JPH0967347A - 環状アミン誘導体及びそれを含有する医薬組成物 - Google Patents

環状アミン誘導体及びそれを含有する医薬組成物

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JPH0967347A
JPH0967347A JP24661895A JP24661895A JPH0967347A JP H0967347 A JPH0967347 A JP H0967347A JP 24661895 A JP24661895 A JP 24661895A JP 24661895 A JP24661895 A JP 24661895A JP H0967347 A JPH0967347 A JP H0967347A
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JP
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group
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Application number
JP24661895A
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English (en)
Inventor
Shirou Kato
志朗 賀登
Toshiya Morie
俊哉 森江
Hiroshi Yamazaki
宏 山崎
Naoyuki Yoshida
直之 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Pharma Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 強いセロトニンS3 (5-HT3) 及びドーパミン
2 拮抗作用に基づく優れた制吐作用を示す化合物の提
供。 【解決手段】 下記化1で表される環状アミン誘導体又
はその生理的に許容される酸付加塩、及び化1の化合物
を含有する医薬組成物。 【化1】 〔式中、XはCH又はNを意味し、Yは−(CH2)n
−,−O−又は−S−を意味し、nは1,2又は3を意
味し、R1 は低級アルキル基を意味し、R2 は低級アル
コキシ基を意味し、R3 はアミノ基,モノ(低級)アル
キルアミノ基又はジ(低級)アルキルアミノ基を意味
し、R4 はハロゲン原子を意味し、波線(〜)はそれが
結合している炭素原子の立体配置がRS,R又はSであ
ることを意味する。但し、XがCHであり、Yが−CH
2 −,−O−又は−S−であるとき、R3 はモノ(低
級)アルキルアミノ基を意味する。〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セロトニンS3 (5
-HT3) 及びドーパミンD2 の両受容体に強力に拮抗作用
を有する後記一般式(I)で示される新規な環状アミン
誘導体及びこれらの化合物を含有する医薬組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】特開平2-104572号公報には、下記化2で
表される化合物が、消化管機能亢進作用を有し、制吐剤
或いは消化管亢進剤として有用であると記載されてい
る。
【0003】
【化2】
【0004】上記化2の化合物には本発明の化合物は含
まれていない。
【0005】特開平4-210970号公報には、下記化3で表
される化合物が、強力な5-HT3 受容体拮抗作用及び強力
なドーパミンD2 受容体拮抗作用を併せ持ち、種々の嘔
吐に有用であると記載されている。
【0006】
【化3】
【0007】化3の化合物は環状ジアミン構造を有する
点において、本発明の化合物とは異なる。
【0008】特表平7-500590号公報には、下記化4で表
される化合物が、5-HT3 拮抗剤として、疼痛、嘔吐、中
枢神経系障害及び胃腸障害の治療又は予防に使用するこ
とができると記載されている。
【0009】
【化4】
【0010】化4の化合物は本発明の化合物とは環状ア
ミン部分が異なる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、セロト
ニンS3 及びドーパミンD2 両受容体に強力に且つバラ
ンスよく拮抗することにより種々の嘔吐に効果が期待さ
れる制吐剤を得るべく、環状アミン誘導体について鋭意
研究を行った結果、該化合物がこの目的に合致すること
を見出し、本発明を完成した。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、下記式
(I)で表される環状アミン誘導体及びその生理的に許
容される酸付加塩並びに該化合物を含有する医薬組成物
が提供される。
【0013】
【化5】 〔式中、XはCH又はNを意味し、Yは−(CH2)n
−,−O−又は−S−を意味し、nは1,2又は3を意
味し、R1 は低級アルキル基を意味し、R2 は低級アル
コキシ基を意味し、R3 はアミノ基,モノ(低級)アル
キルアミノ基又はジ(低級)アルキルアミノ基を意味
し、R4 はハロゲン原子を意味し、波線(〜)はそれが
結合している炭素原子の立体配置がRS,R又はSであ
ることを意味する。但し、XがCHであり、Yが−CH
2 −,−O−又は−S−であるとき、R3 はモノ(低
級)アルキルアミノ基を意味する。〕
【0014】式(I)で表される本発明の化合物の付加
塩としては、生理的に許容される塩類が好ましく、例え
ば塩酸塩,臭化水素酸塩,ヨウ化水素酸塩,硫酸塩,リ
ン酸塩等の無機酸塩、及びシュウ酸塩,マレイン酸塩,
フマル酸塩,マロン酸塩,乳酸塩,リンゴ酸塩,クエン
酸塩,酒石酸塩,安息香酸塩,メタンスルホン酸塩等の
有機酸塩が挙げられる。
【0015】式(I)の化合物は水和物及び溶媒和物と
して存在することもあるので、これら水和物及び溶媒和
物も本発明の化合物に包含される。
【0016】本明細書における用語を以下に説明する。
【0017】低級アルキル基及び低級アルキル部分は、
特に断らない限り炭素原子数1〜6のものを意味し、直
鎖又は分枝鎖状のいずれでもよい。「ハロゲン原子」と
は、フッ素,塩素,臭素又はヨウ素を意味するが、塩素
及び臭素が好ましい。「低級アルキル基」の具体例とし
て、メチル,エチル,プロピル,イソプロピル,ブチ
ル,イソブチル,sec-ブチル,tert−ブチルが挙げられ
るが、エチルが特に好ましい。「低級アルコキシ基」の
具体例として、メトキシ,エトキシ,プロポキシ,イソ
プロポキシ,ブトキシが挙げられるが、メトキシが特に
