JPH09323631A - 液圧制御装置とそれを利用したブレーキ装置 - Google Patents
液圧制御装置とそれを利用したブレーキ装置Info
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- JPH09323631A JPH09323631A JP14706596A JP14706596A JPH09323631A JP H09323631 A JPH09323631 A JP H09323631A JP 14706596 A JP14706596 A JP 14706596A JP 14706596 A JP14706596 A JP 14706596A JP H09323631 A JPH09323631 A JP H09323631A
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- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 4
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- Regulating Braking Force (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】歯車によって移動する調圧ピストンを利用して
液圧回路内の液圧の増減を簡単に、且つ、滑らかに実行
できる小型軽量の液圧制御装置を提供する。 【解決手段】 液圧発生源1とアクチュエータとの間の
液圧回路中に配置され、前記アクチュエータに作用する
液圧を制御する液圧制御装置3であって、同装置は、前
記液圧制御装置本体に形成したシリンダ11と、前記シ
リンダ11内に形成され前記液圧発生源1とアクチュエ
ータとに連通する液圧室12と、前記液圧室12内に配
置される歯車ケース13と、同歯車ケース13内に配置
される歯車軸15と、同歯車軸15を回転するモータ6
と、同歯車軸15の回転により、前記液圧室12内に出
没する調圧ピストン20と、前記液圧室12内と液圧発
生源1とを連通する流路30内に配置された電磁弁2
と、前記電磁弁2および前記モータ6とを制御する電子
制御装置(ECU)7とを備えていることを特徴とする
液圧制御装置である。
液圧回路内の液圧の増減を簡単に、且つ、滑らかに実行
できる小型軽量の液圧制御装置を提供する。 【解決手段】 液圧発生源1とアクチュエータとの間の
液圧回路中に配置され、前記アクチュエータに作用する
液圧を制御する液圧制御装置3であって、同装置は、前
記液圧制御装置本体に形成したシリンダ11と、前記シ
リンダ11内に形成され前記液圧発生源1とアクチュエ
ータとに連通する液圧室12と、前記液圧室12内に配
置される歯車ケース13と、同歯車ケース13内に配置
される歯車軸15と、同歯車軸15を回転するモータ6
と、同歯車軸15の回転により、前記液圧室12内に出
没する調圧ピストン20と、前記液圧室12内と液圧発
生源1とを連通する流路30内に配置された電磁弁2
と、前記電磁弁2および前記モータ6とを制御する電子
制御装置(ECU)7とを備えていることを特徴とする
液圧制御装置である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液圧制御回路内の液
圧を滑らかに増減圧することができる液圧制御装置に関
するものであり、更に、車両用ディスクブレーキのキャ
リパ内に前記液圧制御装置を組み込み、アンチロック、
トラクションコントロール等の滑らかな液圧制御を実行
できる小型軽量のブレーキ装置に関するものである。
圧を滑らかに増減圧することができる液圧制御装置に関
するものであり、更に、車両用ディスクブレーキのキャ
リパ内に前記液圧制御装置を組み込み、アンチロック、
トラクションコントロール等の滑らかな液圧制御を実行
できる小型軽量のブレーキ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、制動時の操縦安定性を向上させ運
転者の運転操作を容易にすることを目的としたアンチロ
ック制御装置の開発が積極的に進められている。この種
の車両用アンチロック制御装置としては特開昭64−4
7650号公報に記載されたもの等が知られている。
転者の運転操作を容易にすることを目的としたアンチロ
ック制御装置の開発が積極的に進められている。この種
の車両用アンチロック制御装置としては特開昭64−4
7650号公報に記載されたもの等が知られている。
【0003】上記公報に記載されたアンチロック制御装
置は、マスタシリンダから供給された液圧によって作動
するブレーキ装置と、マスタシリンダおよびホイールシ
リンダとを接続する配管途中に配置したアンチロック制
御用モジュレータとを備え、このモジュレータ内のボー
ル弁をステップモータを使用して精密に制御し、ブレー
キ装置に供給する液圧を加圧、減圧して車輪のロック現
象を解消しようとするものである。
置は、マスタシリンダから供給された液圧によって作動
するブレーキ装置と、マスタシリンダおよびホイールシ
リンダとを接続する配管途中に配置したアンチロック制
御用モジュレータとを備え、このモジュレータ内のボー
ル弁をステップモータを使用して精密に制御し、ブレー
キ装置に供給する液圧を加圧、減圧して車輪のロック現
象を解消しようとするものである。
【0004】しかし、上記アンチロック制御装置にあっ
ては、車輪側に取付けてあるブレーキ装置とは別に、ア
ンチロック制御を実行するためのモジュレータをブレー
キ配管の途中に設ける必要があり、装置が大型化、複雑
化してしまうという問題がある。
ては、車輪側に取付けてあるブレーキ装置とは別に、ア
ンチロック制御を実行するためのモジュレータをブレー
キ配管の途中に設ける必要があり、装置が大型化、複雑
