JPH10241973A - 内燃機関用点火コイル - Google Patents
内燃機関用点火コイルInfo
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- JPH10241973A JPH10241973A JP9054035A JP5403597A JPH10241973A JP H10241973 A JPH10241973 A JP H10241973A JP 9054035 A JP9054035 A JP 9054035A JP 5403597 A JP5403597 A JP 5403597A JP H10241973 A JPH10241973 A JP H10241973A
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- internal combustion
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Links
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Landscapes
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 磁性体の柱状部材に一次コイル及び二次コイ
ルを巻装し、柱状部材の一端部近傍で二次コイルの巻線
を高圧ターミナルに電気的に接続する内燃機関用点火コ
イルにおいて、二次コイルの巻線を、二次ターミナルを
介して適切に高圧ターミナルに接続し、確実に電気的絶
縁性を維持する。 【解決手段】 インナコア10に一次コイル12及び二
次コイル22を巻装し、インナコア10の一端部近傍で
二次コイル22の巻線を高圧ターミナル7に接続する。
即ち、二次コイル22の巻線を巻回する二次ボビン21
の高圧ターミナル7側の端部に、二次ターミナル17の
脚部17dを固定し、二次コイル22の巻回部分から引
き出す巻線の接続端部22jが脚部17dの直上に位置
するように配置して、二次コイル22の巻線を二次ター
ミナル17に接続する。そして、脚部17dに連続して
延在する基板部17bに高圧ターミナル7を接続する。
ルを巻装し、柱状部材の一端部近傍で二次コイルの巻線
を高圧ターミナルに電気的に接続する内燃機関用点火コ
イルにおいて、二次コイルの巻線を、二次ターミナルを
介して適切に高圧ターミナルに接続し、確実に電気的絶
縁性を維持する。 【解決手段】 インナコア10に一次コイル12及び二
次コイル22を巻装し、インナコア10の一端部近傍で
二次コイル22の巻線を高圧ターミナル7に接続する。
即ち、二次コイル22の巻線を巻回する二次ボビン21
の高圧ターミナル7側の端部に、二次ターミナル17の
脚部17dを固定し、二次コイル22の巻回部分から引
き出す巻線の接続端部22jが脚部17dの直上に位置
するように配置して、二次コイル22の巻線を二次ター
ミナル17に接続する。そして、脚部17dに連続して
延在する基板部17bに高圧ターミナル7を接続する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関用点火コイ
ルに関し、特に、磁性体の柱状部材に一次コイル及び二
次コイルを巻装し、柱状部材の一端部近傍で二次コイル
の巻線を高圧ターミナルに電気的に接続する内燃機関用
点火コイルに係る。
ルに関し、特に、磁性体の柱状部材に一次コイル及び二
次コイルを巻装し、柱状部材の一端部近傍で二次コイル
の巻線を高圧ターミナルに電気的に接続する内燃機関用
点火コイルに係る。
【0002】
【従来の技術】近時、内燃機関の円柱状プラグホールに
収納し点火プラグに直結する内燃機関用点火コイルが普
及している。このような点火プラグに直結される内燃機
関用点火コイルに関し、例えば、特開昭61−2510
13号公報には、絶縁樹脂をケースの開口端側よりケー
ス内に注入する場合に、プラグ接続金具用の貫通孔から
外部に絶縁樹脂が漏れないようにするため、プラグ接続
金具と絶縁樹脂体によって貫通孔隔壁のケース部分を挟
持密閉することが提案されている。
収納し点火プラグに直結する内燃機関用点火コイルが普
及している。このような点火プラグに直結される内燃機
関用点火コイルに関し、例えば、特開昭61−2510
13号公報には、絶縁樹脂をケースの開口端側よりケー
ス内に注入する場合に、プラグ接続金具用の貫通孔から
外部に絶縁樹脂が漏れないようにするため、プラグ接続
金具と絶縁樹脂体によって貫通孔隔壁のケース部分を挟
持密閉することが提案されている。
【0003】また、二次巻線の高圧ターミナルへの電気
的接続構造に関し、特開平3−257908号公報に
は、二次端子を介して高圧端子に接続する構造が開示さ
れている。即ち、同公報第2図(A)には、L字状の二
次端子をI字状の二次補助端子に組み付けて、銅線、二
次補助端子、二次端子の嵌合接続部をはんだ付けする接
続構造が開示されている。
的接続構造に関し、特開平3−257908号公報に
は、二次端子を介して高圧端子に接続する構造が開示さ
れている。即ち、同公報第2図(A)には、L字状の二
次端子をI字状の二次補助端子に組み付けて、銅線、二
次補助端子、二次端子の嵌合接続部をはんだ付けする接
続構造が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、上記特開昭
61−251013号公報に記載の点火コイルにおいて
は、二次巻線を高圧端子金具に接続する部分は同公報第
2図に示すように、細い一本の引出線(巻線の端部)と
なっており、この一本の引出線が高圧端子金具、コア等
の低圧部と対峙する関係となるので電界集中が生ずる。
この関係を図示すると図27に示すとおりとなる(図
中、引出線をWRで表しコア等の低圧部をGDで表
す)。このときの電界の強さの最大値をEMAX とする
と、次のように表すことができ、その値は引出線WRの
半径rと低圧部GDとの距離dによって大きく変わるこ
とが明らかとなる。即ち、EMAX =V{(d/2r)2
−1}1/2 /2r(d/2r−1)ln〔d/2r+
{(d/2r)2 −1}1/2 〕と表すことができるの
で、従来例の図27のように引出線WRの半径rが小さ
く(一般的な例では、0.02mm)、低圧部GDとの
距離dも短い場合には電界の強さEMAX は非常に大きな
値となる。このように、二次巻線の引出線とコア等の低
圧部との間で電界集中が生じ、電気的絶縁性が問題とな
る。更に、前述のように両端部に矩形断面部が形成され
たインナコアを用い、その一端部近傍で二次コイルの巻
線を高圧ターミナルに接続する場合には、インナコアと
の距離が短くなるので一層問題となる。
61−251013号公報に記載の点火コイルにおいて
は、二次巻線を高圧端子金具に接続する部分は同公報第
2図に示すように、細い一本の引出線(巻線の端部)と
なっており、この一本の引出線が高圧端子金具、コア等
の低圧部と対峙する関係となるので電界集中が生ずる。
