JPH09330832A - 内燃機関用点火コイル - Google Patents
内燃機関用点火コイルInfo
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- JPH09330832A JPH09330832A JP8168612A JP16861296A JPH09330832A JP H09330832 A JPH09330832 A JP H09330832A JP 8168612 A JP8168612 A JP 8168612A JP 16861296 A JP16861296 A JP 16861296A JP H09330832 A JPH09330832 A JP H09330832A
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Links
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Landscapes
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 一次コイルを巻装する柱状部材が軸方向に長
尺であっても、絶縁材料充填部分を損傷することなく確
実に絶縁性を維持し得る内燃機関用点火コイルを提供す
る。 【解決手段】 磁性体の柱状部材(インナコア10)に
一次コイル12を巻装した状態で、絶縁性を有する弾性
材料(例えばエラストマー)をモールドして弾性層19
を形成し、一次コイルアッセンブリを形成する。これに
二次コイル22を装着してケース60内に収容した後、
ケース60内に絶縁材料(例えばエポキシ樹脂)を充填
する。また、補助コア40及び永久磁石50にも弾性材
料をモールドして弾性層49を形成するとよい。
尺であっても、絶縁材料充填部分を損傷することなく確
実に絶縁性を維持し得る内燃機関用点火コイルを提供す
る。 【解決手段】 磁性体の柱状部材(インナコア10)に
一次コイル12を巻装した状態で、絶縁性を有する弾性
材料(例えばエラストマー)をモールドして弾性層19
を形成し、一次コイルアッセンブリを形成する。これに
二次コイル22を装着してケース60内に収容した後、
ケース60内に絶縁材料(例えばエポキシ樹脂)を充填
する。また、補助コア40及び永久磁石50にも弾性材
料をモールドして弾性層49を形成するとよい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関用点火コイ
ルに関し、特に、磁性体の柱状部材に一次コイル及び二
次コイルを装着してケース内に収容すると共に、絶縁材
料をケース内に充填して成る内燃機関用点火コイルに係
る。
ルに関し、特に、磁性体の柱状部材に一次コイル及び二
次コイルを装着してケース内に収容すると共に、絶縁材
料をケース内に充填して成る内燃機関用点火コイルに係
る。
【0002】
【従来の技術】近時、小型で配線、組付が容易な内燃機
関用点火コイルの開発が要請されており、軸方向に長尺
の点火コイルが注目されている。例えば、特開平3−1
36218号公報には、一次コイル内に収容する内部コ
アと、この内部コアの両端に配置し一次コイルによる磁
束と反対方向の磁束を発生する一対の永久磁石を介して
隣接設置すると共に、一次コイル及び二次コイル回りに
配置する外部コアとを備えた内燃機関用点火コイルが開
示されている。この点火コイルは軸方向に長尺であり、
従って内部コアも軸方向に長尺に形成されている。そし
て、ケース内には、電気的絶縁性を維持するため、熱硬
化性の合成樹脂が充填されている。
関用点火コイルの開発が要請されており、軸方向に長尺
の点火コイルが注目されている。例えば、特開平3−1
36218号公報には、一次コイル内に収容する内部コ
アと、この内部コアの両端に配置し一次コイルによる磁
束と反対方向の磁束を発生する一対の永久磁石を介して
隣接設置すると共に、一次コイル及び二次コイル回りに
配置する外部コアとを備えた内燃機関用点火コイルが開
示されている。この点火コイルは軸方向に長尺であり、
従って内部コアも軸方向に長尺に形成されている。そし
て、ケース内には、電気的絶縁性を維持するため、熱硬
化性の合成樹脂が充填されている。
【0003】更に、特開平6−325953号公報に
は、回路素子の放熱性を高めると共に、樹脂の注入工数
を軽減するため、点火コイルと電気的に接続する回路素
子をあらかじめフィンを設けた弾性体で封入して回路モ
ジュールを形成し、この回路モジュールと点火コイルと
をケースに収容して一種類の樹脂で同時に注入硬化する
内燃機関用点火コイルが提案されている。そして、その
実施例において、回路モジュールを封入する弾性体とし
て熱可塑性エラストマー等が用いられ、ケース内に注入
する樹脂としてエポキシ樹脂が用いられている。
は、回路素子の放熱性を高めると共に、樹脂の注入工数
を軽減するため、点火コイルと電気的に接続する回路素
子をあらかじめフィンを設けた弾性体で封入して回路モ
ジュールを形成し、この回路モジュールと点火コイルと
をケースに収容して一種類の樹脂で同時に注入硬化する
内燃機関用点火コイルが提案されている。そして、その
実施例において、回路モジュールを封入する弾性体とし
て熱可塑性エラストマー等が用いられ、ケース内に注入
する樹脂としてエポキシ樹脂が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平6−325
953号公報に記載の点火コイルにおいては、内部コア
(インナコア)が軸方向に長尺であり、コアを構成する
鉄と充填用の合成樹脂(例えば、エポキシ樹脂)とでは
線膨張係数が大きく異なるので、ケース内に合成樹脂が
充填、硬化されるときに、合成樹脂の硬化収縮に伴い、
この合成樹脂に応力が集中する。また、点火コイル使用
時の温度変化に伴う熱歪みによっても充填合成樹脂に応
力が集中することとなる。このような応力集中によって
合成樹脂充填部分が損傷しないように対策を講ずる必要
があるが、複雑な構造となり、点火コイルとしても大型
となる。
953号公報に記載の点火コイルにおいては、内部コア