化してしまうという問題がある。
【0005】また、上記従来例とは別にアンチロック制
御装置の小型化を図るために、ブレーキキャリパ内にブ
レーキ液圧制御機構を組み込んだものも提案されている
(特開昭61−166759号公報)。このアンチロッ
ク制御装置は、ブレーキキャリパ内に圧電式のブレーキ
液圧制御機構を組み込み、ブレーキ液圧制御を圧電素子
の変形を利用して行うものである。しかしこの装置も液
圧制御機構内に設けたブレーキピストンの移動量を大き
くとるために変位部材を設ける必要があり、構成が複雑
になり、製造コストも高価となる、さらには車体のバネ
下に位置するキャリパには重量、サイズに制限がある等
の点で複雑な機構のものを組込むことは困難である。ま
た、複雑な機構を採用しているため音や振動を発生し易
く、液圧制御を滑らかに行うことができない等々の問題
がある。
御装置の小型化を図るために、ブレーキキャリパ内にブ
レーキ液圧制御機構を組み込んだものも提案されている
(特開昭61−166759号公報)。このアンチロッ
ク制御装置は、ブレーキキャリパ内に圧電式のブレーキ
液圧制御機構を組み込み、ブレーキ液圧制御を圧電素子
の変形を利用して行うものである。しかしこの装置も液
圧制御機構内に設けたブレーキピストンの移動量を大き
くとるために変位部材を設ける必要があり、構成が複雑
になり、製造コストも高価となる、さらには車体のバネ
下に位置するキャリパには重量、サイズに制限がある等
の点で複雑な機構のものを組込むことは困難である。ま
た、複雑な機構を採用しているため音や振動を発生し易
く、液圧制御を滑らかに行うことができない等々の問題
がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は上記問
題点を解決するために、歯車によって移動する調圧ピス
トンを利用して液圧回路内の液圧の増減を簡単に、且
つ、滑らかに実行できる小型軽量の液圧制御装置を提供
するとともに、この液圧制御装置をディスクブレーキの
キャリパ内に組込んだ軽量、小型のブレーキ装置を提供
することを目的とする。この装置によれば、液圧回路内
の液圧の増減を歯車機構によって滑らかに精度良く実行
できるとともに、この装置をブレーキキャリパ内に組み
込むことにより軽量小型、かつ、低コストのブレーキ装
置を得ることができ、さらに車両のアンチロック制御、
トラクションコントロール、自動ブレーキ等の液圧制御
を滑らかに実行することができる。特に、液圧室内の液
圧を調整する調圧ピストンの移動量を歯車を利用して制
御できるようにしているため、トルク伝達に変動がな
く、調圧ピストンの正確な制御が可能である。
題点を解決するために、歯車によって移動する調圧ピス
トンを利用して液圧回路内の液圧の増減を簡単に、且
つ、滑らかに実行できる小型軽量の液圧制御装置を提供
するとともに、この液圧制御装置をディスクブレーキの
キャリパ内に組込んだ軽量、小型のブレーキ装置を提供
することを目的とする。この装置によれば、液圧回路内
の液圧の増減を歯車機構によって滑らかに精度良く実行
できるとともに、この装置をブレーキキャリパ内に組み
込むことにより軽量小型、かつ、低コストのブレーキ装
置を得ることができ、さらに車両のアンチロック制御、
トラクションコントロール、自動ブレーキ等の液圧制御
を滑らかに実行することができる。特に、液圧室内の液
圧を調整する調圧ピストンの移動量を歯車を利用して制
御できるようにしているため、トルク伝達に変動がな
く、調圧ピストンの正確な制御が可能である。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため本発明が採用し
た技術解決手段は、液圧発生源とアクチュエータとの間
の液圧回路中に配置され、前記アクチュエータに作用す
る液圧を制御する液圧制御装置であって、同装置は、前
記液圧制御装置本体に形成したシリンダと、前記シリン
ダ内に形成され前記液圧発生源とアクチュエータとに連
通する液圧室と、前記液圧室内に配置される歯車ケース
と、同歯車ケース内に配置される歯車軸と、同歯車軸を
回転するモータと、同歯車軸の回転により、前記液圧室
内に出没する調圧ピストンと、前記液圧室内と液圧発生
源とを連通する流路内に配置された電磁弁と、前記電磁
弁および前記モータとを制御する電子制御装置(EC
U)とを備えていることを特徴とする液圧制御装置であ
り、
た技術解決手段は、液圧発生源とアクチュエータとの間
の液圧回路中に配置され、前記アクチュエータに作用す
る液圧を制御する液圧制御装置であって、同装置は、前
記液圧制御装置本体に形成したシリンダと、前記シリン
ダ内に形成され前記液圧発生源とアクチュエータとに連
通する液圧室と、前記液圧室内に配置される歯車ケース
と、同歯車ケース内に配置される歯車軸と、同歯車軸を
回転するモータと、同歯車軸の回転により、前記液圧室
内に出没する調圧ピストンと、前記液圧室内と液圧発生
源とを連通する流路内に配置された電磁弁と、前記電磁
弁および前記モータとを制御する電子制御装置(EC
U)とを備えていることを特徴とする液圧制御装置であ
り、
【0008】ブレーキ装置のキャリパ内に形成したシリ
ンダと、同シリンダ内に配置された摺動自在のブレーキ
ピストンと、前記ピストンによってシリンダ内に区画さ
れた液圧室と、前記液圧室内に配置された歯車ケース
と、同歯車ケース内に配置された歯車軸と、同歯車軸を
回転するモータと、同歯車軸の回転により、前記液圧室
内に出没する調圧ピストンと、前記液圧室内と液圧発生
源とを連通する流路内に配置された電磁弁と、前記電磁
弁および前記モータとを制御する電子制御装置(EC
U)とを備えていることを特徴とするブレーキ装置であ
る。
ンダと、同シリンダ内に配置された摺動自在のブレーキ
ピストンと、前記ピストンによってシリンダ内に区画さ
