JPH0968815A - 画像形成方法 - Google Patents

画像形成方法

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JPH0968815A
JPH0968815A JP7223584A JP22358495A JPH0968815A JP H0968815 A JPH0968815 A JP H0968815A JP 7223584 A JP7223584 A JP 7223584A JP 22358495 A JP22358495 A JP 22358495A JP H0968815 A JPH0968815 A JP H0968815A
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toner
group
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light
photoreceptor
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JP7223584A
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Yukifumi Terada
幸史 寺田
Masaru Watanabe
優 渡辺
Hiroyuki Sako
裕之 迫
Sakushiro Tanaka
作白 田中
Yuji Tanaka
裕二 田中
Toru Ueno
徹 上野
Mitsushi Tsujita
充司 辻田
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像ボケが防止され、高解像度の画像形成が
可能であり、しかも小径ドラムを使用した場合にも上記
特性が維持される画像形成装置を提供する。 【解決手段】 感光体の帯電・露光で静電潜像を形成し
且つ静電潜像をトナーで現像して画像形成を行う画像形
成方法において、前記感光体が表面より10μmの厚み
の部分で該感光体の分光感度のピーク値の±100nm
の波長をもつ光を60%以上吸収する単層有機感光体で
あることを特徴とする画像形成方法が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真方式の画像形
成方法に関するもので、より詳細には画像ボケが防止さ
れ高解像度の画像形成が可能であり、しかも小径ドラム
を使用した場合にも上記特性が得られる画像形成方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の画像形成では、感光体を
帯電露光して静電潜像を形成させ、感光体上の静電潜像
を帯電トナーを含む現像剤で現像してトナー像を形成さ
せ、このトナー像を紙等の転写材に転写させ、転写され
たトナー像を定着させることにより、画像形成を行って
いる。
【0003】電子写真感光体としては、セレン感光体、
a−シリコン感光体及び有機感光体等の各種の感光体が
知られているが、製造コストの点、廃棄処理が容易で環
境にやさしい点及び小型複写機、ファックス及びプリン
ター等への適応性の点では、有機感光体が優れている。
【0004】有機感光体には、電荷輸送剤(CTM)を
含有する媒質中に電荷発生剤(CGM)を分散させた単
層有機感光体と、電荷発生層(CGL)上に電荷輸送層
(CTL)を設けた積層感光体が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
有機感光体を用いる画像形成方法では、形成される静電
潜像が実際に露光された画像より広がる傾向があり、画
像がぼけるという欠点がある。
【0006】即ち、従来の有機感光体、特に積層型の有
機感光体では、表面よりの距離が20μm〜30μmの
部分でキャリア(電荷)が98%以上発生するものであ
り、図2に示すとおり、有機感光層1の表面からの距離
dが20μm〜30μmの部分で発生するキャリア2が
表面に移動する際、前記距離dに対応する広がりbがあ
り、実際の光線3による露光画像の寸法Lよりも寸法b
だけ外方に広がったボケ部4が必らず形成されるのであ
る。
【0007】また、実際の画像形成では、感光層に照射
される光線が全て感光体面に垂直であるということは稀
であり、図3に示す通り、光が外方に拡散している場合
が多く、感光体1中での屈折により距離dの部分でのキ
ャリア2が拡大して形成され、ボケ部4の寸法が一層拡
大することになる。
【0008】画像形成装置をコンパクトにし且つ軽量化
するためには、感光体ドラムの径を小径化することが必
須不可欠となるが、ドラム径が24mm以下の小径ドラ
ムになると、面の曲率が大となり、たとえ露光用の光線
が平行光線であっても、感光層1に対して垂直でない部
分も生じるので、感光層1内における光線屈折の影響が
大きくなる。
【0009】かくして、有機感光体、特にドラム径が2
4mmφ以下の有機感光体を使用する画像形成法では、
画像ボケが生じ、形成される画像の解像度が低下すると
いう問題がある。
【0010】従って、本発明の目的は、画像ボケが防止
され、高解像度の画像形成が可能であり、しかも小径ド
ラムを使用した場合にも上記特性が維持される画像形成
方法を提供するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、感光体
の帯電・露光で静電潜像を形成し且つ静電潜像をトナー
で現像して画像形成を行う画像形成方法において、前記
感光体が表面より10μmの厚みの部分で該感光体の分
光感度のピーク値の±100nmの波長をもつ光を60
%以上吸収する単層有機感光体であることを特徴とする
画像形成方法が提供される。
【0012】径24mmφ以下の単層型の有機感光体に
適用した場合に著しい作用効果が得られる。
【0013】また、高解像度の画像形成を可能とするた
めには、平均粒径8μm以下のトナーを用いることが好
ましく、特に円形度が0.85以上のトナーを用いるこ
とが好ましい。
【0014】
【作用】本発明の画像形成方法では、感光体の帯電・露
光で静電潜像を形成し、且つ静電潜像をトナーで現像し
て画像形成を行うが、感光体として、表面より10μm
