JPH0941661A - コンクリート用化粧型枠とその製造方法 - Google Patents

コンクリート用化粧型枠とその製造方法

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JPH0941661A
JPH0941661A JP19181895A JP19181895A JPH0941661A JP H0941661 A JPH0941661 A JP H0941661A JP 19181895 A JP19181895 A JP 19181895A JP 19181895 A JP19181895 A JP 19181895A JP H0941661 A JPH0941661 A JP H0941661A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一つ一つの石自体の色調等に変化を持たせる
ことができ、また石積みされた各石ごとに色調等を変化
させることを可能とする。 【解決手段】 コンクリートを打設すべき面12側に
は、コンクリート表面に石積み模様を形成するための凹
部14が複数形成された合成樹脂発泡体からなる型枠本
体16と、凹部14内の表面に形成され、コンクリート
表面に転写されて石積み模様の表面を装飾する装飾皮膜
層18とを有する。さらに、装飾皮膜層18は、異なる
色調の有色粒状物がそれぞれ混合されて異なる色調に形
成された2種以上の合成樹脂材料A、Bが重ねて吹き付
けられて形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンクリート用化粧
型枠に関し、特に詳細にはコンクリート表面に石積み模
様を形成可能なコンクリート用化粧型枠に関する。ま
た、そのコンクリート用化粧型枠の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンクリート表面に石積み模様を
形成し、その表面を自然石風に仕上げるためのコンクリ
ート用化粧型枠としては、コンクリート表面に石積み模
様を形成するための凹部がコンクリート打設面側に複数
形成された合成樹脂発泡体からなる型枠本体と、この凹
部内の表面に形成され、コンクリート表面に転写されて
石積み模様の表面を装飾する装飾皮膜層とが剥離可能に
一体的に形成されたものが知られている。そして、この
装飾皮膜層は、コンクリート打設面に砕石粒やセラミッ
ク粒、ガラス粒等の有色粒状物が混合された1種類の合
成樹脂材料を吹き付けて形成されている。この装飾皮膜
層は、打設されたコンクリート材料が養生硬化後、化粧
型枠が取り外された際に、コンクリート面に転写され
る。よって、コンクリート面の凸部には砕石粒やセラミ
ック粒、ガラス粒等の有色粒状物が付着した状態とな
り、石積みされた模様を構成する一つ一つの石に対応す
る凸部表面が自然石風に仕上がることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来のコンクリート用化粧型枠には次のような課題があ
る。装飾皮膜層は、砕石粒やセラミック粒、ガラス粒等
の有色粒状物が混合された1種類の合成樹脂材料により
形成されているため、同種の石のみで石積みがされてい
るように見える。また、一つの石に相当する一つの凸部
も略均一な色調となって変化が少なく、石積みされた各
石ごとに色調が変化する自然石の石積みには見えにくい
という課題がある。従って、本発明は上記課題を解決す
べくなされ、その目的とするところは、一つ一つの石自
体の色調や模様に変化を持たせることができ、また石積
みされた各石ごとに色調を変化させることが可能なコン
クリート用化粧型枠を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次の構成を備える。すなわち、本発明にか
かるコンクリート用化粧型枠は、コンクリートの打設す
べき面側には、コンクリート表面に石積み模様を形成す
るための凹部が複数形成された合成樹脂発泡体からなる
型枠本体と、該凹部内の表面に形成され、前記コンクリ
ート表面に転写されて前記石積み模様の表面を装飾する
装飾皮膜層とを有するコンクリート用化粧型枠におい
て、前記装飾皮膜層は、異なる色調の有色粒状物がそれ
ぞれ混合されて異なる色調に形成された2種以上の合成
樹脂材料が重ねて吹き付けられて形成されていることを
特徴とする。この構成を採用することにより、凹部に形
成される装飾皮膜層は、吹き付けの加減によって異なる
色調の2種以上の合成樹脂材料が斑模様、縞模様等の変