好ましい。「モノ(低級)アルキルアミノ基」とは、上
記低級アルキル部分を1個有するアミノ基を意味し、例
えばメチルアミノ,エチルアミノ,プロピルアミノ,イ
ソプロピルアミノ,ブチルアミノが挙げられるが、メチ
ルアミノが特に好ましい。「ジ(低級)アルキルアミノ
基」とは、上記低級アルキル部分を2個有するアミノ基
を意味し、例えばジメチルアミノ,ジエチルアミノ,ジ
プロピルアミノ,ジイソプロピルアミノ,ジブチルアミ
ノ,メチルエチルアミノ,メチルプロピルアミノが挙げ
られる。
【0018】本発明の化合物のうちで好適なものとして
は、式(I)において、R1 がエチル基であり、R2
メトキシ基であり、R3 ,R4 ,X及びYが前掲に同じ
ものである化合物及びその生理的に許容される酸付加塩
が挙げられる。
【0019】さらに好適な化合物としては、式(I)に
おいて、XがCHであり、Yが−CH2 −又は−O−で
あり、R1 がエチル基であり、R2 がメトキシ基であ
り、R3 がメチルアミノ基であり、R4 が前掲に同じも
のである化合物及びその生理的に許容される酸付加塩が
挙げられる。
【0020】さらに好適なもう一方の化合物としては、
式(I)において、XがNであり、Yが−CH2 −であ
り、R1 がエチル基であり、R2 がメトキシ基であり、
3がメチルアミノ基であり、R4 が前掲に同じもので
ある化合物及びその生理的に許容される酸付加塩が挙げ
られる。
【0021】特に好適な化合物としては、例えば下記の
化合物及びその生理的に許容される酸付加塩が挙げられ
る。
【0022】5−クロロ−N−(1−エチル−1H−ヘ
キサヒドロアゼピン−3−イル)−2−メトキシ−4−
メチルアミノベンズアミド、
【0023】5−クロロ−N−(4−エチルヘキサヒド
ロ−1,4−オキサゼピン−6−イル)−2−メトキシ
−4−メチルアミノベンズアミド、及び
【0024】5−ブロモ−N−(1−エチル−1H−ヘ
キサヒドロアゼピン−3−イル)−2−メトキシ−6−
メチルアミノ−3−ピリジンカルボキサミド。
【0025】本発明に含まれる化合物の具体例として、
後記実施例の化合物に加えて以下の化合物及びその生理
的に許容される酸付加塩が挙げられる。
【0026】5−ブロモ−N−(1−エチル−1H−ヘ
キサヒドロアゼピン−3−イル)−2−メトキシ−4−
メチルアミノベンズアミド、5−クロロ−N−(1−イ
ソプロピル−1H−ヘキサヒドロアゼピン−3−イル)
−2−メトキシ−4−メチルアミノベンズアミド、5−
ブロモ−N−(4−エチルヘキサヒドロ−1,4−オキ
サゼピン−6−イル)−2−メトキシ−4−メチルアミ
ノベンズアミド、5−クロロ−N−(4−エチルヘキサ
ヒドロ−1,4−チアゼピン−6−イル)−2−メトキ
シ−4−メチルアミノベンズアミド、5−ブロモ−N−
(4−エチルヘキサヒドロ−1,4−チアゼピン−6−
イル)−2−メトキシ−4−メチルアミノベンズアミ
ド、5−クロロ−N−(1−エチル−1H−オクタヒド
ロアゾニン−3−イル)−2−メトキシ−4−メチルア
ミノベンズアミド、
【0027】5−ブロモ−2−メトキシ−6−メチルア
ミノ−N−(1−プロピル−1H−ヘキサヒドロアゼピ
ン−3−イル)−3−ピリジンカルボキサミド、5−ク
ロロ−N−(4−エチルヘキサヒドロ−1,4−オキサ
ゼピン−6−イル)−2−メトキシ−6−メチルアミノ
−3−ピリジンカルボキサミド、5−ブロモ−N−(4
−エチルヘキサヒドロ−1,4−オキサゼピン−6−イ
ル)−2−メトキシ−6−メチルアミノ−3−ピリジン
カルボキサミド、5−クロロ−N−(4−エチルヘキサ
ヒドロ−1,4−チアゼピン−6−イル)−2−メトキ
シ−6−メチルアミノ−3−ピリジンカルボキサミド、
5−ブロモ−N−(4−エチルヘキサヒドロ−1,4−
チアゼピン−6−イル)−2−メトキシ−6−メチルア
ミノ−3−ピリジンカルボキサミド、5−ブロモ−N−
(1−エチル−1H−ヘプタヒドロアゾシン−3−イ
ル)−2−メトキシ−6−メチルアミノ−3−ピリジン
カルボキサミド、及び5−ブロモ−N−(1−エチル−
1H−オクタヒドロアゾニン−3−イル)−2−メトキ
シ−6−メチルアミノ−3−ピリジンカルボキサミド。
【0028】本発明の化合物は、例えば以下の方法によ
り製造することができる。
【0029】式(I)で表される本発明の化合物は、下
記式(II)
【0030】
【化6】
【0031】(式中、R2 ,R3 ,R4 及びXは前掲に
同じものを意味する。)で表される化合物又はその反応
性誘導体と下記式(III)
【0032】
【化7】
【0033】(式中、R1 ,Y及び波線は前掲に同じも
のを意味する。)
【0034】で表される化合物とを反応させることによ
り製造することができる。
【0035】式(II)の化合物の反応性誘導体として
は、例えば低級アルキルエステル(特にメチルエステ
ル),活性エステル,酸無水物,酸ハライド(特に酸ク
ロリド)を挙げることができる。活性エステルの具体例
としてはp−ニトロフェニルエステル,2,4,5−ト
リクロロフェニルエステル,N−ヒドロキシコハク酸イ
ミドエステルが挙げられる。酸無水物としては、対称酸
無水物又は混合酸無水物が用いられ、混合酸無水物の具
体例としてはクロル炭酸エチル,クロル炭酸イソブチル
のようなクロル炭酸アルキルエステルとの混合酸無水
物、クロル炭酸ベンジルのようなクロル炭酸アラルキル
エステルとの混合酸無水物、クロル炭酸フェニルのよう
なクロル炭酸アリールエステルとの混合酸無水物、イソ
吉草酸,ピバリン酸のようなアルカン酸との混合酸無水
物が挙げられる。
【0036】式(II)の化合物自体を用いる場合には、
N,N′−ジシクロヘキシルカルボジイミド,1−エチ
ル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミ
ド塩酸塩,N,N′−カルボニルジイミダゾール,N,
N′−カルボニルジコハク酸イミド,1−エトキシカル
ボニル−2−エトキシ−1,2−ジヒドロキノリン,ジ
フェニルホスホリルアジド,プロパンホスホン酸無水
物,ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ−トリス(ジ
メチルアミノ)ホスホニウム・ヘキサフルオロホスフェ
ートのような縮合剤の存在下に反応させることができ
る。
【0037】式(II)の化合物又はその反応性誘導体と
式(III)の化合物との反応は、溶媒中又は無溶媒下に行
われる。使用する溶媒としては、例えばベンゼン,トル
エン,キシレンのような芳香族炭化水素類、ジエチルエ
ーテル,テトラヒドロフラン,ジオキサンのようなエー
テル類、塩化メチレン,クロロホルムのようなハロゲン