の厚み部分で該感光体の分光感度のピーク値の±100
nmの波長をもつ光を60%以上吸収する単層有機感光
体を使用することが顕著な特徴である。尚、光線吸収率
の測定は波長780nm±100nmの波長幅を持つの
光を用いて行う。
【0015】本発明による画像ボケ防止の原理を従来の
ものと比較して示す図1において、本発明によれば感光
層の薄い層の部分(距離d0 )でキャリア2が発生し、
光3の拡散5と電荷の拡がり6とによる距離Bの画像ボ
ケを、従来のそれ(距離A)に比して最小限にとどめる
ことができ、解像度を顕著に向上させることができる。
【0016】本発明における画像ボケ防止及び解像度向
上の効果は、径24mmφ以下の小径感光体ドラムを用
いた場合に特に顕著である。
【0017】後述する例を参照されたい。表面から10
μmの厚み部分で50%、60%及び70%の吸光率を
示す単層有機感光体(これらの感光体についての厚みと
吸光率との関係は図4に示されている)と、積層感光体
とについて、ドラム径を80mmφ、40mmφ及び2
4mmφと変化させ、トナーとして径10μm及び径8
μmのものを用いて縦方向(ドラム軸方向)及び横方向
(ドラム周方向)の解像を測定した結果が表1に示され
ている。
【0018】この結果によると、トナー径10μmの場
合、積層感光体や吸光率50%の単層感光体では、径8
0mmφの場合、縦の解像度が7.1d(ドット)/m
m、横の解像度が6.3d/mmと低く、径24mmφ
の小径の場合には、縦の解像度が6.3d/mm及び横
の解像度が5.6d/mmと大きく低下する。
【0019】本発明によれば、以上のように、画像ボケ
が防止され、高解像の画像形成が可能となると共に、小
径ドラムを使用した場合にも上記特性が維持されるの
で、画像形成装置を小型化及び軽量化できるという利点
がある。
【0020】
【発明の好適態様】
[画像形成装置]本発明の画像形成装置の簡略配置を示
す図5において、前述した有機感光層1を備えた回転感
光体ドラム7の周囲には、主帯電用コロナチャージャ1
1、レーザ光用光源を備えた画像露光用光学系12、現
像器13、転写機構14及び除電用光源15が配置され
ている。
【0021】画像形成に際し、コロナチャージャ11に
より感光体ドラム7の感光層1が例えば正に均一に帯電
される。この主帯電により、一般に感光層1の表面電位
は、絶対値で500乃至1000V、特に600乃至9
00Vの範囲に設定される。
【0022】次いで光学系12よりレーザ光を用いて画
像露光が行われ、感光層1の光線像に対応する部分(即
ち、レーザ光照射部分)の電位は、0V〜100Vにな
り、レーザ光が照射されない部分(バックグラウンド)
の電位は、主帯電電位からの暗減衰電位に保持され、静
電潜像が形成される。
【0023】上記の静電潜像は、現像器13により現像
され、感光層1の表面にはトナー像が形成される。この
具体例において、現像器13による現像は、感光層1の
主帯電極性と同極性に帯電された非磁性一成分トナーを
用いた現像法(図6参照、後述)によって行われる。本
発明は、非磁性一成分現像に特に適しているが、磁性一
成分現像及び磁性2成分現像にも十分適応可能であり、
この例に限定されない。
【0024】感光層表面に形成されたトナー像は、転写
機構14と感光体ドラム7との間に通された紙等の転写
材16上に転写され、次いで除電用光源15による光照
射によって感光層10の除電が行われる。
【0025】非磁性一成分現像装置の一例の配置を示す
図6において、現像容器20の内部には、非磁性一成分
トナーを感光体に施すための弾性体現像ローラ8、弾性
体現像ローラにトナーを供給するためのサブローラ21
及びトナーを攪拌混合するためのアジテーター22が収
容されている。現像容器20の感光体に近接する側には
開口部23があり、この開口部23に弾性体現像ローラ
8が位置しており、この現像ローラ8に近接してサブロ
ーラ21が設けられている。
【0026】現像容器20の上部には、下端にスリット
状開口24を有するトナー収容部25が設けられてお
り、この開口24にはトナー供給ローラ26が設けられ
ている。また、弾性体現像ローラ8のトナー層送り出し
側には、トナー層を一定の厚みに制御し且つトナーの帯
電を付加的に行うブレード27が設けられている。
【0027】トナー収容部25に収納されている非磁性
一成分トナー9は、トナー供給ローラ26により、現像
容器20内に定量供給され、アジテーター22により攪
拌されて、帯電される。帯電されたトナーは、サブロー
ラ21上に塗布され、次いで弾性体現像ローラ8上に塗
布される。現像ローラ8上のトナー層の厚みは、ブレー
ド27により一定の層厚となるように制御されると共
に、現像ローラ8上のトナーはブレードとの摺擦により
強く帯電される。
【0028】弾性体現像ローラ8には、感光体の暗部電
荷と同極性のバイアス電位が印加されており、感光体1
とのニップ位置において感光体に圧接され、反転現像が
行われる。サブローラ21から弾性体現像ローラ8はの
トナーの移行が円滑に行われるように、サブローラ21
には弾性体現像ローラ8に印加しているバイアス電圧よ
りも若干高いバイアス電圧を印加しておくことが好まし
い。
【0029】[感光体]電荷発生顔料としては、例え
ば、セレン、セレン−テルル、アモルファスシリコン、
ピリリウム塩、アゾ系顔料、ジスアゾ系顔料、アンサン
スロン系顔料、フタロシアニン系顔料、インジコ系顔
料、スレン系顔料、トルイジン系顔料、ピラゾリン系顔
料、ペリレン系顔料、キナクリドン系顔料等が例示さ
れ、所望の領域に吸収波長域を有するよう、一種または
二種以上混合して用いられる。
【0030】特に好適なものとして、次のものが例示さ
れる。X型メタルフリーフタロシアニン、オキソチタニ
ルフタロシアニン、
【0031】ペリレン系顔料、特に化学式(1)、
【化1】 式中、R1 及びR2 の各々は、炭素数18以下の置換ま
たは未置換のアルキル基、シクロアルキル基、アリール
基、アルカリール基、またはアラールキル基である。で
表されるもの。アルキル基としては、エチル基、プロピ
ル基、ブチル基、2−エチルヘキシル基等が挙げられ、
シクロアルキル基としては、シクロヘキシル基等が挙げ
