JPH0958105A - インク含浸体及びそれを用いたスタンプ装置 - Google Patents
インク含浸体及びそれを用いたスタンプ装置Info
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- JPH0958105A JPH0958105A JP21440795A JP21440795A JPH0958105A JP H0958105 A JPH0958105 A JP H0958105A JP 21440795 A JP21440795 A JP 21440795A JP 21440795 A JP21440795 A JP 21440795A JP H0958105 A JPH0958105 A JP H0958105A
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Landscapes
- Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 多色で目だち易い穿孔画像を一つで簡単に得
られるインク含浸体及びそれを用いたスタンプ装置を提
供すること。 【解決手段】 発泡体(インク含浸体)に非磁性インク
と磁性インクとを含浸させる。磁性インクと非磁性イン
クは互いに異なる色に着色されており、磁界を作用/不
作用してスタンプすることにより色替えを容易に行え
る。スタンプ装置としては、インキ不透過性の基材と、
発泡体と、この発泡体を覆い、印字面を形成する熱可塑
性フィルムからなる感熱性孔版原紙とを備える孔版印刷
原板10を加熱穿孔し、これをスタンプ部材(保持体)
34に装着するタイプのものが好適に使用でき、スタン
プ部材34と孔版印刷原板10との間に永久磁石45を
任意に配置させる。
られるインク含浸体及びそれを用いたスタンプ装置を提
供すること。 【解決手段】 発泡体(インク含浸体)に非磁性インク
と磁性インクとを含浸させる。磁性インクと非磁性イン
クは互いに異なる色に着色されており、磁界を作用/不
作用してスタンプすることにより色替えを容易に行え
る。スタンプ装置としては、インキ不透過性の基材と、
発泡体と、この発泡体を覆い、印字面を形成する熱可塑
性フィルムからなる感熱性孔版原紙とを備える孔版印刷
原板10を加熱穿孔し、これをスタンプ部材(保持体)
34に装着するタイプのものが好適に使用でき、スタン
プ部材34と孔版印刷原板10との間に永久磁石45を
任意に配置させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数色に発色させる
ためのインク含浸体及び、そのインク含浸体を用いたス
タンプ装置に関する。
ためのインク含浸体及び、そのインク含浸体を用いたス
タンプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、凸版印刷や孔版印刷に使用するイ
ンク含浸体としては、単色のインクが含浸されたものが
使用されている。凸版印刷にあっては凸版をインク含浸
体に接触させて印面にインク含浸体からインクを転写さ
せ、その印面を紙等の被印字物に押圧してスタンプ像を
印刷する。
ンク含浸体としては、単色のインクが含浸されたものが
使用されている。凸版印刷にあっては凸版をインク含浸
体に接触させて印面にインク含浸体からインクを転写さ
せ、その印面を紙等の被印字物に押圧してスタンプ像を
印刷する。
【0003】一方、孔版印刷にあっては、例えば、特開
平4−166390号公報に記載されているように、孔
版印刷用原板を使用するものが知られている。図6に示
すように、この孔版印刷用原板50は熱可塑性フィルム
52と多孔性支持体54とが接着されてなる感熱性孔版
原紙56と、感熱性孔版原紙56の多孔性支持体54側
に配置された水性または油性インキが含浸された不織布
58と、インキ不透過性の基材であるフィルム60と
が、順次積層されて接着された構成となっている。そし
て上記孔版印刷用原板50は、サーマルヘッドを用いた
製版装置により感熱性孔版原紙56の熱可塑性フィルム
52面を加熱溶融することにより穿孔画像が形成され
る。以下、穿孔画像の形成を製版と称する。
平4−166390号公報に記載されているように、孔
版印刷用原板を使用するものが知られている。図6に示
すように、この孔版印刷用原板50は熱可塑性フィルム
52と多孔性支持体54とが接着されてなる感熱性孔版
原紙56と、感熱性孔版原紙56の多孔性支持体54側
に配置された水性または油性インキが含浸された不織布
58と、インキ不透過性の基材であるフィルム60と
