JPH09503504A - 成人歯周炎の治療のためのアジトロマイシンの用途とこの用途のための局所組成物 - Google Patents

成人歯周炎の治療のためのアジトロマイシンの用途とこの用途のための局所組成物

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JPH09503504A JP7510845A JP51084595A JPH09503504A JP H09503504 A JPH09503504 A JP H09503504A JP 7510845 A JP7510845 A JP 7510845A JP 51084595 A JP51084595 A JP 51084595A JP H09503504 A JPH09503504 A JP H09503504A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、疾患を有する被治療体に安全有効量のアジトロマイシンを投与することからなる、ヒト又は他の動物被治療体における成人歯周炎の治療方法に関する。本発明はこのような治療で有用な組成物にも関する。

Description

【発明の詳細な説明】 成人歯周炎の治療のためのアジトロマイシンの用途と この用途のための局所組成物 技術分野 本発明は成人歯周炎を治療するためのアジトロマイシン(azithromycin)の新 規用途に関する。 発明の背景 歯周疾患には、共通の原因因子、即ち歯垢の形態をした細菌による歯周組織の 炎症症状のグループがある。歯周疾患は成人における歯喪失の最大原因である。 40才以後になると、大部分の人々は歯周炎の何らかの徴候を示す。歯周炎は歯 垢蓄積後に発生し、歯垢の不在下では発生しない。歯垢が存在すると、細菌は代 謝して、酸及び毒素を産生し、これらは歯肉を刺激して、歯肉の炎症、即ち歯肉 炎を起こすことがある。歯垢の存在下におけるすべての歯肉炎部位が結合組織ア タッチメントの喪失及び/又は歯槽骨吸収(歯周炎と呼ばれる疾患)を起こすわ けではないが、すべての歯周炎は歯肉炎に先立っている。歯肉炎から歯周炎への 変換を誘発するものは不明であるが、乏しい口内衛生、全身的ファクター又はこ れらの組合せによる細菌蓄積であるかもしれない。 組織破壊は、ゆっくりした連続プロセスとして、又は活動的疾患の反復発現が 疾患の軽減及び修復の期間と交互に生じる結果として起きているのかもしれない 。個別にみれば、彼又は彼女の口内に健全な部位と、様々な段階の疾患を有する 部位とを共存させていることもある。 ヒトにはいくつかの異なる形態の歯周炎がある。個々の疾患は異なる病因を有 しており、個別に進行して所定療法に応答するようである。 一般的成人歯周炎は最もありふれた形態の歯周炎であり、典型的には罹患者が 35才以上になるまで現れない。それは歯肉炎と病原性歯肉下ミクロフローラの 形成により先行される。微生物沈着と歯石の存在は歯周破壊の量と通常比例して いる。宿主防御が不十分であるとき、歯肉下ミクロフローラにある特定の病原体 は増加して、組織分解を起こす。歯周炎時の歯肉下ミクロフローラは、運動性、 グラム陰性、カプノフィリック(capnophilic)及び嫌気性種の割合が高い非常に 複雑な微生物叢である。もっと強くこれらの病変と関係があるらしい特定の微生 物がある。成人歯周炎と関係がある主な微生物はポルフィロモナス・ギンギバリ ス(Porphyromonas gingivalis)、プレボテラ・インターメジア(Prevotella inte rmedia);エイケネラ・コロデンス(Eikenella corrodens)、フソバクテリウム・ ヌクレアタム(Fusobacterium nucleatum);ウォリネラ・レクタ(Wolinella rect a);セレノモナス・スプチゲナ(Selenomonas sputigena);ユーバクテリウム・ チミダム(Eubacterium timidum)、ユーバクテリウム・ブラキイ(Eubacterium br achyii)、ペプトステプトコッカス・ミクロス(Peptosteptococcus micros);ト レポネマ・デンチコラ(Treponema denticola)を含めたスピロヘータである。 