JPH0937744A - 練り製品製造用原料の製造法 - Google Patents
練り製品製造用原料の製造法Info
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Abstract
を短時間に効率よく製造する方法を提供すること。 【解決手段】冷凍すり身を粉砕して平均粒径が1mm以
下の微粒子状冷凍すり身にする工程を含む練り製品製造
用原料の製造法。
Description
り製品製造用原料を製造する方法に関する。
は、工業的には冷凍すり身を原材料として製造されるの
が一般的である。冷凍すり身は、捕獲した魚の鮮度が高
いうちに採肉、水晒、脱水し、糖類やリン酸塩を加える
工程を経て、冷凍することにより製造され、通常は−2
0から−30℃で冷凍状態に保たれたまま流通し、練り
製品製造等に用いられる。
方法は、まず冷凍すり身を温水解凍機などを用いて解凍
する工程から始まる。そして、解凍後にカッターで粉砕
したものに塩を加えて塩ずりし、さらに調味料等の副原
料を加えて混合し、成形後に加熱処理を施して練り製品
にしていた。
うな従来の製造方法は、時間と人手がかかるという点に
改良の余地が認められる。さらに、本発明者らは、より
質の高い練り製品を製造するために、原料と製造工程に
改良を加える必要があることを認識していた。
よく高品質の練り製品を製造することができる新しい方
法を提供することを課題とし、これを解決したものであ
る。
身を粉砕して所定の平均粒径を有する微粒子状冷凍すり
身にする工程等を含む練り製品製造用原料の製造法を開
示する。
限定されない。したがって、冷凍すり身の原料となる魚
の種類・質・捕獲地、魚の配合割合、冷凍温度、含水
率、保存期間などによらず、すり身製造用に用いること
ができるいずれの冷凍すり身も本発明で使用することが
できる。また、調味料や塩分をあらかじめ含んでいる冷
凍すり身も使用することができる。本発明では、1種類
の冷凍すり身を単独で用いてもよいし、複数の冷凍すり
身を適当な割合で組み合わせて用いてもよい。
径に粉砕する。粉砕後の冷凍すり身の平均粒径は、好ま
しくは1mm以下、より好ましくは0.5mm以下、さ
らに好ましくは0.1mm以下になるようにする。ここ
でいう「平均粒径」は、粒径とその粒径を有する粒子数
の積の総和を全粒子数で割った値を示すものであり、最
大粒子や最小粒子の粒径はとくに限定されない。このよ
うな微粒子状冷凍すり身は、冷凍状態にあるすり身を粉
砕することができる粉砕機を用いて調製することができ
る。例えば、ピンや刃物を表面に備えたローターを回転
させることにより冷凍すり身を粉砕する粉砕機や、ピン
や刃物を表面に備えた板状物を左右に往復させることに
より粉砕する粉砕機などを用いることができる。粉砕時
の温度は、冷凍すり身の冷凍状態が保たれている温度に
する。冷凍すり身の温度は0℃以下、好ましくは−12
℃以下、より好ましくは−15℃以下、さらに好ましく
は−20℃以下にして行う。
の全粒子が好ましくは1mm以下、より好ましくは0.
5mm以下、さらに好ましくは0.1mm以下になるよ
うに条件を設定して行うこともできる。この場合は粗粉
砕した冷凍すり身を、必要に応じて粒径の上限値に対応
するふるいにかけることにより調製することができる。
に応じて塩水と混合する。塩水の量や濃度は、塩ずりに
必要な範囲で選択される。塩水との混合工程は、あらか
じめ冷凍すり身中に十分な塩分が含まれている場合等に
は省かれる。なお、塩(塩化ナトリウム)の代わりに、
塩化カリウム等の強電解質を用いることもできる。
加することもできる。例えば、でんぷん、みりん、グル
タミン酸ソーダ等の化学調味料、卵白、砂糖、フレーバ
ー類などを適宜添加することができる。
る。脱気を行うか否かは、目的とする最終製品の種類に
応じて決定する。例えば、蒲鉾などを製造することを目
的としている場合は脱気を行うことが好ましい。脱気は
塩水と混合後に行い、脱気後に調味料と混合するのが一
般的である。しかし、この順序は適宜前後させてもかま
わない。
後、撹拌工程を行う。ここでいう撹拌工程は、文字通り
の撹拌に加えてカッティングやニーディングも併せて行
う場合も含む。撹拌工程は、練り製品製造用に用いるこ
とができる撹拌機を用いて行うことができる。例えば、
石臼式雷潰機、フードカッター、サイレントカッター、
ホモジナイザー、ステファンカッター((株)ステファ
ン)、ニーダー、ボールカッター((株)柳屋)、カプ
セルカッター((株)備文)、ピンミキサー、混練機等
を適当な条件で用いることができる。ピンミキサーを使
用すれば、製品のゲル強度が高くなり効率よく製造する
ことができるため、本発明では好ましい態様として使用
される。ピンミキサーは、ステーター中に挿入されてい
るピンを備えたローターが回転することにより混合を行
う機械であり、ステーターの一端から原料を導入して他
端から混合物を排出するものである。ピンの配列は特に
