JPH0967895A - 天井端部固定具 - Google Patents

天井端部固定具

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JPH0967895A
JPH0967895A JP7224836A JP22483695A JPH0967895A JP H0967895 A JPH0967895 A JP H0967895A JP 7224836 A JP7224836 A JP 7224836A JP 22483695 A JP22483695 A JP 22483695A JP H0967895 A JPH0967895 A JP H0967895A
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Kenichi Yoshikawa
健一 吉川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 火災発生時に天井の換気通路を閉じることが
できるという機能を損なうことなく、換気通路を下から
見えなくし、天井板の固定が行いやすく、サイディング
材の固定も行いやすい天井板の固定構造を提供する。 【解決手段】 建物躯体(10)の天井の表面を形成する天
井表面板(16)における壁側の端部を呑み込んで支持する
ための天井板呑み込み部(21)と、建物躯体(10)の壁の表
面を形成する壁表面板(13)の上端部を呑み込んで支持す
るための壁呑み込み部(22)と、天井表面板(16)を境とす
る上下空間の空気を流通させるための換気部(23)とを備
える。その換気部(23)には、流通穴(23A)と、換気部(2
3)が熱せられた場合にその熱によって燃焼することなく
膨張して流通穴(23A)の空気の流通を遮る膨張材(24)と
を備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は天井端部固定具、
更に詳しくは、火災発生時に天井の換気通路を閉じるこ
とができる天井端部固定具に関するものである。
【0002】
【先行技術】本発明の従来技術の説明に当たり、本出願
人は、予め日本特許情報機構(JAPIO)の先行技術
調査(パトリス)の利用により、以下の検索式で昭和5
5年以後の特許出願、実用新案登録出願を調査し、その
結果、特許出願6件、実用新案登録出願100余件を抽
出した。
【0003】 検索式 : E04B5/60F+(軒+軒先+軒天) *(防災+火事+火災) そして、本出願人は前期調査結果を踏まえ、先行技術に
ついて鋭意検討した結果、関連技術として次の技術、特
開平7−42299号を抽出した。この特開平7−42
299号は、天井の換気構造に関するもので、その特許
請求の範囲に示すように、「天井板の側端縁を支持する
天井板支持金具と壁との間に天井裏に通ずる換気用空気
通路を設け、更に該換気用空気通路内に熱によって膨張
する不燃性体積膨張材を内蔵させて構成したこと」を特
徴とする。
【0004】図3および図4を参照させながら、更に詳
しく説明する。図3は、特開平7−42299号に示す
天井の換気構造の実施例を示す垂直断面図である。図4
は、特開平7−42299号に示す天井の換気構造の実
施例を示す斜視図である。この天井の換気構造は、不燃
性天井板2の側端縁を支持した天井支持金具1と、建物
躯体6の外壁としての不燃性壁(サイディング材)5と
の間に不連続なスペーサー4を介在させることによって
図4に示す換気通路7を形成し、且つ天井支持金具1の
換気通路7側に面した背面に不燃性体積膨張材3を内蔵
させたものである。ここで、不燃性体積膨張材3とは、
オーストリアケミー・リンツ社製の「インツメックス」
や、特公昭63-132968(発明の名称;耐火組成物)、特
公告平3-235(発明の名称;耐火被服マット)などであ
り、不燃性体積膨張材3付近の温度が150〜170℃
で約10倍に膨張する性質がある。
【0005】これによれば、火災が発生して温度が上昇
し、約150度℃以上の熱風が換気通路7から天井裏へ
と浸入し始めると、不燃性体積膨張材3が膨張し、換気
通路7を塞ぎ、熱風が換気通路7から天井裏へと浸入す
ることを防ぐ。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した技術
では、以下のような問題点があった。まず、天井板2の
端部の位置が決めにくく、寸法誤差があると固定が行い
にくいという問題点がある。また、天井板支持金具1と
サイディング材5との固定は、スペーサー4を介して天
井板支持金具1をサイディング材5へ固定することとし
ているので、サイディング材5を建物躯体6へ固定して
からでないと行えないなど、施工手順に制約がある。
【0007】更に、換気通路7が下から見えるので、外
観上好ましくない。本発明が解決すべき課題は、火災発
生時に天井の換気通路を閉じることができるという機能
を損なうことなく、換気通路を下から見えなくし、天井
板の固定が行いやすく、サイディング材の固定も行いや
すい天井板の固定構造を提供することにある。
【0008】ここで、請求項1記載の発明の目的は、火
災発生時に天井の換気通路を閉じることができるという
機能を損なうことなく、天井板の固定が行いやすく、サ
イディング材の固定も行いやすい天井端部固定具を提供
することである。また、請求項2記載の発明の目的は、
さらに、換気通路を下から見えなくして外観品質を向上
させる天井端部固定具を提供することである。
【0009】なお、上記の課題をすべて一度に解決する
技術は、前記した先行技術調査によっては発見できなか
