JPH0947512A - 医用弁体及び医用挿入補助具 - Google Patents
医用弁体及び医用挿入補助具Info
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- JPH0947512A JPH0947512A JP7225929A JP22592995A JPH0947512A JP H0947512 A JPH0947512 A JP H0947512A JP 7225929 A JP7225929 A JP 7225929A JP 22592995 A JP22592995 A JP 22592995A JP H0947512 A JPH0947512 A JP H0947512A
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- JP
- Japan
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- medical
- medical valve
- catheter
- slit
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Abstract
(57)【要約】
【課題】カテーテル等の挿入抵抗が小さく、しかも生体
管腔からの体液漏出を確実に防止することができる医用
弁体及び医用挿入補助具を提供する。 【解決手段】上面から下面に貫通するスリットを有する
円盤形状の弾性体よりなる医用弁体であって、上面は凹
状の面であり、下面は凸状の面である、医用挿入補助具
内に固定装着される医用弁体、及び、内腔の壁面に該医
用弁体を固定装着してなる医用挿入補助具。
管腔からの体液漏出を確実に防止することができる医用
弁体及び医用挿入補助具を提供する。 【解決手段】上面から下面に貫通するスリットを有する
円盤形状の弾性体よりなる医用弁体であって、上面は凹
状の面であり、下面は凸状の面である、医用挿入補助具
内に固定装着される医用弁体、及び、内腔の壁面に該医
用弁体を固定装着してなる医用挿入補助具。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医用弁体及び医用
挿入補助具に関する。さらに詳しくは、本発明は、カテ
ーテル等のチューブやガイドワイヤを、スリットを押し
広げて通して生体管腔へ挿入する際の抵抗が低く、しか
も生体管腔からの体液漏出を防止することができる医用
弁体及び該弁体を固定装着してなる医用挿入補助具に関
する。
挿入補助具に関する。さらに詳しくは、本発明は、カテ
ーテル等のチューブやガイドワイヤを、スリットを押し
広げて通して生体管腔へ挿入する際の抵抗が低く、しか
も生体管腔からの体液漏出を防止することができる医用
弁体及び該弁体を固定装着してなる医用挿入補助具に関
する。
【0002】
【従来の技術】心不全等の心機能低下時の治療のために
用いる大動脈内バルーンポンピング法(IABP法)、
心臓の回りの血管を広げるために用いる経皮的冠動脈形
成方法(PTCA法)、心臓の血流量を計測するためな
どに用いる熱希釈カテーテル法(TDC法)等の治療法
では、患者の動静脈血管内にカテーテルを挿入する。カ
テーテルを患者の血管内に挿入するために、医用挿入補
助具、いわゆるイントロデューサーが用いられる。イン
トロデューサーは、管状体からなるシース及び内腔を有
するシースハブを必須構成要素とし、さらにこのシース
に着脱自在に挿通される針状のダイレーターを必要に応
じて有するものである。シースを患者の血管内に経皮的
に挿入し、シース先端を血管内に留置した状態でカテー
テル等をシースの内部(ルーメン)を通して血管内に挿
入する。このようなイントロデューサーでは、シースハ
ブに弁体が装着してあり、シースを血管内に留置した
後、患者の血管からシースを通して血液が漏出すること
を防止している。従来より用いられている弁体として
は、切込みスリット状の密着孔が形成された弾性体材料