(インナコア)が軸方向に長尺であり、コアを構成する
鉄と充填用の合成樹脂(例えば、エポキシ樹脂)とでは
線膨張係数が大きく異なるので、ケース内に合成樹脂が
充填、硬化されるときに、合成樹脂の硬化収縮に伴い、
この合成樹脂に応力が集中する。また、点火コイル使用
時の温度変化に伴う熱歪みによっても充填合成樹脂に応
力が集中することとなる。このような応力集中によって
合成樹脂充填部分が損傷しないように対策を講ずる必要
があるが、複雑な構造となり、点火コイルとしても大型
となる。
【0005】一方、特開平6−325953号公報にお
いては、充填用のエポキシ樹脂の他にエラストマーが用
いられているが、後者は回路モジュールを封入するフィ
ンを設けるために用いられたものである。同公報におい
ては、軸方向に長尺のコアと充填樹脂との関係について
は配慮されておらず、従ってエラストマーはコアとの関
係において用いられたものではない。
いては、充填用のエポキシ樹脂の他にエラストマーが用
いられているが、後者は回路モジュールを封入するフィ
ンを設けるために用いられたものである。同公報におい
ては、軸方向に長尺のコアと充填樹脂との関係について
は配慮されておらず、従ってエラストマーはコアとの関
係において用いられたものではない。
【0006】そこで、本発明は、磁性体の柱状部材に一
次コイル及び二次コイルを装着してケース内に収容する
と共に、絶縁材料をケース内に充填する内燃機関用点火
コイルにおいて、柱状部材が軸方向に長尺であっても、
絶縁材料充填部分を損傷することなく確実に絶縁性を維
持し得る内燃機関用点火コイルを提供することを課題と
する。
次コイル及び二次コイルを装着してケース内に収容する
と共に、絶縁材料をケース内に充填する内燃機関用点火
コイルにおいて、柱状部材が軸方向に長尺であっても、
絶縁材料充填部分を損傷することなく確実に絶縁性を維
持し得る内燃機関用点火コイルを提供することを課題と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は、磁性体の柱状部材に一次コイル及び二次
コイルを装着してケース内に収容すると共に、絶縁材料
を前記ケース内に充填する内燃機関用点火コイルにおい
て、前記柱状部材に前記一次コイルを巻装した状態で、
絶縁性を有する弾性材料をモールドして成る一次コイル
アッセンブリを備え、該一次コイルアッセンブリに前記
二次コイルを装着して前記ケース内に収容した後、前記
絶縁材料を前記ケース内に充填することとしたものであ
る。
め、本発明は、磁性体の柱状部材に一次コイル及び二次
コイルを装着してケース内に収容すると共に、絶縁材料
を前記ケース内に充填する内燃機関用点火コイルにおい
て、前記柱状部材に前記一次コイルを巻装した状態で、
絶縁性を有する弾性材料をモールドして成る一次コイル
アッセンブリを備え、該一次コイルアッセンブリに前記
二次コイルを装着して前記ケース内に収容した後、前記
絶縁材料を前記ケース内に充填することとしたものであ
る。
【0008】前記内燃機関用点火コイルにおいて、前記
柱状部材を、複数の磁性体の平板を積層し、略円形断面
の中間部と、該中間部の断面積より大の断面積を有する
拡大部を両端に形成した積層体とし、前記中間部及び前
記拡大部の少くとも前記中間部に隣接する部分に絶縁塗
膜を形成し、前記中間部の絶縁塗膜上に前記一次コイル
を巻装した後に、前記弾性材料をモールドして前記一次
コイルアッセンブリを形成するように構成してもよい。
尚、前記絶縁塗膜は、粉体塗装によって形成することが
望ましい。
柱状部材を、複数の磁性体の平板を積層し、略円形断面
の中間部と、該中間部の断面積より大の断面積を有する
拡大部を両端に形成した積層体とし、前記中間部及び前
記拡大部の少くとも前記中間部に隣接する部分に絶縁塗
膜を形成し、前記中間部の絶縁塗膜上に前記一次コイル
を巻装した後に、前記弾性材料をモールドして前記一次
コイルアッセンブリを形成するように構成してもよい。
尚、前記絶縁塗膜は、粉体塗装によって形成することが
望ましい。
【0009】前記絶縁材料としては、エポキシ樹脂を用
い、前記弾性材料としては、エラストマーを用いるとよ
い。
い、前記弾性材料としては、エラストマーを用いるとよ
い。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の内燃機関用点火コ
イルの望ましい実施形態を図面を参照して説明する。図
17は本発明の一実施形態に係る内燃機関用点火コイル
の全体を示し、ケース60は、上方に開口部を有する筐
体のイグナイタ部60dと、その底面から下方に延出す
る円筒状のコイル部60a及び高圧ターミナル部60b
を有する合成樹脂製の容器状筐体である。
イルの望ましい実施形態を図面を参照して説明する。図
17は本発明の一実施形態に係る内燃機関用点火コイル
の全体を示し、ケース60は、上方に開口部を有する筐
体のイグナイタ部60dと、その底面から下方に延出す
る円筒状のコイル部60a及び高圧ターミナル部60b
を有する合成樹脂製の容器状筐体である。
【0011】コイル部60aには図1及び図2に示すよ
うに、本発明の柱状部材たるインナコア10、これに巻
装された一次コイル12、二次コイルアセンブリ20、
アウタコア30、並びに一対の補助コア及び永久磁石
(夫々、代表して40,50で表す)が収容されてい
る。イグナイタ部60dにはイグナイタ8が収容される
と共に、コネクタ部60cが一体的に形成されている。
尚、イグナイタ8は一次コイル12の一次電流を制御す
るもので、イグニッションモジュールとも呼ばれる。イ
グナイタ部60d内にはポスト60eが形成されてお
り、このポスト60eにイグナイタ8が挿通されて位置
決めが行なわれる。更に、高圧ターミナル部60bには
高圧ターミナル7が内蔵されており、外面には図1に示
すように絶縁材料、例えばゴムによって筒状に形成され
たプラグキャップ70が装着されている。
うに、本発明の柱状部材たるインナコア10、これに巻
装された一次コイル12、二次コイルアセンブリ20、
アウタコア30、並びに一対の補助コア及び永久磁石
(夫々、代表して40,50で表す)が収容されてい
