JPH0970606A - ロールおよびその組立て方法 - Google Patents
ロールおよびその組立て方法Info
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- JPH0970606A JPH0970606A JP25461495A JP25461495A JPH0970606A JP H0970606 A JPH0970606 A JP H0970606A JP 25461495 A JP25461495 A JP 25461495A JP 25461495 A JP25461495 A JP 25461495A JP H0970606 A JPH0970606 A JP H0970606A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 組立て後の確実かつ安定した固定強度を確保
すると共に、組立てを容易に行なう。 【解決手段】 シャフト12に嵌合したハイス製リング
18は、一側面を鍔部14に当接している。ハイス製リ
ング18を挟んで鍔部14と反対側のシャフト外周に、
形状記憶合金を材質とする固定部材20が嵌合されて、
一方の側面をリング18の側面に当接している。シャフ
ト12の雄ねじ16にナット22が螺合され、該ナット
22を鍔部14に向けて締付けることにより、ナット2
2および固定部材20を介してハイス製リング18は鍔
部14に圧接される。固定部材20は、予めシャフト1
2の軸方向に沿う長さ寸法を約8%圧縮した状態でシャ
フト12に嵌合されて、ナット22を締付けた後に逆変
態温度以上に加熱することで発生する形状回復力でハイ
ス製リング18を鍔部14に圧接している。
すると共に、組立てを容易に行なう。 【解決手段】 シャフト12に嵌合したハイス製リング
18は、一側面を鍔部14に当接している。ハイス製リ
ング18を挟んで鍔部14と反対側のシャフト外周に、
形状記憶合金を材質とする固定部材20が嵌合されて、
一方の側面をリング18の側面に当接している。シャフ
ト12の雄ねじ16にナット22が螺合され、該ナット
22を鍔部14に向けて締付けることにより、ナット2
2および固定部材20を介してハイス製リング18は鍔
部14に圧接される。固定部材20は、予めシャフト1
2の軸方向に沿う長さ寸法を約8%圧縮した状態でシャ
フト12に嵌合されて、ナット22を締付けた後に逆変
態温度以上に加熱することで発生する形状回復力でハイ
ス製リング18を鍔部14に圧接している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ロールおよびそ
の組立て方法に関し、更に詳細には、シャフトの外周に
嵌合した高速度工具鋼(ハイス)や超硬合金製等のリング
を、形状記憶合金を材質とする固定部材の形状回復力を
用いて確実に固定するようにしたロールおよびその組立
て方法に関するものである。
の組立て方法に関し、更に詳細には、シャフトの外周に
嵌合した高速度工具鋼(ハイス)や超硬合金製等のリング
を、形状記憶合金を材質とする固定部材の形状回復力を
用いて確実に固定するようにしたロールおよびその組立
て方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】線材や棒材等の熱間圧延に使用される圧
延ロールは、圧延速度の向上を図ると共にロール寿命を
伸ばすために、ロール面を硬質の材料で形成することが
望まれている。硬質のロール材料としては例えばハイス
が優れているが、該ハイスは高価でしかも脆性があるた
め、ロール全体をハイスで一体的に形成することは強度
および経済的に不利である。そこで、ハイス製のリング
を、シャフトの外周に嵌合固定することで、強度および
経済的に有利となる構成の圧延ロールが提案されてい
る。
延ロールは、圧延速度の向上を図ると共にロール寿命を
伸ばすために、ロール面を硬質の材料で形成することが
望まれている。硬質のロール材料としては例えばハイス
が優れているが、該ハイスは高価でしかも脆性があるた
め、ロール全体をハイスで一体的に形成することは強度
および経済的に不利である。そこで、ハイス製のリング
を、シャフトの外周に嵌合固定することで、強度および
経済的に有利となる構成の圧延ロールが提案されてい
る。
【0003】前記シャフトにハイス製リングを嵌合固定
する方法としては、シャフトの外周にハイス製リングを
焼嵌め方式により嵌合固定したり、楔とロックナット等
の機械的手段を用いて嵌合固定することが知られてい
る。
する方法としては、シャフトの外周にハイス製リングを
焼嵌め方式により嵌合固定したり、楔とロックナット等
の機械的手段を用いて嵌合固定することが知られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記焼嵌め方式の固定
方法では、シャフトとリングとの寸法誤差等によって固
定後の強度が不安定で、所望する固定強度が得られない
ことがあった。これに対し、楔とロックナット等の機械
的手段を用いる固定方法では、ロックナットの締付け力
により所望する固定強度は得られる。しかるに、楔を押
込んだりロックナットを締付ける組立て作業に大きな力
を必要とし、作業性が劣る欠点が指摘される。
方法では、シャフトとリングとの寸法誤差等によって固
定後の強度が不安定で、所望する固定強度が得られない
ことがあった。これに対し、楔とロックナット等の機械
的手段を用いる固定方法では、ロックナットの締付け力
により所望する固定強度は得られる。しかるに、楔を押
込んだりロックナットを締付ける組立て作業に大きな力
を必要とし、作業性が劣る欠点が指摘される。
【0005】
【発明の目的】本発明は、前述した従来の技術に内在し
ている前記欠点に鑑み、これを好適に解決するべく提案
されたものであって、組立て後の確実かつ安定した固定
強度を確保すると共に、組立てが容易なロールおよびそ
の組立て方法を提供することを目的とする。
ている前記欠点に鑑み、これを好適に解決するべく提案
されたものであって、組立て後の確実かつ安定した固定
強度を確保すると共に、組立てが容易なロールおよびそ
の組立て方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決し、所
期の目的を好適に達成するため、本発明に係るロール
は、シャフトの外周に嵌合されたハイス製等のリング
と、前記シャフトに嵌合したリングを挟んで、該シャフ
トに設けた位置決め部材と反対側のシャフト外周に螺合
されたナットと、前記ナットとリングとの間、または位
置決め部材とリングとの間に介在された形状記憶合金を
材質とする固定部材とからなり、前記リングは、前記固
定部材の形状回復力によって位置決め部材またはナット
に一側面を当接した状態でシャフトに固定されているこ
とを特徴とする。
期の目的を好適に達成するため、本発明に係るロール
は、シャフトの外周に嵌合されたハイス製等のリング
と、前記シャフトに嵌合したリングを挟んで、該シャフ
トに設けた位置決め部材と反対側のシャフト外周に螺合
されたナットと、前記ナットとリングとの間、または位
置決め部材とリングとの間に介在された形状記憶合金を
材質とする固定部材とからなり、前記リングは、前記固
定部材の形状回復力によって位置決め部材またはナット
に一側面を当接した状態でシャフトに固定されているこ
とを特徴とする。
【0007】前記目的を好適に達成するため、本願の別
の発明に係るロールは、シャフトの外周に嵌合されたハ
イス製等のリングと、前記シャフトに嵌合したリングを
挟んで、該シャフトに設けた位置決め部材と反対側のシ
ャフト外周に螺合され、該位置決め部材との間でリング
を挟持するナットと、前記シャフトの外周とリングの内
周との間に介在された形状記憶合金を材質とする固定部
材とからなり、前記リングは、前記固定部材の形状回復
力によりシャフトに固定されていることを特徴とする。
の発明に係るロールは、シャフトの外周に嵌合されたハ
イス製等のリングと、前記シャフトに嵌合したリングを
挟んで、該シャフトに設けた位置決め部材と反対側のシ
ャフト外周に螺合され、該位置決め部材との間でリング
を挟持するナットと、前記シャフトの外周とリングの内
周との間に介在された形状記憶合金を材質とする固定部
材とからなり、前記リングは、前記固定部材の形状回復
力によりシャフトに固定されていることを特徴とする。
【0008】前記目的を好適に達成するため、本願の更
に別の発明に係るロールは、シャフトの外周に嵌合され
たハイス製等のリングと、前記シャフトに嵌合したリン
グを挟んで、該シャフトに設けた位置決め部材と反対側
のシャフト外周に螺合され、該位置決め部材との間でリ
ングを挟持するナットと、前記シャフトの外周とリング
の内周との間に介在された楔状部材と、前記ナットとリ
ングとの間、または位置決め部材とリングとの間に介在
された形状記憶合金を材質とする固定部材とからなり、
前記リングは、前記固定部材の形状回復力によりシャフ
トに固定されていることを特徴とする。
に別の発明に係るロールは、シャフトの外周に嵌合され
たハイス製等のリングと、前記シャフトに嵌合したリン
グを挟んで、該シャフトに設けた位置決め部材と反対側
のシャフト外周に螺合され、該位置決め部材との間でリ
ングを挟持するナットと、前記シャフトの外周とリング
の内周との間に介在された楔状部材と、前記ナットとリ
ングとの間、または位置決め部材とリングとの間に介在
された形状記憶合金を材質とする固定部材とからなり、
前記リングは、前記固定部材の形状回復力によりシャフ
トに固定されていることを特徴とする。
【0009】前記課題を解決し、所期の目的を好適に達
成するため、本発明に係るロールの組立て方法は、シャ
フトの外周にハイス製等のリングを嵌合し、前記シャフ
トに設けた位置決め部材と前記リングとの間、またはリ
ングを挟んで位置決め部材と反対側のシャフト外周に、
形状記憶合金を材質とする固定部材をシャフトの軸方向
に沿う長さを所要量だけ圧縮した状態で臨ませ、前記リ
ングおよび固定部材を挟んで位置決め部材と反対側のシ
ャフトの外周にナットを螺合して、前記リングを固定部
材を介して位置決め部材に圧接し、次いで、前記固定部
材を逆変態温度以上に加熱することにより発生する該固
定部材の形状回復力で、前記リングをシャフトに固定す
るようにしたことを特徴とする。
成するため、本発明に係るロールの組立て方法は、シャ
フトの外周にハイス製等のリングを嵌合し、前記シャフ
トに設けた位置決め部材と前記リングとの間、またはリ
ングを挟んで位置決め部材と反対側のシャフト外周に、
形状記憶合金を材質とする固定部材をシャフトの軸方向
に沿う長さを所要量だけ圧縮した状態で臨ませ、前記リ
ングおよび固定部材を挟んで位置決め部材と反対側のシ