からなる円盤形状のものが知られている。しかし、従来
の弁体では、カテーテルやガイドワイヤを弁体に挿入し
たときに弁体が挿入方向に押され変形しやすく、カテー
テル等を挿入するときの抵抗が高くなり、医療現場にお
いてカテーテル等の挿入が容易でない場合がある。
用いる大動脈内バルーンポンピング法(IABP法)、
心臓の回りの血管を広げるために用いる経皮的冠動脈形
成方法(PTCA法)、心臓の血流量を計測するためな
どに用いる熱希釈カテーテル法(TDC法)等の治療法
では、患者の動静脈血管内にカテーテルを挿入する。カ
テーテルを患者の血管内に挿入するために、医用挿入補
助具、いわゆるイントロデューサーが用いられる。イン
トロデューサーは、管状体からなるシース及び内腔を有
するシースハブを必須構成要素とし、さらにこのシース
に着脱自在に挿通される針状のダイレーターを必要に応
じて有するものである。シースを患者の血管内に経皮的
に挿入し、シース先端を血管内に留置した状態でカテー
テル等をシースの内部(ルーメン)を通して血管内に挿
入する。このようなイントロデューサーでは、シースハ
ブに弁体が装着してあり、シースを血管内に留置した
後、患者の血管からシースを通して血液が漏出すること
を防止している。従来より用いられている弁体として
は、切込みスリット状の密着孔が形成された弾性体材料
からなる円盤形状のものが知られている。しかし、従来
の弁体では、カテーテルやガイドワイヤを弁体に挿入し
たときに弁体が挿入方向に押され変形しやすく、カテー
テル等を挿入するときの抵抗が高くなり、医療現場にお
いてカテーテル等の挿入が容易でない場合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、カテーテル
等の挿入抵抗が小さく、しかも生体管腔からの体液漏出
を確実に防止することができる医用弁体及び医用挿入補
助具を提供することを目的としてなされたものである。
等の挿入抵抗が小さく、しかも生体管腔からの体液漏出
を確実に防止することができる医用弁体及び医用挿入補
助具を提供することを目的としてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、スリットを有す
る円盤形状の医用弁体の上面を凹状に、下面を凸状に形
成することにより、カテーテル等を挿入するときの抵抗
を著しく低減しうることを見いだし、この知見に基づい
て本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、
(1)上面から下面に貫通するスリットを有する円盤形
状の弾性体よりなる医用弁体であって、上面は凹状の面
であり、下面は凸状の面である医用挿入補助具内に固定
装着される医用弁体、及び、(2)内腔を有する医用挿
入補助具であって、内腔の壁面に、第(1)項記載の医用
弁体を固定装着してなる医用挿入補助具、を提供するも
のである。さらに、本発明の好ましい態様として、
(3)下面が円錐状に形成された第(1)項記載の医用弁
体、(4)上面が擂り鉢状に形成された第(1)項又は第
(3)項記載の医用弁体、(5)上面のスリットの中央部
に凹状のポケット部を有する第(1)項、第(3)項又は第
(4)項記載の医用弁体、(6)ポケット部の凹状の面
が、凹部内壁から底にかけて角のない曲面で形成される
第(1)項、第(3)項、第(4)項又は第(5)項記載の医用
弁体、(7)スリットの長さが、上面より下面に向けて
拡張する第(1)項、第(3)項、第(4)項、第(5)項又は
第(6)項記載の医用弁体、(8)内腔を有する医用挿入
補助具であって、内腔の壁面に、第(3)項、第(4)項、
第(5)項、第(6)項又は第(7)項記載の医用弁体を固定
装着してなる医用挿入補助具、及び、(9)内壁に設け
た凹状の挟持部に、医用弁体の側面を嵌入挟持すること
により医用弁体を固定装着する第(2)項又は第(8)項記
載の医用挿入補助具、を挙げることができる。