られ、アリール基としては、フェニル基、ナフチル基等
が挙げられ、アルカリール基としては、トリル基、キシ
リル基、エチルフェニル基等が挙げられ、アラールキル
基としては、ベンジル基、フェネチル基等が挙げられ
る。置換基としては、アルコキシ基、ハロゲン原子等が
ある。
【0032】ビスアゾ顔料、特に化学式(2)
【化2】 式中、Aは水素原子または置換または未置換のアルキル
基、アリール基または複素環基であり、nはゼロまたは
1であり、Cpはカップラー残基である、で表わされる
ビスアゾ顔料。ピラゾール環の3位にには、直接或いは
ビニリデン基を介して、置換或いは未置換のアルキル
基、アリール基或いは複素環基が結合していてもよく、
ここで、アルキル基としては、メチル、エチル、プロピ
ル、ブチル、アミル基等が挙げられ、アリール基として
はフェニル、ナフチル、ビフェニル、アントリル、フェ
ナントリル、フルオレニル基等が挙げられ、複素環基と
しては、窒素、酸素、硫黄或いはこれらの組み合わせを
環中に含有する単環或いは多環の飽和乃至不飽和の複素
環基、例えばチエニル基、フリル基、イミダゾリル基、
ピロリル基、ピリミジニル基、イミダゾール基、ピラジ
ニル基、ピラゾリニル基、ピロリジニル基、ピラニル
基、ピペリジル基、ピペラジニル基、モルホリル基、ピ
リジル基、ピリミジル基、ピロリジニル基、ピロリニル
基、ベンゾフリル基、ベンゾイミダゾリル基、ベンゾフ
ラニル基、インドリル基、キノリル基、カルバゾリル
基、ジベンゾフラニル基等が挙げられる。これらの置換
基としては、低級アルキル基、低級アルコキシ基、アシ
ルオキシ基、クロール等のハロゲン原子、ヒドロキシル
基、ニトリル基、ニトロ基、アミノ基、アミド基、アシ
ルオキシ基、カルボキシル基等が挙げられる。
【0033】一方、式(2)におけるカプラー残基とし
ては、この種のアゾ顔料に使用されるカプラー(アゾカ
ップリング成分)の残基であれば任意のもの、例えば置
換或いは未置換のフェノール類、ナフトール類、或いは
水酸基含有複素環環化合物等であってよく、ここで置換
基としては、低級アルキル基、低級アルコキシ基、アリ
ール基、アシルオキシ基、クロール等のハロゲン原子、
ヒドロキシル基、ニトリル基、ニトロ基、アミノ基、ア
ミド基、アシルオキシ基、カルボキシル基等が挙げられ
る。
【0034】また、電荷輸送剤及び電荷発生顔料を溶解
・分散させる樹脂媒質としては、種々の樹脂が使用で
き、例えば、スチレン系重合体、アクリル系重合体、ス
チレン−アクリル系重合体、エチレン−酢酸ビニル共重
合体、ポリプロピレン、アイオノマー等のオレフィン系
重合体、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重
合体、ポリエステル、アルキッド樹脂、ポリアミド、ポ
リウレタン、エポキシ樹脂、ポリカーボネート、ポリア
リレート、ポリスルホン、ジアリルフタレート樹脂、シ
リコーン樹脂、ケトン樹脂、ポリビニルブチラール樹
脂、ポリエーテル樹脂、フェノール樹脂や、エポキシア
クリレート等の光硬化型樹脂等、各種の重合体が例示で
きる。これらの結着樹脂は、一種または二種以上混合し
て用いることもできる。好適な樹脂は、スチレン系重合
体、アクリル系重合体、スチレン−アクリル系重合体、
ポリエステル、アルキッド樹脂、ポリカーボネート、ポ
リアリレート等である。
【0035】特に好適な樹脂は、ポリカーボネート、帝
人化成社製パンライト、三菱瓦斯化学社製PCZ等であ
り、下記化学式(3)、
【化3】 式中、R3 及びR4 は水素原子または低級アルキル基で
あって、R3 及びR4 は連結して、結合炭素原子と共
に、シクロヘキサン環のごときシクロ環形成していても
よい、で表されるビスフェノール類とホスゲンとから誘
導されるポリカーボネートである。
【0036】電荷輸送剤としてはそれ自体公知の任意の
電子輸送性或いは正孔輸送性のものを使用できる。その
適当な例は、次の通りである。
【0037】電子輸送剤としては、パラジフェノキノン
誘導体、ベンゾキノン誘導体、ナフトキノン誘導体、テ
トラシアノエチレン、テトラシアノキノジメタン、クロ
ルアニル、ブロモアニル、2,4,7−トリニトロ−9
−フルオレノン、2,4,5,7−テトラニトロ−9−
フルオレノン、2,4,7−トリニトロ−9−ジシアノ
メチレンフルオレノン、2,4,5,7−テトラニトロ
キサントン、2,4,8−トリニトロチオキサントンな
どの電子吸引性物質や、これら電子吸引性物質を高分子
化したものが挙げられる。
【0038】これらの内でも、パラジフェノキノン誘導
体、特に非対称型のパラジフェノキノン誘導体が、溶解
性にも優れており、電子輸送性にも優れているので好ま
しい。
【0039】パラジフェノキノン誘導体としては、下記
化学式(4)、
【化4】 式中、R5 、R6 、R7 及びR8 の各々は水素原子、ア
ルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アラルキル
基、アルコキシ基等である、で表されるものが使用され
る。R5 、R6 、R7 及びR8 は非対称構造の置換基で
あることが好ましく、R5 、R6 、R7 及びR8 の内、
2個が低級アルキル基であり、他の2個が分岐鎖アルキ
ル基、シクロアルキル基、アリール基またはアラールキ
ル基であることが好ましい。
【0040】その適当な例は、これに限定されないが、
3,5−ジメチル−3’,5’−ジt−ブチルジフェノ
キノン、3,5−ジメトキシ−3’,5’−ジt−ブチ
ルジフェノキノン、3,3’−ジメチル−5,5’−ジ
t−ブチルジフェノキノン、3,5’−ジメチル−
3’,5−ジt−ブチルジフェノキノン、3,5,
3’,5’−テトラメチルジフェノキノン、2,6,
2’, 6’−テトラt−ブチルジフェノキノン、3,
5,3’,5’−テトラフェニルジフェノキノン、3,
5,3’,5’−テトラシクロヘキシルジフェノキノ
ン、等を挙げることができるが、これらのジフェノキノ
ン誘導体は、分子の対称性が低いために分子間の相互作
用が小さく、溶解性に優れているために好ましい。
【0041】一方、正孔輸送性物質としては、例えば次
のものが知られており、これらの内から、溶解性や、正