ャフトの外周にナットを螺合して、前記リングを固定部
材を介して位置決め部材に圧接し、次いで、前記固定部
材を逆変態温度以上に加熱することにより発生する該固
定部材の形状回復力で、前記リングをシャフトに固定す
るようにしたことを特徴とする。
【0010】前記の目的を好適に達成するため、本願の
別の発明に係るロールの組立て方法は、シャフトの外周
にハイス製等のリングを嵌合し、前記シャフトの外周と
リングの内周との間に、形状記憶合金を材質とする固定
部材をシャフトの径方向に沿う厚みを所要量だけ圧縮し
た状態で介挿し、前記リングを挟んで位置決め部材と反
対側のシャフトの外周にナットを螺合して、前記リング
を位置決め部材との間で挟持し、次いで、前記固定部材
を逆変態温度以上に加熱することにより発生する該固定
部材の形状回復力で、前記リングをシャフトに固定する
ようにしたことを特徴とする。
別の発明に係るロールの組立て方法は、シャフトの外周
にハイス製等のリングを嵌合し、前記シャフトの外周と
リングの内周との間に、形状記憶合金を材質とする固定
部材をシャフトの径方向に沿う厚みを所要量だけ圧縮し
た状態で介挿し、前記リングを挟んで位置決め部材と反
対側のシャフトの外周にナットを螺合して、前記リング
を位置決め部材との間で挟持し、次いで、前記固定部材
を逆変態温度以上に加熱することにより発生する該固定
部材の形状回復力で、前記リングをシャフトに固定する
ようにしたことを特徴とする。
【0011】前記の目的を好適に達成するため、本願の
更に別の発明に係るロールの組立て方法は、シャフトの
外周に、ハイス製等のリングを嵌合し、前記シャフトの
外周と前記リングの内周との間に楔状部材を介挿し、前
記シャフトに設けた位置決め部材と前記リングとの間、
またはリングを挟んで位置決め部材と反対側のシャフト
外周に、形状記憶合金を材質とする固定部材をシャフト
の軸方向に沿う長さを所要量だけ圧縮した状態で臨ま
せ、前記リングを挟んで位置決め部材と反対側のシャフ
トの外周にナットを螺合して、前記リングを位置決め部
材との間で挟持し、次いで、前記固定部材を逆変態温度
以上に加熱することにより発生する該固定部材の形状回
復力で前記楔状部材を付勢して、該楔状部材の楔作用に
より前記リングをシャフトに固定するようにしたことを
特徴とする。
更に別の発明に係るロールの組立て方法は、シャフトの
外周に、ハイス製等のリングを嵌合し、前記シャフトの
外周と前記リングの内周との間に楔状部材を介挿し、前
記シャフトに設けた位置決め部材と前記リングとの間、
またはリングを挟んで位置決め部材と反対側のシャフト
外周に、形状記憶合金を材質とする固定部材をシャフト
の軸方向に沿う長さを所要量だけ圧縮した状態で臨ま
せ、前記リングを挟んで位置決め部材と反対側のシャフ
トの外周にナットを螺合して、前記リングを位置決め部
材との間で挟持し、次いで、前記固定部材を逆変態温度
以上に加熱することにより発生する該固定部材の形状回
復力で前記楔状部材を付勢して、該楔状部材の楔作用に
より前記リングをシャフトに固定するようにしたことを
特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るロールおよび
その組立て方法につき、好適な実施例を挙げて、添付図
面を参照しながら、以下説明する。
その組立て方法につき、好適な実施例を挙げて、添付図
面を参照しながら、以下説明する。
【0013】
【第1実施例について】図1は、本発明の第1実施例に
係るロールを一部縦断して示すものであって、該ロール
10におけるシャフト12の外周には、径方向に延出す
る鍔部14が一体的に形成されると共に、該鍔部14か
ら軸方向に所要長さ離間したシャフト外周に雄ねじ16
が形成されている。このシャフト12に対して、中央部
に該シャフト12が挿通可能な通孔18aが穿設される
と共に、その外周面に断面V字型のカリバ18bを形成
したハイス(高速度工具鋼)製のリング18が、通孔18
aを介して嵌合される。また該リング18の一側面は、
前記鍔部14の側面に当接している。なお鍔部14は、
ハイス製リング18の位置決めを行なう位置決め部材と
して機能するものであって、シャフト12に一体的に形
成したものでなく、螺合したナットを代用することも可
能である。また、ハイス製リング18に形成したカリバ
18bは、凹型、凸型、フラット、その他圧延しようと
する製品形状に対応して任意に設定される。更に、前記
シャフト12に嵌合固定されるリング18の材質として
は、ハイス以外に、超硬合金やダイス鋼またはセラミッ
クス材料と金属材料とを混合したサーメット等が適宜使
用可能である。またリング18の製法としては、例えば
鋳造や鍛造または粉末治金法が挙げられる。
係るロールを一部縦断して示すものであって、該ロール
10におけるシャフト12の外周には、径方向に延出す
る鍔部14が一体的に形成されると共に、該鍔部14か
ら軸方向に所要長さ離間したシャフト外周に雄ねじ16
が形成されている。このシャフト12に対して、中央部
に該シャフト12が挿通可能な通孔18aが穿設される
と共に、その外周面に断面V字型のカリバ18bを形成
したハイス(高速度工具鋼)製のリング18が、通孔18
aを介して嵌合される。また該リング18の一側面は、
前記鍔部14の側面に当接している。なお鍔部14は、
ハイス製リング18の位置決めを行なう位置決め部材と
して機能するものであって、シャフト12に一体的に形
成したものでなく、螺合したナットを代用することも可
能である。また、ハイス製リング18に形成したカリバ
18bは、凹型、凸型、フラット、その他圧延しようと
する製品形状に対応して任意に設定される。更に、前記
シャフト12に嵌合固定されるリング18の材質として
は、ハイス以外に、超硬合金やダイス鋼またはセラミッ
クス材料と金属材料とを混合したサーメット等が適宜使
用可能である。またリング18の製法としては、例えば
鋳造や鍛造または粉末治金法が挙げられる。
【0014】前記シャフト12に嵌合されたハイス製リ
ング18を挟んで鍔部14と反対側のシャフト外周に
は、形状記憶合金を材質とする環状の固定部材20が嵌
合されて、一方の側面をリング18の側面に当接してい
る。またシャフト12の外周に形成した雄ねじ16に、
内周面に雌ねじ22aを形成したナット22が螺合され
ており、該ナット22を鍔部14に向けて締付けること
により、ナット22および固定部材20を介してハイス
製リング18を鍔部14に所要圧力で圧接している。前
記固定部材20は、マルテンサイト変態開始温度(Ms)
より低い温度(常温(約20℃))のもとで、シャフト12
の軸方向に沿う長さ寸法を約8%圧縮した状態でシャフ
ト12に嵌合されて、前記ナット22を締付けた後に逆
変態温度以上に加熱することで固定部材20は元の形状
を回復されるようになっている。すなわち、ロール10
の組立て状態では、前記ハイス製リング18は固定部材
20の形状回復力により常に鍔部14に圧接された状態
に保持され、これにより該リング18はシャフト12に
確実に嵌合固定されている。
ング18を挟んで鍔部14と反対側のシャフト外周に
は、形状記憶合金を材質とする環状の固定部材20が嵌
合されて、一方の側面をリング18の側面に当接してい
る。またシャフト12の外周に形成した雄ねじ16に、
内周面に雌ねじ22aを形成したナット22が螺合され
ており、該ナット22を鍔部14に向けて締付けること
により、ナット22および固定部材20を介してハイス
製リング18を鍔部14に所要圧力で圧接している。前
記固定部材20は、マルテンサイト変態開始温度(Ms)
より低い温度(常温(約20℃))のもとで、シャフト12
の軸方向に沿う長さ寸法を約8%圧縮した状態でシャフ
ト12に嵌合されて、前記ナット22を締付けた後に逆
変態温度以上に加熱することで固定部材20は元の形状
を回復されるようになっている。すなわち、ロール10
の組立て状態では、前記ハイス製リング18は固定部材
20の形状回復力により常に鍔部14に圧接された状態
に保持され、これにより該リング18はシャフト12に
確実に嵌合固定されている。
【0015】前記固定部材20の材質として使用される
形状記憶合金は、好ましくは、Niが54〜57wt%
で残部がTiからなる。また、Fe,Co,Mn,Cr,Cu
の1種以上を3wt%以下の範囲で含有するものであっ
てもよい。なお、Ni-Ti系合金以外の素材として
は、Ag-Cd系合金,Au-Cd系合金,Cu-Al-N
i系合金,Cu-Au-Zn系合金,Cu-Sn系合金,
Cu-Zn系合金,Cu-Zn-X系合金(X=Si,Sn,
Al,Ga),In-Tl系合金,Ni-Al系合金等を用
いることができる。
形状記憶合金は、好ましくは、Niが54〜57wt%
で残部がTiからなる。また、Fe,Co,Mn,Cr,Cu
の1種以上を3wt%以下の範囲で含有するものであっ
てもよい。なお、Ni-Ti系合金以外の素材として
は、Ag-Cd系合金,Au-Cd系合金,Cu-Al-N
i系合金,Cu-Au-Zn系合金,Cu-Sn系合金,
Cu-Zn系合金,Cu-Zn-X系合金(X=Si,Sn,
Al,Ga),In-Tl系合金,Ni-Al系合金等を用
いることができる。
【0016】
【第1実施例の作用について】次に、このように構成し
た第1実施例に係るロールの組立て作業につき説明す
る。前記シャフト12にハイス製リング18を、その一
側面が鍔部14の側面に当接するように通常の1/2程
度で焼嵌めする。前記固定部材20は、予め常温でその
長さ寸法が約8%圧縮されており、この固定部材20
を、ハイス製リング18を挟んで鍔部14と反対側のシ
ャフト12の外周に嵌合する。またシャフト12の雄ね
じ16にナット22を螺合して、該ナット22および固
定部材20を介してハイス製リング18を鍔部14に所
要圧力で圧接する。なお、シャフト12にハイス製リン
グ18を焼嵌めすることは必須の要件ではなく、単に嵌
合させるだけでもよい。
た第1実施例に係るロールの組立て作業につき説明す
る。前記シャフト12にハイス製リング18を、その一
側面が鍔部14の側面に当接するように通常の1/2程
度で焼嵌めする。前記固定部材20は、予め常温でその
長さ寸法が約8%圧縮されており、この固定部材20
を、ハイス製リング18を挟んで鍔部14と反対側のシ
ャフト12の外周に嵌合する。またシャフト12の雄ね
じ16にナット22を螺合して、該ナット22および固
定部材20を介してハイス製リング18を鍔部14に所
要圧力で圧接する。なお、シャフト12にハイス製リン
グ18を焼嵌めすることは必須の要件ではなく、単に嵌
合させるだけでもよい。
【0017】次いで、組立てたロール10を、約100
℃の電気炉内に入れて固定部材20を逆変態温度以上に