った。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するためのものである。請求項1記載の天井端部
固定具は、壁と天井との間に位置する天井端部固定具(2
0)であって、建物躯体(10)の天井の表面を形成する天井
表面板(例えば軒天板16)における壁側の端部を呑み込ん
で天井表面板(16)を支持するための天井板呑み込み部(2
1)と、建物躯体(10)の壁の表面を形成する壁表面板(例
えばサイディング材13)の上端部を呑み込んで壁表面板
(13)を支持するための壁呑み込み部(22)と、天井板呑み
込み部(21)および壁呑み込み部(22)の間に位置して天井
表面板(16)を境とする上下空間の空気を流通させるため
の換気部(23)とを備え、その換気部(23)には、天井の上
下空間の空気を流通させるための流通穴(23A)と、換気
部(23)が熱せられた場合にその熱によって燃焼すること
なく膨張して流通穴(23A)の空気の流通を遮る膨張材(2
4)とを備えたことを特徴とする。
【0011】ここで、「天井」とは、実施の形態で示す
軒天のほか、室内の天井をも含む趣旨である。また、
「壁」とは、室外の外壁、サイディング材のほか、実施
の形態で示す室内の壁をも含む趣旨である。また、「膨
張材」とは、「熱によって燃焼することなく膨張して流
通穴(23A)の空気の流通を遮る」という機能をなす従来
からの材質のものが用いられる。
【0012】請求項1記載の天井端部固定具の作用につ
いて説明する。壁表面板(13)を建物躯体(10)の壁に固定
する際には、その上端を天井端部固定具(20)の壁呑み込
み部(22)へ呑み込ませて支持させてから固定作業をすれ
ばよく、その作業が楽になる。また、天井表面板(16)を
建物躯体(10)に固定する際には、その壁側の端部を天井
端部固定具(20)の天井板呑み込み部(21)へ呑み込ませて
支持させてから固定作業をすればよく、その作業が楽に
なる。
【0013】組み立て終えた場合には、天井端部固定具
(20)の換気部(23)に備えられた流通穴(23A)が、天井の
上下空間の空気を流通させる。火災などによって換気部
(23)が熱せられた場合には、膨張材(24)がその熱によっ
て燃焼することなく膨張し、流通穴(23A)の空気の流通
を遮る。したがって、天井裏へ火が回るのを遅らせるこ
とができる。
【0014】請求項2記載の天井端部固定具は、請求項
1記載の天井端部固定具を技術的に限定したものであ
り、天井端部固定具(20)の換気部(23)には、流通穴(23
A)を下方から直接視認できないようにするカバー部(23
B)を備えたことを特徴とする。次に、請求項2記載の天
井端部固定具の作用について、請求項1記載の天井端部
固定具の作用とは異なる点について説明する。
【0015】すなわち、天井端部固定具(20)の換気部(2
3)に備えられたカバー部(23B)が、流通穴(23A)を下方か
ら直接視認できないようにしているので、それによって
外観品質が向上する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態及び図
面に基づいて、更に詳しく説明する。ここで使用する図
面は、図1乃至図2である。図1は、本発明の一の実施
の形態における通常の状態を示す垂直断面図である。図
2は、本発明の一の実施の形態における火災が発生した
状態を示す垂直断面図である。
【0017】まず、実施の形態の構成について、図1を
参照させながら説明する。この実施の形態の天井端部固
定具20は、建物外壁と軒天との間に位置するアルミニ
ウム合金の押出成形品であって、建物躯体10の軒天の
表面を形成する軒天板16における壁側の端部を呑み込
んで軒天板16を支持するための天井板呑み込み部21
と、建物躯体10の壁の表面を形成するサイディング材
13の上端部を呑み込んでサイディング材13を支持す
るための壁呑み込み部22と、天井板呑み込み部21お
よび壁呑み込み部22の間に位置して軒天板16を境と
する上下空間の空気を流通させるための換気部23とを
備え、図1における紙面垂直方向に長手方向をなす部材
である。
【0018】この実施の形態における建物躯体10は、
壁パネル11を用いて形成されており、軒天板16は野
縁15を介して壁パネル11へ固定され、サイディング
材13はスペーサーたる胴縁12を介して壁パネル11
へ固定されている。天井端部固定具20の天井板呑み込
み部21は、軒天板16における壁側の下面を支持する
下面支持部21Aと、軒天板16の壁側の端面を当接さ
せる端面当接部21Bと、天井端部固定具20を野縁1
5へ固定するための躯体固定部21Cとによって垂直断
面形状を略コ字形としている。端面当接部21Bには、
軒天板16の壁側の端面が必ず当接するものではなく、
寸法誤差が生じた場合に当接することがある。
【0019】天井端部固定具20の壁呑み込み部22
は、サイディング材13の上部における反壁パネル11
側の面を支持する表面支持部22Aと、サイディング材
13の上端面を当接させる上端面当接部22Bと、天井
端部固定具20を壁パネル11へ固定するための躯体固
定部22Cとによって垂直断面形状を逆さU字形として
いる。上端面当接部22Bもまた、サイディング材13
の上端面が必ず当接するものではなく、寸法誤差が生じ
た場合に当接することがある。
【0020】天井端部固定具20の換気部23は、天井
板呑み込み部21の躯体固定部22Cから壁呑み込み部
22の上端面当接部22Bへと延長させたようにして形
成され、長手方向(図面中の紙面垂直方向)に不連続な
貫通穴を備えている。この貫通穴が天井の上下空間の空
気を流通させるための流通穴23Aである。この流通穴
23Aを下方から直接視認できないようにするためのカ
