JPH0960134A - 建材のシール構造 - Google Patents

建材のシール構造

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JPH0960134A
JPH0960134A JP22126895A JP22126895A JPH0960134A JP H0960134 A JPH0960134 A JP H0960134A JP 22126895 A JP22126895 A JP 22126895A JP 22126895 A JP22126895 A JP 22126895A JP H0960134 A JPH0960134 A JP H0960134A
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JP
Japan
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vertical joint
sealing material
lip
joint sealing
panel
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JP22126895A
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Takashi Ikeda
隆 池田
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Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
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Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 縦目地シール材とパネル間シール材との交差
部におけるシール不良を防いで、シール性を高める。 【解決手段】 枠体2側に取り付けた断面略中空楕円形
状の縦目地シール材21を真空引きにより偏平状に圧縮
変形させた上で、枠体2に沿って壁面パネル1を積み上
げる。縦目地シール材21は、ノッチ23aが形成され
た中空リップ23のほか、センターリップ25とアウト
サイドリップ26およびインサイドリップ27を備え
る。各壁面パネル1の間にはパネル間シール材28を挾
み込む。壁面パネル1の積み上げ完了後に真空引きを解
除して縦目地シール材21の形状を復元させ、この時に
初めて縦目地シール材21とパネル間シール材28とを
圧接させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は、建材のシール構造
に関し、特に所定サイズの壁面パネルを積み上げながら
壁体を形成する際のシール構造に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】倉庫等の
屋外建造物の外壁施工時に、外壁用の足場を組むことな
しに所定サイズの壁面パネルを順次積み上げることによ
り壁体を形成するようにしたいわゆるパネル工法が知ら
れている。
【0003】このパネル工法は、例えば図9〜11に示
すように、壁面パネル1の両端部に位置してこれらの支
えとなる断面略コ字状の枠体2の内側にスポンジゴム等
からなる断面略矩形状の中実タイプの縦目地シール材3
を上下方向に沿って予め貼着しておく一方、枠体2に沿
って軽量コンクリートパネル等の複数の壁面パネル1を
挿入して下側もしくは上側から順に積み上げることを基
本としており、各壁面パネル1,1同士の間には両者の
突き合わせ面形状に合致するように同じくスポンジゴム
等からなる断面略くさび状のパネル間シール材4が挾み
込まれる。
【0004】そして、例えば下側から順に壁面パネル1
を積み上げる場合には、図11に示すように下側壁面パ
ネル1Aを縦目地シール材3に押し付けて固定したのち
に、予めパネル間シール材4を貼着してある上側壁面パ
ネル1Bを縦目地シール材3に押し付けながら下降させ
て、両者の間にパネル間シール材4を挾み込むようにし
て双方の壁面パネル1A,1Bを組み付けることにな
る。
【0005】他方、壁面パネル1を上側から順に積み上
げる場合には、図11示す上側壁面パネル1Bを縦目地
シール材3に押し付けながら固定したのちに、予めパネ
ル間シール材4が貼着されている下側壁面パネル1Aを