加熱することにより、該固定部材20に元の長さの形状
記憶を回復させる。この固定部材20は、ハイス製リン
グ18およびナット22により軸方向の伸びが規制され
ているから、該固定部材20に発生した形状回復力は、
ハイス製リング18を鍔部14に圧接する力として働
き、該リング18はシャフト12に確実に固定される。
なお、このときに発生する固定部材20の形状回復力
は、実験から約100MPaの値が得られ、ハイス製リ
ング18をシャフト12に固定するのに充分な力である
ことが判明している。
℃の電気炉内に入れて固定部材20を逆変態温度以上に
加熱することにより、該固定部材20に元の長さの形状
記憶を回復させる。この固定部材20は、ハイス製リン
グ18およびナット22により軸方向の伸びが規制され
ているから、該固定部材20に発生した形状回復力は、
ハイス製リング18を鍔部14に圧接する力として働
き、該リング18はシャフト12に確実に固定される。
なお、このときに発生する固定部材20の形状回復力
は、実験から約100MPaの値が得られ、ハイス製リ
ング18をシャフト12に固定するのに充分な力である
ことが判明している。
【0018】ここで、前記固定部材20の製造工程の一
例を説明すれば、例えばNi-55.5wt%Ti合金を
真空溶解してインゴットを製造し、これを熱間鍛造する
ことにより素材を製造した。その後、環状に粗加工した
後、400℃で約1時間、炉中に加熱保持し、次いでマ
ルテンサイト変態温度以下まで冷却する水焼入れを行な
う。該粗加工材を、常温(約20℃)でプレス加工(長さ
方向に6〜8%程度圧縮)する。その後、仕上加工を行
ない、形状回復後に対し長さ寸法が約6〜8%短かい固
定部材20を得る。
例を説明すれば、例えばNi-55.5wt%Ti合金を
真空溶解してインゴットを製造し、これを熱間鍛造する
ことにより素材を製造した。その後、環状に粗加工した
後、400℃で約1時間、炉中に加熱保持し、次いでマ
ルテンサイト変態温度以下まで冷却する水焼入れを行な
う。該粗加工材を、常温(約20℃)でプレス加工(長さ
方向に6〜8%程度圧縮)する。その後、仕上加工を行
ない、形状回復後に対し長さ寸法が約6〜8%短かい固
定部材20を得る。
【0019】
【実験例について】従来の焼嵌め方式によりハイス製リ
ング18をシャフト12に嵌合固定した場合と、第1実
施例に係る方法によりハイス製リング18をシャフト1
2に嵌合固定した場合とを比較した実験につき説明す
る。従来方式のロールは、直径210mmのシャフト
に、厚み55mmで、長さ120mmのハイス製リング
を8/10000(シャフ直径比)で焼嵌めた。これに対
して第1実施例のロール10は、直径210mmのシャ
フト12に、厚み55mmで、長さ80mmのハイス製
リング18を、長さ10mmの固定部材20の形状回復
力により固定した。そして両ロールにおいて被圧延材料
を圧延した結果、従来方式により組立てられたロールで
は、被圧延材料の圧延を開始してから、該ハイス製リン
グがシャフトになじむまでに約40mmの空回りが発生
し、被圧延材料の圧延不良を生じた。これに対して第1
実施例のロール10では、ハイス製リング18の空回り
は全く発生しなかった。
ング18をシャフト12に嵌合固定した場合と、第1実
施例に係る方法によりハイス製リング18をシャフト1
2に嵌合固定した場合とを比較した実験につき説明す
る。従来方式のロールは、直径210mmのシャフト
に、厚み55mmで、長さ120mmのハイス製リング
を8/10000(シャフ直径比)で焼嵌めた。これに対
して第1実施例のロール10は、直径210mmのシャ
フト12に、厚み55mmで、長さ80mmのハイス製
リング18を、長さ10mmの固定部材20の形状回復
力により固定した。そして両ロールにおいて被圧延材料
を圧延した結果、従来方式により組立てられたロールで
は、被圧延材料の圧延を開始してから、該ハイス製リン
グがシャフトになじむまでに約40mmの空回りが発生
し、被圧延材料の圧延不良を生じた。これに対して第1
実施例のロール10では、ハイス製リング18の空回り
は全く発生しなかった。
【0020】すなわち、固定部材20の形状回復力によ
ってシャフト12にハイス製リング18を確実に固定す
ることができた。更に、圧延を継続したところ焼嵌め方
式で組立てたロールでは、ハイス製リングのカリバ底部
にクラックが発生したが、第1実施例のロール10で
は、ハイス製リング18に作用する固定部材20の形状
回復力によってカリバ底部に圧縮応力が発生してクラッ
クの発生を防止することができた。
ってシャフト12にハイス製リング18を確実に固定す
ることができた。更に、圧延を継続したところ焼嵌め方
式で組立てたロールでは、ハイス製リングのカリバ底部
にクラックが発生したが、第1実施例のロール10で
は、ハイス製リング18に作用する固定部材20の形状
回復力によってカリバ底部に圧縮応力が発生してクラッ
クの発生を防止することができた。
【0021】なお、図1に示す第1実施例では、固定部
材20をハイス製リング18とナット22との間に配置
した場合について説明したが、図2に示すように、固定
部材20をハイス製リング18と鍔部14との間に配置
してもよい。すなわち、シャフト12に固定部材20と
ハイス製リング18とを順に嵌合した状態で雄ねじ16
にナット22を螺合して、該ナット22を締付けること
により鍔部14に固定部材20を挟持した状態でハイス
製リング18を圧接させる。次いで、固定部材20の形
状記憶を回復させることにより、ハイス製リング18は
固定部材20の形状回復力によりナット22に圧接され
た状態でシャフト12に確実に固定される。
材20をハイス製リング18とナット22との間に配置
した場合について説明したが、図2に示すように、固定
部材20をハイス製リング18と鍔部14との間に配置
してもよい。すなわち、シャフト12に固定部材20と
ハイス製リング18とを順に嵌合した状態で雄ねじ16
にナット22を螺合して、該ナット22を締付けること
により鍔部14に固定部材20を挟持した状態でハイス
製リング18を圧接させる。次いで、固定部材20の形
状記憶を回復させることにより、ハイス製リング18は
固定部材20の形状回復力によりナット22に圧接され
た状態でシャフト12に確実に固定される。
【0022】
【第2実施例について】図3は、第2実施例に係るロー
ルを示すものであって、基本的な構成は第1実施例と同
一であるので、異なる部分についてのみ説明する。前記
シャフト12の外周に形成した鍔部14におけるハイス
製リング18が当接する一側面には、径方向外方に向か
うにつれて他側面から離間するテーパが形成されてい
る。また、シャフト12に嵌合される形状記憶合金製の
固定部材23は、ハイス製リング18と当接する一側面
に、径方向内側から外方に向かうにつれて他側面から離
間するテーパが形成されている。そして、ハイス製リン
グ18の両側面には、鍔部14のテーパ面14aおよび
固定部材23のテーパ面23aと対応するテーパを付し
たテーパ面18c,18cが形成され、固定部材23を
ナット22によりハイス製リング18に向けて圧接する
ことで、テーパ面18c,14aおよびテーパ面18c,
23aの楔作用によって該リング18は軸方向および径
方向内方に向けて押圧されるよう構成されている。
ルを示すものであって、基本的な構成は第1実施例と同
一であるので、異なる部分についてのみ説明する。前記
シャフト12の外周に形成した鍔部14におけるハイス
製リング18が当接する一側面には、径方向外方に向か
うにつれて他側面から離間するテーパが形成されてい
る。また、シャフト12に嵌合される形状記憶合金製の
固定部材23は、ハイス製リング18と当接する一側面
に、径方向内側から外方に向かうにつれて他側面から離
間するテーパが形成されている。そして、ハイス製リン
グ18の両側面には、鍔部14のテーパ面14aおよび
固定部材23のテーパ面23aと対応するテーパを付し
たテーパ面18c,18cが形成され、固定部材23を
ナット22によりハイス製リング18に向けて圧接する
ことで、テーパ面18c,14aおよびテーパ面18c,
23aの楔作用によって該リング18は軸方向および径
方向内方に向けて押圧されるよう構成されている。
【0023】第2実施例では、前記シャフト12にハイ
ス製リング18と、予め長さ寸法を圧縮した固定部材2
3とを嵌合すると共に、前記ナット22をシャフト12
の雄ねじ16に螺合して、固定部材23を介してハイス
製リング18を所要圧力で鍔部14に圧接する。その
後、前記固定部材23を加熱して元の形状を回復させる
と、該固定部材23が軸方向に伸びようとする力により
ハイス製リング18は鍔部14に圧接される。しかもテ
ーパ面18c,14aおよびテーパ面18c,23aの楔
作用によって該リング18はシャフト12の外周面に向
かう径方向にも圧接され、これによりハイス製リング1
8のシャフト12への確実な固定が達成される。
ス製リング18と、予め長さ寸法を圧縮した固定部材2
3とを嵌合すると共に、前記ナット22をシャフト12
の雄ねじ16に螺合して、固定部材23を介してハイス
製リング18を所要圧力で鍔部14に圧接する。その
後、前記固定部材23を加熱して元の形状を回復させる
と、該固定部材23が軸方向に伸びようとする力により
ハイス製リング18は鍔部14に圧接される。しかもテ
ーパ面18c,14aおよびテーパ面18c,23aの楔
作用によって該リング18はシャフト12の外周面に向
かう径方向にも圧接され、これによりハイス製リング1
8のシャフト12への確実な固定が達成される。
【0024】なお、図3に示す第2実施例においては、
図4に示すように、固定部材23をハイス製リング18
と鍔部14との間に配置することもできる。すなわち、
シャフト12に設けたテーパ面14aを有していない鍔
部14に対して、テーパ面23aを形成した固定部材2
3を、そのテーパ面23aと反対側のフラットな面を鍔
部14の側面に当接するようシャフト12に嵌合する。
次に、シャフト12にテーパ面18c,18cを形成し
たハイス製リング18を嵌合した後、雄ねじ16にナッ
ト22を螺合する。このナット22は、ハイス製リング
18を指向する側面に、テーパ面18cと対応するテー
パを付したテーパ面22bが形成されており、該ナット
22を締付けることにより鍔部14に固定部材23を挟
持した状態でハイス製リング18が圧接される。従っ
て、固定部材23の形状記憶を回復させることにより、
各テーパ面の楔作用によってハイス製リング18はシャ
フト12に確実に固定される。
図4に示すように、固定部材23をハイス製リング18
と鍔部14との間に配置することもできる。すなわち、
シャフト12に設けたテーパ面14aを有していない鍔