る。イグナイタ部60dにはイグナイタ8が収容される
と共に、コネクタ部60cが一体的に形成されている。
尚、イグナイタ8は一次コイル12の一次電流を制御す
るもので、イグニッションモジュールとも呼ばれる。イ
グナイタ部60d内にはポスト60eが形成されてお
り、このポスト60eにイグナイタ8が挿通されて位置
決めが行なわれる。更に、高圧ターミナル部60bには
高圧ターミナル7が内蔵されており、外面には図1に示
すように絶縁材料、例えばゴムによって筒状に形成され
たプラグキャップ70が装着されている。
【0012】本実施形態のインナコア10は、複数の磁
性体の平板、例えば図16に示す珪素鋼板M1乃至M7
並びに珪素鋼板M1と類似の珪素鋼板M8の計8種類の
珪素鋼板(何れも、例えば厚さ0.3mm)が合計26枚
積層されている。その外形は、図1及び図2、並びに図
8乃至図11に示すように、略円形断面の中間部10a
と矩形断面の拡大部10bを両端に有する柱体に形成さ
れている。中間部10aは、図11に示すように、珪素
鋼板の幅が漸増する順に積層する第1の部分と、この第
1の部分に連続して同一幅の珪素鋼板を所定の枚数積層
する第2の部分と、この第2の部分に連続して珪素鋼板
の幅が漸減する順に積層する第3の部分が順次スタッキ
ングによって接合されて積層体が形成され、中間部10
aが直径約8mmの略円形断面の柱状部材となる。これに
対し、両端の拡大部10bの端面は図9に示すように矩
形であり、中間部10aの断面積より大の断面積を有す
る。ここで、スタッキングとは複数の平板の各々に対し
プレス成形時に一方の面に凹部を形成すると共に他方の
面に凸部を形成し、これらの複数の平板を相互に対向す
る面の凸部を凹部に圧入し乍ら順次重合して、積層体を
形成する手段をいう。
性体の平板、例えば図16に示す珪素鋼板M1乃至M7
並びに珪素鋼板M1と類似の珪素鋼板M8の計8種類の
珪素鋼板(何れも、例えば厚さ0.3mm)が合計26枚
積層されている。その外形は、図1及び図2、並びに図
8乃至図11に示すように、略円形断面の中間部10a
と矩形断面の拡大部10bを両端に有する柱体に形成さ
れている。中間部10aは、図11に示すように、珪素
鋼板の幅が漸増する順に積層する第1の部分と、この第
1の部分に連続して同一幅の珪素鋼板を所定の枚数積層
する第2の部分と、この第2の部分に連続して珪素鋼板
の幅が漸減する順に積層する第3の部分が順次スタッキ
ングによって接合されて積層体が形成され、中間部10
aが直径約8mmの略円形断面の柱状部材となる。これに
対し、両端の拡大部10bの端面は図9に示すように矩
形であり、中間部10aの断面積より大の断面積を有す
る。ここで、スタッキングとは複数の平板の各々に対し
プレス成形時に一方の面に凹部を形成すると共に他方の
面に凸部を形成し、これらの複数の平板を相互に対向す
る面の凸部を凹部に圧入し乍ら順次重合して、積層体を
形成する手段をいう。
【0013】インナコア10の最外側に配置される珪素
鋼板M1には図16の最上段に示すように貫通孔Ha,
Hbが形成され、その他の珪素鋼板M2乃至M8にはス
タッキング部Sa,Sbが形成されている。珪素鋼板M
1及びM8は同一の外形を有し、両端の拡大部Mbに比
し中間部Maが最小の幅に設定されており、珪素鋼板M
7は中間部Maが最大の幅(但し、拡大部MBの幅より
小)に設定されている。これらの間に介装される珪素鋼
板M2乃至M6は、その介装位置における中間部Maの
幅が中心側から外周側に近づくに従って漸減するよう
に、1枚、2枚又は10枚の同一形状の珪素鋼板が積層
される。
鋼板M1には図16の最上段に示すように貫通孔Ha,
Hbが形成され、その他の珪素鋼板M2乃至M8にはス
タッキング部Sa,Sbが形成されている。珪素鋼板M
1及びM8は同一の外形を有し、両端の拡大部Mbに比
し中間部Maが最小の幅に設定されており、珪素鋼板M
7は中間部Maが最大の幅(但し、拡大部MBの幅より
小)に設定されている。これらの間に介装される珪素鋼
板M2乃至M6は、その介装位置における中間部Maの
幅が中心側から外周側に近づくに従って漸減するよう
に、1枚、2枚又は10枚の同一形状の珪素鋼板が積層
される。
【0014】珪素鋼板M2乃至M8は、各々の中間部M
aに3個の平面視矩形のスタッキング部Saが形成され
ると共に、両端の拡大部Mbに、長手方向がスタッキン
グ部Saの長手方向に直交する各1個の平面視矩形のス
タッキング部Sbが形成されている。また、図16に示
す珪素鋼板M1は、各々の中間部Maに3個の平面視矩
形の貫通孔Haが形成されると共に、拡大部Mbに、長
手方向が貫通孔Haの長手方向に直交する各1個の平面
視矩形の貫通孔Hbが形成されている。貫通孔Haは貫
通孔Hbと同形状であり、何れも接合対象のスタッキン
グ部Sa,Sbと嵌合し、両者の接触面(側面)間の摩
擦係合によって一体とされる。
aに3個の平面視矩形のスタッキング部Saが形成され
ると共に、両端の拡大部Mbに、長手方向がスタッキン
グ部Saの長手方向に直交する各1個の平面視矩形のス
タッキング部Sbが形成されている。また、図16に示
す珪素鋼板M1は、各々の中間部Maに3個の平面視矩
形の貫通孔Haが形成されると共に、拡大部Mbに、長
手方向が貫通孔Haの長手方向に直交する各1個の平面
視矩形の貫通孔Hbが形成されている。貫通孔Haは貫
通孔Hbと同形状であり、何れも接合対象のスタッキン
グ部Sa,Sbと嵌合し、両者の接触面(側面)間の摩
擦係合によって一体とされる。
【0015】而して、図16に示すように、先ず珪素鋼
板M1に珪素鋼板M2が積層され、珪素鋼板M2のスタ
ッキング部Sa,Sbが、珪素鋼板M1の貫通孔Ha,
Hbに圧入されて接合された後、その上に、珪素鋼板M
2に類似し中間部Maの幅が広い珪素鋼板M3,M4
が、順次スタッキングによって接合され、これらより中
間部Maの幅が広い2枚の同一形状の珪素鋼板M5、更
にこれより中間部Maの幅が広い2枚の同一形状の珪素
鋼板M6が順次スタッキングによって接合され、その上
に最大幅の中間部Maを有する10枚の同一形状の珪素