が、順次積層されて接着された構成となっている。そし
て上記孔版印刷用原板50は、サーマルヘッドを用いた
製版装置により感熱性孔版原紙56の熱可塑性フィルム
52面を加熱溶融することにより穿孔画像が形成され
る。以下、穿孔画像の形成を製版と称する。
【0004】次に、製版された孔版印刷用原板50は、
グリップを備えた保持体(以下、スタンプ部材と称す
る)に装着され、印刷用紙に対してスタンプ部材を押下
することにより孔版印刷が行われる。前記不織布58が
インク含浸体に相当するものであるが、この含浸体に含
浸されるインクもまた単色のインクである。
グリップを備えた保持体(以下、スタンプ部材と称す
る)に装着され、印刷用紙に対してスタンプ部材を押下
することにより孔版印刷が行われる。前記不織布58が
インク含浸体に相当するものであるが、この含浸体に含
浸されるインクもまた単色のインクである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
インク含浸体及びそれを用いたスタンプ装置にあって
は、水性または油性インキが一種類含浸されているのみ
であり、即ち、単色のスタンプ像が形成されるのみであ
る。従って、異なる色で同じ形のスタンプ像を形成した
い場合には、異なる色のインキを備えたインク含浸体
(孔版印刷用原板)を別に準備する必要があり、経済的
に高価になるばかりかそれらの保存スペースが多く必要
になり、まして、色を替える際のインク含浸体(孔版印
刷用原板)の交換が煩わしいという問題がある。
インク含浸体及びそれを用いたスタンプ装置にあって
は、水性または油性インキが一種類含浸されているのみ
であり、即ち、単色のスタンプ像が形成されるのみであ
る。従って、異なる色で同じ形のスタンプ像を形成した
い場合には、異なる色のインキを備えたインク含浸体
(孔版印刷用原板)を別に準備する必要があり、経済的
に高価になるばかりかそれらの保存スペースが多く必要
になり、まして、色を替える際のインク含浸体(孔版印
刷用原板)の交換が煩わしいという問題がある。
【0006】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、その目的は、色替え時にインク含
浸体(孔版印刷用原板)の交換が不要でそれらの保存ス
ペースを低減することができしかも安価であるインク含
浸体及びそれを用いたスタンプ装置を提供するにある。
なされたものであり、その目的は、色替え時にインク含
浸体(孔版印刷用原板)の交換が不要でそれらの保存ス
ペースを低減することができしかも安価であるインク含
浸体及びそれを用いたスタンプ装置を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため本発明の請求項
1に記載のインク含浸体は、所定色に着色された非磁性
インクと、その非磁性インクとは異なる色に着色された
磁性インクとが含浸されており、スタンプ像を形成する
際に、磁石等の磁界を近づけることにより磁性インクが
磁界の方向に引き付けられ、この状態のままスタンプ像
を形成すると、非磁性インクのみまたは磁性インクのみ
によりスタンプ像が形成される。つまり、凸版印刷の場
合、インク含浸体に対して磁界が作用する側に印面を接
触させれば磁性インクが印面に転写され、それとは反対
側に印面を接触させれば非磁性インクが印面に転写され
ることになる。また、インク含浸体に磁界を作用させな
い場合には、磁性インクと非磁性インクとが混色し、そ
の混色した色が印面に転写されることとなるのである。
1に記載のインク含浸体は、所定色に着色された非磁性
インクと、その非磁性インクとは異なる色に着色された
磁性インクとが含浸されており、スタンプ像を形成する
際に、磁石等の磁界を近づけることにより磁性インクが
磁界の方向に引き付けられ、この状態のままスタンプ像
を形成すると、非磁性インクのみまたは磁性インクのみ
によりスタンプ像が形成される。つまり、凸版印刷の場
合、インク含浸体に対して磁界が作用する側に印面を接
触させれば磁性インクが印面に転写され、それとは反対
側に印面を接触させれば非磁性インクが印面に転写され
ることになる。また、インク含浸体に磁界を作用させな
い場合には、磁性インクと非磁性インクとが混色し、そ
の混色した色が印面に転写されることとなるのである。
【0008】また、孔版印刷の場合、インク含浸体に対
して磁界が作用する側に孔版を配置すれば磁性インクに
よりスタンプ像が形成され、それとは反対側に孔版を配
置すれば非磁性インクによりスタンプ像が形成されるこ
ととなる。また、インク含浸体に磁界を作用させない場