孔輸送性に優れているものが使用される。ピレンン、N
−エチルカルバゾール、N−イソプロピルカルバゾー
ル、N−メチル−N−フエニルヒドラジノ−3−メチリ
デン−9−カルバゾール、N,N−ジフエニルヒドラジ
ノ−3−メチリデン−9−エチルカルバゾール、N,N
−ジフエニルヒドラジノ−3−メチリデン−10−エチ
ルフエノチアジン、N,N−ジフエニルヒドラジノ−3
−メチリデン−10−エチルフエノキサジン、p−ジエ
チルアミノベンズアルデヒド−N,N−ジフエニルヒド
ラゾン、p−ジエチルアミノベンズアルデヒド−α−ナ
フチル−N−フエニルヒドラゾン、p−ピロリジノベン
ズアルデヒド−N,N−ジフエニルヒドラゾン、1,
3,3−トリメチルインドレニン−ω−アルデヒド−
N,N−ジフエニルヒドラゾン、p−ジエチルベンズア
ルデヒド−3−メチルベンズチアゾリノン−2−ヒドラ
ゾンなどのヒドラゾン塩、2,5−ビス(p−ジエチル
アミノフエニル)−1,3,4−オキサジゾール、1−
フエニル−3−(p−ジエチルアミノスチリル)−5−
(p−ジエチルアミノフエニル)ピラゾリン、1−[キ
ノニル(2)]−3−(p−ジエチルアミノスチリル)
−5−(p−ジエチルアミノフエニル)ピラゾリン、1
−[ピリジル(2)]−3−(p−ジエチルアミノスチ
リル)−5−(p−ジエチルアミノフエニル)ピラゾリ
ン、1−[6−メトキシ−ピリジル(2)]−3−(p
−ジエチルアミノスチリル)−5−(p−ジエチルアミ
ノフエニル)ピラゾリン、1−[ピリジル(3)]−3
−(p−ジエチルアミノスチリル)−5−(p−ジエチ
ルアミノフエニル)ピラゾリン、1−[レピジル
(3)]−3−(p−ジエチルアミノスチリル)−5−
(p−ジエチルアミノフエニル)ピラゾリン、1−[ピ
リジル(2)]−3−(p−ジエチルアミノスチリル)
−4−メチル−5−(p−ジエチルアミノフエニル)ピ
ラゾリン、1−[ピリジル(2)]−3−(α−メチル
−p−ジエチルアミノスチリル)−3−(p−ジエチル
アミノフエニル)ピラゾリン、1−フエニル−3−(p
−ジエチルアミノスチリル)−4−メチル−5−(p−
ジエチルアミノフエニル)ピラゾリン、スピロピラゾリ
ンなどのピラゾリン類、2−(p−ジエチルアミノスチ
リル)−3−ジエチルアミノベンズオキサゾール、2−
(p−ジエチルアミノフエニル)−4−(p−ジメチル
アミノフエニル)−5−(2−クロロフエニル)オキサ
ゾールなどのオキサゾール系化合物、2−(p−ジエチ
ルアミノスチリル)−6−ジエチルアミノベンゾチアゾ
ールなどのチアゾール系化合物、ビス(4−ジエチルア
ミノ−2−メチルフエニル)フエニルメタンなどのトリ
アリ−ルメタン系化合物、1,1−ビス(4−N,N−
ジエチルアミノ−2−メチルフエニル)ヘプタン、1,
1,2,2−テトラキス(4−N,N−ジメチルアミノ
−2−メチルフエニル)エタンなどのポリアリールアル
カン類、N,N´−ジフエニル−N,N´−ビス(メチ
ルフエニル)ベンジベン、N,N´−ジフエニル−N,
N´−ビス(エチルフエニル)ベンジジン、N,N´−
ジフエニル−N,N´−ビス(プロピルフエニル)ベン
ジジン、N,N´−ジフエニル−N,N´−ビス(ブチ
ルフエニル)ベンジジン、N,N´−ビス(イソプロピ
ルフエニル)ベンジジン、N,N´−ジフエニル−N,
N´−ビス(第2級ブチルフエニル)ベンジジン、N,
N´−ジフエニル−N,N´−ビス(第3級ブチルフエ
ニル)ベンジジン、N,N´−ジフエニル−N,N´−
ビス(2,4−ジメチルフエニル)ベンジベン、N,N
´−ジフエニル−N,N´−ビス(クロロフエニル)ベ
ンジジンなどのベンジジン系化合物、トリフエニルアミ
ン、ポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリビニルピレ
ン、ポリビニルアントラセン、ポリビニルアリクジン、
ポリ−9−ビニルフエニルアントラセン、ピレン−ホル
ムアルデヒド樹脂、エチルカルバゾールホルムアルデヒ
ド樹脂。
【0042】正孔輸送剤の好適なものとして、下記化学
式(5)
【化5】 式中、Ar1 、Ar2 、Ar3 及びAr4 の各々は置換
或いは未置換のアリール基であり、Yは置換或いは未置
換のアリーレン基であり、nはゼロまたは1の数であ
る、で表される芳香族アミン類が挙げられる。
【0043】更に、正孔輸送剤の他の好適なものとし
て、ヒドラゾン類、特に下記化学式(6)
【化6】 式中、Ar5 の各々は、同一でも異なってもよく、置換
或いは未置換のアリール 基である、で表される
ヒドラゾン類を挙げることができる。
【0044】また、感度の点や、反転現像を可能とする
という用途の広さからは、電子輸送剤(ET)と、正孔
輸送剤(HT)とを組み合わせで使用するのがよく、こ
の場合、ET:HTの重量比は10:1乃至1:10、
特に1:5乃至1:1の範囲にあるのが最もよい。
【0045】本発明に用いる感光体形成用組成物には、
電子写真学的特性に悪影響を及ぼさない範囲で、それ自
体公知の種々の配合剤例えば、酸化防止剤、ラジカル捕
捉剤、一重項クエンチャー、UV吸収剤、軟化剤、表面
改質剤、消 剤、増量剤、増粘剤、分散安定剤、ワック
ス、アクセプター、ドナー等を配合させることができ
る。
【0046】また、全固形分当たり0.1乃至5重量%
の立体障害性フェノール系酸化防止剤を配合すると、電
子写真学的特性に悪影響を与えることなく、感光層の耐
久性を顕著に向上させることができる。
【0047】感光層を設ける導電性基板としては、導電
性を有する種々の材料が使用でき、例えば、アルミニウ
ム、銅、錫、白金、金、銀、バナジウム、モリブデン、
クロム、カドミウム、チタン、ニッケル、インジウム、
ステンレス鋼、真鍮等の金属単体や、上記金属が蒸着ま
たはラミネートされたプラスック材料、ヨウ化アルミニ
ウム、酸化錫、酸化インジウム等で被覆されたガラス等
が例示される。本発明に用いる単層分散型の感光体で
は、通常のアルミニウム素管、特に膜厚が1乃至50μ
mとなるようにアルマイト処理を施した径が24mm以
下の素管を用いことが好ましい。
【0048】単一分散層型感光体を形成させるには、電
荷輸送剤等と結着樹脂等を含む溶液に、電荷発生顔料を