この関係を図示すると図27に示すとおりとなる(図
中、引出線をWRで表しコア等の低圧部をGDで表
す)。このときの電界の強さの最大値をEMAX とする
と、次のように表すことができ、その値は引出線WRの
半径rと低圧部GDとの距離dによって大きく変わるこ
とが明らかとなる。即ち、EMAX =V{(d/2r)2
−1}1/2 /2r(d/2r−1)ln〔d/2r+
{(d/2r)2 −1}1/2 〕と表すことができるの
で、従来例の図27のように引出線WRの半径rが小さ
く(一般的な例では、0.02mm)、低圧部GDとの
距離dも短い場合には電界の強さEMAX は非常に大きな
値となる。このように、二次巻線の引出線とコア等の低
圧部との間で電界集中が生じ、電気的絶縁性が問題とな
る。更に、前述のように両端部に矩形断面部が形成され
たインナコアを用い、その一端部近傍で二次コイルの巻
線を高圧ターミナルに接続する場合には、インナコアと
の距離が短くなるので一層問題となる。
【0005】また、二次巻線を、二次端子を介して高圧
端子に接続する構造に関しても、前掲の特開平3−25
7908号公報に記載の構造では、組み付けが困難とい
うだけでなく、高圧端子への接続時の二次端子の変形が
懸念される。
端子に接続する構造に関しても、前掲の特開平3−25
7908号公報に記載の構造では、組み付けが困難とい
うだけでなく、高圧端子への接続時の二次端子の変形が
懸念される。
【0006】そこで、本発明は、磁性体の柱状部材に一
次コイル及び二次コイルを巻装し、柱状部材の一端部近
傍で二次コイルの巻線を高圧ターミナルに電気的に接続
する内燃機関用点火コイルにおいて、二次コイルの巻線
を、二次ターミナルを介して適切に高圧ターミナルに接
続し、確実に電気的絶縁性を維持し得る内燃機関用点火
コイルを提供することを課題とする。
次コイル及び二次コイルを巻装し、柱状部材の一端部近
傍で二次コイルの巻線を高圧ターミナルに電気的に接続
する内燃機関用点火コイルにおいて、二次コイルの巻線
を、二次ターミナルを介して適切に高圧ターミナルに接
続し、確実に電気的絶縁性を維持し得る内燃機関用点火
コイルを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は、磁性体の柱状部材に一次コイル及び二次
コイルを巻装し、柱状部材の一端部近傍で二次コイルの
巻線を高圧ターミナルに電気的に接続する内燃機関用点
火コイルにおいて、前記柱状部材及び前記一次コイルを
収容し前記二次コイルの巻線を巻回する筒体の二次ボビ
ンを備えると共に、該二次ボビンの前記高圧ターミナル
側の端部に固定する脚部、及び該脚部に連続して延在し
前記高圧ターミナルに接続する基板部を有する二次ター
ミナルを備え、前記二次コイルの巻線の巻回部分から引
き出す巻線の接続端部が前記脚部の直上に位置するよう
に配置して前記二次コイルの巻線を前記二次ターミナル
に接続することとしたものである。
め、本発明は、磁性体の柱状部材に一次コイル及び二次
コイルを巻装し、柱状部材の一端部近傍で二次コイルの
巻線を高圧ターミナルに電気的に接続する内燃機関用点
火コイルにおいて、前記柱状部材及び前記一次コイルを
収容し前記二次コイルの巻線を巻回する筒体の二次ボビ
ンを備えると共に、該二次ボビンの前記高圧ターミナル
側の端部に固定する脚部、及び該脚部に連続して延在し
前記高圧ターミナルに接続する基板部を有する二次ター
ミナルを備え、前記二次コイルの巻線の巻回部分から引
き出す巻線の接続端部が前記脚部の直上に位置するよう
に配置して前記二次コイルの巻線を前記二次ターミナル
に接続することとしたものである。
【0008】前記内燃機関用点火コイルにおいて、前記
二次ターミナルは、前記脚部の外側面に凹部を有し、該
凹部上に前記二次コイルの巻線の接続端部を配置して半
田接合するように構成するとよい。
二次ターミナルは、前記脚部の外側面に凹部を有し、該
凹部上に前記二次コイルの巻線の接続端部を配置して半
田接合するように構成するとよい。
【0009】また、前記二次ターミナルは、導電材料の
板体をコ字状に折曲し、基板部と、該基板部の両端から
平行に延出する一対の脚部を有し、前記二次ボビンは、
前記高圧ターミナル側の端部に、一対の延出部を平行に
延出形成して成り、該一対の延出部に夫々前記二次ター
ミナルの一対の脚部を係止するとよい。そして、前記二
次ターミナルの前記基板部の中央には、前記高圧ターミ
ナルの先端部を係合するための孔を形成するとよい。更
に、前記凹部を形成した脚部の前記基板部との接続部に
爪を形成し、前記二次コイルの巻線の接続端部を前記凹
部を経由して前記爪に巻付けて係止し、この状態で前記
凹部に半田を付着するとよい。
板体をコ字状に折曲し、基板部と、該基板部の両端から
平行に延出する一対の脚部を有し、前記二次ボビンは、
前記高圧ターミナル側の端部に、一対の延出部を平行に
延出形成して成り、該一対の延出部に夫々前記二次ター
ミナルの一対の脚部を係止するとよい。そして、前記二
次ターミナルの前記基板部の中央には、前記高圧ターミ
ナルの先端部を係合するための孔を形成するとよい。更
に、前記凹部を形成した脚部の前記基板部との接続部に
爪を形成し、前記二次コイルの巻線の接続端部を前記凹
部を経由して前記爪に巻付けて係止し、この状態で前記
凹部に半田を付着するとよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の内燃機関用点火コ
イルの望ましい実施形態を図面を参照して説明する。図
26は本発明の一実施形態に係る内燃機関用点火コイル
の全体を示すもので、ケース60は、上方に開口部を有
する筐体のイグナイタ部60dと、その底面から下方に
延出する円筒状のコイル部60a及び高圧ターミナル部
60bを有する合成樹脂製の容器状筐体である。これら
の断面を図1乃至図4に示し、図2の各部の断面を図5
乃至図10に示す。
イルの望ましい実施形態を図面を参照して説明する。図
26は本発明の一実施形態に係る内燃機関用点火コイル
の全体を示すもので、ケース60は、上方に開口部を有
する筐体のイグナイタ部60dと、その底面から下方に
延出する円筒状のコイル部60a及び高圧ターミナル部
60bを有する合成樹脂製の容器状筐体である。これら
の断面を図1乃至図4に示し、図2の各部の断面を図5
乃至図10に示す。
【0011】コイル部60aには図1及び図2に示すよ
うに、本発明の柱状部材たるインナコア10、これに巻
装された一次コイル12、二次コイルアセンブリ20、
アウタコア30、並びに一対の補助コア及び永久磁石
(夫々、代表して40,50で表す)が収容されてい
る。イグナイタ部60dにはイグナイタ8が収容される
と共に、コネクタ部60cが一体的に形成されている。
尚、イグナイタ8は一次コイル12の一次電流を制御す
るもので、イグニッションモジュールとも呼ばれる。イ
グナイタ部60d内にはポスト60eが形成されてお
り、このポスト60eにイグナイタ8が挿通されて位置
決めが行なわれる。図1及び図2の下方の高圧ターミナ
