JPH0971965A - 建設作業機の作業範囲制限装置 - Google Patents
建設作業機の作業範囲制限装置Info
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- JPH0971965A JPH0971965A JP23022495A JP23022495A JPH0971965A JP H0971965 A JPH0971965 A JP H0971965A JP 23022495 A JP23022495 A JP 23022495A JP 23022495 A JP23022495 A JP 23022495A JP H0971965 A JPH0971965 A JP H0971965A
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Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02F—DREDGING; SOIL-SHIFTING
- E02F9/00—Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
- E02F9/20—Drives; Control devices
- E02F9/2025—Particular purposes of control systems not otherwise provided for
- E02F9/2033—Limiting the movement of frames or implements, e.g. to avoid collision between implements and the cabin
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mining & Mineral Resources (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Operation Control Of Excavators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 所定の高さ以上の位置に設定される侵入禁止
領域内にバケット等の作業機の一部が侵入して障害物に
接触する事故を確実に防止しながら、障害物が全く存在
しない領域内での土砂積込作業等の作業機の作業効率の
低下を阻止できる建設作業機の作業範囲制限装置を提供
する。 【構成】 マイクロコンピューター31はブーム角セン
サー14、アーム角センサー15で検出したブーム角、
アーム角に基づいて作業機6の上部に設定された複数の
参照点の座標を演算し、そのz座標が制限範囲設定器3
0で設定した作業機6の上部の侵入禁止領域内に入った
時は減速係数を0とした減速信号を出力し、コントロー
ラー18は電気レバー16,17からのブーム3、アー
ム4に対する操作信号に減速係数0を掛けた制御信号を
比例減圧弁ユニット27に出力すると共に、回転儀38
からの信号により上部旋回体2の下部走行体1に対する
相対旋回角を演算し、その相対旋回角が制限解除設定器
39で設定した解除旋回角領域内にあった時は上述の作
業範囲制限動作を解除する。
領域内にバケット等の作業機の一部が侵入して障害物に
接触する事故を確実に防止しながら、障害物が全く存在
しない領域内での土砂積込作業等の作業機の作業効率の
低下を阻止できる建設作業機の作業範囲制限装置を提供
する。 【構成】 マイクロコンピューター31はブーム角セン
サー14、アーム角センサー15で検出したブーム角、
アーム角に基づいて作業機6の上部に設定された複数の
参照点の座標を演算し、そのz座標が制限範囲設定器3
0で設定した作業機6の上部の侵入禁止領域内に入った
時は減速係数を0とした減速信号を出力し、コントロー
ラー18は電気レバー16,17からのブーム3、アー
ム4に対する操作信号に減速係数0を掛けた制御信号を
比例減圧弁ユニット27に出力すると共に、回転儀38
からの信号により上部旋回体2の下部走行体1に対する
相対旋回角を演算し、その相対旋回角が制限解除設定器
39で設定した解除旋回角領域内にあった時は上述の作
業範囲制限動作を解除する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は関節型可動部を介してそ
れぞれ連設された複数の長尺支持体と、その先端部に設
けた作業体により建設作業を行う際に、参照点が作業機
の可動範囲の上部に設定された侵入禁止領域内に侵入し
た時に作業機を侵入させる油圧駆動手段の動作を停止さ
せるようにした建設作業機の作業範囲制限装置の改良に
関する。
れぞれ連設された複数の長尺支持体と、その先端部に設
けた作業体により建設作業を行う際に、参照点が作業機
の可動範囲の上部に設定された侵入禁止領域内に侵入し
た時に作業機を侵入させる油圧駆動手段の動作を停止さ
せるようにした建設作業機の作業範囲制限装置の改良に
関する。
【0002】
【従来の技術】建設機械、例えば、油圧ショベルにおい
ては、上部旋回体のフロント部に取り付けられたブーム
と、このブームの先端部に連結されたアームと、このア
ームの先端部に連結されたバケットで作業機が構成され
ている。操作者は操作レバーの操作により作業機を屈折
運動させ、掘削、積込等の土木建設作業を行っている。
ところで、油圧ショベル等の建設機械の作業現場では上
方に電線や看板等が設置されていたり、地中にガス管や
水道管が埋設されていることがあり、かかる作業現場で
不注意に作業を続行すると、作業機の一部がこれらの障
害物を破損したり、場合によっては作業機と障害物との
衝突の結果、運転者に災害を及ぶこともある。
ては、上部旋回体のフロント部に取り付けられたブーム
と、このブームの先端部に連結されたアームと、このア
ームの先端部に連結されたバケットで作業機が構成され
ている。操作者は操作レバーの操作により作業機を屈折
運動させ、掘削、積込等の土木建設作業を行っている。
ところで、油圧ショベル等の建設機械の作業現場では上
方に電線や看板等が設置されていたり、地中にガス管や
水道管が埋設されていることがあり、かかる作業現場で
不注意に作業を続行すると、作業機の一部がこれらの障
害物を破損したり、場合によっては作業機と障害物との
衝突の結果、運転者に災害を及ぶこともある。
【0003】そこで、従来から作業機の一部が障害物に
接触するのを防止するための種々の提案が成されてい
る。例えば、特開平3−208923号公報には予め建
設機械の上方にフロント部材の侵入禁止領域と、これに
隣接する下方に減速領域を設定し、もしも、フロント部
材の一部が減速領域に侵入した時は該フロント部材を駆
動するアクチュエーターの動作速度を減速させ、さら
に、侵入禁止領域に到達した時には当該アクチュエータ
ーの動作を停止させるようにした作業高さ制限装置の発
明が開示されている。
接触するのを防止するための種々の提案が成されてい
る。例えば、特開平3−208923号公報には予め建
設機械の上方にフロント部材の侵入禁止領域と、これに
隣接する下方に減速領域を設定し、もしも、フロント部
材の一部が減速領域に侵入した時は該フロント部材を駆
動するアクチュエーターの動作速度を減速させ、さら
に、侵入禁止領域に到達した時には当該アクチュエータ
ーの動作を停止させるようにした作業高さ制限装置の発
明が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術を適用し
た油圧ショベルを用いて、例えば都市部のように、周囲
の建造物が一様でなく複雑な形状をした作業現場での建
設作業を考えてみる。図7はその一例として、上側方に
電線が架設された作業現場で油圧ショベルの前方の土砂
を掘削して後方に待機するダンプトラックに積み込む土
木作業を行っている様子を示す模式図である。
た油圧ショベルを用いて、例えば都市部のように、周囲
の建造物が一様でなく複雑な形状をした作業現場での建
設作業を考えてみる。図7はその一例として、上側方に
電線が架設された作業現場で油圧ショベルの前方の土砂
を掘削して後方に待機するダンプトラックに積み込む土
木作業を行っている様子を示す模式図である。
【0005】まず、フロント部材の一部が上側方に架設
された電線Tに引っ掛かるのを防止するために、電線T
の高さより僅かに低い位置に侵入禁止領域の下限を設定
し、その下方に所定の高さおよび幅のの減速領域を設定
する。操作者はこのような作業高さ制限設定を行った
後、上記土木作業を開始する。操作者は操作レバーの操
作により作業機を運転して地面を掘削し、バケット内に
土砂を掻き入れた後、引き上げ、上部旋回体を180°
旋回させてバケット内の土砂をダンプトラックの荷台上
に落下させる。
された電線Tに引っ掛かるのを防止するために、電線T
の高さより僅かに低い位置に侵入禁止領域の下限を設定
し、その下方に所定の高さおよび幅のの減速領域を設定
する。操作者はこのような作業高さ制限設定を行った
後、上記土木作業を開始する。操作者は操作レバーの操
作により作業機を運転して地面を掘削し、バケット内に
土砂を掻き入れた後、引き上げ、上部旋回体を180°