配合し、従来公知の方法、例えば、ロールミル、ボール
ミル、アトライタ、ペイントシェイカーあるいは超音波
分散機等を用いて分散させて、塗布液を調製し、従来公
知の塗布手段により、導電性基体に塗布、乾燥すればよ
い。感光層の厚みは、特に制限されないが、一般に10
乃至40μm、特に20乃至30μmの範囲とすること
が望ましい。
【0049】塗布液を形成するのに使用する溶剤として
は、種々の有機溶剤が使用でき、メタノール、エタノー
ル、イソプロパノール、ブタノール等のアルコール類、
n−ヘキサン、オクタン、シクロヘキサン等の脂肪族系
炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭
化水素、ジクロロメタン、ジクロロエタン、四塩化炭
素、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素、ジメチル
エーテル、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、エ
チレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコ
ールジメチルエーテル等のエーテル類、アセトン、メチ
ルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、酢酸
エチル、酢酸メチル等のエステル類、ジメチルホルムア
ミド、ジメチルスルホキシド等、種々の溶剤が例示さ
れ、一種または二種以上混合して用いられる。塗布液の
固形分濃度は一般に5乃至50%とするのがよい。
【0050】[トナー]本発明では、現像用トナーとし
て、非磁性一成分トナー、磁性一成分トナー及び磁性2
成分トナーの何れもが使用される。このトナーは、組成
として、定着性樹脂分、着色剤、高分子量或いは低分子
量の電荷制御剤、離型剤等、或いは更に必要により磁性
粉を含有している。
【0051】定着用樹脂媒体としては、熱可塑性樹脂
や、未硬化或いは初期縮合物の形の熱硬化性樹脂が何れ
も使用され、例えばポリスチレン等のビニル芳香族樹
脂、アクリル樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリエ
ステル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、石油樹
脂、ポリオレフィン樹脂等が挙げられ、これらの内でも
スチレン系樹脂、アクリル系樹脂或いはスチレン−アク
リル系共重合体樹脂が好適に使用される。この定着用樹
脂には、ブレンドの形で或いは共重合の形でカチオン性
またはアニオン性極性基が含有されている。
【0052】樹脂中に含有させる着色剤としては、例え
ば次に示す無機または有機の顔料や染料等が単独または
2種以上の組合せで使用されるが、勿論これに限定され
ない。ファーネスブラック、チャンネルブラック等のカ
ーボンブラック;四三酸化鉄等の鉄黒;ルチル型または
アナターゼ型等の二酸化チタン;フタロシアニンブル
ー;フタロシアニングリーン;カドミウムイエロー;モ
リブレンオレンジ;ピラゾロンレッド;ファストバイオ
レットB等。上記着色剤は、定着用樹脂媒質100重量
部当り5乃至20重量部、特に10乃至15重量部の量
で使用する。
【0053】電荷制御剤としては、それ自体公知のも
の、例えばニグロシンベース(CI 5045)やオイルブラッ
ク(CI 26150) 、スピロンブラック等の油溶性染料や、
ナフテン酸金属塩、脂肪酸金属石鹸、含金属錯塩染料等
を配合し得るほか、電荷制御性官能基を含有する樹脂も
使用しうる。このような官能基としては、スルホン酸、
リン酸、カルボン酸型のアニオン性基、或いは1級−、
2級−又は3級−アミノ基や第4級アニモニウム基のよ
うなカチオン性基等の電解性基がある。電荷制御剤は、
樹脂100重量部当たり1乃至10重量部の量で用いる
のがよい。
【0054】上記樹脂中には熱定着用離型剤として、各
種ワックス類や低分子量オレフィン系樹脂等を含有させ
ることができ、オレフィン系樹脂は、数平均分子量(M
n)が1000乃至10000、特に2000乃至60
00の範囲にあるものがよい。オレフィン系樹脂として
は、ポリプロピレン、ポリエチレン、プロピレン−エチ
レン共重合体が使用されるが、ポリプロピレンが特に好
適である。離型剤は、樹脂100重量部当たり1乃至1
0重量部の量で用いるのがよい。
【0055】磁性一成分系トナーの場合、トナー中に添
加して使用する磁性材料としては、それ自体公知の磁性
材料、例えば、四三酸化鉄(Fe3 4 )、三二酸化鉄
(γ−Fe2 3 )、酸化鉄亜鉛(ZnFe2 4 )、
酸化鉄イットリウム(Y3 Fe5 12)、酸化鉄カドミ
ウム(CdFe2 4 )、酸化鉄ガドリウム(Gd3
5 12)、酸化鉄銅(CuFe2 4 )、酸化鉄鉛
(PbFe1219)、酸化鉄ニッケル(NiFe
2 4 )、酸化鉄ネオジウム(NdFeO3 )、酸化鉄
バリウム(BaFe1219)、酸化鉄マグネシウム(M
gFe2 4 )、酸化鉄マンガン(MnFe2 4 )、
酸化鉄ランタン(LaFeO3 )、鉄粉(Fe)、コバ
ルト粉(Co)、ニッケル粉(Ni)等を用いることが
できる。 これらの磁性材料は、一般に30乃至70e
mu/gの飽和磁化を有するものが好ましい。磁性一成
分系トナーの場合には、トナー当たり20乃至50重量
%の磁性材微粉末をを含有させることが好ましい。
【0056】このトナー粒子は、粒子の流動性を向上さ
せることが、前記嵩密度を高くするために有効である。
この目的のために、カーボンブラック、疎水性非晶質シ
リカ、疎水性微粉アルミナ、微細酸化チタン、微細球状
樹脂等の流動性改良剤をまぶして、最終トナーとする。
流動性改良剤はトナー当たり0.01乃至2.0重量%
の量で用いるのがよい。
【0057】本発明では、得られる画像の解像度の点で
は、既に指摘したとおり、粒径(体積基準の中心粒径)
が8μm以下の小粒径トナーが好ましい。また、下記式 円形度=投影トナー粒子の面積と同一の面積を有する円
の周囲長/投影トナー粒子の輪郭の長さ で定義される円形度が0.85以上、特に0.94以上
のトナーを用いることが、反転現像の点では好ましい。