化に富んだ模様に形成され、コンクリート表面に転写さ
れた際にはコンクリート表面も変化に富んだ模様に装飾
される。
【0005】また、前記複数の凹部の内の少なくとも一
つの凹部に形成された前記装飾皮膜層の色調を、他の凹
部の内のいずれか一つに形成された装飾皮膜層の色調と
異なるようにすれば、石積み模様を構成する各石ごとに
模様や色調が変わり、一層天然石を石積みしたような外
観とすることが可能となる。また、前記合成樹脂発泡体
はポリスチレン−エチレン共重合体またはポリプロピレ
ンとすることにより、装飾皮膜層が型枠本体から離型し
やすくなり、装飾皮膜層のコンクリート表面への転写が
容易に行われる。また、前記型枠本体の内表面には離型
剤を塗布することにより、一般的なポリスチレンを型枠
本体の材料として使用する場合でも、装飾皮膜層の型枠
本体からの離型が一層容易になり、よって装飾皮膜層の
コンクリート表面への転写が確実に行える。
【0006】また、本発明にかかるコンクリート用化粧
型枠の製造方法は、コンクリートを打設すべき面側に
は、コンクリート表面に石積み模様を形成するための凹
部が複数形成された合成樹脂発泡体からなる型枠本体
と、該凹部内の表面に形成され、前記コンクリート表面
に転写されて前記石積み模様の表面を装飾する装飾皮膜
層とを有し、複数の凹部の内の少なくとも一つの凹部に
形成された前記装飾皮膜層の色調は、他の凹部の内のい
ずれか一つに形成された装飾皮膜層の色調と異なるコン
クリート用化粧型枠の製造方法において、各々には前記
凹部内の所定の凹部に対応し、かつ他のものと開口位置
が異なる開口部が設けられた複数のマスク板を用い、前
記型枠本体に、前記マスク板を順次取り替えながら、異
なる色調の有色粒状物がそれぞれ混合されて異なる色調
に形成された2種以上の合成樹脂材料を前記開口部を通
して前記凹部に順次組み合わせを変えながら重ねて吹き
付け、2以上の色調の前記装飾皮膜層を形成することを
特徴とする。この構成を採用すれば、所望の凹部内にの
み確実に所望の合成樹脂材料を吹き付けることができ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて添付図面と共に詳述する。まず、図1、図6を用
いて本発明にかかるコンクリート用化粧型枠10の構造
について説明する。コンクリート用化粧型枠10は、コ
ンクリートを打設すべき面(以下「コンクリート打設
面」という)12側には、コンクリート表面に石積み模
様を形成するための凹部14が複数形成された合成樹脂
発泡体からなる型枠本体16と、凹部14内の表面に形
成され、コンクリート表面に転写されて石積み模様の表
面を装飾する装飾皮膜層18とを有する。なお、各凹部
14間には、平坦な目地部分20が同一平面上となるよ
うに形成されている。型枠本体16に使用される合成樹
脂発泡体には、装飾皮膜層18との離型性を考慮して、
例えばポリスチレン−エチレン共重合体やポリプロピレ
ン等のポリオレフィン系の樹脂材料を用いることが好適
であるが、ゴム等の一般的な樹脂材料であっても良い。
また、一層離型性を良くするために、装飾皮膜層18と
型枠本体16表面との間(型枠本体16の内表面でもよ
い)にシリコーン等の離型剤を塗布する構成としてもよ
い。また、この構成によれば、従来から用いられている
ポリスチレンを型枠本体に使用した場合でも、装飾皮膜
層18の離型性を確保できる。また、各凹部14a〜1
4g内の装飾皮膜層18は、後述する方法により、2種
以上(本例では2種)の色調の異なる合成樹脂材料が重
ねて吹き付けられて形成されたものである。
【0008】次に、図1〜図6を用いて本発明に係るコ
ンクリート用化粧型枠10の製造方法について説明す
る。最初に、製造に使用するマスク板24a〜24cに
ついて説明する。化粧型枠10には、一例として7つの
凹部14a〜14gがあり、各凹部14a〜14g内に
形成される装飾皮膜層18の色調を一例として3種類に
変化させるために、3枚のマスク板24a〜24cを使
用する。各マスク板について説明すると、マスク板24
aには、図2に示すように凹部14b、14d、14g
に対応し、凹部14b、14d、14gの外形に合わせ
た開口部26が設けられている。また、同様にしてマス
ク板24bには、図3に示すように凹部14c、14e
に対応する開口部26が設けられ、マスク板24cに
は、図4に示すように凹部14a、14fに対応する開
口部26が設けられている。
【0009】続いて、製造工程について説明する。な
お、予め砕石粒やセラミック粒、ガラス粒等の色が異な