急速な進行性の歯周炎は若い成人(20〜35才)にかかる臨床症状であり、 全身性の重篤で急速な骨喪失を起こす。明白な臨床的炎症がいつも見られるわけ ではない。少量の歯垢及び歯石が存在することもある。病変は高割合のポルフィ ロモナス・ギンギバリス、バクテロイデス・カピロサス(Bacteroides capillosu s)、プレボテラ・インターメジア、バクテロイデス・ホルシサス(Bacteroides f orsythus)、アクチノバチルス(Actinobacillus)種、エイケネラ・コロデンス(Ei kenella corrodens)及びウォリネラ・レクタと個別に又は異なるパターンで関連 している。 難治性成人歯周炎とは、歯周治療に不応(非応答性)である歯周病変又は臨床 症状に関する。これら病変部のミクロフローラはアクチノバチルス・アクチノミ セテムコミタンス(Actinobacillus actinomycetemcomitans)(A.a.)、ポル フィロモナス・ギンギバリス及びプレボテラ・インターメジアである。このグル ープの病原体がこの臨床症状の原因であると理論付けされてきた。 若年性歯周炎は、典型的には思春期頃が発症年齢である。その疾患は、永久歯 列の2以上の歯周辺における歯周組織の炎症及び急速な破壊として現れる。これ らの病変は発症後急速に進行するが、時間と共に遅くなる傾向がある。存在する 破壊の量と比例しない少量の歯肉上歯垢と歯石がしばしば(いつもではない)あ る。A.a.が疾患経験部位の歯肉下ミクロフローラから最も多く単離される種 である。しかしながら、エイケネラ・コロデンス、フソバクテリウム・ヌクレア タム、バクテロイデス・カピロサス及びユーバクテリウム・ブラキイを含めて、 単離される一部の歯肉下病原体もこれらの病変部において高割合でみられた。 思春期前歯周炎は一次歯の萠出中又はその直後に始まる(4〜8才)。この疾 患は一次歯周辺における非常に重篤で急速な歯周破壊として典型的に現れる。A .a.が最も主要な病原体であり、それにはセレノモナス・スプチゲナ、プレボ テラ・インターメジア及びエイケネラ・コロデンスのような他の微生物もしばし ば伴っている。 一部の抗生物質は成人歯周炎の治療に有用であることが知られているが、すべ てがこのような療法に有用なわけではない。テトラサイクリンのような一部は、 細菌の耐性株の産生を助長しがちである。一部の抗生物質、長い半減期を有して いないものは、効力を発揮するために1日当たりで何回もの投与を要する。これ は患者による一貫した承諾に非常に資するというわけではない。一部の抗生物質 は腹痛及び悪心のような全身性合併症を起こすことがある。 本発明者は、アジトロマイシンを用いた本発明の組成物及び方法が成人歯周炎 の治療にとり安全かつ有効であることを、意外にも発見した。本発明の方法は、 当業界で記載された方法よりも大きな効力を与える。アジトロマイシンは経口で 、全身的に、又は口腔で局所的にデリバリーすることができる。 発明の要旨 本発明は、疾患を有する被治療体に安全有効量のアジトロマイシンを投与する ことからなる、ヒト又は他の動物被治療体における成人歯周炎の治療方法に関す る。 本発明はこのような治療で有用な組成物にも関する。 発明の具体的な説明 本明細書で用いられる“歯周ポケット”とは、歯周炎に伴う歯肉アタッチメン トの先端移動による、異常に深い歯肉溝を意味する。 本明細書で用いられる“歯周疾患”とは、歯肉と歯を支える基底歯槽骨とを攻 撃する疾患について意味する。歯周疾患には歯肉炎(歯肉の炎症)、すべての形 態の歯周炎と、疾患の段階又は状態あるいは患者の年齢に応じて互いに異なり明 確に細分類されていない様々な症候群を示す一連の口内疾患がある。 