【0058】小粒径で球形のトナーは、重合法で容易に
得られる。この球形トナーでは、一般にD25/D75で表
わす粒径の分散度が1.9以下、特に1.6以下である
単一分散或いはこれに近い粒子から成るのがよい。尚、
本明細書においてD25,D75はトナー粒子全体の体積積
算での25%、75%に当たるところの粒子径を表わ
す。
【0059】重合法球形トナーは、ラジカル重合開始
剤、定着性樹脂となりうるビニル系単量体及び他に前述
した成分を少なくとも含有するトナー形成用組成物を水
性媒体中で懸濁重合させることにより、得られる。
【0060】定着用樹脂を形成し得るビニル系単量体は
水不溶性のものであり、定着性と検電性とを有する熱可
塑性樹脂を形成し得るものであり、例えばその適当な例
はこれに限定されないが、ビニル芳香族単量体、アクリ
ル系単量体、ビニルエステル系単量体、ビニルエーテル
系単量体、ジオレフィン系単量体、モノオレフィン系単
量体等である。
【0061】ビニル芳香族単量体としては、下記化学式
(7)
【化7】 式中、R9 は水素原子、低級アルキル基又はハロゲン原
子であり、R10は水素原子、低級アルキル基、ハロゲン
原子、アルコキシ基、ニトロ基、或いはビニル基であ
る。のビニル芳香族炭化水素、例えばスチレン、α−メ
チルスチレン、ビニルトルエン、α−クロロスチレン、
o−,m−,p−クロロスチレン、p−エチルスチレ
ン、ジビニルベンゼンの単独又は2種以上の組合せを挙
げることができる。
【0062】アクリル系単量体としては、下記式(8)
【化8】 式中、R11は水素原子又は低級アルキル基、R12は水素
原子、炭素数12迄の炭化水素基、ヒドロキシアルキル
基、或いはビニルエステル基である、のアクリル系単量
体、例えばアクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アク
リル酸ブチル、アクリル酸−2−エチルヘキシル、アク
リル酸シクロヘキシル、アクリル酸フェニル、メタクリ
ル酸メチル、メタクリル酸ヘキシル、メタクリル酸−2
−エチルヘキシル、β−ヒドロキシアクリル酸エチル、
γ−ヒドロキシアクリル酸プロピル、δ−ヒドロキシア
クリル酸ブチル、β−ヒドロキシメタクリル酸エチル、
エチレングリコールジメタクリル酸エステル、テトラエ
チレングリコールジメタクリル酸エステル等が挙げられ
る。
【0063】その他の単量体としては、ビニルエステ
ル、例えばギ酸ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニ
ル等:ビニルエーテル、例えばビニル−n−ブチルエー
テル、ビニルフェニルエーテル、ビニルシクロヘキシル
エーテル等:ジオレフィン類、特にブタジエン、イソプ
レン、クロロプレン等:モノオレフィン類、特にエチレ
ン、プロピレン、イソブチレン、ブテン−1、ペンテン
−1、4−メチルペンテン−1等が挙げられる。好適な
単量体は、スチレン系単量体、アクリル系単量体、スチ
レン−アクリル単量体等である。
【0064】ラジカル重合開始剤としては、それ自体公
知のラジカル重合開始剤、例えばアゾ化合物系、ハイド
ロパーオキサイド系、パーオキサイド系、過酸型開始剤
や、レドックス系開始剤が使用される。開始剤の適当な
例は、これに限定されないが次の通りである。2,2'−ア
ゾビスイソブチロニトリル、2,2'−アゾビス(2,4 −ジ
メチルバレロニトリル)、2,2' −アゾビス(2−シク
ロプロピルプロピオニトリル)、2,2'−アゾビス(4−
メトキシ−2,4 −ジメチルバレロニトリル)、1,1'−ア
ゾビス(1−シクロヘキサンカルボニトリル)、過酸化
ベンゾイル、(1−フェニルエチル)アゾジフェニルメ
タン。
【0065】電荷制御作用を付与するために、前記ビニ
ル系単量体と共重合可能な電荷制御性官能基含有水溶性
単量体を用い得る。このような単量体としては、スルホ
ン酸、リン酸、カルボン酸型のアニオン性基、或いは1
級−、2級−又は3級−アミノ基や第4級アニモニウム
基のようなカチオン性基等の電解性基を有するラジカル
重合性単量体が挙げられ、その適当な例は、次の通りで
ある。
【0066】スチレンスルホン酸、スチレンスルホン酸
ナトリウム、2−アクリルアミド2−メチルプロパンス
ルホン酸、2−アシッドホスホオキシプロピルメタクリ
レート、2−アシッドホスホオキシエチルメタクリレー
ト、3−クロロ2−アシッドホスホオキシプロピルメタ
クリレート、アクリル酸、メタクリル酸、フマル酸、ク
ロトン酸、テトラヒドロテレフタル酸、イタコン酸、ア
ミノスチレン、アミノエチルメタクリレート、アミノプ
ロピルアクリレート、ジエチルアミノプロピルアクリレ
ート、γ−N−(N',N' −ジエチルアミノエチル)アミ
ノプロピルメタクリレート、トリメチルアンモニウムプ
ロピルメタクリレート。
【0067】更に、上記のスルホン酸、リン酸、カルボ
ン酸型のアニオン性基、或いは1級−、2級−又は3級
−アミノ基や第4級アニモニウム基のようなカチオン性
基等の電解性基を有するラジカル開始剤を使用して、重
合体末端に電荷制御基を導入することもできる。
【0068】重合法トナーの製造にあたって、ビニル系
単量体等を含有するトナー形成用組成物を水中に懸濁さ
せる。この場合、該組成物の濃度は、一般に1乃至50
重量%、特に5乃至30重量%が適当であり、懸濁粒子
のサイズは、一般に4乃至20μm、特に5乃至13μ
mに調節するのが適当である。
【0069】トナー形成用組成物の懸濁状態を安定化さ
せるために必要に応じて分散安定剤を用いることもでき
る。そのような分散安定剤としては、媒体中に可溶の高
分子例えば、ポリビニルアルコール、メチルセルロー
ス、エチルセルロース、ポリアクリル酸、ポリアクリル
アミド、ポリエチレンオキシド、ポリ(ハイドロオキシ
ステアリン酸−g−メタクリル酸メチル−CO−メタクリ
ル酸)共重合体やノニオン性或いはイオン性界面活性剤
或いはリン酸カルシウム等の無機粉末などが適宜使用さ
れる。分散安定剤は、系中に0.1 乃至10重量%、特に
0.5 乃至5重量%の量で加えることが好ましい。
【0070】トナー形成用組成物中における開始剤の量
は、単量体を基準にして、0.3 乃至30重量%、特に0.
