JPH1024303A - ロールおよびその組立て方法 - Google Patents

ロールおよびその組立て方法

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JPH1024303A
JPH1024303A JP20112396A JP20112396A JPH1024303A JP H1024303 A JPH1024303 A JP H1024303A JP 20112396 A JP20112396 A JP 20112396A JP 20112396 A JP20112396 A JP 20112396A JP H1024303 A JPH1024303 A JP H1024303A
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JP
Japan
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ring
shaft
adhesive
roll
nut
Prior art date
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Application number
JP20112396A
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English (en)
Inventor
Takeo Hisada
建男 久田
Tatsuya Tomioka
達也 冨岡
Toshinao Kojima
利尚 小嶋
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Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Publication date
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  • Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立てが容易で、しかも組立て後の確実かつ
安定した固定強度を確保する。 【解決手段】 シャフト12の外周に鍔部14が一体的
に形成されると共に、鍔部14から軸方向に所要長さ離
間したシャフト外周に雄ねじ16が形成される。シャフ
ト12に対して、中央部に穿設した通孔18aを介して
リング18が嵌合される。リング18の一側面は、鍔部
14の側面に当接する。リング18を挟んで鍔部14と
反対側の雄ねじ16にナット20が螺合され、該ナット
20を鍔部14に向けて締付けることによってリング1
8は鍔部14に圧接される。リング18の内周面とシャ
フト12の外周面との間、および鍔部14とリング18
の一側面との間に接着剤22が塗布され、該リング18
はシャフト12に接着剤22の接着力によって接着され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ロールおよびそ
の組立て方法に関し、更に詳細には、シャフトの外周に
嵌合される耐摩耗性を有する例えば高速度工具鋼(ハイ
ス)や超硬合金製等のリングを、接着剤を用いてシャフ
トに固定するようにしたロールおよびその組立て方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】線材や棒材等の熱間圧延に使用される圧
延ロールは、圧延速度の向上を図ると共にロール寿命を
伸ばすために、ロール面を硬質の材料で形成することが
望まれている。硬質のロール材料としては例えばハイス
が優れているが、該ハイスは高価でしかも脆性があるた
め、ロール全体をハイスで一体的に形成することは強度
および経済的に不利である。そこで、ハイス製のリング
を、シャフトの外周に嵌合固定することで、強度および
経済的に有利となる構成の圧延ロールが提案されてい
る。
【0003】前記シャフトにハイス製リングを嵌合固定
する方法としては、シャフトの外周にハイス製リングを
焼嵌め方式により嵌合固定したり、楔とロックナット等
の機械的手段を用いて嵌合固定することが知られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記焼嵌め方式の固定
方法では、シャフトとリングとの寸法誤差等によって固
定後の強度が不安定で、所望する固定強度が得られない
ことがあった。これに対し、楔とロックナット等の機械
的手段を用いる固定方法では、ロックナットの締付け力
により所望する固定強度は得られる。しかるに、楔を押
込んだりロックナットを締付ける組立て作業に大きな力
を必要とし、作業性が劣る欠点が指摘される。また焼嵌
め方式の固定方法では、その組立てに際してリングを加
熱する必要があり、組立て工数が増加したりコストが嵩