本明細書で用いられる“成人歯周炎”とは、典型的にはポルフィロモナス・ギ ンギバリス細菌と関係があり、発症年齢が約20才以上である歯周炎の形態に関 し、このような疾患には一般的成人歯周炎、難治性成人歯周炎及び急速進行性歯 周炎がある。成人歯周炎とは、主要推定病原体がアクチノバチルス・アクチノミ セテムコミタンス(A.a.)ではない症状である。“A.a.関連歯周炎”と は主要推定病原体が細菌A.a.である歯周炎の臨床症状に関し、このような臨 床症状には若年性歯周炎及び思春期前歯周炎がある。 本発明は、疾患を有する被治療体に安全有効量のアジトロマイシンを投与する ことからなる、ヒト又は他の動物被治療体における成人歯周炎の治療方法に関す る。本明細書で用いられる“安全有効量”とは、健全な医学的判断の範囲内で、 (妥当な利益/危険比で)治療される症状を有意に改善する上で十分だが、重篤 な副作用を避ける上で十分に低い化合物又は組成物の量を意味する。化合物又は 組成物の安全有効量は、治療される具体的症状、治療される患者の年齢及び身体 条件、症状の重篤度、治療期間、併用療法の性質、用いられる具体的化合物又は 組成物、利用される具体的な製薬上許容されるキャリヤと、担当ヘルスケア供与 者の知識及び熟練に属する類似ファクターに応じて変わる。 アジトロマイシン、(2R,3S,4R,5R,8R,10R,11R,12 S,13S,14R)‐13‐〔(2,6‐ジデオキシ‐3‐C‐メチル‐3‐ O‐メチル‐a‐L‐リボ‐ヘキソピラノシル)オキシ〕‐2‐エチル‐3,4 ,10‐トリヒドロキシ‐3,5,6,8,10,12,14‐ヘプタメチル‐ 11‐〔〔3,4,6‐トリデオキシ‐3‐(ジメチルアミノ)‐b‐D‐キシ ロ‐ヘキソピラノシル〕オキシ〕‐1‐オキサ‐6‐アザシクロペンタデカン‐ 15‐オンはMERCK INDEX,11th ed.(1989),S.Budavari,ed.,No.928,p.146で開示 されている。アジトロマイシンは米国特許第4,517,359号明細書でも記 載されており、その開示は参考のため本明細書に組み込まれる。限定されないが 、塩酸、酒石酸、リンゴ酸、酢酸及び硫酸塩を含めたアジトロマイシンの薬学上 許容される塩も、本発明で使用に適している。 アジトロマイシン療法を利用した成人歯周炎の治療は全身的に、例えば経口投 与でアジトロマイシンをデリバリーすることにより行っても、徐放性薬物デリバ リーで行っても、又は局所的に行ってもよい。 組成物 本発明で使用に適した剤形には、アジトロマイシンの全身デリバリーを行うも のがある。全身用剤形は、錠剤、カプセル、懸濁液、注射溶液と当分野で周知の 他の典型的全身用剤形のような、ヒト全身投与に適して安全ないかなる形であっ てもよい。 本発明の方法で有用な経口投与組成物は、好ましくは単位剤形で与えられる。 本明細書で用いられる“単位剤形”とは、良好な医療実務に従い、1回分として ヒト又は他の動物被治療体への投与に適した量の薬物、即ちアジトロマイシン又 はその薬学上許容される塩を含有した本発明の組成物である。これらの組成物は 、好ましくは約10〜約1000mg(ミリグラム)、更に好ましくは約100 〜約750mg、更に好ましくは約250〜約500mg、更に一層好ましくは 約300〜約400mgのアジトロマイシン又はその薬学上許容される塩を含有 している。 当業界で周知の様々な製薬上許容される胃デリバリーキャリヤが使用できる。 これらには固体又は液体フィラー、希釈剤、ヒドロトロピー剤、界面活性剤及び カプセル化物質がある。アジトロマイシンと併用されるキャリヤの量は、1回当 たりの投与で実際量の物質を供与するために十分な量である。本発明の方法に有 用な剤形を作る技術及び組成は下記参考文献で記載され、各々参考のため本明細 書に組み込まれる:7 Modern Pharmaceutics,Chapters 9 及び10(Banker & Rhod es,editors,1979); Lieberman ら,Pharmaceutical Dosage Forms:Tablets(198 1);Ansel,Introduction to Pharmaceutical Dosage Forms,2d Edition(1976) 錠剤、カプセル、顆粒及びバルク粉末のような固形を含めた様々な経口剤形が 使用できる。