合には磁性インクと非磁性インクとが混色し、その混色
した色によりスタンプ像が形成されることとなるのであ
る。
して磁界が作用する側に孔版を配置すれば磁性インクに
よりスタンプ像が形成され、それとは反対側に孔版を配
置すれば非磁性インクによりスタンプ像が形成されるこ
ととなる。また、インク含浸体に磁界を作用させない場
合には磁性インクと非磁性インクとが混色し、その混色
した色によりスタンプ像が形成されることとなるのであ
る。
【0009】また、請求項2に記載のスタンプ装置は、
インク不透過性の基材と、インク含浸体と、該インク含
浸体を覆い、印字面を形成する熱可塑性フィルムからな
る感熱性孔版原紙とを備える孔版印刷用原板と、その孔
版印刷用原板を保持する保持体とを有し、その孔版印刷
用原板の感熱性孔版原紙が製版時に加熱穿孔され、形成
された穿孔から転写面にインクが転写されるスタンプ装
置であって、前記インク含浸体に、所定色に着色された
非磁性インクと、その非磁性インクとは異なる色に着色
された磁性インクとが含浸されたものである。従って、
請求項1の孔版印刷の場合と同様に、インク含浸体に対
し、穿孔が形成された感熱性孔版原紙側に磁界を作用さ
せた状態で加圧すれば磁性インクのみが穿孔部を通って
被印字媒体にスタンプ像として転写され、それとは反対
側に磁界を作用させた状態で加圧すれば非磁性インクの
みが穿孔部を通って被印字媒体にスタンプ像として転写
されることになる。また、インク含浸体に磁界を作用さ
せない場合には、磁性インクと非磁性インクとが穿孔部
を通って被印字媒体にスタンプ像として転写され、これ
らが混色することにより更に別の色のスタンプ像が形成
されることとなる。また、請求項3に記載のスタンプ装
置は、前記保持体と前記孔版印刷用原板との間に設けら
れた磁界発生手段により孔版印刷原板のインク含浸体に
磁界が作用されるので、小型化が可能となるのである。
インク不透過性の基材と、インク含浸体と、該インク含
浸体を覆い、印字面を形成する熱可塑性フィルムからな
る感熱性孔版原紙とを備える孔版印刷用原板と、その孔
版印刷用原板を保持する保持体とを有し、その孔版印刷
用原板の感熱性孔版原紙が製版時に加熱穿孔され、形成
された穿孔から転写面にインクが転写されるスタンプ装
置であって、前記インク含浸体に、所定色に着色された
非磁性インクと、その非磁性インクとは異なる色に着色
された磁性インクとが含浸されたものである。従って、
請求項1の孔版印刷の場合と同様に、インク含浸体に対
し、穿孔が形成された感熱性孔版原紙側に磁界を作用さ
せた状態で加圧すれば磁性インクのみが穿孔部を通って
被印字媒体にスタンプ像として転写され、それとは反対
側に磁界を作用させた状態で加圧すれば非磁性インクの
みが穿孔部を通って被印字媒体にスタンプ像として転写
されることになる。また、インク含浸体に磁界を作用さ
せない場合には、磁性インクと非磁性インクとが穿孔部
を通って被印字媒体にスタンプ像として転写され、これ
らが混色することにより更に別の色のスタンプ像が形成
されることとなる。また、請求項3に記載のスタンプ装
置は、前記保持体と前記孔版印刷用原板との間に設けら
れた磁界発生手段により孔版印刷原板のインク含浸体に
磁界が作用されるので、小型化が可能となるのである。
【0010】また、請求項3に記載のスタンプ装置は、
磁界発生手段は着脱可能な磁石であるので、安価なもの
となるのである。
磁界発生手段は着脱可能な磁石であるので、安価なもの
となるのである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明をスタンプ装置に具
体化した実施の形態の一例を図面を参照して説明する。
体化した実施の形態の一例を図面を参照して説明する。
【0012】本発明の孔版印刷用原板の断面図である図
1と分解斜視図である図2を参照して構成を説明する。
孔版印刷用原板10は、大きく分けると、熱可塑性フィ
ルム11と多孔性支持体13とからなる感熱性孔版原紙
12と、インキが含浸された発泡体(インク含浸体)1
6を取り囲むように開口部181が形成された枠体18
と、インキ不透過性の基材であるフィルム20とから構
成されている。この枠体18の一側面に前記感熱性孔版
原紙の12の多孔性支持体13側が接着剤層15により
接着固定されている。また、この枠体18の開口部18
1には前記発泡体16が収容され、更に前記枠体18の
他側面にフィルム20が接着剤層15により接着固定さ
れている。このため、前記発泡体16は、フィルム2
0,枠体18,感熱性孔版原紙12により覆われた状態
となっている。ここで、前記発泡体16の厚さは、前記