縦目地シール材3に押し付けながら上昇させて上側壁面
パネル1Bと組み合わせる。
【0006】その結果、複数の壁面パネル1によって壁
体5が形成され、各壁面パネル1,1同士の間がパネル
間シール材4によってシールされ、同時に壁体5の外側
面のうち縦目地シール材3とパネル間シール材4との交
差部では両者が圧接することによりシールされ、壁面パ
ネル1,1同士の合わせ目に雨水等が浸入するのを防止
できる。
【0007】上記のような従来の構造においては、枠体
2側に予め貼着されている縦目地シール材3を押し潰し
ながら各壁面パネル1を積み上げる必要があるために、
その作業性が極端に悪くなるほか、図12に示すように
パネル間シール材4の先端リップ部にいわゆるめくれ現
象が生じてそのパネル間シール材4と縦目地シール材3
との間に隙間6が生じてしまい、シール不良を招く結果
となって好ましくない。
【0008】そこで、上記の構造に代えて、枠体2側に
予め貼着される縦目地シール材として図13に示すよう
にシールリップ8を有する略矩形中空断面形状の縦目地
シール材7を採用し、その縦目地シール材7の長手方向
の一端を閉塞した上で他端よりその縦目地シール材7の
中空部内に負圧吸引力を作用させて、図14に示すよう
に縦面地シール材7を偏平状に圧縮変形させた状態で壁
面パネル1の積み上げ作業を行い、壁面パネル1の積み
上げ完了後に上記の負圧吸引力を解除して、その時点で
初めて縦目地シール材7を壁面パネル1およびパネル間
シール材4に圧接させるようにしたシール構造およびシ
ール工法が特願平6−206877号および特願平6−
206878号として本出願人により提案されている。
【0009】ここで、図14に示すように、各壁面パネ
ル1,1同士の突き合わせ面となる壁面パネルの上下両
端面1a,1bには、その表裏両面側のコーナー部が面
取りされてそれぞれにチャンファー部1c,1dが形成
されており、したがって壁面パネル1,1同士を突き合
わせた時にはその突き合わせ部の表裏両面側にV形開先
形状部11が形成される。
【0010】また、図15,16に示すように、パネル
間シール材4は、その長手方向の中央部の一般部9では
断面略矩形状に形成されていて前記突き合わせ面1a,
1bの一般面間に挾まれるようになっているのに対し
て、パネル間シール材4の長手方向両端の端末部10で
は、前記一般部9の形状に加えて前記V形開先形状部1
1に相当するテーパ部12を付加した極太形状となって
いる。これは、縦目地シール材7と交差する端末部10
において該縦目地シール材7に対する広い接触面積を確
保すると同時に、一般部9をテーパ部12に対して相対
的に奥側に引き込むことにより、その一般部9そのもの
が外部から見えないようにするためである。
【0011】なお、このシール構造では、図17に示す
ように、縦目地シール材7のシールリップ8の内側に軟
質かつ粘稠ないわゆるエプトシーラーと称されるシーラ
ント13が貼着されることもある。
【0012】上記の特願平6−206877号および特
願平6−206878号に係るシール構造および工法に
よれば、先に述べた従来技術のもつ問題点は解消される
ものの、縦目地シール材7が略菱形状に圧縮変形して壁
体5に対して斜め方向から圧接するかたちとなるために
なおもシール力が不足気味となり、特に高水圧に対する
シール性能を長期にわたって維持することが困難となる
ほか、図15に示すように、壁面パネル1や縦目地シー
ル材7の寸法誤差を考慮すると、特にパネル間シール材
4と縦目地シール材7との交差部におけるパネル間シー
ル材4側の端末部10のシール幅をある程度長くする必
要があることから、その端末部10が大型化して枠体2
の外側から見えてしまうようになって見栄えの向上が望
めないばかりでなく、これを防止するためには枠体2の
大型化等を招く結果となって好ましくない。
【0013】本発明は以上のような課題に着目してなさ
れたもので、特に施工時の作業性の向上と併せてより一
層のシール性能の向上を図ったシール構造を提供するこ
とを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、枠体の内側に
予め上下方向に沿って中空状の長尺な縦目地シール材を
配設して、その縦目地シール材の一端を閉塞した上で他
端より該縦目地シール材の中空部内に負圧吸引力を作用
させて縦目地シール材を偏平状に圧縮変形させる一方、
複数の壁面パネルをそれら壁面パネル同士の間にパネル