れた液圧室と、前記液圧室内に配置された歯車ケース
と、同歯車ケース内に配置された歯車軸と、同歯車軸を
回転するモータと、同歯車軸の回転により、前記液圧室
内に出没する調圧ピストンと、前記液圧室内と液圧発生
源とを連通する流路内に配置された電磁弁と、前記電磁
弁および前記モータとを制御する電子制御装置(EC
U)とを備えていることを特徴とするブレーキ装置であ
る。
【0009】
【実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実施の形
態を説明する。図1は本発明に係る液圧制御装置の断面
図、図2は図1中のA−A断面図である。図1において
1は液圧発生源、2は電磁弁、3は液圧制御装置、6は
液圧制御装置を駆動するモータ、7は電子制御装置(E
CU)、30、31は流路、40はポテンショメータ、
41は液圧センサであり、これらによって液圧制御シス
テムが構成されている。
態を説明する。図1は本発明に係る液圧制御装置の断面
図、図2は図1中のA−A断面図である。図1において
1は液圧発生源、2は電磁弁、3は液圧制御装置、6は
液圧制御装置を駆動するモータ、7は電子制御装置(E
CU)、30、31は流路、40はポテンショメータ、
41は液圧センサであり、これらによって液圧制御シス
テムが構成されている。
【0010】液圧制御装置3の本体10内にはシリンダ
11が形成され、このシリンダ11内に液圧室12が形
成されている。この液圧室12は流路30内に設けた電
磁弁2を介して液圧発生源(例えば、マスタシリンダ)
に、また流路31を介してアクチュエータ(例えば、従
来のブレーキ装置内にあるホイールシリンダ)に連通し
ている。
11が形成され、このシリンダ11内に液圧室12が形
成されている。この液圧室12は流路30内に設けた電
磁弁2を介して液圧発生源(例えば、マスタシリンダ)
に、また流路31を介してアクチュエータ(例えば、従
来のブレーキ装置内にあるホイールシリンダ)に連通し
ている。
【0011】液圧室12内には、歯車ケース13が配置
されており、歯車ケース13は本体10に液密14状態
でナット等の固定手段により固定され、さらにこの歯車
ケース13の中心部には、歯車軸15を配置する長穴1
6が形成されている。この長穴16に連通してピストン
収納窓17が形成されており、ピストン収納窓17内に
は一対の調圧ピストン20が滑らかに摺動自在に配置さ
れている。
されており、歯車ケース13は本体10に液密14状態
でナット等の固定手段により固定され、さらにこの歯車
ケース13の中心部には、歯車軸15を配置する長穴1
6が形成されている。この長穴16に連通してピストン
収納窓17が形成されており、ピストン収納窓17内に
は一対の調圧ピストン20が滑らかに摺動自在に配置さ
れている。
【0012】歯車ケース13の中心部の長穴16には、
歯車軸15が軸受け18、19によって軸支されてい
る。また、歯車軸15には歯車ケース13のピストン収
納窓17に対応して、歯車22が形成されている。歯車
22には、図2に示すように調圧ピストン20に形成し
たラック20aが嵌合している。ラック20aは図に示
す如く調圧ピストン20から延出した部分に形成されて
おり、一対の調圧ピストン20に形成した夫々のラック
20aが歯車22に噛み合っている。したがって、歯車
22が回転すると、この歯車と噛み合っているラック2
0aがその回転に連れて図中上下に移動し、調圧ピスト
ン20のストロークが得られる構成となっている。
歯車軸15が軸受け18、19によって軸支されてい
る。また、歯車軸15には歯車ケース13のピストン収
納窓17に対応して、歯車22が形成されている。歯車
22には、図2に示すように調圧ピストン20に形成し
たラック20aが嵌合している。ラック20aは図に示
す如く調圧ピストン20から延出した部分に形成されて
おり、一対の調圧ピストン20に形成した夫々のラック
20aが歯車22に噛み合っている。したがって、歯車
22が回転すると、この歯車と噛み合っているラック2
0aがその回転に連れて図中上下に移動し、調圧ピスト
ン20のストロークが得られる構成となっている。
【0013】図2に示す状態では調圧ピストン20の頭
部は歯車ケース13の外周面と略一致する初期位置に保
持されており、この状態から歯車22が図中反時計方向
に回転すると調圧ピストン20は歯車ケース13内に没
することになって液圧室12内を減圧することができ、
また時計方向に回転すると調圧ピストン20は歯車ケー
ス13から突出して液圧室12を加圧することができ
る。
部は歯車ケース13の外周面と略一致する初期位置に保
持されており、この状態から歯車22が図中反時計方向
に回転すると調圧ピストン20は歯車ケース13内に没
することになって液圧室12内を減圧することができ、
また時計方向に回転すると調圧ピストン20は歯車ケー
ス13から突出して液圧室12を加圧することができ
る。
【0014】歯車軸15の端部には大ギヤ23が固定さ
れており、また大ギヤ23はモータ6の出力軸に取り付
けたピニオン24と噛み合っており、これらによって歯
車駆動機構を構成している。さらに、大ギヤ23にはポ
テンショメータ40が固定されており、このポテンショ
メータ40により、歯車軸の回転角度(位置情報)を検
出できるようになっている。また、歯車ケース13の周
囲には、可撓性のブーツ25が被せられ、同ブーツ25
はバンド等の固定手段25aによって歯車ケース13に
液密に取付けられていて、このブーツ25によって、液
圧室12内の液体がピストン収納窓17から漏出するの
を防止している。
れており、また大ギヤ23はモータ6の出力軸に取り付
けたピニオン24と噛み合っており、これらによって歯
車駆動機構を構成している。さらに、大ギヤ23にはポ
テンショメータ40が固定されており、このポテンショ
