JPH09320736A - ヒータブロック及び該ヒータブロックを用いたモータ装置 - Google Patents
ヒータブロック及び該ヒータブロックを用いたモータ装置Info
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- JPH09320736A JPH09320736A JP13845496A JP13845496A JPH09320736A JP H09320736 A JPH09320736 A JP H09320736A JP 13845496 A JP13845496 A JP 13845496A JP 13845496 A JP13845496 A JP 13845496A JP H09320736 A JPH09320736 A JP H09320736A
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Landscapes
- Control Of Resistance Heating (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 絶縁性及び放熱性に優れた小型のヒータブロ
ックを提供する。 【解決手段】 ステンレススチール等の金属平板をエッ
チング,プレス,ワイヤカット等により加工して連続す
る渦巻き状に導電部14bを形成し、該導電部14bの
中心端部と外側端部にそれぞれ内外電極14c,14d
を形成したヒータコア14を、導電部14b間にシリコ
ン系或いはアルミナ系材料のパテを介挿し上記ヒータコ
ア14の両側をマイカシート14eで覆うことにより絶
縁してヒータケース15内に収容した後、該ケース15
を圧締してヒータブロック7を構成した。
ックを提供する。 【解決手段】 ステンレススチール等の金属平板をエッ
チング,プレス,ワイヤカット等により加工して連続す
る渦巻き状に導電部14bを形成し、該導電部14bの
中心端部と外側端部にそれぞれ内外電極14c,14d
を形成したヒータコア14を、導電部14b間にシリコ
ン系或いはアルミナ系材料のパテを介挿し上記ヒータコ
ア14の両側をマイカシート14eで覆うことにより絶
縁してヒータケース15内に収容した後、該ケース15
を圧締してヒータブロック7を構成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主としてヒータ、温風
機、送風機等に使用可能な十分な発熱量及び起磁力が得
られるヒータブロック及び該ヒータブロックを用いたモ
ータ装置に関する。
機、送風機等に使用可能な十分な発熱量及び起磁力が得
られるヒータブロック及び該ヒータブロックを用いたモ
ータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、温風機、乾燥機、ドライアー等の
電機機器においては、発熱するための発熱装置と、送風
用のファンを設けた送風装置とを別個に装備している。
一般に、送風装置側のモータは、耐熱性に限界があり発
熱装置側の熱を嫌うことから別個に設けられる。これに
対して、例えば、特願平4−218017号、特願平5
−84908号に示すように、発熱モータの固定子巻線
を構成するマグネティックヒーティングブロック、及び
該マグネティックヒーティングブロックを用いてこれに
生ずる熱を利用して温風を供給する発熱モータを装備し
た温風機が提案されている。
電機機器においては、発熱するための発熱装置と、送風
用のファンを設けた送風装置とを別個に装備している。
一般に、送風装置側のモータは、耐熱性に限界があり発
熱装置側の熱を嫌うことから別個に設けられる。これに
対して、例えば、特願平4−218017号、特願平5
−84908号に示すように、発熱モータの固定子巻線
を構成するマグネティックヒーティングブロック、及び
該マグネティックヒーティングブロックを用いてこれに
生ずる熱を利用して温風を供給する発熱モータを装備し
た温風機が提案されている。
【0003】上記マグネティックヒーティングブロック
は、電熱線として銅クラッド鋼線等の絶縁電線を空芯巻
きで巻回して固着した平板状の複数のコイルブロックの
両側面に絶縁層を設け、該絶縁層の両側より磁性材料よ
りなる放熱板を取り付けて、プレス加工により圧締して
形成されている。また、上記温風機は、上記マグネティ
ックヒーティングブロックの空芯部を固定子コアが挿通
するように複数枚並列して放熱板の向きを揃えて取り付
け、また上記固定子コアの一部に誘導コイルを有する回
転子が回動可能に取り付けられ、該回転子の近傍の固定
子コアに隈取りコイルを設けた、いわゆる隈取りモータ
を用い、上記回転子と同軸にシロッコファンを取り付け
たものである。
は、電熱線として銅クラッド鋼線等の絶縁電線を空芯巻
きで巻回して固着した平板状の複数のコイルブロックの
両側面に絶縁層を設け、該絶縁層の両側より磁性材料よ
りなる放熱板を取り付けて、プレス加工により圧締して
形成されている。また、上記温風機は、上記マグネティ
ックヒーティングブロックの空芯部を固定子コアが挿通
するように複数枚並列して放熱板の向きを揃えて取り付
け、また上記固定子コアの一部に誘導コイルを有する回
転子が回動可能に取り付けられ、該回転子の近傍の固定
子コアに隈取りコイルを設けた、いわゆる隈取りモータ
を用い、上記回転子と同軸にシロッコファンを取り付け
たものである。
【0004】上記モータを起動させると、マグネティッ
クヒーティングブロックが発熱して放熱板より放熱する
と共に、シロッコファンにより外気を吸引してマグネテ
ィックヒーティングブロックを通過させる空気流を発生
させることで温風を外方に排気する。上記温風機は、モ
ータ自体が発熱体を兼ねるため、コンパクトで安価な製
品が提供できる。
クヒーティングブロックが発熱して放熱板より放熱する
と共に、シロッコファンにより外気を吸引してマグネテ
ィックヒーティングブロックを通過させる空気流を発生
させることで温風を外方に排気する。上記温風機は、モ
ータ自体が発熱体を兼ねるため、コンパクトで安価な製
品が提供できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては、固定子コアを励磁するコイルブロッ
クに生ずる熱をヒータとして利用するため、電熱線とし
て銅材を使用した場合には、発熱温度が300°C〜4
00°C程度が限度であり、放熱板により熱放散性を高
めたとしても十分な発熱量は得られなかった。
来技術においては、固定子コアを励磁するコイルブロッ
クに生ずる熱をヒータとして利用するため、電熱線とし
て銅材を使用した場合には、発熱温度が300°C〜4
00°C程度が限度であり、放熱板により熱放散性を高
めたとしても十分な発熱量は得られなかった。