間シール材を挾み込みながら枠体に沿って積み上げるこ
とにより壁体を形成し、壁体の完成後に前記縦目地シー
ル材の負圧吸引力を解除することにより該縦目地シール
材の形状を復元させて、この縦目地シール材をパネル間
シール材が露出する壁体の一方の面に圧接させるように
した建材のシール構造であることを前提とする。
【0015】そして、前記縦目地シール材は、取付基部
とこれと一体の中空リップとにより縦目地シール材自体
の高さ方向を短径側とし且つ幅方向を長径側とする断面
略楕円形の中空状のものとして形成されていて、さら
に、前記縦目地シール材は、中空リップの内周面のうち
高さ方向のほぼ中央部であって且つ幅方向で相互に対向
する部分に形成された一対のノッチと、中空リップの外
周面のうち取付基部と正対するシール面の幅方向中央部
に突出形成された単一もしくは複数のセンターリップ
と、前記シール面のうちセンターリップよりも少なくと
もいずれか一方の側方位置に該センターリップより長く
斜状に突出形成されたサイドリップとを備えている。
【0016】前記縦目地シール材を枠体の内側に装着す
る方法としては、取付基部に嵌合されるリテーナを介し
て枠体に固定する方法のほか、両面テープを介してその
取付基部を枠体に貼着する方法等を採用する。
【0017】このようなシール構造によると、縦目地シ
ール材を、断面略中空楕円形で且つ圧縮変形可能な形状
としたことから、縦目地シール材の中空部内に負圧吸引
力を作用させることにより壁面パネルの積み上げが完了
するまで縦目地シール材を押し潰しておくことができ
る。その結果、壁面パネルの積み上げ完了後に初めて縦
目地シール材を本来の形状に復元させてパネル間シール
材に圧接させることができ、壁面パネルの積み上げ時に
縦目地シール材を押し潰す必要もなければ、パネル間シ
ール材のめくれ現象も未然に防止できる。
【0018】しかも、縦目地シール材の中空部は負圧吸
引時にそのままの姿勢で偏平状に変形して、負圧解除時
には壁面に体してその面直角方向から圧接することにな
るためにその反力すなわち圧接力が高く、シール性能が
向上するほか、相手側のパネル間シール材に対するシー
ル幅も狭いもので済むことになる。
【0019】また、中空リップの頂部に設定されたセン
ターリップは相手側の壁体やパネル間シール材のわずか
な隙間や段差をシールする機能を発揮する一方、そのセ
ンターリップの側方のサイドリップは風圧が作用した場
合により一層壁体に押し付けられてシール性をより確実
なものとする。
【0020】
【発明の実施の形態】図1〜5は本発明の実施の形態を
示す図で、図9〜16に示す従来例と共通する部分には
同一符号を付してある。
【0021】図1〜4に示すように、枠体2に沿って上
下方向に配設される長尺な縦目地シール材21は、ソリ
ッドゴムからなる取付基部22と、この取付基部22と
一体のスポンジゴムからなる中空リップ23とにより、
その縦目地シール材21自体の高さ方向を短径側とし且
つ幅方向を長径側とする断面略楕円形の中空状のものと
して形成されていて、中空リップ23の内周面であって
長径方向で相互に対向する部分には一対のノッチ23a
が形成されている。そして、縦目地シール材21は、取
付基部22に嵌合されるリテーナ24あるいは取付基部
22に貼着される図示外の両面テープを介して枠体2の
内側面に装着されている。
【0022】一方、前記縦目地シール材21における中
空リップ23の外周面のうち取付基部22と正対して実
質的にシール面となる頂部には二条のセンターリップ2
5が突出形成されており、さらにセンターリップ25を
はさんでその両側にはセンターリップ25よりも突出長
さの大きい斜状のアウトサイドリップ26と断面略Y字
状のインサイドリップ27とがそれぞれ突出形成されて
いる。
【0023】そして、後述するように、前記縦目地シー
ル材21の長手方向の一端開口部を栓体あるいは接着等
の手段により閉塞した上で、他端開口部より真空引きし
て中空リップ23内に負圧吸引力を作用させた場合に
は、図1,2の(B)に示すように中空リップ23がノ
ッチ23aを中心に屈曲して短径方向に偏平状に圧縮変
形するようになっている。
【0024】また、前記縦目地シール材21と圧接する
ことになるパネル間シール材28は、図2,5に示すよ
うに、一般部29とその両端の極太形状の端末部30と
で形成されていて、前記端末部30は、一対の壁面パネ