ル部60bには高圧ターミナル7が内蔵されており、絶
縁材料(例えばゴム)によって筒状に形成されたプラグ
キャップ70が、高圧ターミナル部60bの外側に装着
されている。
うに、本発明の柱状部材たるインナコア10、これに巻
装された一次コイル12、二次コイルアセンブリ20、
アウタコア30、並びに一対の補助コア及び永久磁石
(夫々、代表して40,50で表す)が収容されてい
る。イグナイタ部60dにはイグナイタ8が収容される
と共に、コネクタ部60cが一体的に形成されている。
尚、イグナイタ8は一次コイル12の一次電流を制御す
るもので、イグニッションモジュールとも呼ばれる。イ
グナイタ部60d内にはポスト60eが形成されてお
り、このポスト60eにイグナイタ8が挿通されて位置
決めが行なわれる。図1及び図2の下方の高圧ターミナ
ル部60bには高圧ターミナル7が内蔵されており、絶
縁材料(例えばゴム)によって筒状に形成されたプラグ
キャップ70が、高圧ターミナル部60bの外側に装着
されている。
【0012】本実施形態のインナコア10は、複数の磁
性体の平板、例えば8種類の珪素鋼板が合計26枚積層
されたもので、その外形は、図11乃至図14に示すよ
うに、略円形断面の中間部10aと矩形断面の拡大部1
0bを両端に有する柱体に形成されている。中間部10
aは、図14に示すように、珪素鋼板の幅が漸増する順
に積層する第1の部分P1と、この第1の部分に連続し
て同一幅の珪素鋼板を所定の枚数積層する第2の部分P
2と、この第2の部分P2に連続して珪素鋼板の幅が漸
減する順に積層する第3の部分P3が順次スタッキング
によって接合されて積層体が形成され、直径約8mmの略
円形断面の中間部10aを有する柱状部材となる。この
柱状部材の両端部は、その端面を図12に示すように、
中間部10aの断面積より大の断面積を有する矩形断面
の拡大部10bとなる。尚、図1に表れているインナコ
ア10の珪素鋼板は、上記第2の部分P2に含まれる。
性体の平板、例えば8種類の珪素鋼板が合計26枚積層
されたもので、その外形は、図11乃至図14に示すよ
うに、略円形断面の中間部10aと矩形断面の拡大部1
0bを両端に有する柱体に形成されている。中間部10
aは、図14に示すように、珪素鋼板の幅が漸増する順
に積層する第1の部分P1と、この第1の部分に連続し
て同一幅の珪素鋼板を所定の枚数積層する第2の部分P
2と、この第2の部分P2に連続して珪素鋼板の幅が漸
減する順に積層する第3の部分P3が順次スタッキング
によって接合されて積層体が形成され、直径約8mmの略
円形断面の中間部10aを有する柱状部材となる。この
柱状部材の両端部は、その端面を図12に示すように、
中間部10aの断面積より大の断面積を有する矩形断面
の拡大部10bとなる。尚、図1に表れているインナコ
ア10の珪素鋼板は、上記第2の部分P2に含まれる。
【0013】ここで、スタッキングとは複数の平板の各
々に対しプレス成形時に一方の面に凹部を形成すると共
に他方の面に凸部を形成し、これらの複数の平板を相互
に対向する面の凸部を凹部に圧入し乍ら順次重合して、
積層体を形成する手段をいう。本実施形態では、図1に
示すようにインナコア10の中間部10aには2個の平
面視矩形のスタッキング部Saが形成されると共に、両
端の拡大部10bに、長手方向がスタッキング部Saの
長手方向に直交する各1個の平面視矩形のスタッキング
部Sbが形成されている。尚、図2等において、インナ
コア10の断面のハッチングは判別が困難となるので省
略している。
々に対しプレス成形時に一方の面に凹部を形成すると共
に他方の面に凸部を形成し、これらの複数の平板を相互
に対向する面の凸部を凹部に圧入し乍ら順次重合して、
積層体を形成する手段をいう。本実施形態では、図1に
示すようにインナコア10の中間部10aには2個の平
面視矩形のスタッキング部Saが形成されると共に、両
端の拡大部10bに、長手方向がスタッキング部Saの
長手方向に直交する各1個の平面視矩形のスタッキング
部Sbが形成されている。尚、図2等において、インナ
コア10の断面のハッチングは判別が困難となるので省
略している。
【0014】以上のようにして、珪素鋼板の積層体から
成るインナコア10が構成された後、インナコア10の
外面に絶縁材料の粉体塗装が施され、図11及び図13
に明らかなように絶縁塗膜11が形成されている。この
絶縁塗膜11はインナコア10の中間部10aの全長に
亘って絶縁塗膜11aが形成されると共に、これに隣接
する拡大部10bにも絶縁塗膜11bが形成される。こ
れにより、インナコア10の各珪素鋼板は剥がれ難く、
十分な接合強度が確保される。また、従来の一次ボビン
に比し大幅に縮径される。
成るインナコア10が構成された後、インナコア10の
外面に絶縁材料の粉体塗装が施され、図11及び図13
に明らかなように絶縁塗膜11が形成されている。この
絶縁塗膜11はインナコア10の中間部10aの全長に
亘って絶縁塗膜11aが形成されると共に、これに隣接
する拡大部10bにも絶縁塗膜11bが形成される。こ
れにより、インナコア10の各珪素鋼板は剥がれ難く、
十分な接合強度が確保される。また、従来の一次ボビン
に比し大幅に縮径される。
【0015】そして、中間部10aの絶縁塗膜11aの
外周面に一次コイル12の巻線が二層もしくは四層に巻
回される。このとき、拡大部10bの絶縁塗膜11b部
分が従来の一次ボビンの鍔部と同様に機能するので、適
切に巻回することができる。特に、本実施形態では、イ
ンナコア10の中間部10aの断面が略円形であり、そ
の側面には粉体塗装によって絶縁塗膜11が形成されて
いるので、エッジ部分が滑らかな面となる。上述のよう
に、本実施形態では絶縁塗膜11bは拡大部10bの一
部に形成されているが、全側面あるいは全体に形成する
こととしてもよい。また、絶縁塗膜11は、樹脂系の塗
装や接着剤を用いて形成することとしてもよい。
外周面に一次コイル12の巻線が二層もしくは四層に巻
回される。このとき、拡大部10bの絶縁塗膜11b部
分が従来の一次ボビンの鍔部と同様に機能するので、適
切に巻回することができる。特に、本実施形態では、イ
ンナコア10の中間部10aの断面が略円形であり、そ
の側面には粉体塗装によって絶縁塗膜11が形成されて
いるので、エッジ部分が滑らかな面となる。上述のよう
に、本実施形態では絶縁塗膜11bは拡大部10bの一
部に形成されているが、全側面あるいは全体に形成する
こととしてもよい。また、絶縁塗膜11は、樹脂系の塗
装や接着剤を用いて形成することとしてもよい。
【0016】インナコア10の拡大部10bの両側面に
は一対の凹部10cが形成されており、これらの凹部1
0cには、図1、図2、図15乃至図17に示すように
ホルダ14が係止されている。このホルダ14は、環状
の支持部14aの一端側に一対の延出部14bが形成さ
れると共に、他端側に一対の係合部14cが形成された
樹脂部材で、一対の係合部14cが夫々インナコア10
の一対の凹部10cに係止されるように構成されてい
