%N−メチルピロリドン溶液を、塗料粘度が60
00mPa・sとなるようにN−メチルピロリドンを加
えながら温度60℃で混合攪拌して、塗料を調製した。
そして、この塗料を前記で形成した接着樹脂膜上に塗
布し、乾燥して合剤膜を形成し、同様にアルミニウム箔
の裏面側の接着樹脂膜上にも上記塗料を塗布し、乾燥し
て合剤膜を形成し、その後、ロールプレスで圧縮して、
全厚220μmのシート状正極を作製した。
【0037】(2)負極の作製 負極の作製を、接着樹脂膜の形成、合剤膜の形成の
順に説明する。
順に説明する。
【0038】接着樹脂膜の形成 導電性基体としての厚さ18μmの銅箔上に、アプリケ
ータにより、変性ポリオレフィン樹脂のトルエン溶液
〔三井石油化学工業社製のユニストールP−401A
(商品名)〕を乾燥後の厚みが0.5μmとなるように
塗布し、乾燥して、接着樹脂膜を形成した。この接着樹
脂膜の形成は銅箔の両面に対して行った。
ータにより、変性ポリオレフィン樹脂のトルエン溶液
〔三井石油化学工業社製のユニストールP−401A
(商品名)〕を乾燥後の厚みが0.5μmとなるように
塗布し、乾燥して、接着樹脂膜を形成した。この接着樹
脂膜の形成は銅箔の両面に対して行った。
【0039】合剤膜の形成 負極活物質としての人造黒鉛(2800℃で合成)とバ
インダーとしてのポリフッ化ビニリデンを下記の割合で
含む塗料を調製した。
インダーとしてのポリフッ化ビニリデンを下記の割合で
含む塗料を調製した。
【0040】 人造黒鉛(2800℃で合成) 90重量部 ポリフッ化ビニリデン 10重量部
【0041】この負極の合剤膜形成用塗料の調製は、前
記正極の合剤膜形成用塗料と同様の方法で行い、得られ
た塗料を上記で銅箔上に形成した接着樹脂膜上に前記
正極の合剤膜形成時と同様の方法で塗布し、乾燥して、
合剤膜を形成し、かつ、その裏面側の接着樹脂膜上にも
同様の方法で塗布し、乾燥して合剤膜を形成し、その
後、ロールプレスで圧縮して、全厚250μmのシート
状負極を作製した。なお、正極と負極の活物質の重量比
が2:1となるよう塗膜密度を調整した。
記正極の合剤膜形成用塗料と同様の方法で行い、得られ
た塗料を上記で銅箔上に形成した接着樹脂膜上に前記
正極の合剤膜形成時と同様の方法で塗布し、乾燥して、
合剤膜を形成し、かつ、その裏面側の接着樹脂膜上にも
同様の方法で塗布し、乾燥して合剤膜を形成し、その
後、ロールプレスで圧縮して、全厚250μmのシート
状負極を作製した。なお、正極と負極の活物質の重量比
が2:1となるよう塗膜密度を調整した。
【0042】(3)電解液の調製 エチレンカーボネートとエチルメチルカーボネートとの
混合溶媒(混合比は体積比で1:1)にLiPF6 を1
mol/l溶解して有機溶媒系の電解液を調製した。
混合溶媒(混合比は体積比で1:1)にLiPF6 を1
mol/l溶解して有機溶媒系の電解液を調製した。
【0043】(4)筒形電池の組立て 上記のシート状正極を幅28×長さ220mmの帯状に
切断し、シート状負極を幅30×長さ260mmの帯状
に切断した。そして、それぞれのシート状電極の端部の
塗膜の一部を剥がして、金属箔を露出させた部分に、ア
ルミニウム製のリード体を抵抗溶接し、厚さ25μmで
開孔率50%の微多孔性ポリプロピレンフィルムからな
る帯状セパレータを上記シート状正極とシート状負極と
の間に介在させて渦巻状に巻回して渦巻状電極体を作製
し、その渦巻状電極体をステンレス鋼製の電池ケースに
挿入した。
切断し、シート状負極を幅30×長さ260mmの帯状
に切断した。そして、それぞれのシート状電極の端部の
塗膜の一部を剥がして、金属箔を露出させた部分に、ア
ルミニウム製のリード体を抵抗溶接し、厚さ25μmで
開孔率50%の微多孔性ポリプロピレンフィルムからな
る帯状セパレータを上記シート状正極とシート状負極と
の間に介在させて渦巻状に巻回して渦巻状電極体を作製
し、その渦巻状電極体をステンレス鋼製の電池ケースに
挿入した。
【0044】そして、負極側のリード体の先端を絶縁体
を貫通させて電池ケースの底部に溶接し、さらに電池ケ
ースの開口部に絶縁体を挿入し、溝を形成した後、封口
板と正極側のリード体とを溶接した。そして、このよう
な工程を経て作製された缶体を60℃で10時間真空乾
