JPH0952464A - 曲面オフセット印刷方法 - Google Patents
曲面オフセット印刷方法Info
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- JPH0952464A JPH0952464A JP20444495A JP20444495A JPH0952464A JP H0952464 A JPH0952464 A JP H0952464A JP 20444495 A JP20444495 A JP 20444495A JP 20444495 A JP20444495 A JP 20444495A JP H0952464 A JPH0952464 A JP H0952464A
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- JP
- Japan
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- ink
- water
- polymer
- hydrophilic
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- Printing Methods (AREA)
- Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
- Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】従来のドライオフセット印刷の凹部形成に替え
て湿し水存在下で、クッション性を有するインキ反撥層
を用い、転写パッドなどにインキを転移させる曲面オフ
セット印刷を実現する。 【解決手段】 本発明は、基板上に親水性膨潤層をそな
えた平版印刷版の印刷方法に関するものであり、不感脂
化処理を行なうことなく高いインキ反撥性を有し、湿し
水として純水を使用し、クッション性を有するインキ反
撥層を用いた新規な平版印刷版を用いて、転写パッドな
どに該インキを転移させる曲面オフセット印刷を実現で
きる。
て湿し水存在下で、クッション性を有するインキ反撥層
を用い、転写パッドなどにインキを転移させる曲面オフ
セット印刷を実現する。 【解決手段】 本発明は、基板上に親水性膨潤層をそな
えた平版印刷版の印刷方法に関するものであり、不感脂
化処理を行なうことなく高いインキ反撥性を有し、湿し
水として純水を使用し、クッション性を有するインキ反
撥層を用いた新規な平版印刷版を用いて、転写パッドな
どに該インキを転移させる曲面オフセット印刷を実現で
きる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規な感光性平版印
刷版を用いた曲面オフセット印刷に関するものである。
刷版を用いた曲面オフセット印刷に関するものである。
【0002】従来、曲面印刷を行なう場合、凹版材を用
いたグラビア印刷を変形したタンボ印刷またはタコ印刷
と呼ばれる印刷方法が行なわれてきた。これはグラビア
印刷と同じく凹版材の版面上にインキを全面に載せたの
ち、ドクターナイフなどを用いて版面の余剰のインキを
掻き取って凹部にインキを保持せしめ、そのインキをシ
リコーンゴムなどの柔軟なパッド面に転写せしめて、最
後に該パッドのインキ付着面を曲面形状の被印刷体に圧
着することによってインキを転写するという、グラビア
ドライオフセット印刷である。該印刷はスクリーン印刷
などと比較して画像がシャープで再現性に優れた印刷が
可能である。
いたグラビア印刷を変形したタンボ印刷またはタコ印刷
と呼ばれる印刷方法が行なわれてきた。これはグラビア
印刷と同じく凹版材の版面上にインキを全面に載せたの
ち、ドクターナイフなどを用いて版面の余剰のインキを
掻き取って凹部にインキを保持せしめ、そのインキをシ
リコーンゴムなどの柔軟なパッド面に転写せしめて、最
後に該パッドのインキ付着面を曲面形状の被印刷体に圧
着することによってインキを転写するという、グラビア
ドライオフセット印刷である。該印刷はスクリーン印刷
などと比較して画像がシャープで再現性に優れた印刷が
可能である。
【0003】これらのグラビア版材の作製には、銅およ
び鉄などの金属からなる板やシリンダを彫刻して凹部を
形成したり、塩化第二鉄溶液などを使用するエッチング
で該金属表面に凹部を形成する方法で行なわれていた。
これらの方法のうち、彫刻方法は手工芸的な高度の熟練
が必要であり、エッチング法は廃液の公害防止に加えて
凹部の深度制御が困難で、製版に長時間を要する欠点が
あった。このような欠点を改良するために特開昭52−
32704号公報などでは感光性樹脂を利用した網グラ
ビア法が提案されている。この方法は通常の製版によっ
て未露光部を現像液で完全に溶出除去し、凹部を形成さ
せる方法で作業が簡便でありかつ、一定した品質の版材
が得られる利点がある。
び鉄などの金属からなる板やシリンダを彫刻して凹部を
形成したり、塩化第二鉄溶液などを使用するエッチング
で該金属表面に凹部を形成する方法で行なわれていた。
これらの方法のうち、彫刻方法は手工芸的な高度の熟練
が必要であり、エッチング法は廃液の公害防止に加えて
凹部の深度制御が困難で、製版に長時間を要する欠点が
あった。このような欠点を改良するために特開昭52−
32704号公報などでは感光性樹脂を利用した網グラ
ビア法が提案されている。この方法は通常の製版によっ
て未露光部を現像液で完全に溶出除去し、凹部を形成さ
せる方法で作業が簡便でありかつ、一定した品質の版材
が得られる利点がある。
【0004】しかしながら該版材を実際の印刷に使用す
ると、凹部からのインキの抜けが悪く、転移量が不足
し、かつ不均一であるという問題点があった。この原因
は凹部底面表面が接着処理を施した支持体表面が露出し
た状態であることから、該表面とインキとの親和性が良
いためであると考えられる。
ると、凹部からのインキの抜けが悪く、転移量が不足
し、かつ不均一であるという問題点があった。この原因
は凹部底面表面が接着処理を施した支持体表面が露出し
た状態であることから、該表面とインキとの親和性が良
いためであると考えられる。
【0005】本発明者らは、これらの問題点を鑑み鋭意
検討した結果、凹部にインキを埋め込み、転写パッドな
どに該インキを転移させるという曲面オフセット印刷方
式に代えて、新規な感光性平版印刷版を用いて同様の曲
面オフセット印刷を実現できることを見出し本発明に到
達した。
検討した結果、凹部にインキを埋め込み、転写パッドな
どに該インキを転移させるという曲面オフセット印刷方
式に代えて、新規な感光性平版印刷版を用いて同様の曲
面オフセット印刷を実現できることを見出し本発明に到
達した。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、以下
の構成を有する。
の構成を有する。
【0007】(1) 基板上に非画線部に対応する部分
に親水性膨潤層を備え、画線部に対応する部分に疎水性
表面を備えた平版印刷版を用いた印刷方法において、該
親水性膨潤層を湿潤させた状態で版表面に油性インキ被
膜を接触させ、画線部に対応した疎水性表面のみに該油
性インキ被膜を着肉させたのち、転写材を該版表面に接
触させてインキを転写させ、該転写材のインキ付着面を
被印刷体に圧着することによってインキを転写すること
を特徴とする曲面オフセット印刷方法。
に親水性膨潤層を備え、画線部に対応する部分に疎水性
表面を備えた平版印刷版を用いた印刷方法において、該
親水性膨潤層を湿潤させた状態で版表面に油性インキ被
膜を接触させ、画線部に対応した疎水性表面のみに該油
性インキ被膜を着肉させたのち、転写材を該版表面に接
触させてインキを転写させ、該転写材のインキ付着面を
被印刷体に圧着することによってインキを転写すること
を特徴とする曲面オフセット印刷方法。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の印刷方法に用いる非画線
部に対応した部分に親水性膨潤層を備え、画線部に対応
した部分に疎水性表面を備えた平版印刷版について説明
する。
部に対応した部分に親水性膨潤層を備え、画線部に対応
した部分に疎水性表面を備えた平版印刷版について説明
する。
【0009】本発明の印刷方法に用いる平版印刷版は基
板上に少なくとも親水性膨潤層を備えた積層構造を有す
る。該親水性膨潤層は、親水性ポリマを主成分とする相
および疎水性ポリマを主成分とする相の少なくとも2相
から構成された相分離構造を有することが好ましい。
板上に少なくとも親水性膨潤層を備えた積層構造を有す
る。該親水性膨潤層は、親水性ポリマを主成分とする相
および疎水性ポリマを主成分とする相の少なくとも2相
から構成された相分離構造を有することが好ましい。
