JPH0971469A - 高強度窒化アルミニウム焼結体 - Google Patents
高強度窒化アルミニウム焼結体Info
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Landscapes
- Ceramic Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高い熱伝導率とともに高い抗折強度を有する
窒化アルミニウム焼結体を提供することである。 【解決手段】 複合酸化物であるYALとYAGを含有
し、X線強度比で表わされた存在比率でYAL/YAG
が30/70以上、95/5以下の範囲内であり、YA
LはY2 O3 ・Al2 O3 であり、YAGは3Y2 O3
・5Al2 O3 である窒化アルミニウム焼結体。
窒化アルミニウム焼結体を提供することである。 【解決手段】 複合酸化物であるYALとYAGを含有
し、X線強度比で表わされた存在比率でYAL/YAG
が30/70以上、95/5以下の範囲内であり、YA
LはY2 O3 ・Al2 O3 であり、YAGは3Y2 O3
・5Al2 O3 である窒化アルミニウム焼結体。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、窒化アルミニウ
ム焼結体に関し、特に高い熱伝導性とともに高い強度を
有する窒化アルミニウム焼結体に関するものである。
ム焼結体に関し、特に高い熱伝導性とともに高い強度を
有する窒化アルミニウム焼結体に関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】窒化
アルミニウム(AlN)焼結体は、高い熱伝導率を有す
るので、従来からIC(半導体集積回路装置)用基板と
して用いられてきたアルミナ(Al2 O3)に代わるも
のとして注目されている材料である。
アルミニウム(AlN)焼結体は、高い熱伝導率を有す
るので、従来からIC(半導体集積回路装置)用基板と
して用いられてきたアルミナ(Al2 O3)に代わるも
のとして注目されている材料である。
【0003】しかしながら、近年のICの著しい高密度
化、あるいは高出力化等によって、窒化アルミニウム焼
結体のみからなる基板だけではICから発生する熱を十
分に外部へ放出することができないようになってきてい
る。
化、あるいは高出力化等によって、窒化アルミニウム焼
結体のみからなる基板だけではICから発生する熱を十
分に外部へ放出することができないようになってきてい
る。
【0004】そこで、放熱性能を向上させるために、窒
化アルミニウムからなる基板にアルミニウム、銅等で形
成された放熱板(放熱フィン)を接着して基板やICチ
ップの温度上昇を抑制する方法が採用されている。
化アルミニウムからなる基板にアルミニウム、銅等で形
成された放熱板(放熱フィン)を接着して基板やICチ
ップの温度上昇を抑制する方法が採用されている。
【0005】しかしながら、このような構成にすると、
放熱板を構成する金属と基板を構成する窒化アルミニウ
ム(セラミックス)との間の熱膨張係数の差により、放
熱板と基板との間に熱応力が生ずる。これにより、基板
を構成するセラミックスが放熱板を構成する金属に比べ
て強度が低い場合、基板はやがて破壊に至る。
放熱板を構成する金属と基板を構成する窒化アルミニウ
ム(セラミックス)との間の熱膨張係数の差により、放
熱板と基板との間に熱応力が生ずる。これにより、基板
を構成するセラミックスが放熱板を構成する金属に比べ
て強度が低い場合、基板はやがて破壊に至る。
【0006】この熱応力に耐えるための強度の尺度とし
て実用的には抗折強度が測定されている。従来の窒化ア
ルミニウム焼結体の抗折強度は30kgf/mm2 前後
とされている。しかしながら、上記のような使用に耐え
るためには、不十分であり、約33kgf/mm2 以上
の強度が窒化アルミニウム焼結体に要求される。
て実用的には抗折強度が測定されている。従来の窒化ア
ルミニウム焼結体の抗折強度は30kgf/mm2 前後
とされている。しかしながら、上記のような使用に耐え
るためには、不十分であり、約33kgf/mm2 以上
の強度が窒化アルミニウム焼結体に要求される。
【0007】窒化アルミニウム焼結体の強度を改善する