燥した後、乾燥雰囲気中で電解液2mlを注入した後、
封口して図2に示す筒形のR5形電池(外径:14.9
5mm、高さ:39.7mm)を作製した。
を貫通させて電池ケースの底部に溶接し、さらに電池ケ
ースの開口部に絶縁体を挿入し、溝を形成した後、封口
板と正極側のリード体とを溶接した。そして、このよう
な工程を経て作製された缶体を60℃で10時間真空乾
燥した後、乾燥雰囲気中で電解液2mlを注入した後、
封口して図2に示す筒形のR5形電池(外径:14.9
5mm、高さ:39.7mm)を作製した。
【0045】図2に示す電池について説明すると、11
は前記の正極で、12は負極である。ただし、図2で
は、煩雑化を避けるため、正極11や負極12の作製に
当って使用した導電性基体としての金属箔などは図示し
ていない。そして、13はセパレータで、14は電解液
である。
は前記の正極で、12は負極である。ただし、図2で
は、煩雑化を避けるため、正極11や負極12の作製に
当って使用した導電性基体としての金属箔などは図示し
ていない。そして、13はセパレータで、14は電解液
である。
【0046】15はステンレス鋼製の電池ケースであ
り、この電池ケース15は負極端子を兼ねている。電池
ケース15の底部にはポリテトラフルオロエチレンシー
トからなる絶縁体16が配置され、電池ケース15の内
周部にもポリテトラフルオロエチレンシートからなる絶
縁体17が配置されていて、前記正極11、負極12お
よびセパレータ13からなる渦巻状電極体や、電解液1
4などは、この電池ケース15内に収容されている。
り、この電池ケース15は負極端子を兼ねている。電池
ケース15の底部にはポリテトラフルオロエチレンシー
トからなる絶縁体16が配置され、電池ケース15の内
周部にもポリテトラフルオロエチレンシートからなる絶
縁体17が配置されていて、前記正極11、負極12お
よびセパレータ13からなる渦巻状電極体や、電解液1
4などは、この電池ケース15内に収容されている。
【0047】18はステンレス鋼製の封口板であり、こ
の封口板18の中央部にはガス通気孔18aが設けられ
ている。19はポリプロピレン製の環状パッキング、2
0はチタン製の可撓性薄板で、21は環状でポリプロピ
レン製の熱変形部材である。
の封口板18の中央部にはガス通気孔18aが設けられ
ている。19はポリプロピレン製の環状パッキング、2
0はチタン製の可撓性薄板で、21は環状でポリプロピ
レン製の熱変形部材である。
【0048】上記の熱変形部材21は温度によって変形
することにより、可撓性薄板20の破壊圧力を変える作
用をする。
することにより、可撓性薄板20の破壊圧力を変える作
用をする。
【0049】22はニッケルメッキを施した圧延鋼製の
端子板であり、この端子板22には切刃22aとガス排
出孔22bとが設けられていて、電池内部にガスが発生
して電池の内部圧力が上昇し、その内圧上昇によって可
撓性薄板20が変形したときに、上記切刃22aによっ
て可撓性薄板20を破壊し、電池内部のガスを上記ガス
排出孔22bから電池外部に排出して、電池の高圧下で
の破壊が防止できるように設計されている。
端子板であり、この端子板22には切刃22aとガス排
出孔22bとが設けられていて、電池内部にガスが発生
して電池の内部圧力が上昇し、その内圧上昇によって可
撓性薄板20が変形したときに、上記切刃22aによっ
て可撓性薄板20を破壊し、電池内部のガスを上記ガス
排出孔22bから電池外部に排出して、電池の高圧下で
の破壊が防止できるように設計されている。
【0050】23は絶縁体で、24はアルミニウム製の
リード体であり、このリード体24は正極11と封口板
18とを電気的に接続しており、端子板22は封口板1
8との接触により正極端子として作用する。25は負極
12と電池ケース15とを電気的に接続するリード体で
ある。
リード体であり、このリード体24は正極11と封口板
18とを電気的に接続しており、端子板22は封口板1
8との接触により正極端子として作用する。25は負極
12と電池ケース15とを電気的に接続するリード体で
ある。
【0051】実施例2 実施例1の正極の合剤膜形成用材料中のポリフッ化ビニ
リデン3重量部に代えてエチレン−プロピレン−ジエン