る。一対の延出部14bには、夫々一次ターミナル1
5,16が一体的に支持されており、各々の基端部に一
次コイル12の巻線の両端が電気的に接続されている。
は一対の凹部10cが形成されており、これらの凹部1
0cには、図1、図2、図15乃至図17に示すように
ホルダ14が係止されている。このホルダ14は、環状
の支持部14aの一端側に一対の延出部14bが形成さ
れると共に、他端側に一対の係合部14cが形成された
樹脂部材で、一対の係合部14cが夫々インナコア10
の一対の凹部10cに係止されるように構成されてい
る。一対の延出部14bには、夫々一次ターミナル1
5,16が一体的に支持されており、各々の基端部に一
次コイル12の巻線の両端が電気的に接続されている。
【0017】図15乃至図17に示すように構成された
インナコア10、一次コイル12及びホルダ14は、弾
性材料のエラストマーによってモールドされ、図1、図
2、図7及び図8に示すようにインナコア10及び一次
コイル12の周囲に弾性層19が形成され、これらによ
って一次コイルアセンブリが構成されている。尚、エラ
ストマーとは、高弾性を有する高分子物質であり、通常
は常温付近でゴム弾性を示す。
インナコア10、一次コイル12及びホルダ14は、弾
性材料のエラストマーによってモールドされ、図1、図
2、図7及び図8に示すようにインナコア10及び一次
コイル12の周囲に弾性層19が形成され、これらによ
って一次コイルアセンブリが構成されている。尚、エラ
ストマーとは、高弾性を有する高分子物質であり、通常
は常温付近でゴム弾性を示す。
【0018】一方、インナコア10と共に磁気回路を形
成するアウタコア30は、図1及び図6乃至図9に示す
ように珪素鋼板によって円筒状に形成されており、ケー
ス60のコイル部60aの外側に嵌着されている。更
に、図1及び図2に示すように、インナコア10の軸方
向の両端には夫々矩形の永久磁石50が配置されてお
り、その外側には略矩形の珪素鋼板が積層されて成る補
助コア40が配置されている。両端に配置される永久磁
石50は、発生する磁束の方向が夫々同一の方向であっ
て、一次コイル12通電時にインナコア10内に形成さ
れる磁束の方向と逆向きとなるように配置されている。
而して、上述のインナコア10、永久磁石50、補助コ
ア40、及びアウタコア30によって磁気回路が構成さ
れている。
成するアウタコア30は、図1及び図6乃至図9に示す
ように珪素鋼板によって円筒状に形成されており、ケー
ス60のコイル部60aの外側に嵌着されている。更
に、図1及び図2に示すように、インナコア10の軸方
向の両端には夫々矩形の永久磁石50が配置されてお
り、その外側には略矩形の珪素鋼板が積層されて成る補
助コア40が配置されている。両端に配置される永久磁
石50は、発生する磁束の方向が夫々同一の方向であっ
て、一次コイル12通電時にインナコア10内に形成さ
れる磁束の方向と逆向きとなるように配置されている。
而して、上述のインナコア10、永久磁石50、補助コ
ア40、及びアウタコア30によって磁気回路が構成さ
れている。
【0019】インナコア10の軸方向の両端に配置する
補助コア40は、夫々弾性材料のエラストマーによって
モールドされ、ホルダ49,49x(高圧側と低圧側で
外形が若干異なるので、低圧側を49xで表す)が形成
されている。そして、これらのホルダ49,49x内に
夫々永久磁石50が収容され、インナコア10の両端部
に装着されている。
補助コア40は、夫々弾性材料のエラストマーによって
モールドされ、ホルダ49,49x(高圧側と低圧側で
外形が若干異なるので、低圧側を49xで表す)が形成
されている。そして、これらのホルダ49,49x内に
夫々永久磁石50が収容され、インナコア10の両端部
に装着されている。
【0020】図1に示すように、高圧ターミナル7側の
ホルダ49には、永久磁石50を収容した状態で更に永
久磁石50の端面から外方に延出する筒体部49aが形
成されており、この筒体部49a内に、弾性層19が形
成されたインナコア10の端部が嵌合される。
ホルダ49には、永久磁石50を収容した状態で更に永
久磁石50の端面から外方に延出する筒体部49aが形
成されており、この筒体部49a内に、弾性層19が形
成されたインナコア10の端部が嵌合される。
【0021】また、上記一次コイルアセンブリを収容す
るように二次コイルアセンブリ20が配設されている。
二次コイルアセンブリ20は、図1乃至図4に示すよう
に二次ボビン21に二次コイル22が巻装されて成る。
二次ボビン21は軸方向に所定間隔毎に複数の鍔部(代
表して21aで表す)が形成された樹脂製の円筒体であ
り、これらの鍔部21a間に形成される複数の環状溝内
に、二次コイル22の巻線が順次巻回されている。
るように二次コイルアセンブリ20が配設されている。
二次コイルアセンブリ20は、図1乃至図4に示すよう
に二次ボビン21に二次コイル22が巻装されて成る。
二次ボビン21は軸方向に所定間隔毎に複数の鍔部(代
表して21aで表す)が形成された樹脂製の円筒体であ
り、これらの鍔部21a間に形成される複数の環状溝内
に、二次コイル22の巻線が順次巻回されている。
【0022】二次ボビン21の、高圧ターミナル7に配
置される側の端部の内面には、軸心方向に延出するリブ
21rが形成されており、このリブ21rが弾性層19
に当接し、二次コイル22の巻線がインナコア10及び
一次コイル12に対して所定の間隙を以って離隔するよ
うに保持されている。また、二次コイル22の高圧側の
端部22hは、二次ボビン21に巻回された巻線部分に
おいて径方向の最外側に位置するように、一層に巻回さ
れている。つまり、二次コイル22の巻線を二次ボビン
21に巻回する部分のうち、高圧ターミナル7側のイン
ナコア10の拡大部10bを囲繞する部分の端部22h
は、一層の巻線から成る円筒体となる。従って、従来の
ような一本の巻線がコア等と対峙する関係ではなく、図
28に示すように巻線の集合体の導体面とインナコア1
0の面とが対峙する関係となる。しかも、この導体面は
二次ボビン21の径方向の最外側に位置しているので、
この部分での電界集中は生じ難く、仮に生じたとしても
従来に比し大幅に緩和されることとなる。尚、端部22
hを二層以上に形成してもよいが、径方向に拡大するこ
とになるので、一層とすることが望ましい。
置される側の端部の内面には、軸心方向に延出するリブ
21rが形成されており、このリブ21rが弾性層19
に当接し、二次コイル22の巻線がインナコア10及び
一次コイル12に対して所定の間隙を以って離隔するよ
うに保持されている。また、二次コイル22の高圧側の
端部22hは、二次ボビン21に巻回された巻線部分に
おいて径方向の最外側に位置するように、一層に巻回さ
れている。つまり、二次コイル22の巻線を二次ボビン
21に巻回する部分のうち、高圧ターミナル7側のイン
ナコア10の拡大部10bを囲繞する部分の端部22h
は、一層の巻線から成る円筒体となる。従って、従来の
ような一本の巻線がコア等と対峙する関係ではなく、図