部14に対して、テーパ面23aを形成した固定部材2
3を、そのテーパ面23aと反対側のフラットな面を鍔
部14の側面に当接するようシャフト12に嵌合する。
次に、シャフト12にテーパ面18c,18cを形成し
たハイス製リング18を嵌合した後、雄ねじ16にナッ
ト22を螺合する。このナット22は、ハイス製リング
18を指向する側面に、テーパ面18cと対応するテー
パを付したテーパ面22bが形成されており、該ナット
22を締付けることにより鍔部14に固定部材23を挟
持した状態でハイス製リング18が圧接される。従っ
て、固定部材23の形状記憶を回復させることにより、
各テーパ面の楔作用によってハイス製リング18はシャ
フト12に確実に固定される。
【0025】また第2実施例では、図5に示すように、
ハイス製リング18とナット22との間に、ハイス製リ
ング18のテーパ面18cと対応するテーパ面38aを
対向させてスペーサ38を嵌合すると共に、このスペー
サ38とナット22との間にテーパ面を形成していない
固定部材20を嵌合し、該固定部材20の形状回復力を
スペーサ38を介してハイス製リング18に作用させる
ようにしてもよい。更に、図6に示す如く、テーパ面が
形成されていない鍔部14に対して同じくテーパ面の形
成されていない固定部材20を当接するよう嵌合した状
態で、ハイス製リング18の両側に夫々テーパ面38a
を形成したスペーサ38を嵌合して、ナット22を締付
ける。この場合は、固定部材20の形状回復力によって
両スペーサ38,38の楔作用によってハイス製リング
18はシャフト12に確実に固定される。
ハイス製リング18とナット22との間に、ハイス製リ
ング18のテーパ面18cと対応するテーパ面38aを
対向させてスペーサ38を嵌合すると共に、このスペー
サ38とナット22との間にテーパ面を形成していない
固定部材20を嵌合し、該固定部材20の形状回復力を
スペーサ38を介してハイス製リング18に作用させる
ようにしてもよい。更に、図6に示す如く、テーパ面が
形成されていない鍔部14に対して同じくテーパ面の形
成されていない固定部材20を当接するよう嵌合した状
態で、ハイス製リング18の両側に夫々テーパ面38a
を形成したスペーサ38を嵌合して、ナット22を締付
ける。この場合は、固定部材20の形状回復力によって
両スペーサ38,38の楔作用によってハイス製リング
18はシャフト12に確実に固定される。
【0026】
【第3実施例について】図7は、第3実施例に係るロー
ルを示すものであって、中心部にシャフト12を挿通可
能な通孔24aを穿設した形状記憶合金を材質とするス
リーブ状の固定部材24が、通孔24aを介してシャフ
ト12に嵌合されている。この固定部材24のシャフト
12に形成した鍔部14から離間する側の端部には、径
方向外方に延出するフランジ24bが形成してある。ま
た固定部材24における筒部24cの外周面は、フラン
ジ24bが形成される端部から他方の端部に向けて縮径
するテーパが形成されている。そして、この固定部材2
4の筒部24cに、中心部に該筒部24cのテーパと対
応するテーパを付したテーパ状通孔18dを穿設したハ
イス製リング18が、該通孔18dを介して嵌合されて
いる。なお、固定部材24に嵌合したハイス製リング1
8は、その一側面がシャフト12の鍔部14に当接する
と共に、他側面に固定部材24のフランジ24bが当接
している。
ルを示すものであって、中心部にシャフト12を挿通可
能な通孔24aを穿設した形状記憶合金を材質とするス
リーブ状の固定部材24が、通孔24aを介してシャフ
ト12に嵌合されている。この固定部材24のシャフト
12に形成した鍔部14から離間する側の端部には、径
方向外方に延出するフランジ24bが形成してある。ま
た固定部材24における筒部24cの外周面は、フラン
ジ24bが形成される端部から他方の端部に向けて縮径
するテーパが形成されている。そして、この固定部材2
4の筒部24cに、中心部に該筒部24cのテーパと対
応するテーパを付したテーパ状通孔18dを穿設したハ
イス製リング18が、該通孔18dを介して嵌合されて
いる。なお、固定部材24に嵌合したハイス製リング1
8は、その一側面がシャフト12の鍔部14に当接する
と共に、他側面に固定部材24のフランジ24bが当接
している。
【0027】前記シャフト12に形成した雄ねじ16に
ナット22が螺合され、該ナット22を鍔部14に向け
て締付けることによって、ハイス製リング18は、鍔部
14と固定部材24のフランジ24bとにより挟持され
ている。なお、固定部材24の筒部24cは、組立て時
には予めシャフト12の径方向に沿う厚みを約6〜8%
圧縮した状態でシャフト12に嵌合されて、組立て後に
逆変態温度以上に加熱することで、該固定部材24に形
状回復力を発生させている。すなわち、固定部材24の
筒部24cが元の形状に回復する力によって、ハイス製
リング18は楔作用で鍔部14に圧接されて、該リング
18はシャフト12に確実に固定されるようになってい
る。なお、第3実施例のハイス製リング18の外周はフ
ラットに形成されている。また、固定部材24のフラン
ジ24bは必須の要件ではなく、これを省略することも
できる。
ナット22が螺合され、該ナット22を鍔部14に向け
て締付けることによって、ハイス製リング18は、鍔部
14と固定部材24のフランジ24bとにより挟持され
ている。なお、固定部材24の筒部24cは、組立て時
には予めシャフト12の径方向に沿う厚みを約6〜8%
圧縮した状態でシャフト12に嵌合されて、組立て後に
逆変態温度以上に加熱することで、該固定部材24に形
状回復力を発生させている。すなわち、固定部材24の
筒部24cが元の形状に回復する力によって、ハイス製
リング18は楔作用で鍔部14に圧接されて、該リング
18はシャフト12に確実に固定されるようになってい
る。なお、第3実施例のハイス製リング18の外周はフ
ラットに形成されている。また、固定部材24のフラン
ジ24bは必須の要件ではなく、これを省略することも
できる。
【0028】
【第3実施例の作用について】次に、このように構成し
た第3実施例に係るロールの組立て作業につき説明す
る。前記シャフト12の外周に、前記ハイス製リング1
8をそのテーパ状通孔18dを介して外挿した状態で、
予め常温で厚み寸法を約6〜8%圧縮した固定部材24
を、シャフト12とリング18との間に嵌挿する。な
お、組立て時(形状回復前)における固定部材24の筒部
24cの外径寸法および通孔24aの内径寸法は、ハイ
ス製リング18が抵抗なく外嵌されると共に、シャフト
12が容易に挿通するよう設定されて、組立て作業に際
して大きな力を必要としないよう構成されている。
た第3実施例に係るロールの組立て作業につき説明す
る。前記シャフト12の外周に、前記ハイス製リング1
8をそのテーパ状通孔18dを介して外挿した状態で、
予め常温で厚み寸法を約6〜8%圧縮した固定部材24
を、シャフト12とリング18との間に嵌挿する。な
お、組立て時(形状回復前)における固定部材24の筒部
24cの外径寸法および通孔24aの内径寸法は、ハイ
ス製リング18が抵抗なく外嵌されると共に、シャフト
12が容易に挿通するよう設定されて、組立て作業に際
して大きな力を必要としないよう構成されている。
【0029】前記シャフト12の雄ねじ16にナット2
2を螺合して、該ナット22を介して固定部材24のフ
ランジ24bをハイス製リング18の一側面に所要圧力
で圧接する。このとき、ハイス製リング18の他方の側
面は鍔部14の側面に圧接されて、該リング18は鍔部
14とフランジ24bとにより挟持されることとなる。
2を螺合して、該ナット22を介して固定部材24のフ
ランジ24bをハイス製リング18の一側面に所要圧力
で圧接する。このとき、ハイス製リング18の他方の側
面は鍔部14の側面に圧接されて、該リング18は鍔部
14とフランジ24bとにより挟持されることとなる。
【0030】次いで、組立てたロール10を、約100
℃の電気炉内に入れて固定部材24を、逆変態温度以上
に加熱することにより、該固定部材24は元の厚み寸法
の形状記憶を回復する。固定部材24の筒部24cおよ
びハイス製リング18のテーパ状通孔18dにはテーパ
が付されているから、該筒部24cが厚み方向(シャフ
ト12の径方向)に伸びようとする力によって楔作用を
生じて、ハイス製リング18は鍔部14に圧接される。
すなわち、ハイス製リング18は、固定部材24の形状
回復力によってシャフト12に確実に固定される。
℃の電気炉内に入れて固定部材24を、逆変態温度以上
に加熱することにより、該固定部材24は元の厚み寸法
の形状記憶を回復する。固定部材24の筒部24cおよ
びハイス製リング18のテーパ状通孔18dにはテーパ
が付されているから、該筒部24cが厚み方向(シャフ
ト12の径方向)に伸びようとする力によって楔作用を
生じて、ハイス製リング18は鍔部14に圧接される。
すなわち、ハイス製リング18は、固定部材24の形状
回復力によってシャフト12に確実に固定される。
【0031】なお、図7に示す第3実施例においては、
図8に示すように、固定部材24のフランジ24bをシ
ャフト12に設けた鍔部14に当接した状態で該シャフ
ト12に嵌合することにより、ハイス製リング18をシ
ャフト12に固定することもできる。すなわち、シャフ
ト12に設けた鍔部14に対して、固定部材24をフラ
ンジ24bが当接する状態でシャフト12に嵌合する。
このとき、固定部材24における筒部24cの外周面に
形成されたテーパは、鍔部14から離間する方向に向け
て縮径している。この筒部24cに、ハイス製リング1
8を嵌合した後、シャフト12の雄ねじ16にナット2
2を螺合する。このナット22は、ハイス製リング18
における固定部材24のフランジ24bと当接する側面
と反対側の側面に当接しているので、該ナット22を締
付けることにより、ハイス製リング18はフランジ24
bとナット22とにより挟持された状態で鍔部14に向
けて圧接される。従って、この組立て状態で固定部材2
4の形状記憶を回復させることにより、固定部材24と
ハイス製リング18との楔作用によって該リング18は
シャフト12に確実に固定される。
図8に示すように、固定部材24のフランジ24bをシ
ャフト12に設けた鍔部14に当接した状態で該シャフ
ト12に嵌合することにより、ハイス製リング18をシ
ャフト12に固定することもできる。すなわち、シャフ
ト12に設けた鍔部14に対して、固定部材24をフラ
ンジ24bが当接する状態でシャフト12に嵌合する。
このとき、固定部材24における筒部24cの外周面に
形成されたテーパは、鍔部14から離間する方向に向け
て縮径している。この筒部24cに、ハイス製リング1