ル1,1の突き合わせ面1a,1bのうちその一般面間
に挾まれる均一肉厚のストレート部31を中心として形
成され、そのストレート部31の一端から略三角形状の
テーパ部32を一体に形成するとともに、ストレート部
31の他端から斜め上方に向けて突起部33を一体に突
出形成したものである。
【0025】ここで、前記端末部30のテーパ部32
は、壁面パネル1,1同士の突き合わせ部においてその
表面側にチャンファー部1c,1c同士によって形成さ
れるV形開先形状部11の形状と同一形状に形成され、
また前記突起部33は壁面パネル1,1同士の突き合わ
せ部の表面(室内側の面)側においてその上方側のチャ
ンファー部1dに沿うような角度で形成される。
【0026】したがって、以上の構造によれば、図1〜
3に示すように枠体2の内側面の上下方向に沿って縦目
地シール材21を装着した上、縦目地シール材21の上
端の開口部を図3に示すように栓体34あるいは接着等
の手段により閉塞する一方、縦目地シール材21の下端
の開口部に真空ポンプ35を接続し、その真空ポンプ3
5の真空引きにより縦目地シール材21の中空リップ2
3内に負圧吸引力を作用させる。これにより、前記縦目
地シール材21は図1,2の(A),(B)に示すよう
に偏平状に圧縮変形する。
【0027】この状態で、図1,2に示すように枠体2
に沿って従来と同様に複数の壁面パネル1を下側もしく
は上側から順次積み上げるとともに、各壁面パネル1,
1同士の間にパネル間シール材28を挾み込む。この時
には、図1,2の(B)に示すように縦目地シール材2
1と壁面パネル1との間には充分な隙間が確保されてお
り、縦目地シール材21が壁面パネル1の積み上げ時の
障害となることはない。
【0028】すなわち、壁面パネル1を順次積み上げる
際には、双方の壁面パネル1,1同士の間に板厚方向の
相対位置誤差がなければ、パネル間シール材28の上下
面の形状に対して上下の壁面パネル1の突き合わせ面1
a,1bが正しく合致し、端末部30は一般部28とと
もにそのまま上下方向に圧縮変形する。
【0029】そして、図1,2の(C)に示すように、
端末部30のテーパ部32が双方の突き合わせ面1a,
1bによって形成されるV形開先形状部11に挾み込ま
れる一方、突起部33が上側のチャンファー部11dに
より下方に押し下げられて、テーパ部32の上下のエッ
ジ部32a,32bは相手側の縦目地シール材21に密
着して所期のシール性能を発揮する。
【0030】所定枚数の壁面パネル1の積み上げが完了
して壁体5が組み立てられたならば、真空ポンプ35に
よる真空引きを解除して縦目地シール材21自体の復元
力により縦目地シール材21を元の形状に復元させる。
【0031】これにより、図1,2の(C)に示すよう
に縦目地シール材21が初めて壁体5の一方の面(室外
側の面)およびパネル間シール材28と圧接して所定の
シール効果を発揮し、従来のようにパネル間シール材2
8のめくれ現象や圧接不良が発生することがなくなる。
【0032】しかも、前記縦目地シール材21は、セン
ターリップ25の先端はもちろんのことアウトサイドリ
ップ26やインサイドリップ27の先端がそれぞれ各壁
面パネル1およびパネル間シール材28に圧接して複数
の線状シール面構造となるためにそのシール面圧が高く
なり、雨水等の浸入を確実に防ぐことができる。
【0033】その上、図1の(C)に示すように、アウ
トサイドリップ26の外側から矢印eで示すような風圧
が作用したとしても、その風圧はアウトサイドリップ2
6を一段と壁面パネル1に押し付ける方向の力となるた
めにシール性能が低下するようなことはなく、また万一
雨水等が浸入したとしてもセンターリップ25やアウト
サイドリップ26およびインサイドリップ27と壁面パ
ネル1との間に形成される隙間を通路として雨水等を下
方に流下させることができる。
【0034】さらに、先端が二股状に分かれた断面略Y
字状のインサイドリップ27における二つのリップが互
いにバランスをとりながらともに壁面パネル1に圧接
し、実質的にインサイドリップ27のみでいわゆる二重
シール構造となることから、これによってもまたシール
性能が一段と向上する。
【0035】すなわち、本実施例によれば、縦目地シー
ル材21に負圧吸引力を作用させた場合に、中空リップ
23がその幅方向中心を対称中心としてほぼ左右対称に
均一に潰れ変形し、他方、負圧吸引力を解除すれば中空
リップ23が左右対称のまま元の形状に復元しようとし