ゴム(EPDM)2重量部を用い、かつ鱗片状黒鉛6重
量部を7重量部に変更し、負極の合剤膜形成用材料中の
人造黒鉛90重量部を95重量部に変更し、かつポリフ
ッ化ビニリデン10重量部に代えてエチレン−プロピレ
ン−ジエンゴム5重量部を用い、溶剤としてN−メチル
ピロリドンに代えてトルエンを用い、ロールプレスの圧
力を23kg/cm3 から15kg/cm3 に変更した
ほかは、実施例1と同様にしてR5形電池を作製した。
リデン3重量部に代えてエチレン−プロピレン−ジエン
ゴム(EPDM)2重量部を用い、かつ鱗片状黒鉛6重
量部を7重量部に変更し、負極の合剤膜形成用材料中の
人造黒鉛90重量部を95重量部に変更し、かつポリフ
ッ化ビニリデン10重量部に代えてエチレン−プロピレ
ン−ジエンゴム5重量部を用い、溶剤としてN−メチル
ピロリドンに代えてトルエンを用い、ロールプレスの圧
力を23kg/cm3 から15kg/cm3 に変更した
ほかは、実施例1と同様にしてR5形電池を作製した。
【0052】実施例3 実施例1の接着樹脂膜形成用材料中の変性ポリオレフィ
ン樹脂のトルエン溶液に代えてマレイン酸変性ポリフッ
化ビニリデン〔特開平6−172452号公報に記載の
ポリフッ化ビニリデンの鎖中にカルボキシルを含むモノ
マー単位を含む変性ポリフッ化ビニリデンで、マレイン
酸変性部分の含量が1重量%のもの〕のN−メチルピロ
リドン溶液を用いたほかは、実施例1と同様にしてR5
形電池を作製した。
ン樹脂のトルエン溶液に代えてマレイン酸変性ポリフッ
化ビニリデン〔特開平6−172452号公報に記載の
ポリフッ化ビニリデンの鎖中にカルボキシルを含むモノ
マー単位を含む変性ポリフッ化ビニリデンで、マレイン
酸変性部分の含量が1重量%のもの〕のN−メチルピロ
リドン溶液を用いたほかは、実施例1と同様にしてR5
形電池を作製した。
【0053】実施例4 実施例2の接着樹脂膜形成用材料中の変性ポリオレフィ
ン樹脂のトルエン溶液に代えて、変性ポリビニルブチラ
ール〔積水化学工業社製のエスレックB23Z(商品
名)〕のシクロヘキサノン/トルエン(体積比1/1)
溶液を用い、実施例2の正極の合剤膜形成用材料中のエ
チレン−プロピレン−ジエンゴムに代えてポリビニルブ
チラール〔積水化学工業社製のエスレックB23Z(商
品名)〕を用い、溶剤をトルエンからシクロヘキサノン
/トルエン(体積比1/1)に変更したほかは、実施例
2と同様にしてR5形電池を作製した。
ン樹脂のトルエン溶液に代えて、変性ポリビニルブチラ
ール〔積水化学工業社製のエスレックB23Z(商品
名)〕のシクロヘキサノン/トルエン(体積比1/1)
溶液を用い、実施例2の正極の合剤膜形成用材料中のエ
チレン−プロピレン−ジエンゴムに代えてポリビニルブ
チラール〔積水化学工業社製のエスレックB23Z(商
品名)〕を用い、溶剤をトルエンからシクロヘキサノン
/トルエン(体積比1/1)に変更したほかは、実施例
2と同様にしてR5形電池を作製した。
【0054】比較例1 正極および負極に接着樹脂膜を形成しなかったほかは、
実施例1と同様にしてR5形電池を作製した。
実施例1と同様にしてR5形電池を作製した。
【0055】比較例2 正極および負極に接着樹脂膜を形成しなかったほかは、
実施例2と同様にしてR5形電池を作製した。
実施例2と同様にしてR5形電池を作製した。
【0056】比較例3 正極および負極に接着樹脂膜を形成しなかったほかは、
実施例4と同様にしてR5形電池を作製した。
実施例4と同様にしてR5形電池を作製した。
【0057】比較例4 実施例1で正極側の導電性基体として用いたアルミニウ
ム箔(表面粗さはRaで0.07μm)に代えて、20
%塩酸水溶液中に浸漬して表面粗さをRaで0.55μ
mまで粗面化したアルミニウム箔を正極側の導電性基体
として用い、また実施例1で負極側の導電性基体として
用いた銅箔(表面粗さはRaで0.05μm)に代え
て、20%硫酸水溶液に浸漬して表面粗さをRaで0.
48まで粗面化した銅箔を負極側の導電性基体として用
い、かつ、正極、負極のいずれにも接着樹脂膜を形成し
なかったほかは、実施例1と同様にしてR5形電池を作
製した。
ム箔(表面粗さはRaで0.07μm)に代えて、20
%塩酸水溶液中に浸漬して表面粗さをRaで0.55μ