【0006】また、上記コイルブロックは、固定子コア
を励磁するため空芯状に巻き回して形成されるため、上
記発熱温度との関係で線間やコイルブロック間の絶縁性
を保つのが困難であった。これに対して、上記電熱線を
セラミック、マイカ等の絶縁材料に巻き付けたり、これ
らの絶縁材料に形成された溝に埋め込んだり、或いはセ
ラミック系の絶縁膜を作る方法等が採用されているが、
線間のピッチが大きくなり、構造的に大型化してしま
い、また製造コストも高くなる等の課題があった。ま
た、電熱線をセラミック等の絶縁材料によりコーティン
グしたものもあるが、高価なうえセラミックの耐熱温度
が500°C程度であり、600°C以上の連続使用に
耐え得るものは存在しなかった。
を励磁するため空芯状に巻き回して形成されるため、上
記発熱温度との関係で線間やコイルブロック間の絶縁性
を保つのが困難であった。これに対して、上記電熱線を
セラミック、マイカ等の絶縁材料に巻き付けたり、これ
らの絶縁材料に形成された溝に埋め込んだり、或いはセ
ラミック系の絶縁膜を作る方法等が採用されているが、
線間のピッチが大きくなり、構造的に大型化してしま
い、また製造コストも高くなる等の課題があった。ま
た、電熱線をセラミック等の絶縁材料によりコーティン
グしたものもあるが、高価なうえセラミックの耐熱温度
が500°C程度であり、600°C以上の連続使用に
耐え得るものは存在しなかった。
【0007】本発明の目的は、上記従来技術の課題を解
決し、絶縁性及び放熱性に優れた小型のヒータブロック
及び該ヒータブロックを用いて小型化を図りしかも十分
な発熱量及び起磁力が得られる汎用性の高いモータ装置
を提供することにある。
決し、絶縁性及び放熱性に優れた小型のヒータブロック
及び該ヒータブロックを用いて小型化を図りしかも十分
な発熱量及び起磁力が得られる汎用性の高いモータ装置
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため次の構成を備える。すなわち、ヒータブロッ
クにおいては、金属平板を加工して連続する渦巻き状に
導電部を形成し、該導電部の中心端部と外側端部にそれ
ぞれ内外電極を形成したヒータコアを、金属ケース内に
導電部間及び該導電部とケース間をそれぞれ絶縁して収
容したことを特徴とする。
成するため次の構成を備える。すなわち、ヒータブロッ
クにおいては、金属平板を加工して連続する渦巻き状に
導電部を形成し、該導電部の中心端部と外側端部にそれ
ぞれ内外電極を形成したヒータコアを、金属ケース内に
導電部間及び該導電部とケース間をそれぞれ絶縁して収
容したことを特徴とする。
【0009】また、金属線をコアにしてその周囲を絶縁
材により被覆した絶縁線を渦巻き状に巻き回して形成し
たヒータコアを金属ケース内に収容したヒータブロック
において、前記絶縁線を治具のテーパーを有する巻き付
け部に螺旋状に巻き回して成形したヒータブロックを、
該治具を取り外して絶縁シートに平板状に接着して金属
ケース内に収容したことを特徴とする。或いは、前記絶
縁線は、治具の上下ガイド部材の間に形成された隙間に
接着剤を塗布しながら渦巻き状に巻き回して成形したヒ
ータコアを金属ケース内に収容したことを特徴とする。
また、金属線をコアにしてその周囲を絶縁材により被覆
した絶縁線を渦巻き状に巻き回して形成したヒータコア
を、接着剤が塗布された絶縁シート間に挟んで加熱加圧
して平板状に形成したことを特徴とする。
材により被覆した絶縁線を渦巻き状に巻き回して形成し
たヒータコアを金属ケース内に収容したヒータブロック
において、前記絶縁線を治具のテーパーを有する巻き付
け部に螺旋状に巻き回して成形したヒータブロックを、
該治具を取り外して絶縁シートに平板状に接着して金属
ケース内に収容したことを特徴とする。或いは、前記絶
縁線は、治具の上下ガイド部材の間に形成された隙間に
接着剤を塗布しながら渦巻き状に巻き回して成形したヒ
ータコアを金属ケース内に収容したことを特徴とする。
また、金属線をコアにしてその周囲を絶縁材により被覆
した絶縁線を渦巻き状に巻き回して形成したヒータコア
を、接着剤が塗布された絶縁シート間に挟んで加熱加圧
して平板状に形成したことを特徴とする。
【0010】また、モータ装置においては、固定子コア
と、前記固定子コアに回動可能に取り付けられた回転子
と、前記回転子と同軸に設けられた周方向に複数の羽根
を形成した回転体と、前記固定子コアが中心部を挿通す
るように取り付けられたコイルブロックと、前記コイル
ブロックと熱反射板を介して固定子コアに複数並列して
取り付けられた前記ヒータブロックと、を備えたモータ
と、前記モータを収容する吸引口及び送風口を形成した
ハウジングと、前記ハウジングを回動可能に支持する支
持部と、を装備したことを特徴とする。
と、前記固定子コアに回動可能に取り付けられた回転子
と、前記回転子と同軸に設けられた周方向に複数の羽根
を形成した回転体と、前記固定子コアが中心部を挿通す
るように取り付けられたコイルブロックと、前記コイル
ブロックと熱反射板を介して固定子コアに複数並列して
取り付けられた前記ヒータブロックと、を備えたモータ
と、前記モータを収容する吸引口及び送風口を形成した
ハウジングと、前記ハウジングを回動可能に支持する支
持部と、を装備したことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の態様
について添付図面に基づいて詳細に説明する。図1はモ
ータ装置の全体構成を示す側面図,下視図及び正面図、
図2はヒータブロックの正面図,上視図及び側面図、図
3及び図4はヒータコアの説明図、図5はコイルブロッ
クの説明図、図6はヒータブロック及びコイルブロック
の電極プレートの説明図、図7はヒータブロック及びコ
イルブロックを収容する金属ケースの説明図、図8は電
極補助プレートの説明図、図9は他のヒータブロックの
正面図,上視図及び側面図、図10は絶縁線を巻き付け
る治具の傾きを示すグラフ、図11及び図12は絶縁線
を巻き付ける治具の説明図である。
について添付図面に基づいて詳細に説明する。図1はモ
ータ装置の全体構成を示す側面図,下視図及び正面図、
図2はヒータブロックの正面図,上視図及び側面図、図
3及び図4はヒータコアの説明図、図5はコイルブロッ
クの説明図、図6はヒータブロック及びコイルブロック
の電極プレートの説明図、図7はヒータブロック及びコ
イルブロックを収容する金属ケースの説明図、図8は電
極補助プレートの説明図、図9は他のヒータブロックの
正面図,上視図及び側面図、図10は絶縁線を巻き付け
る治具の傾きを示すグラフ、図11及び図12は絶縁線
を巻き付ける治具の説明図である。
【0012】先ず、モータ装置の全体構成について図1
及び図2を参照して説明する。尚、図1(b)は図1
(a)の下視図であり、図1(c)は図1のハウジング