8を嵌合した後、シャフト12の雄ねじ16にナット2
2を螺合する。このナット22は、ハイス製リング18
における固定部材24のフランジ24bと当接する側面
と反対側の側面に当接しているので、該ナット22を締
付けることにより、ハイス製リング18はフランジ24
bとナット22とにより挟持された状態で鍔部14に向
けて圧接される。従って、この組立て状態で固定部材2
4の形状記憶を回復させることにより、固定部材24と
ハイス製リング18との楔作用によって該リング18は
シャフト12に確実に固定される。
【0032】また第3実施例においては、図9に示すよ
うに、フランジ24bを形成していない筒状の固定部材
24をシャフト12に嵌合すると共に、該固定部材24
の外周に嵌合したハイス製リング18とナット22との
間にスペーサ40を嵌合し、鍔部14とスペーサ40と
の間でハイス製リング18の軸方向への移動を規制する
ようにしてもよい。更に、図10に示す如く、固定部材
24の外周に嵌合したハイス製リング18とナット22
との間にスペーサ40を介在させなくても、固定部材2
4の形状回復力によってリング18をシャフト12に確
実に固定することができる。
うに、フランジ24bを形成していない筒状の固定部材
24をシャフト12に嵌合すると共に、該固定部材24
の外周に嵌合したハイス製リング18とナット22との
間にスペーサ40を嵌合し、鍔部14とスペーサ40と
の間でハイス製リング18の軸方向への移動を規制する
ようにしてもよい。更に、図10に示す如く、固定部材
24の外周に嵌合したハイス製リング18とナット22
との間にスペーサ40を介在させなくても、固定部材2
4の形状回復力によってリング18をシャフト12に確
実に固定することができる。
【0033】
【第4実施例について】図11および図12は、第4実
施例に係るロールを示すものであって、シャフト12の
鍔部14、ハイス製リング18およびナット22の構成
は、前述した第1実施例と同一である。但し、第4実施
例に用いられる形状記憶合金を材質とする固定部材26
は、円柱状である。すなわち、ハイス製リング18とナ
ット22との間のシャフト12に、リング状円盤28が
嵌合されている。このリング状円盤28のハイス製リン
グ18を指向する側面には、図12に示すように、周方
向に所定間隔で複数(実施例では6個)の凹部28aが形
成され、各凹部28aに円柱状に形成した固定部材26
が、その一端を嵌挿した状態で夫々位置決めされてい
る。
施例に係るロールを示すものであって、シャフト12の
鍔部14、ハイス製リング18およびナット22の構成
は、前述した第1実施例と同一である。但し、第4実施
例に用いられる形状記憶合金を材質とする固定部材26
は、円柱状である。すなわち、ハイス製リング18とナ
ット22との間のシャフト12に、リング状円盤28が
嵌合されている。このリング状円盤28のハイス製リン
グ18を指向する側面には、図12に示すように、周方
向に所定間隔で複数(実施例では6個)の凹部28aが形
成され、各凹部28aに円柱状に形成した固定部材26
が、その一端を嵌挿した状態で夫々位置決めされてい
る。
【0034】前記固定部材26は、予め長さ寸法を約6
〜8%圧縮した状態でリング状円盤28の凹部28aに
位置決めされて、その他端をハイス製リング18の側面
に当接させている。そして、各固定部材26を逆変態温
度以上に加熱して元の長さ寸法の形状記憶を回復させる
ことにより、その形状回復力がハイス製リング18を鍔
部14に圧接させる力として働き、これにより該リング
18をシャフト12に確実に固定している。
〜8%圧縮した状態でリング状円盤28の凹部28aに
位置決めされて、その他端をハイス製リング18の側面
に当接させている。そして、各固定部材26を逆変態温
度以上に加熱して元の長さ寸法の形状記憶を回復させる
ことにより、その形状回復力がハイス製リング18を鍔
部14に圧接させる力として働き、これにより該リング
18をシャフト12に確実に固定している。
【0035】第4実施例では、前記シャフト12にハイ
ス製リング18と、予め長さ寸法を圧縮した複数の固定
部材26を位置決めしたリング状円盤28とを嵌合する
と共に、ナット22をシャフト12の雄ねじ16に螺合
することで、ハイス製リング18を鍔部14に複数の固
定部材26を介して圧接する。次いで、固定部材26を
逆変態温度以上に加熱することにより、各固定部材26
は元の長さ寸法の形状記憶を回復し、その長さ方向に伸
びる形状回復力によって、ハイス製リング18は鍔部1
4に圧接されてシャフト12に確実に固定される。な
お、固定部材26の寸法や数は、シャフト12に対する
ハイス製リング18の所望する固定強度に応じて変更し
得るものである。
ス製リング18と、予め長さ寸法を圧縮した複数の固定
部材26を位置決めしたリング状円盤28とを嵌合する
と共に、ナット22をシャフト12の雄ねじ16に螺合
することで、ハイス製リング18を鍔部14に複数の固
定部材26を介して圧接する。次いで、固定部材26を
逆変態温度以上に加熱することにより、各固定部材26
は元の長さ寸法の形状記憶を回復し、その長さ方向に伸
びる形状回復力によって、ハイス製リング18は鍔部1
4に圧接されてシャフト12に確実に固定される。な
お、固定部材26の寸法や数は、シャフト12に対する
ハイス製リング18の所望する固定強度に応じて変更し
得るものである。
【0036】図11に示す第4実施例においては、図1
3に示すように、固定部材26をハイス製リング18と
鍔部14との間に配置することによって、シャフト12
にハイス製リング18を固定することもできる。すなわ
ち、シャフト12に設けた鍔部14の雄ねじ16を指向
する面に、周方向に所定間隔で複数の凹部14bを形成
し、各凹部14bに円柱状に形成した固定部材26を位
置決めする。そして、これら複数の固定部材26に一側
面を当接するようにしてハイス製リング18をシャフト
12に嵌合する。次に、雄ねじ16にナット22を螺合
し、このナット22を締付けることにより、ハイス製リ
ング18を複数の固定部材26を介して鍔部14に圧接
する。従って、固定部材26の形状記憶を回復させるこ
とにより、その形状回復力によってハイス製リング18
はシャフト12に確実に固定される。
3に示すように、固定部材26をハイス製リング18と
鍔部14との間に配置することによって、シャフト12
にハイス製リング18を固定することもできる。すなわ
ち、シャフト12に設けた鍔部14の雄ねじ16を指向
する面に、周方向に所定間隔で複数の凹部14bを形成
し、各凹部14bに円柱状に形成した固定部材26を位
置決めする。そして、これら複数の固定部材26に一側
面を当接するようにしてハイス製リング18をシャフト
12に嵌合する。次に、雄ねじ16にナット22を螺合
し、このナット22を締付けることにより、ハイス製リ
ング18を複数の固定部材26を介して鍔部14に圧接
する。従って、固定部材26の形状記憶を回復させるこ
とにより、その形状回復力によってハイス製リング18
はシャフト12に確実に固定される。
【0037】
【第5実施例について】図14は、第5実施例に係るロ
ールの要部を示すものであって、前記ハイス製リング1
8とシャフト12との間に嵌挿した複数の楔状の固定部
材30により、該リング18をシャフト12に固定する
よう構成したものである。すなわち、図15に示すよう
に、ハイス製リング18におけるシャフト12が嵌挿さ
れる通孔18aには、周方向に所定間隔で複数(実施例
では3つ)の凹溝32が軸方向に延在するよう形成され
ると共に、該凹溝32は、シャフト12の鍔部14を指
向する端部側から他方の端部側に向かうにつれて溝が深
くなるテーパが付されている。そして、各凹溝32に、
該溝32に付したテーパと対応するテーパを有する形状
記憶合金を材質とする楔状の固定部材30が夫々嵌挿さ
れている。各固定部材30の長手方向一端には、シャフ
ト12の径方向外方に延出する位置決め部30aが突設
され、該固定部材30は位置決め部30aをハイス製リ
ング18の鍔部14と当接する側面とは反対側の側面に
当接する位置まで嵌挿されている。なお固定部材30
は、厚み寸法を約6〜8%圧縮した寸法で、ハイス製リ
ング18の凹溝32に円滑に嵌挿されるよう設定されて
いる。
ールの要部を示すものであって、前記ハイス製リング1
8とシャフト12との間に嵌挿した複数の楔状の固定部
材30により、該リング18をシャフト12に固定する
よう構成したものである。すなわち、図15に示すよう
に、ハイス製リング18におけるシャフト12が嵌挿さ
れる通孔18aには、周方向に所定間隔で複数(実施例
では3つ)の凹溝32が軸方向に延在するよう形成され
ると共に、該凹溝32は、シャフト12の鍔部14を指
向する端部側から他方の端部側に向かうにつれて溝が深
くなるテーパが付されている。そして、各凹溝32に、
該溝32に付したテーパと対応するテーパを有する形状
記憶合金を材質とする楔状の固定部材30が夫々嵌挿さ
れている。各固定部材30の長手方向一端には、シャフ
ト12の径方向外方に延出する位置決め部30aが突設
され、該固定部材30は位置決め部30aをハイス製リ
ング18の鍔部14と当接する側面とは反対側の側面に
当接する位置まで嵌挿されている。なお固定部材30
は、厚み寸法を約6〜8%圧縮した寸法で、ハイス製リ
ング18の凹溝32に円滑に嵌挿されるよう設定されて
いる。
【0038】前記シャフト12の雄ねじ16に螺合した
ナット22を鍔部14に向けて締付けることにより、ハ
イス製リング18の一側面が鍔部14に当接すると共
に、他側には複数の固定部材30の位置決め部30aが
当接した状態で、該リング18が位置規制されるように
なっている。そして、各固定部材30を逆変態温度以上
に加熱して元の厚み寸法の形状記憶を回復させることに
より、その形状回復力にの発生に伴う楔作用によってハ
イス製リング18を鍔部14に圧接させて、これにより
該リング18をシャフト12に確実に固定している。
ナット22を鍔部14に向けて締付けることにより、ハ
イス製リング18の一側面が鍔部14に当接すると共
に、他側には複数の固定部材30の位置決め部30aが
当接した状態で、該リング18が位置規制されるように
なっている。そして、各固定部材30を逆変態温度以上
に加熱して元の厚み寸法の形状記憶を回復させることに
より、その形状回復力にの発生に伴う楔作用によってハ
イス製リング18を鍔部14に圧接させて、これにより
該リング18をシャフト12に確実に固定している。
【0039】第5実施例では、前記シャフト12にハイ
ス製リング18を嵌合すると共に、該リング18の各凹
溝32に予め厚み寸法を圧縮した固定部材30を夫々嵌