メータ40により、歯車軸の回転角度(位置情報)を検
出できるようになっている。また、歯車ケース13の周
囲には、可撓性のブーツ25が被せられ、同ブーツ25
はバンド等の固定手段25aによって歯車ケース13に
液密に取付けられていて、このブーツ25によって、液
圧室12内の液体がピストン収納窓17から漏出するの
を防止している。
【0015】したがって、歯車軸15が図2に示す位置
から反時計方向に回転すると、調圧ピストン20は歯車
ケース13に形成したピストン収納窓17内に没するよ
うになり、これにより、液圧室12内の容積を拡大でき
るようになっている。この時ブーツ25も液圧室12内
の液圧によって、調圧ピストン20の移動につれて、変
形してゆくことになる。なお、ピストン収納窓17と調
圧ピストン20との間に摺動性のある液密シールを設け
ると、ブーツは省略することができる。
から反時計方向に回転すると、調圧ピストン20は歯車
ケース13に形成したピストン収納窓17内に没するよ
うになり、これにより、液圧室12内の容積を拡大でき
るようになっている。この時ブーツ25も液圧室12内
の液圧によって、調圧ピストン20の移動につれて、変
形してゆくことになる。なお、ピストン収納窓17と調
圧ピストン20との間に摺動性のある液密シールを設け
ると、ブーツは省略することができる。
【0016】前述した歯車22は、歯車軸15に1個設
けた例について説明したが、歯車軸15上に複数の歯車
を形成し、この歯車に対応してピストン収納窓、および
調圧ピストンを配置することも可能である。さらに、上
記の実施形態では、調圧ピストン20を1個の歯車に対
して一対設けたものを例に上げて説明したが、調圧ピス
トンは1個のみでもよく、さらに必要に応じて互いのラ
ック同志が干渉しないような配置を採用することによ
り、1個の歯車に対して調圧ピストンを3個以上の配置
とすることも可能である。こうして調圧ピストンの数が
増えると、液圧室12内の液圧制御をより精密に実行す
ることができる。
けた例について説明したが、歯車軸15上に複数の歯車
を形成し、この歯車に対応してピストン収納窓、および
調圧ピストンを配置することも可能である。さらに、上
記の実施形態では、調圧ピストン20を1個の歯車に対
して一対設けたものを例に上げて説明したが、調圧ピス
トンは1個のみでもよく、さらに必要に応じて互いのラ
ック同志が干渉しないような配置を採用することによ
り、1個の歯車に対して調圧ピストンを3個以上の配置
とすることも可能である。こうして調圧ピストンの数が
増えると、液圧室12内の液圧制御をより精密に実行す
ることができる。
【0017】また、電磁弁2、モータ6、ポテンショメ
ータ40、液圧センサ41は電子制御装置(ECU)7
に接続されており、電子制御装置7は液圧センサ41、
ポテンショメータ40、さらには図示せぬ各種センサ等
からの信号に基づいて前記モータ6を回転駆動するとと
もに、電磁弁2を作動して後述する態様で液圧制御回路
内の液圧を制御する。また、前述のモータ6には、動力
モータ(正逆転可能な動力型小型モータ)を使用し、ポ
テンショメータ40からの信号によりモータの回転角度
を制御できるようにしてある。
ータ40、液圧センサ41は電子制御装置(ECU)7
に接続されており、電子制御装置7は液圧センサ41、
ポテンショメータ40、さらには図示せぬ各種センサ等
からの信号に基づいて前記モータ6を回転駆動するとと
もに、電磁弁2を作動して後述する態様で液圧制御回路
内の液圧を制御する。また、前述のモータ6には、動力
モータ(正逆転可能な動力型小型モータ)を使用し、ポ
テンショメータ40からの信号によりモータの回転角度
を制御できるようにしてある。
【0018】なお、上記の例では、モータ6として動力
モータを使用し、ポテンショメータ40からの位置信号
によりモータを制御するようにしてあるが、上記のよう
なポテンショメータを使用せずに、モータとしてサーボ
モータを使用し、エンコーダによってモータの回転を制
御することもできるが、この場合にはサーボモータの方
がエンコーダを使用するために、コストが高くつくこと
になる。また、図中42はカバーである。
モータを使用し、ポテンショメータ40からの位置信号
によりモータを制御するようにしてあるが、上記のよう
なポテンショメータを使用せずに、モータとしてサーボ
モータを使用し、エンコーダによってモータの回転を制
御することもできるが、この場合にはサーボモータの方
がエンコーダを使用するために、コストが高くつくこと
になる。また、図中42はカバーである。
【0019】上記構成に係わる液圧制御装置の作動を説
明する。 〔通常作動状態〕通常時は、電子制御装置7からの指令
がなく電磁弁2およびモータ6が作動しない。また調圧
ピストン20は図2に示す初期位置をとっている。した
がって、この状態で、液圧発生源1で液圧が発生する
と、この液圧は流路30→開いている電磁弁2→液圧室
12→流路31→アクチュエータに供給され、アクチュ
エータを作動する。液圧発生源の液圧を開放すると、ア
クチュエータ内の液は前記とは逆の経路で液圧発生源に
還流され、アクチュエータは初期位置に戻る。
明する。 〔通常作動状態〕通常時は、電子制御装置7からの指令
がなく電磁弁2およびモータ6が作動しない。また調圧
ピストン20は図2に示す初期位置をとっている。した
がって、この状態で、液圧発生源1で液圧が発生する
と、この液圧は流路30→開いている電磁弁2→液圧室
12→流路31→アクチュエータに供給され、アクチュ
エータを作動する。液圧発生源の液圧を開放すると、ア
クチュエータ内の液は前記とは逆の経路で液圧発生源に
還流され、アクチュエータは初期位置に戻る。
【0020】〔液圧制御回路内の液圧制御〕液圧回路内
の液圧を制御する場合には、液圧センサ41をはじめと