【0010】本発明の親水性膨潤層に用いられる親水性
ポリマについて説明する。
ポリマについて説明する。
【0011】親水性ポリマとは、水に対して実質的に不
溶でかつ水膨潤性を示す、公知の水溶性ポリマ(水に完
全溶解するものを意味する)、疑似水溶性ポリマ(両親
媒性を意味し、マクロには水に溶解するがミクロには非
溶解部分を含むものを意味する)、水膨潤性ポリマ(水
に膨潤するが溶解しないものを意味する)を意味する。
すなわち、通常の使用条件下で水を吸着または吸収する
ポリマを意味し、水に溶けるか或いは水に膨潤するポリ
マを意味する。
溶でかつ水膨潤性を示す、公知の水溶性ポリマ(水に完
全溶解するものを意味する)、疑似水溶性ポリマ(両親
媒性を意味し、マクロには水に溶解するがミクロには非
溶解部分を含むものを意味する)、水膨潤性ポリマ(水
に膨潤するが溶解しないものを意味する)を意味する。
すなわち、通常の使用条件下で水を吸着または吸収する
ポリマを意味し、水に溶けるか或いは水に膨潤するポリ
マを意味する。
【0012】本発明の効果を有効に発現する親水性ポリ
マとしては、カルボン酸塩系共重合体が挙げられる。
マとしては、カルボン酸塩系共重合体が挙げられる。
【0013】本発明に好ましく用いられるカルボン酸塩
系共重合体としては、吸水性および耐久性の観点から、
カルボキシル基、カルボン酸塩、カルボン酸アミド、カ
ルボン酸イミド、カルボン酸無水物などのカルボキシル
基またはカルボキシル基に誘導しうる基を分子中に1個
または2個有するα、β−不飽和化合物をモノマ成分と
して含有するカルボン酸系共重合体のケン化反応物が挙
げられる。
系共重合体としては、吸水性および耐久性の観点から、
カルボキシル基、カルボン酸塩、カルボン酸アミド、カ
ルボン酸イミド、カルボン酸無水物などのカルボキシル
基またはカルボキシル基に誘導しうる基を分子中に1個
または2個有するα、β−不飽和化合物をモノマ成分と
して含有するカルボン酸系共重合体のケン化反応物が挙
げられる。
【0014】α、β−不飽和化合物の具体例としては、
アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸アミド、メタク
リル酸アミド、無水マレイン酸、マレイン酸、マレイン
酸アミド、マレイン酸イミド、イタコン酸、クロトン
酸、フマル酸、メサコン酸などが挙げられ、本発明に必
要な親水性を示す範囲で共重合可能な他のモノマ成分と
組合わせることが可能である。
アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸アミド、メタク
リル酸アミド、無水マレイン酸、マレイン酸、マレイン
酸アミド、マレイン酸イミド、イタコン酸、クロトン
酸、フマル酸、メサコン酸などが挙げられ、本発明に必
要な親水性を示す範囲で共重合可能な他のモノマ成分と
組合わせることが可能である。
【0015】共重合可能な他のモノマ成分の例として
は、エチレン、プロピレン、イソブチレン、1−ブチレ
ン、ジイソブチレン、メチルビニルエーテル、スチレ
ン、酢酸ビニル、アクリル酸エステル、メタクリル酸エ
ステル、アクリロニトリルなどのα−オレフィン、ビニ
ル化合物、ビニリデン化合物などが挙げられる。
は、エチレン、プロピレン、イソブチレン、1−ブチレ
ン、ジイソブチレン、メチルビニルエーテル、スチレ
ン、酢酸ビニル、アクリル酸エステル、メタクリル酸エ
ステル、アクリロニトリルなどのα−オレフィン、ビニ
ル化合物、ビニリデン化合物などが挙げられる。
【0016】他のモノマと組合わせる場合、カルボキシ
ル基もしくはこれに転化しうる基を含有するα、β−不
飽和化合物は、通常全モノマ成分中10モル%以上で、
40モル%以上であることがより好ましい。
ル基もしくはこれに転化しうる基を含有するα、β−不
飽和化合物は、通常全モノマ成分中10モル%以上で、
40モル%以上であることがより好ましい。
【0017】カルボキシル基またはこれに転化しうる基
を含有するα、β−不飽和化合物をモノマとして含有す
る重合体は、通常ラジカル重合により調整される。重合
度は特に限定されるものではない。
を含有するα、β−不飽和化合物をモノマとして含有す
る重合体は、通常ラジカル重合により調整される。重合
度は特に限定されるものではない。
【0018】このように調整される該重合体の中でも特
に、アクリル酸、メタクリル酸との重合体または共重合
体、α−オレフィン、ビニル化合物と無水マレイン酸と
の共重合体が好ましい。
に、アクリル酸、メタクリル酸との重合体または共重合
体、α−オレフィン、ビニル化合物と無水マレイン酸と
の共重合体が好ましい。
【0019】これらの重合体または共重合体は、ナトリ
ウム、カリウム、マグネシウム、バリウムなどのアルカ
リ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物、酸化物また
は炭酸塩などの化合物、アンモニア、アミンなどを用い
てケン化反応させることによる親水性付与が好ましく行
なわれる。これらの反応は、該重合体または該共重合体
を各種の有機溶媒または水に溶解または分散させ、そこ
に前記したアルカリ金属化合物、アルカリ土類金属化合
物、アンモニア、アミンなどを撹拌下に添加することに
よって実施される。
ウム、カリウム、マグネシウム、バリウムなどのアルカ
リ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物、酸化物また
は炭酸塩などの化合物、アンモニア、アミンなどを用い
てケン化反応させることによる親水性付与が好ましく行
なわれる。これらの反応は、該重合体または該共重合体
を各種の有機溶媒または水に溶解または分散させ、そこ
に前記したアルカリ金属化合物、アルカリ土類金属化合
物、アンモニア、アミンなどを撹拌下に添加することに
よって実施される。
【0020】このようなカルボン酸塩系共重合体の中で
も、特にビニルエステル/(メタ)アクリル酸エステル
共重合体が、親水性膨潤層が適度な水膨潤性を示し、か
つ印刷耐久性およびインキ反撥性の両者を満足させる点
で好ましい。
も、特にビニルエステル/(メタ)アクリル酸エステル
共重合体が、親水性膨潤層が適度な水膨潤性を示し、か
つ印刷耐久性およびインキ反撥性の両者を満足させる点
で好ましい。
【0021】本発明に好ましく用いられるビニルエステ
ル/(メタ)アクリル酸エステル共重合体(以下の説明
で(メタ)□□□□とあるのは、□□□□またはメタ□
□□□を略したものである)は公知の方法を用いて製造
することができる。例えば、高分子化学、7巻、142
頁(1950)。すなわち、重合方式によって適宜選択
されるが、例えば、ジ−t−ブチルパーオキシド、ベン
ゾイルパーオキシドなどのパーオキシド類、過硫酸アン
モニウムなどの過硫酸塩類、アゾビスイソブチロニトリ
ルなどのアゾ化合物などの重合開始剤を用いたラジカル
重合によって合成される。重合方式としては、溶液重
合、乳化重合、懸濁重合などが適用される。該共重合体
中の(メタ)アクリル酸エステル成分が少ないと吸水性
が小さく、多すぎると高吸水状態となり膜強度が極端に
低下する傾向にある。
ル/(メタ)アクリル酸エステル共重合体(以下の説明
で(メタ)□□□□とあるのは、□□□□またはメタ□
□□□を略したものである)は公知の方法を用いて製造
することができる。例えば、高分子化学、7巻、142
頁(1950)。すなわち、重合方式によって適宜選択
されるが、例えば、ジ−t−ブチルパーオキシド、ベン
ゾイルパーオキシドなどのパーオキシド類、過硫酸アン
モニウムなどの過硫酸塩類、アゾビスイソブチロニトリ
ルなどのアゾ化合物などの重合開始剤を用いたラジカル
重合によって合成される。重合方式としては、溶液重
合、乳化重合、懸濁重合などが適用される。該共重合体
中の(メタ)アクリル酸エステル成分が少ないと吸水性
が小さく、多すぎると高吸水状態となり膜強度が極端に
低下する傾向にある。
【0022】従って、出発物質となる該共重合体中にお
ける(メタ)アクリル酸エステル成分の割合は、一般に
20〜80mol%の範囲にあることが好ましく、吸水
性および含水時の力学強度を両立させるためには30〜
70mol%であることが好ましい。
ける(メタ)アクリル酸エステル成分の割合は、一般に
20〜80mol%の範囲にあることが好ましく、吸水
性および含水時の力学強度を両立させるためには30〜
70mol%であることが好ましい。
【0023】本発明に用いられるビニルエステルとして
は、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ステアリン酸ビ
ニルなどが挙げられる。また(メタ)アクリル酸エステ
ルとしては、(メタ)アクリル酸のアルキルエステル、