挿する。このとき、固定部材30の厚み寸法は、シャフ
ト12に嵌合したハイス製リング18の凹溝32に容易
に嵌挿されるよう設定されて、組立て作業に際して大き
な力を必要としないよう構成されている。また、前記シ
ャフト12にナット22を螺合することで、ハイス製リ
ング18を鍔部14に各固定部材30の位置決め部30
aを介して圧接する。
ス製リング18を嵌合すると共に、該リング18の各凹
溝32に予め厚み寸法を圧縮した固定部材30を夫々嵌
挿する。このとき、固定部材30の厚み寸法は、シャフ
ト12に嵌合したハイス製リング18の凹溝32に容易
に嵌挿されるよう設定されて、組立て作業に際して大き
な力を必要としないよう構成されている。また、前記シ
ャフト12にナット22を螺合することで、ハイス製リ
ング18を鍔部14に各固定部材30の位置決め部30
aを介して圧接する。
【0040】次いで、組立てたロール10を、約100
℃の電気炉内に入れて各固定部材30を、逆変態温度以
上に加熱することにより、各固定部材30は元の厚み寸
法の形状記憶を回復する。固定部材30および凹溝32
に付されているテーパにより、該固定部材30が厚み方
向(シャフト12の径方向)に伸びようとする力によって
楔作用を生じて、ハイス製リング18は鍔部14に圧接
される。すなわち、ハイス製リング18は、複数の固定
部材30の形状回復力によってシャフト12に確実に固
定される。なお、固定部材30の寸法や数は、所望する
ハイス製リング12の固定強度に応じて変更される。ま
た、第3実施例の変形例と同様に、固定部材30の向き
を逆とすることによっても、ハイス製リング18をシャ
フト12に確実に固定することができる。更に、固定部
材30の位置決め部30aは必須の要件ではなく、これ
を省略して単純なテーパ部材としてもよい。
℃の電気炉内に入れて各固定部材30を、逆変態温度以
上に加熱することにより、各固定部材30は元の厚み寸
法の形状記憶を回復する。固定部材30および凹溝32
に付されているテーパにより、該固定部材30が厚み方
向(シャフト12の径方向)に伸びようとする力によって
楔作用を生じて、ハイス製リング18は鍔部14に圧接
される。すなわち、ハイス製リング18は、複数の固定
部材30の形状回復力によってシャフト12に確実に固
定される。なお、固定部材30の寸法や数は、所望する
ハイス製リング12の固定強度に応じて変更される。ま
た、第3実施例の変形例と同様に、固定部材30の向き
を逆とすることによっても、ハイス製リング18をシャ
フト12に確実に固定することができる。更に、固定部
材30の位置決め部30aは必須の要件ではなく、これ
を省略して単純なテーパ部材としてもよい。
【0041】
【第6実施例について】図16は、第6実施例に係るロ
ールを示すものであって、中心部にシャフト12を挿通
可能な通孔36aを穿設したスリーブ状の楔状部材36
が、通孔36aを介してシャフト12に嵌合されてい
る。この楔状部材36のシャフト12に形成した鍔部1
4から離間する側の端部には、径方向外方に延出するフ
ランジ36bが形成してある。また楔状部材36におけ
る筒部36cの外周面は、フランジ36bが形成される
端部から他方の端部に向けて縮径するテーパが形成され
ている。そして、この楔状部材36の筒部36cに、中
心部に該筒部36cのテーパと対応するテーパを付した
テーパ状通孔18dを穿設したハイス製リング18が、
該通孔18dを介して嵌合されている。なお、楔状部材
36に嵌合したハイス製リング18は、その一側面がシ
ャフト12の鍔部14に当接すると共、他側面と楔状部
材36のフランジ36bとの間に所要の隙間がある。
ールを示すものであって、中心部にシャフト12を挿通
可能な通孔36aを穿設したスリーブ状の楔状部材36
が、通孔36aを介してシャフト12に嵌合されてい
る。この楔状部材36のシャフト12に形成した鍔部1
4から離間する側の端部には、径方向外方に延出するフ
ランジ36bが形成してある。また楔状部材36におけ
る筒部36cの外周面は、フランジ36bが形成される
端部から他方の端部に向けて縮径するテーパが形成され
ている。そして、この楔状部材36の筒部36cに、中
心部に該筒部36cのテーパと対応するテーパを付した
テーパ状通孔18dを穿設したハイス製リング18が、
該通孔18dを介して嵌合されている。なお、楔状部材
36に嵌合したハイス製リング18は、その一側面がシ
ャフト12の鍔部14に当接すると共、他側面と楔状部
材36のフランジ36bとの間に所要の隙間がある。
【0042】前記シャフト12に嵌合された楔状部材3
6を挟んで鍔部14と反対側のシャフト外周には、形状
記憶合金を材質とする環状の固定部材20が嵌合され
て、一方の側面をフランジ36bに当接している。ま
た、シャフト12の外周に形成した雄ねじ16にナット
22が螺合されており、該ナット22を鍔部14に向け
て締付けることにより、ナット22および固定部材20
を介して楔状部材36を鍔部14に向けて移動させて、
その楔作用によりハイス製リング18を鍔部14に圧接
している。
6を挟んで鍔部14と反対側のシャフト外周には、形状
記憶合金を材質とする環状の固定部材20が嵌合され
て、一方の側面をフランジ36bに当接している。ま
た、シャフト12の外周に形成した雄ねじ16にナット
22が螺合されており、該ナット22を鍔部14に向け
て締付けることにより、ナット22および固定部材20
を介して楔状部材36を鍔部14に向けて移動させて、
その楔作用によりハイス製リング18を鍔部14に圧接
している。
【0043】前記固定部材20は、組立て時には予めシ
ャフト12の軸方向に沿う長さを約6〜8%圧縮した状
態でシャフト12に嵌合されて、組立て後に逆変態温度
以上に加熱することで、該固定部材20に形状回復力を
発生させている。すなわち、固定部材20が元の形状に
回復する力によって、楔状部材36は鍔部14に向けて
付勢され、これにより該部材36とハイス製リング18
との楔作用により該リング18がシャフト12に確実に
固定されるようになっている。
ャフト12の軸方向に沿う長さを約6〜8%圧縮した状
態でシャフト12に嵌合されて、組立て後に逆変態温度
以上に加熱することで、該固定部材20に形状回復力を
発生させている。すなわち、固定部材20が元の形状に
回復する力によって、楔状部材36は鍔部14に向けて
付勢され、これにより該部材36とハイス製リング18
との楔作用により該リング18がシャフト12に確実に
固定されるようになっている。
【0044】
【第6実施例の作用について】次に、このように構成し
た第6実施例に係るロールの組立て作業につき説明す
る。前記シャフト12の外周に、前記ハイス製リング1
8をそのテーパ状通孔18dを介して外挿した状態で、
該リング18とシャフト12との間に前記楔状部材36
を嵌挿する。また、予め常温でその長さ寸法が約8%圧
縮された固定部材24を、楔状部材36を挟んで鍔部1
4と反対側のシャフト12の外周に嵌合して一側面を楔
状部材36のフランジ36bに当接する。またシャフト
12の雄ねじ16にナット22を螺合して、該ナット2
2および固定部材20を介して楔状部材36を鍔部14
に向けて所要圧力で移動させ、楔状部材36における筒
部36cの外周面とハイス製リング18におけるテーパ
状通孔18dの内周面とを密接させる。なお、このとき
ハイス製リング18の一側面は鍔部14の側面に圧接さ
れている。
た第6実施例に係るロールの組立て作業につき説明す
る。前記シャフト12の外周に、前記ハイス製リング1
8をそのテーパ状通孔18dを介して外挿した状態で、
該リング18とシャフト12との間に前記楔状部材36
を嵌挿する。また、予め常温でその長さ寸法が約8%圧
縮された固定部材24を、楔状部材36を挟んで鍔部1
4と反対側のシャフト12の外周に嵌合して一側面を楔
状部材36のフランジ36bに当接する。またシャフト
12の雄ねじ16にナット22を螺合して、該ナット2
2および固定部材20を介して楔状部材36を鍔部14
に向けて所要圧力で移動させ、楔状部材36における筒
部36cの外周面とハイス製リング18におけるテーパ
状通孔18dの内周面とを密接させる。なお、このとき
ハイス製リング18の一側面は鍔部14の側面に圧接さ
れている。
【0045】次いで、組立てたロール10を、約100
℃の電気炉内に入れて固定部材20を、逆変態温度以上
に加熱することにより、該固定部材20は元の長み寸法
の形状記憶を回復する。この固定部材20の一端は、ナ
ット22により軸方向の伸びが規制されているから、該
固定部材20に発生した形状回復力は、楔状部材36を
鍔部14に向けて付勢する力として働き、これにより楔
状部材36とハイス製リング18との間に楔作用を生じ
て、ハイス製リング18は鍔部14に圧接される。すな
わち、ハイス製リング18は、固定部材20の形状回復
力によってシャフト12に確実に固定される。
℃の電気炉内に入れて固定部材20を、逆変態温度以上
に加熱することにより、該固定部材20は元の長み寸法
の形状記憶を回復する。この固定部材20の一端は、ナ
ット22により軸方向の伸びが規制されているから、該
固定部材20に発生した形状回復力は、楔状部材36を
鍔部14に向けて付勢する力として働き、これにより楔
状部材36とハイス製リング18との間に楔作用を生じ
て、ハイス製リング18は鍔部14に圧接される。すな
わち、ハイス製リング18は、固定部材20の形状回復
力によってシャフト12に確実に固定される。
【0046】なお、図16に示す第6実施例において
は、楔状部材36のフランジ36bをシャフト12に設
けた鍔部14側に指向した状態で該シャフト12に嵌合
すると共に、該鍔部14とフランジ36bとの間に固定
部材20を配置し、この固定部材20の形状回復力によ
って楔状部材36をナット22に向けて付勢すること
で、ハイス製リング18をナット22に圧接してシャフ
ト12に固定することもできる。また、楔状部材36を
鍔部14やナット22に向けて付勢する固定部材の構成
としては、第2実施例や第4実施例およびその変形例を
適宜に採用することが可能である。そして、何れの固定
部材を使用する場合であっても、楔状部材36のフラン
ジ36bは必須の要件ではないから、これを省略して単
純な楔状とすることができる。
は、楔状部材36のフランジ36bをシャフト12に設
けた鍔部14側に指向した状態で該シャフト12に嵌合
すると共に、該鍔部14とフランジ36bとの間に固定
部材20を配置し、この固定部材20の形状回復力によ
って楔状部材36をナット22に向けて付勢すること
で、ハイス製リング18をナット22に圧接してシャフ
ト12に固定することもできる。また、楔状部材36を
鍔部14やナット22に向けて付勢する固定部材の構成