して図示せぬセンサ等からの信号に基づいて電子制御装
置7がモータ6を回転駆動するとともに、電磁弁2を閉
じる。モータ6の駆動により、ピニオン24、大ギヤ2
3を介して歯車軸15を図2中反時計方向に回転する。
歯車軸15の回転により、歯車22も回転し、これに伴
って歯車22と噛み合っているラック20aを介して調
圧ピストン20がピストン収納窓17内に次第に没して
行く。この結果、液圧室12内の容積が拡大し、液圧回
路中の液圧が減圧され、アクチュエータに作用する液圧
が減圧される。
の液圧を制御する場合には、液圧センサ41をはじめと
して図示せぬセンサ等からの信号に基づいて電子制御装
置7がモータ6を回転駆動するとともに、電磁弁2を閉
じる。モータ6の駆動により、ピニオン24、大ギヤ2
3を介して歯車軸15を図2中反時計方向に回転する。
歯車軸15の回転により、歯車22も回転し、これに伴
って歯車22と噛み合っているラック20aを介して調
圧ピストン20がピストン収納窓17内に次第に没して
行く。この結果、液圧室12内の容積が拡大し、液圧回
路中の液圧が減圧され、アクチュエータに作用する液圧
が減圧される。
【0021】さらに、再加圧時には、モータ6を逆転
し、歯車軸15を初期位置方向に回転させると調圧ピス
トン20は液圧室12内に押し戻され、再加圧が実行さ
れる。この時モータ6の回転はポテンショメータ40か
らの信号に基づいて電子制御装置7によって制御され
る。このため、モータは通常の動力モータを使用でき、
エンコーダ付きのサーボモータ等を使用する必要がなく
なり、装置全体のコストを低減することができる。
し、歯車軸15を初期位置方向に回転させると調圧ピス
トン20は液圧室12内に押し戻され、再加圧が実行さ
れる。この時モータ6の回転はポテンショメータ40か
らの信号に基づいて電子制御装置7によって制御され
る。このため、モータは通常の動力モータを使用でき、
エンコーダ付きのサーボモータ等を使用する必要がなく
なり、装置全体のコストを低減することができる。
【0022】以上のように本例では、液圧制御装置を単
独で構成したため、ブレーキ回路をはじめ必要に応じて
どのような液圧回路内にも配置することができ、これに
よって液圧回路内の液圧の増減を滑らかに実行すること
ができる。なお、上記の実施形態では、調圧ピストンを
一対設けたものを例に上げて説明したが、調圧ピストン
は1個だけでもよく、さらに必要に応じて調圧ピストン
を3個以上の適当数とすることもできる。
独で構成したため、ブレーキ回路をはじめ必要に応じて
どのような液圧回路内にも配置することができ、これに
よって液圧回路内の液圧の増減を滑らかに実行すること
ができる。なお、上記の実施形態では、調圧ピストンを
一対設けたものを例に上げて説明したが、調圧ピストン
は1個だけでもよく、さらに必要に応じて調圧ピストン
を3個以上の適当数とすることもできる。
【0023】続いて図3を参照して本発明の第2の実施
形態を説明する。第2の実施形態は上記液圧制御装置を
ブレーキキャリパ内に配置した点に特徴がある。なお、
本実施の形態の説明は第1実施形態との相違点を中心に
説明する。図3において1は液圧発生源としてのマスタ
ーシリンダ、2は電磁弁、3はブレーキキャリパ内に配
置した液圧制御装置、4は液圧制御装置内に設けたアク
チュエータとしてのブレーキピストン、5はディスクパ
ッド、6は液圧制御装置を駆動するモータ、7は電子制
御装置(ECU)、30は流路であり、これらによって
ブレーキシステムが構成されている。液圧制御装置3の
本体10(本例の場合にはディスクブレーキのキャリパ
がこれを兼ねている)内にはシリンダ11が形成され、
このシリンダ11内にブレーキピストン4が摺動自在に
配置されている。ブレーキピストン4には周知の通りデ
ィスクパッド5が取り付けられている。
形態を説明する。第2の実施形態は上記液圧制御装置を
ブレーキキャリパ内に配置した点に特徴がある。なお、
本実施の形態の説明は第1実施形態との相違点を中心に
説明する。図3において1は液圧発生源としてのマスタ
ーシリンダ、2は電磁弁、3はブレーキキャリパ内に配
置した液圧制御装置、4は液圧制御装置内に設けたアク
チュエータとしてのブレーキピストン、5はディスクパ
ッド、6は液圧制御装置を駆動するモータ、7は電子制
御装置(ECU)、30は流路であり、これらによって
ブレーキシステムが構成されている。液圧制御装置3の
本体10(本例の場合にはディスクブレーキのキャリパ
がこれを兼ねている)内にはシリンダ11が形成され、
このシリンダ11内にブレーキピストン4が摺動自在に
配置されている。ブレーキピストン4には周知の通りデ
ィスクパッド5が取り付けられている。
【0024】シリンダ11とブレーキピストン4とは液
圧室12を形成しており、この液圧室12は流路30内
に設けた電磁弁2を介して液圧発生源としてのマスタシ
リンダ1に連通している。液圧室12内には、歯車ケー
ス13が配置されており、歯車ケース13は本体10に
液密状態14で固定されている。歯車ケース13の中心
部には、第1実施例で説明したと同様の歯車軸15、調
圧ピストン20、ピストン収納窓17からなる液圧制御
機構3が配置されており、さらに、歯車軸15には大ギ
ヤ23が固定されており、また大ギヤ23はモータ6の
出力軸に取り付けたピニオン24と噛み合っており、こ
れらによって歯車駆動機構を構成している。また、歯車
ケース13の周囲には、第1実施例の場合と同様に可撓
性のブーツ25が設けられ、液圧室12内のブレーキ液
がピストン収納窓17から漏出するのを防止している。
圧室12を形成しており、この液圧室12は流路30内
に設けた電磁弁2を介して液圧発生源としてのマスタシ
リンダ1に連通している。液圧室12内には、歯車ケー
ス13が配置されており、歯車ケース13は本体10に
液密状態14で固定されている。歯車ケース13の中心