を支持台上で180度回転させた状態を示す正面図であ
る。図1(a)(b)において、1は固定子コアであ
り、ケイ素鋼板等をブロック状に積層したブロック状の
コアが用いられる。この固定子コア1は、回転子を取り
付ける門型ブロック状のコアAとコイル及びヒータを取
り付ける柱型ブロック状のコアBとを一体に組み合わせ
て矩形状に形成されている。2は回転子であり、上記固
定子コア1に回動可能に取り付けられた誘導コイルを有
する。この回転子2は、上記固定子コア1のコアA側に
上下に設けられた取付具3により位置決めされて回動自
在に取り付けられている(図2(a)参照)。上記固定
子コア1の回転子2の近傍には、いわゆる、隈取りコイ
ル1aが2箇所に巻き回されている。4は回転体として
のシロッコファンであり、周方向に複数の羽根が形成さ
れており、上記回転子2の回転軸2aと同軸に取り付け
られている。
及び図2を参照して説明する。尚、図1(b)は図1
(a)の下視図であり、図1(c)は図1のハウジング
を支持台上で180度回転させた状態を示す正面図であ
る。図1(a)(b)において、1は固定子コアであ
り、ケイ素鋼板等をブロック状に積層したブロック状の
コアが用いられる。この固定子コア1は、回転子を取り
付ける門型ブロック状のコアAとコイル及びヒータを取
り付ける柱型ブロック状のコアBとを一体に組み合わせ
て矩形状に形成されている。2は回転子であり、上記固
定子コア1に回動可能に取り付けられた誘導コイルを有
する。この回転子2は、上記固定子コア1のコアA側に
上下に設けられた取付具3により位置決めされて回動自
在に取り付けられている(図2(a)参照)。上記固定
子コア1の回転子2の近傍には、いわゆる、隈取りコイ
ル1aが2箇所に巻き回されている。4は回転体として
のシロッコファンであり、周方向に複数の羽根が形成さ
れており、上記回転子2の回転軸2aと同軸に取り付け
られている。
【0013】5はコイルブロックであり、巻線(銅線)
を同心円状に巻き回したものをコイルケース6内に収容
して、上記固定子コア1の中心部を挿通するように取り
付けられたものである(図2(b)(c)参照)。上記
コイルブロック5は、巻線に通電することより磁界を発
生し、固定子ブロック1を励磁して回転磁界を発生させ
る。
を同心円状に巻き回したものをコイルケース6内に収容
して、上記固定子コア1の中心部を挿通するように取り
付けられたものである(図2(b)(c)参照)。上記
コイルブロック5は、巻線に通電することより磁界を発
生し、固定子ブロック1を励磁して回転磁界を発生させ
る。
【0014】7はヒータブロックであり、上記コイルブ
ロック5と熱反射板8を介して固定子コア1に複数並列
して取り付けられている(図1(b)(c)参照)。上
記ヒータブロック7は通電により発熱(680°C〜7
00°C)すると共に、コイルブロック5と共に起磁力
を発生させて固定子コア1に対して回転磁界を形成する
のに寄与している。また、上記熱反射板8はコイルブロ
ック5とヒータブロック7との耐熱温度が異なるため設
けられたもので(コイルブロック5の耐熱温度は200
°C程度であり、ヒータブロック7の耐熱温度は700
°C程度である)、絶縁性を確実ならしめるためには、
コイルブロック5と対向する側に絶縁板(マイカ板等)
を併設しても良い。上記コイルブロック5、熱反射板8
及びヒータブロック7は、上記固定子コア1のコアB側
に取り付けられており(図2(b)参照)、これらのコ
ーナー部近傍を挿通する固定軸9及びケース中心部の4
箇所により所定間隔を保って固定されている。
ロック5と熱反射板8を介して固定子コア1に複数並列
して取り付けられている(図1(b)(c)参照)。上
記ヒータブロック7は通電により発熱(680°C〜7
00°C)すると共に、コイルブロック5と共に起磁力
を発生させて固定子コア1に対して回転磁界を形成する
のに寄与している。また、上記熱反射板8はコイルブロ
ック5とヒータブロック7との耐熱温度が異なるため設
けられたもので(コイルブロック5の耐熱温度は200
°C程度であり、ヒータブロック7の耐熱温度は700
°C程度である)、絶縁性を確実ならしめるためには、
コイルブロック5と対向する側に絶縁板(マイカ板等)
を併設しても良い。上記コイルブロック5、熱反射板8
及びヒータブロック7は、上記固定子コア1のコアB側
に取り付けられており(図2(b)参照)、これらのコ
ーナー部近傍を挿通する固定軸9及びケース中心部の4
箇所により所定間隔を保って固定されている。
【0015】また、図1(a)において、10は温度ヒ
ューズプレートであり、マイカ板等の絶縁板が好適に用
いられる。この温度ヒューズプレート10に形成された
端子間には、上記ヒータブロック7に過電流が流れるの
を防止すべく温度ヒューズが装備されている。11はス
イッチボックスであり、フロントパネル11aにモータ
の起動やヒータブロック7をON/OFFするためのス
イッチ等が設けられており、また商用電源をとるための
プラグ等が接続されている。上記スイッチボックス11
内部には電力コントロールを行うためのSCR等の電圧
制御素子を含む制御回路が装備されている。
ューズプレートであり、マイカ板等の絶縁板が好適に用
いられる。この温度ヒューズプレート10に形成された
端子間には、上記ヒータブロック7に過電流が流れるの
を防止すべく温度ヒューズが装備されている。11はス
イッチボックスであり、フロントパネル11aにモータ
の起動やヒータブロック7をON/OFFするためのス
イッチ等が設けられており、また商用電源をとるための
プラグ等が接続されている。上記スイッチボックス11
内部には電力コントロールを行うためのSCR等の電圧
制御素子を含む制御回路が装備されている。
【0016】本実施例に適用されるモータは、ノイズが
低く耐久性に優れていることから、いわゆる隈取りモー
タが好適に用いられる。即ち、隈取りモータは固定子コ
ア1に生ずる回転磁界により回転子2が磁化され、該回
転子2に生じた誘起磁極と固定子コア1側の回転磁界と
の間に隈取りコイル1aによる位相差が生じ、両磁極の
反発力により回転子が回転する、いわゆる誘導モータと
して始動する。そして、同期速度に引き込まれると、電
源周波数に比例した回転磁界に従って回転する。
低く耐久性に優れていることから、いわゆる隈取りモー
タが好適に用いられる。即ち、隈取りモータは固定子コ
ア1に生ずる回転磁界により回転子2が磁化され、該回
転子2に生じた誘起磁極と固定子コア1側の回転磁界と
の間に隈取りコイル1aによる位相差が生じ、両磁極の
反発力により回転子が回転する、いわゆる誘導モータと
して始動する。そして、同期速度に引き込まれると、電
源周波数に比例した回転磁界に従って回転する。
【0017】12はハウジングであり、ステンレススチ