題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、スリットを有す
る円盤形状の医用弁体の上面を凹状に、下面を凸状に形
成することにより、カテーテル等を挿入するときの抵抗
を著しく低減しうることを見いだし、この知見に基づい
て本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、
(1)上面から下面に貫通するスリットを有する円盤形
状の弾性体よりなる医用弁体であって、上面は凹状の面
であり、下面は凸状の面である医用挿入補助具内に固定
装着される医用弁体、及び、(2)内腔を有する医用挿
入補助具であって、内腔の壁面に、第(1)項記載の医用
弁体を固定装着してなる医用挿入補助具、を提供するも
のである。さらに、本発明の好ましい態様として、
(3)下面が円錐状に形成された第(1)項記載の医用弁
体、(4)上面が擂り鉢状に形成された第(1)項又は第
(3)項記載の医用弁体、(5)上面のスリットの中央部
に凹状のポケット部を有する第(1)項、第(3)項又は第
(4)項記載の医用弁体、(6)ポケット部の凹状の面
が、凹部内壁から底にかけて角のない曲面で形成される
第(1)項、第(3)項、第(4)項又は第(5)項記載の医用
弁体、(7)スリットの長さが、上面より下面に向けて
拡張する第(1)項、第(3)項、第(4)項、第(5)項又は
第(6)項記載の医用弁体、(8)内腔を有する医用挿入
補助具であって、内腔の壁面に、第(3)項、第(4)項、
第(5)項、第(6)項又は第(7)項記載の医用弁体を固定
装着してなる医用挿入補助具、及び、(9)内壁に設け
た凹状の挟持部に、医用弁体の側面を嵌入挟持すること
により医用弁体を固定装着する第(2)項又は第(8)項記
載の医用挿入補助具、を挙げることができる。
【0005】以下、図面により本発明を詳細に説明す
る。図1は、従来の医用弁体の平面図及びA−A線断面
図である。従来の医用弁体は、円盤形状の弾性体1に、
上面2から下面3に貫通するスリット4を有し、上面は
本図のごとく凹状に形成されているものもあるが、下面
はすべて平面状である。このような医用弁体にカテーテ
ルやガイドワイヤを挿入すると、医用弁体が挿入方向に
押され変形して、カテーテル等を挿入するときの抵抗が
高くなり、医療現場においてカテーテル等の挿入が困難
になる場合がある。図2は、本発明の医用弁体の一態様
の平面図及びA−A線断面図である。本発明の医用弁体
は、上面2から下面3に貫通するスリット4を有する円
盤形状の弾性体1よりなり、上面2は凹状の面であり、
下面3は凸状の面である。下面を凸状の面とすることに
より、カテーテル等を挿入するときの医用弁体の変形が
抑えられ、挿入抵抗が減少し、カテーテル等の挿入が容
易になる。図3は、本発明の医用弁体の他の一態様の平
面図及びA−A線断面図である。本態様の医用弁体は、
下面が円錐状に形成されている。円錐状下面5を形成す
ることにより、カテーテル等の挿入抵抗が減少し、カテ
ーテル等の挿入が容易になる。図4は、本発明の医用弁
体の他の一態様の平面図及びA−A線断面図である。本
態様の医用弁体は、上面が擂り鉢状に形成されている。
擂り鉢状上面6を形成することにより、カテーテル等を
挿入するときに、挿入抵抗が減少し、カテーテル等の挿
入が容易になる。図5(a)は、本発明の医用弁体の他の
一態様の平面図であり、図5(b)は、A−A線断面図で
あり、図5(c)は、B−B線断面図である。本態様の医
用弁体は、擂り鉢状上面のスリットの中央部にコップ状
のポケット部7が設けられている。ポケット部を設ける
ことにより、カテーテル等を挿入するときのカテーテル
等の先端の位置決めが容易になリ、カテーテル等と医用
弁体との気密性が向上する。
る。図1は、従来の医用弁体の平面図及びA−A線断面
図である。従来の医用弁体は、円盤形状の弾性体1に、
上面2から下面3に貫通するスリット4を有し、上面は
本図のごとく凹状に形成されているものもあるが、下面
はすべて平面状である。このような医用弁体にカテーテ