枠体18の厚さよりも厚く形成されている。
1と分解斜視図である図2を参照して構成を説明する。
孔版印刷用原板10は、大きく分けると、熱可塑性フィ
ルム11と多孔性支持体13とからなる感熱性孔版原紙
12と、インキが含浸された発泡体(インク含浸体)1
6を取り囲むように開口部181が形成された枠体18
と、インキ不透過性の基材であるフィルム20とから構
成されている。この枠体18の一側面に前記感熱性孔版
原紙の12の多孔性支持体13側が接着剤層15により
接着固定されている。また、この枠体18の開口部18
1には前記発泡体16が収容され、更に前記枠体18の
他側面にフィルム20が接着剤層15により接着固定さ
れている。このため、前記発泡体16は、フィルム2
0,枠体18,感熱性孔版原紙12により覆われた状態
となっている。ここで、前記発泡体16の厚さは、前記
枠体18の厚さよりも厚く形成されている。
【0013】前記感熱性孔版原紙12に使用される熱可
塑性フィルム11の材料として、本実施例では、厚さ2
μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(以下PE
Tフィルムと略称する)を用いている。他には例えばポ
リプロピレン、塩化ビニリデン−塩化ビニル共重合体等
のフィルムが挙げられる。
塑性フィルム11の材料として、本実施例では、厚さ2
μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(以下PE
Tフィルムと略称する)を用いている。他には例えばポ
リプロピレン、塩化ビニリデン−塩化ビニル共重合体等
のフィルムが挙げられる。
【0014】PETフィルムを用いる場合、その厚みと
しては1μm〜4μmが好ましい。1μm未満のPET
フィルムは製造コストが高く、また強度も弱く実用的で
はない。一方、一般のサーマルヘッドでは50mJ/m
m2程度のエネルギーしか印加できないために、4μm
以上のものを用いても穿孔できない。
しては1μm〜4μmが好ましい。1μm未満のPET
フィルムは製造コストが高く、また強度も弱く実用的で
はない。一方、一般のサーマルヘッドでは50mJ/m
m2程度のエネルギーしか印加できないために、4μm
以上のものを用いても穿孔できない。
【0015】多孔性支持体13には、例えば、マニラ
麻、こうぞ、みつまた等の天然繊維、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリビニルアルコール、ポリアクリロニト
リル等の合成繊維、レーヨン等の半合成繊維を主原料と
した多孔性薄葉紙が用いられる。
麻、こうぞ、みつまた等の天然繊維、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリビニルアルコール、ポリアクリロニト
リル等の合成繊維、レーヨン等の半合成繊維を主原料と
した多孔性薄葉紙が用いられる。
【0016】図2に示すように、上記の構成の感熱性孔
版原紙12は、中央部に前記発泡体16の大きさに応じ
た開口部181が設けられた枠体18に対し、四辺を接
着剤層15により接着され、枠体18の反対側には、フ
ィルム20が接着剤層15により接着されている。
版原紙12は、中央部に前記発泡体16の大きさに応じ
た開口部181が設けられた枠体18に対し、四辺を接
着剤層15により接着され、枠体18の反対側には、フ
ィルム20が接着剤層15により接着されている。
【0017】上述した孔版印刷用原板10は、図示しな
い製版装置により製版される。製版装置としては、感熱
性孔版原紙12の熱可塑性フィルム11面を印字情報に
応じて鏡像印字がなされるようにサーマルヘッドにより
選択的に加熱し、熱可塑性フィルム11の所定の部分を
加熱溶融して穿孔する装置が用いられる。製版時には、
サーマルヘッドは所定の押圧力により孔版印刷用原板1
0に当接され、前記孔版原紙12には穿孔が形成され
る。
い製版装置により製版される。製版装置としては、感熱
性孔版原紙12の熱可塑性フィルム11面を印字情報に
応じて鏡像印字がなされるようにサーマルヘッドにより
選択的に加熱し、熱可塑性フィルム11の所定の部分を
加熱溶融して穿孔する装置が用いられる。製版時には、
サーマルヘッドは所定の押圧力により孔版印刷用原板1
0に当接され、前記孔版原紙12には穿孔が形成され
る。
【0018】前記発泡体16には、気泡径が0.2mm以上
望ましくは、0.4mm以上で気泡が連続した発泡体が好適
に用いられる。気泡径が0.2mm未満であると、含浸が困
難となるだけでなく、発泡体内でのインキの移動も困難