これらの経口形は安全有効量、通常少くとも約5%、好ましくは約 25〜約50%のアジトロマイシン又はその薬学上許容される塩を含有している 。錠剤は適切な結合剤、滑沢剤、希釈剤、崩壊剤、着色剤、香味剤、易流動化剤 及び溶融剤を含有させて、圧縮、錠剤すりこみ、腸溶性コーティング、糖衣化、 フィルムコーティング又はマルチ圧縮することができる。液体経口剤形には、適 切な溶媒、保存剤、乳化剤、懸濁剤、希釈剤、甘味剤、溶融剤、着色剤及び香味 剤を含有した水性溶液、エマルジョン、懸濁液、非沸騰顆粒から再調製される溶 液及び/又は懸濁液と、沸騰顆粒から再調製される沸騰製剤がある。カプセルは 商 品名ジトロマックス(ZithromaxTM)として現在市販され、ファイザー社(Pfizer I nc.)から供給されている。 本発明で有用な他の剤形には、歯周ポケットのような歯周病変部で又はその周 辺で局所的に薬物を徐々に放出できる“徐放性経口薬物デリバリー系”がある。 ヒト又は他の動物被治療体における成人歯周炎の治療で使用上本発明の好ましい 組成物は、a)安全有効量のアジトロマイシン又はその薬学上許容される塩と、 b)徐放性経口薬物デリバリー系を含んでなる。このような徐放性経口薬物デリ バリー系では、参考のため本明細書に組み込まれる、1992年5月19日付で Damaniに発行された米国特許第5,114,718号明細書で記載されたような 、固体に変わることができる非生物侵食性で生物適合性のポリマーを利用しても よい。このようなポリマーには、特にポリウレタン、コラーゲン、ポリアクリレ ート、エラストマー性コポリマー(ポリイソブチレン及びエチレンビニルアセテ ートコポリマーを含む)、セルロース系ポリマー(ヒドロキシメチルセルロース 、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシブ チルセルロースと、酢酸セルロース及びセルロースアセテートフタレートのよう なエステルを含む)、エチレンビニルアルコールコポリマー、ポリスチレン、ポ リ塩化ビニル、ポリカーボネート及びポリエチレンがある。好ましいポリマーは エチレンビニルアセテート、ポリイソブチレン及びポリウレタンであり、エチレ ンビニルアセテートが好ましい物質である。 徐放性経口薬物デリバリー系では、双方とも参考のため本明細書に組み込まれ る、1993年3月20日付でDamaniに発行された米国特許第5,198,22 0号及び1992年12月22日付でDamaniに発行された米国特許第5,173 ,299号明細書で記載されたような生物侵食性ポリマーも利用してよい。本発 明で有用な他の生物侵食性ポリマーには、ヒト又は他の動物の口腔で使用上安全 であり、浸出性溶媒の含有により溶解又は可塑化され、それにより歯周組織への ポ リマー含有組成物の設置で硬化し、歯周組織でゆっくり分解するポリマー物質が ある。例えば、グリセリド、ポリアクリレート、ポリ乳酸(“PLA”)、ポリ グルコール酸(“PLG”)、ポリラクチル‐コ‐グルコール酸(“PLGA” )、ポリアスパルテートのようなポリアミノ酸、キトサン、コラーゲン、ポリア ルブミン、ゼラチン、加水分解動物タンパク質、アルギン酸及びその誘導体、キ サンタン及び他の水溶性ガム、ポリアンヒドリドとポリオルトエステルのような ポリマー及びコポリマーを含めて、このようなポリマーが知られている。好まし いのはポリ乳酸(“PLA”)、ポリグルコール酸(“PLG”)及びポリラク チル‐コ‐グルコール酸(“PLGA”)のポリマー及びコポリマーである。 本発明で有用な好ましい生物侵食性ポリマーは、ラクチド及びグリコリドモノ マーの混合物を含んだコポリマーである。