ール等の鋼板が好適に用いられる。このハウジング12
はL字状に形成されたハウジング本体の両端部に吸引用
及び排気用の開口12a、12bがそれぞれ形成されて
いる。13は上記ハウジング12を回動可能に支持する
支持台であり、上記ハウジング12の両側面を支持台1
3の両側面に設けた螺子13a,13aにより回動可能
に軸支している。即ち、上記螺子13a,13aを緩め
ることにより、図1(a)(c)に示すように、ハウジ
ング12を180度回動させて開口12a、12bの内
いずれを上に配置するかを任意に調整できる。また、図
1(b)に示すように、上記支持台13の底部にはゴム
製の支持脚13bが4箇所にねじ止めされており、また
該底部には把手となる支持フレーム13cが形成されて
いる。
ール等の鋼板が好適に用いられる。このハウジング12
はL字状に形成されたハウジング本体の両端部に吸引用
及び排気用の開口12a、12bがそれぞれ形成されて
いる。13は上記ハウジング12を回動可能に支持する
支持台であり、上記ハウジング12の両側面を支持台1
3の両側面に設けた螺子13a,13aにより回動可能
に軸支している。即ち、上記螺子13a,13aを緩め
ることにより、図1(a)(c)に示すように、ハウジ
ング12を180度回動させて開口12a、12bの内
いずれを上に配置するかを任意に調整できる。また、図
1(b)に示すように、上記支持台13の底部にはゴム
製の支持脚13bが4箇所にねじ止めされており、また
該底部には把手となる支持フレーム13cが形成されて
いる。
【0018】次に、上記モータ装置に用いられるヒータ
ブロック7の構成について説明する。図2(a)におい
て、ヒータブロック7は、金属線を渦巻き状に成形した
ヒータコア14を装備している。このヒータコア14
は、厚さ0.5mm程度の金属平板、例えばステンレス
スチール(SUS304等)、鉄クロム鋼板等より渦巻
き状に連続する導電部14bを成形したもので、導電部
14b間に絶縁空間14aが形成されている。上記ヒー
タコア14の導電部14bの中心端部と外周端部には、
それぞれ内外電極14c,14dを形成されている。ま
た、上記ヒータコア14の絶縁空間14aには、導電部
14bどうしが短絡しないように、また高温でも絶縁性
を安定させるために、シリコン系或いはアルミナ系の絶
縁材料によるパテ(接合剤)が介挿されており、更にヒ
ータコア14の両側をマイカシート14e等の絶縁材料
で覆ってヒータケース15内に収容されている。
ブロック7の構成について説明する。図2(a)におい
て、ヒータブロック7は、金属線を渦巻き状に成形した
ヒータコア14を装備している。このヒータコア14
は、厚さ0.5mm程度の金属平板、例えばステンレス
スチール(SUS304等)、鉄クロム鋼板等より渦巻
き状に連続する導電部14bを成形したもので、導電部
14b間に絶縁空間14aが形成されている。上記ヒー
タコア14の導電部14bの中心端部と外周端部には、
それぞれ内外電極14c,14dを形成されている。ま
た、上記ヒータコア14の絶縁空間14aには、導電部
14bどうしが短絡しないように、また高温でも絶縁性
を安定させるために、シリコン系或いはアルミナ系の絶
縁材料によるパテ(接合剤)が介挿されており、更にヒ
ータコア14の両側をマイカシート14e等の絶縁材料
で覆ってヒータケース15内に収容されている。
【0019】上記ヒータコア14は、図3に示すよう
に、エッチング若しくはワイヤカットにより所定のピッ
チ(例えば1.0mm程度)で平坦な渦巻き状に形成し
ても良い。また、図4に示すように、プレス機により渦
巻き状に打ち抜いて成形することも可能である。上記プ
レス機で打ち抜く場合、いわゆる順送金型で帯状の金属
平板を順送りしながらコアの内側より外側に向かって順
次打ち抜いて絶縁空間を形成する。この場合、隣合う導
電部14bは上下方向に互い違いに段差を設けて成形す
るのが好ましい。即ち、径方向にピッチを広げなくとも
上下方向に2倍のピッチが取れるため、絶縁空間を確保
する上では有利だからである。
に、エッチング若しくはワイヤカットにより所定のピッ
チ(例えば1.0mm程度)で平坦な渦巻き状に形成し
ても良い。また、図4に示すように、プレス機により渦
巻き状に打ち抜いて成形することも可能である。上記プ
レス機で打ち抜く場合、いわゆる順送金型で帯状の金属
平板を順送りしながらコアの内側より外側に向かって順
次打ち抜いて絶縁空間を形成する。この場合、隣合う導
電部14bは上下方向に互い違いに段差を設けて成形す
るのが好ましい。即ち、径方向にピッチを広げなくとも
上下方向に2倍のピッチが取れるため、絶縁空間を確保
する上では有利だからである。
【0020】上記ヒータケース15は、図7に示すよう
に、上記ヒータコア14をマイカフィルム等の絶縁材料
で覆ったものを収容する金属ケースであり、空芯状の中
央部及び周囲に起立片15a,15bを形成したケース
本体15cと、該ケース本体15cの起立片15a,1
5b間に形成された空間を覆う蓋体15dとを備えてい
る。上記ケース本体15cにヒータコア14を収容して
蓋体15dを被覆して上記起立片15a、15bをそれ
ぞれ圧締して折り曲げることによりヒータケース15が
形成される。上記ヒータケース15としては、例えばス
テンレススチール(SUS430)、電磁鋼板、銅板等
の熱による変形が少なく、かつ放熱性が良い金属材が用
いられる。また、上記ヒータケース15のケース本体1
5c側の側面には、内外電極14c,14dと電極プレ
ート16上の外部端子とを接続するための引き出し線を
接続する引き出し穴15e,15fが中心側及び周縁側
にそれぞれ設けられている。上記引き出し穴15e,1
5fの周囲にはダボ15gが形成されており、該ダボ1
5gにはガラス管を嵌入してヒータケース15と引き出
し線との絶縁を確保している。
に、上記ヒータコア14をマイカフィルム等の絶縁材料
で覆ったものを収容する金属ケースであり、空芯状の中
央部及び周囲に起立片15a,15bを形成したケース
本体15cと、該ケース本体15cの起立片15a,1
5b間に形成された空間を覆う蓋体15dとを備えてい
る。上記ケース本体15cにヒータコア14を収容して
蓋体15dを被覆して上記起立片15a、15bをそれ
ぞれ圧締して折り曲げることによりヒータケース15が
形成される。上記ヒータケース15としては、例えばス
テンレススチール(SUS430)、電磁鋼板、銅板等
の熱による変形が少なく、かつ放熱性が良い金属材が用
いられる。また、上記ヒータケース15のケース本体1
5c側の側面には、内外電極14c,14dと電極プレ
ート16上の外部端子とを接続するための引き出し線を
接続する引き出し穴15e,15fが中心側及び周縁側
にそれぞれ設けられている。上記引き出し穴15e,1