旋回させてバケット内の土砂をダンプトラックの荷台上
に落下させる。
【0006】このようにして油圧ショベルが土砂の積込
作業を行っている間にダンプトラックの上部近傍に移動
したバケットの一部がたまたま設定された減速領域に侵
入すると、バケットの移動速度が急に低下し、さらに、
勢い余って侵入禁止領域にまで侵入すると、バケットは
その位置で停止してしまう。このような場合には操作者
は操作盤の作業高さ制限装置の解除レバーを操作して作
業高さ制限制御を解除しなければならない。このように
作業中に作業機の動きが操作レバーの操作に無関係に急
減速したり、停止してしまったりすると、操作者は焦燥
感を募らせたり、作業効率が低下したりするため、作業
高さ制限装置の本来の機能を十分果たせなかった。
作業を行っている間にダンプトラックの上部近傍に移動
したバケットの一部がたまたま設定された減速領域に侵
入すると、バケットの移動速度が急に低下し、さらに、
勢い余って侵入禁止領域にまで侵入すると、バケットは
その位置で停止してしまう。このような場合には操作者
は操作盤の作業高さ制限装置の解除レバーを操作して作
業高さ制限制御を解除しなければならない。このように
作業中に作業機の動きが操作レバーの操作に無関係に急
減速したり、停止してしまったりすると、操作者は焦燥
感を募らせたり、作業効率が低下したりするため、作業
高さ制限装置の本来の機能を十分果たせなかった。
【0007】従来技術のかかる困難を回避する方法の一
つとして作業制限領域を高さ方向だけでなく、前後や横
方向、あるいは旋回方向に対しても設け、即ち、三次元
的な作業制限領域を設けることも考えられるが、このよ
うな三次元的な作業制限領域を設定できる作業制限装置
は演算が複雑になり、あまりに高価になるため実用性に
欠ける。本発明は従来技術におけるかかる問題点を克服
すべく成されたものであり、所定の高さ以上の位置に設
定される侵入禁止領域内にバケット等の作業機の一部が
侵入して障害物に接触する事故を確実に防止しながら、
障害物が全く存在しない領域内での土砂積込作業等の作
業機の作業効率の低下を阻止できる建設作業機の作業範
囲制限装置を提供することを目的とする。
つとして作業制限領域を高さ方向だけでなく、前後や横
方向、あるいは旋回方向に対しても設け、即ち、三次元
的な作業制限領域を設けることも考えられるが、このよ
うな三次元的な作業制限領域を設定できる作業制限装置
は演算が複雑になり、あまりに高価になるため実用性に
欠ける。本発明は従来技術におけるかかる問題点を克服
すべく成されたものであり、所定の高さ以上の位置に設
定される侵入禁止領域内にバケット等の作業機の一部が
侵入して障害物に接触する事故を確実に防止しながら、
障害物が全く存在しない領域内での土砂積込作業等の作
業機の作業効率の低下を阻止できる建設作業機の作業範
囲制限装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、関節型可動部を介してそれぞれ連設された
ブーム等の複数の長尺支持体の中の先端の長尺支持体の
先端部に設けたバケット等の作業体、複数の長尺支持体
およびこれらの作業機を支持する上部旋回体を油圧駆動
手段により駆動して建設作業を行う際に、作業機の一部
に設定した複数の参照点の位置を随時検出して、少なく
とも1つの該参照点が作業機の可動範囲の上部に設定さ
れた侵入禁止領域内に侵入した時に当該参照点が設定さ
れた作業機の一部を駆動する油圧駆動手段の動作を停止
させる作業範囲制限を行うようにした建設作業機の作業
範囲制限装置において、上部旋回体の下部旋回体に対す
る旋回角を随時検出して、該旋回角が予め設定した解除
旋回角範囲にあると判定した時は、作業範囲制限動作を
解除するようにしたものである。好ましくは、旋回角が
解除旋回角範囲内のそれぞれの旋回境界の内方に予め設
定した所定の旋回角幅の解除判断範囲にあると判定した
時は、さらに、少なくとも1つの参照点が侵入禁止領域
内にあるか否かを判定して、該侵入禁止領域内にあると
判定した時は、上部旋回体の旋回境界に向かう旋回動作
を停止させるようにしたものである。
するために、関節型可動部を介してそれぞれ連設された
ブーム等の複数の長尺支持体の中の先端の長尺支持体の
先端部に設けたバケット等の作業体、複数の長尺支持体
およびこれらの作業機を支持する上部旋回体を油圧駆動
手段により駆動して建設作業を行う際に、作業機の一部
に設定した複数の参照点の位置を随時検出して、少なく
とも1つの該参照点が作業機の可動範囲の上部に設定さ
れた侵入禁止領域内に侵入した時に当該参照点が設定さ
れた作業機の一部を駆動する油圧駆動手段の動作を停止
させる作業範囲制限を行うようにした建設作業機の作業
範囲制限装置において、上部旋回体の下部旋回体に対す
る旋回角を随時検出して、該旋回角が予め設定した解除
旋回角範囲にあると判定した時は、作業範囲制限動作を
解除するようにしたものである。好ましくは、旋回角が
解除旋回角範囲内のそれぞれの旋回境界の内方に予め設
定した所定の旋回角幅の解除判断範囲にあると判定した
時は、さらに、少なくとも1つの参照点が侵入禁止領域
内にあるか否かを判定して、該侵入禁止領域内にあると
判定した時は、上部旋回体の旋回境界に向かう旋回動作
を停止させるようにしたものである。
【0009】
【作用】油圧駆動手段はバケット等の作業体、ブーム等
の複数の長尺支持体および上部旋回体を駆動して建設作
業を行う。その際に、作業機の一部に設定した複数の参
照点の位置を随時検出して、少なくとも1つの該参照点
が作業機の可動範囲の上部に設定された侵入禁止領域内
に侵入した時に当該参照点が設定された作業機の一部を
駆動する油圧駆動手段の動作を停止させる作業範囲制限
を行うが、上部旋回体の下部旋回体に対する旋回角を随
時検出して、該旋回角が予め設定した解除旋回角範囲に
あると判定した時は、作業範囲制限動作を解除する。好
ましい手段にあっては、旋回角が解除旋回角範囲内のそ
れぞれの旋回境界の内方に予め設定した所定の旋回角幅
の解除判断範囲にあると判定した時は、さらに、少なく
とも1つの参照点が侵入禁止領域内にあるか否かを判定
して、該侵入禁止領域内にあると判定した時は、上部旋
回体の旋回境界に向かう旋回動作を停止させる。
の複数の長尺支持体および上部旋回体を駆動して建設作
業を行う。その際に、作業機の一部に設定した複数の参
照点の位置を随時検出して、少なくとも1つの該参照点
が作業機の可動範囲の上部に設定された侵入禁止領域内
に侵入した時に当該参照点が設定された作業機の一部を
駆動する油圧駆動手段の動作を停止させる作業範囲制限
を行うが、上部旋回体の下部旋回体に対する旋回角を随
時検出して、該旋回角が予め設定した解除旋回角範囲に
あると判定した時は、作業範囲制限動作を解除する。好
ましい手段にあっては、旋回角が解除旋回角範囲内のそ
れぞれの旋回境界の内方に予め設定した所定の旋回角幅
の解除判断範囲にあると判定した時は、さらに、少なく
とも1つの参照点が侵入禁止領域内にあるか否かを判定
して、該侵入禁止領域内にあると判定した時は、上部旋
回体の旋回境界に向かう旋回動作を停止させる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を詳
細に説明する。図2は本発明の実施例に係る油圧ショベ
ルの側面図である。同図において、1は下部走行体、2
は運転室2aを具えた上部旋回体であり、これらで油圧
ショベル本体を構成している。3は上部旋回体2に回動
自在に連結されたブーム、4はブーム3の先端部に鉛直
方向に回動自在に連結されたアーム、5はアーム4の先
端部に鉛直方向に回動自在に連結された作業体を構成す
るバケットである。6はブーム3、アーム4、バケット
5およびこれらを連結する複数の関節形可動部で構成さ
れた作業機である。7,8,9はそれぞれブーム3、ア
ーム4およびバケット5を駆動するためのブームシリン
ダー、アームシリンダーおよびバケットシリンダー、1
0は運転室2a内に複数個配設された操作レバーであ
り、これらの各シリンダー7〜9は操作レバー10によ
り運転操作される。
細に説明する。図2は本発明の実施例に係る油圧ショベ
ルの側面図である。同図において、1は下部走行体、2
は運転室2aを具えた上部旋回体であり、これらで油圧
ショベル本体を構成している。3は上部旋回体2に回動
自在に連結されたブーム、4はブーム3の先端部に鉛直
方向に回動自在に連結されたアーム、5はアーム4の先
端部に鉛直方向に回動自在に連結された作業体を構成す
るバケットである。6はブーム3、アーム4、バケット
5およびこれらを連結する複数の関節形可動部で構成さ
れた作業機である。7,8,9はそれぞれブーム3、ア
ーム4およびバケット5を駆動するためのブームシリン
ダー、アームシリンダーおよびバケットシリンダー、1
0は運転室2a内に複数個配設された操作レバーであ
り、これらの各シリンダー7〜9は操作レバー10によ
り運転操作される。
【0011】11,12および13はそれぞれ上部旋回
体2とブーム3、ブーム3とアーム4およびアーム4と
バケット5の間の関節部を構成するピン結合部である。
14および15はそれぞれ上部旋回体2とブーム3およ
びブーム3とアーム4の間のピン結合部11,12にお