ルやガイドワイヤを挿入すると、医用弁体が挿入方向に
押され変形して、カテーテル等を挿入するときの抵抗が
高くなり、医療現場においてカテーテル等の挿入が困難
になる場合がある。図2は、本発明の医用弁体の一態様
の平面図及びA−A線断面図である。本発明の医用弁体
は、上面2から下面3に貫通するスリット4を有する円
盤形状の弾性体1よりなり、上面2は凹状の面であり、
下面3は凸状の面である。下面を凸状の面とすることに
より、カテーテル等を挿入するときの医用弁体の変形が
抑えられ、挿入抵抗が減少し、カテーテル等の挿入が容
易になる。図3は、本発明の医用弁体の他の一態様の平
面図及びA−A線断面図である。本態様の医用弁体は、
下面が円錐状に形成されている。円錐状下面5を形成す
ることにより、カテーテル等の挿入抵抗が減少し、カテ
ーテル等の挿入が容易になる。図4は、本発明の医用弁
体の他の一態様の平面図及びA−A線断面図である。本
態様の医用弁体は、上面が擂り鉢状に形成されている。
擂り鉢状上面6を形成することにより、カテーテル等を
挿入するときに、挿入抵抗が減少し、カテーテル等の挿
入が容易になる。図5(a)は、本発明の医用弁体の他の
一態様の平面図であり、図5(b)は、A−A線断面図で
あり、図5(c)は、B−B線断面図である。本態様の医
用弁体は、擂り鉢状上面のスリットの中央部にコップ状
のポケット部7が設けられている。ポケット部を設ける
ことにより、カテーテル等を挿入するときのカテーテル
等の先端の位置決めが容易になリ、カテーテル等と医用
弁体との気密性が向上する。
【0006】図6(a)は、本発明の医用弁体の他の一態
様の平面図であり、図6(b)は、A−A線断面図であ
り、図6(c)は、B−B線断面図である。本態様の医用
弁体は、擂り鉢状上面のスリットの中央部のポケット部
7の凹状の面が、凹部内壁から底にかけて角のない曲面
で形成されている。凹状の面を角のない曲面とすること
により、カテーテル等を挿入がさらに容易になり、医用
弁体の気密性がさらに向上する。図7は、本発明の医用
弁体の他の一態様の平面図及びA−A線断面図である。
本態様の医用弁体は、スリットの長さが上面より下面に
向けて拡張している。拡張するスリット面8とすること
により、カテーテル等を挿入するときの抵抗を減少する
ことができる。本発明の医用弁体において、スリット面
の位置に特に制限はなく、任意に選択することができる
が、円盤形状の中心を通る面とすることが好ましい。図
8は、本発明の医用弁体のスリット面の切り口の態様を
示す平面図である。本発明の医用弁体を上方より見たと
き、スリット面は切り口の線として観察されるが、スリ
ット面の切り口は、図8(a)に示す一文字形、図8(b)
に示すY字形、図2〜7に示した十字形、図8(c)に示
す大字形、あるいは、図8(d)に示す米字形等とするこ
とができる。
様の平面図であり、図6(b)は、A−A線断面図であ
り、図6(c)は、B−B線断面図である。本態様の医用
弁体は、擂り鉢状上面のスリットの中央部のポケット部
7の凹状の面が、凹部内壁から底にかけて角のない曲面
で形成されている。凹状の面を角のない曲面とすること
により、カテーテル等を挿入がさらに容易になり、医用
弁体の気密性がさらに向上する。図7は、本発明の医用
弁体の他の一態様の平面図及びA−A線断面図である。
本態様の医用弁体は、スリットの長さが上面より下面に
向けて拡張している。拡張するスリット面8とすること
により、カテーテル等を挿入するときの抵抗を減少する
ことができる。本発明の医用弁体において、スリット面
の位置に特に制限はなく、任意に選択することができる
が、円盤形状の中心を通る面とすることが好ましい。図
8は、本発明の医用弁体のスリット面の切り口の態様を
示す平面図である。本発明の医用弁体を上方より見たと
き、スリット面は切り口の線として観察されるが、スリ
ット面の切り口は、図8(a)に示す一文字形、図8(b)
に示すY字形、図2〜7に示した十字形、図8(c)に示