5 乃至10重量%とするのがよい。
【0071】重合に際しては、反応系を窒素等の不活性
ガスで置換し、前述した懸濁状態を維持しつつ、40乃
至100℃、特に50乃至90℃の温度で重合を行わせ
る。勿論、反応系を均質化するために穏和な攪拌を行う
こともできる。反応後の重合生成物は前述した粒度範囲
の粒状物の形で得られるので、生成粒子を濾過し、必要
により水又は適当な溶剤で洗浄し、乾燥して、トナー粒
子とする。
【0072】本発明では、他の方法による球形トナーも
勿論使用でき、例えば、トナー形成用樹脂組成物を混
練、粉砕、分級して得られる不定形トナーや、この不定
形トナーを熱気流中で溶融、球状化したトナーや、トナ
ー形成用樹脂組成物の溶融物を熱雰囲気中にスプレーし
て、球状に造粒したトナーも本発明の目的に使用され
る。
【0073】一方、磁性二成分系のトナーの場合、磁性
キャリヤとしては、四三酸化鉄、フェライト、鉄粉等の
それ自体公知のものが使用される。特にフェライト系の
磁性キャリヤが好適である。平均粒子径が60乃至15
0μmで、粒径44μm以下のものが全体の3乃至15
重量%を占めるような粒度分布を有するものを使用する
のが好ましい。磁性キャリヤの密度は、キャリヤ濃度C
/Dにも依存するが、一般に密度ρc が3.50乃至
6.50g/cm3 、特に4.00乃至5.50g/c
3 のものが好ましい。用いるキャリヤは、無コートキ
ャリヤでもよく、また、それ自体公知の樹脂、例えば、
シリコーン樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、フッ素
樹脂等でコートされた樹脂コートキャリヤであってもよ
い。
【0074】現像剤中のトナー重量分率T/Dは一般に
3乃至8%、特に3.5乃至7.5%の範囲内とするの
がよい。
【0075】[画像形成条件]単層有機感光体の静電潜
像の形成は前述した帯電及び露光により行われるが、非
磁性一成分現像の場合は、非磁性一成分トナーの層を弾
性体現像ローラ上に形成し、これを感光体表面に圧接す
ることにより行う。また、磁性一成分トナーや、磁性二
成分現像剤の場合には、磁性トナー或いはトナーと磁性
キャリアーとの混合物を、内部にマグネットを備えた非
磁性スリーブ(現像スリーブ)上に供給して、磁気ブラ
シを形成させ、これを感光体と摺擦することにより行
う。
【0076】非磁性一成分現像の場合、弾性体現像ロー
ラとしては、エラストマー重合体に導電性粉末を配合し
た組成物をローラに成形したものが使用される。この弾
性体現像ローラの表面抵抗は、一般に104 (Ωcm)
乃至109 、特に105 乃至108 の範囲にあるのがよ
く、上記範囲よりも高い場合には、バイアス電圧の印加
が困難であり、一方上記範囲よりも低いと、感光体表面
で放電によるリークを発生する傾向がある。
【0077】また、弾性体現像ローラの表面硬度(JI
SA)は30゜乃至70゜、特に40゜乃至60゜の範
囲にあるのが好ましく、上記範囲よりも高い場合には、
トナー層を感光体表面に一様に接触させることが困難と
なったり或いは感光体の磨耗が生じやすくなる傾向があ
り、一方上記範囲よりも低いと、十分な圧接力を伝達さ
せることが困難となったり、現像ローラの磨耗が生じや
すくなる。
【0078】エラストマー重合体としては、例えばニト
リル−ブタジエンゴム(NBR),スチレン−ブタジエ
ンゴム(SBR)、クロロプレンゴム(CR)、ポリブ
タジエン(BR)、ポリイソプレン(IIB)、ブチル
ゴム、天然ゴム、エチレン−プロピレンゴム(EP
R)、エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPD
M)、ポリウレタン、シリコーンゴム、フッ素ゴム、塩
素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン、軟質塩化ビ
ニル樹脂等をもちいることができる。表面硬度を調節す
るために、発泡体(スポンジ)を使用したり、可塑剤或
いは軟化剤を配合することができる。
【0079】導電性ゴムローラを形成するに当たって、
それ自体公知の配合剤、例えば硫黄系或は有機系の加硫
剤、加硫促進剤、軟化剤、老化防止剤、充填剤、分散
剤、可塑剤、発泡剤等をそれ自体公知の配合量で配合す
ることができる。成形後のゴムローラを加熱して、加硫
或いは加硫発泡させ、所定硬度の弾性体現像ローラとす
る。
【0080】本発明は、径の比較的小さい有機感光体ド
ラム、即ち、外径(Dp)が24mm以下、特に10乃
至20mmの有機感光体に有利に適用できる。
【0081】一方、弾性体現像ローラとしては、例えば
外径(Dd)が8乃至30mm,特に10乃至20mm
のローラが使用される。
【0082】弾性体現像ローラ上のトナー層の厚みは、
ブレードにより規制するが、一般にトナー粒径の約2倍
程度、即ち約2層のトナー層が形成されるようにするこ
とが好適である。
【0083】一方、磁性現像剤の場合、現像ロールとし
ては、それ自体公知のものを使用でき、マグネット回転
方式のもの、スリーブ回転式のもの、両回転方式のもの
などが使用される。
【0084】
【実施例】本発明を次の例で説明する。 (単層型感光体ドラムの作製) 成分; メタルフリーフタロシアニン(電荷発生材料) 5重量部 N,N’−ビス(O,P−ジメチルフェニル)N,N’−ジフェニルベンジジ ン(正孔輸送材料) 40重量部 3,3’,5,5’−テトラフェニルジフェノキノン(電子輸送材料) 40重量部 ポリカーボネート(結着樹脂) 100重量部 ジクロロメタン(溶剤) 800重量部 上記成分をボールミルにより混合分散し、作製した塗布
液を各径のアルミニウム素管上に浸漬塗工により塗布し
た後、60℃で60分間熱風乾燥し膜厚30μmの単層
型感光体を得た。その単層型感光体の分光感度を測定し
たところ図7のようになり、ピーク波長は780nmで
あった。さらにその単層型感光体を自記分光度計(日立
製作所製 U−3210)で測定したところ、感光体表
面から10μmまでのところで分光感度曲線のピーク波
長780±100nmの光の70%が吸収されていた。
また、表1の感光体表面から10μmまでで動揺の光の
吸収が60%,50%とするには、電荷発生材料の配合