化炭化水素類、エタノール,イソプロパノールのような
アルコール類、酢酸エチル、アセトン、アセトニトリ
ル、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、エ
チレングリコール、水等が挙げられ、これらの溶媒はそ
れぞれ単独で、或いは2種以上混合して用いられる。本
反応は必要に応じて塩基の存在下に行われ、塩基の具体
例としては、水酸化ナトリウム,水酸化カリウムのよう
な水酸化アルカリ、炭酸ナトリウム,炭酸カリウムのよ
うな炭酸アルカリ、炭酸水素ナトリウム,炭酸水素カリ
ウムのような炭酸水素アルカリ、或いはトリエチルアミ
ン,トリブチルアミン,ジイソプロピルエチルアミン,
N−メチルモルホリンのような有機塩基が挙げられる
が、式(III)の化合物の過剰量で兼ねることもできる。
反応温度は、通常約−30℃〜約200 ℃、好ましくは約−
10℃〜約150 ℃である。
【0038】XがCHである式(II)の化合物は、自体
公知の方法、例えば J. Med. Chem., 24, 1224-1230 (1
981)に記載の方法又はこれに準じた方法により製造する
ことができる。
【0039】XがNである式(II)の化合物は、例えば
下記化8で示される方法により製造することができる。
【0040】
【化8】
【0041】(式中、Rは低級アルキル基を意味し、R
2 ,R3 及びR4 前掲に同じものを意味する。)
【0042】上記化8における工程1は、例えばテトラ
ヒドロフランのようなエーテル類中、約−80℃〜−60℃
で、2,6−ジフルオロピリジンを強塩基で処理したの
ち、二酸化炭素を反応させることにより行われ、工程2
は、常法に従ってエステル化することにより行われる。
工程3は、例えばエタノールのようなアルコール類中、
生成する酸の補足を兼ねて約2当量アミン類を反応させ
ることにより行われ、工程4は、適当な塩基の存在下、
アルコキシドを反応させることにより行われる。工程5
のハロゲン化は、例えばクロロホルムのようなハロゲン
化炭化水素中、N−クロロスクシンイミド,N−ブロム
スクシンイミドのようなハロゲン化剤を反応させること
により行われ、工程6の加水分解は常法に従って行われ
る。
【0043】Yが−CH2 −である式(III)の化合物
は、例えば下記化9で示される方法により製造すること
ができる。
【0044】
【化9】
【0045】(式中、Trはトリフェニルメチル基を意
味し、Zはアルコールの反応性エステル残基を意味し、
1 及び波線は前掲に同じものを意味する。)
【0046】工程1: 式(A)の化合物とクロロトリ
フェニルメタンとの反応は通常適当な溶媒中、塩基の存
在下で行われる。使用する溶媒及び塩基としては、本発
明の化合物の前記製法で述べた具体例をそのまま挙げる
ことができる。反応温度は、通常約-10 ℃〜約150 ℃、
好ましくは約0℃〜約100 ℃である。
【0047】工程2: 式(C)の化合物は、式(B)
の化合物を水素化ジイソブチルアルミニウム,水素化リ
チウムアルミニウム,水素化ビス(2−メトキシエトキ
シ)アルミニウムナトリウムのような金属水素化物を用
いて還元することにより製造することができる。使用す
る溶媒の具体例としては、ジエチルエーテル,テトラヒ
ドロフランのようなエーテル類、ベンゼン,トルエンの
ような芳香族炭化水素類、塩化メチレン,クロロホルム
のようなハロゲン化炭化水素類が挙げられる。反応温度
は、通常約-10 ℃〜約100 ℃、好ましくは約0℃〜約50
℃である。
【0048】工程3: 式(C)の化合物と式:R1
Zで表されるR1 導入剤との反応は通常適当な溶媒中、
塩基の存在下で行われる。Zで表されるアルコールの反
応性エステル残基としては、例えば塩素,臭素,ヨウ素
のようなハロゲン原子が挙げられる。溶媒の具体例とし
ては、ベンゼン,トルエンのような芳香族炭化水素類、
アセトン,メチルエチルケトンのようなケトン類、テト
ラヒドロフラン,ジオキサンのようなエーテル類、エタ
ノール,イソプロピルアルコールのようなアルコール
類、アセトニトリル、クロロホルム、酢酸エチル、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルスルホキシド又はこれらの
混液が挙げられる。使用する塩基の具体例としては、本
発明の化合物の前記製法で述べた具体例をそのまま挙げ
ることができる。通常約0℃〜約200 ℃、好ましくは約
80℃〜約150 ℃である。
【0049】工程4: 本工程の反応は通常適当な溶媒
中、希塩酸、希硫酸等の鉱酸を用いて行われる。使用す
る溶媒の具体例としては、メタノール,エタノールのよ
うなアルコール類、ジエチルエーテル,テトラヒドロフ
ランのようなエーテル類、アセトン、アセトニトリル、
エチレングリコール又はこれらの混液が挙げられる。反
応温度は、通常約0℃〜約100 ℃である。
【0050】式(III')の化合物は、また、上記化9に
おける工程2の還元反応と工程3のR1 導入反応(アル
キル化反応)を入れ換えることによっても製造すること
ができる。即ち、式(B)の化合物をアルキル化(工程
2’)した後、還元する(工程3’)ことにより式
(D)の化合物に導くことができる。この場合の工程
2’のアルキル化反応には、上記本発明の化合物の製法
で述べた塩基の代わりに水素化ナトリウムのような強塩
基を用いるのが好ましく、また、工程3’の還元反応に
は水素化ビス(2−メトキシエトキシ)アルミニウムナ
トリウムを用いることが好ましい。
【0051】Yが−(CH2)2 −又は−(CH2)3 −で
ある式(III)の化合物は、例えば下記化10で示される
方法により製造することができる。
【0052】
【化10】
【0053】(式中、Z1 はハロゲン原子を意味し、
n′は1又は2を意味し、R1 及びZは前掲に同じもの
を意味する。)
【0054】上記化10における工程1は、市販されて
いる2−アザシクロオクタノン又は2−アザシクロノナ
ノンを出発物質として、前記化9で示される方法の変法
における工程2’と同様にして行うことができる。工程
2のハロゲン化は、例えばJ.Am. Chem. Soc., 80, 6233
-6237 (1958) に記載の方法に従って行うことができ、
工程3及び工程4は、例えば、Helv. Chim. Acta, 41,
181-188 (1958)に記載の方法に従って行うことができ
る。
【0055】式(III)の化合物において、Yが−O−又
は−S−である化合物は、例えば特開平2-104572号公報
に記載の方法又はこれに準じた方法により製造すること
ができる。