となり、版上の一部分でインキが消費された場合、周り
からのインキの補充が不十分となり、穿孔画像のかすれ
が起こる。前記発泡体16の材質としては、一例として
ポリウレタン、NBR(アクリロニトリルブタジエンゴ
ム)、ポリエチレンなどが用いられる。
望ましくは、0.4mm以上で気泡が連続した発泡体が好適
に用いられる。気泡径が0.2mm未満であると、含浸が困
難となるだけでなく、発泡体内でのインキの移動も困難
となり、版上の一部分でインキが消費された場合、周り
からのインキの補充が不十分となり、穿孔画像のかすれ
が起こる。前記発泡体16の材質としては、一例として
ポリウレタン、NBR(アクリロニトリルブタジエンゴ
ム)、ポリエチレンなどが用いられる。
【0019】本実施の形態の孔版印刷用原板の前記発泡
体16には、図3に示すように、所定色(例えば黄色)
に着色された非磁性インクである第一のインク1と、第
一のインクとは異なる色(例えば緑色)に着色された磁
性インクである第二のインク2の互いに相溶しない二種
類のインクが含浸されている。含浸する方法としては、
真空含浸等で行うことができる。非磁性インクとして
は、水性のものや油性のものが使用可能である。磁性イ
ンクとしては鉄を成分としたものが好ましい。
体16には、図3に示すように、所定色(例えば黄色)
に着色された非磁性インクである第一のインク1と、第
一のインクとは異なる色(例えば緑色)に着色された磁
性インクである第二のインク2の互いに相溶しない二種
類のインクが含浸されている。含浸する方法としては、
真空含浸等で行うことができる。非磁性インクとして
は、水性のものや油性のものが使用可能である。磁性イ
ンクとしては鉄を成分としたものが好ましい。
【0020】これらのインクの組成としては、非磁性イ
ンクである第一のインク1は公知の手法を用いて製造さ
れたものを使用することができる。磁性インクである第
二のインク2は液相中に、粒子径が100前後或いはそ
れ以下の、いわゆるコロイドサイズの磁性体微粉末を分
散させたコロイド液で、一般に磁性流体と呼ばれるもの
を使用することができる。この磁性流体に着色する手段
としては、顔料、染料等を含ませるという方法がある。
さらに磁性体微粉末としては、例えば、Fe3O4、γ-
Fe2O3、CoーγーFe2O3、CrO2、BaO・6Fe
2O3等があげられる。
ンクである第一のインク1は公知の手法を用いて製造さ
れたものを使用することができる。磁性インクである第
二のインク2は液相中に、粒子径が100前後或いはそ
れ以下の、いわゆるコロイドサイズの磁性体微粉末を分
散させたコロイド液で、一般に磁性流体と呼ばれるもの
を使用することができる。この磁性流体に着色する手段
としては、顔料、染料等を含ませるという方法がある。
さらに磁性体微粉末としては、例えば、Fe3O4、γ-
Fe2O3、CoーγーFe2O3、CrO2、BaO・6Fe
2O3等があげられる。
【0021】これら二種のインクを含浸した発泡体16
を内包し、製版装置により製版された孔版印刷用原板1
0は、図4に示すように非磁性のスタンプ部材34に装
着される。スタンプ部材34は、取っ手部36と取り付
け凹部361とから構成されている。この取り付け凹部
361には、非磁性のスペーサ44にクッション層38
及び粘着剤層40が順次接着された第1の取り付け部A
と、永久磁石(磁界発生手段)45にクッション層38
及び粘着剤層40が順次接着された第2の取り付け部B
とが交換可能に装着される。このような構成とする替わ
りに、永久磁石45のみをスタンプ部材34から着脱す
る構成としてもよい。これらの第1の取り付け部A及び
第2の取り付け部Bの粘着剤層40に前記孔版印刷用原
板10のフィルム20面側が粘着され保持されることに
なる。孔版印刷用原板10は粘着剤層40を介して保持
されているのみなので必要に応じて容易に引き剥し可能
である。
を内包し、製版装置により製版された孔版印刷用原板1
0は、図4に示すように非磁性のスタンプ部材34に装
着される。スタンプ部材34は、取っ手部36と取り付
け凹部361とから構成されている。この取り付け凹部
361には、非磁性のスペーサ44にクッション層38
及び粘着剤層40が順次接着された第1の取り付け部A
と、永久磁石(磁界発生手段)45にクッション層38
及び粘着剤層40が順次接着された第2の取り付け部B
とが交換可能に装着される。このような構成とする替わ
りに、永久磁石45のみをスタンプ部材34から着脱す
る構成としてもよい。これらの第1の取り付け部A及び
第2の取り付け部Bの粘着剤層40に前記孔版印刷用原