5fの周囲にはダボ15gが形成されており、該ダボ1
5gにはガラス管を嵌入してヒータケース15と引き出
し線との絶縁を確保している。
【0021】上記電極プレート16は、図6に示すよう
に、上記ヒータケース15と一体に取り付けられ、例え
ばマイカ板等の絶縁板が好適に用いられる。上記電極プ
レート16上に形成される外部端子はプレート面に穿孔
された端子穴16a,16bにそれぞれ螺子を挿通して
形成される。一方の外部端子にはヒータケース15より
引き出された引き出し線が接続されて絶縁線によりスイ
ッチボックス11内の電源部に接続され、他方の外部端
子は、温度ヒューズプレート10(図1参照)に設けた
温度ヒューズを介して上記電源部に接続されている。上
記電極プレート16は、図1に示すように、ヒータケー
ス15と共に固定軸9により固定されている。
に、上記ヒータケース15と一体に取り付けられ、例え
ばマイカ板等の絶縁板が好適に用いられる。上記電極プ
レート16上に形成される外部端子はプレート面に穿孔
された端子穴16a,16bにそれぞれ螺子を挿通して
形成される。一方の外部端子にはヒータケース15より
引き出された引き出し線が接続されて絶縁線によりスイ
ッチボックス11内の電源部に接続され、他方の外部端
子は、温度ヒューズプレート10(図1参照)に設けた
温度ヒューズを介して上記電源部に接続されている。上
記電極プレート16は、図1に示すように、ヒータケー
ス15と共に固定軸9により固定されている。
【0022】上記構成によれば、ヒータコア14をステ
ンレススチール等の金属平板をエッチング,ワイヤカッ
ト,プレス等により渦巻き状に成形することにより、ヒ
ータケース15のような限られたスペース内に導電部1
4bの絶縁性を確保しつつピッチを細かくして収容でき
るため、680°C〜700°C程度の十分な発熱量を
確保し、しかも薄くて小型化したヒータブロック7を提
供することができる。
ンレススチール等の金属平板をエッチング,ワイヤカッ
ト,プレス等により渦巻き状に成形することにより、ヒ
ータケース15のような限られたスペース内に導電部1
4bの絶縁性を確保しつつピッチを細かくして収容でき
るため、680°C〜700°C程度の十分な発熱量を
確保し、しかも薄くて小型化したヒータブロック7を提
供することができる。
【0023】次に、コイルブロック5の構成について図
5を参照して説明する。温風機に用いられるモータは、
固定子コアに巻き付けられる巻線(銅線)の発熱等によ
り送風がなければハウジング内の温度はたちまち200
°C以上になる。即ち、従来の温風機のようにヒータブ
ロックだけの構造では、電熱線が切れるとモータの回転
が停止し、送風が途絶えることになる。
5を参照して説明する。温風機に用いられるモータは、
固定子コアに巻き付けられる巻線(銅線)の発熱等によ
り送風がなければハウジング内の温度はたちまち200
°C以上になる。即ち、従来の温風機のようにヒータブ
ロックだけの構造では、電熱線が切れるとモータの回転
が停止し、送風が途絶えることになる。
【0024】これに対して、本実施例では、ヒータブロ
ック7の他にコイルブロック5を設けているためこのよ
うな不具合は生じない。コイルブロック5は、図5に示
すように、内側に銅線を空芯状に巻き回したコイル5
a、その外側に銅線を巻き回したコイル5bを備えてい
る。上記各コイル5a,5bは、使用環境が高温であ
り、スペースが狭いため表面積をできるだけ大きくする
ため薄型で平板状に形成されている。また上記各コイル
を構成する巻線は非常に細く切れ易いため、図5(a)
に示すように、コイル5a側の引き出し線20aの引き
出しもとの被覆を剥いではんだ付けし、引き出し線の端
部も被覆を剥いではんだ付けするのが好ましい。また、
図5(b)に示すように、コイル5b側は、耐熱絶縁線
21の周囲に引き出し線20bを巻き回しながら引き出
すことにより補強を図り、巻線の断線を防止するのが好
ましい。
ック7の他にコイルブロック5を設けているためこのよ
うな不具合は生じない。コイルブロック5は、図5に示
すように、内側に銅線を空芯状に巻き回したコイル5
a、その外側に銅線を巻き回したコイル5bを備えてい
る。上記各コイル5a,5bは、使用環境が高温であ
り、スペースが狭いため表面積をできるだけ大きくする
ため薄型で平板状に形成されている。また上記各コイル
を構成する巻線は非常に細く切れ易いため、図5(a)
に示すように、コイル5a側の引き出し線20aの引き
出しもとの被覆を剥いではんだ付けし、引き出し線の端
部も被覆を剥いではんだ付けするのが好ましい。また、
図5(b)に示すように、コイル5b側は、耐熱絶縁線
21の周囲に引き出し線20bを巻き回しながら引き出
すことにより補強を図り、巻線の断線を防止するのが好
ましい。
【0025】上記コイルブロック5は、コイルケース6
に収容されて固定子コア1に取り付けられる。上述した
ように、コイルブロック5は、使用環境が厳しい条件の
もとで使用されるので、放熱性、耐熱性、絶縁性、耐久
性等の条件が要求される。このため、コイルケース6と
コイル5a,5bとの間にはシリコンシート5cを敷設
して該シートの穴を挿通して引き出し線20a,20b
がそれぞれ引き出される。
に収容されて固定子コア1に取り付けられる。上述した
ように、コイルブロック5は、使用環境が厳しい条件の
もとで使用されるので、放熱性、耐熱性、絶縁性、耐久
性等の条件が要求される。このため、コイルケース6と
コイル5a,5bとの間にはシリコンシート5cを敷設
して該シートの穴を挿通して引き出し線20a,20b
がそれぞれ引き出される。
【0026】上記コイルブロック5より引き出された引
き出し線20a、20bは、シリコンチューブ等に通し
てコイルケース6より引き出してダボの位置でシリコン
系接着剤により固定し、該コイルケース6と一体に取り
付けられた電極補助プレート22の端子穴22a,22
bに設けた端子に固定され(図8参照)、該端子より耐
熱線によりスイッチボックス11内の電源部に接続され
ている。上記電極補助プレート22としては、マイカ板
等の絶縁板が好適に用いられる。
き出し線20a、20bは、シリコンチューブ等に通し
てコイルケース6より引き出してダボの位置でシリコン
系接着剤により固定し、該コイルケース6と一体に取り
付けられた電極補助プレート22の端子穴22a,22
bに設けた端子に固定され(図8参照)、該端子より耐
熱線によりスイッチボックス11内の電源部に接続され
ている。上記電極補助プレート22としては、マイカ板
等の絶縁板が好適に用いられる。
【0027】上記構成によれば、ヒータブロック7のヒ
ータ線が切れても、モータが停止することなく、またコ
イルブロック5の巻線が切れても、モータ(ファン)が
停止することがなく、しかも上記コイルブロック5及び