ける相互の相対角度を検出するブーム角センサーおよび
アーム角センサーである。本実施例では作業機の運転時
の動きを記述するために、作業機の所定箇所に6個の参
照点M1〜M6を設定している。即ち、ブーム3の上面
のアームシリンダー8のボトム側の回動部に設定した参
照点M1、アーム4の一端側のアームシリンダー8のロ
ッド側の回動部に設定した参照点M2、アーム4の一端
側の前端縁に設定した参照点M3、バケット5の刃先の
内接円(円筒)の最上部に設定した参照点M4、同じ
く、最前部に設定した参照点M5、同じく、最下部に設
定した参照点M6である。
体2とブーム3、ブーム3とアーム4およびアーム4と
バケット5の間の関節部を構成するピン結合部である。
14および15はそれぞれ上部旋回体2とブーム3およ
びブーム3とアーム4の間のピン結合部11,12にお
ける相互の相対角度を検出するブーム角センサーおよび
アーム角センサーである。本実施例では作業機の運転時
の動きを記述するために、作業機の所定箇所に6個の参
照点M1〜M6を設定している。即ち、ブーム3の上面
のアームシリンダー8のボトム側の回動部に設定した参
照点M1、アーム4の一端側のアームシリンダー8のロ
ッド側の回動部に設定した参照点M2、アーム4の一端
側の前端縁に設定した参照点M3、バケット5の刃先の
内接円(円筒)の最上部に設定した参照点M4、同じ
く、最前部に設定した参照点M5、同じく、最下部に設
定した参照点M6である。
【0012】図3は油圧ショベルの要部寸法図である。
同図では、各ピン結合部11〜13および参照点M1〜
M3の間の寸法、主要点の水平線あるいはピン結合部1
1とピン結合部12およびピン結合部12とピン結合部
13を結ぶ線に対する仰角が示されている。その主なも
のを説明すると、上部旋回体2とブーム3の間のピン結
合部11のx,z座標を(S0,T0 )、ピン結合部11
とピン結合部12との間の距離をLB 、ピン結合部12
とピン結合部13との間の距離をLA 、ピン結合部13
のx軸に対する仰角、即ち、ブーム角をαB 、ピン結合
部11とピン結合部12を結ぶ線分とピン結合部12と
ピン結合部13を結ぶ線分との成す角度、即ち、アーム
角をαA とする。また、バケット5の刃先とピン結合部
13との距離をLV 、参照点M1のピン結合部11とピ
ン結合部12を結ぶ線分に平行な方向の距離をLb1、同
じく、ピン結合部11とピン結合部12を結ぶ線分との
距離をLb2、参照点M2のピン結合部12とピン結合部
13を結ぶ線分に平行な方向の距離をLa1、同じく、ピ
ン結合部12とピン結合部13を結ぶ線分との距離をL
a2等とする。なお、ブーム角αB はブーム3の下げ方向
を正、アーム角αA はアーム4を手前側に引き込む方向
を正に取る。
同図では、各ピン結合部11〜13および参照点M1〜
M3の間の寸法、主要点の水平線あるいはピン結合部1
1とピン結合部12およびピン結合部12とピン結合部
13を結ぶ線に対する仰角が示されている。その主なも
のを説明すると、上部旋回体2とブーム3の間のピン結
合部11のx,z座標を(S0,T0 )、ピン結合部11
とピン結合部12との間の距離をLB 、ピン結合部12
とピン結合部13との間の距離をLA 、ピン結合部13
のx軸に対する仰角、即ち、ブーム角をαB 、ピン結合
部11とピン結合部12を結ぶ線分とピン結合部12と
ピン結合部13を結ぶ線分との成す角度、即ち、アーム
角をαA とする。また、バケット5の刃先とピン結合部
13との距離をLV 、参照点M1のピン結合部11とピ
ン結合部12を結ぶ線分に平行な方向の距離をLb1、同
じく、ピン結合部11とピン結合部12を結ぶ線分との
距離をLb2、参照点M2のピン結合部12とピン結合部
13を結ぶ線分に平行な方向の距離をLa1、同じく、ピ
ン結合部12とピン結合部13を結ぶ線分との距離をL
a2等とする。なお、ブーム角αB はブーム3の下げ方向
を正、アーム角αA はアーム4を手前側に引き込む方向
を正に取る。
【0013】図1は油圧ショベルの駆動機構の要部制御
回路図である。同図において、16,17は一括して示
した操作レバー10の操作に応じた操作信号を出力する
電気レバー、18は駆動機構全体を制御するコントロー
ラー、19は上部旋回体2を下部走行体1の上部で旋回
させる(油圧)旋回モーター、34,35は左右の走行
モーター、20〜23,36,37は各油圧アクチュエ
ーター(7〜9,34,35)の圧油の流れ方向の切替
えと流量の調整を行う方向切替弁、24は原動機、2
5,26はそれぞれ原動機24に駆動される油圧ポンプ
およびパイロット油圧ポンプ、27は方向切替弁20〜
23の方向切替動作および流量調整動作を制御する比例
減圧弁ユニット、28,29は比例減圧弁ユニット27
を構成する比例減圧弁の内の1組、30は作業機6の作
業範囲制限情報を入力するための制限範囲設定器、31
はブーム角センサー14およびアーム角センサー15か
らそれぞれ角度情報を受信すると共にコントローラー1
8と情報の遣り取りを行って、作業機6の作業範囲制限
動作を行わせる制限信号を発生するマイクロコンピュー
ター(MPU)、32は作業範囲制限動作を行う時に投
入される作業範囲制限スイッチ、33は運転室2a内に
設置され、作業機6の一部が侵入禁止領域内に入った時
あるいは作業範囲制限動作が解除される時に警報を発す
る警報装置、38は上部旋回体2の下部走行体1に対す
る相対旋回角を検出する回転儀、39は作業範囲制限を
解除する旋回角度情報を入力するための制限解除設定器
である。
回路図である。同図において、16,17は一括して示
した操作レバー10の操作に応じた操作信号を出力する
電気レバー、18は駆動機構全体を制御するコントロー
ラー、19は上部旋回体2を下部走行体1の上部で旋回
させる(油圧)旋回モーター、34,35は左右の走行
モーター、20〜23,36,37は各油圧アクチュエ
ーター(7〜9,34,35)の圧油の流れ方向の切替
えと流量の調整を行う方向切替弁、24は原動機、2
5,26はそれぞれ原動機24に駆動される油圧ポンプ
およびパイロット油圧ポンプ、27は方向切替弁20〜
23の方向切替動作および流量調整動作を制御する比例
減圧弁ユニット、28,29は比例減圧弁ユニット27
を構成する比例減圧弁の内の1組、30は作業機6の作
業範囲制限情報を入力するための制限範囲設定器、31
はブーム角センサー14およびアーム角センサー15か
らそれぞれ角度情報を受信すると共にコントローラー1
8と情報の遣り取りを行って、作業機6の作業範囲制限
動作を行わせる制限信号を発生するマイクロコンピュー
ター(MPU)、32は作業範囲制限動作を行う時に投
入される作業範囲制限スイッチ、33は運転室2a内に
設置され、作業機6の一部が侵入禁止領域内に入った時
あるいは作業範囲制限動作が解除される時に警報を発す
る警報装置、38は上部旋回体2の下部走行体1に対す
る相対旋回角を検出する回転儀、39は作業範囲制限を
解除する旋回角度情報を入力するための制限解除設定器
である。
【0014】なお、油圧ショベルを走行させる走行モー
ター34,35への圧油の供給を制御する方向切替弁3
6,37を制御する制御機構を具えているが、本発明の
説明には直接関係しないので図示および説明を省略して
いる。また、本実施例では作業範囲制限動作の対象とな
るアクチュエーターはブームシリンダー7およびアーム
シリンダー8のみとしている。操作レバー10はそれぞ
れ異なる2方向に入力操作可能になっていて、矢印
V1 ,V2 および矢印B1 ,B2 はそれぞれバケットシ
リンダー9およびブームシリンダー7の伸縮動、矢印A
1 ,A2 および矢印S1 ,S2 はそれぞれアームシリン
ダー8の伸縮動および旋回モーター19の旋回運動のレ
バー入力操作方向を示したものである。
ター34,35への圧油の供給を制御する方向切替弁3
6,37を制御する制御機構を具えているが、本発明の
説明には直接関係しないので図示および説明を省略して
いる。また、本実施例では作業範囲制限動作の対象とな
るアクチュエーターはブームシリンダー7およびアーム
シリンダー8のみとしている。操作レバー10はそれぞ
れ異なる2方向に入力操作可能になっていて、矢印
V1 ,V2 および矢印B1 ,B2 はそれぞれバケットシ
リンダー9およびブームシリンダー7の伸縮動、矢印A
1 ,A2 および矢印S1 ,S2 はそれぞれアームシリン
ダー8の伸縮動および旋回モーター19の旋回運動のレ
バー入力操作方向を示したものである。
【0015】例えば、電気レバー16からは矢印B1 ,
B2 で示すレバー入力操作に対応して操作信号i1 ,i
2 が出力される。r1 ,r2 はブームシリンダー7の圧
油の流れを切り替える方向切替弁20に対する比例減圧
弁駆動用の制御信号であり、制限範囲設定器30から出
力される作業範囲制限信号rtおよび制限解除設定器3
9からの制限解除旋回角信号cに基づいてMPU31か
ら出力される減速信号dに基づいたコントローラー18
での演算結果により出力される。制御信号r1,r2 は
比例減圧弁ユニット27内の比例減圧弁28,29に入
力され、比例減圧弁28,29からは制御信号r1 ,r
2 の大きさに応じたパイロット圧がブーム用の方向切替