具体的にはメチルエステル、エチルエステル、n−プロ
ピルエステル、イソプロピルエステル、n−ブチルエス
テル、t−ブチルエステルが挙げられる。
は、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ステアリン酸ビ
ニルなどが挙げられる。また(メタ)アクリル酸エステ
ルとしては、(メタ)アクリル酸のアルキルエステル、
具体的にはメチルエステル、エチルエステル、n−プロ
ピルエステル、イソプロピルエステル、n−ブチルエス
テル、t−ブチルエステルが挙げられる。
【0024】上記に説明した共重合体はアルカリ触媒の
存在下でケン化反応することが好ましい。ケン化反応に
用いられる溶媒としてはアルコールおよびアルコール水
溶液が好ましい。また、ケン化反応に用いられる触媒と
しては公知のアルカリ触媒が用いられるが、特に水酸化
ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ金属水酸化
物が好ましい。ケン化反応は20〜80℃で1〜10時
間で終結する。また、本発明のケン化反応物は、公知の
方法によって塩を任意に変えることが可能である。通常
用いられる塩形成物質としては、水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム、水酸化アンモニウム、モノメチルアミ
ン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、モノエチルア
ミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、モノイソプ
ロピルアミン、ジイソプロピルアミン、トリイソプロピ
ルアミン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミ
ン、トリエタノールアミン、モノイソプロパノールアミ
ン、ジイソプロパノールアミン、トリイソプロパノール
アミン、N,N−ジメチルエタノールアミン、N,N−
ジメチルイソプロパノールアミン、シクロヘキシルアミ
ン、ベンジルアミン、アニリン、ピリジンなどが挙げら
れる。
存在下でケン化反応することが好ましい。ケン化反応に
用いられる溶媒としてはアルコールおよびアルコール水
溶液が好ましい。また、ケン化反応に用いられる触媒と
しては公知のアルカリ触媒が用いられるが、特に水酸化
ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ金属水酸化
物が好ましい。ケン化反応は20〜80℃で1〜10時
間で終結する。また、本発明のケン化反応物は、公知の
方法によって塩を任意に変えることが可能である。通常
用いられる塩形成物質としては、水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム、水酸化アンモニウム、モノメチルアミ
ン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、モノエチルア
ミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、モノイソプ
ロピルアミン、ジイソプロピルアミン、トリイソプロピ
ルアミン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミ
ン、トリエタノールアミン、モノイソプロパノールアミ
ン、ジイソプロパノールアミン、トリイソプロパノール
アミン、N,N−ジメチルエタノールアミン、N,N−
ジメチルイソプロパノールアミン、シクロヘキシルアミ
ン、ベンジルアミン、アニリン、ピリジンなどが挙げら
れる。
【0025】またマグネシウム、カルシウムなどのアル
カリ土類金属塩類の多価金属塩類も前記の塩と混合塩の
形態で添加することが可能である。
カリ土類金属塩類の多価金属塩類も前記の塩と混合塩の
形態で添加することが可能である。
【0026】また本発明の効果を有効に発現する親水性
ポリマとして、N−ビニルカルボン酸アミド系共重合体
が挙げられる。
ポリマとして、N−ビニルカルボン酸アミド系共重合体
が挙げられる。
【0027】N−ビニルカルボン酸アミド系共重合体と
は、下記一般式(I)で示されるN−ビニルカルボン酸
アミド(以下、NVAと略す)を必須の繰り返し単位と
する共重合体(以下、NVA系共重合体と略する)を意
味する。
は、下記一般式(I)で示されるN−ビニルカルボン酸
アミド(以下、NVAと略す)を必須の繰り返し単位と
する共重合体(以下、NVA系共重合体と略する)を意
味する。
【0028】
【化1】 (ここで、R1は水素原子または炭素数1〜4のアルキ
ル基、R2は水素原子またはメチル基、フェニル基、R
3は水素原子または炭素数1〜8の直鎖または分岐アル
キル基を表す。) NVAの具体例としては、N−ビニルホルムアミド、N
−ビニルプロピオン酸アミド、N−ビニル安息香酸アミ
ド、N−メチル−N−ビニル安息香酸アミド、N−フェ
ニル−N−ビニルアセトアミド、N−フェニル−N−ビ
ニル安息香酸アミドなどが挙げられるが、本発明はこれ
らの例に限定されるものではない。
ル基、R2は水素原子またはメチル基、フェニル基、R
3は水素原子または炭素数1〜8の直鎖または分岐アル
キル基を表す。) NVAの具体例としては、N−ビニルホルムアミド、N
−ビニルプロピオン酸アミド、N−ビニル安息香酸アミ
ド、N−メチル−N−ビニル安息香酸アミド、N−フェ
ニル−N−ビニルアセトアミド、N−フェニル−N−ビ
ニル安息香酸アミドなどが挙げられるが、本発明はこれ
らの例に限定されるものではない。
【0029】本発明に好ましく用いられるNVA共重合
体は、吸水性および耐久性の観点から、カルボキシル
基、カルボン酸塩、カルボン酸アミド、カルボン酸イミ
ド、カルボン酸無水物などのカルボキシル基またはカル
ボキシル基に誘導しうる基を分子中に1個または2個有
するα、β−不飽和化合物を共重合単位として含有する
ことが好ましい。
体は、吸水性および耐久性の観点から、カルボキシル
基、カルボン酸塩、カルボン酸アミド、カルボン酸イミ
ド、カルボン酸無水物などのカルボキシル基またはカル
ボキシル基に誘導しうる基を分子中に1個または2個有
するα、β−不飽和化合物を共重合単位として含有する
ことが好ましい。
【0030】α、β−不飽和化合物の具体例としては、
アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸アミド、メタク
リル酸アミド、無水マレイン酸、マレイン酸、マレイン
酸アミド、マレイン酸イミド、イタコン酸、クロトン
酸、フマル酸、メサコン酸などが挙げられ、本発明に必
要な親水性を示す範囲で共重合可能な他のモノマ成分と
組合わせることが可能である。
アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸アミド、メタク
リル酸アミド、無水マレイン酸、マレイン酸、マレイン
酸アミド、マレイン酸イミド、イタコン酸、クロトン
酸、フマル酸、メサコン酸などが挙げられ、本発明に必
要な親水性を示す範囲で共重合可能な他のモノマ成分と
組合わせることが可能である。
【0031】共重合可能な他のモノマ成分の例として
は、エチレン、プロピレン、イソブチレン、1−ブチレ
ン、ジイソブチレン、メチルビニルエーテル、スチレ
ン、酢酸ビニル、アクリル酸エステル、メタクリル酸エ
ステル、アクリロニトリルなどのα−オレフィン、ビニ
ル化合物、ビニリデン化合物などが挙げられる。
は、エチレン、プロピレン、イソブチレン、1−ブチレ
ン、ジイソブチレン、メチルビニルエーテル、スチレ
ン、酢酸ビニル、アクリル酸エステル、メタクリル酸エ
ステル、アクリロニトリルなどのα−オレフィン、ビニ
ル化合物、ビニリデン化合物などが挙げられる。
【0032】他のモノマと組合わせる場合、NVA単位
は、通常全モノマ成分中10モル%以上で、40モル%
以上であることがより好ましい。
は、通常全モノマ成分中10モル%以上で、40モル%
以上であることがより好ましい。
【0033】NVAを含有する重合体は、通常ラジカル
重合により調製される。重合度は特に限定されるもので
はない。
重合により調製される。重合度は特に限定されるもので
はない。
【0034】このように調製される該重合体の中でも特
に、NVAとアクリル酸、メタクリル酸、無水マレイン
酸などカルボン酸塩系の共重合体は、親水性膨潤層が適
度な水膨潤性を示し、かつ印刷耐久性およびインキ反発
性の両者を満足させる点から好ましい。
に、NVAとアクリル酸、メタクリル酸、無水マレイン
酸などカルボン酸塩系の共重合体は、親水性膨潤層が適
度な水膨潤性を示し、かつ印刷耐久性およびインキ反発
性の両者を満足させる点から好ましい。