【0056】式(III)の化合物において、Yが−O−で
ある化合物又はその光学活性体は、例えば例えば下記化
11で示される方法により製造することができる。
【0057】
【化11】
【0058】(式中、Tr,R1 及び波線は前掲に同じ
ものを意味する。)
【0059】上記化11における工程1は、市販されて
いるセリンメチルエステル又はその光学活性体を出発物
質として、前記化9の工程1と同様にして行うことがで
きる。工程2のアミド化は、通常のエステルからアミド
化合物を合成する反応条件下で反応させることができ、
例えばクロロホルム、エタノールのような溶媒中、低級
アルキルアミンを約0℃〜約150 ℃で反応させることに
より行うことができる。工程3の還元は、ジエチルエー
テル,テトラヒドロフランのようなエーテル類中、ボラ
ン−テトラヒドロフラン錯体等の還元剤を用い、約−20
℃〜約50℃で反応させることにより行うことができる。
工程4の閉環反応は、クロロホルムのようなハロゲン化
炭化水素類中、塩基の存在下、塩化クロルアセチルを約
0℃〜約30℃で反応させることにより行うことができ
る。工程5の還元は前記化9の工程2と同様にして、ま
た工程6の脱保護は前記化9の工程4と同様にして行う
ことができる。
【0060】前記化9で示される方法の方法によれば、
原料化合物(A)における立体配置は式(III')で表さ
れる最終生成物において保持されている。一方、化10
で示される方法により製造される式(III'')の最終生成
物はラセミ体である。また、式(III)の化合物におい
て、特開平2-104572号公報に記載の方法により製造され
る、Yが−O−又は−S−である化合物もラセミ体であ
る。これらラセミ体の式(III)の化合物は、常法に従っ
て2種の光学異性体に分割することができる。例えば、
式(III)の化合物を光学活性酸を用いて、ジアステレオ
マー塩を形成させた後、2種のジアステレオマー塩に分
離し、次いでこれを遊離塩基に変換させることにより行
われる。
【0061】上記式(I)の化合物の製法によれば、原
料化合物である式(III)の化合物の立体配置は、生成物
である式(I)の化合物において保持されている。
【0062】所望の立体配置を有する式(I)の化合物
はまた、式(II)の化合物と、特開平2-104572号公報に
従って製造される式(III)の化合物のラセミ体を上記製
法に従い反応させて製造した後、常法に従って光学分割
することにより製造することができる。
【0063】上記製法により生成する式(I)の化合物
は、クロマトグラフィー,再結晶,再沈澱等の常法によ
り単離,精製される。
【0064】式(I)の化合物は、反応・処理条件等に
より、遊離塩基又は酸付加塩の形で得られる。酸付加塩
は、常法、例えば炭酸アルカリ,水酸化アルカリのよう
な塩基で処理することにより、遊離塩基に変えることが
できる。一方、遊離塩基は、常法に従って各種の酸と処
理することにより酸付加塩に導くことができる。
【0065】以下に本発明の化合物、市販の消化管機能
改善薬であるメトクロプラミド塩酸塩1水和物(化合物
A)についての試験結果を示し、本発明の化合物の薬理
作用の特徴について説明する。
【0066】試験例 1:アポモルヒネ誘発嘔吐に対す
る抑制作用(抗ドーパミンD2 作用に基づく作用)―― 1群3〜4匹のビーグル犬(体重8〜15 kg)を用い、ア
ポモルヒネにより誘発される嘔吐に対する試験化合物の
拮抗作用を検討した。この試験はドーパミン遮断剤の検
出法として一般的に用いられている。0.5 %トラガント
溶液に溶解又は懸濁した所定用量の試験化合物を経口投
与し、2時間後に塩酸アポモルヒネ(0.3 mg/kg)を背部
皮下に注射し、その後1時間にわたって嘔吐回数を数え
た。試験化合物投与群の嘔吐回数を対照群のそれと比較
した抑制率を算出し、プロビット法により50%抑制する
有効量(ED50値)を求めた。結果を表1に示す。
【0067】試験例 2:von Bezold-Jarisch反射抑制
作用(抗5-HT3 作用) 本試験は、Fozardらの方法[Arch. Pharmacology, 326,
36-44 (1984)参照]に準じて行った。ウイスター系雄
性ラット(体重250-350 g )をウレタン(1.5g/kg,腹
腔内)で麻酔し、背位に固定した。心電図(第二誘導)
を導出し、心拍タコメーターを介して心拍数をインク書
きオシロスコープ上に記録した。2−メチルセロトニン
(5-HT3 アゴニスト)を10-30 μg/kg静脈内投与する
と、一過性の心拍数の減少、すなわちVon Bezold-Jaris
ch反射が起こる。2−メチルセロトニンの一定量を15分
間隔で繰り返し投与し、安定した反応が得られた後、試
験化合物を2−メチルセロトニン投与3分前に静脈内投
与した。薬効は、試験化合物投与前の反応に対する投与
後の反応の抑制率を算出し、プロビット法により50%抑
制する有効量(ED50値)を求めた。結果を表1に示
す。
【0068】
【表1】 * )実施例1の化合物を意味する(以下同じ)。
【0069】上記試験結果から明らかなように、式
(I)の化合物及びその生理的に許容される酸付加塩
は、強いセロトニンS3 (5-HT3) 及びドーパミンD2
抗作用に基づく優れた制吐作用を示し、かつ毒性も低
く、制吐剤として各種の疾患、治療方法等に伴う種々の
消化器症状の治療及び予防に用いることができる。具体
的には、急・慢性胃炎、逆流性食道炎、胃・十二指腸潰
瘍、胃神経症、胃下垂、胃切除後症候群、強皮症、糖尿
病、食道・胆道系疾患、小児の周期性嘔吐症、上気道感
染症などの疾患における悪心、嘔吐、食欲不振、腹部膨
満感、上腹部不快感、腹痛、胸やけ、曖気等の治療及び
予防に、また過敏性腸症候群、便秘、乳幼児下痢症の治
療及び予防に用いることがきる。更に、各種抗癌剤もし
くはレボドーパ製剤投与時又は放射線照射時の悪心又は
嘔吐の治療及び予防に用いることができる。さらに、抗
精神病剤又は抗不安剤として、また耽溺性のある薬物
(モルヒネ,ニコチン,アンフェタミン等)の中毒に対
する治療及び予防にも使用できる。
【0070】その投与経路としては、経口投与,非経口
投与或いは直腸内投与のいずれでもよい。投与量は、化
合物の種類,投与方法,患者の症状・年齢等により異な
るが、例えば制吐剤として用いる場合には、通常0.01〜
50 mg/kg/ 日、好ましくは0.1 〜10 mg/kg/ 日の範囲で
あり、抗精神病剤として用いる場合には、通常1〜100
mg/kg/日、好ましくは3〜 50 mg/kg/日の範囲である。
【0071】式(I)化合物又は生理的に許容される酸