28に示すように巻線の集合体の導体面とインナコア1
0の面とが対峙する関係となる。しかも、この導体面は
二次ボビン21の径方向の最外側に位置しているので、
この部分での電界集中は生じ難く、仮に生じたとしても
従来に比し大幅に緩和されることとなる。尚、端部22
hを二層以上に形成してもよいが、径方向に拡大するこ
とになるので、一層とすることが望ましい。
【0023】図1乃至図4の上端の鍔部21aには、そ
の外周に沿って環状の溝21eが形成されている。そし
て、二次コイル22の低圧側には二次ターミナル18が
設けられており、その基端部が鍔部21aの溝21eに
嵌合され、その先端部18a(図4)がクランク状に屈
曲されつつ軸方向に延出するように形成されている。而
して、二次コイル22の巻線の低圧側の端部は鍔部21
aの軸方向の溝21f(図3)から導出され、二次ター
ミナル18の基端部に巻き付けられる。一方、図1乃至
図4に示すように二次ボビン21の延出部21c,21
dには二次ターミナル17が装着され、延出部21d側
の脚部17dに二次コイル22の巻線の高圧側の端部が
接続される。
の外周に沿って環状の溝21eが形成されている。そし
て、二次コイル22の低圧側には二次ターミナル18が
設けられており、その基端部が鍔部21aの溝21eに
嵌合され、その先端部18a(図4)がクランク状に屈
曲されつつ軸方向に延出するように形成されている。而
して、二次コイル22の巻線の低圧側の端部は鍔部21
aの軸方向の溝21f(図3)から導出され、二次ター
ミナル18の基端部に巻き付けられる。一方、図1乃至
図4に示すように二次ボビン21の延出部21c,21
dには二次ターミナル17が装着され、延出部21d側
の脚部17dに二次コイル22の巻線の高圧側の端部が
接続される。
【0024】二次ターミナル17は図18乃至図20に
拡大して示すように、導電材料の板体がコ字状に折曲さ
れたもので、基板部17bと、その両端から平行に延出
する脚部17c及び脚部17dを有する。基板部17b
には、その中央に孔17aが形成されており、孔17a
の内側には、中心に向かって延出する複数の係合突起が
形成されている。この孔17aに、2点鎖線で示すよう
に高圧ターミナル7の先端部が係合される。また、脚部
17dの外側面には凹部17eが形成されている。
拡大して示すように、導電材料の板体がコ字状に折曲さ
れたもので、基板部17bと、その両端から平行に延出
する脚部17c及び脚部17dを有する。基板部17b
には、その中央に孔17aが形成されており、孔17a
の内側には、中心に向かって延出する複数の係合突起が
形成されている。この孔17aに、2点鎖線で示すよう
に高圧ターミナル7の先端部が係合される。また、脚部
17dの外側面には凹部17eが形成されている。
【0025】上記の二次ターミナル17は、図21乃至
図24に示すように、脚部17cは延出部21cの保持
部21gとの間に圧入されると共に、脚部17dは延出
部21dの保持部21hとの間に圧入されるので、組み
付けが容易で圧入時に変形することもない。而して、二
次ターミナル17は両端支持構造となり、その中央の孔
17aに対し高圧ターミナル7が確実に係合される。
図24に示すように、脚部17cは延出部21cの保持
部21gとの間に圧入されると共に、脚部17dは延出
部21dの保持部21hとの間に圧入されるので、組み
付けが容易で圧入時に変形することもない。而して、二
次ターミナル17は両端支持構造となり、その中央の孔
17aに対し高圧ターミナル7が確実に係合される。
【0026】更に、二次ターミナル17には、その脚部
17dの基板部17bとの接続部に、基板部17bが切
り起こされて爪17fが形成されている。二次コイル2
2の巻線の接続端部22jは凹部17eを経由して爪1
7fに巻付けられて係止され、この状態で凹部17eに
半田(図21に17gで表す)が付着されると、二次コ
イル22の巻線は脚部17dに電気的且つ機械的に接合
される。このとき、半田は凹部17e内に保持され他の
部分への流出が阻止される。
17dの基板部17bとの接続部に、基板部17bが切
り起こされて爪17fが形成されている。二次コイル2
2の巻線の接続端部22jは凹部17eを経由して爪1
7fに巻付けられて係止され、この状態で凹部17eに
半田(図21に17gで表す)が付着されると、二次コ
イル22の巻線は脚部17dに電気的且つ機械的に接合
される。このとき、半田は凹部17e内に保持され他の
部分への流出が阻止される。
【0027】而して、二次コイル22の巻線の巻回部分
から引き出された巻線の接続端部22jは、二次ターミ
ナル17の脚部17dの直上に位置することになる。換
言すれば、二次コイル22の巻線の接続端部22jは二
次ボビン21に巻回された後、直ちに二次ターミナル1
7に接続されるので、従来のような電界集中は生じな
い。即ち、本実施形態においては従来のように一本の巻
線がコア等と対峙することはなく、二次コイル22の接
続端部22jと二次ターミナル17の脚部17dは同一
面上で半田接合されているので一体の導体とみることが
でき、図29に示すように二次ターミナル17の脚部1
7dの平面部分がインナコア10等と対峙する関係とな
る。従って、図27の半径rに相当する値は無限大とい
うことになり、電界の強さEMAX は無視し得る値とな
る。しかも、本実施形態の二次ターミナル17の少なく
とも脚部17dは、図示は省略するが、例えばプレス成
形によって角部に丸み付けが行なわれ、例えば0.2m
mの半径を有する角部に形成されているので、この部分
での電界集中も適切に回避することができる。尚、二次
コイル22の巻線を爪17fに巻付けて仮止めし、凹部
17eに半田を付着した後、図25に示すように巻線の
接続端部22jを切除することとしてもよい。
から引き出された巻線の接続端部22jは、二次ターミ
ナル17の脚部17dの直上に位置することになる。換
言すれば、二次コイル22の巻線の接続端部22jは二
次ボビン21に巻回された後、直ちに二次ターミナル1
7に接続されるので、従来のような電界集中は生じな
い。即ち、本実施形態においては従来のように一本の巻
線がコア等と対峙することはなく、二次コイル22の接
続端部22jと二次ターミナル17の脚部17dは同一
面上で半田接合されているので一体の導体とみることが
でき、図29に示すように二次ターミナル17の脚部1
7dの平面部分がインナコア10等と対峙する関係とな
る。従って、図27の半径rに相当する値は無限大とい
うことになり、電界の強さEMAX は無視し得る値とな
る。しかも、本実施形態の二次ターミナル17の少なく
とも脚部17dは、図示は省略するが、例えばプレス成
形によって角部に丸み付けが行なわれ、例えば0.2m
mの半径を有する角部に形成されているので、この部分
での電界集中も適切に回避することができる。尚、二次
コイル22の巻線を爪17fに巻付けて仮止めし、凹部
17eに半田を付着した後、図25に示すように巻線の