ために、たとえば特開平2−80372号公報、特開平
3−265569号公報、特開平4−42861号公
報、特開平4−50171号公報、特開平5−2388
30号公報等に種々の提案がなされている。しかしなが
ら、これらの提案によれば、得られる窒化アルミニウム
焼結体の強度が不十分であったり、または製造上の困難
を伴うという問題点があった。
ために、たとえば特開平2−80372号公報、特開平
3−265569号公報、特開平4−42861号公
報、特開平4−50171号公報、特開平5−2388
30号公報等に種々の提案がなされている。しかしなが
ら、これらの提案によれば、得られる窒化アルミニウム
焼結体の強度が不十分であったり、または製造上の困難
を伴うという問題点があった。
【0008】なお、窒化アルミニウム焼結体の抗折強度
を改善する上で留意すべき点として、窒化アルミニウム
焼結体の本来の特性である高い熱伝導性を維持しておく
必要がある。具体的には、窒化アルミニウム焼結体の熱
伝導率が少なくとも160W/m・K以上であることが
必要である。
を改善する上で留意すべき点として、窒化アルミニウム
焼結体の本来の特性である高い熱伝導性を維持しておく
必要がある。具体的には、窒化アルミニウム焼結体の熱
伝導率が少なくとも160W/m・K以上であることが
必要である。
【0009】そこで、この発明の目的は、高い熱伝導率
を維持するとともに高い抗折強度を有する窒化アルミニ
ウム焼結体を提供することである。
を維持するとともに高い抗折強度を有する窒化アルミニ
ウム焼結体を提供することである。
【0010】特に、この発明の目的は、窒化アルミニウ
ム焼結体の抗折強度を改善することであり、窒化アルミ
ニウム焼結体を電子部品(IC用基板等)として使用す
る際に生ずる、熱応力による部品の損傷・破壊を防止す
ることである。
ム焼結体の抗折強度を改善することであり、窒化アルミ
ニウム焼結体を電子部品(IC用基板等)として使用す
る際に生ずる、熱応力による部品の損傷・破壊を防止す
ることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に従った窒化ア
ルミニウム焼結体は、複合酸化物であるAとBを含有
し、X線強度比で表わされた存在比率でA/Bが30/
70以上、95/5以下の範囲内であり、かつAは、化
学式X2 O3 ・Al2 O3 で示される、希土類元素Xの
酸化物とAl2 O3 の複合酸化物であり、Bは、化学式
3X2 O3 ・5Al2 O3 で示される、希土類元素Xの
酸化物とAl2 O3 の複合酸化物である。
ルミニウム焼結体は、複合酸化物であるAとBを含有
し、X線強度比で表わされた存在比率でA/Bが30/
70以上、95/5以下の範囲内であり、かつAは、化
学式X2 O3 ・Al2 O3 で示される、希土類元素Xの
酸化物とAl2 O3 の複合酸化物であり、Bは、化学式
3X2 O3 ・5Al2 O3 で示される、希土類元素Xの
酸化物とAl2 O3 の複合酸化物である。
【0012】好ましくは、上記のXは、イットリウム
(Y)である。Xがイットリウム(Y)の場合、AはY
2 O3 ・Al2 O3 (YALと称する)であり、Bは3
Y2 O 3 ・5Al2 O3 (YAGと称する)である。
(Y)である。Xがイットリウム(Y)の場合、AはY
2 O3 ・Al2 O3 (YALと称する)であり、Bは3
Y2 O 3 ・5Al2 O3 (YAGと称する)である。
【0013】本発明は、窒化アルミニウム焼結体中の複
合酸化物の組成を制御することにより、高い熱伝導率を
維持するとともに、抗折強度を大幅に向上させた窒化ア
ルミニウム焼結体を得ようとするものである。
合酸化物の組成を制御することにより、高い熱伝導率を
維持するとともに、抗折強度を大幅に向上させた窒化ア
ルミニウム焼結体を得ようとするものである。
【0014】このような複合酸化物のほとんどは、窒化
アルミニウム結晶組織の粒界相部分に存在する。窒化ア
ルミニウム焼結体の破壊は主としてこの粒界相部分で起
こる。そのため、複合酸化物が破壊現象に大きな影響を
与える。
アルミニウム結晶組織の粒界相部分に存在する。窒化ア
ルミニウム焼結体の破壊は主としてこの粒界相部分で起
こる。そのため、複合酸化物が破壊現象に大きな影響を