付加塩は上記の如き医薬用途に使用する場合、通常、製
剤用担体と混合して調製した製剤の形で投与される。製
剤用担体としては、製剤分野において常用され、かつ本
発明の化合物と反応しない物質が用いられる。具体的に
は、例えばクエン酸,グルタミン酸,グリシン,乳糖,
イノシトール,ブドウ糖,マンニトール,デキストラ
ン,ソルビトール,シクロデキストリン,デンプン,部
分アルファー化デンプン,白糖,パラオキシ安息香酸メ
チル,パラオキシ安息香酸プロピル,メタケイ酸アルミ
ン酸マグネシウム,合成ケイ酸アルミニウム,結晶セル
ロース,カルボキシメチルセルロースナトリウム,ヒド
ロキシプロピルデンプン,カルボキシメチルセルロース
カルシウム,イオン交換樹脂,メチルセルロース,ゼラ
チン,アラビアゴム,プルラン,ヒドロキシプロピルセ
ルロース,低置換度ヒドロキシプロピルセルロース,ヒ
ドロキシプロピルメチルセルロース,ポリビニルピロリ
ドン,ポリビニルアルコール,アルギン酸,アルギン酸
ナトリウム,軽質無水ケイ酸,ステアリン酸マグネシウ
ム,タルク,トラガント,ベントナイト,ビーガム,カ
ルボキシビニルポリマー,酸化チタン,ソルビタン脂肪
酸エステル,ラウリル硫酸ナトリウム,グリセリン,脂
肪酸グリセリンエステル,精製ラノリン,グリセロゼラ
チン,ポリソルベート,マクロゴール,植物油,ロウ,
プロピレングリコール,エタノール,ベンジルアルコー
ル,塩化ナトリウム,水酸化ナトリウム,塩酸,水等が
挙げられる。
【0072】剤型としては、錠剤,カプセル剤,顆粒
剤,散剤,シロップ剤,懸濁剤,注射剤,坐剤等が挙げ
られる。これらの製剤は常法に従って調製される。なお
液体製剤にあっては、用時、水又は他の適当な媒体に溶
解又は懸濁する形であってもよい。また錠剤,顆粒剤は
周知の方法でコーティングしてもよい。
【0073】これらの製剤は、式(I)の化合物又はそ
の生理的に許容される酸付加塩を0.01%以上、好ましく
は0.1 〜70%の割合で含有することができる。これらの
製剤はまた、治療上価値ある他の成分を含有していても
よい。
【0074】
【実施例】以下に参考例及び実施例を挙げて本発明をさ
らに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限
定されるものではない。化合物の同定は元素分析値,マ
ス・スペクトル,IRスペクトル,NMRスペクトル等
により行った。
【0075】また、以下の参考例及び実施例において、
記載の簡略化のために次の略号を使用することもある。
【0076】〔再結晶溶媒〕 A :エタノール、 AT :アセトン、 E :ジエチルエーテル、 EA :酢酸エチル、 HX :n−ヘキサン、 IP :イソプロパノール、 PE :石油エーテル、 T :トルエン。
【0077】〔置換基〕 Me :メチル基、 Et :エチル基、 Pr :n−プロピル基、 iPr :イソプロピル基。
【0078】〔NMR〕 J :結合定数、 s :一重線、 d :二重線、 dd :二重の二重線、 t :三重線、 q :四重線、 m :多重線、 d-like:二重線様。
【0079】参考例 1―― 5−ブロモ−2−メトキシ−6−メチルアミノ−3−ピ
リジンカルボン酸の製造:
【0080】(1) 2,6−ジフルオロピリジン 50
g をテトラヒドロフラン 200 ml に溶解し、−70℃でn
−ブチルリチウム 1.6Mヘキサン溶液 326 ml を滴下し
た。同温度で1時間攪拌後、反応液にドライアイス 29
g の固まりを少しづつ加えた。次いで、同温度で30分間
攪拌したのち、約5℃に昇温し、氷水 500 ml を加え
た。反応液を酢酸エチルで2回洗浄し、水層を濃塩酸で
pH3としたのち、クロロホルムで抽出した。抽出液を
飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、
溶媒を減圧で留去した。析出した結晶を濾取し、これを
ジエチルエーテル−n−ヘキサンから再結晶して2,6
−ジフルオロ−3−ピリジンカルボン酸 63g を得た。
融点 170〜171℃
【0081】(2) 上記生成物 63 g 、メタノール 7
00 ml 及び濃硫酸 5 ml の混合物を20時間加熱還流し
た。溶媒を減圧で留去し、残渣を氷水で希釈したのち、
クロロホルムで抽出した。抽出液を水で洗浄し、無水硫
酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧で濃縮した。残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、クロロ
ホルムで溶出・精製して2,6−ジフルオロ−3−ピリ
ジンカルボン酸メチル 64g を油状物として得た。
【0082】(3) 上記生成物 38 g のエタノール 5
00 ml 溶液に20%メチルアミンのエタノール溶液 72 g
を−20℃〜−25℃で滴下した。同温度で5時間攪拌した
のち、室温まで昇温し、反応液を減圧で濃縮した。濃縮
液に氷水を加え、析出した固体を濾取し、これを水洗
し、乾燥後、ジエチルエーテル−n−ヘキサン(2:
3)から再結晶して2−フルオロ−6−メチルアミノ−
3−ピリジンカルボン酸メチル 15.7 g を得た。 融点
156〜159℃
【0083】(4) 上記生成物 15.7 g のメタノール
400 ml 溶液にカリウムtert−ブトキシシド 19.1 g を
加え、3時間加熱還流した。冷後、反応液を減圧で濃縮
したのち、残渣に炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、析
出した固体を濾取し、これを水洗したのち乾燥して2−
メトキシ−6−メチルアミノ−3−ピリジンカルボン酸
メチル 16.3 g を得た。 融点 120〜122℃(n
−ヘキサン−ジエチルエーテルから再結晶)
【0084】(5) 上記生成物 7.3 gのジメチルホル
ムアミド 70 ml溶液にN−ブロムスクシンイミド 7.0 g
を加え、80℃で4時間加熱した。反応液に氷水を加え、
析出した固体を濾取し、これを水洗したのち乾燥して5
−ブロモ−2−メトキシ−6−メチルアミノ−3−ピリ
ジンカルボン酸メチル 9.8 gを得た。 融点 136〜
138℃(n−ヘキサン−ジエチルエーテルから再結
晶)
【0085】(6) 上記生成物 20 g のメタノール溶
液 100 ml に水酸化ナトリウム 3.1 gを含む水溶液 200
ml を加え、1.5 時間加熱還流した。冷後、減圧でメタ
ノールを留去したのち、濃塩酸で酸性とした。析出した
固体を濾取し、これを水洗したのち乾燥して目的物 18.