接続端部22jを切除することとしてもよい。
【0028】ケース60に一体的に形成されたコネクタ
部60cの中には、図2に示すように、第1乃至第4の
コネクタターミナル61乃至64が平行に配置されてい
る。これら第1乃至第4のコネクタターミナル61乃至
64の基端部側にはイグナイタターミナル(図示せず)
が接続されている。更に、コネクタターミナル61,6
3にはイグナイタターミナルと共に一次ターミナル1
5,16が接続され、一次コイル12への通電が断続制
御されるように構成されている。第1のコネクタターミ
ナル61は電源(図示せず)に接続されるもので、この
基端部にはイグナイタターミナルと共に一次ターミナル
15が接続されている。この一次ターミナル15には図
5に示すように、孔15aを有する折曲部が形成されて
おり、この孔15aに二次ターミナル18の先端部18
aが挿通され、図4に示す状態で半田接合されている。
部60cの中には、図2に示すように、第1乃至第4の
コネクタターミナル61乃至64が平行に配置されてい
る。これら第1乃至第4のコネクタターミナル61乃至
64の基端部側にはイグナイタターミナル(図示せず)
が接続されている。更に、コネクタターミナル61,6
3にはイグナイタターミナルと共に一次ターミナル1
5,16が接続され、一次コイル12への通電が断続制
御されるように構成されている。第1のコネクタターミ
ナル61は電源(図示せず)に接続されるもので、この
基端部にはイグナイタターミナルと共に一次ターミナル
15が接続されている。この一次ターミナル15には図
5に示すように、孔15aを有する折曲部が形成されて
おり、この孔15aに二次ターミナル18の先端部18
aが挿通され、図4に示す状態で半田接合されている。
【0029】上記の構成になる点火コイルの製造及び組
付に当たっては、前述のように複数(例えば8種類で2
6枚)の珪素鋼板がスタッキングによって接合されイン
ナコア10が構成される。このインナコア10の中間部
10a及び拡大部10bの外面に図11乃至図14に示
すように絶縁塗膜11が形成され、この中間部の絶縁塗
膜11a上に一次コイル12の巻線が巻回される。そし
て、ホルダ14がインナコア10に装着され、一次コイ
ル12の巻線の両端部が一次ターミナル15,16に接
続された後、図1及び図2に示すように弾性層19がモ
ールド成形され、一次コイルアセンブリが形成される。
付に当たっては、前述のように複数(例えば8種類で2
6枚)の珪素鋼板がスタッキングによって接合されイン
ナコア10が構成される。このインナコア10の中間部
10a及び拡大部10bの外面に図11乃至図14に示
すように絶縁塗膜11が形成され、この中間部の絶縁塗
膜11a上に一次コイル12の巻線が巻回される。そし
て、ホルダ14がインナコア10に装着され、一次コイ
ル12の巻線の両端部が一次ターミナル15,16に接
続された後、図1及び図2に示すように弾性層19がモ
ールド成形され、一次コイルアセンブリが形成される。
【0030】一方、アウタコア30が珪素鋼板によって
円筒状に形成されてケース60のコイル部60aの外側
に圧入され、あるいは珪素鋼板がコイル部60aの外側
に巻回される。また、二次ボビン21に二次コイル22
が巻装されて二次コイルアセンブリ20が形成され、上
記一次コイルアセンブリが二次ボビン21の中空部内に
収容される。続いて、補助コア40を内蔵したホルダ4
9,49xに夫々永久磁石50が収容され、インナコア
10の軸方向の両端部に装着される。更に、二次ボビン
21に二次ターミナル17,18が装着された後、二次
コイル22の巻線が二次ターミナル17,18に電気的
に接続される。このように二次ボビン21に二次ターミ
ナル17,18が装着された状態でケース60内に収容
される。更に、高圧ターミナル部60bに高圧ターミナ
ル7が圧入され、二次ターミナル17と電気的に接続さ
れる。
円筒状に形成されてケース60のコイル部60aの外側
に圧入され、あるいは珪素鋼板がコイル部60aの外側
に巻回される。また、二次ボビン21に二次コイル22
が巻装されて二次コイルアセンブリ20が形成され、上
記一次コイルアセンブリが二次ボビン21の中空部内に
収容される。続いて、補助コア40を内蔵したホルダ4
9,49xに夫々永久磁石50が収容され、インナコア
10の軸方向の両端部に装着される。更に、二次ボビン
21に二次ターミナル17,18が装着された後、二次
コイル22の巻線が二次ターミナル17,18に電気的
に接続される。このように二次ボビン21に二次ターミ
ナル17,18が装着された状態でケース60内に収容
される。更に、高圧ターミナル部60bに高圧ターミナ
ル7が圧入され、二次ターミナル17と電気的に接続さ
れる。
【0031】そして、ケース60のイグナイタ部60d
にイグナイタ8が収容され、コネクタターミナル61乃
至64に接続されると共に、一次ターミナル15,16
が夫々コネクタターミナル61,63に接続される。而
して、二次コイル22の巻線の一端は二次ターミナル1
8及び一次ターミナル15を介してコネクタターミナル
61に接続され、他端は二次ターミナル17を介して高
圧ターミナル7に接続される。
にイグナイタ8が収容され、コネクタターミナル61乃
至64に接続されると共に、一次ターミナル15,16
が夫々コネクタターミナル61,63に接続される。而
して、二次コイル22の巻線の一端は二次ターミナル1
8及び一次ターミナル15を介してコネクタターミナル
61に接続され、他端は二次ターミナル17を介して高
圧ターミナル7に接続される。
【0032】この後、コイル部60a及びイグナイタ部
60d内に絶縁材料のエポキシ樹脂が充填、硬化されて
図1及び図2に点描で示すように絶縁部13がコイル部
60a内に形成される(尚、その他の図面では13を省
略している)。これにより、一次コイル12及び二次コ
イル22が含侵固着されると共に、電気的接続部が適切
に絶縁され、更に二次コイル22の出力高電圧に耐え得
る電気的絶縁性が確保される。尚、図26に示すコイル
部60a及び高圧ターミナル部60bとイグナイタ部6
0d及びコネクタ部60cとを、別体として形成し、コ
イル部60aとイグナイタ部60dを接合することとし
てもよい。
60d内に絶縁材料のエポキシ樹脂が充填、硬化されて
図1及び図2に点描で示すように絶縁部13がコイル部
60a内に形成される(尚、その他の図面では13を省
略している)。これにより、一次コイル12及び二次コ
イル22が含侵固着されると共に、電気的接続部が適切
に絶縁され、更に二次コイル22の出力高電圧に耐え得
る電気的絶縁性が確保される。尚、図26に示すコイル
部60a及び高圧ターミナル部60bとイグナイタ部6
0d及びコネクタ部60cとを、別体として形成し、コ
イル部60aとイグナイタ部60dを接合することとし
てもよい。
【0033】而して、本実施形態の内燃機関用点火コイ
ルは図26に示す外形を呈し、プラグキャップ70がコ
イル部60a及び高圧ターミナル部60bの外側に装着