【0035】本発明の親水性膨潤層には発明の効果を損
わない範囲で公知の親水性ポリマを加えることが可能で
ある。公知の親水性ポリマとしては、以下の例を挙げる
ことができる。
わない範囲で公知の親水性ポリマを加えることが可能で
ある。公知の親水性ポリマとしては、以下の例を挙げる
ことができる。
【0036】(A)天然高分子類 デンプン−アクリロニトリル系グラフト重合体加水分解
物、デンプン−アクリル酸系グラフト重合体、デンプン
−スチレンスルフォン酸系グラフト重合体、デンプン−
ビニルスルフォン酸系グラフト重合体、デンプン−アク
リルアミド系グラフト重合体、カルボキシル化メチルセ
ルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチ
ルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、キサント
ゲン酸セルロース、セルロース−アクリロニトリル系グ
ラフト重合体、セルロース−スチレンスルフォン酸系グ
ラフト重合体、カルボキシメチルセルロース系架橋体、
ヒアルロン酸、アガロース、コラーゲン、ミルクカゼイ
ン、酸カゼイン、レンネットカゼイン、アンモニアカゼ
イン、カリ化カゼイン、ホウ砂カゼイン、グルー、ゼラ
チン、グルテン、大豆蛋白、アルギン酸塩、アルギン酸
アンモニウム、アルギン酸カリウム、アルギン酸ナトリ
ウムアラビヤガム、トラガカントガム、カラヤガム、グ
アールガム、ロカストビーンガム、アイリッシュモス、
大豆レシチン、ペクチン酸、澱粉、カルボキシル化澱
粉、寒天、デキストリン、マンナンなど。
物、デンプン−アクリル酸系グラフト重合体、デンプン
−スチレンスルフォン酸系グラフト重合体、デンプン−
ビニルスルフォン酸系グラフト重合体、デンプン−アク
リルアミド系グラフト重合体、カルボキシル化メチルセ
ルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチ
ルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、キサント
ゲン酸セルロース、セルロース−アクリロニトリル系グ
ラフト重合体、セルロース−スチレンスルフォン酸系グ
ラフト重合体、カルボキシメチルセルロース系架橋体、
ヒアルロン酸、アガロース、コラーゲン、ミルクカゼイ
ン、酸カゼイン、レンネットカゼイン、アンモニアカゼ
イン、カリ化カゼイン、ホウ砂カゼイン、グルー、ゼラ
チン、グルテン、大豆蛋白、アルギン酸塩、アルギン酸
アンモニウム、アルギン酸カリウム、アルギン酸ナトリ
ウムアラビヤガム、トラガカントガム、カラヤガム、グ
アールガム、ロカストビーンガム、アイリッシュモス、
大豆レシチン、ペクチン酸、澱粉、カルボキシル化澱
粉、寒天、デキストリン、マンナンなど。
【0037】(B)合成高分子類 ポリビニルアルコール、ポリエチレンオキサイド、ポリ
(エチレンオキサイド-co-プロピレンオキサイド)、水
性ウレタン樹脂、水溶性ポリエステル、ヒドロキシエチ
ル (メタ)アクリレート系ポリマ(以下の説明で(メ
タ)□□□□とあるのは、□□□□またはメタ□□□□
を略したものである。)、ポリ(ビニルメチルエーテル
-co-無水マレイン酸)、無水マレイン酸系共重合体、ビ
ニルピロリドン系共重合体、ポリエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート系架橋重合体、ポリプロピレング
リコールジ(メタ)アクリレート系架橋重合体など。
(エチレンオキサイド-co-プロピレンオキサイド)、水
性ウレタン樹脂、水溶性ポリエステル、ヒドロキシエチ
ル (メタ)アクリレート系ポリマ(以下の説明で(メ
タ)□□□□とあるのは、□□□□またはメタ□□□□
を略したものである。)、ポリ(ビニルメチルエーテル
-co-無水マレイン酸)、無水マレイン酸系共重合体、ビ
ニルピロリドン系共重合体、ポリエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート系架橋重合体、ポリプロピレング
リコールジ(メタ)アクリレート系架橋重合体など。
【0038】なお、上記の親水性ポリマは発明の効果を
損わない範囲で、柔軟性を付与したり、親水性を制御す
る目的から置換基が異なるモノマや共重合成分を、1種
または2種以上を適宜混合して用いることが可能であ
る。
損わない範囲で、柔軟性を付与したり、親水性を制御す
る目的から置換基が異なるモノマや共重合成分を、1種
または2種以上を適宜混合して用いることが可能であ
る。
【0039】次に本発明の親水性膨潤層に用いられる疎
水性ポリマについて説明する。
水性ポリマについて説明する。
【0040】本発明に用いられる疎水性ポリマとしては
水性エマルジョンから主として構成されたものが好まし
く用いられる。
水性エマルジョンから主として構成されたものが好まし
く用いられる。
【0041】本発明に言う水性エマルジョンとは、微細
なポリマ粒子と必要に応じて該粒子を包囲する保護層か
らなる粒子を水中に分散させた疎水性ポリマ懸濁水溶液
を意味する。
なポリマ粒子と必要に応じて該粒子を包囲する保護層か
らなる粒子を水中に分散させた疎水性ポリマ懸濁水溶液
を意味する。
【0042】すなわち、基本的に分散質としてのポリマ
粒子と必要に応じて形成される保護層からなるエマルジ
ョン粒子と分散媒としての希釈水溶液から構成される自
己乳化または強制乳化水溶液を意味する。本発明に用い
られる水性エマルジョンの具体例としては、ビニルポリ
マ系ラテックス、共役ジエンポリマ系ラテックスおよび
水性または水分散ポリウレタン樹脂などが挙げられる。
粒子と必要に応じて形成される保護層からなるエマルジ
ョン粒子と分散媒としての希釈水溶液から構成される自
己乳化または強制乳化水溶液を意味する。本発明に用い
られる水性エマルジョンの具体例としては、ビニルポリ
マ系ラテックス、共役ジエンポリマ系ラテックスおよび
水性または水分散ポリウレタン樹脂などが挙げられる。
【0043】ビニルポリマ系ラテックスとしては、アク
リル系、酢酸ビニル系、塩化ビニリデン系などが挙げら
れる。共役ジエンポリマ系ラテックスとしては、スチレ
ン/ブタジエン系(以下、SB系と略す)、アクリロニ
トリル/ブタジエン系(以下、NB系と略す)、メタク
リル酸メチル/ブタジエン系(以下、MB系と略す)、
クロロプレン系などが挙げられる。
リル系、酢酸ビニル系、塩化ビニリデン系などが挙げら
れる。共役ジエンポリマ系ラテックスとしては、スチレ
ン/ブタジエン系(以下、SB系と略す)、アクリロニ
トリル/ブタジエン系(以下、NB系と略す)、メタク
リル酸メチル/ブタジエン系(以下、MB系と略す)、
クロロプレン系などが挙げられる。
【0044】アクリル系ラテックスとしては、アクリル
酸エステルおよびメタクリル酸エステルを必須成分とし
た共重合体が挙げられる。具体的には、メタクリル酸メ
チル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル
酸オクチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、スチレン
などの少なくとも1種以上を共重合したものが挙げられ
る。
酸エステルおよびメタクリル酸エステルを必須成分とし
た共重合体が挙げられる。具体的には、メタクリル酸メ
チル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル
酸オクチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、スチレン
などの少なくとも1種以上を共重合したものが挙げられ
る。
【0045】酢酸ビニル系ラテックスとしては、酢酸ビ
ニル単独またはアクリル酸エステル、高級酢酸ビニルエ
ステル、エチレンなどとの共重合体が挙げられる。
ニル単独またはアクリル酸エステル、高級酢酸ビニルエ
ステル、エチレンなどとの共重合体が挙げられる。
【0046】塩化ビニリデン系ラテックスとしては、塩
化ビニリデンとアクリル酸メチル、アクリル酸オクチ
ル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリロニトリ
ル、塩化ビニルなどとの共重合体が挙げられる。
化ビニリデンとアクリル酸メチル、アクリル酸オクチ
ル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリロニトリ
ル、塩化ビニルなどとの共重合体が挙げられる。
【0047】SB系ラテックスとしては、スチレンおよ
びブタジエンを必須成分として、メタクリル酸メチル、
高級アクリル酸エステル、アクリロニトリル、アクリル