部には、第1実施例で説明したと同様の歯車軸15、調
圧ピストン20、ピストン収納窓17からなる液圧制御
機構3が配置されており、さらに、歯車軸15には大ギ
ヤ23が固定されており、また大ギヤ23はモータ6の
出力軸に取り付けたピニオン24と噛み合っており、こ
れらによって歯車駆動機構を構成している。また、歯車
ケース13の周囲には、第1実施例の場合と同様に可撓
性のブーツ25が設けられ、液圧室12内のブレーキ液
がピストン収納窓17から漏出するのを防止している。
【0025】前述した電磁弁2、モータ6は電子制御装
置(ECU)7に接続されており、電子制御装置7は図
示せぬスピードセンサ、さらにはポテンショメータ(図
3中では図示していない)等からの信号に基づいて前記
モータ6を回転駆動するとともに、電磁弁2を作動して
後述する態様でアンチロック制御を実行する。なお、図
中、26はブレーキピストン4と本体10との間のシー
ル部材を示す。
置(ECU)7に接続されており、電子制御装置7は図
示せぬスピードセンサ、さらにはポテンショメータ(図
3中では図示していない)等からの信号に基づいて前記
モータ6を回転駆動するとともに、電磁弁2を作動して
後述する態様でアンチロック制御を実行する。なお、図
中、26はブレーキピストン4と本体10との間のシー
ル部材を示す。
【0026】上記構成に係わるブレーキ装置の作動を説
明する。 〔通常ブレーキ時〕通常ブレーキ時には、電子制御装置
7からの指令がなく電磁弁2およびモータ6が作動しな
い。また歯車は図3に示す初期位置をとっている。した
がって、この状態で、ブレーキぺダルを踏み込みマスタ
シリンダ1に液圧が発生すると、この液圧はマスタシリ
ンダ1→開いている電磁弁2→流路30を通って液圧室
12に供給されブレーキピストン4を移動して制動作用
を実行する。この時、調圧ピストン20は歯車軸15が
回転しないため移動することは無い。ブレーキぺダルの
踏み込みを開放すると、液圧室内のブレーキ液は前記と
は逆の経路でマスタシリンダに還流され、ブレーキが緩
められる。
明する。 〔通常ブレーキ時〕通常ブレーキ時には、電子制御装置
7からの指令がなく電磁弁2およびモータ6が作動しな
い。また歯車は図3に示す初期位置をとっている。した
がって、この状態で、ブレーキぺダルを踏み込みマスタ
シリンダ1に液圧が発生すると、この液圧はマスタシリ
ンダ1→開いている電磁弁2→流路30を通って液圧室
12に供給されブレーキピストン4を移動して制動作用
を実行する。この時、調圧ピストン20は歯車軸15が
回転しないため移動することは無い。ブレーキぺダルの
踏み込みを開放すると、液圧室内のブレーキ液は前記と
は逆の経路でマスタシリンダに還流され、ブレーキが緩
められる。
【0027】〔アンチロック制御〕車両にブレーキをか
けるためにブレーキペダルを踏むとマスターシリンダ1
で液圧が発生する。この液圧は前述の通りブレーキ装置
内の液圧室12に供給され、ブレーキピストン4を移動
して車輪に制動力を与える。ところで、この状態の時に
は、車輪の状態はスピードセンサ等で常時検知されてお
り、検知信号が公知の電子制御装置に入力され、電子制
御装置はこの入力に基づいて車輪速度、スリップ率、減
速度などを演算する。そしてこの演算結果により車輪の
スキッド状態を評価し以下のように電磁弁2およびモー
タ6を制御して、ブレーキ液圧の減圧、保持、再加圧等
の種々の態様を実行する。
けるためにブレーキペダルを踏むとマスターシリンダ1
で液圧が発生する。この液圧は前述の通りブレーキ装置
内の液圧室12に供給され、ブレーキピストン4を移動
して車輪に制動力を与える。ところで、この状態の時に
は、車輪の状態はスピードセンサ等で常時検知されてお
り、検知信号が公知の電子制御装置に入力され、電子制
御装置はこの入力に基づいて車輪速度、スリップ率、減
速度などを演算する。そしてこの演算結果により車輪の
スキッド状態を評価し以下のように電磁弁2およびモー
タ6を制御して、ブレーキ液圧の減圧、保持、再加圧等
の種々の態様を実行する。
【0028】即ち、走行中に車輪がロックし、前記電子
制御装置(ECU)7からブレーキ緩め信号が出力され
ると電磁弁2が閉じるとともにモータ6が駆動され、ピ
ニオン24、大ギヤ23を介して歯車軸(図2参照)1
5を反時計方向に回転する。歯車軸15の回転により、
歯車22も回転し、これに伴って調圧ピストン20がピ
ストン収納窓17内に次第に没して行き、この結果、液
圧室12内の容積が拡大し、ブレーキ液圧が減圧され、
ブレーキ力が弱められ、車輪のロック状態が解消され
る。
制御装置(ECU)7からブレーキ緩め信号が出力され
ると電磁弁2が閉じるとともにモータ6が駆動され、ピ
ニオン24、大ギヤ23を介して歯車軸(図2参照)1
5を反時計方向に回転する。歯車軸15の回転により、
歯車22も回転し、これに伴って調圧ピストン20がピ
ストン収納窓17内に次第に没して行き、この結果、液
圧室12内の容積が拡大し、ブレーキ液圧が減圧され、
ブレーキ力が弱められ、車輪のロック状態が解消され
る。
【0029】さらに、再加圧時には、モータ6を逆転
し、歯車軸を初期位置方向に回転させると調圧ピストン
が液圧室12内に押し戻され、再加圧が実行される。ま
た、ブレーキ液圧保持状態の指令が出されると、モータ
6が停止し液圧室のブレーキ液圧を保持する。
し、歯車軸を初期位置方向に回転させると調圧ピストン
が液圧室12内に押し戻され、再加圧が実行される。ま
た、ブレーキ液圧保持状態の指令が出されると、モータ
6が停止し液圧室のブレーキ液圧を保持する。
【0030】また、前記ブレーキ装置の液圧制御(減
圧、保持、再加圧)は各車輪の状態に応じてそれぞれ独
立してあるいは各チャンネルの車輪毎に行なう。アンチ
ロック制御の解除は、電子制御装置からの信号が無くな