与える。
【0015】そこで、本願発明者らは、鋭意研究した結
果、上記のYAL/YAGの存在比率がX線強度比で3
0/70以上、95/5以下の範囲内にあるとき、窒化
アルミニウム焼結体の抗折強度が大幅に向上することを
見いだした。また、この範囲内では、窒化アルミニウム
焼結体の熱伝導率も160W/m・K以上と高い値を維
持しており、実用上問題とはならないことを見いだし
た。
果、上記のYAL/YAGの存在比率がX線強度比で3
0/70以上、95/5以下の範囲内にあるとき、窒化
アルミニウム焼結体の抗折強度が大幅に向上することを
見いだした。また、この範囲内では、窒化アルミニウム
焼結体の熱伝導率も160W/m・K以上と高い値を維
持しており、実用上問題とはならないことを見いだし
た。
【0016】なお、イットリウム(Y)以外の他の希土
類元素を含む複合酸化物についても、上記のA/Bの存
在比率がX線強度比で30/70以上、95/5以下の
範囲内にあれば、同様に高い熱伝導率を維持するととも
に、窒化アルミニウム焼結体の抗折強度を大幅に向上さ
せることができる。
類元素を含む複合酸化物についても、上記のA/Bの存
在比率がX線強度比で30/70以上、95/5以下の
範囲内にあれば、同様に高い熱伝導率を維持するととも
に、窒化アルミニウム焼結体の抗折強度を大幅に向上さ
せることができる。
【0017】したがって、この発明によれば、上記の複
合酸化物の存在比率を所定の範囲内に制御することによ
り、窒化アルミニウム焼結体の抗折強度として約33k
gf/mm2 以上を達成することができ、従来よりも高
い抗折強度が得られる。また、高い抗折強度が得られる
ような複合酸化物の存在比率の範囲内で、窒化アルミニ
ウム焼結体の熱伝導率を160W/mK以上に維持する
ことができる。
合酸化物の存在比率を所定の範囲内に制御することによ
り、窒化アルミニウム焼結体の抗折強度として約33k
gf/mm2 以上を達成することができ、従来よりも高
い抗折強度が得られる。また、高い抗折強度が得られる
ような複合酸化物の存在比率の範囲内で、窒化アルミニ
ウム焼結体の熱伝導率を160W/mK以上に維持する
ことができる。
【0018】
【実施例】表1に示されるように酸素含有量を調整した
13種類の窒化アルミニウム原料粉末を準備した。
13種類の窒化アルミニウム原料粉末を準備した。
【0019】
【表1】
【0020】各種の窒化アルミニウム原料粉末を用い
て、以下の表2に示される2つの調合組成IとIIに従
って混合粉末を作製した。
て、以下の表2に示される2つの調合組成IとIIに従
って混合粉末を作製した。
【0021】
【表2】
【0022】なお、表2の中で、アクリルバインダはポ
リアルキルメタアクリレート、滑剤はステアリン酸、有
機溶剤はIPA(イソプロピルアルコール)とトルエン
を1対4の体積パーセント比で混合したものを用いた。
リアルキルメタアクリレート、滑剤はステアリン酸、有
機溶剤はIPA(イソプロピルアルコール)とトルエン
を1対4の体積パーセント比で混合したものを用いた。
【0023】上記の混合工程は、500mlのポリ容器
に、表2に示された各組成物を99.9%アルミナ製の
ボール(直径が10mm)200gとともに装入して、
60r.p.m.の回転数で2時間回転させることによ
り行なわれた。
に、表2に示された各組成物を99.9%アルミナ製の
ボール(直径が10mm)200gとともに装入して、
60r.p.m.の回転数で2時間回転させることによ
り行なわれた。
【0024】このようにして得られた各種の混合粉末を
温度80℃で180分間乾燥させた。
温度80℃で180分間乾燥させた。
【0025】乾燥後、混合粉末を60メッシュの篩に通
して整粒した。その後、乾式1軸プレスを用いて500
kg/cm2 の圧力で各種の混合粉末を4.5mm×
3.4mm×40mmの大きさの棒状体に成型した。こ
のようにして得られた成型体を1000kg/cm2 の
圧力で冷間静水圧成形した。
して整粒した。その後、乾式1軸プレスを用いて500
kg/cm2 の圧力で各種の混合粉末を4.5mm×
3.4mm×40mmの大きさの棒状体に成型した。こ
のようにして得られた成型体を1000kg/cm2 の
圧力で冷間静水圧成形した。
【0026】このようにして得られた成形体に温度45