ヒータブロック7より生ずる熱をいずれも温風として利
用できるため、エネルギーの無駄を生ずることがない。
ータ線が切れても、モータが停止することなく、またコ
イルブロック5の巻線が切れても、モータ(ファン)が
停止することがなく、しかも上記コイルブロック5及び
ヒータブロック7より生ずる熱をいずれも温風として利
用できるため、エネルギーの無駄を生ずることがない。
【0028】また、図1(a)(c)において、ハウジ
ング12の吸引用及び排気用開口12a,12bには異
物や塵埃等の進入や安全性を確保するためにネットを張
りめぐらせた窓12c,12dが形成されている。ま
た、上記ハウジング12は支持台13により回動可能に
支持されているため、開口12a及び開口12bのいず
れを上側に配置して使用することも可能である。特に、
図1(a)に示すように、吸引口である開口12aを下
側にした場合には、窓12cを介してシロッコファン4
へゴミや水滴等の進入を防止できるため有効である。ま
た、図1(b)に示すように、上記支持台13の底部に
は、支持フレーム13cが設けられており、該支持フレ
ーム13cを把手として使用することによりモータ装置
を携帯することも可能である。
ング12の吸引用及び排気用開口12a,12bには異
物や塵埃等の進入や安全性を確保するためにネットを張
りめぐらせた窓12c,12dが形成されている。ま
た、上記ハウジング12は支持台13により回動可能に
支持されているため、開口12a及び開口12bのいず
れを上側に配置して使用することも可能である。特に、
図1(a)に示すように、吸引口である開口12aを下
側にした場合には、窓12cを介してシロッコファン4
へゴミや水滴等の進入を防止できるため有効である。ま
た、図1(b)に示すように、上記支持台13の底部に
は、支持フレーム13cが設けられており、該支持フレ
ーム13cを把手として使用することによりモータ装置
を携帯することも可能である。
【0029】以上説明したように、本発明に係るモータ
装置は、固定子コア1に薄く小型化したコイルブロック
5及びヒータブロック7を取り付けることにより、装置
全体としてもコンパクトに製造でき、しかもコイルブロ
ック5のみならず700°C程度まで発熱可能なヒータ
ブロック7を併用することにより十分な発熱量及び起磁
力が得られるモータ装置を提供することができる。ま
た、上記モータ装置は、ヒータブロック7を使用する場
合には温風機として使用し、ヒータブロック7を使用し
ない場合には送風機として使用でき、小型であるため携
帯に便利であり、また設置面積を取らないため、汎用性
の高いモータ装置を提供できる。
装置は、固定子コア1に薄く小型化したコイルブロック
5及びヒータブロック7を取り付けることにより、装置
全体としてもコンパクトに製造でき、しかもコイルブロ
ック5のみならず700°C程度まで発熱可能なヒータ
ブロック7を併用することにより十分な発熱量及び起磁
力が得られるモータ装置を提供することができる。ま
た、上記モータ装置は、ヒータブロック7を使用する場
合には温風機として使用し、ヒータブロック7を使用し
ない場合には送風機として使用でき、小型であるため携
帯に便利であり、また設置面積を取らないため、汎用性
の高いモータ装置を提供できる。
【0030】また、上記ヒータブロック7に収容するヒ
ータコア14は、金属線をコアにしてその周囲を絶縁材
により被覆した絶縁線を同心円状に巻き回して形成した
ヒータコアを用いて形成することも可能である。図9
(a)〜(c)に示すように、電熱線(例えば鉄クロム
線,ニクロム線)17aを絶縁材(例えばシリコンチュ
ーブ)17bで覆った絶縁線17を用い、これを所定ピ
ッチで渦巻き状に巻き回したものを用いても良い。
ータコア14は、金属線をコアにしてその周囲を絶縁材
により被覆した絶縁線を同心円状に巻き回して形成した
ヒータコアを用いて形成することも可能である。図9
(a)〜(c)に示すように、電熱線(例えば鉄クロム
線,ニクロム線)17aを絶縁材(例えばシリコンチュ
ーブ)17bで覆った絶縁線17を用い、これを所定ピ
ッチで渦巻き状に巻き回したものを用いても良い。
【0031】上記絶縁線17を渦巻き状に巻き回す手段
としては、手作業でも良いが、治具を用いる方が作業性
が良い。例えば、図11において、治具18は、基板1
8a上に垂直方向に円筒部18b及びこれに隣接して径
が連続的に大きくなるテーパーが形成された巻き付け部
18cが形成されている。上記巻き付け部18cの傾き
は、図10に示すように、絶縁線17を図示しない治具
に同心円状に巻き付けた時の直径と、治具を外した時の
直径(治具を外すと絶縁線の弾性により直径が広がる)
とを対応させて得られる直線の傾きを持って形成されて
おり、ヒータケース15内に収容できる最小径及び最大
径に合わせて上記巻き付け部18cに絶縁線17を所定
ピッチ(所定巻数)で螺旋状に巻き付ける。そして、上
記治具18を取り外して平板状に押さえることにより、
所望の絶縁空間を保って渦巻き状に巻かれた絶縁線17
を得ることができる。
としては、手作業でも良いが、治具を用いる方が作業性
が良い。例えば、図11において、治具18は、基板1
8a上に垂直方向に円筒部18b及びこれに隣接して径
が連続的に大きくなるテーパーが形成された巻き付け部
18cが形成されている。上記巻き付け部18cの傾き
は、図10に示すように、絶縁線17を図示しない治具
に同心円状に巻き付けた時の直径と、治具を外した時の
直径(治具を外すと絶縁線の弾性により直径が広がる)
とを対応させて得られる直線の傾きを持って形成されて
おり、ヒータケース15内に収容できる最小径及び最大
径に合わせて上記巻き付け部18cに絶縁線17を所定
ピッチ(所定巻数)で螺旋状に巻き付ける。そして、上
記治具18を取り外して平板状に押さえることにより、
所望の絶縁空間を保って渦巻き状に巻かれた絶縁線17
を得ることができる。
【0032】即ち、絶縁線17を治具18の巻き付け部
18cの円筒部18b側よりテーパー面に沿って順次巻
き付けた後、巻き付け部18cを大径側より取り外すこ
とにより、所定ピッチ間隔を持った渦巻き状の絶縁線1
7が得られる。上記絶縁線17は治具18より取り出し
たときには、絶縁線17の弾性により高さ方向に浮いた
状態で渦巻き状に成形されるが、平板状に押圧すると所
定ピッチを形成した渦巻き状に形成される。上記絶縁線
17をマイカシート14e等の絶縁材上に線間にパテを
介挿しながら順次平板状に接着し、両側よりマイカシー
ト14eにより覆ってヒータケース15内に収容して、
該ケース15を圧締してヒータブロック7が形成され
る。上記絶縁線17の内外端部は、上記ヒータケース1
5の引き出し穴15e,15fより引き出されるが、上
記穴の周囲にダボ15g(図7参照)を形成してガラス