った有色粒状物を用いて、それぞれ色調の異なる装飾皮
膜層18形成用の合成樹脂材料を用意しておく。また色
の異なった種類の違う有色粒状物を一つの合成樹脂材料
に混合して色調を変化させても良い。ここで色調とは、
合成樹脂材料自体の色が主として見える場合や、また例
えば白色の合成樹脂材料に黒色の有色粒状物を混ぜるこ
とにより全体として灰色に見え、また赤色の有色粒状物
を混ぜれば、全体としてピンクに見えるということや、
また有色粒状物が視覚で捉えられる場合には、斑点模様
として見えること、また不均一に混ざっている場合には
縞模様として見えることも含むとする。本例では7つの
凹部14a〜14gを3つのグループに分け、それぞれ
の装飾皮膜層18を2種の色調の異なる合成樹脂材料を
重ねて吹き付けることで形成するため、6種類(=3×
2)の色調の異なる合成樹脂材料A〜Fを用意する。な
お、すべて異なる色調の合成樹脂材料を使用する代わり
に、例えば3種類の色調の異なる合成樹脂材料を用意
し、その中から2種類を組み合わせて使用することによ
り、3つのグループごとに凹部14a〜14gに形成さ
れる装飾皮膜層18の模様・色調を変化させるようにし
ても良い。第1の工程として、化粧型枠10の凹部14
a〜14gが形成されたコンクリート打設面12に、シ
リコーン等の油性の離型剤(不図示)を塗布する。な
お、化粧型枠10自体が、例えばポリスチレン−エチレ
ン共重合体や、またポリプロピレン等のポリオレフィン
系の樹脂材料を用いて形成されて離型性が良好であれ
ば、この工程を省略しても良い。
【0010】第2の工程は、型枠本体16のコンクリー
ト打設面12に、その開口部26が凹部14a〜14g
の内の対応する所定の凹部14b、14d、14gと一
致するようにマスク板24aを配置する。第3の工程
は、6種類の合成樹脂材料の内の2種の合成樹脂材料
A、Bを、マスク板24aの上からスプレーガン等を用
いて重ねて吹き付ける。なお、この際には図6(一例と
して凹部14g部分の断面図を示したもの)に示すよう
に、最初に吹き付ける合成樹脂材料Aは、凹部14b、
14d、14gの表面全体に吹き付けるのではなく、吹
き付けない部分(未着部分)を残しながら吹き付ける。
また、後から吹き付ける合成樹脂材料Bは少なくとも未
着部分はカバーするように凹部14b、14d、14g
内の表面に、最初の合成樹脂材料A上に重ねて吹き付け
るようにする。上記、第2の工程〜第3の工程を、マス
ク板をマスク板24b、24cと順次取り替えながら、
かつ合成樹脂材料もC、D、続いてE、Fと交換しなが
ら行い、図5に示すように全部の凹部14a〜14gに
装飾皮膜層18を形成する。
【0011】これにより、7つの凹部14a〜14gの
各々に形成された装飾皮膜層18は、3つの異なる色調
に色分けでき、またマスク板24a〜24cを使用する
ことにより、マスクされた凹部内には合成樹脂材料が吹
き込まないので、凹部が隣接していても凹部毎の装飾皮
膜層18の色を確実に違えて形成することが可能とな
る。また、装飾皮膜層18の形成に使用する合成樹脂材
料の色調を全て違えなくとも、少なくとも一つの凹部の
装飾皮膜層18の形成に、2種以上の色調の異なる合成
樹脂材料を使用するようにすれば、吹き付けの加減を微
妙に違えることにより、凹部毎に異なる模様(斑模様、
縞模様等)を形成することも容易にできる。
【0012】次に、この化粧型枠10を用いて、コンク
リート表面に模様を形成する方法について図7、図8を
用いて説明する。最初に、化粧型枠10に対向させて型
枠28を配する。次に、図7に示すように化粧型枠10
と型枠28との間にコンクリート材料30を打設する。
養生硬化後、図8に示すように化粧型枠10と型枠28
をコンクリート板32から剥離する。この際に、化粧型
枠10のコンクリート打設面12に形成された装飾皮膜
層18はコンクリート板32表面に転写される。化粧型
枠10の凹部14a〜14gに形成された装飾皮膜層1
8は、一つの石毎に模様が異なると共に、隣接する石同
士の色調も異なっているため、一つ一つの色調や模様が
微妙に異なる自然石を石積みしたような模様に非常に近
い模様(図5に示す模様)をコンクリート板32の表面
に形成することが可能となる。従って、従来の化粧型枠
では難しかった一つの石自体の中で、色調や模様が変化
する御影石風の模様も容易にコンクリート板の表面に形
成することができるようになった。
【0013】以上、本発明の好適な実施例について種々
述べてきたが、本発明は上述の実施例に限定されるので
はなく、型枠本体の形状、また凹部の形状や数は任意で