0℃の乾燥空気中で180分間、脱脂処理を施した。
0℃の乾燥空気中で180分間、脱脂処理を施した。
【0027】その後、成形体を1850℃の窒素雰囲気
中で180分間、焼成した。以上のようにして作製され
た各種の窒化アルミニウム焼結体の試料を用いて抗折強
度とX線回折強度と熱伝導率の測定を行なった。
中で180分間、焼成した。以上のようにして作製され
た各種の窒化アルミニウム焼結体の試料を用いて抗折強
度とX線回折強度と熱伝導率の測定を行なった。
【0028】抗折強度は、東京試験機株式会社製の引張
・圧縮強度試験器(SENSTAR ESC-05TD)を用いて、測定
した。試料の寸法は、JIS R1601に規定される
寸法(3mm×4mm×36mm)を採用した。試験方
法としては支点間距離を30mmとし、クロスヘッドス
ピードを0.5mm/min.として3点曲げ試験を行
なった。
・圧縮強度試験器(SENSTAR ESC-05TD)を用いて、測定
した。試料の寸法は、JIS R1601に規定される
寸法(3mm×4mm×36mm)を採用した。試験方
法としては支点間距離を30mmとし、クロスヘッドス
ピードを0.5mm/min.として3点曲げ試験を行
なった。
【0029】X線回折強度は、株式会社リガク製の粉末
X線回折装置(RAD−Bシステム)を用いて測定し
た。試料としては、上記のようにして得られた焼結体を
陶磁器製およびメノウ製の乳鉢で粉砕したものを用い
た。回折条件は、対陰極としてCu(Kα)を用いて、
40KV×30mAの負荷で回折角度(2θ)を20〜
45°とした。X線強度比の計算は、回折角度範囲に含
まれるYAM(2Y2 O3・Al2 O3 )、YAL(Y
2 O3 ・Al2 O3 )、YAG(3Y2 O3 ・5Al2
O3 )のすべての回折線の観測強度と、標準回折強度と
から、最小自乗法により回折強度比を求めた。これは、
上記のX線回折装置に付属された解析プログラムに従っ
た。
X線回折装置(RAD−Bシステム)を用いて測定し
た。試料としては、上記のようにして得られた焼結体を
陶磁器製およびメノウ製の乳鉢で粉砕したものを用い
た。回折条件は、対陰極としてCu(Kα)を用いて、
40KV×30mAの負荷で回折角度(2θ)を20〜
45°とした。X線強度比の計算は、回折角度範囲に含
まれるYAM(2Y2 O3・Al2 O3 )、YAL(Y
2 O3 ・Al2 O3 )、YAG(3Y2 O3 ・5Al2
O3 )のすべての回折線の観測強度と、標準回折強度と
から、最小自乗法により回折強度比を求めた。これは、
上記のX線回折装置に付属された解析プログラムに従っ
た。
【0030】熱伝導率は、株式会社リガク製のレーザー
フラッシュ熱特性測定装置(LF/TCM−FA851
0B)を用いて測定した。測定対象としての試料の大き
さは、直径が10mm、厚みが2.0mmであった。
フラッシュ熱特性測定装置(LF/TCM−FA851
0B)を用いて測定した。測定対象としての試料の大き
さは、直径が10mm、厚みが2.0mmであった。
【0031】以上のようにして測定された各試料のX線
強度比によるYAGとYALの存在比率(%)と抗折強
度(kgf/mm2 )と熱伝導率(W/m・K)は表3
と表4に示される。表3は、表2で示された調合組成I
に従った混合粉末を用いた場合の試料についての結果を
示しており、表4は、表2で示された調合組成IIに従
った混合粉末を用いた試料についての結果を示してい
る。
強度比によるYAGとYALの存在比率(%)と抗折強
度(kgf/mm2 )と熱伝導率(W/m・K)は表3
と表4に示される。表3は、表2で示された調合組成I
に従った混合粉末を用いた場合の試料についての結果を
示しており、表4は、表2で示された調合組成IIに従
った混合粉末を用いた試料についての結果を示してい
る。
【0032】
【表3】
【0033】
【表4】
【0034】また、図1は、表3に基づいてYAL相の
X線強度比(存在比率)と、抗折強度および熱伝導率と
の関係を示す。
X線強度比(存在比率)と、抗折強度および熱伝導率と
の関係を示す。
【0035】図2は、表4に基づいてYAL相のX線強
度比(存在比率)と、抗折強度および熱伝導率との関係
を示す。なお、各図において黒の四角印は抗折強度を示