される。このプラグキャップ70を介して、内燃機関
(図示せず)に装着され、点火プラグ(図示せず)に接
続される。この状態で一次コイル12の一次電流が断続
されると、二次コイル22に逆起電力が誘起され30乃
至40kvの高電圧が発生し、この高電圧は点火プラグ
に出力される。これにより、各点火プラグの電極部に火
花放電が生じ、各燃焼室(図示せず)内の圧縮混合気が
着火される。
ルは図26に示す外形を呈し、プラグキャップ70がコ
イル部60a及び高圧ターミナル部60bの外側に装着
される。このプラグキャップ70を介して、内燃機関
(図示せず)に装着され、点火プラグ(図示せず)に接
続される。この状態で一次コイル12の一次電流が断続
されると、二次コイル22に逆起電力が誘起され30乃
至40kvの高電圧が発生し、この高電圧は点火プラグ
に出力される。これにより、各点火プラグの電極部に火
花放電が生じ、各燃焼室(図示せず)内の圧縮混合気が
着火される。
【0034】このように、本実施形態の内燃機関用点火
コイルにおいては、インナコア10の中間部10aの全
断面を磁気回路とすることができると共に、これより大
きな断面積を有する拡大部10bによって磁束の漏洩を
防止し、有効磁束密度を大とすることができる。そし
て、二次コイル22の巻線の接続端部22jは二次ボビ
ン21に巻回された後、直ちに二次ターミナル17に接
続されるので電界集中は生じない。しかも、二次ターミ
ナル17は二次ボビン21に対し、両端支持構造で、容
易且つ確実に固定される。而して、所定の点火性能を維
持しつつ、装置全体を小型に形成することができる。
コイルにおいては、インナコア10の中間部10aの全
断面を磁気回路とすることができると共に、これより大
きな断面積を有する拡大部10bによって磁束の漏洩を
防止し、有効磁束密度を大とすることができる。そし
て、二次コイル22の巻線の接続端部22jは二次ボビ
ン21に巻回された後、直ちに二次ターミナル17に接
続されるので電界集中は生じない。しかも、二次ターミ
ナル17は二次ボビン21に対し、両端支持構造で、容
易且つ確実に固定される。而して、所定の点火性能を維
持しつつ、装置全体を小型に形成することができる。
【0035】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているの
で以下に記載の効果を奏する。即ち、本発明の内燃機関
用点火コイルにおいては、二次ボビンの高圧ターミナル
側の端部に固定する脚部、及び該脚部に連続して延在し
高圧ターミナルに接続する基板部を有する二次ターミナ
ルを備え、二次コイルの巻線の巻回部分から引き出す巻
線の接続端部が二次ターミナルの脚部の直上に位置する
ように配置して二次コイルの巻線を二次ターミナルに接
続するように構成されているので、柱状部材の一端部近
傍で二次コイルの巻線を高圧ターミナルに電気的に接続
する場合においても、確実に電気的絶縁性を維持するこ
とができる。つまり、二次コイルの巻線の接続端部は二
次ボビンに巻回された後直ちに二次ターミナルに接続さ
れ、電界集中が生じないので、確実に電気的絶縁性を維
持することができる。而して、所定の点火性能を維持し
つつ点火コイルを小型に形成することができる。
で以下に記載の効果を奏する。即ち、本発明の内燃機関
用点火コイルにおいては、二次ボビンの高圧ターミナル
側の端部に固定する脚部、及び該脚部に連続して延在し
高圧ターミナルに接続する基板部を有する二次ターミナ
ルを備え、二次コイルの巻線の巻回部分から引き出す巻
線の接続端部が二次ターミナルの脚部の直上に位置する
ように配置して二次コイルの巻線を二次ターミナルに接
続するように構成されているので、柱状部材の一端部近
傍で二次コイルの巻線を高圧ターミナルに電気的に接続
する場合においても、確実に電気的絶縁性を維持するこ
とができる。つまり、二次コイルの巻線の接続端部は二
次ボビンに巻回された後直ちに二次ターミナルに接続さ
れ、電界集中が生じないので、確実に電気的絶縁性を維
持することができる。而して、所定の点火性能を維持し
つつ点火コイルを小型に形成することができる。
【0036】また、請求項2に記載の内燃機関用点火コ
イルにおいては、二次ターミナルが、脚部の外側面に凹
部を有し、該凹部上に二次コイルの巻線の接続端部を配
置して半田接合するように構成されているので、半田は
凹部内に保持され他の部分への流出が阻止される。従っ
て、容易且つ確実に二次コイルの巻線の接続端部を二次
ターミナルに接続することができる。
イルにおいては、二次ターミナルが、脚部の外側面に凹
部を有し、該凹部上に二次コイルの巻線の接続端部を配
置して半田接合するように構成されているので、半田は
凹部内に保持され他の部分への流出が阻止される。従っ
て、容易且つ確実に二次コイルの巻線の接続端部を二次
ターミナルに接続することができる。
【0037】更に、請求項3に記載の内燃機関用点火コ
イルにおいては、二次ターミナルが導電材料の板体をコ
字状に折曲して成り、二次ボビンが、高圧ターミナル側
の端部に一対の延出部を平行に延出形成して成り、これ
らの延出部に夫々二次ターミナルの一対の脚部を係止す
るように構成されているので、二次ターミナルの二次ボ
ビンへの接続は両端支持構造となり、二次ターミナルを
容易且つ確実に固定することができる。
イルにおいては、二次ターミナルが導電材料の板体をコ
字状に折曲して成り、二次ボビンが、高圧ターミナル側
の端部に一対の延出部を平行に延出形成して成り、これ
らの延出部に夫々二次ターミナルの一対の脚部を係止す
るように構成されているので、二次ターミナルの二次ボ
ビンへの接続は両端支持構造となり、二次ターミナルを
容易且つ確実に固定することができる。
【図1】本発明の一実施形態に係る内燃機関用点火コイ
ルの縦断面図である。
ルの縦断面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る内燃機関用点火コイ
ルの縦断面図である。
ルの縦断面図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る内燃機関用点火コイ
ルの部分断面図である。
ルの部分断面図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る内燃機関用点火コイ
ルの部分断面図である。
ルの部分断面図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る内燃機関用点火コイ
ルのコイル部の横断面図で、図2のA−A線断面図であ
る。
ルのコイル部の横断面図で、図2のA−A線断面図であ
る。
【図6】本発明の一実施形態に係る内燃機関用点火コイ
ルのコイル部の横断面図で、図2のB−B線断面図であ
る。
ルのコイル部の横断面図で、図2のB−B線断面図であ
る。
【図7】本発明の一実施形態に係る内燃機関用点火コイ
ルのコイル部の横断面図で、図2のC−C線断面図であ
る。
ルのコイル部の横断面図で、図2のC−C線断面図であ
る。