板10のフィルム20面側が粘着され保持されることに
なる。孔版印刷用原板10は粘着剤層40を介して保持
されているのみなので必要に応じて容易に引き剥し可能
である。
【0022】前記第1の取り付け部Aをスタンプ部材3
4に装着し、製版された前記孔版印刷用原板10をスタ
ンプ部材34に保持させた状態で被印刷媒体としての印
刷用紙(転写面)42に対して押圧すると、発泡体16
が圧縮されそれに含浸された非磁性インクである第一の
インク1と、磁性インクである第二のインク2とが印面
の穿孔部分より滲み出て印刷用紙42上に第一のインク
1と第二のインク2の両方のインクが転写される。この
時、スタンプ像は、異なる色調を持つ2つのインクの混
合された色(例えば第一のインク1が黄色で第二のイン
ク2が緑色の場合は混色により黄緑色)となって見える
のである。
4に装着し、製版された前記孔版印刷用原板10をスタ
ンプ部材34に保持させた状態で被印刷媒体としての印
刷用紙(転写面)42に対して押圧すると、発泡体16
が圧縮されそれに含浸された非磁性インクである第一の
インク1と、磁性インクである第二のインク2とが印面
の穿孔部分より滲み出て印刷用紙42上に第一のインク
1と第二のインク2の両方のインクが転写される。この
時、スタンプ像は、異なる色調を持つ2つのインクの混
合された色(例えば第一のインク1が黄色で第二のイン
ク2が緑色の場合は混色により黄緑色)となって見える
のである。
【0023】次に、前記第2の取り付け部Bをスタンプ
部材34に装着し、製版された前記孔版印刷用原板10
をスタンプ部材34に保持させた状態で印刷用紙(転写
面)42に対して押圧すると、前記永久磁石45の磁力
(磁界)により磁性インクである第二のインク2が発泡
体16内部で永久磁石45側に引き付けられ、非磁性イ
ンクである第一のインク1のみが孔版印刷用原板10の
熱可塑性フィルム11の加熱穿孔部分から印刷用紙42
へ転写される。このため、印刷用紙42に第一のインク
1のみでスタンプ像が形成されることとなる。
部材34に装着し、製版された前記孔版印刷用原板10
をスタンプ部材34に保持させた状態で印刷用紙(転写
面)42に対して押圧すると、前記永久磁石45の磁力
(磁界)により磁性インクである第二のインク2が発泡
体16内部で永久磁石45側に引き付けられ、非磁性イ
ンクである第一のインク1のみが孔版印刷用原板10の
熱可塑性フィルム11の加熱穿孔部分から印刷用紙42
へ転写される。このため、印刷用紙42に第一のインク
1のみでスタンプ像が形成されることとなる。
【0024】このように、必要に応じて第1の取り付け
部Aと第2の取り付け部Bとを択一的に使用する(磁界
をインク含浸体に作用もしくは不作用とする)ことによ
り、2色のスタンプ像を形成することができるのであ
る。
部Aと第2の取り付け部Bとを択一的に使用する(磁界
をインク含浸体に作用もしくは不作用とする)ことによ
り、2色のスタンプ像を形成することができるのであ
る。
【0025】また、永久磁石を孔版印刷用原板10の熱
可塑性フィルム側に配置しておく態様も可能であるが、
その場合には、磁性インクである第二のインク2が発泡
体16内部で永久磁石45側(熱可塑性フィルム側)に
引き付けられ、スタンプ部材34を印刷用紙42に押圧
することにより、第二のインク2のみでスタンプ像を形
成することができるのである。この態様としては、スタ
ンプ部材34に孔版印刷用原板10の熱可塑性フィルム
を覆うようにキャップを装着し、そのキャップに永久磁
石を保持させた構造のものを準備し、スタンプ像(押し
印)形成直前にキャップを取り外すようにしたものが考
えられる。
可塑性フィルム側に配置しておく態様も可能であるが、
その場合には、磁性インクである第二のインク2が発泡
体16内部で永久磁石45側(熱可塑性フィルム側)に
引き付けられ、スタンプ部材34を印刷用紙42に押圧
することにより、第二のインク2のみでスタンプ像を形
成することができるのである。この態様としては、スタ
ンプ部材34に孔版印刷用原板10の熱可塑性フィルム
を覆うようにキャップを装着し、そのキャップに永久磁
石を保持させた構造のものを準備し、スタンプ像(押し
印)形成直前にキャップを取り外すようにしたものが考
えられる。
【0026】尚、本発明は前述の実施の態様にのみ限定
されるものではなく、種々の変形が可能である。例え
ば、磁界発生手段としては、前述の永久磁石のみだけで
はなく、電磁石を採用することが可能である。この場合
には、磁界をインク含浸体に作用させる場合には電磁石
に通電し、磁界をインク含浸体に作用させない場合には