し、白の四角印は熱伝導率を示す。
度比(存在比率)と、抗折強度および熱伝導率との関係
を示す。なお、各図において黒の四角印は抗折強度を示
し、白の四角印は熱伝導率を示す。
【0036】図1と図2から明らかなように、YAL相
のX線強度比(YAGとYALの和を100%とした場
合のYAL相の存在比率)が30〜95%のとき約33
kgf/mm2 以上の抗折強度を得ることができる。ま
た、上記の範囲のYAL相のX線強度比においては、窒
化アルミニウム焼結体の熱伝導率は160W/m・K以
上を維持していることがわかる。
のX線強度比(YAGとYALの和を100%とした場
合のYAL相の存在比率)が30〜95%のとき約33
kgf/mm2 以上の抗折強度を得ることができる。ま
た、上記の範囲のYAL相のX線強度比においては、窒
化アルミニウム焼結体の熱伝導率は160W/m・K以
上を維持していることがわかる。
【0037】通常、窒化アルミニウムの原料粉末に焼結
助剤として希土類酸化物、たとえばY2 O3 を1〜10
重量%の範囲内で配合して混合粉末を準備する。その混
合粉末を乾燥した後、加圧成形し、得られた成形体を焼
成して窒化アルミニウム焼結体を得る。
助剤として希土類酸化物、たとえばY2 O3 を1〜10
重量%の範囲内で配合して混合粉末を準備する。その混
合粉末を乾燥した後、加圧成形し、得られた成形体を焼
成して窒化アルミニウム焼結体を得る。
【0038】このような通常の窒化アルミニウム焼結体
の製造工程において、窒化アルミニウムの原料粉末に含
まれる酸素量、希土類酸化物の添加量、焼結条件等を調
整することにより、焼結体中の複合酸化物の存在比率A
/B、たとえばYAL/YAGを30/70〜95/5
の範囲内に制御することにより、高い熱伝導率を有し、
かつ高い抗折強度を有する焼結体を得ることができる。
このように、本発明の窒化アルミニウム焼結体は、容易
に製造することができる。
の製造工程において、窒化アルミニウムの原料粉末に含
まれる酸素量、希土類酸化物の添加量、焼結条件等を調
整することにより、焼結体中の複合酸化物の存在比率A
/B、たとえばYAL/YAGを30/70〜95/5
の範囲内に制御することにより、高い熱伝導率を有し、
かつ高い抗折強度を有する焼結体を得ることができる。
このように、本発明の窒化アルミニウム焼結体は、容易
に製造することができる。
【0039】なお、上記の実施例は複合酸化物を構成す
る希土類元素としてイットリウム(Y)の場合について
示したが、開示された実施例はすべての点で例示であっ
て制限的なものではないと考慮されるべきである。本発
明の範囲は、上記の実施例ではなく、特許請求の範囲に
よって示されるものであり、特許請求の範囲と均等の範
囲内におけるすべての修正や変更も含む。
る希土類元素としてイットリウム(Y)の場合について
示したが、開示された実施例はすべての点で例示であっ
て制限的なものではないと考慮されるべきである。本発
明の範囲は、上記の実施例ではなく、特許請求の範囲に
よって示されるものであり、特許請求の範囲と均等の範
囲内におけるすべての修正や変更も含む。
【図1】ある調合組成に従った混合粉末を用いて得られ
た窒化アルミニウム焼結体において、YAL相のX線強
度比と、抗折強度および熱伝導率との関係を示す図であ
る。
た窒化アルミニウム焼結体において、YAL相のX線強
度比と、抗折強度および熱伝導率との関係を示す図であ
る。
【図2】別の調合組成に従った混合粉末を用いて得られ
た窒化アルミニウム焼結体において、YAL相のX線強
度比と、抗折強度および熱伝導率との関係を示す図であ
る。
た窒化アルミニウム焼結体において、YAL相のX線強
度比と、抗折強度および熱伝導率との関係を示す図であ
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 複合酸化物であるAとBを含有し、X線
強度比で表わされた存在比率でA/Bが30/70以
上、95/5以下の範囲内であり、かつAは、化学式X
2 O3 ・Al2 O3 で示される、希土類元素Xの酸化物
とAl2 O3 の複合酸化物であり、Bは、化学式3X2
O3 ・5Al2 O3 で示される、希土類元素Xの酸化物
とAl2 O3 の複合酸化物である、高強度窒化アルミニ