弁20のパイロット受け部に供給される。他の方向切替
弁21〜23の駆動制御動作も上述のブーム用の方向切
替弁20のものと同様なので説明を省略する。ブーム用
の方向切替弁20はそのパイロット受け部に供給された
パイロット圧に応じて切り替えられる。ブームシリンダ
ー7は方向切替弁20から流出する圧油の流出方向によ
り伸縮し、その流量により動作速度が決定される。
B2 で示すレバー入力操作に対応して操作信号i1 ,i
2 が出力される。r1 ,r2 はブームシリンダー7の圧
油の流れを切り替える方向切替弁20に対する比例減圧
弁駆動用の制御信号であり、制限範囲設定器30から出
力される作業範囲制限信号rtおよび制限解除設定器3
9からの制限解除旋回角信号cに基づいてMPU31か
ら出力される減速信号dに基づいたコントローラー18
での演算結果により出力される。制御信号r1,r2 は
比例減圧弁ユニット27内の比例減圧弁28,29に入
力され、比例減圧弁28,29からは制御信号r1 ,r
2 の大きさに応じたパイロット圧がブーム用の方向切替
弁20のパイロット受け部に供給される。他の方向切替
弁21〜23の駆動制御動作も上述のブーム用の方向切
替弁20のものと同様なので説明を省略する。ブーム用
の方向切替弁20はそのパイロット受け部に供給された
パイロット圧に応じて切り替えられる。ブームシリンダ
ー7は方向切替弁20から流出する圧油の流出方向によ
り伸縮し、その流量により動作速度が決定される。
【0016】ブーム角αB およびアーム角αA はそれぞ
れブーム角センサー14およびアーム角センサー15 で
検出され、それらの検出信号はMPU31に入力する。
MPU31は入力したブーム角αB およびアーム角αA
の検出信号に基づいて、内蔵するROMに予め格納され
た演算式に従って演算し、参照点M1〜M6の現在座標
を算出する。さらに、演算した参照点M1〜M4の現在
座標から侵入禁止領域境界との間の距離に応じたブーム
動作およびアーム動作に対する減速領域SD内の減速度
合いを表す減速係数K1 〜K4 をも演算する。MPU3
1は演算したこれらの減速係数K1 〜K4 のデータを減
速信号dとしてコントローラー18に出力する。
れブーム角センサー14およびアーム角センサー15 で
検出され、それらの検出信号はMPU31に入力する。
MPU31は入力したブーム角αB およびアーム角αA
の検出信号に基づいて、内蔵するROMに予め格納され
た演算式に従って演算し、参照点M1〜M6の現在座標
を算出する。さらに、演算した参照点M1〜M4の現在
座標から侵入禁止領域境界との間の距離に応じたブーム
動作およびアーム動作に対する減速領域SD内の減速度
合いを表す減速係数K1 〜K4 をも演算する。MPU3
1は演算したこれらの減速係数K1 〜K4 のデータを減
速信号dとしてコントローラー18に出力する。
【0017】コントローラー18は操作者による操作レ
バー10の入力操作により入力された操作信号ij (j
=1〜8)と減速信号dに基づいて比例減圧弁ユニット
27に出力される制御信号rj を生成する。制御信号r
j はそれぞれ比例減圧弁ユニット27内の各比例減圧弁
28,29,……に入力され、比例減圧弁28,29,
……から方向切替弁20〜23の方向切替動作および流
量調整動作を制御するパイロット圧油が流出する。そし
て、作業機6の参照点Ml(l=1〜4)が減速領域S
D内にあった時は電気レバー16,17から入力された
操作信号ij に対して0<Kl <1の値の減速係数Kl
(l=1〜4)が乗じられた制御信号rj がコントロー
ラー18から出力され、さらに、作業機6の参照点Ml
が侵入禁止領域FB内に侵入した時は操作信号ij に対
してKl =0の減速係数Kl が乗じられた制御信号rj
がコントローラー18から比例減圧弁ユニット27に出
力される。こうして、比例減圧弁ユニット27からは方
向切替弁20,21から流出する圧油の流量を操作レバ
ー10の操作量に相当する流量を減速係数Kl の割合だ
け抑制し、あるいは0にするようなパイロット圧油がそ
れぞれブームシリンダー7およびアームシリンダー8の
パイロット受け部に対して供給されるから、上記各シリ
ンダー7,8のピストンの動きは減速係数Kl の値だけ
減速し、あるいは直ちに0になる。
バー10の入力操作により入力された操作信号ij (j
=1〜8)と減速信号dに基づいて比例減圧弁ユニット
27に出力される制御信号rj を生成する。制御信号r
j はそれぞれ比例減圧弁ユニット27内の各比例減圧弁
28,29,……に入力され、比例減圧弁28,29,
……から方向切替弁20〜23の方向切替動作および流
量調整動作を制御するパイロット圧油が流出する。そし
て、作業機6の参照点Ml(l=1〜4)が減速領域S
D内にあった時は電気レバー16,17から入力された
操作信号ij に対して0<Kl <1の値の減速係数Kl
(l=1〜4)が乗じられた制御信号rj がコントロー
ラー18から出力され、さらに、作業機6の参照点Ml
が侵入禁止領域FB内に侵入した時は操作信号ij に対
してKl =0の減速係数Kl が乗じられた制御信号rj
がコントローラー18から比例減圧弁ユニット27に出
力される。こうして、比例減圧弁ユニット27からは方
向切替弁20,21から流出する圧油の流量を操作レバ
ー10の操作量に相当する流量を減速係数Kl の割合だ
け抑制し、あるいは0にするようなパイロット圧油がそ
れぞれブームシリンダー7およびアームシリンダー8の
パイロット受け部に対して供給されるから、上記各シリ
ンダー7,8のピストンの動きは減速係数Kl の値だけ
減速し、あるいは直ちに0になる。
【0018】一方、MPU31は回転儀38から出力さ
れた検出信号に基づいて上部旋回体2の下部走行体1に
対する相対旋回角θs を演算する。MPU31は相対旋
回角θs に基づいて作業機6が後述する作業制限領域内
に有るか否かを判断し、その領域外に有った時は、さら
に、解除判断領域に有るか否かを判断して、減速係数K
5 ,K6 を決定する。減速係数K5 ,K6 のデータは減
速信号dとしてコントローラー18に出力される。コン
トローラー18は電気レバー16,17からの旋回操作
の操作信号ij に対応する操作量に減速係数K5 ,K6
を乗算して、その値をデータ値とする制御信号rj を比
例減圧弁ユニット27に出力する。比例減圧弁ユニット
27からは旋回操作の制御信号rj に対応したパイロッ
ト圧油が方向切替弁23のパイロット受け部に対して供
給され、旋回モーター19による上部旋回体2の旋回動
作が制御される。
れた検出信号に基づいて上部旋回体2の下部走行体1に
対する相対旋回角θs を演算する。MPU31は相対旋
回角θs に基づいて作業機6が後述する作業制限領域内
に有るか否かを判断し、その領域外に有った時は、さら
に、解除判断領域に有るか否かを判断して、減速係数K
5 ,K6 を決定する。減速係数K5 ,K6 のデータは減
速信号dとしてコントローラー18に出力される。コン
トローラー18は電気レバー16,17からの旋回操作
の操作信号ij に対応する操作量に減速係数K5 ,K6
を乗算して、その値をデータ値とする制御信号rj を比
例減圧弁ユニット27に出力する。比例減圧弁ユニット
27からは旋回操作の制御信号rj に対応したパイロッ
ト圧油が方向切替弁23のパイロット受け部に対して供
給され、旋回モーター19による上部旋回体2の旋回動
作が制御される。
【0019】図4および図5は作業機の作業領域制限処
理の流れを示す流れ図、図6は作業機の動作領域を説明
する説明図、図8は解除旋回角領域AC と制限旋回角領
域AH を示す模式図、図9は制限解除設定器39の斜視
図と制限旋回角表示器の表示状態を示す説明図である。
以下に、これらの図を参照して本実施例の動作を説明す
る。本実施例では図6に示すように、座標原点oを下部
走行体1の接地面の中央に取り、油圧ショベルの前面水
平方向をx軸、地面の垂直上方をz軸とする基準座標系
は、下部走行体1の接地面前方向にx′軸、接地面に垂
直な方向にz′軸を取った接地座標系に対して傾斜角Θ
0 だけ傾斜しているものとする。従って、地面に垂直な
z′軸は鉛直なz軸に対してΘ0 だけ傾斜している。な
お、傾斜角Θ0 は図6において反時計回り方向を正とし
ている。また、侵入禁止領域FBは水平面〈ox〉から
高さHL 以上の空間、減速領域SDは高さHS 以上でH
L未満の空間に設定されている。
理の流れを示す流れ図、図6は作業機の動作領域を説明
する説明図、図8は解除旋回角領域AC と制限旋回角領
域AH を示す模式図、図9は制限解除設定器39の斜視
図と制限旋回角表示器の表示状態を示す説明図である。
以下に、これらの図を参照して本実施例の動作を説明す
る。本実施例では図6に示すように、座標原点oを下部
走行体1の接地面の中央に取り、油圧ショベルの前面水
平方向をx軸、地面の垂直上方をz軸とする基準座標系
は、下部走行体1の接地面前方向にx′軸、接地面に垂
直な方向にz′軸を取った接地座標系に対して傾斜角Θ
0 だけ傾斜しているものとする。従って、地面に垂直な
z′軸は鉛直なz軸に対してΘ0 だけ傾斜している。な
お、傾斜角Θ0 は図6において反時計回り方向を正とし