【図8】本発明の一実施形態に係る内燃機関用点火コイ
ルのコイル部の横断面図で、図2のD−D線断面図であ
る。
ルのコイル部の横断面図で、図2のD−D線断面図であ
る。
【図9】本発明の一実施形態に係る内燃機関用点火コイ
ルのコイル部の横断面図で、図2のE−E線断面図であ
る。
ルのコイル部の横断面図で、図2のE−E線断面図であ
る。
【図10】本発明の一実施形態に係る内燃機関用点火コ
イルのコイル部の横断面図で、図2のF−F線断面図で
ある。
イルのコイル部の横断面図で、図2のF−F線断面図で
ある。
【図11】本発明の一実施形態におけるインナコアの平
面図である。
面図である。
【図12】本発明の一実施形態におけるインナコアの側
面図である。
面図である。
【図13】本発明の一実施形態におけるインナコアの正
面図である。
面図である。
【図14】本発明の一実施形態におけるインナコアの中
間部の断面図である。
間部の断面図である。
【図15】本発明の一実施形態におけるインナコアに一
次コイルを巻装した状態を示す正面図である。
次コイルを巻装した状態を示す正面図である。
【図16】本発明の一実施形態におけるインナコアに一
次コイルを巻装した状態を示す平面図である。
次コイルを巻装した状態を示す平面図である。
【図17】本発明の一実施形態におけるインナコアに一
次コイルを巻装した状態を示す側面図である。
次コイルを巻装した状態を示す側面図である。
【図18】本発明の一実施形態における二次ターミナル
の断面図である。
の断面図である。
【図19】本発明の一実施形態における二次ターミナル
の左側面図である。
の左側面図である。
【図20】本発明の一実施形態における二次ターミナル
の右側面図である。
の右側面図である。
【図21】本発明の一実施形態における一次コイルアセ
ンブリ及び二次コイルアセンブリの高圧側の端部を拡大
して示す縦断面図である。
ンブリ及び二次コイルアセンブリの高圧側の端部を拡大
して示す縦断面図である。
【図22】本発明の一実施形態における一次コイルアセ
ンブリ及び二次コイルアセンブリの高圧側の端部を拡大
して示す底面図である。
ンブリ及び二次コイルアセンブリの高圧側の端部を拡大
して示す底面図である。
【図23】本発明の一実施形態における一次コイルアセ
ンブリ及び二次コイルアセンブリの高圧側の端部を拡大
して示す正面図である。
ンブリ及び二次コイルアセンブリの高圧側の端部を拡大
して示す正面図である。
【図24】本発明の一実施形態における一次コイルアセ
ンブリ及び二次コイルアセンブリの高圧側の端部を拡大
して示す背面図である。
ンブリ及び二次コイルアセンブリの高圧側の端部を拡大
して示す背面図である。
【図25】本発明の他の実施形態における一次コイルア
センブリ及び二次コイルアセンブリの高圧側の端部を拡
大して示す正面図である。
センブリ及び二次コイルアセンブリの高圧側の端部を拡
大して示す正面図である。
【図26】本発明の一実施形態に係る内燃機関用点火コ
イルの斜視図である。
イルの斜視図である。
【図27】従来の点火コイルにおける一本の引出線とコ
ア等との関係を示す断面図である。
ア等との関係を示す断面図である。
【図28】本発明の一実施形態における一層の巻線とイ
ンナコアとの関係を示す断面図である。
ンナコアとの関係を示す断面図である。
【図29】本発明の一実施形態における巻線及び二次タ
ーミナルとインナコアとの関係を示す断面図である。
ーミナルとインナコアとの関係を示す断面図である。
8 イグナイタ 10 インナコア(柱状部材) 10a 中間部 10b 拡大部 11,11a,11b 絶縁塗膜 12 一次コイル 13 絶縁部 14 ホルダ 15,16 一次ターミナル 17,18 二次ターミナル 19 弾性層 20 二次コイルアセンブリ 21 二次ボビン 22 二次コイル 30 アウタコア 40 補助コア 49,49x ホルダ 50 永久磁石 60 ケース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 克治 愛知県大府市共和町一丁目1番地の1 愛 三工業株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 磁性体の柱状部材に一次コイル及び二次
コイルを巻装し、柱状部材の一端部近傍で二次コイルの
巻線を高圧ターミナルに電気的に接続する内燃機関用点
火コイルにおいて、前記柱状部材及び前記一次コイルを
収容し前記二次コイルの巻線を巻回する筒体の二次ボビ
ンを備えると共に、該二次ボビンの前記高圧ターミナル
側の端部に固定する脚部、及び該脚部に連続して延在し
前記高圧ターミナルに接続する基板部を有する二次ター
ミナルを備え、前記二次コイルの巻線の巻回部分から引
き出す巻線の接続端部が前記脚部の直上に位置するよう
に配置して前記二次コイルの巻線を前記二次ターミナル
に接続することを特徴とする内燃機関用点火コイル。 - 【請求項2】 前記二次ターミナルが、前記脚部の外側
面に凹部を有し、該凹部上に前記二次コイルの巻線の接
続端部を配置して半田接合することを特徴とする請求項
1記載の内燃機関用点火コイル。 - 【請求項3】 前記二次ターミナルが、導電材料の板体
をコ字状に折曲し、基板部と、該基板部の両端から平行
に延出する一対の脚部を有し、前記二次ボビンが、前記
高圧ターミナル側の端部に、一対の延出部を平行に延出
形成して成り、該一対の延出部に夫々前記二次ターミナ
ルの一対の脚部を係止することを特徴とする請求項1記
載の内燃機関用点火コイル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9054035A JPH10241973A (ja) | 1997-02-21 | 1997-02-21 | 内燃機関用点火コイル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9054035A JPH10241973A (ja) | 1997-02-21 | 1997-02-21 | 内燃機関用点火コイル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10241973A true JPH10241973A (ja) | 1998-09-11 |
Family
ID=12959343
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9054035A Pending JPH10241973A (ja) | 1997-02-21 | 1997-02-21 | 内燃機関用点火コイル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10241973A (ja) |
-
1997
- 1997-02-21 JP JP9054035A patent/JPH10241973A/ja active Pending
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