量を適量増加させることで変化しうる。 (積層型感光体ドラムの作製) 成分; 電荷発生層 メタルフリーフタロシアニン(電荷発生材料) 3重量部 ボリビニルブチラール (結着樹脂) 1重量部 THF (溶剤) 150重量部 以上の成分をボールミルにより混合分散し、電荷発生層
用に塗布液を作製した。この塗布液を各径のアルミニウ
ム素管上に浸漬塗工により塗布した後、60℃で60分
間熱風乾燥し、膜厚0.5μmの電荷発生層を形成し
た。 電荷輸送層 N,N’−ビス(O,P−ジメチルフェニル)N,N’−ジフェニルベンジジ ン(正孔輸送材料) 40重量部 3,3’,5,5’−テトラフェニルジフェノキノン(電子輸送材料) 40重量部 ポリカーボネート(結着樹脂) 100重量部 ジクロロメタン(溶剤) 800重量部 以上の成分をボールミルにより混合分散し、電荷輸送層
用の塗布液を作製した。この塗布液を前記電荷発生層上
に浸漬塗工により塗布した後、60℃で60分間熱風乾
燥し、膜厚20μmの電荷輸送層を形成して積層型感光
体を作製した。 (トナーの作製) 成分; スチレン−アクリル系重合体 100重量部 カーボンブラック 9重量部 ニグロシン染料(電荷制御剤) 1重量部 低分子量ポリプロピレン(離型剤) 2重量部 上記成分を2軸押出し機で溶融混練し、ジェットミル粉
砕し、分級機で風力分級を行ってトナーを得る。その
際、ジェットミル粉砕の強度を変化させることで、所望
の径(10μmおよび8μm)のトナーを得ることが出
来る。ただし、この径はコールターカウンターで測定さ
れた体積平均粒径をいう。 (各条件における解像度測定)三田工業製Antico
70を本実験用に改造し、感光体ドラムの周速度75m
m/secで、上記で作製した感光体およびトナーを表
1の様に組み合わせてサンプル画像を形成した。前記サ
ンプル画像のオリジナルは、縦方向(ドラム軸方向)お
よび横方向(ドラム周方向)のそれぞれd/mmのライ
ンは印刷されたものである。サンプル画像より読みとる
ことが出来る最細のライン(d/mm)を、表1に示
す。各径の積層型感光体と10μm径のトナーを用いた
場合、全体的に解像度が低い。これは感光体表面から2
0μm(つまり電荷輸送層)は、実質的に光吸収が行わ
れていないからである。また、ドラム系が小さくなるに
連れて解像度が低下しているのがわかる。これは感光体
表面より20μm以上の深部の電荷発生層で電荷が発生
し、膜厚20μmの電荷輸送層を電荷が移動する間に、
軌跡がずれてしまうからである。光吸収が50%の場
合、60%及び70%のように十分な解像度を得ること
が出来ない。また、その解像度の低下は、小径になるほ
ど顕著に表れていることがわかる。これは、感光体表面
下10μmより深部で発生した電荷の移動の際の軌跡が
ずれてしまうからである.また、トナー径は、10μm
より8μmの方が高い解像度を示している。
【0085】
【表1】
【0086】
【発明の効果】本発明によれば、感光体の帯電・露光で
静電潜像を形成し且つ静電潜像をトナーで現像して画像
形成を行う画像形成装置において、前記感光体が表面よ
り10μmの厚みの部分で60%以上の光線を吸収する
単層有機感光体を使用することにより、画像ボケが防止
されて、高解像度の画像形成が可能となり、しかも小径
ドラムを使用した場合にも上記特性が維持されるという
利点がある。また、小径ドラムの使用が可能となるの
で、装置をコンパクトにできるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像ボケ防止の原理を従来のもの
と比較して示す説明図である。
【図2】従来の有機感光体における画像ボケの発生を示
す説明図である。
【図3】光線の傾斜により、画像ボケの拡大を示す説明
図である。
【図4】感光体についての厚みと吸光率との関係を示す
グラフである。
【図5】本発明の現像方法を適用した画像形成装置の簡
略配置を示す側面配置図である。
【図6】非磁性一成分現像装置の一例の配置を示す配置
図である。
【図7】実施例で作製した単層型感光体の分光感度曲線
である。
【図8】実施例で用いたサンプル画像の一例を示す図で
ある。
【記号の説明】
1 有機感光体 2 キャリアー 3 光線 4 ぼけ部 5 光の拡散 6 電荷の拡がり 7 回転感光体ドラム 8 現像ローラ 9 非磁性一成分トナー 11 主帯電用コロナチャージャ 12 レーザ光用光源を備えた画像露光用光学系 13 現像器 14 転写機構 15 除電用光源 16 転写材 20 現像容器 21 サブローラ 22 アジテーター 23 現像用開口部 24 スリット状開口 25 トナー収容部 26 トナー供給ローラ 27 ブレード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 作白 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 田中 裕二 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 上野 徹 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 辻田 充司 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体の帯電・露光で静電潜像を形成し
    且つ静電潜像をトナーで現像して画像形成を行う画像形
    成方法において、前記感光体が表面より10μmの厚み
    の部分で該感光体の分光感度のピーク値の±100nm
    の波長をもつ光を60%以上吸収する単層有機感光体で
    あることを特徴とする画像形成方法。
  2. 【請求項2】 前記感光体が径24mm以下の感光体ド
    ラムである請求項1または2記載の画像形成方法。
  3. 【請求項3】 前記トナーが平均粒径8μm以下のトナ
    ーである請求項1または2記載の画像形成方法。
  4. 【請求項4】 前記トナーが真円度が0.85以上の球
    状トナーである請求項1乃至4の何れかに記載の画像形
    成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002365830A (ja) * 2001-06-04 2002-12-18 Ricoh Co Ltd 電子写真用トナー及び画像形成方法

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