ている。また、侵入禁止領域FBは水平面〈ox〉から
高さHL 以上の空間、減速領域SDは高さHS 以上でH
L未満の空間に設定されている。
【0020】操作者が作業機6を作業範囲制限モードで
動作させたい時は、まず、運転室内に配設された図示し
ない操作盤上の作業範囲制限スイッチ32を押下する
(S−1)。そして、制限範囲設定器30により侵入禁
止領域FBの設定を行う(S−2)。実際の設定方法は
例えば、図7に示すように、作業現場付近に電線等の障
害物があった場合に、電線までの高さを物差し等で実測
して得た実測値に若干の安全値を見込んだ値を操作盤の
手入力により侵入禁止領域FBの高さHL として設定し
たり、ブーム3を電線等の障害物の近くまで上昇させ
て、その時のブーム角αB およびアーム角αA からブー
ム3およびアーム4の端部の高さを予めROMに格納し
た演算式により演算して、その値を侵入禁止領域FBの
高さHL の設定値とする。侵入禁止領域FBが設定され
ると、侵入禁止領域FBの下側境界から所定の幅を有し
た減速領域SDの下側境界までの高さHS が自動設定さ
れる。さらに、図9(a)に示す制限解除設定器39に
より作業範囲制限を解除する上部旋回体2の解除旋回角
領域AC (θS1,θS2)の設定を行う(S−3)。図8
で斜線を施した範囲は電線等の障害物が近くにあるた
め、土木作業等に注意を要する制限旋回角領域AH であ
り、斜線を施していない範囲はこの領域内ならば作業機
6が上方に回動しても電線等の障害物に接触する虞がな
いため、ダンプトラックが進入して停車できる解除旋回
角領域AC である。制限解除設定器39の制限旋回角表
示器391は初期状態で全旋回角に亘って点灯し、作業
範囲制限の解除が無い状態となるように設定されてい
る。
動作させたい時は、まず、運転室内に配設された図示し
ない操作盤上の作業範囲制限スイッチ32を押下する
(S−1)。そして、制限範囲設定器30により侵入禁
止領域FBの設定を行う(S−2)。実際の設定方法は
例えば、図7に示すように、作業現場付近に電線等の障
害物があった場合に、電線までの高さを物差し等で実測
して得た実測値に若干の安全値を見込んだ値を操作盤の
手入力により侵入禁止領域FBの高さHL として設定し
たり、ブーム3を電線等の障害物の近くまで上昇させ
て、その時のブーム角αB およびアーム角αA からブー
ム3およびアーム4の端部の高さを予めROMに格納し
た演算式により演算して、その値を侵入禁止領域FBの
高さHL の設定値とする。侵入禁止領域FBが設定され
ると、侵入禁止領域FBの下側境界から所定の幅を有し
た減速領域SDの下側境界までの高さHS が自動設定さ
れる。さらに、図9(a)に示す制限解除設定器39に
より作業範囲制限を解除する上部旋回体2の解除旋回角
領域AC (θS1,θS2)の設定を行う(S−3)。図8
で斜線を施した範囲は電線等の障害物が近くにあるた
め、土木作業等に注意を要する制限旋回角領域AH であ
り、斜線を施していない範囲はこの領域内ならば作業機
6が上方に回動しても電線等の障害物に接触する虞がな
いため、ダンプトラックが進入して停車できる解除旋回
角領域AC である。制限解除設定器39の制限旋回角表
示器391は初期状態で全旋回角に亘って点灯し、作業
範囲制限の解除が無い状態となるように設定されてい
る。
【0021】そこで、操作者は上部旋回体2を旋回させ
て作業機6が上方に回動した時に障害物に接触する虞が
ある領域の一方の境界(θS1)で停止させ、解除設定ス
イッチ393を押す。次に、左回りスイッチ392を押
した後、上部旋回体2を左回りに旋回させて作業機6が
障害物に接触する虞がある領域の他方の境界(θS2)で
停止させ、解除設定スイッチ393を押す。これによ
り、図9(b)に示すように、θS1<θS <θS2の旋回
角に相当する制限旋回角表示器391の表示部位が消灯
し、θS1<θS <θS2の旋回角の範囲が解除旋回角領域
AC に設定されたことを表示する。こうして、解除旋回
角θS1,θS2が設定されると、図8に示すように、θS1
<θS <(θS1+Δθ)および(θS2−Δθ)<θS <
θS2の旋回角の範囲が解除判断領域AJ1,AJ2に自動設
定される。
て作業機6が上方に回動した時に障害物に接触する虞が
ある領域の一方の境界(θS1)で停止させ、解除設定ス
イッチ393を押す。次に、左回りスイッチ392を押
した後、上部旋回体2を左回りに旋回させて作業機6が
障害物に接触する虞がある領域の他方の境界(θS2)で
停止させ、解除設定スイッチ393を押す。これによ
り、図9(b)に示すように、θS1<θS <θS2の旋回
角に相当する制限旋回角表示器391の表示部位が消灯
し、θS1<θS <θS2の旋回角の範囲が解除旋回角領域
AC に設定されたことを表示する。こうして、解除旋回
角θS1,θS2が設定されると、図8に示すように、θS1
<θS <(θS1+Δθ)および(θS2−Δθ)<θS <
θS2の旋回角の範囲が解除判断領域AJ1,AJ2に自動設
定される。
【0022】次に、コントローラー18はMPU31に
初期化指令を発し、MPU31は後述する参照点M1〜
M4に対応する第1ないし第4減速係数Kl (l=1〜
4)、上部旋回体2の左右の旋回方向に対する第5およ
び第6減速係数K5 ,K6 の値を1に初期化する(S−
4)。そして、回転儀38からの検出信号に基づいて上
部旋回体2の下部走行体1に対する相対旋回角θs を演
算する(S−5)。操作者が操作レバー10を所望の方
向に操作すると、その操作方向と操作量に応じた圧油の
方向と流量を規定する操作信号ij がコントローラー1
8に入力し、コントローラー18は操作信号ij に基づ
いてブームシリンダー7等の各アクチュエーターを駆動
制御する。
初期化指令を発し、MPU31は後述する参照点M1〜
M4に対応する第1ないし第4減速係数Kl (l=1〜
4)、上部旋回体2の左右の旋回方向に対する第5およ
び第6減速係数K5 ,K6 の値を1に初期化する(S−
4)。そして、回転儀38からの検出信号に基づいて上
部旋回体2の下部走行体1に対する相対旋回角θs を演
算する(S−5)。操作者が操作レバー10を所望の方
向に操作すると、その操作方向と操作量に応じた圧油の
方向と流量を規定する操作信号ij がコントローラー1
8に入力し、コントローラー18は操作信号ij に基づ
いてブームシリンダー7等の各アクチュエーターを駆動
制御する。
【0023】作業機6が始動して掘削等の土木作業が開
始すると、作業機6の関節部のピン結合部11,12に
設けられたブーム角センサー14およびアーム角センサ
ー15から出力されたブーム角αB およびアーム角αA
の検出信号は刻々MPU31に入力する(S−6)。M
PU31は入力されたブーム角αB およびアーム角αA
の検出信号に基づいて次式に従って参照点M1〜M4の
現在のx−z座標(xMl,zMl)(基準座標系)をそれ
ぞれ演算するが、基準座標系におけるx−z座標
(xMl,zMl)を求めるのに先立って、まず、接地座標
系におけるx′−z′座標(xMl′,zMl′)を求め
る。
始すると、作業機6の関節部のピン結合部11,12に
設けられたブーム角センサー14およびアーム角センサ
ー15から出力されたブーム角αB およびアーム角αA
の検出信号は刻々MPU31に入力する(S−6)。M
PU31は入力されたブーム角αB およびアーム角αA
の検出信号に基づいて次式に従って参照点M1〜M4の
現在のx−z座標(xMl,zMl)(基準座標系)をそれ
ぞれ演算するが、基準座標系におけるx−z座標
(xMl,zMl)を求めるのに先立って、まず、接地座標
系におけるx′−z′座標(xMl′,zMl′)を求め
る。
【0024】 xM1′= Lb1・COS(αB)+Lb2・SIN(αB)+S0 …(1) zM1′=−Lb1・SIN(αB)+Lb2・COS(αB)+T0 …(2) xM2′=−La1・COS(αA+αB)+La2・SIN(αA+αB)+LB ・COS(αB)+S0(3) zM2′= La1・SIN(αA+αB)+La2・COS(αA+αB)−LB ・SIN(αB)+T0(4) xM3′=−La3・COS(αA+αB)+La4・SIN(αA+αB)+LB ・COS(αB)+S0(5) zM3′= La3・SIN(αA+αB)+La4・COS(αA+αB)−LB ・SIN(αB)+T0(6) xM4′= LA ・COS(αA+αB)+LB ・COS(αB)+LV +S0 … (7) zM4′=−LA ・SIN(αA+αB)+LB ・SIN(αB)+LV +T0 … (8) 参照点M1〜M4の接地座標(xMl′,zMl′)が演算
式 (1)〜 (8)によって求められると、次に、これらは基
準座標(xMl,zMl)に変換されるが、実際に必要にな
るのは参照点M1〜M4の高さ、即ち、z座標のみなの
で、参照点M1〜M4のz座標が次式によって与えられ
る。 zM1=xM1′・SIN(−Θ0)+zM1′・COS(−Θ0) … (9) zM2=xM2′・SIN(−Θ0)+zM2′・COS(−Θ0) … (10) zM3=xM3′・SIN(−Θ0)+zM3′・COS(−Θ0) … (11) zM4=xM4′・SIN(−Θ0)+zM4′・COS(−Θ0) … (12) 次に、相対旋回角θs を調べて作業機6の先端側が解除