む難点もあった。
【0005】
【発明の目的】本発明は、前述した従来の技術に内在し
ている前記欠点に鑑み、これを好適に解決するべく提案
されたものであって、組立て後の確実かつ安定した固定
強度を確保すると共に、組立てが容易なロールおよびそ
の組立て方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した課題を克服し、
所期の目的を好適に達成するため本発明に係るロール
は、シャフトと該シャフトの外周に嵌合された耐摩耗性
を有するリングとが接着剤を介して接着されていること
を特徴とする。
【0007】前記課題を解決し、所期の目的を好適に達
成するため、本発明に係るロールの組立て方法は、シャ
フトと耐摩耗性を有するリングとの内の少なくとも一方
に接着剤を塗布し、前記シャフトの外周にリングを接着
剤の塗布面を当接的に嵌合した状態で組立てることによ
り、両者の当接部位を接着剤の接着力によって接着する
ようにしたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るロールおよび
その組立て方法につき、好適な実施例を挙げて、添付図
面を参照しながら、以下説明する。
【0009】
【第1実施例について】図1は、本発明の第1実施例に
係るロールを一部縦断して示すものであって、該ロール
10におけるシャフト12の外周には、径方向に延出す
る鍔部14が一体的に形成されると共に、該鍔部14か
ら軸方向に所要長さ離間したシャフト外周に雄ねじ16
が形成されている。このシャフト12に対して、中央部
に該シャフト12が挿通可能な通孔18aが穿設される
と共に、その外周面に断面U字型のカリバ18bを形成
した耐摩耗性に優れたハイス(高速度工具鋼)製のリング
18が、通孔18aを介して嵌合される。また該リング
18の一側面は、前記鍔部14の側面に当接している。
なお鍔部14は、リング18の位置決めを行なう位置決
め部材として機能するものであって、シャフト12に一
体的に形成したものでなく、螺合したナットを代用する
ことも可能である。また、リング18に形成したカリバ
18bは、凹型、凸型、フラット、その他圧延しようと
する製品形状に対応して任意に設定される。更に、前記
シャフト12に嵌合固定されるリング18の材質として
は、ハイス以外に、超硬合金やダイス鋼またはセラミッ
クス材料と金属材料とを混合したサーメット等が適宜使
用可能である。またリング18の製法としては、例えば
鋳造や鍛造または粉末治金法が挙げられる。
【0010】前記シャフト12に嵌合されたリング18
を挟んで鍔部14と反対側のシャフト外周に形成した雄
ねじ16に、内周面に雌ねじ20aを形成したナット2
0が螺合されており、該ナット20を鍔部14に向けて
締付けることにより、ナット20を介してリング18を
鍔部14に所要圧力で圧接している。またリング18の
内周面とシャフト12の外周面との間、および鍔部14
とリング18の一側面との間に接着剤22が塗布されて
おり、該リング18はシャフト12に接着剤22の接着
力によって接着固定されるようになっている。
【0011】前記接着剤22としては、メタクリル酸エ
ステルを主成分とする嫌気性のものが好適に使用され
る。例えば、日本ロックタイト(株)のロックタイト14
486等を用いることができる。なお、接着剤22は、
少なくとも100℃までは急激な接着力の低下がなく、
また長期の使用による劣化が少ない性状を有するものが
推奨される。更に、望ましくは50kgf/cm2以上の剪断
強度を確保できるものが好適である。
【0012】
【第1実施例の作用について】次に、このように構成し
た第1実施例に係るロールの組立て作業につき説明す
る。前記シャフト12の外周および鍔部14の雄ねじ1
6を指向する側面に、接着剤22を塗布した状態で、リ
ング18を、その一側面が鍔部14の接着剤22が塗布
されている側面に当接するよう嵌合する。そして、シャ
フト12の雄ねじ16にナット20を螺合して、該ナッ
ト20を介してリング18を鍔部14に所要圧力で圧接
する。すなわち、リング18は、ナット20と鍔部14
との挟圧力に加えて、接着剤22による接着力によって
シャフト12の外周に確実に固定される。
【0013】前記接着剤22を、ナット20と雄ねじ1
6との間に塗布し、両者16,20を接着することによ
り、ナット20に弛みを生ずるのを防止するようにして
もよい。また接着剤22は、シャフト12の外周にのみ
塗布するだけでもよい。更に、リング18をシャフト1
2に焼嵌めすることにより、該リング18を更に強固に
シャフト12に固定することができる。なお、リング1
8を焼嵌める場合は、ナット20と鍔部14とを省略す
ることも可能である。
【0014】前記リング18をシャフト12から取外す
場合は、ナット20をシャフト12から外した状態で、