アミド、ヒドロキシエチルアクリレート、不飽和カルボ
ン酸(イタコン酸、マレイン酸、アクリル酸、メタクリ
ル酸など)との共重合体が挙げられる。
びブタジエンを必須成分として、メタクリル酸メチル、
高級アクリル酸エステル、アクリロニトリル、アクリル
アミド、ヒドロキシエチルアクリレート、不飽和カルボ
ン酸(イタコン酸、マレイン酸、アクリル酸、メタクリ
ル酸など)との共重合体が挙げられる。
【0048】水性または水分散ポリウレタン樹脂として
は、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオー
ル、ポリ(エステル/エーテル)ポリオールとポリイソ
シアネートからなる疎水性のポリウレタン樹脂を界面活
性剤を用いて強制的に乳化させた強制乳化型、樹脂自身
に親水性基または、親水性セグメントを付与し、自己分
散性にして乳化させた自己乳化型が挙げられ、両者にお
いて非反応性のものおよびブロック剤でイソシアネート
基などの反応基をブロックした反応性のものが挙げられ
る。
は、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオー
ル、ポリ(エステル/エーテル)ポリオールとポリイソ
シアネートからなる疎水性のポリウレタン樹脂を界面活
性剤を用いて強制的に乳化させた強制乳化型、樹脂自身
に親水性基または、親水性セグメントを付与し、自己分
散性にして乳化させた自己乳化型が挙げられ、両者にお
いて非反応性のものおよびブロック剤でイソシアネート
基などの反応基をブロックした反応性のものが挙げられ
る。
【0049】これらの水性エマルジョンの中でも本発明
に特に好ましく用いられる疎水性ポリマとしてはSB
系、NB系、MB系、クロロプレン系などの共役ジエン
系化合物を含有するラテックスが挙げられる。
に特に好ましく用いられる疎水性ポリマとしてはSB
系、NB系、MB系、クロロプレン系などの共役ジエン
系化合物を含有するラテックスが挙げられる。
【0050】ここで言う共役ジエン系ゴムとしては、
1,3−ブタジエン、2−メチル−1,3−ブタジエン
(イソプレン)、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエ
ン、2−クロル−1,3−ブタジエン(クロロプレン)
など1,3−位に炭素−炭素二重結合を有する非置換ま
たは置換1,3−ブタジエン骨格を有する化合物を意味
し、これらを必須成分とする単独またはブロック共重合
ゴム(ポリマ)が挙げられる。
1,3−ブタジエン、2−メチル−1,3−ブタジエン
(イソプレン)、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエ
ン、2−クロル−1,3−ブタジエン(クロロプレン)
など1,3−位に炭素−炭素二重結合を有する非置換ま
たは置換1,3−ブタジエン骨格を有する化合物を意味
し、これらを必須成分とする単独またはブロック共重合
ゴム(ポリマ)が挙げられる。
【0051】ブロック共重合ゴムとしては、1,3−ブ
タジエン、2−メチル−1,3−ブタジエン(イソプレ
ン)などの1,3−ジエンと、常温でガラス状重合体を
与えるスチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン
などのモノビニル置換芳香族化合物とのブロック共重合
体が挙げられる。
タジエン、2−メチル−1,3−ブタジエン(イソプレ
ン)などの1,3−ジエンと、常温でガラス状重合体を
与えるスチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン
などのモノビニル置換芳香族化合物とのブロック共重合
体が挙げられる。
【0052】このような共重合ゴムとしては、種々の公
知のタイプが例示できるが、A−B−Aタイプのブロッ
ク共重合ゴム(ここでAはモノビニル置換芳香族化合物
からなり、好ましくはガラス転移点が70℃以上で、重
合度が10〜2500である重合体セグメントを意味
し、Bは1,3−ジエンを意味し、好ましくは数平均分
子量が500〜25000である非晶性重合体セグメン
トを意味する)などを好ましく挙げることができる。ま
た該ブロック共重合ゴムの水素添加物も同様である。
知のタイプが例示できるが、A−B−Aタイプのブロッ
ク共重合ゴム(ここでAはモノビニル置換芳香族化合物
からなり、好ましくはガラス転移点が70℃以上で、重
合度が10〜2500である重合体セグメントを意味
し、Bは1,3−ジエンを意味し、好ましくは数平均分
子量が500〜25000である非晶性重合体セグメン
トを意味する)などを好ましく挙げることができる。ま
た該ブロック共重合ゴムの水素添加物も同様である。
【0053】本発明に用いられる単独および共重合ゴム
の具体例としては、ポリブタジエン、ポリイソプレン
(天然ゴムを含む)、ポリクロロプレン、スチレン−ブ
タジエン共重合体、カルボキシ変性スチレン−ブタジエ
ン共重合体、アクリル酸エステル−ブタジエン共重合体
(例えばブタジエン−2−エチルヘキシルアクリレート
共重合体、ブタジエン−n−オクタデシルアクリレート
共重合体)、メタクリル酸エステル−ブタジエン共重合
体、イソブチレン−イソプレン共重合体、アクリロニト
リル−ブタジエン共重合体、カルボキシ変性アクリロニ
トリル−ブタジエン共重合体、アクリロニトリル−イソ
プレン共重合体、ビニルピリジン−ブタジエン共重合
体、ビニルピリジン−スチレン−ブタジエン共重合体、
スチレン−クロロプレン共重合体、スチレン−イソプレ
ン共重合体などが挙げられる。
の具体例としては、ポリブタジエン、ポリイソプレン
(天然ゴムを含む)、ポリクロロプレン、スチレン−ブ
タジエン共重合体、カルボキシ変性スチレン−ブタジエ
ン共重合体、アクリル酸エステル−ブタジエン共重合体
(例えばブタジエン−2−エチルヘキシルアクリレート
共重合体、ブタジエン−n−オクタデシルアクリレート
共重合体)、メタクリル酸エステル−ブタジエン共重合
体、イソブチレン−イソプレン共重合体、アクリロニト
リル−ブタジエン共重合体、カルボキシ変性アクリロニ
トリル−ブタジエン共重合体、アクリロニトリル−イソ
プレン共重合体、ビニルピリジン−ブタジエン共重合
体、ビニルピリジン−スチレン−ブタジエン共重合体、
スチレン−クロロプレン共重合体、スチレン−イソプレ
ン共重合体などが挙げられる。
【0054】本発明に好ましく用いられる共役ジエンポ
リマ系ラテックスは、公知の方法で作製され、例えば必
須成分として共役ジエン系化合物を含むビニルモノマ組
成物に対して0.1〜20重量%の乳化重合分散剤(界
面活性剤など)と2〜50重量%の水を含む水性媒体中
で脱気窒素置換し、乳化させ、必要に応じて通常の乳化
重合に用いられる添加剤(分子量調整剤、酸化防止剤な
ど)を加えたのち、乳化重合用開始剤(例えば過酸化水
素、過硫酸カリウムなど)を添加し、常法に従って乳化
重合させることによって得ることができる。
リマ系ラテックスは、公知の方法で作製され、例えば必
須成分として共役ジエン系化合物を含むビニルモノマ組
成物に対して0.1〜20重量%の乳化重合分散剤(界
面活性剤など)と2〜50重量%の水を含む水性媒体中
で脱気窒素置換し、乳化させ、必要に応じて通常の乳化
重合に用いられる添加剤(分子量調整剤、酸化防止剤な
ど)を加えたのち、乳化重合用開始剤(例えば過酸化水
素、過硫酸カリウムなど)を添加し、常法に従って乳化
重合させることによって得ることができる。
【0055】これらの公知の共役ジエンポリマ系ラテッ
クスは単独または2種以上を適宜混合して使用すること
が可能である。
クスは単独または2種以上を適宜混合して使用すること
が可能である。
【0056】本発明の親水性膨潤層は上記の親水性ポリ
マと疎水性ポリマを混合し、必要に応じて架橋または疑
似架橋し、水に不溶化せしめることによって基板上に積
層形成される。
マと疎水性ポリマを混合し、必要に応じて架橋または疑
似架橋し、水に不溶化せしめることによって基板上に積
層形成される。
【0057】架橋には親水性ポリマおよび疎水性ポリマ
が有する反応性官能基を用いて架橋反応することが好ま
しい。
が有する反応性官能基を用いて架橋反応することが好ま
しい。
【0058】架橋反応は、共有結合性の架橋であって
も、イオン結合性の架橋であってもよい。
も、イオン結合性の架橋であってもよい。
【0059】架橋反応に用いられる化合物としては、架
橋性を有する公知の多官能性化合物が挙げられ、ポリエ
ポキシ化合物、ポリイソシアネート化合物、ポリ(メ
タ)アクリル化合物、ポリメルカプト化合物、ポリアル
コキシシリル化合物、多価金属塩化合物、ポリアミン化
合物、アルデヒド化合物、ポリビニル化合物、ヒドラジ
ンなどが挙げられ、該架橋反応は公知の触媒を添加し、