鋼板M7が順次スタッキングによって接合される。これ
らの上に、2枚の珪素鋼板M6、2枚の珪素鋼板M5、
珪素鋼板M4、珪素鋼板M3及び珪素鋼板M2が順次積
層されてスタッキングによって接合され、最後に、最小
幅(珪素鋼板M1と同一幅)を有する珪素鋼板M8が積
層されてスタッキングによって接合されると、図8乃至
図11に示す計26枚の珪素鋼板から成る略円形断面の
インナコア10が形成される。尚、図16の矢印は珪素
鋼板M1乃至珪素鋼板M7の積層順序を表す。
板M1に珪素鋼板M2が積層され、珪素鋼板M2のスタ
ッキング部Sa,Sbが、珪素鋼板M1の貫通孔Ha,
Hbに圧入されて接合された後、その上に、珪素鋼板M
2に類似し中間部Maの幅が広い珪素鋼板M3,M4
が、順次スタッキングによって接合され、これらより中
間部Maの幅が広い2枚の同一形状の珪素鋼板M5、更
にこれより中間部Maの幅が広い2枚の同一形状の珪素
鋼板M6が順次スタッキングによって接合され、その上
に最大幅の中間部Maを有する10枚の同一形状の珪素
鋼板M7が順次スタッキングによって接合される。これ
らの上に、2枚の珪素鋼板M6、2枚の珪素鋼板M5、
珪素鋼板M4、珪素鋼板M3及び珪素鋼板M2が順次積
層されてスタッキングによって接合され、最後に、最小
幅(珪素鋼板M1と同一幅)を有する珪素鋼板M8が積
層されてスタッキングによって接合されると、図8乃至
図11に示す計26枚の珪素鋼板から成る略円形断面の
インナコア10が形成される。尚、図16の矢印は珪素
鋼板M1乃至珪素鋼板M7の積層順序を表す。
【0016】本実施形態では図1に示すように計5箇所
のスタッキング部Sa,Sbによって、隣接する珪素鋼
板相互が接合される。これらのスタッキング部Sa,S
bの形状は平面視矩形形状とされており、スタッキング
部Sa,Sbの凹部、または貫通孔Ha,Hbに嵌合さ
れ、両側面間で摩擦係合となる。尚、本実施形態ではス
タッキング部Sa,Sbの凸部の側面形状は矩形である
が、三角形(V字状)、半円形等他の形状でもよい。こ
のように、スタッキング部Sa,Sbの凸部の側面積が
大で、これらの凹部又は貫通孔Ha,Hbとの接触面積
が大であるというのみならず、スタッキング部Saとス
タッキング部Sbの長手方向が直交するように配置され
ているので、所定の接合強度を確保することができる。
また、上記珪素鋼板のうち10枚の珪素鋼板M7の拡大
部Mbの一方には図16に示すように切欠Mbcが形成
されており、珪素鋼板M1乃至M8が積層されてインナ
コア10となると、図1、図8及び図10に示すように
厚さ方向の中間に凹部10cが形成される。尚、図面に
おいて、インナコア10の断面のハッチングは判別が困
難となるので省略している。
のスタッキング部Sa,Sbによって、隣接する珪素鋼
板相互が接合される。これらのスタッキング部Sa,S
bの形状は平面視矩形形状とされており、スタッキング
部Sa,Sbの凹部、または貫通孔Ha,Hbに嵌合さ
れ、両側面間で摩擦係合となる。尚、本実施形態ではス
タッキング部Sa,Sbの凸部の側面形状は矩形である
が、三角形(V字状)、半円形等他の形状でもよい。こ
のように、スタッキング部Sa,Sbの凸部の側面積が
大で、これらの凹部又は貫通孔Ha,Hbとの接触面積
が大であるというのみならず、スタッキング部Saとス
タッキング部Sbの長手方向が直交するように配置され
ているので、所定の接合強度を確保することができる。
また、上記珪素鋼板のうち10枚の珪素鋼板M7の拡大
部Mbの一方には図16に示すように切欠Mbcが形成
されており、珪素鋼板M1乃至M8が積層されてインナ
コア10となると、図1、図8及び図10に示すように
厚さ方向の中間に凹部10cが形成される。尚、図面に
おいて、インナコア10の断面のハッチングは判別が困
難となるので省略している。
【0017】以上のようにして、珪素鋼板M1乃至M8
の積層体が構成された後、インナコア10の外面に粉体
塗装が施され、図8及び図10に明らかなように絶縁塗
膜11が形成されている。この絶縁塗膜11はインナコ
ア10の中間部10aの全長に亘って絶縁塗膜11aが
形成されると共に、これに隣接する拡大部10bにも絶
縁塗膜11bが形成される。このように、本実施形態で
は絶縁塗膜11bは拡大部10bの一部に形成されてい
るが、全側面あるいは全体に形成することとしてもよ
い。而して、インナコア10の各珪素鋼板は剥がれ難
く、十分な接合強度が確保される。また、従来の一次ボ
ビンに比し大幅に縮径される。
の積層体が構成された後、インナコア10の外面に粉体
塗装が施され、図8及び図10に明らかなように絶縁塗
膜11が形成されている。この絶縁塗膜11はインナコ
ア10の中間部10aの全長に亘って絶縁塗膜11aが
形成されると共に、これに隣接する拡大部10bにも絶
縁塗膜11bが形成される。このように、本実施形態で
は絶縁塗膜11bは拡大部10bの一部に形成されてい
るが、全側面あるいは全体に形成することとしてもよ
い。而して、インナコア10の各珪素鋼板は剥がれ難
く、十分な接合強度が確保される。また、従来の一次ボ
ビンに比し大幅に縮径される。
【0018】そして、中間部10aの絶縁塗膜11aの
外周面に一次コイル12の巻線が二層もしくは四層に巻
回される。このとき、拡大部10bの絶縁塗膜11b部
分が従来の一次ボビンの鍔部と同様に機能するので、適
切に巻回することができる。特に、本実施形態では、イ
ンナコア10の断面が略円形であり、その中間部10a
の側面には粉体塗装によって絶縁塗膜11が形成されて
いるので、エッジカバー率が高く、エッジ部分が滑らか
な面に形成される。尚、絶縁塗膜11は、樹脂系の塗装
や接着剤を用いて形成することとしてもよい。
外周面に一次コイル12の巻線が二層もしくは四層に巻
回される。このとき、拡大部10bの絶縁塗膜11b部
分が従来の一次ボビンの鍔部と同様に機能するので、適
切に巻回することができる。特に、本実施形態では、イ
ンナコア10の断面が略円形であり、その中間部10a
の側面には粉体塗装によって絶縁塗膜11が形成されて
いるので、エッジカバー率が高く、エッジ部分が滑らか