す大字形、あるいは、図8(d)に示す米字形等とするこ
とができる。
【0007】本発明の医用弁体は、弾性体により構成さ
れる。使用する弾性体としては、ショア硬度が20〜6
0Aであるものが好ましく、ショア硬度が30〜50A
であるものがより好ましい。このような弾性体として
は、例えば、シリコンゴム、ポリウレタン、天然ゴム、
ポリブタジエン、エチレンオキサイド−プロピレンオキ
サイド共重合体、フッ素ゴム、スチレン−ブタジエン共
重合体、ポリエチレン、ポリプロピレン等を挙げること
ができる。本発明の医用弁体は、スリットを押し広げて
挿入するカテーテル等の滑りをよくするために、シリコ
ーンオイル等を弁体に含浸させ、あるいは、弁体の表
面、好適には上面及びスリット面をポリビニルピロリド
ン、ポリアクリル酸、セルロース等の親水性ポリマーに
より被覆することが好ましい。本発明の医用弁体は、通
常、その上面と下面の間の厚さが0.5〜5mmであり、
直径が5〜20mmである。本発明の医用弁体は、管状体
からなる医療用器具、例えば、IABP法用カテーテ
ル、PTCA法用カテーテル、TDC法用カテーテル、
医用挿入補助具(イントロデューサー)、カニューラ等
に使用することができるが、特に医用挿入補助具(イン
トロデューサー)に好適に使用することができる。
れる。使用する弾性体としては、ショア硬度が20〜6
0Aであるものが好ましく、ショア硬度が30〜50A
であるものがより好ましい。このような弾性体として
は、例えば、シリコンゴム、ポリウレタン、天然ゴム、
ポリブタジエン、エチレンオキサイド−プロピレンオキ
サイド共重合体、フッ素ゴム、スチレン−ブタジエン共
重合体、ポリエチレン、ポリプロピレン等を挙げること
ができる。本発明の医用弁体は、スリットを押し広げて
挿入するカテーテル等の滑りをよくするために、シリコ
ーンオイル等を弁体に含浸させ、あるいは、弁体の表
面、好適には上面及びスリット面をポリビニルピロリド
ン、ポリアクリル酸、セルロース等の親水性ポリマーに
より被覆することが好ましい。本発明の医用弁体は、通
常、その上面と下面の間の厚さが0.5〜5mmであり、
直径が5〜20mmである。本発明の医用弁体は、管状体
からなる医療用器具、例えば、IABP法用カテーテ
ル、PTCA法用カテーテル、TDC法用カテーテル、
医用挿入補助具(イントロデューサー)、カニューラ等
に使用することができるが、特に医用挿入補助具(イン
トロデューサー)に好適に使用することができる。
【0008】本発明の医用挿入補助具は、凹状の上面か
ら凸状の下面に貫通するスリットを有する円盤形状の弾
性体よりなる医用弁体を、内腔の壁面に固定装着してな
る医用挿入補助具である。医用弁体を内腔の壁面に固定
装着する方法には特に制限はなく、例えば、内壁に設け
た凹状の挟持部に医用弁体の側面を嵌入挟持し固定装着
することができ、医用弁体の側面を環状キャップで挟み
込んで固定装着することができ、あるいは、医用挿入補
助具の側面を医用挿入補助具のハウジング又は絞め具で
締め付けて固定装着することができる。内壁に設けた凹
状の挟持部に、医用弁体の側面を嵌入挟持し固定装着す
る方法は、操作が容易であり、固定装着を確実に行うこ
とができるので、特に好適に使用することができる。必
要に応じて、医用弁体側面と医用挿入補助具の内腔の壁
面との接触面を、接着又は溶着することができる。図9
は、本発明の医用挿入補助具の一態様の断面図である。
本態様において、医用挿入補助具のシースハブ9の内腔
の壁面に設けた凹状の挟持部10に、医用弁体11の側
面が挟み込まれ固定装着されている。本図に示す医用弁
体は、図6に示す態様の医用弁体である。シースハブに
は、シース12が固定具13により固定装着されてい
る。シースハブは、分岐管14を備えている。本図にお
いては、カテーテル15が医用弁体11を通じて挿入さ
れている。医用弁体部分は密閉されているので、生体管
腔から血液が外部へ流出するおそれがない。図10は、
本発明の医用挿入補助具の他の一態様を示す一部破断図