反応を促進することが行なわれる。
橋性を有する公知の多官能性化合物が挙げられ、ポリエ
ポキシ化合物、ポリイソシアネート化合物、ポリ(メ
タ)アクリル化合物、ポリメルカプト化合物、ポリアル
コキシシリル化合物、多価金属塩化合物、ポリアミン化
合物、アルデヒド化合物、ポリビニル化合物、ヒドラジ
ンなどが挙げられ、該架橋反応は公知の触媒を添加し、
反応を促進することが行なわれる。
【0060】また本発明の疎水性ポリマとして好ましく
用いられる水性エマルジョンを作製する際に、共重合成
分として、カルボキシル基、水酸基、メチロールアミド
基、エポキシ基、アルボニル基、アミノ基などの反応性
官能基を存在させて自己架橋させる方法および、架橋剤
として上記の多官能性化合物を用いて架橋構造を形成さ
せる方法が挙げられる。
用いられる水性エマルジョンを作製する際に、共重合成
分として、カルボキシル基、水酸基、メチロールアミド
基、エポキシ基、アルボニル基、アミノ基などの反応性
官能基を存在させて自己架橋させる方法および、架橋剤
として上記の多官能性化合物を用いて架橋構造を形成さ
せる方法が挙げられる。
【0061】これらの架橋剤は単独または2種以上を混
合して使用することが可能である。分散媒としては主と
して水が用いられるが、必要に応じて公知の有機溶剤を
添加することが可能である。有機溶剤の添加方法として
は重合溶媒として添加する方法、および乳化重合後エマ
ルジョン溶液に混合溶媒として添加する方法が可能であ
る。
合して使用することが可能である。分散媒としては主と
して水が用いられるが、必要に応じて公知の有機溶剤を
添加することが可能である。有機溶剤の添加方法として
は重合溶媒として添加する方法、および乳化重合後エマ
ルジョン溶液に混合溶媒として添加する方法が可能であ
る。
【0062】本発明の親水性膨潤層の親水性ポリマと疎
水性ポリマを混合する方法としては、3本ロールなどの
ロールミキサ、ニーダーなど混合機を用いて混練りする
方法、ホモジナイザー、ボールミルなどのディスパーサ
ーを用いて湿式混合分散する方法など、塗料やパテを製
造する際に用いられる公知の方法で好ましく混合され
る。
水性ポリマを混合する方法としては、3本ロールなどの
ロールミキサ、ニーダーなど混合機を用いて混練りする
方法、ホモジナイザー、ボールミルなどのディスパーサ
ーを用いて湿式混合分散する方法など、塗料やパテを製
造する際に用いられる公知の方法で好ましく混合され
る。
【0063】また本発明の親水性膨潤層を形成する方法
としては、疎水性ポリマとして水性のエマルジョンを好
ましく用いることから、水溶液系で各成分(親水性ポリ
マ、疎水性ポリマなど)を混合し、必要に応じて架橋剤
が添加される方法が、均質な相分離構造を実現しインキ
反撥性を向上させる点から好ましい。
としては、疎水性ポリマとして水性のエマルジョンを好
ましく用いることから、水溶液系で各成分(親水性ポリ
マ、疎水性ポリマなど)を混合し、必要に応じて架橋剤
が添加される方法が、均質な相分離構造を実現しインキ
反撥性を向上させる点から好ましい。
【0064】従って、用いられる架橋剤としては、水溶
性の多官能性化合物を用いることが特に好ましい。すな
わち、水溶性のポリエポキシ化合物、ポリアミン化合
物、メラミン化合物などを用いることが好ましい。
性の多官能性化合物を用いることが特に好ましい。すな
わち、水溶性のポリエポキシ化合物、ポリアミン化合
物、メラミン化合物などを用いることが好ましい。
【0065】次に本発明に言う親水性膨潤層の相分離構
造について説明する。
造について説明する。
【0066】親水性ポリマを主成分とする相と疎水性ポ
リマを主成分とする相から構成された相分離構造とする
ことにより、インキ反撥性と印刷耐久性の両者を広い組
成範囲において実現することが可能となる。
リマを主成分とする相から構成された相分離構造とする
ことにより、インキ反撥性と印刷耐久性の両者を広い組
成範囲において実現することが可能となる。
【0067】該相分離構造を構成する親水性ポリマ相と
疎水性ポリマ相の組成比は自由であり、 (1)いずれか一方が連続相で、他方が分散相である形
態、 (2)親水性および疎水性ポリマ相がそれぞれ連続相お
よび分散相を有する形態 (3)親水性および疎水性ポリマ相がいずれも連続相と
なる形態 の中から自由に選択することができる。
疎水性ポリマ相の組成比は自由であり、 (1)いずれか一方が連続相で、他方が分散相である形
態、 (2)親水性および疎水性ポリマ相がそれぞれ連続相お
よび分散相を有する形態 (3)親水性および疎水性ポリマ相がいずれも連続相と
なる形態 の中から自由に選択することができる。
【0068】上記(1)〜(3)の相分離構造の一例を
それぞれ図1〜3に示す。
それぞれ図1〜3に示す。
【0069】すなわち親水性ポリマが比較的強い親水性
を示す材料を選択した場合(水溶性ポリマおよび疑似水
溶性ポリマなど)、親水性膨潤層に含まれる該親水性ポ
リマの割合は、インキ反撥性および印刷耐久性の点から
比較的少量で十分であり、疎水性ポリマの割合が相対的
に多くなるため、親水性ポリマを分散相とする上記の
(1)または(2)の形態となることが好ましい。一
方、親水性ポリマが比較的弱い親水性を示す材料を選択
した場合(水膨潤性ポリマなど)、親水性膨潤層に含ま
れる該親水性ポリマの割合は、インキ反撥性および印刷
耐久性の点から比較的多量に必要であり、疎水性ポリマ
の割合が相対的に少なくなるため、上記の(1)、
(2)または(3)の形態となることが好ましい。
を示す材料を選択した場合(水溶性ポリマおよび疑似水
溶性ポリマなど)、親水性膨潤層に含まれる該親水性ポ
リマの割合は、インキ反撥性および印刷耐久性の点から
比較的少量で十分であり、疎水性ポリマの割合が相対的
に多くなるため、親水性ポリマを分散相とする上記の
(1)または(2)の形態となることが好ましい。一
方、親水性ポリマが比較的弱い親水性を示す材料を選択
した場合(水膨潤性ポリマなど)、親水性膨潤層に含ま
れる該親水性ポリマの割合は、インキ反撥性および印刷
耐久性の点から比較的多量に必要であり、疎水性ポリマ
の割合が相対的に少なくなるため、上記の(1)、
(2)または(3)の形態となることが好ましい。
【0070】すなわち本発明に用いられる親水性膨潤層
の好ましい相分離構造は、該層が有するゴム弾性および
水膨潤性によって異なるが、親水性ポリマの親水性の程
度によって異なる。
の好ましい相分離構造は、該層が有するゴム弾性および
水膨潤性によって異なるが、親水性ポリマの親水性の程
度によって異なる。
【0071】(1)の形態をとる場合、疎水性ポリマ相
が主として連続相であるためには、疎水性ポリマの組成
が50重量%以上であり、60〜95重量%であること
が好ましく、70〜90重量%であることが更に好まし
い。疎水性ポリマの組成比が50重量%以下となると親
水性膨潤層のインキ反撥層としての性能は印刷初期にお
いては向上するが、印刷耐久性が急激に低下する傾向に
ある。一方、疎水性ポリマの組成比が95重量%を越え
ると親水性膨潤層内の親水性ポリマが十分に吸水でき
ず、親水性が不足してインキ反撥性が極端に低下する傾
向にある。
が主として連続相であるためには、疎水性ポリマの組成
が50重量%以上であり、60〜95重量%であること
が好ましく、70〜90重量%であることが更に好まし
い。疎水性ポリマの組成比が50重量%以下となると親
水性膨潤層のインキ反撥層としての性能は印刷初期にお
いては向上するが、印刷耐久性が急激に低下する傾向に
ある。一方、疎水性ポリマの組成比が95重量%を越え
ると親水性膨潤層内の親水性ポリマが十分に吸水でき
ず、親水性が不足してインキ反撥性が極端に低下する傾
向にある。
【0072】(2)および(3)の形態をとる場合、親
水性ポリマおよび疎水性ポリマの両者が20重量%以上
であり、40重量%以上であることが好ましい。
水性ポリマおよび疎水性ポリマの両者が20重量%以上
であり、40重量%以上であることが好ましい。
【0073】本発明に用いられる親水性膨潤層厚さは、
0.1〜100g/m2 で用いることが可能であるが、
インキ反撥性および形態保持性の観点から、好ましくは
0.3〜10g/m2 である。該厚みが0.3g/m2
未満になると、インキ反撥性が極端に低下する傾向にあ
り、また塗工時にピンホ−ルなどの欠陥が生じ易くな
る。また10g/m2 以上は水膨潤時の形態保持性が劣
化する傾向にあり経済的にも不利である。
0.1〜100g/m2 で用いることが可能であるが、
インキ反撥性および形態保持性の観点から、好ましくは
0.3〜10g/m2 である。該厚みが0.3g/m2
未満になると、インキ反撥性が極端に低下する傾向にあ
り、また塗工時にピンホ−ルなどの欠陥が生じ易くな
る。また10g/m2 以上は水膨潤時の形態保持性が劣