な面に形成される。尚、絶縁塗膜11は、樹脂系の塗装
や接着剤を用いて形成することとしてもよい。
【0019】インナコア10の凹部10cには、図1、
図2、図12乃至図15に示すようにホルダ14が装着
されている。このホルダ14は、環状の支持部14aの
一端側に一対の延出部14bが形成されると共に、他端
側に一対の係合部14cが形成された樹脂部材で、係合
部14cがインナコア10の凹部10cに係合するよう
に構成されている。一対の延出部14bには、夫々一次
ターミナル15,16が一体的に支持されており、各々
の基端部に一次コイル12の巻線の両端が接続されてい
る。
図2、図12乃至図15に示すようにホルダ14が装着
されている。このホルダ14は、環状の支持部14aの
一端側に一対の延出部14bが形成されると共に、他端
側に一対の係合部14cが形成された樹脂部材で、係合
部14cがインナコア10の凹部10cに係合するよう
に構成されている。一対の延出部14bには、夫々一次
ターミナル15,16が一体的に支持されており、各々
の基端部に一次コイル12の巻線の両端が接続されてい
る。
【0020】一方、インナコア10と共に磁気回路を形
成するアウタコア30は、図1及び図2に示すように珪
素鋼板によって円筒状に形成されており、ケース60の
コイル部60aの外側に嵌着されている。更に、図1及
び図2に示すように、インナコア10の軸方向の両端に
は夫々矩形の永久磁石50が配置されており、その外側
には略矩形の珪素鋼板が積層されて成る補助コア40が
配置されている。両端に配置される永久磁石50は、発
生する磁束の方向が夫々同一の方向であって、一次コイ
ル12通電時にインナコア10内に形成される磁束の方
向と逆向きとなるように配置されている。而して、上述
のインナコア10、永久磁石50、補助コア40、及び
アウタコア30によって磁気回路が構成されている。
成するアウタコア30は、図1及び図2に示すように珪
素鋼板によって円筒状に形成されており、ケース60の
コイル部60aの外側に嵌着されている。更に、図1及
び図2に示すように、インナコア10の軸方向の両端に
は夫々矩形の永久磁石50が配置されており、その外側
には略矩形の珪素鋼板が積層されて成る補助コア40が
配置されている。両端に配置される永久磁石50は、発
生する磁束の方向が夫々同一の方向であって、一次コイ
ル12通電時にインナコア10内に形成される磁束の方
向と逆向きとなるように配置されている。而して、上述
のインナコア10、永久磁石50、補助コア40、及び
アウタコア30によって磁気回路が構成されている。
【0021】図4乃至図7は図1の各部の断面を示すも
ので、図12乃至図15に示すインナコア10及び一次
コイル12を囲繞するように、本発明の弾性材料たるエ
ラストマーによってモールドされて弾性層19が形成さ
れ、これらによって一次コイルアッセンブリが構成され
ている。同様に、インナコア10の軸方向の両端に配置
する補助コア40及び永久磁石50が、エラストマーに
よってモールドされ、弾性層49が形成されている。
尚、エラストマーとは、高弾性を有する高分子物質であ
り、通常は常温付近でゴム弾性を示す。
ので、図12乃至図15に示すインナコア10及び一次
コイル12を囲繞するように、本発明の弾性材料たるエ
ラストマーによってモールドされて弾性層19が形成さ
れ、これらによって一次コイルアッセンブリが構成され
ている。同様に、インナコア10の軸方向の両端に配置
する補助コア40及び永久磁石50が、エラストマーに
よってモールドされ、弾性層49が形成されている。
尚、エラストマーとは、高弾性を有する高分子物質であ
り、通常は常温付近でゴム弾性を示す。
【0022】更に、上記一次コイルアッセンブリを収容
するように二次コイルアセンブリ20が配設されてい
る。二次コイルアセンブリ20は、図1及び図2に示す
ように二次ボビン21に二次コイル22が巻装されて成
る。二次ボビン21は軸方向に所定間隔毎に複数の鍔部
21aが形成された樹脂製の円筒体であり、これらの鍔
部21a間に形成される複数の環状溝内に、二次コイル
22の巻線が順次巻回されている。図1及び図2の上端
の鍔部21aには、その外周に沿って環状の溝21dが
形成されている。そして、図1及び図2に示すように二
次ボビン21の延出部21cには二次ターミナル17が
装着され、これに二次コイル22の巻線の巻き始め側の
一端部が接続される。また、巻き終り側には二次ターミ
ナル18が設けられており、その基端部が鍔部21aの
溝21dに嵌合され、その先端部(図示せず)がクラン
ク状に屈曲されつつ軸方向に延出するように形成されて
いる。而して、二次コイル22の巻線の他端部は鍔部2
1aの軸方向の溝(図示せず)から導出され、二次ター
ミナル18の基端部に巻き付けられる。
するように二次コイルアセンブリ20が配設されてい
る。二次コイルアセンブリ20は、図1及び図2に示す
ように二次ボビン21に二次コイル22が巻装されて成
る。二次ボビン21は軸方向に所定間隔毎に複数の鍔部
21aが形成された樹脂製の円筒体であり、これらの鍔
部21a間に形成される複数の環状溝内に、二次コイル
22の巻線が順次巻回されている。図1及び図2の上端
の鍔部21aには、その外周に沿って環状の溝21dが
形成されている。そして、図1及び図2に示すように二
次ボビン21の延出部21cには二次ターミナル17が
装着され、これに二次コイル22の巻線の巻き始め側の
一端部が接続される。また、巻き終り側には二次ターミ
ナル18が設けられており、その基端部が鍔部21aの
溝21dに嵌合され、その先端部(図示せず)がクラン
ク状に屈曲されつつ軸方向に延出するように形成されて
いる。而して、二次コイル22の巻線の他端部は鍔部2
1aの軸方向の溝(図示せず)から導出され、二次ター
ミナル18の基端部に巻き付けられる。
【0023】そして、図3に示すように、ケース60に
一体的に形成されたコネクタ部60cの中には、第1乃
至第4のコネクタターミナル61乃至64が平行に配置
されている。これら第1乃至第4のコネクタターミナル
61乃至64の基端部側にはイグナイタターミナル(図