ることにより行われる。即ち、電子制御装置からの信号
が無くなると、電磁弁2が開くとともにモータ6により
歯車が初期位置に復帰し、これによって調圧ピストン2
0も初期位置に復帰して図3に示す状態となり、通常ブ
レーキ状態となる。
圧、保持、再加圧)は各車輪の状態に応じてそれぞれ独
立してあるいは各チャンネルの車輪毎に行なう。アンチ
ロック制御の解除は、電子制御装置からの信号が無くな
ることにより行われる。即ち、電子制御装置からの信号
が無くなると、電磁弁2が開くとともにモータ6により
歯車が初期位置に復帰し、これによって調圧ピストン2
0も初期位置に復帰して図3に示す状態となり、通常ブ
レーキ状態となる。
【0031】なお、前述した歯車と調圧ピストン20に
設けたラック20aとの関係を適宜設定しておけば、初
期位置を基準にして歯車軸15を調圧ピストン20が歯
車ケース13より突出方向に回転させた場合には、液圧
室内の液圧を増圧することができ、これによって自動ブ
レーキ、トラクションコントロールを実行することがで
きる。また、初期位置を基準にして歯車軸15を調圧ピ
ストン20が歯車ケース13内に没する方向に回転させ
た場合には、前述したように液圧室内の液圧を減圧する
ことができ、これによってアンチロック制御を実行する
ことができる。
設けたラック20aとの関係を適宜設定しておけば、初
期位置を基準にして歯車軸15を調圧ピストン20が歯
車ケース13より突出方向に回転させた場合には、液圧
室内の液圧を増圧することができ、これによって自動ブ
レーキ、トラクションコントロールを実行することがで
きる。また、初期位置を基準にして歯車軸15を調圧ピ
ストン20が歯車ケース13内に没する方向に回転させ
た場合には、前述したように液圧室内の液圧を減圧する
ことができ、これによってアンチロック制御を実行する
ことができる。
【0032】例えば、車両発進時に車輪にスリップが生
じた場合、あるいは、車間距離が詰まった場合には、電
磁弁2を閉じるとともに歯車軸15を調圧ピストン20
を液圧室12内に押し出す方向に回転し、液圧室12内
のブレーキ液圧を増圧し、車輪にブレーキを働かせる。
なお、トラクションコントロールでは車輪の状態はスピ
ードセンサで常時検知されており、検知信号が公知の電
子制御装置に入力され、電子制御装置はこの入力に基づ
いて車輪速度、スリップ率、減速度などを演算する。そ
してこの演算結果により車輪のスリップ状態を評価し電
磁弁2およびモータ6を制御して、上述のアンチロック
制御と同様にブレーキ液圧の減圧、保持、再加圧等の種
々の態様を実行する。
じた場合、あるいは、車間距離が詰まった場合には、電
磁弁2を閉じるとともに歯車軸15を調圧ピストン20
を液圧室12内に押し出す方向に回転し、液圧室12内
のブレーキ液圧を増圧し、車輪にブレーキを働かせる。
なお、トラクションコントロールでは車輪の状態はスピ
ードセンサで常時検知されており、検知信号が公知の電
子制御装置に入力され、電子制御装置はこの入力に基づ
いて車輪速度、スリップ率、減速度などを演算する。そ
してこの演算結果により車輪のスリップ状態を評価し電
磁弁2およびモータ6を制御して、上述のアンチロック
制御と同様にブレーキ液圧の減圧、保持、再加圧等の種
々の態様を実行する。
【0033】また、図示せぬ車間距離センサにより、車
間距離が所定値以内になったことを検出すると、電子制
御装置からの信号により電磁弁2およびモータ6を制御
してブレーキ液圧の増圧、保持、減圧等の種々の態様を
実行し、自動ブレーキを働かすことができる。上記のよ
うに本実施例によれば、液圧室12内の圧力は、歯車軸
15の回転につれて移動する調圧ピストンにより制御さ
れ、これによりブレーキ作動態様に応じてブレーキ液圧
の減圧、保持、再加圧を実行することができる。以上の
ように本例では、液圧制御装置をブレーキキャリパ内に
設けたため、ブレーキ装置の小型軽量化を図ることがで
き、また、ブレーキ液圧の増減を滑らかに実行すること
ができる。
間距離が所定値以内になったことを検出すると、電子制
御装置からの信号により電磁弁2およびモータ6を制御
してブレーキ液圧の増圧、保持、減圧等の種々の態様を
実行し、自動ブレーキを働かすことができる。上記のよ
うに本実施例によれば、液圧室12内の圧力は、歯車軸
15の回転につれて移動する調圧ピストンにより制御さ
れ、これによりブレーキ作動態様に応じてブレーキ液圧
の減圧、保持、再加圧を実行することができる。以上の
ように本例では、液圧制御装置をブレーキキャリパ内に
設けたため、ブレーキ装置の小型軽量化を図ることがで
き、また、ブレーキ液圧の増減を滑らかに実行すること
ができる。
【0034】
【発明の効果】以上詳細に述べた如く本発明は、液圧制
御装置本体に形成した液圧室内に調圧ピストンを配置
し、この調圧ピストンの移動量をラックアンドピニオン
機構を利用して制御することにより、液圧室の容積を制
御し、アクチュエータに作用する液圧を増減圧すること
ができる。また、この液圧制御装置をブレーキキャリパ
に組み込んで構成したブレーキ装置では、滑らかなして
アンチロック制御、トラクション制御、自動ブレーキ制
御を実行することができ、さらにブレーキ装置の小型軽
量化を図ることができる。また、歯車軸に設けた歯車と
調圧ピストンに設けたラックとの噛み合いにより調圧ピ
ストンを液圧室内に出没させる機構を取ったため、トル
ク伝達が正確に行われ調圧ピストンの移動量を精密に、
且つ、円滑に制御することができ、最適な液圧制御が可
能となり、制御時の音も小さくできる。またキャリパ内
に組み込んで構成したブレーキ装置では車両のサスペン
ションのバネ下に重量を小さくできる、さらに、ポテン
ショメータを使用して歯車の回転角を検出し、モータを
制御できるようにした場合には、モータを制御する高価
格のエンコーダが不要となり、装置全体としてのコスト