リング18とシャフト12とを接着している接着剤22
を加熱してその接着力を低下させる。この状態でリング
18を強制的に軸方向に移動することにより、該リング
18はシャフト12から取外される。
【0015】
【実験例について】外径320mm、内径215mm、
長さ120mmのハイス製リングを、従来の焼嵌め方
式によりシャフトに嵌合固定した場合と、接着剤のみ
を用いてシャフトに嵌合固定した場合と、焼嵌め+接
着剤でシャフトに嵌合固定した場合とを比較した実験に
つき説明する。のロールは、150℃の油槽中で加熱
したハイス製リングを、シャフトに4/10000(シ
ャフ直径比)で焼嵌めた。のロールは、嫌気性接着剤
を外周に塗布したシャフトに、リングを嵌合して接着し
た。のロールは、150℃の油槽中で加熱したハイス
製リングを、嫌気性接着剤を外周に塗布したシャフトに
4/10000(シャフ直径比)で焼嵌めた。
【0016】,およびの各ロールにおいて、実際
に被圧延材料を圧延したときのリングのスリップ(空回
り)と圧延トルクとから圧延可能トルクを測定した結
果、のロールの圧延可能トルクは2000kg・m、の
ロールの圧延可能トルクは1700kg・m、のロールの
圧延可能トルクは3800kg・mであった。すなわち、接
着剤のみを用いる場合であっても、従来の焼嵌め方式と
略同等の圧延可能トルクが得られると共に、焼嵌めと接
着剤とを併用することにより圧延可能トルクが大幅に向
上することが判明した。
【0017】この実験結果から、従来の焼嵌め方式と略
同等の圧延可能トルクが得られるロール10を、接着剤
22を塗布するだけの簡単な作業で組立てることができ
るので、作業性が向上すると共にコストを低減すること
が可能となる。
【0018】
【第2実施例について】図2は、第2実施例に係るロー
ルを示すものであって、前記シャフト12のリング18
が嵌合される外周面に、鍔部14から雄ねじ16に向け
て縮径するテーパが形成されている。そして、このシャ
フト12のテーパ部12aに、中心部に該テーパ部12
aのテーパと対応するテーパを付したテーパ状通孔18
cを穿設したリング18が、該通孔18cを介して嵌合
されている。またリング18は、テーパ状通孔18cお
よび鍔部14と対向する一側面が、夫々接着剤22によ
りシャフト12および鍔部14に接着されている。
【0019】更に、前記シャフト12に形成した雄ねじ
16にナット20が螺合され、該ナット20を鍔部14
に向けて締付けることによって、リング18は、楔作用
でシャフト12のテーパ部12aおよび鍔部14に圧接
されている。すなわち、第2実施例に係るローラ10に
おいては、前記リング18は、テーパ部12aとテーパ
状通孔18cとの楔作用および接着剤22による接着力
によってシャフト12に確実に固定される。
【0020】
【第2実施例の作用について】次に、このように構成し
た第2実施例に係るロールの組立て作業につき説明す
る。前記シャフト12におけるテーパ部12aおよび鍔
部14の一側面に接着剤22を塗布した状態で、前記リ
ング18をそのテーパ状通孔18cを介してシャフト1
2のテーパ部12aに嵌合する。またリング18を、適
宜の手段(例えば油圧を用いた押圧手段)により鍔部14
に向けて付勢することで、テーパ状通孔18cとテーパ
部12aとの楔作用によってリング18をシャフト12
に圧接する。この状態で、前記シャフト12の雄ねじ1
6にナット20を螺合し、該ナット20をリング18に
圧接して移動を規制する。これにより、リング18は楔
作用と接着剤22の接着力によってシャフト12に確実
に固定される。なお、第2実施例において、ナット20
を接着剤22でシャフト12の雄ねじ16に接着固定す
ることが推奨される。
【0021】
【第3実施例について】図3は、第3実施例に係るロー
ルを示すものであって、中心部にシャフト12を挿通可
能な通孔24aを穿設したスリーブ24が、通孔24a
を介してシャフト12に嵌合されている。このスリーブ
24のシャフト12の外周面には、鍔部14から離間す
る端部から近接する端部に向けて縮径するテーパが形成
されている。そして、このスリーブ24に、中心部に該
スリーブ24のテーパと対応するテーパを付したテーパ
状通孔18cを穿設したリング18が、該通孔18cを
介して嵌合されている。なお、スリーブ24に嵌合した
リング18は、その一側面がシャフト12の鍔部14に
当接している。
【0022】前記シャフト12に形成した雄ねじ16に
ナット20が螺合され、該ナット20を鍔部14に向け
て締付けることによって、スリーブ24による楔作用で
リング18はシャフト12に固定される。またスリーブ
24は、その内周面とシャフト12の外周面との間に塗
布された接着剤22により接着固定される。更に、リン
グ18の内周面とスリーブ24の外周面との間、および
鍔部14とリング18の一側面との間に接着剤22が塗