9 g を得た。融点 224〜225℃
【0086】1H−NMRスペクトル(DMSO-d6,δppm):
2.92 (3H, d, J=5Hz), 3.88 (3H, s),7.08 (1H, d, J=5
Hz), 7.98 (1H, s), 12.08 (1H, s)
【0087】参考例 2―― 5−クロロ−2−メトキシ−6−メチルアミノ−3−ピ
リジンカルボン酸の製造:
【0088】参考例1(5)のN−ブロムスクシンイミ
ドの代わりにN−クロルスクシンイミドを用い、参考例
1と同様に反応・処理して目的物を得た。
【0089】参考例 3―― 5−クロロ−2−イソプロポキシ−6−メチルアミノ−
3−ピリジンカルボン酸の製造:
【0090】参考例1(4)のメタノールの代わりにイ
ソプロパノールを、参考例1(5)のN−ブロムスクシ
ンイミドの代わりにN−クロルスクシンイミドをそれぞ
れ用い、参考例1と同様に反応・処理して目的物を得
た。
【0091】参考例 4―― 5−クロロ−6−ジメチルアミノ−2−イソプロポキシ
−3−ピリジンカルボン酸の製造:
【0092】参考例1(3)の30%メチルアミンのエタ
ノール溶液の代わりにジメチルアミンを、参考例1
(4)のメタノールの代わりにイソプロパノールを、参
考例1(5)のN−ブロムスクシンイミドの代わりにN
−クロルスクシンイミドをそれぞれ用い、参考例1と同
様に反応・処理して目的物を得た。
【0093】参考例 5―― 3−アミノ−1−エチル−1H−ヘキサヒドロアゼピン
の製造:
【0094】(1) α−アミノ−ε−カプロラクタム
125 gとトリエチルアミン 118 gのクロロホルム 600 m
l 懸濁液に、クロロトリフェニルメタン 288 gを氷冷下
で攪拌しながら加えた。この混合物を同条件下で、さら
に1時間攪拌した後、室温で2時間攪拌した。析出物を
濾取し、これをアセトンで十分に洗浄後、乾燥してα−
トリフェニルメチルアミノ−ε−カプロラクタム 330 g
を得た。 融点 240 〜241 ℃
【0095】(2) 上記生成物 100 gとヨードエタン
65 g のジメチルホルムアミド 500 ml 溶液に、60%水
素化ナトリウム 12 g を室温で攪拌しながら徐々に加
え、同条件下で4時間攪拌した後、氷水中に注いだ。反
応液をジエチルエーテルで抽出し、抽出液を水で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧で留去
した。得られた結晶を濾取し、乾燥して1−エチル−3
−トリフェニルメチルアミノ−1H−ヘキサヒドロアゼ
ピン−2−オン 88 g を得た。 融点 120 〜121 ℃
【0096】(3) 水素化ビス(2−メトキシエトキ
シ)アルミニウムナトリウムの70%トルエン溶液 180 g
にトルエン 800 ml を加え、これに上記生成物83 gを氷
冷下攪拌しながら加え、同条件下で1時間攪拌した後、
室温でさらに2時間攪拌した。反応液に氷冷下、水と48
%水酸化ナトリウム水溶液を加えた後、有機層を分取し
た。有機層を水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
後、溶媒を減圧で留去した。得られた油状の残渣をエタ
ノールで結晶化させた後、結晶を濾取し、乾燥して1−
エチル−3−トリフェニルメチルアミノ−1H−ヘキサ
ヒドロアゼピン65gを得た。 融点 85〜86℃
【0097】(4) 上記生成物 134 gのテトラヒドロ
フラン 30 ml溶液に10%塩酸 500 mlを加え、室温で2
時間攪拌した。反応液をジエチルエーテルで洗浄し、次
いで水層に過剰の炭酸カリウムを加えた後、クロロホル
ムで抽出した。抽出液を無水硫酸マグネシウムで乾燥
後、溶媒を減圧で留去して目的物48 gを油状物として得
た。
【0098】1H−NMRスペクトル(CDCl3,δppm): 1.
04 (3H, t, J=7.5Hz), 1.3-1.9 (8H,m), 2.42 (1H, dd,
J=13.5Hz, J=6.9Hz), 2.5-2.6 (4H, m), 2.70 (1H, d
d, J=13.5, J=3.5Hz), 2.98 (1H, m).
【0099】参考例 6―― (R)3−アミノ−1−エチル−1H−ヘキサヒドロア
ゼピンの製造:
【0100】参考例5(1)におけるα−アミノ−ε−
カプロラクタムの代わりに(R)−α−アミノ−ε−カ
プロラクタムを用い、参考例5と同様に反応・処理して
目的物を油状物として得た。
【0101】参考例 7―― (S)−3−アミノ−1−エチル−1H−ヘキサヒドロ
アゼピンの製造:
【0102】参考例5(1)におけるα−アミノ−ε−
カプロラクタムの代わりに(S)−α−アミノ−ε−カ
プロラクタムを用い、参考例5と同様に反応・処理して
目的物を油状物として得た。
【0103】参考例 8―― 3−アミノ−1−メチル−1H−ヘキサヒドロアゼピン
の製造:
【0104】参考例5(2)におけるヨードエタンの代
わりにヨードメタンを用い、参考例5と同様に反応・処
理して目的物を油状物として得た。
【0105】参考例 9―― 3−アミノ−1−エチル−1H−ヘプタヒドロアゾシン
の製造:
【0106】(1) 2−アザシクロオクタノン 27 g
とヨードエタン 50 g のテトラヒドロフラン 250 ml 溶
液に、60%水素化ナトリウム 10 g を氷冷下で攪拌しな
がら徐々に加えた。反応混合物を室温で4時間攪拌した
後、氷水中に注ぎ、ジエチルエーテルで抽出した。抽出
液を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧で留去
し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付
し、クロロホルム−メタノール(100:1)で溶出・精製し
て1−エチル−1H−ヘプタヒドロアゾシン−2−オン
36 g を油状物として得た。
【0107】1H−NMRスペクトル(CDCl3,δppm): 1.
15 (3H, t, J=7Hz), 1.4-1.7 (6H, m), 1.82 (2H, m),
2.48 (2H, m), 3.38 (2H, q, J=7Hz), 3.47 (2H, m).
【0108】(2) 上記生成物 25 g のクロロホルム
200 ml 溶液に、五塩化リン 34 g を氷冷下で攪拌しな
がら徐々に加え、同温度で30分間攪拌した。この混合液
にヨウ素 0.4 gを氷冷下で攪拌しながら加え、次いで臭
素25 gを同条件下でゆっくり滴下した後、2時間加熱還
流した。冷後、溶媒を減圧で留去し、残渣を酢酸エチル
に溶解後、水、チオ硫酸ナトリウム水溶液で順に洗浄し
た。酢酸エチル溶液を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、
溶媒を減圧で留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーに付し、n−ヘキサン−酢酸エチル(4:
1)で溶出・精製し、得られた結晶をn−ヘキサンから
再結晶して3−ブロモ−1−エチル−1H−ヘプタヒド
ロアゾシン−2−オンと3−クロロ−1−エチル−1H
−ヘプタヒドロアゾシン−2−オンの混合物 10 g を得
た。
【0109】(3) 上記混合物 10 g 、アジ化ナトリ
ウム 12 g とヨウ化ナトリウム2.0 gのジメチルホルム
アミド 100 ml 溶液を80℃で一晩攪拌した後、氷水にあ
け、ジエチルエーテルで抽出した。抽出液を無水硫酸マ
グネシウムで乾燥後、溶媒を減圧で留去した。残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、n−ヘキサ
ン−酢酸エチル(4:1)で溶出・精製して3−アジド
−1−エチル−1H−ヘプタヒドロアゾシン−2−オン
4.8 gを油状物として得た。
【0110】1H−NMRスペクトル(CDCl3,δppm): 1.