限定されるものではなく、ローターに対して螺旋状に設
置されているものも用いることができる。ピンミキサー
を用いれば、連続的に撹拌を行うことができるため、練
り製品の製造工程が大幅に効率化され、滞留による劣化
を防ぎつつ比較的短時間に製品を製造することができ
る。実際にピンミキサーを用いた場合は、バッチ式の機
械を用いた場合に比べて処理時間が約半分に短縮できる
ことが確認されている。また、外気にさらされる機会も
減ることから衛生的な製造が可能になる。さらに、製造
の経済効率が良いため、実際上の利点が極めて大きい。
なお、本発明の製造法は、ケーキミキサーを用いて行っ
ても良好な結果を得ることができるが、この場合は本願
特許請求の範囲から除外する。
さらに当業者が適宜選択しうる方法にしたがって成形、
加工されて、蒲鉾、竹輪、はんぺんなどの練り製品にす
ることができる。加工工程は、加熱や冷却等の操作を伴
うのが通常であり、冷却は放冷・急冷等を適宜選択して
行うことができる。
べて顕著な有用性を示す。
り身を冷凍状態のまま後の工程に供することができるた
めすり身の劣化を最小限に止めることができる。従来法
による冷凍すり身の解凍は、約30−60℃の温水が通
るプレート上でなされるため、冷凍すり身の表面のみが
解凍し劣化することが避けられなかった。また、従来法
により解凍した冷凍すり身は1mm以下に微粉砕するこ
とができないため、ゲル強度が強い製品を得ることが不
可能であった。本発明の製造法によれば、このような従
来の問題点を解決した高品質の製品を製造することがで
きるという優れた利点がある。
粒径を1mm以下にすれば、ゲル物性が極めて優れた練
り製品を製造することができる。このことは、微粒子状
冷凍すり身の粒径と、その微粒子状冷凍すり身を塩水と
混合し撹拌後成形することによって得た成形材料のゲル
強度との関係を検討することによって確認された(試験
例1参照)。両者の関係は図1に示す通りである。グラ
フを左から辿ると、粒径が小さくなるにしたがってゲル
強度はゆるやかに上昇するが、驚くべきことに粒径が1
mm以下になるとゲル強度が急激に高まることが確認さ
れる。すなわち、粒径1mm以下の本発明の微粒子状冷
凍すり身を用いれば、よりゲル強度が高くて質の良い練
り製品を効率よく製造することができる(試験例2参
照)。また、粒径を適宜調節することによって、練り製
品のゲル強度を微調節することも可能である。すなわ
ち、同一プラントを同一条件で稼働させながら、原料た
る微粒子状冷凍すり身の粒径を変えるだけで製品のゲル
強度を変化させることができるため、本発明の製造法は
工業上の利点が極めて大きい。
説明する。
を備えた市販のロータリー粉砕機を用いて約ー18℃で
微粉砕した。得られたすり身製品製造用原料の一部を取
り出し、顕微鏡により粒径分布を確認したところ大半が
1〜0.5mmであり、平均粒径は1mm以下であっ
た。
るいに連続的に通すことによって、粒径が1mm以下の
すり身製品製造用原料を得た。
のふるいに連続的に通すことによって、粒径が0.5m
m以下のすり身製品製造用原料を得た。
のふるいに連続的に通すことによって、粒径が0.1m
m以下のすり身製品製造用原料を得た。
を備えた市販のロータリー粉砕機を用いて約ー18℃で
微粉砕した。得られたすり身製品製造用原料の一部を取
り出し、顕微鏡により粒径分布を確認したところ大半が
0.5〜0.1mmであり、平均粒径は0.5mm以下
であった。
のふるいに連続的に通すことによって、粒径が0.5m
m以下のすり身製品製造用原料を得た。
のふるいに連続的に通すことによって、粒径が0.1m
m以下のすり身製品製造用原料を得た。
を備えた市販のロータリー粉砕機を用いて約ー18℃で
微粉砕した。得られたすり身製品製造用原料の平均粒径
は0.1mm以下であった。
のふるいに連続的に通すことによって、粒径が0.1m
m以下のすり身製品製造用原料を得た。
2%塩水3リットルと混合し、得られた混合物を必要に
応じて脱気して、ピンミキサー((株)紀文食品製;特
公平3−41145号参照)を用いて5分間撹拌し、す
り身製品製造用混合物を得た。
キサー((株)関東混合機工業社製)を用いて35分間
撹拌し、すり身製品製造用混合物を得た。
トカッター((株)備文製)を用いて15分間撹拌し、
すり身製品製造用混合物を得た。
用原料または混合物は、いずれも蒲鉾、竹輪、はんぺん
などの練り製品製造用に使用するのに非常に適した物で
あった。
身を調製して練り製品を製造し、得られた練り製品のゲ
ル物性と粒径との関係を調べた。
5mm以下の粒子状冷凍すり身(試料1)、粒径3mm
以下の粒子状冷凍すり身(試料2)、実施例2で調製し
た粒径1mm以下の微粒子状冷凍すり身(試料3)、実
施例6で調製した粒径0.5mm以下の微粒子状冷凍す
り身(試料4)、実施例9で調製した粒径0.1mm以
下の微粒子状冷凍すり身(試料5)を原料として用い
た。これらの原料を実施例11に記載される操作条件に