て、相手側である壁面パネル1あるいはパネル間シール
材28の端末部30に対してその面直角方向から圧接す
ることになる。したがって、壁面パネル1や縦目地シー
ル材21の寸法誤差等を考慮しても、パネル間シール材
28に対して縦目地シール材21が圧接して形成される
ところのシール面の幅寸法すなわち端末部30の幅寸法
は従来のものより小さくして済み、パネル間シール材2
8が枠体2の外側から見えることもなければ、枠体2の
大型化を招くこともなくなる。
【0036】また、縦目地シール材21のうちセンター
リップ25が相手側である壁面パネル1やパネル間シー
ル材28の微小な隙間や段差をシールする機能を発揮す
る一方、アウトサイドリップ26は上記のように図1
(C)のe方向から高水圧が作用したとしてもより一層
相手側の壁面パネル1やパネル間シール材28に押し付
けられることから水の浸入を招くことがなく、万が一そ
れらのアウトサイドリップ26やセンターリップ25を
越えて水が浸入したとしてもインサイドリップ27によ
って室内側への水の浸入が確実に阻止される。
【0037】図13に示す従来の縦目地シール材7と本
実施例の縦目地シール材21とについて、シール性能の
比較のために実験を行った。実験は、各縦目地シール材
7,21が相手側の部材に圧接したときの反力を測定し
た。図13に示す従来の縦目地シール材7は、図14の
寸法H1とH2の差すなわち撓み代を7.3mmから1m
mずつ増加させたときの反力を測定したところ、該縦目
地シール材7の撓み代を7.3mmに設定した場合の反
力は352g/100mmで、撓み代を11.3mmま
で増加させた場合でもその反力は590g/100mm
であった。これに対して、図4に示す本実施例の縦目地
シール材21の場合には、前記寸法H1とH2との差に相
当するところの撓み代が2mmの場合に反力は690g
/100mmであった。この実験結果から、本実施例の
縦目地シール材21の方が小さな撓み代(2mm)でも
より大きな反力が得られ、シール性能がすぐれているこ
とがわかる。
【0038】また、図6に示すように、本実施例の縦目
地シール材21を実際に適用した壁体に水を噴霧して水
密試験を行った。水の噴霧パターンは近似正弦波の脈動
波形とし、脈動周期は2秒、噴霧量は4リットル/mi
n・m2とした。図6に示す水圧の圧力差、例えば5±
3kgf/m2という場合には、平均圧力5kgf/m2
に対して±3kgf/m2の範囲で水圧を増減させたも
のである。この試験結果か明らかなように、本実施例の
縦目地シール材21は水圧を160±80kgf/m2
まで増加させたときに初めて室内側への水漏れが発生し
たものの、要求特性を十二分に満たしている。比較のた
めに、図13に示す従来の縦目地シール材7と、同じく
図17に示すシーラント付きの従来の縦目地シール材7
にシーラント付きの断面略中空円形状の縦目地シール材
を併用したものとを、それぞれ同じ条件で試験を行った
ところ、前者の場合には5±3kgf/m2で室内側へ
の水漏れが発生し、後者の場合には125±62kgf
/m2で室内側への水漏れが発生した。この試験結果か
らも本実施例の縦目地シール材21のシール性能がすぐ
れていることがわかる。
【0039】ここで、図7,8に示すように、本実施例
の縦目地シール材21についても一対のセンターリップ
25,25の間にブチルゴム41を貼着したり、あるい
はアウトサイドリップ26とインサイドリップ27の位
置を相互に入れ替えた上でエプトシーラー42を貼着す
ると、より一層シール性が向上する。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、縦目地シ
ール材を断面略楕円形の中空状のものとして形成して、
その内周には一対のノッチを設けるとともに外周のシー
ル面にはセンターリップとサイドリップとを設け、縦目
地シール材自体がその楕円形の短径方向に圧縮変形する
形状としたことにより、壁面パネル積み上げ時には縦目
地シール材を真空引き等による負圧吸引力で潰してお
き、壁面パネル積み上げ完了後に縦目地シール材を復元
させて初めて相手側の壁面パネルおよびパネル間シール
材に圧接させることができるようになる。その結果、従
来のように壁面パネルを積み上げる際にその壁面パネル
を縦目地シール材に押し付ける必要がないので作業性が
大幅に改善されるほか、パネル間シール材のめくれ現象
や圧接不良を招くことがなくなって、シール性が大幅に