18 (3H, t, J=7Hz), 1.5-1.8 (6H, m), 2.2 (2H, m),
3.08 (1H, m), 3.28 (1H, m), 3.53 (1H, m), 3.76 (1
H, m), 4.0 (1H, dd, J=10.5Hz, J=5.6Hz).
【0111】(4) 水素化ビス(2−メトキシエトキ
シ)アルミニウムナトリウムの 70 %トルエン溶液 36.
4 g にトルエン 100 ml を加え、これに上記生成物4.8
g を氷冷下攪拌しながらゆっくり加え、添加終了後昇温
し、室温で2時間攪拌した。反応液に水と48%水酸化ナ
トリウム水溶液を氷冷下で攪拌しながらゆっくり加えト
ルエン層を分取したのち、ジエチルエーテルで抽出し
た。合わせた有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、
溶媒を減圧で留去して目的物 3.8 gを油状物として得
た。
【0112】参考例 10―― (S)−6−アミノ−4−エチルヘキサヒドロ−1,4
−オキサゼピンの製造:
【0113】(1)(D)−セリンメチルエステル・塩
酸塩 30 g をクロロホルム 300 ml に懸濁し、これにト
リエチルアミン 47 g 及びクロロトリフェニルメタン 5
4 g を加え、0〜10℃で2時間攪拌した。反応液を水洗
したのち、溶媒を減圧で留去し、残渣に70%エチルアミ
ンの水溶液 125 g及びエタノール120 mlを加え、24時間
加熱還流した。溶媒を減圧で留去し、残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーに付し、クロロホルムで溶出
・精製して(R)−3−ヒドロキシ−2−トリフェニル
メチルアミノ−N−エチルプロピオンアミド 29 g を結
晶として得た。
【0114】1H−NMRスペクトル(CDCl3,δppm): 1.
09 (3H, t, J=7Hz), 1.96 (1H, t, J=5Hz), 2.77 (1H,
m), 2.95 (1H, m), 3.04-3.35 (3H, m), 3.57 (1H, m),
7.10-7.50 (16H, m)
【0115】(2)上記生成物 7.0 gをテトラヒドロフ
ラン 70 mlに溶かし、室温で1Mボラン−テトラヒドロ
フラン溶液 19 mlを加え、加熱還流した。反応液を室温
に冷却後メタノール 40 mlを加え、再び1時間加熱還流
した。冷後、溶媒を減圧で留去し、残渣にクロロホルム
20 ml及びトリエチルアミン 3.8 gを加え、0〜10℃で
塩化クロルアセチル2.1 g を滴下した。10℃で1時間攪
拌したのち、溶媒を減圧で留去し、残渣にエタノール 3
2 ml及び水酸化カリウム 1.5 gを加え、室温で18時間攪
拌した。反応液に水を加えたのち、ジエチルエーテルで
抽出し、溶媒を減圧で留去した。残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーに付し、クロロホルムで溶出・精
製して(S)−6−トリフェニルメチルアミノ−4−エ
チルヘキサヒドロ−3−オキソ−1,4−オキサゼピン
1.8 gを結晶として得た。
【0116】(3)上記生成物 0.7 gをトルエン 200 m
l に溶かし、室温で70%水素化ビス(2−メトキシエト
キシ)アルミニウムナトリウムトルエン溶液 2.5 gを加
え、8時間攪拌した。反応液に氷水を加えたのち、トル
エン層を分取し、溶媒を減圧で留去して(S)−6−ト
リフェニルメチルアミノ−4−エチルヘキサヒドロ−
1,4−オキサゼピン 0.58 g を得た。
【0117】1H−NMRスペクトル(CDCl3,δppm): 0.
85 (3H, t, J=7Hz), 1.72 (1H, dd, J=6Hz, J=12Hz),
2.18-2,68 (6H,m), 2.95 (1H, m), 3.40(1H, dd, J=5H
z, J=14Hz), 3.60-3.75 (3H, m), 7.12-7.65 (15H, m)
【0118】(4)上記生成物を用い、参考例5(4)
と同様に反応・処理して目的物を得た。
【0119】参考例 11―― (R)−6−アミノ−4−エチルヘキサヒドロ−1,4
−オキサゼピンの製造:
【0120】参考例10(1)の(D)−セリンメチル
エステル・塩酸塩の代わりに(L)−セリンメチルエス
テル・塩酸塩を用い、参考例10と同様に反応・処理し
て目的物を得た。
【0121】実施例 1―― 5−クロロ−N−(1−エチル−1H−ヘキサヒドロア
ゼピン−3−イル)−2−メトキシ−4−メチルアミノ
ベンズアミドの製造:
【0122】5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルア
ミノ安息香酸 8.06 g 、3−アミノ−1−エチル−1H
−ヘキサヒドロアゼピン 5.3 gのジクロロメタン 100 m
l 溶液に室温で攪拌しながら1−エチル−3−(3−ジ
メチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩 7.88 g
を加え、室温で一昼夜攪拌した。反応混合物を水 100ml
、10%水酸化ナトリウム水溶液 100 ml で順次洗浄
し、有機層を無水マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧で
留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
に付し、n−ヘキサン−酢酸エチル(1:1)で溶出・
精製し、エタノールから再結晶して目的物 5.3 gを得
た。
【0123】融点 141〜143℃;1 H−NMRスペクトル(CDCl3,δppm): 1.04 (3H, t, J
=7Hz), 1.5-2,0 (6H,m),2.45-2.9 (6H, m), 2.95 (3H,
d, J=5Hz), 3.96 (3H, s), 4.28 (1H, m), 4.68(1H, d-
like), 6.12 (1H, s), 8.12 (1H, s), 8.44 (1H, d-lik
e).