である。本態様において、医用挿入補助具のシースハブ
10の内腔の壁面に2個の環状キャップ16によって、
医用弁体11の上面と下面の間を挟み込むことにより固
定装着されている。本図に示す医用弁体は、十文字状の
スリット切り口を有する医用弁体である。シースハブに
は、シース12が固定具13により固定装着されてい
る。本図においては、カテーテル15が医用弁体11を
通じて挿入されている。医用弁体部分は密閉されている
ので、生体管腔から血液が外部へ流出するおそれがな
い。本発明の医用弁体の止血機能を最大限に発揮させる
ためには、医用挿入補助具の内腔の医用弁体の装着部の
内径より大きい外径を有する医用弁体を装着することが
好ましい。医用弁体の外径を、内腔の装着部の内径より
大きくすることにより、医用弁体が内腔の装着部によっ
て圧迫され、スリットの面同士が強く圧着されるので止
血機能が高くなる。
ら凸状の下面に貫通するスリットを有する円盤形状の弾
性体よりなる医用弁体を、内腔の壁面に固定装着してな
る医用挿入補助具である。医用弁体を内腔の壁面に固定
装着する方法には特に制限はなく、例えば、内壁に設け
た凹状の挟持部に医用弁体の側面を嵌入挟持し固定装着
することができ、医用弁体の側面を環状キャップで挟み
込んで固定装着することができ、あるいは、医用挿入補
助具の側面を医用挿入補助具のハウジング又は絞め具で
締め付けて固定装着することができる。内壁に設けた凹
状の挟持部に、医用弁体の側面を嵌入挟持し固定装着す
る方法は、操作が容易であり、固定装着を確実に行うこ
とができるので、特に好適に使用することができる。必
要に応じて、医用弁体側面と医用挿入補助具の内腔の壁
面との接触面を、接着又は溶着することができる。図9
は、本発明の医用挿入補助具の一態様の断面図である。
本態様において、医用挿入補助具のシースハブ9の内腔
の壁面に設けた凹状の挟持部10に、医用弁体11の側
面が挟み込まれ固定装着されている。本図に示す医用弁
体は、図6に示す態様の医用弁体である。シースハブに
は、シース12が固定具13により固定装着されてい
る。シースハブは、分岐管14を備えている。本図にお
いては、カテーテル15が医用弁体11を通じて挿入さ
れている。医用弁体部分は密閉されているので、生体管
腔から血液が外部へ流出するおそれがない。図10は、
本発明の医用挿入補助具の他の一態様を示す一部破断図
である。本態様において、医用挿入補助具のシースハブ
10の内腔の壁面に2個の環状キャップ16によって、
医用弁体11の上面と下面の間を挟み込むことにより固
定装着されている。本図に示す医用弁体は、十文字状の
スリット切り口を有する医用弁体である。シースハブに
は、シース12が固定具13により固定装着されてい
る。本図においては、カテーテル15が医用弁体11を
通じて挿入されている。医用弁体部分は密閉されている
ので、生体管腔から血液が外部へ流出するおそれがな
い。本発明の医用弁体の止血機能を最大限に発揮させる
ためには、医用挿入補助具の内腔の医用弁体の装着部の
内径より大きい外径を有する医用弁体を装着することが
好ましい。医用弁体の外径を、内腔の装着部の内径より
大きくすることにより、医用弁体が内腔の装着部によっ
て圧迫され、スリットの面同士が強く圧着されるので止
血機能が高くなる。
【0009】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明をさらに詳細
に説明するが、本発明はこれらの実施例によりなんら限
定されるものではない。 実施例1 上面は擂り鉢状の凹面をなし、下面は円錐状の凸面をな
す円盤形状であり、円盤の上面から下面に貫通し、長さ
が上面より下面に向けて拡張する、切り口が十文字状の
スリットを有し、スリットの中央部にコップ状のポケッ
ト部を設けた医用弁体を用いて、通過抵抗の測定試験を
行った。医用弁体の材質はショア硬度40Aのシリコー
ンゴムである。医用弁体の外径は8.0mm、厚みは2.5