よい等、発明の精神を逸脱しない範囲で多くの改変を施
し得るのはもちろんである。
【0014】
【発明の効果】本発明に係るコンクリート用化粧型枠を
用いると、一つ一つの石自体の色調や模様に変化を持た
せることができ、また石積みされた各石ごとに色調を変
化させることが可能となる。また、本発明に係るコンク
リート用化粧型枠の製造方法を用いると、マスク板を用
いて合成樹脂材料を凹部内へ吹き付けることによって、
マスクされない凹部のみに確実に所望の合成樹脂材料を
吹き付けることができ、所望の装飾皮膜層が凹部内に形
成されたコンクリート用化粧型枠を製造することができ
るという著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンクリート用化粧型枠の一実施
形態の構成を示す斜視図
【図2】第1のマスク板の構成を示す平面図
【図3】第2のマスク板の構成を示す平面図
【図4】第3のマスク板の構成を示す平面図
【図5】型枠本体の凹部に形成された装飾皮膜層を、型
枠本体との接触面側から見た説明図
【図6】凹部内の装飾皮膜層の形成状態をしめす要部断
面図
【図7】図1の化粧型枠と型枠との間にコンクリート材
料が打設された状態を示す説明図
【図8】コンクリート板の表面に装飾皮膜層が転写され
た状態を示す説明図
【符号の説明】
10 コンクリート用化粧型枠 12 コンクリート打設面 14a〜14g 凹部 16 型枠本体 18 装飾皮膜層

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリートを打設すべき面側には、コ
    ンクリート表面に石積み模様を形成するための凹部が複
    数形成された合成樹脂発泡体からなる型枠本体と、 該凹部内の表面に形成され、前記コンクリート表面に転
    写されて前記石積み模様の表面を装飾する装飾皮膜層と
    を有するコンクリート用化粧型枠において、 前記装飾皮膜層は、異なる色調の有色粒状物がそれぞれ
    混合されて異なる色調に形成された2種以上の合成樹脂
    材料が重ねて吹き付けられて形成されていることを特徴
    とするコンクリート用化粧型枠。
  2. 【請求項2】 前記複数の凹部の内の少なくとも一つの
    凹部に形成された前記装飾皮膜層の色調は、他の凹部の
    内のいずれか一つに形成された装飾皮膜層の色調と異な
    ることを特徴とする請求項1記載のコンクリート用化粧
    型枠。
  3. 【請求項3】 前記合成樹脂発泡体はポリスチレン−エ
    チレン共重合体またはポリプロピレンから成ることを特
    徴とする請求項1または2記載のコンクリート用化粧型
    枠。
  4. 【請求項4】 前記型枠本体の内表面には離型剤が塗布
    されていることを特徴とする請求項1、2または3記載
    のコンクリート用化粧型枠。
  5. 【請求項5】 コンクリートを打設すべき面側には、コ
    ンクリート表面に石積み模様を形成するための凹部が複
    数形成された合成樹脂発泡体からなる型枠本体と、該凹
    部内の表面に形成され、前記コンクリート表面に転写さ
    れて前記石積み模様の表面を装飾する装飾皮膜層とを有
    し、複数の凹部の内の少なくとも一つの凹部に形成され
    た前記装飾皮膜層の色調は、他の凹部の内のいずれか一
    つに形成された装飾皮膜層の色調と異なるコンクリート
    用化粧型枠の製造方法において、 各々には前記凹部内の所定の凹部に対応し、かつ他のも
    のと開口位置が異なる開口部が設けられた複数のマスク
    板を用い、 前記型枠本体に、前記マスク板を順次取り替えながら、
    異なる色調の有色粒状物がそれぞれ混合されて異なる色
    調に形成された2種以上の合成樹脂材料を前記開口部を
    通して前記凹部に順次組み合わせを変えながら重ねて吹
    き付け、2以上の色調の前記装飾皮膜層を形成すること
    を特徴とするコンクリート用化粧型枠の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101255493B1 (ko) * 2012-06-28 2013-04-16 주식회사 도화엔지니어링 코팅 프리캐스트 콘크리트 제작공법
JP2023147407A (ja) * 2022-03-30 2023-10-13 地方独立行政法人北海道立総合研究機構 付着器、及び水産動物の養殖方法

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