バー部23Bが、天井板呑み込み部21の下面支持部2
1Aを延長するようにして形成されている。さらに、こ
の下面支持部21Aの上面における流通穴23Aに対応
する箇所には、換気部23が熱せられた場合にその熱に
よって燃焼することなく膨張して流通穴23Aの空気の
流通を遮る膨張材24を備えている。
【0021】次に、上記した実施の形態の作用および効
果について、図1および図2を参照させながら説明す
る。サイディング材13を建物躯体10の壁パネル11
に固定する際には、その上端を天井端部固定具20の壁
呑み込み部22へ呑み込ませて支持させてからスペーサ
ー12を介して固定作業をすればよい。すなわち、サイ
ディング材13の反壁パネル11側の面の上部が表面支
持部22Aに当接させながら固定作業を行えばよいの
で、その作業が楽になる。また、サイディング材13の
上端面が上端面当接部22Bに当接しなくても、サイデ
ィング材13の納まりとしては、その反壁パネル11側
の面の上部が表面支持部22Aに当接すればよいので、
高さ方向の誤差を吸収できる。
【0022】また、軒天板16を建物躯体10の野縁1
5に固定する際には、その壁側の端部を天井端部固定具
20の天井板呑み込み部21へ呑み込ませて支持させて
から固定作業をすればよい。すなわち、軒天板16の壁
パネル11側の下面が下面支持部21Aに支持されるよ
うに固定作業を行えばよいので、その作業が楽になる。
また、軒天材16の壁パネル11側の端面が端面当接部
21Bに当接しなくても、軒天材16の納まりとして
は、その壁パネル11側の下面が下面支持部21Aに支
持されていればよいので、水平方向の誤差を吸収でき
る。
【0023】なお、天井端部固定具20の換気部23に
備えられたカバー部23Bが、流通穴23Aを下方から
直接視認できないようにしているので、それによって外
観品質が向上する。組み立て終えた場合には、天井端部
固定具20の換気部23に備えられた流通穴23Aが、
天井の上下空間の空気を流通させる。
【0024】火災などによって換気部23が熱せられた
場合には、図2に示すように、膨張材24がその熱によ
って燃焼することなく膨張し、流通穴23Aの空気の流
通を遮る。したがって、天井裏へ火が回るのを遅らせる
ことができる。次に、上記した実施の形態のバリエーシ
ョンについて説明する。上記実施の形態にあっては天井
端部固定具20は軒天の固定構造に用いるとして説明し
たが、本願発明は、室内の天井にも用いることができ
る。室内の天井に用いた場合、換気部23における流通
穴23Aおよび膨張材24が存在しない部分に間接照明
の器具を配置することもできる。
【0025】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、火災発生
時に天井の換気通路を閉じることができるという機能を
損なうことなく、天井板の固定が行いやすく、サイディ
ング材の固定も行いやすい天井端部固定具を提供するこ
とができた。また、請求項2記載の発明によれば、さら
に、換気通路を下から見えなくして外観品質を向上させ
る天井端部固定具を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一の実施の形態における通常の状態を
示す垂直断面図である。
【図2】本発明の一の実施の形態における火災が発生し
た状態を示す垂直断面図である。
【図3】特開平7−42299号に示す天井の換気構造
の実施例を示す垂直断面図である。
【図4】特開平7−42299号に示す天井の換気構造
の実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 天井支持金具 2 不燃性天
井板 3 不燃性体積膨張材 4 スペーサ
ー 5 不燃性壁 6 建物躯体 7 換気通路 10 建物躯体 11 壁パネ
ル 12 胴縁 13 壁表面板(サ
イディング材) 15 野縁 16 天井表
面板(軒天板) 20 天井端部固定具 21 天井板呑み込み部 21A 下面支
持部 21B 端面当接部 21C 躯体固
定部 22 壁呑み込み部 22A 表面支
持部 22B 上端面当接部 22C 躯体固
定部 23 換気部 23A 流通穴 23B カバー部 24 膨張材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】壁と天井との間に位置する天井端部固定具
    であって、建物躯体の天井の表面を形成する天井表面板
    における壁側の端部を呑み込んで天井表面板を支持する
    ための天井板呑み込み部と、建物躯体の壁の表面を形成
    する壁表面板の上端部を呑み込んで壁表面板を支持する
    ための壁呑み込み部と、天井板呑み込み部および壁呑み
    込み部の間に位置して天井表面板を境とする上下空間の
    空気を流通させるための換気部とを備え、その換気部に
    は、天井の上下空間の空気を流通させるための流通穴
    と、換気部が熱せられた場合にその熱によって燃焼する
    ことなく膨張して流通穴の空気の流通を遮る膨張材とを
    備えたことを特徴とする天井端部固定具。
  2. 【請求項2】天井端部固定具の換気部には、流通穴を下
    方から直接視認できないようにするカバー部を備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載の天井端部固定具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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