低減を図ることができる、キャリパ内に液圧制御装置を
内蔵した場合には、配管等が不要となり、また配管によ
る損失も無くなる、等々の優れた作用効果を奏すること
ができる。
御装置本体に形成した液圧室内に調圧ピストンを配置
し、この調圧ピストンの移動量をラックアンドピニオン
機構を利用して制御することにより、液圧室の容積を制
御し、アクチュエータに作用する液圧を増減圧すること
ができる。また、この液圧制御装置をブレーキキャリパ
に組み込んで構成したブレーキ装置では、滑らかなして
アンチロック制御、トラクション制御、自動ブレーキ制
御を実行することができ、さらにブレーキ装置の小型軽
量化を図ることができる。また、歯車軸に設けた歯車と
調圧ピストンに設けたラックとの噛み合いにより調圧ピ
ストンを液圧室内に出没させる機構を取ったため、トル
ク伝達が正確に行われ調圧ピストンの移動量を精密に、
且つ、円滑に制御することができ、最適な液圧制御が可
能となり、制御時の音も小さくできる。またキャリパ内
に組み込んで構成したブレーキ装置では車両のサスペン
ションのバネ下に重量を小さくできる、さらに、ポテン
ショメータを使用して歯車の回転角を検出し、モータを
制御できるようにした場合には、モータを制御する高価
格のエンコーダが不要となり、装置全体としてのコスト
低減を図ることができる、キャリパ内に液圧制御装置を
内蔵した場合には、配管等が不要となり、また配管によ
る損失も無くなる、等々の優れた作用効果を奏すること
ができる。
【図1】本発明に係る第1実施形態としての液圧制御装
置の概略構成図である。
置の概略構成図である。
【図2】図1中のA−A矢視図である。
【図3】本発明に係る第2の実施形態としてのブレーキ
装置の概略構成図である。
装置の概略構成図である。
【符号の説明】 1 液圧発生源(マスタシリンダ) 2 電磁弁 3 液圧制御装置 4 ブレーキピストン 5 ディスクパッド 6 モータ 7 電子制御装置 10 本体 11 シリンダ 12 液圧室 13 歯車ケース 15 歯車軸 16 長穴 17 ピストン収納窓 18、19 軸受け 20 調圧ピストン 22 歯車 25 ブーツ 40 ポテンショメータ 41 液圧センサ
Claims (4)
- 【請求項1】液圧発生源1とアクチュエータとの間の液
圧回路中に配置され、前記アクチュエータに作用する液
圧を制御する液圧制御装置3であって、 同装置は、前記液圧制御装置本体に形成したシリンダ1
1と、 前記シリンダ11内に形成され前記液圧発生源1とアク
チュエータとに連通する液圧室12と、 前記液圧室12内に配置される歯車ケース13と、 同歯車ケース13内に配置される歯車軸15と、 同歯車軸15を回転するモータ6と、 同歯車軸15の回転により、前記液圧室12内に出没す
る調圧ピストン20と、 前記液圧室12内と液圧発生源1とを連通する流路30
内に配置された電磁弁2と、 前記電磁弁2および前記モータ6とを制御する電子制御
装置(ECU)7とを備えていることを特徴とする液圧
制御装置。 - 【請求項2】 前記歯車軸15に設けた歯車が、調圧ピ
ストンに形成したラックと噛み合っており、歯車の回転
に応じて調圧ピストンが液圧室内に出没し、液圧室内の
減圧、保持、加圧の制御を行うことを特徴とする請求項
1に記載の液圧制御装置。 - 【請求項3】ブレーキ装置のキャリパ内に形成したシリ
ンダ11と、 同シリンダ11内に配置された摺動自在のブレーキピス
トン4と、 前記ピストンによってシリンダ11内に区画された液圧
室12と、 前記液圧室12内に配置された歯車ケース13と、 同歯車ケース13内に配置された歯車軸15と、 同歯車軸15を回転するモータ6と、 同歯車軸15の回転により、前記液圧室12内に出没す
る調圧ピストン20と、 前記液圧室12内と液圧発生源1とを連通する流路30
内に配置された電磁弁2と、 前記電磁弁2および前記モータとを制御する電子制御装
置(ECU)7とを備えていることを特徴とするブレー
キ装置。 - 【請求項4】 前記歯車軸15に設けた歯車が、調圧ピ
ストンに形成したラックと噛み合っており、歯車の回転
に応じて調圧ピストンが液圧室内に出没し、液圧室内の
減圧、保持、加圧の制御を行うことを特徴とする請求項
3に記載のブレーキ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14706596A JPH09323631A (ja) | 1996-06-10 | 1996-06-10 | 液圧制御装置とそれを利用したブレーキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14706596A JPH09323631A (ja) | 1996-06-10 | 1996-06-10 | 液圧制御装置とそれを利用したブレーキ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09323631A true JPH09323631A (ja) | 1997-12-16 |
Family
ID=15421698
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14706596A Withdrawn JPH09323631A (ja) | 1996-06-10 | 1996-06-10 | 液圧制御装置とそれを利用したブレーキ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09323631A (ja) |
-
1996
- 1996-06-10 JP JP14706596A patent/JPH09323631A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030902 |