したがってサイレントカッターで撹拌し、成形すること
によって成形材料とした。
35℃で60分間坐らせ、85℃で30分加熱した。一
夜冷蔵後、レオロメータ−(アイテクノ社製;1mm
幅;クサビ型プランジャー)でゲル強度を測定した。試
験結果を以下の表に示し、図1にグラフとして示した。
なお、ゲル強度は試料5を100%として相対評価した
値を示した。
た練り製品製造用原料と、従来法により製造した原料の
ゲル物性を比較した。
mmの微粒子状冷凍すり身から製造した練り製品製造用
原料と比較するために、サイレントカッターを用いて従
来法にしたがって対照原料を製造した。まず、同一の冷
凍すり身を30℃の温水を用いてプレス式解凍機により
解凍した。解凍時のすり身の中心温度を測定したところ
ー5℃であった。この解凍すり身をサイレントカッター
を用いて実施例12と同一条件で粉砕し、塩水と混合し
た後、成形して対照用原料とした。これら2つの原料の
ゲル物性を試験例1と同じ方法により比較したところ、
実施例12の練り製品製造用原料ゲル強度を100%と
したとき、対照用原料のゲル強度は75%に過ぎないこ
とが確認された。
用原料と比較するために、ケーキミキサーを用いて従来
法による原料を製造することを試みた。しかし、解凍す
り身をある程度小片化して投入したものの本機はさらに
小片化する機能を有しないため、撹拌することができな
かった。従来法によれば、製造工程中でケーキミキサー
を使用することすらできないことが判明した。
したグラフである。
Claims (11)
- 【請求項1】冷凍すり身を粉砕して平均粒径が1mm以
下の微粒子状冷凍すり身にする工程を含む練り製品製造
用原料の製造法。 - 【請求項2】微粒子状冷凍すり身の平均粒径を0.5m
m以下にする請求項1の製造法。 - 【請求項3】微粒子状冷凍すり身の平均粒径を0.1m
m以下にする請求項1の製造法。 - 【請求項4】微粒子状冷凍すり身の粒径を1mm以下に
する請求項1の製造法。 - 【請求項5】微粒子状冷凍すり身の粒径を0.5mm以
下にする請求項1の製造法。 - 【請求項6】微粒子状冷凍すり身の粒径を0.1mm以
下にする請求項1の製造法。 - 【請求項7】請求項1の製造法によって製造した練り製
品製造用原料に添加物を混合して撹拌する工程(ケーキ
ミキサーを用いる場合を除く)、成形する工程、および
加工する工程を含む練り製品の製造法。 - 【請求項8】添加物が食塩または塩水である請求項7の
製造法。 - 【請求項9】撹拌をピンミキサーにより行う請求項7の
製造法。 - 【請求項10】撹拌前に脱気する請求項7の製造法。
- 【請求項11】すべての工程を連続的に行う請求項7の
製造法。
Priority Applications (5)
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|---|---|---|---|
| JP19335195A JP3648291B2 (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | 練り製品製造用原料の製造法 |
| GB9801723A GB2318968B (en) | 1995-07-28 | 1996-07-26 | Process for producing materials for fish paste products |
| US09/000,367 US5958501A (en) | 1995-07-28 | 1996-07-26 | Frozen ground fish particles and process for preparing |
| PCT/JP1996/002112 WO1997004670A1 (fr) | 1995-07-28 | 1996-07-26 | Procede de preparation de la matiere premiere d'un produit en pate |
| US09/329,787 US6096367A (en) | 1995-07-28 | 1999-06-10 | Process for producing materials for fish paste products |
Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
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Publications (2)
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- 1995-07-28 JP JP19335195A patent/JP3648291B2/ja not_active Expired - Fee Related
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