としては、第2実施例や第4実施例およびその変形例を
適宜に採用することが可能である。そして、何れの固定
部材を使用する場合であっても、楔状部材36のフラン
ジ36bは必須の要件ではないから、これを省略して単
純な楔状とすることができる。
【0047】
【第7実施例について】図17は、第7実施例に係るロ
ールの要部を示すものであって、前述した第1実施例と
同一の構成部材によって、前記シャフト12に2つのハ
イス製リング18を固定したものである。すなわち、シ
ャフト12の外周に、第1のハイス製リング18Aをそ
の一側面が鍔部14の側面に当接するよう嵌合すると共
に、該第1のハイス製リング18Aの他方の側面側に環
状の固定部材20を当接するよう嵌合する。そして、該
固定部材20の他方の側面側に第2のハイス製リング1
8Bの一側面を当接するようシャフト12に嵌合した後
に、ナット22をシャフト12の雄ねじ16に螺合し、
これを締付けることにより第1のハイス製リング18
A、固定部材20および第2のハイス製リング18Bを
相互に当接する。
ールの要部を示すものであって、前述した第1実施例と
同一の構成部材によって、前記シャフト12に2つのハ
イス製リング18を固定したものである。すなわち、シ
ャフト12の外周に、第1のハイス製リング18Aをそ
の一側面が鍔部14の側面に当接するよう嵌合すると共
に、該第1のハイス製リング18Aの他方の側面側に環
状の固定部材20を当接するよう嵌合する。そして、該
固定部材20の他方の側面側に第2のハイス製リング1
8Bの一側面を当接するようシャフト12に嵌合した後
に、ナット22をシャフト12の雄ねじ16に螺合し、
これを締付けることにより第1のハイス製リング18
A、固定部材20および第2のハイス製リング18Bを
相互に当接する。
【0048】前記シャフト12の外周に、2つのリング
18A,18Bと固定部材20およびナット22を組付
けた状態で、予め長さ寸法を圧縮しておいた固定部材2
0を逆変態温度以上に加熱することにより、固定部材2
0に元の長さ寸法の形状記憶を回復させる。そして固定
部材20が長さ方向(シャフト12の軸方向)に伸びよう
とする力により、該部材20に隣接する第1のハイス製
リング18Aを鍔部14に圧接すると共に第2のハイス
製リング18Bをナット22に圧接する。これにより、
2つのハイス製リング18A,18Bはシャフト12に
確実に固定される。なお固定部材20は、第1のハイス
製リング18Aと鍔部14との間、または第2のハイス
製リング18Bとナット22との間の何れか1個所に介
在させてもよく、また複数個所に介在させることも可能
である。
18A,18Bと固定部材20およびナット22を組付
けた状態で、予め長さ寸法を圧縮しておいた固定部材2
0を逆変態温度以上に加熱することにより、固定部材2
0に元の長さ寸法の形状記憶を回復させる。そして固定
部材20が長さ方向(シャフト12の軸方向)に伸びよう
とする力により、該部材20に隣接する第1のハイス製
リング18Aを鍔部14に圧接すると共に第2のハイス
製リング18Bをナット22に圧接する。これにより、
2つのハイス製リング18A,18Bはシャフト12に
確実に固定される。なお固定部材20は、第1のハイス
製リング18Aと鍔部14との間、または第2のハイス
製リング18Bとナット22との間の何れか1個所に介
在させてもよく、また複数個所に介在させることも可能
である。
【0049】また第7実施例においては、各ハイス製リ
ング18A,18Bとシャフト12との間に、図16に
示すような楔状部材36を介在させると共に、固定部材
20を第1のハイス製リング18Aと鍔部14との間、
または第2のハイス製リング18Bとナット22との間
の介在させるようにしてもよい。また各ハイス製リング
18A,18Bとシャフト12との間に、夫々逆向きに
楔状部材36,36を介在させると共に、両リング18
A,18Bの間に固定部材20を介在させることもでき
る。
ング18A,18Bとシャフト12との間に、図16に
示すような楔状部材36を介在させると共に、固定部材
20を第1のハイス製リング18Aと鍔部14との間、
または第2のハイス製リング18Bとナット22との間
の介在させるようにしてもよい。また各ハイス製リング
18A,18Bとシャフト12との間に、夫々逆向きに
楔状部材36,36を介在させると共に、両リング18
A,18Bの間に固定部材20を介在させることもでき
る。
【0050】
【第8実施例について】図18は、第8実施例に係るロ
ールの要部を示すものであって、前述した第2実施例と
同一の構成部材によって、前記シャフト12に2つのハ
イス製リング18を固定したものである。すなわち、前
記鍔部14のテーパ面14aに一方のテーパ面18cを
当接させて第1のハイス製リング18Aをシャフト12
に嵌合すると共に、該第1のハイス製リング18Aの他
方のテーパ面18cにテーパ面23aを当接させて固定
部材23をシャフト12に嵌合する。この固定部材23
は、長さ方向の両側にテーパ面23aが夫々形成されて
おり、他方のテーパ面23aに第2のハイス製リング1
8Bの一方のテーパ面18cを当接した状態で、該リン
グ18Bをシャフト12に嵌合する。
ールの要部を示すものであって、前述した第2実施例と
同一の構成部材によって、前記シャフト12に2つのハ
イス製リング18を固定したものである。すなわち、前
記鍔部14のテーパ面14aに一方のテーパ面18cを
当接させて第1のハイス製リング18Aをシャフト12
に嵌合すると共に、該第1のハイス製リング18Aの他
方のテーパ面18cにテーパ面23aを当接させて固定
部材23をシャフト12に嵌合する。この固定部材23
は、長さ方向の両側にテーパ面23aが夫々形成されて
おり、他方のテーパ面23aに第2のハイス製リング1
8Bの一方のテーパ面18cを当接した状態で、該リン
グ18Bをシャフト12に嵌合する。
【0051】また、第2のハイス製リング18Bを挟ん
で固定部材23と反対側のシャフト12に、第2のハイ
ス製リング18Bを指向する側面にテーパ面18cと対
応するテーパを付したテーパ面34aを形成したスペー
サ34が嵌合されて、そのテーパ面34aをテーパ面1
8cに当接させている。そして、ナット22をシャフト
12の雄ねじ16に螺合し、これを締付けることにより
第1のハイス製リング18A、固定部材23、第2のハ
イス製リング18Bおよびスペーサ34を相互に当接し
ている。
で固定部材23と反対側のシャフト12に、第2のハイ
ス製リング18Bを指向する側面にテーパ面18cと対
応するテーパを付したテーパ面34aを形成したスペー
サ34が嵌合されて、そのテーパ面34aをテーパ面1
8cに当接させている。そして、ナット22をシャフト
12の雄ねじ16に螺合し、これを締付けることにより
第1のハイス製リング18A、固定部材23、第2のハ
イス製リング18Bおよびスペーサ34を相互に当接し
ている。
【0052】前記シャフト12の外周に、2つのリング
18A,18B、固定部材23およびスペーサ34およ
びナット22を組付けた状態で、予め長さ寸法を圧縮し
ておいた固定部材23を逆変態温度以上に加熱すること
により、固定部材23に元の長さ寸法の形状記憶を回復
させる。そして固定部材23が長さ方向(シャフト12
の軸方向)に伸びようとする力により、該部材23に隣
接する第1のハイス製リング18Aを鍔部14に圧接す
ると共に第2のハイス製リング18Bをスペーサ34に
圧接する。このとき、各テーパ面による楔作用を生じ
て、両リング18A,18Bはシャフト12の外周面に
圧接され、これにより2つのハイス製リング18A,1
8Bはシャフト12に確実に固定される。なお、ナット
22における第2のハイス製リング18Bを指向する面
にテーパを付すことにより、前記スペーサ34を省略す
ることができる。また、固定部材23とスペーサ34と
の断面形状を相互に入れ替えると共に、その位置も入れ
替えて用いてもよい。
18A,18B、固定部材23およびスペーサ34およ
びナット22を組付けた状態で、予め長さ寸法を圧縮し
ておいた固定部材23を逆変態温度以上に加熱すること
により、固定部材23に元の長さ寸法の形状記憶を回復
させる。そして固定部材23が長さ方向(シャフト12
の軸方向)に伸びようとする力により、該部材23に隣
接する第1のハイス製リング18Aを鍔部14に圧接す
ると共に第2のハイス製リング18Bをスペーサ34に
圧接する。このとき、各テーパ面による楔作用を生じ
て、両リング18A,18Bはシャフト12の外周面に
圧接され、これにより2つのハイス製リング18A,1
8Bはシャフト12に確実に固定される。なお、ナット
22における第2のハイス製リング18Bを指向する面
にテーパを付すことにより、前記スペーサ34を省略す
ることができる。また、固定部材23とスペーサ34と
の断面形状を相互に入れ替えると共に、その位置も入れ
替えて用いてもよい。
【0053】なお、実施例ではシャフトにハイス製リン
グを嵌合固定した圧延ロールを組立てる場合につき説明
したが、本願はこれに限定されるものでなく、シャフト
に別部材としてのリングを嵌合固定する必要のある技術
一般に採用可能である。またシャフトに固定するリング
の数は、2つに限らず3つ以上であっても同様に嵌合固
定することができる。
グを嵌合固定した圧延ロールを組立てる場合につき説明
したが、本願はこれに限定されるものでなく、シャフト
に別部材としてのリングを嵌合固定する必要のある技術
一般に採用可能である。またシャフトに固定するリング
の数は、2つに限らず3つ以上であっても同様に嵌合固
定することができる。
【0054】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係るロールお
よびその組立て方法によれば、形状記憶合金を材質とす
る固定部材の形状回復力によりシャフトにリングを固定
するので、組立て後には確実かつ安定した固定強度が得
られる。また、予め寸法が圧縮された状態で固定部材の
組付けが行なわれるから、組付け作業に際して大きな力
は必要とせず、作業性が向上する。しかも、形状記憶合
金の形状回復温度は焼嵌めに比べて低温であるので、エ
ネルギー消費の点で有利である。
よびその組立て方法によれば、形状記憶合金を材質とす
る固定部材の形状回復力によりシャフトにリングを固定
するので、組立て後には確実かつ安定した固定強度が得
られる。また、予め寸法が圧縮された状態で固定部材の
組付けが行なわれるから、組付け作業に際して大きな力
は必要とせず、作業性が向上する。しかも、形状記憶合
金の形状回復温度は焼嵌めに比べて低温であるので、エ
ネルギー消費の点で有利である。
【図1】第1実施例に係るロールを一部縦断して示す正