mmである。十文字状のスリットの切り口の長さは、上面
において2.8mm、下面において4.6mmである。医用弁
体全体に、シリコーンオイルを含浸したのち、図10の
一部破断図に示すように内径7.5mmの医用挿入補助具
のシースハブに2個の環状キャップにより挟持し、固定
装着した。図11は、測定試験方法を示す説明図であ
る。医用挿入補助具に固定装着した医用弁体に、太さ5
Frのポリウレタン製の丸棒17をスリットを押し広げ
て挿通し、先端にバネはかり18を取り付け、バネはか
りで丸棒を軸方向に150mm/秒で引張り、医用弁体か
ら丸棒を引き抜いた。丸棒を引き始めてから引き抜くま
での間のバネはかりの指示値は、83gfであった。 実施例2 ポケット部が角のない凸曲面で形成されている以外は、
実施例1と同じ形状、材質の医用弁体を用い、実施例1
と全く同じ操作を繰り返した。ポリウレタンの丸棒を引
き始めてから引き抜くまでの間のバネはかりの指示値
は、76gfであった。 比較例1 下面が平面である以外は、実施例1と同じ形状、材質の
医用弁体を用い、実施例1と全く同じ操作を繰り返し
た。ポリウレタン製の丸棒を引き始めてから引き抜くま
での間のバネはかりの指示値は、100gfであった。
実施例1、2及び比較例1の結果から、下面が凸状の面
である円盤形状の弾性体よりなる医用弁体を用いること
により、丸棒の挿入抵抗が減少することが分かる。ま
た、上面のスリットの中央部に設けたポケット部をコッ
プ状から角のない曲面とすることにより、挿入抵抗はさ
らに減少することが分かる。
に説明するが、本発明はこれらの実施例によりなんら限
定されるものではない。 実施例1 上面は擂り鉢状の凹面をなし、下面は円錐状の凸面をな
す円盤形状であり、円盤の上面から下面に貫通し、長さ
が上面より下面に向けて拡張する、切り口が十文字状の
スリットを有し、スリットの中央部にコップ状のポケッ
ト部を設けた医用弁体を用いて、通過抵抗の測定試験を
行った。医用弁体の材質はショア硬度40Aのシリコー
ンゴムである。医用弁体の外径は8.0mm、厚みは2.5
mmである。十文字状のスリットの切り口の長さは、上面
において2.8mm、下面において4.6mmである。医用弁
体全体に、シリコーンオイルを含浸したのち、図10の
一部破断図に示すように内径7.5mmの医用挿入補助具
のシースハブに2個の環状キャップにより挟持し、固定
装着した。図11は、測定試験方法を示す説明図であ
る。医用挿入補助具に固定装着した医用弁体に、太さ5
Frのポリウレタン製の丸棒17をスリットを押し広げ
て挿通し、先端にバネはかり18を取り付け、バネはか
りで丸棒を軸方向に150mm/秒で引張り、医用弁体か
ら丸棒を引き抜いた。丸棒を引き始めてから引き抜くま
での間のバネはかりの指示値は、83gfであった。 実施例2 ポケット部が角のない凸曲面で形成されている以外は、
実施例1と同じ形状、材質の医用弁体を用い、実施例1
と全く同じ操作を繰り返した。ポリウレタンの丸棒を引
き始めてから引き抜くまでの間のバネはかりの指示値
は、76gfであった。 比較例1 下面が平面である以外は、実施例1と同じ形状、材質の
医用弁体を用い、実施例1と全く同じ操作を繰り返し
た。ポリウレタン製の丸棒を引き始めてから引き抜くま
での間のバネはかりの指示値は、100gfであった。
実施例1、2及び比較例1の結果から、下面が凸状の面
である円盤形状の弾性体よりなる医用弁体を用いること
により、丸棒の挿入抵抗が減少することが分かる。ま
た、上面のスリットの中央部に設けたポケット部をコッ
プ状から角のない曲面とすることにより、挿入抵抗はさ
らに減少することが分かる。
【0010】
【発明の効果】本発明の医用弁体及び医用挿入補助具に
よれば、カテーテル等をスリットを通して生体管腔へ挿
入する際の医用弁体の変形がないので挿入抵抗が低く、
しかも生体管腔からの体液漏出を確実に防止することが
できる。
よれば、カテーテル等をスリットを通して生体管腔へ挿
入する際の医用弁体の変形がないので挿入抵抗が低く、