mまで粗面化したアルミニウム箔を正極側の導電性基体
として用い、また実施例1で負極側の導電性基体として
用いた銅箔(表面粗さはRaで0.05μm)に代え
て、20%硫酸水溶液に浸漬して表面粗さをRaで0.
48まで粗面化した銅箔を負極側の導電性基体として用
い、かつ、正極、負極のいずれにも接着樹脂膜を形成し
なかったほかは、実施例1と同様にしてR5形電池を作
製した。
【0058】上記実施例1〜4および比較例1〜4で得
られた電池について、下記の充放電サイクル試験を行っ
て、充放電の繰り返しによる容量劣化(充放電サイクル
における容量保持率)を以下の方法で試験した。
られた電池について、下記の充放電サイクル試験を行っ
て、充放電の繰り返しによる容量劣化(充放電サイクル
における容量保持率)を以下の方法で試験した。
【0059】充放電サイクル試験方法:充放電電流をC
で表示した場合、R5形で560mAを1Cとして充放
電を行った。充電は1Cの電流制限回路を設けて4.2
Vの定電圧で行い、放電は電池の電極間電圧が2.75
Vに低下するまで行った。そして、このような充放電サ
イクルを繰り返し行い、充放電サイクルの5回目、20
回目、50回目、100回目、200回目、500回目
の容量を測定し、実施例1の電池の充放電サイクルの5
回目の容量(562mAh)を100%とし、それぞれ
の電池の充放電サイクル5回目、20回目、50回目、
100回目、200回目、500回目の容量保持率を求
めた。その結果を表1〜表2に示す。
で表示した場合、R5形で560mAを1Cとして充放
電を行った。充電は1Cの電流制限回路を設けて4.2
Vの定電圧で行い、放電は電池の電極間電圧が2.75
Vに低下するまで行った。そして、このような充放電サ
イクルを繰り返し行い、充放電サイクルの5回目、20
回目、50回目、100回目、200回目、500回目
の容量を測定し、実施例1の電池の充放電サイクルの5
回目の容量(562mAh)を100%とし、それぞれ
の電池の充放電サイクル5回目、20回目、50回目、
100回目、200回目、500回目の容量保持率を求
めた。その結果を表1〜表2に示す。
【0060】また、上記実施例1の電池、実施例3の電
池、比較例1の電池および比較例4の電池の充放電サイ
クル数の増加に伴う容量保持率(%)の変化を図3に示
す。また、実施例2の電池、実施例4の電池、比較例2
の電池および比較例3の電池の充放電サイクル数の増加
に伴う容量保持率(%)の変化を図4に示す。
池、比較例1の電池および比較例4の電池の充放電サイ
クル数の増加に伴う容量保持率(%)の変化を図3に示
す。また、実施例2の電池、実施例4の電池、比較例2
の電池および比較例3の電池の充放電サイクル数の増加
に伴う容量保持率(%)の変化を図4に示す。
【0061】
【表1】
【0062】
【表2】
【0063】上記表1〜表2および図3〜図4に示す結
果から明らかなように、実施例1〜4の電池は、比較例
1〜4の電池に比べて、充放電サイクルを繰り返した場
合の容量保持率が高く、また、充放電を500回繰り返
した場合でも容量劣化が少なかった。
果から明らかなように、実施例1〜4の電池は、比較例
1〜4の電池に比べて、充放電サイクルを繰り返した場
合の容量保持率が高く、また、充放電を500回繰り返
した場合でも容量劣化が少なかった。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
充放電の繰り返しによる容量劣化が少ない、充放電サイ
クル特性の優れたリチウム二次電池が提供される。
充放電の繰り返しによる容量劣化が少ない、充放電サイ
クル特性の優れたリチウム二次電池が提供される。
【図1】本発明のリチウム二次電池におけるシート状電
極の要部を模式的に示す断面図である。
極の要部を模式的に示す断面図である。
【図2】本発明のリチウム二次電池の一例を模式的に示
す断面図である。
す断面図である。
【図3】実施例1の電池、実施例3の電池、比較例1の
電池および比較例4の電池の充放電サイクル特性を示す
図である。
電池および比較例4の電池の充放電サイクル特性を示す
図である。
【図4】実施例2の電池、実施例4の電池、比較例2の
電池および比較例3の電池の充放電サイクル特性を示す