面図である。
面図である。
【図2】第1実施例に係るロールの変形例を一部縦断し
て示す正面図である。
て示す正面図である。
【図3】第2実施例に係るロールを一部縦断して示す正
面図である。
面図である。
【図4】第2実施例に係るロールの変形例を一部縦断し
て示す正面図である。
て示す正面図である。
【図5】第2実施例に係るロールの別の変形例を示す要
部縦断正面図である。
部縦断正面図である。
【図6】第2実施例に係るロールの更に別の変形例を示
す要部縦断正面図である。
す要部縦断正面図である。
【図7】第3実施例に係るロールを一部縦断して示す正
面図である。
面図である。
【図8】第3実施例に係るロールの変形例を一部縦断し
て示す正面図である。
て示す正面図である。
【図9】第3実施例に係るロールの別の変形例を示す要
部縦断正面図である。
部縦断正面図である。
【図10】第3実施例に係るロールの更に別の変形例を
示す要部縦断正面図である。
示す要部縦断正面図である。
【図11】第4実施例に係るロールを一部縦断して示す
正面図である。
正面図である。
【図12】図11のX−X線で示す断面図である。
【図13】第4実施例に係るロールの変形例を一部縦断
して示す正面図である。
して示す正面図である。
【図14】第5実施例に係るロールを示す断面図であ
る。
る。
【図15】第5実施例に係るロールを構成するハイス製
リングと固定部材とを示す概略斜視図である。
リングと固定部材とを示す概略斜視図である。
【図16】第6実施例に係るロールを一部縦断して示す
正面図である。
正面図である。
【図17】第7実施例に係るロールの要部を示す縦断正
面図である。
面図である。
【図18】第8実施例に係るロールの要部を示す縦断正
面図である。
面図である。
12 シャフト 14 鍔部(位置決め部材) 18 ハイス製リング 20 固定部材(第1実施例) 22 ナット 23 固定部材(第2実施例) 24 固定部材(第3実施例) 26 固定部材(第4実施例) 30 固定部材(第5実施例) 36 楔状部材
Claims (10)
- 【請求項1】 シャフト(12)の外周に嵌合されたハイス
製等のリング(18)と、 前記シャフト(12)に嵌合したリング(18)を挟んで、該シ
ャフト(12)に設けた位置決め部材(14)と反対側のシャフ
ト外周に螺合されたナット(22)と、 前記ナット(22)とリング(18)との間、または位置決め部
材(14)とリング(18)との間に介在された形状記憶合金を
材質とする固定部材(20,23,26)とからなり、 前記リング(18)は、前記固定部材(20,23,26)の形状回復
力によって位置決め部材(14)またはナット(22)に一側面
を当接した状態でシャフト(12)に固定されていることを
特徴とするロール。 - 【請求項2】 前記リング(18)が複数個シャフト(12)に
嵌合され、前記固定部材(20,23,26)が、位置決め部材(1
4)と隣接するリング(18)との間、リング同士の間、また
はナット(22)と隣接するリング(18)との間に介在される
請求項1記載のロール。 - 【請求項3】 シャフト(12)の外周に嵌合されたハイス
製等のリング(18)と、 前記シャフト(12)に嵌合したリング(18)を挟んで、該シ
ャフト(12)に設けた位置決め部材(14)と反対側のシャフ
ト外周に螺合され、該位置決め部材(14)との間でリング
(18)を挟持するナット(22)と、 前記シャフト(12)の外周とリング(18)の内周との間に介
在された形状記憶合金を材質とする固定部材(24,30)と
からなり、 前記リング(18)は、前記固定部材(24,30)の形状回復力
によりシャフト(12)に固定されていることを特徴とする
ロール。 - 【請求項4】 シャフト(12)の外周に嵌合されたハイス
製等のリング(18)と、 前記シャフト(12)に嵌合したリング(18)を挟んで、該シ
ャフト(12)に設けた位置決め部材(14)と反対側のシャフ
ト外周に螺合され、該位置決め部材(14)との間でリング
(18)を挟持するナット(22)と、 前記シャフト(12)の外周とリング(18)の内周との間に介
在された楔状部材(36)と、 前記ナット(22)とリング(18)との間、または位置決め部
材(14)とリング(18)との間に介在された形状記憶合金を
材質とする固定部材(20)とからなり、 前記リング(18)は、前記固定部材(20)の形状回復力によ
りシャフト(12)に固定されていることを特徴とするロー
ル。 - 【請求項5】 前記リング(18)が複数個シャフト(12)の
外周に嵌合され、各リング(18)とシャフト(12)との間に
楔状部材(36)を介在させ、前記位置決め部材(14)と隣接
するリング(18)との間、リング同士の間またはナット(2
2)と隣接するリング(18)との間に固定部材(20)を介在さ
せた請求項4記載のロール。 - 【請求項6】 前記形状記憶合金を材質とする固定部材
(20,23,24,26,30)は、Niが54〜57wt%で、残部
がTiからなる請求項1〜5の何れかに記載のロール。 - 【請求項7】 前記形状記憶合金を材質とする固定部材
(20,23,24,26,30)は、Fe,Co,Mn,Cr,Cuの1種以上
を3wt%以下の範囲で含有する請求項6記載のロー
ル。 - 【請求項8】 シャフト(12)の外周にハイス製等のリン
グ(18)を嵌合し、 前記シャフト(12)に設けた位置決め部材(14)と前記リン
グ(18)との間、またはリング(18)を挟んで位置決め部材
(14)と反対側のシャフト外周に、形状記憶合金を材質と
する固定部材(20,23,26)をシャフト(12)の軸方向に沿う
長さを所要量だけ圧縮した状態で臨ませ、 前記リング(18)および固定部材(20,23,26)を挟んで位置
決め部材(14)と反対側のシャフト(12)の外周にナット(2
2)を螺合して、前記リング(18)を固定部材(20,23,26)を
介して位置決め部材(14)に圧接し、 次いで、前記固定部材(20,23,26)を逆変態温度以上に加
熱することにより発生する該固定部材(20,23,26)の形状
回復力で、前記リング(18)をシャフト(12)に固定するよ
うにしたことを特徴とするロールの組立て方法。 - 【請求項9】 シャフト(12)の外周にハイス製等のリン
グ(18)を嵌合し、 前記シャフト(12)の外周とリング(18)の内周との間に、
形状記憶合金を材質とする固定部材(24,30)をシャフト
(12)の径方向に沿う厚みを所要量だけ圧縮した状態で介
挿し、 前記リング(18)を挟んで位置決め部材(14)と反対側のシ
ャフト(12)の外周にナット(22)を螺合して、前記リング
(18)を位置決め部材(14)との間で挟持し、 次いで、前記固定部材(24,30)を逆変態温度以上に加熱
することにより発生する該固定部材(24,30)の形状回復
力で、前記リング(18)をシャフト(12)に固定するように
したことを特徴とするロールの組立て方法。 - 【請求項10】 シャフト(12)の外周に、ハイス製等の
リング(18)を嵌合し、 前記シャフト(12)の外周と前記リング(18)の内周との間
に楔状部材(36)を介挿し、 前記シャフト(12)に設けた位置決め部材(14)と前記リン
グ(18)との間、またはリング(18)を挟んで位置決め部材
(14)と反対側のシャフト外周に、形状記憶合金を材質と
する固定部材(20)をシャフト(12)の軸方向に沿う長さを
所要量だけ圧縮した状態で臨ませ、 前記リング(18)を挟んで位置決め部材(14)と反対側のシ
ャフト(12)の外周にナット(22)を螺合して、前記リング
(18)を位置決め部材(14)との間で挟持し、 次いで、前記固定部材(24,30)を逆変態温度以上に加熱
することにより発生する該固定部材(24,30)の形状回復
力で前記楔状部材(36)を付勢して、該楔状部材(36)の楔
作用により前記リング(18)をシャフト(12)に固定するよ
うにしたことを特徴とするロールの組立て方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25461495A JPH0970606A (ja) | 1995-09-05 | 1995-09-05 | ロールおよびその組立て方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25461495A JPH0970606A (ja) | 1995-09-05 | 1995-09-05 | ロールおよびその組立て方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0970606A true JPH0970606A (ja) | 1997-03-18 |
Family
ID=17267489
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25461495A Pending JPH0970606A (ja) | 1995-09-05 | 1995-09-05 | ロールおよびその組立て方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0970606A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006349181A (ja) * | 2005-06-17 | 2006-12-28 | Sandvik Intellectual Property Ab | ロールとそれのためのスペーサーリング |
| JP2013126736A (ja) * | 2011-12-19 | 2013-06-27 | Livedo Corporation | シート加工装置 |
-
1995
- 1995-09-05 JP JP25461495A patent/JPH0970606A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006349181A (ja) * | 2005-06-17 | 2006-12-28 | Sandvik Intellectual Property Ab | ロールとそれのためのスペーサーリング |
| KR101332945B1 (ko) * | 2005-06-17 | 2013-11-25 | 산드빅 인터렉츄얼 프로퍼티 에이비 | 롤 및 이 롤용 스페이서 링 |
| JP2013126736A (ja) * | 2011-12-19 | 2013-06-27 | Livedo Corporation | シート加工装置 |
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