旋回角領域AC 内にあるか否か、即ち、θS1<θS <θ
S2か否かを判断する(S−7)。判断結果がNoなら
ば、即ち、作業機6の先端側が制限旋回角領域AH 内に
あるならば、MPU31は参照点M1〜M4のz座標値
に基づいて参照点M1〜M4に対する第1ないし第4減
速係数K1 〜K4 を演算する(S−8)。 Kl =(HL −zMl)/(HL −HS ) (ただし、l=1〜4:Kl =1;Kl >1,Kl =0;Kl <0)… (13) これらの演算結果は減速信号dとしてコントローラー1
8に出力される。図5に移って、コントローラー18は
第1ないし第4減速係数K1 〜K4 の値を調べて、その
最小値を実効減速係数Kとする(S−9)。そして、操
作者による操作レバー10の回動操作により入力された
操作信号ij が表す制御量にこの実効減速係数Kを乗算
する(S−10)。
式 (1)〜 (8)によって求められると、次に、これらは基
準座標(xMl,zMl)に変換されるが、実際に必要にな
るのは参照点M1〜M4の高さ、即ち、z座標のみなの
で、参照点M1〜M4のz座標が次式によって与えられ
る。 zM1=xM1′・SIN(−Θ0)+zM1′・COS(−Θ0) … (9) zM2=xM2′・SIN(−Θ0)+zM2′・COS(−Θ0) … (10) zM3=xM3′・SIN(−Θ0)+zM3′・COS(−Θ0) … (11) zM4=xM4′・SIN(−Θ0)+zM4′・COS(−Θ0) … (12) 次に、相対旋回角θs を調べて作業機6の先端側が解除
旋回角領域AC 内にあるか否か、即ち、θS1<θS <θ
S2か否かを判断する(S−7)。判断結果がNoなら
ば、即ち、作業機6の先端側が制限旋回角領域AH 内に
あるならば、MPU31は参照点M1〜M4のz座標値
に基づいて参照点M1〜M4に対する第1ないし第4減
速係数K1 〜K4 を演算する(S−8)。 Kl =(HL −zMl)/(HL −HS ) (ただし、l=1〜4:Kl =1;Kl >1,Kl =0;Kl <0)… (13) これらの演算結果は減速信号dとしてコントローラー1
8に出力される。図5に移って、コントローラー18は
第1ないし第4減速係数K1 〜K4 の値を調べて、その
最小値を実効減速係数Kとする(S−9)。そして、操
作者による操作レバー10の回動操作により入力された
操作信号ij が表す制御量にこの実効減速係数Kを乗算
する(S−10)。
【0025】一方、手順S−7の判断結果がYesなら
ば、相対旋回角θs を調べて作業機6の先端側が解除判
断領域AJ1,AJ2内にあるか否か、即ち、θS1<θS <
(θS1+Δθ)または(θS2−Δθ)<θS <θS2か否
かを判断する(S−11)。その結果がYesならば、
参照点M1〜M4の何れかが侵入禁止領域FB内にある
か否か、即ち、HL <zMl(l=1〜4)か否かを判断
する(S−12)。その結果がYesならば、作業機6
の先端側が解除判断領域AJ1内にあれば、K5=0、解
除判断領域AJ2内にあれば、K6 =0にセットする(S
−13)。手順S−13の処理の後、あるいは、手順S
−11,S−12の判断結果がNoならば、そのまま手
順S−14に移る。そして、左右の旋回操作の制御量に
それぞれK5 ,K6 の値を乗じる。こうして、手順S−
10,S−14を経て比例減圧弁ユニット27に出力さ
れる制御信号rj が生成される。
ば、相対旋回角θs を調べて作業機6の先端側が解除判
断領域AJ1,AJ2内にあるか否か、即ち、θS1<θS <
(θS1+Δθ)または(θS2−Δθ)<θS <θS2か否
かを判断する(S−11)。その結果がYesならば、
参照点M1〜M4の何れかが侵入禁止領域FB内にある
か否か、即ち、HL <zMl(l=1〜4)か否かを判断
する(S−12)。その結果がYesならば、作業機6
の先端側が解除判断領域AJ1内にあれば、K5=0、解
除判断領域AJ2内にあれば、K6 =0にセットする(S
−13)。手順S−13の処理の後、あるいは、手順S
−11,S−12の判断結果がNoならば、そのまま手
順S−14に移る。そして、左右の旋回操作の制御量に
それぞれK5 ,K6 の値を乗じる。こうして、手順S−
10,S−14を経て比例減圧弁ユニット27に出力さ
れる制御信号rj が生成される。
【0026】制御信号rj はそれぞれ比例減圧弁ユニッ
ト27内の各比例減圧弁28,29,……に入力され、
比例減圧弁28,29,……から制御信号rj に応じた
パイロット圧油が方向切替弁20〜23のパイロット受
け部に流出する(S−15)。これにより、操作レバー
10の操作方向および操作量と、制限範囲設定器30か
ら出力される作業範囲制限信号rtおよび制限解除設定
器39からの制限解除旋回角信号cに基づいてブームシ
リンダー7、アームシリンダー8、バケットシリンダー
9および旋回モーター19が駆動制御される(S−1
6)。そして、操作盤上の作業範囲制限スイッチ32が
断路されたか否かを判断し(S−17)、その結果がY
esならば、作業領域制限処理の動作を終了し、判断結
果がNoならば、手順S−4に戻って上述の動作を繰り
返す。
ト27内の各比例減圧弁28,29,……に入力され、
比例減圧弁28,29,……から制御信号rj に応じた
パイロット圧油が方向切替弁20〜23のパイロット受
け部に流出する(S−15)。これにより、操作レバー
10の操作方向および操作量と、制限範囲設定器30か
ら出力される作業範囲制限信号rtおよび制限解除設定
器39からの制限解除旋回角信号cに基づいてブームシ
リンダー7、アームシリンダー8、バケットシリンダー
9および旋回モーター19が駆動制御される(S−1
6)。そして、操作盤上の作業範囲制限スイッチ32が
断路されたか否かを判断し(S−17)、その結果がY
esならば、作業領域制限処理の動作を終了し、判断結
果がNoならば、手順S−4に戻って上述の動作を繰り
返す。
【0027】上述の作業領域制限処理の動作を具体例に
従ってさらに説明する。まず、油圧ショベルの作業機6
が制限旋回角領域AH 内で作業している場合(手順S−
7の判断結果がNo)を考える。電気レバー16が矢印
B1 側に操作され、ブーム3が図6で矢印(イ)で示す
ように単独上げ操作されているとする。この場合は、図
6で最も高い位置にある参照点M2が減速領域SDの下
限境界面より低い位置にあれば、(HL −zM2)/(H
L −HS )>1となるが、条件設定により、減速係数K
2 の値は1となる。従って、この時の制御信号r1 は操
作レバー16の矢印B1 側への操作に対応する操作信号
i1 と同じになり、この領域では実際上は何の動作制限
も受けなかった場合と変わらない。
従ってさらに説明する。まず、油圧ショベルの作業機6
が制限旋回角領域AH 内で作業している場合(手順S−
7の判断結果がNo)を考える。電気レバー16が矢印
B1 側に操作され、ブーム3が図6で矢印(イ)で示す
ように単独上げ操作されているとする。この場合は、図
6で最も高い位置にある参照点M2が減速領域SDの下
限境界面より低い位置にあれば、(HL −zM2)/(H
L −HS )>1となるが、条件設定により、減速係数K
2 の値は1となる。従って、この時の制御信号r1 は操
作レバー16の矢印B1 側への操作に対応する操作信号
i1 と同じになり、この領域では実際上は何の動作制限
も受けなかった場合と変わらない。
【0028】ブーム3が上昇し、やがて参照点M2が減
速領域SDの下限境界面を越えると、K2 =(HL −z
M2)/(HL −HS )<1となり、r1 =i1 ・K2 <
i1となるから、ブーム3は参照点M2が減速領域SD
の上限境界面に近付くに連れて値が大きくなる減速係数
K2 が乗じられた制御信号r1 に従って、即ち、操作信
号i1 が減速領域SDの上限境界面との距離に比例した
値に制限されつつ上昇する。そして、もしも参照点M2
が減速領域SDの上限境界面に到達すると、r1 =K2
=0となり、コントローラー18からは操作信号i1 が
0、即ち、操作レバー16が中立位置に戻されたのと同
じ制御信号r1 が出力されるから、方向切替弁20が閉
じてブーム3の上昇が停止する。
速領域SDの下限境界面を越えると、K2 =(HL −z
M2)/(HL −HS )<1となり、r1 =i1 ・K2 <
i1となるから、ブーム3は参照点M2が減速領域SD
の上限境界面に近付くに連れて値が大きくなる減速係数
K2 が乗じられた制御信号r1 に従って、即ち、操作信
号i1 が減速領域SDの上限境界面との距離に比例した
値に制限されつつ上昇する。そして、もしも参照点M2
が減速領域SDの上限境界面に到達すると、r1 =K2
=0となり、コントローラー18からは操作信号i1 が
0、即ち、操作レバー16が中立位置に戻されたのと同
じ制御信号r1 が出力されるから、方向切替弁20が閉
じてブーム3の上昇が停止する。
【0029】上述の説明では参照点M2が最上位にある
場合を想定したが、最上位に来るのは必ずしも参照点M
2とは限らず、例えば、図6でブーム3が上昇し続けた