モルベースで、ラクチドモノマー種は 好ましくはポリマーの約15〜約85%、最も好ましくは約35〜約65%であ り、グリコリドモノマー種はポリマーの約15〜約85%、好ましくは約35〜 約65%である。コポリマーの分子量は、典型的には約1000〜約120,0 00(数平均)の範囲内である。これらのポリマーは、参考のため本明細書に組 み込まれる、1984年4月17日付でMatteiに発行された米国特許第4,44 3,430号明細書で詳細に記載されている。 このようなコポリマーを含有した流体ゲル又はペースト様組成物の特徴は、水 、水性緩衝液、血清、歯肉滲出液又は他の体液のような水性流体の存在下におけ るほぼ固相へのそれらの変換である。例えば、このようなゲルのサンプルが水又 はヒト血清を含有したチューブ中に置かれたとき、組成物はレセプター相でほぼ 固体になる。このため、このような流体組成物がシリンジ様装置から所望時に有 利に使用できるとしても、それらは治療部位で固体製剤の確固とした利点をなお 付与する。更に、このようなポリマー物質はゆっくりした分解をうけるため、薬 物はこのような組成物から徐々に放出され続け、組成物は組織再生後に外科的に 除 去する必要がない。 慣用的な方法及び装置が本発明の組成物を処方するために使用できる。ポリマ ーの組合せも用いてよい。ポリマーは、本発明の方法で有用な組成物/製剤の、 通常約1〜約90%、好ましくは約10〜約70%である。通常、ラクチド及び グリコリドを含んだ最も好ましいコポリマーの場合、ラクチドの量が増加するほ ど必要なポリマーは少くてよい。 本発明の徐放性経口薬物デリバリー組成物で用いられるアジトロマイシンの量 は、組成物の約0.5〜約95重量%、好ましくは約5〜約50%、更に好まし くは約10〜約35%である。組成物/製剤は、アジトロマイシンを放出して、 約1μg/歯肉滲出液(crevicular fluid)ml〜約5000μg/ml、更に 好ましくは約5μg/ml〜約100μg/歯肉滲出液mlの活性薬物の最少濃 度を示すようにデザインされる。1μg/歯肉滲出液mlは1μg/歯肉gに実 質上相当する。 本発明で使用に適した他の剤形には、妥当な利益/危険比で釣り合って過度の 毒性、不適合性、安定性、刺激、アレルギー反応等なしにヒト及びそれより下等 の動物の口内組織との接触使用に適した固体又は液体フィラー希釈剤を含んでな る本発明の活性化合物用のキャリヤを表す、本発明で用いられるような“製薬上 許容される局所オーラルキャリヤ”を含んだ伝統的オーラルケア組成物がある。 このような局所オーラルキャリヤは、本発明の活性剤と混合されたときに、口腔 に局所投与される組成物となる。好ましくは、このような組成物は口腔にしばら く保たれ、その後嚥下するよりもむしろ大部分が吐出される。このような組成物 は歯磨剤、練歯磨剤、洗口液、マウスリンス、デンタルリンス、チューインガム 及びロゼンジキャリヤを含有している。 ヒト又は他の動物被治療体における成人歯周炎の治療で使用上好ましい本発明 の局所経口組成物は、a)安全有効量のアジトロマイシン又はその薬学上許容さ れる塩と、b)製剤上許容される局所オーラルキャリヤを含んでなる。このよう な組成物及び局所オーラルキャリヤの成分は、1991年2月19日付でCharbo nneau らに発行された米国特許第4,994,262号及び1991年2月5日 付でSampathkumarに発行された米国特許第4,990,329号明細書で記載さ れており、双方とも参考のため本明細書に組み込まれる。 局所オーラルキャリヤ中に配合されるならば、アジトロマイシンは洗口液又は デンタルリンスのような液体キャリヤの約0.01〜約2%、更に好ましくは約 0.1〜約1%、更に一層好ましくは約0.1〜約0.5%で存在する。歯磨剤 局所オーラルキャリヤ中に配合されるならば、アジトロマイシンは約0.1〜約 20%、更に好ましくは約1〜約10%、更に一層好ましくは約1.5〜約5% で存在する。 