布されており、該リング18はスリーブ24および鍔部
14に接着剤22の接着力によって接着固定されてい
る。
【0023】
【第3実施例の作用について】次に、このように構成し
た第3実施例に係るロールの組立て作業につき説明す
る。前記シャフト12の外周に、前記リング18をその
テーパ状通孔18cを介して外挿した状態で、内周面お
よび外周面に接着剤22を夫々塗布したスリーブ24
を、シャフト12とリング18との間に適宜の押圧手段
により嵌挿する。これにより、リング18はスリーブ2
4の楔作用によって鍔部14に圧接される。この状態
で、前記シャフト12の雄ねじ16にナット20を螺合
し、該ナット20をスリーブ24に圧接して移動を規制
することで、リング18は楔作用と接着剤22の接着力
によってシャフト12に確実に固定される。なお、リン
グ18は、接着剤22を介して鍔部14とも接着され
る。また第3実施例においても、ナット20を接着剤2
2によりシャフト12の雄ねじ16に接着固定すること
が推奨される。
【0024】
【第4実施例について】図4は、第4実施例に係るロー
ルを示すものであって、前記シャフト12に嵌合される
リング18の軸方向両側に、スペーサ26と収縮リング
28がシャフト12に外嵌されている。スペーサ26お
よび収縮リング28のリング18と対向する一側面に
は、径方向外方に向かうにつれて他側面から離間するテ
ーパが夫々形成されている。またリング18の両側面に
は、スペーサ26および収縮リング28のテーパ面26
aおよびテーパ面28aと対応するテーパを付したテー
パ面18d,18dが形成されている。そして、収縮リ
ング28をナット20によりリング18に向けて圧接す
ることで、テーパ面28a,18dおよびテーパ面18
d,26aの楔作用によって該リング18は軸方向およ
び径方向内方に向けて押圧されるよう構成されている。
なお、収縮リング28は、加熱状態でシャフト12に外
嵌され、該リング28が冷えて縮径することにより、更
に楔作用が付与されるようになっている。
【0025】また鍔部14の側面とスペーサ26とが接
着剤22で接着されると共に、該スペーサ26とリング
18の側面とが接着剤22により接着されている。更
に、該リング18は、その内周面がシャフト12の外周
面に接着剤22により接着されている。すなわち、リン
グ18は、スペーサ26および収縮リング28の楔作用
と接着剤22の接着力とによって確実に固定されてい
る。
【0026】
【第4実施例の作用について】次に、このように構成し
た第4実施例に係るロールの組立て作業につき説明す
る。先ず一側面に接着剤22を塗布した鍔部14に対し
てスペーサ26を、そのフラットな面が鍔部14に当接
するようシャフト12に外嵌する。このスペーサ26の
テーパ面26aに接着剤22を塗布すると共に、前記リ
ング18をシャフト12に嵌合して一方のテーパ面18
dをスペーサ26aのテーパ面26aに当接する。な
お、シャフト12の外周には、リング18の嵌合位置に
接着剤22が塗布され、シャフト12とリング18とは
該接着剤22により接着されるようになっている。
【0027】次いで、前記収縮リング28を加熱して径
方向に拡開した状態で、そのテーパ面28aがリング1
8のテーパ面18dに当接するようシャフト12に外嵌
する。また、前記ナット20をシャフト12の雄ねじ1
6に螺合して、収縮リング28をリング18に圧接す
る。その後、前記収縮リング28が冷えて元の形状を回
復しようとする力により、リング18はスペーサ26を
介して鍔部14に圧接されると共に、テーパ面28a,
18dおよびテーパ面18d,26aの楔作用によって
該リング18はシャフト12の外周面に向かう径方向に
も圧接される。しかも、鍔部14とスペーサ26、スペ
ーサ26とリング18およびリング18とシャフト12
との間に接着剤22が塗布されているから、これらの接
着剤22の接着力が発揮されることにより、リング18
のシャフト12への確実な固定が達成される。
【0028】なお、図4に示す第4実施例においては、
リング18を焼嵌めしたり、あるいは図2または図3に
示すように、シャフト12やリング18にテーパを形成
したり、スリーブ24をシャフト12とリング18との
間に配置することもできる。また鍔部14のリング18
と対向する側面にテーパ面を形成してスペーサ26を省
略することも可能である。
【0029】
【第5実施例について】図5は、第5実施例に係るロー
ルを示すものであって、前記シャフト12に嵌合したリ
ング18と鍔部14との間に皿バネ30が弾力的に介挿
されている。そして、シャフト12に形成した雄ねじ1
6に螺合されたナット20によって、リング18は皿バ
ネ30を介して鍔部14に圧接されるようになってい
る。また、リング18の内周面とシャフト12の外周面
との間に接着剤22が塗布されており、該リング18は