通電を解除すればよく、前述の実施態様のように、永久
磁石を着脱する必要がなく、これを紛失する恐れはなく
なるのである。
されるものではなく、種々の変形が可能である。例え
ば、磁界発生手段としては、前述の永久磁石のみだけで
はなく、電磁石を採用することが可能である。この場合
には、磁界をインク含浸体に作用させる場合には電磁石
に通電し、磁界をインク含浸体に作用させない場合には
通電を解除すればよく、前述の実施態様のように、永久
磁石を着脱する必要がなく、これを紛失する恐れはなく
なるのである。
【0027】また、実施の態様としては、前述の孔版印
刷方式だけではなく、凸版印刷方式にも転用が可能であ
る。即ち、インク含浸体を支持板上に固定したスタンプ
台に応用することが可能である。この場合には、スタン
プ部材の印面は所定の形状に突出形成された形態として
準備され、その印面をインク含浸体に接触されるもので
あるが、スタンプ部材側に永久磁石や電磁石等の磁界発
生手段を設ければ良いのである。その態様の説明は、前
述の実施態様のインク含浸体及びスタンプ部材34の説
明により自明であるので更なる詳細な説明は省略する。
刷方式だけではなく、凸版印刷方式にも転用が可能であ
る。即ち、インク含浸体を支持板上に固定したスタンプ
台に応用することが可能である。この場合には、スタン
プ部材の印面は所定の形状に突出形成された形態として
準備され、その印面をインク含浸体に接触されるもので
あるが、スタンプ部材側に永久磁石や電磁石等の磁界発
生手段を設ければ良いのである。その態様の説明は、前
述の実施態様のインク含浸体及びスタンプ部材34の説
明により自明であるので更なる詳細な説明は省略する。
【0028】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、請
求項1に記載のインク含浸体は、所定色に着色された非
磁性インクと、その非磁性インクとは異なる色に着色さ
れた磁性インクとが含浸されているので、色替え時にイ
ンク含浸体(孔版印刷用原板)の交換が不要でそれらの
保存スペースを低減することができしかも安価であると
いう効果を有する。
求項1に記載のインク含浸体は、所定色に着色された非
磁性インクと、その非磁性インクとは異なる色に着色さ
れた磁性インクとが含浸されているので、色替え時にイ
ンク含浸体(孔版印刷用原板)の交換が不要でそれらの
保存スペースを低減することができしかも安価であると
いう効果を有する。
【0029】一方、請求項2に記載のスタンプ装置は、
インク不透過性の基材と、インク含浸体と、該インク含
浸体を覆い、印字面を形成する熱可塑性フィルムからな
る感熱性孔版原紙とを備える孔版印刷用原板と、その孔
版印刷用原板を保持する保持体とを有し、その孔版印刷
用原板の感熱性孔版原紙が製版時に加熱穿孔され、形成
された穿孔から転写面にインクが転写されるスタンプ装
置であって、前記インク含浸体に、所定色に着色された
非磁性インクと、その非磁性インクとは異なる色に着色
された磁性インクとが含浸されたものである。従って、
請求項1の孔版印刷の場合と同様に、色替え時にインク
含浸体(孔版印刷用原板)の交換が不要でそれらの保存
スペースを低減することができしかも安価であるという
効果を有する。
インク不透過性の基材と、インク含浸体と、該インク含
浸体を覆い、印字面を形成する熱可塑性フィルムからな
る感熱性孔版原紙とを備える孔版印刷用原板と、その孔
版印刷用原板を保持する保持体とを有し、その孔版印刷
用原板の感熱性孔版原紙が製版時に加熱穿孔され、形成
された穿孔から転写面にインクが転写されるスタンプ装
置であって、前記インク含浸体に、所定色に着色された
非磁性インクと、その非磁性インクとは異なる色に着色
された磁性インクとが含浸されたものである。従って、
請求項1の孔版印刷の場合と同様に、色替え時にインク
含浸体(孔版印刷用原板)の交換が不要でそれらの保存
スペースを低減することができしかも安価であるという
効果を有する。
【0030】また、請求項3に記載のスタンプ装置は、
前記保持体と前記孔版印刷用原板との間に設けられた磁
界発生手段により孔版印刷原板のインク含浸体に磁界が
作用されるので、請求項2の効果に加え、容易且つ確実
に色替えができしかも小型化が可能であるという効果を
有する。
前記保持体と前記孔版印刷用原板との間に設けられた磁
界発生手段により孔版印刷原板のインク含浸体に磁界が
作用されるので、請求項2の効果に加え、容易且つ確実
に色替えができしかも小型化が可能であるという効果を
有する。
【0031】また、請求項4に記載のスタンプ装置は、