化する傾向にあり経済的にも不利である。
【0074】次に本発明の平版印刷版の製造方法につい
て説明する。
て説明する。
【0075】本発明の平版印刷版は、基板上にインキ反
発層として少なくとも親水性膨潤層を有する平版印刷版
原版を画像形成することにより得ることができる。すな
わち、該親水性膨潤層のインキ反発性を阻害し、インキ
着肉性の疎水性画素(表面)を形成することによって画
像が形成される。
発層として少なくとも親水性膨潤層を有する平版印刷版
原版を画像形成することにより得ることができる。すな
わち、該親水性膨潤層のインキ反発性を阻害し、インキ
着肉性の疎水性画素(表面)を形成することによって画
像が形成される。
【0076】具体的には、感光性樹脂組成物を用いる方
法としては、原版の親水性膨潤層上にインキ着肉性の感
光性樹脂組成物などを塗設し、画像露光後、親水性膨潤
層上の非画線部に対応した部分の該感光性樹脂組成物を
除去する方法、また該親水性膨潤層と基板との間に感光
性樹脂層を形成し、画像露光後、感光性樹脂層とともに
該層上の非画線部に対応した部分の親水性膨潤層を除去
する方法等が挙げられる。また、非感光性の方法として
は、インキ着肉性の画素を親水性膨潤層上にインキジェ
ット法、電子写真法、感熱転写法、昇華転写法など公知
の画像形成技術を用いて物理的に疎水性画素を付着固定
して行う方法が挙げられる。
法としては、原版の親水性膨潤層上にインキ着肉性の感
光性樹脂組成物などを塗設し、画像露光後、親水性膨潤
層上の非画線部に対応した部分の該感光性樹脂組成物を
除去する方法、また該親水性膨潤層と基板との間に感光
性樹脂層を形成し、画像露光後、感光性樹脂層とともに
該層上の非画線部に対応した部分の親水性膨潤層を除去
する方法等が挙げられる。また、非感光性の方法として
は、インキ着肉性の画素を親水性膨潤層上にインキジェ
ット法、電子写真法、感熱転写法、昇華転写法など公知
の画像形成技術を用いて物理的に疎水性画素を付着固定
して行う方法が挙げられる。
【0077】次に、本発明の印刷方法について説明す
る。
る。
【0078】本発明は、上記に説明した平版印刷版を用
い、版面に画像様に形成されたインキ被膜を転写材に転
写させ、該転写材のインキ付着表面を被印刷体に圧着す
ることによってインキを被印刷体に転写することを特徴
とする曲面オフセット印刷方法である。
い、版面に画像様に形成されたインキ被膜を転写材に転
写させ、該転写材のインキ付着表面を被印刷体に圧着す
ることによってインキを被印刷体に転写することを特徴
とする曲面オフセット印刷方法である。
【0079】本発明の印刷方法には公知のパッド印刷機
が用いられる。すなわち、シリコーンゴムなどからなる
転写パッドを転写材としたオフセット方式の曲面パッド
印刷機が用いられる。
が用いられる。すなわち、シリコーンゴムなどからなる
転写パッドを転写材としたオフセット方式の曲面パッド
印刷機が用いられる。
【0080】本発明の平版印刷版刷版を、上記の曲面オ
フセット印刷機の版胴に装着する。該版面上にはインキ
着けローラーが接触するに先立って、湿し水供給装置等
から湿し水を供給し、非画線部の親水性膨潤層を湿潤さ
せた状態で、続いてインキ着けローラーからインキが供
給される。
フセット印刷機の版胴に装着する。該版面上にはインキ
着けローラーが接触するに先立って、湿し水供給装置等
から湿し水を供給し、非画線部の親水性膨潤層を湿潤さ
せた状態で、続いてインキ着けローラーからインキが供
給される。
【0081】本発明に用いられる湿し水給水装置につい
て説明する。
て説明する。
【0082】本発明の平版印刷版はインキ反発層とし
て、保水性に優れた親水性膨潤層を用いるため、従来の
PS版に用いられる公知の給水装置を調整することなく
広い給水許容幅で任意に用いることが可能である。
て、保水性に優れた親水性膨潤層を用いるため、従来の
PS版に用いられる公知の給水装置を調整することなく
広い給水許容幅で任意に用いることが可能である。
【0083】本発明の印刷は、該印刷版を平版オフセッ
ト印刷機の版胴に装着し、湿し水供給装置等から該版面
に湿し水を供給することによってインキ反発性を発現す
る。本発明に用いられる給水装置としては、モルトンロ
ーラなどを用いた呼出し給水装置、ブラシや羽根などに
よる湿し水を跳ね飛ばす給水装置、スリーブなどを用い
る湿し水を拭き取る連続給水装置などが挙げられる。
ト印刷機の版胴に装着し、湿し水供給装置等から該版面
に湿し水を供給することによってインキ反発性を発現す
る。本発明に用いられる給水装置としては、モルトンロ
ーラなどを用いた呼出し給水装置、ブラシや羽根などに
よる湿し水を跳ね飛ばす給水装置、スリーブなどを用い
る湿し水を拭き取る連続給水装置などが挙げられる。
【0084】非画線部に対応した部分の親水性膨潤層は
湿し水を吸収し、膨潤することによってインキ反撥性と
なり、油性インキ被膜を接触させても該被膜は着肉され
ない。一方、画線部分に対応した部分は該非画線部と比
較して水膨潤性が低く、湿し水をほとんど吸収しないた
め、インキ受容性となり、引続いて版面に接触するイン
キ着けローラーから供給される印刷インキを受容し油性
インキ被膜が着肉する。該版表面に転写材(転写パッ
ド)を圧着(接触)させると画像様の印刷インキ被膜が
該パッド上に転写される。
湿し水を吸収し、膨潤することによってインキ反撥性と
なり、油性インキ被膜を接触させても該被膜は着肉され
ない。一方、画線部分に対応した部分は該非画線部と比
較して水膨潤性が低く、湿し水をほとんど吸収しないた
め、インキ受容性となり、引続いて版面に接触するイン
キ着けローラーから供給される印刷インキを受容し油性
インキ被膜が着肉する。該版表面に転写材(転写パッ
ド)を圧着(接触)させると画像様の印刷インキ被膜が
該パッド上に転写される。
【0085】その後、該パッドを被印刷体に圧着し、印
刷インキが転写され画像が形成される。
刷インキが転写され画像が形成される。
【0086】本発明の印刷方法で使用される湿し水は、
水ありPS版で使用されるエッチ液を用いることはもち
ろん可能であるが、添加物を一切含有しない純水を使用
することができる。
水ありPS版で使用されるエッチ液を用いることはもち
ろん可能であるが、添加物を一切含有しない純水を使用
することができる。
【0087】本発明の平版印刷版を用いて印刷する際に
は添加物を一切有さない純水を使用することが好まし
い。
は添加物を一切有さない純水を使用することが好まし
い。
【0088】また通常の平版印刷の場合、インキ着けロ
ーラーの接触毎に湿し水の供給が行なわれるが、本発明
の印刷方法の場合、湿潤した親水性膨潤層をインキ反撥
層として用いるため保水性に優れ、水膜をインキ反撥層
とするPS版と比較してインキ反撥性の保持能力が高い
ため、一度湿し水を供給すると数回以上のインキ着けロ
ーラーの接触の間、湿し水を供給せずに印刷することが
可能である。
ーラーの接触毎に湿し水の供給が行なわれるが、本発明
の印刷方法の場合、湿潤した親水性膨潤層をインキ反撥
層として用いるため保水性に優れ、水膜をインキ反撥層
とするPS版と比較してインキ反撥性の保持能力が高い
ため、一度湿し水を供給すると数回以上のインキ着けロ
ーラーの接触の間、湿し水を供給せずに印刷することが
可能である。
【0089】本発明の平版印刷版を印刷する際に使用さ
れる湿し水は、水ありPS版で使用されるエッチ液を用
いることはもちろん可能であるが、添加物を一切含有し
ない純水を使用することができる。
れる湿し水は、水ありPS版で使用されるエッチ液を用
いることはもちろん可能であるが、添加物を一切含有し
ない純水を使用することができる。
【0090】以下実施例により本発明をさらに詳しく説
明する。
明する。
【0091】
実施例 1 厚さ0.2mmのアルミ板(住友軽金属(株)製)に、表
1に示した親水性ポリマを用いた下記組成物を塗布した
後、150℃×60分間熱処理して2g/m2の厚みを
有する親水性膨潤層を塗設した。
1に示した親水性ポリマを用いた下記組成物を塗布した
後、150℃×60分間熱処理して2g/m2の厚みを
有する親水性膨潤層を塗設した。
【0092】 <親水性膨潤層組成(重量部)> (1)親水性ポリマ 28重量部 (2)テトラエチレングリコールジグリシジルエーテル 5重量部 (3)水性ラテックス「JSR0596」 65重量部 [カルボキシ変性スチレン−ブタジエン共重合ラテックス:大日本インキ 化学工業(株)製] (4)2−アミノプロピルトリメトキシシラン 2重量部 (5)精製水 900重量部 [親水性ポリマの合成例]1リットルの4ツ口セパラブ
ルフラスコに攪拌棒、温度計および窒素導入管を装着
し、これにNVA80g、アクリル酸ナトリウム20g