使用方法 本発明は、疾患を有する被治療体に安全有効量のアジトロマイシンを投与する ことからなる、ヒト又は他の動物被治療体における成人歯周炎の治療方法にも関 する。 全身用剤形は、錠剤、カプセル、懸濁液、注射溶液と当分野で周知の他の典型 的全身用剤形のような、ヒト全身投与用に適して安全ないかなる形であってもよ い。カプセルは商品名ジトロマックスTMとして現在市販され、ファイザー社から 供給されている。 典型的には、アジトロマイシンの経口投与量は、1回分当たりアジトロマイシ ン約10〜約1000mg、好ましくは約100〜約750mg、更に好ましく は約250〜約500mg、更に一層好ましくは約300〜約400mgである 。投薬は、好ましくは2日に1回〜1日約4回、更に好ましくは1日約1回〜1 日約2回、更に好ましくは1日1回行われる。更に一層好ましくは、初日に50 0mg用量で1回、その後約5〜約30日間、更に好ましくは約5〜約10日間 に わたり250mg用量で1日1回である。好ましくは、約1000mg以下のア ジトロマイシンが所定日に服用され、更に好ましくは約500mg以下が1日に 服用される。 徐放性組成物は、感染歯の歯肉下腔に製品をそっと置くことにより投与される 。組成物が歯肉ポケット中に挿入されたときに硬化するものであるならば、その 組成物は針又はカテーテルを装着したシリンジ又は類似装置から投与してもよい 。組成物はポケットのベース中に又はその近くに注入され、シリンジの先端はポ ケットが満たされたらゆっくり引きぬかれる。組成物が挿入されるとき固体であ るものならば、その組成物は、限定されないが、コットンプライヤー、鉗子、屈 折コード及び可塑性用具を含めた歯科用具を用いてポケット中に挿入される。固 体組成物は、挿入前に歯肉下腔と合うように、外科用メス又は他の鋭利な道具で 切り込んでもよい。徐放性薬物デリバリー系が挿入される歯周ポケットのサイズ に応じて、約0.05〜約2ml、好ましくは約0.1〜約1mlの組成物が用 いられる。組成物が非生物侵食性であるならば、それは挿入後約7〜約14日目 に除去されるべきである。組成物が生物侵食性であるならば、挿入後に組成物を 除去する必要性はない。 局所オーラルキャリヤがアジトロマイシンをデリバリーするために用いられる ならば、組成物は常法で、好ましくは1週間に約1回〜1日約3回、更に好まし くは1週間に約2回〜1日約2回、更に一層好ましくは1日約1回〜1日約2回 で利用される。 下記非制限例は、本発明の範囲内にある好ましい態様について更に記載及び説 明している。例は単に説明のために示されており、本発明の制限として解釈され るべきでなく、多くのバリエーションが本発明の精神及び範囲から逸脱せずに可 能である。 本発明の組成物は、オーラルケア製品を生産するために常用される方法を用い て製造できる。 例I 以下はシリンジ注入しうるゲル組成物の代表例である。 成 分 組成物のwt% アジトロマイシン 25 グリセロールモノオレエート 70 ヒドロキシプロピルメチルセルロース 5 グリセロールモノオレエートを約60℃に加熱する。ヒドロキシプロピルメチ ルセルロースを攪拌下で均一に分散させる。アジトロマイシンを約40℃で均一 にミックスし、混合物を室温まで冷却する。 0.1mlのゲルを針装着シリンジで歯周ポケットのベース中にゲルを注入す ることにより適用する。シリンジの先端はポケットが満たされたら引きぬかれる 。挿入されると、組成物は立方結晶相への相転移をうけて、粘度増加する。徐放 性薬物デリバリー系は10日後に除去する。結果は歯肉炎症の減少とポケット深 さの減少である。 例II 以下は歯周ポケット中への挿入用の徐放性組成物の代表例である。 成 分 組成物のwt% ポリ乳酸‐グリコール酸 64 アジトロマイシン 30 プロピレンカーボネート 6 約4000の平均分子量を有するポリ乳酸ポリマーをアジトロマイシンとブレ ンドする。可塑剤のプロピレンカーボネートを加える。混合物を約60℃で均一 にブレンドする。そのブレンドを歯肉下腔中へのそれらの挿入にとり望ましい形 状となるように押し出す。 