管を嵌め込むことにより絶縁性を確保できる。
18cの円筒部18b側よりテーパー面に沿って順次巻
き付けた後、巻き付け部18cを大径側より取り外すこ
とにより、所定ピッチ間隔を持った渦巻き状の絶縁線1
7が得られる。上記絶縁線17は治具18より取り出し
たときには、絶縁線17の弾性により高さ方向に浮いた
状態で渦巻き状に成形されるが、平板状に押圧すると所
定ピッチを形成した渦巻き状に形成される。上記絶縁線
17をマイカシート14e等の絶縁材上に線間にパテを
介挿しながら順次平板状に接着し、両側よりマイカシー
ト14eにより覆ってヒータケース15内に収容して、
該ケース15を圧締してヒータブロック7が形成され
る。上記絶縁線17の内外端部は、上記ヒータケース1
5の引き出し穴15e,15fより引き出されるが、上
記穴の周囲にダボ15g(図7参照)を形成してガラス
管を嵌め込むことにより絶縁性を確保できる。
【0033】また、図12に示すように、絶縁線17を
治具19に巻き回して渦巻き状に成形しても良い。即
ち、治具19は支柱19aに一体に取り付けられた上下
ガイド部19b,19c間に形成された溝19dに小径
側より大径側へ順次巻き付ける。このとき、絶縁線17
の周囲に接着剤を塗布しながら巻き回すと良い。接着剤
が乾燥したら平板状に形成された治具19より取り外
し、両側をマイカシート14eにより覆ってヒータケー
ス15に収容し、該ケースを圧締してヒータブロック7
が形成される。上記絶縁線17を用いたヒータブロック
7は、モータに組み込んだ後、電圧を印加することによ
り完全に乾燥し脱臭させるのが好ましい。
治具19に巻き回して渦巻き状に成形しても良い。即
ち、治具19は支柱19aに一体に取り付けられた上下
ガイド部19b,19c間に形成された溝19dに小径
側より大径側へ順次巻き付ける。このとき、絶縁線17
の周囲に接着剤を塗布しながら巻き回すと良い。接着剤
が乾燥したら平板状に形成された治具19より取り外
し、両側をマイカシート14eにより覆ってヒータケー
ス15に収容し、該ケースを圧締してヒータブロック7
が形成される。上記絶縁線17を用いたヒータブロック
7は、モータに組み込んだ後、電圧を印加することによ
り完全に乾燥し脱臭させるのが好ましい。
【0034】上記構成によれば、治具18,19を用い
て絶縁線17を所定ピッチで渦巻き状に形成できるの
で、組立性が向上すると共に、製造コストが低減でき
る。また、電熱線に絶縁チューブを被覆した絶縁線17
に通電して600°C以上の発熱により絶縁チューブが
燃えても、線間に塗布したパテが電熱線の絶縁体として
残るため、チューブのスペースが電熱線の熱膨張の逃げ
場(絶縁部)として有効に活用できる。
て絶縁線17を所定ピッチで渦巻き状に形成できるの
で、組立性が向上すると共に、製造コストが低減でき
る。また、電熱線に絶縁チューブを被覆した絶縁線17
に通電して600°C以上の発熱により絶縁チューブが
燃えても、線間に塗布したパテが電熱線の絶縁体として
残るため、チューブのスペースが電熱線の熱膨張の逃げ
場(絶縁部)として有効に活用できる。
【0035】また、上記ヒータブロック7としては、上
記治具18又は治具19を用いて絶縁線17を所定ピッ
チで渦巻き状に形成したヒータコアを、接着剤が塗布さ
れたマイカシート等の絶縁シート間に挟んで加熱加圧し
て平板状に形成しても良い。上記ヒータブロック7より
上記絶縁線17の内外端部を引き出してリード線を接続
することにより、軽量で薄型のヒータブロック7を得る
ことができる。また、上記ヒータブロック7は、金属ケ
ースを使用しないので、絶縁性,耐熱性(耐熱温度70
0°C〜900°C)が高く、部品点数も少ないので、
製造コストも低減できる。
記治具18又は治具19を用いて絶縁線17を所定ピッ
チで渦巻き状に形成したヒータコアを、接着剤が塗布さ
れたマイカシート等の絶縁シート間に挟んで加熱加圧し
て平板状に形成しても良い。上記ヒータブロック7より
上記絶縁線17の内外端部を引き出してリード線を接続
することにより、軽量で薄型のヒータブロック7を得る
ことができる。また、上記ヒータブロック7は、金属ケ
ースを使用しないので、絶縁性,耐熱性(耐熱温度70
0°C〜900°C)が高く、部品点数も少ないので、
製造コストも低減できる。
【0036】また、コイルブロック5についても、上記
ヒータブロック7と同様にして接着剤が塗布されたマイ
カシート間に挟んで加熱加圧して形成しても良い。この
場合、マイカシートが放熱性に優れているため、該コイ
ルブロック5で生ずる熱も有効にヒータとして有効に利
用できる。
ヒータブロック7と同様にして接着剤が塗布されたマイ
カシート間に挟んで加熱加圧して形成しても良い。この
場合、マイカシートが放熱性に優れているため、該コイ
ルブロック5で生ずる熱も有効にヒータとして有効に利
用できる。
【0037】以上、本発明の好適な実施例について種々
述べてきたが、本発明は上記各実施例に限定されるもの
ではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内でさらに多く
の改変を施し得るのはもちろんのことである。
述べてきたが、本発明は上記各実施例に限定されるもの
ではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内でさらに多く
の改変を施し得るのはもちろんのことである。
【0038】
【発明の効果】本発明は前述したように、金属平板をエ
ッチング,ワイヤカット,プレス等により加工して渦巻
き状のヒータコア形成することにより、ヒータケースの
ような限られたスペース内に導電部の絶縁性を確保しつ
つピッチを細かくして収容できるため、700°C程度
の十分な発熱量を確保した、薄くて小型化したヒータブ
ロックを提供することができる。
ッチング,ワイヤカット,プレス等により加工して渦巻
き状のヒータコア形成することにより、ヒータケースの
ような限られたスペース内に導電部の絶縁性を確保しつ
つピッチを細かくして収容できるため、700°C程度
の十分な発熱量を確保した、薄くて小型化したヒータブ
ロックを提供することができる。
【0039】また、薄く小型化したヒータブロック及び
コイルブロックを使用することにより、装置全体として
もコンパクトに製造でき、しかも固定子コアにコイルブ
ロックのみならずヒータブロックを取り付けたことによ
り十分な発熱量及び起磁力が得られ、エネルギーを有効
利用したモータ装置を提供することができる。また、上
記モータ装置は、ヒータブロックを使用する場合には温
風機として使用し、ヒータブロックを使用しない場合に
は送風機として使用でき、小型であるため携帯に便利で
あり、しかも設置面積を取らないため、汎用性の高いモ
ータ装置を提供できる。