磁界発生手段は着脱可能な磁石であるので、請求項3の
効果に加え、安価にできるという効果を有する。
磁界発生手段は着脱可能な磁石であるので、請求項3の
効果に加え、安価にできるという効果を有する。
【図1】発明の本実施の形態の一例の孔版印刷用原板の
断面図である。
断面図である。
【図2】その孔版印刷用原板の分解斜視図である。
【図3】磁性インクと非磁性インクが含浸された発泡体
(インク含浸体)の説明図である。
(インク含浸体)の説明図である。
【図4】第2の取り付け部Bが装着されたスタンプ部材
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図5】第1の取り付け部Aが装着されたスタンプ部材
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図6】従来の孔版印刷用原板の断面図である。
1 非磁性インクである第一のインク 2 磁性インクである第二のインク 10 孔版印刷用原板 11 熱可塑性フィルム 12 感熱性孔版原紙 13 多孔性薄葉紙 16 発泡体 44 スペーサ 45 永久磁石
Claims (4)
- 【請求項1】所定色に着色された非磁性インクと、その
非磁性インクとは異なる色に着色された磁性インクとが
含浸されたインク含浸体。 - 【請求項2】インク不透過性の基材と、インク含浸体
と、該インク含浸体を覆い、印字面を形成する熱可塑性
フィルムからなる感熱性孔版原紙とを備える孔版印刷用
原板と、その孔版印刷用原板を保持する保持体とを有
し、その孔版印刷用原板の感熱性孔版原紙が製版時に加
熱穿孔され、形成された穿孔から転写面にインクが転写
されるスタンプ装置において、 前記インク含浸体に、所定色に着色された非磁性インク
と、その非磁性インクとは異なる色に着色された磁性イ
ンクとが含浸されていることを特徴とするスタンプ装
置。 - 【請求項3】前記保持体と前記孔版印刷用原板との間に
磁界発生手段を設けたことを特徴とする請求項2に記載
のスタンプ装置。 - 【請求項4】前記磁界発生手段は着脱可能な磁石である
ことを特徴とする請求項3に記載のスタンプ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21440795A JPH0958105A (ja) | 1995-08-23 | 1995-08-23 | インク含浸体及びそれを用いたスタンプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21440795A JPH0958105A (ja) | 1995-08-23 | 1995-08-23 | インク含浸体及びそれを用いたスタンプ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0958105A true JPH0958105A (ja) | 1997-03-04 |
Family
ID=16655286
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21440795A Pending JPH0958105A (ja) | 1995-08-23 | 1995-08-23 | インク含浸体及びそれを用いたスタンプ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0958105A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103587263A (zh) * | 2012-05-15 | 2014-02-19 | 特罗戴有限公司 | 印模及使用印模颜料浸湿印模颜料存储器的方法 |
| TWI889007B (zh) * | 2023-11-15 | 2025-07-01 | 和碩聯合科技股份有限公司 | 印章裝置 |
-
1995
- 1995-08-23 JP JP21440795A patent/JPH0958105A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103587263A (zh) * | 2012-05-15 | 2014-02-19 | 特罗戴有限公司 | 印模及使用印模颜料浸湿印模颜料存储器的方法 |
| TWI889007B (zh) * | 2023-11-15 | 2025-07-01 | 和碩聯合科技股份有限公司 | 印章裝置 |
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