を280gの脱イオン水に溶解した水溶液を仕込んだ。
窒素ガスを約10分間導入して溶存酸素を追い出し、液
温度を30℃に上昇させ、重合開始剤として2,2´−
アゾビス−2−アミジノプロパン二塩酸塩の5%水溶液
を20g添加し、約10時間重合反応を行なった。得ら
れた各重合体の粘度はB型粘度計(0.2%水溶液:3
0℃回転数20rpm)で測定した結果、368cps
であった。
ルフラスコに攪拌棒、温度計および窒素導入管を装着
し、これにNVA80g、アクリル酸ナトリウム20g
を280gの脱イオン水に溶解した水溶液を仕込んだ。
窒素ガスを約10分間導入して溶存酸素を追い出し、液
温度を30℃に上昇させ、重合開始剤として2,2´−
アゾビス−2−アミジノプロパン二塩酸塩の5%水溶液
を20g添加し、約10時間重合反応を行なった。得ら
れた各重合体の粘度はB型粘度計(0.2%水溶液:3
0℃回転数20rpm)で測定した結果、368cps
であった。
【0093】上記のようにして塗設した親水性膨潤層上
に、下記組成の感光性組成物を塗布し、150℃×2分
間熱処理して感光性組成物を1.5g/m2 の重量で親
水性膨潤層中に含浸させた。
に、下記組成の感光性組成物を塗布し、150℃×2分
間熱処理して感光性組成物を1.5g/m2 の重量で親
水性膨潤層中に含浸させた。
【0094】その後、厚さ7ミクロンの二軸延伸ポリエ
チレンテレフタレートフィルム上にジアゾニウム塩化合
物をポリエステル樹脂に10重量%分散させたコート層
を2ミクロン塗設した保護層を非塗布面が版面と接する
ようにしてカレンダーローラーを用いてラミネートし、
ネガティブワーキング用の感光性平版印刷用原版を得
た。
チレンテレフタレートフィルム上にジアゾニウム塩化合
物をポリエステル樹脂に10重量%分散させたコート層
を2ミクロン塗設した保護層を非塗布面が版面と接する
ようにしてカレンダーローラーを用いてラミネートし、
ネガティブワーキング用の感光性平版印刷用原版を得
た。
【0095】 <感光性組成物(重量部)> (1)キシリレンジアミン/グリシジルメタクリレート=1:4モル比付加反応 物 5重量部 (2)1,9−ノナンジメタクリレート 20重量部 (3)ミヒラー氏ケトン 3重量部 (4)2,4−ジエチルチオキサントン 3重量部 (5)ハイドロキノンモノメチルエーテル 0.1重量部 (6)CIベイシックブルー7 0.5重量部 (7)エチルソロソルブ 69重量部 得られた平版印刷版は、高圧水銀灯「ジェットライト3
30」(3kw:オーク製作所(株)製)を用い、400
線/インチのコンベショナルスクリーンによるグラデー
ションパターンを貼込んだネガ原画フィルムを通して9
0秒間密着露光(3.6mW/cm2 )した。
30」(3kw:オーク製作所(株)製)を用い、400
線/インチのコンベショナルスクリーンによるグラデー
ションパターンを貼込んだネガ原画フィルムを通して9
0秒間密着露光(3.6mW/cm2 )した。
【0096】次いで、ラミネートしたフィルムを剥離
し、露出し原版表面に水道水(水温25℃)を用いてシ
ャワー水洗し、該表面を湿潤させた。
し、露出し原版表面に水道水(水温25℃)を用いてシ
ャワー水洗し、該表面を湿潤させた。
【0097】その結果、親水性膨潤層の未露光部分に含
浸していた感光性組成物が速やかに層外に抽出除去さ
れ、該部分はインキ反撥性の非画線部となった。
浸していた感光性組成物が速やかに層外に抽出除去さ
れ、該部分はインキ反撥性の非画線部となった。
【0098】一方、親水性膨潤層の露光部分は含浸して
いた感光性組成物が光硬化し、該層内部および表面付近
に強固に固定され、非画線部に対して水膨潤性の低いイ
ンキ着肉性の画線部となり、製版工程が完了した。
いた感光性組成物が光硬化し、該層内部および表面付近
に強固に固定され、非画線部に対して水膨潤性の低いイ
ンキ着肉性の画線部となり、製版工程が完了した。
【0099】得られた刷版は、太平工業(株)製のパッ
ド印刷機「T−15型」の版台上に両面テープで接着固
定した。次に、該版面を市販の精製水を用いてウエスに
て湿潤させた後、全面に大日本インキ(株)製スクリー
ン用インキをハンドローラにて供給した。その結果画線
部のみにインキが付着し、該付着画像をシリコーンゴム
パッド(ショアA硬度6)上に転写し、最後にABS樹
脂製ガスライタの局面部分に印刷を施した。得られた印
刷物はシャープかつインキの転移量も均一でかつ十分な
ものであった。
ド印刷機「T−15型」の版台上に両面テープで接着固
定した。次に、該版面を市販の精製水を用いてウエスに
て湿潤させた後、全面に大日本インキ(株)製スクリー
ン用インキをハンドローラにて供給した。その結果画線
部のみにインキが付着し、該付着画像をシリコーンゴム
パッド(ショアA硬度6)上に転写し、最後にABS樹
脂製ガスライタの局面部分に印刷を施した。得られた印
刷物はシャープかつインキの転移量も均一でかつ十分な
ものであった。
【0100】
【発明の効果】従来のドライオフセット印刷の凹部形成
にかえて湿し水存在下で、クッション性を有するインキ
反撥層を用い、転写パッドなどにインキを転移させる曲
面オフセット印刷を実現できる。
にかえて湿し水存在下で、クッション性を有するインキ
反撥層を用い、転写パッドなどにインキを転移させる曲
面オフセット印刷を実現できる。
【図1】本発明に用いられる平版印刷版の親水性膨潤層
の相分離構造の一例を表す。
の相分離構造の一例を表す。
【図2】本発明に用いられる平版印刷版の親水性膨潤層
の相分離構造の一例を表す。
の相分離構造の一例を表す。
【図3】本発明に用いられる平版印刷版の親水性膨潤層
の相分離構造の一例を表す。
の相分離構造の一例を表す。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年12月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に用いられる平版印刷版の親水性膨潤
層の相分離構造の一例を模式的に表したものである。
層の相分離構造の一例を模式的に表したものである。
【図2】 本発明に用いられる平版印刷版の親水性膨潤
層の相分離構造の一例を模式的に表したものである。
層の相分離構造の一例を模式的に表したものである。
【図3】 本発明に用いられる平版印刷版の親水性膨潤
層の相分離構造の一例を模式的に表したものである。
層の相分離構造の一例を模式的に表したものである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
Claims (1)
- 【請求項1】 基板上に非画線部に対応する部分に親水
性膨潤層を備え、画線部に対応する部分に疎水性表面を
備えた平版印刷版を用いた印刷方法において、該親水性
膨潤層を湿潤させた状態で版表面に油性インキ被膜を接
触させ、画線部に対応した疎水性表面のみに該油性イン
キ被膜を着肉させたのち、転写材を該版表面に接触させ
てインキを転写させ、該転写材のインキ付着面を被印刷
体に圧着することによってインキを転写することを特徴
とする曲面オフセット印刷方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20444495A JPH0952464A (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | 曲面オフセット印刷方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20444495A JPH0952464A (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | 曲面オフセット印刷方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0952464A true JPH0952464A (ja) | 1997-02-25 |
Family
ID=16490635
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20444495A Pending JPH0952464A (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | 曲面オフセット印刷方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0952464A (ja) |
-
1995
- 1995-08-10 JP JP20444495A patent/JPH0952464A/ja active Pending
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