コイルブロックを使用することにより、装置全体として
もコンパクトに製造でき、しかも固定子コアにコイルブ
ロックのみならずヒータブロックを取り付けたことによ
り十分な発熱量及び起磁力が得られ、エネルギーを有効
利用したモータ装置を提供することができる。また、上
記モータ装置は、ヒータブロックを使用する場合には温
風機として使用し、ヒータブロックを使用しない場合に
は送風機として使用でき、小型であるため携帯に便利で
あり、しかも設置面積を取らないため、汎用性の高いモ
ータ装置を提供できる。
【図1】モータ装置の全体構成を示す側面図、下視図、
及び正面図である。
及び正面図である。
【図2】ヒータブロックの正面図、上視図、及び側面図
である。
である。
【図3】ヒータコアの説明図である。
【図4】ヒータコアの説明図である。
【図5】コイルブロックの説明図である。
【図6】ヒータブロック及びコイルブロックの電極プレ
ートの説明図である。
ートの説明図である。
【図7】ヒータブロック及びコイルブロックを収容する
金属ケースの説明図である。
金属ケースの説明図である。
【図8】電極補助プレートの説明図である。
【図9】他のヒータブロックの正面図、上視図、及び側
面図である。
面図である。
【図10】絶縁線を巻き付ける治具の傾きを示すグラフ
である。
である。
【図11】絶縁線を巻き付ける治具の説明図である。
【図12】絶縁線を巻き付ける治具の説明図である。
1 固定子コア 1a 隈取りコイル 2 回転子 2a 回転軸 3 取付具 4 シロッコファン 5 コイルブロック 5a,5b コイル 5c シリコンシート 6 コイルケース 7 ヒータブロック 8 反射板 9 固定軸 10 ヒューズプレート 11 スィッチボックス 11a フロントパネル 12 ハウジング 12a,12b 開口 12c,12d 窓 13 支持台 13a 螺子 13b 支持脚 13c 支持フレーム 14 ヒータコア 14a 絶縁空間 14b 導電部 14c,14d 電極 14e マイカシート 15 ヒータケース 15a,15b 起立片 15c ケース本体 15d 蓋体 15e,15f 引き出し穴 15g ダボ 16 電極プレート 16a,16b,22a,22b 端子穴 17 絶縁線 18,19 治具 18a 基板 18b 円筒部 18c 巻き付け部 19a 支柱 19b,19c ガイド部 19d 溝 20a,20b 引き出し線 21 耐熱絶縁線 22 電極補助プレート
Claims (7)
- 【請求項1】 金属平板を加工して連続する渦巻き状に
導電部を形成し、該導電部の中心端部と外側端部にそれ
ぞれ内外電極を形成したヒータコアを、金属ケース内に
導電部間及び該導電部とケース間をそれぞれ絶縁して収
容したことを特徴とするヒータブロック。 - 【請求項2】 前記ヒータコアは、導電部間の絶縁空間
にパテを介挿され、内外電極をそれぞれ絶縁されて金属
ケースに収容されていることを特徴とする請求項1記載
のヒータブロック。 - 【請求項3】 前記ヒータコアは、導電部の断面形状が
上下方向に互い違いに段差を設けて配置することにより
絶縁空間を確保して金属ケース内に収容されていること
を特徴とする請求項1又は請求項2記載のヒータブロッ
ク。 - 【請求項4】 金属線をコアにしてその周囲を絶縁材に
より被覆した絶縁線を渦巻き状に巻き回して形成したヒ
ータコアを金属ケース内に収容したヒータブロックにお
いて、 前記絶縁線を治具のテーパーを有する巻き付け部に螺旋
状に巻き回して成形したヒータブロックを、該治具を取
り外して絶縁シートに平板状に接着して金属ケース内に
収容したことを特徴とするヒータブロック。 - 【請求項5】 金属線をコアにしてその周囲を絶縁材に
より被覆した絶縁線を渦巻き状に巻き回して形成したヒ
ータコアを金属ケース内に収容したヒータブロックにお
いて、 前記絶縁線は、治具の上下ガイド部材の間に形成された
隙間に接着剤を塗布しながら渦巻き状に巻き回して成形
したヒータコアを金属ケース内に収容したことを特徴と
するヒータブロック。 - 【請求項6】 金属線をコアにしてその周囲を絶縁材に
より被覆した絶縁線を渦巻き状に巻き回して形成したヒ
ータコアを、接着剤が塗布された絶縁シート間に挟んで
加熱加圧して平板状に形成したことを特徴とするヒータ
ブロック。 - 【請求項7】 固定子コアと、 前記固定子コアに回動可能に取り付けられた回転子と、 前記回転子と同軸に設けられた周方向に複数の羽根を形
成した回転体と、 前記固定子コアが中心部を挿通するように取り付けられ
たコイルブロックと、 前記コイルブロックと熱反射板を介して固定子コアに複
数並列して取り付けられた前記請求項1〜請求項6記載
のうちいずれか1項記載のヒータブロックと、を備えた
モータと、 前記モータを収容する吸引口及び送風口を形成したハウ
ジングと、 前記ハウジングを回動可能に支持する支持部と、 を装備したことを特徴とするモータ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13845496A JPH09320736A (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | ヒータブロック及び該ヒータブロックを用いたモータ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13845496A JPH09320736A (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | ヒータブロック及び該ヒータブロックを用いたモータ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09320736A true JPH09320736A (ja) | 1997-12-12 |
Family
ID=15222397
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13845496A Pending JPH09320736A (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | ヒータブロック及び該ヒータブロックを用いたモータ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09320736A (ja) |
-
1996
- 1996-05-31 JP JP13845496A patent/JPH09320736A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040406 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040803 |