歯科医は、コットンプライヤーを用いて、成人歯周炎を有する被治療者の歯肉 下腔中に0.05mlの押出し組成物を挿入する。組成物は徐々に分解をうけ、 除去する必要がない。その結果は歯肉炎症とポケット化の減少である。 例III 以下はアジトロマイシンの経口剤形を用いる方法の代表例である。 成人歯周炎にかかった患者は、初日に2個のジトロマックスTMカプセル(各々 アジトロマイシン250mg)の形で用量500mgのアジトロマイシンを服用 する。2日目から5日間にわたり、患者は1日1個のジトロマックスTMカプセル の形で用量250mgのアジトロマイシンを服用する。その結果は歯肉炎症とポ ケット化の減少である。 例IV 以下は本発明のマウスリンス組成物の代表例である。 成 分 wt% アジトロマイシン 0.1 EtOH(200プルーフ) 16.25 界面活性剤(ツイーン80) 0.12 グリセリン 10 サッカリン 0.06 フレーバー 0.041 F&DCブルー#1(1%溶液) 0.022 F&DCイエロー#5(1%溶液) 0.018 安息香酸 0.0045 安息香酸ナトリウム 0.054 水 q.s. 使用者はアジトロマイシン含有マウスリンス15mlを口腔に入れる。次いで 液体を口腔内で90秒間うがいして、口腔の組織中にマウスリンスをよく分布さ せる。うがい後、マウスリンスを口腔から吐出する。この操作を全部で10日間 にわたり1日2回行う。その結果は歯肉炎症とポケット深さの減少である。 本発明の具体的な態様が記載されてきたが、本発明の様々な変更及び修正が本 発明の精神及び範囲から逸脱せずに行えることは当業者にとり明らかであろう。 本発明の範囲内に属するすべてのこのような修正を添付された請求の範囲ではカ バーしていると考えられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ),AM, AU,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C Z,EE,FI,GE,HU,JP,KG,KP,KR ,KZ,LK,LR,LT,LV,MD,MG,MN, NO,NZ,PL,RO,RU,SI,SK,TJ,T T,UA,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. a)安全有効量のアジトロマイシン又はその薬学上許容される塩、及び b)徐放性経口薬物デリバリー系 を含んでなる、ヒト又は他の動物被治療体における成人歯周炎の治療で使用の経 口組成物。 2. 徐放性薬物デリバリー系が生物侵食性ポリマーである、請求項1に記載 の組成物。 3. 徐放性薬物デリバリー系が非生物侵食性ポリマーである、請求項1に記 載の組成物。 4. a)安全有効量のアジトロマイシン又はその薬学上許容される塩、及び b)製薬上許容される局所オーラルキャリヤ を含んでなる、ヒト又は他の動物被治療体における成人歯周炎の治療で使用の経 口組成物。 5. 局所オーラルキャリヤが歯磨剤キャリヤ、練歯磨剤キャリヤ、洗口液キ ャリヤ、マウスリンスキャリヤ、ロゼンジキャリヤ及びチューインガムキャリヤ からなる群より選択される、請求項4に記載の組成物。 6. 疾患を有する被治療体に安全有効量、好ましくは1回当たり10〜10 00mgのアジトロマイシン又はその薬学上許容される塩を投与することからな る、ヒト又は他の動物被治療体における成人歯周炎の治療方法。 7. アジトロマイシンが経口剤形である、請求項6に記載の方法。 8. 投与されるアジトロマイシンの量が1回当たり250〜500mgであ る、請求項6又は7に記載の方法。 9. アジトロマイシンが徐放性薬物デリバリー系中に配合されている、請求 項6〜8のいずれか一項に記載の方法。 10. アジトロマイシンが局所オーラルキャリヤ中に配合されている、請求 項6〜9のいずれか一項に記載の方法。
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