示せず)が接続されている。更に、コネクタターミナル
61,63にはイグナイタターミナルと共に一次ターミ
ナル15,16が接続され、一次コイル12への通電が
断続制御されるように構成されている。第1のコネクタ
ターミナル61は電源(図示せず)に接続されるもの
で、この基端部にはイグナイタターミナルと共に一次タ
ーミナル15が接続され、この一次ターミナル15に図
3に示すように二次ターミナル18が接続されている。
一体的に形成されたコネクタ部60cの中には、第1乃
至第4のコネクタターミナル61乃至64が平行に配置
されている。これら第1乃至第4のコネクタターミナル
61乃至64の基端部側にはイグナイタターミナル(図
示せず)が接続されている。更に、コネクタターミナル
61,63にはイグナイタターミナルと共に一次ターミ
ナル15,16が接続され、一次コイル12への通電が
断続制御されるように構成されている。第1のコネクタ
ターミナル61は電源(図示せず)に接続されるもの
で、この基端部にはイグナイタターミナルと共に一次タ
ーミナル15が接続され、この一次ターミナル15に図
3に示すように二次ターミナル18が接続されている。
【0024】上記の構成になる点火コイルの製造及び組
付に当たっては、前述のように複数(例えば8種類で2
6枚)の珪素鋼板M1乃至M8がスタッキングによって
接合されインナコア10が構成される。そして、図8乃
至図11に示すようにインナコア10の中間部10a及
び拡大部10bの外面に絶縁塗膜11が形成され、この
中間部の絶縁塗膜11a上に一次コイル12の巻線が巻
回される。
付に当たっては、前述のように複数(例えば8種類で2
6枚)の珪素鋼板M1乃至M8がスタッキングによって
接合されインナコア10が構成される。そして、図8乃
至図11に示すようにインナコア10の中間部10a及
び拡大部10bの外面に絶縁塗膜11が形成され、この
中間部の絶縁塗膜11a上に一次コイル12の巻線が巻
回される。
【0025】一方、アウタコア30が珪素鋼板によって
円筒状に形成されてケース60のコイル部60aの外側
に圧入され、あるいは珪素鋼板がコイル部60aの外側
に巻回される。また、二次ボビン21に二次コイル22
が巻装されて二次コイルアセンブリ20が形成される。
そして、インナコア10に一次コイル12が巻装された
状態で弾性層19が形成され、これらが一次コイルアセ
ンブリとして二次ボビン21の中空部内に収容されると
共に、補助コア40及び永久磁石50に弾性層49が形
成された部材が、インナコア10の軸方向の両端に装着
され、これらがケース60内に収容される。
円筒状に形成されてケース60のコイル部60aの外側
に圧入され、あるいは珪素鋼板がコイル部60aの外側
に巻回される。また、二次ボビン21に二次コイル22
が巻装されて二次コイルアセンブリ20が形成される。
そして、インナコア10に一次コイル12が巻装された
状態で弾性層19が形成され、これらが一次コイルアセ
ンブリとして二次ボビン21の中空部内に収容されると
共に、補助コア40及び永久磁石50に弾性層49が形
成された部材が、インナコア10の軸方向の両端に装着
され、これらがケース60内に収容される。
【0026】更に、ケース60のイグナイタ部60dに
イグナイタ8が収容され、コネクタターミナル61乃至
64に接続されると共に、一次コイル12の巻線の両端
部が一次ターミナル15,16を介して夫々コネクタタ
ーミナル61,63に接続される。また、高圧ターミナ
ル部60bに高圧ターミナル7が圧入され、二次ターミ
ナル17に電気的に接続される。而して、二次コイル2
2の巻線の一端は二次ターミナル18を介してコネクタ
ターミナル61に接続され、他端は二次ターミナル17
を介して高圧ターミナル7に接続される。
イグナイタ8が収容され、コネクタターミナル61乃至
64に接続されると共に、一次コイル12の巻線の両端
部が一次ターミナル15,16を介して夫々コネクタタ
ーミナル61,63に接続される。また、高圧ターミナ
ル部60bに高圧ターミナル7が圧入され、二次ターミ
ナル17に電気的に接続される。而して、二次コイル2
2の巻線の一端は二次ターミナル18を介してコネクタ
ターミナル61に接続され、他端は二次ターミナル17
を介して高圧ターミナル7に接続される。
【0027】この後、コイル部60a及びイグナイタ部
60d内に本発明の絶縁材料たるエポキシ樹脂が充填、
硬化されて図1及び図2に点描で示すように絶縁部13
がコイル部60a内に形成される。これにより、一次コ
イル12及び二次コイル22が含侵固着されると共に、
電気的接続部が適切に絶縁され、更に二次コイル22の
出力高電圧に耐え得る絶縁性が確保される。尚、図17
に示すコイル部60a及び高圧ターミナル部60bとイ
グナイタ部60d及びコネクタ部60cとを、別体とし
て形成し、コイル部60aとイグナイタ部60dを接合
することとしてもよい。
60d内に本発明の絶縁材料たるエポキシ樹脂が充填、
硬化されて図1及び図2に点描で示すように絶縁部13
がコイル部60a内に形成される。これにより、一次コ
イル12及び二次コイル22が含侵固着されると共に、
電気的接続部が適切に絶縁され、更に二次コイル22の
出力高電圧に耐え得る絶縁性が確保される。尚、図17
に示すコイル部60a及び高圧ターミナル部60bとイ
グナイタ部60d及びコネクタ部60cとを、別体とし
て形成し、コイル部60aとイグナイタ部60dを接合
することとしてもよい。
【0028】而して、本実施形態の内燃機関用点火コイ
ルは図17に示す外形を呈し、プラグキャップ70がコ
イル部60a及び高圧ターミナル部60bの外側に装着
される。このプラグキャップ70を介して、内燃機関
(図示せず)に装着され、点火プラグ(図示せず)に接
続される。この状態で一次コイル12の一次電流が断続
されると、二次コイル22に逆起電力が誘起され30乃
至40kvの高電圧が発生し、この高電圧は点火プラグ
に出力される。これにより、各点火プラグの電極部に火
花放電が生じ、各燃焼室(図示せず)内の圧縮混合気が
着火される。
ルは図17に示す外形を呈し、プラグキャップ70がコ