場合あるいは矢印(ロ)で示すように作業機6のダンプ
操作が並行して行われた場合には参照点M3あるいは参
照点M4が最上位点になることがある。これらの場合で
も参照点M2が最上位点となった上述の場合と同様に参
照点M3,M4に対する減速係数K3 ,K4 がそれぞれ
演算され、減速領域SDあるいは侵入禁止領域FB内で
はこれらの減速係数K3 ,K4 に従ってブーム3の上昇
運動が制限される。
場合を想定したが、最上位に来るのは必ずしも参照点M
2とは限らず、例えば、図6でブーム3が上昇し続けた
場合あるいは矢印(ロ)で示すように作業機6のダンプ
操作が並行して行われた場合には参照点M3あるいは参
照点M4が最上位点になることがある。これらの場合で
も参照点M2が最上位点となった上述の場合と同様に参
照点M3,M4に対する減速係数K3 ,K4 がそれぞれ
演算され、減速領域SDあるいは侵入禁止領域FB内で
はこれらの減速係数K3 ,K4 に従ってブーム3の上昇
運動が制限される。
【0030】次に、作業機6の先端側が解除旋回角領域
AC 内にあった場合(手順S−7の判断結果がYes)
は、さらにそれが解除判断領域AJ1,AJ2内にあるか否
かを判断し、作業機6の先端側が解除判断領域AJ1,A
J2内になかった場合、即ち、作業機6が制限旋回角領域
AH から離れた位置にある場合には、全ての減速係数は
Kl ,K5 ,K6 =1のままであるから、全ての制御信
号rj に対してrj =ij となり、コントローラー18
からは操作レバー10のあらゆる方向の操作に対して実
際上は何の動作制限も受けなかった場合と変わらない制
御信号rj が出力される。つまり、この領域では作業機
6は何の動作制限も受けない。なお、この時には警報装
置33により作業領域制限動作を解除する旨の警報を発
する。
AC 内にあった場合(手順S−7の判断結果がYes)
は、さらにそれが解除判断領域AJ1,AJ2内にあるか否
かを判断し、作業機6の先端側が解除判断領域AJ1,A
J2内になかった場合、即ち、作業機6が制限旋回角領域
AH から離れた位置にある場合には、全ての減速係数は
Kl ,K5 ,K6 =1のままであるから、全ての制御信
号rj に対してrj =ij となり、コントローラー18
からは操作レバー10のあらゆる方向の操作に対して実
際上は何の動作制限も受けなかった場合と変わらない制
御信号rj が出力される。つまり、この領域では作業機
6は何の動作制限も受けない。なお、この時には警報装
置33により作業領域制限動作を解除する旨の警報を発
する。
【0031】一方、作業機6の先端側が解除判断領域A
J1,AJ2内にあった場合には、参照点M1〜M4の何れ
かが侵入禁止領域FB内にあった時のみ、作業機6の先
端側が制限旋回角領域AH に近付く方向の旋回動作に対
してK5 ,K6 =0となり、制限旋回角領域AH に近付
く方向の旋回動作が規制される動作制限が行われる。こ
れにより、解除旋回角領域AC 内の高い位置にあった作
業機6の先端側がいきなり制限旋回角領域AH の侵入禁
止領域FB内に侵入して障害物を破損するのを防止して
いる。
J1,AJ2内にあった場合には、参照点M1〜M4の何れ
かが侵入禁止領域FB内にあった時のみ、作業機6の先
端側が制限旋回角領域AH に近付く方向の旋回動作に対
してK5 ,K6 =0となり、制限旋回角領域AH に近付
く方向の旋回動作が規制される動作制限が行われる。こ
れにより、解除旋回角領域AC 内の高い位置にあった作
業機6の先端側がいきなり制限旋回角領域AH の侵入禁
止領域FB内に侵入して障害物を破損するのを防止して
いる。
【0032】このように、本実施例では作業機6の上方
に侵入禁止領域FBは設定された場合で、障害物が存在
しない油圧ショベルの後方に停車するダンプトラックへ
の土砂の積み込み作業を行う場合のように、作業領域制
限処理により作業機6の先端部が障害物に接触してそれ
を破損するのを確実に防止しながら、作業機6の上方に
設定された侵入禁止領域FBが上部旋回体2を旋回させ
ると共にバケット5を持ち上げてダンプトラックへ土砂
を積み込む土砂積込作業の作業効率の低下を防止するこ
とができる。
に侵入禁止領域FBは設定された場合で、障害物が存在
しない油圧ショベルの後方に停車するダンプトラックへ
の土砂の積み込み作業を行う場合のように、作業領域制
限処理により作業機6の先端部が障害物に接触してそれ
を破損するのを確実に防止しながら、作業機6の上方に
設定された侵入禁止領域FBが上部旋回体2を旋回させ
ると共にバケット5を持ち上げてダンプトラックへ土砂
を積み込む土砂積込作業の作業効率の低下を防止するこ
とができる。
【0033】また、各アクチュエーターの動作範囲の制
限は、方向切替弁20〜23の方向切替動作を制御する
制御信号rj をMPIU31からの減速信号dにより選
択的に低減させることにより行ったが、例えば、油圧ポ
ンプ25と各方向切替弁20〜23の間を接続する管路
中に可変型流量調整弁を設けて、この可変型流量調整弁
をコントローラー18からの流量調整信号により動作さ
せるようにしても良い。あるいは単独の可変型流量調整
弁に代えて圧油の流れ方向を決定する電磁切替弁と圧油
の流量を決定する可変型流量調整弁を設けて、電磁切替
弁による開閉制御と可変型流量調整弁による流量制御を
組み合わせるようにしても良い。もちろん、参照点の数
および設置位置は任意であって、作業機6の形状や所望
の作業形態に応じて適宜変更設定できる。
限は、方向切替弁20〜23の方向切替動作を制御する
制御信号rj をMPIU31からの減速信号dにより選
択的に低減させることにより行ったが、例えば、油圧ポ
ンプ25と各方向切替弁20〜23の間を接続する管路
中に可変型流量調整弁を設けて、この可変型流量調整弁
をコントローラー18からの流量調整信号により動作さ
せるようにしても良い。あるいは単独の可変型流量調整
弁に代えて圧油の流れ方向を決定する電磁切替弁と圧油
の流量を決定する可変型流量調整弁を設けて、電磁切替
弁による開閉制御と可変型流量調整弁による流量制御を
組み合わせるようにしても良い。もちろん、参照点の数
および設置位置は任意であって、作業機6の形状や所望
の作業形態に応じて適宜変更設定できる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、上部旋回体の下部旋回体に対する旋回角を随
時検出して、該旋回角が予め設定した解除旋回角範囲に
あると判定した時は、作業範囲制限動作を解除するよう
にしたので、所定の高さ以上の位置に設定される侵入禁
止領域内にバケット等の作業機の一部が侵入して障害物
に接触する事故を確実に防止しながら、障害物が全く存
在しない領域内での土砂積込作業等の作業機の作業効率
の低下を阻止することができる。請求項2記載の発明に
よれば、旋回角が解除旋回角範囲内のそれぞれの旋回境
界の内方に予め設定した解除判断範囲にあると判定した
時は、さらに、少なくとも1つの参照点が侵入禁止領域
内にあるか否かを判定して、該侵入禁止領域内にあると
判定した時は、上部旋回体の旋回境界に向かう旋回動作
を停止させるようにしたので、解除旋回角範囲内の高い
位置にあった作業機の先端側がいきなり解除旋回角範囲
外の領域の侵入禁止領域内に侵入して障害物を破損する
のを防止することができる。請求項3記載の発明によれ
ば、作業範囲制限動作および作業範囲制限解除動作は長
尺支持体および上部旋回体を駆動する油圧駆動手段に供
給される圧油の方向と流量を切り替える方向切替弁の切
替え動作の制御により行うようにしたので、油圧駆動回
路の回路構成を簡単かつ安価にできる。
によれば、上部旋回体の下部旋回体に対する旋回角を随
時検出して、該旋回角が予め設定した解除旋回角範囲に
あると判定した時は、作業範囲制限動作を解除するよう
にしたので、所定の高さ以上の位置に設定される侵入禁
止領域内にバケット等の作業機の一部が侵入して障害物
に接触する事故を確実に防止しながら、障害物が全く存
在しない領域内での土砂積込作業等の作業機の作業効率
の低下を阻止することができる。請求項2記載の発明に
よれば、旋回角が解除旋回角範囲内のそれぞれの旋回境
界の内方に予め設定した解除判断範囲にあると判定した
時は、さらに、少なくとも1つの参照点が侵入禁止領域
内にあるか否かを判定して、該侵入禁止領域内にあると
判定した時は、上部旋回体の旋回境界に向かう旋回動作
を停止させるようにしたので、解除旋回角範囲内の高い
位置にあった作業機の先端側がいきなり解除旋回角範囲
外の領域の侵入禁止領域内に侵入して障害物を破損する
のを防止することができる。請求項3記載の発明によれ
ば、作業範囲制限動作および作業範囲制限解除動作は長
尺支持体および上部旋回体を駆動する油圧駆動手段に供
給される圧油の方向と流量を切り替える方向切替弁の切
替え動作の制御により行うようにしたので、油圧駆動回
路の回路構成を簡単かつ安価にできる。
【図1】本発明の実施例に係る油圧ショベルの駆動機構
の要部制御回路図
の要部制御回路図
【図2】同じく、油圧ショベルの側面図
【図3】同じく、油圧ショベルの要部寸法図
【図4】作業機の作業領域制限処理の流れ図
【図5】図4に続く作業領域制限処理の流れ図
【図6】作業機の動作領域を説明する説明図