しかも生体管腔からの体液漏出を確実に防止することが
できる。
【図1】図1は、従来の医用弁体の平面図及び断面図で
ある。
ある。
【図2】図2は、本発明の医用弁体の一態様の平面図及
び断面図である。
び断面図である。
【図3】図3は、本発明の医用弁体の他の一態様の平面
図及び断面図である。
図及び断面図である。
【図4】図4は、本発明の医用弁体の他の一態様の平面
図及び断面図である。
図及び断面図である。
【図5】図5は、本発明の医用弁体の他の一態様の平面
図及び断面図である。
図及び断面図である。
【図6】図6は、本発明の医用弁体の他の一態様の平面
図及び断面図である。
図及び断面図である。
【図7】図7は、本発明の医用弁体の他の一態様の平面
図及び断面図である。
図及び断面図である。
【図8】図8は、本発明の医用弁体のスリット面の切り
口の態様を示す平面図である。
口の態様を示す平面図である。
【図9】図9は、本発明の医用挿入補助具の一態様の断
面図である。
面図である。
【図10】図10は、本発明の医用挿入補助具の他の一
態様の一部破断図である。
態様の一部破断図である。
【図11】図11は、通過抵抗の測定試験方法を示す説
明図である。
明図である。
1 円盤形状の弾性体 2 上面 3 下面 4 スリット 5 円錐状下面 6 擂り鉢状上面 7 ポケット部 8 拡張するスリット面 9 シースハブ 10 凹状の挟持部 11 医用弁体 12 シース 13 固定具 14 分岐管 15 カテーテル 16 環状キャップ 17 丸棒 18 バネはかり
Claims (2)
- 【請求項1】上面から下面に貫通するスリットを有する
円盤形状の弾性体よりなる医用弁体であって、上面は凹
状の面であり、下面は凸状の面である、医用挿入補助具
内に固定装着される医用弁体。 - 【請求項2】内腔を有する医用挿入補助具であって、内
腔の壁面に、請求項1記載の医用弁体を固定装着してな
る医用挿入補助具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7225929A JPH0947512A (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | 医用弁体及び医用挿入補助具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7225929A JPH0947512A (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | 医用弁体及び医用挿入補助具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0947512A true JPH0947512A (ja) | 1997-02-18 |
Family
ID=16837111
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7225929A Pending JPH0947512A (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | 医用弁体及び医用挿入補助具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0947512A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US11607525B1 (en) | 2022-06-30 | 2023-03-21 | I-V Access Technology, Inc. | Methods and devices for vascular access |
-
1995
- 1995-08-10 JP JP7225929A patent/JPH0947512A/ja active Pending
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