シャフト12に皿バネ30の弾性復元力と接着剤22の
接着力によって固定されている。
【0030】
【第5実施例の作用について】次に、このように構成し
た第5実施例に係るロールの組立て作業につき説明す
る。前記シャフト12の外周に皿バネ30を外挿すると
共に、該バネ30を鍔部14に当接した状態で適宜の押
圧手段により圧縮させる。この状態で、外周に接着剤2
2を塗布したシャフト12にリング18を嵌合して、そ
の一側面を皿バネ30に当接させる。次いで、シャフト
12の雄ねじ16にナット20を螺合して、リング18
を皿バネ30を介して鍔部14に圧接させる。皿バネ3
0に作用している圧縮力を解除することにより、該皿バ
ネ30の弾性復元力によってリング18はナット20に
当接される。すなわち、リング30は、皿バネ30の弾
性復元力と接着剤22の接着力とによってシャフト12
に確実に固定される。
【0031】なお、図5に示す第5実施例においては、
皿バネ30をリング18とナット20との間に介挿して
もよく、この場合はリング18を予め焼嵌めすることが
できる。また、この第5実施例においては、図2に示す
ようにリング30およびシャフト12にテーパ加工を施
してもよい。更に、ナット20を接着剤22によりシャ
フト12の雄ねじ16に接着固定することが推奨され
る。
【0032】前述した各実施例において、キーおよびキ
ー溝による固定方法を併用して、更に固定力を強めるこ
とが可能である。また、接着剤の塗布面としては各実施
例に示す塗布面が好ましいが、接着効果が得られるなら
ば、任意の位置および任意の範囲を塗布面に選択しても
よい。更に、各実施例では、シャフトにリングを嵌合固
定した圧延ロールを組立てる場合につき説明したが、本
願はこれに限定されるものでなく、シャフトに別部材と
してのリングを嵌合固定する必要のある技術一般に採用
可能である。またシャフトに固定するリングの数は、1
つに限らず2つ以上であっても同様に嵌合固定すること
ができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係るロール
およびその組立て方法によれば、接着剤の接着力により
シャフトにリングを固定するので、組立て工程が簡略化
すると共にコストを低減することができる。また組立て
作業に際して大きな力は必要とせず、作業性が向上す
る。なお、従来の焼嵌め等の技術と併用すれば、更に高
い固定強度が得られる利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るロールを示す説明図
である。
【図2】本発明の第2実施例に係るロールを示す説明図
である。
【図3】本発明の第3実施例に係るロールを示す説明図
である。
【図4】本発明の第4実施例に係るロールを示す説明図
である。
【図5】本発明の第5実施例に係るロールを示す説明図
である。
【符号の説明】
12 シャフト 14 鍔部 18 リング 20 ナット 22 接着剤

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャフト(12)と該シャフト(12)の外周に
    嵌合された耐摩耗性を有するリング(18)とが接着剤(22)
    を介して接着されていることを特徴とするロール。
  2. 【請求項2】 前記シャフト(12)に嵌合したリング(18)
    を挟んで、該シャフト(12)に設けた位置決め部材(14)と
    反対側のシャフト外周にナット(20)が螺合され、該ナッ
    ト(20)と位置決め部材(14)との間でリング(18)を挟圧し
    ている請求項1記載のロール。
  3. 【請求項3】 前記接着剤(22)は、嫌気性接着剤である
    請求項1または2記載のロール。
  4. 【請求項4】 シャフト(12)と耐摩耗性を有するリング
    (18)との内の少なくとも一方に接着剤(22)を塗布し、 前記シャフト(12)の外周にリング(18)を接着剤(22)の塗
    布面を当接的に嵌合した状態で組立てることにより、両
    者(12,18)の当接部位を接着剤(22)の接着力によって接
    着するようにしたことを特徴とするロールの組立て方
    法。
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Cited By (4)

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JP2008100281A (ja) * 2006-09-19 2008-05-01 Mitsubishi Materials Corp 圧延ロール、圧延リング、圧延機及び圧延ロールの組み立て方法
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