向上する。
【0041】また、上記のように縦目地シール材が短径
方向に圧縮変形することにより、その縦目地シール材と
パネル間シール材との圧接部におけるパネル間シール材
側のシール幅を小さくすることができ、結果的にパネル
間シール材の一部が枠体の外部から見えることもなくな
って見栄えの向上が図れるとともに、枠体の大型化も防
ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図で、図3のb−b線
に相当する断面での縦目地シール材の断面変化を示す説
明図。
【図2】図3のa−a線に相当する断面での縦目地シー
ル材の断面変化を示す説明図。
【図3】本発明のシール構造を採用した壁体の正面説明
図。
【図4】縦目地シール材の要部拡大斜視図。
【図5】パネル間シール材の要部拡大斜視図。
【図6】本発明の実施例に係る縦目地シール材と従来構
造の縦目地シール材の水密試験結果を示す説明図。
【図7】図4に示す縦目地シール材の変形例を示す断面
図。
【図8】図4に示す縦目地シール材の変形例を示す断面
図。
【図9】従来のシール構造を採用した壁体の正面図。
【図10】図9のc−c線に沿う断面図。
【図11】図9のd−d線に沿う断面での作動説明図。
【図12】パネル間シール材のめくれによるシール不良
の発生状況を示す断面図。
【図13】特願平6−206877号で採用されている
縦目地シール材の要部拡大斜視図。
【図14】図13に示す縦目地シール材の施工時の作動
説明図。
【図15】図14に示す縦目地シール材の水平断面図。
【図16】図14で使用されているパネル間シール材の
要部拡大斜視図。
【図17】図13の縦目地シール材の変形例を示す断面
図。
【符号の説明】
1…壁面パネル 2…枠体 5…壁体 21…縦目地シール材 22…取付基部 23…中空リップ 23a…ノッチ 25…センターリップ 26…アウトサイドリップ 27…インサイドリップ 28…パネル間シール材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠体の内側に予め上下方向に沿って中空
    状の長尺な縦目地シール材を配設して、その縦目地シー
    ル材の一端を閉塞した上で他端より該縦目地シール材の
    中空部内に負圧吸引力を作用させて縦目地シール材を偏
    平状に圧縮変形させる一方、 複数の壁面パネルをそれら壁面パネル同士の間にパネル
    間シール材を挾み込みながら枠体に沿って積み上げるこ
    とにより壁体を形成し、 壁体の完成後に前記縦目地シール材の負圧吸引力を解除
    することにより該縦目地シール材の形状を復元させて、
    この縦目地シール材をパネル間シール材が露出する壁体
    の一方の面に圧接させるようにした建材のシール構造に
    おいて、 前記縦目地シール材は、取付基部とこれと一体の中空リ
    ップとにより縦目地シール材自体の高さ方向を短径側と
    し且つ幅方向を長径側とする断面略楕円形の中空状のも
    のとして形成されていて、 さらに、前記縦目地シール材は、 中空リップの内周面のうち高さ方向のほぼ中央部であっ
    て且つ幅方向で相互に対向する部分に形成された一対の
    ノッチと、 中空リップの外周面のうち取付基部と正対するシール面
    の幅方向中央部に突出形成された単一もしくは複数のセ
    ンターリップと、 前記シール面のうちセンターリップよりも少なくともい
    ずれか一方の側方位置に該センターリップより長く斜状
    に突出形成されたサイドリップ、 とを備えていることを特徴とする建材のシール構造。
JP22126895A 1995-08-30 1995-08-30 建材のシール構造 Pending JPH0960134A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11247314A (ja) * 1998-03-04 1999-09-14 Sekisui House Ltd 外壁の縦目地材

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JPH11247314A (ja) * 1998-03-04 1999-09-14 Sekisui House Ltd 外壁の縦目地材

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