【0124】実施例 2―― (R)−5−クロロ−N−(1−エチル−1H−ヘキサ
ヒドロアゼピン−3−イル)−2−メトキシ−4−メチ
ルアミノベンズアミドの製造:
【0125】5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルア
ミノ安息香酸 1.25 g のジメチルホルムアミド溶液 10
mlに室温で攪拌しながらN,N′−カルボジイミダゾー
ル 0.98 g を加えた。この混合溶液を室温で5時間攪拌
したのち、(R)−3−アミノ−1−エチル−1H−ヘ
キサヒドロアゼピン 0.86 g を加え、室温で一昼夜攪拌
した。反応終了後、溶媒を減圧で留去し、これにクロロ
ホルムを加えたのち、10%水酸化ナトリウム水溶液で洗
浄した。クロロホルム層を無水マグネシウムで乾燥後、
溶媒を減圧で留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーに付し、クロロホルム−メタノール(20:
1)で溶出・精製し、酢酸エチルから再結晶して目的物
0.99 g を得た。融点 114〜115℃
【0126】実施例 3〜19―― 対応する原料化合物を用い、実施例1と同様に反応・処
理して、化12及び化13で表される表2及び表3の化
合物を得た。
【0127】
【化12】
【0128】
【表2】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ (℃) 再結晶 実施例 R4 3 1 Y 融点 溶媒 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 3* Cl NHMe Et CH2 116-118 EA 4 Br NHMe Et CH2 140-142 T 5 Cl NHMe Me CH2 176-177 A-E 6 Cl NHEt Et CH2 101-103 T-E 7 Cl NHMe Et (CH2)2 アモルファス ─────────────────────────────── 8 Cl NHMe Et O 147-148 EA 9* Cl NHMe Et O 105-106 A-E 10** Cl NHMe Et O 101-103 EA 11 Br NHMe Et O 157-159 IP ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━* :S体,**:R体
【0129】
【化13】
【0130】
【表3】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ (℃) 再結晶 実施例 R4 3 2 Q 融点 溶媒 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 12 Br NHMe OMe 125-127 PE 13** Br NHMe OMe 117-119 PE 14* Br NHMe OMe 120-121 HX-EA 15 Cl NHMe OMe 132-133 PE-E 16 Cl NHMe O-iPr HCl 94-98 AT 17 Cl NH2 OMe 139-142 E-IP 18 Cl NH2 OEt 90-94 PE-E 19 Cl NMe2 O-iPr HCl,1/4H2O <35 AT ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━* :S体,**:R体
【0131】製剤例 1:―― 錠剤の製造(5 mg錠) 5−クロロ−N−(1−エチル−1H−ヘキサヒドロア
ゼピン−3−イル)−2−メトキシ−4−メチルアミノ
ベンズアミド(5 g)、乳糖(80 g)、トウモロコシデ
ンプン(30 g)、結晶セルロース(25 g)、ヒドロキシ
プロピルセルロース(3 g )、軽質無水ケイ酸(0.7 g
)、及びステアリン酸マグネシウム(1.3 g )。
【0132】上記成分を常法により混合、造粒したの
ち、1錠あたり145 mgで打錠、1000錠を製する。
【0133】製剤例 2:―― 散剤の製造(1%) 5−ブロモ−N−(1−エチル−1H−ヘキサヒドロア
ゼピン−3−イル)−2−メトキシ−6−メチルアミノ
−3−ピリジンカルボキサミド(10 g)、乳糖(960 g
)、ヒドロキシプロピルセルロース(25 g)、及び軽
質無水ケイ酸(5 g )。
【0134】常法により、上記成分を混合したのち、散
剤に製する。
【0135】
【発明の効果】以上説明したように、式(I)で表され
る本発明の化合物及びその生理的に許容される酸付加塩
は、強いセロトニンS3 (5-HT3) 及びドーパミンD2
抗作用に基づく優れた制吐作用を示し、制吐剤として各
種の疾患、治療方法等に伴う種々の消化器症状の治療及
び予防に用いることができる。具体的には、急・慢性胃
炎、逆流性食道炎、胃・十二指腸潰瘍、胃神経症、胃下
垂、胃切除後症候群、強皮症、糖尿病、食道・胆道系疾
患、小児の周期性嘔吐症、上気道感染症などの疾患にお
ける食欲不振、悪心、嘔吐、腹部膨満感、上腹部不快
感、腹痛、胸やけ、曖気等の治療及び予防に、また過敏
性腸症候群、便秘、乳幼児下痢症の治療及び予防に用い
ることがきる。更に、各種抗癌剤もしくはレボドーパ製
剤投与時又は放射線照射時の悪心又は嘔吐の治療及び予
防に用いることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 401/12 223 C07D 401/12 223 413/12 213 413/12 213 417/12 213 417/12 213

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記化1で表される環状アミン誘導体又
    はその生理的に許容される酸付加塩。 【化1】 〔式中、XはCH又はNを意味し、Yは−(CH2)n
    −,−O−又は−S−を意味し、nは1,2又は3を意
    味し、R1 は低級アルキル基を意味し、R2 は低級アル
    コキシ基を意味し、R3 はアミノ基,モノ(低級)アル
    キルアミノ基又はジ(低級)アルキルアミノ基を意味
    し、R4 はハロゲン原子を意味し、波線(〜)はそれが
    結合している炭素原子の立体配置がRS,R又はSであ
    ることを意味する。但し、XがCHであり、Yが−CH
    2 −,−O−又は−S−であるとき、R3 はモノ(低
    級)アルキルアミノ基を意味する。〕
  2. 【請求項2】 R1 がエチル基であり、R2 がメトキシ
    基である請求項1記載の化合物又はその生理的に許容さ
    れる酸付加塩。
  3. 【請求項3】 XがCHであり、Yが−CH2 −又は−
    O−であり、R3 がメチルアミノ基である請求項2記載
    の化合物又はその生理的に許容される酸付加塩。
  4. 【請求項4】 XがNであり、Yが−CH2 −であり、
    3 がメチルアミノ基である請求項2記載の化合物又は
    その生理的に許容される酸付加塩。
  5. 【請求項5】 5−クロロ−N−(1−エチル−1H−
    ヘキサヒドロアゼピン−3−イル)−2−メトキシ−4
    −メチルアミノベンズアミド又はその生理的に許容され
    る酸付加塩。
  6. 【請求項6】 5−クロロ−N−(4−エチルヘキサヒ
    ドロ−1,4−オキサゼピン−6−イル)−2−メトキ
    シ−4−メチルアミノベンズアミド又はその生理的に許
    容される酸付加塩。
  7. 【請求項7】 5−ブロモ−N−(1−エチル−1H−
    ヘキサヒドロアゼピン−3−イル)−2−メトキシ−6
    −メチルアミノ−3−ピリジンカルボキサミド又はその
    生理的に許容される酸付加塩。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項記載の環状
    アミン誘導体又はその生理的に許容される酸付加塩を含
    有する医薬組成物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6979690B2 (en) 2002-01-07 2005-12-27 Pfizer Inc. Oxo or oxy-pyridine compounds as 5-HT4 receptor modulators
US8829028B2 (en) 2002-05-16 2014-09-09 Serodus As 5-HT4 receptor antagonists for the treatment of heart failure

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6979690B2 (en) 2002-01-07 2005-12-27 Pfizer Inc. Oxo or oxy-pyridine compounds as 5-HT4 receptor modulators
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