【図7】作業機の土砂の積込作業の状態を示す説明図
【図8】解除旋回角領域と制限旋回角領域を示す模式図
【図9】制限解除設定器の斜視図と制限旋回角表示器の
表示状態を示す説明図
表示状態を示す説明図
1 下部走行体 2 上部旋回体 2a 運転室 3 ブーム 4 アーム 5 バケット 6 作業機 7 ブームシリンダー 8 アームシリンダー 9 バケットシリンダー 10 操作レバー 14 ブーム角センサー 15 アーム角センサー 16,17 電気レバー 18 コントローラー 19 旋回モーター 20〜23 方向切替弁 25 油圧ポンプ 26 パイロット油圧ポンプ 27 比例減圧弁ユニット 28,29 比例減圧弁 30 制限範囲設定器 31 マイクロコンピューター(MPU) 32 作業範囲制限スイッチ 33 警報装置 38 回転儀 39 制限解除設定器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 足立 宏之 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内
Claims (3)
- 【請求項1】 関節型可動部を介してそれぞれ連設され
た複数の長尺支持体の中の先端の長尺支持体の先端部に
設けた作業体、複数の前記長尺支持体およびこれらの作
業機を支持する上部旋回体を油圧駆動手段により駆動し
て建設作業を行う際に、前記作業機の一部に設定した複
数の参照点の位置を随時検出して、少なくとも1つの該
参照点が前記作業機の可動範囲の上部に設定された侵入
禁止領域内に侵入した時に当該参照点が設定された前記
作業機の一部を駆動する前記油圧駆動手段の動作を停止
させる作業範囲制限を行うようにした建設作業機の作業
範囲制限装置において、前記上部旋回体の下部旋回体に
対する旋回角を随時検出して、該旋回角が予め設定した
解除旋回角範囲にあると判定した時は、前記作業範囲制
限動作を解除するようにしたことを特徴とする建設作業
機の作業範囲制限装置。 - 【請求項2】 旋回角が解除旋回角範囲内のそれぞれの
旋回境界の内方に予め設定した所定の旋回角幅の解除判
断範囲にあると判定した時は、さらに、少なくとも1つ
の参照点が侵入禁止領域内にあるか否かを判定して、該
侵入禁止領域内にあると判定した時は、上部旋回体の前
記旋回境界に向かう旋回動作を停止させるようにしたこ
とを特徴とする請求項1記載の建設作業機の制御装置。 - 【請求項3】 作業範囲制限動作および作業範囲制限解
除動作は長尺支持体および上部旋回体を駆動する油圧駆
動手段に供給される圧油の方向と流量を切り替える方向
切替弁の切替え動作の制御により行うようにしたことを
特徴とする請求項2記載の建設作業機の制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23022495A JPH0971965A (ja) | 1995-09-07 | 1995-09-07 | 建設作業機の作業範囲制限装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23022495A JPH0971965A (ja) | 1995-09-07 | 1995-09-07 | 建設作業機の作業範囲制限装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0971965A true JPH0971965A (ja) | 1997-03-18 |
Family
ID=16904501
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23022495A Pending JPH0971965A (ja) | 1995-09-07 | 1995-09-07 | 建設作業機の作業範囲制限装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0971965A (ja) |
Cited By (18)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001011885A (ja) * | 1999-06-30 | 2001-01-16 | Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd | 建設機械の制御装置 |
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| WO2020054154A1 (ja) * | 2018-09-14 | 2020-03-19 | 日立建機株式会社 | 作業機械 |
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| WO2021059776A1 (ja) | 2019-09-27 | 2021-04-01 | 日立建機株式会社 | 作業機械 |
| EP3789546A4 (en) * | 2018-07-12 | 2021-08-25 | Kobelco Construction Machinery Co., Ltd. | SAFETY DEVICE FOR A ROTATING MACHINE |
| JPWO2021192114A1 (ja) * | 2020-03-25 | 2021-09-30 | ||
| WO2022107718A1 (ja) | 2020-11-19 | 2022-05-27 | 日立建機株式会社 | 作業機械 |
| WO2022208725A1 (ja) * | 2021-03-31 | 2022-10-06 | 日立建機株式会社 | 作業機械および作業機械の制御システム |
| JP2022148741A (ja) * | 2021-03-24 | 2022-10-06 | 日立建機株式会社 | 作業機械 |
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| US11821167B2 (en) | 2019-09-05 | 2023-11-21 | Deere & Company | Excavator with improved movement sensing |
| US11970839B2 (en) | 2019-09-05 | 2024-04-30 | Deere & Company | Excavator with improved movement sensing |
| US12534874B2 (en) | 2018-03-26 | 2026-01-27 | Sumitomo Construction Machinery Co., Ltd. | Shovel that operates within set boundaries |
-
1995
- 1995-09-07 JP JP23022495A patent/JPH0971965A/ja active Pending
Cited By (40)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2018003386A (ja) * | 2016-06-30 | 2018-01-11 | 日立建機株式会社 | 作業機械 |
| US20200263385A1 (en) * | 2018-01-31 | 2020-08-20 | Komatsu Ltd. | Loading machine control device and control method |
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| US11946228B2 (en) | 2018-07-12 | 2024-04-02 | Kobelco Construction Machinery Co., Ltd. | Safety device for revolving-type work machine |
| EP3789546A4 (en) * | 2018-07-12 | 2021-08-25 | Kobelco Construction Machinery Co., Ltd. | SAFETY DEVICE FOR A ROTATING MACHINE |
| WO2020054154A1 (ja) * | 2018-09-14 | 2020-03-19 | 日立建機株式会社 | 作業機械 |
| JP2020041388A (ja) * | 2018-09-14 | 2020-03-19 | 日立建機株式会社 | 作業機械 |
| US11879233B2 (en) | 2018-09-14 | 2024-01-23 | Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. | Work machine |
| US11970839B2 (en) | 2019-09-05 | 2024-04-30 | Deere & Company | Excavator with improved movement sensing |
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