図である。
電池および比較例3の電池の充放電サイクル特性を示す
図である。
1 導電性基体 2 合剤膜 3 接着樹脂 11 正極 12 負極 13 セパレータ 14 電解液
Claims (1)
- 【請求項1】 導電性基体上に、少なくともリチウム含
有複合金属酸化物またはリチウムイオンをドープ・アン
ドープし得る物質とバインダーを含有した合剤膜を有す
るシート状電極を備えたリチウム二次電池において、上
記シート状電極の導電性基体と合剤膜との間に接着樹脂
を介在させたことを特徴とするリチウム二次電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8148164A JPH09306473A (ja) | 1996-05-16 | 1996-05-16 | リチウム二次電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8148164A JPH09306473A (ja) | 1996-05-16 | 1996-05-16 | リチウム二次電池 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09306473A true JPH09306473A (ja) | 1997-11-28 |
Family
ID=15446688
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8148164A Withdrawn JPH09306473A (ja) | 1996-05-16 | 1996-05-16 | リチウム二次電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09306473A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003297701A (ja) * | 2002-03-29 | 2003-10-17 | Tdk Corp | 電気化学デバイスおよび電気化学デバイスの製造方法 |
| JP2013080630A (ja) * | 2011-10-04 | 2013-05-02 | Toyota Motor Corp | リチウムイオン二次電池用電極板の製造方法 |
| WO2014045884A1 (ja) * | 2012-09-19 | 2014-03-27 | トヨタ自動車株式会社 | リチウムイオン二次電池 |
-
1996
- 1996-05-16 JP JP8148164A patent/JPH09306473A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003297701A (ja) * | 2002-03-29 | 2003-10-17 | Tdk Corp | 電気化学デバイスおよび電気化学デバイスの製造方法 |
| JP2013080630A (ja) * | 2011-10-04 | 2013-05-02 | Toyota Motor Corp | リチウムイオン二次電池用電極板の製造方法 |
| WO2014045884A1 (ja) * | 2012-09-19 | 2014-03-27 | トヨタ自動車株式会社 | リチウムイオン二次電池 |
| CN104620423A (zh) * | 2012-09-19 | 2015-05-13 | 丰田自动车株式会社 | 锂离子二次电池 |
| JPWO2014045884A1 (ja) * | 2012-09-19 | 2016-08-18 | トヨタ自動車株式会社 | リチウムイオン二次電池 |
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| Date | Code | Title | Description |
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| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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