ウム焼結体。 - 【請求項2】 前記Xは、イットリウム(Y)である、
請求項1に記載の高強度窒化アルミニウム焼結体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7225012A JPH0971469A (ja) | 1995-09-01 | 1995-09-01 | 高強度窒化アルミニウム焼結体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7225012A JPH0971469A (ja) | 1995-09-01 | 1995-09-01 | 高強度窒化アルミニウム焼結体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0971469A true JPH0971469A (ja) | 1997-03-18 |
Family
ID=16822698
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7225012A Pending JPH0971469A (ja) | 1995-09-01 | 1995-09-01 | 高強度窒化アルミニウム焼結体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0971469A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11199324A (ja) * | 1998-01-05 | 1999-07-27 | Fuji Electric Co Ltd | 窒化アルミニウム焼結体およびその製造方法 |
| CN109095933A (zh) * | 2018-07-24 | 2018-12-28 | 广东金刚新材料有限公司 | 一种急冷带专用的抗弯陶瓷辊棒及其制备方法 |
| JPWO2022210517A1 (ja) * | 2021-03-31 | 2022-10-06 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06219844A (ja) * | 1993-01-27 | 1994-08-09 | Showa Denko Kk | AlN焼結体およびその製造方法 |
| JPH06219843A (ja) * | 1993-01-21 | 1994-08-09 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 表面清浄性に優れたAlN焼結体およびその製造方法 |
-
1995
- 1995-09-01 JP JP7225012A patent/JPH0971469A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06219843A (ja) * | 1993-01-21 | 1994-08-09 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 表面清浄性に優れたAlN焼結体およびその製造方法 |
| JPH06219844A (ja) * | 1993-01-27 | 1994-08-09 | Showa Denko Kk | AlN焼結体およびその製造方法 |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11199324A (ja) * | 1998-01-05 | 1999-07-27 | Fuji Electric Co Ltd | 窒化アルミニウム焼結体およびその製造方法 |
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| JPWO2022210517A1 (ja) * | 2021-03-31 | 2022-10-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050310 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050419 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050927 |