イル部60a及び高圧ターミナル部60bの外側に装着
される。このプラグキャップ70を介して、内燃機関
(図示せず)に装着され、点火プラグ(図示せず)に接
続される。この状態で一次コイル12の一次電流が断続
されると、二次コイル22に逆起電力が誘起され30乃
至40kvの高電圧が発生し、この高電圧は点火プラグ
に出力される。これにより、各点火プラグの電極部に火
花放電が生じ、各燃焼室(図示せず)内の圧縮混合気が
着火される。
【0029】以上のように、本実施形態の内燃機関用点
火コイルのインナコア10は、複数の珪素鋼板M1乃至
M8が積層された後、中間部10a及び拡大部10bの
少くとも一部に絶縁塗膜11が形成され、これに一次コ
イル12が巻装され、更に一次コイル12の回りにエラ
ストマーによって弾性層19が形成されている。従っ
て、一次ボビンを設ける必要がなく、コイル部60aの
外径を小さく形成することができ、しかも一次コイル1
2の回りに弾性層19が形成されるので、インナコアに
弾性層を形成した後に一次コイルを巻装する場合に比
し、外径を小さく形成することができる。そして、エポ
キシ樹脂の絶縁部13に対し、インナコア10、補助コ
ア40及び永久磁石50は弾性層19,49を介してフ
ローティングされた状態にあるので、インナコア10等
が熱膨張によって伸長しても弾性層19,49で吸収さ
れるので、絶縁部13を損傷することはない。また、イ
ンナコア10の中間部10aの全断面を磁気回路とする
ことができると共に、これより大きな断面積を有する拡
大部10bによって有効磁束密度を大とすることができ
る。而して、所定の点火性能を維持しつつ、装置全体を
小型に形成することができる。
火コイルのインナコア10は、複数の珪素鋼板M1乃至
M8が積層された後、中間部10a及び拡大部10bの
少くとも一部に絶縁塗膜11が形成され、これに一次コ
イル12が巻装され、更に一次コイル12の回りにエラ
ストマーによって弾性層19が形成されている。従っ
て、一次ボビンを設ける必要がなく、コイル部60aの
外径を小さく形成することができ、しかも一次コイル1
2の回りに弾性層19が形成されるので、インナコアに
弾性層を形成した後に一次コイルを巻装する場合に比
し、外径を小さく形成することができる。そして、エポ
キシ樹脂の絶縁部13に対し、インナコア10、補助コ
ア40及び永久磁石50は弾性層19,49を介してフ
ローティングされた状態にあるので、インナコア10等
が熱膨張によって伸長しても弾性層19,49で吸収さ
れるので、絶縁部13を損傷することはない。また、イ
ンナコア10の中間部10aの全断面を磁気回路とする
ことができると共に、これより大きな断面積を有する拡
大部10bによって有効磁束密度を大とすることができ
る。而して、所定の点火性能を維持しつつ、装置全体を
小型に形成することができる。
【0030】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているの
で以下に記載の効果を奏する。即ち、本発明の内燃機関
用点火コイルにおいては、柱状部材に一次コイルを巻装
した状態で、絶縁性を有する弾性材料をモールドして成
る一次コイルアッセンブリを備え、この一次コイルアッ
センブリに二次コイルを装着してケース内に収容した
後、絶縁材料をケース内に充填することとしているの
で、絶縁材料と柱状部材との間には弾性材料が介装され
た形となり、例えば請求項3に記載のように、絶縁材料
をエポキシ樹脂とし、弾性材料をエラストマーとすれ
ば、柱状部材が軸方向に長尺であっても、絶縁材料充填
部分の損傷を確実に防止し、絶縁性を維持することがで
きる。而して、所定の点火性能を維持しつつ点火コイル
を小型に形成することができる。
で以下に記載の効果を奏する。即ち、本発明の内燃機関
用点火コイルにおいては、柱状部材に一次コイルを巻装
した状態で、絶縁性を有する弾性材料をモールドして成
る一次コイルアッセンブリを備え、この一次コイルアッ
センブリに二次コイルを装着してケース内に収容した
後、絶縁材料をケース内に充填することとしているの
で、絶縁材料と柱状部材との間には弾性材料が介装され
た形となり、例えば請求項3に記載のように、絶縁材料
をエポキシ樹脂とし、弾性材料をエラストマーとすれ
ば、柱状部材が軸方向に長尺であっても、絶縁材料充填
部分の損傷を確実に防止し、絶縁性を維持することがで
きる。而して、所定の点火性能を維持しつつ点火コイル
を小型に形成することができる。
【0031】更に、請求項2に記載のように、中間部及
び拡大部の少くとも中間部に隣接する部分に絶縁塗膜を
形成し、中間部の絶縁塗膜上に一次コイルを巻装した後
に、弾性材料をモールドして一次コイルアッセンブリを
形成することとすれば、絶縁性を維持しつつ拡大部間に
一次コイルを巻装し、全体として細径に形成することが
できる。しかも、積層体の柱状部材は絶縁塗膜によって
被覆されているので、柱状部材を構成する磁性体の平板
が剥がれ難く、十分な接合強度を確保することができ
る。更に、絶縁塗膜を粉体塗装によって形成することと
すれば、容易にインナコアのエッジ部分を滑らかに形成
することができる。
び拡大部の少くとも中間部に隣接する部分に絶縁塗膜を
形成し、中間部の絶縁塗膜上に一次コイルを巻装した後
に、弾性材料をモールドして一次コイルアッセンブリを
形成することとすれば、絶縁性を維持しつつ拡大部間に
一次コイルを巻装し、全体として細径に形成することが
できる。しかも、積層体の柱状部材は絶縁塗膜によって
被覆されているので、柱状部材を構成する磁性体の平板
が剥がれ難く、十分な接合強度を確保することができ
る。更に、絶縁塗膜を粉体塗装によって形成することと
すれば、容易にインナコアのエッジ部分を滑らかに形成
することができる。
【図1】本発明の一実施形態に係る内燃機関用点火コイ
ルの縦断面図である。
ルの縦断面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る内燃機関用点火コイ
ルの縦断面図である。
ルの縦断面図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る内燃機関用点火コイ
ルにおいてイグナイタを除いた状態を示す平面図であ
る。
ルにおいてイグナイタを除いた状態を示す平面図であ
る。
【図4】本発明の一実施形態に係る内燃機関用点火コイ
ルのコイル部の横断面図で、図1のA−A線断面図であ
る。
ルのコイル部の横断面図で、図1のA−A線断面図であ
る。
【図5】本発明の一実施形態に係る内燃機関用点火コイ
ルのコイル部の横断面図で、図1のB−B線断面図であ
る。
ルのコイル部の横断面図で、図1のB−B線断面図であ
る。
【図6】本発明の一実施形態に係る内燃機関用点火コイ
ルのコイル部の横断面図で、図1のC−C線断面図であ
る。
ルのコイル部の横断面図で、図1のC−C線断面図であ
る。
【図7】本発明の一実施形態に係る内燃機関用点火コイ
ルのコイル部の横断面図で、図1のD−D線断面図であ
る。
ルのコイル部の横断面図で、図1のD−D線断面図であ
る。
【図8】本発明の一実施形態におけるインナコアの平面
図である。
図である。
【図9】本発明の一実施形態におけるインナコアの側面
図である。
図である。
【図10】本発明の一実施形態におけるインナコアの正
面図である。
面図である。
【図11】本発明の一実施形態におけるインナコアの中
間部の断面図である。
間部の断面図である。
【図12】本発明の一実施形態におけるインナコアに一
次コイルを巻装した状態を示す正面図である。
次コイルを巻装した状態を示す正面図である。
【図13】本発明の一実施形態におけるインナコアに一
次コイルを巻装した状態を示す底面図である。
次コイルを巻装した状態を示す底面図である。
【図14】本発明の一実施形態におけるインナコアに一
次コイルを巻装した状態を示す側面図である。
次コイルを巻装した状態を示す側面図である。
【図15】本発明の一実施形態におけるインナコアに一
次コイルを巻装した状態を示す平面図である。
次コイルを巻装した状態を示す平面図である。
【図16】本発明の一実施形態におけるインナコアを構
成する複数の種類の珪素鋼板を、組付順序に従って配置
した平面図である。
成する複数の種類の珪素鋼板を、組付順序に従って配置
した平面図である。
【図17】本発明の一実施形態に係る内燃機関用点火コ
イルの斜視図である。
イルの斜視図である。
8 イグナイタ 10 インナコア(柱状部材) 10a 中間部 10b 拡大部 11,11a,11b 絶縁塗膜 12 一次コイル 13 絶縁部 14 ホルダ 15,16 一次ターミナル 17,18 二次ターミナル 19 弾性層 20 二次コイルアセンブリ 21 二次ボビン 22 二次コイル 30 アウタコア 40 補助コア 49 弾性層 50 永久磁石 60 ケース
Claims (3)
- 【請求項1】 磁性体の柱状部材に一次コイル及び二次
コイルを装着してケース内に収容すると共に、絶縁材料
を前記ケース内に充填する内燃機関用点火コイルにおい
て、前記柱状部材に前記一次コイルを巻装した状態で、
絶縁性を有する弾性材料をモールドして成る一次コイル
アッセンブリを備え、該一次コイルアッセンブリに前記
二次コイルを装着して前記ケース内に収容した後、前記
絶縁材料を前記ケース内に充填するように構成したこと
を特徴とする内燃機関用点火コイル。 - 【請求項2】 前記柱状部材が、複数の磁性体の平板を
積層し、略円形断面の中間部と、該中間部の断面積より
大の断面積を有する拡大部を両端に形成した積層体から
成り、前記中間部及び前記拡大部の少くとも前記中間部
に隣接する部分に絶縁塗膜を形成し、前記中間部の絶縁
塗膜上に前記一次コイルを巻装した後に、前記弾性材料
をモールドして前記一次コイルアッセンブリを形成する
ことを特徴とする請求項1記載の内燃機関用点火コイ
ル。 - 【請求項3】 前記絶縁材料がエポキシ樹脂で、前記弾
性材料がエラストマーであることを特徴とする請求項1
又は2記載の内燃機関用点火コイル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8168612A JPH09330832A (ja) | 1996-06-08 | 1996-06-08 | 内燃機関用点火コイル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8168612A JPH09330832A (ja) | 1996-06-08 | 1996-06-08 | 内燃機関用点火コイル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09330832A true JPH09330832A (ja) | 1997-12-22 |
Family
ID=15871293
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8168612A Pending JPH09330832A (ja) | 1996-06-08 | 1996-06-08 | 内燃機関用点火コイル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09330832A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009534861A (ja) * | 2006-04-26 | 2009-09-24 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 特に自動車の内燃機関用の点火コイル |
-
1996
- 1996-06-08 JP JP8168612A patent/JPH09330832A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009534861A (ja) * | 2006-04-26 | 2009-09-24 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 特に自動車の内燃機関用の点火コイル |
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